JP6177683B2 - 携帯通信端末、制御方法及びコンピュータプログラム - Google Patents

携帯通信端末、制御方法及びコンピュータプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6177683B2
JP6177683B2 JP2013265921A JP2013265921A JP6177683B2 JP 6177683 B2 JP6177683 B2 JP 6177683B2 JP 2013265921 A JP2013265921 A JP 2013265921A JP 2013265921 A JP2013265921 A JP 2013265921A JP 6177683 B2 JP6177683 B2 JP 6177683B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mail
character string
reception
unit
address
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2013265921A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015121984A (ja
Inventor
俊和 河内
俊和 河内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Corp filed Critical Kyocera Corp
Priority to JP2013265921A priority Critical patent/JP6177683B2/ja
Publication of JP2015121984A publication Critical patent/JP2015121984A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6177683B2 publication Critical patent/JP6177683B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Information Transfer Between Computers (AREA)

Description

本発明は、電子メールを受信する機能を有する携帯通信端末に関し、特に、迷惑メール対策の技術に関する。
今日、膨大な数の迷惑メールが発信されており、有限な無線通信帯域を圧迫している。また、不要な迷惑メールのために多額のパケット通信料を支払わされているユーザもいる。また、迷惑メールが元で、ユーザが詐欺などの犯罪の被害者になってしまう可能性もある。
そこで、各キャリアはユーザから受信拒否の設定を受け付けている。ユーザが指定したメールアドレスや、ユーザが指定したドメイン名を有するメールアドレスから送信されたメールは端末へ送信されずメールサーバで破棄される。
受信拒否の設定方法は、携帯電話機やスマートフォンの操作に不慣れなユーザには判り難い。また、操作に慣れているユーザでも、受信拒否の設定のために、メールアドレスを一文字ずつ入力したり、メールアドレスをコピーアンドペーストしたりする操作は煩雑である。
このような煩雑な操作を行わずに迷惑メールの受信を拒否する技術が特許文献1に開示されている。特許文献1のシステムは、端末側で迷惑メールに係るメールアドレスを選択すると、そのメールアドレスがサーバのリストに掲載される。サーバは、それ以降、そのメールアドレスから発信されたメールを端末へ送信しないので、端末は、迷惑メールの受信を拒否することができる。
特開2003−143232号公報
しかしながら、上記の特許文献1の技術を用いたとしても、迷惑メールを受信する都度、ユーザは、そのメールアドレスを選択する操作を行う必要がある。毎日大量に送信されてくる迷惑メールに悩まされているユーザには、より効率よく迷惑メールの受信拒否を行うことができる技術が望まれている。
本発明は、上記の問題点に鑑みなされたものであって、ユーザが煩雑な操作を行わなくとも、効率よく迷惑メールの受信拒否を行うことができる携帯通信端末、制御方法及びコンピュータプログラムを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の一態様である携帯通信端末は、電子メールを受信する受信部と、受信した複数の電子メールから2以上の電子メールを選択する選択部と、選択された前記2以上の電子メールそれぞれの送信元を示す2以上のメールアドレスに共通して含まれる文字列を抽出する抽出部と、抽出された前記文字列を受信拒否文字列として設定し、前記受信拒否文字列を含むメールアドレスから送信された電子メールの受信を抑制する迷惑メール抑制部とを備え、各メールアドレスは、その先頭から、ユーザ名、アットマーク及びドメイン名で構成され、前記ドメイン名は、ピリオドで区切られ、最後尾に位置するトップレベルドメインを含む複数のレベルのドメインで構成されており、前記抽出部は、各メールアドレスを構成するユーザ名、及び、前記トップレベルドメインを除いた各レベルのドメインを最小の抽出単位として、前記2以上のメールアドレスに共通して含まれる文字列を抽出し、前記選択部は、更に、1の電子メールを選択し、前記抽出部は、更に、選択された前記1の電子メールの送信元を示すメールアドレスと、前記迷惑メール抑制部が設定した前記受信拒否文字列とに共通して含まれる文字列である第2の文字列を抽出し、前記迷惑メール抑制部は、前記受信拒否文字列の設定を、抽出された前記第2の文字列で更新し、前記携帯通信端末は、更に、前記1のメールアドレスの選択を解除する選択解除部を備え、前記抽出部は、抽出した前記文字列及び前記第2の文字列を保持する履歴保持部を含み、前記迷惑メール抑制部は、前記選択解除部により前記1のメールアドレスの選択が解除されると、前記受信拒否文字列の設定を、前記履歴保持部に保持されている前記文字列で更新することを特徴とする。
上記の構成を備えることにより、携帯通信端末は、ユーザに煩雑な操作を要求せずに、効率良く迷惑メールの受信拒否を行うことができる。
電子メールシステム1の構成図 携帯電話機10のブロック図 電子メールシステム1が実行する迷惑メールフィルタ設定処理のシーケンス図 指定受信リスト180のデータ構成図 携帯電話機10が実行する迷惑メールフィルタ設定処理のフローチャート 電子メールシステム1が実行する電子メール配信処理のシーケンス図 (a)迷惑メールの選択について説明するための図(b)抽出履歴のデータ構成図(c)受信拒否文字列を示す図 (a)迷惑メールの選択について説明するための図(b)抽出履歴のデータ構成図(c)受信拒否文字列を示す図 (a)迷惑メールの選択について説明するための図(b)抽出履歴のデータ構成図(c)受信拒否文字列を示す図 (a)迷惑メールの選択解除について説明するための図(b)抽出履歴のデータ構成図(c)受信拒否文字列を示す図 設定された受信拒否文字列をユーザに通知する変形例について説明するための図 電子メールシステム1の変形例が実行する電子メール配信処理のシーケンス図
