JP2011055371A - 携帯端末装置、携帯端末制御方法及び携帯端末制御プログラム - Google Patents

携帯端末装置、携帯端末制御方法及び携帯端末制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】利用者がメールボックス内の自動削除対象となる電子メールを意識しなくとも、不要となる可能性の高い電子メールを効率的に削除することができる携帯端末装置、携帯端末制御方法及び携帯端末制御プログラムを提供すること。
【解決手段】利用者の操作又はメール送信者との関係に係る履歴情報に基づいて、メールボックスに記憶されている複数の電子メールの削除順序を決定し、新たな電子メールを受信する場合に、かかる削除順序にしたがってメールボックスに記憶されている電子メールを削除処理した後に、かかる新たな電子メールをメールボックスに格納する。
【選択図】図1

Description

本発明は、携帯端末装置、携帯端末制御方法及び携帯端末制御プログラムに関する。
従来、携帯電話機等の携帯端末装置が電子メールを受信したならば、受信した電子メールは受信メールボックスと呼ばれる記憶領域に格納される。受信メールボックスに空き容量がない場合には、受信メールボックスに電子メールを格納することができない。このため、このような場合には、受信メールボックス内の受信日時が最も古い電子メールを削除して空き容量を増やした後に、新たに受信した電子メールが受信メールボックスに格納される。
ところが、受信日時の古い電子メールから順次電子メールを削除すると、削除すべきでない電子メールが削除されてしまう場合がある。このため、利用者は大切な電子メールを保護設定せざるを得なくなり、煩雑な操作を要する結果となる。また、利用者が保護設定を忘れた場合には、大切な電子メールが自動削除されてしまう。
このように、大切な電子メールが自動削除されてしまうという問題を解消するために、特定のフォルダに振り分けされた電子メールを優先的に削除する従来技術が知られている。削除されても問題がない電子メールを上記特定のフォルダに振り分けるよう設定しておけば、不要な電子メールを優先的に自動削除できる。
また、利用者により設定された設定条件にしたがって各受信メールに優先度を付与し、優先度の低い電子メールを優先的に削除する従来技術も提案されている。ここで言う設定条件とは、例えば、電子メールの送信元アドレス毎に優先度を対応付けるものを指す。このため、この従来技術によれば、削除対象とすべき送信元アドレスの優先度を低く設定しておくことで、重要な電子メールの意図しない自動削除を防止することができる。
特開2006−235841号公報 特開2002−278896号公報 特開2006−134200号公報 特開2008−152578号公報
しかしながら、上記従来技術は、いずれも「どの電子メールを削除対象とするか」を利用者自身が意識しなければならないため、利用者に不要な労力を強いる結果となっている。
例えば、特定フォルダへの振分技術を利用した従来技術の場合には、利用者自身が、電子メールを特定フォルダに振り分けるべきか否かを判定しなければならない。また、画一的に付与した設定条件に基づいて優先度を付与する従来技術の場合には、例えば送信者アドレスの優先度をどのように設定するかを利用者自身が判定しなければならない。
開示の技術は、利用者がメールボックス内の自動削除対象となる電子メールを意識しなくとも、不要となる可能性の高い電子メールを効率的に削除することができる携帯端末装置、携帯端末制御方法及び携帯端末制御プログラムを提供することを目的とする。
本願の開示する携帯端末装置は、一つの態様において、受信済みの電子メールを記憶する記憶部と、利用者の操作又はメール送信者との関係に係る履歴情報に基づいて、前記記憶部に記憶された複数の電子メールの削除順序を決定する削除順序決定部と、新たな電子メールを受信する場合に、前記削除順序決定部によって決定された削除順序にしたがって前記記憶部に記憶された電子メールを削除処理する削除処理部と、前記削除処理部による削除処理を終えた後に、前記新たな電子メールを前記記憶部に格納する格納制御部とを備える。
本願の開示する携帯端末装置の一つの態様によれば、不要となる可能性の高い電子メールを効率的に削除することができるという効果を奏する。
図1は、実施例1に係る携帯端末装置の構成例を示す図である。 図2は、実施例2に係る携帯端末装置の構成例を示す図である。 図3は、操作傾向情報記憶部の一例を示す図である。 図4は、関係情報記憶部の一例を示す図である。 図5は、受信メール記憶部の一例を示す図である。 図6は、図2に示した操作傾向情報収集部による操作傾向情報収集処理手順を示すフローチャートである。 図7は、図2に示した受信メールチェック部によるメールチェック処理手順を示すフローチャートである。 図8は、図2に示した手動保護情報収集部による手動保護情報収集処理手順を示すフローチャートである。 図9は、図2に示した削除順序決定部による削除順序決定処理手順を示すフローチャートである。 図10は、図2に示した削除処理部による削除処理手順を示すフローチャートである。 図11は、実施例3に係る携帯端末装置の構成例を示す図である。 図12は、操作傾向情報記憶部の一例を示す図である。 図13は、関係情報記憶部の一例を示す図である。 図14は、図11に示した操作傾向情報収集部による操作傾向情報収集処理手順を示すフローチャートである。 図15は、図11に示した手動削除情報収集部による手動削除情報収集処理手順を示すフローチャートである。 図16は、図11に示したメール閲覧情報収集部によるメール閲覧情報収集処理手順を示すフローチャートである。 図17は、図11に示した携帯端末内情報収集部による携帯端末内情報収集処理手順を示すフローチャートである。 図18は、電子メール削除処理の一例を説明するための図である。 図19は、携帯端末制御プログラムを実行するコンピュータを示す図である。
以下に、本願の開示する携帯端末装置、携帯端末制御方法及び携帯端末制御プログラムの実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例により本願の開示する携帯端末装置、携帯端末制御方法及び携帯端末制御プログラムが限定されるものではない。
まず、図1を用いて、実施例1に係る携帯端末装置の構成について説明する。図1は、実施例1に係る携帯端末装置10の構成例を示す図である。図1に示した携帯端末装置10は、電子メールを送受信する機能を有し、電子メールを受信した場合には、受信した電子メールを所定の記憶領域に格納する。実施例1に係る携帯端末装置10は、電子メールを記憶する記憶領域に空き容量がない状態で電子メールを受信した場合に、かかる記憶領域から、利用者にとって不要となる可能性の高い電子メールを自動的に削除する。以下に、携帯端末装置10が有する各部について説明する。
図1に示すように、実施例1に係る携帯端末装置10は、記憶部11と、削除順序決定部12と、削除処理部13と、格納制御部14とを有する。記憶部11は、受信済みの電子メールを記憶する。一般的に、記憶部11に記憶できる電子メールの容量は決められている。例えば、記憶部11に記憶できる電子メールの数が決められていたり、記憶部11に記憶できる電子メールの合計サイズが決められていたりする。
削除順序決定部12は、利用者によって行われた操作の履歴や、利用者と記憶部11に記憶されている電子メールの送信者との関係に係る履歴情報に基づいて、記憶部11に記憶されている複数の電子メールの削除順序を決定する。具体的には、削除順序決定部12は、上記履歴情報に基づいて、利用者にとって不要となる可能性が高い電子メールの順に削除順序を決定する。
削除処理部13は、記憶部11に空き容量がない状態で新たな電子メールを受信する場合に、削除順序決定部12によって決定された削除順序にしたがって記憶部11に記憶されている電子メールを削除処理する。格納制御部14は、削除処理部13によって削除処理が行われた後に、新たに受信した電子メールを記憶部11に格納する。
このように、実施例1に係る携帯端末装置10は、利用者の操作又は利用者とメール送信者との関係に係る履歴情報に基づいて、記憶部11に記憶された複数の電子メールの削除順序を決定する。そして、携帯端末装置10は、新たな電子メールを受信する場合に、かかる削除順序にしたがって記憶部11に記憶されている電子メールを削除処理した後に、新たな電子メールを記憶部11に格納する。これにより、実施例1に係る携帯端末装置10は、利用者にとって不要となる可能性の高い順に電子メールを自動的に削除することができる。
また、実施例1に係る携帯端末装置10は、利用者の操作履歴等に基づいて、電子メールの削除順序を動的に決定するので、利用者が自動削除対象となる電子メールを意識しなくとも、利用者にとって不要となる可能性の高い電子メールを効率的に削除することができる。
次に、上記実施例1において説明した携帯端末装置について具体例を用いて説明する。実施例2では、利用者によって削除された電子メールに関する情報や、利用者によって保護設定された電子メールに関する情報を履歴情報として用いる例について説明する。
[実施例2に係る携帯端末装置の構成]
まず、図2を用いて、実施例2に係る携帯端末装置100の構成について説明する。図2は、実施例2に係る携帯端末装置100の構成例を示す図である。図2に示した携帯端末装置100は、例えば、携帯電話機や、PDA(Personal Digital Assistant)などである。図2に示すように、携帯端末装置100は、アンテナ110と、通信制御部120と、入力部130と、表示部140と、記憶部150と、制御部160とを有する。
アンテナ110は、外部へ信号を送信したり、外部から信号を受信したりする。例えば、アンテナ110は、外部の情報処理装置へ電子メールを送信したり、外部の情報処理装置から電子メールを受信したりする。通信制御部120は、図示しない基地局を介した音声通信及びデータ通信の通信制御を行う。
入力部130は、各種情報や操作指示を入力するための入力デバイスであり、例えば、数字および文字等を入力するテンキーや、メニュー選択および表示スクロール等に用いられるカーソルキーなどである。表示部140は、各種情報を出力する出力デバイスであり、例えば、液晶ディスプレイやスピーカである。
