JP2011043894A - 電子機器、電子機器における音声出力制御方法、及び音声出力制御プログラムが記憶された記憶媒体 - Google Patents

電子機器、電子機器における音声出力制御方法、及び音声出力制御プログラムが記憶された記憶媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】 使用者の嗜好に合わせた音声案内の出力を行う電子機器を提供する。
【解決手段】 本発明の電子機器は、各表示画面が表示手段に表示される回数を表示画面毎に計数する計数手段と、使用者が所定の操作を行う操作手段と、表示手段及び音声案内手段を制御する制御手段と、を備え、制御手段は、計数手段によって計数された表示画面の表示回数が所定の基準表示回数に達したときに、音声案内手段によって行われる音声案内の出力開始のタイミングを表示画面の表示開始のタイミングから所定時間だけ後に設定する所定の遅延時間まで遅延させて、その遅延時間の経過前に操作手段によって所定の操作が行われる場合、音声案内手段に音声案内の出力をさせることなく表示手段に次の表示画面を表示させ、遅延時間の経過時までに操作手段によって所定の操作が行われない場合、遅延時間の経過とともに音声案内手段に音声案内を出力させることを特徴とする。
【選択図】 図5

Description

本発明は、音声案内手段を備えた電子機器と、この電子機器における音声出力制御方法と、この音声出力制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムが記憶された記憶媒体と、に関する。
近年、操作手順やエラーメッセージ等の音声案内を出力する機能を備えた電子機器が多数販売されている。このような音声案内は、電子機器の初心者にとっては非常に便利な機能であるが、習熟者にとっては不要な機能であった。そこで、特開平7−302017号公報(特許文献1)では、音声停止キーを設置し、音声案内の再生中に音声停止キーが押下されると音声案内を停止する電子機器についての提案がなされている。
しかしながら、音声停止キーで音声案内を停止した場合、操作手順等の音声案内に関しては出力されなくてもよいが、エラーメッセージ等の出力されるべき音声案内までもが停止してしまうという問題点もあった。
そこで、特開平11−134059号公報(特許文献2)では、操作手順等の習熟者には必要のないメッセージと、エラーメッセージ等の全ての使用者にとって必要なメッセージとをグループ分けし、音声案内を停止した場合であっても、エラーメッセージ等は出力されるように音声出力を制御する提案がなされている。
また、特開2005−62436号公報(特許文献3)では、音声案内の停止や再生といった操作、或いは、音声案内の音量調整の操作等が容易にできる電子機器についての提案がなされている。
特開平7−302017号公報 特開平11−134059号公報 特開2005−62436号公報
上述したように、音声案内の停止、再生、音量調整等を手動で可能としている電子機器や、音声案内の内容によってグループ分けすることにより音声停止の操作が行われた場合でも重要なメッセージは再生するといった音声出力制御を行う電子機器が既に用いられている。しかし、習熟者等の音声案内を不要とする使用者自身が設定変更の操作を行わなければならないために、電子機器の操作が煩雑となっていた。
また、操作を繰り返して行った後で使用を一時中断して使用を再開する場合、操作手順の一部を忘れ、手順を思い出すのに時間を要したり、操作手順の一部を誤って操作することもあった。
本発明は、表示画面の表示回数を計数し、該表示回数に応じて表示画面に対応する音声案内の出力開始のタイミングを表示画面の表示開始のタイミングより所定時間だけ遅延させ、その所定時間内に表示画面に対応した所定の操作が行われる場合に、音声案内を行わない処理を行うことにより、その所定時間内に操作可能な操作に習熟した操作者に対して不要な音声案内を出力することがなく快適に操作できるようにする一方で、操作に手間取るようなことがあれば音声案内を出力するようにして、必要な場合に音声案内の出力を行うことができる電子機器と、この電子機器における音声出力制御方法と、この音声出力制御方法を実現させるためのプログラムが記憶された記憶媒体と、を提供することを目的としている。
本発明の電子機器は、表示手段に複数の表示画面を表示するとともに、その表示された各表示画面の画面表示に対応して使用者が行うべき所定の操作に関する音声案内を音声案内手段によって出力する電子機器であって、前記電子機器の電源が投入されている間において、前記複数の各表示画面が前記表示手段に表示される回数を表示画面毎に計数する計数手段と、使用者が前記所定の操作を行う操作手段と、前記表示手段及び前記音声案内手段を制御する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記計数手段によって計数された前記表示画面の表示回数が所定の基準表示回数に達したときに、前記表示画面に対応して前記音声案内手段によって行われる音声案内の出力開始のタイミングを前記表示画面の表示開始のタイミングから所定時間だけ後に設定する所定の遅延時間まで遅延させて、その遅延時間の経過前に前記操作手段によって前記所定の操作が行われる場合、前記音声案内手段に音声案内の出力をさせることなく前記表示手段に次の表示画面を表示させ、前記遅延時間の経過時までに前記操作手段によって前記所定の操作が行われない場合、前記遅延時間の経過とともに前記音声案内手段に音声案内を出力させることを特徴とする。
そして、本発明の電子機器において、前記制御手段は、前記遅延時間の経過時までに前記操作手段によって前記所定の操作が行われない場合であって、前記音声案内手段の音声案内の出力の途中で前記操作手段によって前記所定の操作が行われる場合、前記音声案内手段に音声案内の出力を中止させ、前記表示手段に次の表示画面を表示させることを特徴とする。
また、予め定められた少なくとも1の前記基準表示回数に対応して前記遅延時間を任意の時間に設定可能な設定手段を備えることを特徴とする。尚、その設定手段は、少なくとも1つの前記基準表示回数を任意の回数に設定可能であり、その基準表示回数に対応する前記遅延時間を任意の時間に設定可能としてもよい。
本発明の電子機器における音声出力制御方法は、表示手段に複数の表示画面を表示するとともに、その表示された各表示画面の画面表示に対応して使用者が行うべき所定の操作に関する音声案内を音声案内手段によって出力する電子機器における音声出力制御方法であって、前記電子機器の電源が投入されている間において、前記複数の各表示画面が前記表示手段に表示される回数を表示画面毎に計数する計数処理と、前記計数処理によって計数された前記表示画面の表示回数が所定の基準表示回数に達したときに、前記表示画面に対応して前記音声案内手段によって行われる音声案内の出力開始のタイミングを前記表示画面の表示開始のタイミングから所定時間だけ後に設定する所定の遅延時間まで遅延させて、その遅延時間の経過前に操作手段によって前記所定の操作が行われる場合、前記音声案内手段に音声案内の出力をさせることなく前記表示手段に次の表示画面を表示させ、前記遅延時間の経過時までに前記操作手段によって前記所定の操作が行われない場合、前記遅延時間の経過とともに前記音声案内手段に音声案内を出力させる音声案内制御処理と、を実行することを特徴とする。
そしてまた、本発明の電子機器おける音声出力制御方法では、前記音声案内制御処理は、前記遅延時間の経過時までに前記操作手段によって前記所定の操作が行われない場合であって、前記音声案内手段の音声案内の出力の途中で前記操作手段によって前記所定の操作が行われる場合、前記音声案内手段に音声案内の出力を中止させ、前記表示手段に次の表示画面を表示させる処理を実行することを特徴とする。
