JP5031779B2 - ガスタービン・エンジンの制御装置 - Google Patents

ガスタービン・エンジンの制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5031779B2
JP5031779B2 JP2009000181A JP2009000181A JP5031779B2 JP 5031779 B2 JP5031779 B2 JP 5031779B2 JP 2009000181 A JP2009000181 A JP 2009000181A JP 2009000181 A JP2009000181 A JP 2009000181A JP 5031779 B2 JP5031779 B2 JP 5031779B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flow rate
load
fuel flow
turbine
turbine engine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009000181A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010156308A (ja
Inventor
卓弥 吉田
幸徳 片桐
尚之 永渕
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2009000181A priority Critical patent/JP5031779B2/ja
Publication of JP2010156308A publication Critical patent/JP2010156308A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5031779B2 publication Critical patent/JP5031779B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、圧縮機用タービンと、負荷タービンとを備えた2軸式ガスタービン・エンジンの制御装置に係り、特に、負荷変化時に燃焼切替えを必要とする2軸式ガスタービン・エンジンの制御装置に関する。
近年の地球温暖化に対応するため、ガスタービン・エンジンの燃焼装置には、環境適合性を優先することが望まれている。そこで、近年の多くのガスタービン・エンジンでは、発電用・航空機用・船舶用・メカニカルドライブ用を問わず、高効率化による二酸化炭素排出量の削減や、予混合燃焼方式と称する窒素酸化物排出量の低減を実現したエンジンが主流となっている。予混合燃焼方式とは、窒素酸化物の発生量を抑制できる空気と燃料を予め混合して燃焼する燃焼方式であり、窒素酸化物やその他の環境に影響を与える物質の発生を抑制可能である。
この予混合燃焼方式は、空気と燃焼を予め混合したのちこれを燃焼することから、燃焼安定条件の範囲が狭いことで知られている。そこで、燃焼安定性を高め、かつ負荷運転を可能とする方法として、燃焼器を複数のバーナ及び該バーナへ燃料を供給する燃料弁で構成し、これらバーナ及び燃料弁によって燃焼器の予混合燃焼部分を複数に分割するとともに、運転負荷に応じて燃焼部分を増減する方式が提案されている。
この方式では、複数に分割した予混合燃焼部分への燃料供給を増減する方法と、予混合燃焼部分を増減する方法(以下燃焼切り替えという)との組み合わせにより運転負荷の変更を可能としている。ただし、燃焼切り替え中にバーナを点火または/消火する必要があり、このバーナ点/消火の際に燃焼エネルギーが大きく変動するという問題がある。
発電用ガスタービン・エンジンでは、電力需要の増大に伴い、昼夜の電力需要差が拡大しており、負荷変化幅や負荷追従性能の高いエンジンが必要となっている。前記燃焼切り替え中の燃焼エネルギーの変動は負荷変動の発生要因となり、円滑な負荷変化運転の実現を阻害するという問題がある。
この問題の改善策として、通常の発電用ガスタービン・エンジンにおいて、燃料流量を制御する燃料弁の開度を燃焼切り替え時にロックする運転方法が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平10−212976号公報
上述した燃焼切り替え時に燃料弁の開度をロックする運転方法の場合、燃料配管内の圧力変動を抑制するように圧力調整弁の開度を予め定めた比率で変化させて、燃焼切り替え時の管内の燃料の供給圧力変動を短時間に抑止している。この結果、燃焼切り替え時における負荷の変動を小さくすることができる。
しかしながら、例えば、発電用ガスタービン・エンジンが負荷上昇の指令に基づいて運転している際に燃焼切り替えが発生した場合には、この方法では、連続的に上昇変化する負荷を供給することは出来ない。つまり、連続的に変化する負荷指令には追従できないという課題があった。