以下では、本発明の一態様である携帯電話機10について、図面を参照しながら説明する。
<1.概要>
図1は、本発明の一態様である携帯電話機10を用いた電子メールシステム1の構成図である。同図に示すように、電子メールシステム1は、携帯電話機10、メールサーバ20、ゲートウェイサーバ30及び送信元端末40から構成される。
携帯電話機10は、メールサーバ20に対して、受信拒否文字列の設定および指定受信アドレスの設定を含む迷惑メールフィルタ設定処理を行う。ここで、携帯電話機10は、受信した電子メールの中から何れかの電子メールを迷惑メールに指定する操作をユーザから受け付けると、指定された電子メールの送信元を示すメールアドレスを基に、受信拒否文字列の設定を行う。
送信元端末40から携帯電話機10へ送信された電子メールは、インターネットを経由して、携帯電話網のゲートウェイサーバ30によって受信される。ゲートウェイサーバ30は、受信した電子メールのプロトコル変換を行った後、電子メールをメールサーバ20へ送信する。
メールサーバ20は、携帯電話機10によって設定された迷惑メールフィルタの条件に基づき、受信した電子メールの配信可否を判断する。そして、配信可否と判断した場合のみ、メールサーバ20は、携帯電話機10へ電子メールを送信する。
<2.携帯電話機10の構成>
図2は、携帯電話機1の内部構成を機能的に示すブロック図である。
同図に示すように、携帯電話機1は、アンテナ101、通信制御部102、タッチパネル103、コントローラ104、記憶部105、制御部106、レシーバ107及びマイク108から構成される。
携帯電話機1は、図示されていないプロセッサ、半導体メモリを含む。また、携帯電話機1の各機能ブロックは、ハードウェアとして構成されているか、若しくはプロセッサが半導体メモリに記憶されているコンピュータプログラムを実行することで実現される。
通信制御部102は、プロセッサが記憶部105に記憶されているコンピュータプログラムを実行することにより、アンテナ101を介して携帯電話網に接続し、他の電話機、パーソナルコンピュータ、ウェブサーバ、送信元端末40等との間で、電子メール、音声データ、文字データ、画像データ、位置データ等を送受信する。
タッチパネル103は、入力デバイスであるタッチパッド131と、表示デバイスであるLCD(Liquid Crystal Dsplay)132とを含む。
タッチパッド131は、静電容量方式や圧電方式等のタッチセンサを含み、LCD132に重畳して設けられている。タッチパッド131は、透明部材で構成され、LCD132に表示された画像が見えるように構成されている。
ユーザは、タッチパネル103を操作することにより、迷惑メールの選択及び迷惑メールの選択解除を行うことができる。これについての詳細は後述する。
コントローラ104は、タッチパッド131に対するユーザの指等の接触を検出し、検出している間、単位時間(例えば、25ミリ秒)毎に、その接触位置の座標値(x,y)を制御部106に出力する。
記憶部105は、半導体メモリであり、プログラム保存用メモリ、作業用メモリ、設定値保存用メモリ、電子メールを保存するためのメール記憶部151等を含む。
プログラム保存用メモリには、OSや、電子メール用のアプリケーションプログラムを含む各種のアプリケーションプログラムが保存されている。
メール記憶部151は、複数の電子メールをフォルダ毎に管理する。図2に示すように、メール記憶部151は、受信した電子メールが格納される受信フォルダ152と、送信済みの電子メールが格納される送信済みフォルダ153と、ユーザが削除した電子メールが保存されるごみ箱フォルダ154と、迷惑メールに指定された電子メールが保存される迷惑メールフォルダ155とを含む。
ユーザが電子メール用のアプリケーションプログラムを起動させると、タッチパネル103には、上記のフォルダ毎に、各フォルダに格納されている電子メールを一覧表示するための画面が表示される。
ここで、迷惑メールの選択は、タッチパネル103に受信フォルダ画面が表示されている状態において、ユーザが一つの電子メールを選択し、選択した電子メールを、迷惑メールフォルダへ移動させる操作を行うことにより行われる。
また、迷惑メールの選択解除は、タッチパネル103に迷惑メールフォルダ画面が表示されている状態において、迷惑メールフォルダ155に格納された最新の電子メールを、ユーザが受信フォルダへ移動させる操作を行うことにより行われる。
ここで、各電子メールは、メールヘッダとメール本文とから構成される。メールヘッダは、件名、送信元を示すメールアドレス、送信者名、送信先を示すメールアドレス及び送信日時等を含む。メール本文は、メッセージ及び添付ファイルデータを含む。
制御部106は、携帯電話機10の各ブロックと接続されている。制御部106は、プロセッサが記憶部105に記憶されているコンピュータプログラムを実行することにより、様々な機能を実現し、携帯電話機10の全体を制御する。本実施形態では、制御部106が実現する特徴的な機能の一つである迷惑メールフィルタ設定機能について説明する。なお、迷惑メールフィルタ設定機能は、一例として、プロセッサが電子メール用のアプリケーションプログラムの一部である迷惑メールフィルタ設定プログラムを実行することにより実現される。
図2に示すように、制御部106は、迷惑メールフィルタ設定機能に関する構成要素として、抽出部161、迷惑メール抑制部162及び保存メール確認部163を含む。抽出部161は、抽出履歴164を保持しており、迷惑メール抑制部163は、受信拒否文字列165を保持している。
抽出部161は、迷惑メールが選択される都度、即ち、迷惑メールフォルダ155に電子メールが格納される都度、その電子メールのメールアドレスと、迷惑メール抑制部162に設定されている受信拒否文字列165とに共通して含まれている文字列を抽出する機能を有する。更に、抽出部161は、抽出した文字列を、抽出履歴164に蓄積して保持する機能を有する。更に、抽出部161は、抽出した文字列を、迷惑メール抑制部162に通知する機能を有する。
また、抽出部161は、迷惑メールの選択が解除されると、即ち、迷惑メールフォルダ155に格納された最新の電子メールが受信フォルダ152へ戻されると、抽出履歴164から、一つ前に抽出された文字列(二番目に新しい文字列)を読み出して、迷惑メール抑制部162に通知する機能を有する。
迷惑メール抑制部162は、受信拒否文字列165を保持し、抽出部161から文字列を受け取る都度、受け取った文字列で、受信拒否文字列165を上書きして更新する機能を有する。更に、迷惑メール抑制部162は、受信拒否文字列165が更新される都度、更新後の受信拒否文字列165をメールサーバ20へ送信する機能を有する。
保存メール確認部163は、迷惑メール抑制部162に保持されている受信拒否文字列165が更新される都度、受信フォルダ152に保存されている電子メールのメールアドレスを確認し、受信拒否文字列165を含むメールアドレスが存在するか否か判断する機能を有する。受信拒否文字列165を含むメールアドレスが存在する場合、保存メール確認部163は、そのメールアドレスを、指定受信アドレスとして、メールサーバ20へ送信する機能を有する。
