JP2011042212A - 電動パワーステアリング装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】変形を生じさせることなく確実にボール螺子ナットを固定して、高い信頼性及び静粛性と優れた操舵フィーリングとを実現するとともに、併せて製造時における作業性の向上を図ることのできる電動パワーステアリング装置を提供すること。
【解決手段】ボール螺子ナット13の軸方向端部13aには軸方向に延びる略円筒状の連結筒20が形成される。また、モータシャフト6の軸方向端部6aには、軸方向に延設されることにより上記連結筒20の径方向外側を包囲する複数の把持片21を備えたコレット22が形成される。そして、コレット22の外周にテーパナット23を螺着し、各把持片21を径方向内側に撓ませて連結筒20を把持させることにより、モータシャフト6とボール螺子ナット13とを連結する。
【選択図】図2

Description

本発明は、ボール螺子装置を備えた電動パワーステアリング装置に関するものである。
従来、ラック軸が挿通された中空軸を備え、モータ駆動により回転する同中空軸の回転をボール螺子装置を用いてラック軸の往復動に変換することにより、操舵系にアシスト力を付与する所謂ラックアシスト型の電動パワーステアリング装置(EPS)がある。
通常、このようなEPSにおいて、ボール螺子装置は、中空軸に固定されたボール螺子ナットとラック軸に形成された螺子部との間に複数のボールを介在させることにより形成される。即ち、ボール螺子ナットの内周に形成された螺子部とラック軸の外周に形成された螺子部とが対向することにより、螺旋状の転動路が形成される。そして、同転動路内に配設された各ボールが、その負荷を受けつつ転動することにより、ボール螺子ナットの回転をラック軸の軸方向移動に変換する構成となっている。
さて、上記中空軸に対するボール螺子ナットの固定構造としては、例えば、特許文献1に示されるように、中空軸の内周に形成された収容凹部内に軸方向からボール螺子ナットを嵌挿し、ロックナットにより同ボール螺子ナットを軸方向に挟み込む構造がある。そして、このように中空軸の内周にボール螺子ナットを固定することによって、その軸方向長さを短縮化することが可能となる。
特開2006−256414号公報 特開平6−255501号公報
しかしながら、上記のように軸方向長さの短縮化が可能となる反面、径方向のサイズについては、そのボール螺子ナットと中空軸とが重複する部分の大型化は避けられない。また、ロックナットによる締め付けによりボール螺子ナットが変形し、その転動路(を構成する螺子溝)に歪みが生ずる可能性がある。そして、これが転動路内における各ボールの円滑な転動を妨げることで異音や振動が発生し、ひいては操舵フィーリングの悪化を招くおそれがある。
そこで、例えば、特許文献2に示されるように、ボール螺子ナット及び中空軸の軸方向端部に、それぞれ、径方向外側に拡開するフランジを形成し、これら両フランジを締結することで両者を連結する構造が考えられる。そして、これにより、ボール螺子ナットを変形させることなく、同ボール螺子ナットと中空軸とを相対回転不能に固定することが可能となる。
しかしながら、このフランジを用いた固定構造についてもまた、例えば、その複数箇所のボルト締結が煩雑である等といった問題を抱えている。そのため、上記ロックナットを用いる固定構造との比較において明らかな優位性があるとは言い切れないのが実情であり、これら従来の固定構造が抱える問題を解消しうる新たな技術の創出が強く求められていた。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、変形を生じさせることなく確実にボール螺子ナットを固定して、高い信頼性及び静粛性と優れた操舵フィーリングとを実現するとともに、併せて製造時における作業性の向上を図ることのできる電動パワーステアリング装置を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、軸方向に往復動可能に設けられたラック軸と、前記ラック軸が挿通されるとともにモータ駆動により回転する中空軸と、該中空軸の回転を前記ラック軸の軸方向移動に変換するボール螺子装置とを備え、前記ボール螺子装置は、前記中空軸の軸方向端部にボール螺子ナットを固定し、該ボール螺子ナットの内周に螺刻された螺子溝と前記ラック軸の外周に螺刻された螺子溝とが対向してなる螺旋状の転動路内に複数のボールを配することにより形成される電動パワーステアリング装置であって、前記ボール螺子ナット又は前記中空軸の何れか一方の軸方向端部に設けられた連結筒と、前記ボール螺子ナット又は前記中空軸のうち前記連結筒が設けられていない他方側の第2の軸方向端部に設けられて前記連結筒の径方向外側を包囲する複数の把持片を備えたコレットと、前記コレットの径方向外側に配置されることにより前記各把持片を径方向内側に撓ませて前記連結筒を把持させる固定手段とを備えたこと、を要旨とする。
