JP2010137349A - ウェーハ用チャックテーブルおよびウェーハ処理装置 - Google Patents

ウェーハ用チャックテーブルおよびウェーハ処理装置 Download PDF

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樹治 有佐
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Abstract

【課題】作業時間が遅延せずに、ウェーハを所望の厚さまで正確に研削する。
【解決手段】粘着フィルム(11)を介してフレーム(36)に保持されたウェーハ(20)を吸着する吸着パッド(51a)を具備し、吸着パッドはウェーハに対応する中央部分(52a)と、中央部分周りにおける外側部分(57a)とを含んでおり、外側部分は中央部分よりも下方に位置しており、さらに、吸着パッドを取囲んで支持する支持部材(53a)と、支持部材に設けられていて吸着パッドの中央部分と同一表面の上面を有する突起(61)とを具備するチャックテーブルが提供される。突起の高さがフレームの厚さ以上であるのが好ましい。また、吸着パッドが、中央部分と外側部分とを連結する傾斜部分(54a)をさらに含むのが好ましい。
【選択図】図3

Description

本発明は、フィルムによりマウントフレームと一体化されたウェーハを吸着するウェーハ用チャックテーブル、およびそのようなチャックテーブルを備えたウェーハ処理装置に関する。
半導体製造分野においてはウェーハが年々大型化する傾向にあり、また、実装密度を高めるためにウェーハの薄膜化が進んでいる。ウェーハを薄膜化するために、半導体ウェーハの裏面を研削するいわゆる裏面研削(バックグラインド)が行われる。
図8は、特許文献1に開示されるような従来技術におけるウェーハの裏面研削作用を示す断面図である。裏面研削する前には、粘着性フィルム11がウェーハ20の表面に貼付けられ、それにより、ウェーハ20はマウントフレーム36と予め一体化されている。
図8から分かるように、そのようなウェーハ20は、その裏面22が上方を向いた状態で、チャックテーブル120の吸着パッド510に載置されて真空吸着される。図示されるように、マウントフレーム36およびマウントフレーム36とウェーハ20との間に位置するフィルム11も吸着パッドに吸着される。次いで、研削砥石420が回転して、ウェーハ20の裏面22を研削する。
ウェーハ20を裏面研削するときには、安価なインプロセス式測定装置700の二つの接触子710、720をウェーハ20の裏面22とチャックテーブル120の外周近傍の上面121とにそれぞれ接触させる。そして、二つの接触子710、720の検出値およびフィルム11の既知の厚さからウェーハ20の厚さをリアルタイムで算出している。そして、ウェーハ20の厚さが所定の値に到達すると、ウェーハ20の裏面研削作用を終了する。
ところで、ウェーハ20の裏面研削時には、研削砥石420がウェーハ20とマウントフレーム36との間に位置するフィルム11に接触することがある。その結果、研削砥石がフィルム11を破断し、その結果、ウェーハ20にダメージを与えるという問題があった。
特許文献1の吸着パッドにおいては、ウェーハ20を吸着する中央部分520がマウントフレームを吸着する外側部分570よりも上方に突出している。このような構成であるので、フィルム11は、中央部分520と外側部分570との間の傾斜部分540に吸着される。従って、裏面研削時においても研削砥石420はフィルム11に接触することはない。また、ウェーハ20は裏面研削時に既にマウントフレーム36と一体化されているので、裏面研削後においてもウェーハ20を安定して次工程まで搬送することができる。
特許第3325650号
ところで、所定枚数のウェーハ20の裏面研削処理が終了すると、吸着パッド510の吸着面(中央部分520、傾斜部分540、外側部分570)には、スラッジ、例えば研削屑と研削水の混合物が残置し、吸着面が詰まる場合があった。このような場合には吸着力が低下するので、次のウェーハ20を吸着面に吸着するのが困難になる。従って、通常は、所定枚数のウェーハ20を処理した後で、ウェーハ処理装置をメンテナンスする。メンテナンス時には、研削砥石420が吸着パッド510の吸着面をわずかながら研削して、吸着面のスラッジを除去し、それにより、吸着面を洗浄していた。
