JP2011051179A - 板状家具 - Google Patents

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武史 藤木
Junichi Sakaguchi
順一 坂口
Yoshimasa Kato
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【課題】ホワイトボードやプロジェクタのスクリーン、掲示盤等としての機能を高め、衝立としても活用できる板状家具を提供する。
【解決手段】左右の側縁に対し中央部が奥行き方向に湾曲して凹となる面2cと凸となる面2dを形成した盤面2と、下端部に床上を移動可能な移動支持部たるキャスタ13を有し上端側において盤面2を伸張方向の反発力を蓄積、解放可能に支持する伸縮支持体1とを具備し、伸縮支持体1の作動端を盤面2の下縁2eにおける幅方向2箇所に取り付けるとともに、当該盤面2の幅方向中央部の下方に伸縮支持体1に対する操作部3を付帯させ、操作者が操作部3を通じて伸縮支持体1の反発力を解放する操作を行うに伴い、それと一連に行う上方への操作と伸縮支持体1の反発力を放出する方向とが相まって盤面2を押し上げ得るように構成した。
【選択図】図1

Description

本発明は、ホワイトボードやプロジェクタのスクリーン、掲示盤等としての機能を高め、衝立としても好適に活用できるようにした板状家具に関するものである。
この種の板状家具として、特許文献1に示すホワイトボードや、特許文献2に示す表示装置が知られている。
特許文献1のものは、前面ボード及び後面ボードとからなるボード本体と、このボード本体を所定高さ位置に支持する支持体とを含むものであり、一方のボードは、中央部が左右両側よりも奥行側に凹む滑らかな曲面に形成され、前記ボード本体の上下両端に嵌合する上下一対の横フレームを更に含み、前記各横フレームは、前片と、この前片の左右両端に連なる側片と、各側片の後端間に直線的に延びる後片と、前面ボード及び後面ボード間に落ち込んで前記各片と相互に作用して前面ボード及び後面ボードの上下各端を嵌合可能とする隆起部とを備えて構成されている。このホワイトボードは、左右の枠材の内側にボード本体が配置されて、支軸回りに回転可能に構成されており、前面側の湾曲面と、背面側の平面とを選択的に利用可能とされ、湾曲面にはホワイトボードやプロジェクタのスクリーン、マグネット吸着面等としての機能が考慮されている。
また、特許文献2のものは、表示板が、昇降用ガイド機構を介して支持フレームに対し上下方向に昇降自在に、且つ、昇降規制機構により昇降範囲を規制されて支持され、前記表示板と支持フレームとの間に介装された一対のリンクからなるリンク機構が、その両リンク間に介装された弾性体の弾性復元力によって、前記表示板を上方に上昇付勢するように構成されている。
特許第3348696号公報 特開2003−189961号公報
ところで、近時、プロジェクタも小型化して少人数のミーティングにも利用しやすくなり、湾曲面を有するホワイトボードにテーブルを近接させて複数人が着席し、湾曲面をプロジェクタのスクリーンとして利用するミーティングスタイルが新しいミーティングの形の一つとして今後増えていくことが想定される。このような場合、ホワイトボードの高さは、通常の筆記盤面として利用するときよりも低いプロジェクタ利用位置に調節される可能性があり、プロジェクタの利用に適した特許文献1の湾曲ボードに新たに昇降機能を付加することが必要になる。
そこで、特許文献1に示される湾曲ボードにおいて、枠材にボードを枢支させる構造に代えてボードの背面に特許文献2に示すような昇降機構を組み込むことも考えられるが、昇降機構が大掛かりである上に、ボードの裏面が盤面としての機能を完全に失うため、ボードの機能低下につながる。
ボードの内部にこのような昇降機構を持ち込むことで背面の機能を担保することも考えられるが、ボードの構造が複雑化してコスト増につながるだけでなく、湾曲したボードの内部に昇降機構を組み込むだけのスペースを確保できるかどうか疑問があり、湾曲面の面精度にも悪影響が及ぶおそれがある。