レシーバ107は、受話音を出力する機能を有する。マイク108は、音を集音する機能を有する。
<3.動作>
ここでは、図3〜図6を参照して、電子メールシステム1の動作について説明する。
(1)電子メールシステム1の迷惑メールフィルタ設定処理
図3は、電子メールシステム1が実行する迷惑メールフィルタ設定処理のシーケンス図である。
先ず、携帯電話機10が、迷惑メールフィルタ設定処理を行い(ステップS1)、携帯電話機10からメールサーバ20へ、受信拒否文字列と指定受信アドレスとが送信される(ステップS2)。メールサーバ20は、受信拒否文字列と指定受信アドレスとを受信すると、携帯電話機10の迷惑メールフィルタの条件を更新する(ステップS3)。
具体的に、メールサーバ20は、受信した受信拒否文字列を用いて、それまで記憶していた受信拒否文字列を更新する。また、メールサーバ20は、図4に示すように、携帯電話機10が設定した指定受信アドレスを登録した指定受信リスト180を保持しており、新たに設定された指定受信アドレスを指定受信リスト180に登録する。
(2)携帯電話機10の迷惑メールフィルタ設定処理
図5は、携帯電話機10が実行する迷惑メールフィルタ設定処理のフローチャートである。この処理は、図3のステップS1の詳細である。
抽出部161は、迷惑メールの選択又は迷惑メールの選択解除の操作が行われるまで待機する(ステップS101でNO、且つ、ステップS111でNO)。
迷惑メールの選択の操作が行われると(ステップS101でYES)、抽出部161は、いま設定されている受信拒否文字列165と、ステップS101で迷惑メールフォルダ155に格納された電子メールのメールアドレスとに共通して含まれる文字列を抽出する(ステップS102)。
抽出部161は、抽出した文字列を抽出履歴164に蓄積して保持し(ステップS103)、更に、抽出した文字列を迷惑メール抑制部162に通知する。迷惑メール抑制部162は、抽出部161から受け取った文字列で、それまで設定されていた受信拒否文字列165を上書きすることにより、新たな受信拒否文字列165を設定する(ステップS104)。
次に、保存メール確認部163は、受信フォルダ152に保存されている電子メールのメールアドレスを確認し、ステップS104で設定された受信拒否文字列165を含むメールアドレスが存在するか否か判断する(ステップS105)。
受信拒否文字列165を含むメールアドレスが存在しない場合(ステップS106でNO)、ステップS101に戻る。受信拒否文字列165を含むメールアドレスが存在する場合(ステップS106でYES)、保存メール確認部163は、そのメールアドレスを、指定受信アドレスに設定し(ステップS107)、ステップS101に戻る。
迷惑メールの選択解除の操作が行われると(ステップS111でYES)、抽出部161は、いま設定されている受信拒否文字列165より一つ前に抽出された文字列を、抽出履歴164から読み出す(ステップS112)。そして、抽出部161は、読み出した文字列を、迷惑メール抑制部162に通知する。
迷惑メール抑制部162は、抽出部161から受け取った文字列で、それまで設定されていた受信拒否文字列165を上書きすることにより、新たな受信拒否文字列165を設定する(ステップS113)。その後、ステップS101に戻る。
(3)電子メールシステム1の電子メール配信処理
図6は、電子メールシステム1が実行する電子メール配信処理のシーケンス図である。
先ず、メールサーバ20は、送信元端末40から送信された携帯電話機10宛ての電子メールを受信する(ステップS11)。
メールサーバ20は、受信した電子メールのメールヘッダから送信元端末40のメールアドレスを抽出し、抽出したメールアドレスが携帯電話機10の迷惑メールフィルタの条件をクリアしているか否か判断する。
具体的に、メールサーバ20は、送信元端末40のメールアドレスが、指定受信リスト180に登録されているか否か判断する。送信元端末40のメールアドレスが、指定受信リスト180に登録されている場合には、迷惑メールフィルタの条件をクリアしていると判断する。
送信元端末40のメールアドレスが、指定受信リスト180に登録されていない場合には、メールサーバ20は、送信元端末40のメールアドレスに、受信拒否文字列が含まれるか否か判断する。送信元端末40のメールアドレスに受信拒否文字列が含まれない場合には、迷惑メールフィルタの条件をクリアしていると判断する。
一方、送信元端末40のメールアドレスが、指定受信リスト180に登録されておらず、且つ、送信元端末40のメールアドレスに、受信拒否文字列が含まれる場合には、迷惑メールフィルタの条件をクリアしていないと判断する。
迷惑メールフィルタの条件をクリアしていない場合(ステップS12でNO)、メールサーバ20は、ステップS11で受信した電子メールを破棄する(ステップS13)。
迷惑メールフィルタの条件をクリアしている場合(ステップS12でYES)、メールサーバ20は、ステップS11で受信した電子メールを、携帯電話機10のメールボックスへ格納し(ステップS14)、携帯電話機10に対し、新着メールの受信を通知する(ステップS15)。
携帯電話機10はメールサーバ20から着信通知を受けると、メールサーバ20へメール受信要求を送信する(ステップS16)。メールサーバ20は、携帯電話機10からメール受信要求を受け取ると、メールボックスから電子メールを読み出し(ステップS17)、携帯電話機10に送信する(ステップS18)。携帯電話機10は、電子メールを受信して、受信フォルダ152に格納する(ステップS19)。
<4.迷惑メールフィルタ設定処理の具体例>
ここでは、図7〜図10を参照しながら、抽出部161、迷惑メール抑制部162及び保存メール確認部163により実行される迷惑メールフィルタ設定処理について具体例を用いて説明する。
先ず、受信拒否文字列及び指定受信アドレスが設定されていない状態から、初めて一つの電子メールが迷惑メールとして選択された場合について説明する。図7(a)に示すように、メールアドレスが「info@aaa.meiwaku.mail.jp」である電子メールを、ユーザが受信フォルダ152から迷惑メールフォルダ155へ移動させることにより、当該電子メールが迷惑メールとして選択される。ここでは、説明の便宜上、各フォルダに格納されている電子メールを、送信元を示すメールアドレスで表している。
このとき、抽出部161の抽出履歴164には、まだ文字列が保持されていない。また、迷惑メール抑制部162の受信拒否文字列165には、まだ受信拒否文字列が設定されていない。この場合、抽出部161は、メールアドレス「info@aaa.meiwaku.mail.jp」の全体を抽出し、図7(b)に示すように、抽出履歴164に抽出した文字列を格納する。そして、抽出部161は、抽出した文字列「info@aaa.meiwaku.mail.jp」を、迷惑メール抑制部162に通知する。
