JP2011056504A - Pcb含有物の処理方法及びpcb含有物の処理装置 - Google Patents

Pcb含有物の処理方法及びpcb含有物の処理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】微量PCB含有廃棄電気機器を効率よく、安全に処理できるPCB含有物の処理方法及びPCB含有物の処理装置の提供。
【解決手段】PCB含有物に含まれるPCB含有液を、固定床炉にて550℃〜850℃で1時間以上加熱して、PCB含有物からPCB含有液とともにPCBを揮発し、除去するPCB含有物の処理方法、又はPCB含有物に含まれるPCB含有液を、連続炉にて550℃〜850℃で1時間以上加熱して、PCB含有物からPCB含有液とともにPCBを揮発し、除去するPCB含有物の処理方法である。
【選択図】図6

Description

本発明は、微量にPCBが混入又は含まれる廃棄電気機器等を安全に処理できるPCB含有物の処理方法及びPCB含有物の処理装置に関する。
ポリ塩化ビフェニル(PCB)については昭和47年から新たな製造が禁止されたが、それまでに製造された高圧トランス及び高圧コンデンサ等が廃棄物となったものの処理体制の整備が著しく停滞していたため、長期にわたり処分されていなかった。
こうした状況において、廃棄物の紛失等による環境汚染についての懸念を踏まえ、平成13年にPCB特措法が制定され、環境事業団(後の日本環境安全事業株式会社)による拠点的広域処理施設での処理体制が整備されてきた。
PCB特措法施行令ではPCB含有廃棄物を所有する事業者に対し、平成28年までに処理を完了するか、委託することを義務付けている。
一方、平成14年7月に、PCBを使用していないとする電気機器等に数十ppm程度のPCBに汚染された絶縁油を含むものが存在することが確認された。その量は電気機器が約120万台、OFケーブル1,400kmに上るとの推計があり、このような微量PCB混入廃電気機器等の処理について、技術的に安全、確実で、かつ廃棄物の特性をふまえた処理方策に係る検討が求められている。
このため、トランス等の電気機器に使用されているPCBを処理する技術が種々開発されている(特許文献1及び2参照)。
上記従来のPCB処理方法では、安全が重要視される。一方、処理コスト増大の懸念から、装置建設費、処理コストが安いことが産業界では求められている。
特開平9−79531号公報 特開2002−248455号公報
本発明は、従来における諸問題を解決し、以下の目的を達成することを課題とする。即ち、本発明は、電気機器に付着している微量PCB含有絶縁油を揮発させ、その燃焼ガスを排ガス処理手段で焼却する加熱分離処理方式を採用することにより、微量PCB含有廃棄電気機器を効率よく安全に処理することができるPCB含有物の処理方法及びPCB含有物の処理装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するため本発明者が鋭意検討を重ねた結果、電気機器に付着している微量PCB含有絶縁油をバッチ炉又は連続炉で揮発させ、その燃焼ガスを排ガス処理手段で焼却する加熱分離処理方式を採用することにより、微量PCB含有廃棄電気機器を効率よく安全に処理できることを知見した。
本発明は、本発明者による前記知見に基づくものであり、前記課題を解決するための手段としては、以下の通りである。即ち、
<1> PCB含有物としてのトランス及びOFケーブル(油浸紙絶縁ケーブル)を、連続炉にて850℃で4時間〜8時間加熱して、前記トランス及びOFケーブル(油浸紙絶縁ケーブル)からPCB含有液とともにPCBを揮発し、除去することを特徴とするPCB含有物の処理方法である。
<2> 850℃で8時間加熱する前記<1>に記載のPCB含有物の処理方法である。
