JP2003293795A - ガスタービン制御装置及びガスタービン制御方法 - Google Patents

ガスタービン制御装置及びガスタービン制御方法

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JP2003293795A
JP2003293795A JP2002102984A JP2002102984A JP2003293795A JP 2003293795 A JP2003293795 A JP 2003293795A JP 2002102984 A JP2002102984 A JP 2002102984A JP 2002102984 A JP2002102984 A JP 2002102984A JP 2003293795 A JP2003293795 A JP 2003293795A
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combustor
gas turbine
temperature
turbine
control device
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JP2002102984A
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English (en)
Inventor
Akihiko Saito
昭彦 齋藤
Kimioki Ono
仁意 小野
Takashi Sonoda
隆 園田
Kozo Toyama
浩三 外山
Chikasuke Nakamura
愼祐 中村
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来計測不可能であったタービン入口温度T
1Tが予測できるガスタービン制御装置を提供する。 【解決手段】 ガスタービンの燃焼器自身を含む燃焼器
の周辺部10に流入する熱量(項と)と、前記燃焼
器の周辺部内での発熱量(項)と、前記燃焼器の周辺
部から流出する熱量(項)の熱収支と、前記燃焼器の
周辺部内での温度変化(項)との関係(式(1))に
基づいて、タービンの入口温度(T)を推定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガスタービン制御
装置及びガスタービン制御方法に関する。本発明は、ガ
スタービンを含む発電プラント全般に関する。
【0002】
【従来の技術】発電所などで稼動するガスタービンは、
コンプレッサから圧縮した空気とガス燃料が燃焼器に供
給され、燃焼器での燃焼に伴う高温の燃焼ガスを利用し
てタービンを回転させる。タービンの回転軸の周りに
は、コンプレッサ用の動翼とタービン用の動翼とが設け
られ、燃焼器から供給される高温燃焼ガスによりタービ
ン用動翼が回転する。また、燃焼器では、メインの燃料
が供給される燃料ノズル103とパイロット燃料が供給
されるパイロットノズルとが燃焼器内筒104内に設け
られ、圧縮機から吐出される空気111と燃料とを混合
して燃焼し、燃焼器尾筒105からタービンに燃焼ガス
を流出する。
【0003】図8は、燃焼器の構成例を示す図である。
燃焼器は、空気と予混合されたメイン燃料と予混合され
ないパイロット燃料とがそれぞれ供給される燃料ノズル
3及びパイロットノズルと、メイン燃料と混合される圧
縮空気がコンプレッサから供給される圧縮空気吐出口
と、燃焼により火炎が発生する燃焼器内筒104と、燃
焼ガスをタービンに送り出す燃焼器外筒106と、バイ
パス弁108とを有する。
【0004】ガスタービンの制御は、ガスタービンの構
成要素である、圧縮機、燃焼器、タービン、及び発電機
の各々異なる特性上の要求を満足させる必要がある。こ
のため、図9に示すように、次の各制御回路を並列的に
働かせ、これら各制御回路の出力のうち最小信号を選択
する手法によって、相互に関連し合う各状態変数の保護
制御の要求を同時に満足させて、且つ、最も効率的な運
転が行えるようにしている。
【0005】図9に示すように、(a)回転数に基づく
速度ガバナ制御回路201、(b)発電機出力に基づく
ロードリミッタ制御回路202、(c)排ガス温度及び
燃焼器圧力に基づくタービン温度リミット制御回路20
