JP2011038478A - ガスタービンエンジンの制御装置とその制御方法 - Google Patents

ガスタービンエンジンの制御装置とその制御方法 Download PDF

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尚之 永渕
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Abstract

【課題】ガスタービンエンジンの出力指令追従性の向上を図る。
【解決手段】空気を圧縮する圧縮機と、前記圧縮機で圧縮された圧縮空気と燃料とを混合燃焼させる燃焼器と、前記燃焼器で生成された燃焼ガスで駆動されるタービンとを有するガスタービンエンジンの制御装置において、ガスタービンエンジン出力の規定値範囲からの逸脱を予測する予測機能と、前記予測機能が規定値範囲からの逸脱の可能性を検知した場合に、補正指示信号125を出力する機能(補正指示器119)とを有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、負荷を目標出力指令に追従させる運転(以下、負荷運転)を行うガスタービンエンジンに係り、特に、系統周波数変動に応じた追従運転を行う発電プラントや、工業機械駆動などに利用され、広い負荷運転領域と高い負荷追従性が望まれるガスタービンエンジンの回転数制御装置に関するものである。
近年、ガスタービンエンジンの燃焼器は発電用,航空機用,船舶用,機械駆動用を問わず環境適合性が重要視されており、窒素酸化物の排出量を低減するために予め燃料と空気を混合した後燃焼する予混合燃焼方式と称する燃焼方式を採用した燃焼器が主流となっている。予混合燃焼方式により、窒素酸化物など環境に悪影響を与える物質の発生を抑制可能である。
しかし、前記燃焼方式は、燃料と空気の混合比率である燃空比に対し、燃焼器内の火炎の吹き消え、逆火を起こさない燃焼安定条件の範囲が狭いという特徴がある。目標出力指令が変化する負荷運転時は、燃料流量と同時に空気流量も変化するため燃焼状態が動的に変動する。
複数の予混合燃焼部分の燃空比が最適な値となるように燃料供給系統への燃料分配量を決定し、負荷運転をする制御方法の一例が引用文献1に開示されている。
特開2004−116384号公報
特許文献1では、燃料分配比率計算の入力値として燃空比を利用している。タービンの定格速度到達点や、可変静翼の開度全開点などガスタービンエンジン運転上の特異点(以下、運転特異点)においては燃空比が変動するため、負荷運転を行うためには燃焼器バイパス弁を作動させ、燃焼用空気量を調節する必要がある。すなわち特許文献1の制御方法は、燃焼器バイパス弁を有する燃焼器のみに有効な方法で、燃焼器バイパス弁がない場合には空気流量を調節できないため、変動の激しい目標出力指令に対して負荷追従性能を維持するのは困難であった。燃焼器バイパス弁の使用はガスタービンエンジンの操作性が向上する反面、製作,保守面でコストおよびメンテナンス時の工数増加という課題がある。
また、ガスタービンエンジンの負荷変化幅を広げた場合、大気条件によっては前記運転特異点となる燃空比と、各燃焼部分の点火および消火を行う燃焼切替点に設定した燃空比閾値とが接近することがあり、燃焼切替えが頻発する可能性がある。そうすると目標出力指令に対する負荷追従性能が悪化することが予測される。
本発明の目的は、ガスタービンエンジンの出力指令追従性の向上を図ることにある。
上記問題を解決するため、本発明のガスタービンエンジンの制御装置は、ガスタービンエンジン出力の規定値範囲からの逸脱を予測する予測機能と、前記予測機能が規定値範囲からの逸脱の可能性を検知した場合に、補正指示信号を出力する機能とを有することを特徴とする。
本発明によると、ガスタービンエンジンの出力指令追従性を向上させることができる。
本実施例の燃料調整弁制御装置ブロック概略図である。 発電用ガスタービンエンジン概略図である。 本実施例の発電用ガスタービンエンジン概略図である。 本実施例の燃料流量制御装置ブロック概略図である。 本実施例の燃焼器205の説明図である。 本実施例のガスタービンエンジン運転の制御特性図である。
燃焼器の燃焼安定性を高め、かつガスタービンエンジンの負荷運転を可能にする方法として、図5(a)に示す機構を有する燃焼器(以下、低NOx燃焼器)を1個あるいは回転軸の同心円上に複数個備える方法が提案されている。