上記構成によれば、コレット内に連結筒を挿入し、同コレットの径方向外側に固定手段を配置するだけで、容易且つ確実に中空軸とボール螺子ナットとを一体回転可能に連結することができる。その結果、高い信頼性を確保しつつ、製造時における作業性を大幅に向上させることができる。また、固定手段が各把持片を弾性変形させる際に生ずる応力は、転動路を構成する螺子溝が螺刻されたボール螺子ナットの本体部分には作用しない。従って、その連結によりボール螺子ナットの変形及び転動路の歪みが生ずる可能性を低減することができる。そして、これにより、高い静粛性及び優れた操舵フィーリングを実現することができるようになる。加えて、従来のフランジ間の締結による固定構造との比較においては、そのフランジを廃止(又は小径化)することにより、装置の小型化を図ることが可能という利点がある。
請求項2に記載の発明は、前記コレット及び該コレットが設けられた第2の軸方向端部の少なくとも何れかと前記連結筒とを係合させて、前記中空軸とボール螺子ナットとの相対回転を規制する規制手段を備えること、を要旨とする。
上記構成により中空軸とボール螺子ナットとの相対回転を規制することで、効率よくモータトルクを伝達することができる。その結果、より優れた操舵フィーリングを実現することができる。
請求項3に記載の発明は、前記コレットは、前記第2の軸方向端部に対して相対回転不能に設けられるものであって、前記規制手段は、軸方向に延びる前記各把持片間に形成されたスリットと、前記連結筒の外周に設けられて前記スリット内に配置される係合突部とからなること、を要旨とする。
上記構成によれば、簡素な構成にて、中空軸とボール螺子ナットとの相対回転を規制することができる。
請求項4に記載の発明は、前記コレットは、軸方向移動不能に前記第2の軸方向端部に設けられるものであって、前記各把持片及び前記連結筒には、係合により前記コレットと前記連結筒との軸方向における少なくとも離間方向の相対移動を規制可能な係合部及び被係合部が形成されること、を要旨とする。
上記構成によれば、簡素な構成にて、ボール螺子ナットの脱離を防止することができる。その結果、より高い信頼性を確保することができる。
請求項5に記載の発明は、前記固定手段は、螺着に伴う軸方向移動により前記各把持片を径方向内側に押圧するテーパ面を備えたテーパナットであること、を要旨とする。
上記構成によれば、テーパナットの螺子締めによって、容易且つ確実にボール螺子ナットを連結(固定)することができる。
請求項6に記載の発明は、前記固定手段は、軸方向移動により前記各把持片を径方向内側に押圧可能なテーパ面を備え、圧入により前記各把持片の径方向外側に配置される環状体であること、を要旨とする。
上記構成によれば、圧入により各把持片の径方向外側に環状体を外嵌することで、各把持片を径方向に弾性変形させて、該各把持片に連結筒を把持させることができる。その結果、容易且つ確実にボール螺子ナットを連結(固定)することができる。
請求項7に記載の発明は、前記ボール螺子ナットは、ハウジングに設けられた転がり軸受により支承されるとともに、前記ハウジングは、筒状をなす第1ハウジングと該第1ハウジングの開口端を閉塞する第2ハウジングとからなり、前記転がり軸受は、前記開口端の近傍において前記第1ハウジングに固定されるものであって、前記ボール螺子ナットの前記中空軸側に位置する軸方向端部に径方向外側に延びるフランジを形成するとともに、前記第1ハウジングの開口端に固定される第2ハウジングの固定端に前記第1ハウジング内に配置される挿入部を設け、前記転がり軸受の軸方向端面を前記フランジ及び前記挿入部に当接させたこと、を要旨とする。
上記構成によれば、ボール螺子ナットと中空軸との軸方向における離間方向の相対移動を規制することができる。その結果、ボール螺子ナットの脱離を防止して、より高い信頼性を確保することができる。そして、特に、ボール螺子ナット及び中空軸とは別体にコレットを形成する構成において、より顕著な効果を得ることができる。
本発明によれば、変形を生じさせることなく確実にボール螺子ナットを固定して、高い信頼性及び静粛性と優れた操舵フィーリングとを実現するとともに、併せて製造時における作業性の向上を図ることが可能な電動パワーステアリング装置を提供することができる。
