JP2011042003A - 保持テーブルおよび研削装置 - Google Patents

保持テーブルおよび研削装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2011042003A
JP2011042003A JP2009191350A JP2009191350A JP2011042003A JP 2011042003 A JP2011042003 A JP 2011042003A JP 2009191350 A JP2009191350 A JP 2009191350A JP 2009191350 A JP2009191350 A JP 2009191350A JP 2011042003 A JP2011042003 A JP 2011042003A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
holding
unit
work
workpiece
work unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009191350A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5461104B2 (ja
Inventor
Kotaro Kadota
宏太郎 門田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Disco Corp
Original Assignee
Disco Abrasive Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Disco Abrasive Systems Ltd filed Critical Disco Abrasive Systems Ltd
Priority to JP2009191350A priority Critical patent/JP5461104B2/ja
Publication of JP2011042003A publication Critical patent/JP2011042003A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5461104B2 publication Critical patent/JP5461104B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)
  • Grinding Of Cylindrical And Plane Surfaces (AREA)
  • Mechanical Treatment Of Semiconductor (AREA)

Abstract

【課題】ワークを環状フレームに支持された状態で保持するものにおいて、センサにワークの加工量を精度よく検出させることができる保持テーブルおよび研削装置を提供すること。
【解決手段】環状フレーム102の開口部に半導体ウェーハWを支持したワークユニット101を保持するチャックテーブル37であって、半導体ウェーハWを研削加工または研磨加工する加工ユニット33、34、35に対向して配置され、半導体ウェーハWを保持するワーク保持面73aが形成されたワーク保持部73と、半導体ウェーハWの加工面より下方に環状フレーム102を保持するフレーム保持面が形成された複数の吸着パッド76と、複数の吸着パッド76を囲うように、加工ユニット33、34、35による加工中に半導体ウェーハWの加工量を検出する接触式センサ45の検出基準面74aが形成された基準ブロック部74とを備えた。
【選択図】図2

