JP2000355189A - ホワイトボード - Google Patents
ホワイトボードInfo
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- JP2000355189A JP2000355189A JP11168156A JP16815699A JP2000355189A JP 2000355189 A JP2000355189 A JP 2000355189A JP 11168156 A JP11168156 A JP 11168156A JP 16815699 A JP16815699 A JP 16815699A JP 2000355189 A JP2000355189 A JP 2000355189A
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- board
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- whiteboard
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 正面より離れた位置での見やすさを改善する
とともに、投影した像を高輝度に保つことのできるホワ
イトボードを提供すること。 【解決手段】 中央部が左右両側よりも奥行側に凹んだ
滑らかな曲面形状を有する前面ボード20と、この前面
ボード20の後面側に配置された平面形状の後面ボード
21と、これら各ボード20,21の端部に嵌合する上
下一対の横フレーム23,24及び左右一対の縦フレー
ム25,26とによりボード本体14が形成されてい
る。ボード本体14は、支持軸41を介して左右一対の
支柱11に回転可能に支持されており、支柱11に装着
されたロータリーダンパ54によって任意の角度位置で
固定可能に設けられている。前面ボード20は、筆記面
として利用される他、各種のプロジェクターを用いた投
影面として利用される。
とともに、投影した像を高輝度に保つことのできるホワ
イトボードを提供すること。 【解決手段】 中央部が左右両側よりも奥行側に凹んだ
滑らかな曲面形状を有する前面ボード20と、この前面
ボード20の後面側に配置された平面形状の後面ボード
21と、これら各ボード20,21の端部に嵌合する上
下一対の横フレーム23,24及び左右一対の縦フレー
ム25,26とによりボード本体14が形成されてい
る。ボード本体14は、支持軸41を介して左右一対の
支柱11に回転可能に支持されており、支柱11に装着
されたロータリーダンパ54によって任意の角度位置で
固定可能に設けられている。前面ボード20は、筆記面
として利用される他、各種のプロジェクターを用いた投
影面として利用される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はホワイトボードに係
り、更に詳しくは、中央部が左右両側よりも凹んだアー
ル曲面状となるホワイトボードに関し、ボード面を筆記
面として利用することができる他、各種プロジェクタの
投影面として利用することができる。
り、更に詳しくは、中央部が左右両側よりも凹んだアー
ル曲面状となるホワイトボードに関し、ボード面を筆記
面として利用することができる他、各種プロジェクタの
投影面として利用することができる。
【0002】
【従来の技術】従来より、オフィス等において広くホワ
イトボードが採用されている。このホワイトボードは、
左右一対の支柱と、これら支柱間に位置して当該支柱に
支持されたボードとにより構成されている。また、表裏
各面を利用することのできるホワイトボードにあって
は、所定の回転支持軸を介して回転可能に設けられてい
る。
イトボードが採用されている。このホワイトボードは、
左右一対の支柱と、これら支柱間に位置して当該支柱に
支持されたボードとにより構成されている。また、表裏
各面を利用することのできるホワイトボードにあって
は、所定の回転支持軸を介して回転可能に設けられてい
る。
【0003】前記ホワイトボードは、ボード面に所定の
マーカーを用いた筆記、マグネットを介して書面等を貼
り付けることの他、オーバーヘッドプロジェクタ等、各
種のプロジェクタ投影面として利用しようとする試みが
なされている。
マーカーを用いた筆記、マグネットを介して書面等を貼