本発明のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、表示手段に複数の表示画面を表示するとともに、その表示された各表示画面の画面表示に対応して使用者が行うべき所定の操作に関する音声案内を音声案内手段によって出力する電子機器における音声出力制御方法を実現するためのプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、前記電子機器の電源が投入されている間において、前記複数の各表示画面が前記表示手段に表示される回数を表示画面毎に計数する計数処理と、前記計数処理によって計数された前記表示画面の表示回数が所定の基準表示回数に達したときに、前記表示画面に対応して前記音声案内手段によって行われる音声案内の出力開始のタイミングを前記表示画面の表示開始のタイミングから所定時間だけ後に設定する所定の遅延時間まで遅延させて、その遅延時間の経過前に操作手段によって前記所定の操作が行われる場合、前記音声案内手段に音声案内の出力をさせることなく前記表示手段に次の表示画面を表示させ、前記遅延時間の経過時までに前記操作手段によって前記所定の操作が行われない場合、前記遅延時間の経過とともに前記音声案内手段に音声案内を出力させる音声案内制御処理と、を実現するためのプログラムが記憶されたことを特徴とする。
さらに、本発明のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体では、前記音声案内制御処理は、前記遅延時間の経過時までに前記操作手段によって前記所定の操作が行われない場合であって、前記音声案内手段の音声案内の途中で前記操作手段によって前記所定の操作が行われる場合、前記音声案内手段に音声案内の出力を中止させ、前記表示手段に次の表示画面を表示させる処理を実行するためのプログラムが記憶されたことを特徴とする。
本発明によれば、表示画面の表示回数を計数し、該表示回数に応じて表示画面に対応する音声案内の出力開始のタイミングを表示画面の表示開始のタイミングより所定時間だけ遅延させ、その所定時間内に表示画面に対応した所定の操作が行われる場合に、音声案内を行わない処理を行うことにより、その所定時間内に操作可能な操作に習熟した操作者に対して不要な音声案内を出力することがなく快適に操作できるようにする一方で、操作に手間取るようなことがあれば音声案内を出力するようにして、必要な場合に音声案内の出力を行うことができる電子機器と、この電子機器における音声出力制御方法と、この音声出力制御方法を実現させるためのプログラムが記憶された記憶媒体と、を提供できる。
本発明の実施例に係る文書作成装置の斜視図である。 本発明の実施例に係る文書作成装置の断面模式図である。 本発明の実施例に係る文書作成装置におけるキーボードを示す説明図である。 本発明の実施例に係る文書作成装置の機能ブロック図である。 本発明の実施例に係る文書作成装置の制御フローを示すフローチャートである。 本発明の実施例に係る文書作成装置の表示手段に表示される表示画面を示す説明図である。 本発明の実施例に係る文書作成装置の表示手段に表示される表示画面を示す説明図である。 本発明の実施例に係る文書作成装置の表示手段に表示される表示画面を示す説明図である。 本発明の実施例に係る文書作成装置の表示手段に表示される表示画面を示す説明図である。
以下、本発明を実施するための形態について述べる。本発明の電子機器は、複数の表示画面を表示手段44に表示するとともに、その表示された各表示画面の画面表示に対応して使用者が行うべき所定の操作に関する音声案内を音声案内手段48によって出力する文書作成装置1である。そして、この文書作成装置1は、制御手段41と、操作手段45と、表示手段44と、音声情報記憶手段と、音声案内手段48と、計数手段と、計時手段と、表示回数情報記憶手段と、音声制限情報記憶手段と、を備えている。
操作手段45は、設定画面が表示手段44に表示されているときに、使用者の設定事項の入力操作やその設定事項の確定操作に基づいて制御手段41に操作信号を送信する。表示手段44は、所定の操作信号を受信した制御手段41により制御されて複数の表示画面のうち所定の表示画面を表示する。音声情報記憶手段は、電子機器に関しての種々の設定を行う設定画面などの表示画面の操作に関する音声案内情報やエラーメッセージに関する音声案内情報を記憶している。音声案内手段48は、制御手段41に制御されることにより、音声情報記憶手段に記憶された表示画面の操作に関する音声案内情報に基づいた音声出力を行う。
そして、計数手段としての制御手段41は、文書作成装置1の電源が投入されている間において、複数の各表示画面が表示手段44に表示される回数を表示画面毎に計数する。表示回数情報記憶手段は、この計数手段により計数された表示回数の情報を複数の表示画面毎に記憶する。また、計時手段としての制御手段41は、設定画面が表示手段44に表示されてからの時間を計測する。
また、音声制限情報記憶手段には、表示画面の表示回数に関して音声案内の所定の制御を行うための基準となる基準表示回数の情報と、その基準表示回数に対応して、表示画面の表示開始のタイミングに遅延して出力を開始する音声案内の出力開始のタイミングを設定する遅延時間の情報が記憶されている。具体的には、第1の基準表示回数が1回、第2の基準表示回数が2回、第3の基準表示回数が3回以上と定められ、第1〜第3の基準表示回数に対応する第1〜第3の遅延時間は、夫々2秒、4秒、1分と定められている。
そして、制御手段41は、計時手段による計測時間が上記遅延時間を経過するまで各表示画面の操作に関する音声案内情報に基づく音声出力を音声案内手段48に行わせない制限制御を実行する。
したがって、制御手段41は、計数手段としての当該制御手段41によって計数された表示画面の表示回数が1回目(第1の基準表示回数)、或いは2回目(第2の基準表示回数)のときには、数秒で音声案内情報を音声案内手段48に出力させるが、表示回数が第3の基準表示回数である3回目に達したときには、音声案内情報を音声案内手段48に出力させずに、使用者の操作を待つ。しかし、1分間待機しても、所定の入力操作がなされなかった場合には、制御手段41は音声案内手段48に表示画面の操作に関する音声案内を出力させる。
つまり、表示手段44に表示される表示画面の表示回数が所定の基準表示回数に達したとき、制御手段41は、表示画面に対応して音声案内手段48によって行われる音声案内の出力開始のタイミングを表示画面の表示開始のタイミングから所定時間だけ後に設定する所定の遅延時間である2秒、4秒、1分が経過するまで遅延させて、遅延時間の経過時までに操作手段45によって所定の操作が行われない場合、遅延時間の経過とともに音声案内手段48に音声案内を出力させる。
そして、音声案内手段48の音声案内の出力の途中で操作手段45によって所定の操作が行われた場合、制御手段41は、音声案内手段48に音声案内の出力を中止させ、表示手段44に次の表示画面を表示させる。
また、この遅延時間の経過前に操作手段45によって所定の操作が行われる場合、制御手段41は、音声案内手段48に音声案内の出力をさせることなく表示手段44に次の表示画面を表示させる。
尚、この文書作成装置1は、音声制限情報記憶手段に記憶される上記基準表示回数及び遅延時間が予め定められているが、予め定められた上記基準表示回数の値に対して、上記遅延時間を任意の時間に設定可能にしてもよい。また、上記基準表示回数及び遅延時間の双方について任意に設定できるようにしてもよい。
さらに、この文書作成装置1は、表示回数情報記憶手段に記憶される表示回数の情報が電源投入時に初期化されるように構成されている。
以下、本発明の実施例を図に基づいて詳説する。本発明は、複数の表示画面を表示手段に表示するとともに、その表示された各表示画面の画面表示に対応して使用者が行うべき所定の操作に関する音声案内を音声案内手段によって出力する電子機器である。そして、この電子機器は、各表示画面の表示回数を個別に計数して、その表示回数に応じて音声案内の出力を制御する機能を有している。以下に、この音声出力制御機能を備えた電子機器として、文書作成装置1を例に挙げて述べる。