3、(d)燃焼器圧力に基づく燃料リミット制御回路2
04、の全制御回路201〜204の出力のうち、最小
信号をミニマムセレクタ回路205で選択し、その選択
した信号を制御出力CSO(Control Sign
al Output:燃料制御信号)とし、このCSO
を基に燃料供給量の制御を行う。
【0006】タービン温度リミット制御回路203は、
タービン入口温度を設計値以内とするための排ガス温度
制御を行うものである。
【0007】ガスタービン制御では、昇負荷及びMW
(メガワット:タービン出力)/周波数の急減等による
燃料制御信号CSO増加時には、タービン入口温度T1
Tが設計許容値を超過(オーバーシュート)する恐れが
ある。
【0008】現状は、燃焼器内が高温/高圧/高速流の
ため、タービン入口温度T1Tが直接計測不能であるの
で、代わりに、排ガス温度、ブレードパス温度を使用
し、オーバーシュート防止を行っている。ここで、ブレ
ードパス温度とは、図10に示すように、タービンを通
過した直後の高温ガスの温度であり、排ガス温度とは、
それよりも下流側での排ガスの温度であり、タービン入
口温度T1Tとは、タービンに入る直前のガスの温度で
ある。
【0009】しかし、上記のように、排ガス温度、ブレ
ードパス温度を用いてタービン入口温度T1Tを制御す
る方法では、燃料投入からの応答、計測遅れが大きいこ
とから、温調リミット制御(タービン入口温度T1Tが
設計許容値を超過しないようにする制御)の設定値は、
遅れを考慮に入れた保守的な値となっている。これによ
り、昇負荷速度が制限される。
【0010】実開平5−7942号公報には、次のター
ビン入口温度リミット制御回路が記載されている。ガス
タービンの排ガス温度を計る温度計、燃焼器圧力を計る
圧力計、燃焼器に供給する蒸気の量を計る蒸気投入量
計、圧力計の出力を受け予め設定されたタービン入口温
度に対応するタービン出口温度リミット信号を発生する
第1の関数発生器、蒸気投入量計の出力を受け温度バイ
アスを出力する第2の関数発生器、温度計、圧力計、及
び関数発生器の出力を受けタービンリミット制御信号を
出力制御手段を設けるものである。
【0011】特開2001−329855公報には、次
のガスタービンのタービン入口温度予測方法が記載され
ている。ガスタービンの出口温度Aと吸入空気温度Bと
回転数NによりパラメータPを構成し、計測した出口温
度Aと吸入空気温度Bと回転数Nを代入したパラメータ
Pの値と校正時のみ計測したタービン入口温度からター
ビン入口温度をパラメータPの関数で表し、この関数に
よりタービン入口温度を算出する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】従来計測不可能であっ
たタービン入口温度T1Tが予測できることが望まれて
いる。経年劣化などプラントの性状が変化した場合に
も、タービン入口温度T1Tの算出に必要なパラメータ
(熱効率を含む)を正確に更新できることが望まれてい
る。また、その更新はオンラインで自動更新でき、調整
を必要としないことが望まれている。また、タービン入
口温度T1Tの定常値を常に補正できることが望まれて
いる。機器保護の優先のために犠牲になっていた昇負荷
速度を改善できることが望まれている。
【0013】従って、本発明の目的は、従来計測不可能
であったタービン入口温度T1Tが予測できるガスター
ビン制御装置及びガスタービン制御方法を提供すること
である。
【0014】また、本発明の別の目的は、経年劣化など
プラントの性状が変化した場合にも、タービン入口温度
T1Tの算出に必要なパラメータ(熱効率を含む)を正
確に更新できるガスタービン制御装置及びガスタービン
制御方法を提供することである。
【0015】また、本発明の更に別の目的は、機器保護
の優先のために犠牲になっていた昇負荷速度を改善でき
るガスタービン制御装置及びガスタービン制御方法を提
供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】以下に、[発明の実施の
形態]で使用される番号・符号を用いて、課題を解決す
るための手段を説明する。これらの番号・符号は、[特
許請求の範囲]の記載と[発明の実施の形態]との対応
関係を明らかにするために付加されたものである。ただ
