JP2001279938A - スペースユニット、このスペースユニットにより構成される居室空間、およびこのスペースユニットにより居室空間を構成する方法 - Google Patents

スペースユニット、このスペースユニットにより構成される居室空間、およびこのスペースユニットにより居室空間を構成する方法

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JP2001279938A
JP2001279938A JP2000099096A JP2000099096A JP2001279938A JP 2001279938 A JP2001279938 A JP 2001279938A JP 2000099096 A JP2000099096 A JP 2000099096A JP 2000099096 A JP2000099096 A JP 2000099096A JP 2001279938 A JP2001279938 A JP 2001279938A
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space
unit
space unit
living room
floor
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Kunio Otsubo
国男 大坪
Keita Ono
慶太 小野
Takao Nishikawa
隆夫 西川
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Obayashi Corp
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Obayashi Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フロア上に置かれた備品や荷物等を個別に移
動させることなく居住空間のレイアウト変更を容易に行
うことが可能なスペースユニット、このスペースユニッ
トにより構成された居住空間、およびこのスペースユニ
ットにより居住空間を構成する方法を提供する。 【解決手段】 スペースユニット10は、ベースフレー
ム14を含むスチールフレーム12を備える。スチール
フレーム12の内側にはデスク24が組み込まれる。ベ
ースフレーム14上には床板部材20が取り付けられ、
また、ベースフレーム14の下側にはキャスター22が
取り付けられる。スペースユニット10は単独で、また
は複数組み合わされることにより居室空間を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、居室空間の構成要
素となるスペースユニットに係り、特に、居室空間のレ
イアウト変更を容易に行ううえで好適なスペースユニッ
トに関する。また、本発明は、このようなスペースユニ
ットにより構成された居室空間およびスペースユニット
により居室空間を構成する方法にも関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば特開平6−24078
6号公報に開示される如く、オフィス空間での使用に適
した家具システムが知られている。この公報に開示され
る家具システムは、オフィスの床面に対して移動可能に
設置された支柱と、この支柱の頂部で支持された枠組み
と、この枠組みにぶら下げられるように支持されたパネ
ルユニットとを含んでいる。そして、枠組みおよびパネ
ルユニットとして円形状、直線状など種々の形状のもの
が用意されており、適宜の形状の枠組みおよびパネルユ
ニットを組合わせることにより、種々のレイアウトのオ
フィス空間を構成することが可能となっている。また、
特開平8−205943号には、多数のデスク、テーブ
ル、および収納部材などの各種家具要素よりなるオフィ
ス家具集合体において、各家具要素を床面に対して移動
可能に構成することにより、オフィスのレイアウト変更
を容易に行うことが開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記2つの公報の何れ
においても、オフィス用家具をオフィスの床面に対して
移動できるように構成している。このため、オフィス内
のレイアウト変更を行う場合、家具自体の移動は簡単に
行えるものの、各家具に対応してフロア上に設置された
備品や荷物等については箱詰め・梱包等の作業を行って
移動させることが必要となり、大きな手間がかかる。
【0004】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、フロア上に置かれた備品や荷物等を個別に移動さ
せることなく居住空間のレイアウト変更を容易に行うこ
とが可能なスペースユニット、このスペースユニットに
より構成された居住空間、およびこのスペースユニット
により居住空間を構成する方法を提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、請求項1
に記載する如く、居室空間の構成要素となるスペースユ
ニットであって、人がその上で居住する床部を含むこと
スペースユニットにより達成される。
【0006】請求項1記載の発明によれば、居室空間の
構成要素となるスペースユニットが床部を含むので、ス
ペースユニットをその床部ごと移動させることができ
る。したがって、スペースユニットを移動させるにあた
り、スペースユニット内の各種装置や荷物等を搬出する
ことが不要となるため、スペースユニットの移動作業を
極めて簡単に行うことができる。
【0007】この場合、請求項2に記載する如く、請求
項1記載のスペースユニットにおいて、前記居室空間の
目的に応じた調度品が組み込まれていることとしてもよ
い。
【0008】また、請求項3に記載する如く、請求項1
または2記載のスペースユニットにおいて、前記床部に
キャスターを設けることとしてもよい。
【0009】請求項3記載の発明によれば、キャスター
によりスペースユニットの移動をより容易に行うことが