記憶部150は、各種情報を記憶する記憶デバイスであり、例えば、RAM(Random Access Memory)や、フラッシュメモリ(Flash Memory)などの記憶装置である。図2に示すように、実施例2における記憶部150は、操作傾向情報記憶部151と、関係情報記憶部152と、受信メール記憶部153とを有する。
操作傾向情報記憶部151は、受信メール記憶部153に記憶されている各電子メールに対する利用者の操作の傾向を示す情報(以下、「操作傾向情報」と言う)を記憶する。図3に、操作傾向情報記憶部151の一例を示す。図3に示すように、実施例2における操作傾向情報記憶部151は、「保持期間」といった項目を有する。かかる「保持期間」は、利用者によって削除操作された電子メールの総数を、所定の保持期間ごとに記憶する。図3に示した例では、「保持期間」は、「10分未満」、「10分以上1日未満」、「1日以上」といった期間ごとに分けられている。
図3に示した操作傾向情報記憶部151は、携帯端末装置100が電子メールを受信してから、利用者によって削除されるまでの期間が「10分未満」であった電子メールの数が「10個」であることを示している。また、図3に示した操作傾向情報記憶部151は、電子メールを受信してから、利用者によって削除されるまでの期間が「10分以上1日未満」であった電子メールの数が「5個」であることを示している。また、図3に示した操作傾向情報記憶部151は、電子メールを受信してから、利用者によって削除されるまでの期間が「1日以上」であった電子メールの数が「20個」であることを示している。
すなわち、操作傾向情報記憶部151が図3に示した状態である場合、携帯端末装置100の利用者は、受信してから1日以上経過した電子メールを削除する可能性が高い。一方、操作傾向情報記憶部151が図3に示した状態である場合、携帯端末装置100の利用者は、受信してから10分以上経過し、かつ、1日経過していない電子メールを削除する可能性が低い。このようなことから、携帯端末装置100は、操作傾向情報記憶部151に記憶されている各種情報に基づいて、利用者によって削除される電子メールの傾向を特定することができる。
関係情報記憶部152は、受信メール記憶部153に記憶されている各電子メールを送信した送信者ごとに、かかる各電子メールの重要度などを示す各種情報を記憶する。言い換えれば、関係情報記憶部152は、利用者にとって重要度の高いメール送信者に関する情報などを記憶する。以下では、関係情報記憶部152が記憶する各種情報を「関係情報」と表記する場合がある。図4に、関係情報記憶部152の一例を示す。図4に示すように、実施例2における関係情報記憶部152は、「送信者」、「受信総数」、「保護設定数」、「削除ポイント」といった項目を有する。
「送信者」は、携帯端末装置100が受信した電子メールの送信者情報を示す。例えば、「送信者」には、電子メールの送信元アドレスや、送信者名などが記憶される。「受信総数」は、携帯端末装置100が保持する電子メールのうち、対応する「送信者」によって送信された電子メールの数を示す。「保護設定数」は、対応する「受信総数」のうち、利用者によって保護設定された電子メールの数を示す。
「削除ポイント」は、削除順序を決定する際に用いられる指標を示す。かかる「削除ポイント」は、後述する削除順序決定部163によって更新される。「削除ポイント」については、削除順序決定部163を説明する際に詳述する。
図4に示した関係情報記憶部152の1行目は、送信者「A」から受信した電子メールの数が「50個」であり、かかる50個の電子メールのうち、利用者によって保護設定された電子メールの数が「0個」であることを示している。また、図4に示した関係情報記憶部152の2行目は、送信者「B」から送信された電子メールの数が「30個」であり、かかる30個の電子メールのうち、利用者によって保護設定された電子メールの数が「3個」であることを示している。また、図4に示した関係情報記憶部152の3行目は、送信者「C」から送信された電子メールの数が「10個」であり、かかる10個の電子メールのうち、利用者によって保護設定された電子メールの数が「2個」であることを示している。
すなわち、関係情報記憶部152が図4に示した状態である場合、携帯端末装置100は、送信者「B」や「C」よりも送信者「A」から多数の電子メールを受信している。しかし、携帯端末装置100の利用者は、送信者「A」から受信した電子メールに対して保護設定を行う可能性が低く、送信者「C」から受信した電子メールに対して保護設定を行う可能性が高い。このように、関係情報記憶部152に記憶されている各種情報に基づいて、利用者によって保護設定される電子メールの傾向が分かる。
このようなことから、携帯端末装置100は、関係情報記憶部152に記憶されている各種情報に基づいて、利用者にとって重要度が高い電子メールの送信者を特定することができる。上記例の場合、送信者「C」から受信した電子メールに対して保護設定が行われる可能性が高いので、携帯端末装置100の利用者にとって、送信者「C」から受信した電子メールは重要度が高いと言える。
受信メール記憶部153は、受信済みの電子メールを記憶する。受信メール記憶部153は、例えば、受信メールボックスなどと呼ばれることがある。図5に、受信メール記憶部153の一例を示す。図5に示すように、実施例2における受信メール記憶部153は、「メール識別情報」、「送信者」、「受信日時」、「保護設定有無」、「削除順序」といった項目を有する。なお、図5では、図示することを省略しているが、受信メール記憶部153は、電子メールのヘッダ情報や、メール本文に該当するデータを記憶する。
「メール識別情報」は、電子メールを特定するための識別情報を示す。「送信者」は、対応する「メール識別情報」によって特定される電子メールの送信者情報を示す。「受信日時」は、対応する「メール識別情報」によって特定される電子メールを受信した日時を示す。「保護設定有無」は、対応する「メール識別情報」によって特定される電子メールが利用者によって保護設定されているか否かを示す。なお、図5に示した例において、「保護設定有無」が「0」である場合、電子メールが保護設定されていないことを示し、「保護設定有無」が「1」である場合、電子メールが保護設定されていることを示すものとする。
「削除順序」は、受信メール記憶部153に記憶されている複数の電子メールの削除順序を示す。なお、実施例2において、「削除順序」の値が小さい電子メールほど、優先的に削除されるものとする。かかる「削除順序」は、後述する削除順序決定部163によって更新される。「削除順序」については、削除順序決定部163を説明する際に詳述する。
図5に示した受信メール記憶部153の1行目は、メール識別情報「M11」である電子メールの送信者が「A」であり、かかる電子メールの受信日時が「2009年8月5日10時15分」であり、かかる電子メールが保護設定されていないことを示している。また、図5に示した受信メール記憶部153の2行目は、メール識別情報「M12」である電子メールの送信者が「B」であり、かかる電子メールの受信日時が「2009年8月5日10時12分」であり、かかる電子メールが保護設定されていないことを示している。
制御部160は、各種の算出処理手順などを規定したプログラムを記憶するための内部メモリを有し、種々の算出処理を実行する。実施例2における制御部160は、図2に示すように、操作傾向情報収集部161と、関係情報収集部162と、削除順序決定部163と、削除処理部164と、格納制御部165とを有する。
操作傾向情報収集部161は、操作傾向情報を収集し、収集した操作傾向情報を操作傾向情報記憶部151に格納する。具体的には、実施例2における操作傾向情報収集部161は、利用者によって受信メール記憶部153に記憶されている電子メールが削除された場合に、かかる電子メールが受信メール記憶部153に記憶されていた期間を算出する。そして、操作傾向情報収集部161は、算出した期間に対応する操作傾向情報記憶部151の保持期間をインクリメントする。
例えば、受信メール記憶部153に記憶されてから5分が経過した電子メールを利用者によって削除されたものとする。言い換えれば、携帯端末装置100が電子メールを受信してから5分が経過した後に、かかる電子メールが利用者によって削除されたものとする。かかる場合に、操作傾向情報収集部161は、操作傾向情報記憶部151の保持期間「10分未満」に記憶されている数値をインクリメントする。例えば、図3に示した例のように、操作傾向情報記憶部151の保持期間「10分未満」に「10」が記憶されている場合、操作傾向情報収集部161は、保持期間「10分未満」に記憶されている「10」を「11」に更新する。
また、例えば、受信メール記憶部153に記憶されてから3時間が経過した電子メールが利用者によって削除された場合、操作傾向情報収集部161は、操作傾向情報記憶部151の保持期間「10分以上1日未満」に記憶されている数値をインクリメントする。また、例えば、受信メール記憶部153に記憶されてから2日間が経過した電子メールが利用者によって削除された場合、操作傾向情報収集部161は、操作傾向情報記憶部151の保持期間「1日以上」に記憶されている数値をインクリメントする。
関係情報収集部162は、関係情報を収集し、収集した関係情報を関係情報記憶部152に格納する。実施例2における関係情報収集部162は、受信メールチェック部162aと、手動保護情報収集部162bとを有する。
受信メールチェック部162aは、関係情報記憶部152の受信総数を更新する。具体的には、受信メールチェック部162aは、電子メールを受信した場合に、かかる電子メールの送信者に対応する関係情報記憶部152の受信総数をインクリメントする。
例えば、関係情報記憶部152が図4に示した状態であるものとする。かかる場合に、受信メールチェック部162aは、送信者「A」から電子メールを受信した場合に、送信者「A」に対応する関係情報記憶部152の受信総数「50」を「51」に更新する。また、例えば、受信メールチェック部162aは、送信者「B」から電子メールを受信した場合に、送信者「B」に対応する関係情報記憶部152の受信総数「30」を「31」に更新する。
