JP2011034539A - 音声案内手段を備えた電子機器及び音声出力制御方法、音声出力制御プログラムが記憶された記憶媒体 - Google Patents

音声案内手段を備えた電子機器及び音声出力制御方法、音声出力制御プログラムが記憶された記憶媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】 使用者の嗜好に合わせた音声案内の出力を行う電子機器を提供する。
【解決手段】 本発明の電子機器は、複数の表示画面を表示手段に表示するとともに各表示画面の画面表示に対応して使用者が行うべき操作を音声案内手段により音声で案内する電子機器であって、電源が投入されてから遮断されるまでの間において、表示画面が表示手段に表示される回数を計数する計数手段と、その表示回数の情報を複数の表示画面毎に記憶する表示回数情報記憶手段と、表示画面の表示手段に対する表示回数に応じて、その表示画面に対応する音声案内に制限を加える制限情報が記憶された制限情報記憶手段と、表示画面を表示手段に表示する際に、その表示画面について表示回数情報記憶手段に記憶された表示回数の情報、制限情報記憶手段に記憶された制限情報に基づいて、表示画面の表示に対応して音声案内手段によって行われる音声案内を制限する制御手段と、を備える。
【選択図】 図5

Description

本発明は、音声案内手段を備えた電子機器と、この電子機器における音声出力制御方法と、この音声出力制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムが記憶された記憶媒体と、に関する。
近年、操作手順やエラーメッセージ等の音声案内を出力する機能を備えた電子機器が多数販売されている。このような音声案内は、電子機器の初心者にとっては非常に便利な機能であるが、習熟者にとっては不要な機能であった。そこで、特開平7−302017号公報(特許文献1)では、音声停止キーを設置し、音声案内の再生中に音声停止キーが押下されると音声案内を停止する電子機器についての提案がなされている。
しかしながら、音声停止キーで音声案内を停止した場合、操作手順等の音声案内に関しては出力されなくてもよいが、エラーメッセージ等の出力されるべき音声案内までもが停止してしまうという問題点もあった。
そこで、特開平11−134059号公報(特許文献2)では、操作手順等の習熟者には必要のないメッセージと、エラーメッセージ等の全ての使用者にとって必要なメッセージとをグループ分けし、音声案内を停止した場合であっても、エラーメッセージ等は出力されるように音声出力を制御する提案がなされている。
また、特開2005−62436号公報(特許文献3)では、音声案内の停止や再生といった操作、或いは、音声案内の音量調整の操作等が容易にできる電子機器についての提案がなされている。
特開平7−302017号公報 特開平11−134059号公報 特開2005−62436号公報
上述したように、音声案内の停止、再生、音量調整等を手動で可能としている電子機器や、音声案内の内容によってグループ分けすることにより音声停止の操作が行われた場合でも重要なメッセージは再生するといった音声出力制御を行う電子機器が既に用いられている。しかし、習熟者等の音声案内を不要とする使用者自身が設定変更の操作を行わなければならないために、電子機器の操作が煩雑となっていた。
本発明は、表示画面の表示回数を計数し、該表示回数に応じて音声案内の出力を停止させる、又は、音声案内の出力音量を減少させる、又は、音声案内の出力速度を上昇させて出力時間を短くするといった音声出力の制限を自動的に行う電子機器と、音声出力制御方法と、該音声出力制御方法を実現させるためのプログラムが記憶された記憶媒体と、を提供することを目的としている。
本発明の電子機器は、複数の表示画面を表示手段に表示するとともに、その表示された各表示画面の画面表示に対応して使用者が行うべき操作を音声案内手段によって音声で案内する電子機器であって、前記電子機器の電源が投入されて以降、その電源が遮断されるまでの間において、前記複数の各表示画面が前記表示手段に表示される回数を計数する計数手段と、前記計数手段により計数された表示回数の情報を前記複数の表示画面毎に記憶する表示回数情報記憶手段と、前記表示画面の前記表示手段に対する表示回数に応じて、その表示画面に対応する音声案内に制限を加える制限情報が記憶された制限情報記憶手段と、前記複数の各表示画面を前記表示手段に表示する際に、その各表示画面について前記表示回数情報記憶手段に記憶された表示回数の情報、前記制限情報記憶手段に記憶された制限情報に基づいて、各表示画面の表示に対応して前記音声案内手段によって行われる音声案内を制限する制御手段と、を備えることを特徴とする。
そして、前記制限情報記憶手段には、前記制限情報として、前記音声案内手段の音声案内を行わない基準となる所定の基準情報が記憶されており、前記制御手段は、前記表示回数情報記憶手段に記憶される表示回数の情報が示す値が前記制限情報記憶手段に記憶される前記基準情報が示す値に達すると、前記音声案内手段に対して、当該表示画面に対応する音声出力をさせない制御を行うことを特徴とする。
また、前記制限情報記憶手段には、前記制限情報として、前記表示回数の増加に応じて前記音声案内手段から出力される音声案内情報の出力音量を減少させる出力音量制限情報が記憶されており、前記制御手段は、前記表示回数情報記憶手段に記憶される前記表示回数の情報及び前記制限情報記憶手段に記憶される前記出力音量制限情報に基づいて、前記音声案内手段に対して、当該表示画面に対応する音声案内情報の出力音量を調整する制御を行うことを特徴とする。
さらに、前記制限情報記憶手段には、前記制限情報として、前記表示回数の増加に応じて前記音声案内手段から出力される音声案内情報の出力速度を上昇させてその音声案内情報の出力時間を短く制限する音声出力時間制限情報が記憶されており、前記制御手段は、前記表示回数情報記憶手段に記憶される前記表示回数の情報及び前記制限情報記憶手段に記憶される前記音声出力時間制限情報に基づいて、前記音声案内手段に対して、当該表示画面に対応する音声案内情報の出力時間を調整する制御を行うことを特徴とする。
そして、本発明の電子機器において、さらに、使用者が前記基準情報の値を任意に設定可能な基準値設定手段を備えることを特徴とする。
また、本発明の電子機器は、前記表示手段に表示される前記表示画面としての当該電子機器の動作や処理機能に関する設定画面において、使用者が設定事項の入力操作やその設定事項の確定操作を行う入力手段を備えており、前記設定画面が前記表示手段に表示されてからその設定画面に対して使用者が前記入力手段によって行う設定事項の確定操作までの時間を計時する計時手段を備え、前記制御手段は、前記計時手段による計時時間が所定の基準時間内の場合、前記表示手段に表示されている設定画面を次の設定画面に切替表示する一方、その切替表示前の設定画面に対応する音声出力を前記音声案内手段に行わせないことを特徴とする。
また、前記制限情報記憶手段には、前記制限情報として、前記表示回数の増加に応じて前記音声案内手段から出力される音声案内情報の出力音量を減少させる出力音量制限情報が記憶されており、前記電子機器は、前記表示手段に表示される前記表示画面としての当該電子機器の動作や処理機能に関する設定画面において、使用者が設定事項の入力操作やその設定事項の確定操作を行う入力手段と、前記設定画面が前記表示手段に表示されてからその設定画面に対応して使用者が前記入力手段によって行う設定事項の入力操作開始までの時間を計時する計時手段を備え、前記制御手段は、前記計時手段による計時時間が所定の基準時間内の場合、前記表示回数情報記憶手段に記憶される表示回数の情報及び前記制限情報記憶手段に記憶された出力音量制限情報に基づいて、前記設定画面に対応する音声案内情報の出力音量を調整する制御を行うことを特徴とする。
さらに、前記制限情報記憶手段には、前記制限情報として、前記表示回数の増加に応じて前記音声案内手段から出力される音声案内情報の出力速度を上昇させてその音声案内情報の出力時間を短く制限する音声出力時間制限情報が記憶されており、前記電子機器は、前記表示手段に表示される前記表示画面としての当該電子機器の動作や処理機能に関する設定画面において、使用者が設定事項の入力操作やその設定事項の確定操作を行う入力手段と、前記設定画面が表示手段に表示されてからその設定画面に対応して使用者が前記入力手段によって行う設定事項の入力操作開始までの時間を計時する計時手段を備え、前記制御手段は、前記計時手段による計時時間が所定の基準時間内の場合、前記表示回数情報記憶手段に記憶される前記表示回数の情報及び前記制限情報記憶手段に記憶された前記音声出力時間制限情報に基づいて、前記設定画面に対応する音声案内情報の出力時間を調整する制御を行うことを特徴とする。
そして、本発明の電子機器は、前記基準時間が前記表示回数に応じて異なるように構成することが好適である。
さらに、この電子機器は、使用者が前記基準時間を任意に設定可能な基準時間設定手段を備えることを特徴とする。
また、前記制御手段は、前記表示回数情報記憶手段に記憶される表示回数の情報を、電源投入時に初期化することが好適である。
本発明の音声出力制御方法は、複数の表示画面を表示手段に表示するとともに、その表示された各表示画面の画面表示に対応して使用者が行うべき操作を音声案内手段によって音声で案内する電子機器における音声出力制御方法であって、使用者が行う所定の操作によって前記表示手段に前記複数の表示画面の何れかを表示させる表示画面表示処理と、 前記電子機器の電源が投入されてから以降、その電源が遮断されるまでの間において、前記表示画面表示処理によって前記各表示画面が前記表示手段に表示される回数を計数する表示回数計数処理と、前記表示回数計数処理によって計数された表示回数の情報を前記各表示画面毎に前記電子機器に設けられる所定の記憶手段に記憶する表示回数情報記憶処理と、前記表示回数情報記憶処理によって記憶された表示回数の情報、及び前記電子機器に記憶されている表示回数に応じて音声案内の出力を制限する制限情報に基づいて、前記表示画面表示処理に対応して前記音声案内手段から出力する音声案内に制限を加えて出力する音声案内処理と、を実行して、音声案内の出力を制限することを特徴とする。