電動パワーステアリング装置(EPS)の概略構成を示す断面図。 ボール螺子装置近傍の拡大断面図。 ボール螺子ナット、モータシャフト及びコレット、並びにテーパナットの斜視図。 ボール螺子ナット、モータシャフト及びコレット、並びにテーパナットの側面図。 コレット及びテーパナットによるボール螺子ナットとモータシャフトとの連結の態様を示す説明図。 A−A断面図。 別例のボール螺子ナット、モータシャフト及びコレット、並びにテーパナットの側面図。 別例のボール螺子ナット、モータシャフト及びコレット、並びにテーパナットの側面図。 別例のボール螺子ナット、モータシャフト及びコレット、並びにテーパナットの側面図。 (a)(b)別例のボール螺子ナット、モータシャフト及びコレット、並びにテーパナットの斜視図。 別例のボール螺子装置近傍の拡大断面図。 ボール軸受を用いたボール螺子ナットの抜止構造を示す断面図。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1に示すように、本実施形態のEPS1において、略円筒状をなすハウジング2に挿通されたラック軸3は、ラックガイド及び滑り軸受(ともに図示略)に支承されることにより、その軸方向に沿って移動可能に収容支持されている。そして、同ラック軸3は、周知のラック&ピニオン機構を介してステアリングシャフトと連結されることにより、ステアリング操作に伴い軸方向に往復動するようになっている。
また、EPS1は、駆動源としてのモータ4と、同モータ4の回転をラック軸3の軸方向移動に変換するボール螺子装置5とを備えている。そして、本実施形態のEPS1は、これらラック軸3、モータ4及びボール螺子装置5が、ハウジング2内に一体に収容された所謂ラックアシスト型のEPSとして構成されている。
詳述すると、本実施形態のモータ4は、中空軸状に形成されたモータシャフト6を有しており、同モータシャフト6は、ハウジング2の内周に設けられた軸受7に支承されることより、同ハウジング2の軸方向に沿って配置されている。また、本実施形態のモータ4では、このモータシャフト6の周面にマグネット8を固着することによりモータロータ9が形成されている。そして、本実施形態のモータ4は、そのモータロータ9の径方向外側を包囲するモータステータ10がハウジング2の内周に固定されるとともに、そのモータシャフト6内にラック軸3が挿通されることにより、ハウジング2内においてラック軸3と同軸に配置されている。
また、本実施形態のラック軸3は、その外周に螺子溝11を螺刻することにより、螺子軸として構成されている。そして、本実施形態のボール螺子装置5は、このラック軸3に複数のボール12を介してボール螺子ナット13を螺着することにより形成されている。
具体的には、図2に示すように、略円筒状に形成されたボール螺子ナット13の内周には、上記ラック軸3側の螺子溝11に対応する螺子溝14が形成されており、ボール螺子ナット13は、その螺子溝14がラック軸3側の螺子溝11と対向するように同ラック軸3に外嵌されている。そして、各ボール12は、これら二つの螺子溝11,14が対向することにより形成される螺旋状の転動路L1内に配設されている。
また、ボール螺子ナット13には、螺子溝14内の二箇所(接続点P1,P2)に開口する還流路L2が形成されている。尚、本実施形態では、この還流路L2は、ボール螺子ナット13に対して、上記転動路L1から各ボール12を掬い上げる機能及び同転動路L1への再排出機能を備えた循環部材15を装着することにより形成される。そして、上記転動路L1は、この還流路L2により、その開口位置に対応する二つの接続点P1,P2間が短絡されている。
即ち、ラック軸3とボール螺子ナット13との間の転動路L1内に介在された各ボール12は、ラック軸3に対するボール螺子ナット13の相対回転により、その負荷を受けつつ転動路L1内を転動する。また、転動路L1内を転動した各ボール12は、更に、ボール螺子ナット13に形成された上記還流路L2を通過することにより、その転動路L1に設定された二つの接続点P1,P2間を下流側から上流側へと移動する。そして、ボール螺子装置5は、その転動路L1を転動する各ボール12が還流路L2を介して無限循環することにより、ボール螺子ナット13の回転をラック軸3の軸方向移動に変換することが可能となっている。
本実施形態では、ボール螺子ナット13は、モータシャフト6の軸方向端部6aに連結されており、駆動源であるモータ4の回転は、このボール螺子ナット13がモータシャフト6とともに一体回転することによりボール螺子装置5へと入力される。そして、本実施形態のEPS1は、そのモータトルクに基づき軸方向移動するラック軸3の押圧力を、ステアリング操作を補助するためのアシスト力として、操舵系に付与する構成となっている。
(ボール螺子ナットの固定構造)
次に、本実施形態のEPSにおけるボール螺子ナットの固定構造について説明する。
図2〜図4に示すように、本実施形態では、ボール螺子ナット13の軸方向端部13aには、その軸方向(図2中、右方向)に延びる略円筒状の連結筒20が形成されており、上記ラック軸3は、この連結筒20を介してボール螺子ナット13に挿通されている。また、モータシャフト6の軸方向端部6aには、軸方向に向って延設されることにより上記連結筒20の径方向外側を包囲する複数の把持片21を備えたコレット22が形成されている。そして、本実施形態では、このコレット22が設けられたモータシャフト6の軸方向端部6aにテーパナット23を取着し、同テーパナット23により撓められた各把持片21に上記連結筒20を把持させることにより、同モータシャフト6とボール螺子ナット13とを一体回転可能に連結(固定)する構成となっている。