Description

本発明は、環状フレームの開口部に支持した半導体ウェーハを保持する保持テーブルおよび研削装置に関する。
ICやLSI等のデバイスが表面に形成された半導体チップは、各種電子機器を小型化する上で必須のものとなっている。この半導体チップは、ワークとしての半導体ウェーハの表面を格子状の分割予定ライン(ストリート)により複数の矩形領域に区画し、区画された各矩形領域にデバイスを形成した後、分割予定ラインに沿って矩形領域が分割されることで製造される。
このような半導体チップの製造工程において、分割に先だち、半導体ウェーハの一面が研削されて所定の厚さに薄化される。この研削装置においては、半導体ウェーハを保持する保持テーブルと、保持テーブルに保持された半導体ウェーハを研削加工する加工部と、加工中に半導体ウェーハの加工量を検出する接触式のセンサとを備え、この接触式のセンサによる検出結果に応じて加工部の駆動を制御するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1に記載の接触式のセンサは、一対の接触子を有し、加工中に一方の接触子が半導体ウェーハの上面に接触され、他方の接触子が保持テーブルの上面に接触されている。接触式のセンサは、保持テーブルの上面を検出基準面として、半導体ウェーハの上面および検出基準面に接触された一対の接触子の高さの差分から半導体ウェーハの加工量を検出している。
特開2007−276093号公報
ところで、近年、半導体チップの製造工程において、電子機器の小型化や軽量化の他、熱放散性の向上を目的として、半導体ウェーハの更なる薄化が望まれている。しかしながら、薄化された半導体ウェーハは、剛性が低下するため、搬送リスクが高くなるという問題があった。そこで、半導体ウェーハを環状フレームに貼着テープを介して支持させた状態で搬送することで、薄化された半導体ウェーハの搬送性を向上させることが考えられている。
この環状フレームに支持された半導体ウェーハを特許文献1に記載の保持テーブルに保持すると、半導体ウェーハと環状フレームが同一平面上に保持されるため、加工部による研削加工時に環状フレームが妨害となる。このため、半導体ウェーハが保持されるテーブル部分の周囲に複数のクランプ部を設け、クランプ部により加工部の研削面に接触しないように環状フレームの上面を半導体ウェーハの上面よりも下げた位置で、環状フレームを保持する構成が考えられる。
しかしながら、上記構成では、テーブル部分全体が環状フレームに設けられた貼着テープに覆われるため、接触式のセンサの検出基準面をテーブル部分の上面に設けることができず、半導体ウェーハの加工量を精度よく検出することができないという問題があった。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、ワークを環状フレームに支持された状態で保持するものにおいて、センサにワークの加工量を精度よく検出させることができる保持テーブルおよび研削装置を提供することを目的とする。
本発明の保持テーブルは、貼着テープを介して環状フレームの開口部にワークを支持したワークユニットを保持する保持テーブルであって、前記ワークを研削加工または研磨加工する加工ユニットに対向して配置され、前記ワークを保持するワーク保持面が形成されたワーク保持部と、前記ワークの加工面より下方に前記環状フレームを保持するフレーム保持面が形成されたフレーム保持部と、該ワーク保持部から見て該フレーム保持部の外側に、前記加工ユニットによる加工中に前記ワークの加工量を検出するセンサの検出基準面が形成された基準ブロック部とを備えたことを特徴とする。
この構成によれば、環状フレームは、ワークの加工面より下方に保持されるため、加工ユニットと接触することがなく、加工ユニットによるワーク加工時の妨害となることがない。また、基準ブロック部によって、ワーク保持部から見てフレーム保持部の外側にセンサの検出基準面が形成されるため、検出基準面がワークユニットに覆われることがない。したがって、基準ブロックの検出基準面を基準として、センサに加工ユニットによる加工中にワークの加工量を精度よく検出させることができる。
また本発明は、上記保持テーブルにおいて、前記基準ブロック部は、前記ワーク保持部を囲うように環状に形成される。
また本発明は、上記保持テーブルにおいて、前記ワーク保持部には、冷却水が通る冷却路が形成されており、前記冷却路は、前記ワーク保持部の外周面に形成された開口を介して、前記ワーク保持部と環状の前記基準ブロック部とで形成される環状の中溝に連なるように構成される。
また本発明は、上記保持テーブルにおいて、前記フレーム保持部に、前記環状フレームが保持されているか否かにより前記ワークユニットの有無を検出するワークユニット検出部を備え、前記フレーム保持部は、前記ワーク保持部の周囲に複数設けられ、前記環状フレームを吸着保持する吸着保持部を有し、前記ワークユニット検出部は、前記吸着保持部に吸着力を生じさせる負圧の変動に基づいて前記ワークユニットの有無を検出するように構成される。
また本発明は、上記保持テーブルにおいて、前記フレーム保持部は、前記ワーク保持部の周囲に複数設けられ、前記ワーク保持部に向かって突出する突出部を有し、前記環状フレームは、前記ワークユニットの特定の向きにおいて前記突出部を避けるように切欠部が形成されており、前記ワークユニットが特定の向きの状態のまま前記突出部を避けるように前記ワーク保持部側に下動され、前記ワークユニットが前記ワーク保持部に接触された後に、前記ワークユニットが前記特定の向きに対し相対的に所定量回転されることにより、前記複数の突出部に形成された下面により前記環状フレームの上面が押圧保持されるように構成される。
また本発明は、上記保持テーブルにおいて、前記フレーム保持部に、前記環状フレームが保持されているか否かにより前記ワークユニットの有無を検出するワークユニット検出部を備え、前記突出部の下面には、前記環状フレームに当接する位置に吸引口が開口され、前記ワークユニット検出部は、前記吸引口における負圧を測定し、前記吸引口における負圧の変動に基づいて前記ワークユニットの有無を検出するように構成される。
本発明の研削装置は、上記の保持テーブルと、前記保持テーブルに保持された前記ワークユニットのワークを研削加工または研磨加工する加工ユニットとを備えて構成される。
本発明によれば、ワークを環状フレームに支持された状態で保持するものにおいて、センサにワークの加工量を精度よく検出させることができる。
本発明に係る保持テーブルの第1の実施の形態を示す図であり、研削装置の外観斜視図である。 本発明に係る保持テーブルの第1の実施の形態を示す図であり、チャックテーブルの斜視図である。 本発明に係る保持テーブルの第1の実施の形態を示す図であり、チャックテーブルの部分断面図である。 本発明に係る保持テーブルの第1の実施の形態を示す図であり、チャックテーブルに対するワークユニットの載置動作の一例を説明する説明図である。 本発明に係る保持テーブルの第1の実施の形態を示す図であり、研削装置による半導体ウェーハの研削加工の一例を説明する説明図である。 本発明に係る保持テーブルの第2の実施の形態を示す図であり、チャックテーブルの斜視図である。 本発明に係る保持テーブルの第2の実施の形態を示す図であり、保持ブロックの斜視図である。 本発明に係る保持テーブルの第2の実施の形態を示す図であり、チャックテーブルに対するワークユニットの載置動作の一例を説明する説明図である。 本発明に係る保持テーブルの第2の実施の形態を示す図であり、ワークユニット載置時のチャックテーブルの回転動作を説明する説明図である。 本発明に係る保持テーブルの第1の実施の形態を示す図であり、ワークユニットの外観斜視図である。
