JP2014170381A - データ処理装置、データ処理方法およびプログラム - Google Patents

データ処理装置、データ処理方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】データ処理装置により提供される機能が、単にユーザがその機能を利用するための操作に気付いていないために利用されないことにより、ユーザの利便性が低下する状況を回避する。
【解決手段】タッチディスプレイを備えた端末装置に視覚コンテンツが表示されている状態において、ユーザがタッチディスプレイに対し、横(縦)スクロールのための横(縦)方向のスワイプを行なうことなく、縦(横)スクロールのための縦(横)方向のスワイプを所定量、繰り返し行なった場合、このユーザは横(縦)方向のスワイプにより横(縦)スクロールが可能であることを気付いていない可能性がある。そのため、端末装置は、横(縦)方向のスワイプが行なわれることなく、縦(横)方向のスワイプが所定量、繰り返し行なわれたと判定すると、横(縦)方向のスワイプにより横(縦)スクロールが可能である旨の通知を行なう。
【選択図】図3

Description

本発明は、データ処理装置のユーザに対し、当該データ処理装置の操作の案内を通知する技術に関する。
携帯電話やスマートフォン等のデータ処理装置により提供される機能が多岐にわたる場合、ユーザがそれらの機能の全てを把握することは容易ではない。そのため、データ処理装置のあるものは、自機の機能の使い方をユーザに案内する機能(以下、「案内機能」という)を備えている。
例えば、特許文献1には、一連の設定操作の開始が検出された後、所定時間が経過するまでにその設定操作の終了が検出されなかった場合、ユーザに対し自動的にヘルプ情報を表示する技術が開示されている。特許文献1に開示の技術によれば、ヘルプ情報に適切な情報が含まれている限り、ユーザは一連の設定操作の途中で操作に迷った場合、自動的に表示されるヘルプ情報に従い操作を続行することができる。
特開2010−033183号公報
表示機能を備えるデータ処理装置のあるものは、ユーザの操作に応じて、ディスプレイに表示される視覚コンテンツの表示態様を変更する機能を備えている。
なお、本願において、視覚コンテンツとは、ディスプレイに表示することが可能で、ユーザが視覚により認識可能な情報の総称であり、文字、図形、画像(動画、静止画の別を問わない)、それらの組み合わせ等のいずれをも含む。また、本願において、表示態様とは、視覚コンテンツがディスプレイに表示される態様を意味する。表示態様の例としては、ディスプレイに表示される視覚コンテンツの位置、大きさ、方向、明るさ等がある。従って、表示態様の変更とは、ディスプレイに表示される視覚コンテンツの移動(位置の変更)、拡大および縮小(大きさの変更)、回転(方向の変更)、明るさの変更等を意味する。
例えば、タッチディスプレイを備えるデータ処理装置の多くは、ユーザが指等のポインタをタッチディスプレイに接触させてある方向にスライドさせる操作(スワイプ操作)を検出すると、タッチディスプレイに表示している視覚コンテンツが、そのスライドの量および方向に応じてスライドするように表示の制御を行う。その結果、ユーザはタッチディスプレイに対しスワイプ操作を行うことにより、ディスプレイに表示される視覚コンテンツをスクロールさせることができる。
スクロールには縦方向(ディスプレイの上下方向)のスクロール(以下、「縦スクロール」という)と横方向(ディスプレイの左右方向)のスクロール(以下、「横スクロール」という)のように異なる種類のものがある。視覚コンテンツのディスプレイ上の画面構成によっては、ユーザにとって縦スクロールが可能であることは分かっても横スクロールが可能であることは分かりづらかったり、逆に横スクロールが可能であることは分かっても縦スクロールが可能であることは分かりづらかったりする場合がある。そのため、横スクロールまたは縦スクロールが可能であるにもかかわらず、ユーザがそのことに気付かず、それらの機能が利用されない場合がある。このように、データ処理装置により提供される機能が、単にユーザがその機能を利用するための所定の種類の操作に気付いていないという理由で利用されない状況は、ユーザの利便性の観点から望ましくない。
本発明は上記の事情に鑑み、データ処理装置により提供される機能が、単にユーザがその機能を利用するための所定の種類の操作に気付いていないという理由で利用されない状況を回避するための手段を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するため、本発明は、視覚コンテンツを表すコンテンツデータを取得するコンテンツデータ取得手段と、前記コンテンツデータが表す視覚コンテンツの少なくとも一部を表示装置に表示させる表示制御手段と、前記表示装置が視覚コンテンツの少なくとも一部を表示している際にユーザにより行われる操作を示す操作信号を取得する操作信号取得手段とを備え、前記操作信号取得手段が第1の種類の操作を表す操作信号を取得した場合、前記表示制御手段は第1の規則に従い前記表示装置に表示される視覚コンテンツの表示態様が変更されるように前記表示装置を制御し、前記操作信号取得手段が第2の種類の操作を表す操作信号を取得した場合、前記表示制御手段は第2の規則に従い前記表示装置に表示される視覚コンテンツの表示態様が変更されるように前記表示装置を制御し、前記操作信号取得手段が前記第1の種類の操作を表す操作信号を取得した後に所定の条件が満たされた場合、前記表示制御手段は前記第2の種類の操作が可能であることを示す通知を前記表示装置に表示させるデータ処理装置を提供する。
また、上記のデータ処理装置において、前記所定の条件は、前記操作信号取得手段が前記第1の種類の操作を表す操作信号を取得した後に所定の時間が経過することにより満たされる条件である、という構成が採用されてもよい。
また、上記のデータ処理装置において、前記所定の条件は、前記操作信号取得手段が前記第1の種類の操作を表す操作信号の取得に要した時間である操作時間の累計が所定の時間に達すること、または、前記操作信号取得手段が前記第1の種類の操作を表す操作信号を取得した回数が所定の回数に達することにより満たされる条件である、という構成が採用されてもよい。
また、上記のデータ処理装置において、前記所定の条件は、前記コンテンツデータが表す視覚コンテンツの少なくとも一部を前記表示制御手段が前記表示装置に継続的に表示させた時間に応じて変化する、という構成が採用されてもよい。
また、上記のデータ処理装置において、前記所定の条件は、前記表示制御手段が前記通知を前記表示装置に表示させた前と後で異なる、という構成が採用されてもよい。
また、上記のデータ処理装置において、前記表示制御手段が前記表示装置に前記通知を表示させている状態において、前記操作信号取得手段が前記第1の種類の操作を表す操作信号の取得を完了した場合、または、前記操作信号取得手段が前記第2の種類の操作を表す操作信号を取得した場合、前記表示制御手段は前記表示装置に前記通知の表示を停止させる、という構成が採用されてもよい。
また、上記のデータ処理装置において、前記表示制御手段は、前記コンテンツデータが表す視覚コンテンツのうち前記表示装置に現在表示させている部分の内容および当該部分と所定の位置関係を満たす部分の内容の少なくとも一方に応じた前記通知を前記表示装置に表示させる、という構成が採用されてもよい。
また、上記のデータ処理装置において、前記表示制御手段は、前記操作信号取得手段が取得する前記第1の種類の操作を表す操作信号に応じて、前記コンテンツデータが表す視覚コンテンツのうち前記表示装置に表示される部分が第1の方向に移動して表示されるように前記表示装置を制御し、前記表示制御手段は、前記操作信号取得手段が取得する前記第2の種類の操作を表す操作信号に応じて、前記コンテンツデータが表す視覚コンテンツのうち前記表示装置に表示される部分が第2の方向に移動して表示されるように前記表示装置を制御する、という構成が採用されてもよい。
また、本発明は、データ処理装置が、視覚コンテンツを表すコンテンツデータを取得するステップと、前記データ処理装置が、前記コンテンツデータが表す視覚コンテンツの少なくとも一部を表示装置に表示させるステップと、前記表示装置が視覚コンテンツの少なくとも一部を表示している際に、前記データ処理装置がユーザにより行われる操作を示す操作信号を取得するステップとを備え、前記データ処理装置は、前記操作信号を取得するステップにおいて第1の種類の操作を表す操作信号を取得した場合、前記表示させるステップにおいて第1の規則に従い前記表示装置に表示される視覚コンテンツの表示態様が変更されるように前記表示装置を制御し、前記データ処理装置は、前記操作信号を取得するステップにおいて第2の種類の操作を表す操作信号を取得した場合、前記表示させるステップにおいて第2の規則に従い前記表示装置に表示される視覚コンテンツの表示態様が変更されるように前記表示装置を制御し、前記操作信号を取得するステップにおいて前記第1の種類の操作を表す操作信号を取得した後に所定の条件が満たされた場合、前記データ処理装置が、前記第2の種類の操作が可能であることを示す通知を前記表示装置に表示させるステップを備えるデータ処理方法を提供する。
