JP2011041587A - 食器洗い機 - Google Patents

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Abstract

【課題】洗浄ノズルや配管が汚れても洗浄水内の汚れ量を正確に判定する。
【解決手段】出荷前に、汚れ検知手段30のセンサ出力の初期値を記憶させておいた(S0)食器洗い機を出荷設置後、運転入りボタンが押下されると、汚れ検知手段30のセンサ出力を検知し、このセンサ出力と、記憶されている初期値とを比較する(S6)。これらの値が同程度かどうか比較し(S11)、センサ出力値が小さい場合は発光部の出力を上げて、センサ出力値が初期値に近くなるようにする(S12)。このセンサ出力値が同じレベルであれば洗浄運転を開始する(S13)次に、洗浄水が洗浄槽12内に流れ込み、洗浄ポンプ17を介して洗浄槽12内外へ循環すると、汚れ検知手段30によってその透過率を検知することができる(S14)。この得られたセンサ出力値を初期値と比較したりすることによって洗浄水の汚れ量を判定することができる(S15)。
【選択図】図6

Description

本発明は、洗浄槽内に収納した食器類を洗浄する食器洗い機に関するものである。
家庭用の食器洗い機では、食器類を収容した洗浄槽に給水源から水を供給してこの洗浄槽の底に水をためて、その水を洗浄ポンプにより吸引して洗浄ノズルへと圧送し、洗浄ノズルに設けた水噴射穴から食器類に水を噴射することによって食器類の洗い及びすすぎを行う構成となっている。食器類や洗浄槽内壁に当たった水は洗浄槽の底に戻り、フィルタによって残菜等が除去された後に再び洗浄ポンプにより吸引される、というように洗浄槽内外を循環する。こうした食器洗い機では、運転に必要な各種情報を取得したりあるいは異常状態を検知したりするために様々なセンサが利用されている。
特に、洗い運転時やすすぎ運転時に洗浄水の汚れ度合い(透明度)を検知するために濁度(汚れ)検知センサが利用されている。濁度検知センサとしては、例えば、洗浄ポンプの吸い込み口付近に発光部と受光部とを対向させた光センサを設置し、受光部に到達する光量の減少の程度に応じて汚れ度合いを判定するものが知られている(例えば、特許文献1、2参照)。
また、この光センサにおいて、あらかじめ入力してある基準値と出力を比較して、洗剤洗い工程時間を補正するものもある(例えば、特許文献3参照)。
特開2005−279176号公報 特開2006−61217号公報 特開平8−24198号公報
濁度検知センサは、所定の時点における受光部で受光される光の光量を初期値として記憶しておき、任意の時点における受光部で受光される光の光量と比較することよって、洗浄水の光透過度合、すなわち汚れ具合を検出する。しかし、前記した従来の食器洗い機では、長期間使用していると徐々に汚れが配管側面に蓄積されたりして、その汚れの影響で光の光量が落ちたり、受光部からのセンサ出力が低下したりして、正確な洗浄水の汚れの量を判定することができないという課題があった。そのため、汚れの量が少しであるにもかかわらず、洗浄を長時間行ったり、汚れが取れているにもかかわらず洗浄時間が増大していたりして、効率良く食器の洗浄を行うことが困難になるという問題点があった。
また、あらかじめ食器洗い機に入力してある基準値と出力値とを比較して、その比較値に基づいて工程時間を補正すると、以前の汚れの影響を受けて基準値が変動したり、個体ごとにおいて基準値が異なり正確な汚れ検知ができなかったりするという課題があった。
本発明は、以上のような従来の食器洗い機が有している課題を解決するものであり、洗浄時の洗浄水の汚れの量を正確に検知することにより、効率良く食器の洗浄を行うことができる食器洗い機を提供することを目的としているものである。
前記従来の課題を解決するために、本発明の食器洗い機は、被洗浄物に洗浄水を噴射して洗浄する食器洗い機であって、被洗浄物を収容する洗浄槽と、洗浄槽内に給水する給水手段と、洗浄槽内の被洗浄物を洗浄する洗浄手段と、洗浄槽内を循環する洗浄水の汚れの程度を検知する汚れ検知手段と、汚れ検知手段からの出力信号から洗浄水内の汚れの量を判定する判定手段と、を備え、食器洗い機が使用者に使用される前に汚れ検知手段を作動させることにより得られる汚れ検知手段の出力値を基準値として記憶しておき、使用者が食器洗い機を使用する場合の運転の初期における汚れ検知手段の出力結果を前記基準値と比較する食器洗い機を提供するものである。
食器洗い機の使用前にセンサ出力を個体毎に測定し、その出力値を基準値として記憶し、毎回の運転初期の汚れ検出手段の検知結果と比較することよって、製造誤差や汚れ検知手段自体の性能のずれなど、食器洗い機個体毎の誤差の発生を考慮して基準値を測定することができる。