しかしながら、図8に示される吸着パッド510の中央部分520は上方に突出しているので、研削砥石420は吸着パッド510の中央部分520のみを研削することになる。その結果、吸着パッド510の中央部分520とチャックテーブル120の外周近傍の上面121との間の高さの差は、研削砥石420が使用される度毎に小さくなることになる。
従って、或るウェーハ20の厚さを測定するときに、前回のウェーハ20を研削したときの高さの差をそのまま使用すると、ウェーハ20の厚さは、研削砥石の研削量だけ誤差を含むことになる。このため、ウェーハ20を所望の厚さまで正確に研削することは困難である。
それゆえ、この場合には、ウェーハ20の裏面22とチャックテーブル120の外周近傍の上面121とに接触した二つの接触子710、720の検出値の差を裏面研削前に毎回求めておくことが必要とされる。しかしながら、このような測定作業は煩雑であり、またウェーハ20の裏面研削全体に要する時間が遅延するという問題にもなる。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、作業時間が遅延することなしに、ウェーハを所望の厚さまで正確に研削することのできるチャックテーブル、およびそのようなチャックテーブルを備えたウェーハ処理装置を提供することを目的とする。
前述した目的を達成するために1番目の発明によれば、粘着フィルムを介してフレームに保持されたウェーハを吸着する吸着パッドを具備し、該吸着パッドは前記ウェーハに対応する中央部分と、該中央部分周りにおける外側部分とを含んでおり、該外側部分は前記中央部分よりも下方に位置しており、さらに、前記吸着パッドを取囲んで支持する支持部材と、該支持部材に設けられていて前記吸着パッドの前記中央部分と同一表面の上面を有する突起とを具備するチャックテーブルが提供される。
すなわち1番目の発明においては、ウェーハを吸着しない定期メンテナンス時に研削砥石が吸着パッドの中央部分および突起を一緒に研削できるので、中央部分と突起の上面とを同一表面にできる。従って、ウェーハの裏面と支持部材の突起とに接触した二つの接触子の検出値の差は、ウェーハおよび粘着フィルムの合計厚さに相当する。それゆえ、ウェーハの厚さを正確かつ容易に求め、ウェーハを所望の厚さまで正確に研削することが可能となる。さらに、ウェーハを研削する度毎に高さの差を予め求める必要が無いので、作業時間の遅延を防止することもできる。
2番目の発明によれば、1番目の発明において、前記突起の高さが前記フレームの厚さ以上であるようにした。
すなわち2番目の発明においては、フレームが突起よりも下方に位置するので、裏面研削時にフレームが研削砥石に接触するのを避けられる。
3番目の発明によれば、1番目または2番目の発明において、前記吸着パッドが、前記中央部分と前記外側部分とを連結する傾斜部分をさらに含む。
すなわち3番目の発明においては、粘着フィルムと吸着パッドとの間に隙間が形成されることなしに、および粘着フィルムに皺が生じることなしに、粘着フィルムを吸着できる。
4番目の発明によれば、1番目から3番目の発明のいずれかに記載のチャックテーブルと、前記吸着パッドの前記中央部分と前記突起とを一緒に研削する第一研削手段と、前記吸着パッドに吸着された前記ウェーハを研削する第二研削手段と、該第二研削手段により前記ウェーハが研削されるときに前記ウェーハの研削面と前記突起の上面とにそれぞれ接触する接触子を有していて、前記ウェーハおよび前記フィルムの合計厚さを検出する厚さ検出手段と、を具備するウェーハ処理装置が提供される。
すなわち4番目の発明においては、定期メンテナンス時に第一研削手段が吸着パッドの中央部分および突起を一緒に予め研削するので、中央部分と突起の上面とが同一表面になる。従って、ウェーハの裏面と支持部材の突起とに接触する厚さ検出手段の二つの接触子の検出値の差は、ウェーハおよび粘着フィルムの合計厚さに相当する。それゆえ、ウェーハの厚さを正確かつ容易に求め、ウェーハを所望の厚さまで正確に研削することが可能となる。さらに、ウェーハを研削する度毎に高さの差を求める必要が無いので、作業時間の遅延を防止することもできる。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を説明する。以下の図面において同様の部材には同様の参照符号が付けられている。理解を容易にするために、これら図面は縮尺を適宜変更している。
図1は本発明に基づくチャックテーブルを備えたウェーハ処理装置の頂面図である。ウェーハ処理装置10には、複数の回路パターン(図示しない)が形成された複数のウェーハ20がカセット11aから供給されるものとする。