また、本発明は、コンピュータに、視覚コンテンツを表すコンテンツデータを取得する処理と、前記コンテンツデータが表す視覚コンテンツの少なくとも一部を表示装置に表示させる処理と、前記表示装置が視覚コンテンツの少なくとも一部を表示している際にユーザにより行われる操作を示す操作信号を取得する処理とを実行させ、前記操作信号を取得する処理において第1の種類の操作を表す操作信号が取得された場合、前記表示させる処理において第1の規則に従い前記表示装置に表示される視覚コンテンツの表示態様が変更されるように前記表示装置を制御させ、前記操作信号を取得する処理において第2の種類の操作を表す操作信号が取得された場合、前記表示させる処理において第2の規則に従い前記表示装置に表示される視覚コンテンツの表示態様が変更されるように前記表示装置を制御させ、前記操作信号を取得する処理において前記第1の種類の操作を表す操作信号が取得された後に所定の条件が満たされた場合、前記第2の種類の操作が可能であることを示す通知を前記表示装置に表示させる処理を実行させるプログラムを提供する。
本発明によれば、所定の条件が満たされることにより、ユーザが第1の種類の操作が可能であることには気付いており、第2の種類の操作が可能であることには気付いていない可能性が示されると、第2の種類の操作が可能であることを示す通知が行われる。その結果、第2の種類の操作が可能であることに気付いていないという理由で、第2の種類の操作により利用可能な機能が利用されない、という状況が回避される。
一実施形態にかかる端末装置のハードウェア構成を示した図である。 一実施形態にかかる端末装置の機能構成を示した図である。 一実施形態にかかる端末装置により案内が表示される様子を示した図である。 一実施形態にかかる端末装置が行う処理フローを示した図である。 一実施形態にかかる端末装置が行う処理フローを示した図である。 一実施形態にかかる端末装置が行う処理フローを示した図である。 一実施形態の一変形例にかかる端末装置により案内が表示される様子を示した図である。 一実施形態の一変形例にかかる端末装置が行う処理フローを示した図である。 一実施形態の一変形例にかかる端末装置が行う処理フローを示した図である。 一実施形態の一変形例にかかる端末装置が行う処理フローを示した図である。 一実施形態の一変形例にかかる端末装置が行う処理フローを示した図である。 一実施形態の一変形例にかかる端末装置により案内が表示される様子を示した図である。 一実施形態の一変形例において利用されるコンテンツデータの一部を示した図である。 一実施形態の一変形例にかかる端末装置が行う処理フローを示した図である。 一実施形態の一変形例にかかる端末装置により案内が表示される様子を示した図である。 一実施形態の一変形例にかかる端末装置により案内が表示される様子を示した図である。
[1.実施形態]
以下に、本発明の一実施形態にかかる端末装置1を説明する。端末装置1は、自機に対しユーザが可能な様々な種類の操作のうち、ユーザにより気付かれていない可能性の高い種類の操作に関し、その種類の操作が可能である旨の通知を行う案内機能を備えている。
[1.1.構成]
以下に、端末装置1の構成を説明する。本実施形態において、端末装置1はタッチパネルを内蔵した一般的なコンピュータに、本実施形態にかかるプログラムに従った処理を実行させることにより実現される。従って、端末装置1のハードウェア構成はタッチパネルを内蔵した一般的なコンピュータの構成である。
すなわち、端末装置1はハードウェア構成として、図1に示すように、各種データを記憶するメモリ101と、メモリ101に記憶されたプログラムに従うデータ処理を行うことにより端末装置1の他の構成部を制御するCPU102と、CPU102の制御下で画像を表示するディスプレイ103と、ユーザの指等のポインタの接触を検出し当該検出の位置を示す信号を生成するタッチパネル104と、他の装置との間で各種データの送受信を行うインタフェースである通信IF105とを備えている。また、これらの構成部はバス109を介して互いに接続されている。なお、ディスプレイ103とタッチパネル104はタッチディスプレイを構成するように積層配置されている。
図2は、端末装置1の機能構成を示した図である。すなわち、図1に示したハードウェア構成を備えるコンピュータは、CPU102がメモリ101に記憶されている本実施形態にかかるプログラムに従った処理を実行することにより、図2に示した機能構成部を備える装置として機能する。
端末装置1は、その機能構成部として、ユーザの操作に応じて各種データ処理を行うことでユーザに対し各種機能を提供するデータ処理装置11と、データ処理装置11の制御下で視覚コンテンツの表示を行う表示装置12と、ユーザの操作に応じた信号である操作信号を生成しデータ処理装置11に出力する操作装置13とを備える。なお、データ処理装置11は、主としてメモリ101、CPU102および通信IF105により実現される。また、表示装置12は主としてディスプレイ103により、操作装置13は主としてタッチパネル104により実現される。
データ処理装置11は、その機能構成部として、視覚コンテンツを表すコンテンツデータを取得するコンテンツデータ取得手段111と、表示装置12を制御してコンテンツデータが表す視覚コンテンツの少なくとも一部を表示装置12に表示させる表示制御手段112と、表示装置12により視覚コンテンツの表示が行われている際に操作装置13に対しユーザにより操作が行われた場合に当該操作を示す操作信号を操作装置13から取得する操作信号取得手段113とを備えている。
なお、コンテンツデータ取得手段111は、例えばメモリ101に記憶されているコンテンツデータを読み出したり、通信IF105を介して外部の装置からコンテンツデータを受信したりすることで、コンテンツデータを取得する。また、表示制御手段112は、例えば、コンテンツデータが表す視覚コンテンツのうち表示装置12に表示させる領域をディスプレイ103の画面サイズを基にして決定し、決定した領域に対応する画像データ(ラスターデータ)を生成し、生成した画像データを表示装置12に出力する処理を所定の時間間隔で繰り返すことにより、表示装置12の表示を制御する。
[1.2.動作]
続いて、端末装置1の動作を説明する。図3は、ユーザの操作装置13に対する操作に応じて、データ処理装置11の表示制御手段112の制御下で、表示装置12により案内(所定の種類の操作が可能であることを示す通知)が表示される様子の一例を示した図である。
図3の例では、ユーザが横スクロール機能を利用するための操作(横方向のスワイプ)を行うことなく、縦スクロール機能を利用するための操作(縦方向のスワイプ)を所定回数、繰り返し行った場合(図3(a))に、横方向のスワイプにより横スクロール機能が利用可能である旨の案内が表示される(図3(b))。その後、例えば横方向のスワイプにより横スクロール機能が利用されると案内の表示が終了する(図3(c))。以下に、図4A、図4Bおよび図4C(以下、これらの図を総称して「図4」という)は、図3に例示の案内機能の提供のために端末装置1が行う処理フローを例示した図である。以下に図4を参照しつつ、端末装置1の動作を説明する。
まず、コンテンツデータ取得手段111は、例えばユーザによる操作装置13に対する操作に応じて、視覚コンテンツを表すコンテンツデータを、例えばメモリ101から読み出す、もしくは通信IF105を介して外部のサーバ装置等から受信することにより取得する処理を開始する(ステップS001)。
なお、コンテンツデータとしては、例えばOSやアプリケーションプログラムのメニュー画面等を表すデータのようにそれらのプログラムに内包された形で保持されているデータと、アプリケーションプログラムに従い読み込まれて使用されるデータがあり、端末装置1は通常、それらの異なる種別のコンテンツデータを同時に用いて1つの画面(視覚コンテンツ)を表示する。従って、本願におけるコンテンツデータは、プログラムに内包されるデータであるか、プログラムが外部から読み込むデータであるかの区別なく、表示される画面を表すデータの集まりをいう。また、コンテンツデータの形式としては、画像データ、HTML等の記述言語で書かれたテキストデータおよび当該テキストデータにより参照される画像データ等のデータ群で構成されるページ表示を指示するデータ等、データ処理装置11により表示用の画像データに変換可能であり、表示装置12により表示されるべき視覚コンテンツを表すデータであれば、どのような形式のデータであってもよい。