迷惑メール抑制部162は、抽出部161から文字列「info@aaa.meiwaku.mail.jp」を受け取り、図7(c)に示すように、受け取った文字列を、受信拒否文字列165に設定すると共に、メールサーバ20へ、受信拒否文字列「info@aaa.meiwaku.mail.jp」を送信する。これ以後、携帯電話機10は、「info@aaa.meiwaku.mail.jp」を含むメールアドレスから送信された電子メールの受信を拒否することができる。
ここで、メールアドレスが「info@aaa.meiwaku.mail.jp」である電子メールは、受信フォルダ152から迷惑メールフォルダ155へ移動されたため、受信フォルダ152には、受信拒否文字列「info@aaa.meiwaku.mail.jp」を含むメールアドレスは存在しない。そのため、保存メール確認部163は、指定受信アドレスの設定は行わない。
続いて、図8(a)に示すように、メールアドレスが「hallow@aab.meiwaku.mail.jp」である電子メールが迷惑メールとして選択された場合を考える。
このとき、図7(c)に示したように、迷惑メール抑制部162には、受信拒否文字列165として、「info@aaa.meiwaku.mail.jp」が設定されている。そこで、抽出部161は、いま迷惑メーフォルダ155に格納された電子メールの送信元を示すメールアドレスである「hallow@aab.meiwaku.mail.jp」と受信拒否文字列165に設定されている「info@aaa.meiwaku.mail.jp」とに共通して含まれる文字列「meiwaku.mail.jp」を抽出する。抽出部161は、図8(b)に示すように、抽出した文字列を抽出履歴164に格納し、更に、抽出した文字列「meiwaku.mail.jp」を、迷惑メール抑制部162に通知する。
迷惑メール抑制部162は、抽出部161から文字列「meiwaku.mail.jp」を受け取り、図8(c)に示すように、受け取った文字列で、受信拒否文字列165を上書きして更新すると共に、メールサーバ20へ、最新の受信拒否文字列「meiwaku.mail.jp」を送信する。これ以降、携帯電話機10は、「meiwaku.mail.jp」を含むメールアドレスから送信された電子メールの受信を拒否することができる。
保存メール確認部163は、更新された受信拒否文字列「meiwaku.mail.jp」を含むメールアドレスが、受信フォルダ152に存在するか否か確認する。「hallow@aab.meiwaku.mail.jp」は、既に迷惑メールフォルダ155に移動されているため、受信フォルダ152には、「meiwaku.mail.jp」を含むメールアドレスは存在しない。そのため、保存メール確認部163は、指定受信アドレスの設定は行わない。
続いて、図9(a)に示すように、メールアドレスが「bee@meiwaku.bee.jp」である電子メールが迷惑メールとして選択された場合を考える。
このとき、図8(c)に示したように、迷惑メール抑制部162には、受信拒否文字列165として、「meiwaku.mail.jp」が設定されている。抽出部161は、いま迷惑メーフォルダ155に格納された電子メールの送信元を示すメールアドレスである「bee@meiwaku.bee.jp」と受信拒否文字列165に設定されている「meiwaku.mail.jp」とに共通して含まれる文字列「meiwaku」を抽出する。そして、抽出部161は、図9(b)に示すように、抽出した文字列を抽出履歴164に格納し、抽出した文字列「meiwaku」を、迷惑メール抑制部162に通知する。
迷惑メール抑制部162は、抽出部161から文字列「meiwaku」を受け取り、図9(c)に示すように、受け取った文字列で、受信拒否文字列165を上書きして更新すると共に、メールサーバ20へ、最新の受信拒否文字列「meiwaku」を送信する。これ以降、携帯電話機10は、「meiwaku」を含むメールアドレスから送信された電子メールの受信を拒否することができる。
保存メール確認部163は、更新された受信拒否文字列「meiwaku」を含むメールアドレスが、受信フォルダ152に存在するか否か確認する。受信フォルダ152には、「meiwaku」を含むメールアドレス「meiwakui@dummy.ne.jp」が存在する。いま、「meiwaku」が受信拒否文字列として設定されたため、「meiwakui@dummy.ne.jp」から送信された電子メールが今後受信できなくなる。そこで、保存メール確認部163は、メールアドレス「meiwakui@dummy.ne.jp」を指定受信アドレスに設定し、メールサーバ20へ送信する。これにより、「meiwakui@dummy.ne.jp」から送信された電子メールの受信を継続しつつ、「meiwaku」を含む他のメールアドレスから送信された電子メールの受信を拒否することができる。
このように、迷惑メールと思われる電子メールをユーザが迷惑メールフォルダ155へ移動させる操作を行うだけで、携帯電話機10は、受信拒否文字列を作成して、メールサーバ20へ送信する。さらに、迷惑メールフォルダ155へ電子メールが格納される都度、共通する文字列の抽出が行われるため、徐々に受信拒否できる迷惑メールの数は増加し、効率よく迷惑メールの受信を拒否することができる。
また、従来の迷惑メールの設定操作が面倒なユーザは、すべてのインターネットメールの受信を一律で拒否する設定を行うことがある。この設定を行うことにより、インターネット経由で送信されたすべての電子メールの受信を拒否することができる。
しかしながら、この設定を行った場合、ユーザが必要とする電子メールも受信できなくなる。そこでユーザは、この設定を行った場合、受信する必要があるメールアドレスについては、別途、指定受信アドレスとしてメールサーバに登録する必要がある。この操作は、必要なメールアドレスすべてについて、一文字ずつメールアドレスを入力したり、コピーアンドペーストしたりする必要があるため、ユーザにとっては、かなり煩雑な作業である。
これに対して、携帯電話機10は、保存メール確認部163を有することにより、ユーザがメールアドレスを一文字ずつ入力するなどの煩雑な操作を行うことなく、受信フォルダ152に保存されている電子メールについては、その送信元を必要なメールアドレスと見なして、指定受信アドレスとして登録することができる。
ところで、抽出部161が、アルファベット一文字単位で共通部分を抽出すると、あらゆるメールアドレスが受信拒否の対象となってしまう可能性がある。そこで、本実施形態の抽出部161は、以下のルールに従って、メールアドレスから共通部分を抽出する。
先ず、抽出部161は、メールアドレスの先頭から、ユーザ名、アットマーク及びドメイン名に分割する。更に、ドメイン名を、ピリオドで区切られた複数のレベルのサブドメイン名に分割する。
次に、抽出部161は、メールアドレスの先頭から、メールアドレスのユーザ名及びサブドメイン名を最小の単位として、比較対象である文字列と共通する部分を抽出する。
このとき、抽出部161は、ドメイン名の最後尾に位置するトップレベルドメインについては単独では抽出しない。すなわち、「jp」や「com」等は単独では抽出されない。トップレベルドメインに加え、第2レベルドメインも共通している場合には、「mail.jp」や、「dummy.com」のように、第2レベルドメインとトップレベルドメインとの組み合わせで抽出される。