り付けることの他、オーバーヘッドプロジェクタ等、各
種のプロジェクタ投影面として利用しようとする試みが
なされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、公知の
ホワイトボードにあっては、ボード面がフラットな面と
して形成されているため、窓から入り込む外光の反射作
用により、筆記された文字、図形等を視認しずらくする
傾向がある。この傾向は、ホワイトボードの正面より左
右何れかにずれた位置から見たときに一層顕在化する。
また、前述した投影を行う場合には、ボード面に投影さ
れた像の輝度を低下させるという不都合がある。
ホワイトボードにあっては、ボード面がフラットな面と
して形成されているため、窓から入り込む外光の反射作
用により、筆記された文字、図形等を視認しずらくする
傾向がある。この傾向は、ホワイトボードの正面より左
右何れかにずれた位置から見たときに一層顕在化する。
また、前述した投影を行う場合には、ボード面に投影さ
れた像の輝度を低下させるという不都合がある。
【0005】
【発明の目的】本発明は、このような不都合に着目して
案出されたものであり、その目的は、外光による反射を
できるだけ少なくでき、筆記された文字等を見易くする
とともに、投影された像を高輝度に保つことのできるホ
ワイトボードを提供することにある。
案出されたものであり、その目的は、外光による反射を
できるだけ少なくでき、筆記された文字等を見易くする
とともに、投影された像を高輝度に保つことのできるホ
ワイトボードを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、ボード本体と、このボード本体を所定高
さ位置に支持する支持体とを含むホワイトボードにおい
て、前記支持体は移動可能に設けられ、前記ボード本体
は、中央部が左右両側よりも奥行側に凹む滑らかな曲面
に形成される、という構成を採っている。このように構
成することで、平坦な面からなるボードに比べて、ボー
ドの面に対して入り込む外光の入射範囲が狭められるよ
うになり、反射光を少なくすることができ、これによっ
て、文字等を見易くする他、投影時の像を高輝度に保つ
ことが可能となる。また、支持体が移動可能に設けられ
ているため、ホワイトボード全体の位置若しくは向きを
外光の影響を受け難い位置に任意に移動することができ
る。
め、本発明は、ボード本体と、このボード本体を所定高
さ位置に支持する支持体とを含むホワイトボードにおい
て、前記支持体は移動可能に設けられ、前記ボード本体
は、中央部が左右両側よりも奥行側に凹む滑らかな曲面
に形成される、という構成を採っている。このように構
成することで、平坦な面からなるボードに比べて、ボー
ドの面に対して入り込む外光の入射範囲が狭められるよ
うになり、反射光を少なくすることができ、これによっ
て、文字等を見易くする他、投影時の像を高輝度に保つ
ことが可能となる。また、支持体が移動可能に設けられ
ているため、ホワイトボード全体の位置若しくは向きを
外光の影響を受け難い位置に任意に移動することができ
る。
【0007】また、本発明は、前面ボード及び後面ボー
ドとからなるボード本体と、このボード本体を所定高さ
位置に支持する支持体とを含むホワイトボードにおい
て、前記支持体は移動可能に設けられ、少なくとも一方
のボードは、中央部が左右両側よりも奥行側に凹む滑ら
かな曲面に形成される、という構成を採り、この構成に
よって前述の目的をより良く達成しようとしたものであ
る。これにより、前述の効果をもとより達成できる他、
例えば、一方のボード面を曲面にするとともに、他方の
ボード面を平面として形成した場合には、ボード面の左
右幅に対して、向き合う人の広がり幅に応じて何れの面
を用いた方が見易いか否かを適宜決定することで択一的
な利用形態を選択可能となる。
ドとからなるボード本体と、このボード本体を所定高さ
位置に支持する支持体とを含むホワイトボードにおい
て、前記支持体は移動可能に設けられ、少なくとも一方
のボードは、中央部が左右両側よりも奥行側に凹む滑ら
かな曲面に形成される、という構成を採り、この構成に
よって前述の目的をより良く達成しようとしたものであ
る。これにより、前述の効果をもとより達成できる他、
例えば、一方のボード面を曲面にするとともに、他方の