また、コンテンツデータは、例えば表示画面において複数の領域に分割されて表示される複数の視覚コンテンツを各々表す複数のコンテンツデータの集まりであってもよい。また、コンテンツデータは、例えば複数のページを含むWebサイトを表す場合のように、順次切り替えて表示される互いに関連付けられた複数の視覚コンテンツを各々表す複数のコンテンツデータの集まりであってもよい。この場合、ステップS001においてコンテンツデータ取得手段111は1度にこれら複数のコンテンツデータの全てを取得する必要はなく、例えばユーザの操作に応じたページの切り替え時に切り替え後のページの視覚コンテンツを表すコンテンツデータを取得する、という具合に、複数回に分けて必要なコンテンツデータが取得されてもよい。その場合、通常、ステップS001において開始されたコンテンツデータの取得の処理は、ステップS002以降の処理が行われる間、必要に応じて継続的に、もしくは断続的に、平行して行われることになる。
なお、一連の視覚コンテンツのどの範囲を表すコンテンツデータをステップS001において取得されるコンテンツデータとするかは任意に決定される。例えば、端末装置1の起動から終了までに端末装置1が表示する視覚コンテンツを表すコンテンツデータをステップS001において取得されるコンテンツデータとしてもよいし、1つのアプリケーションプログラムの起動から終了までに端末装置1が表示する視覚コンテンツを表すコンテンツデータをステップS001において取得されるコンテンツデータとしてもよいし、例えば、同じWebサイトに含まれる複数のWebページのように、1つのアプリケーションプログラム(Webブラウザ等)に従い端末装置1が表示する視覚コンテンツの一纏まりを表すコンテンツデータをステップS001において取得されるコンテンツデータとしてもよい。
続いて、表示制御手段112は、コンテンツデータ取得手段111により取得されたコンテンツデータに従い、視覚コンテンツの少なくとも一部を表示装置12に表示させ、表示装置12により視覚コンテンツの少なくとも一部の表示が行われる(ステップS002)。以下の説明においては例として、表示装置12が表示する視覚コンテンツは2次元の視覚コンテンツであり、ステップS002において新たな視覚コンテンツが表示される際、表示装置12には視覚コンテンツ全体の左上に位置する一部領域のみが表示され、その右や下に位置する領域は表示されないものとする。
続いて、表示制御手段112はカウンタi1とカウンタi2の値を「0」で初期化する(ステップS003)。カウンタi1は縦スクロールが行われた回数をカウントするためのカウンタであり、カウンタi2は横スクロールが行われた回数をカウントするためのカウンタである。
その後、ユーザが操作装置13に対し、縦方向または横方向のスワイプを開始すると、操作装置13はそのスワイプの操作を示す操作信号を順次生成し、データ処理装置11の表示制御手段112へと引き渡す処理(操作信号の入力)を開始する(ステップS004)。表示制御手段112は、操作装置13から順次引き渡される一連の操作信号に基づき、ユーザにより行われている操作が縦スクロールを指示する縦方向のスワイプか、横スクロールを指示する横方向のスワイプか、を判定する(ステップS005)。
ユーザにより行われている操作が縦方向のスワイプであると判定した場合(ステップS005:「1」)、表示制御手段112はその操作に応じて表示装置12に表示される視覚コンテンツの領域が縦方向にスライド移動するように表示装置12を制御する。表示装置12は表示制御手段112の制御に従い、視覚コンテンツの縦方向のスクロール表示を行う(ステップS011)。ステップS011における縦方向のスクロール表示は、縦方向のスワイプを示す一連の操作信号の入力が終了するまでの間(ステップS012:「No」)、継続して行われる。
その後、縦方向のスワイプを示す一連の操作信号の入力が終了すると(ステップS012:「Yes」)、表示制御手段112はその時点で表示されている視覚コンテンツの一部領域の表示を継続するように表示装置12を制御する。表示装置12は表示制御手段112の制御に従い、視覚コンテンツの縦方向のスクロール表示を終了し、その時点で表示している視覚コンテンツの一部領域の表示を継続しつつ(ステップS013)、待機する。その後、新たな操作信号の入力が開始されると、端末装置1はステップS004以降の処理を繰り返す。
ステップS005の判定において、ユーザにより行われている操作が縦方向のスワイプであると判定した場合(ステップS005:「1」)、表示制御手段112はステップS011〜S013の処理と平行して、カウンタi1の値を1だけ増加させるとともに、カウンタi2の値を「0」で初期化する(ステップS014)。なお、ステップS014においてカウンタi2の値は「0」で初期化されるため、後述するステップS064(縦スクロールに関するステップS014における処理と同様の処理を、横スクロールに関し行う処理)において1ずつ増加されるカウンタi2の値は、過去に横スクロールが行われた累計回数ではなく、縦スクロールが行われることなく連続して横スクロールが行われた回数を示すことになる。
続いて、表示制御手段112はカウンタi1の値が予め定められた閾値である回数Nに達したか否かを判定する(ステップS015)。ステップS015の判定において、カウンタi1の値が示す縦スクロールが連続して行われた回数がN回に達していないと判定した場合(ステップS015:「No」)、端末装置1は次の新たな操作信号の入力が開始されるまで、視覚コンテンツの表示を維持しつつ(ステップS013)、待機する。その後、新たな操作信号の入力が開始されると、端末装置1はステップS004以降の処理を繰り返す。
ユーザにより、横方向のスワイプが行われることなく連続して縦方向のスワイプがN回行われた場合、ステップS004〜S015がN回繰り返され、N回目のステップS015の判定において、カウンタi1の値がNに達したと判定される(ステップS015:「Yes」)。その場合、表示制御手段112はまず、カウンタi1の値を「0」で初期化する(ステップS021)。このカウンタi1の初期化により、一度、横スクロールが可能である旨の案内が表示されると、その後に同じ案内が表示されるのは、再び連続してN回、縦スクロールが繰り返し行われた時となる。
続いて、表示制御手段112は図3(b)に例示されるように、例えば「ヨコ方向にもスクロールできます。」というメッセージや、左右方向の矢印等を含む案内の表示を開始するように表示装置12を制御する。表示装置12は表示制御手段112の制御に従い、案内の表示を開始する(ステップS022)。
表示制御手段112は、ステップS022において表示装置12に案内の表示を開始させた後、タイマts1を時間「0」で初期化する(ステップS023)。タイマts1は、ステップS022における案内の表示が開始されたタイミングからの経過時間を示す値を格納する変数である。タイマts1は時間の経過に伴い常時更新される。その後、表示制御手段112は所定時間間隔で、タイマts1により示される経過時間が、予め定められた閾値である時間τに達したか否かの判定を繰り返す(ステップS024)。表示装置12に案内の表示を開始させた後、時間τが経過すると、ステップS024の判定結果が「Yes」となる。その場合、表示制御手段112は案内の表示を終了するように表示装置12を制御する。表示装置12は表示制御手段112の制御に従い、案内の表示を終了する(ステップS025)。その後、端末装置1は次の新たな操作信号の入力が開始されるまで、視覚コンテンツの表示を維持しつつ待機する。なお、この場合、カウンタi2はステップS014において、またカウンタi1はステップS021において、各々「0」で初期化されており、端末装置1はその状態で新たな操作信号の入力を待つことになる。
ステップS022において表示制御手段112が表示装置12に案内の表示を開始させた後、時間τが経過する前に、ユーザは操作装置13に対する新たな縦方向のスワイプ、横方向のスワイプ、もしくは案内の表示内に配置された「閉じる」ボタンに対するタップ(指等のポインタを短時間接触させた後、離す操作)、といった操作を開始する場合がある。ユーザがこれらのいずれかの操作を開始すると、操作装置13はその操作を示す操作信号を順次生成し、表示制御手段112へと引き渡す処理(操作信号の入力)を開始する(ステップS026)。表示制御手段112は、操作装置13から順次引き渡される一連の操作信号に基づき、ユーザにより行われている操作がいずれの操作であるかを判定する(ステップS027)。