手動保護情報収集部162bは、関係情報記憶部152の保護設定数を更新する。具体的には、手動保護情報収集部162bは、利用者によって電子メールの保護設定が行われた場合に、保護設定された電子メールの送信者に対応する関係情報記憶部152の保護設定数をインクリメントする。
例えば、関係情報記憶部152が図4に示した状態であるものとする。かかる場合に、手動保護情報収集部162bは、利用者によって送信者が「A」である電子メールを保護設定された場合に、送信者「A」に対応する関係情報記憶部152の保護設定数を「0」から「1」に更新する。また、例えば、手動保護情報収集部162bは、利用者によって送信者が「B」である電子メールを保護設定された場合に、送信者「B」に対応する関係情報記憶部152の保護設定数を「3」から「4」に更新する。
削除順序決定部163は、操作傾向情報記憶部151に記憶されている各種情報や、関係情報記憶部152に記憶されている各種情報に基づいて、受信メール記憶部153に記憶されている複数の電子メールの削除順序を決定する。具体的には、削除順序決定部163は、まず、関係情報記憶部152の削除ポイントを更新する。続いて、削除順序決定部163は、操作傾向情報記憶部151に記憶されている操作傾向情報と、関係情報記憶部152の削除ポイントとに基づいて、受信メール記憶部153内の各電子メールに対して削除ポイントを付与する。そして、削除順序決定部163は、付与した削除ポイントに基づいて、受信メール記憶部153に記憶されている各電子メールの削除順序を決定する。
以下に、削除順序決定部163による削除順序決定処理の一例について、図3〜図5を用いて説明する。なお、以下では、操作傾向情報記憶部151が図3に示した状態であり、関係情報記憶部152が図4に示した状態であり、受信メール記憶部153が図5に示した状態であるものとする。
まず、削除順序決定部163は、関係情報記憶部152に記憶されている各種情報に基づいて、送信者ごとに、受信総数に対する保護設定数の割合(以下、「保護割合」と言う)を算出する。
具体的には、図4に示すように、送信者「A」に対応する保護設定数が「0」であるので、削除順序決定部163は、送信者「A」の保護割合として「0%」を算出する。また、図4に示すように、送信者「B」に対応する受信総数が「30」であり、保護設定数が「3」である。したがって、削除順序決定部163は、送信者「B」の保護割合として、保護設定数「3」に受信総数「30」を除算した値である「0.1」を算出する。また、図4に示すように、送信者「C」に対応する受信総数が「10」であり、保護設定数が「2」である。したがって、削除順序決定部163は、送信者「C」の保護割合として、保護設定数「2」に受信総数「10」を除算した値である「0.2」を算出する。すなわち、削除順序決定部163は、各送信者に対応する保護割合として以下の値を算出する。
送信者「A」:保護割合「0%」
送信者「B」:保護割合「10%」
送信者「C」:保護割合「20%」
このことから、携帯端末装置100の利用者は、送信者A〜Cから受信した電子メールのうち、送信者Cから受信した電子メールに対して保護設定する可能性が最も高く、次に、送信者Bから受信した電子メールに対して保護設定する可能性が高い。言い換えれば、携帯端末装置100の利用者にとって、送信者Cから受信した電子メールの重要度が最も高いと言える。
そこで、削除順序決定部163は、保護割合が大きいほど削除ポイントに小さい値を設定し、保護割合が小さいほど削除ポイントに大きい値を設定する。ここでは、保護割合に対する削除ポイントの値が以下に示すように決められているものとする。
保護割合「0%」 :削除ポイント「+5」
保護割合「1%〜10%」 :削除ポイント「+3」
保護割合「11%〜50%」 :削除ポイント「+2」
保護割合「51%〜100%」:削除ポイント「+1」
かかる場合に、送信者「A」の保護割合が「0%」であるので、削除順序決定部163は、図4に示した例のように、送信者「A」に対応する削除ポイントを「5」に更新する。また、削除順序決定部163は、送信者「B」の保護割合が「10%」であるので、送信者「B」に対応する削除ポイントを「3」に更新する。また、削除順序決定部163は、送信者「C」の保護割合が「20%」であるので、送信者「C」に対応する削除ポイントを「2」に更新する。
次に、削除順序決定部163は、利用者によって削除された電子メールの総数と、所定の保持期間の範囲において削除された電子メールの数との割合(以下、「保持期間別削除割合」と言う)を算出する。
具体的には、削除順序決定部163は、まず、図3に示した操作傾向情報記憶部151の保持期間に記憶されている「10」、「5」、「20」を加算することにより、利用者によって削除された電子メールの総数「35」を算出する。続いて、削除順序決定部163は、保持期間「10分未満」の保持期間別削除割合として、保持期間「10分未満」に削除された電子メールの数「10」に総数「35」を除算した値である「0.29」を算出する。また、削除順序決定部163は、保持期間「10分以上1日未満」の保持期間別削除割合として、保持期間「10分以上1日未満」に削除された電子メールの数「5」に総数「35」を除算した値である「0.14」を算出する。また、削除順序決定部163は、保持期間「1日以上」の保持期間別削除割合として、保持期間「1日以上」に削除された電子メールの数「20」に総数「35」を除算した値である「0.57」を算出する。なお、上述した例では、削除順序決定部163は、除算結果の小数点第三位の値を四捨五入するものとする。すなわち、削除順序決定部163は、各送信者に対応する保護割合として以下の値を算出する。
保持期間「10分未満」 :保持期間別削除割合「29%」
保持期間「10分以上1日未満」:保持期間別削除割合「14%」
保持期間「1日以上」 :保持期間別削除割合「57%」
このことから、携帯端末装置100の利用者は、保持期間が「10分以上1日未満」である電子メールに対して削除操作を行う可能性が低く、保持期間が「1日以上」である電子メールに対して削除操作を行う可能性が高いと言える。
そこで、削除順序決定部163は、受信メール記憶部153に記憶されている電子メールに対して削除ポイントを付与する場合に、電子メールが受信メール記憶部153に記憶されてから現在時刻までの期間を算出する。そして、削除順序決定部163は、算出した期間に対応する保持期間別削除割合が大きいほど、かかる電子メールに大きい値の削除ポイントを付与し、保持期間別削除割合が小さいほど、かかる電子メールに小さい値の削除ポイントを付与する。ここでは、保持期間別削除割合に対する削除ポイントの値が以下に示すように決められているものとする。
保持期間別削除割合「0%〜20%」 :削除ポイント「+0」
保持期間別削除割合「21%〜50%」 :削除ポイント「+1」
保持期間別削除割合「51%〜100%」:削除ポイント「+3」
かかる場合に、削除順序決定部163は、受信メール記憶部153に記憶されてから現在時刻までの期間が「10分未満」である電子メールに削除ポイント「1」を加算する。また、削除順序決定部163は、受信メール記憶部153に記憶されてから現在時刻までの期間が「10分以上1日未満」である電子メールに削除ポイントを加算しない。また、削除順序決定部163は、受信メール記憶部153に記憶されてから現在時刻までの期間が「1日以上」である電子メールに削除ポイント「3」を加算する。
図5に示した例を用いて説明する。なお、ここでは、現在時刻が「200908051020」であるものとする。まず、削除順序決定部163は、図5に示した受信メール記憶部153からメール識別情報「M11」に対応する送信者「A」と、受信日時「200908051015」とを取得する。そして、削除順序決定部163は、関係情報記憶部152から、送信者「A」に対応する削除ポイント「5」を取得する。そして、削除順序決定部163は、メール識別情報「M11」によって特定される電子メールに対して、削除ポイント「5」を付与する。
また、削除順序決定部163は、メール識別情報「M11」によって特定される電子メールが受信メール記憶部153に保持されていた期間を算出する。ここでは、現在時刻が「200908051020」であり、メール識別情報「M11」によって特定される電子メールの受信日時が「200908051015」であるので、削除順序決定部163は、双方の差分である「5分」を保持期間として算出する。そして、削除順序決定部163は、保持期間「5分」が「10分未満」であるので、メール識別情報「M11」によって特定される電子メールに対して、削除ポイント「1」を加算する。すなわち、削除順序決定部163は、メール識別情報「M11」によって特定される電子メールに対して、削除ポイント「5+1」=「6」を付与する。
削除順序決定部163は、上述した処理を受信メール記憶部153に記憶されている各電子メールに対して行う。その結果、削除順序決定部163は、メール識別情報「M11」〜「M15」によって特定される電子メールに対して、以下の削除ポイントを付与することになる。
メール識別情報「M11」:削除ポイント「5+1」=「6」
メール識別情報「M12」:削除ポイント「3+1」=「4」
メール識別情報「M13」:削除ポイント「5+0」=「5」
メール識別情報「M14」:削除ポイント「2+3」=「5」
メール識別情報「M15」:削除ポイント「5+3」=「8」
そして、削除順序決定部163は、付与した削除ポイントの値が大きい電子メールほど、削除順序に小さい値を設定する。例えば、受信メール記憶部153にメール識別情報「M11」〜「M15」によって特定される5個の電子メールだけが記憶されているものとする。かかる場合、削除順序決定部163は、図5に示した例のように、削除ポイントが最も大きいメール識別情報「M15」に対応する電子メールに対して、削除順序「1」を設定する。また、削除順序決定部163は、削除ポイントが2番目に大きいメール識別情報「M11」に対応する電子メールに対して、削除順序「2」を設定する。また、削除順序決定部163は、削除ポイントが3番目に大きいメール識別情報「M13」に対応する電子メールに対して、削除順序「3」を設定する。また、削除順序決定部163は、削除ポイントが4番目に大きいメール識別情報「M12」に対応する電子メールに対して、削除順序「4」を設定する。なお、ここでは、削除順序決定部163は、保護設定有無が「1」であるメール識別情報「M13」に対応する電子メールに対して削除順序を設定しないものとする。