以上のように、本発明の食器洗い機は、食器洗い機の使用前にセンサ出力を個体毎に測定し、その出力値を基準値として記憶し、毎回の運転初期の汚れ検出手段の測定値と比較することよって、製造誤差や汚れ検知手段自体の性能のずれなど、食器洗い機個体毎の誤差の発生を考慮して汚れ検知手段の基準値を測定することができる。
本発明の第1の実施の形態で用いる食器洗い機を前後方向に沿った鉛直面で切断したときの断面を前方から見た模式図 同実施の形態で用いる汚れ検知手段の模式図 同実施の形態で用いる食器洗い機の処理手順を示すフローチャート (a)センサから得られる出力の時間変化を示す図(b)同実施の形態で用いる初期値の時間変化を示す図 本発明の第2の実施の形態で用いる食器洗い機を前後方向に沿った鉛直面で切断したときの断面を右側から見た模式図 同実施の形態で用いる汚れ検知手段の模式図 同実施の形態で用いる食器洗い機の処理手順を示すフローチャート 本発明の第3の実施の形態で用いる食器洗い機の処理手順を示すフローチャート 本発明の第4の実施の形態で用いる食器洗い機の処理手順を示すフローチャート
第1の発明は、被洗浄物に洗浄水を噴射して洗浄する食器洗い機であって、被洗浄物を収容する洗浄槽と、洗浄槽内に給水する給水手段と、洗浄槽内の被洗浄物を洗浄する洗浄手段と、洗浄槽内を循環する洗浄水の汚れの程度を検知する汚れ検知手段と、汚れ検知手段からの出力信号から洗浄水内の汚れの量を判定する判定手段と、を備え、食器洗い機が使用者に使用される前に汚れ検知手段を作動させることにより得られる汚れ検知手段の出力値を基準値として記憶しておき、使用者が食器洗い機を使用する場合の運転の初期における汚れ検知手段の出力結果を前記基準値と比較する食器洗い機である。
この構成により、第1の発明は、食器洗い機の使用前にセンサ出力を個体毎に測定し、その出力値を基準値として記憶し、毎回の運転初期の汚れ検出手段の測定値と比較することよって、製造誤差や汚れ検知手段自体の性能のずれなど、食器洗い機個体毎の誤差の発生を考慮して汚れ検知手段の基準値を測定することができる。
第2の発明は、判定手段は、基準値を記憶する記憶手段と、最初の給水前における汚れ検知手段の最初の出力値と基準値とを比較する比較手段と、を有する食器洗い機を提供するものである。この構成により、第2の発明は、この絶対値および洗浄中の相対値を用いて汚れ量を正確に検知することができる。
第3の発明は、判定手段は、基準値と最初の出力値とを比較し、出力値が基準値と略同じであると判定した場合、出力値の絶対値を用いて洗浄水の汚れ度合いの判定をする食器洗い機を提供するものである。第3の発明は、この構成により、この絶対値を用いて汚れ量を正確に検知することができる。
第4の発明は、判定手段は、基準値と最初の出力値とを比較し、出力値が基準値と略同じであると判定した場合、出力の絶対値を検出し、基準値と出力値の絶対値との差を用いて洗浄水の汚れ度合いの判定をする食器洗い機を提供するものである。第4の発明は、この構成により、この絶対値および洗浄中の相対値を用いて汚れ量を正確に検知することができる。
第5の発明は、汚れ検知手段は、光を発する発光部と、発光部の光を受光を受光部とを備え、判定手段は、基準値と最初の出力値とを比較し、出力値が基準値より小さいと判定すると、発光部の出力を大きくして出力値が基準値と略同じになるようにする食器洗い機を提供するものである。
第5の発明は、この構成により、常に初期値に近い値になるように発光部を制御し、この絶対値および洗浄中の相対値を用いて汚れ量を正確に検知することができる。
また、食器洗い機の運転方法において、洗浄水内の汚れを検知する検知工程、及び、前記検知工程の後、汚れの量を判定する判定工程と、前記判定結果をフィードバックさせて前記食器洗い機を制御する洗浄・すすぎ工程とを少なくとも一部をコンピュータに実行させるためのプログラムを提供するものである。
そして、これら制御方法はプログラムであるので、電気・情報機器、コンピュータ、サーバ等のハードリソースを協働させて本発明の食器洗い機の運転方法の少なくとも一部を容易に実現することができる。また記録媒体に記録したり通信回線を用いてプログラムを配信したりすることでプログラムの配布・更新やそのインストール作業が簡単にできる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態で用いる食器洗い機を前後方向に沿った鉛直面で切断したときの断面を前方から見た模式図を示すものである。以下に本実施の形態における構成を説明する。
図1において、食器カゴ13は被洗浄物である食器14等を収納し、洗浄槽12は食器カゴ13を収納し、洗浄ノズル15は洗浄ポンプによって加圧された洗浄水を食器14等に噴射する。この洗浄ノズル15は洗浄槽の側壁に固定されており、洗浄水が噴出するための複数の噴射口15aがある。また、汚れ検知手段30は洗浄水の透過率を検知することができる。
