JPH0736075Y2 - 調光ウインド装置 - Google Patents

調光ウインド装置

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JPH0736075Y2
JPH0736075Y2 JP5928589U JP5928589U JPH0736075Y2 JP H0736075 Y2 JPH0736075 Y2 JP H0736075Y2 JP 5928589 U JP5928589 U JP 5928589U JP 5928589 U JP5928589 U JP 5928589U JP H0736075 Y2 JPH0736075 Y2 JP H0736075Y2
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JP
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light
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slidable
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一起 田中
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Description

【考案の詳細な説明】 「技術分野」 本考案は、調光機能を備えたウインド装置に関する。
「従来技術およびその問題点」 この種のウインド装置としては、2枚のガラスの間にブ
ラインドを装着した構造のものが知られている。しかし
この従来装置は、2枚のガラスの間にブラインドを内蔵
するという構造上、ガラスウインドとしては異常な厚さ
となり、また内部のブラインドをガラスの外から操作す
るため、機構が複雑である。
他方、厚さを薄くした調光ウインド装置として従来、第
6A図、6B図に原理を示す装置が提案されている。この装
置は、2枚のガラスA、Bにそれぞれ同一方向のストラ
イプ状の遮光膜Sを一定間隔で設け、ガラスA、Bを遮
光膜Sと直交する方向に相対移動させることにより、こ
の遮光膜Sの重なり量を調整し、もって調光機能を得る
ものである。この調光ウインド装置は原理的に薄くでき
るという利点があるが、従来装置は、ガラスの移動機構
が複雑という欠点があった。
「考案の目的」 本考案は、この第6A、6B図に原理を示す調光ウインド装
置において、ガラスを簡単な構造で確実容易に移動させ
ることができる調光ウインド装置を得ることを目的とす
る。
また本考案は、高度にユニット化され、そのまま建築物
に装着できる調光ウインド装置を得ることを目的とす
る。
「考案の概要」 本考案は、2枚の透光基板にそれぞれストライプ状に遮
光膜を設け、この2枚の透光基板の少なくとも一方を他
方に対してスライド可能となし、この2枚の透光基板上
のストライプ状の遮光膜の重なり量を調節して調光する
調光ウインド装置において、スライド可能な透光基板の
一部に、スライド方向に対して直交する方向に長い長孔
を設け、このスライド可能な透光基板を支持する支持部
に、回動操作される回動体を設けるとともに、この回動
体の偏心位置に設けた偏心ピンをこの長孔に嵌入させた
ことを特徴としている。
この構成によると、回動体の回動操作だけで、簡単に調
光することができる。
また本考案は、本調光ウインド装置をユニット化するた
めに、全体として矩形をなす枠体を設け、この枠体に、
2枚の透光基板の一方を固定するとともに、他方をスラ
イド可能に支持し、スライド可能な透光基板の一側に、
スライド方向に対して直交する方向に長い長孔を設け、
枠体に、回動操作される回動体を設けるとともに、この
回動体の偏心位置に設けた偏心ピンをこの長孔に嵌入さ
せたことを特徴としている。
この装置においては、矩形の枠体が、互いに平行な第1
の枠部材と第2の枠部材とを備え、この第1の枠部材に
回動体を設け、第2の枠部材に、スライド可能な透光基
板の最大スライド量を規制するストッパ部材を設けるこ
とが好ましい。
「考案の実施例」 以下図示実施例について本考案を説明する。第5図は本
考案による調光ウインド装置の全体の外観を示すもので
ある。枠体11は、左右の枠部材11a、11bと、上下の枠部
材11c、11dを有して、全体として矩形をなしている。こ
れらの枠部材11a、11b、11c、11dは、第1A、2、3図に