詳述すると、本実施形態のコレット22は、モータシャフト6の軸方向端部6aにおいて、周方向に等角度間隔(本実施形態では90°間隔)で配置された4つの把持片21を備えてなる。尚、本実施形態では、これら各把持片21は、モータシャフト6の軸方向端部6aに設けられた略円筒状の加工体(図示略)に対して、等角度間隔(本実施形態では90°間隔)で軸方向に延びる複数(本実施形態では4つ)のスリット24を切削加工することにより、モータシャフト6と一体に形成される。また、本実施形態では、各把持片21の円弧状に湾曲した外周面(径方向外側の面)21aには、上記テーパナット23を螺着するための螺子溝26が刻設されている。そして、各把持片21は、これらの各螺子溝26が形成する螺着部27に対してテーパナット23が螺着され、その先端28側が同テーパナット23に押圧されることによって、径方向内側に弾性変形する構成となっている。
即ち、コレット22は、その外周に固定手段としてのテーパナット23が取着されることにより縮径する。そして、そのテーパナット23により撓められた各把持片21の先端28がボール螺子ナット13の軸方向端部13aに設けられた連結筒20の外周面20aに当接し、同連結筒20を把持することにより、同ボール螺子ナット13をモータシャフト6の軸方向端部6aに固定することが可能となっている。
さらに詳述すると、図5に示すように、テーパナット23は、その螺子溝30が螺刻されたナット部31の軸方向端部(螺着方向手前側の端部、同図中、左側)に設けられて、螺着方向手前側に向って縮径するテーパ面32を備えている。換言すると、テーパナット23は、そのテーパ面形成部分の内径が、ナット部31に近い螺着方向進行側(同図中、右側の内径D2)よりも螺着方向手前側(内径D1)の方が小さく設定されている(D1<D2)。そして、コレット22の外周に螺着される際、同コレット22を構成する各把持片21の先端28側に当接したテーパ面32が、その螺子対偶による軸方向移動に従って該各把持片21を押圧することにより、その先端28側を径方向内側に撓ませる構成となっている。
尚、本実施形態では、各把持片21の先端28の径方向外側は、上記テーパナット23のテーパ面32に対応したテーパ面33となっている。そして、これら両テーパ面32,33を当接部とすることにより、テーパナット23の容易且つ円滑な螺着が可能となっている。
更に、図5に示すように、各把持片21の内周面(径方向内側の面)21bには、その外周面21aに刻設された上記螺子溝26に対応する位置において、径方向内側に突出する支持突部34が設けられている。そして、本実施形態では、各把持片21が上記のように弾性変形する前の状態において、その径方向内側に配置された連結筒20の外周面20aに上記支持突部34が当接するように設定することにより、各把持片21の弾性変形に伴う螺子溝26の歪みを抑制して、テーパナット23の円滑な螺着を担保する構成となっている。
また、図2に示すように、本実施形態では、ボール螺子ナット13の軸方向端部13aに設けられた連結筒20の外周面20aには、その基端部において周方向に延びる溝状の凹部35が形成されている。そして、上記のようにテーパナット23により撓められた各把持片21の先端28は、この凹部35内において連結筒20を把持する構成となっている。
具体的には、各把持片21の先端28には、周方向に延びる断面略三角形状の突条部36が径方向内側に向って突設されている。そして、本実施形態では、上記テーパナット23に押圧されて各把持片21が撓むことにより、該各把持片21において先端側(各図中、左側)に位置する突条部36の側面36aが、上記凹部35の底面35aに当接するようになっている。
更に、本実施形態の突条部36は、各把持片21の基端側(各図中、右側)に位置する方の側面36bが、上記のように該各把持片21の先端28が撓められ、その先端側の側面36aが凹部35の底面35aに当接する状態において、同凹部35の壁面35bと略対向する位置関係となるように形成されている。そして、本実施形態では、連結筒20がコレット22から離間する方向に軸方向移動した場合には、これら突条部36(の側面36b)と凹部35(の壁面35b)とが係合することにより、その軸方向移動を規制する構成となっている。即ち、本実施形態では、これら凹部35及び突条部36により、コレット22と連結筒20との離間方向の相対移動を規制可能な係合部及び被係合部が構成されている。