また、本発明の音声出力制御方法において、前記音声案内処理は、前記表示回数情報記憶処理で記憶された表示回数の情報が示す値が、前記電子機器に前記制限情報として予め記憶されている、前記音声案内手段の音声案内を行わない基準となる所定の基準情報が示す値に達すると、前記音声案内手段に対して、当該表示画面に対応する音声案内をさせない処理を実行することを特徴とする。
そして、本発明の音声出力制御方法は、前記表示画面が前記表示手段に表示されてからの時間が所定の基準時間を経過するまでの間、前記表示画面に対応する音声案内の出力を音声案内手段に行わせない音声出力待機処理を実行することを特徴とする。
そしてまた、本発明の音声出力制御方法は、前記音声案内処理により音声案内が出力されているときに使用者によって所定の操作が行われた場合には、前記音声案内手段による音声案内の出力を停止する音声案内停止処理を実行することもある。
本発明のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、複数の表示画面を表示手段に表示するとともに、その表示された各表示画面の画面表示に対応して使用者が行うべき操作を音声案内手段によって音声で案内する電子機器における音声出力制御方法を実現するためのプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、使用者が行う所定の操作によって前記表示手段に前記複数の表示画面の何れかを表示させる表示画面表示処理と、前記電子機器の電源が投入されてから以降、その電源が遮断されるまでの間において、前記表示画面表示処理によって前記各表示画面が前記表示手段に表示される回数を計数する表示回数計数処理と、前記表示回数計数処理によって計数された表示回数の情報を前記各表示画面毎に前記電子機器に設けられる所定の記憶手段に記憶する表示回数情報記憶処理と、前記表示回数情報記憶処理によって記憶された表示回数の情報、及び前記電子機器に記憶されている表示回数に応じて音声案内の出力を制限する制限情報に基づいて、前記表示画面表示処理に対応して前記音声案内手段から出力する音声案内に制限を加えて出力する音声案内処理と、を実行して、音声案内出力の制限を実現するためのプログラムが記憶されたことを特徴とする。
そして、本発明のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体において、前記音声案内処理は、前記表示回数情報記憶処理で記憶された表示回数の情報が示す値が、前記電子機器に前記制限情報として予め記憶されている、前記音声案内手段の音声案内を行わない基準となる所定の基準情報が示す値に達すると、前記音声案内手段に対して、当該表示画面に対応する音声案内をさせない処理を実現するためのプログラムが記憶されたことを特徴とする。
また、本発明のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、前記表示画面が前記表示手段に表示されてからの時間が所定の基準時間を経過するまで前記表示画面に対応する音声案内の出力を音声案内手段に行わせない音声出力待機処理を実現するためのプログラムが記憶されたことを特徴とする。
さらに、本発明のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、前記音声案内処理により音声案内が出力されているときに使用者によって所定の操作が行われた場合には、前記音声案内手段による音声案内の出力を停止する音声案内停止処理を実現するためのプログラムが記憶されたことを特徴とする。
本発明によれば、表示画面の表示回数を計数し、該表示回数に応じて音声案内の出力を停止させる、又は、音声案内の出力音量を減少させる、又は、音声案内の出力速度を上昇させて出力時間を短くするといった音声出力の制限を自動的に行う電子機器と、音声出力制御方法と、該音声出力制御方法を実現させるためのプログラムが記憶された記憶媒体と、を提供できる。
本発明の実施例に係る文書作成装置の斜視図である。 本発明の実施例に係る文書作成装置の断面模式図である。 本発明の実施例に係る文書作成装置におけるキーボードを示す説明図である。 本発明の実施例に係る文書作成装置の機能ブロック図である。 本発明の実施例に係る文書作成装置の制御フローを示すフローチャートである。 本発明の実施例に係る文書作成装置の表示手段に表示される表示画面を示す説明図である。 本発明の実施例に係る文書作成装置の表示手段に表示される表示画面を示す説明図である。 本発明の実施例に係る文書作成装置の表示手段に表示される表示画面を示す説明図である。 本発明の実施例に係る文書作成装置の表示手段に表示される表示画面を示す説明図である。 本発明の変形例に係る文書作成装置の制御フローを示すフローチャートである。 本発明の変形例に係る文書作成装置の表示回数情報に対応する制限情報の内容を示す表である。
以下、本発明を実施するための形態について述べる。本発明の電子機器は、複数の表示画面を表示手段44に表示するとともに、その表示された各表示画面の画面表示に対応して使用者が行うべき操作を音声案内手段48によって音声で案内する文書作成装置1である。そして、この文書作成装置1は、制御手段41と、入力手段45と、表示手段44と、表示画面情報記憶手段と、音声情報記憶手段と、音声案内手段48と、計数手段と、計時手段と、表示回数情報記憶手段と、制限情報記憶手段と、を備えている。
入力手段45は、設定画面が表示手段44に表示されているときに、使用者の設定事項の入力操作やその設定事項の確定操作に基づいて制御手段41に操作信号を送信する。表示手段44は、表示画面情報記憶手段に記憶された文書作成装置1の動作や処理機能に関する種々の設定を行うための設定画面等の複数の各表示画面を表示するものであり、所定の操作信号を受信した制御手段41により制御されて複数の表示画面のうち所定の表示画面を表示する。音声情報記憶手段は、表示画面の操作に関する音声案内情報やエラーメッセージに関する音声情報を記憶している。音声案内手段48は、制御手段41に制御されることにより、音声情報記憶手段に記憶された表示画面の操作に関する音声案内情報に基づいた音声出力を行う。
そして、計数手段としての制御手段41は、文書作成装置1の電源が投入されて以降、その電源が遮断されるまでの間において、複数の各表示画面が表示手段44に表示される回数を各々個別に計数する。表示回数情報記憶手段は、計数手段により計数された表示回数の情報を複数の表示画面毎に記憶している。また、計時手段としての制御手段41は、設定画面が表示手段44に表示されてからその設定画面に対して使用者が入力手段45によって行う設定事項の確定操作までの時間を計時する。
また、制限情報記憶手段には、表示画面の表示手段44に対する表示回数に応じて、その表示画面に対応する音声案内に制限を加える制限情報が記憶されている。具体的には、制限情報記憶手段には、制限情報として、音声案内手段48の音声案内を行わない基準となる所定の基準情報である基準回数の情報が記憶されている。つまり、制限情報記憶手段には、表示回数が所定の基準回数以上となったときに音声案内を出力させない制限情報が記憶されている。さらに、制御情報記憶手段には、所定の基準時間の情報も記憶されている。
そして、制御手段41は、複数の各表示画面を表示手段44に表示する際に、その各表示画面について表示回数情報記憶手段に記憶された表示回数の情報、及び、制限情報記憶手段に記憶された制限情報に基づいて、各表示画面の表示に対応して音声案内手段48によって行われる音声案内の情報を制限する。具体的には、この制御手段41は、表示回数情報記憶手段に記憶される表示回数の情報が示す値が制限情報記憶手段に記憶される基準情報が示す値に達すると音声案内手段48に対して、当該表示画面に対応する音声出力をさせない制限制御を実行する。また、制御手段41は、表示回数の情報が示す値が基準情報が示す値未満であるときにも計時手段による計時中の時間が所定の基準時間を経過するまで表示画面の操作に関する音声案内情報に基づく音声出力を音声案内手段48に行わせない制限制御を実行する。さらに、制御手段41は、計時手段による計時時間が所定の基準時間内の場合、即ち、所定の基準時間が経過するまでに使用者により確定操作がなされた場合、表示手段44に表示されている設定画面を次の設定画面に切替表示する一方、その切替表示前の設定画面に対応する音声出力を音声案内手段48に行わせない制御を実行する。
また、この文書作成装置1は、制限情報記憶手段に記憶される表示回数の基準情報及び基準時間を使用者が自由に設定することができるように構成されている。このとき、制御手段41は、使用者が所定の設定画面において入力手段45を操作することにより、表示回数の基準情報の値及び基準時間を夫々任意に設定可能な基準値設定手段及び基準時間設定手段として機能する。さらに、制限情報記憶手段に記憶される基準時間は、表示回数に応じて異なっている。
また、制御手段41は、表示回数情報記憶手段に記憶される表示回数の情報を電源投入時に初期化するように構成されている。
以下、本発明の実施例を図に基づいて詳説する。本発明は、複数の表示画面を表示手段に表示するとともに、その表示された各表示画面の画面表示に対応して使用者が行うべき操作を音声案内手段によって音声で案内する電子機器である。そして、この電子機器は、各表示画面の表示回数を個別に計数して自動で音声案内の出力を行うか否か、或いは、音声案内の出力音量や出力速度を制御する音声出力制御機能を有している。以下に、この音声出力制御機能を備えた電子機器として、文書作成装置1を例に挙げて述べる。
図1は、本発明の実施例に係る文書作成装置1の外観斜視図であり、図2は、文書作成装置1の側面断面模式図である。文書作成装置1は、葉書(100×148mm)やL判(89×127mm)、2L判(178×127mm)等の比較的小さな印刷用紙10に印刷を実行する装置であり、住所録を作成する機能や、住所録から自動で葉書に宛名書をする機能や、デジタルカメラで撮影した写真画像を取込み写真として印刷する機能や、文章を編集する機能、取込んだ画像と文章とを組み合わせて葉書に印刷する機能等、様々な機能を有している。