し、それらの番号・符号を、[特許請求の範囲]に記載
されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならな
い。
【0017】本発明のガスタービン制御装置は、ガスタ
ービンの燃焼器自身を含む燃焼器の周辺部(10)に流
入する熱量(項と)と、前記燃焼器の周辺部(1
0)内での発熱量(項)と、前記燃焼器の周辺部(1
0)から流出する熱量(項)の熱収支と、前記燃焼器
の周辺部(10)内での温度変化(項)との関係(式
(1))に基づいて、タービンの入口温度(T)を推
定する。
【0018】本発明のガスタービン制御装置において、
前記熱量の算出には、前記燃焼器の周辺部(10)に流
入する空気流量(G)燃料流量(G)及び燃料温度
(T )、並びに前記燃焼器の周辺部(10)における
前記空気の流入部(102)の温度(T)の計測遅れ
がそれぞれ補償されてなる値(G’、G’、
’、T’)が用いられる。
【0019】本発明のガスタービン制御装置において、
前記タービンの入口温度をT、前記空気流量をG
前記燃料流量をG、前記燃料温度をT、前記流入部
(102)の温度をT、前記流入部の比熱をcp3
燃料の発熱量をH、前記燃焼器の熱効率をηcb、燃
焼ガス比熱をcp4、前記燃焼器の周辺部(10)の容
積をVcb、燃焼ガス比重をγ、燃料比熱をcpf
前記タービンの入口の燃焼ガス流量をG、時間をtと
したとき、下記式
【数3】 に基づいて、前記タービンの入口温度Tを推定する。
【0020】本発明のガスタービン制御装置において、
前記燃焼器の周辺部(10)は、車室(102)と、前
記燃焼器と、尾筒(105)とを含んでいる。
【0021】本発明のガスタービン制御装置は、燃焼器
の燃焼状態を示すパラメータ(12)に基づいて、前記
燃焼器の熱効率(η11)を算出する演算器(41)
と、前記演算器(41)により算出された前記燃焼器の
熱効率(η11)に基づいて、タービンの入口温度を推
定する第1のタービンの入口温度推定部(30)とを備
え、前記演算器(41)は、前記第1のタービンの入口
温度推定部(30)と同じ構成を有する第2のタービン
の入口温度推定部(30)の出力値に基づいて算出され
た、定常状態での実際のタービンの入口温度を反映した
前記燃焼器の熱効率(η’21)に基づいて更新され、
前記第1および第2のタービンの入口温度推定部(3
0)のそれぞれは、ガスタービンの燃焼器自身を含む燃
焼器の周辺部(10)に流入する熱量(項と)と、
前記燃焼器の周辺部(10)内での発熱量(項)と、
前記燃焼器の周辺部(10)から流出する熱量(項)
の熱収支と、前記燃焼器の周辺部(10)内での温度変
化(項)との関係(式(1))に基づいて、前記ター
ビンの入口温度(T)を推定する。
【0022】本発明のガスタービン制御装置において、
更に、平均値算出部(50)を備え、前記平均値算出部
(50)は、設定時間内での、前記燃焼器の燃焼状態を
示すパラメータ(12)と前記実際のタービンの入口温
度を反映した前記燃焼器の熱効率(η’21)の値のそ
れぞれの平均値を算出し、前記算出された平均値によ
り、前記演算器(41)が更新される。
【0023】本発明のガスタービン制御装置において、
前記設定時間は、ガスタービンが定常状態から非定常状
態に移行したときに終了する。
【0024】本発明のガスタービン制御装置において、
前記第1および第2のタービンの入口温度推定部(3
0)のそれぞれにおける、前記熱量の算出には、前記燃
焼器の周辺部(10)に流入する空気流量(G)燃料
流量(G)及び燃料温度(T )、並びに前記燃焼器
の周辺部(10)における前記空気の流入部(102)
の温度(T)の計測遅れがそれぞれ補償されてなる値
(G’、G’、T’、T’)が用いられる。
【0025】本発明のガスタービン制御装置において、
前記第1および第2のタービンの入口温度推定部(3
0)のそれぞれは、前記タービンの入口温度をT、前
記空気流量をG、前記燃料流量をG、前記燃料温度
をT、前記流入部(102)の温度をT、前記流入
部の比熱をcp3、燃料の発熱量をH、前記燃焼器の
熱効率をηcb、燃焼ガス比熱をcp4、前記燃焼器の
周辺部(10)の容積をVcb、燃焼ガス比重をγ
燃料比熱をcpf、前記タービンの入口の燃焼ガス流量
