JP2013194688A - ガスタービン制御装置及びガスタービン制御方法 - Google Patents

ガスタービン制御装置及びガスタービン制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】窒素酸化物の排出規制を満たすことができるようにガスタービンを制御することが可能となるガスタービン制御装置を提供する。
【解決手段】窒素酸化物の排出を制限できる状態パラメータ制限値を取得し、また、状態パラメータの実測値である状態パラメータ実測値を取得する。そして、状態パラメータ制限値と状態パラメータ実測値とに基づいて、窒素酸化物の排出が排出制限値以下となる燃料流量指令信号を生成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、窒素酸化物の排出制限を考慮した、ガスタービン制御装置及びガスタービン制御方法に関する。
ガスタービンにおいては、運転中に酸素過多による燃料の不完全燃焼や、高温化による窒素分子の活性化により、ガスタービンから排出される排気ガス中に窒素酸化物が発生することがある。
窒素酸化物は、大気汚染等の環境問題を引き起こす可能性があり、近年は、ガスタービンから排出される排気ガス中の窒素酸化物の濃度に規制が設けられている。
そのため、排気ガス中に含まれる窒素酸化物が規制を満たす範囲となるような最高の排気ガス温度を算出し、その排気ガス温度から目標の排気ガス温度を決定し、その目標の排気ガス温度をガスタービンの排気ガスが超えないように、ガスタービンを制御する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2011−7186号公報
しかしながら、特許文献1の制御方法は、排気ガス温度によりガスタービンを制御するものであり、他のパラメータを用いて、排出される窒素酸化物が規制範囲内となるようにガスタービンを制御する技術が求められていた。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、窒素酸化物の排出規制を満たすことができるようにガスタービンを制御することが可能となるガスタービン制御装置及びガスタービン制御方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下の手段を提案している。
本発明は、ガスタービンの排出する窒素酸化物の排出制限値から得られる前記ガスタービンの状態を示す状態パラメータについての制限値であって、前記窒素酸化物の排出を制限できる状態パラメータ制限値を取得する状態パラメータ制限値取得部と、前記状態パラメータの実測値である状態パラメータ実測値を取得する状態パラメータ実測値取得部と、前記状態パラメータ制限値と前記状態パラメータ実測値とに基づいて、前記窒素酸化物の排出が前記排出制限値以下となる燃料流量指令信号を生成する燃料流量指令信号生成部とを備えることを特徴とするガスタービン制御装置である。
また本発明は、上述のガスタービン制御装置において、前記燃料流量指令信号生成部は、入力された前記状態パラメータ制限値と前記状態パラメータ実測値との差分値を算出し、該差分値に基づいて燃料流量指令信号を生成することを特徴とする。
また本発明は、上述のガスタービン制御装置において、前記状態パラメータは、前記窒素酸化物の濃度を含むことを特徴とする。
また本発明は、上述のガスタービン制御装置において、前記状態パラメータは、前記ガスタービンの排気ガス温度を含むことを特徴とする。
また本発明は、上述のガスタービン制御装置において、前記状態パラメータ制限値取得部に出力する状態パラメータ制限値を生成する状態パラメータ制限値生成部を備え、該状態パラメータ制限値生成部は、前記窒素酸化物の排出制限値と、該窒素酸化物の排出制限値と前記ガスタービンのタービン入口温度との関係を表す関数に基づいて、タービン入口温度の制限値であるタービン入口温度制限値を生成するタービン入口温度制限値生成部と、該タービン入口温度制限値から算出できる前記ガスタービンの排気ガス温度の制限値である第一排気ガス温度制限値を、前記状態パラメータ制限値として生成する第一排気ガス温度制限値生成部とを備えることを特徴とする。
また本発明は、上述のガスタービン制御装置において、前記第一排気ガス温度制限値生成部は、少なくとも、前記タービン入口温度制限値、前記ガスタービンの車室圧力実測値、空気状態量実測値、インレットガイドベーン開度実測値から、第一排気ガス温度制限値を生成することを特徴とする。
また本発明は、上述のガスタービン制御装置において、前記状態パラメータ制限値取得部に出力する状態パラメータ制限値を生成する状態パラメータ制限値生成部を備え、該状態パラメータ制限値生成部は、前記窒素酸化物の排出制限値と、該窒素酸化物の排出制限値と前記ガスタービンのタービン入口温度との関係を表す関数に基づいて、前記ガスタービンのタービン入口温度の制限値であるタービン入口温度制限値を生成するタービン入口温度制限値生成部と、該タービン入口温度制限値から算出できる前記ガスタービンの排気ガス温度の制限値である第一排気ガス温度制限値を生成する第一排気ガス温度制限値生成部と、前記ガスタービンの車室圧力から、前記ガスタービンの排気ガス温度の制限値である第二排気ガス温度制限値を生成する第二排気ガス温度制限値生成部と、該第二排気ガス温度制限値又は前記第一排気ガス温度制限値生成部の内、小さい値を選択し、前記状態パラメータ制限値として出力する排気ガス温度制限値選択部とを備えることを特徴とする。
また本発明は、上述のガスタービン制御装置において、前記状態パラメータ制限値取得部に出力する状態パラメータ制限値を生成する状態パラメータ制限値生成部と、前記状態パラメータ実測値取得部に出力する状態パラメータ実測値を生成する状態パラメータ実測値生成部とを備え、前記状態パラメータは、前記ガスタービンのタービン入口温度であって、前記状態パラメータ制限値生成部は、前記窒素酸化物の排出制限値から得られる窒素酸化物の濃度の制限値である窒素酸化物濃度と、前記窒素酸化物の濃度と前記ガスタービンのタービン入口温度との関係を表す関数とに基づいて、前記状態パラメータ制限値として該タービン入口温度の制限値であるタービン入口温度制限値を生成するタービン入口温度制限値生成部とを備え、前記状態パラメータ実測値生成部は、燃焼ガス温度の指標である燃焼ガス温度指標を生成する燃焼ガス温度指標生成部と、該燃焼ガス温度指標から、燃焼ガス温度指標と前記タービン入口温度との関係を表す関数に基づいて、前記状態パラメータ実測値として該タービン入口温度を生成するタービン入口温度生成部とを備えることを特徴とする。
