JP2011038284A - 機械式駐車装置の入出庫方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 出庫処理を行う場合に、出庫する車種のデータと入庫予約データエリアの先頭のデータの車種を比較し、入庫可能と判断した場合には、出庫作業の完了後、次の出庫作業に先立って入庫可能な車種に応じて入庫予約に基づく入庫処理を割り込ませて行う。
これにより、空になったパレットを戻すことなく、そのまま入庫に利用することで、出庫待ちの利用者の待ち時間を増大することなく、入庫待ちの利用者の待ち時間を短縮して効率良く入出庫させるようにし、機械式駐車装置を効率的に運転できるようにする。
【選択図】 図1
Description
S102:次に、利用者は入庫口の手前まで走行して車両を止め、駐車券をオペレータに渡したり、利用者自身で、入庫口の近傍に設置してある入口操作盤のリーダーに駐車券を挿入し、必要に応じて車種に応じた車種ボタンを選択操作する。
S103:すると、駐車券に格納すべき棚番号が割り付けられて書き込まれるとともに、必要に応じて車種データが書き込まれた後、駐車券が返却される。
この駐車券の挿入と同時に、機械式駐車装置では、制御装置から入庫準備作業の指令が出力され、入出庫フロアにパレットが移動されたのち、入庫口のパネルドアが開かれる。
S104:利用者は、パレット上に入庫した後、ドライバーおよび同乗者が降車する。
S105:利用者が退出したことを確認してオペレータまたは利用者がパネルドアを閉じる操作を行う。
S106:こうして安全が確認された後、扉が閉まることで、入庫作業が完了する。
S111:料金精算機に駐車券を挿入し、料金を精算した後、精算済であることが書き込まれた駐車券を受け取る。
S112:利用者は、駐車券を出庫口近傍の出庫操作盤のリーダーに挿入したり、オペレータに渡して出庫操作盤のリーダーに挿入する。
すると、出庫操作盤では、棚番号を読み取り、そのデータを制御装置に出力し、制御装置を介して読み取った棚番号のパレットを入出庫フロアに移動する出庫作業開始の指令が出力される。
S113:そして、入出庫フロアに車両が移動された後、安全が確認され、出庫口のパネルドアが開かれる。
S114:利用者は入出庫フロア内に入室し、車両に乗車して出庫口から出庫する。
S115:出庫が完了した後、オペレータまたは、利用者あるいは所定時間経過後にパネルドアが閉じられる。これにより、制御装置では、出庫した駐車券に関する棚番号や車種データが消去される。
こうして入庫から出庫までの利用者の操作および入出庫の制御を含むすべての操作が完了する。
この発明の機械式駐車装置の入出庫方法が適用される機械式駐車装置には、図5で説明したように、入庫口1と出庫口2とが別々に設けられて通り抜けることができるようにしてあり、入庫口1に入口操作盤3が設けられるとともに、出庫口2に出口操作盤4が設けてある。なお、機械式駐車装置は、図示省略したが、例えば地上に設けられる立体駐車場のエレベータ方式、垂直循環方式の機械式駐車装置などや地下に設けられて昇降用のリフトと移動台車とを組み合わせた平面往復方式の機械式駐車装置などのいずれでも良く、これまでの機械式駐車装置の場合と同様に、図6に示した制御系統のブロックを示す制御装置5などを介して自動運転制御され、図7に示したフロー図にしたがって入庫や出庫が行われるようになっている。
さらに、制御装置5には、予約データエリア13が設けられ、入口操作盤3および出口操作盤4から入力される入庫予約データおよび出庫予約データを入出庫を区別することなく、入力操作順である受け付けた順番に入力・記憶することができるようにしてある。
S12:予約データエリア13の先頭のデータを作業データエリア14の作業データエリアAに受け付ける。
S13:これにより、予約データエリア13の先頭のデータに応じて入庫又は出庫が行われる。
S14:入出庫作業の開始とともに、予約データエリア13の2番目のデータの有無を判定する。
S15:予約データエリア13に2番目のデータが存在すれば、これを作業データエリア14の作業データエリアBに受け付ける。
S16:予約データエリア13に2番目のデータが存在しない場合には、入出庫作業を終了する。
S17:次に作業データエリアAのデータに基づく入出庫の完了を確認する。
S18:入出庫が完了した後、作業データエリアBのデータを作業データエリアAに繰り上げる。
S19:この繰り上げた作業データに基づく入出庫を処理する。
S20:この後、予約データエリア13の予約データの有無を判定することから繰り返すことで、入出庫処理が予約データエリア13に入力・記憶された順番に処理される。