をG、時間をtとしたとき、下記式
【数4】 に基づいて、前記タービンの入口温度Tを推定する。
【0026】本発明のガスタービン制御装置において、
前記推定されたタービンの入口温度(T)の上限値に
基づいて、燃焼状態を示すパラメータの上限値を設定す
る。
【0027】本発明のガスタービン制御方法は、ガスタ
ービンの燃焼器に流入する状態量と物理モデルに基づい
て、前記ガスタービンの入口温度の動的挙動を推定する
方法を含む。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明のガスタービン制御
装置の実施の形態に関して、添付図面を参照して説明す
る。
【0029】(第1実施形態)図1に示すように、第1
実施形態では、既設計測点(車室温度T、燃料温度T
、燃焼器流入空気流量G、燃料流量G)および燃
焼器熱効率ηcbより、タービン入口温度T(または
T1Tともいう)を応答遅れなく推定する。
【0030】図1に示すように、第1実施形態は、遅れ
補償機能部20と、T1T(タービン入口温度)推定機
能部30とを有している。
【0031】遅れ補償機能部20は、位相進み要素を有
しており、その位相進み要素を用いて、既設のセンサか
ら入力した既設計測点(車室温度T、燃料温度T
燃焼器流入空気流量G、燃料流量G)の遅れ補償を
行い、その遅れ補償を行ってなる値T’、T’、G
’、G’をT1T推定機能部30に出力する。
【0032】遅れ補償機能部20の補償式は、K(1+
αTs)/(1+Ts)である。ただし、α>1であ
る。既設のセンサによる計測値である、車室温度T
燃料温度T、燃焼器流入空気流量G、燃料流量G
に対して、それぞれ遅れ補償を行ったものが、T’、
’、G’、G’である。
【0033】T1T推定機能部30は、燃焼器に流入す
る状態量と、物理モデル(物理量)からT1Tの動的挙
動を推定する。T1T推定機能部30は、燃焼器熱効率
η と、遅れ補償機能部20から出力された値
(T’、T’、G’、G’)を入力して、T1
T(T4)を推定する。
【0034】具体的には、燃焼器の熱収支式(1)にて
を計算する。
【数5】
【0035】上式で燃焼器は、図2のようにモデル化し
た。図2は、燃焼器モデル化要素を示している。車室1
02は、図8の車室102に対応しており、尾筒105
は、図8の尾筒105に対応している。
【0036】熱収支式(1)は、図2の燃焼器コントロ
ールボリューム(以下CCV)10の熱収支により求ま
るが、以下に各項の説明を記す。以下の式は、上記式
(1)に説明の便宜のために符号を付したものである。
【数6】
【0037】単位時間あたりCCV10に流入する熱量
は、項(燃料)と、項(空気)である。CCV10
内での燃料発熱量は項であり、流入燃料流量Gと燃
料のカロリーH、燃料の効率ηにより求まる。CCV
10からの流出熱量は、燃焼後の燃焼ガス(排気ガス)
の持つ熱量項である(G=G+G)。よって、
CCV10内の温度変化は(項)は、以上の熱の流入
・流出より式(1)で表される。
【0038】入力変数を図3に示す。計測信号(車室温
度T、燃料温度T、燃焼器流入空気流量G、燃料
流量G)には、計測器の検出遅れを位相進み要素で補
償する。これにより、従来の排ガス温度からT1Tを予
測する場合に比べ応答性に優れ、実際のT1Tと同等の
速応性を有する推定が可能になる。
【0039】なお、図3に示すように、式(1)により
T1T計算を行うときに用いる入出力変数は、以下の通
りである。 T:車室温度[℃] T:燃料温度[℃] T:タービン入口温度[℃] G:燃焼器流入空気流量[kg/s] G:燃料流量[kg/s] G:タービン入口燃焼ガス流量[kg/s] cp3:車室比熱[kcal/kg℃] cpf:燃料比熱[kcal/kg℃] cp4:燃焼ガス比熱[kcal/kg℃] H:発熱量[kcal/kg] ηcb:燃焼器の熱効率[kcal/kg] Vcb:車室〜尾筒容積[m] γ:燃焼ガス比重[kg/m] t:時間[sec]
【0040】T、T、及びGは、計測値であり、
遅れ補償する。Gは、計測値であり、遅れ補償する、
もしくは算出する。T=T1Tである。 G=G+Gである。 cp3、cpf、cp4、H、γは、物性値であ
る。 ηcbは、設計値であり設計段階で算出する。 Vcbは、設計値である。
