JPH07293760A - 配管継手 - Google Patents

配管継手

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JPH07293760A
JPH07293760A JP7092194A JP7092194A JPH07293760A JP H07293760 A JPH07293760 A JP H07293760A JP 7092194 A JP7092194 A JP 7092194A JP 7092194 A JP7092194 A JP 7092194A JP H07293760 A JPH07293760 A JP H07293760A
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pipes
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nut member
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Takeshi Jinbo
毅 神保
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Applied Materials Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 継手作業が容易で、かつそれに要するコスト
を低減できる配管継手を提供する。 【構成】 第1と第2のパイプ11、12の軸線を揃え
てそれぞれの端面11a、12aをメタルガスケット1
3の両側面に突き当てる。第1と第2のパイプ11、1
2に嵌められた筒状の第1と第2の継手14、15のス
リット14c、15cを有する第1と第2のテーパネジ
14b、15bに第1と第2のテーパナット16、18
をネジ込むことにより、、第1と第2の継手14、15
を第1と第2のパイプ11、12に固定する。取付けナ
ット部材17を第1継手14の雄ネジ14dに螺合して
締付けることで、取付けナット部材17の係合部17a
がスラストべアリング20を介して第2継手15の鍔部
15aを押圧する。それにより、第1と第2パイプ1
1、12の端面11a、12aがメタルガスケット13
の両側面に圧接される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は流体の配管継手に関す
る。
【0002】
【従来の技術】液体、ガス等各種流体の配管システムで
は、多数本の単体配管を継手を介して接続することによ
り所定の方向に延長した管路が構成される。この配管シ
ステムの施工に際しては、継手を用いて単体の配管同士
を接続する作業が特に重要であるが、この場合、継手に
要求されることは、第1に流体の漏出がないこと、第2
に継手作業に手間がかからずその作業を迅速に行なえる
ことである。
【0003】ところで、従来の配管継手の代表例として
は図3、図4に示されるものがあり、これが一般にVC
R(CAJON社の商標)継手と称されて広く普及して
いる。この継手は第1の継手管体1と第2の継手管体2
の一端面1a、2aがガスケット(金属薄板状のパッキ
ン)3の両側面に突き当てられている。
【0004】第1と第2の継手管体1、2の他端には、
第1のパイプ5と第2のパイプ6がそれぞれ溶接部7を
介して接続されている。また、第1と第2の継手管体
1、2には、それぞれ、袋ナット部材8、雄ネジ部材9
が回転自在に嵌合されており、かつ、袋ナット部材8
は、第1の継手管体1の端部外周に形成された鍔部1b
と係合して、この第1の継手管体1からの抜脱が阻止さ
れる構成とされている。雄ネジ部材9は第2の継手管体
2の端部外周に形成された鍔部2bと係合して、この第
2の継手管体2からの抜脱が阻止される構成となってい
る。
【0005】したがって、上記の配管継手では、ガスケ
ット3の両側面に第1と第2の継手管体1、2の端面1
a、2aを突き当てたうえ、袋ナット部材8と雄ネジ部
材9を互いにネジ込むように回すことにより、この第1
と第2の継手管体1、2の端面1a、2aがガスケット
3の両側面に圧接し、それによりこのガスケット3を介
して、第1と第2の継手管体1、2が気密又は水蜜に結
合できる構成とされている。
【0006】なお、袋ナット部材8には、その周壁を貫
通してテストポート10が設けられており、このテスト
ポート10に測定機(図示せず)を接続して、ガスケッ
ト3と第1、第2の継手管体1、2の接続部のリークテ
ストを行なえる構成とされている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の配管継手では、
第1と第2のパイプはそれぞれ第1と第2の継手管体
1、2に溶接する構成であるため、溶接機が必要である
と共に、溶接処理を要する作業に多くの手間がかかり、
このため、配管継手作業に要する諸経費のコストアップ
につながるという欠点があった。
【0008】本発明は上述の課題を解決した配管継手を
提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明に係る配管継手は、ガスケットの両側面にそ
れぞれの端面を突き当ててなる第1のパイプ及び第2の
パイプと、スリットにより円周方向に分割された第1の
テーパネジ及び第2のテーパネジをそれぞれ有し、上記
第1と第2のパイプにそれぞれ嵌合した第1のテーパナ
ット及び第2の継手と、上記第1と第2のテーパネジに
それぞれ螺合する第1のテーパナット及び第2のテーパ
ナットと、上記第1と第2の継手の一方の継手外周部に
形成されたネジに螺合すると共に、他方の継手外周部に
設けられた段部と係合する係合部を有する取付けナット
部材とを備えており、上記取付けナット部材の締結によ
り、上記第1と第2のパイプの端面が上記ガスケットの
側面に圧接する構成を特徴とする。
【0010】
【作用】本発明によれば、第1と第2の継手は、そのテ
ーパネジに第1と第2のテーパナットを締付けることに
より、溶接処理なしで各継手を第1と第2のパイプの端
部に固定することができる。また、第1と第2の継手は
それぞれ第1と第2のパイプが固定されていて、取付け
ナットを介して両継手を締結することで、第1と第2の
パイプが連結される。したがって、第1と第2のパイプ
の端部には加工作業が面倒で時間のかかる鍔部を形成す
る作業が不要である。また、取付けナット部材には、市