また本発明は、上述のガスタービン制御装置において、前記ガスタービンのインレットガイドベーンの開度を制御するインレットガイドベーン開度制御部を備え、該インレットガイドベーン開度制御部は、ガスタービンのインレットガイドベーンの開度の指令値であるインレットガイドベーン開度指令値を生成するインレットガイドベーン開度指令部と、前記ガスタービンの出力の実測値に基づき、高負荷か否かを判断する負荷状態判断部と、窒素酸化物濃度の実測値に基づき、前記窒素酸化物の排出が制限内か否かを判断する窒素酸化物排出状態判断部と、前記ガスタービンの燃料空気流量比の実測値に基づき、前記インレットガイドベーンの開度を増大させた場合に前記燃料空気流量比が制限内か否かを判断する燃料空気流量比状態判断部と、前記負荷状態判断部が高負荷でないと判断した場合には前記インレットガイドベーン開度指令値の補正を行わないことを示すインレットガイドベーン開度補正量を生成し、前記負荷状態判断部が高負荷であると判断し、前記窒素酸化物排出状態判断部が前記窒素酸化物の排出が制限内であると判断し、前記燃料空気流量比状態判断部が前記インレットガイドベーンの開度を増大させた場合に前記燃料空気流量比が制限内でないと判断した場合には前記インレットガイドベーン開度指令値の補正量を保持するインレットガイドベーン開度補正量を生成し、前記負荷状態判断部が高負荷であると判断し、前記窒素酸化物排出状態判断部が前記窒素酸化物の排出が制限内でないと判断し、前記燃料空気流量比状態判断部が前記インレットガイドベーンの開度を増大させた場合に前記燃料空気流量比が制限内であると判断した場合には前記インレットガイドベーン開度指令値の補正量を増加させるインレットガイドベーン開度補正量を生成するインレットガイドベーン開度指令値補正量生成部と、インレットガイドベーン開度指令値補正量生成部から入力したインレットガイドベーン開度補正量に基づいて、前記インレットガイドベーン開度指令値を補正してインレットガイドベーンへ出力するインレットガイドベーン開度補正部と、を備えることを特徴とする。
また本発明は、ガスタービンのインレットガイドベーンの開度の指令値であるインレットガイドベーン開度指令値を生成するインレットガイドベーン開度指令部と、前記ガスタービンの出力の実測値に基づき、高負荷か否かを判断する負荷状態判断部と、窒素酸化物濃度の実測値に基づき、前記窒素酸化物の排出が制限内か否かを判断する窒素酸化物排出状態判断部と、前記ガスタービンの燃料空気流量比の実測値に基づき、前記インレットガイドベーンの開度を増大させた場合に前記燃料空気流量比が制限内か否かを判断する燃料空気流量比状態判断部と、前記負荷状態判断部が高負荷でないと判断した場合には前記インレットガイドベーン開度指令値の補正を行わないことを示すインレットガイドベーン開度補正量を生成し、前記負荷状態判断部が高負荷であると判断し、前記窒素酸化物排出状態判断部が前記窒素酸化物の排出が制限内であると判断し、前記燃料空気流量比状態判断部が前記インレットガイドベーンの開度を増大させた場合に前記燃料空気流量比が制限内でないと判断した場合には前記インレットガイドベーン開度指令値の補正量を保持するインレットガイドベーン開度補正量を生成し、前記負荷状態判断部が高負荷であると判断し、前記窒素酸化物排出状態判断部が前記窒素酸化物の排出が制限内でないと判断し、前記燃料空気流量比状態判断部が前記インレットガイドベーンの開度を増大させた場合に前記燃料空気流量比が制限内であると判断した場合には前記インレットガイドベーン開度指令値の補正量を増加させるインレットガイドベーン開度補正量を生成するインレットガイドベーン開度指令値補正量生成部と、インレットガイドベーン開度指令値補正量生成部から入力したインレットガイドベーン開度補正量に基づいて、前記インレットガイドベーン開度指令値を補正してインレットガイドベーンへ出力するインレットガイドベーン開度補正部と、を備えることを特徴とするガスタービン制御装置である。
また本発明は、ガスタービン制御装置のガスタービン制御方法であって、ガスタービンの排出する窒素酸化物の排出制限値から得られる前記ガスタービンの状態を示す状態パラメータについての制限値であって、前記窒素酸化物の排出を制限できる状態パラメータ制限値を取得し、前記状態パラメータの実測値である状態パラメータ実測値を取得し、前記状態パラメータ制限値と前記状態パラメータ実測値とに基づいて、前記窒素酸化物の排出が前記排出制限値以下となる燃料流量指令信号を生成することを特徴とするガスタービン制御方法である。
本発明によれば、排気ガス温度以外のガスタービンの状態パラメータを取得して、排気ガス中の窒素酸化物の排出量が排気ガス規制を満たすことのできるような、ガスタービンの制御を行うことが可能となる。
第1実施形態によるガスタービン制御装置の機能ブロック図である。 第1実施形態によるエミッション制御部の機能ブロック図である。 第1実施形態によるガスタービン制御装置の制御フローを示す図である。 第2実施形態によるエミッション制御部の機能ブロック図である。 第2実施形態によるガスタービン制御装置の制御フローを示す図である。 第3実施形態によるガスタービン制御装置の機能ブロック図である。 第3実施形態による温度リミット制御部の機能ブロック図である。 第3実施形態によるガスタービン制御装置の制御フローを示す図である。 第4実施形態によるガスタービン制御装置の機能ブロック図である。 第4実施形態によるガスタービン制御装置の制御フローを示す図である。 第5実施形態によるガスタービン制御装置の機能ブロック図である。 第5実施形態によるガスタービン制御装置の制御フローを示す図である。
以下、本発明の第1実施形態によるガスタービン制御装置について図面を参照して説明する。
図1は第1実施形態によるガスタービン制御装置の機能ブロック図である。
この図において符号10はガスタービン制御装置である。
第1実施形態におけるガスタービン制御装置10は、図1で示すように、窒素酸化物の排出量に基づき燃料流量指令を生成、出力するエミッション制御部11と、速度ガバナ制御部12と、ロードリミット制御部13と、温度リミット制御部14と、燃料リミット制御部15と、最低値選択部16(ミニマムセレクタ)とを備える。