<3> 加熱処理が酸化雰囲気下で行われる前記<1>から<2>のいずれかに記載のPCB含有物の処理方法である。
<4> トランスが、PCBを液抜きした後のトランスである前記<1>から<3>のいずれかに記載のPCB含有物の処理方法である。
<5> OFケーブルが、0.3m〜1.0mの長さに輪切り切断した切断ケーブル片を、連続炉内で略鉛直方向に立設させて処理する前記<1>から<4>のいずれかに記載のPCB含有物の処理方法である。
<6> トランス及びOFケーブルをドラム缶に収納して処理する前記<1>から<5>のいずれかに記載のPCB含有物の処理方法である。
<7> 前記<1>から<6>のいずれかに記載のPCB含有物の処理方法に用いられるPCB含有物の処理装置であって、
PCB含有物をバーナーにより550℃〜850℃で1時間以上加熱してPCBを連続的に揮発し、除去する連続炉と、
該連続炉の上方に、炉内のガスを排出するガス排出口と、を有してなり、
前記連続炉が、昇温待機室と、昇温部と、保持部と、冷却待機室とからなり、昇温待機室と昇温部との間、及び冷却待機室と保持部の間に開閉可能な扉を有することを特徴とするPCB含有物の処理装置である。
<8> 連続炉における保持部又は昇温部に、バーナーが配置されている前記<7>に記載のPCB含有物の処理装置である。
<9> ガス排出口が、PCBを分解処理する排ガス処理手段のガス導入口と連結されている前記<7>から<8>のいずれかに記載のPCB含有物の処理装置である。
<10> 排ガス処理手段がロータリーキルン、ガス燃焼炉、冷却塔、中和・集塵機、及び煙突のいずれかである前記<9>に記載のPCB含有物の処理装置である。
本発明によると、従来における諸問題を解決することができ、電気機器に付着している微量PCB含有絶縁油を揮発させ、その燃焼ガスを排ガス処理手段で焼却する加熱分離処理方式を採用することにより、微量PCB含有廃棄電気機器を効率よく安全に処理することができるPCB含有物の処理方法及びPCB含有物の処理装置を提供することができる。
図1は、一般的なトランスの構造を示す一部断面図である。 図2は、OFケーブルの概略断面図である。 図3は、PCB含有物の処理装置における固定床炉の立面断面図である。 図4は、PCB含有物の処理装置における固定床炉の上方からの平面図である。 図5は、本発明のPCB含有物の処理装置の一例を示す概略図である。 図6は、本発明のPCB含有物の処理方法の一例を示す処理工程フローである。 図7は、本発明のPCB含有物の処理装置における連続炉の概略図である。
(第1形態のPCB含有物の処理方法及びPCB含有物の処理装置)
本発明の第1形態のPCB含有物の処理方法は、PCB含有物に含まれるPCB含有液を、固定床炉にて550℃〜850℃で1時間以上加熱して、PCB含有物からPCB含有液とともにPCBを揮発し、除去するものである。
本発明の第1形態のPCB含有物の処理装置は、PCB含有物を加熱する固定床炉と、
該固定床炉の上方に、炉内のガスを排出するガス排出口と、
該ガス排出口より下方に、PCB含有物を貯留する火格子と、を有してなり、排ガス処理手段、更に必要に応じてその他の手段を有してなる。
前記火格子の面が複数の孔を有してなり、該火格子の下方には、固定床炉内を加熱するバーナーが配置されており、該バーナーの配置位置が、バーナー炎噴射方向が該固定床炉の火格子と水平方向で平行となる位置である。
以下、本発明の第1形態のPCB含有物の処理方法及び第1形態のPCB含有物の処理装置について詳細に説明する。
<固定床炉>
前記固定床炉には、炉内の雰囲気が漏れないこと、温度、雰囲気が制御できること、炉内に燃焼中のガスが滞留しないことなどの安全性が求められる。廃棄物を処理するからである。また、廃棄物を装入、処理後の排出も簡便かつ安全にできることが求められる。