ウェーハ処理装置10にて処理されるウェーハ20の平面図である図2に示されるように、ウェーハ20は環状のマウントフレーム36内において同心に位置決めされる。そして、保護フィルム11がウェーハ20の表面21に貼付けられ、それにより、ウェーハ20とマウントフレーム36とが一体化される(図2においては、ウェーハ20の裏面22が示されていることに留意されたい)。このようにマウントフレーム36と一体化されたウェーハ20がウェーハ処理装置10に供給されて処理される。
図2においては、保護フィルム11の環状の露出部分がウェーハ20とマウントフレーム36との間に形成されている。なお、ウェーハ20の裏面22には保護フィルム11は貼付けられておらず、ウェーハ20の裏面22は露出している。また、保護フィルム11は、ウェーハ20の表面21に形成された回路パターン(図示しない)を保護する役目も果たす。
再び図1を参照すると、ウェーハ処理装置10は、四つのチャックテーブル12a〜12dを備えていて矢印A方向にインデックス回転するターンテーブル13と、チャックテーブル12a〜12dのそれぞれの吸着パッド51a〜51dを洗浄する吸着パッド洗浄装置30と、ウェーハ20を搬送する搬送ロボット15とを主に含んでいる。
さらに、図1に示されるように、ウェーハ処理装置10においては、粗研削ユニット41、仕上研削ユニット42および研磨ユニット43がターンテーブル13の回転方向Aに沿って順番に配置されている。なお、粗研削ユニット41は粗研削砥石41aによりウェーハ20の裏面22を粗研削し、仕上研削ユニット42は仕上研削砥石(図示しない)により裏面22を仕上研削し、研磨ユニット43は研磨布を備えた研磨ヘッド(図示しない)により裏面22を研磨する。
図3は図1に示されるチャックテーブルの側断面図である。図3には、チャックテーブル12aが代表して示されているが、他のチャックテーブル12b〜12dも同様の構成であるものとする。図3に示されるように、チャックテーブル12aは、凹部を備えた枠体53aと、枠体53aの凹部に嵌込まれて支持される吸着パッド51aとを主に含んでいる。吸着パッド51aは多孔質材料、例えば多孔性のアルミナから形成されている。枠体53aは中実材料、例えば緻密なアルミナから形成されている。
また、図3に示されるように、吸着パッド51aの下面と枠体53aとの間には隙間55aが形成されている。さらに、中心通路56aが枠体53aの中心から隙間55aまで延びている。中心通路56aは真空手段59に接続されており、真空手段59が起動すると、吸着パッド51aの上面に真空が適用されるようになる。
図3に示されるように、吸着パッド51aの上面は、吸着パッド51aの中心を含む中央吸着面52aと、この中央吸着面52aを取囲んでいて中央吸着面52aよりも下方に位置する外側吸着面57aとを含んでいる。さらに、吸着パッド51aの上面は、中央吸着面52aと外側吸着面57aとを連結する傾斜吸着面54aを含んでいる。従って、吸着パッド51aの中央吸着面52aおよび傾斜吸着面54aは円錐台形状を呈する。
後述するようにウェーハ20を吸着するときには、吸着パッド51aの中央吸着面52aはウェーハ20に対応し、外側吸着面57aはマウントフレーム36に対応し、傾斜吸着面54aはウェーハ20とマウントフレーム36との間で露出した保護フィルム11に対応する。
さらに、図3に示されるように、枠体53aの上面には突起61が形成されている。図3から分かるように、突起61の上面は吸着パッド51aの中央吸着面52aと同一平面になっている。この突起61は枠体53aと同一材料から一体的に形成されるのが好ましい。また、突起61は枠体53aの周方向全体に亙って延びる環状構造であってよい。
あるいは、突起61は吸着パッド51aの外側に部分的に設置されていてもよい。そのような場合であっても、突起61の上面は吸着パッド51aの中央吸着面52aと同一平面であるものとする。さらに、図3においては、突起61の内側に位置する枠体53aの上面58aが吸着パッド51aの外側吸着面57aと同一平面になっている。
図4、図5および図6のそれぞれは、定期メンテナンス時、ウェーハ吸着時およびウェーハ裏面研削時におけるチャックテーブルの側断面図である。以下、これら図4から図6を参照しつつ、本発明のウェーハ処理装置10の動作について説明する。