図1は、本発明の実施例に係る文書作成装置1の外観斜視図であり、図2は、文書作成装置1の側面断面模式図である。文書作成装置1は、葉書(100×148mm)やL判(89×127mm)、2L判(178×127mm)等の比較的小さな印刷用紙10に印刷を実行する装置であり、住所録を作成する機能や、住所録から自動で葉書に宛名書をする機能や、デジタルカメラで撮影した写真画像を取込み写真として印刷する機能や、文章を編集する機能、取込んだ画像と文章とを組み合わせて葉書に印刷する機能等、様々な機能を有している。
この文書作成装置1は、図1に示すように、箱形の筐体2を備え、筐体2の前方には操作手段としてのキーボード3が配置されている。このキーボード3は、筐体2の前方下端近傍に回動可能に装着されており、使用状態では図示したように前方に倒され、使用しない場合には筐体2の前面と対向した状態で収納されている。
このキーボード3は、図3に示すように、電源を入れたり切ったりするための電源スイッチキー30、設定事項の入力操作として項目を選択したり、選択した項目の設定内容を変更するためのカーソルキー32、操作を進めるために設定事項の確定操作として選択対象や変更内容を確定させる実行キー34、表示手段44にトップメニュー画面を表示させるためのトップメニューキー、印刷実行の指示に用いるプリントキー、設定事項の入力操作として文字や数字を入れるための文字・数字キー36等が配置されており、夫々のキーが操作手段として機能し、使用者の入力操作に基づいて所定の操作信号を後述の制御手段に送信する。
筐体2の前面には、印刷が完了した葉書や写真等の印刷用紙10が排出される排紙口5と、メモリーカード等の可搬型記憶媒体を挿入可能な記憶媒体挿入口6とが形成されている。この記憶媒体挿入口6は、メモリーカード等の着脱可能な可搬型記憶媒体が挿入されることにより、デジタルカメラで撮影された写真の画像データや、パーソナルコンピュータで編集された文章等の編集データを文書作成装置1に取り込み可能とするとともに、文書作成装置1で編集したデータをメモリーカード等に保存可能とする。
また、筐体2の上面には、表示手段とされる液晶等の表示部8が配置され、この表示部8は筐体2の正面方向に回動可能とされている。この表示部8は、キーボード3からの入力信号に対応して画面上に入力内容が表示される、或いは、各種の設定に必要なメニュー画面が表示される、又は、デジタルカメラから取り込んだ写真画像が表示される等、文書作成装置1で必要とする各種のデータが表示される。尚、この表示部8は、タッチパネルとして構成されることもある。表示部8をタッチパネルとして構成することによりキーボード3を使用せずとも表示部8上で簡単な入力操作が可能となる。
さらに、筐体2の上部には、筐体2の後方側から筐体2の上方までの間を回動可能な取っ手15が装着されている。この取っ手15は、略コ字状に形成され、文書作成装置1の運搬時等に把持されて使用される。
そして、文書作成装置1は、図2に示すように、筐体2の背面に開口する空腔部16を有し、この空腔部16の開口を塞ぐように給紙トレイ18が配置されている。この給紙トレイ18は、筐体2の後方であって下方近傍位置に軸着されており、上端を前後方向に移動させるように回動可能とされ、印刷用紙10を複数枚重ねて収容することができるようになっている。
また、給紙トレイ18の内側であって上方位置には、給紙トレイ18に収容された印刷用紙10を1枚ずつ下方に送り出すピックアップローラ19が配置されている。また、給紙トレイ18の下端近傍には、ピックアップローラ19によって下方に送り出された印刷用紙10を筐体2の排紙口5方向へと搬送する搬送ローラ20a,20bが配置されている。さらに、筐体2の内部であって搬送ローラ20a,20bの前方近傍には、印刷手段とされる印刷ヘッド21が配置されている。また、筐体2の内部であって印刷ヘッド21の前方には、印刷を完了した印刷用紙10を排紙口5から排出する排紙ローラ22a,22bが配置されている。この搬送ローラ20aと排紙ローラ22aは、図示しないステッピングモータによって回転を制御されて、所定速度で印刷用紙10を搬送している。尚、ピックアップローラ19と、搬送ローラ20a,20bと、排紙ローラ22a,22bとは、文書作成装置1における搬送手段として機能している。
印刷手段とされる印刷ヘッド21は、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)の各色インクを吐出する夫々のノズルを有するインクジェット方式の印刷ヘッド21とされ、ノズルから各色を印刷用紙10に噴射することにより印刷を実行する。尚、インクジェット方式の印刷ヘッド21について述べたが、本発明がインクジェット方式に限定されるものではない。
そして、給紙トレイ18に収容された印刷用紙10は、ピックアップローラ19によって前方に位置する印刷用紙10から順に下方に送り出され、搬送ローラ20a,20bとの間に挟み込まれた状態で印刷ヘッド21の下方に繰り出され、印刷が完了後、排紙ローラ22a,22bの間に挟み込まれて排紙口5から外部へと排出される。
次に、本実施例の文書作成装置1の制御回路について述べる。図4は、文書作成装置1の機能回路ブロック図である。この文書作成装置1は、図4に示すように、制御手段41とするCPUと、ROM51やRAM52等の記憶手段42と、表示手段44と、操作手段45と、印刷機構47と、音声案内手段48と、を備える。
この文書作成装置1は、表示画面の表示回数に応じて表示画面が表示されてから所定時間だけ音声案内の出力を行わない音声出力制御機能を備えている。この音声出力制御機能は、制御手段41と、操作手段45と、表示手段44と、音声情報記憶手段と、音声案内手段48と、計数手段及び計時手段と、表示回数情報記憶手段と、音声制限情報記憶手段と、によって実現される。
操作手段45は、使用者が所定の操作を行う上述したキーボード3であって、電源スイッチキー30、カーソルキー32、実行キー34、プリントキー等を備えている。表示手段44は、各種の表示画面を表示する上述した液晶等の表示部8であって、所定の操作信号を受信した制御手段41により制御されて、ROM51に予め記憶されている文書作成装置1の動作や処理機能に関する種々の設定を行うための複数の設定画面等(表示画面)を表示する。尚、操作手段45としては、表示部8の表面にタッチパネルが設けられる場合は、このタッチパネルを含む。
制御手段41は、操作手段45からのキー操作信号に応じて、又は、自動で、ROM51に予め記憶されているシステムプログラム、メモリーカードに記憶された制御プログラム等を起動させ、RAM52をワークメモリとして回路各部の動作を制御する。また、制御手段41は、ROM51に予め記憶されている音声案内等の音声案内情報と、各表示画面についてRAM52に記憶された表示回数の情報と、RAM52に記憶される遅延時間情報とを読み出し、音声案内情報出力を所定時間だけ行わない制限処理を実行する。
具体的には、制御手段41は、表示手段44に表示画面が表示され、その表示開始とともに計時される計時手段による計測時間が表示画面の表示回数毎(基準表示回数)に対応して設定された遅延時間を経過するまで、所定の表示画面の操作に関する音声案内情報に基づく音声出力を音声案内手段48にさせない音声出力待機処理を実行する。
そして、制御手段41は、操作手段45からの所定の操作信号を受信したとき、ROM51に予め記憶されている複数の表示画面情報の中から受信した操作信号に応じた表示画面情報を選択して、該表示画面情報に基づく表示画面を表示手段44に表示させる制御を行う。また、制御手段41は、文書作成装置1の電源が投入されている間において、複数の各表示画面が表示手段44に表示される回数を表示画面毎に計数する計数手段及び表示画面が表示されてからの時間を計る計時手段としての機能も担う。