このようなルールに従って文字列を抽出することにより、携帯電話機10は、必要な電子メールが受信拒否されることを抑制しながら、迷惑メールの受信を拒否することが可能となる。
また、ユーザが誤って迷惑メールではない電子メールを迷惑メールフォルダ155に格納してしまう場合が想定される。このような場合、ユーザは、その電子メールを、迷惑メールフォルダ155から受信フォルダ152へ戻すことにより、迷惑メールの選択解除を行うことができる。以下、図10を用いて説明する。
図10(a)に示すように、メールアドレスが「bee@meiwaku.bee.jp」である電子メールが、誤って迷惑メールとして選択されてしまった場合、ユーザは、この電子メールを再度受信フォルダ152へ移動させる。
このとき、抽出部161の抽出履歴164には、図6(b)に示すように、「info@aaa.meiwaku.mail.jp」、「meiwaku.mail.jp」及び「meiwaku」が格納されている。抽出部161は、迷惑メール抑制部162の受信拒否文字列165に設定されている「meiwaku」よりも一つ前に抽出された文字列である「meiwaku.mail.jp」を抽出履歴164から読み出して、迷惑メール抑制部162へ通知する。
迷惑メール抑制部162は、抽出部161から文字列「meiwaku.mail.jp」を受け取ると、図10(c)に示すように、受信拒否文字列165を「meiwaku.mail.jp」で上書きして更新し、メールサーバ20へ、最新の受信拒否文字列「meiwaku.mail.jp」を送信する。
これにより、メールサーバ20に設定されていた受信拒否文字列「meiwaku」を、一つ前に抽出された文字列である「mwaiku.mail.jp」に戻すことができる。そのため、携帯電話機10は、今後も「bee@meiwaku.bee.jp」から送信された電子メールを受信することが可能となる。
<5.その他の変形例>
以上、本発明の携帯通信端末の一態様である携帯電話機の実施形態を説明したが、例示した携帯電話機を以下のように変形することも可能であり、本発明の携帯通信端末が上述の実施形態で示したとおりの携帯電話機に限られないことは勿論である。
(1)上記の実施形態では、迷惑メールの選択及び迷惑メールの選択解除は、ユーザが、受信フォルダ152と迷惑メールフォルダ155と間で電子メールを移動させる操作を行うことで実現する構成を有していた。しかし、迷惑メールの選択及び迷惑メールの選択解除の操作はこれに限定されない。ユーザが、今後受信を拒否したいメールアドレスを選択する操作及びその選択を解除する操作であれば足りる。
例えば、ユーザが、受信フォルダ152に格納されている一つの電子メールを選択して、迷惑メールフラグを付加する操作を行うことで、迷惑メールの選択を行ってもよい。また、この電子メールから迷惑メールフラグを削除する操作を行うことで、迷惑メールの選択解除を行ってもよい。
(2)上記の実施形態では、抽出部161及び迷惑メール抑制部162の両方に最新の受信拒否文字列が保持される構成を有していた。しかし、この構成は必須ではない。
例えば、迷惑メール抑制部162は、メールサーバ20に受信拒否文字列を送信した後は、内部に保持している受信拒否文字列を破棄する構成でもよい。抽出部161の抽出履歴164には、最新の抽出履歴として、メールサーバ20へ送信された受信拒否文字列と同一の文字列が保持されている。そのため、迷惑メール抑制部162が受信拒否文字列を保持することは必須ではない。
(3)上記の実施形態では、保存メール確認部163が、指定受信アドレスを抽出する構成を有していた。しかし、保存メール確認部163は必須の構成要素ではない。
保存メール確認部163を備える代わりに、設定された受信拒否文字列を、ユーザに通知する構成でもよい。例えば、携帯電話機10は、図11に示すように、「“meiwaku”が受信拒否文字列に設定されました。今後、“meiwaku”を含むメールアドレスから送信されたメールを受信できなくなります。」のようなメッセージ170をタッチパネル103に表示する構成でもよい。このように、設定された受信拒否文字列をユーザに通知することにより、保存メール確認部163を備えていなくとも、ユーザ自らが、必要なメールアドレスを指定受信アドレスに登録することができる。
また、携帯電話機10が保存メール確認部163を備えている場合であっても、携帯電話機10は、図11に示したメッセージ170をタッチパネル103に表示して、受信拒否文字列をユーザに通知する構成でもよい。
(4)上記の実施形態では、携帯電話機10は、保存メール確認部163により指定受信アドレスの設定を行うことで、ユーザが必要とする電子メールの受信が拒否されることを抑制する構成を有していた。しかし、保存メール確認部162は、指定受信アドレスの設定を行う代わりに、迷惑メール抑制部162により設定された受信拒否文字列を修正する構成でもよい。
例えば、設定された受信拒否文字列が「meiwaku」の場合であり、受信フォルダ152に保存されている友人のメールアドレスが「meiwakui@dummy.ne.jp」である場合、保存メール確認部163は、受信拒否文字列を一つ前の「meiwaku.mail.jp」に戻したり、受信拒否文字列として、「meiwaku.mail.jp」及び「@meiwaku」の二つを設定したりすることにより、ユーザが必要とする電子メールの受信が拒否されることを抑制することができる。
このように、保存メール確認部163は、何らかの方法により、ユーザが必要とする電子メールの受信が拒否されることを抑制する機能を有していれば足りる。
(5)上記の実施形態では、抽出部161は、トップレベルドメインについては、単独で抽出する対象から除外する構成を有していた。しかし、上記の実施形態で説明した文字列抽出のルールは一例である。例えば、抽出部161は、第2レベルドメインとトップレベルドメインとの組み合わせについても、単独で抽出する対象から除外する構成でもよい。なお、第2レベルドメインは、トップレベルドメインのサブドメインである。これにより、「co.jp」及び「ne.jp」なども単独で抽出されることがないので、携帯電話機10は、必要な電子メールが受信拒否されることを抑制しながら、迷惑メールの受信を拒否することが可能となる。
また、どのような単位で文字列の抽出を行うのか、ユーザが選択する構成でもよい。
(6)上記の実施形態で説明した携帯電話機10は、入力デバイスと表示デバイスとが一体化したタッチパネル103を備えた、所謂スマートフォンを具体例に用いて説明した。しかし、携帯電話機10はスマートフォンに限定されないのは勿論である。携帯電話機10は、入力デバイスとしてキーパッドを用いた従来型の多機能携帯電話機(所謂フィーチャーフォン)でもよい。
更には、本発明に係る携帯通信端末は、携帯電話機に限定されない。本発明に係る携帯通信端末は、少なくとも、電子メールを受信する機能を有する携帯型の端末であれば足りる。例えば、本発明に係る携帯通信端末は、タブレット型端末、PDA(Personal Digital Assistant)、携帯型ゲーム機等でもよい。