【0041】第1実施形態では、単位時間あたりにCC
V(燃焼器自身を含む燃焼器の周辺部)10に流入する
熱量(項及び)と、CCV10内での発熱量(項
)と、CCV10から流出する熱量(項)の熱収支
と、CCV10内での温度変化(項)との関係に基づ
いて、Tを演算により求める。
【0042】第1実施形態によれば、従来計測不可能で
あったタービン入口温度T1Tが予測可能となる。
【0043】(第2実施形態)図4を参照して、第2実
施形態について説明する。
【0044】図4において、図1、図3と同じ構成につ
いては、同じ符号を付してその詳細な説明を省略する。
【0045】第2実施形態は、ガスタービンの定常状態
を判定し、定常時に熱効率を算出しておき、定常状態か
ら非定常状態に移行する際などに熱効率ηを算出する関
数設定器を自動更新する装置70に関する。
【0046】図4において、符号20は図1の遅れ補償
機能部20に対応し、符号30は、T1T推定機能部3
0に対応する。
【0047】熱効率ηの値は、プラントの劣化等により
プラント設計時からずれる。第2実施形態では、ηの値
をプラントの運転状態から予測してηを更新する。
【0048】具体的には、熱効率η11は、燃焼状態を
示す指標(GT検出値または指令値(例えばCSO、燃
空比))12の関数として関数設定器(FX)41によ
り算出される。
【0049】ηの補正量Δη13は、既設の制御装置に
より求められる定常T1T演算値(T1Ts)14と、
第1実施形態の物理モデル算出値15との偏差16を比
例積分して求める(符号17、18)。符号17は、入
力信号に対して係数を乗算する乗算器であり、符号18
は積分器である。
【0050】定常T1T演算値14は、ガスタービンの
定常時における教師信号として求められる。即ち、ガス
タービンの定常運転時には、T1T推定(制御用)機能
部30から出力されるT1T22は、定常T1T演算値
14と同じでなければならない(η11が正しい数値で
あれば)。
【0051】一方、η’21は、定常T1T演算値14
を正しく出すための熱効率を示している。η11が実際
のプラントの状態を反映した正しい数値ではなく、ずれ
た値であれば、η’21の平均値で計算及びメモリ回路
50を更新することにより、η11が実際のプラントの
状態を反映した正しい数値になるように更新する。
【0052】Δη13と、関数設定器(FX)41によ
り算出されたη11との和により、補正用のη’21が
算出される。T1T推定(補正用)機能部30は、その
η’21と、遅れ補償機能部20からの出力値
(T’、T’、G’、G’)に基づいて、補正
用T1T演算を行い、上記物理モデル算出値15を出力
する。
【0053】仮に、η’21が正しい値でなければ、そ
の分が偏差16として表れるため、その偏差16が反映
されることによって、η’21が正しい値に近づく。一
方、制御用のT1T22は、関数設定器(FX)41に
より算出されたη11に基づいて、算出される。
【0054】計算及びメモリ回路50は、ガスタービン
の定常時のη’(Y)21と、関数設定器(FX)41
に入力されるFX入力信号CSO(X)の、それぞれの
定常平均値(Xave,Yave)を計算しておき、そ
の値を計算及びメモリ回路50の内部に格納する。計算
及びメモリ回路50は、所定のタイミングで、上記定常
平均値(Xave,Yave)を関数設定器(FX)4
1に出力することで、関数設定器(FX)41を更新す
る。
【0055】関数設定器(FX)41の更新ロジックを
図5に示す。現在(ガスタービンの定常状態)の関数設
定器(FX)41が、図5の左側の図の実線に示すよう
に設定されているとする。計算及びメモリ回路50は、
その定常状態のときには、上記のように、η’(Y)2
1と、FX入力信号CSO(X)を入力する度に、それ
までの入力値を含めた、それぞれの定常平均値(Xav
e,Yave)を計算する。
【0056】ガスタービンが定常状態から非定常状態に
移行する際には、計算及びメモリ回路50にて計算し格
納している(Xave,Yave)のXaveに対し
て、上記実線上の点で最も近いXiを見つけて、その
(Xi、Yi)の点を(Xave,Yave)の点に変
更することで、関数設定器(FX)41を更新する。
【0057】計算及びメモリ回路50は、定常中のX,