一方、燃焼エネルギーの変動による負荷の変動は、圧縮機を駆動するタービン(圧縮機タービン)と負荷を発生するタービン(負荷タービン)とを異なる軸で駆動する2軸式ガスタービン・エンジンにおいて顕著に現れる。2軸式ガスタービン・エンジンでは、燃焼器からの燃焼エネルギーで圧縮機用タービンを駆動したのち、圧縮機用タービンの排気ガスを用いて負荷タービンを駆動する。このため、燃焼エネルギーの変動は、圧縮機タービン、負荷タービンの双方に影響を与え、圧縮機タービンにおいては燃焼用空気圧力の変動、負荷タービンにおいては回転数及び出力の変動として現れる。これらの事象は、それぞれが、負荷変化への追従性低下の更なる原因となる。
本発明は、上述の事柄に基づいてなされたもので、その目的は、連続的に変化する負荷指令に追従して燃焼切り替えを行うことにより、円滑な負荷変化運転のできる2軸式ガスタービン・エンジンの制御装置を提供することにある。
(1)上記目的を達成するために、本発明は、空気を吸気加圧する圧縮機を駆動する圧縮機タービンと、前記圧縮機タービンへ供給する燃焼ガスを発生させ、運転中に燃焼切り替えを行う複数の燃料弁を有する燃焼器と、負荷である発電機を駆動する負荷タービンとを備えた2軸式ガスタービン・エンジンの制御装置であって、前記燃焼器への燃料流量指令値を演算する燃料流量制御手段と、前記燃焼切り替え時に、前記燃料流量制御手段で演算した前記燃料流量指令値に前記圧縮機タービンの回転数変動を補償する補正信号を付加した燃料流量指令補正値を演算する燃料流量補正手段と、前記燃料流量補正手段で演算した前記燃料流量指令補正値に基づいて前記複数の燃料弁の開度を制御する燃料弁制御手段とを備え、前記燃料流量補正手段は、前記負荷タービンの回転数が入力され、前記負荷タービン回転数の時間変化量を算定する微分演算器と、前記微分演算器からの負荷タービン回転数の時間変化量に基づいて前記燃料流量指令値の補正信号を求める関数発生器とを備えたものとする。
(2)上記目的を達成するために、本発明は、空気を吸気加圧する圧縮機を駆動する圧縮機タービンと、前記圧縮機タービンへ供給する燃焼ガスを発生させ、運転中に燃焼切り替えを行う複数の燃料弁を有する燃焼器と、負荷である発電機を駆動する負荷タービンとを備えた2軸式ガスタービン・エンジンの制御装置であって、前記発電機の出力目標である負荷指令が入力され、前記燃焼器への前記負荷指令に応じた燃料流量指令値を演算する燃料流量制御手段と、前記負荷指令に基づいて負荷変化率を演算し、この負荷変化率が予め設定した設定値以上になった場合に、前記燃料流量制御手段で演算した前記燃料流量指令値に前記圧縮機タービンの回転数変動を補償する補正信号を付加した燃料流量指令補正値を演算する燃料流量補正手段と、前記燃料流量補正手段で演算した前記燃料流量指令補正値に基づいて前記複数の燃料弁の開度を制御する燃料弁制御手段とを備え、前記燃料流量補正手段は、前記負荷タービンの回転数が入力され、前記負荷タービン回転数の時間変化量を算定する微分演算器と、前記微分演算器からの負荷タービン回転数の時間変化量に基づいて前記燃料流量指令値の補正信号を求める関数発生器とを備えたものとする。
)上記(1)又は(2)において、好ましくは、前記燃料流量補正手段の前記関数発生器は、前記負荷タービン回転数の時間変化量が設定値以下のときには、前記燃料流量指令値の補正信号の付加を停止する不感帯を備えたものとする。
)上記()において、好ましくは、前記燃料流量補正手段は、前記燃料流量指令値を入力として前記関数発生器の正側不感帯幅と負側不感帯幅を出力する不感帯設定用関数発生器を備えたものとする。
)上記()において、好ましくは、前記燃料流量補正手段は、前記負荷指令の変化率を入力として前記関数発生器の正側不感帯幅と負側不感帯幅を出力する不感帯設定用関数発生器を備えたものとする。
本発明のガスタービン・エンジンの制御装置によれば、燃焼切り替え時に、負荷変化として発生する負荷タービンの回転数の変動に対し、この負荷タービンの回転数変動を先行制御するための燃料流量補正信号を、燃料流量指令に付加して燃料弁の開度を制御するようにしたので、燃焼切り替え時の負荷変化への追従性能を向上させることができる。この結果、負荷変化時に燃焼切り替えを必要とする2軸式ガスタービン・エンジンにおいても、円滑な負荷変化運転を実現することができる。
以下に、本発明のガスタービン・エンジンの制御装置の実施の形態を図面を用いて説明する。
図1乃至図3は本発明のガスタービン・エンジンの制御装置の第1の実施の形態を示すもので、図1は、本発明のガスタービン・エンジンの制御装置の第1の実施の形態を備えた2軸式ガスタービン・エンジンの概略図、図2は、本発明のガスタービン・エンジンの制御装置の第1の実施の形態における燃料流量制御手段の制御ブロック図、図3は、本発明のガスタービン・エンジンの制御装置の第1の実施の形態における燃料流量補正手段の制御ブロック図である。