チャックテーブル12aの定期メンテナンス時には、図4に示されるように、チャックテーブル12aにウェーハ20を吸着しない状態で、仕上研削ユニット42のメンテナンス用砥石42aを駆動する。そして、メンテナンス用砥石42aを吸着パッド51aの中央吸着面52a上で回転させつつ降下させる。同時に、チャックテーブル12aは仕上研削砥石42aとは反対方向に回転させる。図1から分かるように、粗研削砥石41aおよびメンテナンス用砥石42aはチャックテーブル12aよりも大きいので、これら砥石を往復移動させることなしに、チャックテーブル12a全面を研削することができる。なお、図4に示される定期メンテナンス時には、真空手段59は起動しないものとする。
このような処理により、中央吸着面52aがわずかながら研削される。従って、チャックテーブル12aにより前回のウェーハ20を処理したときに生じて中央吸着面52aに詰まっていたスラッジが除去される。これにより、清浄な中央吸着面52aが得られ、次回のウェーハ20を安定して吸着することができる。
図4から分かるように、メンテナンス用砥石42aは中央吸着面52aと一緒に突起61の上面もわずかながら研削する。このため、中央吸着面52aを研削した後においても、中央吸着面52aと突起61の上面とは互いに同一平面のままである。
メンテナンス終了後にウェーハを処理するときには、図5に示されるように、ウェーハ20をマウントフレーム36と一緒に吸着パッド51a上に載置する。そして、真空手段59を起動して、吸着パッド51aに真空を適用する。これにより、ウェーハ20およびマウントフレーム36は保護フィルム11を介して中央吸着面52aおよび外側吸着面57aに載置される。
また、図5から分かるように、保護フィルム11の露出部分(図2を参照されたい)は、傾斜吸着面54aに沿って載置される。このような露出部分も吸着されるので、保護フィルム11と吸着パッド51aとの間に隙間が形成されることはない。従って、本発明においては、皺が生じることなしに、保護フィルム11を吸着することができる。
図5から分かるように、ウェーハ20を載置した場合であっても、マウントフレーム36の上面は突起61の上面を越えないものとする。従って、後述するウェーハ20の裏面研削時に、粗研削砥石41aがマウントフレーム36に接触することはなく、裏面研削時に保護フィルム11が破断するのを避けられる。
次いで、図1に示されるターンテーブル13をインデックス回転して、チャックテーブル12aを粗研削ユニット41まで移動する。図6に示されるように、粗研削ユニット41においてはウェーハ20の裏面22が粗研削砥石41aにより公知の手法で粗研削される。
裏面研削時には、インライン式の測定装置70によってウェーハ20の厚さをリアルタイムで測定する。図6に示されるように、測定装置70の一方の接触子71をウェーハ20の裏面22(図6においてはウェーハ20の上面)に載置すると共に、他方の接触子72を突起61の上面に載置する。そして、これら二つの接触子71、72の検出値が図示しない制御装置に入力され、これら検出値の差分Dを算出する。
前述したように、本発明においては、定期メンテナンス時にメンテナンス用砥石42aが吸着パッド51aの中央吸着面52aおよび突起61の上面を一緒に研削しているので、裏面研削時においても、中央吸着面52aおよび突起61の上面は同一表面のままである。それゆえ、ウェーハ20の裏面22と突起61の上面とに接触した二つの接触子71、72の検出値の差は、ウェーハ20の厚さおよび粘着フィルムの厚さの合計のみを示す。保護フィルム11の厚さは既に分かっているので、差分Dから保護フィルム11の厚さを減算することにより、ウェーハ20の厚さを正確かつ容易に算出することが可能である。
そして、ウェーハ20が所望の厚さまで研削されると、粗研削砥石41aを停止する。そして、ターンテーブル13がインデックス回転して、チャックテーブル12aは粗研削ユニット41から仕上研削ユニット42まで移動される。仕上研削ユニット42においては、ウェーハ20の裏面22は仕上研削砥石(図示しない)により公知の手法で仕上研削される。
次いで、研磨ユニット43においては、研磨布からスラリーを吐出しつつ、ウェーハ20の裏面22に対してウェットポリッシュが行われる。ウェットポリッシュの終了後には、真空手段59は停止され、それにより、チャックテーブル12aの保持作用が解除される。なお、仕上研削ユニット42および研磨ユニット43においても、測定装置70が同様に使用されるものとする。