(7)上記の実施形態では、携帯電話機10の迷惑メール抑制部162が、迷惑メールフィルタの設定をメールサーバ20へ送信し、メールサーバ20が、受信した迷惑メールフィルタの設定に基づき、電子メールの配信可否を判断する機能を有していた。
しかし、携帯電話機10の迷惑メール抑制部162は、迷惑メールフィルタの設定をメールサーバ20へ送信する代わりに、迷惑メールフィルタの設定を自機の記憶部105に保持しておき、設定されている条件を用いて、自ら電子メールの受信可否を判断する機能を有していてもよい。
図12は、この場合における、電子メールシステム1が実行する電子メール配信処理のシーケンス図である。
先ず、メールサーバ20は、送信元端末40から送信された携帯電話機10宛ての電子メールを受信する(ステップS201)。メールサーバ20は、受信した電子メールを、携帯電話機10のメールボックスへ格納し(ステップS202)、携帯電話機10に対し、新着メールの受信を通知する(ステップS203)。
携帯電話機10はメールサーバ20から着信通知を受けると、メールサーバ20へメールヘッダの受信要求を送信する(ステップS204)。メールサーバ20は、携帯電話機10からメールヘッダの受信要求を受け取ると、メールボックスから電子メールのメールヘッダを読み出し(ステップS205)、携帯電話機10に送信する(ステップS206)。
上述したように、メールヘッダには電子メールの送信元を示すメールアドレスが含まれている。そこで、携帯電話機10の迷惑メール抑制部162は、取得したメールアドレスが迷惑メールフィルタの条件をクリアしているか否か判断する。
具体的に、迷惑メール抑制部162は、送信元端末40のメールアドレスが、記憶部105に保持されている指定受信リスト180に登録されているか否か判断する。送信元端末40のメールアドレスが、指定受信リスト180に登録されている場合には、迷惑メールフィルタの条件をクリアしていると判断する。
送信元端末40のメールアドレスが、指定受信リスト180に登録されていない場合には、迷惑メール抑制部162は、送信元端末40のメールアドレスに、受信拒否文字列が含まれるか否か判断する。送信元端末40のメールアドレスに受信拒否文字列が含まれない場合には、迷惑メールフィルタの条件をクリアしている判断する。
一方、送信元端末40のメールアドレスが、指定受信リスト180に登録されておらず、且つ、送信元端末40のメールアドレスに、受信拒否文字列が含まれる場合には、迷惑メールフィルタの条件をクリアしていないと判断する。
迷惑メールフィルタの条件をクリアしていない場合(ステップS207でNO)、迷惑メール抑制部162は、メールサーバ20へステップS201で受信した電子メールの削除要求を送信する(ステップS221)。
迷惑メールフィルタの条件をクリアしている場合(ステップS207でYES)、迷惑メール抑制部162は、メールサーバ20へメール本文の受信要求を送信する(ステップS208)。メールサーバ20は、携帯電話機10からメール本文の受信要求を受け取ると、メールボックスから電子メールのメール本文を読み出し(ステップS209)、携帯電話機10に送信する(ステップS210)。携帯電話機10は、メールサーバ20からメール本文を受信すると、受信フォルダ152に格納する(ステップS211)。
メールサーバ20は、携帯電話機10から削除要求を受信すると、メールボックスに格納されている電子メールを削除する(ステップS222)。
このように、携帯電話機10は、自機で電子メールの受信可否を判断する機能を有していてもよい。
(8)上記の実施形態では、迷惑メールの選択は、ユーザが、受信フォルダ152から迷惑メールフォルダ155へ電子メールを移動させる操作を行うことで実現する構成を有していた。しかし、携帯電話機10は、ユーザ操作を受け付けることなく迷惑メールの選択を行う構成でもよい。
例えば、携帯電話機10は、受信した電子メールのメールアドレスやメール本文の内容等に基づき、当該電子メールが迷惑メールであるか否か判断し、迷惑メールであると判断する場合には、当該電子メールを迷惑メールフォルダ155に格納する機能を有していてもよい。
この場合も、抽出部161、迷惑メール抑制部及び保存メール確認部163は、迷惑メールフォルダ155に電子メールが格納されたことをトリガとして、上記の実施形態で説明した、受信拒否文字列の設定及び指定受信アドレスの設定を行うこととする。
また、受信した電子メールのメールアドレスやメール本文の内容等に基づき、当該電子メールが迷惑メールであるか否か判断する機能をメールサーバ20が備えていてもよい。この場合、メールサーバ20は、受信した電子メールが迷惑メールであると判断する場合には、当該電子メールに迷惑メールフラグを付加して携帯電話機10へ送信する。携帯電話機10は、迷惑メールフラグが付加された電子メールを受信すると、その電子メールを受信フォルダ152ではなく、迷惑メールフォルダ155へ格納するように構成してもよい。
(9)上記の実施形態及び変形例で示した携帯電話機による処理(図3、図5、図6及び図12等)を、携帯電話機のプロセッサ、及びそのプロセッサに接続された各種回路に実行させるための機械語或いは高級言語のプログラムコードからなる制御プログラムを、記録媒体に記録すること、又は各種通信路等を介して流通させ頒布することもできる。このような記録媒体には、ICカード、ハードディスク、光ディスク、フレキシブルディスク、フラッシュメモリの様な不揮発性メモリ等がある。流通、頒布された制御プログラムはプロセッサに読み出され得るメモリ等に格納されることにより利用に供され、そのプロセッサがその制御プログラムを実行することにより実施形態で示したような機能が実現されるようになる。なお、プロセッサは、制御プログラムを直接実行する他、コンパイルして実行或いはインタプリタにより実行してもよい。
(10)上記の実施形態で示した各機能構成要素(通信制御部102、コントローラ104、制御部106、抽出部161、迷惑メール抑制部162及び保存メール確認部163等)は、その機能を実行する回路として実現されてもよいし、1又は複数のプロセッサによりプログラムを実行することで実現されてもよい。また、実施形態で示した携帯電話機10は、IC、LSIその他の集積回路のパッケージとして構成されるものとしてもよい。このパッケージは各種装置に組み込まれて利用に供され、これにより携帯電話機10は、実施形態で示したような各機能を実現するようになる。
(11)上記の実施形態と上記の変形例とを適宜組み合わせてもよい。
本発明は、携帯電話機を製造及び販売する産業や、携帯電話サービスを提供する産業において、迷惑メール受信拒否の条件を設定する技術として有用である。
1 電子メールシステム
10 携帯電話機
20 メールサーバ
30 ゲートウェイサーバ
40 送信元端末
101 アンテナ
102 通信制御部
103 タッチパネル
104 コントローラ
105 記憶部
151 メール記憶部
106 制御部
161 抽出部
162 迷惑メール抑制部
163 保存メール確認部
107 レシーバ
108 マイク