示すように、アルミニウム合金の引き抜き材からなる一
様断面材からなっている。
枠体11内には、固定ガラスAとスライドガラスBが位置
している。この固定ガラスAとスライドガラスBには、
第6図に示したのと同様のストライプ状の遮光膜Sが付
されている。遮光膜Sは上下方向に設けられていて、そ
のピッチpは、例えば1〜2mm程度に設定されている。
固定ガラスAは室外側に位置し、その四隅に、L字形の
コーナブロック21がそれぞれ接着されている。このコー
ナブロック21は、固定ガラスAを挿入する挿入溝22と、
ねじ孔23を有している。各枠部材11a、11b、11c、11dに
は、このねじ孔23に対応する位置にねじ挿入孔12が形成
されていて、このねじ挿入孔12から挿入した固定ねじ13
は、このねじ孔23に螺合され、かくして、枠体11と固定
ガラスAとが一体化される。またこの枠体11と固定ガラ
スAとの固定の際、固定ガラスAの外面側と枠体11の間
には、弾性シール材14が挟着され、雨水の浸入防止が図
られている。
このコーナブロック21の枠体11に対する固定構造は、固
定ガラスAの四隅において実質的に同一であるが、図の
左方下方の枠部材11aには、3個のねじ孔23のうちの一
つに、ストッパボルト15を螺合させている。また下方の
枠部材11d(および上方の枠部材11c)の左右には、同様
に3個のねじ孔23のうちの一つに、ボールプランジャ16
を螺合させている。ボールプランジャ16は、先端に回転
自在なボール17を支持したものである(第2図参照)。
室内側のスライドガラスBは、このボールプランジャ16
上に移動自在に支持されている。すなわちスライドガラ
スBは、ボールプランジャ16との対応部分に、ガラスエ
ッジプレート18を接着しており、このガラスエッジプレ
ート18とボールプランジャ16のボール17とが接触してい
る。ボール17は回転自在であるから、スライドガラスB
は軽い力で、左右にスライドできる。またスライドガラ
スBには、ストッパボルト15との対応部分に、同様のガ
ラスエッジプレート19を接着している。ストッパボルト
15は、スライドガラスBの最大スライド量を規制する。
ストッパボルト15を有する左方の枠部材11aと対をなす
右方の枠部材11bには、第5図および第1図に示す調光
機構30が設けられている。この調光機構30は、スライド
ガラスBの一側に、長孔31を有する長孔ブロック32を固
定する一方、枠部材11bに偏心ピン回動操作機構33を設
けたもので、長孔31は、遮光膜Sの方向、つまりスライ
ドガラスBのスライド方向と直交する方向に向いてい
る。
偏心ピン回動操作機構33は、枠部材11bに、固定ねじ34
でハンドルプレート35を固定し、このハンドルプレート
35に、偏心ピン36を有する回動軸37を回転自在に支持
し、この回動軸37に回動ノブ38を固定するとともに、偏
心ピン36に、長孔ブロック32の長孔31に隙間なく嵌まる
ローラ39を嵌合させてなっている。偏心ピン36と回動軸
37は、第1A図に示すように、距離eだけ偏心しており、
回転軸37を回転させると、偏心ピン36は、距離2eだけ左
右方向に移動する。この距離2eは、遮光膜Sのピッチp
より若干大きく設定する。そしてストッパボルト15によ
りスライドガラスBの移動距離を制限することにより、
最大遮光状態と最大透光状態との間に、スライドガラス
Bをスライドさせることができる。
すなわち上記構成の本調光ウインド装置は、回動ノブ38
を回動させると、回動軸37の偏心位置にある偏心ピン36
が回転しながら左右に移動する。すると、長孔ブロック
32の長孔31内に隙間なく嵌まっているローラ39が、長孔
31内を上下に移動しながら一体に左右に移動するため、
スライドガラスBが左右にスライドする。スライドガラ
スBは、左右のボールプランジャ16のボール17に支えら
れているため、軽い力で移動する。スライドガラスBが
移動すると、その遮光膜Sと、固定ガラスAの遮光膜S
との重なり量が変化するため、両ガラスA、Bを通して
室内に入る光の量を調整することができる。
ストッパボルト15は、例えば、スライドガラスBの停止
位置(最大スライド位置)を最大遮光位置または最大透
光位置に設定するのに用いることができ、そうすれば、
回動ノブ18を単に一方の回動端まで回動させるだけで、
最大遮光状態、または最大透光状態にすることができ
る。中間位置は、回動ノブ38の回動量によって設定でき
る。