そして、搬送ロボット15によってウェーハ20がチャックテーブル12aからカセット11bまで搬送される。最終的に、ターンテーブル13がインデックス回転すると、チャックテーブル12aは図1に示される位置まで帰還し、前述した処理が再度繰返されるものとする。
このように本発明においては、裏面研削時には中央吸着面52aおよび突起61の上面は常に同一平面であるので、ウェーハ20の厚さを正確かつ容易に求めることができ、従って、ウェーハ20を所望の厚さまで正確に研削することが可能である。さらに、定期メンテナンス時に中央吸着面52aと突起61の上面とを一緒に研削しているので、ウェーハ20を研削する前に中央吸着面52aと枠体上面との間の高さの差を求める必要がない。このため、高さの差を求めるのに要する時間を節約でき、結果的に作業時間が遅延するのを避けることも可能である。
さらに、図7は本発明の他の実施形態における図6と同様な図である。図7においては、吸着パッド51aの外側吸着面57aの半径方向距離が、図6に示される場合よりも小さくなっている。そして、少なくとも一つの電磁石65が外側吸着面57aの周りで枠体53aに埋込まれている。電磁石65は図示しない制御装置により制御され、真空手段59の起動および起動解除に連動して動作される。
従って、中央吸着面52aがウェーハ20を吸着するときには、電磁石65は保護フィルム11を介してマウントフレーム36を保持する。図7に示される実施形態においては、マウントフレーム36が金属製であることが必要とされる。しかしながら、外側吸着面57aを小型化または排除できるので、多孔質材料、例えば多孔性のアルミナの使用量を削減でき、チャックテーブル12aの製造費用を抑えられることが分かるであろう。
本発明に基づくチャックテーブルを備えたウェーハ処理装置の頂面図である。 ウェーハ処理装置にて処理されるウェーハの平面図である。 図1に示されるチャックテーブルの側断面図である。 定期メンテナンス時におけるチャックテーブルの側断面図である。 ウェーハ吸着時におけるチャックテーブルの側断面図である。 ウェーハ裏面研削時におけるチャックテーブルの側断面図である。 本発明の他の実施形態における図6と同様な図である。 従来技術におけるウェーハの裏面研削作用を示す断面図である。
符号の説明
10 ウェーハ処理装置
11 保護フィルム(粘着フィルム)
11a カセット
11b カセット
12a〜12d チャックテーブル
13 ターンテーブル
15 搬送ロボット
20 ウェーハ
21 表面
22 裏面
30 吸着パッド洗浄装置
36 マウントフレーム
41 粗研削ユニット
41a 粗研削砥石(第二研削手段)
42 仕上研削ユニット
42a メンテナンス用砥石(第一研削手段)
43 研磨ユニット
51a〜51d 吸着パッド
52a 中央吸着面(中央部分)
53a 枠体(支持部材)
54a 傾斜吸着面(傾斜部分)
55a 隙間
56a 中心通路
57a 外側吸着面(外側部分)
58a 上面
59 真空手段
61 突起
70 測定装置(厚さ検出手段)
71、72 接触子

Claims (4)

  1. 粘着フィルムを介してフレームに保持されたウェーハを吸着する吸着パッドを具備し、該吸着パッドは前記ウェーハに対応する中央部分と、該中央部分周りにおける外側部分とを含んでおり、該外側部分は前記中央部分よりも下方に位置しており、
    さらに、
    前記吸着パッドを取囲んで支持する支持部材と、
    該支持部材に設けられていて前記吸着パッドの前記中央部分と同一表面の上面を有する突起とを具備するチャックテーブル。
  2. 前記突起の高さが前記フレームの厚さ以上であるようにした請求項1に記載のチャックテーブル。
  3. 前記吸着パッドが、前記中央部分と前記外側部分とを連結する傾斜部分をさらに含む請求項1または2に記載のチャックテーブル。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載のチャックテーブルと、
    前記吸着パッドの前記中央部分と前記突起とを一緒に研削する第一研削手段と、
    前記吸着パッドに吸着された前記ウェーハを研削する第二研削手段と、
    該第二研削手段により前記ウェーハが研削されるときに前記ウェーハの研削面と前記突起の上面とにそれぞれ接触する接触子を有していて、前記ウェーハおよび前記フィルムの合計厚さを検出する厚さ検出手段と、を具備するウェーハ処理装置。
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