図1において、2軸式ガスタービン・エンジンは、吸気冷却装置8によって冷却された吸込み空気を圧縮して燃焼用の圧縮空気を得る空気圧縮機1と、この空気圧縮機1からの圧縮空気を燃料とともに燃焼して高温高圧の燃焼ガスを発生させる燃焼器2と、この燃焼器2からの燃焼ガスによって駆動軸16の回転動力を得て圧縮機1を駆動する圧縮機タービン3と、発電用プラントにおいて、発電機に相当する負荷4と、圧縮機タービン3の排気ガスによって駆動軸17の回転動力を得て負荷4を駆動する負荷タービン6とを備えている。なお、燃焼器2は、燃焼切り替えにより負荷運転を可能とするためのバーナ21を備えている。また、負荷タービン6を駆動した後の排気ガスは排気ダクト9を介して外部へ排出される。
また、2軸式ガスタービン・エンジンは計測手段として圧縮機タービン側に回転数計10、圧縮空気圧力計12、圧縮空気温度計13、負荷タービン側に回転数計11、発電出力計14、及び排気ガス温度計15を備えている。
ガスタービン・エンジンの制御装置5には、例えば給電所からの負荷指令(MWD)や上記各計測手段からの計測信号が入力されている。この制御装置5が、これらの情報をもとに燃料弁開度指令CGCVを演算し、燃料弁7に出力することにより、2軸式ガスタービン・エンジンの起動・停止・負荷運転が制御されている。
ガスタービン・エンジンの制御装置5は、起動・停止・負荷運転のほか安全保護機能、補機制御機能などの複数の機能を備えている。ただし、本実施の形態における説明にあっては負荷運転に必要とされる機能のみを図示し説明する。
図1における制御装置5は、燃料流量制御手段18、燃料流量補正手段19、及び燃料弁制御手段20を備えている。
燃料流量制御手段18は、負荷指令MWD、圧縮機タービン回転数NHPT、圧縮機出口圧力PC、圧縮機出口温度TC、負荷タービン回転数NLPT、負荷MW、及びタービン排気温度TXを入力し、ガスタービン・エンジンが起動・停止・負荷運転する際の燃料流量の制御指令値(燃料流量指令)FFDを決定する。
燃料流量制御手段18の制御ブロック図である図2において、燃料流量制御手段18は、エンジン起動時の燃料流量FFD0を演算する起動制御手段36、エンジン起動・昇速時の燃料流量FFD1を演算する加速制御手段37、エンジン停止時の燃料流量FFD2を演算する停止制御手段38、負荷運転時の燃料流量FFD3を演算する速度・負荷制御手段39、及び排気温度制御時の燃料流量FFD4を演算する排気温度制御手段40を備えている。また、低値選択41にてこれら燃料流量のうちもっとも低い値を燃料流量指令FFDとして出力する。
一般的に、2軸式ガスタービン・エンジンの特徴として、エンジンの起動・昇速・停止時には圧縮機タービン3の回転数NHPTを制御し、エンジン負荷運転時には負荷タービン6の回転数NLPTを制御する点が挙げられる。そこで本実施の形態においても、図2に示すように起動制御手段36、加速制御手段37、及び停止制御手段38の入力に圧縮機タービン回転数NHPTを用いるとともに、速度・負荷制御手段39の入力に負荷タービン回転数NLPTを用いている。
上述したように、2軸式ガスタービン・エンジンにおいては燃料流量の増減によって圧縮機タービン回転数NHPT、負荷タービン回転数NLPTの双方が変化し、燃焼切り替え時においては燃焼エネルギーの変動によりこれら回転数がそれぞれに変化する。
そこで、本実施の形態においては、速度・負荷制御手段39に負荷タービン回転数NLPTのみを入力し、後述する燃料流量補正手段19において燃料流量指令FFDに圧縮機タービン回転数NHPTの変動を補償するための補正量(燃料バイアス)を加味し、かつ燃料流量指令FFDおよび負荷指令MWDの変化率から補正量に不感帯を設定することで、圧縮機タービン回転数NHPT, 負荷タービン回転数NLPTの双方の変動を考慮した負荷運転を実現している。
図1に戻って、燃料流量補正手段19は、燃料流量指令FFD及び負荷タービン回転数NLPTから、燃料流量指令FFDの補正値FFDCを決定するもので、燃焼切り替え時の燃焼エネルギー変動に起因する駆動軸17の回転数の変動を抑制する。
燃料流量補正手段19の制御ブロック図である図3において、燃料流量補正手段19は、信号の時間変化率を求める微分演算器30、関数発生器31、ゲイン設定器36、関数発生器32、信号の時間積分を求める積分演算器33、信号の時間変化率を制限する変化率制限器34、及び加算器35を備えている。