ボード面を平面として形成した場合には、ボード面の左
右幅に対して、向き合う人の広がり幅に応じて何れの面
を用いた方が見易いか否かを適宜決定することで択一的
な利用形態を選択可能となる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明において、前記ボード本体
は、当該ボード本体の側部と支持体との間に設けられる
支持軸を中心として回転可能に設けられる、という構成
を採るとよい。このように構成すれば、例えば、一方の
ボード面を曲面とし、他方の面を平面としたボード本体
を用いたときに、当該ボード本体を回転させて曲面側と
平面側の正面位置を変えたりすることが容易にできる
他、ホワイトボード全体の向きを水平面内で回転させて
前後裏返しにした利用態様を必要に応じて適宜選択する
ことができる。
は、当該ボード本体の側部と支持体との間に設けられる
支持軸を中心として回転可能に設けられる、という構成
を採るとよい。このように構成すれば、例えば、一方の
ボード面を曲面とし、他方の面を平面としたボード本体
を用いたときに、当該ボード本体を回転させて曲面側と
平面側の正面位置を変えたりすることが容易にできる
他、ホワイトボード全体の向きを水平面内で回転させて
前後裏返しにした利用態様を必要に応じて適宜選択する
ことができる。
【0009】また、前記ボード本体は、所定の回転規制
部材を介して少なくとも鉛直近傍の任意の角度位置に静
止可能に設けられる、という構成を採ることが好まし
い。このような構成により、ボード本体の姿勢を見易い
角度位置に設定することができる。
部材を介して少なくとも鉛直近傍の任意の角度位置に静
止可能に設けられる、という構成を採ることが好まし
い。このような構成により、ボード本体の姿勢を見易い
角度位置に設定することができる。
【0010】更に、前記曲面が形成されているボード本
体又はボード面は、所定のプロジェクタの投影面として
利用可能に設けられる、という構成も採用される。これ
により、プロジェクタの光軸に対してボード面を略直交
する姿勢に調整することができ、この点からも見易い投
影面を確保することができる。
体又はボード面は、所定のプロジェクタの投影面として
利用可能に設けられる、という構成も採用される。これ
により、プロジェクタの光軸に対してボード面を略直交
する姿勢に調整することができ、この点からも見易い投
影面を確保することができる。
【0011】また、前記ボード本体の上下両端に嵌合す
る上下一対の横フレームと、左右両端に嵌合する縦フレ
ームとを更に含み、前記前面ボード及び後面ボードは、
前後幅の異なる連結具を介在させることにより相互に連
結される、という構成を採るとよい。このようにすれ
ば、ボード本体の曲率が経時的に形状変化するような虞
を回避でき、長期に亘って安定した形状維持が可能とな
る。また、曲面形状に設けられたボード面の曲率精度に
バラツキがあっても、連結具の前後幅によって補正する
ことも可能となり、従って、フレームを用いる構成と相
俟って、連結具の寸法精度確保がなされている限り、ボ
ード面の曲面加工精度に厳格性が要求されることはな
い。
る上下一対の横フレームと、左右両端に嵌合する縦フレ
ームとを更に含み、前記前面ボード及び後面ボードは、
前後幅の異なる連結具を介在させることにより相互に連
結される、という構成を採るとよい。このようにすれ
ば、ボード本体の曲率が経時的に形状変化するような虞
を回避でき、長期に亘って安定した形状維持が可能とな
る。また、曲面形状に設けられたボード面の曲率精度に
バラツキがあっても、連結具の前後幅によって補正する
ことも可能となり、従って、フレームを用いる構成と相
俟って、連結具の寸法精度確保がなされている限り、ボ
ード面の曲面加工精度に厳格性が要求されることはな
い。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。
説明する。
【0013】図1には実施例に係るホワイトボードの正
面図が示され、図2及び図3には、図1の平面図及び右
側面図が示されている。また、図4には、その要部分解
斜視図が示されている。これらの図において、ホワイト
ボード10は、左右一対の支柱11と、これら支柱1
1,11の下端前後方向に連設されて床面に設置するベ
ース12と、このベース12の下面側に設けられたキャ
