JP2011053198A - 電子式指示電気計器 - Google Patents

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Abstract

【課題】突入電流や始動電流など過大電流が流れているような状況においても、これらを除いた定常負荷時の最大電流値表示を可能とする電子式指示電気計器を得る。
【解決手段】被計測電路の電流を検出する変流器の出力から電流実効値または平均値に演算する電流値演算部3と、電流値演算部により出力された電流値が増加から減少に変化した頂点の電流値を検出する頂点電流値検出部4と、頂点電流値検出部で検出した頂点電流値が、現在記憶されている最大電流値より大きい場合、頂点電流値を電流最大値として更新記憶する最大電流値記憶部7と、最大電流値記憶部の動作を抑止(マスク)する条件を設定するマスク条件設定部6と、頂点電流値検出部の出力が、マスク条件設定部で設定された条件を越えた場合、最大電流値記憶部の動作を抑止する始動電流判定部5とを有する。
【選択図】図1

Description

この発明は、電力系統の配電線等の最大電流を計測するために用いられる電子式指示電気計器に係わり、特に電動機などの始動電流を伴う負荷を監視するために最大電流を計測する電子式指示電気計器に関するものである。
従来、電力系統の配電線等の最大電流を計測するためには、例えば特許文献1に示されるような指示電気計器がある。
この指示電気計器は、電流値に応じた瞬時値を示す主指針と、主指針によって開口部を移動され、その位置に停止する副指針を有する。副指針は主指針の最大触れ位置、すなわち、最大電流値を保持するようにされる。新たな最大電流を検出したときは主指針によって副指針がさらに移動されて、新たな最大電流値を保持する構成である。
このような構成の下で電動機などの負荷を監視した場合、本来は定常負荷の最大値を計測することにあるが、電動機起動時の突入電流や始動電流が含まれているような状態においても最大電流を計測するようになっている。そのため、定常負荷時より過大な値を最大値として表示する。
また、変圧器回路等を含む電力系統における突入電流による誤計測を防止し、定常負荷における最大電流のみを計測するようにした、例えば特許文献2に示されるような最大電流計測装置も知られている。
この最大電流計測装置は、電力系統に対し基本波検出部及び高調波検出部を設け、基本波に対する高調波の含有率を高調波含有率検出部により検出するようにし、高調波含有率検出部により基本波に対する高調波の含有率が所定値以上であると判定部が判定すると、最大電流検出部に対して最大電流検出の抑止を行うようにした構成である。
このような構成によれば、突入電流が流れるような状態では最大電流の計測は行わず、定常負荷における最大電流のみを計測することができ、突入電流を最大電流として計測しない、最大電流計測装置が得られる。
特開平10-253404号公報 特開2001−33495号公報
従来の特許文献1に示すものでは、本来は定常負荷の最大値を計測することにあるが、電動機起動時の突入電流や始動電流を計測するため、定常負荷時より過大な値を最大値として表示し、定常負荷時の最大値を表示できないという問題がある。また特許文献2に示すものは、変圧器回路等を含む電力系統における突入電流による誤計測を防止するためには、電流の高調波を計測して基本波に対する高調波の含有率を演算する必要があるなど、計測装置の検出部が複雑で高価になるという問題があった。
この発明は、このような問題点を解消するもので、突入電流や始動電流など過大電流が流れているような状況においても、これらを除いた定常負荷時の最大電流値の計測を簡単な構成で可能とする電子式指示電気計器を得ることを目的とするものである。
この発明に係る電子式指示電気計器は、被計測電路の電流を検出する電流検出手段の出力から電流実効値または平均値を演算する電流値演算手段と、電流値演算手段により出力された電流値が増加から減少に変化した頂点の電流値を検出する頂点電流値検出手段と、頂点電流値検出手段で検出した頂点電流値が、現在記憶されている最大電流値より大きい場合、頂点電流値を電流最大値として更新記憶する最大電流値記憶手段と、最大電流値記憶手段の動作を抑止(マスク)する条件を設定するマスク条件設定手段と、頂点電流値検出手段の出力が、マスク条件設定手段で設定された条件を越えた場合、最大電流値記憶手段の動作を抑止する始動電流判定手段とを有することを特徴とするものである。
またこの発明に係る電子式指示電気計器は、被計測電路の電流を検出する電流検出手段の出力から電流実効値または平均値を演算する電流値演算手段と、電流値演算手段により出力された電流値が増加から減少に変化した頂点の電流値を検出する頂点電流値検出手段と、頂点電流値検出手段で検出した頂点電流値が、現在記憶されている最大電流値より大きい場合、頂点電流値を電流最大値として更新記憶する最大電流値記憶手段と、頂点電流値検出手段の動作を抑止(マスク)する条件を設定するマスク条件設定手段と、電流値演算手段の出力が、マスク条件設定手段で設定された条件を越えた場合、頂点電流値検出手段の動作を抑止する始動電流判定手段とを有することを特徴とするものである。
この発明によれば、電流値が増加から減少に変化した頂点の電流値を検出して最大値の更新候補とすると共に、突入電流や始動電流など過大電流を含む電流の計測においても、これら一時的な過大電流を除くよう、頂点電流値検出手段または最大電流値記憶手段の動作を抑止するようにしているから、定常負荷における最大電流のみを計測することができ、突入電流や始動電流を最大電流として計測しない電子式指示電気計器を得ることができる。
この発明の実施の形態1における電子式指示電気計器の構成を示す図である。 この発明の実施の形態1における電子式指示電気計器の最大値更新の動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態1における、始動電流判定処理の動作を示すフローチャートである。 一般的な電動機を始動させた時に流れる始動電流を、この発明の実施の形態1で計測した場合、検出する実効値及び最大値を示す波形である。 この発明の実施の形態2における、始動電流判定処理の動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態3における、始動電流判定処理の動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態4における、始動電流判定処理の動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態5における、始動電流判定処理の動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態6における電子式指示電気計器の構成を示す図である。 この発明の実施の形態6における電子式指示電気計器の最大値更新の動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態7における電子式指示電気計器の構成を示す図である。 この発明の実施の形態7における電子式指示電気計器の電流計測値の最大値更新の動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態7における電子式指示電気計器の電流計測値以外の計測値の最大値更新の動作を示すフローチャートである。
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1における電子式指示電気計器について、図1〜図4に基づいて説明する。
図1はこの発明における電子式指示電気計器の構成を示す図である。図2は最大値更新の動作を示すフローチャートである。図3は始動電流判定処理の動作を示すフローチャートである。図4は一般的な電動機を始動させた時に流れる始動電流を、この発明の実施の形態1で計測した場合、検出する実効値及び最大値を示す波形である。
電子式指示電気計器の構成を示す図1において、電子式指示電気計器10は、被計測電路1を流れる電流を検出する電流検出手段としての変流器2の出力を入力する。電子式指示電気計器10は、変流器2で検出した電流に基づき電流実効値または電流平均値を演算する電流値演算部3と、この電流値演算部3より演算された電流値が増加から減少に変化した頂点の電流値を検出する頂点電流値検出部4と、頂点電流値検出部4で検出した頂点電流値が現在記憶されている最大電流値より大きいとき、頂点電流値を最大電流値として更新、記憶する最大電流値記憶部7と、最大電流値記憶部7の動作を抑止(マスク)するマスク条件を設定するマスク条件設定部6と、頂点電流値検出部4で検出した頂点電流値がマスク条件設定部6で設定したマスク条件を満たすとき、最大電流値記憶部7の動作を抑止(マスク)する始動電流判定部5と、最大電流値記憶部7に記憶された最大電流を表示する表示器8と、最大電流が予め決められた所定の値を越えると外部にランプやブザーなどで警報を出力する警報出力部9とを備えている。
次に、電子式指示電気計器10における最大値更新の動作について、図2を用いて説明する。
ステップS101では変流器2で検出した電流を、実効値に演算する。これは表示更新時間(例えば、0.25秒)を計測単位にして、被計測電路1の電流をサンプリングしてA/D変換し、実効値演算(該実施の形態の例では実効値の演算周期は60Hzの1サイクルの16.7mS)を行う。被計測電路1の周波数が60Hzであれば、計測周期単位内に15サイクルの交流波形を計測することができ、ステップS102により、この15サイクルの実効値の平均を演算し、今回計測値Iとする。
ステップS103は、頂点電流値検出部4にて、今回計測値Iと、前回計測値In−1とを比較し、電流の傾きの極性判定を行う。今回計測値I>前回計測値In−1であれば(YES)、今回計測値Iの傾きは正となり(ステップS104)、今回計測値I<前回計測値In−1であれば(NO)、今回計測値Iの傾きは負となる(ステップS105)。このように計測周期単位毎に傾きを求め、ステップS106およびステップS107では、傾きが正から負へと極性が変化した時に、頂点を検出する。例えば、今回計測値Iの傾きが負となり、前回計測値In-1の傾きが正であれば(NO)、前回計測値In−1を頂点と判定する。即ち、ステップS108では頂点の前回計測値In-1が最大値候補となる。
ステップS109は、始動電流判定部5にて、始動電流判定処理を行う。始動電流判定処理については図3を参照して説明する。
図3において、ステップS201は、頂点電流値検出部4にて検出した前回計測値In-1を、始動電流判定部5にて、マスク条件設定部6で設定したマスク電流値と比較する。このマスク電流値とは、始動電流と判定する判定閾値である。計測値がマスク電流値より大きい場合(YES)、ステップS202およびステップS203において、マスクフラグに1が成立し、マスクを開始する。またステップS201において、計測値がマスク電流値より小さい場合(NO)、ステップS204およびステップS205において、マスクを開始していれば、マスク終了となり、マスクフラグを0にしてマスク解除する。
始動電流判定部5は、マスクを開始すると最大電流値記憶部7の動作を抑止(マスク)し、マスク解除されると最大電流値記憶部7の動作を再開する。
そして、図2のフローチャートのステップS110において、始動電流判定部5はマスク解除して、最大電流値記憶部7がマスク状態でなければ(マスクフラグ=0)、ステップS111は、最大電流値記憶部7にて、前回計測値In-1と最大電流値記憶部7に記憶されている現状最大値の電流値を比較する。ステップS112は、前回計測値In-1が現状最大値より大きいと判定されれば(NO)、検出最大値は前回計測値In-1の電流値に更新する。また、ステップS110において、始動電流判定部5により最大電流値記憶部7がマスク状態であれば(マスクフラグ=1)、最大値更新は行わない。
即ち、最大値候補となる頂点が、始動電流の判定閾値であるマスク電流値を越えた場合、マスク状態に入り、最大電流値記憶、更新の動作を抑止することができる。これにより、突入電流や始動電流など、過大電流を含む電流の計測においても、これら一時的な過大電流を除いた、定常負荷における最大電流のみを計測することができる。
ここで、上記実施の形態1の方法により、一般的な電動機を始動させた時の電流を計測した場合を図4により説明する。図4は被計測電路1に流れる電流を、電動機を始動させた時に流れる電流とするとき、変流器2により検出し、電流値演算部3にて実効値に演算したときの波形を示している。また、マスク電流値とはマスク条件設定部6で設定した、始動電流と判定する閾値となる電流値である。
電流値演算部3にて実効値に演算した計測値は、頂点電流値検出部4により、傾きが正から負へと極性が変化する点を検出する。これにより、頂点131が検出され、頂点131の計測値が、最大値候補となる。そして、始動電流検出部5にて、始動電流判定処理が行われる。頂点131>マスク電流値であるため、マスクフラグに1が成立し、マスク状態に入る。よって、この最大値候補は、マスク状態のため最大値更新は行われない。
その後、頂点電流値検出部4により、頂点132が検出され、頂点132の計測値が、最大値候補となる。そして、始動電流検出部5にて、始動電流判定処理が行われる。頂点132<マスク電流値であるため、マスクフラグが解除される。これにより、マスクフラグが1ではなくなり、最大電流値記憶部7にて最大値更新が行われる。現状最大値と頂点132の計測値を比較し、頂点132が、初のマスク状態外での最大値候補であるため、現状最大値は0であり、最大値は頂点132の計測値に更新される。
さらに、頂点電流値検出部4により、頂点133が検出され、頂点133の計測値が、最大値候補となる。そして、始動電流検出部5にて、始動電流判定処理が行われる。頂点133<マスク電流値であり、マスクフラグが1ではないため、最大電流値記憶部7にて最大値更新が行われる。現状最大値(頂点132)と頂点133の計測値を比較し、頂点133の計測値の方が、大きいと判定したため、最大値は頂点133の計測値に更新される。
このように実施の形態1の発明によれば、始動電流や突入電流などの過大電流を、最大値として計測することなく、定常負荷の最大電流を、最大値として記憶することができる。また、定常負荷における最大電流のみを計測することができるので、負荷の異常電流を感知でき、負荷の故障の早期発見につながる。さらに、マスク電流値など閾値を設定し始動電流を判定する場合、閾値付近の値を最大値とすることが懸念されるが、頂点電流検出機能により、電流増加時や減少時の過渡期では電流の最大値更新を行わず、頂点でのみ最大値更新するため、閾値付近に頂点がある場合に限られる。
また、上記説明では被計測電路1の周波数が60Hzの場合、計測周期単位内に15サイクルを計測し平均化するようにしているが、計測応答性を向上させるために、計測周期をさらに少ないサイクルにしてもよい。また、電子式指示電気計器に装備されるCPUとして、処理能力の低いCPUを用いて低コスト化を図る場合、計測周期単以内の計測を14サイクルにして、1サイクル分を演算処理時間とするようにしてもよい。
実施の形態2.
上記した実施の形態1では、マスク開始とマスク終了の閾値となるマスク電流値を、同じ値で設定しているが、実施の形態2の発明は、マスク開始電流値とマスク終了電流値とを異なる閾値にしたものである。実施の形態2の発明における構成は図1に示す実施の形態1の構成と同じものである。
図5は実施の形態2の発明において、始動電流判定部5にて始動電流判定処理の動作を示すフローチャートである。実施の形態2の最大値更新の動作は、上記実施の形態1にて説明した、図2の動作と同じものである。相違点はステップS109の始動電流判定処理のみである。
図5において、ステップS301は、頂点電流値検出部4にて頂点として検出した前回計測値In-1を、始動電流判定部5にて、マスク条件設定部6で設定したマスク開始電流値と比較する。このマスク開始電流値とは、始動電流と判定するマスク開始時の判定閾値である。前回計測値がマスク開始電流値より大きい場合(YES)、ステップS302およびステップS303において、マスクフラグに1が成立し、マスクを開始する。またステップS301において、前回計測値がマスク開始電流値より小さい場合(NO)、ステップS304およびステップS305において、マスクを開始していれば(YES)、前回計測値In-1とマスク条件設定部6で設定したマスク終了電流値を比較する。ステップS305において、前回計測値In-1がマスク終了電流値より小さければ(NO)、マスク終了となり、ステップS306でマスクフラグを0にしてマスク解除する。ここで、マスク終了電流値とは、始動電流と判定するマスク終了時の判定閾値である。
上記ではマスク開始とマスク終了の閾値となるマスク電流値を、別の値で設定しているが、始動電流の電流値と、定常負荷の電流値では、必ず定常負荷の電流値の方が小さくなるため、マスク終了の閾値はマスク開始電流値として設定した閾値から、一定の値を減算した値とすればよい。
実施の形態3.
上記した実施の形態1および実施の形態2では、マスク開始とマスク終了の閾値としてマスク電流値を設定しているが、実施の形態3の発明は、図1に示すマスク条件設定部6で設定する判定閾値として、マスク開始電流変化率とマスク終了電流変化率にしたものである。実施の形態3の発明における構成は、図1に示す実施の形態1の構成と同じものである。
図6は実施の形態3の発明において、始動電流判定部5にて始動電流判定処理の動作を示すフローチャートである。実施の形態3の最大値更新の動作は、上記実施の形態1にて説明した、図2の動作と同じものである。相違点はステップS109の始動電流判定処理のみである。
実施の形態3おける始動電流判定処理について図6により説明する。図6において、ステップS401は、始動電流判定部5にて、頂点電流値検出部4にて頂点として検出した前回計測値In-1と今回計測値Iで除算を行い、電流変化率を求め、この電流変化率をマスク条件設定部6で設定した、マスク開始電流変化率(例えば1.5)と比較する。ステップ401において、前回計測値In−1÷今回計測値I>マスク開始電流変化率であれば(YES)、ステップS402およびステップS403において、マスクフラグに1が成立し、マスクを開始する。またステップS401において、前回計測値In−1÷今回計測値Iの電流変化率がマスク開始電流変化率より小さい場合(NO)、ステップS404においてマスクを開始していれば(YES)、ステップS405は、この電流変化率とマスク終了電流変化率(例えば1.2)とを比較する。ステップS405において、電流変化率がマスク終了電流変化率より大きい場合(YES)、マスク状態を継続する。また電流変化率がマスク終了電流変化率より小さい場合(NO)、ステップS406はマスクフラグを0にしてマスク終了となり、マスクフラグを解除する。
また、上記ではマスク開始とマスク終了の閾値となるマスク電流変化率を、別の値で設定しているが、始動電流の電流変化率と、定常負荷の電流変化率では、必ず定常負荷の電流変化率の方が小さくなるため、マスク終了の閾値はマスク開始電流変化率として設定した閾値から、一定の値を減算した値としてもよい。
この実施の形態3によれば、始動電流や突入電流などの過大電流を、最大値として計測することなく、定常負荷の最大電流を、最大値として記憶することができる。また、定常負荷における最大電流のみを計測することができるので、負荷の異常電流を感知でき、負荷の故障の早期発見につながる。
実施の形態4.
上記した実施の形態1のマスク状態終了条件は、図1のマスク条件設定部6にて設定したマスク電流値を判定閾値とし、これを下回った際にマスク状態を終了としたが、実施の形態4の発明では、さらにマスク時間を設定するようにしたものである。実施の形態4の発明における構成は、図1に示す実施の形態1の構成と同じものである。
図7は実施の形態4における、始動電流判定処理の動作を示すフローチャートである。実施の形態4の最大値更新の動作は、上記実施の形態1にて説明した、図2の動作と同じものである。相違点はステップ109の始動電流判定処理のみである。
図7において、ステップS501は頂点電流値検出部4にて検出した前回計測値In-1を、始動電流判定部5にて、マスク条件設定部6で設定したマスク電流値と比較する。計測値がマスク電流値より大きい場合(YES)、ステップS502およびステップS503において、マスクフラグに1が成立し、マスクを開始する。さらにステップS504において、マスク開始からマスク状態時間のカウントを開始する。
またステップS501において、前回計測値がマスク電流値より小さい場合(NO)、ステップS505においてマスクを開始していれば(YES)、ステップS506はマスク状態の経過時間と、マスク条件設定部6で設定したマスク時間との比較を行う。ステップS506においてマスク時間を超過していれば(YES)、ステップS507はマスク終了となり、マスクフラグを0にしてマスク解除とし、さらにステップS508でマスク時間のカウントを終了する。またステップS506において、マスク時間を越えていなければ(NO)、マスク状態を継続する。
この実施の形態4によれば、マスク条件設定部6にて、定常負荷に安定するまでの時間をマスク時間に設定すれば、マスク電流値など閾値付近の値を最大値と検出することなく、定常負荷の最大電流を計測することができる。
また、この実施の形態4の発明は、上記実施の形態3のように判定閾値を電流変化率にした場合においても実施可能である。
実施の形態5.
上記した実施の形態4のマスク状態終了条件は、図1のマスク条件設定部6にて設定したマスク電流値を判定閾値とし、さらにマスク時間を設定するようにしたが、実施の形態5の発明では、マスク時間に代えてマスク頂点回数を設定するようにしたものである。
図8は実施の形態5における、始動電流判定処理の動作を示すフローチャートである。実施の形態5の最大値更新の動作は、上記実施の形態1にて説明した、図2の動作と同じものである。相違点はステップ109の始動電流判定処理のみである。
図8において、ステップS601は頂点電流値検出部4にて検出した前回計測値In-1を、始動電流判定部5にて、マスク条件設定部6で設定したマスク電流値と比較する。計測値がマスク電流値より大きい場合(YES)、ステップS602およびステップS603において、マスクフラグに1が成立し、マスクを開始する。さらにステップS604において、マスク開始からマスク状態で検出した頂点の数のカウントを開始する。
またステップS601において、前回計測値がマスク電流値より小さい場合(NO)、ステップS605においてマスクを開始していれば(YES)、ステップS606はマスク状態での頂点検出数と、マスク条件設定部6で設定したマスク頂点回数との比較を行う。ステップS606においてマスク頂点回数を超過していれば(YES)、ステップS607はマスク終了となり、マスクフラグを0にしてマスク解除とし、さらにステップS608でマスク頂点検出数のカウントを終了する。またステップS606において、マスク頂点回数を越えていなければ(NO)、マスク状態を継続する。
この実施の形態5によれば、マスク状態で検出した頂点の数が設定可能となるので、ノイズ等の一時的過大電流により、始動電流の実効値がふらつき、マスク電流値など閾値付近で頂点を検出してしまう場合にも、マスク条件設定部6にて除去したい頂点の数を設定すれば、頂点検出の数が設定した数に到達するまでマスク状態が解除されないので、ノイズ等の一時的過大電流を除いた最大電流を計測することができる。
また、この実施の形態5の発明は、上記実施の形態3のように判定閾値を電流変化率にした場合においても実施可能である。
実施の形態6.
次にこの発明の実施の形態6における電子式指示電気計器について図9および図10に基づき説明する。
図9はこの発明の実施の形態6における電子式指示電気計器の構成を示す図である。図10は実施の形態6における最大値更新の動作を示すフローチャートである。図9において図1と同一符号は同一または相当する部分を示す。
上記した実施の形態1〜5では、マスク条件設定部6は最大電流値記憶部7の動作を抑止(マスク)する条件を設定し、始動電流判定部5は頂点電流値検出手段4の出力が、マスク条件設定手段6で設定された条件を越えた場合、最大電流値記憶手段7の動作を抑止するようにしたが、実施の形態6の発明では図9に示すように、マスク条件設定部6は頂点電流値検出部4の動作を抑止(マスク)する条件を設定し、始動電流判定部5は電流値演算部3の出力が、マスク条件設定部6で設定された条件を越えた場合、頂点電流値検出部4の動作を抑止するようにしたものである。
なお、実施の形態6における電流値演算部3は、変流器2で検出した電流をサンプリングしてA/D変換して、演算周期毎に電流実効値を演算し、その結果を所定周期分記憶しておき、前回計測値In−1、今回計測値Iおよびその電流変化率が分かるようにしている。
実施の形態6における電子式指示電気計器10における最大値更新の動作について、図10を用いて説明する。
ステップS701では変流器2で検出した電流を、実効値に演算する。これは表示更新時間(例えば、0.25秒)を計測単位にして、被計測電路1の電流をサンプリングしてA/D変換し、実効値演算(該実施の形態の例では実効値の演算周期は60Hzの1サイクルの16.7mS)を行う。被計測電路1の周波数が60Hzであれば、計測周期単位内に15サイクルの交流波形を計測することができ、ステップS702により、この15サイクルの実効値の平均を演算し、今回計測値Iとする。
ステップS703は、始動電流判定部5にて、始動電流判定処理を行う。始動電流判定処理については実施の形態1で説明した図3と同様であり、始動電流判定部5にて、マスク条件設定部6で設定したマスク電流値と比較し、計測値がマスク電流値より大きい場合マスクフラグに1が成立し、マスクを開始する。また、計測値がマスク電流値より小さい場合マスク終了となり、マスクフラグを0にしてマスク解除する。ステップS704において、始動電流判定部5により頂点電流値検出部4がマスク状態でなければ(マスクフラグ=0)、ステップS705に進み、頂点電流値検出部4にて、今回計測値Iと、前回計測値In−1とを比較し、電流の傾きの極性判定を行う。