微分演算器30では、負荷タービン回転数NLPTを入力し、負荷タービン回転数NLPTの時間変化率dNLPT/dtを計算する。また、関数発生器31では、時間変化率dNLPT/dtを入力し、圧縮機タービン3の時間変化率制御量dNHPT/dtを計算する。時間変化率制御量dNHPT/dtは負荷タービン回転数NLPTが変化した際に発生する圧縮機タービン回転数NHPTの変化率に相当する。関数発生器31は入力の区間DB1における出力値が0となるよう不感帯を設定し、負荷タービン回転数NLPTの微小変化時には関数発生器31からの制御量が発生しないものとしている。
関数発生器42は、入力された燃料流量指令FFDから関数発生器31の不感帯の範囲HH(正側不感帯幅), HL(負側不感帯幅)を計算する。本実施の形態においては、燃焼状態切り替え範囲の燃料流量指令FFDの幅をΔxと設定し、燃料流量指令FFDがΔxの範囲内にある場合には、不感帯の範囲HH, HLを小さく出力する。この結果、関数発生器31においては、入力値dNLPT/dtの微小な変化に対しても時間変化率制御量dNHPT/dtとして非零値を出力する。
負荷タービン回転数NLPTの変動は、燃焼切り替え時にもっとも顕著である。関数発生器31,42によって、燃焼切り替え時における負荷タービン回転数NLPTの変動が検出可能となる。
ゲイン設定器36では、先に求めた時間変化率制御量dNHPT/dtに負数を乗算し、時間変化率制御量dNHPT/dtの符号を反転するとともに、制御ゲインにより任意の調整パラメータにて補正したのち、補正時間変化率制御量dNHPT'/dtとして出力する。また関数発生器32では、補正時間変化率制御量dNHPT'/dtを入力し、この負荷タービン回転数変化率dNLPT/dtに相当する燃料流量の変化率dFuel/dtを計算する。関数発生器32には入力値の区間DB2における出力値が0となるよう不感帯を設定し、圧縮機タービン回転数制御量微小変化時には関数32からの制御量が発生しないものとしている。
積分演算器33では、先に求めた燃料流量の変化率dFuel/dtを時間積分し、燃料流量指令バイアスFFDBを計算する。また、変化率制限器34では燃料流量指令バイアスFFDBが急激に変動しないよう変化率に制限を与え、燃料流量指令バイアス補正値FFDBCを出力する。加算器35では燃料流量指令FFDに燃料流量指令バイアス補正値FFDBCを加え、新たな燃料流量指令として燃料流量指令補正値FFDCを出力する。
なお、本実施の形態の燃料流量補正手段19は積分演算器33を用いることにより積分制御を構成したが、積分演算器33のかわりにゲイン設定器を用いて比例制御を構成しても良い。
図1に戻って、燃料弁制御手段20は、燃料流量指令補正値FFDCに基づいて複数の燃料弁7の燃料弁開度指令CGCVを演算し出力制御する。燃料弁開度指令CGCVに応じてバーナ21への燃料流量が変化する。
なお、本実施の形態において関数発生器42は、燃焼切り替え時における負荷タービン6の回転数NLPTの変動を検出することに使用したが、負荷並列・解列時の負荷タービン6の回転数NLPTの変動を検出するよう関数発生器42を設定しても良い。
次に、上述した本発明のガスタービン・エンジンの制御装置の第1の実施の形態を適用した2軸式ガスタービン・エンジンの運転特性について、図4及び図5を用いて説明する。図4は、本発明のガスタービン・エンジンの制御装置の第1の実施の形態における2軸式ガスタービン・エンジンの運転特性の計画値を示す特性図、図5は、本発明のガスタービン・エンジンの制御装置の第1の実施の形態における2軸式ガスタービン・エンジンの運転特性を示す特性図である。なお、図4及び図5において、図1乃至図3に示す符合と同符号のものは同一又は相当する構成要素であるのでその部分の説明を省略する。
図4において、横軸は時間を示し、縦軸は上から負荷指令MWD、燃料流量指令FFD、圧縮機タービン回転数NHPT、負荷タービン回転数NLPTの各計画値を示している。
まず、時刻t0にガスタービン・エンジンが起動し、負荷タービン回転数NLPTが定格回転数に到達したのち揃速操作が行われ、時刻t1に負荷である発電機を電力系統に並列している。発電機を電力系統に並列した場合、以降負荷タービン回転数NLPTは電力系統周波数に従って、ほぼ定格回転数での運転となる。負荷並列後は負荷指令MWDが定格負荷まで増加するが、燃料流量指令FFDが点Bに到達する時刻t2に燃焼切り替えが発生している。本実施の形態においては、燃焼切り替え前のバーナ本数をB1(本)、燃焼切り替え後のバーナ本数をB2(本)としている。燃焼切り替え後も負荷上昇を継続し、時刻t3に定格負荷に到達している。なお、本実施の形態では定格負荷到達までに燃焼切り替えが点Bの1箇所でのみ発生すると仮定したが、これら切り替え点は定格負荷到達までの複数個所に設定されている場合もある。
燃焼切り替え前後ではバーナ本数の変化により、バーナ一本あたりの燃料流量が変動して燃空比が大きく変化する。具体的には、バーナ本数が増加した場合(増負荷時)にはバーナ一本あたりの燃料流量が減少するため、燃空比は相対的に低下する。バーナ本数が減少した場合(減負荷時)にはバーナ一本あたりの燃料流量が増加するため、燃空比は相対的に上昇することとなる。