また、図2〜図4に示すように、ボール螺子ナット13に設けられた連結筒20の外周面20aには、その先端部において径方向外側に向って突出する係合突部37が設けられている。具体的には、本実施形態では、周方向に均等間隔(180°間隔)で二つの係合突部37が設けられている。そして、図6に示すように、連結筒20は、その各係合突部37が上記各把持片21間に形成されたスリット24内に配置された状態で、該各把持片21により把持される構成となっている。尚、図5には、係合突部37が配置されていないスリット24に対応する部分の断面が示されている。
即ち、本実施形態では、これら各係合突部37及びスリット24(把持片21)の周方向における係合により、中空軸としてのモータシャフト6とボール螺子ナット13との相対回転が規制されている。そして、これにより、効率よくモータトルクを伝達することが可能な構成となっている。
以上、本実施形態によれば、以下のような作用・効果を得ることができる。
(1)ボール螺子ナット13の軸方向端部13aには軸方向に延びる略円筒状の連結筒20が形成される。また、モータシャフト6の軸方向端部6aには、軸方向に延設されることにより上記連結筒20の径方向外側を包囲する複数の把持片21を備えたコレット22が形成される。そして、コレット22の外周にテーパナット23を螺着し、各把持片21を径方向内側に撓ませて連結筒20を把持させることにより、モータシャフト6とボール螺子ナット13とを連結する。
上記構成によれば、コレット22内に連結筒20を挿入し、同コレット22にテーパナット23を螺着するだけで、容易且つ確実にモータシャフト6とボール螺子ナット13とを一体回転可能に連結することができる。その結果、高い信頼性を確保しつつ、製造時における作業性を大幅に向上させることができる。また、そのテーパナット23を螺着する際の締め付け力は、連結筒20に作用するので、転動路L1を構成する螺子溝14が螺刻されたボール螺子ナット13の本体部分には作用しない。従って、その連結によりボール螺子ナット13の変形及びそれに伴う転動路L1の歪みが生ずる可能性を低減することができる。そして、これにより、高い静粛性及び優れた操舵フィーリングを実現することができるようになる。加えて、従来のフランジ間の締結による固定構造との比較においては、そのフランジの廃止(又は小径化)によって、装置の小型化を図ることが可能という利点がある。
(2)連結筒20の外周面20aには、その先端部において径方向外側に向って突出する係合突部37が設けられる。そして、連結筒20は、その各係合突部37が上記各把持片21間に形成されたスリット24内に配置された状態で、該各把持片21により把持される。
上記構成によれば、連結筒20側の各係合突部37とモータシャフト6側のスリット24(把持片21)とが周方向において係合することにより、モータシャフト6とボール螺子ナット13との相対回転が規制される。その結果、効率よくモータトルクを伝達することができる。
(3)連結筒20の外周面20aには、その基端部において周方向に延びる溝状の凹部35が形成される。また、各把持片21の先端28には、周方向に沿って延びる断面略三角状の突条部36が径方向内側に向って突設されており、該各把持片21は、テーパナット23に押圧されて撓むことにより、この突条部36(先端側の側面36a)が上記連結筒20側の凹部35(の底面35a)に当接する。そして、連結筒20がコレット22から離間する方向に軸方向移動した場合には、これら突条部36(の基端側の側面36b)と凹部35(の壁面35b)とが係合することで、その離間方向の相対移動が規制される。
上記構成によれば、簡素な構成にてボール螺子ナット13の脱離を防止することができる。その結果、より高い信頼性を確保することができる。
(4)突条部36は、その各把持片21において先端側に位置する側面36aが、各把持片21の弾性変形により、連結筒20の外周面20aに当接するように形成される。これにより、連結筒20が面接触で各把持片21に把持される。その結果、ボール螺子ナット13の連結状態をより確実なものとして、更なる信頼性の向上を図ることができる。
(5)各把持片21の先端28には、上記テーパナット23のテーパ面32に対応するテーパ面33が形成される。これにより、容易且つ円滑にテーパナット23を螺着することができる。
(6)各把持片21の内周面21bには、その外周面21aに刻設された螺子溝26に対応する位置において、径方向内側に突出する支持突部34が設けられる。そして、各把持片21は、この支持突部34が、弾性変形前の状態において、連結筒20の外周面20aに当接するように構成される。