また、洗浄槽12内の下部には、洗浄手段を構成する洗浄ノズル15が配設されている。この洗浄ノズル15は、洗浄槽12の下方に配設された洗浄ポンプにより加圧された洗浄水を上方に向けて噴射する構成となっている。洗浄槽12内の底部には、洗浄ノズル1
5の下方に位置させて加熱手段20としてのヒータが配設されている。ヒータは、印加電圧により発熱量を制御可能なものを用いる。洗浄槽12内において、洗浄ノズル15の上方に位置させて、食器載置体を構成する食器カゴ13が出し入れ可能に収容されている。この食器カゴ13に、被洗浄物である食器類14が載置されるようになっている。
洗浄槽12の底部に水が貯留された状態で洗浄ポンプが正転方向に回転駆動されると、循環口を通して吸い込んだ水を通水路を介して洗浄ノズル15へと圧送する。すると、洗浄ノズル15の上面に設けられた水噴射口15aから水が噴出し、その水勢によって下方の洗浄ノズル15は垂直な軸を中心に所定方向に回転する。また、側壁の固定ノズル15の噴射口15aからも、水が噴出する。これら洗浄ノズル15の水噴射口15aから噴射された水は洗浄槽12内に収容されている食器類14に当たり、食器類に付着している汚れを落としたり洗剤を流したりする。一方、洗浄ポンプが逆転方向に回転駆動されると、洗浄ポンプは排水口を通して吸い込んだ水を排水手段の排水ホースを通して機外へと排出する。
この固定された洗浄ノズル15の噴射口15aには、本実施例の食器洗い機の特徴の1つである汚れ検知手段30が取り付けられている。汚れ検知手段30は光センサであり、洗浄水が噴射されるノズル先端を挟んで対向する位置に取り付けられた発光部(発光部)と受光部(受光部)から成っている。例えば発光部としては赤外LEDを、受光部としてはフォトダイオード(PD)を用い、これらはいずれも透明な取付ケースに収容され、気密性及び水封性を確保するためのシール部材を介して配管水路を構成する部材に取り付けられる。
発光部と受光部との位置関係は、発光部と受光部は対向するように設置されており、光軸はそれぞれ洗浄ノズルの噴射口の噴射方向に対して垂直方向になるように設置されている。
まず、食器洗い機出荷時に汚れ検知手段30のセンサ出力の初期値を記憶手段に保存しておく。つまり、食器洗い機が使用者に使用される前に汚れ検知手段30を作動させることにより得られる汚れ検知手段30の出力値を基準値として記憶しておき、使用者が食器洗い機を使用する場合の運転の初期における汚れ検知手段30の出力結果を基準値と比較する。出荷設置後、食器14を洗浄槽12に収納し、洗浄槽12を閉める。運転入りボタンを押下すると、汚れ検知手段30のセンサ出力を検知し保存する。次に、洗浄水が給水手段を用いて洗浄槽12内にある程度流れ込み、この水が洗浄ポンプを介して洗浄槽12内外へ循環する。この時、この循環する水は汚れ検知手段30の設置されている洗浄ノズル15内も通過し、汚れ検知手段によってその透過率を検知することができる。
すなわち、汚れた食器を洗浄槽12内に入れ、洗浄を行う前に、あらかじめ汚れ検知手段30の出荷前の初期値(基準値)と現在のセンサ出力値を用いて、その透過率の絶対値を検出し、それらを比較することによってその透過率の変化を測定し、蓄積された汚れ量を検知する。つまり、食器洗い機が使用者に使用される前に汚れ検知手段30を作動させることにより得られる汚れ検知手段30の出力値を基準値として記憶しておき、使用者が食器洗い機を使用する場合の運転の初期における汚れ検知手段30の出力結果を基準値と比較する。さらに、洗浄水が給水されてから洗浄が開始されると、この汚れ検知手段30のセンサ出力を検知し、洗浄水の汚れ量を検知することによって、汚れの検知精度を向上させることができ、最適な洗浄状態で洗浄工程を行うことができる。例えば、ある汚れの付着した食器を洗浄槽に入れ、洗浄を行おうとした時、汚れ検知手段の初期値、つまり受光部の受光電圧値が4で、運転開始直後のセンサ出力が3.9であれば、汚れの蓄積はほとんどないと判断し、給水・洗浄を開始する。さらに洗浄中に汚れ検知手段30のセンサ出力を検知し、初期値と比較することによって洗浄水の汚れ量を判定することができ、洗
浄・すすぎ時間や温度を制御することができる。
このように洗浄ノズル15の噴射口の先端に赤外光からなる波長の光センサから成る汚れ検知手段30を洗浄水の噴射方向(鉛直方向)に対して垂直方向(水平方向)に対向して設置し、出荷前の初期値と、運転直後のセンサ出力値を比較し、さらに洗浄中のセンサ出力値を検知することによって、汚れ検知精度を向上させ、洗浄水の汚れ量を正確に判定することができ、洗浄槽に収納した食器の量に応じた最適な洗浄状態で洗浄工程を行うことができ、省エネ性、節水性、利便性、正確性、信頼性を向上させることができる。