なお第4図において、25は、スライドガラスBの摺動抵
抗を少なくするために、固定ガラスAおよび枠体11に接
着したガラススライドテープである。
「考案の効果」 以上のように本考案の調光ウインド装置は、ストライプ
状の遮光膜を有する2枚の透光基板の、該遮光膜の重な
り量を調節して調光する調光ウインド装置において、ス
ライド可能な透光基板の一部に、スライド方向に対して
直交する方向に長い長孔を設け、この長孔に嵌合する偏
心ピンを有する回動体により、スライド透光基板をスラ
イドさせるようにしたので、簡単な機構により、確実な
調光作用を得ることができる。
また請求項2に記載の調光ウインド装置によれば、その
まま建物に装着できるユニット性の高い調光ウインド装
置が得られる。
さらに請求項3のように、スライド透光基板の最大スラ
イド量を規制するストッパ部材を設ければ、回動体を一
方の回動端に回動させるだけで、自動的に所定の調光状
態を作り出すことができる。
【図面の簡単な説明】
図は本考案による調光ウインド装置の実施例を示すもの
で、 第1A図は第5図のI−I線に沿う断面図、 第1B図は第1A図の主要部品の分解斜視図、 第2図、第3図はそれぞれ第5図のII−II線、III−III
線に沿う断面図、 第4図は第5図のIV部分解斜視図、 第5図は全体の斜視図、 第6A図、6B図は固定ガラスと可動ガラスに設けたストラ
イプによる調光の原理を示す平面図である。 A……固定ガラス(透光基板)、B……スライドガラス
(透光基板)、S……遮光膜、11……枠体、12……ねじ
挿入孔、13……固定ねじ、14……弾性シール材、15……
ストッパボルト、16……ボールプランジャ、17……ボー
ル、18、19……ガラスエッジプレート、21……コーナブ
ロック、22……挿入溝、23……ねじ孔、30……調光機
構、31……長孔、32……長孔ブロック、33……偏心ピン
回動操作機構、34……固定ねじ、35……ハンドルプレー
ト、36……偏心ピン、37……回動軸、38……回動ノブ
(回動体)、39……ローラ。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】2枚の透光基板にそれぞれストライプ状に
    遮光膜を設け、この2枚の透光基板の少なくとも一方を
    他方に対してスライド可能となし、この2枚の透光基板
    上のストライプ状の遮光膜の重なり量を調節して調光す
    る調光ウインド装置において、 スライド可能な透光基板の一部に、スライド方向に対し
    て直交する方向に長い長孔を設け、 このスライド可能な透光基板を支持する支持部に、回動
    操作される回動体を設けるとともに、この回動体の偏心
    位置に設けた偏心ピンを上記長孔に嵌入させたことを特
    徴とする調光ウインド装置。
  2. 【請求項2】2枚の透光基板にそれぞれストライプ状に
    遮光膜を設け、この2枚の透光基板の少なくとも一方を
    他方に対してスライド可能となし、この2枚の透光基板
    上のストライプ状の遮光膜の重なり量を調節して調光す
    る調光ウインド装置において、 全体として矩形をなす枠体を設け、 この枠体に、2枚の透光基板の一方を固定するととも
    に、他方をスライド可能に支持し、 スライド可能な透光基板の一側に、スライド方向に対し
    て直交する方向に長い長孔を設け、 上記枠体に、回動操作される回動体を設けるとともに、
    この回動体の偏心位置に設けた偏心ピンを上記長孔に嵌
    入させたことを特徴とする調光ウインド装置。
  3. 【請求項3】請求項2において、矩形の枠体は、互いに
    平行な第1の枠部材と第2の枠部材とを備え、この第1
    の枠部材に回動体が設けられ、第2の枠部材に、スライ
    ド可能な透光基板の最大スライド量を規制するストッパ
    部材が設けられている調光ウインド装置。
JP5928589U 1989-05-23 1989-05-23 調光ウインド装置 Expired - Lifetime JPH0736075Y2 (ja)

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JP2016051156A (ja) * 2014-09-02 2016-04-11 大日本印刷株式会社 調光装置

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