スター13と、支柱11,11間に支持されたボード本
体14と、このボード本体14の直下位置で支柱11,
11間に掛け渡された連結桟15及び粉受け17とを備
えて構成されている。ここにおいて、前記支柱11、ベ
ース12、キャスター13及び連結桟15により支持体
16が構成され、前記キャスター13を介して支持体1
6が移動可能に設けられ、ひいては、ボード本体14が
任意の位置に移動可能となっている。
面図が示され、図2及び図3には、図1の平面図及び右
側面図が示されている。また、図4には、その要部分解
斜視図が示されている。これらの図において、ホワイト
ボード10は、左右一対の支柱11と、これら支柱1
1,11の下端前後方向に連設されて床面に設置するベ
ース12と、このベース12の下面側に設けられたキャ
スター13と、支柱11,11間に支持されたボード本
体14と、このボード本体14の直下位置で支柱11,
11間に掛け渡された連結桟15及び粉受け17とを備
えて構成されている。ここにおいて、前記支柱11、ベ
ース12、キャスター13及び連結桟15により支持体
16が構成され、前記キャスター13を介して支持体1
6が移動可能に設けられ、ひいては、ボード本体14が
任意の位置に移動可能となっている。
【0014】前記ボード本体14は、図4に示されるよ
うに、前面ボード20と、これの後面側に配置された後
面ボード21と、これら前面ボード20及び後面ボード
21の上下両端に嵌合する上部横フレーム23及び下部
横フレーム24と、左右両端に嵌合する側部としての左
縦フレーム25及び右縦フレーム26(図1参照)とを
備えて構成されている。ここで、前面ボード20は、正
面から見て、中央部が左右両側よりも奥行側となるよう
に次第に凹んだ滑らかな曲面に形成されたものが採用さ
れている。各ボード20,21は、パーティクルボード
又は合板の内面に塗装鋼板層を設ける一方、外面にセラ
ミックをホーロー仕上げすることにより構成されてい
る。
うに、前面ボード20と、これの後面側に配置された後
面ボード21と、これら前面ボード20及び後面ボード
21の上下両端に嵌合する上部横フレーム23及び下部
横フレーム24と、左右両端に嵌合する側部としての左
縦フレーム25及び右縦フレーム26(図1参照)とを
備えて構成されている。ここで、前面ボード20は、正
面から見て、中央部が左右両側よりも奥行側となるよう
に次第に凹んだ滑らかな曲面に形成されたものが採用さ
れている。各ボード20,21は、パーティクルボード
又は合板の内面に塗装鋼板層を設ける一方、外面にセラ
ミックをホーロー仕上げすることにより構成されてい
る。
【0015】前記上下の各横フレーム23,24は、特
に限定されるものではないが、それぞれ樹脂を素材とし
た成形品により構成されているとともに、天地を逆にし
て用いることのできる同一形状をなしている。従って、
以下においては、下部横フレーム24について符号を用
いて説明し、上部横フレーム23の対応部分については
同一符号のみ示すものとする。この下部横フレーム24
は、前面ボード20の曲面形状に沿う前片27と、この
前片27の左右両端に連なる側片28,28と、各側片
28,28の後端間に直線的に延びる後片29と、これ
ら前片27、側片28及び後片29の下端間に連なる底
片30と、この底片30領域に形成されるとともに前面
ボード20及び後面ボード21間に落ち込んで前記各片
27,28,29と相互に作用して前面ボード20及び
後面ボード21の上下各端を嵌合可能とする左右一対の
隆起部31とを備えて構成されている。各隆起部31に
は、ねじ32を挿通するための穴33が設けられてい
る。
に限定されるものではないが、それぞれ樹脂を素材とし
た成形品により構成されているとともに、天地を逆にし
て用いることのできる同一形状をなしている。従って、
以下においては、下部横フレーム24について符号を用
いて説明し、上部横フレーム23の対応部分については
同一符号のみ示すものとする。この下部横フレーム24
は、前面ボード20の曲面形状に沿う前片27と、この
前片27の左右両端に連なる側片28,28と、各側片
28,28の後端間に直線的に延びる後片29と、これ
ら前片27、側片28及び後片29の下端間に連なる底
片30と、この底片30領域に形成されるとともに前面