上記構成によれば、各把持片21の弾性変形に伴う螺子溝26の歪みを抑制して、テーパナット23の円滑な螺着を担保することができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、本発明をモータ4とラック軸3とが同軸に配置される同軸モータ型のEPSに具体化した。しかし、これに限らず、モータにより駆動される中空軸を有するラックアシスト型のEPSであって、その中空軸の軸方向端部にボール螺子ナットを連結する構成を有するものであれば、モータ配置については、特に限定するものではない。即ち、例えば、モータとラック軸とが平行配置される所謂パラレル型や、モータの軸線がラック軸と斜交するように配置されるラッククロス型のEPSに適用してもよい。
・上記実施形態では、コレット22は、周方向に均等配置された4つの把持片21を備えて構成されることとしたが、把持片の数は、これに限るものではない。
・また、各把持片21間に配置される連結筒20側の係合突部37の数についてもまた、上記実施形態に示された2つに限るものではない。
・上記実施形態では、各把持片21の外周面21aに螺子溝26を刻設することにより、テーパナット23の螺着部27が形成されることとした。しかし、コレットの径方向外側にテーパナットを同軸配置し、その各把持片を径方向内側に撓ませて連結筒を把持させることが可能であれば、その螺着部の形成位置については、これに限るものではない。
例えば、図7に示すように、各把持片21が設けられたモータシャフト6の本体部分に螺子溝42を螺刻することにより、テーパナット41を螺着するための螺着部43を形成する等としてもよい。尚、この場合、各把持片21の外周には、螺子溝を刻設する必要がないことはいうまでもない。
・上記実施形態では、コレット22は、モータシャフト6の軸方向端部6aにおいてモータシャフト6と一体に形成されることした。しかし、これに限らず、モータシャフトとは別体にコレットを形成して、その軸方向端部に配置する構成であってもよい。
具体的には、例えば、図8に示すように、円環状の基部45から軸方向に向って複数の把持片46を延設することによりコレット47を形成する。そして、モータシャフト48の軸方向端部48aの内周に形成された嵌合部49に対し、その基部45を嵌着することによって、コレット47をモータシャフト48の軸方向端部48aに配置する構成とすればよい。このような構成とすることで、コレット47を容易に形成することができ、且つその組付け作業が煩雑化することもない。
尚、この図8に示す例では、コレット47側の基部45及びモータシャフト48側の嵌合部49に、それぞれ係合突部50及び係合凹部51を形成し、周方向において両者を係合させることにより、コレット47とモータシャフト48との相対回転が規制されている。しかし、テーパナット41の締め付け力のみで、十分なトルク伝達が可能であれば、必ずしも、このような係合突部50及び係合凹部51を形成する必要はない。
・上記実施形態では、ボール螺子ナット13側を第1の軸方向端部として同軸方向端部13aに連結筒20を設け、モータシャフト6側を第2の軸方向端部として同軸方向端部6aにコレット22を設けることとした。
しかし、これに限らず、図9に示すように、モータシャフト52側を第1の軸方向端部として同軸方向端部52aに連結筒53を設け、ボール螺子ナット54側を第2の軸方向端部として同軸方向端部54aにコレット55を設ける構成としてもよい。このような構成としても、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。
・上記実施形態では、連結筒20の外周面20aに複数の係合突部37を設け、該各係合突部37をコレット22側の各把持片21間に形成されたスリット24内に配置する。そして、その連結筒20側の各係合突部37とモータシャフト6側のスリット24(把持片21)とが周方向において係合することによって、モータシャフト6とボール螺子ナット13との相対回転を規制する構成とした。
しかし、中空軸であるモータシャフト6とボール螺子ナット13との相対回転を規制する規制手段の構成は、必ずしもこれに限るものではない。具体的には、例えば、図10(a)(b)に示すように、連結筒57(の外周面)及び各把持片58(の内周面)に、それぞれスプライン嵌合部59,60を形成する等としてもよい。
また、上記実施形態と同様の構成においては、連結筒20の基端部に形成した凹部35について、各把持片21の先端28に設けられた突条部36が、周方向においても同凹部35と係合するように形状を変更してもよい。
・また、モータシャフト側において規制手段を構成する要素(例えば、上記スリット24やスプライン嵌合部60等)の形成位置は、コレット22に限らず、モータシャフト6の本体部分であってもよい。即ち、コレット及び該コレットが設けられた第2の軸方向端部の少なくとも何れかと連結筒とを係合させることが可能であればよい。
・更に、固定手段としてのテーパナット23(41)の締め付け力のみで、十分なトルク伝達が可能であれば、回転方向の規制手段は、必ずしも設けなくともよい。