できる。
【0010】また、請求項4および5に記載する如く、
請求項1乃至3のうち何れか1項記載のスペースユニッ
トを複数組合わせて居室空間を構成することとしてもよ
い。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施形態であ
るスペースユニット10の斜視図であり、また、図2は
スペースユニット10の平面図である。スペースユニッ
ト10は、例えばオフィス内において、単独でまたは複
数組み合わされることにより居室空間を構成する。図1
および図2に示す如く、スペースユニット10は、スチ
ールフレーム12を備えている。スチールフレーム12
は、矩形枠状のベースフレーム14、ベースフレーム1
4の4つのコーナ部に取り付けられた支柱16、およ
び、支柱16の上端部で支持された上部フレーム18に
より構成されている。後述するように、支柱16は好ま
しくはベースフレーム14および上部フレーム18に対
して取り外し可能に取り付けられる。ベースフレーム1
4上には床板部材20が取り付けられている。床板部材
20はその上で人が居住する床として機能する。また、
ベースフレーム14の各コーナー部には、タイヤ収容部
14aが形成されており、このタイヤ収容部14aにキ
ャスター22が設けられている。キャスター22によ
り、スペースユニット10全体をオフィスのフロア上で
容易に移動させることが可能となっている。
【0012】スチールフレーム12の内側にはデスク2
4が組み込まれている。したがって、床板部材20に椅
子26を置くと共に、必要に応じて、デスク24上にパ
ソコンや本棚等を設置し、また、床板部材20上に収納
キャビネット等を設置すること等により、スペースユニ
ット10を一人用のデスク作業スペースとして機能させ
ることができる。なお、デスク24に加えて照明器具や
収納キャビネット等の備品をスチールフレーム12に組
み込んでもよく、また、スペースユニット10の側面に
パネル、スクリーン、ネット等を適宜取り付けてもよ
い。デスク作業に必要な電源、電話線、LANインター
フェース等はスペースユニット10の何れかの構成部品
(たとえば支柱16やベースフレーム14)にコネクタ
を設け、外部からこのコネクタへ配線することにより供
給することができる。
【0013】スペースユニット10には、他のスペース
ユニット10との着脱を容易に行えるような連結機構が
設けられている。図3は、この連結機構によりスペース
ユニット10を結合させてなるデスク作業スペース40
を模式的に示す斜視図である。図3に示す構成では、3
個のスペースユニット10を夫々のデスク24が互いに
隣接するように組合わせて結合することで、3名用のデ
スク作業スペース40を構成している。なお、組合わせ
るスペースユニット10の個数は任意であり、任意の大
きさのデスク作業スペースを構成することが可能であ
る。4個以上のスペースユニット10を組合わせる場合
は、デスク作業スペースの内側に位置する支柱16が邪
魔になる。そこで、スペースユニット10の支柱16を
取り外せるように構成することが好ましい。
【0014】上述の如く、スペースユニット10は床板
部材20を備えており、かつ、床板部材18にはキャス
ター22が取り付けられているので、スペースユニット
10をその床面ごと、人手により、または牽引車を用い
ることにより、オフィスのフロア上を移動させることが
可能である。このため、例えばデスク作業スペース40
の床面上に椅子や収納キャビネット等の備品や荷物を設
置したまま、あるいは、デスク24上にパソコン等の装
置を設置したまま、デスク作業スペース40を移動させ
ることができる。したがって、スペースユニット10に
よれば、運送業者等に備品や荷物等の梱包・搬送を委託
することなく、オフィスのレイアウト変更を行うことが
でき、また、スペースユニット10を組み替えてデスク
作業スペース40の構成を変更することもできる。
【0015】図4は、本発明の別の実施形態であるスペ
ースユニット50により構成された会議スペース52の
斜視図であり、また、図5は、会議スペース52の平面
図である。図4および図5において、上記図1および図
2と同様の構成部分には同一の符号を付している。図4
および図5からわかるように、スペースユニット50
は、上記スペースユニット10においてデスク24に代
えて例えば扇形のテーブル52を設けると共に、このテ
ーブル52が設けられるコーナの支柱16を除去した構
成を有している。このようなスペースユニット50を、
夫々のテーブル52が組み合わされて円形の会議テーブ
ルを構成するように結合することにより会議スペース5
2が構成される。
【0016】図6は、本発明の更に別の実施形態である
スペースユニット60により構成されたリラックススペ
ース62の斜視図であり、また、図7は、リラックスス
ペース62の平面図である。図6および図7において、
上記図1および図2と同様の構成部分には同一の符号を
付している。図6および図7に示す如く、スペースユニ
ット60においては、床板部材20上にソファ64が設
置されており、また、開放感を出すため、支柱16およ
び上部フレーム18は省略されている。
【0017】図4〜図7に示すスペースユニット50,
60についてもスペースユニット10と同様に、床面を
含むスペースユニット全体がキャスター22により移動
可能とされているため、床面上に椅子や収納キャビネッ
ト等の備品や荷物を置いたまま、各スペースユニットの
移動や組み替えを行うことが可能となっている。
【0018】図8は、上記したデスク作業スペース4
0、会議スペース52、およびリラックススペース62
を含むオフィス空間を模式的に示す斜視図である。図8
に例示するように、本発明に係るスペースユニットによ
り、オフィス空間内の各種スペースを構成することで、
レイアウトの変更を簡単に行うことが可能なオフィス空
間を実現することができる。
【0019】図9〜図12は、上記したスペースユニッ
ト10を種々のデスク作業用のスペースとして用いた例