ボード20及び後面ボード21間に落ち込んで前記各片
27,28,29と相互に作用して前面ボード20及び
後面ボード21の上下各端を嵌合可能とする左右一対の
隆起部31とを備えて構成されている。各隆起部31に
は、ねじ32を挿通するための穴33が設けられてい
る。
【0016】前記左縦フレーム25及び右縦フレーム2
6はアルミ成形品により形成されている。これら各縦フ
レーム25,26は、前面ボード20及び後面ボード2
1の左右両側端にそれぞれ嵌合可能な形状に設けられて
いる。具体的には、側板面部35と、この側板面部35
の内面側における前後四箇所位置で上下方向に延びる複
数のリブ36,37,38,39とを備えて構成されて
いる。ここで、前二列のリブ36,37間には、前面ボ
ード20の側端が嵌合する一方、後二列のリブ38,3
9間には後面ボード21の側端が嵌合するようになって
いる。
6はアルミ成形品により形成されている。これら各縦フ
レーム25,26は、前面ボード20及び後面ボード2
1の左右両側端にそれぞれ嵌合可能な形状に設けられて
いる。具体的には、側板面部35と、この側板面部35
の内面側における前後四箇所位置で上下方向に延びる複
数のリブ36,37,38,39とを備えて構成されて
いる。ここで、前二列のリブ36,37間には、前面ボ
ード20の側端が嵌合する一方、後二列のリブ38,3
9間には後面ボード21の側端が嵌合するようになって
いる。
【0017】前記側板面部35は、図5及び図6にも示
されるように、上下方向略中央部位置に穴40を備え、
この穴40には側板面部35の内面側から支持軸41が
延びるように設けられ、支持軸41の基端に位置する基
板42がねじ43によって固定されるようになってい
る。支持軸41は、基板42に一体的に設けられた基部
軸45と、この基部軸45の外径よりも小径となる外周
溝47を介して当該基部軸45に連なる先端軸46とに
より構成されている。外周溝47は支柱11の内側面1
1Aに形成されたU字状の切り欠き部48の底部に受容
されるようになっている。
されるように、上下方向略中央部位置に穴40を備え、
この穴40には側板面部35の内面側から支持軸41が
延びるように設けられ、支持軸41の基端に位置する基
板42がねじ43によって固定されるようになってい
る。支持軸41は、基板42に一体的に設けられた基部
軸45と、この基部軸45の外径よりも小径となる外周
溝47を介して当該基部軸45に連なる先端軸46とに
より構成されている。外周溝47は支柱11の内側面1
1Aに形成されたU字状の切り欠き部48の底部に受容
されるようになっている。
【0018】前記先端軸46は、支柱11の外側面11
Bに形成された穴51を貫通して延びるとともに、その
先端側領域にはスリット52が形成されている。このス
リット52には、支柱11の外側面11B側に位置する
回転規制部材としてのロータリーダンパ54の係合片5
5が受容可能に設けられている。このロータリーダンパ
54は、前記外側面11Bに添設されるケース57と、
このケース57の略中央部に装着されるとともに、前記
スリット52を差し込むための係合片55を備えたロー
タ58と、このロータ58の外周側に設けられたシリコ
ン等のオイルチャンバ59と、このオイルチャンバ59
を閉塞する内キャップ60及び外キャップ62とを備え
て構成されている。このロータリーダンパ54は、オイ
ルの粘性抵抗を利用してロータ58に制動力を作用させ
るようになっており、これにより、前記支持軸41の回
転抵抗が付与される一方で、当該支持軸41を所望の回
転位置に静止できるようになっている。なお、本実施例
におけるロータリーダンパ54は、略50Kgf・cmの回
転トルクを付与することによってボード本体の回転が許
容されるものが採用されている。また、ロータリーダン
パ54は、ねじ61を介して支柱11の外側面11Bに
固定される。
Bに形成された穴51を貫通して延びるとともに、その
先端側領域にはスリット52が形成されている。このス
リット52には、支柱11の外側面11B側に位置する
回転規制部材としてのロータリーダンパ54の係合片5
5が受容可能に設けられている。このロータリーダンパ
54は、前記外側面11Bに添設されるケース57と、
このケース57の略中央部に装着されるとともに、前記
スリット52を差し込むための係合片55を備えたロー