この文書作成装置1は、図1に示すように、箱形の筐体2を備え、筐体2の前方には入力手段としてのキーボード3が配置されている。このキーボード3は、筐体2の前方下端近傍に回動可能に装着されており、使用状態では図示したように前方に倒され、使用しない場合には筐体2の前面と対向した状態で収納されている。
このキーボード3は、図3に示すように、電源を入れたり切ったりするための電源スイッチキー30、設定事項の入力操作として項目を選択したり、選択した項目の設定内容を変更するためのカーソルキー32、操作を進めるために設定事項の確定操作として選択対象や変更内容を確定させる実行キー34、表示手段44にトップメニュー画面を表示させるためのトップメニューキー、印刷実行の指示に用いるプリントキー、設定事項の入力操作として文字や数字を入れるための文字・数字キー36等が配置されており、夫々のキーが入力手段として機能し、使用者の入力操作に基づいて所定の操作信号を後述の制御手段に送信する。
筐体2の前面には、印刷が完了した葉書や写真等の印刷用紙10が排出される排紙口5と、メモリーカード等の可搬型記憶媒体を挿入可能な記憶媒体挿入口6とが形成されている。この記憶媒体挿入口6は、メモリーカード等の着脱可能な可搬型記憶媒体が挿入されることにより、デジタルカメラで撮影された写真の画像データや、パーソナルコンピュータで編集された文章等の編集データを文書作成装置1に取り込み可能とするとともに、文書作成装置1で編集したデータをメモリーカード等に保存可能とする。
また、筐体2の上面には、表示手段とされる液晶等の表示部8が配置され、この表示部8は筐体2の正面方向に回動可能とされている。この表示部8は、キーボード3からの入力信号に対応して画面上に入力内容が表示される、或いは、各種の設定に必要なメニュー画面が表示される、又は、デジタルカメラから取り込んだ写真画像が表示される等、文書作成装置1で必要とする各種のデータが表示される。尚、この表示部8は、タッチパネルとして構成されることもある。表示部8をタッチパネルとして構成することによりキーボード3を使用せずとも表示部8上で簡単な入力操作が可能となる。
さらに、筐体2の上部には、筐体2の後方側から筐体2の上方までの間を回動可能な取っ手15が装着されている。この取っ手15は、略コ字状に形成され、文書作成装置1の運搬時等に把持されて使用される。
そして、文書作成装置1は、図2に示すように、筐体2の背面に開口する空腔部16を有し、この空腔部16の開口を塞ぐように給紙トレイ18が配置されている。この給紙トレイ18は、筐体2の後方であって下方近傍位置に軸着されており、上端を前後方向に移動させるように回動可能とされ、印刷用紙10を複数枚重ねて収容することができるようになっている。
また、給紙トレイ18の内側であって上方位置には、給紙トレイ18に収容された印刷用紙10を1枚ずつ下方に送り出すピックアップローラ19が配置されている。また、給紙トレイ18の下端近傍には、ピックアップローラ19によって下方に送り出された印刷用紙10を筐体2の排紙口5方向へと搬送する搬送ローラ20a,20bが配置されている。さらに、筐体2の内部であって搬送ローラ20a,20bの前方近傍には、印刷手段とされる印刷ヘッド21が配置されている。また、筐体2の内部であって印刷ヘッド21の前方には、印刷を完了した印刷用紙10を排紙口5から排出する排紙ローラ22a,22bが配置されている。この搬送ローラ20aと排紙ローラ22aは、図示しないステッピングモータによって回転を制御されて、所定速度で印刷用紙10を搬送している。尚、ピックアップローラ19と、搬送ローラ20a,20bと、排紙ローラ22a,22bとは、文書作成装置1における搬送手段として機能している。
印刷手段とされる印刷ヘッド21は、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)の各色インクを吐出する夫々のノズルを有するインクジェット方式の印刷ヘッド21とされ、ノズルから各色を印刷用紙10に噴射することにより印刷を実行する。尚、インクジェット方式の印刷ヘッド21について述べたが、本発明がインクジェット方式に限定されるものではない。
そして、給紙トレイ18に収容された印刷用紙10は、ピックアップローラ19によって前方に位置する印刷用紙10から順に下方に送り出され、搬送ローラ20a,20bとの間に挟み込まれた状態で印刷ヘッド21の下方に繰り出され、印刷が完了後、排紙ローラ22a,22bの間に挟み込まれて排紙口5から外部へと排出される。
次に、本実施例の文書作成装置1の制御回路について述べる。図4は、文書作成装置1の機能回路ブロック図である。この文書作成装置1は、図4に示すように、制御手段41とするCPUと、ROM51やRAM52等の記憶手段42と、表示手段44と、入力手段45と、印刷機構47と、音声案内手段48と、を備える。
この文書作成装置1は、表示画面の表示回数や表示画面が表示されてからの時間に基づいて音声案内の出力を行うか否かを決定するといった音声出力制御機能を備えている。この音声出力制御機能は、制御手段41と、入力手段45と、表示手段44と、音声情報記憶手段と、音声案内手段48と、計数手段及び計時手段と、表示回数情報記憶手段と、制限情報記憶手段と、によって実現される。
入力手段45は、使用者が入力操作に用いる上述したキーボード3であって、電源スイッチキー30、カーソルキー32、実行キー34、プリントキー等を備えている。表示手段44は、各種の表示画面を表示する上述した液晶等の表示部8であって、所定の操作信号を受信した制御手段41により制御されて、ROM51に予め記憶されている文書作成装置1の動作や処理機能に関する種々の設定を行うための複数の設定画面等(表示画面)を表示する。尚、入力手段45としては、表示部8の表面にタッチパネルが設けられる場合は、このタッチパネルを含む。
制御手段41は、入力手段45からのキー操作信号に応じて、又は、自動で、ROM51に予め記憶されているシステムプログラム、メモリーカードに記憶された制御プログラム等を起動させ、RAM52をワークメモリとして回路各部の動作を制御する。また、制御手段41は、各表示画面についてRAM52に記憶された表示回数の情報と、RAM52に記憶される音声の出力情報である制限情報と、ROM51に予め記憶されている音声案内等の音声案内情報と、を読み出し、この表示回数の情報及び制限情報に基づいて、前記複数の各表示画面を表示手段44に表示させる際に、各表示画面の表示に対応して音声案内手段48によって行われる音声案内の情報を制限する処理を実行する。
具体的には、制御手段41は、文書作成装置1の電源が投入されている間において、表示回数情報記憶手段に記憶される各表示画面の表示回数の情報が示す値が音声制限情報記憶手段に記憶される所定の基準情報が示す値に満たないときには音声案内手段48を制御して音声案内の出力を実行させるが、表示画面の表示回数の情報が示す値が所定の基準情報が示す値に達したときには音声案内手段48に対して、表示画面に対応する音声案内の出力をさせない処理を行なう。また、制御手段41は、表示画面の表示回数の情報が所定の基準情報が示す値に満たないときであっても、計時手段による計時中の時間(即ち、表示画面が表示手段44に表示されてからの時間)が所定の基準時間を経過するまで表示画面の操作に関する音声案内情報に基づく音声出力を音声案内手段48にさせない音声出力待機処理を実行する。さらに、制御手段41は、計時手段による計時時間が所定の基準時間内の場合、即ち、所定の基準時間が経過するまでに使用者により確定操作がなされた場合、表示手段44に表示されている設定画面を次の設定画面に切替表示する一方、その切替表示前の設定画面に対応する音声案内情報に基づく音声出力を音声案内手段48に行わせない処理を実行する。
そして、制御手段41は、入力手段45からの所定の操作信号を受信したとき、ROM51に予め記憶されている複数の表示画面情報の中から受信した操作信号に応じた表示画面情報を選択して、該表示画面情報に基づく表示画面を表示手段44に表示させる制御を行う。また、制御手段41は、文書作成装置1の電源が投入されて以降、その電源が遮断されるまでの間において、複数の各表示画面が表示手段44に表示される回数を計数する計数手段及び表示画面が表示されてからの時間を計る計時手段としての機能も担う。
この計数手段としての制御手段41は、表示手段44に表示される各表示画面の表示回数を計数する。この計数手段は、表示画面が切替えられるスイッチキーが操作される度に表示画面の表示回数を計数する。表示画面が切替えられるスイッチキーとしては、例えば、図3に示したように、トップメニュー画面を表示させるために操作するトップメニューキー、表示された表示画面上に表示されるメニュー項目を選択しその選択を確定して次の表示画面に進むために操作する実行キー34、或いは前の表示画面に戻るために操作される取消キー38(以下、「画面切替えキー」という)がある。
そして、画面切替えキーが操作されることにより、表示画面が電源投入後に複数回表示された場合、計数手段はその都度計数処理を実行して、表示回数情報記憶手段に表示回数情報を更新記憶する。また、この表示回数情報記憶手段に記憶される表示回数の情報は制御手段41により電源投入時に初期化される。
つまり、電源を投入した際には、表示回数情報としての表示回数カウンタの数値がリセットされて「0」となる。そして、この表示回数カウンタには、表示画面が切替えられた後に再度当該表示画面が表示されたときにカウントアップされる。
尚、表示回数カウンタの数値は表示画面の表示回数の数値に対して「1」だけ少ない。例えば、電源投入後に初めて表示された表示画面における表示回数カウンタは「0」である。また、電源投入後に所定の表示画面の表示回数が2回目となったときには、表示回数カウンタは「1」と計数され、表示回数が3回目となったときには、表示回数カウンタは「2」と計数される。そして、電源を切って再投入した際には、その都度初期化されて表示回数カウンタは「0」として更新記憶される。