ステップS027の判定において、ユーザにより行われている操作が縦スクロールを指示する縦方向のスワイプであると判定された場合(ステップS027:「1」)、端末装置1はステップS011以降およびS014以降の処理を行う。これにより、新たに開始された縦方向のスワイプに応じた縦スクロール表示が行われるとともに、その操作がカウンタi1によりカウントされる。
ステップS027の判定において、ユーザにより行われている操作が横スクロールを指示する横方向のスワイプであると判定された場合(ステップS027:「2」)、表示制御手段112は案内の表示を終了するように表示装置12を制御する。表示装置12は表示制御手段112の制御に従い、案内の表示を終了する(ステップS028)。その後、端末装置1は後述するステップS061以降およびS064以降の処理を行う。ステップS061以降およびS064以降の処理は、縦スクロールに関するステップS011以降およびステップS014以降の処理と同様の処理を横スクロールに関し行う処理である。従って、新たに開始された横方向のスワイプに応じた横スクロール表示が行われるとともに、その操作がカウンタi2によりカウントされる。
ステップS027の判定において、ユーザにより行われている操作が「閉じる」ボタンに対するタップであると判定された場合(ステップS027:「3」)、表示制御手段112は案内の表示を終了するように表示装置12を制御する。表示装置12は表示制御手段112の制御に従い、案内の表示を終了する(ステップS029)。その後、端末装置1は次の新たな操作信号の入力が開始(ステップS004)されるまで、視覚コンテンツの表示を維持しつつ待機する。
上記のように、ユーザにより連続してN回、縦方向のスワイプが行われると、ステップS004〜S015の処理がN回繰り返された後、ステップS021以降の処理が行われ、横方向のスワイプにより横スクロール機能が利用できる旨の通知が行われる。
同様に、ユーザにより連続してN回、横方向のスワイプが行われると、縦スクロールに関するステップS004〜S015の処理と同様の処理が横スクロールに関しN回繰り返された後、縦スクロールに関するステップS021以降の処理と同様の処理が横スクロールに関し行われ、縦方向のスワイプにより縦スクロール機能が利用できる旨の通知が行われる。
具体的には、ユーザが操作装置13に対し横方向のスワイプを行うと、表示制御手段112はステップS005において横スクロールを指示する操作が開始されたと判定する(ステップS005:「2」)。その後、端末装置1は縦スクロールに関するステップS011〜S015と同様の処理を横スクロールに関し行う(ステップS061〜S065)。
ユーザが縦方向のスワイプを行うことなく連続して横方向のスワイプをN回繰り返すと(ステップS065:「Yes」)、端末装置1は縦スクロールに関するステップS021〜S029と同様の処理を横スクロールに関し行う(ステップS071〜S079)。その結果、表示装置12により、図3(b)に例示の案内に代えて、例えば「タテ方向にもスクロールできます」といったメッセージや縦方向の矢印等を含む案内が表示される。なお、この案内の表示は、所定の時間τが経過するか、縦方向のスワイプ、横方向のスワイプおよび「閉じる」ボタンのタップのいずれかが行われると終了する。
以上のように、端末装置1によれば、ユーザにより縦スクロール機能を利用するための縦方向のスワイプが連続してN回繰り返し行われると、横方向のスワイプにより横スクロール機能が利用可能である旨の通知が行われる。また、ユーザにより横スクロール機能を利用するための横方向のスワイプが連続してN回繰り返し行われると、縦方向のスワイプにより縦スクロール機能が利用可能である旨の通知が行われる。
ユーザにより縦方向のスワイプが連続してN回繰り返し行われる場合、ユーザが、縦方向のスワイプに関連する他の種類の操作である横方向のスワイプが可能であることに単に気付いていない可能性がある。端末装置1によれば、そのような場合、自動的に横方向のスワイプが可能である旨の通知が行われるため、そのような操作が可能であることに単に気付いていないために端末装置1の利便性が低下する、という不都合が回避される。ユーザにより横方向のスワイプが連続してN回繰り返し行われる場合も同様である。
[2.変形例]
上述した実施形態は本発明の一実施形態であり、様々に変形可能である。以下にそれらの変形例を示す。
[2.1.第1変形例]
上述した実施形態において、例えば横スクロールが可能である旨の案内の表示は、トリガとなる縦方向のスワイプ(N回目の縦方向のスワイプ)が完了しても継続され、所定の時間τが経過した時、横方向のスワイプ等の新たな操作が開始された時、もしくは「閉じる」ボタンに対するタップ操作が行われた時に終了する構成が採用されている。縦スクロールが可能である旨の案内の表示についても同様である。
本変形例では、案内の表示の期間が上述した実施形態における場合と異なっている。具体的には、例えば横スクロールが可能である旨の案内の表示は、トリガとなる縦方向のスワイプ(N回目の縦方向のスワイプ)が行われている間、継続され、当該操作の終了(スワイプを行っていた指等のポインタがタッチパネル104から離された時)に伴い、案内の表示も終了する構成が採用される。
図5は、本変形例において端末装置1の表示装置12に案内が表示される様子を示した図である。図5に示されるように、例えばユーザにより連続したN回の縦方向のスワイプが行われる場合、N回目の縦方向のスワイプが開始されると(図5(a))、横スクロールが可能な旨の案内の表示が開始され(図5(b))、ユーザがスワイプを終了すると同時に、案内の表示が終了する(図5(c))。
本変形例における端末装置1は、上述した実施形態において端末装置1が行う処理のうち図4Aに示した部分に関しては同じ処理を行い、図4Bおよび図4Cに示した部分に関しては一部異なる処理を行う。図6は、本変形例の端末装置1が、実施形態の端末装置1が行う図4Bおよび図4Cの処理に代えて行う処理のフローを示した図である。従って、本変形例の端末装置1は、図4Aおよび図6に示される処理フローに従い処理を行う。以下に、本変形例の端末装置1が行う処理のうち、上述した実施形態の端末装置1が行う処理と異なる処理を中心に説明する。後述する他の変形例に関しても同様である。
本変形例において、ユーザによるN回目の縦方向のスワイプの開始に伴い、端末装置1はカウンタi1の値を「0」で初期化するとともに(ステップS021)、横スクロールが可能な旨の案内の表示を開始し(ステップS022)、当該スワイプを示す一連の操作信号の入力が終了するまでの間(ステップS101:「No」)、案内の表示を継続する。その後、当該スワイプを示す一連の操作信号の入力が終了すると(ステップS101:「Yes」)、端末装置1は案内の表示を終了する(ステップS102)。
また、ユーザによるN回目の横方向のスワイプの開始に伴い、端末装置1はカウンタi2の値を「0」で初期化するとともに(ステップS071)、縦スクロールが可能な旨の案内の表示を開始し(ステップS072)、当該スワイプを示す一連の操作信号の入力が終了するまでの間(ステップS151:「No」)、案内の表示を継続する。その後、当該スワイプを示す一連の操作信号の入力が終了すると(ステップS151:「Yes」)、端末装置1は案内の表示を終了する(ステップS152)。
本変形例によれば、案内の表示が、当該表示のトリガとなった操作の終了に伴い自動的に終了するため、ユーザは別途、案内の表示を終了させるための操作を行う必要がない。
[2.2.第2変形例]
上述した実施形態において、例えば横スクロールが可能である旨の案内の表示が行われた後、ユーザにより再び連続してN回、縦方向のスワイプが行われると、同じ案内の表示が行われる構成が採用されている。縦スクロールが可能である旨の案内の表示についても同様である。
本変形例では、一度表示された案内は、仮に再度、連続してN回、同じ種類の操作が行われても、所定の時間Tが経過するまでは表示されない構成が採用される。すなわち、案内の表示の要否を判定するための条件として、最初の案内の表示前においては考慮されなかった時間Tの経過という要素が、最初の案内の表示後においては考慮される構成が採用される。
本変形例における端末装置1は、上述した実施形態において端末装置1が行う処理のうち図4Bおよび図4Cに示した部分に関しては同じ処理を行い、図4Aに示した部分に関しては一部異なる処理を行う。図7は、本変形例の端末装置1が、実施形態の端末装置1が行う図4Aの処理に代えて行う処理のフローを示した図である。従って、本変形例の端末装置1は、図7、図4Bおよび図4Cに示される処理フローに従い処理を行う。本変形例において、表示制御手段112はコンテンツデータ取得手段111により取得されたコンテンツデータに従い表示装置12に視覚コンテンツの表示を開始させると(ステップS002)、カウンタi1およびカウンタi2の値を「0」で初期化するとともに、タイマt1およびタイマt2の値を所定の時間「T」で初期化する(ステップS201)。