タ58と、このロータ58の外周側に設けられたシリコ
ン等のオイルチャンバ59と、このオイルチャンバ59
を閉塞する内キャップ60及び外キャップ62とを備え
て構成されている。このロータリーダンパ54は、オイ
ルの粘性抵抗を利用してロータ58に制動力を作用させ
るようになっており、これにより、前記支持軸41の回
転抵抗が付与される一方で、当該支持軸41を所望の回
転位置に静止できるようになっている。なお、本実施例
におけるロータリーダンパ54は、略50Kgf・cmの回
転トルクを付与することによってボード本体の回転が許
容されるものが採用されている。また、ロータリーダン
パ54は、ねじ61を介して支柱11の外側面11Bに
固定される。
【0019】前記前面ボード20及び後面ボード21
は、図4に示されるように、それらの上下各端部におけ
る内面側間で側端面視略コ字状の連結具65を介して相
互に連結されている。この連結具65には、上部横フレ
ーム23及び下部横フレーム24に形成された穴33に
一致してねじ32がねじ込み可能なねじ穴66が設けら
れ、これによって、上下の各横フレーム23,24を固
定可能となっている。なお、連結具65は、図4に示さ
れるように、前面ボード20の曲面形状に対応して、内
方に位置する連結具65が外方に位置する連結具65よ
りも前後幅が小さく設定されている。
は、図4に示されるように、それらの上下各端部におけ
る内面側間で側端面視略コ字状の連結具65を介して相
互に連結されている。この連結具65には、上部横フレ
ーム23及び下部横フレーム24に形成された穴33に
一致してねじ32がねじ込み可能なねじ穴66が設けら
れ、これによって、上下の各横フレーム23,24を固
定可能となっている。なお、連結具65は、図4に示さ
れるように、前面ボード20の曲面形状に対応して、内
方に位置する連結具65が外方に位置する連結具65よ
りも前後幅が小さく設定されている。
【0020】従って、このような実施例によれば、前面
ボード20を曲面形状に設ける一方、後面ボード21を
平面形状に設けてホワイトボード10を構成したから、
利用条件に応じて前面ボード20又は後面ボード21を
選択的に利用することが可能になる、という効果を得
る。
ボード20を曲面形状に設ける一方、後面ボード21を
平面形状に設けてホワイトボード10を構成したから、
利用条件に応じて前面ボード20又は後面ボード21を
選択的に利用することが可能になる、という効果を得
る。
【0021】なお、前記実施例では、後面ボード21が
平面形状であるものとしたが、当該後面ボード21も前
面ボード20と同様の曲面形状に設けることもできる。
また、回転規制部材としてのロータリーダンパ54も図
示構成例に限定されるものでなく、ボード本体14の回
転を許容しつつ任意の角度位置で固定することができる
限り変更することができる。
平面形状であるものとしたが、当該後面ボード21も前
面ボード20と同様の曲面形状に設けることもできる。
また、回転規制部材としてのロータリーダンパ54も図
示構成例に限定されるものでなく、ボード本体14の回
転を許容しつつ任意の角度位置で固定することができる
限り変更することができる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
支持体を移動可能に設けるとともに、ボード本体又はこ
れを構成する前面ボード又は後面ボードの少なくとも一
方のボードを滑らかな曲面に形成したから、平面なボー
ドに比べて外光の反射を受け難くすることができ、文字
等を見易くすることができるとともに、投影した像を高
輝度に見せることができるという効果を得る。また、筆
記面として利用する場合であっても、ボード面の左右幅
に対して、向き合う人の広がり幅に応じて何れの面を用
いた方が見易いか否かを適宜決定することができる。
支持体を移動可能に設けるとともに、ボード本体又はこ
れを構成する前面ボード又は後面ボードの少なくとも一
方のボードを滑らかな曲面に形成したから、平面なボー
ドに比べて外光の反射を受け難くすることができ、文字
等を見易くすることができるとともに、投影した像を高
輝度に見せることができるという効果を得る。また、筆
記面として利用する場合であっても、ボード面の左右幅
に対して、向き合う人の広がり幅に応じて何れの面を用