計時手段としての制御手段41は、表示手段44に各表示画面を表示させてからの時間を計測する。具体的には、計時手段は、表示画面が表示手段44に表示されてから、後述の所定の基準時間を経過するまで、又は、使用者が表示手段44に表示される表示画面上での作業を完了して次の表示画面に移行する操作を行うまで(例えば、入力手段45による入力操作のうち前記画面切替えキーの入力操作を行うまで)の経過時間を計測する。尚、ここでは、設定事項の確定操作を行う前記画面切替キーが操作されるまでの時間を計時するが、カーソルキー32や文字・数字キー36などの設定事項を選択したり設定事項に具体的な数値を入力するなどの操作を行う入力キーについてはその操作があっても無視し、経過時間の計時対象とはしない。
記憶手段42としてのROM51には、文書編集時に使用する文字フォントや印刷の字体、編集する印刷用紙の規格情報、制御手段41が各種手段を制御する場合の制御プログラム等が記憶されている。また、ROM51は、本文書作成装置1の動作に係る各種設定を行うための設定画面等の複数の表示画面の情報を予め記憶する表示画面情報記憶手段として機能するとともに、その各表示画面の操作に関する音声案内情報やエラーメッセージに関する音声情報を予め記憶する音声情報記憶手段として機能する。
記憶手段42としてのRAM52は、入力手段45で入力された文字等の文書の編集情報をワークメモリとして記憶する処理や、表示手段44に表示されるパターンデータを記憶する処理等を行う。また、RAM52は、計数手段により計数された前記複数の各表示画面の表示回数の情報を記憶する表示回数情報記憶手段として機能する。
さらに、RAM52は、計数手段により計数された前記表示画面の表示手段44に対する表示回数に応じてその表示画面に対応する音声案内を出力させないといった音声案内に制限を加える制限情報、及び、計時手段により計測された時間が所定の基準時間を経過するまでは音声案内を出力させない制限情報、並びに、制限情報としての表示回数に対する所定の基準情報及び基準時間の情報を記憶する制限情報記憶手段としても機能する。
具体的には、制限情報記憶手段には、制限情報として、音声案内手段48の音声案内を行わない基準となる所定の基準情報として基準回数の情報が記憶されている。つまり、制限情報記憶手段には、表示回数が所定の基準回数未満であるときには音声を出力させ、表示回数が所定の基準回数以上となったときに音声を出力させないといった制限情報が記憶されている。また、制限情報記憶手段には、計時手段による計時中の時間(即ち、表示画面が表示手段44に表示されてからの時間)が所定の基準時間を経過するまで所定の表示画面の操作に関する音声案内情報に基づく音声出力を音声案内手段48に行わせない制限情報が記憶されている。さらに、制限情報記憶手段には、音声案内の出力中に画面切替えキーの入力操作が行われたときには音声出力を停止させる制限情報が記憶されている。ここで、制限情報記憶手段に記憶される所定の基準時間は、表示画面の表示回数に応じて異なる。
印刷機構47は、印刷手段55と搬送手段56から構成され、印刷手段55は、上述した印刷ヘッド21とされるものであって、印刷用紙10に印刷を実行する処理を行なう。また、搬送手段56は、上述したピックアップローラ19、搬送ローラ20a,20bや排紙ローラ22a,22b、ローラを回転させるステッピングモータによって構成され、印刷用紙10を搬送する処理を行なう。
音声案内手段48は、音声情報記憶手段に記憶された音声案内情報を制御手段41に制御されて音声の出力を実行するスピーカである。
以下、文書作成装置1において葉書を印刷する際の音声出力制御の制御フローについて述べる。図5は、文書作成装置1における制御フローを示すフローチャートであり、図6乃至図8は、文書作成装置1の表示手段44に表示される表示画面を示す説明図である。尚、画面切替えキーの操作については、実行キー34が操作された例について説明する。
まず、文書作成装置1の制御手段41が実行する処理の概要について説明する。この文書作成装置1の制御手段41は、電源スイッチキー30が操作されて電源が投入されたときに表示画面を表示手段44に表示させるとともに表示回数情報を初期化する初期化処理(ステップS101)を実行する。また、この文書作成装置1の制御手段41は、入力操作に従って表示手段44に表示画面を表示した後、当該表示画面の表示回数情報を表示回数情報記憶手段から読み出す表示回数取得処理(ステップS103)を実行する。
そして、使用者がカーソルキー32や実行キー34等の各種の入力手段45を操作すると、制御手段41は、表示手段44や音声案内手段48等を制御する。また、この制御手段41は、所定の表示画面を表示手段44に表示させているときに、入力手段45のうち画面の切替えを実行するための実行キー34や取消キー38等の画面切替えキーが操作されて所定の入力が行われたか否かを確認する操作信号確認処理(ステップS195、S120)を実行する。
そして、制御手段41は、操作信号確認処理(ステップS195、S120)において画面切替えキーの入力を確認した場合、表示手段44に複数の表示画面のうち使用者の入力操作に対応する次の表示画面(次のステップの表示画面や前のステップの表示画面、或いはトップメニューなどの所定の表示画面)を表示させる表示画面表示処理(ステップS190)を実行する。また、制御手段41は、電源が投入されてから以降、その電源が遮断されるまでの間において、表示画面表示処理(ステップS190)によって各表示画面が表示手段44に表示される回数を計数手段として計数する表示回数計数処理(ステップS190)を実行する。さらに、制御手段41は、このとき表示回数情報記憶手段に表示回数情報を更新記憶させる表示回数情報記憶処理も実行する。尚、この表示回数情報記憶処理では、各表示画面毎に表示回数の情報が記憶される。
そして、制御手段41は、制限情報記憶手段に記憶される所定の基準回数と表示回数取得処理(ステップS103)において取得した表示回数情報とを比較して表示回数が所定の基準回数以上となったか否かを判定する表示回数判定処理(ステップS105)を実行する。また、制御手段41は、使用者による画面切替えキーの入力操作が行われることなく計時手段による計時中の時間tが制限情報記憶手段に記憶される所定の基準時間を経過したか否かを判定する時間判定処理(ステップS125、S135)を実行する。
この表示回数判定処理(ステップS105)は、表示回数を前記基準回数と比較して音声案内の出力を行うか否かを判定する処理であり、制限情報記憶手段に記憶される表示回数の情報及び表示回数に対応する制限情報を参照する制限情報参照処理として制御手段41により実行される。
そして、時間判定処理(ステップS125、135)は、計時手段による計時中の時間tが前記基準時間を経過するまでの間、所定の表示画面の操作に関する音声案内情報に基づく音声案内の出力を音声案内手段48に行わせない音声出力待機処理として制御手段41により実行される。
さらに、制御手段41は、制限情報記憶手段に記憶される所定の表示回数における前記基準時間を決定するために、表示回数が所定の回数であるか否かを確認する表示回数確認処理(ステップS130)を実行する。
また、制御手段41は、計時手段であるタイマによる時間計測を開始させる、或いは停止させる計時開始処理(ステップS110)や計時停止処理(ステップS140、S165)を実行する。さらに制御手段41は、計時手段であるタイマが計時中であるか否かを確認する計時確認処理(ステップS125、S160)を実行する。
そして、制御手段41は、参照した表示回数の情報及び制限情報に従って音声案内手段48を制御することで音声案内手段48に音声案内をさせる音声案内処理(ステップS150)を実行する。また、制御手段41は、音声案内中であるか否かを確認する音声案内動作確認処理(ステップS170)を実行して、音声案内中と確認された場合に音声案内を中断する音声案内停止処理(ステップS175)を実行する。これにより、音声案内中に、操作内容を理解した使用者等の煩わしさを回避できる。
そして、制御手段41は、以上のような処理を実行することで、表示回数が所定回数以上になった場合などのある条件を満たした場合に、音声案内の出力をさせないといった音声案内出力の制限制御をする。
次に、電源投入後に初めて表示画面を表示したときの制御フローを第一の場合、2回目に表示画面を表示したときの制御フローを第二の場合、3回目に表示画面を表示したときの制御フローを第三の場合として、夫々の制御フローを使用者の操作手順とともに説明する。
第一の場合の制御フローである電源投入後に初めて表示画面を表示した場合の制御フローを以下に説明する。
使用者が電源スイッチキー30を操作して電源を投入すると、電源スイッチキー30から電源投入の操作信号が制御手段41に送信される。この操作信号を受信した制御手段41は、各表示画面の表示回数の情報を全て初期化する初期化処理(ステップS101)を実行する。つまり、表示回数カウンタを「0」として表示回数情報記憶手段に記憶する。
そして、初期化処理(ステップS101)では、図6(a)に示すように、最初の画面であるトップメニューの表示画面を表示する表示画面表示処理(同ステップ)が実行される。つまり、このときのトップメニューの表示画面の表示カウントは「0」である。
本実施例におけるトップメニューの設定画面(表示画面)には、図示するように、葉書に印刷する文面を作成するモードに進むための「文面」、葉書に印刷する宛名を作成するモードに進むための「宛名」、写真を印刷するモードに進むための「デジタル写真プリント」、文書作成装置1の設定を変更するモードに進むための「設定」の4つの項目が表示される。
そして、図5に示したように、表示画面表示処理(ステップS101)が実行された後、制御手段41は表示画面表示処理(ステップS101)で表示手段44に表示させた表示画面の1回目の表示回数情報である表示回数カウンタ「0」を表示回数情報記憶手段から読み出す表示回数取得処理(ステップS103)を実行する。
そして、制御手段41は、予め制限情報記憶手段に記憶された特定の値である「2」(つまり所定の基準回数を「3回」としている。)を参照し、表示回数カウンタの数値と比較して表示回数カウンタの数値が「2」以上であるか否かを判定する表示回数判定処理(ステップS105)を実行する。つまり、表示回数が2回目までであれば、制御手段41は計時手段であるタイマをスタートさせる計時開始処理(ステップS110)を実行する。
そして、表示画面の表示回数は1回目であるので、タイマがスタート(ステップS110)する。タイマがスタート(ステップS110)すると、制御手段41は、操作信号確認処理(ステップS120)と時間判定処理(ステップS125)とを実行する。