Y平均値(Xave,Yave)を計算しておき、定常
状態から非定常状態へ移行する際、Xaveと最も近い
Xiを更新する。つまり(Xi、Yi)→(Xave,
Yave)となる。T1Tモデルでは入力値Xが燃焼状
態を示す指標(GT検出値または指令値(例えばCS
O、燃空比))12、出力値Yが補正ηとなっている。
【0058】なお、関数設定器(FX)41の更新タイ
ミングは、上記ガスタービンの定常時から非定常時への
移行時には限定されない。関数設定器(FX)41が更
新されるまでの間は、ずれたη11を出力し続けるた
め、上記ガスタービンの定常時から非定常時への移行時
を待つことなく、所定の時間おきに関数設定器(FX)
41を更新することができる。
【0059】定常判定ロジック55を図6に示す。
【0060】定常判定ロジック55では、ガスタービン
が定常状態にあるか否かの判定は、ガスタービンの性状
を示すパラメータ23の時系列データと、MWデマンド
(発電機の出力要求)26により行う。
【0061】ガスタービンの性状を示すパラメータ23
は、燃焼状態を示す指標(GTのセンサ検出値または指
令値(例えばCSO、燃空比))12と同じデータであ
ってもよいが、違うデータであってもよい。ガスタービ
ンの性状を示すパラメータ23は、燃焼状態に限らず広
く、ガスタービンの性状を示すデータ(タービン出力を
示すデータを含む)であってもよい。
【0062】定常判定ロジック55による判定ロジック
では、以下の(1)及び(2)を同時に満たすときガス
タービンは定常状態にあると判断する。 (1)MWデマンド26によりプラントが過渡状態でな
いこと。 (2)ガスタービンの性状を示すパラメータ23の設定
時間(例えば5分間)の平均値を計算し、その今回の計
算値と前回の平均値との偏差がある閾値以内であるこ
と。
【0063】第2実施形態によれば、経年劣化などプラ
ントの性状が変化した場合にも、T1Tの算出に必要な
熱効率をオンラインで自動更新することが可能となり、
調整を必要としない。また、T1Tの定常値を常に補正
することが可能となる。
【0064】(第3実施形態)図7を参照して、第3実
施形態について説明する。
【0065】第3実施形態は、第1実施形態または第2
実施形態により算出するT1Tを、ガスタービン燃料制
御信号CSOの温度リミット制御に適用する装置であ
る。ここで、T1Tを算出する際の算出方法は、第1及
び第2実施形態のいずれか一方に限定されないが、図7
では、第2実施形態の装置70を用いることとする。第
2実施形態の装置70を用いることにより、プラントの
経年劣化等に対して対応した熱効率の値を用いて、T1
T75を算出することができる。
【0066】第3実施形態では、第2実施形態の装置7
0によりT1T75を算出し、そのT1T75の上限値
(温度リミット値)に相当するCSOの上限値を予め
(ガスタービンの運転前に)算出しておく。このガスタ
ービンの運転前の状態では、熱収支のバランスにより、
T1Tの値に相当するCSOの値が算出される。
【0067】関数設定器(FX)81は、その関数設定
器(FX)81からの出力値が、上記算出されたT1T
75の上限値(温度リミット値)に相当するCSO(の
上限値)となるように、設定される。
【0068】この関数設定器(FX)81の出力は、温
度リミット信号としてCSOを制限する。低値選択器8
2では、従来の制御装置から出力されるCSOと、関数
設定器(FX)81から出力されるCSOの上限値との
低い方の値が選択され、その選択された値がCSOとし
て出力される。CSOがTITの上限を超えない値に制
御される。
【0069】T1T75は、装置70のT1T推定機能
部30によって、計測器の検出遅れが補償された値であ
る。この意味において、T1T75は、プラントが過渡
状態(急な負荷上昇等)にあるときにも正確な値であ
る。一方、定常T1T演算値T1Tsは、プラントが定
常状態にあるときの値に過ぎない。そのようなT1T7
5を用いて、燃料流量制御信号(CSO)の上限値を生
成することにより、プラントが過渡状態にあるときに
も、T1Tがオーバーシュートすることが防止される。
【0070】上記例では、関数設定器(FX)81の出
力および低値選択器82からの出力は、燃焼状態を示す