図2は本実施の形態で用いる汚れ検知手段30の模式図を示しているものである。洗浄ノズル15の噴出口15a近傍に、洗浄水42の噴射方向に対して発光部40と受光部41の光軸が垂直になるように配置し、対向させる。このようにすることによって、低コストに洗浄水の汚れ量を正確に高精度に検知することが可能である。
次に、図1に示された食器洗い機において、本発明の動作について図面を参照しながら説明する。図3は同実施の形態に係る食器洗い機の処理手順を示すフローチャートを示すものである。以下に本実施の形態におけるフローを説明する。
まず、図1のような食器洗い機において、洗浄ノズル15の噴射口15aに、図2のような透過型の汚れ検知手段30が噴射方向に対して垂直に設置されている。この汚れ検知手段30は発光部として赤外LEDから構成されており、その洗浄ノズル内の洗浄水の透過光を常にその受光部で検知しておく。この透過光は洗浄ノズル15内の洗浄水内に汚れが多く存在してくると透過率が低下してくる。まず、この食器洗い機を出荷する前に、汚れ検知手段30のセンサ出力の初期値を個体毎に記憶手段に保存しておく(ステップS0)。この食器洗い機を出荷設置後、開閉部を前方に開くと被洗浄物である食器類14を入れるための洗浄槽12が現れる(ステップS1)。この洗浄槽12の中に前方から汚れの付着した食器類14を入れて食器ガゴ13に収納する(ステップS2)。食器が収納されると、この食器洗い機の扉を閉めて洗浄槽12を閉じる(ステップS3)。次に、この食器洗い機の運転入りボタンを押下すると(ステップS4)、汚れ検知手段30のセンサ出力を検知し保存する(ステップS5)。この得られたセンサ出力と、記憶手段に保存されている初期値を比較することによって(ステップS6)、洗浄ノズル15内の蓄積している汚れ量を検知することができる(ステップS7)。例えば、汚れ検知手段30の初期値が4で、運転開始直後のセンサ出力が3.9であれば、汚れの蓄積はほとんどないと判断し、給水・洗浄運転を開始する(ステップS8)。次に、洗浄水が給水手段を用いて洗浄槽12内にある程度流れ込み、この水が洗浄ポンプ15を介して洗浄槽12内外へ循環する。この時、この循環する水は汚れ検知手段30の設置されている洗浄ノズル15内も通過し、汚れ検知手段によってその透過率を検知することができる(ステップS9)。この得られたセンサ出力値を初期値と比較したりすることによって洗浄水の汚れ量を判定することができる(ステップS10)。この汚れ量を検知することによって、洗浄・すすぎ工程における時間や温度を制御することができる。
このように洗浄ノズル15の噴射口近傍に赤外光からなる波長の光センサから成る汚れ検知手段30を洗浄水の噴射方向に対して垂直方向に対向して設置し、この汚れ検知手段30から得られる出力値を出荷前に記憶させた汚れ検知手段30の初期値と比較させることによって、洗浄ノズル15内での蓄積した汚れ量を検知することでき、さらに洗浄中に汚れ検知手段30からの出力値を検知することによって、洗浄水の汚れ量を判定することができ、汚れの量に応じて洗浄時間や温度にフィードバックし最適な洗浄・すすぎ工程を行うことができるので、省エネ性、節水性、利便性、正確性、信頼性を向上させることができる。
図4は汚れ検知手段30から得られた基準値(a)と最初に個体毎に記憶させた初期値(b)の時間経過に対する出力を示している。汚れ検知手段30から得られる出力はたとえ水が清澄であってもセンサ表面が汚れていることがあり、この汚れの蓄積のため次第に出力が低下していくことがある。それに対して出荷時に水を入れた状態でセンサ出力を取得に、それを初期値として記憶しておくと、この初期値は記憶されたものであるので時間が経過しても初期値として出力は保存され、正確な汚れを検知することができる。
このように汚れ検知手段30の初期値として使用前の出荷時に水を入れた状態で、センサ出力を個体毎に測定し、それぞれにおいてその出力値を記憶させ、この初期値を元にセンサ出力と比較することよって、洗浄水の汚れ量を正確に判定することができ、汚れの量に応じて洗浄時間や温度にフィードバックし最適な洗浄・すすぎ工程を行うことができるので、省エネ性、節水性、利便性、正確性、信頼性を向上させることができる。
特に、食器洗い機においては、長年の使用によって油等のがんこな汚れが配管等に蓄積することがあるので、この蓄積した汚れを洗浄前にこの汚れ検知手段30を用いることによって検知し、その蓄積汚れを考慮して洗浄水の汚れ量を判定して洗浄・すすぎ運転を行うことができるので、非常に効率良く、省エネ性、節水性の優れた食器の洗浄を行うことができる。