この計数手段としての制御手段41は、表示手段44に表示される各表示画面の表示回数を計数する。この計数手段は、表示画面が切替えられるスイッチキーが操作される度に表示画面の表示回数を計数する。表示画面が切替えられるスイッチキーとしては、例えば、図3に示したように、トップメニュー画面を表示させるために操作するトップメニューキー、所定の表示画面(設定画面)の操作を確定して次の表示画面(設定画面)に進むために操作する実行キー34、或いは前の表示画面に戻るために操作される取消キー38(以下、「画面切替えキー」という)がある。
そして、画面切替えキーが操作されることにより、表示画面が電源投入後に複数回表示された場合、計数手段はその都度計数処理を実行して、表示回数情報記憶手段に表示回数情報を更新記憶する。また、この表示回数情報記憶手段に記憶される表示回数の情報は制御手段41により電源投入時に初期化される。
つまり、電源を投入した際には、表示回数情報としての表示回数カウンタの数値がリセットされて「0」となる。そして、この表示回数カウンタは、表示画面が切替えられた後に再度当該表示画面が表示されたときにカウントアップされる。
尚、表示回数カウンタの数値は表示画面の表示回数の数値に対して「1」だけ少ない。例えば、電源投入後に初めて表示された表示画面における表示回数カウンタは「0」である。また、電源投入後に所定の表示画面の表示回数が2回目となったときには、表示回数カウンタは「1」と計数され、表示回数が3回目となったときには、表示回数カウンタは「2」と計数される。そして、電源を切って再投入した際には、その都度初期化されて表示回数カウンタは「0」として更新記憶される。
計時手段としての制御手段41は、表示手段44に各表示画面を表示させてからの時間を計測する。具体的には、計時手段は、表示画面が表示手段44に表示されてから、後述の所定の遅延時間を経過するまで、又は、使用者が表示手段44に表示される表示画面上で作業を完了して次の表示画面に移行する操作を行うまで(例えば、操作手段45による入力操作のうちの所定の操作とされる画面切替えキーの入力操作を行うまで)の経過時間を計測する。尚、ここでは、設定事項の確定操作を行う上記画面切替えキーが操作されるまでの時間を計時するが、カーソルキー32や文字・数字キー36などの設定事項を選択したり設定事項に具体的な数値を入力するなどの操作を行う入力キーについてはその操作があっても、経過時間の停止を行うことなく計時対象とはしない。
記憶手段42としてのROM51には、文書編集時に使用する文字フォントや印刷の字体、編集する印刷用紙の規格情報、制御手段41が各種手段を制御する場合の制御プログラム等が記憶されている。また、ROM51は、本文書作成装置1の動作に係る各種設定を行うための設定画面等の複数の表示画面の情報を予め記憶する表示画面情報記憶手段として機能するとともに、その各表示画面の操作に関する音声案内情報やエラーメッセージに関する音声案内情報を予め記憶する音声情報記憶手段として機能する。
記憶手段42としてのRAM52は、操作手段45で入力された文字等の文書の編集情報をワークメモリとして記憶する処理や、表示手段44に表示されるパターンデータを記憶する処理等を行う。また、RAM52は、計数手段により計数された複数の各表示画面の表示回数の情報を記憶する表示回数情報記憶手段として機能する。
さらに、RAM52は、計数手段により計数された表示画面の表示回数と対応する遅延時間情報を記憶している。したがって、RAM52は、計時手段により計測された時間が所定時間としての遅延時間を経過するまで所定の表示画面の操作に関する音声案内情報に基づく音声出力を音声案内手段48に行わせない音声制限情報を記憶する音声制限情報記憶手段としても機能する。
つまり、音声制限情報記憶手段には、表示画面の表示回数に関して音声案内の所定の制御を行うための基準となる基準表示回数の情報と、その基準表示回数に対応して、表示画面の表示開始のタイミングに遅延して出力を開始する音声案内の出力開始のタイミングを設定する遅延時間の情報が記憶されている。具体的には、第1の基準表示回数が1回、第2の基準表示回数が2回、第3の基準表示回数が3回以上と定められ、第1〜第3の基準表示回数に対応する第1〜第3の遅延時間は、夫々2秒、4秒、1分と定められている。
したがって、音声制限情報記憶手段に記憶される遅延時間は、表示画面の表示回数に応じて異なり、特に、計数手段としての制御手段41によって計数された表示画面の表示回数が第3の基準表示回数以上となったときには上記のように4秒から1分(即ち、第3の遅延時間は、表示回数が2回目であるときに対応する第2の遅延時間として設定される4秒に対して15倍となる)に切換えられる。
尚、設定される遅延時間は、上記に限定されるものではないが、第1及び第2の遅延時間情報は、数秒〜10秒程度の異なる値を予め記憶させておき、第3の遅延時間の情報としては、第1或いは第2の遅延時間に対して8〜20倍程度の値を予め記憶させておくことが好適である。これにより、表示回数が第3の基準回数未満であるときには、数秒程度で案内が開始されるが、第3の基準回数に達したときには比較的長い時間が経過されるまで音声案内が開始されない文書作成装置1として構成することができる。
また、音声制限情報記憶手段には、音声案内手段48の音声案内の出力の途中で所定の操作として画面切替えキーの入力操作が行われたときには、音声案内手段48に音声案内の出力を中止させ、表示手段44に次の表示画面を表示させる情報も記憶されている。
印刷機構47は、印刷手段55と搬送手段56から構成され、印刷手段55は、上述した印刷ヘッド21とされるものであって、印刷用紙10に印刷を実行する処理を行う。また、搬送手段56は、上述したピックアップローラ19、搬送ローラ20a,20bや排紙ローラ22a,22b、ローラを回転させるステッピングモータによって構成され、印刷用紙10を搬送する処理を行う。
音声案内手段48は、音声情報記憶手段に記憶された音声案内情報を制御手段41に制御されて音声の出力を実行するスピーカである。
以下、文書作成装置1において葉書を印刷する際の音声出力制御の制御フローについて述べる。図5は、文書作成装置1における制御フローを示すフローチャートであり、図6乃至図8は、文書作成装置1の表示手段44に表示される表示画面を示す説明図である。尚、画面切替えキーの操作については、実行キー34が操作された例について説明する。
まず、文書作成装置1の制御手段41が実行する処理の概要について説明する。この文書作成装置1の制御手段41は、電源スイッチキー30が操作されて電源が投入されたときに表示画面を表示手段44に表示させるとともに表示回数情報を初期化する初期化処理(ステップS101)を実行する。また、この文書作成装置1の制御手段41は、入力操作に従って表示手段44に表示画面を表示した後、当該表示画面の表示回数情報を表示回数情報記憶手段から読み出す表示回数取得処理(ステップS103)を実行する。
そして、使用者がカーソルキー32や実行キー34等の各種の操作手段45を操作すると、制御手段41は、表示手段44や音声案内手段48等を制御する。また、この制御手段41は、所定の表示画面を表示手段44に表示させているときに、操作手段45のうち画面の切替えを実行するための実行キー34や取消キー38等の画面切替えキーが操作されて所定の操作が行われたか否かを確認する操作信号確認処理(ステップS120)を実行する。
そして、制御手段41は、操作信号確認処理(ステップS120)において画面切替えキーの入力を確認した場合、表示手段44に複数の表示画面のうち使用者の入力操作に対応する次の表示画面(次のステップの表示画面や前のステップの表示画面、或いはトップメニューなどの所定の表示画面)を表示させる表示画面表示処理(ステップS190)を実行する。また、制御手段41は、電源が投入されてから以降、その電源が遮断されるまでの間において、表示画面表示処理(ステップS190)によって各表示画面が表示手段44に表示される回数を計数手段として計数する表示回数計数処理(ステップS190)を実行する。さらに、制御手段41は、このとき表示回数情報記憶手段に表示回数情報を更新記憶させる表示回数情報記憶処理も実行する。尚、この表示回数情報記憶処理では、表示画面毎に表示回数の情報が記憶される。