そもそも、テーブルをボードに近づけて配置する場合に、テーブルに着座した者からボードの高さを簡単に調整できることが必要になるが、このような観点からすれば、上記のような大掛かりな昇降機構の構造や操作部の配置等は、一から見直す必要がある。
さらに、上記のようなミーティングスタイルが広々としたオフィスの随所で行われるようになると、これまで不使用時に片付けられていたホワイトボードがオフィスの中央に常駐する機会が増える。このため、例えば衝立としての外観を整えたり、新たな機能を付加したり、種々の目的・用途に応じた多様化など、一層の活用を図る必要がある。
本発明は、このような新たな要求に応え得る新規有用な板状家具を実現することを目的としている。
本発明は、かかる目的を達成するために、次のような手段を講じたものである。
すなわち、本発明の板状家具は、左右の側縁に対し中央部が奥行き方向に湾曲して凹となる面と凸となる面を形成した盤面と、下端部に床上を移動可能な移動支持部を有し上端側において前記盤面を伸張方向の反発力を蓄積、解放可能に支持する伸縮支持体とを具備するものであって、前記伸縮支持体の作動端を前記盤面の下縁における幅方向2箇所に取り付けるとともに、当該盤面の幅方向中央部の下方に前記伸縮支持体に対する操作部を付帯させ、操作者が操作部を通じて伸縮支持体の反発力を解放する操作を行うに伴い、それと一連に行う上方への操作と伸縮支持体の反発力を放出する方向とが相まって盤面を押し上げ得るように構成したことを特徴とする板状家具。
このような支持構造であると、伸縮支持体が盤面の表裏面を侵さないため、盤面の機能を有効に確保することができる。しかも、伸縮支持体が盤面の外で完結できて、盤面内部に無理に組み込む必要がないので、盤面自体を適切に構成することができ、盤面が湾曲面であっても自由な高さで支持できるようになる。さらに、上記の位置に操作部が存することで、例えばテーブルを近づけて着座した姿勢からでも操作力が加えやすく、盤面全体に対して手で持ち上げる力を均等に加算しやすいものとなる。
この場合、外観を簡素に保つためには、伸縮支持体が、固定支柱に可動支柱を伸縮可能に関連づけた左右一対の脚部と、少なくとも何れか一方の脚部に内蔵されるガススプリングとを具備し、前記盤面の下縁に沿って前記操作部と前記ガススプリングとの間に操作力伝達機構の収納空間を設けていることが望ましい。
特に、前記伸縮支持体を、前記固定支柱間を連結する横架材を備えて自立可能に構成し、その横架材を利用して前記盤面との間隙に前記収納空間を形成することが好適である。
このように伸縮支持体と切り離された盤面を簡素で多様性に富んだものにするためには、上下の湾曲部材および左右の直線部材で囲まれた枠組の内側に芯材を有し、その芯材の両側を前記湾曲部材に沿って湾曲させてなる第1の表面材及び第2の表面材で閉塞することによって構成することが効果的である。
この場合、盤面の面精度を簡単に高めるためには、少なくとも第1の表面材及び第2の表面材は、上下の湾曲部材に倣った形状に弾性的に変形した状態でそれらの湾曲部材に取り付けられていることが望ましい。
好ましい盤面の活用例としては、第1の表面材が凹となる面を形成する位置に配置されてホワイトボードとスクリーンの機能を兼ねた素材により構成され、第2の表面材が凸となる面を形成する位置に配置されて掲示物を止着可能な素材により構成されているものが挙げられる。
伸縮支持体の構造を通じてこの板状家具の使い勝手を向上させるためには、前記伸縮支持体が、前方に向かって互いに外側に開く一対の前ベース部と、後方に向かって互いに外側に開く一対の後ベース部とをそれぞれ具備し、前後のベース部の交叉部分よりガススプリングを内蔵した脚部を立ち上げて前記盤面の幅方向2箇所を支持していることが好ましい。