以下、本発明の第1の実施の形態について添付図面を参照して詳細に説明する。最初に、本発明の実施の形態に係る保持テーブルとしてのチャックテーブルについて説明する前に、加工対象となるワークユニットについて簡単に説明する。図10は、本発明の第1の実施の形態に係るワークユニットの外観斜視図である。
図10に示すように、ワークユニット101は、上面視略円形状の環状フレーム102の開口部に貼着テープ103を介して半導体ウェーハWを支持している。半導体ウェーハWは、上面視円形の板状に形成されており、貼着テープ103に貼着される下面が格子状に配列された分割予定ラインによって複数の領域に区画される。この区画された領域には、IC、LSI等のデバイス104が形成される。
環状フレーム102は、外周縁部側の四方が切り欠かれて面取り部105および弧状部106が形成されている。半導体ウェーハWを挟んで対向する面取り部105は、それぞれ平行に形成されており、分割予定ラインの一方向と平行になっている。対向する面取り部105間の間隔は、後述するカセット5、6(図1参照)に形成された一対のガイドブロックの間隔に合わせて形成されている。したがって、面取り部105をガイドブロックに沿わせるように挿入することで、ワークユニット101が位置決め状態でカセット5、6に収納される。ワークユニット101は、カセット5、6内に収容された状態で研削装置1に搬入および搬出される。
なお、本実施の形態においては、ワークとしてシリコンウェーハ等の半導体ウェーハを例に挙げて説明するが、この構成に限定されるものではない。例えば、GaAs等の半導体ウェーハ、セラミック、ガラス、サファイヤ(Al2O3)系の無機材料基板、板状金属や樹脂の延性材料、ミクロンオーダーからサブミクロンオーダーの平坦度(TTV: total thickness variation)が要求される各種加工材料が挙げられる。なお、ここでいう平坦度とは、ワークの被研削面を基準面として厚み方向を測定した高さのうち、最大値と最小値との差を示している。
次に、図1を参照して、研削装置の全体構成について説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態に係る研削装置の外観斜視図である。
図1に示すように、研削装置1は、加工前のワークユニット101を搬入する他、加工後のワークユニット101を搬出する搬入搬出ユニット2と、搬入搬出ユニット2から搬入された半導体ウェーハWを研削して薄化するウェーハ加工ユニット3とから構成されている。搬入搬出ユニット2は、直方体状の基台11を有し、基台11には搬入用カセット5、搬出用カセット6がそれぞれ載置されるカセット載置部12、13が前面11aから前方に突設されている。
カセット載置部12は、搬入口として機能し、加工前のワークユニット101が収容された搬入用カセット5が載置される。カセット載置部13は、搬出口として機能し、加工後のワークユニット101が収容される搬出用カセット6が載置される。基台11の上面には、カセット載置部12、13に面して搬入搬出アーム14が設けられ、搬入搬出アーム14に隣接してウェーハ加工ユニット3側の一の角部に位置決め機構15、他の角部にスピンナー洗浄部16がそれぞれ設けられている。また、基台11の上面において、位置決め機構15とスピンナー洗浄部16との間には、ウェーハ供給部17およびウェーハ回収部18が設けられている。
搬入搬出アーム14は、搬入用カセット5から位置決め機構15に加工前のワークユニット101を搬入する他、スピンナー洗浄部16から搬出用カセット6に加工後のワークユニット101を収納する。位置決め機構15は、載置台21と、載置台21上の四方に設けられた4つの突き当てブロック22とを有している。4つの突き当てブロック22は、ワークユニット101の環状フレーム102の面取り部105に四方から突き当り、ワークユニット101を位置決めするものであり、三方に位置する突き当てブロック22の突き当て面が平坦面、残りの一方に位置する突き当てブロック22の突き当て面が曲面にそれぞれ形成されている。
ウェーハ供給部17は、載置台21に載置された加工前のワークユニット101をピックアップし、ウェーハ加工ユニット3のチャックテーブル(保持テーブル)37に載置する。ウェーハ回収部18は、チャックテーブル37に載置された加工後のワークユニット101をピックアップし、スピンナー洗浄部16のスピンナー洗浄テーブル24に載置する。スピンナー洗浄部16は、基台11内においてスピンナー洗浄テーブル24に載置されたワークユニット101を回転させ、洗浄水を噴射して洗浄する。
ウェーハ加工ユニット3は、荒研削ユニット33、仕上げ研削ユニット34および研磨ユニット35とワークユニット101を保持したチャックテーブル37とを相対回転させて半導体ウェーハWを加工するように構成されている。また、ウェーハ加工ユニット3は、直方体状の基台31を有し、基台31の前面には搬入搬出ユニット2が接続されている。基台31の上面には、4つのチャックテーブル37が配置されたターンテーブル38が設けられ、ターンテーブル38の周囲には支柱部41、42、43が立設されている。
ターンテーブル38は、大径の円盤状に形成されており、上面には周方向に90度間隔で4つのチャックテーブル37が配置されている。そして、ターンテーブル38は、図示しない回転駆動機構に接続され、回転駆動機構によりD1方向に90度間隔で間欠回転される。これにより、4つのチャックテーブル37は、ウェーハ供給部17およびウェーハ回収部18との間でワークユニット101を受け渡す載せ換え位置、荒研削ユニット33に半導体ウェーハWを対向させる荒研削位置、仕上げ研削ユニット34に半導体ウェーハWを対向させる仕上げ研削位置、研磨ユニット35に半導体ウェーハWを対向させる研磨位置の間を移動される。
チャックテーブル37は、ワークユニット101を保持するものであり、中央部分で半導体ウェーハWを保持すると共に、周辺部分で環状フレーム102を保持している。この場合、チャックテーブル37は、半導体ウェーハWよりも環状フレーム102を低い位置で保持しており、加工ユニット33、34、35による加工中に研削面(研磨面)と環状フレーム102との接触を防止している。なお、チャックテーブル37の詳細については後述する。
基台31の上面において、ターンテーブル38の荒研削位置、仕上げ研削位置および研磨位置の近傍にはそれぞれ接触式センサ45が設けられている。接触式センサ45は、2つの接触子を有し、研削加工中に一方の接触子が半導体ウェーハWの上面に接触され、他方の接触子がチャックテーブル37上の後述する検出基準面74aに接触されている。そして、2つの接触子の高さの差分から研削深さが制御される。
支柱部41には、前面に荒研削ユニット33を移動させる研削ユニット移動機構51が設けられている。研削ユニット移動機構51は、支柱部41に対してボールねじ式の移動機構により上下方向に移動するZ軸テーブル52を有している。Z軸テーブル52には、前面に取り付けられた支持部53を介して荒研削ユニット33が支持されている。支柱部42には、前面に仕上げ研削ユニット34を移動させる研削ユニット移動機構55が設けられている。研削ユニット移動機構55は、研削ユニット移動機構51と同様の構成を有し、仕上げ研削ユニット34を支持している。
支柱部43には、前面に研磨ユニット35を移動させる研磨ユニット移動機構61が設けられている。研磨ユニット移動機構61は、支柱部43に対してボールねじ式の移動機構によりY軸方向に移動するY軸テーブル62と、Y軸テーブル62に対してボールねじ式の移動機構により上下方向に移動するZ軸テーブル63とを有している。Z軸テーブル63には、前面に取り付けられた支持部64を介して研磨ユニット35が支持されている。