具体的には、制御手段41は、操作信号確認処理(ステップS120)において画面切替えキーが操作されたか否かを判定し、時間判定処理(ステップS125)においてタイマによる計時中の時間tが所定の基準時間である2秒を経過したか否かを判定する。つまり、このとき制御手段41は、基準時間である2秒間だけ表示画面の操作に関する音声案内情報に基づく音声出力を音声案内手段48に行わせずに、使用者による画面切替えキーの入力操作がなされるのを待つ音声出力待機状態となっている。
ここで、画面切替えキーの入力がなされることなく表示画面を表示してから基準時間である2秒が経過すると、制御手段41は、表示回数カウンタが「0」であるか否かを判定する表示回数確認処理(ステップS130)を実行する。このとき、表示画面の表示回数は1回目であるため、表示回数確認処理(ステップS130)において制御手段41は表示回数が1回目であると判定してタイマをストップする計時停止処理(ステップS140)を実行して、音声案内を出力する音声案内処理(ステップS150)を実行する。
また、制御手段41が、表示回数確認処理(ステップS130)を実行することにより、表示回数が1回目であるときは基準時間を2秒として音声出力待機処理を実行できる。尚、制御手段41は、表示回数が1回目でない場合は、後述するように基準時間を4秒として再設定して音声出力待機処理を実行する。
即ち、制御手段41は、使用者が初めて表示画面を見た場合などで操作に不慣れであるときであって、表示画面を表示してから2秒という比較的短い時間が経過した場合には、当該表示画面に対応した音声案内情報を音声情報記憶手段から取得して音声を音声案内手段48に出力させる音声案内処理(ステップS150)を制限情報に基づいて実行して、使用者に操作を促す。また、制御手段41は、使用者が予め表示画面の操作方法を知っている場合などで操作を熟知しているときであって、計時手段による計時中の時間が基準時間である2秒を経過するまでに入力手段45に所定の入力が行われた場合には、音声出力を音声案内手段48に行わせることなく次の表示画面を表示させるための各処理(ステップS160〜190)を実行する。
具体的には、操作信号確認処理(ステップS120)において、所定の基準時間である2秒が経過する前に、画面切替えキーが操作されたときは、計時手段動作確認処理(ステップS160)に進む。このとき、計時手段が動作中であるため、制御手段41は計時停止処理(ステップS165)を実行して、次ステップである音声案内動作確認処理(ステップS170)に進む。音声案内動作確認処理(ステップS170)において、制御手段41は、音声案内が出力中でないことを確認し、当該表示画面の表示カウントを「0」から「1」にカウントアップする表示回数計数処理を実行するとともに次の表示画面を表示手段44に表示させる表示画面表示処理(ステップS190)を実行する。
そして、図6(a)に示したトップメニューの表示画面において、音声案内処理(ステップS150)が制御手段41により実行された場合、制御手段41は、「葉書の文面を作成するときは文面、宛名を印刷するときは宛名、写真を印刷するときはデジタル写真プリントを選んでください。」という音声案内を音声案内手段48に出力させる。
音声案内の出力が開始された後、制御手段41は、操作信号確認処理(ステップS120)と計時確認処理(ステップS125)とを実行する。
具体的には、制御手段41は、操作信号確認処理(ステップS120)において画面切替えキーが操作されたか否かを判定し、計時確認処理(ステップS125)においてタイマが停止中であるか否かを確認する。このときタイマは停止中であるため、制御手段41は、使用者による画面切替えキーの入力操作がなされるのを待つ受信待機状態となっている。
そして、音声案内を聞いた使用者がカーソルキー32を操作して「デジタル写真プリント」の選択対象を選択した後、実行キー34を操作すると、制御手段41は、図5に示したように、操作信号確認処理(ステップS120)において画面切替えキーの入力がされたと確認して次ステップである計時確認処理(ステップS160)に進む。タイマは、計時停止処理(ステップS140)においてストップしているので、次いで制御手段41は音声案内動作確認処理(ステップS170)を実行する。
上記した音声案内が最後まで出力されずに画面切替えキーが操作された場合には、制御手段41は、音声案内手段48による音声案内の出力を停止する音声案内停止処理(ステップ175)を実行した後、当該表示画面の表示カウントを「0」から「1」にカウントアップする表示回数計数処理を実行するとともに次の表示画面を表示手段44に表示させる表示画面表示処理(ステップS190)を実行する。また、上記した音声案内が最後まで出力された後に画面切替えキーが操作された場合には、制御手段41は、音声案内停止処理(ステップS175)を実行することなく表示画面表示処理(ステップS190)を実行する。
そして、図6(b)に示すように、次の表示画面であるデジタル写真メニュー画面が表示手段44に表示されると、この表示画面において上記と同様の処理が制御手段41により実行される。即ち、デジタル写真メニュー画面が初めて表示されてから基準時間である2秒間は音声を出力させない音声出力待機処理が制御手段41により実行され、画面切替えキーの入力がなされることなく基準時間である2秒を経過した場合、制御手段41は、音声案内を開始する音声案内処理(ステップS150)を実行する。
そして、デジタル写真メニューの表示画面においては、「メモリーカードをカードスロットにセットしてください。デジタル写真メニューの中から項目を選んでください。」という音声案内が出力される。
ここで、音声案内を聞いた使用者が、「選んで」を選択して実行キー34を操作した場合、制御手段41は、操作信号確認処理(ステップS120)において画面切替えキーの入力がされたと確認した後、計時確認処理(ステップS160)や音声案内動作確認処理(ステップS170)を実行して、次の表示画面である写真設定画面を表示手段44に表示させる表示画面表示処理(ステップS190)を実行する。
そして、図7(a)に示すように、次の表示画面である写真設定画面には、メモリーカード等の記憶手段に記憶される写真の縮小画像が表示され、使用者は複数の縮小画像の中から印刷したい写真を選ぶことができる。このとき、制御手段41は、上記と同様の処理を経て音声案内処理(ステップS150)を実行した場合、音声情報記憶手段から音声案内情報を読み出して、「印刷したい写真を選んで印刷枚数を指定してください。指定が終わったら実行キーを押してください。」という音声案内を音声案内手段48に出力させる。
さらに、写真設定画面において、使用者が印刷したい写真を選び、枚数を決定した後、実行キー34を押すと、図7(b)に示すように、制御手段41は表示手段44に印刷設定画面を表示させる。この画面において、制御手段41は、上記と同様の処理を経て音声案内処理(ステップS150)を実行した場合、「写真を印刷します。上下カーソルキーで項目を選んで、左右カーソルキーで各項目の設定を変更できます。実行キーを押すと、決定します。」という音声案内を音声案内手段48に出力させる。
また、印刷設定画面において、使用者が用紙サイズ、紙質及び印刷タイプの種類、縁の有無を選択して実行キー34を押すと、図8に示すように、制御手段41は表示手段44に印刷処理画面を表示させる。この画面において、制御手段41は、上記と同様の処理を経て音声案内処理(ステップS150)を実行した場合、「印刷する面を表にして用紙をセットしてください。実行キーを押すと、印刷を開始します。」という音声案内を音声案内手段48に出力させる。
そして、制御手段41は、選択された印刷内容に対応した印刷データを作成する印刷データ作成処理を実行する。また、印刷データ作成処理の後、使用者が入力手段45である実行キー34を操作すると、制御手段41には印刷実行指示の操作信号が入力手段45から送信される。操作信号を受信した制御手段41は、印刷データ作成処理において作成した印刷データに従って印刷処理を実行する。そして、印刷処理が終了すると、制御手段41は、表示手段44にトップメニュー画面を再び表示させる。
続いて、第二の場合の制御フローである2回目に表示画面を表示した場合の制御フローを以下に説明する。
上記したように、印刷処理が終了すると、トップメニュー画面が再び表示手段44に表示される。尚、このときのトップメニューの表示画面の表示カウントは表示回数計数処理(ステップS190)において「1」、つまり2回目として表示回数情報記憶手段に更新記憶されている。
そして、図5に示したように、表示画面表示処理(ステップS190)が実行された後、制御手段41は表示画面表示処理(ステップS190)で表示した表示画面の表示回数情報である表示回数カウンタ「1」を表示回数情報記憶手段から読み出す表示回数取得処理(ステップS103)を実行する。
そして、制御手段41は、上記した「第一の場合」の処理と同様に、予め制限情報記憶手段に記憶された特定の値である「2」を参照し、表示回数カウンタの数値と比較して表示回数カウンタの数値が「2」以上であるか否か、つまり表示回数が所定の基準回数である3回以上であるか否かを判定する表示回数判定処理(ステップS105)を実行する。
そして、表示画面の表示回数は2回目であるので、上記した「第一の場合」の処理と同様に、制御手段41は計時開始処理(ステップS110)を実行する。タイマがスタート(ステップS110)すると、制御手段41は、操作信号確認処理(ステップS120)と時間判定処理(ステップS125)とを実行する。
ここで、画面切替えキーの入力がなされることなく表示画面を表示してから所定の基準時間である2秒が経過すると、制御手段41は、表示回数カウンタが「0」であるか否かを判定する表示回数確認処理(ステップS130)を実行する。このとき、表示画面の表示回数は2回目であるため、表示回数確認処理(ステップS130)において制御手段41は表示回数が2回目であると判定して所定の基準時間を4秒として再設定し、時間判定処理(ステップS135)を実行する。つまり、表示回数が2回目の場合において、制御手段41は、基準時間である4秒間だけ表示画面の操作に関する音声案内情報に基づく音声出力を音声案内手段48に行わせずに、使用者による画面切替えキーの入力操作がなされるのを待つ音声出力待機状態となっている。