いた方が見易いか否かを適宜決定することができる。
【0023】更に、ボード本体を回転可能に設けつつ回
転規制部材で少なくとも鉛直近傍の任意の角度位置に静
止可能な構成としたから、例えば、一方のボード面を曲
面とし、他方の面を平面としたボード本体を用いたとき
に、当該ボード本体を回転させて曲面側と平面側の正面
位置を変えたりすることができる他、ホワイトボード全
体の向きを水平面内で回転させて前後裏返しにした利用
態様を必要に応じて適宜選択することができる。
転規制部材で少なくとも鉛直近傍の任意の角度位置に静
止可能な構成としたから、例えば、一方のボード面を曲
面とし、他方の面を平面としたボード本体を用いたとき
に、当該ボード本体を回転させて曲面側と平面側の正面
位置を変えたりすることができる他、ホワイトボード全
体の向きを水平面内で回転させて前後裏返しにした利用
態様を必要に応じて適宜選択することができる。
【0024】また、曲面が形成されているボード面がプ
ロジェクタの投影面として利用可能とした構成では、プ
ロジェクタの光軸に対してボード面を略直交する姿勢に
調整することもでき、プロジェクタとの高さ方向の位置
的調整も極めて容易に行うことができる。
ロジェクタの投影面として利用可能とした構成では、プ
ロジェクタの光軸に対してボード面を略直交する姿勢に
調整することもでき、プロジェクタとの高さ方向の位置
的調整も極めて容易に行うことができる。
【0025】更に、前面ボード及び後面ボードの端部に
嵌合するフレームを用いるとともに、前面ボード及び後
面ボードを前後幅の異なる連結具で相互に連結したか
ら、ボード本体の曲率が経時的に形状変化するような虞
を回避でき、長期に亘って安定した形状維持が可能とな
る。また、曲面形状に設けられたボード面の曲面精度に
バラツキがあっても、連結具の前後幅によって補正する
ことも可能となり、従って、フレームを用いる構成と相
俟って、連結具の精度確保がなされている限り、ボード
面の曲面加工精度に厳格性が要求されることもない。
嵌合するフレームを用いるとともに、前面ボード及び後
面ボードを前後幅の異なる連結具で相互に連結したか
ら、ボード本体の曲率が経時的に形状変化するような虞
を回避でき、長期に亘って安定した形状維持が可能とな
る。また、曲面形状に設けられたボード面の曲面精度に
バラツキがあっても、連結具の前後幅によって補正する
ことも可能となり、従って、フレームを用いる構成と相
俟って、連結具の精度確保がなされている限り、ボード
面の曲面加工精度に厳格性が要求されることもない。
【図1】実施例に係るホワイトボードの正面図。
【図2】図1の平面図。
【図3】図1の右側面図。
【図4】図1の要部分解斜視図。
【図5】回転規制部材を示す要部拡大断面図。
【図6】図5の一部分解斜視図。
10 ホワイトボード 11 支柱 14 ボード本体 16 支持体 20 前面ボード 21 後面ボード 23 上部横フレーム 24 下部横フレーム 25 左縦フレーム 26 右縦フレーム 41 支持軸 54 ロータリーダンパ(回転規制部材) 65 連結具
Claims (6)
- 【請求項1】 ボード本体と、このボード本体を所定高
さ位置に支持する支持体とを含むホワイトボードにおい
て、 前記支持体は移動可能に設けられ、 前記ボード本体は、中央部が左右両側よりも奥行側に凹
む滑らかな曲面に形成されていることを特徴とするホワ
イトボード - 【請求項2】 前面ボード及び後面ボードとからなるボ
ード本体と、このボード本体を所定高さ位置に支持する
支持体とを含むホワイトボードにおいて、 前記支持体は移動可能に設けられ、 少なくとも一方のボードは、中央部が左右両側よりも奥
行側に凹む滑らかな曲面に形成されていることを特徴と
するホワイトボード。 - 【請求項3】 前記ボード本体は、当該ボード本体の側
部と支持体との間に設けられる支持軸を中心として回転
可能に設けられていることを特徴とする請求項1又は2
記載のホワイトボード。 - 【請求項4】 前記ボード本体は、所定の回転規制部材
を介して少なくとも鉛直近傍の任意の角度位置に静止可
能に設けられていることを特徴とする請求項1,2又は
3記載のホワイトボード。 - 【請求項5】 前記曲面が形成されているボード本体又
はボード面は、所定のプロジェクタの投影面として利用
可能に設けられていることを特徴とする請求項1,2,