前記固定床炉においては、PCBを含む廃棄物、又はそれを投入したドラム缶を処理する。このため、炉は、側面において炉内に処理物を導入できる開閉自在の扉を有し、上方には炉内のガスを排出するガス排出口を備える。該ガス排出口は、ロータリーキルンのガス導入口と連結されている。
全体の筐体枠組は、鋼等からなり、焼却室は、耐火レンガ等により築炉されている。また、温度制御、雰囲気制御のためセンサーが配置されている。
前記固定床炉内は、炉内の発生ガス等を炉外に排出する排出口が上方にあり、その下方に、廃棄物等を貯留する固定の火格子があり、火格子の下方、炉床より上方にバーナーが配置されている。
バーナーの火炎が直接に火格子に当たらない距離にて設計、設定される。バーナーの火炎が火格子(火格子の下方面)に極力接しないほうがよい、このためバーナーの火炎噴射方向は、火格子の面に対し、水平にて平行方向となるように設置する。
前記火格子は、下方に配置されているバーナーの熱等を火格子より上方へ通過、伝熱するため複数の孔を設ける。孔パターンは、ほぼ炉床全面にあるほうがよい。特にドラム缶等に廃棄物を投入し、ドラム缶ごと処理する場合は、ドラム缶内への伝熱が重要となる。
しかし、あまり急激に温度が上昇するとPCB等の揮発が大きくなるため、伝熱も制御できることが望ましい。火格子においては複数の孔により該制御が可能となっている。火格子は水冷管などを具備し、火格子の上に搭載された処理物の急激な温度上昇を防止でき、安全に処理可能となる。例えば、ドラム缶内にある液が下側から急激に熱が伝わると、ドラム缶内で液が沸騰、予期せぬ液漏れを防止できる。火格子の孔があり、格子状であることから廃棄物の底面の変形やいびつな形状、ドラム缶のゆがみなどの影響が少なく、安定して搭載、貯留できる。このため、安全にかつ、簡便に廃棄物を炉内に搭載、貯留及び処理可能となっている。
PCB含有物、廃棄物などを一端、容器に収納し、処理する場合に適している。例として、PCBを含有した物をドラム缶に収納し、該ドラム缶の上方を開放した状態で、炉内に搭載し、加熱処理する。確実にPCB等の分離処理ができるのは、ドラム缶内にて雰囲気が急激なガス流や、温度変化を伴わない、安定した加熱状態を処理時間にわたって維持可能としているためである。トランスの筐体も上方を開放することで上記のようなドラム缶と同様な効果が得られる。
開閉自在な扉には、油圧等により扉を押し、確実に密閉する。なお、炉内圧力(焼却ガスなどによる)は、排ガス口から常にガスを吸引するため、外部の大気圧に対しては負圧となっており、炉内のガスの漏洩はない。
ここで、図3は、固定床炉の立面断面図である。図4は、固定床炉の上方からの平面図である。図5は、本発明のPCB含有物の処理装置の概略図である。
この図5のPCB含有物の処理装置は、固定床炉101と、排ガス処理手段102としてのロータリーキルン炉とが煙道103で連結されている。
前記固定床炉101は、炉内の発生ガス等を炉外に排出するガス排出口が上方にあり、その下方に、廃棄物等を貯留する固定の炉床があり、炉床の下方にバーナーが配置されている。バーナーの炎が直接に火格子にあたらない距離にて設計、設定される。
バーナーは、側面の対で対向面に2個所それぞれ設置し、炉内の熱の供給を均一化している。バーナー炎の噴射方向は、火格子面、炉床面に対して平行である。
火格子は、下方に配置されているバーナーの熱等を通過、伝熱するため複数の孔を設けてある。孔パターンは、ほぼ火格子全面にある。
火格子においては複数の孔により該制御が可能となっている。また、廃棄物の底面の変形やいびつな形状、ドラム缶のゆがみなどの影響が少なく、安定して設置、貯留できる。このため、安全にかつ、簡便に廃棄物を炉内に設置、貯留可能となっている。