ここで、画面切替えキーの入力がなされることなく表示画面を表示してから所定の基準時間である4秒が経過すると、制御手段41は、計時停止処理(ステップS140)を実行して、音声案内処理(ステップS150)を実行する。
即ち、使用者が表示画面を見たのが2回目である場合、制御手段41は、表示画面を表示してから4秒という比較的長い時間が経過したときには、当該表示画面に対応した音声案内情報を音声情報記憶手段から取得して音声案内を開始して、使用者に操作を促す。つまり、初めて表示画面を表示するときには、制御手段41は直ちに(例えば上記のごとく2秒経過後に)音声案内を開始するが、表示回数が2回目のときには、制御手段41は直ちに音声案内を開始せずにしばらくの間(例えば上記のごとく4秒間)だけ、音声出力を音声案内手段48に行わせずに使用者の操作を待つ音声出力待機処理を実行する。
そして、音声案内を聞いた使用者が実行キー34を操作すると、或いは、計時中の時間が所定の基準時間である4秒を経過する前に使用者が実行キー34を操作すると、制御手段41は、操作信号確認処理(ステップS120)において画面切替えキーである実行キー34の入力がされたことを確認して次ステップである計時確認処理(ステップS160)に進む。その後は、上記した「第一の場合」の処理と同様に音声案内動作確認処理(ステップ170)を実行した後、当該表示画面の表示カウントを「1」から「2」にカウントアップする表示回数計数処理を実行するとともに次の表示画面を表示手段44に表示させる表示画面表示処理(ステップS190)を実行する。
そして、再び一連の処理が実行されて印刷が終了すると、制御手段41は、表示手段44にトップメニュー画面を三たび表示させる。
さらに続いて、第三の場合の制御フローである3回目に表示画面を表示した場合の制御フローを以下に説明する。
上記したように、二度目の印刷処理が終了すると、トップメニュー画面が再び表示手段44に表示される。尚、このときのトップメニューの表示画面の表示カウントは表示回数計数処理(ステップS190)において「2」、つまり3回目として表示回数情報記憶手段に更新記憶されている。
そして、表示画面表示処理(ステップS190)が実行された後、制御手段41は表示画面表示処理(ステップS190)で表示した表示画面の表示回数情報である表示回数カウンタ「2」を表示回数情報記憶手段から読み出す表示回数取得処理(ステップS103)を実行する。
そして、制御手段41は、上記した「第一及び第二の場合」の処理と同様に、予め制限情報記憶手段に記憶された特定の値である「2」を参照し、表示回数カウンタの数値と比較して表示回数カウンタの数値が「2」以上であるか否か、つまり表示回数が基準回数である3回以上であるか否かを判定する表示回数判定処理(ステップS105)を実行する。
そして、表示画面の表示回数は3回目であるので、タイマをスタートさせることなく、制御手段41は、操作信号確認処理(ステップS195)を実行する。そして、使用者が画面切替えキーの入力を行うと、操作信号確認処理(ステップS195)において、画面切替えキーが入力されたと判定されるため、表示回数計数処理とともに表示画面表示処理(ステップS190)を実行する。
即ち、使用者が表示画面を見たのが3回目である場合、制御手段41は、表示画面を表示してから画面切替えキーが入力されるまで待機して、音声案内を開始しない。
そして、再び一連の処理が実行されて印刷が終了すると、制御手段41は、表示手段44に四度目となるトップメニュー画面を表示させる。
その後のトップメニュー画面等の設定画面における制御手段41の制御フローは、「第三の場合」の処理と同一である。以上が、本発明の一実施例を示す制御フローの説明である。
したがって、本発明によれば、表示画面の表示回数を計数し、該表示回数に応じて音声案内の出力を行うか否かを判断するといった音声出力制御を行なう文書作成装置1を提供することができる。また、表示画面が表示されてからの時間を計測して、所定時間だけ音声案内の出力を行わせないといった音声出力制御を行う文書作成装置1を提供することができる。
このように、習熟者等の音声案内を不要とする使用者自身が設定変更の操作を行うことなく、表示回数が所定回数以上となったときには自動的に音声案内を出力させない音声案内の制限制御がなされるため、所定回数までに操作を理解した使用者に煩わしい感じを与えることを防止できる。
また、表示回数が所定回数未満であっても、計時手段による計時中の時間が所定時間を経過するまでは、音声出力をさせない出力制限がなされるため、習熟者等の使用者に煩わしい感じを与えることを防止できる。
そして、本実施例の音声案内手段48を備えた電子機器としての文書作成装置1によれば、表示回数に対応する制限情報に従って音声出力を行うか否かを決定することにより、初めての表示画面においては音声案内が直ちに開始されるため、使用者は音声案内に従って容易に操作を行うことができる。そして、所定の基準時間を表示回数毎に異なる時間として、表示画面の表示回数が2回目であるときには、しばらくの間は音声出力を行わずに使用者の操作を待ってから音声案内を開始するため、操作案内を一度で理解した使用者の感じる煩わしさを軽減することができる。
また、この文書作成装置1は、表示回数情報記憶手段に記憶される表示回数の情報を電源投入時に初期化する構成としている。これにより、未使用期間を経て再度電源を投入したときにも自動で音声案内を実行して使用者が容易に操作を行うことができる文書作成装置1を提供することができる。
そして、表示画面によって操作の難易度が異なる場合に対応することができるように、表示画面毎に表示回数の基準情報及び基準時間を使用者が自由に設定可能に文書作成装置1を構成することが好適である。このとき、制御手段41は、使用者が所定の設定画面において入力手段45を操作することにより、表示回数の基準情報の値及び基準時間を夫々任意に設定可能な基準値設定手段及び基準時間設定手段として機能する。
この場合、使用者が所定の操作を行ったとき、図9(a)、(b)に示すように、制御手段41は、表示手段44に音声ガイダンス設定画面を表示する。そして、図9(a)に示したように、基準回数を上記のように3回に限定して制限情報記憶手段に記憶させておくことなく、2回、或いは4回以上として、表示画面毎に設定可能にすることで、使用者は、難易度の異なる表示画面に応じて難易度に合わせた調整を行うように適宜設定を変えることができる。
また、図9(b)に示したように、表示回数に応じた基準時間を上記のように1回目の表示のときには2秒、2回目の表示のときには4秒という固定値として制限情報記憶手段に記憶させておくことなく、夫々、異なる基準時間を設定可能にすることで、使用者は、難易度の異なる表示画面に応じて難易度に合わせた調整を行うように適宜設定を変えることができる。
尚、図5に示した操作信号確認処理(ステップS120)において、画面切替えキーのみの操作信号の入力を判定するのみならず、カーソルキー32等の他の入力手段45が基準時間内に操作された場合には音声を出力させない音声出力の制限制御を制御手段41に実行させる文書作成装置1を構成することもできる。この場合、制御手段41は、表示画面表示処理を実行するための画面切替えキー入力の有無を判定する操作信号確認処理をステップS120とは別に実行する。
このように構成することで、例えば、操作の後半などで実行キー34による操作確定についての音声案内を複数回行っており、当該表示画面における操作案内がカーソルキー32を主たる操作として発音される場合など、カーソルキー32の入力がされたときに、表示画面を切替えずに同じ表示画面を表示手段44に表示させている状態で、実行キー34が押されるまで待つことなく音声案内を出力させない音声案内情報の制限制御を実行することもできる。これにより、種々の表示画面毎に対応して、習熟者等の使用者に煩わしい感じを与えることを防止できる。
本発明に係る実施例の変形例について説明する。
この文書作成装置1は、制御手段41が表示回数情報記憶手段に記憶される表示回数の情報及び制限情報記憶手段に記憶される出力音量制限情報に基づいて、音声案内手段48に対して、当該表示画面に対応する音声案内情報の出力音量を調整するといった音声出力制御機能を備えている。この音声出力制御機能は、上述した制御手段41としてのCPUと、入力手段45と、表示手段44と、音声情報記憶手段と、音声案内手段48と、計数手段及び計時手段と、表示回数情報記憶手段と、制限情報記憶手段と、によって実現される。
この変形例に係る文書作成装置1は、制限情報記憶手段に表示回数が基準回数以上となったときに、表示回数の増加に応じて音声案内手段48から出力される音声案内情報の出力音量を減少させる制限情報として出力音量制限情報が記憶されている。つまり、この文書作成装置1は、上記した実施例に係る文書作成装置1と同様の構成とされるも、基準回数以上の表示回数となったときに、音声を出力させない代わりに出力音量を表示回数の増加に従って徐々に減少させて所定回数に達したとき、ついには音量が0、即ち音声を出力させない制御をする。
この変形例に係る文書作成装置1の制御フローについて図10を参照して説明する。この文書作成装置1の制御手段41は、図5に示した制御フローと略同様の構成とされ、ステップS101〜S190までは、図5に示した処理と同じ制御処理を実行する。しかし、この文書作成装置1の制御手段41は、表示回数判定処理(ステップS105)において所定の基準回数以上の表示回数と判定したとき、出力する音声案内情報の出力音量を表示回数に応じて減少させるという音声案内の出力を制限する処理(ステップS210〜S240)を実行する。
制限情報記憶手段に記憶される制限情報の一例としては、図11に示すように、表示画面の表示回数が所定の基準回数である3回目であるときには出力音量が80%に減少し、表示回数が4回目(基準回数+1回)のときは出力音量が60%、表示回数が5回目のときは出力音量が40%、表示回数が6回目のときは出力音量が20%、表示回数が7回目のときは出力音量が0%に減少するといったものがある。
