JP6177683B2 - 携帯通信端末、制御方法及びコンピュータプログラム - Google Patents
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Description
そこで、各キャリアはユーザから受信拒否の設定を受け付けている。ユーザが指定したメールアドレスや、ユーザが指定したドメイン名を有するメールアドレスから送信されたメールは端末へ送信されずメールサーバで破棄される。
このような煩雑な操作を行わずに迷惑メールの受信を拒否する技術が特許文献1に開示されている。特許文献1のシステムは、端末側で迷惑メールに係るメールアドレスを選択すると、そのメールアドレスがサーバのリストに掲載される。サーバは、それ以降、そのメールアドレスから発信されたメールを端末へ送信しないので、端末は、迷惑メールの受信を拒否することができる。
本発明は、上記の問題点に鑑みなされたものであって、ユーザが煩雑な操作を行わなくとも、効率よく迷惑メールの受信拒否を行うことができる携帯通信端末、制御方法及びコンピュータプログラムを提供することを目的とする。
<1.概要>
図1は、本発明の一態様である携帯電話機10を用いた電子メールシステム1の構成図である。同図に示すように、電子メールシステム1は、携帯電話機10、メールサーバ20、ゲートウェイサーバ30及び送信元端末40から構成される。
メールサーバ20は、携帯電話機10によって設定された迷惑メールフィルタの条件に基づき、受信した電子メールの配信可否を判断する。そして、配信可否と判断した場合のみ、メールサーバ20は、携帯電話機10へ電子メールを送信する。
図2は、携帯電話機1の内部構成を機能的に示すブロック図である。
同図に示すように、携帯電話機1は、アンテナ101、通信制御部102、タッチパネル103、コントローラ104、記憶部105、制御部106、レシーバ107及びマイク108から構成される。
通信制御部102は、プロセッサが記憶部105に記憶されているコンピュータプログラムを実行することにより、アンテナ101を介して携帯電話網に接続し、他の電話機、パーソナルコンピュータ、ウェブサーバ、送信元端末40等との間で、電子メール、音声データ、文字データ、画像データ、位置データ等を送受信する。
タッチパッド131は、静電容量方式や圧電方式等のタッチセンサを含み、LCD132に重畳して設けられている。タッチパッド131は、透明部材で構成され、LCD132に表示された画像が見えるように構成されている。
コントローラ104は、タッチパッド131に対するユーザの指等の接触を検出し、検出している間、単位時間(例えば、25ミリ秒)毎に、その接触位置の座標値(x,y)を制御部106に出力する。
プログラム保存用メモリには、OSや、電子メール用のアプリケーションプログラムを含む各種のアプリケーションプログラムが保存されている。
メール記憶部151は、複数の電子メールをフォルダ毎に管理する。図2に示すように、メール記憶部151は、受信した電子メールが格納される受信フォルダ152と、送信済みの電子メールが格納される送信済みフォルダ153と、ユーザが削除した電子メールが保存されるごみ箱フォルダ154と、迷惑メールに指定された電子メールが保存される迷惑メールフォルダ155とを含む。
ここで、迷惑メールの選択は、タッチパネル103に受信フォルダ画面が表示されている状態において、ユーザが一つの電子メールを選択し、選択した電子メールを、迷惑メールフォルダへ移動させる操作を行うことにより行われる。
ここで、各電子メールは、メールヘッダとメール本文とから構成される。メールヘッダは、件名、送信元を示すメールアドレス、送信者名、送信先を示すメールアドレス及び送信日時等を含む。メール本文は、メッセージ及び添付ファイルデータを含む。
抽出部161は、迷惑メールが選択される都度、即ち、迷惑メールフォルダ155に電子メールが格納される都度、その電子メールのメールアドレスと、迷惑メール抑制部162に設定されている受信拒否文字列165とに共通して含まれている文字列を抽出する機能を有する。更に、抽出部161は、抽出した文字列を、抽出履歴164に蓄積して保持する機能を有する。更に、抽出部161は、抽出した文字列を、迷惑メール抑制部162に通知する機能を有する。