タイマt1は、最後に横スクロールが可能である旨の案内の表示が開始されたタイミングからの経過時間を示す値を格納する変数であり、タイマt2は、最後に縦スクロールが可能である旨の案内の表示が開始されたタイミングからの経過時間を示す値を格納する変数である。なお、タイマt1およびタイマt2は時間の経過に伴い常時更新される。
その後、ユーザにより縦方向のスワイプが行われると(ステップS005:「1」)、表示制御手段112はステップS011以降の処理およびステップS014以降の処理を行う。本変形例において、表示制御手段112はステップS014に続いて行う判定の処理において、カウンタi1の値がN以上であり、かつ、タイマt1の値が所定の閾値として与えられる時間T以上であるか否かを判定する(ステップS211)。
まだ横スクロールが可能である旨の案内の表示が1度も行われていない間は、タイマt1はステップS201において初期値として代入されたT以下とはならないので、ステップS211の判定において、タイマt1の値は常にT以上となる。従って、ステップS211の判定においては、実質的にはカウンタi1の値がN以上であるか否かという点のみが考慮され、タイマt1の値は考慮されない。すなわち、縦方向のスワイプが連続してN回行われると、経過時間の多少に関わらずステップS211の判定が「Yes」となる。その場合、表示制御手段112はカウンタi1の値を「0」で初期化するとともに、タイマt1の値を「0」で初期化する(ステップS212)。その後、端末装置1は横スクロールが可能である旨の案内の表示を開始する(ステップS022)。
その後、再び、ユーザにより縦方向のスワイプが連続してN回行われると、ステップS211の判定において、カウンタi1がN以上である、という条件が満たされることになる。この時点で、最後に横スクロールが可能である旨の案内の表示が行われた後、既に時間Tが経過していれば、タイマt1がT以上である、という条件も満たされ、ステップS211の判定結果は全体として「Yes」となる。その場合、再び、横スクロールが可能である旨の案内が表示される。
一方、再び、ユーザにより縦方向のスワイプが連続してN回行われた際、最後に横スクロールが可能である旨の案内の表示が行われた後、まだ時間Tが経過していない場合、タイマt1がT以上である、という条件が満たされず、ステップS211の判定結果は全体として「No」となる。その場合、案内の表示は行われない。その後、最後に横スクロールが可能である旨の案内の表示が行われた後の経過時間が時間Tに達した後、さらに連続して縦方向のスワイプが行われた際、ステップS211の判定結果が全体として「Yes」となり、再び、横スクロールが可能である旨の案内が表示される。
以上が、本変形例において、縦方向のスワイプが行われた場合に端末装置1が行う処理の説明である。横方向のスワイプが行われた場合の処理は、縦方向と横方向が入れ替わる点、カウンタi1とカウンタi2が入れ替わる点、タイマt1とタイマt2が入れ替わる点の他は同様である。従って、ここではその説明を省略する。
本変形例によれば、一度表示された案内が所定の時間Tが経過するまでは再度、表示されることがないため、例えばユーザが横スクロールが可能であることに気付いているが、不要であるために縦スクロールのみを利用しているような場合に、不要な案内の表示が繰り返される不都合が回避される。
[2.3.第3変形例]
本変形例では、同じ視覚コンテンツ、もしくは一群の視覚コンテンツが継続して表示されている時間の変化に応じて、案内の表示の要否を判定するための条件が変化する構成が採用される。より具体的には、同じページを長時間継続して表示している場合と短時間しか継続して表示していない場合とでは、例えば縦スクロールを行った回数が同じであっても、前者(同じページを長時間継続して表示している場合)の場合の方が、横スクロールが可能であることにユーザが気付いていない可能性が高いと推論されるかも知れない。その場合、同じページを継続して表示している時間(以下、「滞在時間」という)が長い程、連続して行われた操作の回数が少なくても案内の表示を行うことが望ましい。もしくは、縦スクロールを行った回数が同じであっても、滞在時間が長い方が、ユーザは視覚コンテンツの閲覧に集中しているため案内の表示に邪魔をされなくないかも知れない。その場合、滞在時間が長い程、連続して行われた操作の回数が多くなければ案内の表示を行わないことが望ましい。第3変形例においては、滞在時間に応じて案内表示の要否判定に用いられる条件が変化するため、これらのニーズを満たす望ましいタイミングで案内表示が行われる。
滞在時間に応じて変化する、案内表示の要否判定に用いられる条件としては様々なものが考えられる。例えば、滞在時間が長い程、連続して行われた操作の回数が少なくても案内の表示を行わせたい場合、滞在時間が長くなる程、案内の表示の要否を判定するために用いる回数の閾値Nを小さくする方法がまず考えられる。また、閾値Nは変更せずに、カウンタi1(またはカウンタi2)に滞在時間が長い程大きなウェイトw(ただし、w>1)を乗じ、ウェイトwを乗じた後のカウンタi1(またはカウンタi2)を閾値Nとの比較に用いる方法も考えられる。
本変形例における端末装置1は、上述した実施形態において端末装置1が行う処理のうち図4Bおよび図4Cに示した部分に関しては同じ処理を行い、図4Aに示した部分に関しては一部異なる処理を行う。図8は、本変形例の端末装置1が、実施形態の端末装置1が行う図4Aの処理に代えて行う処理のフローを示した図である。従って、本変形例の端末装置1は、図8、図4Bおよび図4Cに示される処理フローに従い処理を行う。なお、図8の処理フローにおいては、滞在時間が長くなる程、案内の表示の要否を判定するために用いる回数の閾値Nを小さくする方法が採用されている。
本変形例において、表示制御手段112はコンテンツデータ取得手段111により取得されたコンテンツデータに従い表示装置12に視覚コンテンツの表示を開始させると(ステップS002)、カウンタi1およびカウンタi2の値を「0」で初期化するとともに、タイマtの値を「0」で初期化する(ステップS301)。
タイマtは、コンテンツデータ取得手段111により取得されたコンテンツデータにより表される視覚コンテンツが継続的に表示されている時間、すなわち当該視覚コンテンツにおけるユーザの滞在時間を示す値を格納する変数である。なお、タイマtは時間の経過に伴い常時更新される。
その後、ユーザにより縦方向のスワイプが行われると(ステップS005:「1」)、表示制御手段112はステップS011以降の処理およびステップS014以降の処理を行う。本変形例において、表示制御手段112はステップS014に続いて行う判定の処理において、カウンタi1の値が(N−t/k)以上であるか否かを判定する(ステップS311)。ここで、kは1以上の定数である。
例えば、滞在時間t(秒)、値N=10(回)、k=100とすると、滞在時間t=0(秒)の時の閾値(N−t/k)は10(回)、滞在時間t=300(秒)の時の閾値(N−t/k)は7(回)、滞在時間t=600(秒)の時の閾値(N−t/k)は5(回)、のように、滞在時間が長くなる程、カウンタi1と比較される回数の閾値は小さくなる。
従って、滞在時間が長い程、縦方向のスワイプが繰り返し行われた回数が少なくても、ステップS311の判定結果が「Yes」となり易く、横スクロールが可能である旨の案内の表示が行なわれ易くなる。
以上が、本変形例において、縦方向のスワイプが行われた場合に端末装置1が行う処理の説明である。横方向のスワイプが行われた場合の処理は、縦方向と横方向が入れ替わる点、カウンタi1とカウンタi2が入れ替わる点の他は同様である。従って、ここではその説明を省略する。
このように、本変形例によれば、滞在時間に応じて案内の表示の要否を判定する際の条件が変更される結果、ユーザのニーズに適したタイミングで案内の表示が行なわれる。なお、上記に例示した本変形例の端末装置1によれば、ユーザが視覚コンテンツを斜め読みしている場合には案内の表示があまり頻繁には行われず邪魔になりにくく、一方、ユーザが視覚コンテンツを熟読している場合には、スクロール操作の回数が少なくても、ある程度の時間が経過した時点で案内が表示されるため、ユーザに対して別の操作も可能なことを気付かせることができる。
[2.4.第4変形例]
本変形例では、上記の実施形態における連続して同じ種類の操作が繰り返された回数に代えて、データ処理装置11が、当該操作を示す一連の操作信号を操作装置13から取得するために要した時間(連続して同じ種類の操作が繰り返された場合の当該操作が行なわれた時間)の累計が所定の閾値に達した時点で、案内の表示が行なわれる構成が採用される。