Claims (10)

  1. 電子メールを受信する受信部と、
    受信した複数の電子メールから2以上の電子メールを選択する選択部と、
    選択された前記2以上の電子メールそれぞれの送信元を示す2以上のメールアドレスに共通して含まれる文字列を抽出する抽出部と、
    抽出された前記文字列を受信拒否文字列として設定し、前記受信拒否文字列を含むメールアドレスから送信された電子メールの受信を抑制する迷惑メール抑制部とを備え、
    各メールアドレスは、その先頭から、ユーザ名、アットマーク及びドメイン名で構成され、前記ドメイン名は、ピリオドで区切られ、最後尾に位置するトップレベルドメインを含む複数のレベルのドメインで構成されており、
    前記抽出部は、各メールアドレスを構成するユーザ名、及び、前記トップレベルドメインを除いた各レベルのドメインを最小の抽出単位として、前記2以上のメールアドレスに共通して含まれる文字列を抽出し、
    前記選択部は、更に、1の電子メールを選択し、
    前記抽出部は、更に、選択された前記1の電子メールの送信元を示すメールアドレスと、前記迷惑メール抑制部が設定した前記受信拒否文字列とに共通して含まれる文字列である第2の文字列を抽出し、
    前記迷惑メール抑制部は、前記受信拒否文字列の設定を、抽出された前記第2の文字列で更新し、
    に、前記1のメールアドレスの選択を解除する選択解除部を備え、
    前記抽出部は、抽出した前記文字列及び前記第2の文字列を保持する履歴保持部を含み、
    前記迷惑メール抑制部は、前記選択解除部により前記1のメールアドレスの選択が解除されると、前記受信拒否文字列の設定を、前記履歴保持部に保持されている前記文字列で更新する
    ことを特徴とする携帯通信端末。
  2. 前記携帯通信端末は、更に、
    受信した複数の電子メールを複数のフォルダに分類して格納するメール記憶部と、
    ユーザ操作を受け付ける入力デバイスとを備え、
    前記選択部は、ユーザが前記入力デバイスを操作して、保存用のフォルダから迷惑メール指定用のフォルダへ電子メールを移動させた場合に、当該移動させた電子メールを選択し、
    前記選択解除部は、ユーザが前記入力デバイスを操作して、前記迷惑メール指定用のフォルダから前記保存用のフォルダへ電子メールを移動させた場合に、当該移動させた電子メールの選択を解除する
    ことを特徴とする請求項1に記載の携帯通信端末。
  3. 前記携帯通信端末は、更に、
    受信した複数の電子メールを複数のフォルダに分類して格納するメール記憶部と、
    抽出された前記文字列と、保存用のフォルダに格納されている電子メールの送信元を示すメールアドレスとを比較し、抽出された前記文字列を含むメールアドレスが存在するか否か判断する保存メール確認部とを備え、
    前記迷惑メール抑制部は、抽出された前記文字列を含むメールアドレスが存在すると判断された場合に、当該メールアドレスから送信された電子メールを受信可能に制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の携帯通信端末。
  4. 前記迷惑メール抑制部は、
    前記受信拒否文字列を含むメールアドレスから送信された電子メールの受信を抑制する制御に優先して、受信許可リストに登録されたメールアドレスから送信された電子メールの受信を許可する制御を行い、
    抽出された前記文字列を含むメールアドレスが存在すると判断された場合に、前記メールアドレスを前記受信許可リストに登録することにより、前記メールアドレスから送信された電子メールを受信可能に制御する
    ことを特徴とする請求項3に記載の携帯通信端末。
  5. 前記迷惑メール抑制部は、
    抽出された前記文字列を含むメールアドレスが存在すると判断された場合に、前記文字列を、前記メールアドレスに含まれていない文字列に修正し、抽出された前記文字列に替えて、修正後の前記文字列を前記受信拒否文字列として設定することにより、前記メールアドレスから送信された電子メールを受信可能に制御する
    ことを特徴とする請求項3に記載の携帯通信端末。
  6. 前記携帯通信端末は、更に、
    情報を表示する表示デバイスを備え、
    前記迷惑メール抑制部は、更に、設定した前記受信拒否文字列を前記表示デバイスに出力する
    ことを特徴とする請求項1に記載の携帯通信端末。
  7. 前記携帯通信端末は、指定された条件に基づいて電子メールの転送及び電子メールの破棄を行うメールサーバと接続されており、
    前記迷惑メール抑制部は、設定された前記受信拒否文字列を、前記メールサーバへ通知することにより、前記受信拒否文字列を含むメールアドレスから送信された電子メールの受信を抑制する
    ことを特徴とする請求項1に記載の携帯通信端末。
  8. 前記迷惑メール抑制部は、
    電子メールを保持しているメールサーバから、前記電子メールの送信元を示すメールアドレスを受信し、受信したメールアドレスに前記受信拒否文字列が含まれない場合には、前記メールサーバへ前記電子メールの送信を要求し、受信した前記メールアドレスに前記受信拒否文字列が含まれる場合には、前記メールサーバへ前記電子メールの送信を要求しないことにより、前記受信拒否文字列を含むメールアドレスから送信された電子メールの受信を抑制する
    ことを特徴とする請求項1に記載の携帯通信端末。
  9. 受信部、選択部、抽出部迷惑メール抑制部及び選択解除部を備える携帯通信端末で用いられる制御方法であって、
    前記受信部が、電子メールを受信する受信ステップと、
    前記選択部が、受信した複数の電子メールから2以上の電子メールを選択する選択ステップと、
    前記抽出部が、選択された前記2以上の電子メールそれぞれの送信元を示す2以上のメールアドレスに共通して含まれる文字列を抽出する抽出ステップと、
    前記迷惑メール抑制部が、抽出された前記文字列を受信拒否文字列として設定し、前記受信拒否文字列を含むメールアドレスから送信された電子メールの受信を抑制する迷惑メール抑制ステップとを含み、
    各メールアドレスは、その先頭から、ユーザ名、アットマーク及びドメイン名で構成され、前記ドメイン名は、ピリオドで区切られ、最後尾に位置するトップレベルドメインを含む複数のレベルのドメインで構成されており、
    前記抽出ステップは、各メールアドレスを構成するユーザ名、及び、前記トップレベルドメインを除いた各レベルのドメインを最小の抽出単位として、前記2以上のメールアドレスに共通して含まれる文字列を抽出し、
    前記選択ステップは、更に、1の電子メールを選択し、
    前記抽出ステップは、更に、選択された前記1の電子メールの送信元を示すメールアドレスと、前記迷惑メール抑制ステップが設定した前記受信拒否文字列とに共通して含まれる文字列である第2の文字列を抽出し、
    前記迷惑メール抑制ステップは、前記受信拒否文字列の設定を、抽出された前記第2の文字列で更新し、
    前記制御方法は、更に、前記選択解除部が前記1のメールアドレスの選択を解除する選択解除ステップを含み、
    前記携帯通信端末は、抽出した前記文字列及び前記第2の文字列を保持する履歴保持部を含み、
    前記迷惑メール抑制ステップは、前記選択解除ステップにより前記1のメールアドレスの選択が解除されると、前記受信拒否文字列の設定を、前記履歴保持部に保持されている前記文字列で更新する
    ことを特徴とする制御方法。
  10. 携帯通信端末で用いられるコンピュータプログラムであって、
    電子メールを受信する受信ステップと、
    受信した複数の電子メールから2以上の電子メールを選択する選択ステップと、
    選択された前記2以上の電子メールそれぞれの送信元を示す2以上のメールアドレスに共通して含まれる文字列を抽出する抽出ステップと、
    抽出された前記文字列を受信拒否文字列として設定し、前記受信拒否文字列を含むメールアドレスから送信された電子メールの受信を抑制する迷惑メール抑制ステップとを前記携帯通信端末に実行させ、
    各メールアドレスは、その先頭から、ユーザ名、アットマーク及びドメイン名で構成され、前記ドメイン名は、ピリオドで区切られ、最後尾に位置するトップレベルドメインを含む複数のレベルのドメインで構成されており、
    前記抽出ステップは、各メールアドレスを構成するユーザ名、及び、前記トップレベルドメインを除いた各レベルのドメインを最小の抽出単位として、前記2以上のメールアドレスに共通して含まれる文字列を抽出し、
    前記選択ステップは、更に、1の電子メールを選択し、
    前記抽出ステップは、更に、選択された前記1の電子メールの送信元を示すメールアドレスと、前記迷惑メール抑制ステップが設定した前記受信拒否文字列とに共通して含まれる文字列である第2の文字列を抽出し、
    前記迷惑メール抑制ステップは、前記受信拒否文字列の設定を、抽出された前記第2の文字列で更新し、
    前記コンピュータプログラムは、更に、前記1のメールアドレスの選択を解除する選択解除ステップを前記携帯通信端末に実行させ、
    前記携帯通信端末は、抽出した前記文字列及び前記第2の文字列を保持する履歴保持部を含み、
    前記迷惑メール抑制ステップは、前記選択解除ステップにより前記1のメールアドレスの選択が解除されると、前記受信拒否文字列の設定を、前記履歴保持部に保持されている前記文字列で更新する
    ことを特徴とするコンピュータプログラム。
JP2013265921A 2013-12-24 2013-12-24 携帯通信端末、制御方法及びコンピュータプログラム Expired - Fee Related JP6177683B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013265921A JP6177683B2 (ja) 2013-12-24 2013-12-24 携帯通信端末、制御方法及びコンピュータプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013265921A JP6177683B2 (ja) 2013-12-24 2013-12-24 携帯通信端末、制御方法及びコンピュータプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015121984A JP2015121984A (ja) 2015-07-02
JP6177683B2 true JP6177683B2 (ja) 2017-08-09