・上記実施形態では、コレット22の外周にテーパナット23を螺着することにより、テーパナット23を固定手段として、各把持片21を径方向内側に撓ませて連結筒20を把持させることとした。しかし、固定手段については、必ずしもこのようなテーパナット23に限るものではなく、コレット22の径方向外側に配置されることにより各把持片21を径方向内側に撓ませて連結筒20を把持させることができればよい。
例えば、軸方向移動により各把持片21を径方向内側に押圧可能なテーパ面を備え、圧入により該各把持片21の径方向外側に配置される環状体を固定手段とするとよい。このような構成としても、容易且つ確実にボール螺子ナットを連結(固定)することができる。
具体的には、図11に示すように、コレット22を構成する各把持片21の径方向外側に同軸配置される第1環状部材61と、圧入により同第1環状部材61に外嵌される第2環状部材62とを設ける。第1環状部材61の軸方向端部内周及び外周には、コレット22の先端側(同図中、左側)に向って縮径するテーパ面61a,61bを形成し、第2環状部材62の軸方向端部内周には、第1環状部材61に圧入嵌合されることにより、同第1環状部材61の外周側のテーパ面61bに当接するテーパ面62aを形成する。そして、第1環状部材61の内周側のテーパ面61aを各把持片21に当接させた状態で、コレット22の先端側(同図中、左側)から上記第2環状部材62を圧入嵌合することにより、これら第1環状部材61及び第2環状部材62を、上記環状体63として機能させることができる。
即ち、第2環状部材62を圧入嵌合することで、その摩擦抵抗により第1環状部材61がコレット22の基端側に向って軸方向移動し、その内周に形成されたテーパ面61aがコレット22を構成する各把持片21を押圧することにより、該各把持片21が径方向内側に弾性変形する。そして、その圧入嵌合による摩擦抵抗により、第1環状部材61の軸方向位置が維持されることで、該各把持片21により連結筒20を把持、即ちボール螺子ナット13を固定することができる。
特に、この図11に示す例では、第2環状部材62の内周に形成されたテーパ面62aが、第1環状部材61の外周に形成されたテーパ面61bに当接することで、同第1環状部材61の軸方向移動、及びそのテーパ面61a,61b形成部位における径方向内側への押圧力が増幅される。従って、より容易且つ確実にボール螺子ナットを連結することができ、これにより、更なる作業性及び信頼性の向上が期待できる。
尚、この図11に示す構成は、あくまで一例であり、例えば、一の部材からなる環状体を固定手段としてもよいことはいうまでもない。
・上記実施形態では、連結筒20の外周面20aに形成された凹部35と各把持片21の先端28から径方向内側に突設された突条部36とを係合させることにより、連結筒20とコレット22との軸方向における離間方向の相対移動を規制する構成とした。しかし、これに限らず、少なくとも離間方向の相対移動を規制可能な構成であれば、どのようなものであってもよい。従って、離間方向のみならず近接方向の相対移動をも規制可能な構成であってもよいことはいうまでもない。
・また、より直接的にボール螺子ナット13とモータシャフト6との軸方向における離間方向の相対移動を規制する構成を設けてもよい。
具体的には、例えば、図12に示す例では、そのボール螺子ナット13が、ハウジング66に設けられた転がり軸受としてのボール軸受67により支承されている。また、ハウジング66は、円筒状をなす第1ハウジング68と同第1ハウジング68の開口端68aを閉塞する第2ハウジング69とからなる。そして、ボール軸受67は、その内輪67aがボール螺子ナット13の外周に固定されるとともに、その外輪67bが第1ハウジング68の開口端68a近傍において同第1ハウジング68の内周に嵌合されている。
このような構成を有する場合において、ボール螺子ナット13の軸方向端部13a(同図中右側、モータシャフト6側の軸方向端部)に径方向に拡開するフランジ70を形成する。また、第1ハウジング68の開口端68aに固定される第2ハウジング69の固定端69aに、同第1ハウジング68内に配置される挿入部71を形成する。尚、この例において、挿入部71は、その外径が第1ハウジング68の内径と略等しい略円筒状に形成されている。そして、これらのフランジ70及び挿入部71を、それぞれボール軸受67の軸方向端面に当接、具体的には、ボール軸受67の内輪67aにフランジ70を当接し、その外輪67bに挿入部71を当接させる。
このような構成とすることで、ボール螺子ナット13とモータシャフト6との軸方向における離間方向の相対移動を規制することができる。その結果、ボール螺子ナット13の脱離を防止して、より高い信頼性を確保することができる。そして、特に、コレットを別体とした構成(図8参照)においては、より顕著な効果を得ることができる。