本発明は、以上説明した構成であるから、湾曲した盤面であっても、凹となる面および凸となる面の双方を有効に活用可能な態で伸縮支持体に昇降可能に支持させることができ、その伸縮支持体に対する操作部も、盤面の幅方向中央部における下縁に付帯して設けられた操作部を通じて着座姿勢からでも簡単に行うことができる。盤面も伸縮支持体に影響されずに構成できるため、面精度等の追求が容易となる。このため、オフィスの中央に常駐させて、プロジェクタと併用してスクリーンとして活用したり、ホワイトボード、衝立、掲示盤等として活用するなど、簡易ながら多機能な利用の態様を可能にする優れた板状家具として利用に供することができる。
本発明の一実施形態に係る板状家具をテーブルとともに示す斜視図。 同板状家具の正面図。 同平面図。 同板状家具を構成する盤面の分解斜視図。 同板状家具を構成する操作部近傍の斜視図。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。
図1に示す実施形態の板状家具Aは、ホワイトボード、プロジェクタのスクリーン、掲示物の掲示盤、衝立などとしての利用を可能にするものであり、一対の脚部11、11を備えた伸縮支持体1と、これらの脚部11、11に支持された盤面2と、この盤面2に付帯した状態で前記伸縮支持体1を操作する操作部3とを備える。
伸縮支持体1は、図1〜図3に示すように、「く」字形に一体成形したベース12を互いに対称的に配置して、前ベース部12a、12a同士が前方に向かって互いに外側に開き、後ベース部12b、12b同士が後方に向かって互いに外側に開くように構成したもので、各ベース12の先端に床上を移動可能な移動支持部であるキャスタ13を有し、これら前後のベース部12a、12bの交叉部分に脚部11を起立状態で支持させている。
脚部11は、前記交叉部分に支持される固定支柱11aと、この固定支柱11aの内周に昇降可能に嵌合させた可動支柱11bとを備えたもので、一方の脚部11(本実施形態においては正面視左側の脚部)における固定支柱11aと可動支柱12aの間に図中波線で示す昇降機構たるガススプリング14を組み込んでいる。ガススプリング14自体の構造は周知であるため説明は省略するが、ガスが圧縮されることによって上方への反発力を蓄積し、操作弁が開いて圧縮状態を開放することによって反発力が放出されて可動支柱11bを上方に付勢するものであり、そのための操作力入力端14aを有している。左右の脚部11、11は、それらの固定支柱11a、11aの上端部間が直線状の横架材15によって強固に連結されており、伸縮支持体1の全体に自立性を付与している。
一方、盤面2は、左右の側縁2a、2aに対して中央部2bが奥行き方向に湾曲したもので、凹となる面2cと凸となる面2dを形成している。具体的には、図3及び図4に示すように、予め所定の曲率中心回りに二次元方向に湾曲させた上下の湾曲部材21,22と、左右の直線部材23とで囲まれた枠組の内側に芯材24を配置し、その芯材24の表裏を前記湾曲部材21,22に沿って湾曲させてなる第1の表面材25及び第2の表面材26で閉塞することによって構成される。この実施形態では、上下の湾曲部材21,22は対向する側に開口する溝を有したチャネル状をなし、芯材24はペーパーコア24aの両側をサンドイッチする位置にスチール板24bを配することにより構成されていて、この芯材24の上下縁を上下の湾曲部材21,22の溝に嵌め込んでいる。また、両表面材25、26は、弾性変形可能なもので、上下の湾曲部材21、22に沿って取付けることでそれらの湾曲部材21,22に倣った形状に弾性的に変形して取り付けられる。第1の表面材25は凹となる面を形成する位置に配され、第2の表面材は26凸となる面を形成する位置に配される。これらの表面材25,26の湾曲部材21,22に対する取り付けには、接着剤による貼り付け、ビスによる止着のほか、前記湾曲部材21,22の溝に嵌め込むなど、適宜の手法を採用することができる。このようにして構成される盤面1に対し、必要であれば四辺にエッジカバーを被せる。