エミッション制御部11は、窒素酸化物の排出量が、所定の規制値以下となるような燃料流量を示す燃料流量指令信号を出力する。
速度ガバナ制御部12は、ガスタービンの回転速度が、所定の値以下となるような燃料流量を示す燃料流量指令信号を出力する。
ロードリミット制御部13は、ガスタービンの発電出力が所定の値以下となるような燃料流量を示す燃料流量指令信号を出力する。
温度リミット制御部14は、ガスタービンのブレードパス温度又は排気ガス温度が、所定の値以下となるような燃料流量を示す燃料流量指令信号を出力する。
燃料リミット制御部15は、ガスタービンの燃焼器に流入する燃料流量が、所定の値以下となるような燃料流量を示す燃料流量指令信号を出力する。
最低値選択部16は、入力された燃料流量指令信号のうち、最も低い値を示す信号を選択し、ガスタービンへと出力する。
ガスタービン制御装置10は、ガスタービンへ最低値選択部16で選択した最低な燃料流量指令値を示す燃料流量指令信号を選択してガスタービンへ出力する。燃料流量指令信号は、ガスタービンの燃焼器に流入させる燃料の流量を制御する制御指令の信号である。ガスタービンは、ガスタービン制御装置10からの制御指令に従い、燃料の流量を増減させる。
図2は第1実施形態によるエミッション制御部の機能ブロック図である。
図2に示すように、エミッション制御部11は、状態パラメータ制限値取得部21と、状態パラメータ実測値取得部22と、燃料流量指令信号生成部23とを備える。なお、本実施形態において、状態パラメータは、ガスタービンが排出する排気ガスにおける窒素酸化物濃度である。
状態パラメータ制限値取得部21は、窒素酸化物の排出を制限値内にすることができるような状態パラメータ制限値を取得し、出力する。本実施形態では、状態パラメータ制限値取得部21は、図示しない記憶部に記憶された窒素酸化物の排出制限値から得られる窒素酸化物濃度を取得する。
状態パラメータ実測値取得部22は、状態パラメータの実測値を各種センサ等から取得し、出力する。本実施形態では、窒素酸化物濃度をセンサから取得することで、状態パラメータ実測値を取得する。
燃料流量指令信号生成部23は、差分演算部31とPI制御部32とを備える。燃料流量指令信号生成部23は、状態パラメータ制限値と状態パラメータ実測値に基づき、窒素酸化物濃度が排出制限以下となるよう。燃料流量指令信号を生成し、出力する。
図3は第1実施形態によるガスタービン制御装置10の制御フローを示す図である。
次に、第1実施形態のガスタービン制御装置10における制御について説明する。
エミッション制御部11の状態パラメータ制限値取得部21は、記憶部に記憶された窒素酸化物の排出制限値を示す窒素酸化物濃度を状態パラメータ制限値として取得する(ステップS101)。この状態パラメータ制限値は、窒素酸化物の排出制限値から求められたものである。状態パラメータ制限値取得部21は、状態パラメータ制限値を、燃料流量指令信号生成部23へ出力する。
状態パラメータ実測値取得部22は、ガスタービンに取り付けられたセンサから、窒素酸化物濃度の実測値である窒素酸化物濃度実測値を、状態パラメータ実測値として取得する(ステップS102)。状態パラメータ実測値取得部22は、状態パラメータ実測値を、燃料流量指令信号生成部23へ出力する。
燃料流量指令信号生成部23の差分演算部31は、状態パラメータ制限値取得部21から状態パラメータ制限値を入力し、状態パラメータ実測値取得部22から状態パラメータ実測値を入力する。そして差分演算部31は、状態パラメータ制限値と状態パラメータ実測値の差分を演算する(ステップS103)。そして、この差分値をPI制御部32へ出力する。PI制御部32は、PI制御により、入力された差分値に対応する燃料流量指令値を示す燃料流量指令信号を生成する(ステップS104)。この燃料流量指令信号は、状態パラメータ実測値である窒素酸化物濃度が、状態パラメータ制限値である窒素酸化物の排出制限値未満となるように、現在の燃料流量から増減すべき燃料の流量を表す指令信号である。そして、エミッション制御部11は、生成した燃料流量指令信号を、最低値選択部16へ出力する。
速度ガバナ制御部12は、軸の回転速度の実測値が、制限された値となるような燃料流量指令である燃料流量指令信号を出力する。
ロードリミット制御部13は、ガスタービンにおける発電出力の実測値が、制限された値となるような燃料流量指令である燃料流量指令信号を出力する。
温度リミット制御部14は、ガスタービンのブレードの温度等の実測値が、制限された値となるような燃料流量指令である燃料流量指令信号を出力する。
燃料リミット制御部15は、燃料流量の実測値が、制限された値となるような燃料流量指令である燃料流量指令信号を出力する。
最低値選択部16は、エミッション制御部11、速度ガバナ制御部12、ロードリミット制御部13、温度リミット制御部14、燃料リミット制御部15それぞれより、燃料流量指令信号を入力する。そして、最低値選択部16は、入力した各燃料流量指令信号のうち、最も値の小さい燃料流量を示す燃料流量指令信号を選択し、ガスタービンへ出力する(ステップS105)。出力された燃料流量制御信号は、ガスタービンに供給される燃料の流量を制御するための信号である。
第1実施形態のガスタービン制御装置10の作用について説明する。
ガスタービン制御装置10は、速度ガバナ制御部12、ロードリミット制御部13、温度リミット制御部14、燃料リミット制御部15に加え、窒素酸化物の排出制限値に基づき燃料流量を制御するエミッション制御部11を備える。エミッション制御部11は、窒素酸化物濃度の実測値を、窒素酸化物の排出制限値以下にするような、燃料流量指令信号を生成し、出力する。このため、ガスタービンに供給される燃料の流量を、窒素酸化物の排出制限値に基づいて制御することができる。
次に、第2実施形態のガスタービン制御装置10について説明する。
図4は第2実施形態によるエミッション制御部の機能ブロック図である。
第2実施形態におけるガスタービン制御装置10の、第1実施形態と同様の構成要素については同様の符号を付して詳細な説明を省略する。以下の実施形態でも同様である。
第2実施形態のガスタービン制御装置10において、エミッション制御部11は、図2で示した構成に加え、さらに状態パラメータ制限値を生成する状態パラメータ制限値生成部24を備える。また、本実施形態において、状態パラメータは、ガスタービンの排気ガス温度である。
図4に示すように、状態パラメータ制限値生成部24は、タービン入口温度制限値生成部241と、第一排気ガス温度制限値生成部242とを備える。
タービン入口温度制限値生成部241は、窒素酸化物の排出を制限値内にすることができるような窒素酸化物濃度を取得し、該窒素酸化物濃度に対応するタービン入口温度制限値を生成し、出力する。
第一排気ガス温度制限値生成部242は、タービン入口温度制限値から、窒素酸化物の排出を制限値内にすることができるような排気ガス温度である第一排気ガス温度制限値を、状態パラメータ制限値として、生成し、出力する。ここで、タービン入口温度とは、ガスタービンの燃焼器により出力されてタービンへと供給される燃焼ガスのタービンの入口における温度である。
また、状態パラメータ実測値取得部22は、本実施形態では、センサが実測した排気ガス温度を状態パラメータ実測値として取得する。
図5は第2実施形態によるガスタービン制御装置10の制御フローを示す図である。
次に、本実施形態のガスタービン制御装置10の動作について説明する。
まずタービン入口温度制限値生成部241は、図示しない記憶部から、窒素酸化物の排出を制限値を示す窒素酸化物濃度を取得する(ステップS201)。そしてタービン入口温度制限値生成部241は、取得した窒素酸化物濃度と、予め定められた所定の関数(窒素酸化物濃度とタービン入口温度の対応関係を示す関数)とによって、取得した窒素酸化物濃度に対応するタービン入口温度を算出する(ステップS202)。当該タービン入口温度は、窒素酸化物の排出を制限値内にすることができるような値である。タービン入口温度制限値生成部241は、生成したタービン入口温度を示すタービン入口温度制限値を、第一排気ガス温度制限値生成部242へ出力する。
第一排気ガス温度制限値生成部242は、タービン入口温度制限値を入力すると、記憶部またはセンサから、ガスタービンの車室圧力の実測値と、ガスタービンの空気状態量である温度及び圧力の実測値と、ガスタービンのインレットガイドベーン(Inlet Guide Vane、以下、IGV)の開度であるIGV開度の実測値を入力する。そして、第一排気ガス温度制限値生成部242は、入力した各値を用いて、予め定められた所定の算出式によって、第一排気ガス温度制限値を生成する(ステップS203)。第一排気ガス温度制限値は、窒素酸化物の排出を制限値内にすることができるような排気ガス温度である。所定の算出式とは、タービン入口温度と、車圧力、空気温度、空気圧力、IGV開度などから、排気ガス温度を算出する算出式である。第一排気ガス温度制限値生成部242は、生成した第一排気ガス温度制限値を、状態パラメータ制限値として状態パラメータ制限値取得部21へ出力する。
そして、状態パラメータ制限値取得部21は、状態パラメータ制限値として、第一排気ガス温度制限値を取得し(ステップS204)、燃料流量指令値生成部へ出力する。
状態パラメータ実測値取得部22は、状態パラメータ実測値として、排気ガス温度の実測値を、排気ガス温度センサから取得する(ステップS205)。そして、状態パラメータ実測値取得部22は、排気ガス温度の実測値を、燃料流量指令信号生成部23へ出力する。
そして、以降、燃料流量指令信号生成部23が第1実施形態の処理と同様に、燃料流量指令信号を生成して最低値選択部16へ出力する。以降の処理についても第1実施形態と同様である。つまり、最低値選択部16が、入力した各燃料流量指令信号のうち、最も値の小さい燃料流量を示す燃料流量指令信号を選択し、ガスタービンへ出力する(ステップS206)。出力された燃料流量制御信号は、ガスタービンに供給される燃料の流量を制御するための信号である。
第2実施形態のガスタービン制御装置10の作用について説明する。
第2実施形態のガスタービン制御装置10では、状態パラメータを排気ガス温度とし、排気ガス温度センサから排気ガス温度の実測値を取得する。また窒素酸化物の排出を制限値内にできる窒素酸化物濃度から排気ガス温度制限値を生成する。そして、排気ガス温度実測値と、排気ガス温度制限値(状態パラメータ制限値)の差分から燃料流量を制御する。これにより、窒素酸化物濃度の実測値を用いて制御する場合に比べ、排気ガス温度の実測値の方が実測時の応答が速いため、より追従性の高い燃料流量の制御ができ、適切な窒素酸化物の排出量の制御が可能となる。
図6は第3実施形態によるガスタービン制御装置の機能ブロック図である。
次に、第3実施形態のガスタービン制御装置10について説明する。
図6で示すように、第3実施形態によるガスタービン制御装置10は、図1で示すガスタービン制御装置10のエミッション制御部11を除いた構成となっている。つまり第3実施形態のガスタービン制御装置10は、速度ガバナ制御部12と、ロードリミット制御部13と、温度リミット制御部14と、燃料リミット制御部15とを備える。速度ガバナ制御部12と、ロードリミット制御部13と、燃料リミット制御部15とは、第1実施形態と同様の構成であり、また同様の制御を行う。
図7は第3実施形態による温度リミット制御部の機能ブロック図である。
この図で示すように、第3実施形態による温度リミット制御部14は、状態パラメータ制限値生成部24、状態パラメータ制限値取得部21、状態パラメータ実測値取得部22、燃料流量指令信号生成部23を備える。
また、状態パラメータ制限値生成部24は、タービン入口温度制限値生成部241と、第一排気ガス温度制限値生成部242と、第二排気ガス温度制限値生成部243と、排気ガス温度制限値選択部244とを備える。
タービン入口温度制限値生成部241は、図示しない記憶部から、窒素酸化物の排出制限値を示す窒素酸化物濃度を取得する。タービン入口温度制限値生成部241は、取得した窒素酸化物濃度と、予め定められた所定の関数とによって、該窒素酸化物濃度に対応するタービン入口温度制限値を生成する。所定の関数とは、窒素酸化物濃度とタービン入口温度の関係を表す関数である。タービン入口温度制限値生成部241は、生成したタービン入口温度制限値を、第一排気ガス温度制限値生成部242へ出力する。
第一排気ガス温度制限値生成部242は、タービン入口温度制限値、ガスタービンの車室圧力の実測値、ガスタービンの空気状態量である温度及び圧力の実測値、IGV開度の実測値を入力する。第一排気ガス温度制限値生成部242は、入力した各値を用いて、予め定められた所定の算出式によって、第一排気ガス温度制限値を生成する。第一排気ガス温度制限値は、窒素酸化物の排出を制限値内にすることができるような排気ガス温度である。所定の算出式とは、タービン入口温度と、車圧力、空気温度、空気圧力、IGV開度などのパラメータから、排気ガス温度を算出できる算出式である。第一排気ガス温度制限値生成部242は、生成した第一排気ガス温度制限値を、状態パラメータ制限値として状態パラメータ制限値取得部21へ出力する。
第二排気ガス温度制限値生成部243は、車室圧力の制限値から、対応する排気ガス温度の制限値である第二排気ガス温度制限値を生成する。
排気ガス温度制限値選択部244は、第一排気ガス温度制限値と第二排気ガス温度制限値とを比較し、小さい値を選択し、出力する。
図8は第3実施形態によるガスタービン制御装置10の制御フローを示す図である。
次に、第3実施形態のガスタービン制御装置10の動作について説明する。
状態パラメータ制限値生成部24において、タービン入口温度制限値生成部241は、図示しない記憶部から、窒素酸化物の排出を制限値である窒素酸化物濃度を取得する。タービン入口温度制限値生成部241は、取得した窒素酸化物濃度と、予め制限された所定の関数とによって、該窒素酸化物濃度に対応する、窒素酸化物の排出を制限値内にすることができるようなタービン入口温度を算出する。そして、タービン入口温度制限値生成部241は、そのタービン入口温度を示すタービン入口温度制限値を生成する(ステップS301)。なお、所定の関数とは、窒素酸化物濃度とタービン入口温度の関係を表す関数である。タービン入口温度制限値生成部241は、生成したタービン入口温度制限値を、第一排気ガス温度制限値生成部242へ出力する。
第一排気ガス温度制限値生成部242は、タービン入口温度制限値と、ガスタービンの車室圧力の実測値と、ガスタービンの空気状態量である温度及び圧力の実測値と、IGV開度の実測値を入力する。第一排気ガス温度制限値生成部242は、入力した各値を用いて、予め定められた所定の算出式によって、第一排気ガス温度制限値を生成する(ステップS302)。第一排気ガス温度制限値は、窒素酸化物の排出を制限値内にすることができるような排気ガス温度である。また所定の算出式とは、タービン入口温度と、車圧力、空気温度、空気圧力、IGV開度から、排気ガス温度を算出できる算出式である。第一排気ガス温度制限値生成部242は、生成した第一排気ガス温度制限値を、排気ガス温度制限値選択部244へ出力する。
また第二排気ガス温度制限値生成部243は、センサ等から車室圧力の実測値を入力する。第二排気ガス温度制限値生成部243は、車室圧力の実測値に基づき、予め設定された関数によって、第二排気ガス温度制限値を生成する(ステップS303)。そして、第二排気ガス温度制限値生成部243は、第二排気ガス温度制限値を、排気ガス温度制限値選択部244に出力する。
次に、排気ガス温度制限値選択部244は、第一排気ガス温度制限値と、第二排気ガス温度制限値とを入力する。排気ガス温度制限値選択部244は、第一排気ガス温度制限値と第二排気ガス温度制限値とを比較し、小さい値を選択し、状態パラメータ制限値として、状態パラメータ制限値取得部21へと出力する(ステップS304)。
また状態パラメータ実測値取得部22は、状態パラメータ実測値として、排気ガス温度の実測値を、排気ガス温度センサから取得する(ステップS305)。そして、状態パラメータ実測値取得部22は、排気ガス温度の実測値を、燃料流量指令信号生成部23へ出力する。
そして、以降、燃料流量指令信号生成部23が第1実施形態や第2実施形態の処理と同様に、燃料流量指令信号を生成して最低値選択部16へ出力する。つまり、最低値選択部16が、入力した各燃料流量指令信号のうち、最も値の小さい燃料流量を示す燃料流量指令信号を選択し、ガスタービンへ出力する(ステップS306)。出力された燃料流量制御信号は、ガスタービンに供給される燃料の流量を制御するための信号である。
そして、最低値選択部16は、速度ガバナ制御部12、ロードリミット制御部13、温度リミット制御部14、燃料リミット制御部15それぞれより、燃料流量指令信号を入力する。そして、最低値選択部16は、入力した各燃料流量指令信号のうち、最も値の小さい燃料流量を示す燃料流量指令信号を選択し、出力する(ステップS305)。出力された燃料流量制御信号は、ガスタービンに供給される燃料の流量を制御するための信号である。
第3実施形態のガスタービン制御装置10の作用について説明する。
第3実施形態のガスタービン制御装置10では、窒素酸化物の制限値となるような排気ガス温度制限値を、温度リミット制御部14にて生成し、車室圧力実測値から生成した排気ガス温度制限値と比較し、小さい値を用いて、燃料流量の制御指令を出力する。これによって、エミッション制御部11のような、新たな制御部を追加することなく、窒素酸化物の排出制限値を超えないような、ガスタービンの制御を行うことができる。
図9は第4実施形態によるガスタービン制御装置の機能ブロック図である。
次に、第4実施形態のガスタービン制御装置10について説明する。
第4実施形態におけるガスタービン制御装置10の構成は、図1で示すガスタービン制御装置10の構成と同様であるが、エミッション制御部11の機能が第二実施形態における機能と一部異なっている。
つまり、本実施形態によるガスタービン制御装置10のエミッション制御部11は、状態パラメータ制限値取得部21、状態パラメータ実測値取得部22、燃料流量指令信号生成部23、状態パラメータ制限値生成部24、状態パラメータ実測値生成部25を備える。なお、状態パラメータ制限値取得部21、状態パラメータ実測値取得部22、燃料流量指令信号生成部23の各処理部の機能は第1実施形態および第2実施形態と同様である。
また状態パラメータ制限値生成部24は、タービン入口温度制限値生成部241を備える。タービン入口温度制限値生成部241は、入力した窒素酸化物濃度に対応するタービン入口温度の制限値を、状態パラメータ制限値として生成し、出力する。
状態パラメータ実測値生成部25は、燃焼ガス温度指標生成部251と、タービン入口温度生成部252とを備える。
燃焼ガス温度指標生成部251は、入力したガスタービンの出力、IGV開度指令値、吸気温度、吸気流量とタービンバイパス流量との比であるタービンバイパス比(タービンバイパス流量/吸気流量)、大気圧と標準大気圧との比(大気圧/標準大気圧)である大気圧比等に基づいて、燃焼ガス温度指標を生成する。ここで、燃焼ガス温度指標とは、タービン入口温度を無次元化した値、即ち、タービン入口温度に比例した値である。
タービン入口温度生成部252は、燃焼ガス温度指標に基づいて、所定の関数により、タービン入口温度を生成し、状態パラメータ実測値として、出力する。
図10は第4実施形態によるガスタービン制御装置10の制御フローを示す図である。
第4実施形態のガスタービン制御装置10の動作について説明する。
第4実施形態のガスタービンにおけるタービン入口温度制限値生成部241は、記憶部に記憶された窒素酸化物の排出制限値を示す窒素酸化物濃度を入力する(ステップS401)。タービン入口温度制限値生成部241は、予め定められた所定の関数により、入力した窒素酸化物濃度から、対応するタービン入口温度制限値を算出する(ステップS402)。そしてタービン入口温度制限値生成部241は、算出したタービン入口温度制限値を、状態パラメータ制限値として状態パラメータ制限値取得部21へ出力する。状態パラメータ制限値取得部21は、入力した状態パラメータ制限値を燃料流量指令信号生成部23へ出力する。
また、他方燃焼ガス温度指標生成部251は、図示しない中央給電センタから送られてくる発電機出力指令値、図示しないIGV制御装置から送られてくるIGV開度指令値を入力する。なお、発電機出力指令値は中央給電センタから送られてくる場合に限定するものではなく、例えばガスタービン発電設備に設けられた発電機出力設定器によって設定されるものでもあってもよい。また、ここでは燃焼ガス温度指標の生成に用いるIGV開度としてIGV開度指令値を採用しているが、必ずしもこれに限定するものではなく、例えばIGV開度を計測している場合にはこの計測値を用いてもよい。
燃焼ガス温度指標生成部251は、これらの入力した値に基づいて、燃焼ガス温度指標を生成し(ステップS403)、タービン入口温度生成部252へ出力する。
タービン入口温度生成部252は、燃焼ガス温度指標生成部251から出力された燃焼ガス温度指標を入力する。タービン入口温度生成部252は、予め定められた所定の関数を用いて、燃焼ガス温度指標から対応するタービン入口温度を算出する(ステップS404)。ここで所定の関数とは、燃焼ガス温度指標とタービン入口温度の関係を示す関数である。タービン入口温度生成部252は、生成したタービン入口温度を、状態パラメータ実測値として、状態パラメータ実測値取得部22に出力する。
状態パラメータ実測値取得部22は、タービン入口温度生成部252から出力されたタービン入口温度を取得し、状態パラメータ実測値として燃料流量指令信号生成部23へ出力する。
そして、以降、燃料流量指令信号生成部23が第1実施形態や第2実施形態の処理と同様に、入力した状態パラメータ制限値(タービン入口温度制限値)と、状態パラメータ実測値(タービン入口温度実測値)とを用いて、燃料流量指令信号を生成して(ステップS405)最低値選択部16へ出力する。
そして、最低値選択部16は、エミッション制御部11、速度ガバナ制御部12、ロードリミット制御部13、温度リミット制御部14、燃料リミット制御部15それぞれより、燃料流量指令信号を入力する。そして、最低値選択部16は、入力した各燃料流量指令信号のうち、最も値の小さい燃料流量を示す燃料流量指令信号を選択し、出力する(ステップS406)。出力された燃料流量制御信号は、ガスタービンに供給される燃料の流量を制御するための信号である。
第4実施形態のガスタービン制御装置10の作用について説明する。
第4実施形態のガスタービン制御装置10では、排気ガス温度の実測値を測定する代わりに、燃焼ガス温度指標を算出する。排気ガス温度の実測値をセンサにより測定する場合、センサ遅れが生じるおそれがある。しかし本実施形態のガスタービン制御装置10によれば、センサよりも応答性が良く、追従性の高く、排気ガス温度と比例関係にある燃焼ガス温度指標を用いることで、燃料流量の制御を、高い追従性で行うことができる。
図11は第5実施形態によるガスタービン制御装置の機能ブロック図である。
次に第5実施形態のガスタービン制御装置10について説明する。
第5実施形態におけるガスタービン制御装置10は、IGV開度制御部6を備える。
また、IGV開度制御部6は、IGV開度指令部61と、IGV開度指令値補正量生成部62と、IGV開度指令値補正部63とを備える。
IGV開度指令部61は、IGVを制御するために、IGV開度指令値を出力する。
IGV開度指令値補正量生成部62は、負荷状態判断部621と、窒素酸化物排出状態判断部622と、燃料空気流量比状態判断部623を備える。
負荷状態判断部621は、ガスタービンの出力の実測値に基づき、ガスタービンが高負荷状態か否かを判断する。窒素酸化物排出状態判断部622は、窒素酸化物濃度の実測値に基づき、窒素酸化物の排出が制限内か否かを判断する。燃料空気流量比状態判断部623は、ガスタービンの燃料空気流量比の実測値に基づき、燃料空気流量費が制限内か否かを判断する。
IGV開度指令値補正部63は、IGV開度指令値を、IGV開度指令値補正量によって補正する。そして、補正後のIGV開度指令値をIGVへと出力する。
図12は第5実施形態によるガスタービン制御装置10の制御フローを示す図である。
以下、第5実施形態のタービン制御装置50の制御の動作について説明する。
IGV開度指令部61は、吸気温度やガスタービン出力等からIGV開度を決定し、IGV開度指令値を生成する(ステップS501)。IGV開度指令部61は、生成したIGV開度指令値を、IGV開度指令値補正部63へ出力する。
次にIGV開度指令値補正量生成部62における負荷状態判断部621は、ガスタービンの出力の実測値を取得する。そして、該ガスタービンの定格出力に対して予め設定された割合以上の出力でガスタービンが稼動しているか否か(高負荷稼動状態か否か)を判断する(ステップS502)。たとえば、定格出力の95%以上か否かを判断する。出力の実測値が、定格出力の一定割合以上であった場合、窒素酸化物排出状態判断部622に信号を出力する。また、一定割合未満であった場合は、IGV開度補正量を0にする補正信号を、IGV開度指令値補正部64へ出力する(ステップS503)。
窒素酸化物排出状態判断部622は、負荷状態判断部621から出力された信号を取得すると、排出される窒素酸化物の濃度の実測値を取得する。そして窒素酸化物排出状態判断部622は、取得した窒素酸化物の濃度と、予め設定された窒素酸化物の排出制限値とを比較し、取得した窒素酸化物の濃度が窒素酸化物の排出制限値内であるか否かを判断する(ステップS504)。窒素酸化物の濃度の実測値が、排出制限値より大きければ、窒素酸化物排出状態判断部622は、燃料空気流量比状態判断部623へ信号を出力する。また、排出制限値以内の場合は、IGV開度補正量を現在のまま(前回出力したIGV開度補正量のまま)保持する信号を、IGV開度指令値補正部63へ出力する(ステップS505)。
燃料空気流量比状態判断部623は、窒素酸化物排出状態判断部622から出力された信号を取得すると、空気流量の実測値と燃料流量の実測値とを取得する。そして、燃料流量の実測値を空気流量の実測値で除することで求められる実測の燃空比と、予め設定された燃空比制限値とを比較し、燃空比制限値内であるか否かを判断する(ステップS506)。これにより、IGV開度を増大させた場合に燃料空気流量比が制限内となるかどうかを判断する。燃空比制限値は、ガスタービンの燃焼器において、火炎が振動する振動燃焼が発生しない燃空比である。燃空比の実測値が、燃空比制限値以内であれば、燃料空気流量比状態判断部623は、予め設定されたレートα(単位時間に増加させる開度量α)でIGV開度を補正する信号を、IGV開度指令値補正部63へ出力する(ステップS507)。燃空比制限値より大きい場合は、IGV開度補正量を現在のまま保持する信号を、IGV開度指令値補正部63へ出力する(ステップS504)。
IGV開度指令値補正部63には、IGV開度指令値と、IGV開度指令値補正量生成部62内の各判断部から出力された信号が入力される。IGV開度指令値補正部63は、IGV開度指令値補正量生成部62内の各判断部から出力された信号に基づいて、IGV開度指令値を補正し、補正後のIGV開度指令値を生成する(ステップS505)。IGV開度指令値補正部63は、補正後のIGV開度指令値をIGVへと出力し(ステップS506)、IGVの開度を制御する。
第5実施形態のガスタービン制御装置10の作用について説明する。
第5実施形態のガスタービン制御装置10は、燃焼ガスが高温である場合に、IGVの開度を調整することで、流入空気流量を制御し、燃焼ガス温度を低下させることができる。これによって、窒素酸化物の排出濃度を低減することが可能となる。また、燃料流量を低減させずに、窒素酸化物の排出濃度を低減することができるため、ガスタービンの出力を下げることなく、窒素酸化物の排出制限を遵守することができる。
なお第5実施形態のガスタービン制御装置10の構成を、第1〜第4実施形態のガスタービン制御装置10の構成に加えるようにしても良い。つまり第1実施形態と第5実施形態のガスタービン制御装置10の制御を共に行うようにしてもよい。または第2実施形態と第5実施形態のガスタービン制御装置10の制御を共に行うようにしてもよい。または第3実施形態と第5実施形態のガスタービン制御装置10の制御を共に行うようにしてもよい。または第4実施形態と第5実施形態のガスタービン制御装置10の制御を共に行うようにしてもよい。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
1 ガスタービン
10 ガスタービン制御装置
21 状態パラメータ制限値取得部
22 状態パラメータ実測値取得部
23 燃料流量指令信号生成部
24 状態パラメータ制限値生成部
241 タービン入口温度制限値生成部
242 第一排気ガス温度制限値生成部
243 第二排気ガス温度制限値生成部
244 排気ガス温度制限値選択部
251 燃焼ガス温度指標生成部
252 タービン入口温度生成部
6 IGV開度制御部
61 IGV開度指令部
62 IGV開度指令値補正量生成部
63 IGV開度指令値補正部
621 負荷状態判断部
622 窒素酸化物排出状態判断部
623 燃料空気流量比状態判断部

Claims (11)

  1. ガスタービンの排出する窒素酸化物の排出制限値から得られる前記ガスタービンの状態を示す状態パラメータについての制限値であって、前記窒素酸化物の排出を制限できる状態パラメータ制限値を取得する状態パラメータ制限値取得部と、
    前記状態パラメータの実測値である状態パラメータ実測値を取得する状態パラメータ実測値取得部と、
    前記状態パラメータ制限値と前記状態パラメータ実測値とに基づいて、前記窒素酸化物の排出が前記排出制限値以下となる燃料流量指令信号を生成する燃料流量指令信号生成部と
    を備えることを特徴とするガスタービン制御装置。
  2. 前記燃料流量指令信号生成部は、
    入力された前記状態パラメータ制限値と前記状態パラメータ実測値との差分値を算出し、該差分値に基づいて燃料流量指令信号を生成する
    ことを特徴とする請求項1に記載のガスタービン制御装置。
  3. 前記状態パラメータは、前記窒素酸化物の濃度を含むことを特徴とする請求項2に記載のガスタービン制御装置。
  4. 前記状態パラメータは、前記ガスタービンの排気ガス温度を含むことを特徴とする請求項2に記載のガスタービン制御装置。
  5. 前記状態パラメータ制限値取得部に出力する状態パラメータ制限値を生成する状態パラメータ制限値生成部を備え、
    該状態パラメータ制限値生成部は、
    前記窒素酸化物の排出制限値と、該窒素酸化物の排出制限値と前記ガスタービンのタービン入口温度との関係を表す関数に基づいて、タービン入口温度の制限値であるタービン入口温度制限値を生成するタービン入口温度制限値生成部と、
    該タービン入口温度制限値から算出できる前記ガスタービンの排気ガス温度の制限値である第一排気ガス温度制限値を、前記状態パラメータ制限値として生成する第一排気ガス温度制限値生成部と
    を備えることを特徴とする請求項4に記載のガスタービン制御装置。
  6. 前記第一排気ガス温度制限値生成部は、
    少なくとも、前記タービン入口温度制限値、前記ガスタービンの車室圧力実測値、空気状態量実測値、インレットガイドベーン開度実測値から、第一排気ガス温度制限値を生成すること
    を特徴とする請求項5に記載のガスタービン制御装置。
  7. 前記状態パラメータ制限値取得部に出力する状態パラメータ制限値を生成する状態パラメータ制限値生成部を備え、
    該状態パラメータ制限値生成部は、
    前記窒素酸化物の排出制限値と、該窒素酸化物の排出制限値と前記ガスタービンのタービン入口温度との関係を表す関数に基づいて、前記ガスタービンのタービン入口温度の制限値であるタービン入口温度制限値を生成するタービン入口温度制限値生成部と、
    該タービン入口温度制限値から算出できる前記ガスタービンの排気ガス温度の制限値である第一排気ガス温度制限値を生成する第一排気ガス温度制限値生成部と、
    前記ガスタービンの車室圧力から、前記ガスタービンの排気ガス温度の制限値である第二排気ガス温度制限値を生成する第二排気ガス温度制限値生成部と、
    該第二排気ガス温度制限値又は前記第一排気ガス温度制限値生成部の内、小さい値を選択し、前記状態パラメータ制限値として出力する排気ガス温度制限値選択部とを備えること
    を特徴とする請求項4に記載のガスタービン制御装置。
  8. 前記状態パラメータ制限値取得部に出力する状態パラメータ制限値を生成する状態パラメータ制限値生成部と、
    前記状態パラメータ実測値取得部に出力する状態パラメータ実測値を生成する状態パラメータ実測値生成部とを備え、
    前記状態パラメータは、前記ガスタービンのタービン入口温度であって、
    前記状態パラメータ制限値生成部は、
    前記窒素酸化物の排出制限値から得られる窒素酸化物の濃度の制限値である窒素酸化物濃度と、前記窒素酸化物の濃度と前記ガスタービンのタービン入口温度との関係を表す関数とに基づいて、前記状態パラメータ制限値として該タービン入口温度の制限値であるタービン入口温度制限値を生成するタービン入口温度制限値生成部とを備え、
    前記状態パラメータ実測値生成部は、
    燃焼ガス温度の指標である燃焼ガス温度指標を生成する燃焼ガス温度指標生成部と、
    該燃焼ガス温度指標から、燃焼ガス温度指標と前記タービン入口温度との関係を表す関数に基づいて、前記状態パラメータ実測値として該タービン入口温度を生成するタービン入口温度生成部とを備えること
    を特徴とする請求項2に記載のガスタービン制御装置。
  9. 前記ガスタービンのインレットガイドベーンの開度を制御するインレットガイドベーン開度制御部を備え、
    該インレットガイドベーン開度制御部は、
    ガスタービンのインレットガイドベーンの開度の指令値であるインレットガイドベーン開度指令値を生成するインレットガイドベーン開度指令部と、
    前記ガスタービンの出力の実測値に基づき、高負荷か否かを判断する負荷状態判断部と、
    窒素酸化物濃度の実測値に基づき、前記窒素酸化物の排出が制限内か否かを判断する窒素酸化物排出状態判断部と、
    前記ガスタービンの燃料空気流量比の実測値に基づき、前記インレットガイドベーンの開度を増大させた場合に前記燃料空気流量比が制限内か否かを判断する燃料空気流量比状態判断部と、
    前記負荷状態判断部が高負荷でないと判断した場合には前記インレットガイドベーン開度指令値の補正を行わないことを示すインレットガイドベーン開度補正量を生成し、前記負荷状態判断部が高負荷であると判断し、前記窒素酸化物排出状態判断部が前記窒素酸化物の排出が制限内であると判断し、前記燃料空気流量比状態判断部が前記インレットガイドベーンの開度を増大させた場合に前記燃料空気流量比が制限内でないと判断した場合には前記インレットガイドベーン開度指令値の補正量を保持するインレットガイドベーン開度補正量を生成し、前記負荷状態判断部が高負荷であると判断し、前記窒素酸化物排出状態判断部が前記窒素酸化物の排出が制限内でないと判断し、前記燃料空気流量比状態判断部が前記インレットガイドベーンの開度を増大させた場合に前記燃料空気流量比が制限内であると判断した場合には前記インレットガイドベーン開度指令値の補正量を増加させるインレットガイドベーン開度補正量を生成するインレットガイドベーン開度指令値補正量生成部と、
    インレットガイドベーン開度指令値補正量生成部から入力したインレットガイドベーン開度補正量に基づいて、前記インレットガイドベーン開度指令値を補正してインレットガイドベーンへ出力するインレットガイドベーン開度補正部と、
    を備えることを特徴とする請求項1から7の一に記載のガスタービン制御装置。
  10. ガスタービンのインレットガイドベーンの開度の指令値であるインレットガイドベーン開度指令値を生成するインレットガイドベーン開度指令部と、
    前記ガスタービンの出力の実測値に基づき、高負荷か否かを判断する負荷状態判断部と、
    窒素酸化物濃度の実測値に基づき、前記窒素酸化物の排出が制限内か否かを判断する窒素酸化物排出状態判断部と、
    前記ガスタービンの燃料空気流量比の実測値に基づき、前記インレットガイドベーンの開度を増大させた場合に前記燃料空気流量比が制限内か否かを判断する燃料空気流量比状態判断部と、
    前記負荷状態判断部が高負荷でないと判断した場合には前記インレットガイドベーン開度指令値の補正を行わないことを示すインレットガイドベーン開度補正量を生成し、前記負荷状態判断部が高負荷であると判断し、前記窒素酸化物排出状態判断部が前記窒素酸化物の排出が制限内であると判断し、前記燃料空気流量比状態判断部が前記インレットガイドベーンの開度を増大させた場合に前記燃料空気流量比が制限内でないと判断した場合には前記インレットガイドベーン開度指令値の補正量を保持するインレットガイドベーン開度補正量を生成し、前記負荷状態判断部が高負荷であると判断し、前記窒素酸化物排出状態判断部が前記窒素酸化物の排出が制限内でないと判断し、前記燃料空気流量比状態判断部が前記インレットガイドベーンの開度を増大させた場合に前記燃料空気流量比が制限内であると判断した場合には前記インレットガイドベーン開度指令値の補正量を増加させるインレットガイドベーン開度補正量を生成するインレットガイドベーン開度指令値補正量生成部と、
    インレットガイドベーン開度指令値補正量生成部から入力したインレットガイドベーン開度補正量に基づいて、前記インレットガイドベーン開度指令値を補正してインレットガイドベーンへ出力するインレットガイドベーン開度補正部と、
    を備えることを特徴とするガスタービン制御装置。
  11. ガスタービン制御装置のガスタービン制御方法であって、
    ガスタービンの排出する窒素酸化物の排出制限値から得られる前記ガスタービンの状態を示す状態パラメータについての制限値であって、前記窒素酸化物の排出を制限できる状態パラメータ制限値を取得し、
    前記状態パラメータの実測値である状態パラメータ実測値を取得し、
    前記状態パラメータ制限値と前記状態パラメータ実測値とに基づいて、前記窒素酸化物の排出が前記排出制限値以下となる燃料流量指令信号を生成する
    ことを特徴とするガスタービン制御方法。
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