また、制御手段41は、計時手段であるタイマによる時間計測を開始させる、或いは停止させる計時開始処理(ステップS110)や計時停止処理(ステップS140、S165)を実行する。さらに制御手段41は、計時手段であるタイマが計時中であるか否かを確認する計時確認処理(ステップS125、S160)を実行する。
そして、制御手段41は、使用者による画面切替えキーの入力操作が行われることなく計時手段による計時中の時間tが音声制限情報記憶手段に記憶される遅延時間を経過したか否かを判定する時間判定処理(ステップS125、S135、S137)を実行する。
さらに、制御手段41は、音声制限情報記憶手段に記憶される所定の基準表示回数における遅延時間を設定するために、表示回数が1回目或いは2回目であるか否かを確認する表示回数確認処理(ステップS130、S135)を実行する。
この時間判定処理(ステップS125、S135、S137)、及び、表示回数確認処理(ステップS130、S135)は、表示回数に対応する遅延時間情報を音声制限情報記憶手段から参照する音声制限情報参照処理として、更には計時手段による計時中の時間が設定される遅延時間を経過するまでの間、所定の表示画面の操作に関する音声案内情報に基づく音声案内の出力を音声案内手段48に行わせない音声出力待機処理として制御手段41により実行される。
そして、制御手段41は、表示回数に対応する遅延時間が経過したときに音声案内手段48を制御することで音声案内手段48に音声案内を開始させる音声案内開始処理(ステップS150)を実行する。また、制御手段41は、音声案内中であるか否かを確認する音声案内動作確認処理(ステップS170)を実行して、音声案内中と確認された場合に音声案内の出力を中止する音声案内停止処理(ステップS175)を実行する。これにより、音声案内中に、操作内容を理解した使用者等の煩わしさを回避できる。
そして、制御手段41は、以上のような計数処理や音声案内制御処理を実行することで、表示回数に応じて音声案内の出力を開始させるタイミングを変化させ、特に表示回数が第3の基準表示回数である3回目に達したときには音声案内情報を比較的長い時間(1分)だけ出力しないといった音声案内情報出力の制限制御を行う。
次に、電源投入後に初めて表示画面を表示したときの制御フローを第一の場合、2回目に表示画面を表示したときの制御フローを第二の場合、3回目に表示画面を表示したときの制御フローを第三の場合として、夫々の制御フローを使用者の操作手順とともに説明する。
第一の場合の制御フローである電源投入後に初めて表示画面を表示した場合の制御フローを以下に説明する。
使用者が電源スイッチキー30を操作して電源を投入すると、電源スイッチキー30から電源投入の操作信号が制御手段41に送信される。この操作信号を受信した制御手段41は、各表示画面の表示回数の情報を全て初期化する初期化処理(ステップS101)を実行する。つまり、表示回数カウンタを「0」として表示回数情報記憶手段に記憶する。
そして、初期化処理(ステップS101)では、図6(a)に示すように、最初の画面であるトップメニューの表示画面を表示する表示画面表示処理(同ステップ)が実行される。つまり、このときのトップメニューの表示画面の表示カウントは「0」である。
本実施例におけるトップメニューの表示画面には、図示するように、葉書に印刷する文面を作成するモードに進むための「文面」、葉書に印刷する宛名を作成するモードに進むための「宛名」、写真を印刷するモードに進むための「デジタル写真プリント」、文書作成装置1の設定を変更するモードに進むための「設定」の4つの項目が表示される。
そして、図5に示したように、表示画面表示処理(ステップS101)が実行された後、制御手段41は表示画面表示処理(ステップS101)で表示手段44に表示させた表示画面の1回目の表示回数情報である表示回数カウンタ「0」を表示回数情報記憶手段から読み出す表示回数取得処理(ステップS103)を実行する。
そして、制御手段41は、計時手段であるタイマをスタートさせる計時開始処理(ステップS110)を実行する。タイマがスタート(ステップS110)すると、制御手段41は、操作信号確認処理(ステップS120)と時間判定処理(ステップS125)とを実行する。
具体的には、制御手段41は、操作信号確認処理(ステップS120)において画面切替えキーが操作されたか否かを判定し、時間判定処理(ステップS125)においてタイマによる計時中の時間tが第1の遅延時間である2秒を経過したか否かを判定する。つまり、このとき制御手段41は、遅延時間である2秒間だけ表示画面の操作に関する音声案内情報に基づく音声出力を音声案内手段48に行わせずに、使用者による画面切替えキーの入力操作がなされるのを待つ音声出力待機状態となっている。
ここで、画面切替えキーの入力がなされることなく表示画面を表示してから遅延時間である2秒が経過すると、制御手段41は、表示回数カウンタが「0」であるか否かを判定する表示回数確認処理(ステップS130)を実行する。このとき、表示画面の表示回数は1回目であるため、表示回数確認処理(ステップS130)において制御手段41は、表示回数が1回目であると判定してタイマをストップする計時停止処理(ステップS140)を実行して、音声案内手段48に音声案内を出力させる音声案内開始処理(ステップS150)を実行する。
また、制御手段41は、表示回数確認処理(ステップS130)を実行することにより、表示回数が1回目であるときは遅延時間を第1の遅延時間である2秒として音声出力待機処理を実行できる。尚、制御手段41は、表示回数が1回目でない場合は、後述するように遅延時間を第2の遅延時間である4秒、或いは第3の遅延時間である1分として再設定して音声出力待機処理を実行する。つまり、制御手段41は、音声案内の出力開始のタイミングを表示画面の表示開始のタイミングから参照する上記第1〜第3の何れかの遅延時間だけ後に設定する。
即ち、制御手段41は、使用者が初めて表示画面を見た場合などで操作に不慣れであるときであって、表示画面を表示してから2秒という比較的短い時間が経過した場合には、当該表示画面に対応した音声案内情報を音声情報記憶手段から取得して音声案内を音声案内手段48に出力させる音声案内開始処理(ステップS150)を実行して、使用者に操作を促す。また、制御手段41は、使用者が予め表示画面の操作方法を知っている場合などで操作を熟知しているときであって、計時手段による計時中の時間が遅延時間である2秒を経過するまでに操作手段45に対して所定の操作が行われた場合には、音声出力を音声案内手段48に行わせることなく次表示画面を表示させるための各処理(ステップS160〜190)を実行する。
具体的には、操作信号確認処理(ステップS120)において、遅延時間である2秒が経過する前に、画面切替えキーが操作されたときは、計時手段動作確認処理(ステップS160)に進む。このとき、計時手段であるタイマが動作中であるため、制御手段41は計時停止処理(ステップS165)を実行して、次ステップである音声案内動作確認処理(ステップS170)に進む。音声案内動作確認処理(ステップS170)において、制御手段41は、音声案内が出力中でないことを確認し、当該表示画面の表示カウントを「0」から「1」にカウントアップする表示回数計数処理を実行するとともに次の表示画面を表示手段44に表示させる表示画面表示処理(ステップS190)を実行する。
つまり、制御手段41は、計数手段としての当該制御手段41によって計数された表示画面の表示回数が第1の基準表示回数である1回目であるときには、表示画面に対応して音声案内手段48によって行われる音声案内の出力開始のタイミングを表示画面の表示開始のタイミングから所定時間だけ後に設定する所定の遅延時間として2秒間という情報を参照する。そして、その遅延時間の経過前に操作手段45によって所定の操作が行われる場合、制御手段41は、音声案内手段48に音声案内の出力をさせることなく表示手段44に次の表示画面を表示させる。また、遅延時間の経過時までに操作手段45によって所定の操作が行われない場合、制御手段41は、遅延時間の経過とともに音声案内手段48に音声案内を出力させる。
そして、図6(a)に示したトップメニューの表示画面において、音声案内開始処理(ステップS150)が制御手段41により実行された場合、制御手段41は、「葉書の文面を作成するときは文面、宛名を印刷するときは宛名、写真を印刷するときはデジタル写真プリントを選んでください。」という音声案内を音声案内手段48に出力させる。
音声案内の出力が開始された後、制御手段41は、操作信号確認処理(ステップS120)と計時確認処理(ステップS125)とを実行する。
具体的には、制御手段41は、操作信号確認処理(ステップS120)において画面切替えキーが操作されたか否かを判定し、計時確認処理(ステップS125)においてタイマが停止中であるか否かを確認する。このときタイマは停止中であるため、制御手段41は、使用者による画面切替えキーの入力操作がなされるのを待つ受信待機状態となっている。
そして、音声案内を聞いた使用者がカーソルキー32を操作して「デジタル写真プリント」の選択対象を選択した後、実行キー34を操作すると、制御手段41は、図5に示したように、操作信号確認処理(ステップS120)において画面切替えキーの入力がなされたと確認して次ステップである計時確認処理(ステップS160)に進む。タイマは、計時停止処理(ステップS140)においてストップしているので、次いで制御手段41は音声案内動作確認処理(ステップS170)を実行する。
上記した音声案内が最後まで出力されずに画面切替えキーが操作された場合には、制御手段41は、音声案内の出力を中止する音声案内停止処理(ステップ175)を実行した後、当該表示画面の表示カウントを「0」から「1」にカウントアップする表示回数計数処理を実行するとともに次の表示画面を表示手段44に表示させる表示画面表示処理(ステップS190)を実行する。つまり、制御手段41は、遅延時間の経過時までに操作手段45によって所定の操作が行われない場合であって、音声案内手段48の音声案内の出力の途中で操作手段45によって所定の操作が行われる場合、音声案内手段48に音声案内の出力を中止させ、表示手段44に次の表示画面を表示させる。
また、上記した音声案内が最後まで出力された後に画面切替えキーが操作された場合には、制御手段41は、音声案内停止処理(ステップS175)を実行することなく表示画面表示処理(ステップS190)を実行する。
そして、図6(b)に示すように、次の表示画面であるデジタル写真メニュー画面が表示手段44に表示されると、この表示画面において上記と同様の処理が制御手段41により実行される。即ち、デジタル写真メニュー画面が初めて表示されてから遅延時間である2秒間は音声を出力させない音声出力待機処理が制御手段41により実行され、画面切替えキーの入力がなされることなく遅延時間である2秒を経過した場合、制御手段41は、音声案内を開始する音声案内開始処理(ステップS150)を実行する。
そして、デジタル写真メニューの表示画面においては、「メモリーカードをカードスロットにセットしてください。デジタル写真メニューの中から項目を選んでください。」という音声案内が出力される。
ここで、音声案内を聞いた使用者が、「選んで」を選択して実行キー34を操作した場合、制御手段41は、操作信号確認処理(ステップS120)において画面切替えキーの入力がなされたと確認した後、計時確認処理(ステップS160)や音声案内動作確認処理(ステップS170)を実行して、次の表示画面である写真設定画面を表示手段44に表示させる表示画面表示処理(ステップS190)を実行する。
そして、図7(a)に示すように、次の表示画面である写真設定画面には、メモリーカード等の記憶手段に記憶される写真の縮小画像が表示され、使用者は複数の縮小画像の中から印刷したい写真を選ぶことができる。このとき、制御手段41は、上記と同様の処理を経て音声案内開始処理(ステップS150)を実行した場合、音声情報記憶手段から音声案内情報を読み出して、「印刷したい写真を選んで印刷枚数を指定してください。指定が終わったら実行キーを押してください。」という音声案内を音声案内手段48に出力させる。
さらに、写真設定画面において、使用者が印刷したい写真を選び、枚数を決定した後、実行キー34を押すと、図7(b)に示すように、制御手段41は表示手段44に印刷設定画面を表示させる。この画面において、制御手段41は、上記と同様の処理を経て音声案内開始処理(ステップS150)を実行した場合、「写真を印刷します。上下カーソルキーで項目を選んで、左右カーソルキーで各項目の設定を変更できます。実行キーを押すと、決定します。」という音声案内を音声案内手段48に出力させる。
また、印刷設定画面において、使用者が用紙サイズ、紙質及び印刷タイプの種類、縁の有無を選択して実行キー34を押すと、図8に示すように、制御手段41は表示手段44に印刷処理画面を表示させる。この画面において、制御手段41は、上記と同様の処理を経て音声案内開始処理(ステップS150)を実行した場合、「印刷する面を表にして用紙をセットしてください。実行キーを押すと、印刷を開始します。」という音声案内を音声案内手段48に出力させる。
そして、制御手段41は、選択された印刷内容に対応した印刷データを作成する印刷データ作成処理を実行する。また、印刷データ作成処理の後、使用者が操作手段45である実行キー34を操作すると、制御手段41には印刷実行指示の操作信号が操作手段45から送信される。操作信号を受信した制御手段41は、印刷データ作成処理において作成した印刷データに従って印刷処理を実行する。そして、印刷処理が終了すると、制御手段41は、表示手段44にトップメニュー画面を再び表示させる。
続いて、第二の場合の制御フローである2回目に表示画面を表示した場合の制御フローを以下に説明する。
上記したように、印刷処理が終了すると、トップメニュー画面が再び表示手段44に表示される。尚、このときのトップメニューの表示画面の表示カウントは表示回数計数処理(ステップS190)において「1」、つまり2回目として表示回数情報記憶手段に更新記憶されている。
そして、図5に示したように、表示画面表示処理(ステップS190)が実行された後、制御手段41は表示画面表示処理(ステップS190)で表示した表示画面の表示回数情報である表示回数カウンタ「1」を表示回数情報記憶手段から読み出す表示回数取得処理(ステップS103)を実行する。
そして、上記した「第一の場合」の処理と同様に、制御手段41は計時開始処理(ステップS110)を実行する。タイマがスタート(ステップS110)すると、制御手段41は、操作信号確認処理(ステップS120)と時間判定処理(ステップS125)とを実行する。
ここで、画面切替えキーの入力がなされることなく表示画面を表示してから第1の遅延時間である2秒が経過すると、制御手段41は、表示回数カウンタが「0」であるか否かを判定する表示回数確認処理(ステップS130)を実行する。このとき、表示画面の表示回数は2回目であるため、表示回数確認処理(ステップS130)において制御手段41は、表示回数が2回目であると判定し、第2の遅延時間である4秒を参照して音声案内の出力開始のタイミングを再設定し、時間判定処理(ステップS135)を実行する。つまり、表示回数が第2の基準表示回数である2回目の場合において、制御手段41は、第2の遅延時間である4秒間だけ表示画面の操作に関する音声案内情報に基づく音声出力を音声案内手段48に行わせずに、使用者による画面切替えキーの入力操作がなされるのを待つ音声出力待機状態となっている。
ここで、画面切替えキーの入力がなされることなく表示画面を表示してから第2の遅延時間である4秒が経過すると、制御手段41は、計時停止処理(ステップS140)を実行して、音声案内開始処理(ステップS150)を実行する。
即ち、使用者が表示画面を見たのが2回目である場合、制御手段41は、表示画面を表示してから4秒という1回目に比べて僅かに長い時間が経過したときには、当該表示画面に対応した音声案内情報を音声情報記憶手段から取得して音声案内を開始して、使用者に操作を促す。つまり、初めて表示画面を表示するときには、制御手段41は直ちに(例えば上記のごとく2秒経過後に)音声案内を開始するが、表示回数が2回目のときには、制御手段41は直ちに音声案内を開始せずにしばらくの間(例えば上記のごとく4秒間)だけ、音声出力を音声案内手段48に行わせずに使用者の操作を待つ音声出力待機処理を実行する。
そして、音声案内を聞いた使用者が実行キー34を操作すると、或いは、計時中の時間が遅延時間である4秒を経過する前に使用者が実行キー34を操作すると、制御手段41は、操作信号確認処理(ステップS120)において画面切替えキーである実行キー34の入力がなされたことを確認して次ステップである計時確認処理(ステップS160)に進む。その後は、上記した「第一の場合」の処理と同様に音声案内動作確認処理(ステップ170)を実行した後、当該表示画面の表示カウントを「1」から「2」にカウントアップする表示回数計数処理を実行するとともに次の表示画面を表示手段44に表示させる表示画面表示処理(ステップS190)を実行する。
そして、再び一連の処理が実行されて印刷が終了すると、制御手段41は、表示手段44にトップメニュー画面を三たび表示させる。
さらに続いて、第三の場合の制御フローである3回目に表示画面を表示した場合の制御フローを以下に説明する。
上記したように、二度目の印刷処理が終了すると、トップメニュー画面が再び表示手段44に表示される。尚、このときのトップメニューの表示画面の表示カウントは表示回数計数処理(ステップS190)において「2」、つまり3回目として表示回数情報記憶手段に更新記憶されている。
そして、表示画面表示処理(ステップS190)が実行された後、制御手段41は表示画面表示処理(ステップS190)で表示した表示画面の表示回数情報である表示回数カウンタ「2」を表示回数情報記憶手段から読み出す表示回数取得処理(ステップS103)を実行する。
そして、上記した「第一及び第二の場合」の処理と同様に、制御手段41は計時開始処理(ステップS110)を実行する。タイマがスタート(ステップS110)すると、制御手段41は、操作信号確認処理(ステップS120)と時間判定処理(ステップS125)とを実行する。
さらに、制御手段41は、表示回数カウンタが「0」であるか否かを判定する表示回数確認処理(ステップS130)と、表示回数カウンタが「1」であるか否かを判定する表示回数確認処理(ステップS135)と、を実行する。このとき、表示画面の表示回数は3回目であるため、表示回数確認処理(ステップS135)において制御手段41は、表示回数が第3の基準表示回数である3回目以上(2回目でない)と判定し、第3の遅延時間である1分を参照して音声案内の出力開始のタイミングを再々設定し、時間判定処理(ステップS137)を実行する。つまり、表示回数が3回目の場合において、制御手段41は、第3の遅延時間である1分間だけ表示画面の操作に関する音声案内情報に基づく音声出力を音声案内手段48に行わせずに、使用者による画面切替えキーの入力操作がなされるのを待つ音声出力待機状態となっている。
ここで、画面切替えキーの入力がなされることなく表示画面を表示してから第3の遅延時間である1分が経過すると、制御手段41は、計時停止処理(ステップS140)を実行して、音声案内開始処理(ステップS150)を実行する。
即ち、使用者が表示画面を見たのが3回目である場合、制御手段41は、表示画面を表示してから1分という2回目のときに比べて15倍という長い時間が経過したときに、当該表示画面に対応した音声案内情報を音声情報記憶手段から取得して音声案内を開始して、使用者に操作を促す。つまり、初めて表示画面を表示するときや2回目に表示画面を表示したときには、制御手段41は比較的すぐに音声案内を開始するが、表示回数が3回目のときには、制御手段41は音声案内を開始せずに、使用者の操作を待つ音声出力待機処理を実行する。そして、1分間という比較的長い時間が経過した後に音声案内開始処理(ステップS150)を実行する。
そして、再び一連の処理が実行されて印刷が終了すると、制御手段41は、表示手段44に四度目となるトップメニュー画面を表示させる。
その後のトップメニュー画面等の設定画面における制御手段41の制御フローは、「第三の場合」の処理と同一である。
したがって、本発明によれば、表示画面の表示回数を計数し、該表示回数に応じて表示画面に対応する音声案内の出力開始のタイミングを表示画面の表示開始のタイミングより所定時間だけ遅延させ、その所定時間内に表示画面に対応した所定の操作が行われる場合に、音声案内を行わない処理を行うことにより、その所定時間内に操作可能な操作に習熟した操作者に対して不要な音声案内を出力することがなく快適に操作できるようにする一方で、操作に手間取るようなことがあれば音声案内を出力するようにして、必要な場合に音声案内の出力を行うことができる文書作成装置1を提供することができる。
また、第1及び第2の遅延時間情報を数秒程度の複数の値(例えば上記のごとく1回目のときは2秒、2回目のときは4秒)として予め設定しておくことで、初めての表示画面においては音声案内が直ちに開始されるため、使用者は音声案内に従って容易に操作を行うことができる。さらに、表示画面の表示回数が2回目であるときには、しばらくの間は音声出力を行わずに使用者の操作を待ってから音声案内を開始するため、操作案内を一度で理解した使用者の感じる煩わしさを軽減することができる。
また、この文書作成装置1は、表示回数情報記憶手段に記憶される表示回数の情報を電源投入時に初期化する構成としている。これにより、未使用期間を経て再度電源を投入したときにも自動で音声案内を実行して使用者が容易に操作を行うことができる文書作成装置1を提供することができる。
そして、表示画面によって操作の難易度が異なる場合に対応することができるように、表示画面毎に音声出力を大幅に遅らせる基準表示回数の条件や、各基準表示回数の条件及び各基準表示回数における遅延時間を使用者が自由に変更できるように文書作成装置1を構成することが好適である。このとき、制御手段41は、使用者が所定の設定画面において操作手段45を操作することにより、少なくとも1つの基準表示回数及びこの基準表示回数に対応する遅延時間を夫々任意に設定可能な設定手段として機能する。尚、設定手段としての制御手段41は、予め定められた少なくとも1つの基準表示回数に対応した遅延時間のみを任意の時間に設定可能なシンプルな構成としてもよい。
また、表示回数がある基準表示回数未満のときと、表示回数がその基準表示回数以上となったときとの音声待機時間に差を生じさせるために、例えば、短い遅延時間情報は、数秒〜10秒程度の範囲内で使用者により自由に変更可能とされ、長い遅延時間情報は、数十秒〜数分程度の範囲内で使用者により自由に変更可能とされる構成とすることがより好適である。
この場合、使用者が所定の操作を行ったとき、図9(a)、(b)に示すように、制御手段41は、表示手段44に音声ガイダンス設定画面を表示する。そして、図9(a)に示したように、音声出力を大幅に遅らせる基準表示回数を上記のように3回に限定して音声制限情報記憶手段に記憶させておくことなく、2回、或いは4回以上として、表示画面毎に設定可能にすることで、使用者は、難易度の異なる表示画面に応じて難易度に合わせた調整を行うように適宜設定を変えることができる。
また、図9(b)に示したように、表示回数に応じた遅延時間を上記のように1回目の表示のときには2秒、2回目の表示のときには4秒、3回目の表示のときには1分という固定値として音声制限情報記憶手段に記憶させておくことなく、夫々、異なる遅延時間を設定可能にすることで、使用者は、難易度の異なる表示画面に応じて難易度に合わせた調整を行うように適宜設定を変えることができる。