本実施形態において、第1の表面材25は、マーカー等により筆記が可能なホワイトボードとしての機能と、プロジェクタ等からの投影が可能なスクリーンとしての機能とを兼ねた周知の素材により構成され、第2の表面材26は、掲示物の止着が可能な構造として、例えばピンによる止着が可能なように木板を布地で覆ったもの等が使用されている。第1の表面材25および第2の表面材26は前記スチール板24bにバックアップされているため、これらの表面材25,26はマグネットの吸着面としての機能も兼ね備えることになる。
そして、図2に示すように、脚部11の可動支柱11bの上端に一体的に支持板11cを設け、これらの支持板11c上に前記盤面2を載せ置いて、支持板11c側から盤面2の内部にボルト等を用いて締結することにより、前記可動支柱11bの作動端に前記盤面2の下縁2eにおける幅方向2箇所を取り付けている。盤面2は、図3に示すように、左右の前ベース部12a、12aの先端部間を結ぶ線と左右の後ベース部12b、12bの先端部間を結ぶ線との間に当該盤面2の奥行き方向の湾曲形状が収められる。そして、この状態において図2に示すように、盤面2の下縁2eに沿って前記操作部3と前記ガススプリング14との間、より具体的には盤面2の下縁2eと横架材15との間隙に操作力伝達機構の収納空間Sが形成される。
操作部3は、前記盤面2の幅方向中央部における下縁2eに付帯して設けられる。この操作部3は、図5に示すように、前記盤面2の幅方向に沿って設定した軸心mに対し、この軸心mと直交する腕部31と、この腕部31の先端から屈曲して前記支軸mに沿って延びる操作端部32とを備えたL字レバー状のもので、線条体により構成されており、この操作部3の基端3aは操作力伝達機構たる伝達軸4に接続されている。
伝達軸4は、前記軸心mに沿って前記収納空間Sに配され、図2及び図5に示すように長手方向に沿った適宜箇所を軸受41を介して盤面2の下縁2eに回転可能に取り付けられたもので、一端側に前記操作部3の腕部31を接続し、他端側を前記ガススプリング14の操作力入力端14aに接続されている。操作部3は図5に実線で示す非操作時に腕部31及び操作端部32が盤面2の下方に垂下しており、この操作部3が同図に想像線で示すように軸心mを中心として矢印Rに沿って手前上方の操作位置に回転操作されることにより、前記ガススプリング14に対する反発力の解放をなし得るものである。操作を止めればガススプリング14からの反力で非操作位置に復帰し、さらに操作部3が操作位置にあるときに盤面2が降下すればガススプリング14に反発力が蓄積される。このような操作部3及び伝達軸4は、盤面2の下縁2eに密接する位置にあって、図3に示すように平面視において湾曲する盤面2の下に隠れた状態になる。
伸縮支持体1の作動範囲は、下端側の調節位置で図1に示すように盤面2の下縁2eが通常のテーブルTの天板tの高さよりもやや高くなる位置に当該盤面2を支持し、上端側の調節位置で通常のホワイトボードと同様に起立した利用者が盤面2の全体を筆記盤面として利用できるような高さ位置に当該盤面2を支持する設定にされている。
なお、盤面2の下方にあって左右の脚部11,11間を接続する直線状の横架材15は、スチール等で構成されていて、盤面2の凹となる面2c側に位置する前面に図2及び図3に示すマーカー受け等の筆記補助具5を着脱可能に取り付け得るようにしている。勿論、このような筆記補助具5は、左右2箇所にフックを付けて横架材15に上から引っ掛けるようにしてもよい。
このように構成される板状家具Aを利用すれば、図1に示すようにテーブルTを近接させて複数人が着席し、テーブルTにプロジェクタPを配置して、盤面2の凹となる面2cをプロジェクタのスクリーンとして利用するミーティングスタイルをとることができる。この状態で、操作部3は着座者が手を伸ばして操作できる位置にあり、図5に矢印Rに沿ってガススプリング14の反発力を解放する操作に伴い、それと一連に行う矢印Yに沿った上方への操作とガススプリング14が反発力を放出する方向とが相まって盤面2を押し上げ得ることができる。矢印Rに沿った操作とともに盤面2を矢印Yと反対方向に降下させるときは、盤面2の自重をガススプリング14が支持することで操作力の軽減が図られる。
図1における凹となる面2cはホワイトボードとしても利用することができ、背面側の凸となる面2dにはピン等を用いて掲示物Cを止着することができる。勿論、凹となる面2cも凸となる面2cもマグネットが吸着可能であるため、当該マグネットによる掲示物の止着も可能となっている。
以上のように、本実施形態の板状家具は、左右の側縁2a、2aに対し中央部2bが奥行き方向に湾曲して凹となる面2cと凸となる面2dを形成した盤面2と、下端部に床上を移動可能な移動支持部たるキャスタ13を有し上端側において前記盤面2を伸張方向の反発力を蓄積、解放可能に支持する伸縮支持体1とを具備するものである。そして、前記伸縮支持体1の作動端を前記盤面2の下縁2eにおける幅方向2箇所に取り付けるとともに、当該盤面2の幅方向中央部の下方に前記伸縮支持体1に対する操作部3を付帯させ、操作者が操作部3を通じて伸縮支持体1の反発力を解放する操作を行うに伴い、それと一連に行う上方への操作と伸縮支持体1の反発力を放出する方向とが相まって盤面2を押し上げ得るように構成したものである。
このような支持構造であると、伸縮支持体1が盤面2の表裏面を侵さない位置に配置されるため、盤面2の機能を有効に確保することができる。しかも、伸縮支持体1が盤面2の外で完結できて、盤面2の内部に機構部品を無理に組み込む必要がないので、盤面2自体を適切に構成することができ、盤面2が湾曲面であっても自由な高さで支持できるようになる。さらに、上記の位置に操作部3が存することで、例えばテーブルTを近づけて着座した姿勢からでも操作力を加えやすく、盤面2全体に対して手で持ち上げる力を均等に加算しやすいものとなる。
この場合、伸縮支持体1が、固定支柱11aに可動支柱11bを伸縮可能に関連づけた左右一対の脚部11,11と、一方の脚部11に内蔵されるガススプリング14とを具備し、前記盤面2の下縁2eに沿って前記操作部3と前記ガススプリング14との間に操作力伝達機構たる伝達軸4の収納空間Sを設けているので、伸縮支持体1を盤面2に影響を及ぼさずにコンパクトすることができるとともに、盤面中央部2bに配した操作部3とガススプリング14との間に、盤面2の下縁2eに沿って極力目立たないように操作力伝達機構である伝達軸4を配することが可能になる。
特に、前記伸縮支持体1が、固定支柱11,11間を連結する横架材15を備えて自立可能に構成され、前記収納空間Sが前記盤面2と前記横架材15との間隙に形成されているので、横架材15によって脚部11の支持機能を高め、同時に横架材15によって収納空間Sを目立たない状態に包囲することができるようになる。
また、盤面2の構造としては、上下の湾曲部材21、22および左右の直線部材23で囲まれた枠組の内側に芯材24を有し、その芯材24の両側を前記湾曲部材21,22に沿って湾曲させてなる第1の表面材25及び第2の表面材26で閉塞することによって構成しているので、盤面2自体を簡素に構成することができる上に、凹凸の面2c、2dをなす第1の表面材25と第2の表面材26にそれぞれどのような素材を選択するかによって、様々な目的・用途への展開が容易になり、仕様の多様化にも資するものになる。
とりわけ、第1の表面材25及び第2の表面材26を、上下の湾曲部材21,22に倣った形状に弾性的に変形させた状態でそれらの湾曲部材21,22に取り付けるようにすれば、上下の湾曲部材21,22の形状次第で両表面材25,26に自由な湾曲形状を付与することができる。しかも、これら両表面材25,26は弾性的に変形した状態で取り付けられるので、面精度が出し易くなり、スクリーンや衝立としての機能や端正な外観を有効に高めることができる。