荒研削ユニット33は、図示しないスピンドルの下端に着脱自在に装着された研削砥石66を有している。研削砥石66は、ダイヤモンドの砥粒をメタルボンドやレジンボンド等の結合剤で固めたダイヤモンド砥石で構成されている。研削砥石66は、スピンドルの駆動に伴い、Z軸回りに回転される。仕上げ研削ユニット34は、荒研削ユニット33と略同様の構成を有しているが、研削砥石67として粒度が細かいものを使用している。研磨ユニット35は、荒研削ユニット33と略同様の構成を有するが、研削砥石66の代わりに発泡剤や繊維質等で形成された研磨砥石68が使用される。
次に、図2を参照して、チャックテーブルについて詳細構成に説明する。図2は、本発明の第1の実施の形態に係るチャックテーブルの斜視図である。
図2に示すように、チャックテーブル37は、支持台71と、支持台71上に設けられ、上下方向に延びるZ軸回りに回転可能な円板状のテーブル部72とを有している。テーブル部72の上面中央には、ワークユニット101の半導体ウェーハWを吸着保持するワーク保持部73が設けられている。ワーク保持部73の周囲には、環状の基準ブロック部74が設けられており、この基準ブロック部74の内周面とワーク保持部73の外周面とによりテーブル部72上に環状の中溝75が形成される。
テーブル部72上に形成された中溝75には、周方向に等間隔で配置され、ワーク保持部73の周囲において環状フレーム102を保持する4つの吸着パッド76が配置されている。また、支持台71の内部には、各吸着パッド76に環状フレーム102が保持されているか否かにより、チャックテーブル37上のワークユニット101の有無を検出するワークユニット検出部77が設けられている。
ワーク保持部73は、所定の厚みを有する円板状であり、上面にはポーラスセラミック材によりワーク保持面73aが形成されている。ワーク保持面73aは、負圧により貼着テープ103を介して半導体ウェーハWを吸着する面であり、支持台71の内部の配管を介して基台11内の図示しない吸引源に接続されている。
各吸着パッド76は、パッド面76aを上方に向けてテーブル部72上に立設されており、パッド面76aには吸引口が形成されている。パッド面76aは、吸引口の負圧により環状フレーム102を吸着する面であり、支持台71の内部の配管を介して基台31内の図示しない吸引源に接続されている。また、各パッド面76aは、ワーク保持面73aに平行なフレーム保持面を形成している。各パッド面76aにより形成されるフレーム保持面は、ワーク保持面73aよりも低い位置に形成されており、少なくとも環状フレーム102の上面が研削(研磨)加工後の半導体ウェーハWの上面より下側に位置する様に環状フレーム102を保持する。
基準ブロック部74は、円環状に形成されており、ワーク保持部73および各吸着パッド76にワークユニット101が保持された場合に、ワークユニット101の外周を囲うようにテーブル部72上に設けられている。基準ブロック部74の上面は、ワーク保持面73aと同一平面内に位置されており、接触式センサ45の検出基準面74aになっている。この検出基準面74aに接触式センサ45の片側の接触子が接触されることで、接触式センサ45により検出基準面74aを基準として半導体ウェーハWの加工量が検出される。
ワークユニット検出部77は、吸着パッド76の吸引口に連なる管路内の負圧を検出する図示しない圧力センサを有し、圧力センサの測定値に応じてチャックテーブル37上のワークユニット101の有無を検出する。具体的には、ワークユニット検出部77は、判定用の閾値を記憶しており、圧力センサに測定された負圧の大きさを閾値以上か否かを判定し、負圧の大きさを閾値以上と判定した場合にワークユニット101を検出する。
例えば、環状フレーム102により吸着パッド76の吸引口が覆われていない場合、管路内の負圧が閾値未満と判定され、ワークユニット検出部77によりワークユニット101が検出されない。一方、ワークユニット101により吸着パッド76の吸引口が覆われると、管路内の負圧が大きくなって閾値以上と判定され、ワークユニット検出部77によりワークユニット101が検出される。
このように、ワークユニット検出部77は、負圧によりワークユニット101の有無を検出するため、電気的にワークユニット101の有無を検出する構成と比較して、部品点数を減らして安価に検出部を構成することができる。また、電気配線が必要なセンサをチャックテーブル37のように回転するものに設置することは配線の関係上困難であるが、負圧によりワークユニット101の有無を検出する手法を用いた場合はチャックテーブル37上の環状フレーム102の有無を容易に検出できる。
また、図3に示すように、ワーク保持部73の内部には、ワーク保持面73aを冷却する冷却水が通る冷却路81が形成されている。冷却路81は、ワーク保持部73の中心位置から四方に延び、ワーク保持部73の外周面に形成された4つの開口82を介して中溝75に連通されている。ワーク保持部73の中心に位置する冷却路81の合流部分には、テーブル部72および支持台71の内部の流路を介して基台11内に設けられた図示しない給水源が接続される。給水源から供給された冷却水は、冷却路81を通過することにより、ワーク保持面73aを介して半導体ウェーハWを冷却している。
冷却路81を通過した冷却水は、環状の中溝75に流出され、中溝75を洗浄する洗浄水として利用される。中溝75に流出された冷却水は、半導体ウェーハWの加工によって中溝75に飛散された研削屑を洗い流し、基準ブロック部74の内周面に形成された排水口83を介して排出される。このように、中溝75は、ワーク保持部73の開口82から流出される冷却水により洗浄されることにより、研削屑が堆積することなくクリーンに保たれている。また、冷却水を中溝75の洗浄に用いることにより、冷却水を利用せずに中溝75を洗浄水で洗浄する構成と比較して、節水することができる。
図4を参照して、チャックテーブルに対するワークユニットの載置動作について説明する。図4は、本発明の第1の実施の形態に係るチャックテーブルに対するワークユニットの載置動作の一例を説明する説明図である。
図4(a)に示すように、ウェーハ供給部17は、載置台21において位置決めされたワークユニット101を吸着保持し、チャックテーブル37の上方に位置させる。この場合、ウェーハ供給部17は、ワークユニット101の環状フレーム102の上面を保持している。そして、ウェーハ供給部17は、チャックテーブル37の上方からチャックテーブル37に向かって下動し始める。
ウェーハ供給部17の下動により、最初にワークユニット101の半導体ウェーハWの背面側がワーク保持部73のワーク保持面73aに接触され、続いてワークユニット101の環状フレーム102の背面側が各吸着パッド76のパッド面76aに接触される。そして、図4(b)に示すように、半導体ウェーハWの上面よりも低い位置に環状フレーム102の上面が位置される。この場合、環状フレーム102は、加工ユニット33、34、35による半導体ウェーハWの加工中に研削面(研磨面)と接触しない高さに位置されている。
そして、半導体ウェーハWが貼着テープ103を介してワーク保持面73aに吸着保持されると共に、環状フレーム102が貼着テープ103を介して各吸着パッド76に吸着保持される。このとき、環状フレーム102により各吸着パッド76のパッド面76aが覆われるため、ワークユニット検出部77によりチャックテーブル37上のワークユニット101が検出される。このようにして、ワークユニット101がチャックテーブル37に保持されると、ウェーハ供給部17はワークユニット101の吸着を解除し、チャックテーブル37から離間するように上動する。
図5を参照して、研削装置による研削加工について説明する。図5は、本発明の第1の実施の形態に係る研削装置による半導体ウェーハの研削加工の一例を説明する説明図である。なお、図5においては、荒研削ユニットによる荒研削加工を例示して説明するが、仕上げ研削ユニットおよび研磨ユニットも同様の動作で加工を行う。
図5(a)に示すように、ワークユニット101がチャックテーブル37に保持されると、接触式センサ45の一方の接触子45aが半導体ウェーハWの加工面となる上面に接触され、他方の接触子45bが基準ブロック部74の検出基準面74aに接触される。そして、接触式センサ45により2つの接触子45a、45bの高さの差分値の検出が開始される。
次に、図5(b)に示すように、荒研削ユニット33が駆動されると、スピンドルとチャックテーブル37が回転され、スピンドルと共に回転された研削砥石66の研削面がワーク保持部73に保持された半導体ウェーハWの上面に押し当てられて研削加工が行われる。この場合、研削砥石66は、研削面が半導体ウェーハWの中心を通過するように半導体ウェーハWに押し当てられるため、半導体ウェーハW全体を覆うことがない。このように、半導体ウェーハWの加工面が研削砥石66から露出されるため、研削加工中に接触式センサ45の接触子45aを半導体ウェーハWの加工面に接触させることが可能となる。
また、基準ブロック部74は、ワーク保持部73を囲う環状に形成され、検出基準面74aが周方向に一定の高さとなるため、チャックテーブル37の回転に伴って回転された場合でも、高さレベルを一定に保つことが可能となる。このように、基準ブロック部74を環状とすることにより、研削加工中に接触式センサ45の接触子45bを、常に一定の高さレベルで基準ブロック部74に接触させることが可能となる。
そして、接触式センサ45は、接触子45aおよび接触子45bを介して、半導体ウェーハWの加工面と検出基準面74aとの高さの差分値をリアルタイムで検出する。接触式センサ45によって検出された差分値は、研削装置1内の図示しない制御部にフィードバックされる。制御部は、接触式センサ45によりフィードバックされた差分値が目標値に近づくように荒研削ユニット33の加工送り量を制御する。
なお、本実施の形態においては、検出基準面74aがワーク保持面73aと同一平面内にあるため、加工後の半導体ウェーハWおよび貼着テープ103の厚みの合計値が目標値として制御部に設定されている。しかしながら、検出基準面74aがワーク保持面73aと同一平面内にある構成に限定されるものではない。半導体ウェーハWの加工面と検出基準面74aとの差分から加工後の半導体ウェーハWの厚みを正確に検出可能であれば、検出基準面74aをワーク保持面73aと異なる高さに設けるようにしてもよい。
次に、研削装置による研削動作の流れについて説明する。
搬入搬出アーム14により搬入用カセット5から加工前のワークユニット101が取り出され、位置決め機構15に載置される。次に、位置決め機構15においてワークユニット101が4つの突き当てブロック22により突き当てられて位置決めされる。次に、ウェーハ供給部17によりワークユニット101がチャックテーブル37に載置され、環状フレーム102が4つの吸着パッド76に保持され、半導体ウェーハWがワーク保持部73に保持される。
次に、ターンテーブル38が90度回転してチャックテーブル37に保持されたワークユニット101が荒研削位置に移動され、荒研削ユニット33により半導体ウェーハWが荒研削される。このとき、接触式センサ45に検出された半導体ウェーハWの加工面と基準ブロック部74の検出基準面74aとの差分値により荒研削ユニット33の加工送り量が制御される。次に、ターンテーブル38が90度回転してチャックテーブル37に保持されたワークユニット101が仕上げ研削位置に移動され、仕上げ研削ユニット34により半導体ウェーハWが仕上げ研削される。このとき、接触式センサ45の検出値により仕上げ研削ユニット34の加工送り量が制御される。
次に、ターンテーブル38が90度回転してチャックテーブル37に保持されたワークユニット101が研磨位置に移動され、研磨ユニット35により半導体ウェーハWが研磨される。このとき、接触式センサ45の検出値により研磨ユニット35の加工送り量が制御される。次に、ターンテーブル38が90度回転してチャックテーブル37に載置されたワークユニット101がウェーハ載せ換え位置に移動される。
次に、ウェーハ回収部18によりワークユニット101がスピンナー洗浄テーブル24に載置され、スピンナー洗浄テーブル24においてワークユニット101に付着した研削屑等が洗浄される。次に、搬入搬出アーム14により洗浄後のワークユニット101が、スピンナー洗浄テーブル24から搬出用カセット6に収容される。
以上のように、本実施の形態に係る研削装置1によれば、環状フレーム102は、半導体ウェーハWの加工面より下方に保持されるため、加工ユニット33、34、35と接触することがなく、加工ユニット33、34、35による研削加工時および研磨加工時の妨害となることがない。また、基準ブロック部74によって、ワーク保持部73の中心から吸着パッド76よりも離間した位置に検出基準面74aが形成されるため、検出基準面74aがワークユニット101に覆われることがない。したがって、基準ブロック部74の検出基準面74aを基準として、接触式センサ45に半導体ウェーハWの加工量を精度よく検出させることができる。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。本発明の第2の実施の形態に係るチャックテーブルは、上述した第1の実施の形態に係るチャックテーブルと環状フレームを保持する構成についてのみ相違する。したがって、特に相違点についてのみ説明する。図6は、本発明の第2の実施の形態に係るチャックテーブルの斜視図である。図7は、本発明の第2の実施の形態に係る保持ブロックの斜視図である。
図6に示すように、本実施の形態に係るチャックテーブル91は、ワーク保持部97の周囲に4つの吸着パッド76の代わりに4つの保持ブロック92を設けて構成される。各保持ブロック92は、ワーク保持部97を中心として90度間隔で配置されており、テーブル部99上に立設した立設部93と、立設部93の上端部からワーク保持部97側に突出した突出部94とを有している。
各保持ブロック92の向かい合う突出部94の対向面94a(図7参照)は、互いに平行に形成されており、環状フレーム102の対向する面取り部105の間隔よりも広く、かつ環状フレーム102の対向する弧状部106の間隔よりも狭く形成されている。したがって、各保持ブロック92は、ワークユニット101が特定の方向に向いた場合のみ、上方からワーク保持部97にワークユニット101の侵入を許容する。
各保持ブロック92の突出部94の下面94bは、ワーク保持面97aにおいてワークユニット101が上記した特定の向きから所定量回転された場合に、環状フレーム102の上面に当接する当接面となっており、ワーク保持面97aよりも低い位置に形成されている。また、各突出部94には、突出方向に対して直交する方向に位置する両側面から下面94bに向けて傾斜する傾斜面94cが形成されている。この傾斜面94cは、環状フレーム102のチャックテーブル91に対する相対的な回転動を下動に変換し、環状フレーム102を下面94bにガイドするように機能する。なお、ここでいう所定量とは、チャックテーブル91が特定の向きからワークユニット101を保持可能な向きとなるまでの回転量のことをいう。
また、各突出部94の下面94bには、ワークユニット101検出用の吸引口95が形成されており、この吸引口95は基台31内の図示しない吸引源に接続されている。この場合、吸引口95により発生する負圧は、突出部94の下面94bに保持されたワークユニット101の回転を規制しない程度に調整されており、ワークユニット101の取り付けおよび取り外しを阻害することがない。
支持台100の内部には、ワークユニット検出部96が設けられている。ワークユニット検出部96は、吸引口95に連なる管路内の負圧を検出する図示しない圧力センサを有し、圧力センサの測定値に応じてチャックテーブル91上のワークユニット101の有無を検出する。具体的には、ワークユニット検出部96は、判定用の閾値を記憶しており、圧力センサに測定された負圧の大きさを閾値以上か否かを判定し、負圧の大きさを閾値以上と判定した場合にワークユニット101が検出する。
図8を参照して、チャックテーブルに対するワークユニットの載置動作について説明する。図8は、本発明の第2の実施の形態に係るチャックテーブルに対するワークユニットの載置動作の一例を説明する説明図である。
図8(a)に示すように、ウェーハ供給部17は、載置台21において位置決めされたワークユニット101を吸着保持し、チャックテーブル91の上方に位置させる。この場合、ワークユニット101の各面取り部105と各保持ブロック92の突出部94の対向面94aとが平行になるようにチャックテーブル91の向きが調整される。
次に、図8(b)に示すように、ウェーハ供給部17は、チャックテーブル91の上方からチャックテーブル91に向かって下動し始める。このとき、向かい合う突出部94の対向面94a間の間隔が、環状フレーム102の向かい合う面取り部105間の間隔より広いため、ワークユニット101のワーク保持面97aへの載置が許容され、環状フレーム102がワーク保持面97aの下方に位置される。
次に、図8(c)および図9に示すように、矢印A方向にチャックテーブル91が所定量回転し、環状フレーム102の弧状部106が各突出部94の傾斜面94cに押し下げられつつ、各突出部94の下面94bに向けてガイドされる。そして、環状フレーム102は、各突出部94の下面94bに当接されることにより、チャックテーブル91に押圧保持される。
このとき、図8(d)に示すように、環状フレーム102により突出部94の吸引口95が覆われるため、ワークユニット検出部96によりチャックテーブル91上のワークユニット101が検出される。このようにして、ワークユニット101がチャックテーブル91に保持されると、ウェーハ供給部17はワークユニット101の吸着を解除し、チャックテーブル91から離間するように上動する。
以上のように、本実施の形態に係る研削装置によれば、第1の実施の形態に係るチャックテーブル37の効果に加え、突出部94の下面94bにより環状フレーム102の上面を押圧保持する構成としたため、吸着パッドを使用する構成と比較して吸引源の吸引容量を小さくすることが可能となる。
なお、上記した各実施の形態においては、吸着保持部としての吸着パッドのパッド面および保持ブロックの下面により環状フレームを保持するフレーム保持面を形成する構成としたが、この構成に限定されるものではない。フレーム保持面は、ワーク保持面よりも下方に環状フレームを保持する構成であれば、どのように形成されていてもよい。
また、上記した各実施の形態においては、吸着パッドや保持ブロック等のフレーム保持部を4つ設ける構成としたが、この構成に限定されるものではない。フレーム保持部は、環状フレームを保持可能であればよく、例えば、1つのフレーム保持部により環状フレームを保持する構成としてもよい。
また、上記した各実施の形態においては、接触式センサにより半導体ウェーハの加工量を検出する構成としたが、この構成に限定されるものではない。センサは、半導体ウェーハと検出基準面との高さの差分値から半導体ウェーハの加工量を検出するものであれば、どのような構成であってもよい。
また、上記した各実施の形態においては、基準ブロック部を環状に形成する構成としたが、この構成に限定されるものではない。基準ブロック部は、検出基準面を有していればよく、例えば、上面に検出基準面を有する柱状に形成してもよい。ただし、基準ブロック部が環状に形成されない場合には、チャックテーブルと共に回転しないように基台上に設けるようにする。
また、上記した各実施の形態においては、ワーク保持部に冷却路を設け、冷却路を流れる冷却水を用いて中溝を洗浄する構成としたが、この構成に限定されるものではない。冷却水を中溝の洗浄水として利用しない構成としてもよい。
また、上記した各実施の形態においては、ワークユニット検出部を支持台内に設ける構成としたが、この構成に限定されるものではない。ワークユニット検出部をどこに設けてもよく、ワークユニット検出部をウェーハ加工ユニットの基台内に設ける構成としてもよい。
また、上記した第2の実施の形態においては、環状フレームの半導体ウェーハを挟んだ対向位置を平行に切り欠くことにより、切欠部としての面取り部を形成する構成としたが、この構成に限定されるものではない。環状フレームは、特定の向きにおいてだけ保持ブロックの突出部を避けるように外周側が切り欠かれていればよい。
また、上記した第2の実施の形態においては、突出部の傾斜面により環状フレームが突出部の下面にガイドされる構成としたが、この構成に限定されるものではない。ウェーハ供給部の下動により、環状フレームを突出部の下面まで押し下げるようにしてもよい。
また、上記した第2の実施の形態においては、チャックテーブルを所定量回転させることにより、チャックテーブルにワークユニットを保持させる構成としたが、この構成に限定されるものではない。チャックテーブルとワークユニットとが相対的に回転することによりチャックテーブルにワークユニットを保持される構成であればよく、チャックテーブルの代わりにワークユニットを回転させてもよいし、チャックテーブルおよびワークユニットを回転させてもよい。
また、今回開示された実施の形態は、全ての点で例示であってこの実施の形態に制限されるものではない。本発明の範囲は、上記した実施の形態のみの説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
以上説明したように、本発明は、センサにワークの加工量を精度よく検出させることができるという効果を有し、特に、環状フレームの開口部に支持した半導体ウェーハを保持する保持テーブルおよび研削装置に有用である。
1 研削装置
2 搬入搬出ユニット
3 ウェーハ加工ユニット
14 搬入搬出アーム
15 位置決め機構
16 スピンナー洗浄部
17 ウェーハ供給部
18 ウェーハ回収部
33 荒研削ユニット(加工ユニット)
34 仕上げ研削ユニット(加工ユニット)
35 研磨ユニット(加工ユニット)
37、91 チャックテーブル(保持テーブル)
45 接触式センサ(センサ)
45a 接触子
45b 接触子
71、100 支持台
72、99 テーブル部
73、97 ワーク保持部
73a、97a ワーク保持面
74 基準ブロック部
74a 検出基準面
75 中溝
76 吸着パッド(フレーム保持部、吸着保持部)
76a パッド面(フレーム保持面)
77、96 ワークユニット検出部
81 冷却路
82 開口
83 排水口
92 保持ブロック(フレーム保持部)
93 立設部
94 突出部
94a 対向面
94b 下面(フレーム保持面)
94c 傾斜面
95 吸引口
101 ワークユニット
102 環状フレーム
103 貼着テープ
104 デバイス
105 面取り部(切欠部)
W 半導体ウェーハ(ワーク)

Claims (7)

  1. 貼着テープを介して環状フレームの開口部にワークを支持したワークユニットを保持する保持テーブルであって、
    前記ワークを研削加工または研磨加工する加工ユニットに対向して配置され、前記ワークを保持するワーク保持面が形成されたワーク保持部と、
    前記ワークの加工面より下方に前記環状フレームを保持するフレーム保持面が形成されたフレーム保持部と、
    該ワーク保持部から見て該フレーム保持部の外側に、前記加工ユニットによる加工中に前記ワークの加工量を検出するセンサの検出基準面が形成された基準ブロック部とを備えたことを特徴とする保持テーブル。
  2. 前記基準ブロック部は、前記ワーク保持部を囲うように環状に形成されたことを特徴とする請求項1に記載の保持テーブル。
  3. 前記ワーク保持部には、冷却水が通る冷却路が形成されており、
    前記冷却路は、前記ワーク保持部の外周面に形成された開口を介して、前記ワーク保持部と環状の前記基準ブロック部とで形成される環状の中溝に連なることを特徴とする請求項2に記載の保持テーブル。
  4. 前記フレーム保持部に、前記環状フレームが保持されているか否かにより前記ワークユニットの有無を検出するワークユニット検出部を備え、
    前記フレーム保持部は、前記ワーク保持部の周囲に複数設けられ、前記環状フレームを吸着保持する吸着保持部を有し、
    前記ワークユニット検出部は、前記吸着保持部に吸着力を生じさせる負圧の変動に基づいて前記ワークユニットの有無を検出することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の保持テーブル。
  5. 前記フレーム保持部は、前記ワーク保持部の周囲に複数設けられ、前記ワーク保持部に向かって突出する突出部を有し、
    前記環状フレームは、前記ワークユニットの特定の向きにおいて前記突出部を避けるように切欠部が形成されており、
    前記ワークユニットが特定の向きの状態のまま前記突出部を避けるように前記ワーク保持部側に下動され、前記ワークユニットが前記ワーク保持部に接触された後に、前記ワークユニットが前記特定の向きに対し相対的に所定量回転されることにより、前記複数の突出部に形成された下面により前記環状フレームの上面が押圧保持されることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の保持テーブル。
  6. 前記フレーム保持部に、前記環状フレームが保持されているか否かにより前記ワークユニットの有無を検出するワークユニット検出部を備え、
    前記突出部の下面には、前記環状フレームに当接する位置に吸引口が開口され、
    前記ワークユニット検出部は、前記吸引口における負圧を測定し、前記吸引口における負圧の変動に基づいて前記ワークユニットの有無を検出することを特徴とする請求項5に記載の保持テーブル。
  7. 請求項1から請求項6のいずれかに記載の保持テーブルと、前記保持テーブルに保持された前記ワークユニットのワークを研削加工または研磨加工する加工ユニットとを備えたことを特徴とする研削装置。
JP2009191350A 2009-08-20 2009-08-20 保持テーブルおよび研削装置 Active JP5461104B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009191350A JP5461104B2 (ja) 2009-08-20 2009-08-20 保持テーブルおよび研削装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009191350A JP5461104B2 (ja) 2009-08-20 2009-08-20 保持テーブルおよび研削装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011042003A true JP2011042003A (ja) 2011-03-03
JP5461104B2 JP5461104B2 (ja) 2014-04-02

Family

ID=43829826

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009191350A Active JP5461104B2 (ja) 2009-08-20 2009-08-20 保持テーブルおよび研削装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5461104B2 (ja)

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013086232A (ja) * 2011-10-20 2013-05-13 Murata Mfg Co Ltd 研削装置及び研削方法
JP2013158902A (ja) * 2012-02-09 2013-08-19 Disco Corp 研削装置
JP2013162116A (ja) * 2012-02-09 2013-08-19 Disco Abrasive Syst Ltd 研削装置
JP2014011378A (ja) * 2012-07-02 2014-01-20 Tokyo Seimitsu Co Ltd ウェーハ吸着装置およびウェーハ吸着方法
JP2015079828A (ja) * 2013-10-16 2015-04-23 株式会社ディスコ フレームクランプ装置
JP2015185657A (ja) * 2014-03-24 2015-10-22 株式会社ディスコ 搬送装置
JP2016078132A (ja) * 2014-10-10 2016-05-16 株式会社ディスコ 加工装置
JP2017196709A (ja) * 2016-04-28 2017-11-02 株式会社ディスコ ワークユニット及び研削方法
JP2018117014A (ja) * 2017-01-17 2018-07-26 株式会社ディスコ 搬出機構
CN110034046A (zh) * 2018-01-04 2019-07-19 株式会社迪思科 加工装置
JP2019123035A (ja) * 2018-01-15 2019-07-25 株式会社ディスコ 保持テーブル
JP2020157384A (ja) * 2019-03-25 2020-10-01 株式会社ディスコ 研削装置
JP2021020269A (ja) * 2019-07-26 2021-02-18 株式会社ディスコ 研削装置
CN112605968A (zh) * 2020-12-25 2021-04-06 江苏核电有限公司 一种滑动轴承刮研集成平台及方法
JP2021074787A (ja) * 2019-11-05 2021-05-20 株式会社ディスコ 加工装置
TWI809192B (zh) * 2018-10-10 2023-07-21 日商迪思科股份有限公司 環形框之保持機構

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000216123A (ja) * 1999-01-22 2000-08-04 Okamoto Machine Tool Works Ltd ウエハの裏面研削およびダイシング方法
JP2001009716A (ja) * 1999-06-24 2001-01-16 Okamoto Machine Tool Works Ltd ウエハの厚み測定方法
JP2007152498A (ja) * 2005-12-06 2007-06-21 Nikon Corp 研磨装置、研磨方法、この研磨方法を用いた半導体デバイスの製造方法及びこの半導体デバイスの製造方法により製造された半導体デバイス

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000216123A (ja) * 1999-01-22 2000-08-04 Okamoto Machine Tool Works Ltd ウエハの裏面研削およびダイシング方法
JP2001009716A (ja) * 1999-06-24 2001-01-16 Okamoto Machine Tool Works Ltd ウエハの厚み測定方法
JP2007152498A (ja) * 2005-12-06 2007-06-21 Nikon Corp 研磨装置、研磨方法、この研磨方法を用いた半導体デバイスの製造方法及びこの半導体デバイスの製造方法により製造された半導体デバイス

Cited By (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013086232A (ja) * 2011-10-20 2013-05-13 Murata Mfg Co Ltd 研削装置及び研削方法
JP2013158902A (ja) * 2012-02-09 2013-08-19 Disco Corp 研削装置
JP2013162116A (ja) * 2012-02-09 2013-08-19 Disco Abrasive Syst Ltd 研削装置
JP2014011378A (ja) * 2012-07-02 2014-01-20 Tokyo Seimitsu Co Ltd ウェーハ吸着装置およびウェーハ吸着方法
JP2015079828A (ja) * 2013-10-16 2015-04-23 株式会社ディスコ フレームクランプ装置
JP2015185657A (ja) * 2014-03-24 2015-10-22 株式会社ディスコ 搬送装置
JP2016078132A (ja) * 2014-10-10 2016-05-16 株式会社ディスコ 加工装置
JP2017196709A (ja) * 2016-04-28 2017-11-02 株式会社ディスコ ワークユニット及び研削方法
JP2018117014A (ja) * 2017-01-17 2018-07-26 株式会社ディスコ 搬出機構
CN110034046B (zh) * 2018-01-04 2024-05-07 株式会社迪思科 加工装置
CN110034046A (zh) * 2018-01-04 2019-07-19 株式会社迪思科 加工装置
JP2019123035A (ja) * 2018-01-15 2019-07-25 株式会社ディスコ 保持テーブル
JP7216476B2 (ja) 2018-01-15 2023-02-01 株式会社ディスコ 板状ワークの研削方法
TWI809192B (zh) * 2018-10-10 2023-07-21 日商迪思科股份有限公司 環形框之保持機構
JP2020157384A (ja) * 2019-03-25 2020-10-01 株式会社ディスコ 研削装置
JP2021020269A (ja) * 2019-07-26 2021-02-18 株式会社ディスコ 研削装置
JP7364385B2 (ja) 2019-07-26 2023-10-18 株式会社ディスコ 研削装置
JP2021074787A (ja) * 2019-11-05 2021-05-20 株式会社ディスコ 加工装置
JP7320428B2 (ja) 2019-11-05 2023-08-03 株式会社ディスコ 加工装置
CN112605968A (zh) * 2020-12-25 2021-04-06 江苏核电有限公司 一种滑动轴承刮研集成平台及方法
CN112605968B (zh) * 2020-12-25 2024-06-11 江苏核电有限公司 一种滑动轴承刮研集成平台及方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP5461104B2 (ja) 2014-04-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5461104B2 (ja) 保持テーブルおよび研削装置
JP5073962B2 (ja) ウエーハの加工方法
JP2008155292A (ja) 基板の加工方法および加工装置
JP2010199227A (ja) 研削装置
TWI823988B (zh) 研磨墊
JP2009107097A (ja) 加工装置
TWI557790B (zh) Wafer processing method
JP2013004726A (ja) 板状物の加工方法
JP5554601B2 (ja) 研削装置
JP7127994B2 (ja) ドレッシングボード及びドレッシング方法
JP2012121096A (ja) 研削装置
JP5588748B2 (ja) 研削装置
JP5466963B2 (ja) 研削装置
JP2010137349A (ja) ウェーハ用チャックテーブルおよびウェーハ処理装置
TWI772535B (zh) 工件的研削方法以及研削裝置
JP2012069677A (ja) 研削装置
JP7451043B2 (ja) 被加工物の研削方法及び研削装置
KR20220064304A (ko) 가공 장치
JP5926042B2 (ja) 板状基板の割れ検知方法
JP7301472B2 (ja) ウェーハの加工方法
JP2014042959A (ja) 研削装置
KR20230084058A (ko) 피가공물의 연삭 방법
TWI769294B (zh) 研磨墊
TW202401539A (zh) 加工裝置以及加工方法
KR20230065689A (ko) 피가공물의 연삭 방법 및 연삭 장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120719

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130930

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131001

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131125

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131217

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140115

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5461104

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250