開閉自在な扉には、油圧等により扉を押し、確実に密閉する。なお、炉内圧力(焼却ガスなどによる)は、排ガス口から常にガスを吸引するため、外部の大気圧に対しては負圧となっており、炉内のガスの漏洩はない。
前記排ガス処理手段102は、ロータリーキルンであり、排ガス処理装置をも備えている。ロータリーキルンの入り口から排ガスを導入することが好ましい。排ガスの燃焼をロータリーキルンで制御しやすくするためである。
前記煙道103は、高温のガスに耐え、ガス等の漏れがない。
(第2形態のPCB含有物の処理方法及びPCB含有物の処理装置)
本発明の第2形態のPCB含有物の処理方法は、PCB含有物に含まれるPCB含有液を、連続的に揮発処理する連続炉にて550℃〜850℃で1時間以上加熱して、PCB含有物からPCB含有液とともにPCBを揮発し、除去する。
本発明の第2形態のPCB含有物の処理装置は、PCB含有物をバーナーにより550℃〜850℃で1時間以上加熱してPCBを連続的に揮発し、除去する連続炉と、
該連続炉の上方に、炉内のガスを排出するガス排出口とを有してなり、排ガス処理手段、更に必要に応じてその他の手段を有してなる。
前記連続炉が、昇温待機室と、昇温部と、保持部と、冷却待機室とからなり、昇温待機室と昇温部との間、及び冷却待機室と保持部の間に開閉可能な扉を有する。
第2形態の連続炉によれば、第1形態のバッチ処理に比べて温度の上げ下げのロスがなく、大量処理が可能となり、バーナーの燃料量を減らすことができる。また、燃焼ガスの発生量も減らすことができる。
以下、本発明の第2形態のPCB含有物の処理方法及び第2形態のPCB含有物の処理装置について詳細に説明する。
<連続炉>
前記連続炉としては、特に制限はなく、処理物のサイズ、形状に応じて、適宜炉の形状、炉内容積を選択することができる。
前記連続炉は、昇温待機室と、昇温部と、保持部と、冷却待機室とからなり、昇温待機室と昇温部との間、及び冷却待機室と保持部の間に開閉可能な扉を有するものが挙げられる。このような扉を設けることにより、外部と遮断することができ、連続炉内の温度変化を少なくすることができる。
連続炉における保持部には、バーナーが配置されており、保持部の上方又は下方に配置することが好ましい。
PCB含有物をドラム缶に収納し、該ドラム缶の上方を開放した状態で台車上に載せて、連続加熱処理する。
前記台車は、処理物の大きさ、形状に応じ適宜選択することができる。
前記連続炉における、PCB含有物の搬送は、プッシャーにより行うことができ、台車の搬送速度は炉内温度が極端に低下しないように、速やかに搬入できることが好ましい。
ここで、図7は、本発明のPCB含有物の処理装置における連続炉の一例を示す概略図である。
この図7の連続炉は、昇温待機室11と、昇温部12と、保持部13と、冷却待機室14とを備えている。
昇温待機室11と昇温部12との間、及び冷却待機室14と保持部13の間には、油圧等により開閉可能な稼動扉17を有している。
抜油したトランス、及び切断したOFケーブルは台車16上のドラム缶内に入れ、連続炉昇温待機室から、昇温部でバーナー21により昇温し、炉内が850℃になってから保持部13において8時間温度を保持し、冷却待機室で冷却される。なお、台車は図中矢印方向に一定の速度で搬送される。
バーナー21としては、炉内を550℃〜850℃に保つことができるものを選定する。また、炉内温度を微調整できる機能を有していることが好ましい。
この連続炉は、保持部の上方に、排ガス処理手段としてのロータリーキルン炉22とが煙道23で連結されている。
前記固定床炉又は連続炉内では、PCB含有物に含まれるPCB含有液を550℃〜850℃で1時間以上加熱して、PCB含有物からPCB含有液とともにPCBを揮発させる。該加熱は550℃〜850℃で4時間〜8時間であることが好ましく、850℃で4時間〜8時間であることがより好ましい。