このようにして、削除順序決定部163は、受信メール記憶部153に記憶されている各電子メールの削除順序を決定する。上述したように、削除順序決定部163は、利用者の操作傾向を示す操作傾向情報や、電子メールの重要度などを示す関係情報に基づいて、削除順序を決定する。すなわち、削除順序決定部163は、利用者にとって不要となる可能性の高い順に電子メールの削除順序を決定することができる。
削除処理部164は、新たな電子メールを受信する場合に、削除順序決定部163によって決定された削除順序にしたがって受信メール記憶部153に記憶されている電子メールを削除処理する。具体的には、削除処理部164は、新たな電子メールを受信する際に、受信メール記憶部153に空き容量がなければ、削除順序決定部163によって決定された削除順序にしたがって受信メール記憶部153から電子メールを削除処理する。以下に、削除処理部164による削除処理について2個の例を挙げて説明する。
例えば、削除処理部164は、新たな電子メールを受信する場合に、ヘッダ情報等から、受信する電子メールの容量を取得する。そして、削除処理部164は、受信メール記憶部153の空き容量が、受信する電子メールの容量よりも小さい場合に、受信メール記憶部153の削除順序に最も小さい値が記憶されている電子メールを削除する。削除処理部164は、受信メール記憶部153の空き容量が、受信する電子メールの容量以上になるまで、受信メール記憶部153の削除順序に最も小さい値が記憶されている電子メールを削除する。
また、例えば、削除処理部164は、新たな電子メールを受信する場合に、受信メール記憶部153に記憶されている電子メールの数が所定数に達しているか否かを判定する。ここで言う「所定数」とは、予め決められている値であり、携帯端末装置100が保持することができる電子メールの最大数を示す。そして、削除処理部164は、受信メール記憶部153に記憶されている電子メールの数が所定数に達している場合に、受信メール記憶部153の削除順序に最も小さい値が記憶されている電子メールを削除する。
格納制御部165は、削除処理部164によって電子メールの削除処理が行われた後に、新たに受信した電子メールを受信メール記憶部153に格納する。
[実施例2に係る携帯端末装置100による処理手順]
次に、図6〜図10を用いて、実施例2に係る携帯端末装置100が有する各部による処理手順について説明する。
まず、図6を用いて、図2に示した操作傾向情報収集部161による操作傾向情報収集処理の手順について説明する。図6は、図2に示した操作傾向情報収集部161による操作傾向情報収集処理手順を示すフローチャートである。図6に示すように、操作傾向情報収集部161は、利用者によって受信メール記憶部153に記憶されている電子メールが削除された場合に(ステップS101肯定)、削除された電子メールが保持されていた期間を算出する(ステップS102)。例えば、操作傾向情報収集部161は、現在時刻と、削除された電子メールの受信日時との差分を求めることにより、電子メールが保持されていた期間を算出する。
そして、操作傾向情報収集部161は、ステップS102において算出した期間に対応する操作傾向情報記憶部151の保持期間をインクリメントする(ステップS103)。例えば、操作傾向情報収集部161は、利用者によって削除された電子メールの保持期間が「5分」である場合に、図3に例示した操作傾向情報記憶部151の保持期間「10分未満」に記憶されている数値をインクリメントする。
次に、図7を用いて、図2に示した受信メールチェック部162aによるメールチェック処理の手順について説明する。図7は、図2に示した受信メールチェック部162aによるメールチェック処理手順を示すフローチャートである。図7に示すように、受信メールチェック部162aは、電子メールを受信した場合に(ステップS201肯定)、受信した電子メールの送信者情報を取得する(ステップS202)。例えば、受信メールチェック部162aは、受信した電子メールのヘッダ情報等から、送信者情報として、送信元メールアドレスを取得する。
そして、受信メールチェック部162aは、ステップS202において取得した送信者情報に対応する関係情報記憶部152の受信総数をインクリメントする(ステップS203)。例えば、受信メールチェック部162aは、送信者「A」から送信された電子メールを受信した場合に、送信者「A」に対応する関係情報記憶部152の受信総数に記憶されている数値をインクリメントする。
次に、図8を用いて、図2に示した手動保護情報収集部162bによる手動保護情報収集処理の手順について説明する。図8は、図2に示した手動保護情報収集部162bによる手動保護情報収集処理手順を示すフローチャートである。図8に示すように、手動保護情報収集部162bは、利用者によって電子メールの保護設定が行われた場合に(ステップS301肯定)、保護設定された電子メールの送信者情報を取得する(ステップS302)。例えば、手動保護情報収集部162bは、受信メール記憶部153の送信者に記憶されている情報から、保護設定された電子メールの送信者情報を取得する。
そして、手動保護情報収集部162bは、ステップS302において取得した送信者情報に対応する関係情報記憶部152の保護設定数をインクリメントする(ステップS303)。例えば、図5に例示した受信メール記憶部153に記憶されている電子メールのうち、利用者によってメール識別情報「M14」に対応する電子メールが保護設定されたものとする。かかる場合に、手動保護情報収集部162bは、メール識別情報「M14」に対応する送信者「C」を取得する。そして、手動保護情報収集部162bは、取得した送信者「C」に対応する関係情報記憶部152の保護設定数に記憶されている数値をインクリメントする。
次に、図9を用いて、図2に示した削除順序決定部163による削除順序決定処理の手順について説明する。図9は、図2に示した削除順序決定部163による削除順序決定処理手順を示すフローチャートである。図9に示すように、削除順序決定部163は、関係情報記憶部152から、送信者ごとに「受信総数」及び「保護設定数」に記憶されている情報を取得する(ステップS401)。例えば、関係情報記憶部152は、まず、送信者「A」に対応する受信総数「50」及び保護設定数「0」を取得する。
続いて、削除順序決定部163は、ステップS401において取得した「受信総数」及び「保護設定数」に基づいて、保護割合を算出する(ステップS402)。例えば、削除順序決定部163は、ステップS401において送信者「A」に対応する受信総数「50」及び保護設定数「0」を取得したものとする。かかる場合、削除順序決定部163は、送信者「A」に対応する保護割合として「0%」を算出する。また、例えば、削除順序決定部163は、ステップS401において送信者「B」に対応する受信総数「30」及び保護設定数「3」を取得したものとする。かかる場合、削除順序決定部163は、送信者「B」に対応する保護割合として「10%」を算出する。
削除順序決定部163は、関係情報記憶部152に記憶されている全ての送信者について保護割合算出処理が終了していない場合(ステップS403否定)、未処理の送信者についてステップS401及びS402における処理手順を行う。
一方、削除順序決定部163は、関係情報記憶部152に記憶されている全ての送信者について保護割合算出処理が終了した場合に(ステップS403肯定)、保護割合に基づいて、関係情報記憶部152の削除ポイントを更新する(ステップS404)。具体的には、削除順序決定部163は、保護割合が大きいほど削除ポイントに小さい値を設定し、保護割合が小さいほど削除ポイントに大きい値を設定する。
続いて、削除順序決定部163は、操作傾向情報記憶部151に記憶されている各種情報に基づいて、保持期間別削除割合を算出する(ステップS405)。続いて、削除順序決定部163は、受信メール記憶部153から、電子メールごとに「送信者」及び「受信日時」に記憶されている情報を取得する(ステップS406)。続いて、削除順序決定部163は、関係情報記憶部152から、ステップS405において取得した「送信者」に対応する削除ポイントを取得する(ステップS407)。
また、削除順序決定部163は、現在の日時と、ステップS406において取得した「受信日時」とに基づいて、処理対象の電子メールが受信メール記憶部153に保持されていた期間を算出する(ステップS408)。続いて、削除順序決定部163は、算出した期間と、ステップS405において算出した保持期間別削除割合とに基づいて、電子メールに加算する削除ポイントを特定する(ステップS409)。そして、削除順序決定部163は、ステップS407において取得した削除ポイントと、ステップS409において特定した削除ポイントとを加算して、加算した削除ポイントを処理対象の電子メールに付与する(ステップS410)。
削除順序決定部163は、受信メール記憶部153に記憶されている全ての電子メールについて削除ポイント付与処理が終了していない場合(ステップS411否定)、未処理の電子メールについてステップS406〜S410における処理手順を行う。
一方、削除順序決定部163は、受信メール記憶部153に記憶されている全ての電子メールについて削除ポイント付与処理が終了した場合に(ステップS411肯定)、各電子メールの削除順序を決定する(ステップS412)。具体的には、削除順序決定部163は、ステップS411において付与された削除ポイントに基づいて、各電子メールの削除順序を決定する。
なお、削除順序決定部163は、上述した削除順序決定処理を定期的に行う。例えば、削除順序決定部163は、数時間ごとに削除順序決定処理を行ったり、1日ごとに削除順序決定処理を行ったりする。また、例えば、削除順序決定部163は、利用者によって携帯端末装置100が利用されていない場合に、削除順序決定処理を行ってもよい。また、例えば、削除順序決定部163は、利用者によって携帯端末装置100が利用されない可能性が高い時間帯に削除順序決定処理を行ってもよい。
次に、図10を用いて、図2に示した削除処理部164による削除処理の手順について説明する。図10は、図2に示した削除処理部164による削除処理手順を示すフローチャートである。図10に示すように、削除処理部164は、新たな電子メールを受信した場合に(ステップS501肯定)、受信する電子メールの容量を取得する(ステップS502)。
続いて、削除処理部164は、受信メール記憶部153に空き容量が存在する場合には(ステップS503肯定)、処理を終了する。一方、削除処理部164は、受信メール記憶部153に空き容量が存在しない場合には(ステップS503否定)、受信メール記憶部153の削除順序に記憶されている情報にしたがって、受信メール記憶部153から電子メールを削除する(ステップS504)。具体的には、削除処理部164は、受信メール記憶部153の削除順序に最も小さい値が記憶されている電子メールを削除する。
続いて、削除処理部164は、電子メールを削除した場合であっても、受信メール記憶部153に空き容量が存在しない場合には(ステップS505否定)、ステップS504における処理手順を再度行う。一方、削除処理部164は、受信メール記憶部153の空き容量が確保できた場合には(ステップS505肯定)、処理を終了する。
なお、削除処理部164による削除処理が行われた後に、格納制御部165は、ステップS501において受信した電子メールを受信メール記憶部153に格納する(ステップS506)。
[実施例2の効果]
上述してきたように、実施例2に係る携帯端末装置100は、利用者の操作の傾向を示す操作傾向情報を示す関係情報を収集し、収集した操作傾向情報に基づいて、電子メールの削除順序を決定する。これにより、実施例2に係る携帯端末装置100は、利用者によって削除されやすい電子メールを優先的に削除することができる。
また、実施例2に係る携帯端末装置100は、受信メール記憶部153に記憶されている電子メールの重要度を示す関係情報を収集し、収集した関係情報に基づいて、電子メールの削除順序を決定する。これにより、実施例2に係る携帯端末装置100は、利用者にとって重要度の低い電子メールを優先的に削除することができる。
また、実施例2に係る携帯端末装置100は、利用者によって電子メールの削除操作等が行われるたびに、操作傾向情報や関係情報を収集する。これにより、実施例2に係る携帯端末装置100は、利用者によって電子メールの削除操作等が行われるたびに、電子メールの削除順序を更新することができる。すなわち、実施例2に係る携帯端末装置100は、利用者にとって不要となる可能性の高い電子メールを動的に検知することができる。
また、実施例2に係る携帯端末装置100は、利用者の操作履歴に基づいて、操作傾向情報や関係情報を収集する。このため、実施例2に係る携帯端末装置100を用いた場合、利用者は、電子メールの削除優先度を決定するための情報を入力する手間を省くことができる。
以上のことから、実施例2に係る携帯端末装置100は、利用者が自動削除対象となる電子メールを意識しなくとも、不要となる可能性の高い電子メールを効率的に削除することができる。
上記実施例2では、図3及び図4に示した例のように、操作傾向情報として保持期間を用い、また、関係情報として保護設定数や保護割合を用いる例を示した。しかし、本願の開示する携帯端末装置は、操作傾向情報や関係情報として、他の情報を用いてもよい。そこで、実施例3では、操作傾向情報や関係情報として、他の情報を用いる例について説明する。
[実施例3に係る携帯端末装置の構成]
まず、図11を用いて、実施例3に係る携帯端末装置200の構成について説明する。図11は、実施例3に係る携帯端末装置200の構成例を示す図である。図11に示すように、携帯端末装置200は、アンテナ110と、通信制御部120と、入力部130と、表示部140と、記憶部250と、制御部260とを有する。なお、以下では、図2に示した構成部位と同様の機能を有する部位には同一符号を付すこととして、その詳細な説明を省略する。
記憶部250は、操作傾向情報記憶部251と、関係情報記憶部252と、受信メール記憶部153とを有する。図12に、操作傾向情報記憶部251の一例を示す。図12に示すように、実施例3における操作傾向情報記憶部251は、「キーワード」、「メール本文長」といった項目を有する。
「キーワード」は、利用者によって削除操作された電子メールの数を、削除された電子メールのサブジェクト(件名)やメール本文に含まれる所定の文字列ごとに記憶する。図12に示した操作傾向情報記憶部251は、利用者によって削除操作された電子メールのうち、サブジェクトやメール本文に「了解」が含まれていた電子メールが「5個」であることを示している。また、図12に示した操作傾向情報記憶部251は、利用者によって削除操作された電子メールのうち、サブジェクトやメール本文に「ありがとう」が含まれていた電子メールが「2個」であることを示している。また、図12に示した操作傾向情報記憶部251は、利用者によって削除操作された電子メールのうち、サブジェクトやメール本文に「ごめんなさい」が含まれていた電子メールが「0個」であることを示している。
「メール本文長」は、利用者によって削除操作された電子メールの総数を、削除された電子メールのメール本文の長さ又はサイズごとに記憶する。図12に示した操作傾向情報記憶部251は、利用者によって削除操作された電子メールのうち、メール本文が「10文字以下」であった電子メールが「10個」であることを示している。また、図12に示した操作傾向情報記憶部251は、利用者によって削除操作された電子メールのうち、メール本文が「11文字〜50文字」であった電子メールが「5個」であることを示している。また、図12に示した操作傾向情報記憶部251は、利用者によって削除操作された電子メールのうち、メール本文が「51文字以上」であった電子メールが「1個」であることを示している。
すなわち、操作傾向情報記憶部251が図12に示した状態である場合、携帯端末装置200の利用者は、サブジェクトやメール本文に「了解」が含まれる電子メールを削除する可能性が高い。また、操作傾向情報記憶部251が図12に示した状態である場合、携帯端末装置200の利用者は、メール本文長が「10文字以下」である電子メールを削除する可能性が高い。このようなことから、後述する削除順序決定部263は、操作傾向情報記憶部251に記憶されている各種情報に基づいて、利用者によって削除される電子メールの傾向を特定することができる。
図13に、関係情報記憶部252の一例を示す。図13に示すように、実施例3における関係情報記憶部252は、図4に示した関係情報記憶部152と比較して、「手動削除数」、「閲覧完了数」、「返信数」、「電話帳登録有無」、「電話着信回数」、「電話発信回数」、「メール送信数」といった項目を新たに有する。
「手動削除数」は、対応する「受信総数」のうち、利用者によって削除された電子メールの数を示す。「閲覧完了数」は、対応する「受信総数」のうち、利用者によってメール本文を最後まで閲覧された電子メールの数を示す。「返信数」は、対応する「受信総数」のうち、利用者によって返信操作が行われた電子メールの数を示す。
「電話帳登録有無」は、対応する「送信者」に関する情報が、電話帳情報に登録されているか否かを示す。なお、ここで言う「電話帳情報」とは、電話番号やメールアドレス等の情報を示す。また、図13に示した例において、「電話帳登録有無」が「0」である場合、対応する「送信者」に関する情報が、電話帳情報に登録されていないことを示すものとする。また、「電話帳登録有無」が「1」である場合、対応する「送信者」に関する情報が、電話帳情報に登録されていることを示すものとする。
「電話着信回数」は、対応する「送信者」から電話着信があった回数を示す。「電話発信回数」は、対応する「送信者」に対して利用者が電話発信した回数を示す。「メール送信数」は、対応する「送信者」に対して送信した電子メールの総数を示す。
図13に示した関係情報記憶部252の1行目は、送信者「A」から受信した電子メールの数が「50個」であることを示している。また、図13に示した関係情報記憶部252の1行目は、かかる50個の電子メールのうち、利用者によって削除された電子メールの数が「10個」であり、利用者によってメール本文を最後まで閲覧された電子メールの数が「40個」であることを示している。また、図13に示した関係情報記憶部252の1行目は、送信者「A」から受信した50個の電子メールのうち、利用者によって返信操作が行われた電子メールの数が「10個」であることを示している。また、図13に示した関係情報記憶部252の1行目は、送信者「A」の電話番号やメールアドレスが電話帳情報に登録されていることを示している。また、図13に示した関係情報記憶部252の1行目は、送信者「A」から電話着信を受け付けた回数が「10回」であり、送信者「A」に対して電話発信した回数が「15回」であることを示している。また、図13に示した関係情報記憶部252の1行目は、送信者「A」に対して送信した電子メールの総数が「40個」であることを示している。
すなわち、関係情報記憶部252が図13に示した状態である場合、携帯端末装置200は、送信者「B」や「C」よりも送信者「A」から多数の電子メールを受信している。しかし、携帯端末装置200の利用者は、送信者「A」や「B」から受信した電子メールよりも、送信者「C」から受信した電子メールを削除する可能性が低い。また、携帯端末装置200の利用者は、送信者「A」や「B」から受信した電子メールよりも、送信者「C」から受信した電子メールを最後まで閲覧する可能性が高い。
このようなことから、携帯端末装置200は、関係情報記憶部252に記憶されている各種情報に基づいて、利用者によって重要視されている電子メールの傾向を送信者ごとに特定することができる。上記例の場合、携帯端末装置200の利用者は、送信者「C」から受信した電子メールを削除する可能性が低く、かつ、送信者「C」から受信した電子メールを最後まで閲覧する可能性が高い。よって、携帯端末装置200の利用者にとって、送信者「C」から受信した電子メールの重要度は高いと考えられる。
一方、携帯端末装置200の利用者は、送信者「C」に関する情報を電話帳情報に登録していない。また、利用者は、送信者「A」や「B」と比較して、送信者「C」から電話の着信を受け付ける頻度や、送信者「C」に対して電話を発信する頻度が低い。また、利用者は、送信者「A」や「B」と比較して、送信者「C」に対して電子メールを送信する頻度が低い。
このようなことから、携帯端末装置200は、関係情報記憶部252に記憶されている各種情報に基づいて、利用者と電子メールの送信者との連絡頻度を特定することができる。連絡頻度が低い相手から送信される電子メールは、利用者にとって重要度が低いとも考えられる。よって、上記例の場合、携帯端末装置200の利用者にとって、送信者「C」から受信した電子メールの重要度は低いとも考えられる。
後述する削除順序決定部263は、図13に例示した各種項目に記憶されている情報に基づいて、送信者ごとに削除ポイントを設定する。削除順序決定部263による処理について後述する。
操作傾向情報収集部261は、利用者によって受信メール記憶部153に記憶されている電子メールが削除された場合に、削除された電子メールのメール本文等に所定のキーワードが含まれるか否かを判定する。そして、操作傾向情報収集部261は、削除された電子メールに所定のキーワードが含まれる場合に、かかるキーワードに対応付けて操作傾向情報記憶部251に記憶されている数値をインクリメントする。また、操作傾向情報収集部261は、利用者によって受信メール記憶部153に記憶されている電子メールが削除された場合に、削除された電子メールのメール本文長を取得する。そして、操作傾向情報収集部261は、取得したメール本文長に対応付けて操作傾向情報記憶部251に記憶されている数値をインクリメントする。
例えば、利用者によって、メール本文に「了解」が含まれ、かつ、メール本文長が「8文字」である電子メールが削除されたものとする。かかる場合に、操作傾向情報収集部261は、操作傾向情報記憶部251のキーワード「了解」に記憶されている数値をインクリメントするとともに、操作傾向情報記憶部251のメール本文長「10文字以下」に記憶されている数値をインクリメントする。
関係情報収集部262は、受信メールチェック部162aと、手動保護情報収集部162bと、手動削除情報収集部262cと、メール閲覧情報収集部262dと、携帯端末内情報収集部262eとを有する。
手動削除情報収集部262cは、関係情報記憶部252の手動削除数を更新する。具体的には、手動削除情報収集部262cは、利用者によって電子メールが削除された場合に、削除された電子メールの送信者情報を取得し、取得した送信者情報に対応する関係情報記憶部252の手動削除数をインクリメントする。
例えば、関係情報記憶部252が図13に示した状態であるものとする。かかる場合に、手動削除情報収集部262cは、利用者によって送信者が「A」である電子メールを削除された場合に、送信者「A」に対応する関係情報記憶部252の手動削除数を「10」から「11」に更新する。
メール閲覧情報収集部262dは、関係情報記憶部252の閲覧完了数及び返信数を更新する。具体的には、メール閲覧情報収集部262dは、利用者によって、受信した電子メールが最後まで閲覧された場合に、かかる電子メールの送信者情報を取得し、取得した送信者情報に対応する関係情報記憶部252の閲覧完了数をインクリメントする。例えば、メール閲覧情報収集部262dは、メール本文の最終行を示す「END」が表示部140に表示された場合に、受信した電子メールが最後まで閲覧されたと判定する。
また、メール閲覧情報収集部262dは、利用者によって、受信した電子メールに対して返信操作が行われた場合に、かかる電子メールの送信者情報を取得し、取得した送信者情報に対応する関係情報記憶部252の返信数をインクリメントする。
携帯端末内情報収集部262eは、関係情報記憶部252の電話着信回数、電話発信回数及びメール送信数を更新する。具体的には、携帯端末内情報収集部262eは、電話帳情報や、発進履歴、着信履歴等に基づいて、送信者ごとに、電話着信回数、電話発信回数及びメール送信数を集計する。そして、携帯端末内情報収集部262eは、集計した結果を、関係情報記憶部252の電話着信回数、電話発信回数及びメール送信数を更新する。
削除順序決定部263は、操作傾向情報記憶部251に記憶されている各種情報や、関係情報記憶部252に記憶されている各種情報に基づいて、受信メール記憶部153に記憶されている複数の電子メールの削除順序を決定する。
具体的には、削除順序決定部263は、まず、関係情報記憶部252の削除ポイントを更新する。このとき、削除順序決定部263は、実施例2における削除順序決定部163と同様に、送信者ごとに、保護割合を算出する。また、削除順序決定部263は、送信者ごとに、受信総数に対する手動削除数の割合(以下、「削除割合」と言う)を算出する。また、削除順序決定部263は、送信者ごとに、受信総数に対する閲覧完了数の割合(以下、「閲覧割合」と言う)を算出する。また、削除順序決定部263は、送信者ごとに、受信総数に対する返信数の割合(以下、「返信割合」と言う)を算出する。
そして、削除順序決定部263は、実施例2における削除順序決定部163と同様に、保護割合が大きいほど削除ポイントに小さい値を設定し、保護割合が小さいほど削除ポイントに大きい値を設定する。
また、削除順序決定部263は、削除割合が大きいほど削除ポイントに大きい値を設定し、削除割合が小さいほど削除ポイントに小さい値を設定する。これは、削除割合が小さい送信者から送信される電子メールは、利用者にとって重要度が高いと考えられるからである。
また、削除順序決定部263は、閲覧割合が大きいほど削除ポイントに小さい値を設定し、閲覧割合が小さいほど削除ポイントに大きい値を設定する。これは、閲覧割合が大きい送信者から送信される電子メールは、利用者にとって重要度が高いと考えられるからである。
また、削除順序決定部263は、返信割合が大きいほど削除ポイントに小さい値を設定し、返信割合が小さいほど削除ポイントに大きい値を設定する。これは、返信割合が大きい送信者から送信される電子メールは、利用者にとって重要度が高いと考えられるからである。
また、削除順序決定部263は、電話帳登録有無に「0(登録無)」が記憶されている送信者に対して、削除ポイントを加算する。一方、削除順序決定部263は、電話帳登録有無に「1(登録有)」が記憶されている送信者に対しては、削除ポイントを加算しない。これは、電話帳情報に登録されている送信者から送信される電子メールは、利用者にとって重要度が高いと考えられるからである。
また、削除順序決定部263は、電話着信回数に大きい値が記憶されている場合には、対応する削除ポイントに小さい値を設定し、電話着信回数に小さい値が記憶されている場合には、対応する削除ポイントに大きい値を設定する。これは、電話着信回数が多い送信者とは連絡密度が高いので、かかる送信者から送信される電子メールは利用者にとって重要度が高いと考えられるからである。同様の理由により、削除順序決定部263は、電話発信回数やメール送信数に大きい値が記憶されている場合には、削除ポイントに小さい値を設定し、電話発信回数やメール送信数に小さい値が記憶されている場合には、削除ポイントに大きい値を設定する。
また、削除順序決定部263は、操作傾向情報記憶部251に記憶されている情報に基づいて、利用者によって削除された電子メールの総数のうち、所定のキーワードが含まれていた電子メールの数の割合(以下、「キーワード別削除割合」と言う)を算出する。また、削除順序決定部263は、利用者によって削除された電子メールの総数のうち、メール本文長が所定の範囲である電子メールの数の割合(以下、「メール本文長別削除割合」と言う)を算出する。
そして、削除順序決定部263は、受信メール記憶部153に記憶されている電子メールに対して削除ポイントを付与する場合に、かかる電子メールのメール本文等に所定のキーワードが含まれるか否かを判定する。そして、削除順序決定部263は、電子メールのメール本文等に所定のキーワードが含まれる場合に、かかるキーワードに対応するキーワード別削除割合が大きいほど、かかる電子メールに大きい値の削除ポイントを付与する。また、削除順序決定部263は、受信メール記憶部153に記憶されている電子メールに対して削除ポイントを付与する場合に、かかる電子メールのメール本文長を取得する。そして、削除順序決定部263は、取得したメール本文長に対応するメール本文長別削除割合が大きいほど、かかる電子メールに大きい値の削除ポイントを付与する。
[実施例3に係る携帯端末装置200による処理手順]
次に、図14〜図17を用いて、実施例3に係る携帯端末装置200が有する各部による処理手順について説明する。
まず、図14を用いて、図11に示した操作傾向情報収集部261による操作傾向情報収集処理の手順について説明する。図14は、図11に示した操作傾向情報収集部261による操作傾向情報収集処理手順を示すフローチャートである。図14に示すように、操作傾向情報収集部261は、利用者によって受信メール記憶部153に記憶されている電子メールが削除された場合に(ステップS601肯定)、削除された電子メールに所定のキーワードが含まれているか否かを判定する(ステップS602)。
そして、操作傾向情報収集部261は、削除された電子メールに所定のキーワードが含まれる場合に(ステップS602肯定)、かかるキーワードに対応付けて操作傾向情報記憶部251に記憶されている数値をインクリメントする(ステップS603)。
また、操作傾向情報収集部261は、削除された電子メールのメール本文長を取得する(ステップS604)。そして、操作傾向情報収集部261は、取得したメール本文長に対応付けて操作傾向情報記憶部251に記憶されている数値をインクリメントする(ステップS605)。
次に、図15を用いて、図11に示した手動削除情報収集部262cによる手動削除情報収集処理の手順について説明する。図15は、図11に示した手動削除情報収集部262cによる手動削除情報収集処理手順を示すフローチャートである。図15に示すように、手動削除情報収集部262cは、利用者によって電子メールが削除された場合に(ステップS701肯定)、削除された電子メールの送信者情報を取得する(ステップS702)。そして、手動削除情報収集部262cは、取得した送信者情報に対応する関係情報記憶部252の手動削除数をインクリメントする(ステップS703)。
次に、図16を用いて、図11に示したメール閲覧情報収集部262dによるメール閲覧情報収集処理の手順について説明する。図16は、図11に示したメール閲覧情報収集部262dによるメール閲覧情報収集処理手順を示すフローチャートである。図16に示すように、メール閲覧情報収集部262dは、利用者によって、受信した電子メールが最後まで閲覧された場合に(ステップS801肯定)、かかる電子メールの送信者情報を取得する(ステップS802)。そして、メール閲覧情報収集部262dは、取得した送信者情報に対応する関係情報記憶部252の閲覧完了数をインクリメントする(ステップS803)。
また、メール閲覧情報収集部262dは、利用者によって、受信した電子メールに対して返信操作が行われた場合に(ステップS804肯定)、かかる電子メールの返信先である送信者情報を取得する(ステップS805)。そして、メール閲覧情報収集部262dは、取得した送信者情報に対応する関係情報記憶部252の返信数をインクリメントする(ステップS806)。
次に、図17を用いて、図11に示した携帯端末内情報収集部262eによる携帯端末内情報収集処理の手順について説明する。図17は、図11に示した携帯端末内情報収集部262eによる携帯端末内情報収集処理手順を示すフローチャートである。図17に示すように、携帯端末内情報収集部262eは、送信者ごとに、関係情報記憶部252の送信者に記憶されている情報を取得する(ステップS901)。
続いて、携帯端末内情報収集部262eは、ステップS901において取得した送信者情報が電話帳情報に登録されているか否かを判定する(ステップS902)。携帯端末内情報収集部262eは、送信者情報が電話帳情報に登録されている場合に(ステップS902肯定)、かかる送信者情報に対応する関係情報記憶部252の電話帳登録有無を「1(登録有)」に更新する(ステップS903)。一方、携帯端末内情報収集部262eは、送信者情報が電話帳情報に登録されていない場合に(ステップS902否定)、かかる送信者情報に対応する関係情報記憶部252の電話帳登録有無を「0(登録有)」に更新する(ステップS904)。
続いて、携帯端末内情報収集部262eは、電話帳情報や、発進履歴、着信履歴等に基づいて、ステップS901において取得した送信者情報が示す送信者から電話着信があった回数を集計する。そして、携帯端末内情報収集部262eは、集計した回数を、かかる送信者情報に対応する関係情報記憶部252の電話着信回数に更新する(ステップS905)。
また、携帯端末内情報収集部262eは、電話帳情報等に基づいて、ステップS901において取得した送信者情報が示す送信者に対して電話発信した回数を集計する。そして、携帯端末内情報収集部262eは、集計した回数を、かかる送信者情報に対応する関係情報記憶部252の電話発信回数に更新する(ステップS906)。
また、携帯端末内情報収集部262eは、電話帳情報等に基づいて、ステップS901において取得した送信者情報が示す送信者に対して送信した電子メールの総数を集計する。そして、携帯端末内情報収集部262eは、集計した総数を、かかる送信者情報に対応する関係情報記憶部252のメール送信数に更新する(ステップS907)。
携帯端末内情報収集部262eは、関係情報記憶部252に記憶されている全ての送信者について処理が終了していない場合に(ステップS908否定)、未処理の送信者についてステップS901〜S907における処理手順を行う。一方、携帯端末内情報収集部262eは、関係情報記憶部252に記憶されている全ての送信者について処理が終了した場合に(ステップS908肯定)、処理を終了する。
[実施例3の効果]
上述してきたように、実施例3に係る携帯端末装置200は、利用者の操作履歴や電話帳情報等に基づいて、操作傾向情報や、利用者と送信者との連絡頻度を示す関係情報を収集して、電子メールの削除順序を決定する。これにより、実施例3に係る携帯端末装置200は、利用者によって削除されやすい電子メールを優先的に削除することができる。さらに、実施例3に係る携帯端末装置200は、利用者との連絡頻度に基づいて、電子メールの削除順序を決定することができる。
ところで、本願の開示する携帯端末装置等は、上述した実施例以外にも、種々の異なる形態にて実施されてよい。そこで、実施例4では、本願の開示する携帯端末装置等の他の実施例について説明する。
[削除処理]
上記実施例1〜3では、携帯端末装置が、削除順序にしたがって電子メールを削除する例について説明した。しかし、本願の開示する携帯端末装置は、新たに受信する電子メールの容量によっては、削除順序にしたがわずに電子メールを削除してもよい。図18を用いて具体的に説明する。図18は、電子メール削除処理の一例を説明するための図である。図18に示した例において、受信メール記憶部153に、メール識別情報が「M21」〜「M25」である5個の電子メールが記憶されているものとする。また、受信メール記憶部153には、空き容量が存在しないものとする。
図18の上段に示すように、メール識別情報が「M25」である電子メールの削除順序は「1」であり、メール識別情報が「M21」である電子メールの削除順序は「2」であり、メール識別情報が「M23」である電子メールの削除順序は「3」である。また、メール識別情報が「M25」、「M21」である電子メールのサイズは「2Kbyte」であり、メール識別情報が「M23」である電子メールのサイズは「2Mbyte」である。
このような状態において、「1Mbyte」の電子メールを新たに受信するものとする。かかる場合に、上記実施例1〜3に係る携帯端末装置は、まず、メール識別情報「M25」の電子メールを削除する。これにより、受信メール記憶部153の空き容量は「2Kbyte」増加することになる。しかし、上記実施例1〜3に係る携帯端末装置は、新たに受信した「1Mbyte」の電子メールを受信メール記憶部153に格納することができない場合には、メール識別情報「M21」の電子メールをさらに削除する。また、上記実施例1〜3に係る携帯端末装置は、メール識別情報「M21」の電子メールを削除した場合であっても、受信メール記憶部153の空き容量が不足している場合には、メール識別情報「M23」の電子メールをさらに削除する。メール識別情報「M25」、「M21」及び「M23」の3個の電子メールを削除した場合には、受信メール記憶部153の空き容量は「2.4Mbyte」増加するので、新たに受信した電子メールを受信メール記憶部153に格納することができる。
ここで、上記実施例1〜3に係る携帯端末装置は、メール識別情報「M25」、「M21」及び「M23」の3個の電子メールを削除せずに、メール識別情報「M23」の電子メールだけを削除してもよい。これにより、受信メール記憶部153の空き容量は「2Mbyte」増加するので、上記実施例1〜3に係る携帯端末装置は、新たに受信した「1Mbyte」の電子メールを受信メール記憶部153に格納することができる。すなわち、上記実施例1〜3に係る携帯端末装置は、削除対象の電子メールの中に、新たな電子メールの容量以上の電子メールが含まれる場合には、新たな電子メールの容量以上の電子メールだけを削除してもよい。これにより、本願の開示する携帯端末装置は、電子メールを削除するタイミングを遅くすることができる。
[削除順序]
また、上記実施例2及び3では、図3、図4、図12及び図13に示した各種情報を用いて、電子メールの削除順序を決定する例を示した。例えば、上記実施例2に係る携帯端末装置100は、図3に示した保持期間や、図4に示した保護設定数に基づいて、電子メールの削除順序を決定した。しかし、本願の開示する携帯端末装置は、上述した情報以外を用いて、電子メールの削除順序を決定してもよい。
例えば、本願の開示する携帯端末装置は、利用者によって電子メールが削除された場合に、削除された電子メールがデコメール(登録商標)であるか否かを判定し、デコメール(登録商標)が削除される傾向にあるか否かを示す情報を蓄積してもよい。実施例3に係る携帯端末装置200を例に挙げて説明する。携帯端末装置200の操作傾向情報収集部261は、利用者によって削除されたデコメール(登録商標)の総数を操作傾向情報記憶部に記憶させる。そして、携帯端末装置200の削除順序決定部263は、操作傾向情報収集部261によって収集された情報に基づいて、利用者によってデコメール(登録商標)が削除される可能性が高い場合には、デコメール(登録商標)に削除ポイントを加算する。
また、例えば、本願の開示する携帯端末装置は、未読の電子メールの総数や、メール本文に含まれるURL(Uniform Resource Locator)にアクセスされた回数などを用いて、電子メールの削除順序を決定してもよい。実施例3に係る携帯端末装置200を例に挙げて説明する。携帯端末装置200のメール閲覧情報収集部262dは、受信した電子メールが利用者によって閲覧されたか否かを判定し、閲覧されなかった電子メールの数(以下、「未読数」と言う)を関係情報記憶部に記憶させる。また、メール閲覧情報収集部262dは、受信した電子メールのメール本文に含まれるURLにアクセスされたか否かを判定し、アクセスされた電子メールの数を関係情報記憶部に記憶させる。そして、携帯端末装置200の削除順序決定部263は、受信総数に対する未読数の割合が大きいほど、削除ポイントに大きい値を設定する。また、携帯端末装置200の削除順序決定部263は、例えば、受信総数に対するURLアクセス数の割合が小さいほど、削除ポイントに大きい値を設定する。
[情報退避]
また、本願の開示する携帯端末装置は、電子メールを自動削除する場合に、削除する電子メールのメール本文等に含まれるメールアドレス、電話番号、URLなどの特定情報を所定の記憶領域に退避してもよい。そして、本願の開示する携帯端末装置は、退避した特定情報を利用者に閲覧させてもよい。
[プログラム]
また、上記実施例で説明した各種の処理は、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナルコンピュータやワークステーションなどのコンピュータで実行することによって実現することができる。そこで、以下では、図19を用いて、図1に示した携帯端末装置10と同様の機能を有する携帯端末制御プログラムを実行するコンピュータの一例を説明する。