これによって、本実施の形態によると、発光部と受光部とが対向した光センサからなる汚れ検知手段30を洗浄水の噴射方向に対して垂直方向に設置して、配管内等の蓄積した汚れ量を判定することができるので、洗浄中の洗浄水の汚れ量を精度良く検知することができ、これらの汚れ量の情報をもとに食器洗い機の基本動作である洗浄・すすぎ各工程を最適状態で運転することができるので、食器洗い機の省エネ性、節水性、利便性、正確性、信頼性を確実に向上させることができるものである。
なお、光センサ以外の非接触式の能動型センサでもよい。
本発明は、卓上型のコンパクト食器洗い機以外のビルトイン型の食器洗い機でもよく、また乾燥手段がある食器洗い乾燥機にも適用できる。
(実施の形態2)
次に、本実施の形態の食器洗い機について図面を参照しながら説明する。図4は、本発明の第2の実施の形態における食器洗い機を、前後方向に沿った鉛直面で切断したときの断面を右側から見た時の概略構成模式図を示すものである。以下に本実施の形態における構成を説明する。
図4において、13は被洗浄物である食器14等を収納する食器カゴ、12は食器カゴ13を収納する洗浄槽、15は洗浄ポンプ17によって加圧された洗浄水を食器14等に噴射するための洗浄ノズルを示している。また、30は洗浄水の透過率を検知することができる汚れ検知手段、21はこれら汚れ検知手段であるセンサからの信号を処理する信号処理判定手段、22は食器洗い機の洗浄・すすぎの各工程を制御するための制御手段を示している。また、16は洗浄槽に水を入れるための給水手段、19は洗浄槽の水を排出するための排水手段である。
洗浄槽12内の下部には、洗浄手段を構成する洗浄ノズル15が配設されている。この洗浄ノズル15は、洗浄槽12の下方に配設された洗浄ポンプ17により加圧された洗浄水を上方に向けて噴射する構成となっている。洗浄槽12内の底部には、洗浄ノズル15の下方に位置させて加熱手段20としてのヒータが配設されている。ヒータは、印加電圧により発熱量を制御可能なものを用いる。洗浄槽12内において、洗浄ノズル15の上方
に位置させて、食器載置体を構成する食器カゴ13が出し入れ可能に収容されている。この食器カゴ13に、被洗浄物である食器類14が載置されるようになっている。
洗浄ポンプ17の吐出口は横方向に延在して配設された通水路を介して洗浄ノズル15及び図示しない他のノズルアームの水路に連通している。一方、図示していないが、排水手段19の吸入口は洗浄ポンプ17の側壁に設けられた排水口に接続され、排水手段19の吐出口は排水ホースを介して機外に連通している。
すなわち、洗浄槽12の底部に水が貯留された状態で洗浄ポンプ17が正転方向に回転駆動されると、循環口を通して吸い込んだ水を通水路を介して洗浄ノズル15へと圧送する。すると、洗浄ノズル15の上面に設けられた水噴射穴から水が噴出し、その水勢によって洗浄ノズル15は垂直な軸を中心に所定方向に回転する。水噴射穴から噴射された水は洗浄槽12内に収容されている食器類14に当たり、食器類に付着している汚れを落としたり洗剤水を流したりする。一方、洗浄ポンプ17が逆転方向に回転駆動されると、洗浄ポンプ17は排水口を通して吸い込んだ水を排水手段19の排水ホースを通して機外へと排出する。
また、洗浄ポンプを経由して洗浄ノズルから噴出する水は、図示していないが、一部分岐されて給水手段16を経由して洗浄槽12の横や上から洗浄槽12内に給水される。
この洗浄ポンプ17および洗浄ノズル15の間には、本実施例の食器洗い機の特徴の1つである汚れ検知手段30が取り付けられている。汚れ検知手段30は光センサであり、配管水路を挟んで対向する位置に取り付けられた発光部と受光部から成っている。例えば発光部としては赤外LEDを、受光部としてはフォトダイオード(PD)を用い、これらはいずれも透明な取付ケースに収容され、気密性及び水封性を確保するためのシール部材を介して配管水路を構成する部材に取り付けられる。
図5は本実施の形態で用いる汚れ検知手段の模式図を示しているものである。配管43内を流れる洗浄水42の流れに対して発光部40と受光部41の光軸が垂直になるように配置し、さらにこの光軸が洗浄槽内に貯留する洗浄水の水平面と水平方向になるように設置する。このようにすることによって、低コストに洗浄水内の汚れ量を正確に高精度に検知することが可能である。
まず、食器洗い機出荷時に汚れ検知手段30のセンサ出力の初期値を判定手段21に保存しておく。出荷設置後、食器14を洗浄槽12に収納し、洗浄槽12を閉める。運転入りボタンを押下すると、汚れ検知手段30のセンサ出力を検知し保存する。次に、洗浄水が給水手段16を用いて洗浄槽12内にある程度流れ込み、この水が洗浄ポンプ17を介して洗浄槽12内外へ循環する。この時、この循環する水は汚れ検知手段30の設置されている配管内も通過し、汚れ検知手段によってその透過率を検知することができる。