尚、本実施例におけるフローチャートに示した処理は、コンピュータに実現させることのできるプログラムとして、例えば磁気ディスク、光ディスク、半導体メモリ等の記憶媒体に書き込んだ状態で各種装置に適用する、或いは、通信媒体により伝送して各種装置に適用することも可能である。このように所望の記憶媒体に本実施例で述べた各処理を記憶させ、他のコンピュータ等でプログラムを実行させることにより、本実施例の装置を用いた場合と同様の作用効果が得られる。尚、コンピュータは、本実施例で述べた装置に内蔵されたコンピュータに限定されるわけではなく、記憶媒体に記憶されたプログラムを読み取り可能であって、読み取ったプログラムに従って制御動作を行うCPU等の演算装置を備えているあらゆるコンピュータを含む。
また、本実施例においては、音声出力制御の説明のため文書作成装置1を用いて述べたが、この音声出力制御は、音声案内手段48を備えたあらゆる電子機器において使用でき、文書作成装置1に特化した発明ではない。この音声案内手段48を備えた電子機器の例としては、撮像装置、投影装置、電子レンジ、給湯器、家電、自動車、パーソナルコンピュータ等が考えられる。
さらに、本発明は、以上の実施例に限定されるものでなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で自由に変更、改良が可能である。例えば、予め音声制限情報記憶手段に記憶させる遅延時間は、上記した場合に限定されることはない。
そして、音声制限情報記憶手段に記憶する音声制限情報や、制御手段41による各処理の流れも上記した態様に限定されることなく、様々な態様を採用することができる。
1 文書作成装置 2 筐体
3 キーボード
5 排紙口 6 記憶媒体挿入口
8 表示部 10 印刷用紙
15 取っ手 16 空腔部
18 給紙トレイ 19 ピックアップローラ
20a,20b 搬送ローラ 21 印刷ヘッド
22a,22b 排紙ローラ
30 電源スイッチキー 32 カーソルキー
34 実行キー 36 文字・数字キー
41 制御手段 42 記憶手段
44 表示手段
45 操作手段 47 印刷機構
48 音声案内手段
51 ROM 52 RAM
55 印刷手段 56 搬送手段

Claims (8)

  1. 表示手段に複数の表示画面を表示するとともに、その表示された各表示画面の画面表示に対応して使用者が行うべき所定の操作に関する音声案内を音声案内手段によって出力する電子機器であって、
    前記電子機器の電源が投入されている間において、前記複数の各表示画面が前記表示手段に表示される回数を表示画面毎に計数する計数手段と、
    使用者が前記所定の操作を行う操作手段と、
    前記表示手段及び前記音声案内手段を制御する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記計数手段によって計数された前記表示画面の表示回数が所定の基準表示回数に達したときに、前記表示画面に対応して前記音声案内手段によって行われる音声案内の出力開始のタイミングを前記表示画面の表示開始のタイミングから所定時間だけ後に設定する所定の遅延時間まで遅延させて、その遅延時間の経過前に前記操作手段によって前記所定の操作が行われる場合、前記音声案内手段に音声案内の出力をさせることなく前記表示手段に次の表示画面を表示させ、前記遅延時間の経過時までに前記操作手段によって前記所定の操作が行われない場合、前記遅延時間の経過とともに前記音声案内手段に音声案内を出力させることを特徴とする電子機器。
  2. 前記制御手段は、前記遅延時間の経過時までに前記操作手段によって前記所定の操作が行われない場合であって、前記音声案内手段の音声案内の出力の途中で前記操作手段によって前記所定の操作が行われる場合、前記音声案内手段に音声案内の出力を中止させ、前記表示手段に次の表示画面を表示させることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. さらに、予め定められた少なくとも1つの前記基準表示回数に対応して前記遅延時間を任意の時間に設定可能な設定手段を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電子機器。
  4. さらに、少なくとも1つの前記基準表示回数を任意の回数に設定可能であり、その基準表示回数に対応する前記遅延時間を任意の時間に設定可能な設定手段を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電子機器。
  5. 表示手段に複数の表示画面を表示するとともに、その表示された各表示画面の画面表示に対応して使用者が行うべき所定の操作に関する音声案内を音声案内手段によって出力する電子機器における音声出力制御方法であって、
    前記電子機器の電源が投入されている間において、前記複数の各表示画面が前記表示手段に表示される回数を表示画面毎に計数する計数処理と、
    前記計数処理によって計数された前記表示画面の表示回数が所定の基準表示回数に達したときに、前記表示画面に対応して前記音声案内手段によって行われる音声案内の出力開始のタイミングを前記表示画面の表示開始のタイミングから所定時間だけ後に設定する所定の遅延時間まで遅延させて、その遅延時間の経過前に操作手段によって前記所定の操作が行われる場合、前記音声案内手段に音声案内の出力をさせることなく前記表示手段に次の表示画面を表示させ、前記遅延時間の経過時までに前記操作手段によって前記所定の操作が行われない場合、前記遅延時間の経過とともに前記音声案内手段に音声案内を出力させる音声案内制御処理と、
    を実行することを特徴とする電子機器おける音声出力制御方法。
  6. 前記音声案内制御処理は、前記遅延時間の経過時までに前記操作手段によって前記所定の操作が行われない場合であって、前記音声案内手段の音声案内の出力の途中で前記操作手段によって前記所定の操作が行われる場合、前記音声案内手段に音声案内の出力を中止させ、前記表示手段に次の表示画面を表示させる処理を実行することを特徴とする請求項5に記載の電子機器における音声出力制御方法。
  7. 表示手段に複数の表示画面を表示するとともに、その表示された各表示画面の画面表示に対応して使用者が行うべき所定の操作に関する音声案内を音声案内手段によって出力する電子機器における音声出力制御方法を実現するためのプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、
    前記電子機器の電源が投入されている間において、前記複数の各表示画面が前記表示手段に表示される回数を表示画面毎に計数する計数処理と、
    前記計数処理によって計数された前記表示画面の表示回数が所定の基準表示回数に達したときに、前記表示画面に対応して前記音声案内手段によって行われる音声案内の出力開始のタイミングを前記表示画面の表示開始のタイミングから所定時間だけ後に設定する所定の遅延時間まで遅延させて、その遅延時間の経過前に操作手段によって前記所定の操作が行われる場合、前記音声案内手段に音声案内の出力をさせることなく前記表示手段に次の表示画面を表示させ、前記遅延時間の経過時までに前記操作手段によって前記所定の操作が行われない場合、前記遅延時間の経過とともに前記音声案内手段に音声案内を出力させる音声案内制御処理と、
    を実現するためのプログラムが記憶されたことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
  8. 前記音声案内制御処理は、前記遅延時間の経過時までに前記操作手段によって前記所定の操作が行われない場合であって、前記音声案内手段の音声案内の途中で前記操作手段によって前記所定の操作が行われる場合、前記音声案内手段に音声案内の出力を中止させ、前記表示手段に次の表示画面を表示させる処理を実行するためのプログラムが記憶されたことを特徴とする請求項7に記載のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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