前記加熱温度が、550℃未満であると、油分などの揮発が進まないことがあり、850℃を超えると、処理費の必要以上な増大を招来してしまうことがある。
前記加熱処理は、酸化雰囲気下で行うことが、焼却残物の量(質量、体積)が減量する点で好ましい。炉内の酸素濃度は10%以上であることが好ましい。
前記加熱の際の昇温条件は、ある程度一定の昇温幅であることが、燃焼ガスの発生量を一定に制御できる点で好ましい。
<排ガス処理及び排ガス処理手段>
前記排ガス処理は、固定床炉又は連続炉から排出される排ガスを無害なガスとする処理である。排ガスを高温にて燃焼し、排ガス中の有機成分を分解し、更に含まれる酸、アルカリ性の成分(金属)、粉塵などを中和、除去し、清浄なガスとする。
このため、燃焼、冷却、中和、及び集塵手段を備えていることが好ましい。固定床炉又は連続炉からの排ガスは、廃棄物を焼却処理するロータリーキルン、もしくは、十分な温度及び滞留時間を得ることができる燃焼室に導入する。特に、ロータリーキルンの廃棄物投入口の近傍がよい。ロータリーキルンに排ガスを導入すれば燃焼が確実に行われ、安全に処理ができ、更に廃棄物処理用のため排ガス処理装置、プロセスも十分に機能を備えている。
前記排ガス処理は排ガス処理手段により実施される。
前記排ガス処理手段としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、例えばロータリーキルン、更には、ガス燃焼炉、冷却塔、中和・集塵機、煙突をそなえていることなどが挙げられる。
前記排ガス処理は、850℃〜1,100℃の温度で2秒間以上行うことが好ましく、1000℃〜1100℃以上で2秒間以上行うことがより好ましい。
<PCB含有物>
本発明のPCB含有物の処理方法及びPCB含有物の処理装置における、PCB含有物としては、電気機器であり、該電気機器としては、トランス及びOFケーブル(油浸紙絶縁ケーブル)の少なくともいずれかであることが好ましい。
−トランス−
図1は、一般的なトランスの構造を示す一部断面図である。図1に示すように、トランス200は、鉄心201に対して銅コイル202を巻いたトランスコア203を鉄製の容器204内に収納した構成であり、絶縁油205としてPCBを内部に封入したものである。また、銅コイル202は、銅線に絶縁紙を巻き付けた構成であり、鉄枠207上部には碍子208が設けられている。また、容器204の開口部は蓋209により密封されている。一般的なトランスの容量範囲は、5〜133kVAであり、本発明ではすべての範囲において処理ができる。
トランス200では、PCB含有油を液抜きした後に、上方を開放した状態で加熱炉内にて処理する。
−OFケーブル−
OFケーブル(油浸紙絶縁ケーブル)は、図2に示すように、油通路となるメタルスパイラル1と、このメタルスパイラル1の外周には銅線等の導体2と、この導体2上にはカーボン紙を巻回してなる遮蔽層3が設けられ、この遮蔽層3上には油浸絶縁体4が設けられている。この油浸絶縁体4上には、銅、アルミニウム等のメタルテープを巻回してなる遮蔽層5が設けられる。この遮蔽層5上には鉛又はAl(アルミニウム)6が被覆され、更にポリ塩化ビニル,クロロプレンゴムなどからなる防食層7が設けられている。
前記メタルスパイラル1は、亜鉛メッキ鋼板からなる鋼帯をスパイラル状に巻き付け、波付け加工を施したパイプ状のものであって、その内部空間は絶縁油の通路となるようになっている。
前記導体2は、六分割圧縮中空撚線からなるもので、複数の銅線を撚り合せ、扇状に圧縮成形したユニットを6個上記メタルスパイラル1の外周に配置したものである。
前記油浸絶縁体4は、絶縁紙としてポリプロピレンフィルムの両面にクラフト紙を貼り合せて得られたポリプロピレンフィルムラミネート紙を用い、これを巻回し、絶縁油を含浸してなるものである。
前記OFケーブルは所定の長さに切断した切断ケーブル片の形で用いられる。該切断は断面が露出するようにケーブルの軸方向に垂直に切断する(輪切り切断する)。
前記切断ケーブル片の長さは、焼却炉内に略鉛直方向に立設可能であれば特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、0.3m〜1.0mが好ましく、0.7mが特に好ましい。
切断されたケーブは、容器に入れる方がよい。前記容器は、焼却炉内にて熱等に耐える材質のものが好ましく、例えば鉄等がある。貯留する容器の形状は、上方が開放され、底面と側面が形成されケーブルを立設して貯留できる形状が適している。例として上方が開放されたスチールドラム缶などがある。上方が開放されていないと熱よる発生するガスが抜けずにケーブルに残留するためである。また、作業性も上方から投入でき、投入状態を視認でき、修正しやすく優れている。
容器内にて処理をすることで、金属回収が容器毎に効率良くできるので作業面、及び回収面で有意である。
本発明によれば、低濃度PCBの絶縁油を抜き取った後のPCB汚染物である、抜油したトランス及びOFケーブル等の電気機器は、図3〜図5に示すPCB含有物の処理装置を用いて、図6に示すPCB含有物の処理工程フローで処理され、微量PCB含有廃棄電気機器を効率よく安全に処理できる。
処理済みのトランスは、解体し、ケースは、電炉や転炉のスクラップ源として利用される。ケースから取り出されたトランスコアは、モービルシャーにより銅コイルを切断し、コイル線とコアを分離する。分離したコアのうち、特別管理産業廃棄物の判定基準を満たす場合は、スクラップ源としてそのまま利用することができる。
また、分離した銅コイルや可燃物は、誘導炉に装入し、可燃物を燃焼させ、銅コイルを溶融し、銅としてリサイクルすることができる。
以下、本発明の実施例を説明するが、本発明は、これらの実施例に何ら限定されるものではない。
(参考例1)
低濃度PCBの絶縁油を抜き取った後のPCB汚染物である、抜油したトランス及びOFケーブルを、図3〜図5に示すPCB含有物の処理装置(固定炉)を用いて、図6に示す処理工程フローでPCB処理を行った。
具体的には、抜油したトランス、及び長さ0.7mに切断したOFケーブルをドラム缶内に入れ、固定床炉に投入後、A重油バーナーにより昇温し、炉内が850℃になってから8時間温度を保持した。この際、固定床炉内へのエアー投入は極力少なくし、バーナーの油燃焼分のみを投入した。
この固定床炉の排ガスは、煙道により連結されている焼却処理手段(ロータリーキルン炉及び排ガス処理装置)により、1100℃で2秒の滞留時間で処理し、適正に排ガス処理をした。
処理後のトランス及びOFケーブルのPCB濃度をガスクロマトグラフ法により測定した。
−加熱試験炉サイズ−
・炉内容積:5.5m
−扉、煙道、バーナー等−
・扉開閉方式
電動ホイストによる昇降式(外側より油圧ユニットによる押さえつけで密閉性が向上する)である。
・煙道
内径400mm、接続場所:現燃焼エアー用ダクト接続位置
・バーナー:メカニカルガンバーナー
昇温用バーナー及び温度コントロール用バーナーの2本設置
・火格子
内部に水を循環させる水冷ジャケット方式
その結果、固定床炉でのガス発生量を抑えた、圧力損失の少ないPCB含有物の処理が効率よく行えることが分かった。
また、処理後のトランス及びOFケーブルからはPCBは検出されず、無害化できていることが分かった。
(実施例2)
低濃度PCBの絶縁油を抜き取った後のPCB汚染物である、抜油したトランス及びOFケーブルを、図7に示すPCB含有物の処理装置(連続炉)を用いて、連続的にPCB処理を行った。