そして、具体的に本実施形態は、第1の表面材25が凹となる面2cを形成する位置に配置されてホワイトボードとスクリーンの機能を兼ねた素材により構成され、第2の表面材26が凸となる面2dを形成する位置に配置されて掲示物を止着可能な素材により構成されているので、凹となる面2cを筆記盤面あるいは投影角度を適正化できるプロジェクタのスクリーンとして利用することができ、凸となる面2dを広角に視認できる掲示盤として有効利用することができるようになる。
さらに、前記伸縮支持体1が、前方に向かって互いに外側に開く一対の前ベース部12aと、後方に向かって互いに外側に開く一対の後ベース部12bとをそれぞれ具備し、前後のベース部12a、12bの交叉部分よりガススプリング14を内蔵した脚部11を立ち上げて前記盤面3の幅方向2箇所を支持しているので、利用者が前後から盤面2を利用する際に、ベース部12a、12bが開いていて、凹凸何れの面2c、2dにおいてもアプローチが容易になる。しかも、ベース部12a、12bが開いているため、収納時、複数を効率よくスタッキングする利用の態様も可能になる。
なお、左右の脚部にそれぞれガススプリングを内蔵したり、伸縮機構にガススプリング以外のものを採用したり、操作部を別異の形態で構成するなど、各部の具体的な構成は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
1…伸縮支持体
2…盤面
2a、2a…側縁
2b…中央部
2c…凹となる面
2d…凸となる面
2e…下縁
3…操作部
4…操作力伝達機構(伝達軸)
11…脚部
11a…固定支柱
11b…可動支柱
12a…前ベース部
12b…後ベース部
13…移動支持部(キャスタ)
14…ガススプリング
15…横架材
21、22…湾曲部材
23…直線部材
24…芯材
25…第1の表面材
26…第2の表面材
S…収納空間



Claims (7)

  1. 左右の側縁に対し中央部が奥行き方向に湾曲して凹となる面と凸となる面を形成した盤面と、下端部に床上を移動可能な移動支持部を有し上端側において前記盤面を伸張方向の反発力を蓄積、解放可能に支持する伸縮支持体とを具備するものであって、前記伸縮支持体の作動端を前記盤面の下縁における幅方向2箇所に取り付けるとともに、当該盤面の幅方向中央部の下方に前記伸縮支持体に対する操作部を付帯させ、操作者が操作部を通じて伸縮支持体の反発力を解放する操作を行うに伴い、それと一連に行う上方への操作と伸縮支持体の反発力を放出する方向とが相まって盤面を押し上げ得るように構成したことを特徴とする板状家具。
  2. 伸縮支持体が、固定支柱に可動支柱を伸縮可能に関連づけた左右一対の脚部と、少なくとも何れか一方の脚部に内蔵されるガススプリングとを具備し、前記盤面の下縁に沿って前記操作部と前記ガススプリングとの間に操作力伝達機構の収納空間を設けている請求項1記載の板状家具。
  3. 前記伸縮支持体が、前記固定支柱間を連結する横架材を備えて自立可能に構成され、前記収納空間が前記盤面と前記横架材との間隙に形成されている請求項2記載の板状家具。
  4. 前記盤面が、上下の湾曲部材および左右の直線部材で囲まれた枠組の内側に芯材を有し、その芯材の両側を前記湾曲部材に沿って湾曲させてなる第1の表面材及び第2の表面材で閉塞することによって構成されている請求項1記載の板状家具。
  5. 少なくとも第1の表面材及び第2の表面材は、上下の湾曲部材に倣った形状に弾性的に変形した状態でそれらの湾曲部材に取り付けられる請求項4記載の板状家具。
  6. 第1の表面材が凹となる面を形成する位置に配置されてホワイトボードとスクリーンの機能を兼ねた素材により構成され、第2の表面材が凸となる面を形成する位置に配置されて掲示物を止着可能な素材により構成されている請求項1記載の板状家具。
  7. 前記伸縮支持体が、前方に向かって互いに外側に開く一対の前ベース部と、後方に向かって互いに外側に開く一対の後ベース部とをそれぞれ具備し、前後のベース部の交叉部分よりガススプリングを内蔵した脚部を立ち上げて前記盤面の幅方向2箇所を支持している請求項1記載の板状家具。


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