を示す。図9は、CAD作業用のスペースを、図10は
製図作業用のスペースを、図11は、お茶入れ用のスペ
ースを夫々示している。また、図12に示す例では、ス
ペースユニット10の側面をパネル70で覆うことで、
周囲から隔離されたスペースが実現されている。
【0020】以上説明したように、本発明のスペースユ
ニットによれば、居室空間のレイアウト変更を行うにあ
たり、各種備品や荷物の梱包や移動等の煩雑な作業が不
要となり、業者へ委託する必要がなくなる。このため、
例えば、オフィス内での座席の移動や組織変えがあった
場合にも、その座席移動や組織変えが決まった時点で、
即座にレイアウト変更を行うことができる。また、本発
明のスペースユニットによりCAD作業、製図作業、コ
ピー等の各種作業に特化した作業スペースを構成すれ
ば、このような作業スペースを必要なときだけ使用者の
近辺まで移動させて使用することができるので、オフィ
スにおける作業性を向上させることができる。
【0021】なお、上記各実施形態では、スペースユニ
ットの10,50,60の床板部材にキャスター22を
設けることで、各スペースユニットを人手で、または牽
引車を用いて移動させることとしたが、これに限らず、
キャスター22を省略し、フォークリフトを用いて各ス
ペースユニットを移動させることとしてもよい。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、スペースユニットが床
部を含むので、スペースユニットを移動させる際に、ス
ペースユニット内の各種備品や荷物等を搬出することが
不要となる。このため、スペースユニットの移動を伴う
居室空間のレイアウト変更を短時間で簡単に行うことが
できる。また、床部にキャスターを設けることにより、
スペースユニットの移動をさらに容易に行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態であるスペースユニットの
斜視図である。
【図2】図1に示すスペースユニットの平面図である。
【図3】3つのスペースユニットを組合わせてなるデス
ク作業スペースを模式的に示す斜視図である。
【図4】本発明の別の実施形態であるスペースユニット
により構成された会議スペースの斜視図である。
【図5】図4に示す会議スペースの平面図である。
【図6】本発明の更に別の実施形態であるスペースユニ
ットにより構成されたリラックススペースの斜視図であ
る。
【図7】図6に示すリラックススペースの平面図であ
る。
【図8】デスク作業スペース、会議スペース、およびリ
ラックススペースを含むオフィス空間を模式的に示す斜
視図である。
【図9】スペースユニットにより構成されたCAD作業
用スペースを示す斜視図である。
【図10】スペースユニットにより構成された製図作業
用スペースを示す斜視図である。
【図11】スペースユニットにより構成されたお茶入れ
用スペースを示す斜視図である。
【図12】スペースユニットの側面をパネルで覆うこと
により周囲から隔離されたデスク作業用スペースを示す
斜視図である。
【符号の説明】
10,50,60 スペースユニット 14 ベースフレーム 20 床板部材 22 キャスター 40 デスク作業スペース 52 会議スペース 62 リラックススペース
フロントページの続き (72)発明者 西川 隆夫 東京都港区港南2丁目15番2号 株式会社 大林組東京本社内 Fターム(参考) 3B060 BA02 BA03 BB02 BB05 BC01 BC03 BD02 BD03 BF02 BF03

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 居室空間の構成要素となるスペースユニ
    ットであって、人がその上で居住する床部を含むことを
    特徴とするスペースユニット。
  2. 【請求項2】 前記居室空間の目的に応じた調度品が組
    み込まれたことを特徴とする請求項1記載のスペースユ
    ニット。
  3. 【請求項3】 前記床部にキャスターを設けたことを特
    徴とする請求項1または2記載のスペースユニット。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のうち何れか1項記載の
    スペースユニットを複数組合わせてなることを特徴とす
    る居室空間。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至3のうち何れか1項記載の
    スペースユニットを複数組合わせることにより居室空間
    を構成する方法。
JP2000099096A 2000-03-31 2000-03-31 スペースユニット、このスペースユニットにより構成される居室空間、およびこのスペースユニットにより居室空間を構成する方法 Pending JP2001279938A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005046600A (ja) * 2003-07-15 2005-02-24 Itoki Co Ltd 可動コミュニケーション装置
JP2019178606A (ja) * 2019-06-20 2019-10-17 株式会社イトーキ オフィス用のフレーム式ブース状家具。
CN110616915A (zh) * 2019-08-15 2019-12-27 广东工业大学 户外劳动型作业集成装置
US12056629B2 (en) 2021-03-12 2024-08-06 Fujifilm Business Innovation Corp. Booth reservation system, non-transitory computer readable medium storing program, and booth reservation method

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Effective date: 20040922