販の既製品を使用できる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図を参照して説明
する。図1は実施例に係る配管継手の断面図、図2は第
2継手の斜視図である。
【0012】第1のパイプ11と第2のパイプ12で
は、それぞれの端面11a、12a同士がメタルガスケ
ット13を介して突き合わされている。メタルガスケッ
ト13は、Cu、SuS、Ni等の金属材からなり、形
状がほぼ中空円板状で、その両側面が鏡面状に仕上げら
れていて、同じく平坦面である第1と第2の各パイプ1
1、12の端面11a、12aと密着できる。
【0013】第1のパイプ11には、筒状の第1の継手
14が可動自由に嵌合されており、第2のパイプ12に
は、筒状の第2の継手15が可動自由に嵌合されてい
る。第1の継手14のほぼ中間部に、六角形の鍔部14
aが形成されていて、この鍔部14aを境として図1の
左側(つまり第1パイプの中央部寄り)に、第1テーパ
ネジ14bが形成され、また、この第1テーパネジ14
bを円周方向に複数分割するスリット14cが形成され
ている。第1テーパネジ14bには、第1テーパナット
16が螺合される。
【0014】また、第1継手14の鍔部14aの右側に
は、雄ネジ14dが形成されていて、この雄ネジ14d
に、取付けナット部材17の雌ネジを螺合できるように
構成されている。
【0015】第2継手15の一端(図1の右側)には第
2テーパネジ15bが形成され、さらに、この第2テー
パネジ15bを円周方向に複数分割するスリット15c
が形成されている。第2テーパネジ15bには、第2テ
ーパナット18が螺合される。第2継手15の他端(図
1で左側)には、外径が第1継手14の先端の外径と略
同一寸法に形成された鍔部15aが設けられている。こ
の鍔部15aと取付けナット部材17の係合部17aと
が、スラストベアリング20を介して係合するように設
けられている。
【0016】次に本実施例の配管継手の施工方法を説明
する。
【0017】先ず、第1のパイプ11にその先端側から
第1の継手14を嵌合し、第2のパイプ12にその先端
側から第2継手15を挿入したうえ、各第1と第2の継
手14、15を適宜軸方向に微動させて位置調整する。
つづいて、第1のテーパナット16をスリット14cを
有する第1のテーパネジ14b螺合し、また、第2のテ
ーパナット18をスリット15cを有する第2のテーパ
ネジ18に螺合する。それにより、第1と第2のテーパ
ナット16、18で第1と第2のスリット付きテーパネ
ジ14b、15bは第1パイプ11と第2パイプ12の
外周に締結され、第1と第2の継手14、15は、第1
と第2のパイプ11、12に締付け固定される。
【0018】次に、第1と第2のパイプ11、12を、
その軸線が揃うように配設し、各パイプ端面11a、1
2aをメタルガスケット13の両側面に突き当てる。本
実施例では、メタルガスケット13は、第1と第2の継
手14、15の端面内周側を段状に切欠いて形成される
凹部21に嵌合されている。また、凹部21にメタルガ
スケット13を嵌めた状態で、第1と第2の継手14、
15の当接面22に僅かの隙間を成形しておくのが良
い。
【0019】こうして、第1と第2のパイプ11、12
及び第1と第2の継手14、15を所定位置にセットし
たうえ、取付けナット部材7を回してその雌ネジ17d
を第1継手14の雄ネジ14dにネジ込む。それによ
り、スラストベアリング20を介して取付けナット17
の係合部17aと第2継手15の鍔部15aが係合して
いることにより、第1と第2の継手14、15はメタル
ガスケット13の両側面にくい込み、第1と第2のパイ
プ11、12は、このメタルガスケット13を介して気
密的に、かつ強固に連結される。
【0020】なお、本発明においては、第2継手15の
鍔部15aと取付けナット部材17の係合部17aの間
に、例えば潤滑剤を充填するなどして摩擦係数を小さく
しておけば、スラストベアリング20を不要とすること
ができる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る配管
継手は、第1と第2のパイプにネジ締め手段により第1
と第2の継手を固定し、当該第1と第2の継手を取付け
ナット部材で結合して第1と第2のパイプを接続するも
のである。したがって、本発明では、従来のような継手
管体が不要で、それに伴ない継手管体にパイプを溶接す
る作業が不要となり、配管の継手作業に要する手間が少
なくてすみ、コストダウンに大きく寄与できる。しか
も、第1と第2のパイプには、何の加工も施さなくてよ
く、例えば従来の継手管体に設ける鍔部に相当する構成
なども不要であるので、この点でも配管継手の製作にか
かる手間とコストを低減できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る配管継手の断面図であ
る。
【図2】第2継手の斜視図である。
【図3】従来の配管継手の断面図である。
【図4】図3のガスケットの斜視図である。
【符号の説明】
11…第1パイプ、12…第2パイプ、13…メタルガ
スケット、14…第1の継手、14b…第1テーパネ
ジ、14c…スリット、15…第2の継手、15b…第
2テーパネジ、15c…スリット、16…第1テーパナ
ット、17…取付けナット部材、18…第2テーパナッ
ト。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガスケットの両側面にそれぞれの端面を
    突き当ててなる第1のパイプ及び第2のパイプと、スリ
    ットにより円周方向に分割された第1のテーパネジ及び
    第2のテーパネジをそれぞれ有し、前記第1と第2のパ
    イプにそれぞれ嵌合した第1の継手及び第2の継手と、
    前記第1と第2のテーパネジにそれぞれ螺合する第1の
    テーパナット及び第2のテーパナットと、前記第1と第
    2の継手の一方の継手外周部に形成されたネジに螺合す
    ると共に、他方の継手外周部に設けられた段部と係合す
    る係合部を有する取付けナット部材とを備えており、前
    記取付けナット部材の締結により、前記第1と第2のパ
    イプの端面が前記ガスケットの側面に圧接する構成を特
    徴とする配管継手。
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