Family

ID=53533534

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013265921A Expired - Fee Related JP6177683B2 (ja) 2013-12-24 2013-12-24 携帯通信端末、制御方法及びコンピュータプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6177683B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6740781B2 (ja) * 2016-07-28 2020-08-19 日本電気株式会社 メール情報処理装置、メール情報処理方法、及びプログラム
CN111404805B (zh) * 2020-03-12 2022-11-22 深信服科技股份有限公司 一种垃圾邮件检测方法、装置、电子设备及存储介质

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009140419A (ja) * 2007-12-10 2009-06-25 Toshiba Corp 通信装置
JP5219961B2 (ja) * 2009-08-12 2013-06-26 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ 情報処理装置及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015121984A (ja) 2015-07-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5525433B2 (ja) ソーシャルグラフ更新システム、ソーシャルグラフ更新方法、およびプログラム
JP2006087101A (ja) 改良された通話記録を有する携帯型電子デバイスおよびその方法
JP2006293621A (ja) 通信端末
JP6177683B2 (ja) 携帯通信端末、制御方法及びコンピュータプログラム
EP1639484A2 (en) System and method for knock notification to an unsolicited message
JP3804510B2 (ja) 電子メール受信拒否システム及びその方法並びに制御プログラム
JP5278205B2 (ja) 端末装置、電話帳管理装置、通信処理プログラムおよび通信処理方法
JP5157658B2 (ja) 通信端末
JP2005056048A (ja) 電子メール監視システム、電子メール監視プログラム及び電子メール監視方法
JP4810895B2 (ja) 電子機器、絵文字メールサーバ、絵文字メール送信方法および絵文字メール送信プログラム
JP2007086900A (ja) 情報処理装置、メール一括送信方法及びメール一括送信プログラム
JP4368231B2 (ja) 管理装置、管理方法、およびプログラム
JP6955525B2 (ja) 電子メールチェックシステム、チェック装置及び電子メールチェック方法
JP2003244240A (ja) メールサーバ装置、電子メール分類方法、メールサーバプログラムおよびメール転送システム
JP4533576B2 (ja) 情報処理端末、電子メールシステム、電子メール処理方法及びプログラム
JP4867013B2 (ja) データ送信制御装置、データ送信制御方法、システム、及びプログラム
JP5316164B2 (ja) 電子メール配信システム、該システムに用いられる電子メール配信方法及び電子メール配信制御プログラム
US9852403B2 (en) File attachment method and electronic device thereof
JP4415892B2 (ja) メールアドレス変更通知システムおよびメールアドレス変更通知方法
KR100738417B1 (ko) 주소록을 이용한 버디 관리 기능을 제공하는 이동통신단말기
JP5146883B2 (ja) 通信端末装置、バックアップ方法およびバックアッププログラム
JP2010178132A (ja) 携帯電話装置、携帯電話装置の発信方法及びプログラム
JP2009042825A (ja) 迷惑メール対策方法、迷惑メール対策装置及び迷惑メール対策プログラム
JP2007066051A (ja) メールアドレス変更通知システム
JP3606262B2 (ja) 電子メールサーバ及びその制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160516

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170213

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170221

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170413

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170425

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170609

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170627

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170712

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6177683

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees