JP2001033495A - 電力系統の最大電流計測装置 - Google Patents

電力系統の最大電流計測装置

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JP2001033495A
JP2001033495A JP2000013228A JP2000013228A JP2001033495A JP 2001033495 A JP2001033495 A JP 2001033495A JP 2000013228 A JP2000013228 A JP 2000013228A JP 2000013228 A JP2000013228 A JP 2000013228A JP 2001033495 A JP2001033495 A JP 2001033495A
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Masaki Sato
雅紀 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】突入電流が流れるような状態では最大電流の計
測は行わず、定常負荷における最大電流のみを計測する
ことができ、突入電流を最大電流として計測しない、最
高電流計測装置を提供すること。 【解決手段】 電力系統に対し基本波検出部3及び高調
波検出部4を設け、基本波に対する高調波の含有率を高
調波含有率検出部5により検出する。この高調波含有率
検出部5より基本波に対する高調波の含有率が所定値以
上であると判定部6により判定されたとき、最大電流検
出部2に対して最大電流検出の抑止を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電力系統の最大電
流を計測するために用いられる最大電流計測装置に係
り、特に、変圧器回路等を含む電力系統における突入電
流による誤計測を防止するようにした最大電流計測装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電力系統における最大電流を計測
するためには、図5に示すような最大電流計測装置10
が用いられている。
【0003】この最大電流計測装置10は、図示しない
電力系統の測定点から導入した電流値を数値データに変
換する電流検出部1と、この電流検出部1により電力系
統の最大電流を検出する最大電流検出部2とで構成され
る。
【0004】このような構成の下で従来の最大電流計測
装置10は、本来は定常負荷の最大値を計測することに
あるものの、電力系統の電流に突入電流が含まれている
ような状態においても最大電流を計測するようになって
いる。例えば、変圧器を含むような系統における最大電
流を計測するような場合は、変圧器に対する突入電流が
発生し、かかる不具合が生じることになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の最大
電流計測装置では、本来は定常負荷の最大値を計測する
ことにあるが、突入電流の方がはるかに大きく、この突
入電流を最大電流として計測してしまう虞がある。
【0006】本発明の目的は、突入電流が流れているよ
うな状況においても誤計測を防止できるようにした最大
電流計測装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上課題を解決するため
に、本発明の請求項1に係る発明は、電力系統の電流を
入力し該入力電流値を検出する電流検出手段と、この電
流検出手段の出力に基づき前記電力系統の最大電流値を
検出する最大電流検出手段と、前記電力系統の入力電流
値における基本波成分値を検出する基本波検出手段と、
前記電力系統の入力電流値における高調波成分値を求め
る高調波検出手段と、前記基本波検出手段及び前記高調
波検出手段の検出値に基づき基本波に対する高調波の含
有率を検出する高調波含有率検出手段と、前記高調波含
有率検出手段より基本波に対する高調波の含有率が所定
値以上であるとき前記最大電流検出部に対して最大電流
検出の抑止を行う判定手段とを具備する最大電流計測装
置である。
【0008】このような請求項1に係る本発明によれ
ば、例えば変圧器等を含む電力系統に突入電流が流れる
ときであっても、高調波、例えば第2高調波による計測
抑止機能を働かせ、一定時間が経過した後に、例えば第
2高調波による計測抑止機能を除外する、つまり、突入
電流が流れるような状態においては最大電流計測は行わ
ず、定常負荷状態での最大電流のみを計測するように作
用する。
【0009】これにより、事故発生の場合に電流の計測
を抑止しないので、変圧器の突入電流のみを除外した最
大電流の計測が可能となる。
【0010】また上課題を解決するために、本発明の請
求項2に係る発明は、電力系統の電流を入力し該入力電
流値を検出する電流検出手段と、この電流検出手段の出