ステップS705において、今回計測値I>前回計測値In−1であれば(YES)、今回計測値Iの傾きは正となり(ステップS706)、今回計測値I<前回計測値In−1であれば(NO)、今回計測値Iの傾きは負となる(ステップS707)。
このように演算周期毎に傾きを求め、ステップS708およびステップS709では、傾きが正から負へと極性が変化した時に、頂点を検出する。例えば、今回計測値Iの傾きが負となり、前回計測値In-1の傾きが正であれば(NO)、前回計測値In−1を頂点と判定する。即ち、ステップS710では頂点の前回計測値In-1が最大値候補となる。
ステップS711は、最大電流値記憶部7にて、前回計測値In-1と最大電流値記憶部7に記憶されている現状最大値の電流値を比較する。ステップS712は、前回計測値In-1が現状最大値より大きいと判定されれば(NO)、検出最大値は前回計測値In-1の電流値に更新する。また、ステップS704において、始動電流判定部5により頂点電流値検出部4がマスク状態であれば(マスクフラグ=1)、頂点電流値検出部4の動作は抑止され、頂点電流検出は行わない。
即ち、電流値演算部3で演算した電流実効値が、始動電流の判定閾値であるマスク電流値を越えた場合、マスク状態に入って頂点電流値検出部4の動作は抑止される。したがって最大電流値記憶、更新の動作も行われない。これにより、突入電流や始動電流など、過大電流を含む電流の計測においても、これら一時的な過大電流を除いた、定常負荷における最大電流のみを計測することができる。
なお以上の説明では、頂点電流値検出部4の動作を抑止(マスク)する条件として、マスク条件設定部6はマスク電流値を設定したが、実施の形態2で説明したように、マスク開始電流値とマスク終了電流値を設定してもよい。またマスク電流値の代わりに、実施の形態3で説明したように、マスク開始電流変化率とマスク終了電流変化率を設定してもよい。
さらに、上記マスク電流値またはマスク電流変化率に加えて、実施の形態4で説明したように、マスク時間を設定してもよい。
実施の形態7.
次にこの発明の実施の形態7における電子式指示電気計器について図11〜図13に基づき説明する。
図11はこの発明の実施の形態7における電子式指示電気計器の構成を示す図である。図12は実施の形態7における電流計測値の最大値更新の動作を示すフローチャートである。図13は実施の形態7における電流計測値以外の計測値の最大値更新の動作を示すフローチャートである。なお図11、図12において、図1、図2と同一符号は同一または相当する部分を示す。
上記した実施の形態1から実施の形態6では、電流計測のみ行う電子式指示電気計器への適用であるが、実施の形態7の発明は、電流計測の他に電圧、周波数、デンマンド電流、電力、無効電力、皮相電力、力率等の複数の計測を行う電子式指示電気計器において、電力、無効電力、皮相電力、力率の最大値更新を電流の最大値更新と同時に行い、電圧、周波数、デマンド電流の最大値更新は計測毎に判定し最大値更新を行うようにしたものである。
実施の形態7における構成を示す図11は、実施の形態1における図1に示す構成の他に次のような構成部品を備えている。
即ち、電子式電気計器10は、被計測電路1に流れる電流を検出する変流器2からの出力の他に、被計測電路1の電圧を検出する電圧検出手段としての変圧器11の出力を入力する。指示電気計器10は、変圧器11で検出した電圧に基づき電圧実効値または平均値を演算する電圧値演算部12と、変圧器11で検出した周波数に基づき周波数を演算する周波数値演算部13と、変流器2で検出した電流に基づきデマンド電流を演算するデマンド電流値演算部14とを備えている。
また、電子式電気計器10は、変圧器11で検出した電圧と変流器2で検出した電流に基づき電力の実効値または平均値を演算する電力値演算部15と、変圧器11で検出した電圧と変流器2で検出した電流に基づき無効電力の実効値または平均値を演算する無効電力値演算部16と、変圧器11で検出した電圧と変流器2で検出した電流に基づき皮相電力の実効値または平均値を演算する皮相電力値演算部17と、電力値演算部15からの電力実効値または平均値と無効電力値演算部16からの無効電力実効値または平均値より力率を演算する力率値演算部18とを備えている。
さらに、電子式電気計器10は、電圧値演算部12で演算された値が既に記憶されている最大値より大きいとき、最大値を更新記憶する最大電圧値記憶部20、周波数値演算部13で演算された値が既に記憶されている最大値より大きいとき、最大値を更新記憶する最大周波数値記憶部21、デマンド電流値演算部14で演算された値が既に記憶されている最大値より大きいとき、最大値を更新記憶する最大デマンド電流値記憶部22を備えている。
これら電圧、周波数、デマンド電流の最大値記憶部20、21、22における最大値更新は、始動電流判定部5による最大電流値記憶部7の抑止(マスク)動作に関係なく、電圧、周波数、デマンド電流の計測毎に判定し最大値更新を行うもので、これらを総称して第1の最大値記憶部と呼ぶ。