具体的には、抜油したトランス、及びOFケーブルを台車上の缶内に入れ、連続炉に投入後、A重油バーナーにより昇温し、炉内が850℃になってから8時間温度を保持した。この際、固定床炉内へのエアー投入は極力少なくし、バーナーの油燃焼分のみを投入した。
この連続炉の排ガスは、煙道により連結されている焼却処理手段(ロータリーキルン炉及び排ガス処理装置)により、1100℃で2秒の滞留時間で処理し、適正に排ガス処理をした。処理後のトランス及びOFケーブルのPCB濃度をガスクロマトグラフ法により測定した。
−連続炉−
連続炉はラボレベルの試験炉を作製し、試験を行った。
−扉、煙道、バーナー等−
・扉開閉方式
電動ホイストによる昇降式(外側より油圧ユニットによる押さえつけで密閉性が向上する)である。
・煙道
接続場所:現燃焼エアー用ダクト接続位置
・バーナー:
炉内を550℃〜850℃に保つことができるバーナーを選定した。
その結果、連続炉でのガス発生量を抑えた、圧力損失の少ないPCB含有物の処理が効率よく行えることが分かった。
また、処理後のトランス及びOFケーブルからはPCBは検出されず、無害化できていることが分かった。
本発明のPCB含有物の処理方法及びPCB含有物の処理装置は、トランス及びOFケーブル(油浸紙絶縁ケーブル)等の廃棄電気機器に付着している微量PCB含有絶縁油を効率よく安全に処理することができる。
11 昇温待機室
12 昇温部
13 保持部
14 冷却待機部
16 台車
17 稼動壁
21 バーナー
22 排ガス処理手段
23 煙道
101 固定床炉
102 排ガス処理手段
103 煙道

Claims (10)

  1. PCB含有物としてのトランス及びOFケーブル(油浸紙絶縁ケーブル)を、連続炉にて850℃で4時間〜8時間加熱して、前記トランス及びOFケーブル(油浸紙絶縁ケーブル)からPCB含有液とともにPCBを揮発し、除去することを特徴とするPCB含有物の処理方法。
  2. 850℃で8時間加熱する請求項1に記載のPCB含有物の処理方法。
  3. 加熱処理が酸化雰囲気下で行われる請求項1から2のいずれかに記載のPCB含有物の処理方法。
  4. トランスが、PCBを液抜きした後のトランスである請求項1から3のいずれかに記載のPCB含有物の処理方法。
  5. OFケーブルが、0.3m〜1.0mの長さに輪切り切断した切断ケーブル片を、連続炉内で略鉛直方向に立設させて処理する請求項1から4のいずれかに記載のPCB含有物の処理方法。
  6. トランス及びOFケーブルをドラム缶に収納して処理する請求項1から5のいずれかに記載のPCB含有物の処理方法。
  7. 請求項1から6のいずれかに記載のPCB含有物の処理方法に用いられるPCB含有物の処理装置であって、
    PCB含有物をバーナーにより550℃〜850℃で1時間以上加熱してPCBを連続的に揮発し、除去する連続炉と、
    該連続炉の上方に、炉内のガスを排出するガス排出口と、を有してなり、
    前記連続炉が、昇温待機室と、昇温部と、保持部と、冷却待機室とからなり、昇温待機室と昇温部との間、及び冷却待機室と保持部の間に開閉可能な扉を有することを特徴とするPCB含有物の処理装置。
  8. 連続炉における保持部又は昇温部に、バーナーが配置されている請求項7に記載のPCB含有物の処理装置。
  9. ガス排出口が、PCBを分解処理する排ガス処理手段のガス導入口と連結されている請求項7から8のいずれかに記載のPCB含有物の処理装置。
  10. 排ガス処理手段がロータリーキルン、ガス燃焼炉、冷却塔、中和・集塵機、及び煙突のいずれかである請求項9に記載のPCB含有物の処理装置。
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