力に基づき前記電力系統の最大電流値を検出する最大電
流検出手段と、前記電力系統の入力電流値における基本
波成分値を検出する基本波検出手段と、前記電力系統の
入力電流値における高調波成分値を求める高調波検出手
段と、前記基本波検出手段及び前記高調波検出手段の検
出値に基づき基本波に対する高調波の含有率を検出する
高調波含有率検出手段と、前記高調波含有率検出手段よ
り基本波に対する高調波の含有率が所定値以上であり且
つ前記電力系統が停電状態から復電したことを条件に前
記最大電流検出部に対して最大電流検出の抑止を行う判
定手段とを具備する最大電流計測装置である。
【0011】このような請求項2に係る本発明によれ
ば、例えば変圧器等を含む電力系統に突入電流が流れる
ときであっても、高調波、例えば第2高調波の計測抑止
機能を働かせ、電力系統が停電状態から復電したことを
条件に当該計測抑止機能を除外する、つまり、突入電流
が流れるような状態においては最大電流計測は行わず、
定常負荷状態での最大電流のみを計測するように作用す
る。
【0012】これにより、事故発生の場合に電流の計測
を抑止しないので、変圧器の突入電流のみを除外した最
大電流の計測が可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明に係
る最大電流計測装置の実施形態を説明する。
【0014】図1は、本発明の一実施形態の最大電流計
測装置を示す構成図である。尚、図1においては、図5
に示す従来の装置と同一部分には同一符号を付してその
説明は省略するものである。
【0015】本実施形態の最大電流計測装置20は、図
2に示す、電力ライン30に遮断器31を介して変圧器
32が接続されるような変圧器回路を含む電力系統の測
定点P1に接続される。測定点P1は、変圧器32より
も電源側の部分を示している。
【0016】図1に戻り、本実施形態の最大電流計測装
置20は、従来と同様に、系統の電流を入力し、電流検
出部1により入力電流を数値データに変換し、該データ
を最大電流検出部2に送る。
【0017】また、基本波検出部(1f検出部)3によ
り入力電流の基本波成分の値を検出し、第2高調波検出
部(2f検出部)4により入力電流の第2高調波成分の
値を検出する。基本波検出部3及び第2高調波検出部4
の検出値は第2高調波含有率検出部5に送られる。
【0018】第2高調波含有率検出部(2f含有率検出
部)5では、基本波検出部3と第2高調波検出部4のそ
れぞれにより検出された値から、基本波に対する第2高
調波の比(含有率)を求め、判定部6で、その比(含有
率)が所定値以上であることを検出する。
【0019】最大電流検出部2では、電流検出部3より
数値データ化された値の大きさを直前までの最大値と今
回の値とを比較し大きい方のデータを最大値として計測
する。しかし、判定部6で基本波に対する第2高調波の
値がある所定値以上であると判断されたときは、最大電
流検出は行わず計測を抑止する。
【0020】ここで、図3を参照して上述した動作を説
明する。図3の(a)は基本波の波形示し、図3の
(b)は第2高調波の波形を示している。ここで、第2
高調波含有率検出部7で基本波に対する第2高調波の比
(含有率)が求められており、判定部6で、その比(含
有率)が所定値であるときは、例えば第2高調波におけ
る判定レベルが定まり、実効値である系統電流値の波形
を示す図3の(c)のように、比(含有率)が所定値を
超えている時間(非計測時間)は、判定部6から最大電
流検出部2に対し、計測の抑止を働かせるものとなって
いる。
【0021】以上のように、本実施形態によれば、基本
波に対する第2高調波の値がある一定値以上である期間
は、最大電流の計測を行わず、定常負荷での最大電流の
みを計測できるようになる。
【0022】なお、判定部6における所定値(判定レベ
ル)は、系統条件や測定点の相違により、適宜選定でき
るものであり、本実施形態では、図2に示すように、測
定点P1が変圧器32よりも電源側に設けた場合を示し
ている。
【0023】また、本実施形態では、基本波に対する第
2高調波の比(含有率)を判定レベルの算出に用いた
が、系統条件や測定点(図2における測定点P2等)の
相違により、第2高調波のほかに第3高調波を含ませた
場合や第3高調波だけの場合等の高次調波を用いた場合
にも適用できる。
【0024】次に、図4を参照して本発明の他の実施形
態の最大電流計測装置を説明する。尚、図4において
は、図1及び図5と同一部分には同一符号を付してその
説明は省略するものである。
【0025】本実施形態は、図1における判定部6に代
えて判定部7を設けている。この判定部7は、図1にお
ける判定部6が第2高調波の比(含有率)が所定値以上
であることを最大電流検出の計測抑止条件としているこ
とに対し、図1の判定部6と同様に、基本波に対する第
2高調波の値がある所定値以上であることの他に、この
系統が停電状態から復電したことを計測抑止条件として
いる。この復電を検出する手段としては、開閉器投入指
令が入力されていることを用いる。
【0026】このような構成では、事故発生時における
事故電流の計測も可能となる。すなわち、事故発生によ
り入力電流は瞬時に急変するが、このような場合、図1
の装置にあっては、事故後電流が一定していても事故発
生直後の半サイクルは必ず第2高調波成分が抽出され、
瞬間の第2高調波抑止作用により、最大値計測の抑止が
作用し、事故電流の計測を抑止してしまう虞がある。ま
た、事故電流が激しく急変して一定しない状態では、そ
の変化分電流に第2高調波成分が含まれるので、最大電
流計測抑止を継続する虞がある。
【0027】これに対し、図4に示す装置は、閉器投入
指令が入力されていることも最大電流検出の計測抑止の
条件としているので、事故発生の場合に電流の計測を抑
止しないので、純粋に変圧器の突入電流のみを除外した
最大電流の計測が可能となる。
【0028】なお、停電状態からの復電情報として、開
閉器投入指令を用いたが、系統電圧検出装置の電圧検出
出力を用いても良い。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、突
入電流が流れるような状態では最大電流の計測は行わ
ず、定常負荷における最大電流のみを計測することがで
き、突入電流を最大電流として計測しない、最高電流計
測装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る最大電流計測装置の一実施形態を
示すブロック図。
【図2】本発明の最大電流計測装置が適用される電力系
統の一例を示す図。
【図3】本発明の最大電流計測装置の作用を示す波形
図。
【図4】本発明に係る最大電流計測装置の他の実施形態
を示すブロック図。
【図5】従来の最大電流計測装置を示すブロック図。
【符号の説明】
1…電流検出部 2…最大電流検出部 3…基本波検出部(1f検出部) 4…第2高調波検出部(2f検出部) 5…第2高調波含有率検出部(2f含有率検出部) 6,7…判定部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電力系統の電流を入力し該入力電流値を検
    出する電流検出手段と、 この電流検出手段の出力に基づき前記電力系統の最大電
    流値を検出する最大電流検出手段と、 前記電力系統の入力電流値における基本波成分値を検出
    する基本波検出手段と、 前記電力系統の入力電流値における高調波成分値を求め
    る高調波検出手段と、 前記基本波検出手段及び前記高調波検出手段の検出値に
    基づき基本波に対する高調波の含有率を検出する高調波
    含有率検出手段と、 前記高調波含有率検出手段より基本波に対する高調波の
    含有率が所定値以上であるとき前記最大電流検出部に対
    して最大電流検出の抑止を行う判定手段とを具備するこ
    とを特徴とする電力系統の最大電流計測装置。
  2. 【請求項2】電力系統の電流を入力し該入力電流値を検
    出する電流検出手段と、 この電流検出手段の出力に基づき前記電力系統の最大電
    流値を検出する最大電流検出手段と、 前記電力系統の入力電流値における基本波成分値を検出
    する基本波検出手段と、 前記電力系統の入力電流値における高調波成分値を求め
    る高調波検出手段と、 前記基本波検出手段及び前記高調波検出手段の検出値に
    基づき基本波に対する高調波の含有率を検出する高調波
    含有率検出手段と、 前記高調波含有率検出手段より基本波に対する高調波の
    含有率が所定値以上であり且つ前記電力系統が停電状態
    から復電したことを条件に前記最大電流検出部に対して
    最大電流検出の抑止を行う判定手段とを具備することを
    特徴とする電力系統の最大電流計測装置。
JP2000013228A 1999-05-19 2000-01-21 電力系統の最大電流計測装置 Pending JP2001033495A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011053198A (ja) * 2009-08-06 2011-03-17 Mitsubishi Electric Corp 電子式指示電気計器
JP2012060059A (ja) * 2010-09-13 2012-03-22 Hitachi Kokusai Electric Inc 基板処理システム、及び基板処理装置並びに基板処理装置の表示方法
JP2012065523A (ja) * 2010-09-18 2012-03-29 Tohoku Denki Hoan Kyokai 変圧器内部故障検出装置

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