指標(GT検出値または指令値(例えばCSO、燃空
比))12がCSOであることに対応して、CSOとし
ている。ただし、燃焼状態を示す指標(GT検出値また
は指令値(例えばCSO、燃空比))12がCSO以外
であれば、関数設定器(FX)81の出力および低値選
択器82からの出力も、それ(CSO以外)に対応させ
ることができる。
【0071】第3実施形態によれば、T1T推定値を使
って温調リミット制御を動作させれば、許容値に対する
余裕を直接評価することが可能となり、機器保護優先の
ため犠牲になっていた昇負荷速度を改善することができ
る。
【0072】
【発明の効果】本発明によれば、従来計測不可能であっ
たタービン入口温度T1Tが予測可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明であるガスタービン制御装置の第1の実
施の形態を示すブロック図である。
【図2】本発明であるガスタービン制御装置の第1の実
施の形態において、CCVのモデルを説明するための図
である。
【図3】本発明であるガスタービン制御装置の第1の実
施の形態において、入出される変数を示す図である。
【図4】本発明であるガスタービン制御装置の第2の実
施の形態を示すブロック図である。
【図5】本発明であるガスタービン制御装置の第2の実
施の形態において、関数設定器の更新を説明するための
図である。
【図6】本発明であるガスタービン制御装置の第2の実
施の形態において、ガスタービンの定常判定を説明する
ための図である。
【図7】本発明であるガスタービン制御装置の第3の実
施の形態を示すブロック図である。
【図8】一般の燃焼器付近の断面図である。
【図9】CSOを説明するためのブロック図である。
【図10】タービン入口温度、ブレードパス温度、排ガ
ス温度を説明するための図である。
【符号の説明】
10 CCV 12 燃焼器の燃焼状態を示すパラメータ 30 第1、第2のタービンの入口温度推定部 41 演算器 50 平均値算出部 102 車室 105 尾筒 G 空気流量 G 燃料流量 T 燃料温度 T 空気の流入部の温度 T タービンの入口温度 cp3 流入部の比熱 H 燃料の発熱量 ηcb 燃焼器の熱効率 cp4 燃焼ガス比熱 Vcb CCVの容積 γ 燃焼ガス比重 cpf 燃料比熱 G タービンの入口の燃焼ガス流量 η11 燃焼器の熱効率 η’21 定常状態での実際のタービンの入口温度を反
映した燃焼器の熱効率
フロントページの続き (72)発明者 園田 隆 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目1番1号 三菱重工業株式会社高砂研究所内 (72)発明者 外山 浩三 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目1番1号 三菱重工業株式会社高砂製作所内 (72)発明者 中村 愼祐 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目1番1号 三菱重工業株式会社高砂製作所内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガスタービンの燃焼器自身を含む燃焼器
    の周辺部に流入する熱量と、前記燃焼器の周辺部内での
    発熱量と、前記燃焼器の周辺部から流出する熱量の熱収
    支と、前記燃焼器の周辺部内での温度変化との関係に基
    づいて、タービンの入口温度を推定するガスタービン制
    御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のガスタービン制御装置に
    おいて、 前記熱量の算出には、前記燃焼器の周辺部に流入する空
    気流量、燃料流量及び燃料温度、並びに前記燃焼器の周
    辺部における前記空気の流入部の温度の計測遅れがそれ
    ぞれ補償されてなる値が用いられるガスタービン制御装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のガスタービン制御装置に
    おいて、 前記タービンの入口温度をT、前記空気流量をG
    前記燃料流量をG、前記燃料温度をT、前記流入部
    の温度をT、前記流入部の比熱をcp3、燃料の発熱