燃焼切り替えが発生する時刻t2前後におけるエンジン運転特性を図5に示す。図5において、横軸は時間を示し、縦軸は上から、燃料流量指令FFD、圧縮機タービン回転数NHPT、負荷タービン回転数NLPT、負荷MWを示し、点線は従来の制御装置による負荷上昇時エンジン運転特性、実線は本発明の制御装置による負荷上昇時エンジン運転特性を表している。
時刻t2、点Bにおいて燃焼切り替えが発生した場合、バーナ本数の増加に伴い燃空比が低下し、燃焼ガス温度が低下する。また、圧縮機タービン3及び負荷タービン6へと流入する燃焼エネルギーが減少し、圧縮機タービン回転数NHPT及び負荷タービン回転数NLPTは点線に示すとおり低下する。さらに負荷タービン回転数NLPTの低下に伴い負荷MWもまた低下する。
従来の制御装置では、燃焼切り替え時における負荷タービン回転数NLPTの低下を補償するよう燃料流量指令FFDを増加させる。しかしながら、負荷タービン6及び負荷4は系統に接続されているため、負荷タービン回転数NLPTの低下幅は圧縮機タービン回転数NHPTに比して小さく、燃料流量指令FFDに制御遅れをもたらす。その結果、燃料流量指令FFDは大きく振動し、これにあわせて圧縮機タービン回転数NHPT, 負荷タービン回転数NLPT及び負荷MWの応答波形もまた大きく振動する特性となる。負荷タービン回転数NLPTが、系統周波数から逸脱するほどに低下した場合には、エンジンは系統から切り離される。また、燃料流量指令FFDの振動により燃料流量指令FFDが大きく低下した場合、燃空比の低下によってバーナ21の火炎が消失する恐れもある。
これに対し、本発明のガスタービン・エンジンの制御装置5では、図5の実線で示すように燃焼切り替え時における負荷タービン回転数NLPTの低下を微分演算器によって先行的に検出し、負荷タービン回転数NLPT及び圧縮機タービン回転数NHPTの変動を最小とするための燃料流量指令バイアス補正値FFDBCを求めている。またこの補正値FFDBCを燃料流量指令FFDに加算し、燃料流量指令補正値FFDCを計算した後、前記FFDCに基づいて燃料弁7を制御している。
燃料流量指令補正値FFDCは負荷タービン回転数NLPTの低下を防止するとともに、燃焼切り替え時における燃空比低下を抑制して、圧縮機タービン回転数NHPT、負荷タービン回転数NLPTの変動を抑制することができる。この結果、負荷タービン回転数NLPTの変動に伴う負荷MWの変動を最小限とすることができ、負荷変化におけるガスタービン・エンジンの負荷追従性能を高めることができる。
上述した本発明のガスタービン・エンジンの制御装置の第1の実施の形態によれば、燃焼切り替え時に、負荷変化として発生する負荷タービン6の回転数NLPTの変動に対し、この負荷タービン6の回転数変動を先行制御するための燃料流量指令バイアス補正値FFDBCを、燃料流量指令FFDに付加する構成としたので、燃焼切り替え時の負荷変化への追従性能を向上させることができる。この結果、負荷変化時に燃焼切り替えを必要とする2軸式ガスタービン・エンジンにおいても、円滑な負荷変化運転を実現することができる。
次に、本発明のガスタービン・エンジンの制御装置の第2の実施の形態を図6を用いて説明する。図6は、本発明のガスタービン・エンジンの制御装置の第2の実施の形態における燃料流量補正手段の制御ブロック図である。なお、以下の説明において、上述した本発明の第1の実施の形態と同じ構成要素には同一の符合を付し、その部分の説明を省略する。
図6において、燃料流量補正手段19は、関数発生器31の不感帯の範囲HH, HLを負荷指令MWDの時間変化率dMWD/dt(負荷変化率)から求めている。微分演算器43では、負荷指令MWDを入力し、負荷指令MWDの時間変化率dMWD/dt(負荷変化率)を計算する。関数発生器44では、入力された負荷変化率から関数発生器31の不感帯の範囲HH(正側不感帯幅), HL(負側不感帯幅)を計算する。本実施の形態においては、図6に示すように負荷変化率の増加に伴って、不感帯の範囲HH, HLを小さく出力している。この結果、負荷変化率が大きい場合、関数発生器31においては、入力値dNLPT/dtの微小な変化に対しても時間変化率制御量dNHPT/dtとして非零値を出力する。
関数発生器31,44によって、負荷指令の変化時における負荷タービン6の回転数変化率を予測し、負荷タービン6の回転数変動を抑えた負荷変化運転が可能となる。
第1の実施の形態が、燃焼切り替え時における負荷タービン6の回転数NLPTの変動を検出して、この回転数変動を先行制御する燃料流量指令バイアス補正値FFDBCを算出することを目的としたのに対し、第2の実施の形態では、負荷指令の変化時における負荷タービン6の回転数変動に着目している点が異なる。ガスタービン・エンジンが負荷運転を実施する際、系統・エンジン側双方の負荷バランスに応じて負荷タービン6の回転数もまた変動し、特に急速負荷変化運転にあっては、ガスタービン・エンジンの負荷応答遅れによって負荷タービン6の回転数変動が増大する。これに対して本実施の形態の燃料流量補正手段は、負荷変化率を検出することで負荷タービンの回転数変動を先行的に制御して、急速負荷運転におけるエンジンの負荷追従性を高めることができる。
上述した本発明のガスタービン・エンジンの制御装置の第2の実施の形態によれば、負荷指令の時間変化率が大きい場合に、増大する負荷タービン6の回転数NLPTの変動に対し、この負荷タービン6の回転数変動を先行制御するための燃料流量指令バイアス補正値FFDBCを、燃料流量指令FFDに付加する構成としたので、負荷指令の時間変化率が大きいときであっても、負荷変化への追従性能を向上させることができる。この結果、例えば、急速負荷運転を必要とする2軸式ガスタービン・エンジンにおいても、円滑な負荷変化運転を実現することができる。
次に、本発明のガスタービン・エンジンの制御装置の第3の実施の形態を図7を用いて説明する。図7は、本発明のガスタービン・エンジンの制御装置の第3の実施の形態における燃料流量補正手段の制御ブロック図である。なお、以下の説明において、上述した本発明の第1及び第2の実施の形態と同じ構成要素には同一の符合を付し、その部分の説明を省略する。
図7において、関数発生器42は燃料流量指令FFDから関数発生器31の不感帯(1)HH1, HL1を計算し、微分演算器43及び関数発生器44は負荷指令MWDの変化率dMWD/dtから関数発生器31の不感帯(2)HH2, HL2を計算している。関数発生器42の出力HH1, HL1と関数発生器44の出力HH2, HL2は信号切換器45に入力され、信号切換器45において、関数発生器42の出力HH1, HL1と関数発生器44の出力HH2, HL2のどちらか一方を選択し、これを正側不感帯幅、負側不感帯幅HH, HLとして関数発生器31に出力している。関数発生器31では正側不感帯幅、負側不感帯幅HH, HLをそれぞれ不感帯の設定値として使用している。
本実施の形態では、信号切換器45において関数発生器42の出力HH1, HL1及び関数発生器44の出力HH2, HL2の選択に、負荷変化率dMWD/dtを用いている。負荷変化率dMWD/dtが設定値以上(設定した負荷変化率以上)の場合に、信号切換器45は関数発生器44の出力HH2, HL2を不感帯の設定値HH, HLに採用し、第2の実施の形態で述べた急速負荷追従を可能とする。
一方、負荷変化率dMWD/dtが設定値未満の場合には、関数発生器42の出力HH1, HL1を不感帯の設定値HH, HLに採用して、第1の実施の形態で述べた燃焼切り替え時における負荷タービンの変動を制御する。
上述した本発明のガスタービン・エンジンの制御装置の第3の実施の形態によれば、負荷指令の時間変化率が大きい場合や、燃焼切り替え時に、増大する負荷タービン6の回転数NLPTの変動に対し、この負荷タービン6の回転数変動を先行制御するための燃料流量指令バイアス補正値FFDBCを、燃料流量指令FFDに付加する構成としたので、負荷指令の時間変化率が大きいときや燃焼切り替え時であっても、負荷変化への追従性能を向上させることができる。この結果、ガスタービン・エンジンの負荷追従性が向上すると共に、燃焼切り替え時における負荷タービンの回転数変動を防止することが可能となる。
本発明のガスタービン・エンジンの制御装置の第1の実施の形態を備えた2軸式ガスタービン・エンジンの概略図である。 本発明のガスタービン・エンジンの制御装置の第1の実施の形態における燃料流量制御手段の制御ブロック図である。 本発明のガスタービン・エンジンの制御装置の第1の実施の形態における燃料流量補正手段の制御ブロック図である。 本発明のガスタービン・エンジンの制御装置の第1の実施の形態における2軸式ガスタービン・エンジンの運転特性の計画値を示す特性図である。 本発明のガスタービン・エンジンの制御装置の第1の実施の形態における2軸式ガスタービン・エンジンの運転特性を示す特性図である。 本発明のガスタービン・エンジンの制御装置の第2の実施の形態における燃料流量補正手段の制御ブロック図である。 本発明のガスタービン・エンジンの制御装置の第3の実施の形態における燃料流量補正手段の制御ブロック図である。
1 圧縮機
2 燃焼器
3 圧縮機タービン
4 負荷
5 制御装置
6 負荷タービン
7 燃料弁
10 回転数計
11 回転数計
16 駆動軸
17 駆動軸
18 燃料流量制御手段
19 燃料流量補正手段
20 燃料弁制御手段
21 バーナ
30 微分演算器
31 関数発生器
32 関数発生器
33 積分演算器
34 変化率制限器
35 加算器
36 ゲイン設定器

Claims (5)

  1. 空気を吸気加圧する圧縮機を駆動する圧縮機タービンと、前記圧縮機タービンへ供給する燃焼ガスを発生させ、運転中に燃焼切り替えを行う複数の燃料弁を有する燃焼器と、負荷である発電機を駆動する負荷タービンとを備えた2軸式ガスタービン・エンジンの制御装置であって、
    前記燃焼器への燃料流量指令値を演算する燃料流量制御手段と、
    前記燃焼切り替え時に、前記燃料流量制御手段で演算した前記燃料流量指令値に前記圧縮機タービンの回転数変動を補償する補正信号を付加した燃料流量指令補正値を演算する燃料流量補正手段と、
    前記燃料流量補正手段で演算した前記燃料流量指令補正値に基づいて前記複数の燃料弁の開度を制御する燃料弁制御手段とを備え
    前記燃料流量補正手段は、前記負荷タービンの回転数が入力され、前記負荷タービン回転数の時間変化量を算定する微分演算器と、
    前記微分演算器からの負荷タービン回転数の時間変化量に基づいて前記燃料流量指令値の補正信号を求める関数発生器とを備えた
    ことを特徴とした2軸式ガスタービン・エンジンの制御装置。
  2. 空気を吸気加圧する圧縮機を駆動する圧縮機タービンと、前記圧縮機タービンへ供給する燃焼ガスを発生させ、運転中に燃焼切り替えを行う複数の燃料弁を有する燃焼器と、負荷である発電機を駆動する負荷タービンとを備えた2軸式ガスタービン・エンジンの制御装置であって、
    前記発電機の出力目標である負荷指令が入力され、前記燃焼器への前記負荷指令に応じた燃料流量指令値を演算する燃料流量制御手段と、
    前記負荷指令に基づいて負荷変化率を演算し、この負荷変化率が予め設定した設定値以上になった場合に、前記燃料流量制御手段で演算した前記燃料流量指令値に前記圧縮機タービンの回転数変動を補償する補正信号を付加した燃料流量指令補正値を演算する燃料流量補正手段と、
    前記燃料流量補正手段で演算した前記燃料流量指令補正値に基づいて前記複数の燃料弁の開度を制御する燃料弁制御手段とを備え
    前記燃料流量補正手段は、前記負荷タービンの回転数が入力され、前記負荷タービン回転数の時間変化量を算定する微分演算器と、
    前記微分演算器からの負荷タービン回転数の時間変化量に基づいて前記燃料流量指令値の補正信号を求める関数発生器とを備えた
    ことを特徴とした2軸式ガスタービン・エンジンの制御装置。
  3. 請求項1又は2に記載の2軸式ガスタービン・エンジンの制御装置において、
    前記燃料流量補正手段の前記関数発生器は、前記負荷タービン回転数の時間変化量が設定値以下のときには、前記燃料流量指令値の補正信号の付加を停止する不感帯を備えた
    ことを特徴とした2軸式ガスタービン・エンジンの制御装置。
  4. 請求項に記載の2軸式ガスタービン・エンジンの制御装置において、
    前記燃料流量補正手段は、前記燃料流量指令値を入力として前記関数発生器の正側不感帯幅と負側不感帯幅を出力する不感帯設定用関数発生器を備えた
    ことを特徴とした2軸式ガスタービン・エンジンの制御装置。
  5. 請求項に記載の2軸式ガスタービン・エンジンの制御装置において、
    前記燃料流量補正手段は、前記負荷指令の変化率を入力として前記関数発生器の正側不感帯幅と負側不感帯幅を出力する不感帯設定用関数発生器を備えた
    ことを特徴とした2軸式ガスタービン・エンジンの制御装置。
JP2009000181A 2009-01-05 2009-01-05 ガスタービン・エンジンの制御装置 Active JP5031779B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009000181A JP5031779B2 (ja) 2009-01-05 2009-01-05 ガスタービン・エンジンの制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009000181A JP5031779B2 (ja) 2009-01-05 2009-01-05 ガスタービン・エンジンの制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010156308A JP2010156308A (ja) 2010-07-15
JP5031779B2 true JP5031779B2 (ja) 2012-09-26