本変形例における端末装置1は、上述した実施形態において端末装置1が行う処理のうち図4Bおよび図4Cに示した部分に関しては同じ処理を行い、図4Aに示した部分に関しては一部異なる処理を行う。図9は、本変形例の端末装置1が、実施形態の端末装置1が行う図4Aの処理に代えて行う処理のフローを示した図である。従って、本変形例の端末装置1は、図9、図4Bおよび図4Cに示される処理フローに従い処理を行う。
本変形例において、表示制御手段112はコンテンツデータ取得手段111により取得されたコンテンツデータに従い表示装置12に視覚コンテンツの表示を開始させると(ステップS002)、タイマt1およびタイマt2の値を「0」で初期化する(ステップS401)。本変形例におけるタイマt1は連続して行なわれた縦方向のスワイプの操作に要した時間の累計を示す値を格納する変数であり、タイマt2は連続して行なわれた横方向のスワイプの操作に要した時間の累計を示す値を格納する変数である。従って、タイマt1はデータ処理装置11が操作装置13から縦方向のスワイプを示す一連の操作信号の取得の開始から完了までの間のみ、時間の経過に伴い更新される。また、タイマt2はデータ処理装置11が操作装置13から横方向のスワイプを示す一連の操作信号の取得の開始から完了までの間のみ、時間の経過に伴い更新される。
ユーザにより縦方向のスワイプが行われると(ステップS005:「1」)、表示制御手段112はステップS011以降の処理を行なうとともに、ステップS014およびS015の処理に対応する処理として、タイマt2の値を「0」で初期化するとともに(ステップS411)、タイマt1の値が所定の閾値として与えられる時間T以上であるか否かを判定する(ステップS412)。
ステップS412の判定において、連続して行なわれた縦方向のスワイプの操作に要した時間の累計が時間T未満であれば(ステップS412:「No」)、端末装置1は案内の表示は行なわず、次の新たな操作信号の入力まで待機する。
一方、ステップS412の判定において、連続して行なわれた縦方向のスワイプの操作に要した時間の累計が時間T以上であれば(ステップS412:「Yes」)、端末装置1はタイマt1の値を「0」で初期化した後(ステップS421)、横スクロールが可能である旨の案内を表示する(ステップS022)。なお、ステップS421におけるタイマt1の初期化により、横スクロールが可能である旨の案内が表示された後、再び、縦方向のスワイプの操作に要した時間の累計が時間T以上となるまで、同じ案内の表示は行なわれない。
以上が、本変形例において、縦方向のスワイプが行われた場合に端末装置1が行う処理の説明である。横方向のスワイプが行われた場合の処理は、縦方向と横方向が入れ替わる点、タイマt1とタイマt2が入れ替わる点の他は同様である。従って、ここではその説明を省略する。
本変形例によっても、ユーザにより特定の種類の操作が繰り返し行なわれた際、当該特定の種類の操作に関連する他の種類の操作が可能である旨がユーザに通知される。従って、当該他の種類の操作が可能であることをユーザが気付いていないために、端末装置1の利便性が低下するという不都合が回避される。
[2.5.第5変形例]
本変形例では、ユーザが気付いていないと推定される操作が可能である旨の案内とともに、案内される操作により表示装置12に表示される視覚コンテンツの内容や、案内される操作により表示装置12に表示される視覚コンテンツと現在表示されている視覚コンテンツとの関連性が通知される。
図10は、本変形例において端末装置1の表示装置12に案内が表示される様子を示した図である。本変形例によれば、例えばユーザにより連続したN回の縦方向のスワイプが行われる場合、N回目の縦方向のスワイプが終了すると(図10(a))、図10(b)に例示のような案内が表示される。図10(b)に例示の案内は、左スクロールにより、その時点で表示されている視覚コンテンツに関連する、表示装置12上に表示されていない視覚コンテンツが表示可能である旨を案内している。
本変形例においては、端末装置1が視覚コンテンツ間の関連性を特定可能とするために、視覚コンテンツ間の関連性を示すデータを予めコンテンツデータに含ませておく構成が採用される。図11は、本変形例において利用されるコンテンツデータの一例であるHTMLデータにおいて、視覚コンテンツ間の関連性を示すデータがコメント文として挿入されている様子を例示した図である。図11(a)において、領域Aは視覚コンテンツの全体を示し、領域a1は現在の表示領域を示し、領域a2は現在の表示領域の右側に隣接する非表示領域(表示領域と同じサイズ)を示している。
領域a1に含まれる「豆料理.jpg」というファイル名の画像は、図11(b)に例示のタグ付きテキストに従い表示される。図11(b)に例示のタグ付きテキストは、「<img src="豆料理.jpg">」により、「豆料理.jpg」というファイル名の画像の表示を指示するとともに、そのタグ内に挿入された第1の属性「ref="1025"」により、この視覚コンテンツの参照番号(または参照文字列)が「1025」であり、第2の属性「relation="1026"」により、この視覚コンテンツに関連する視覚コンテンツの参照番号(または参照文字列)が「1026」であることを示している。
領域a2に含まれる「豆料理のレシピ」という見出しの記事は、図11(c)に例示のタグ付きテキストに従い表示される。図11(c)に例示のタグ付きテキストは、「<h5 ・・・>豆料理のレシピ</h5>」により、「豆料理のレシピ」という見出しを指示するとともに、そのタグ内に挿入された第1の属性「ref="1026"」により、この視覚コンテンツの参照番号(または参照文字列)が「1026」であり、第2の属性「relation="1025"」により、この視覚コンテンツに関連する視覚コンテンツの参照番号(または参照文字列)が「1025」であることを示している。
本変形例における端末装置1は、上述した実施形態において端末装置1が行う処理のうち図4Bおよび図4Cに示した部分に関しては同じ処理を行い、図4Aに示した部分に関しては一部異なる処理を行う。図12は、本変形例の端末装置1が、実施形態の端末装置1が行う図4Aの処理に代えて行う処理のフローを示した図である。従って、本変形例の端末装置1は、図12、図4Bおよび図4Cに示される処理フローに従い処理を行う。
上記の実施形態において、案内の表示は、連続して行われたN回目の縦方向のスワイプまたは横方向のスワイプの開始をトリガに開始される。ここで、Nは所定の値で与えられる回数の閾値である。これに対し、本変形例においては、案内の表示は、連続して行われたN回目の縦方向のスワイプまたは横方向のスワイプの終了をトリガに開始される。そのため、図12に示されるように、案内の表示の要否を判定するためのステップS014およびS015は、ステップS012において一連の操作信号の入力が終了したと判定された後に実行される。
連続して縦方向のスワイプがN回行われた場合、N回目のスワイプの終了に伴い(ステップS015:「Yes」)、表示制御手段112は現在の表示領域の右側又は左側に隣接する非表示領域に、現在表示中の視覚コンテンツに関連する視覚コンテンツが含まれるか否かを判定する(ステップS601)。
ステップS601において、表示制御手段112はまず、コンテンツデータ(HTMLデータ)のうち、現在の表示領域(領域a1)の表示を指示する部分から、関連する視覚コンテンツを指定する属性「relation="####"」(ただし、「####」は任意の整数または文字列)を検索する。この検索において、属性「relation="####"」が設定された視覚コンテンツが1つ以上発見された場合、コンテンツデータのうち、表示領域の右側又は左側に隣接する非表示領域(例えば領域a2)の表示を指示する部分から、検索された属性の各々に指定された参照番号(または参照文字列)を示す属性「ref="####"」(ただし、「####」は検索された参照番号または参照文字列)を検索する。この検索において、属性「ref="####"」が設定された視覚コンテンツが1つ以上発見された場合、表示制御手段112は、表示領域に表示されている視覚コンテンツに関連する視覚コンテンツが右側又は左側に隣接する非表示領域にある、と判定する(ステップS601:「Yes」)。この場合、表示制御手段112は、図10(b)に例示のように、表示領域に含まれるいずれの視覚コンテンツ(この例の場合、画像「豆料理.jpg」)が、右側に隣接する非表示領域に含まれるいずれの視覚コンテンツ(この例の場合、記事「豆料理のレシピ」)と関連するか、という情報を含む案内を表示装置12に表示させる(ステップS602)。