そして、この文書作成装置1の制御手段41は、表示回数判定処理(ステップS105)において表示回数が所定の基準回数である3回以上であると判定したとき、計時開始処理(ステップS210)を実行する。そして、制御手段41は、操作信号確認処理(ステップS215)、及び、時間判定処理(ステップS220)を実行して、受信待機状態となる。
ここで、所定の基準時間である6秒が経過したと判定された場合、制御手段41は、計時停止処理(ステップS225)を実行する。そして、制御手段41は、制限情報記憶手段から表示回数に応じた出力音量の情報を取得する制限情報参照処理(ステップS230)を実行する。
そして、制御手段41は、参照した出力音量制限情報が0%か否かを判定する音声出力判定処理(ステップS235)を実行する。音声出力判定処理(ステップS235)において、表示回数情報と対応する出力音量が0%であった場合には音声出力を行わずに使用者の操作を待つ。
また、音声出力判定処理(ステップS235)において、出力音量が0%でなかった場合、制御手段41は、表示画面に対応する音声案内情報を音声情報記憶手段から読み出して、音声案内手段48を制御して音声案内情報の出力音量が設定値よりも小さくなるように音声案内を制限して出力する音声案内処理(ステップS240)を実行して、使用者に操作を促す。
そして、使用者により操作がなされて、画面切替えキーの操作信号を受信した制御手段41は、表示画面表示処理及び表示回数計数処理(ステップS190)を実行して、表示手段44に次の表示画面を表示させる。
そして、制御手段41は、表示回数が基準回数以上となると表示毎に出力音量を徐々に小さくする制御を行う構成とせずに、表示回数情報記憶手段に記憶される表示回数の情報及び制限情報記憶手段に記憶される音声出力時間制限情報に基づいて、音声案内手段48に対して、当該表示画面に対応する音声案内情報の出力速度を調整する制御を行う構成とすることもできる。
この場合、制限情報記憶手段には、表示回数が基準回数以上となったときに表示回数の増加に応じて音声案内手段48から出力される音声案内情報の出力速度を徐々に上昇させてその音声案内情報の出力時間を短く制限する制限情報としての音声出力時間制限情報が記憶させている。例えば、図11(b)に示すように、所定の基準回数である3回目以降は音声案内情報の出力速度を125%、150%、175%、200%と次第に速くして、音声案内情報の出力時間を短く制限する音声出力時間制限情報が制限情報記憶手段に記憶されている。そして、制御手段41は、表示回数が所定の基準回数以上になると表示毎に音声案内情報の出力時間を短くする制御を行う。また、制御手段41は、音声出力判定処理として、表示回数が所定の回数として7回目以上となるか否かを判定して、7回目以上の場合は音声出力を行わずに使用者の入力操作を待つ受信待機状態となるようにすることができる。
このように、表示回数が基準回数以上となったときに、表示回数の増加に応じて音声案内情報の出力音量を減少させる、或いは、出力速度を上昇させて出力時間を短くする音声制限がなされるため、音声出力をさせる場合であっても、習熟者等の使用者に煩わしい感じを与えることを防止できる。
また、音声案内情報の出力音量及び出力速度を個別に制御する場合に限定されることなく、表示回数に応じて音声案内情報の出力音量と出力速度の調整を組み合わせて実行することとしてもよい。
そして、この文書作成装置1は、制御手段41が表示手段44に所定の表示画面を表示したときに、表示画面の表示回数が基準回数未満と判定した場合においても、音声案内手段48から出力される音声案内情報の出力音量及び/又は出力速度を調整できる構成としてもよい。
この場合、計時手段は、設定画面が表示手段44に表示されてからその設定画面に対応して使用者が入力手段45によって行う設定事項の入力操作開始までの時間を計時する構成とされる。また、制限情報記憶手段には、制限情報として、表示回数の増加に応じて音声案内手段48から出力される音声案内情報の出力音量を減少させる出力音量制限情報及び/又は出力速度を上昇させてその音声案内の出力時間を短くする音声出力時間制限情報が記憶されている。そして、制御手段41は、計時手段による計時中の時間が所定の基準時間を経過するまでは音声出力を音声案内手段48に行わせない音声出力待機処理を実行するも、基準時間を経過する前に入力手段45に所定の入力以外の入力(例えば、カーソルキー32や文字・数字キー36による入力)が行われた場合、基準時間を経過した後に表示回数情報記憶手段に記憶される表示画面の表示回数の情報並びに制限情報記憶手段に記憶された出力音量制限情報及び/又は音声出力時間制限情報に基づいて、設定画面に対応する音声案内情報の出力音量及び/又は出力時間を調整する制御を行う。
つまり、この文書作成装置1は、図5及び図10に示した操作信号確認処理(ステップS120)において、所定の入力としている画面切替えキー以外の他の入力手段45であるカーソルキー32や文字・数字キー36等が所定の基準時間内に操作された場合に出力音量及び/又は出力速度を調整して出力させる音声出力の制限制御を制御手段41に実行させ、この所定の入力以外の入力に従った制御を実行させる構成とされる。尚、このような構成を採用する場合、制御手段41は、表示画面表示処理を実行するための画面切替えキー入力の有無を判定する操作信号確認処理をステップS120とは別に実行する。
これにより、表示回数が基準回数未満であっても、表示画面が表示された後にすぐに何らか操作がなされた場合には、表示画面を切替えずに同じ表示画面を表示手段44に表示させている状態で、音声案内情報の出力音量及び/又は出力速度を調整した音声出力の制限制御がなされるため、習熟者等の使用者に煩わしい感じを与えることを防止できる。
このように、出力音量、出力速度、出力の有無の制御を組み合わせて実行する文書作成装置1として構成することで、表示回数が少ないときには出力音量が大きく、ゆっくりとした出力速度で音声案内が出力され、表示回数が増えるにつれて、出力音量が小さく、出力速度が速くなって音声案内が出力され、ついには音声が出力されずに使用者の入力操作を待つ受信待機状態となるため、使用者の嗜好にあった音声案内の出力制限を実現して、使用者の感じる煩わしさを回避することができる。
尚、本実施例におけるフローチャートに示した処理は、コンピュータに実現させることのできるプログラムとして、例えば磁気ディスク、光ディスク、半導体メモリ等の記憶媒体に書き込んだ状態で各種装置に適用する、或いは、通信媒体により伝送して各種装置に適用することも可能である。このように所望の記憶媒体に本実施例で述べた各処理を記憶させ、他のコンピュータ等でプログラムを実行させることにより、本実施例の装置を用いた場合と同様の作用効果が得られる。尚、コンピュータは、本実施例で述べた装置に内蔵されたコンピュータに限定されるわけではなく、記憶媒体に記憶されたプログラムを読み取り可能であって、読み取ったプログラムに従って制御動作を行うCPU等の演算装置を備えているあらゆるコンピュータを含む。
また、本実施例においては、音声出力制御の説明のため文書作成装置1を用いて述べたが、この音声出力制御は、音声案内手段48を備えたあらゆる電子機器において使用でき、文書作成装置1に特化した発明ではない。この音声案内手段48を備えた電子機器の例としては、撮像装置、投影装置、電子レンジ、給湯器、家電、自動車、パーソナルコンピュータ等が考えられる。
さらに、本発明は、以上の実施例に限定されるものでなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で自由に変更、改良が可能である。例えば、予め制限情報記憶手段に記憶させる基準回数及び基準時間は、上記した場合に限定されることはない。また、図5において説明した制御フローでは、基準時間は表示回数に応じて異なっている場合について説明したが、表示回数に影響されることなく同一の基準時間を設定することもできる。
また、この電子機器は、計時手段を備える場合に限定されることもない。つまり、電子機器は、計数手段による表示回数の計数結果に対応する制限情報のみに基づいて音声案内の出力を制御する構成とすることもできる。さらに、表示回数が基準回数に達したときに音声案内を出力しない制限制御に関して、音声案内情報を参照しないで音声案内を出力しない制限制御とする場合に限ることなく、音声案内情報を参照するも出力音量を0として出力する音声案内情報の出力制限制御を実行する構成とすることもできる。
そして、制限情報記憶手段に記憶する制限情報や、制御手段41による各処理の流れも上記した態様に限定されることなく、様々な態様を採用することができる。
1 文書作成装置 2 筐体
3 キーボード 5 排紙口
6 記憶媒体挿入口 8 表示部
10 印刷用紙 15 取っ手
16 空腔部 18 給紙トレイ
19 ピックアップローラ
20a,20b 搬送ローラ 21 印刷ヘッド
22a,22b 排紙ローラ
30 電源スイッチキー 32 カーソルキー
34 実行キー 36 文字・数字キー
38 取消キー
41 制御手段 42 記憶手段
44 表示手段 45 入力手段
47 印刷機構 48 音声案内手段
51 ROM 52 RAM
55 印刷手段 56 搬送手段

Claims (19)

  1. 複数の表示画面を表示手段に表示するとともに、その表示された各表示画面の画面表示に対応して使用者が行うべき操作を音声案内手段によって音声で案内する電子機器であって、
    前記電子機器の電源が投入されて以降、その電源が遮断されるまでの間において、前記複数の各表示画面が前記表示手段に表示される回数を計数する計数手段と、
    前記計数手段により計数された表示回数の情報を前記複数の表示画面毎に記憶する表示回数情報記憶手段と、
    前記表示画面の前記表示手段に対する表示回数に応じて、その表示画面に対応する音声案内に制限を加える制限情報が記憶された制限情報記憶手段と、
    前記複数の各表示画面を前記表示手段に表示する際に、その各表示画面について前記表示回数情報記憶手段に記憶された表示回数の情報、前記制限情報記憶手段に記憶された制限情報に基づいて、各表示画面の表示に対応して前記音声案内手段によって行われる音声案内を制限する制御手段と、
    を備えることを特徴とする電子機器。
  2. 前記制限情報記憶手段には、前記制限情報として、前記音声案内手段の音声案内を行わない基準となる所定の基準情報が記憶されており、