電子式電気計器10は、電力値演算部15で演算された値が既に記憶されている最大値より大きいとき、最大値を更新記憶する最大電力値記憶部23、無効電力値演算部16で演算された値が既に記憶されている最大値より大きいとき、最大値を更新記憶する最大無効電力値記憶部24、皮相電力値演算部17で演算された値が既に記憶されている最大値より大きいとき、最大値を更新記憶する最大皮相電力記憶部25、力率値演算部18で演算された値が既に記憶されている最大値より大きいとき、最大値を更新記憶する最大力率値記憶部26を備えている。
これら最大電力値記憶部23、最大無効電力値記憶部24、最大皮相電力値記憶部25、最大力率値記憶部26は、始動電流判定部5にて最大電流値記憶部7の動作を抑止(マスク)する状態になった場合に、最大値判定部19により、同時に最大電力値記憶部23、最大無効電力値記憶部24、最大皮相電力値記憶部25、最大力率値記憶部26の動作を抑制(マスク)するようになっている。
したがってこれら最大電力値記憶部23、最大無効電力値記憶部24、最大皮相電力値記憶部25、最大力率値記憶部26を総称して、第2の最大値記憶部と呼ぶ。
次に、実施の形態7における最大値更新の動作について、図12と図13を用いて説明する。
図12において、ステップS101からS112は図2と同様であるが、ステップS110の判定でマスクフラグ=0(NO)のときに、最大値更新許可状態を設定するステップS801の処理を設け、ステップS103、ステップS106、ステップS110の判定結果が(YES)のときに、最大値更新禁止状態を設定するステップS802の処理を設けている。
図13は最大値判定部19における動作のフローチャートであり、この図13おいて、ステップS803は、最大値更新許可状態か最大値更新禁止常態かを判定し、最大値更新許可状態のとき(YES)、ステップS804は今回計測値と現在最大値を比較する。ステップS804において、今回の計測値が現在記憶されている現在最大値より大きい場合の今回計測値>現在最大値のとき、ステップS805は、最大値を今回の計測値に更新する。
なお、ステップS804とステップS805は、電力、無効電力、皮相電力、力率の各々の最大値更新の場合について行われる。
なお以上は、電流計測の他に電圧、周波数、デンマンド電流のすべてを計測する場合について説明したが、電圧、周波数、デンマンド電流のうち、少なくともいずれか1つを計測する場合もこの発明は適用できる。
また、電力、無効電力、皮相電力、力率のすべてを計測する場合について説明したが、電力、無効電力、皮相電力、力率のうち、少なくともいずれか1つを計測する場合もこの発明は適用できる。
この実施の形態7によれば、始動電流や突入電流などの過大電流による電力、無効電力、皮相電力、力率の最大値を記憶することなく、定常負荷時の最大値を記憶することができる。また、トランスの過負荷監視を目的とするデマンド電流においては、始動電流や突入電流の影響も含めた最大値を計測することになり、正確な監視を行える。
1 被計測電路、 2 変流器、
3 電流値演算部、 4 頂点電流値検出部、
5 始動電流判定部、 6 マスク条件設定部、
7 最大電流値記憶部、 8 表示部、
9 警報出力部、 10 電子式指示電気計器、
11 変圧器、 12 電圧値演算部、
13 周波数値演算部、 14 デマンド電流値演算部、
15 電力値演算部、 16 無効電力値演算部、
17 皮相電力演算部、 18 力率値演算部、
19 最大値判定部、 20 最大電圧値記憶部、
21 最大周波数値記憶部、 22 最大デマンド電流値記憶部、
23 最大電力値記憶部、 24 最大無効電力値記憶部、
25 最大皮相電力値記憶部、 26 最大力率値記憶部。

Claims (14)

  1. 被計測電路の電流を検出する電流検出手段の出力から電流実効値または平均値を演算する電流値演算手段と、
    前記電流値演算手段により出力された電流値が増加から減少に変化した頂点の電流値を検出する頂点電流値検出手段と、
    前記頂点電流値検出手段で検出した頂点電流値が、現在記憶されている最大電流値より大きい場合、前記頂点電流値を電流最大値として更新記憶する最大電流値記憶手段と、
    前記最大電流値記憶手段の動作を抑止(マスク)する条件を設定するマスク条件設定手段と、
    前記頂点電流値検出手段の出力が、前記マスク条件設定手段で設定された条件を越えた場合、前記最大電流値記憶手段の動作を抑止する始動電流判定手段と、
    を有することを特徴とする電子式指示電気計器。
  2. 前記マスク条件設定手段はマスク開始電流値を設定し、