迷惑メール抑制部162は、受信拒否文字列165を保持し、抽出部161から文字列を受け取る都度、受け取った文字列で、受信拒否文字列165を上書きして更新する機能を有する。更に、迷惑メール抑制部162は、受信拒否文字列165が更新される都度、更新後の受信拒否文字列165をメールサーバ20へ送信する機能を有する。
<3.動作>
ここでは、図3〜図6を参照して、電子メールシステム1の動作について説明する。
(1)電子メールシステム1の迷惑メールフィルタ設定処理
図3は、電子メールシステム1が実行する迷惑メールフィルタ設定処理のシーケンス図である。
具体的に、メールサーバ20は、受信した受信拒否文字列を用いて、それまで記憶していた受信拒否文字列を更新する。また、メールサーバ20は、図4に示すように、携帯電話機10が設定した指定受信アドレスを登録した指定受信リスト180を保持しており、新たに設定された指定受信アドレスを指定受信リスト180に登録する。
図5は、携帯電話機10が実行する迷惑メールフィルタ設定処理のフローチャートである。この処理は、図3のステップS1の詳細である。
抽出部161は、迷惑メールの選択又は迷惑メールの選択解除の操作が行われるまで待機する(ステップS101でNO、且つ、ステップS111でNO)。
抽出部161は、抽出した文字列を抽出履歴164に蓄積して保持し(ステップS103)、更に、抽出した文字列を迷惑メール抑制部162に通知する。迷惑メール抑制部162は、抽出部161から受け取った文字列で、それまで設定されていた受信拒否文字列165を上書きすることにより、新たな受信拒否文字列165を設定する(ステップS104)。
受信拒否文字列165を含むメールアドレスが存在しない場合(ステップS106でNO)、ステップS101に戻る。受信拒否文字列165を含むメールアドレスが存在する場合(ステップS106でYES)、保存メール確認部163は、そのメールアドレスを、指定受信アドレスに設定し(ステップS107)、ステップS101に戻る。
迷惑メール抑制部162は、抽出部161から受け取った文字列で、それまで設定されていた受信拒否文字列165を上書きすることにより、新たな受信拒否文字列165を設定する(ステップS113)。その後、ステップS101に戻る。
図6は、電子メールシステム1が実行する電子メール配信処理のシーケンス図である。
先ず、メールサーバ20は、送信元端末40から送信された携帯電話機10宛ての電子メールを受信する(ステップS11)。
メールサーバ20は、受信した電子メールのメールヘッダから送信元端末40のメールアドレスを抽出し、抽出したメールアドレスが携帯電話機10の迷惑メールフィルタの条件をクリアしているか否か判断する。
送信元端末40のメールアドレスが、指定受信リスト180に登録されていない場合には、メールサーバ20は、送信元端末40のメールアドレスに、受信拒否文字列が含まれるか否か判断する。送信元端末40のメールアドレスに受信拒否文字列が含まれない場合には、迷惑メールフィルタの条件をクリアしていると判断する。
迷惑メールフィルタの条件をクリアしていない場合(ステップS12でNO)、メールサーバ20は、ステップS11で受信した電子メールを破棄する(ステップS13)。
携帯電話機10はメールサーバ20から着信通知を受けると、メールサーバ20へメール受信要求を送信する(ステップS16)。メールサーバ20は、携帯電話機10からメール受信要求を受け取ると、メールボックスから電子メールを読み出し(ステップS17)、携帯電話機10に送信する(ステップS18)。携帯電話機10は、電子メールを受信して、受信フォルダ152に格納する(ステップS19)。
ここでは、図7〜図10を参照しながら、抽出部161、迷惑メール抑制部162及び保存メール確認部163により実行される迷惑メールフィルタ設定処理について具体例を用いて説明する。
先ず、受信拒否文字列及び指定受信アドレスが設定されていない状態から、初めて一つの電子メールが迷惑メールとして選択された場合について説明する。図7(a)に示すように、メールアドレスが「info@aaa.meiwaku.mail.jp」である電子メールを、ユーザが受信フォルダ152から迷惑メールフォルダ155へ移動させることにより、当該電子メールが迷惑メールとして選択される。ここでは、説明の便宜上、各フォルダに格納されている電子メールを、送信元を示すメールアドレスで表している。
続いて、図8(a)に示すように、メールアドレスが「hallow@aab.meiwaku.mail.jp」である電子メールが迷惑メールとして選択された場合を考える。
このとき、図8(c)に示したように、迷惑メール抑制部162には、受信拒否文字列165として、「meiwaku.mail.jp」が設定されている。抽出部161は、いま迷惑メーフォルダ155に格納された電子メールの送信元を示すメールアドレスである「bee@meiwaku.bee.jp」と受信拒否文字列165に設定されている「meiwaku.mail.jp」とに共通して含まれる文字列「meiwaku」を抽出する。そして、抽出部161は、図9(b)に示すように、抽出した文字列を抽出履歴164に格納し、抽出した文字列「meiwaku」を、迷惑メール抑制部162に通知する。
しかしながら、この設定を行った場合、ユーザが必要とする電子メールも受信できなくなる。そこでユーザは、この設定を行った場合、受信する必要があるメールアドレスについては、別途、指定受信アドレスとしてメールサーバに登録する必要がある。この操作は、必要なメールアドレスすべてについて、一文字ずつメールアドレスを入力したり、コピーアンドペーストしたりする必要があるため、ユーザにとっては、かなり煩雑な作業である。
ところで、抽出部161が、アルファベット一文字単位で共通部分を抽出すると、あらゆるメールアドレスが受信拒否の対象となってしまう可能性がある。そこで、本実施形態の抽出部161は、以下のルールに従って、メールアドレスから共通部分を抽出する。
次に、抽出部161は、メールアドレスの先頭から、メールアドレスのユーザ名及びサブドメイン名を最小の単位として、比較対象である文字列と共通する部分を抽出する。
また、ユーザが誤って迷惑メールではない電子メールを迷惑メールフォルダ155に格納してしまう場合が想定される。このような場合、ユーザは、その電子メールを、迷惑メールフォルダ155から受信フォルダ152へ戻すことにより、迷惑メールの選択解除を行うことができる。以下、図10を用いて説明する。
このとき、抽出部161の抽出履歴164には、図6(b)に示すように、「info@aaa.meiwaku.mail.jp」、「meiwaku.mail.jp」及び「meiwaku」が格納されている。抽出部161は、迷惑メール抑制部162の受信拒否文字列165に設定されている「meiwaku」よりも一つ前に抽出された文字列である「meiwaku.mail.jp」を抽出履歴164から読み出して、迷惑メール抑制部162へ通知する。
これにより、メールサーバ20に設定されていた受信拒否文字列「meiwaku」を、一つ前に抽出された文字列である「mwaiku.mail.jp」に戻すことができる。そのため、携帯電話機10は、今後も「bee@meiwaku.bee.jp」から送信された電子メールを受信することが可能となる。
以上、本発明の携帯通信端末の一態様である携帯電話機の実施形態を説明したが、例示した携帯電話機を以下のように変形することも可能であり、本発明の携帯通信端末が上述の実施形態で示したとおりの携帯電話機に限られないことは勿論である。
(1)上記の実施形態では、迷惑メールの選択及び迷惑メールの選択解除は、ユーザが、受信フォルダ152と迷惑メールフォルダ155と間で電子メールを移動させる操作を行うことで実現する構成を有していた。しかし、迷惑メールの選択及び迷惑メールの選択解除の操作はこれに限定されない。ユーザが、今後受信を拒否したいメールアドレスを選択する操作及びその選択を解除する操作であれば足りる。
(2)上記の実施形態では、抽出部161及び迷惑メール抑制部162の両方に最新の受信拒否文字列が保持される構成を有していた。しかし、この構成は必須ではない。
保存メール確認部163を備える代わりに、設定された受信拒否文字列を、ユーザに通知する構成でもよい。例えば、携帯電話機10は、図11に示すように、「“meiwaku”が受信拒否文字列に設定されました。今後、“meiwaku”を含むメールアドレスから送信されたメールを受信できなくなります。」のようなメッセージ170をタッチパネル103に表示する構成でもよい。このように、設定された受信拒否文字列をユーザに通知することにより、保存メール確認部163を備えていなくとも、ユーザ自らが、必要なメールアドレスを指定受信アドレスに登録することができる。
(4)上記の実施形態では、携帯電話機10は、保存メール確認部163により指定受信アドレスの設定を行うことで、ユーザが必要とする電子メールの受信が拒否されることを抑制する構成を有していた。しかし、保存メール確認部162は、指定受信アドレスの設定を行う代わりに、迷惑メール抑制部162により設定された受信拒否文字列を修正する構成でもよい。
(5)上記の実施形態では、抽出部161は、トップレベルドメインについては、単独で抽出する対象から除外する構成を有していた。しかし、上記の実施形態で説明した文字列抽出のルールは一例である。例えば、抽出部161は、第2レベルドメインとトップレベルドメインとの組み合わせについても、単独で抽出する対象から除外する構成でもよい。なお、第2レベルドメインは、トップレベルドメインのサブドメインである。これにより、「co.jp」及び「ne.jp」なども単独で抽出されることがないので、携帯電話機10は、必要な電子メールが受信拒否されることを抑制しながら、迷惑メールの受信を拒否することが可能となる。
(6)上記の実施形態で説明した携帯電話機10は、入力デバイスと表示デバイスとが一体化したタッチパネル103を備えた、所謂スマートフォンを具体例に用いて説明した。しかし、携帯電話機10はスマートフォンに限定されないのは勿論である。携帯電話機10は、入力デバイスとしてキーパッドを用いた従来型の多機能携帯電話機(所謂フィーチャーフォン)でもよい。
(7)上記の実施形態では、携帯電話機10の迷惑メール抑制部162が、迷惑メールフィルタの設定をメールサーバ20へ送信し、メールサーバ20が、受信した迷惑メールフィルタの設定に基づき、電子メールの配信可否を判断する機能を有していた。
図12は、この場合における、電子メールシステム1が実行する電子メール配信処理のシーケンス図である。
携帯電話機10はメールサーバ20から着信通知を受けると、メールサーバ20へメールヘッダの受信要求を送信する(ステップS204)。メールサーバ20は、携帯電話機10からメールヘッダの受信要求を受け取ると、メールボックスから電子メールのメールヘッダを読み出し(ステップS205)、携帯電話機10に送信する(ステップS206)。
具体的に、迷惑メール抑制部162は、送信元端末40のメールアドレスが、記憶部105に保持されている指定受信リスト180に登録されているか否か判断する。送信元端末40のメールアドレスが、指定受信リスト180に登録されている場合には、迷惑メールフィルタの条件をクリアしていると判断する。
一方、送信元端末40のメールアドレスが、指定受信リスト180に登録されておらず、且つ、送信元端末40のメールアドレスに、受信拒否文字列が含まれる場合には、迷惑メールフィルタの条件をクリアしていないと判断する。
迷惑メールフィルタの条件をクリアしている場合(ステップS207でYES)、迷惑メール抑制部162は、メールサーバ20へメール本文の受信要求を送信する(ステップS208)。メールサーバ20は、携帯電話機10からメール本文の受信要求を受け取ると、メールボックスから電子メールのメール本文を読み出し(ステップS209)、携帯電話機10に送信する(ステップS210)。携帯電話機10は、メールサーバ20からメール本文を受信すると、受信フォルダ152に格納する(ステップS211)。
このように、携帯電話機10は、自機で電子メールの受信可否を判断する機能を有していてもよい。
(8)上記の実施形態では、迷惑メールの選択は、ユーザが、受信フォルダ152から迷惑メールフォルダ155へ電子メールを移動させる操作を行うことで実現する構成を有していた。しかし、携帯電話機10は、ユーザ操作を受け付けることなく迷惑メールの選択を行う構成でもよい。
この場合も、抽出部161、迷惑メール抑制部及び保存メール確認部163は、迷惑メールフォルダ155に電子メールが格納されたことをトリガとして、上記の実施形態で説明した、受信拒否文字列の設定及び指定受信アドレスの設定を行うこととする。
10 携帯電話機
20 メールサーバ
30 ゲートウェイサーバ
40 送信元端末
101 アンテナ
102 通信制御部
103 タッチパネル
104 コントローラ
105 記憶部
151 メール記憶部
106 制御部
161 抽出部
162 迷惑メール抑制部
163 保存メール確認部
107 レシーバ
108 マイク
Claims (10)
- 電子メールを受信する受信部と、
受信した複数の電子メールから2以上の電子メールを選択する選択部と、
選択された前記2以上の電子メールそれぞれの送信元を示す2以上のメールアドレスに共通して含まれる文字列を抽出する抽出部と、
抽出された前記文字列を受信拒否文字列として設定し、前記受信拒否文字列を含むメールアドレスから送信された電子メールの受信を抑制する迷惑メール抑制部とを備え、
各メールアドレスは、その先頭から、ユーザ名、アットマーク及びドメイン名で構成され、前記ドメイン名は、ピリオドで区切られ、最後尾に位置するトップレベルドメインを含む複数のレベルのドメインで構成されており、
前記抽出部は、各メールアドレスを構成するユーザ名、及び、前記トップレベルドメインを除いた各レベルのドメインを最小の抽出単位として、前記2以上のメールアドレスに共通して含まれる文字列を抽出し、
前記選択部は、更に、1の電子メールを選択し、
前記抽出部は、更に、選択された前記1の電子メールの送信元を示すメールアドレスと、前記迷惑メール抑制部が設定した前記受信拒否文字列とに共通して含まれる文字列である第2の文字列を抽出し、
前記迷惑メール抑制部は、前記受信拒否文字列の設定を、抽出された前記第2の文字列で更新し、
更に、前記1のメールアドレスの選択を解除する選択解除部を備え、
前記抽出部は、抽出した前記文字列及び前記第2の文字列を保持する履歴保持部を含み、
前記迷惑メール抑制部は、前記選択解除部により前記1のメールアドレスの選択が解除されると、前記受信拒否文字列の設定を、前記履歴保持部に保持されている前記文字列で更新する
ことを特徴とする携帯通信端末。 - 前記携帯通信端末は、更に、
受信した複数の電子メールを複数のフォルダに分類して格納するメール記憶部と、
ユーザ操作を受け付ける入力デバイスとを備え、
前記選択部は、ユーザが前記入力デバイスを操作して、保存用のフォルダから迷惑メール指定用のフォルダへ電子メールを移動させた場合に、当該移動させた電子メールを選択し、
前記選択解除部は、ユーザが前記入力デバイスを操作して、前記迷惑メール指定用のフォルダから前記保存用のフォルダへ電子メールを移動させた場合に、当該移動させた電子メールの選択を解除する
ことを特徴とする請求項1に記載の携帯通信端末。 - 前記携帯通信端末は、更に、
受信した複数の電子メールを複数のフォルダに分類して格納するメール記憶部と、
抽出された前記文字列と、保存用のフォルダに格納されている電子メールの送信元を示すメールアドレスとを比較し、抽出された前記文字列を含むメールアドレスが存在するか否か判断する保存メール確認部とを備え、
前記迷惑メール抑制部は、抽出された前記文字列を含むメールアドレスが存在すると判断された場合に、当該メールアドレスから送信された電子メールを受信可能に制御する
ことを特徴とする請求項1に記載の携帯通信端末。 - 前記迷惑メール抑制部は、
前記受信拒否文字列を含むメールアドレスから送信された電子メールの受信を抑制する制御に優先して、受信許可リストに登録されたメールアドレスから送信された電子メールの受信を許可する制御を行い、
抽出された前記文字列を含むメールアドレスが存在すると判断された場合に、前記メールアドレスを前記受信許可リストに登録することにより、前記メールアドレスから送信された電子メールを受信可能に制御する
ことを特徴とする請求項3に記載の携帯通信端末。 - 前記迷惑メール抑制部は、
抽出された前記文字列を含むメールアドレスが存在すると判断された場合に、前記文字列を、前記メールアドレスに含まれていない文字列に修正し、抽出された前記文字列に替えて、修正後の前記文字列を前記受信拒否文字列として設定することにより、前記メールアドレスから送信された電子メールを受信可能に制御する
ことを特徴とする請求項3に記載の携帯通信端末。 - 前記携帯通信端末は、更に、
情報を表示する表示デバイスを備え、
前記迷惑メール抑制部は、更に、設定した前記受信拒否文字列を前記表示デバイスに出力する
ことを特徴とする請求項1に記載の携帯通信端末。 - 前記携帯通信端末は、指定された条件に基づいて電子メールの転送及び電子メールの破棄を行うメールサーバと接続されており、
前記迷惑メール抑制部は、設定された前記受信拒否文字列を、前記メールサーバへ通知することにより、前記受信拒否文字列を含むメールアドレスから送信された電子メールの受信を抑制する
ことを特徴とする請求項1に記載の携帯通信端末。 - 前記迷惑メール抑制部は、
電子メールを保持しているメールサーバから、前記電子メールの送信元を示すメールアドレスを受信し、受信したメールアドレスに前記受信拒否文字列が含まれない場合には、前記メールサーバへ前記電子メールの送信を要求し、受信した前記メールアドレスに前記受信拒否文字列が含まれる場合には、前記メールサーバへ前記電子メールの送信を要求しないことにより、前記受信拒否文字列を含むメールアドレスから送信された電子メールの受信を抑制する
ことを特徴とする請求項1に記載の携帯通信端末。 - 受信部、選択部、抽出部、迷惑メール抑制部及び選択解除部を備える携帯通信端末で用いられる制御方法であって、
前記受信部が、電子メールを受信する受信ステップと、
前記選択部が、受信した複数の電子メールから2以上の電子メールを選択する選択ステップと、
前記抽出部が、選択された前記2以上の電子メールそれぞれの送信元を示す2以上のメールアドレスに共通して含まれる文字列を抽出する抽出ステップと、
前記迷惑メール抑制部が、抽出された前記文字列を受信拒否文字列として設定し、前記受信拒否文字列を含むメールアドレスから送信された電子メールの受信を抑制する迷惑メール抑制ステップとを含み、
各メールアドレスは、その先頭から、ユーザ名、アットマーク及びドメイン名で構成され、前記ドメイン名は、ピリオドで区切られ、最後尾に位置するトップレベルドメインを含む複数のレベルのドメインで構成されており、
前記抽出ステップは、各メールアドレスを構成するユーザ名、及び、前記トップレベルドメインを除いた各レベルのドメインを最小の抽出単位として、前記2以上のメールアドレスに共通して含まれる文字列を抽出し、
前記選択ステップは、更に、1の電子メールを選択し、
前記抽出ステップは、更に、選択された前記1の電子メールの送信元を示すメールアドレスと、前記迷惑メール抑制ステップが設定した前記受信拒否文字列とに共通して含まれる文字列である第2の文字列を抽出し、
前記迷惑メール抑制ステップは、前記受信拒否文字列の設定を、抽出された前記第2の文字列で更新し、
前記制御方法は、更に、前記選択解除部が前記1のメールアドレスの選択を解除する選択解除ステップを含み、
前記携帯通信端末は、抽出した前記文字列及び前記第2の文字列を保持する履歴保持部を含み、
前記迷惑メール抑制ステップは、前記選択解除ステップにより前記1のメールアドレスの選択が解除されると、前記受信拒否文字列の設定を、前記履歴保持部に保持されている前記文字列で更新する
ことを特徴とする制御方法。 - 携帯通信端末で用いられるコンピュータプログラムであって、
電子メールを受信する受信ステップと、
受信した複数の電子メールから2以上の電子メールを選択する選択ステップと、
選択された前記2以上の電子メールそれぞれの送信元を示す2以上のメールアドレスに共通して含まれる文字列を抽出する抽出ステップと、
抽出された前記文字列を受信拒否文字列として設定し、前記受信拒否文字列を含むメールアドレスから送信された電子メールの受信を抑制する迷惑メール抑制ステップとを前記携帯通信端末に実行させ、
各メールアドレスは、その先頭から、ユーザ名、アットマーク及びドメイン名で構成され、前記ドメイン名は、ピリオドで区切られ、最後尾に位置するトップレベルドメインを含む複数のレベルのドメインで構成されており、
前記抽出ステップは、各メールアドレスを構成するユーザ名、及び、前記トップレベルドメインを除いた各レベルのドメインを最小の抽出単位として、前記2以上のメールアドレスに共通して含まれる文字列を抽出し、
前記選択ステップは、更に、1の電子メールを選択し、
前記抽出ステップは、更に、選択された前記1の電子メールの送信元を示すメールアドレスと、前記迷惑メール抑制ステップが設定した前記受信拒否文字列とに共通して含まれる文字列である第2の文字列を抽出し、
前記迷惑メール抑制ステップは、前記受信拒否文字列の設定を、抽出された前記第2の文字列で更新し、
前記コンピュータプログラムは、更に、前記1のメールアドレスの選択を解除する選択解除ステップを前記携帯通信端末に実行させ、
前記携帯通信端末は、抽出した前記文字列及び前記第2の文字列を保持する履歴保持部を含み、
前記迷惑メール抑制ステップは、前記選択解除ステップにより前記1のメールアドレスの選択が解除されると、前記受信拒否文字列の設定を、前記履歴保持部に保持されている前記文字列で更新する
ことを特徴とするコンピュータプログラム。
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