    量をH、前記燃焼器の熱効率をηcb、燃焼ガス比熱
    をcp4、前記燃焼器の周辺部の容積をVcb、燃焼ガ
    ス比重をγ、燃料比熱をcpf、前記タービンの入口
    の燃焼ガス流量をG、時間をtとしたとき、下記式に
    基づいて、前記タービンの入口温度Tを推定する 【数1】 ガスタービン制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項1から3のいずれか1項に記載の
    ガスタービン制御装置において、 前記燃焼器の周辺部は、車室と、前記燃焼器と、尾筒と
    を含んでいるガスタービン制御装置。
  5. 【請求項5】 燃焼器の燃焼状態を示すパラメータに基
    づいて、前記燃焼器の熱効率を算出する演算器と、 前記演算器により算出された前記燃焼器の熱効率に基づ
    いて、タービンの入口温度を推定する第1のタービンの
    入口温度推定部とを備え、 前記演算器は、前記第1のタービンの入口温度推定部と
    同じ構成を有する第2のタービンの入口温度推定部の出
    力値に基づいて算出された、定常状態での実際のタービ
    ンの入口温度を反映した前記燃焼器の熱効率に基づいて
    更新され、 前記第1および第2のタービンの入口温度推定部のそれ
    ぞれは、ガスタービンの燃焼器自身を含む燃焼器の周辺
    部に流入する熱量と、前記燃焼器の周辺部内での発熱量
    と、前記燃焼器の周辺部から流出する熱量の熱収支と、
    前記燃焼器の周辺部内での温度変化との関係に基づい
    て、前記タービンの入口温度を推定するガスタービン制
    御装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のガスタービン制御装置に
    おいて、 更に、 平均値算出部を備え、 前記平均値算出部は、設定時間内での、前記燃焼器の燃
    焼状態を示すパラメータと前記実際のタービンの入口温
    度を反映した前記燃焼器の熱効率の値のそれぞれの平均
    値を算出し、 前記算出された平均値により、前記演算器が更新される
    ガスタービン制御装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載のガスタービン制御装置に
    おいて、 前記設定時間は、ガスタービンが定常状態から非定常状
    態に移行したときに終了するガスタービン制御装置。
  8. 【請求項8】 請求項5から7のいずれか1項に記載の
    ガスタービン制御装置において、 前記第1および第2のタービンの入口温度推定部のそれ
    ぞれにおける、前記熱量の算出には、前記燃焼器の周辺
    部に流入する空気流量、燃料流量及び燃料温度、並びに
    前記燃焼器の周辺部における前記空気の流入部の温度の
    計測遅れがそれぞれ補償されてなる値が用いられるガス
    タービン制御装置。
  9. 【請求項9】 請求項8記載のガスタービン制御装置に
    おいて、 前記第1および第2のタービンの入口温度推定部のそれ
    ぞれは、前記タービンの入口温度をT、前記空気流量
    をG、前記燃料流量をG、前記燃料温度をT、前
    記流入部の温度をT、前記流入部の比熱をcp3、燃
    料の発熱量をH 、前記燃焼器の熱効率をηcb、燃焼
    ガス比熱をcp4、前記燃焼器の周辺部の容積を
    cb、燃焼ガス比重をγ、燃料比熱をcpf、前記
    タービンの入口の燃焼ガス流量をG、時間をtとした
    とき、下記式に基づいて、前記タービンの入口温度T
    を推定する 【数2】 ガスタービン制御装置。
  10. 【請求項10】 請求項1から9のいずれか1項に記載
    のガスタービン制御装置において、 前記推定されたタービンの入口温度の上限値に基づい
    て、燃焼状態を示すパラメータの上限値を設定するガス
    タービン制御装置。
  11. 【請求項11】 ガスタービンの燃焼器に流入する状態
    量と物理モデルに基づいて、前記ガスタービンの入口温
    度の動的挙動を推定するガスタービン制御方法。
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