    前記始動電流判定手段は前記頂点電流値検出手段の出力が、前記マスク開始電流値を越えた場合、前記最大電流値記憶手段の動作を抑止することを特徴とする請求項1に記載の電子式指示電気計器。
  3. 前記マスク条件設定手段はマスク開始電流変化率を設定し、
    前記始動電流判定手段は前記頂点電流値検出手段の出力の変化が、前記マスク開始電流変化率を越えた場合、前記最大電流値記憶手段の動作を抑止することを特徴とする請求項1に記載の電子式指示電気計器。
  4. 前記マスク条件設定手段はマスク終了電流値を設定し、
    前記始動電流判定手段は前記頂点電流値検出手段の出力が、前記マスク終了電流値以下になった場合、前記最大電流値記憶手段の動作を再開することを特徴とする請求項2に記載の電子式指示電気計器。
  5. 前記マスク条件設定手段はマスク終了電流変化率を設定し、
    前記始動電流判定手段は前記頂点電流値検出手段の出力の変化が、前記マスク終了電流変化率以下になった場合、前記最大電流値記憶手段の動作を再開することを特徴とする請求項3に記載の電子式指示電気計器。
  6. 前記マスク条件設定手段はマスク時間を設定し、
    前記始動電流判定手段は、前記マスク時間経過後、前記最大電流値記憶手段の動作を再開することを特徴とする請求項2または請求項3に記載の電子式指示電気計器。
  7. 前記マスク条件設定手段はマスク頂点回数を設定し、
    前記始動電流判定手段は、マスク中も前記頂点電流値検出手段による電流の頂点の数を計数し、マスク中の電流の頂点の数が前記マスク頂点回数に達した後、前記最大電流値記憶手段の動作を再開することを特徴とする請求項2または請求項3に記載の電子式指示電気計器。
  8. 被計測電路の電流を検出する電流検出手段の出力から電流実効値または平均値を演算する電流値演算手段と、
    前記電流値演算手段により出力された電流値が増加から減少に変化した頂点の電流値を検出する頂点電流値検出手段と、
    前記頂点電流値検出手段で検出した頂点電流値が、現在記憶されている最大電流値より大きい場合、前記頂点電流値を電流最大値として更新記憶する最大電流値記憶手段と、 前記頂点電流値検出手段の動作を抑止(マスク)する条件を設定するマスク条件設定手段と、
    前記電流値演算手段の出力が、前記マスク条件設定手段で設定された条件を越えた場合、前記頂点電流値検出手段の動作を抑止する始動電流判定手段と、
    を有することを特徴とする電子式指示電気計器。
  9. 前記マスク条件設定手段はマスク開始電流値を設定し、
    前記始動電流判定手段は、前記電流値演算手段の出力が前記マスク開始電流値を越えた場合、前記頂点電流値検出手段の動作を抑止することを特徴とする請求項8に記載の電子式指示電気計器。
  10. 前記マスク条件設定手段はマスク開始電流変化率を設定し、
    前記始動電流判定手段は、前記電流値演算手段の出力の変化が前記マスク開始電流変化率を越えた場合、前記頂点電流値検出手段の動作を中止することを特徴とする請求項8に記載の電子式指示電気計器。
  11. 前記マスク条件設定手段はマスク終了電流値を設定し、
    前記始動電流判定手段は、前記電流値演算手段の出力が前記マスク終了電流値以下になった場合、前記頂点電流値検出手段の動作を再開することを特徴とする請求項9に記載の電子式指示電気計器。
  12. 前記マスク条件設定手段はマスク終了電流変化率を設定し、
    前記始動電流判定手段は、前記電流値演算手段の出力の変化が前記マスク終了電流変化率以下になった場合、前記頂点電流値検出手段の動作を再開することを特徴とする請求項10に記載の電子式指示電気計器。
  13. 前記マスク条件設定手段はマスク時間を設定し、
    前記始動電流判定手段は、前記マスク時間経過後、前記頂点電流値検出手段の動作を再開することを特徴とする請求項9または請求項10に記載の電子式指示電気計器。
  14. 前記被計測電路における電圧、周波数、デマンド電流の少なくとも1つを演算し、それらの最大値を更新記憶する第1の最大値記憶手段と、前記被計測電路における電力、無効電力、皮相電力、力率の少なくとも1つを演算し、それらの最大値を更新記憶する第2の最大値記憶手段を設け、前記始動電流判定手段にて前記最大電流値記憶手段の動作を抑止する状態のとき、電力、無効電力、皮相電力、力率の最大値の少なくとも1つを更新記憶する前記第2の最大値記憶手段の動作を抑制し、電圧、周波数、デマンド電流の最大値の少なくとも1つを更新記憶する前記第1の最大値記憶手段の動作は抑制しないことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の電子式指示電気計器。
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