中心部に拡散燃焼部分501、その周囲に複数個(n個)に分割して配置された予混合燃焼部分502から構成される。予混合燃焼部分の燃料供給系統とその制御系統も本来n個存在するが、説明のため、第1予混合燃焼部分503と第n予混合燃焼部分504に関連するもののみ記載した。拡散燃焼部分501には燃料供給配管505が接続されており、運転状態に応じて投入燃料流量を調整するための拡散燃焼部分燃料調整弁209を設けている。
第1予混合燃焼部分503には燃料供給配管506が接続されており、第1予混合燃焼部分燃料調整弁210を設けている。第n予混合燃焼部分504には燃料供給配管507が接続されており、第n予混合燃焼部分燃料調整弁211を設けている。前記複数の予混合燃焼部分503,504の燃空比が最適な値となるよう前記燃料供給系統への燃料分配量を決定し、負荷運転をする制御方法に例えば以下の例がある。
燃空比を引数とする関数によって燃料分配比率を決定する。一方で、演算により求めたタービン入口温度を入力とする上限関数および下限関数から、前記予混合燃焼部分の燃空比が最適な値となるよう燃焼器に流入する空気流量、燃料流量を決定し、燃焼器バイパス弁および各燃料調整弁に開度指令を出力する。ここで、燃焼器バイパス弁の働きは、燃焼器入口空気を後流側の排気ダクトへ放出することにより燃焼用空気量を調節する機能を有するものである。
ここで、燃料分配比率計算の入力値として燃空比を利用できるが、この場合、タービンの定格速度到達点や、可変静翼の開度全開点などガスタービンエンジン運転上の特異点(以下、運転特異点)においては燃空比が変動するため、負荷運転を行うためには燃焼器バイパス弁を作動させ、燃焼用空気量を調節する必要がある。
すなわちこの制御方法は、燃焼器バイパス弁を有する燃焼器のみに有効な方法で、燃焼器バイパス弁がない場合には空気流量を調節できないため、変動の激しい目標出力指令に対して負荷追従性能を維持するのは困難であった。燃焼器バイパス弁の使用はガスタービンエンジンの操作性が向上する反面、製作,保守面でコストおよびメンテナンス時の工数増加という課題がある。
図2に発電用2軸式ガスタービンエンジンの概略を示す。可変静翼あるいは流量調整弁など、吸込空気流量を調整する機構(以下、可変静翼と記載)208を介して流入した空気は圧縮機201で圧縮され、燃焼用空気として燃焼器205へと送られる。高圧タービン202軸を中心とする同心円状に配置された複数個の燃焼器205にて発生した燃焼ガスは、高圧タービン202を駆動することにより、同軸上に連結した圧縮機201を駆動する。前記燃焼ガスは、高圧タービン202の回転に利用された後、低圧タービン203を回転し、発電機204にトルクを伝達する。低圧タービン203で発電機204を駆動するために利用された前記高圧タービン排気は、ガスタービンエンジンの排気として大気中へと開放される。
近年、電力需要の増大に伴い昼夜の電力需要差が拡大しているため、負荷変化幅が広く低負荷領域でも運転可能なガスタービンエンジンが望まれている。しかし、ガスタービンエンジンの負荷変化幅を広げると、大気条件によっては前記運転特異点となる燃空比と、各燃焼部分の点火および消火を行う燃焼切替点に設定した燃空比閾値とが接近することがあり、燃焼切替えが頻発する可能性がある。
燃焼切替えが頻発することは燃焼器205および各燃料調整弁209,210,211の寿命を短くする可能性がある。さらに、点火および消火には燃焼反応の応答遅れが存在するため、ガスタービン制御装置206が燃焼切替信号を出力してから燃焼器205で発生する燃焼ガスのエネルギー量が変化し、発電機204の出力が増減するまでの遅れにより、目標出力指令に対する負荷追従性能が悪化することが予測される。
本発明は、ガスタービンエンジンの目標出力指令追従性を向上し、また、負荷運転が可能な負荷領域を広げるという目的を、制御装置の改良によって実現したものである。以下、実施例を用いて本発明について説明する。
本発明の実施例である制御装置の、低NOx燃焼器搭載型2軸式ガスタービンエンジンへの適用例を以下に説明する。
図3は本実施例の制御装置を発電用ガスタービンエンジンに適用した例を示したものである。ガスタービン制御装置206は、可変静翼制御装置301,燃料流量制御装置302,燃料調整弁制御装置303から構成されている。本発明は燃料流量制御装置302および燃料調整弁制御装置303に適用する。
計測装置は、圧縮機201の吸気口に取り付けられた大気温度計測器304と大気圧力計測器305,高圧タービン202の軸に取り付けられた高圧タービン回転数計測器306,圧縮機201の可変静翼208に取り付けられた可変静翼開度計測器307,圧縮機201の空気出口に取り付けられた吐出空気温度計測器308,車室圧力計測器309,低圧タービン203の軸に取り付けられた低圧タービン回転数計測器310,発電機204に取り付けられた負荷出力計測器311,低圧タービン203の排気口に取り付けられた排気温度計測器312を備える。
目標出力指令313および各計測装置からの情報をもとに可変静翼開度指令314を計算し、可変静翼208に送信する。同様に、前記情報をもとに拡散燃焼部分の燃料調整弁開度指令123,各予混合燃焼部分の燃料調整弁開度指令121,122を計算し、各燃料調整弁209,210,211に送信することにより、ガスタービンエンジンを負荷運転する。
可変静翼制御装置301では、大気温度計測器304で計測した大気温度315と、高圧タービン回転数計測器306で計測した高圧タービン回転数317とを引数として、可変静翼開度指令314を出力し、可変静翼208に送出する。
図4に燃料流量制御装置302の構成例を示す。発電量指令発生部207より与えられる目標出力指令313を、回転数換算関数器401によって低圧タービンの目標回転数416に換算する。減算器402では目標回転数416と、低圧タービン回転数計測器310で計測した低圧タービン回転数321との偏差が計算される。
低圧タービン回転数321の増減と図3に示す発電機204の出力322の増減は連動しており、目標回転数416と低圧タービン回転数321との偏差は、発電量指令発生部207から与えられる目標出力指令313と発電機204の出力322との偏差の近似値となる。本実施例では、目標出力指令313と発電機204の出力322との偏差の代わりに、前記低圧タービン回転数偏差を引数として利用し負荷運転燃料流量指令417を決定する。すなわち、出力に関する目標値と観測値との偏差を利用した関数で燃料流量指令値を決定している。
再び図4の説明に戻る。補正指示器119からの補正指示信号125が出力されている場合は、前記低圧タービン回転数偏差に不感帯408が設定され、減算器402からの出力偏差の微小変動を負荷運転燃料流量指令417にフィードバックすることを抑制した状態でゲイン403が乗算される。補正指示器119からの補正指示信号125が出力されていない場合は減算器402で求められた偏差にそのままゲイン403が乗算される。
ゲイン403の出力と、無負荷返値出力器405から出力される無負荷運転時相当のフィードバック量を加算器404で足し合わせ、負荷運転燃料流量指令417として最小燃料流量指令選択器406に入力される。
最小燃料流量指令選択器406は、入力される各信号から最小値を選択出力する機能を有している。燃料流量計算器407では、低圧タービン回転数計測器310によって計測される低圧タービン回転数321,シーケンス信号発生器413より出力されるガスタービンエンジン運転のシーケンス信号418,排気温度計測器312によって計測される排気温度323,大気圧計測器305によって計測される大気圧316と、車室圧力計測器309によって計測される車室圧力320とを除算器414にて割ることで得られる圧縮比419,アナログメモリ415を介して得られる燃料流量指令423の過去値,高圧タービン回転数計測器306によって計測される高圧タービン回転数317などを引数として昇速運転燃料流量指令420,温度制御運転燃料流量指令421,起動運転燃料流量指令422等が計算されている。最小燃料流量指令選択器406にはこれらの信号も入力されているが、負荷運転時は通常、負荷運転燃料流量指令417が選択される。
一方で、高圧タービン回転数計測器306で検出される高圧タービン回転数317は、時間微分演算器409で微分値が計算され、回転数微分値ゲイン410を掛けることにより高圧タービン回転数微分フィードバック量が計算される。なお、ガスタービンエンジンの制御装置によっては計測値の厳密な時間微分値を算出することが難しい場合もあるが、その場合には計測値と過去計測値の差分でも代用可能である。