すなわち、汚れた食器を洗浄槽内に入れ、洗浄を行う前に、あらかじめ汚れ検知手段の出荷前の初期値と現在のセンサ出力値を用いて、その透過率の絶対値を検出し、それらを比較することによってその透過率の変化を測定し、蓄積された汚れ量を検知する。この透過率の変化が大きい場合は、できるだけ小さくなるように発光部の出力をアップさせる。さらに、洗浄水が給水されてから洗浄が開始されると、この汚れ検知手段のセンサ出力を検知し、洗浄水の汚れ量を検知することによって、汚れの検知精度を向上させることができ、最適な洗浄状態で洗浄工程を行うことができる。例えば、ある汚れの付着した食器を洗浄槽に入れ、洗浄を行おうとした時、汚れ検知手段の初期値が3で、運転開始直後のセンサ出力が1.5であれば、汚れの蓄積が少しあると判断し、発光部の出力を高くすることによって、センサ出力を3に近づける。その後、給水・洗浄を開始し、洗浄中に汚れ検
知手段のセンサ出力を検知し、初期値と比較することによって洗浄水の汚れ量を判定することができ、洗浄・すすぎ時間や温度を制御することができる。
特に、食器洗い機においては、長年の使用によって油等のがんこな汚れが配管等に蓄積することがあるので、この蓄積した汚れを洗浄前にこの汚れ検知手段を用いることによって検知し、その蓄積汚れを考慮してセンサ出力を初期値に近づけ、洗浄水の汚れ量を判定して洗浄・すすぎ運転を行うことができるので、非常に効率良く、省エネ性、節水性の優れた食器の洗浄を行うことができる。
このように洗浄水の通る配管に赤外光からなる波長の光センサから成る汚れ検知手段30を洗浄水の通過する方向に対して垂直方向に対向して設置し、出荷前の初期値(基準値)と、運転直後のセンサ出力値を比較し、センサ出力値を初期値に近づけ、さらに洗浄中のセンサ出力値を検知することによって、汚れ検知精度を向上させ、洗浄水の汚れ量を正確に判定することができ、洗浄槽に収納した食器の量に応じた最適な洗浄状態で洗浄工程を行うことができ、省エネ性、節水性、利便性、正確性、信頼性を向上させることができる。
次に、図4に示された食器洗い機において、本発明の動作について図面を参照しながら説明する。図6は同実施の形態に係る食器洗い機の処理手順を示すフローチャートを示すものである。以下に本実施の形態におけるフローを説明する。
まず、図4のような食器洗い機において、洗浄ポンプ17および洗浄槽12の間に、図5のような透過型の汚れ検知手段30が水平方向に設置されている。まず、出荷前に、汚れ検知手段30のセンサ出力の初期値を記憶手段に保存しておいた食器洗い機を出荷設置後、食器を収納し、運転入りボタンが押下されると、汚れ検知手段30のセンサ出力を検知し、この得られたセンサ出力と、記憶手段に保存されている初期値とを比較する(ステップS6)。この初期値とセンサ出力値が同程度かどうか比較し(ステップS11)、初期値に比べてセンサ出力値が小さい場合は発光部の出力を向上させて、センサ出力値ができるだけ初期値に近くなるようにフィードバックをかける(ステップS12)。このセンサ出力値が初期値と同じレベルであれば洗浄運転を開始する(ステップS13)次に、洗浄水が給水手段16を用いて洗浄槽12内にある程度流れ込み、この水が洗浄ポンプ17を介して洗浄槽12内外へ循環する。この時、この循環する水は汚れ検知手段30の設置されている配管内も通過し、汚れ検知手段によってその透過率を検知することができる(ステップS14)。この得られたセンサ出力値を初期値と比較したりすることによって洗浄水の汚れ量を判定することができる(ステップS15)。この汚れ量を検知することによって、洗浄・すすぎ工程における時間や温度を制御することができる。
このように洗浄水の通る配管に赤外光からなる波長の光センサから成る汚れ検知手段30を洗浄水の通過方向に対して垂直方向に対向して設置し、この汚れ検知手段から得られる出力値を出荷前に記憶させた汚れ検知手段の初期値と比較させ、出力値が小さければ発光強度を大きくし、センサ出力値を初期値と同じレベルにすることによって、配管内での蓄積した汚れ量を検知することでき、さらに洗浄中に汚れ検知手段からの出力値を検知することによって、洗浄水の汚れ量を正確に判定することができ、汚れの量に応じて洗浄時間や温度にフィードバックし最適な洗浄・すすぎ工程を行うことができるので、省エネ性、節水性、利便性、正確性、信頼性を向上させることができる。
特に、食器洗い機においては、長年の使用によって油等のがんこな汚れが配管等に蓄積することがあるので、この蓄積した汚れを洗浄前にこの汚れ検知手段を用いることによって検知し、その蓄積汚れを相殺して洗浄水の汚れ量を正確に判定して洗浄・すすぎ運転を行うことができるので、非常に効率良く、省エネ性、節水性の優れた食器の洗浄を行うこ
とができる。