1…電動パワーステアリング装置(EPS)、2,66…ハウジング、3…ラック軸、4…モータ、5…ボール螺子装置、6,48,52…モータシャフト、6a,48a,52a…軸方向端部、11,14…螺子溝、12…ボール、13,54…ボール螺子ナット、13a,54a…軸方向端部、15…循環部材、20,53,57…連結筒、20a…外周面、21,46,58…把持片、21a…外周面、21b…内周面、22,55…コレット、23,41…テーパナット、24…スリット、26,42…螺子溝、27,43…螺着部、30…螺子溝、31…ナット部、32…テーパ面、34…支持突部、35…凹部、35a…底面、35b…壁面、36…突条部、36a,36b…側面、37…係合突部、45…基部、49…嵌合部、50…係合突部、51…係合凹部、59,60…スプライン嵌合部、61…第1環状部材、61a,61b…テーパ面、62…第2環状部材、62a…テーパ面、63…環状体、67…ボール軸受、67a…内輪、67b…外輪、68…第1ハウジング、68a…開口端、69…第2ハウジング、69a…固定端、70…フランジ、71…挿入部、L1…転動路、L2…還流路。

Claims (7)

  1. 軸方向に往復動可能に設けられたラック軸と、前記ラック軸が挿通されるとともにモータ駆動により回転する中空軸と、該中空軸の回転を前記ラック軸の軸方向移動に変換するボール螺子装置とを備え、前記ボール螺子装置は、前記中空軸の軸方向端部にボール螺子ナットを固定し、該ボール螺子ナットの内周に螺刻された螺子溝と前記ラック軸の外周に螺刻された螺子溝とが対向してなる螺旋状の転動路内に複数のボールを配することにより形成される電動パワーステアリング装置であって、
    前記ボール螺子ナット又は前記中空軸の何れか一方の軸方向端部に設けられた連結筒と、
    前記ボール螺子ナット又は前記中空軸のうち前記連結筒が設けられていない他方側の第2の軸方向端部に設けられて前記連結筒の径方向外側を包囲する複数の把持片を備えたコレットと、
    前記コレットの径方向外側に配置されることにより前記各把持片を径方向内側に撓ませて前記連結筒を把持させる固定手段とを備えたこと、
    を特徴とする電動パワーステアリング装置。
  2. 請求項1に記載の電動パワーステアリング装置において、
    前記コレット及び該コレットが設けられた第2の軸方向端部の少なくとも何れかと前記連結筒とを係合させて、前記中空軸とボール螺子ナットとの相対回転を規制する規制手段を備えること、を特徴とする電動パワーステアリング装置。
  3. 請求項2に記載の電動パワーステアリング装置において、
    前記コレットは、前記第2の軸方向端部に対して相対回転不能に設けられるものであって、
    前記規制手段は、軸方向に延びる前記各把持片間に形成されたスリットと、前記連結筒の外周に設けられて前記スリット内に配置される係合突部とからなること、
    を特徴とする電動パワーステアリング装置。
  4. 請求項1〜請求項3の何れか一項に記載の電動パワーステアリング装置において、
    前記コレットは、軸方向移動不能に前記第2の軸方向端部に設けられるものであって、
    前記各把持片及び前記連結筒には、係合により前記コレットと前記連結筒との軸方向における少なくとも離間方向の相対移動を規制可能な係合部及び被係合部が形成されること、を特徴とする電動パワーステアリング装置。
  5. 請求項1〜請求項4の何れか一項に記載の電動パワーステアリング装置において、
    前記固定手段は、螺着に伴う軸方向移動により前記各把持片を径方向内側に押圧するテーパ面を備えたテーパナットであること、を特徴とする電動パワーステアリング装置。
  6. 請求項1〜請求項4の何れか一項に記載の電動パワーステアリング装置において、
    前記固定手段は、軸方向移動により前記各把持片を径方向内側に押圧可能なテーパ面を備え、圧入により前記各把持片の径方向外側に配置される環状体であること、
    を特徴とする電動パワーステアリング装置。
  7. 請求項1〜請求項6の何れか一項に記載の電動パワーステアリング装置において、
    前記ボール螺子ナットは、ハウジングに設けられた転がり軸受により支承されるとともに、前記ハウジングは、筒状をなす第1ハウジングと該第1ハウジングの開口端を閉塞する第2ハウジングとからなり、前記転がり軸受は、前記開口端の近傍において前記第1ハウジングに固定されるものであって、
    前記ボール螺子ナットの前記中空軸側に位置する軸方向端部に径方向外側に延びるフランジを形成するとともに、前記第1ハウジングの開口端に固定される第2ハウジングの固定端に前記第1ハウジング内に配置される挿入部を設け、前記転がり軸受の軸方向端面を前記フランジ及び前記挿入部に当接させたこと、
    を特徴とする電動パワーステアリング装置。
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