一方、表示領域に関する属性「relation="####"」が設定された視覚コンテンツが1つも検索されなかった場合、もしくは表示領域に関し検索された属性「relation="####"」に指定された参照番号(または参照文字列)に関する属性「ref="####"」が設定された視覚コンテンツが右側又は左側に隣接する非表示領域に関し発見されなかった場合、表示制御手段112は、表示領域に表示されている視覚コンテンツに関連する視覚コンテンツが右側及び左側に隣接する非表示領域にはない、と判定する(ステップS601:「No」)。この場合、表示制御手段112は、例えば図3(b)に例示のような、単に横スクロールが利用可能であることを通知する案内を表示装置12に表示させる(ステップS603)。
以上が、本変形例において、縦方向のスワイプが行われた場合に端末装置1が行う処理の説明である。横方向のスワイプが行われた場合の処理は、縦方向と横方向が入れ替わる点、カウンタi1とカウンタi2が入れ替わる点、右側又は左側と下側又は上側が入れ替わる点の他は同様である。従って、ここではその説明を省略する。
本変形例によれば、ユーザにより特定の種類の操作が繰り返し行なわれた際、当該特定の種類の操作に関連する他の種類の操作が可能である旨の通知とともに、当該他の種類の操作によりどのような視覚コンテンツが表示されるか、また、その視覚コンテンツが現在表示されているどの視覚コンテンツと関連するか、という情報が通知される。そのため、ユーザは気付いていなかった操作が可能であることを知るとともに、その操作を行なう価値があるか否かを判断することができる。
なお、上記の説明においては、表示領域に表示されている視覚コンテンツと関連する視覚コンテンツを検索する領域は、表示領域の右側又は左側、もしくは下側又は上側に隣接する非表示領域であるものとした。表示領域に表示されている視覚コンテンツと関連する視覚コンテンツを検索する領域は、表示領域(表示部分)と所定の位置関係を満たす非表示領域(非表示部分)であればいずれの領域(部分)であってもよい。従って、例えば表示領域の右側、左側、下側、上側に隣接する非表示領域に加えて、または代えて、表示中のページと関連する他のページにおいて、表示中のページにおける現在の表示領域と同じ位置の領域(非表示領域)を検索の対象の領域としてもよい。また、コンテンツデータのうち非表示領域(非表示部分)を表す部分は、案内表示に先だって予め生成されている必要はなく、表示領域(表示部分)の情報を基にして、関連する視覚コンテンツの案内表示が行われるタイミングや、表示された案内に従ったユーザの操作が行われたタイミングで、動的に生成されてもよい。
また、上記の説明においては、表示領域内の視覚コンテンツと非表示領域の視覚コンテンツとが互いに関連する場合に、表示領域内のいずれの視覚コンテンツと、非表示領域内のいずれの視覚コンテンツが関連しているか、という情報を案内する構成としている。すなわち、案内には、表示領域内の視覚コンテンツの情報と、非表示領域内の視覚コンテンツの情報が含まれる。これに代えて、「右側に「豆料理のレシピ」があります。」のように、単に非表示領域内の視覚コンテンツの情報をユーザへ通知する案内が表示される構成としてもよい。その場合、図11に例示したような視覚コンテンツ間の関連付けは不要であり、表示制御手段112はステップS601の判定を行う必要はない。そして、表示制御手段112はステップ602において、表示領域内の視覚コンテンツとは無関係に、非表示領域内の視覚コンテンツの概要(例えば、見出し等)を含む案内を表示する構成としてもよい。
[2.6.その他の変形例]
上記の実施形態およびその変形例の説明においては、縦方向のスワイプによる縦スクロール機能と、横方向のスワイプによる横スクロール機能を案内の対象とした。案内の対象とする操作およびその操作により実行される機能は様々に追加または変更可能である。図13は、例として、ピンチアウトによる拡大機能がN回連続して利用された場合(または、ピンチアウトの操作に要した累積時間が所定の時間Tに達した場合等)に、ピンチインによる縮小機能が利用可能である旨の案内を表示する構成を採用した端末装置1の表示装置12に案内が表示される様子を示した図である。そして、例えば、端末装置1はスワイプとピンチアウト/ピンチインの両方を同時に監視し、スワイプの操作に応じてスクロールに関する案内表示を行い、ピンチアウト/ピンチインの操作に応じて拡大/縮小に関する案内表示を行う、という具合に、複数の種類の操作を同時に監視し、各々の操作の種類に応じた案内表示を適宜行う構成が採用されてもよい。
また、上記の実施形態およびその変形例の説明においては、表示装置12に表示される視覚コンテンツは単一の2次元視覚コンテンツであるものとした。表示装置12に表示される視覚コンテンツは、例えば複数のタブに配置されたり、レイヤー状に配置されたり、といった複数の2次元視覚コンテンツの集合体であってもよい。また、表示装置12に表示される視覚コンテンツは、立方体や球体等の3次元視覚コンテンツであってもよい。図14は、例として、立方体の視覚コンテンツが表示され、円弧を描くスワイプにより立方体を回転する機能が利用可能であり、立方体の裏側の非表示領域を表示可能である旨の案内を表示する構成を採用した端末装置1の表示装置12に案内が表示される様子を示した図である。
また、上記の実施形態およびその変形例においては、データ処理装置11、表示装置12および操作装置13は一体として構成される。これに代えて、例えばデータ処理装置11、表示装置12および操作装置13の少なくとも1つが、他の装置と別体として構成されてもよい。例えば、データ処理装置11に対し、外付けの表示装置12(ディスプレイ等)および外付けの操作装置13(マウス、タッチパネル等)が各々接続されて端末装置1が構成されてもよい。また、データ処理装置11に対し、一体として構成された外付けの表示装置12と操作装置13(タッチディスプレイ等)が接続されて端末装置1が構成されてもよい。
また、上記の実施形態およびその変形例においては、案内は表示装置12による表示によりユーザに対し通知される。これに加えて、もしくは代えて、端末装置1が音波形データに従い音を発する発音装置を備え、例えば既知の音声合成技術により生成された音波形データに従い音声を発音することにより、ユーザに対する通知を行なう構成が採用されてもよい。
また、上記の実施形態およびその変形例においては、縦方向のスワイプ(上方向および下方向のスワイプ)を同じ種類の操作とし、横方向のスワイプ(右方向および左方向のスワイプ)を同じ種類の操作としている。ユーザにより行なわれる様々な操作のうち、どの範囲の操作を同じ種類の操作とするかは任意に変更可能である。例えば、上方向のスワイプと下方向のスワイプを異なる種類の操作としてもよい。
また、上記の実施形態およびその変形例において採用されている案内の表示の要否を判定する際の条件は例示であって、他の様々な条件が採用され得る。例えば、第1の種類の操作(例えば、縦方向のスワイプ)が行われたタイミングから所定の時間が経過することにより満たされる条件を採用してもよい。この場合、第1の種類の操作(例えば、縦方向のスワイプ)が行われたタイミングから所定の時間が経過するまでの間、第2の種類の操作(例えば、横方向のスワイプ)が行われなければ、第2の種類の操作が可能である旨の案内の表示が行われる。
また、上記の実施形態においては、端末装置1は、タッチパネルを内蔵した一般的なコンピュータに、当該実施形態にかかるプログラムに従った処理を実行させることにより実現される構成とした。これに代えて、端末装置1が、例えば図2に示す機能構成部の各々を実現するハードウェアを組み合わせて構成されたいわゆる専用機として実現される構成が採用されてもよい。
また、上記の実施形態およびその変形例においては、端末装置1は、案内の表示の開始(例えば、図4のステップS022)を判断するための判定(例えば、図4のステップS015)において、視覚コンテンツの表示の開始(例えば、図4のステップS002)より後にユーザにより行われた操作の操作量(操作の回数や累積時間等)が所定の条件を満たすか否かが判定される。案内の表示の開始を判断するための判定において考慮対象とする操作は、視覚コンテンツの表示の開始以降の期間のものに限られず、例えば、視覚コンテンツの表示に用いられるアプリケーションプログラムが起動したタイミング以降の期間(コンテンツデータの取得前の期間を含む)に行われた操作を考慮対象としたり、端末装置1が起動したタイミング以降の期間(視覚コンテンツの表示に用いられるアプリケーションプログラムの起動前の期間を含む)に行われた操作を考慮対象としてもよい。
また、上記の実施形態およびその変形例の説明において示した端末装置1が行う処理はあくまで具体例であって、端末装置1が行う処理としては他の様々なものが採用され得る。例えば、図4に例示の処理フローにおいては、ユーザにより横スクロールが行われると(ステップS005:「2」)、縦スクロールが行われた回数をカウントするカウンタi1が「0」で初期化される(ステップS064)。そのため、一度でも横スクロールが行われると、その時点から縦スクロールがN回、連続して行われるまでは横スクロールの案内が行われない。縦スクロールと横スクロールが逆の場合も同様である。