以上のような構成とすることにより、本発明の実施の形態によれば、発光部と受光部とが対向した光センサからなる汚れ検知手段を洗浄水の通過方向に対して垂直方向に設置して、配管内等の蓄積した汚れ量を判定することができるので、洗浄中の洗浄水の汚れ量を精度良く検知することができ、これらの汚れ量の情報をもとに食器洗い機の基本動作である洗浄・すすぎ各工程を最適状態で運転することができるので、食器洗い機の省エネ性、節水性、利便性、正確性、信頼性を確実に向上させることができるものである。
(実施の形態3)
図4に示された食器洗い機において、本発明の動作について図面を参照しながら説明する。図7は同実施の形態に係る食器洗い機の処理手順を示すフローチャートを示すものである。以下に本実施の形態におけるフローを説明する。
まず、図4のような食器洗い機において、洗浄ポンプ17および洗浄槽12の間に、図5のような透過型の汚れ検知手段30が水平方向に設置されている。まず、出荷前に、汚れ検知手段30のセンサ出力の初期値を記憶手段に保存しておいた食器洗い機を出荷設置後、食器を収納し、運転入りボタンが押下されると、汚れ検知手段30のセンサ出力を検知し、この得られたセンサ出力と、記憶手段に保存されている初期値とを比較する(ステップS6)。この初期値とセンサ出力値が同程度かどうか比較し(ステップS11)、初期値に比べてセンサ出力値が小さい場合は発光部の出力を向上させて、センサ出力値ができるだけ初期値に近くなるようにフィードバックをかける(ステップS12)。このセンサ出力値が初期値と同じレベルであれば洗浄運転を開始する(ステップS21)次に、洗浄水が給水手段16を用いて洗浄槽12内にある程度流れ込み、この水が洗浄ポンプ17を介して洗浄槽12内外へ循環する。この時、この循環する水は汚れ検知手段30の設置されている配管内も通過し、汚れ検知手段30によってその透過率を検知することができる(ステップS22)。この得られたセンサ出力値の絶対値から洗浄水の汚れ量を判定することができる(ステップS23)。この汚れ量を検知することによって、洗浄・すすぎ工程における時間や温度を制御することができる。
例えば、汚れ検知手段30の初期値が4であったものに対して、センサ出力が3になっていれば、汚れが少し蓄積されたと判断し、発光部の出力を少し上げて、センサ出力を4になるようにする。その後、洗浄中のセンサ出力を取得すると2であったとすると、このセンサ出力の絶対値から汚れ量を判定することができる。
このように洗浄水の通る配管に赤外光からなる波長の光センサから成る汚れ検知手段30を洗浄水の通過方向に対して垂直方向に対向して設置し、この汚れ検知手段から得られる出力値を出荷前に記憶させた汚れ検知手段の初期値と比較させ、出力値が小さければ発光強度を大きくし、センサ出力値を初期値と同じレベルにすることによって、配管内での蓄積した汚れ量を検知することでき、さらに洗浄中に汚れ検知手段からの出力値を検知しその絶対値から、洗浄水の汚れ量を正確に判定することができ、汚れの量に応じて洗浄時間や温度にフィードバックし最適な洗浄・すすぎ工程を行うことができるので、省エネ性、節水性、利便性、正確性、信頼性を向上させることができる。
(実施の形態4)
次に、図4に示された食器洗い機において、本発明の動作について図面を参照しながら説明する。図8は同実施の形態に係る食器洗い機の処理手順を示すフローチャートを示すものである。以下に本実施の形態におけるフローを説明する。
まず、図4のような食器洗い機において、洗浄ポンプ17および洗浄槽12の間に、図
5のような透過型の汚れ検知手段30が水平方向に設置されている。まず、出荷前に、汚れ検知手段30のセンサ出力の初期値を記憶手段に保存しておいた食器洗い機を出荷設置後、食器を収納し、運転入りボタンが押下されると、汚れ検知手段30のセンサ出力を検知し、この得られたセンサ出力と、記憶手段に保存されている初期値とを比較する(ステップS6)。この初期値とセンサ出力値が同程度かどうか比較し(ステップS11)、初期値に比べてセンサ出力値が小さい場合は発光部の出力を向上させて、センサ出力値ができるだけ初期値に近くなるようにフィードバックをかける(ステップS12)。このセンサ出力値が初期値と同じレベルであれば洗浄運転を開始する(ステップS31)次に、洗浄水が給水手段16を用いて洗浄槽12内にある程度流れ込み、この水が洗浄ポンプ17を介して洗浄槽12内外へ循環する。この時、この循環する水は汚れ検知手段30の設置されている配管内も通過し、汚れ検知手段によってその透過率を検知することができる(ステップS32)。この得られたセンサ出力値の絶対値と相対値とから洗浄水の汚れ量を判定することができる(ステップS33)。この汚れ量を検知することによって、洗浄・すすぎ工程における時間や温度を制御することができる。