    前記制御手段は、前記表示回数情報記憶手段に記憶される表示回数の情報が示す値が前記制限情報記憶手段に記憶される前記基準情報が示す値に達すると、前記音声案内手段に対して、当該表示画面に対応する音声出力をさせない制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記制限情報記憶手段には、前記制限情報として、前記表示回数の増加に応じて前記音声案内手段から出力される音声案内情報の出力音量を減少させる出力音量制限情報が記憶されており、
    前記制御手段は、前記表示回数情報記憶手段に記憶される前記表示回数の情報及び前記制限情報記憶手段に記憶される前記出力音量制限情報に基づいて、前記音声案内手段に対して、当該表示画面に対応する音声案内情報の出力音量を調整する制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  4. 前記制限情報記憶手段には、前記制限情報として、前記表示回数の増加に応じて前記音声案内手段から出力される音声案内情報の出力速度を上昇させてその音声案内情報の出力時間を短く制限する音声出力時間制限情報が記憶されており、
    前記制御手段は、前記表示回数情報記憶手段に記憶される前記表示回数の情報及び前記制限情報記憶手段に記憶される前記音声出力時間制限情報に基づいて、前記音声案内手段に対して、当該表示画面に対応する音声案内情報の出力時間を調整する制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  5. さらに、使用者が前記基準情報の値を任意に設定可能な基準値設定手段を備えることを特徴とする請求項2に記載の電子機器。
  6. 前記電子機器は、前記表示手段に表示される前記表示画面としての当該電子機器の動作や処理機能に関する設定画面において、使用者が設定事項の入力操作やその設定事項の確定操作を行う入力手段を備えており、
    さらに、前記設定画面が前記表示手段に表示されてからその設定画面に対して使用者が前記入力手段によって行う設定事項の確定操作までの時間を計時する計時手段を備え、
    前記制御手段は、前記計時手段による計時時間が所定の基準時間内の場合、前記表示手段に表示されている設定画面を次の設定画面に切替表示する一方、その切替表示前の設定画面に対応する音声出力を前記音声案内手段に行わせないことを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れかに記載の電子機器。
  7. 前記制限情報記憶手段には、前記制限情報として、前記表示回数の増加に応じて前記音声案内手段から出力される音声案内情報の出力音量を減少させる出力音量制限情報が記憶されており、
    さらに、前記電子機器は、
    前記表示手段に表示される前記表示画面としての当該電子機器の動作や処理機能に関する設定画面において、使用者が設定事項の入力操作やその設定事項の確定操作を行う入力手段と、
    前記設定画面が前記表示手段に表示されてからその設定画面に対応して使用者が前記入力手段によって行う設定事項の入力操作開始までの時間を計時する計時手段を備え、
    前記制御手段は、前記計時手段による計時時間が所定の基準時間内の場合、前記表示回数情報記憶手段に記憶される表示回数の情報及び前記制限情報記憶手段に記憶された出力音量制限情報に基づいて、前記設定画面に対応する音声案内情報の出力音量を調整する制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  8. 前記制限情報記憶手段には、前記制限情報として、前記表示回数の増加に応じて前記音声案内手段から出力される音声案内情報の出力速度を上昇させてその音声案内情報の出力時間を短く制限する音声出力時間制限情報が記憶されており、
    さらに、前記電子機器は、
    前記表示手段に表示される前記表示画面としての当該電子機器の動作や処理機能に関する設定画面において、使用者が設定事項の入力操作やその設定事項の確定操作を行う入力手段と、
    前記設定画面が表示手段に表示されてからその設定画面に対応して使用者が前記入力手段によって行う設定事項の入力操作開始までの時間を計時する計時手段を備え、
    前記制御手段は、前記計時手段による計時時間が所定の基準時間内の場合、前記表示回数情報記憶手段に記憶される前記表示回数の情報及び前記制限情報記憶手段に記憶された前記音声出力時間制限情報に基づいて、前記設定画面に対応する音声案内情報の出力時間を調整する制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  9. 前記基準時間は、前記表示回数に応じて異なることを特徴とする請求項6乃至請求項8の何れかに記載の電子機器。
  10. さらに、使用者が前記基準時間を任意に設定可能な基準時間設定手段を備えることを特徴とする請求項6乃至請求項9の何れかに記載の電子機器。
  11. 前記制御手段は、前記表示回数情報記憶手段に記憶される表示回数の情報を、電源投入時に初期化することを特徴とする請求項1乃至請求項10の何れかに記載の電子機器。
  12. 複数の表示画面を表示手段に表示するとともに、その表示された各表示画面の画面表示に対応して使用者が行うべき操作を音声案内手段によって音声で案内する電子機器における音声出力制御方法であって、
    使用者が行う所定の操作によって前記表示手段に前記複数の表示画面の何れかを表示させる表示画面表示処理と、
    前記電子機器の電源が投入されてから以降、その電源が遮断されるまでの間において、前記表示画面表示処理によって前記各表示画面が前記表示手段に表示される回数を計数する表示回数計数処理と、
    前記表示回数計数処理によって計数された表示回数の情報を前記各表示画面毎に前記電子機器に設けられる所定の記憶手段に記憶する表示回数情報記憶処理と、
    前記表示回数情報記憶処理によって記憶された表示回数の情報、及び前記電子機器に記憶されている表示回数に応じて音声案内の出力を制限する制限情報に基づいて、前記表示画面表示処理に対応して前記音声案内手段から出力する音声案内に制限を加えて出力する音声案内処理と、
    を実行して、音声案内の出力を制限することを特徴とする音声出力制御方法。
  13. 前記音声案内処理は、前記表示回数情報記憶処理で記憶された表示回数の情報が示す値が、前記電子機器に前記制限情報として予め記憶されている、前記音声案内手段の音声案内を行わない基準となる所定の基準情報が示す値に達すると、前記音声案内手段に対して、当該表示画面に対応する音声案内をさせない処理を実行することを特徴とする請求項12に記載の音声出力制御方法。
  14. 前記表示画面が前記表示手段に表示されてからの時間が所定の基準時間を経過するまでの間、前記表示画面に対応する音声案内の出力を音声案内手段に行わせない音声出力待機処理を実行することを特徴とする請求項12又は請求項13に記載の音声出力制御方法。
  15. 前記音声案内処理により音声案内が出力されているときに使用者によって所定の操作が行われた場合には、前記音声案内手段による音声案内の出力を停止する音声案内停止処理を実行することを特徴とする請求項12乃至請求項14の何れかに記載の音声出力制御方法。
  16. 複数の表示画面を表示手段に表示するとともに、その表示された各表示画面の画面表示に対応して使用者が行うべき操作を音声案内手段によって音声で案内する電子機器における音声出力制御方法を実現するためのプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
    使用者が行う所定の操作によって前記表示手段に前記複数の表示画面の何れかを表示させる表示画面表示処理と、
    前記電子機器の電源が投入されてから以降、その電源が遮断されるまでの間において、前記表示画面表示処理によって前記各表示画面が前記表示手段に表示される回数を計数する表示回数計数処理と、
    前記表示回数計数処理によって計数された表示回数の情報を前記各表示画面毎に前記電子機器に設けられる所定の記憶手段に記憶する表示回数情報記憶処理と、
    前記表示回数情報記憶処理によって記憶された表示回数の情報、及び前記電子機器に記憶されている表示回数に応じて音声案内の出力を制限する制限情報に基づいて、前記表示画面表示処理に対応して前記音声案内手段から出力する音声案内に制限を加えて出力する音声案内処理と、
    を実行して、音声案内出力の制限を実現するためのプログラムが記憶されたことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
  17. 前記音声案内処理は、前記表示回数情報記憶処理で記憶された表示回数の情報が示す値が、前記電子機器に前記制限情報として予め記憶されている、前記音声案内手段の音声案内を行わない基準となる所定の基準情報が示す値に達すると、前記音声案内手段に対して、当該表示画面に対応する音声案内をさせない処理を実現するためのプログラムが記憶されたことを特徴とする請求項16に記載のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
  18. 前記表示画面が前記表示手段に表示されてからの時間が所定の基準時間を経過するまで前記表示画面に対応する音声案内の出力を音声案内手段に行わせない音声出力待機処理を実現するためのプログラムが記憶されたことを特徴とする請求項16又は請求項17に記載のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
  19. 前記音声案内処理により音声案内が出力されているときに使用者によって所定の操作が行われた場合には、前記音声案内手段による音声案内の出力を停止する音声案内停止処理を実現するためのプログラムが記憶されたことを特徴とする請求項16乃至請求項18の何れかに記載のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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