3又は4記載のホワイトボード。 - 【請求項6】 前記ボード本体の上下両端に嵌合する上
下一対の横フレームと、左右両端に嵌合する縦フレーム
とを更に含み、前記前面ボード及び後面ボードは、前後
幅の異なる連結具を介在させることにより相互に連結さ
れていることを特徴とする請求項2ないし5の何れかに
記載のホワイトボード。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16815699A JP3348696B2 (ja) | 1999-06-15 | 1999-06-15 | ホワイトボード |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16815699A JP3348696B2 (ja) | 1999-06-15 | 1999-06-15 | ホワイトボード |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000355189A true JP2000355189A (ja) | 2000-12-26 |
JP3348696B2 JP3348696B2 (ja) | 2002-11-20 |
Family
ID=15862862
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16815699A Expired - Fee Related JP3348696B2 (ja) | 1999-06-15 | 1999-06-15 | ホワイトボード |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3348696B2 (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100800178B1 (ko) | 2007-06-15 | 2008-02-01 | 김민자 | 곡률변경이 가능한 칠판 |
JP2011051179A (ja) * | 2009-08-31 | 2011-03-17 | Kokuyo Co Ltd | 板状家具 |
CN102717638A (zh) * | 2012-07-13 | 2012-10-10 | 丁栋 | 一种环保型除尘黑板 |
CN103192629A (zh) * | 2013-03-14 | 2013-07-10 | 于希萌 | 一种粉尘回收式书写装置 |
CN106346981A (zh) * | 2016-09-12 | 2017-01-25 | 芜湖能盟信息技术有限公司 | 一种防止反光的黑板 |
CN106346995A (zh) * | 2016-09-12 | 2017-01-25 | 芜湖能盟信息技术有限公司 | 一种旋转黑板及其无尘黑板擦 |
CN106346985A (zh) * | 2016-09-12 | 2017-01-25 | 芜湖能盟信息技术有限公司 | 一种旋转式黑板及其移动除尘装置 |
CN106696542A (zh) * | 2015-07-28 | 2017-05-24 | 李海龙 | 书写板组件及包括该组件的教学板 |
CN108973442A (zh) * | 2018-07-25 | 2018-12-11 | 郑煌 | 一种教学黑板 |
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KR200470803Y1 (ko) | 2012-01-31 | 2014-01-10 | (주)비앤에스미디어 | 전자 화이트보드 |
KR200472807Y1 (ko) * | 2013-07-24 | 2014-05-22 | (주)비앤에스미디어 | 전자 화이트보드 |
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-
1999
- 1999-06-15 JP JP16815699A patent/JP3348696B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP3348696B2 (ja) | 2002-11-20 |
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