補正指示器119からの補正指示信号125が出力されている場合は、最小燃料流量指令選択器406から出力される信号に、加算器411によってフィードバック量が加算され、高圧タービン回転数317の変化率を一定にするための燃料流量補償信号となる。補正指示器119からの補正指示信号125が出力されていない場合は、最小燃料流量指令選択器406の出力がそのまま出力される。
最終的に加算器412で、加算器411の出力に燃料流量補正決定関数器116からの燃料流量指令補正量124を加算することにより燃料流量指令423を決定し、燃料流量制御装置302の出力とする。出力された燃料流量指令423は燃料調整弁制御装置303に入力される。
図1に燃料調整弁制御装置303の構成例を示す。空気流量算出器101では、大気温度計測器304で計測される大気温度315,高圧タービン回転数計測器306で検出される高圧タービン回転数317、および可変静翼開度計測器307で計測される可変静翼開度318を引数として、燃焼器205に流入する空気流量を計算する。
前記空気流量と燃料流量制御装置302で算出された燃料流量指令423とを、除算器102で除算することにより燃焼器205内の燃空比120を算出する。燃料分配比決定関数器103は燃空比120を引数としており、燃焼器205の図5(a)に示す予混合燃焼部分502各々の燃料配分を最適な値とする配分比が燃空比120の関数として予め記述されている。
燃料分配比決定関数器103は燃空比120が与えられると予混合燃焼部分502各々の燃料配分比を出力する。前記燃料分配比と燃料流量指令423を乗算器104,105で掛け合わせることにより、予混合燃焼部分502各々の目標燃料流量が決定される。また減算器106,107によって、燃料流量制御装置302より出力される燃料流量指令値423から予混合燃焼部分502各々の目標燃料流量を減算することにより、図5(a)に示す拡散燃焼部分501の目標燃料流量を決定する。
決定した各燃焼部分の目標燃料流量は、各々の燃料調整弁開度演算器108,109,110に入力され、各予混合燃焼部分の燃料調整弁開度指令121,122,拡散燃焼部分の燃料調整弁開度指令123が計算される。拡散燃焼部分の燃料調整弁開度指令123,各予混合燃焼部分の燃料調整弁開度指令121,122は各燃料調整弁209,210,211に送信され、各燃焼部分に供給される燃料流量が調整される。
ここで、図1では燃料分配比決定関数器103から第1予混合燃焼部分503と第n予混合燃焼部分504の燃料分配比のみを代表として説明したが、燃料分配比決定関数器103からは、n個の予混合燃焼部分全ての燃料分配比が出力される。拡散燃焼部分501の目標燃料流量についても、実際は燃料流量制御装置302より出力される燃料流量指令423からn個の予混合燃焼部分全ての目標燃料流量を差し引いた値となる。また、予混合燃焼部分の燃料調整弁開度演算器もn個存在し、n個分の予混合燃焼部分の燃料調整弁開度指令が出力される。
次に燃料流量分配の補正について図1を用いて説明する。発電量指令発生部207より出力される目標出力指令313は、時間微分演算器112で微分される。なお、時間微分演算器409に関する説明でも触れたように、ガスタービンエンジンの制御装置によっては計測値の厳密な時間微分値を算出することが困難な場合もあるが、その場合には現在計測値と過去計測値の差分でも代用可能である。
負荷変化傾向判定器113には、予め目標出力指令313が上昇傾向か、下降傾向か、一定値保持傾向かを判定する判断基準が設定されており、時間微分演算器112で求められた目標出力指令313の変化率に対して判定を行い、結果を点火消火禁止指示器114に送信する。
負荷変化傾向判定器113で目標出力指令313が上昇傾向と判定された場合、点火消火禁止指示器114は分配比補正値発生器115に消火禁止指令を出力する。下降傾向と判定された場合は、分配比補正値発生器115に点火禁止指令を出力する。一定値保持傾向と判定された場合は、分配比補正値発生器115に消火禁止指令と点火禁止指令とを出力する。
燃焼切替燃空比閾値111には、燃料分配比決定関数器103において各予混合燃焼部分の燃料分配比が0から正値に変化する燃焼切替点の燃空比閾値が設定されている。分配比補正値発生器115では、点火禁止信号を受信した場合は、次に点火予定の予混合燃焼部分の点火燃空比閾値と、除算器102から出力される燃空比120とを比較し、偏差が規定値以下になると燃料分配比決定関数器103に補正量を与えて次に点火予定の予混合燃焼部分の燃料分配比率を0に保ち、点火を抑制する。消火禁止信号を受信した場合は、次に消火予定の予混合燃焼部分の消火燃空比閾値と、除算器102より出力される燃空比120とを比較し、偏差が規定値以下になると燃料分配比決定関数器103に補正量を与えて次に消火予定の予混合燃焼部分の燃料分配比率を安定燃焼可能な正値に保ち、消火を抑制する。以上により、各予混合燃焼部分の燃焼切替動作は目標出力指令に適した動作となり、負荷追従性が向上する。
前記時間微分演算器112より出力される目標出力指令313の変化率は燃料流量補正決定関数器116にも入力される。燃料流量補正決定関数器116には、この他に燃料流量指令423と燃空比120とが入力されており、内部には数値解析や実験等で予め求められた負荷運転時の燃空比と目標出力指令値の関係式が与えられている。
前記関係式と目標出力指令313の変化率とから現在時刻以降の負荷追従に最適な燃料流量指令値を算出する。算出された指令値は入力である燃料流量指令423と比較して差分が計算され、燃料流量指令補正量124として加算器412に出力される。燃料流量指令補正量124を求める差分計算を行う際には、数値解析や実験等の結果を基に予め補正の限界値を決定し、前記差分が限度を超える場合は限界値を燃料流量指令補正量124として出力する。以上により、発電機出力が目標出力指令値以上である状態を維持する性能が改善され、ガスタービンエンジンの必要出力供給量の安定性を高めることができる。
次に補正指示器119の機能について説明する。高圧タービン回転数定格近傍判定器117には、予め高圧タービン回転数317が定格速度近傍であるかどうかを判定する判定基準が設定されており、入力される高圧タービン回転数317に関する判定結果を補正指示器119に送信する。可変静翼開度全開近傍判定器118には、予め可変静翼開度318が最大値近傍であるかどうかを判定する判定基準が設定されており、入力される可変静翼開度318に関する判定結果を補正指示器119に送信する。また、負荷変化傾向判定器113の判定結果も補正指示器119に送信される。
補正指示器119は高圧タービン回転数定格近傍判定器117,可変静翼開度全開近傍判定器118の出力のうちいずれかが真値の場合、または負荷変化傾向判定器113で目標出力指令313が一定値保持傾向と判定された場合、すなわちガスタービンエンジン出力の規定値範囲からの逸脱の可能性を検知した場合は、図4に示す前述の不感帯408,加算器411に補正指示信号125を出力する。つまり、ガスタービンエンジン出力の規定値範囲からの逸脱を予測する予測機能と、前記予測機能が規定値範囲からの逸脱の可能性を検知した場合に、補正指示信号を出力する機能を有している。以上により、ガスタービンエンジンの運転特異点における過渡応答に対してタービン回転数の制御性能の向上が図られ、目標出力指令313に対する追従性が改善される。
次に、図5(b)を用いて本実施例の制御装置の効果を説明する。図5(b)は、本実施例適用の制御装置によるガスタービンエンジンの目標出力指令値を上昇させる負荷運転時の制御特性を表しており、横軸に時刻、縦軸に出力および燃料流量を示す。
破線601は目標出力指令313の推移である。このときの拡散燃焼部分501の燃料流量の推移は、本実施例の制御装置を適用した場合は実線603、本実施例の制御装置を適用しない場合(比較例)は点線606のようになる。同様に第1予混合燃焼部分503の燃料流量の推移は、本実施例を適用した場合が実線604、比較例の場合が点線607のようになる。
これに対応した出力322の推移は、本実施例を適用した場合は実線602、比較例の場合は点線605のようになる。
点線605,606,607で、特許文献1に記載の燃焼器バイパス弁をもたず、本実施例で提示する新機能もない比較例の制御装置によるガスタービンエンジン運転の制御特性について説明する。時刻T2までの運転では、高圧タービンの回転数上昇分として消費されていた燃焼ガスのエネルギーが、時刻T2より負荷出力上昇分として発電機204に与えられる。このため発電機204の出力322は上昇し、目標出力指令313追従のため燃料流量指令423の増加率が抑えられる。しかし、この出力322の上昇は運転特異点経過による一時的な過渡応答であり、燃料流量指令423は再び目標出力指令313の上昇率に応じて増加していく。
通常負荷領域における運転の場合、過渡応答に対して裕度があり、目標出力指令に負荷追従するために適切な燃焼状態が保たれる。しかし低負荷領域における運転では、大気条件等の要因により運転特異点の燃空比と燃焼切替閾値が近接しているため、場合によっては過渡応答から生じる燃空比の振動に対し第1予混合燃焼部分503の消火が行われる可能性がある。前述の通り燃焼切替えには応答遅れが存在し、燃焼切替えはすぐさま発電機204の出力322には反映されない。応答遅れが大きくなれば、目標出力指令313追従のフィードバックにより、点火および消火の繰り返しが引き起こされることも予想される。短時間内での点消火の繰り返しは燃焼器205の寿命を短くする可能性があり、同時に目標出力指令313に対する追従性も低下する。
一方で、本実施例適用の制御装置によるガスタービンエンジン運転の制御では、実線602,603,604で示されるように時刻T2において、図1に示す高圧タービン回転数定格近傍判定器117により高圧タービン回転数定格近傍と判定され、補正指示器119から補正指示信号125の出力が開始される。本実施例の制御装置では、補正指示信号125の出力開始に伴い、時刻T2より燃料流量指令423に対する低圧タービン回転数偏差のフィードバックには図4に示す不感帯408が設けられ、加算器411により高圧タービン回転数の微分値がフィードバックされる。
この作用により、時刻T3より開始される運転特異点の過渡応答によって、発電機204の出力変動および燃空比120が受ける影響を予め低減する制御が加えられ、時刻T3経過直後に点線605,606にて発生しているスパイク状の応答は現れず、目標出力指令313に対する追従性が向上する。
また、図1に示す負荷変化傾向判定器113によって負荷上昇傾向と判定されているため、点火消火禁止指示器114より消火禁止指令が出力され、分配比補正値発生器115より燃料分配比決定関数器103に補正が加えられ、第1予混合燃焼部分503の消火が抑制される。このため、拡散燃焼部分501の燃料流量変化によって目標出力指令313に追従する運転が行われる。比較例の方法では各燃焼部分の燃料流量が急激に変化し、第1予混合燃焼部分503では消火,点火が繰り返されていたが、本実施例適用の制御装置では第1予混合燃焼部分503の燃焼切替えは生じず、目標出力指令313に発電機204の出力322が、より精度よく追従する。
この際、図1に示す燃料流量補正決定関数器116では目標出力指令313の変化率と燃空比120とを引数として負荷追従に適した燃料流量指令が計算されており、出力結果である燃料流量指令補正量124が加算器412において燃料流量指令423に加算される。この作用により、燃料分配比を変更しても発電機204の出力322は目標出力を下回ることなく負荷追従し、電力供給性能を向上することができる。
以上の効果により、負荷の目標出力指令313に対する追従性は向上し、さらに負荷が目標出力指令313を上回る状態を維持できるのでガスタービンエンジン出力を安定供給できる。また、低負荷領域における運転時においても目標出力指令313に対する追従性を向上させることが可能となる。他の予混合燃焼部分の燃焼切替閾値と運転特異点が近接した場合や、目標出力指令313が減少する負荷運転、目標出力指令313の変動が微小な負荷運転についても同様の効果を得られる。
1軸式ガスタービンエンジンの場合は、高圧タービン回転数および低圧タービン回転数を単軸の回転数に置き換えて、本発明で提示した機能を有するガスタービンエンジンの制御装置を構成することで同様の効果を得られる。燃焼切替えが存在しない燃焼器のみを搭載するガスタービンエンジンの制御装置に関しては、本実施例で提示した燃料分配比の補正機能を実装する必要はない。しかし、本実施例で提示したその他の機能を有するガスタービンエンジンの制御装置を構成することで、通常の負荷運転時は従来の目標出力追従制御を阻害せず、ガスタービンエンジンの運転特異点における過渡応答に対してタービン回転数の制御性能が向上し、目標出力追従性を高める効果が得られる。また、出力が目標出力指令値以上である状態を維持する性能も向上し、ガスタービンエンジンの必要出力供給量の安定性を向上する効果が得られる。
本実施例で設定した目標出力指令と負荷出力の偏差に対する不感帯およびタービン回転数の時間微分量のフィードバック出力は、ガスタービンエンジンの運転特異点における過渡応答に対してタービン回転数の制御性能を向上し、目標出力追従性を高めるという利点がある。負荷運転可能な負荷領域の拡大を図ることもできる。但し、2軸式ガスタービンエンジンの場合、時間微分量のフィードバック出力に利用されるタービン回転数は高圧タービン回転数である。
本実施例で設定した補正関数は、ガスタービンエンジンの運転状態判定器の信号が規定値の場合のみ有効とすることにより、通常の負荷運転時は従来の目標出力追従制御を阻害せず、運転特異点近傍では燃焼切替えの頻発を防止し、安定した負荷運転を可能とする利点がある。
また、本実施例では目標出力指令の変化率と燃空比を考慮した燃料流量指令の補正量を出力するので、発電機出力が目標出力指令値以上である状態を維持する性能が向上し、ガスタービンエンジンの必要出力供給量の安定性を向上できるという利点がある。
さらに、本実施例の燃料分配比の補正信号は、運転特異点近傍での過渡的な燃空比の変動を反映した燃料分配比に対し修正を加えることによって、運転特異点近傍での負荷運転に対しても目標出力指令追従に適した燃焼切替えが可能になるという利点がある。
ガスタービンエンジンおよびその制御装置に利用可能である。目標出力指令に対する負荷追従性が向上し、負荷領域が広くなることから、系統周波数変動に応じた追従運転を行う発電プラントや、工業機械駆動用など目標出力指令の変動が大きい負荷運転を行うガスタービンエンジンおよびその制御装置にも利用できる。
101 空気流量算出器
102,414 除算器
103 燃料分配比決定関数器
104,105 乗算器
106,107,402 減算器
108,109,110 燃料調整弁開度演算器
111 燃焼切替燃空比閾値
112,409 時間微分演算器
113 負荷変化傾向判定器
114 点火消火禁止指示器
115 分配比補正値発生器
116 燃料流量補正決定関数器
117 高圧タービン回転数定格近傍判定器
118 可変静翼開度全開近傍判定器
119 補正指示器
120 燃空比
121 第1予混合燃焼部分燃料調整弁開度指令
122 第n予混合燃焼部分燃料調整弁開度指令
123 拡散燃焼部分燃料調整弁開度指令
124 燃料流量指令補正量
125 補正指示信号
201 圧縮機
202 高圧タービン
203 低圧タービン
204 発電機
205 燃焼器
206 ガスタービン制御装置
207 発電量指令発生部
208 可変静翼
209 拡散燃焼部分燃料調整弁
210 第1予混合燃焼部分燃料調整弁
211 第n予混合部分燃料調整弁
212 燃料タンク
301 可変静翼制御装置
302 燃料流量制御装置
303 燃料調整弁制御装置
304 大気温度計測器
305 大気圧計測器
306 高圧タービン回転数計測器
307 可変静翼開度計測器
308 吐出空気温度計測器
309 車室圧力計測器
310 低圧タービン回転数計測器
311 負荷出力計測器
312 排気温度計測器
313 目標出力指令
314 可変静翼開度指令
315 大気温度
316 大気圧
317 高圧タービン回転数
318 可変静翼開度
319 吐出空気温度
320 車室圧力
321 低圧タービン回転数
322 出力
323 排気温度
401 回転数換算関数器
403 ゲイン
404,411,412 加算器
405 無負荷返値出力器
406 最小燃料流量指令選択器
407 燃料流量計算器
408 不感帯
410 回転数微分値ゲイン
413 シーケンス信号発生器
415 アナログメモリ
416 目標回転数
417 負荷運転燃料流量指令
418 シーケンス信号
419 圧力比
420 昇速運転燃料流量指令
421 温度制御運転燃料流量指令
422 起動運転燃料流量指令
423 燃料流量指令
501 拡散燃焼部分
502 予混合燃焼部分
503 第1予混合燃焼部分
504 第n予混合燃焼部分
505,506,507 燃料供給配管
601 破線
602,603,604 実線
605,606,607 点線
1 第1予混合燃焼部分点火時刻
2 補正指示信号出力開始時刻
3 高圧タービン回転数定格回転数到達時刻

Claims (8)

  1. 空気を圧縮する圧縮機と、前記圧縮機で圧縮された圧縮空気と燃料とを混合燃焼させる燃焼器と、前記燃焼器で生成された燃焼ガスで駆動されるタービンとを有するガスタービンエンジンの制御装置において、
    ガスタービンエンジン出力の規定値範囲からの逸脱を予測する予測機能と、
    前記予測機能が規定値範囲からの逸脱の可能性を検知した場合に、補正指示信号を出力する機能と
    を有することを特徴とするガスタービンエンジンの制御装置。
  2. 請求項1に記載のガスタービンエンジンの制御装置において、
    前記予測機能が、
    前記タービンの回転数が定格速度近傍であるかどうかを判定する回転数定格近傍判定器,
    前記圧縮機に設けられた可変静翼及び該可変静翼の開度が最大値近傍かどうかを判定する可変静翼開度全開近傍判定器,
    負荷変化の傾向を判定する負荷変化傾向判定器、
    のうち少なくとも一つであることを特徴とするガスタービンエンジンの制御装置。
  3. 請求項1または2に記載のガスタービンエンジンの制御装置において、
    出力に関する目標値と観測値との偏差を利用した関数で燃料流量指令値を決定し、
    前記補正指示信号を受けて前記偏差に不感帯を設定する機能を有する不感帯設定機能を有することを特徴とするガスタービンエンジンの制御装置。
  4. 請求項1−3に記載のガスタービンエンジンの制御装置において
    前記補正指示信号を受けて燃料流量指令値にフィードバック量を加えタービンの回転数の変化を抑制する燃料流料補償信号を生成する加算器を有することを特徴とするガスタービンエンジンの制御装置。
  5. 請求項2−4に記載のガスタービンエンジンの制御装置において、
    前記予測機能が、前記タービンの回転数,出力目標値,前記可変静翼の開度を利用してガスタービン出力を推測することを特徴とするガスタービンエンジンの制御装置。
  6. 燃焼器の流入空気流量を算出する機能と、該流入空気流量と燃料流量指令とを除算し燃空比を算出する燃空比計算機能を備えたガスタービンエンジンの制御装置において、
    目標出力指令値の時間微分量と前記燃空比と前記燃料流量指令とを引数として前記燃料流量指令に補正を付加する機能を有することを特徴とするガスタービンエンジン制御装置。
  7. 拡散燃焼部分と予混合燃焼部分を有する燃焼器と、該燃焼部分へ個別に燃料を供給する系統と、負荷発生用のタービンとを備え、
    前記燃焼器の流入空気流量を算出する機能と、該流入空気流量と燃料流量指令とを除算し燃空比を算出する燃空比計算機能と、前記燃空比を引数として前記燃料供給系統各々への燃料分配比を計算する機能とを備えた制御装置において、
    目標出力指令値を用いて前記ガスタービンエンジンの負荷変化傾向を推測する機能と、該機能の出力結果と前記燃空比とを引数として前記燃料分配比を補正する機能を有することを特徴とするガスタービンエンジン制御装置。
  8. 空気を圧縮する圧縮機と、前記圧縮機で圧縮された圧縮空気と燃料とを混合燃焼させる燃焼器と、前記燃焼器で生成された燃焼ガスで駆動されるタービンとを有するガスタービンエンジンの制御方法において、
    ガスタービンエンジン出力の規定値範囲からの逸脱の可能性を検知した場合に、補正指示信号を出力することを特徴とするガスタービンエンジンの制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012215127A (ja) * 2011-03-31 2012-11-08 Mitsubishi Heavy Ind Ltd ガスタービンの制御装置、ガスタービン、及びガスタービンの制御方法
JP2017141728A (ja) * 2016-02-10 2017-08-17 三菱日立パワーシステムズ株式会社 ガスタービン制御装置、ガスタービン制御方法及びプログラム
WO2022099955A1 (zh) * 2020-11-10 2022-05-19 中国科学院上海高等研究院 在动态过程中保持燃气轮机燃烧稳定的方法、计算机可读介质以及燃机控制系统

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