図19は、携帯端末制御プログラムを実行するコンピュータを示す図である。図19に示すように、コンピュータ1000は、RAM(Random Access Memory)1010と、キャッシュ1020と、HDD1030と、ROM(Read Only Memory)1040と、CPU(Central Processing Unit)1050、バス1060とを有する。RAM1010、キャッシュ1020、HDD1030、ROM1040、CPU1050は、バス1060によって接続されている。
ROM1040には、図1に示した携帯端末装置10と同様の機能を発揮する携帯端末制御プログラムが予め記憶されている。具体的には、ROM1040には、削除順序決定プログラム1041と、削除処理プログラム1042と、格納制御プログラム1043とが記憶されている。
そして、CPU1050は、これらの削除順序決定プログラム1041と、削除処理プログラム1042と、格納制御プログラム1043とを読み出して実行する。これにより、図19に示すように、削除順序決定プログラム1041は、削除順序決定プロセス1051になり、削除処理プログラム1042は、削除処理プロセス1052になり、格納制御プログラム1043は、格納制御プロセス1053になる。なお、削除順序決定プロセス1051は、図1に示した削除順序決定部12に対応し、削除処理プロセス1052は、図1に示した削除処理部13に対応し、格納制御プロセス1053は、図1に示した格納制御部14に対応する。
また、HDD1030には、図19に示すように、メール記憶部1031が設けられる。メール記憶部1031は、図1に示した記憶部11に対応する。
なお、上記した各プログラム1041〜1043については、必ずしもROM1040に記憶させなくてもよい。例えば、コンピュータ1000に挿入されるフレキシブルディスク(FD)、CD−ROM、MOディスク、DVDディスク、光磁気ディスク、ICカードなどの「可搬用の物理媒体」にプログラム1041〜1043を記憶させてもよい。または、コンピュータ1000の内外に備えられるハードディスクドライブ(HDD)などの「固定用の物理媒体」にプログラム1041〜1043を記憶させてもよい。または、公衆回線、インターネット、LAN、WANなどを介してコンピュータ1000に接続される「他のコンピュータ(またはサーバ)」にプログラム1041〜1043を記憶させてもよい。そして、コンピュータ1000は、上述したフレキシブルディスク等から各プログラムを読み出して実行するようにしてもよい。
以上の各実施例を含む実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)受信済みの電子メールを記憶する記憶部と、
利用者の操作又はメール送信者との関係に係る履歴情報に基づいて、前記記憶部に記憶された複数の電子メールの削除順序を決定する削除順序決定部と、
新たな電子メールを受信する場合に、前記削除順序決定部によって決定された削除順序にしたがって前記記憶部に記憶された電子メールを削除処理する削除処理部と、
前記削除処理部による削除処理を終えた後に、前記新たな電子メールを前記記憶部に格納する格納制御部と
を備えたことを特徴とする携帯端末装置。
(付記2)前記記憶部に記憶された各電子メールに対する利用者の操作の傾向を示す操作傾向情報を収集する操作傾向情報収集部をさらに備え、前記削除順序決定部は、前記操作傾向情報収集部により収集された操作傾向情報に基づいて、前記記憶部に記憶された複数の電子メールの削除順序を決定することを特徴とする付記1に記載の携帯端末装置。
(付記3)前記操作傾向情報収集部は、前記記憶部に記憶された各電子メールに対して前記利用者が行った削除操作に係る情報を前記操作傾向情報として収集することを特徴とする付記2に記載の携帯端末装置。
(付記4)前記記憶部に記憶された各電子メールを送信した送信者ごとに、前記各電子メールの重要度、および/または、前記利用者と前記送信者との連絡頻度を示す関係情報を収集する関係情報収集部をさらに備え、前記削除順序決定部は、前記関係情報収集部により収集された関係情報に基づいて、前記記憶部に記憶された複数の電子メールの削除順序を決定することを特徴とする付記1〜3のいずれか一つに記載の携帯端末装置。
(付記5)前記削除処理部は、削除対象の電子メールに、前記新たな電子メールの容量以上の電子メールが含まれる場合に、前記新たな電子メールの容量以上の電子メールだけを削除することを特徴とする付記1〜4のいずれか一つに記載の携帯端末装置。
(付記6)前記削除処理部は、削除する電子メールに含まれるメールアドレス、電話番号、URL(Uniform Resource Locator)を所定の記憶領域へ退避することを特徴とする付記1〜5のいずれか一つに記載の携帯端末装置。
(付記7)携帯端末装置を制御する携帯端末制御方法であって、
前記携帯端末装置が、
利用者の操作又はメール送信者との関係に係る履歴情報に基づいて、受信済みの電子メールを記憶する記憶部に記憶された複数の電子メールの削除順序を決定する削除順序決定ステップと、
新たな電子メールを受信する場合に、前記削除順序決定ステップによって決定された削除順序にしたがって前記記憶部に記憶された電子メールを削除処理する削除処理ステップと、
前記削除処理ステップによる削除処理を終えた後に、前記新たな電子メールを前記記憶部に格納する格納制御ステップと
を含んだことを特徴とする携帯端末制御方法。
(付記8)携帯端末装置を制御する携帯端末制御プログラムであって、
利用者の操作又はメール送信者との関係に係る履歴情報に基づいて、受信済みの電子メールを記憶する記憶部に記憶された複数の電子メールの削除順序を決定する削除順序決定手順と、
新たな電子メールを受信する場合に、前記削除順序決定手順によって決定された削除順序にしたがって前記記憶部に記憶された電子メールを削除処理する削除処理手順と、
前記削除処理手順による削除処理を終えた後に、前記新たな電子メールを前記記憶部に格納する格納制御手順と
をコンピュータに実行させることを特徴とする携帯端末制御プログラム。
10、100、200 携帯端末装置
11 記憶部
12 削除順序決定部
13 削除処理部
14 格納制御部
110 アンテナ
120 通信制御部
130 入力部
140 表示部
150、250 記憶部
151、251 操作傾向情報記憶部
152、252 関係情報記憶部
153 受信メール記憶部
160、260 制御部
161、261 操作傾向情報収集部
162、262 関係情報収集部
162a 受信メールチェック部
162b 手動保護情報収集部
163 削除順序決定部
164 削除処理部
165 格納制御部
262c 手動削除情報収集部
262d メール閲覧情報収集部
262e 携帯端末内情報収集部
263 削除順序決定部

Claims (7)

  1. 受信済みの電子メールを記憶する記憶部と、
    利用者の操作又はメール送信者との関係に係る履歴情報に基づいて、前記記憶部に記憶された複数の電子メールの削除順序を決定する削除順序決定部と、
    新たな電子メールを受信する場合に、前記削除順序決定部によって決定された削除順序にしたがって前記記憶部に記憶された電子メールを削除処理する削除処理部と、
    前記削除処理部による削除処理を終えた後に、前記新たな電子メールを前記記憶部に格納する格納制御部と
    を備えたことを特徴とする携帯端末装置。
  2. 前記記憶部に記憶された各電子メールに対する利用者の操作の傾向を示す操作傾向情報を収集する操作傾向情報収集部をさらに備え、前記削除順序決定部は、前記操作傾向情報収集部により収集された操作傾向情報に基づいて、前記記憶部に記憶された複数の電子メールの削除順序を決定することを特徴とする請求項1に記載の携帯端末装置。
  3. 前記操作傾向情報収集部は、前記記憶部に記憶された各電子メールに対して前記利用者が行った削除操作に係る情報を前記操作傾向情報として収集することを特徴とする請求項2に記載の携帯端末装置。
  4. 前記記憶部に記憶された各電子メールを送信した送信者ごとに、前記各電子メールの重要度、および/または、前記利用者と前記送信者との連絡頻度を示す関係情報を収集する関係情報収集部をさらに備え、前記削除順序決定部は、前記関係情報収集部により収集された関係情報に基づいて、前記記憶部に記憶された複数の電子メールの削除順序を決定することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の携帯端末装置。
  5. 前記削除処理部は、削除対象の電子メールに、前記新たな電子メールの容量以上の電子メールが含まれる場合に、前記新たな電子メールの容量以上の電子メールだけを削除することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の携帯端末装置。
  6. 携帯端末装置を制御する携帯端末制御方法であって、
    前記携帯端末装置が、
    利用者の操作又はメール送信者との関係に係る履歴情報に基づいて、受信済みの電子メールを記憶する記憶部に記憶された複数の電子メールの削除順序を決定する削除順序決定ステップと、
    新たな電子メールを受信する場合に、前記削除順序決定ステップによって決定された削除順序にしたがって前記記憶部に記憶された電子メールを削除処理する削除処理ステップと、
    前記削除処理ステップによる削除処理を終えた後に、前記新たな電子メールを前記記憶部に格納する格納制御ステップと
    を含んだことを特徴とする携帯端末制御方法。
  7. 携帯端末装置を制御する携帯端末制御プログラムであって、
    利用者の操作又はメール送信者との関係に係る履歴情報に基づいて、受信済みの電子メールを記憶する記憶部に記憶された複数の電子メールの削除順序を決定する削除順序決定手順と、
    新たな電子メールを受信する場合に、前記削除順序決定手順によって決定された削除順序にしたがって前記記憶部に記憶された電子メールを削除処理する削除処理手順と、
    前記削除処理手順による削除処理を終えた後に、前記新たな電子メールを前記記憶部に格納する格納制御手順と
    をコンピュータに実行させることを特徴とする携帯端末制御プログラム。
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