このような処理の代替例として、例えば、横スクロールがN2回(例えば、2回)以下の状態で縦スクロールがN1回(例えば50回)に達した場合に横スクロールの案内を行う(縦スクロールと横スクロールが逆の場合も同様)、という処理を端末装置1が行う構成とすることが考えられる。この場合、図4のステップS014におけるカウンタi2の初期化およびステップS064におけるカウンタi1の初期化は行わず、ステップS015の判定においてi2≦N2、かつ、i1=N1を判定条件として用い、ステップS065の判定においてi1≦N1、かつ、i2=N2を判定条件として用い、さらにステップS021およびステップS071においてカウンタi1とカウンタi2を共に「0」で初期化する構成とすればよい。
また、上記の実施形態およびその変形例の説明において示した端末装置1が行う判定処理において用いられる閾値(例えば、図4又は図12のステップS015及びS065の判定に用いられる回数N、図7のステップS211及びS261の判定に用いられる時間T、図9のステップS412及びS462の判定に用いられる時間T等)を定数とせず、例えばカウンタi1およびi2や所定のタイミングからの経過時間等を引数とする関数値としてもよい。例えば、第3変形例において端末装置1が行う判定処理(図8のステップS311およびS361)においては、カウンタi1またはi2と比較される閾値が(N−t/k)という関数値となっている。このように、端末装置1が判定処理に用いる閾値を関数値とすることにより、より柔軟なタイミングで端末装置1に案内の表示を行わせることができる。さらに、図8のステップS311およびS361の判定処理において用いられるkを定数でなく関数値としてもよい。
なお、本発明は、上述したデータ処理装置、上述したデータ処理装置が行なう処理の方法、コンピュータを上述したデータ処理装置として機能させるためのプログラム、そのプログラムをコンピュータ読取可能に記録した不揮発性の記録媒体、といった形態で把握される。なお、本発明にかかるプログラムは、記録媒体を介する他、インターネットなどのネットワークを介してコンピュータに提供されてもよい。
1…端末装置、11…データ処理装置、12…表示装置、13…操作装置、101…メモリ、102…CPU、103…ディスプレイ、104…タッチパネル、105…通信IF、109…バス、111…コンテンツデータ取得手段、112…表示制御手段、113…操作信号取得手段

Claims (10)

  1. 視覚コンテンツを表すコンテンツデータを取得するコンテンツデータ取得手段と、
    前記コンテンツデータが表す視覚コンテンツの少なくとも一部を表示装置に表示させる表示制御手段と、
    前記表示装置が視覚コンテンツの少なくとも一部を表示している際にユーザにより行われる操作を示す操作信号を取得する操作信号取得手段と
    を備え、
    前記操作信号取得手段が第1の種類の操作を表す操作信号を取得した場合、前記表示制御手段は第1の規則に従い前記表示装置に表示される視覚コンテンツの表示態様が変更されるように前記表示装置を制御し、
    前記操作信号取得手段が第2の種類の操作を表す操作信号を取得した場合、前記表示制御手段は第2の規則に従い前記表示装置に表示される視覚コンテンツの表示態様が変更されるように前記表示装置を制御し、
    前記操作信号取得手段が前記第1の種類の操作を表す操作信号を取得した後に所定の条件が満たされた場合、前記表示制御手段は前記第2の種類の操作が可能であることを示す通知を前記表示装置に表示させる
    データ処理装置。
  2. 前記所定の条件は、前記操作信号取得手段が前記第1の種類の操作を表す操作信号を取得した後に所定の時間が経過することにより満たされる条件である
    請求項1に記載のデータ処理装置。
  3. 前記所定の条件は、前記操作信号取得手段が前記第1の種類の操作を表す操作信号の取得に要した時間である操作時間の累計が所定の時間に達すること、または、前記操作信号取得手段が前記第1の種類の操作を表す操作信号を取得した回数が所定の回数に達することにより満たされる条件である
    請求項1に記載のデータ処理装置。
  4. 前記所定の条件は、前記コンテンツデータが表す視覚コンテンツの少なくとも一部を前記表示制御手段が前記表示装置に継続的に表示させた時間に応じて変化する
    請求項1乃至3のいずれか1項に記載のデータ処理装置。
  5. 前記所定の条件は、前記表示制御手段が前記通知を前記表示装置に表示させた前と後で異なる
    請求項1乃至4のいずれか1項に記載のデータ処理装置。
  6. 前記表示制御手段が前記表示装置に前記通知を表示させている状態において、前記操作信号取得手段が前記第1の種類の操作を表す操作信号の取得を完了した場合、または、前記操作信号取得手段が前記第2の種類の操作を表す操作信号を取得した場合、前記表示制御手段は前記表示装置に前記通知の表示を停止させる
    請求項1乃至5のいずれか1項に記載のデータ処理装置。
  7. 前記表示制御手段は、前記コンテンツデータが表す視覚コンテンツのうち前記表示装置に現在表示させている部分の内容および当該部分と所定の位置関係を満たす部分の内容の少なくとも一方に応じた前記通知を前記表示装置に表示させる
    請求項1乃至6のいずれか1項に記載のデータ処理装置。
  8. 前記表示制御手段は、前記操作信号取得手段が取得する前記第1の種類の操作を表す操作信号に応じて、前記コンテンツデータが表す視覚コンテンツのうち前記表示装置に表示される部分が第1の方向に移動して表示されるように前記表示装置を制御し、
    前記表示制御手段は、前記操作信号取得手段が取得する前記第2の種類の操作を表す操作信号に応じて、前記コンテンツデータが表す視覚コンテンツのうち前記表示装置に表示される部分が第2の方向に移動して表示されるように前記表示装置を制御する
    請求項1乃至7のいずれか1項に記載のデータ処理装置。
  9. データ処理装置が、視覚コンテンツを表すコンテンツデータを取得するステップと、
    前記データ処理装置が、前記コンテンツデータが表す視覚コンテンツの少なくとも一部を表示装置に表示させるステップと、
    前記表示装置が視覚コンテンツの少なくとも一部を表示している際に、前記データ処理装置がユーザにより行われる操作を示す操作信号を取得するステップと
    を備え、
    前記データ処理装置は、前記操作信号を取得するステップにおいて第1の種類の操作を表す操作信号を取得した場合、前記表示させるステップにおいて第1の規則に従い前記表示装置に表示される視覚コンテンツの表示態様が変更されるように前記表示装置を制御し、
    前記データ処理装置は、前記操作信号を取得するステップにおいて第2の種類の操作を表す操作信号を取得した場合、前記表示させるステップにおいて第2の規則に従い前記表示装置に表示される視覚コンテンツの表示態様が変更されるように前記表示装置を制御し、
    前記操作信号を取得するステップにおいて前記第1の種類の操作を表す操作信号を取得した後に所定の条件が満たされた場合、前記データ処理装置が、前記第2の種類の操作が可能であることを示す通知を前記表示装置に表示させるステップ
    を備える
    データ処理方法。
  10. コンピュータに、
    視覚コンテンツを表すコンテンツデータを取得する処理と、
    前記コンテンツデータが表す視覚コンテンツの少なくとも一部を表示装置に表示させる処理と、
    前記表示装置が視覚コンテンツの少なくとも一部を表示している際にユーザにより行われる操作を示す操作信号を取得する処理と
    を実行させ、
    前記操作信号を取得する処理において第1の種類の操作を表す操作信号が取得された場合、前記表示させる処理において第1の規則に従い前記表示装置に表示される視覚コンテンツの表示態様が変更されるように前記表示装置を制御させ、
    前記操作信号を取得する処理において第2の種類の操作を表す操作信号が取得された場合、前記表示させる処理において第2の規則に従い前記表示装置に表示される視覚コンテンツの表示態様が変更されるように前記表示装置を制御させ、
    前記操作信号を取得する処理において前記第1の種類の操作を表す操作信号が取得された後に所定の条件が満たされた場合、前記第2の種類の操作が可能であることを示す通知を前記表示装置に表示させる処理
    を実行させる
    プログラム。
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