例えば、汚れ検知手段の初期値が5であったものに対して、センサ出力が3になっていれば、汚れがかなり蓄積されたと判断し、発光部の出力を上げて、センサ出力を5になるようにする。その後、洗浄中のセンサ出力を取得すると2であったとすると、このセンサ出力の絶対値と相対値とから汚れ量を判定することができる。
このように洗浄水の通る配管に赤外光からなる波長の光センサから成る汚れ検知手段30を洗浄水の通過方向に対して垂直方向に対向して設置し、この汚れ検知手段30から得られる出力値を出荷前に記憶させた汚れ検知手段30の初期値と比較させ、出力値が小さければ発光強度を大きくし、センサ出力値を初期値と同じレベルにすることによって、配管内での蓄積した汚れ量を検知することでき、さらに洗浄中に汚れ検知手段からの出力値を検知しその絶対値と相対値とから、洗浄水の汚れ量を正確に判定することができ、汚れの量に応じて洗浄時間や温度にフィードバックし最適な洗浄・すすぎ工程を行うことができるので、省エネ性、節水性、利便性、正確性、信頼性を向上させることができる。
以上のような構成とすることにより、本発明の実施の形態によれば、発光部と受光部とが対向した光センサからなる汚れ検知手段30を洗浄水の通過方向に対して垂直方向に設置して、洗浄水内の汚れをその波長での透過率で検知し、それら出力信号の絶対値や相対値から汚れ量を検出することができるので、これらの汚れ情報をもとに食器洗い機の基本動作である洗浄・すすぎ工程時の洗浄時間や温度を最適にすることができ、食器洗い機の省エネ性、節水性、利便性、正確性、信頼性を確実に向上させることができるものである。
また、これらの食器洗い機の制御手段で上記運転方法を行うためには、CPUコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な独自のプログラムが必要である。本実施の形態で説明した手段は、CPU(またはマイコン)、RAM、ROM、記憶・記録装置、I/Oなどを備えた電気・情報機器、コンピュータ、サーバ等のハードリソースを協働させるプログラムの形態で実施してもよい。プログラムの形態であれば、磁気メディアや光メディアなどの記録媒体に記録したりインターネットなどの通信回線を用いて配信することで新しい機能の配布・更新やそのインストール作業が簡単にできる。
以上のように、本発明は、汚れ量を正確に検知し、汚れ量の検知精度を向上させることができ、この検知した汚れ量をもとに、効率良く食器の洗浄・すすぎを行うことができるので、食器洗い機の省エネ性、節水性、信頼性を確実に向上させることができ、家庭用の
食器洗い機及び食器洗い乾燥機に対して有用である。
また、家庭用に限らずオフィスや工場等の業務用など食器洗い機及び食器粗い乾燥機においても利用可能である。
11 開閉部
12 洗浄槽
13 食器カゴ
14 食器
15 洗浄ノズル
15a 噴射口
21 判定手段
30 汚れ検知手段
40 発光部
41 受光部

Claims (5)

  1. 被洗浄物に洗浄水を噴射して洗浄する食器洗い機であって、
    被洗浄物を収容する洗浄槽と、前記洗浄槽内に給水する給水手段と、前記洗浄槽内の被洗浄物を洗浄する洗浄手段と、前記洗浄槽内を循環する洗浄水の汚れの程度を検知する汚れ検知手段と、前記汚れ検知手段からの出力信号から洗浄水の汚れ度合いを判定する判定手段と、を備え、
    食器洗い機が使用者に使用される前に前記汚れ検知手段を作動させることにより得られる前記汚れ検知手段の出力値を基準値として記憶しておき、使用者が食器洗い機を使用する場合の運転の初期における前記汚れ検知手段の出力結果を前記基準値と比較する食器洗い機。
  2. 前記判定手段は、
    前記基準値を記憶する記憶手段と、最初の給水前における前記汚れ検知手段の最初の出力値と前記基準値とを比較する比較手段と、を有する請求項1に記載の食器洗い機。
  3. 前記判定手段は、
    前記基準値と前記最初の出力値とを比較し、前記出力値が前記基準値と略同じであると判定した場合、前記出力値の絶対値を用いて洗浄水の汚れ度合いの判定をする請求項1又は2に記載の食器洗い機。
  4. 前記判定手段は、
    前記基準値と前記最初の出力値とを比較し、前記出力値が前記基準値と略同じであると判定した場合、前記出力の絶対値を検出し、前記基準値と前記出力値の絶対値との差を用いて洗浄水の汚れ度合いの判定をする請求項1〜3のいずれか1項に記載の食器洗い機。
  5. 前記汚れ検知手段は、光を発する発光部と、前記発光部の光を受光を受光部とを備え、
    前記判定手段は、前記基準値と前記最初の出力値とを比較し、前記出力値が前記基準値より小さいと判定すると、前記発光部の出力を大きくして前記出力値が前記基準値と略同じになるようにする請求項1〜4のいずれか1項に記載の食器洗い機。
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