Family

ID=42574398

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009000181A Active JP5031779B2 (ja) 2009-01-05 2009-01-05 ガスタービン・エンジンの制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5031779B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5953424B2 (ja) * 2013-03-19 2016-07-20 株式会社日立製作所 ガスタービン発電システム
JP6228316B2 (ja) * 2014-09-09 2017-11-08 株式会社日立製作所 発電システムおよび発電方法

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS561460B2 (ja) * 1973-04-07 1981-01-13
JPS51111518A (en) * 1975-03-28 1976-10-01 Hitachi Ltd Controlling method of gas turbine
JPS6439446U (ja) * 1987-09-04 1989-03-09
JPH07111147B2 (ja) * 1991-07-12 1995-11-29 川崎重工業株式会社 2軸ガスタービンの回転数制御方式
JPH07111148B2 (ja) * 1991-07-12 1995-11-29 川崎重工業株式会社 2軸ガスタービンの加速度制御方式
JP2790966B2 (ja) * 1993-08-19 1998-08-27 株式会社日立製作所 ガスタービン燃焼装置およびその始動方法
JPH11229903A (ja) * 1998-02-13 1999-08-24 Mitsubishi Heavy Ind Ltd ガスタービン制御装置
JP3975232B2 (ja) * 2002-10-22 2007-09-12 川崎重工業株式会社 ガスタービンエンジンの制御方法および制御システム
JP4656295B2 (ja) * 2004-11-25 2011-03-23 株式会社Ihi ガスタービンの燃料制御方法及び装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010156308A (ja) 2010-07-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20220195947A1 (en) Two-shaft gas turbine control system and method
US8127557B2 (en) Control systems and method for controlling a load point of a gas turbine engine
US10287993B2 (en) Method and device for combustion with pulsed fuel split
EP2447509B1 (en) Combuster control method and combustor controller
US20140150438A1 (en) System and method for operating a gas turbine in a turndown mode
JP2008051099A (ja) ガスタービン及びガスタービンを運転するためのびシステム
JP5640227B2 (ja) ガスタービン発電プラントの制御装置
US10161317B2 (en) Gas-turbine control device, gas turbine, and gas-turbine control method
JP2012207564A (ja) ガスタービンの制御装置
JP2010285955A (ja) ガスタービンの制御装置及び発電システム
JP5452420B2 (ja) 多軸式ガスタービンエンジンの制御装置
JP4885199B2 (ja) ガスタービン運転制御装置及び方法
JP5836069B2 (ja) ガスタービン及びガスタービンの燃焼制御方法
JP5501870B2 (ja) ガスタービン
EP3376003B1 (en) Method and system for controlling a sequential gas turbine engine
US10330015B2 (en) Transient emission temperature control of turbine systems
JP5031779B2 (ja) ガスタービン・エンジンの制御装置
JP5216923B2 (ja) 2軸式ガスタービン
US11092085B2 (en) Method and system for controlling a sequential gas turbine engine
JP2006029162A (ja) ガスタービンの制御装置および制御方法
JP5745640B2 (ja) ガスタービン発電プラントの制御装置
JP4929029B2 (ja) ガスタービンの制御方法およびガスタービン発電装置
JP2011038478A (ja) ガスタービンエンジンの制御装置とその制御方法
JP5762874B2 (ja) ガスタービン燃焼器、ガスタービンおよびガスタービン燃焼器の制御方法
JP2011085105A (ja) ガスタービン制御装置及び発電システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110203

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120329

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120403

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120529

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120619

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120627

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5031779

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150706

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250