このため、制御装置5では、入口操作盤3および出口操作盤4からのそれぞれの入庫予約データエリア11、出庫予約データエリア12および予約データエリア13に入力操作された順番の順序データとともに、車種データを入力記憶しておく。
なお、この車種データはこれらの入庫予約データエリア11、出庫予約データエリア12および予約データエリア13への順序データとともに、入力記憶させる場合に限らず、駐車券や定期券のデータとリンクさせることで、駐車券や定期券のデータから読み取ることができるようにしておくこともできる。
この入庫作業指令に基づく機械式駐車装置の具体的な自動運転制御は、予約データとリンクした当該駐車券のデータに基づいて制御装置5で行われ、これまでの自動運転による入庫の制御と同様にして行われるものであり、ここでは、省略する。
S51:予約データエリア13の先頭のデータを作用データエリア14の作業データエリアAに受け付ける。
S52:受け付けたデータが入庫予約データであるか、出庫予約データであるかを判定する。
S53:作業データエリアAに受け付けたデータが出庫予約データである場合には、入庫割込み処理が開始される。
S54:作業データエリアAに受け付けたデータが入庫予約データである場合には、通常の入出庫処理が行われる。
S55:作業データエリア14のエリアAの出庫予約データ1の車種データと入庫予約データエリア11の入庫予約データ3の車種データとを比較し、一致するか否かを判定する。
S56:車種が一致して入庫可能と判定した場合には、入庫予約データエリア11の先頭の入庫予約データ3を作業データエリア14の作業データエリアBに受け付ける。
S57:車種が一致しない場合には、通常の入出庫処理が行われ、作業を終了する。
S58:次に作業データエリアAのデータに基づく出庫の完了を確認する。
S59:出庫が完了した後、作業データエリアBのデータを作業データエリアAに繰り上げて、割り込みの入庫処理を開始する。
S60:この割り込ませた作業データに基づく入庫が完了した後、予約データエリア13からの先頭のデータの受け付けに戻り、繰り返し入出庫を処理する。
2 出庫口
3 入口操作盤
4 出口操作盤
5 制御装置
5a 処理部
5b 記憶部
8 中央監視盤
11 入庫予約データエリア
12 出庫予約データエリア
13 予約データエリア
14 作業データエリア
Claims (3)
- 入庫口と出庫口とが別々に設けられた機械式駐車装置の入出庫方法であって、
入出庫を管理する制御装置に、入口操作盤から入力される順番に従って入庫予約データを記録する入庫予約データエリアと、出口操作盤から入力される順番に従って出庫予約データを記録する出庫予約データエリアと、前記入口操作盤および前記出口操作盤から入力される入庫予約データおよび出庫予約データを入力される順番に従って記録する予約データエリアを設ける一方、
前記入庫予約データエリアのデータ、前記出庫予約データエリアのデータおよび前記予約データエリアのデータを読み込んで入出庫作業を行う作業の順番を処理し入庫または出庫が完了した後読み込みデータを消去する入出庫の作業データエリアを設け、
この作業データエリアには、前記予約データエリアに入力記録されたデータの順番に従ってデータを移動して入出庫処理を行うとともに、前記出庫予約データエリアのデータに基づく出庫処理を行う場合には、当該出庫処理を行う出庫予約データエリアのデータおよび車種データと前記入庫予約データエリアの先頭のデータおよび車種データとを比較して入庫可能と判定した場合には、入庫予約データエリアの先頭のデータを作業データエリアに移動して出庫完了後入庫予約データを繰り上げて入庫処理を割り込ませるように入出庫の順番を定めることを特徴とする機械式駐車装置の入出庫方法。 - 前記車種データを、前記入口操作盤に挿入される駐車券または定期券に入力記録するとともに、前記入力操作盤で入力操作されたデータとリンクさせて出庫処理の場合に車種を判定するようにしたことを特徴とする請求項1記載の機械式駐車装置の入出庫方法。
- 前記機械式駐車装置を、1車種のみ入庫可能に構成し、前記作業データエリアには、入力記録されたデータの順番に従って移動された入庫予約データエリアのデータおよび出庫予約データエリアのデータに基づく入出庫処理を行うとともに、出庫予約データエリアのデータに基づく出庫処理が行われた後は、入庫予約データの存在により当該入庫予約データを移動して入庫処理を割り込ませるように入出庫の順番を定めることを特徴とする請求項1または2記載の機械式駐車装置の入出庫方法。
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