JP2011036400A - 電気炊飯器 - Google Patents

電気炊飯器 Download PDF

Info

Publication number
JP2011036400A
JP2011036400A JP2009186279A JP2009186279A JP2011036400A JP 2011036400 A JP2011036400 A JP 2011036400A JP 2009186279 A JP2009186279 A JP 2009186279A JP 2009186279 A JP2009186279 A JP 2009186279A JP 2011036400 A JP2011036400 A JP 2011036400A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
heating
control
rice
rice cooker
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2009186279A
Other languages
English (en)
Inventor
Shuhei Asaoka
修平 朝岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tiger Vacuum Bottle Co Ltd
Original Assignee
Tiger Vacuum Bottle Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tiger Vacuum Bottle Co Ltd filed Critical Tiger Vacuum Bottle Co Ltd
Priority to JP2009186279A priority Critical patent/JP2011036400A/ja
Publication of JP2011036400A publication Critical patent/JP2011036400A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Cookers (AREA)

Abstract

【課題】炊飯量の相違に拘わらず、常に所望のムラのない焦げ目加熱を行える電気炊飯器を提供する。
【解決手段】内鍋を加熱する内鍋加熱手段と、お焦げ加熱制御モードを設定するお焦げ加熱制御モード設定手段と、上記内鍋を通常の炊飯加熱制御モードにおける加熱温度よりも高いお焦げ加熱温度で加熱するお焦げ加熱制御手段とを備えてなる電気炊飯器において、上記お焦げ加熱制御手段は、或る設定温度を基準としてお焦げ加熱制御を開始するとともに、同お焦げ加熱制御開始後、上記お焦げ加熱制御開始時の設定温度とは異なる設定温度でお焦げ加熱制御を行うようにした。
【選択図】 図5

Description

本願発明は、お焦げ炊飯機能を備えた電気炊飯器に関するものである。
最近の電気炊飯器では、マイクロコンピュータ式の制御ユニットによって、ヒータやワークコイル等の加熱手段を適切に制御するとともに、操作スイッチによって所望に設定された各種の炊飯メニューのものを、所望の炊き上げレベルで美味しく炊き上げることができるようになっている。
中でも、例えば特許文献1に示すような内鍋を加熱する加熱手段と、おこげ加熱制御モード設定手段と、上記内鍋の加熱温度を、通常の炊飯加熱制御モードにおける加熱温度よりも高いおこげ加熱温度とするおこげ加熱制御手段とを備え、上記おこげ加熱制御手段は、所定の加熱停止制御時間を含んで上記おこげ加熱工程におけるおこげ加熱制御を実行するように構成されており、同加熱停止制御によって内鍋の加熱温度を上げることなく、余熱を含めたトータルの加熱時間を長くすることによって、確実に焦げめの形成を可能にしたものは、所望のレベルのお焦げご飯を炊くことができることから、お焦げの付いたご飯を好むユーザーの間で重宝されている。
このような従来のお焦げ制御では、例えば図7のタイムチャートに示すように、お焦げ制御工程(設定時間T0)におけるON,OFF加熱制御のOFF基準となる設定温度tは一定であり、内鍋の温度が、この基準温度t以上になると、炊飯ヒータ等の加熱手段をOFFにする一方、内鍋の温度が同基準温度tよりも低くなると、炊飯ヒータ等の加熱手段を上昇させるようにしている。
このような制御によると、内鍋温度の上昇しすぎ(オーバーシュート)を防ぎ、上記基準温度を或る程度超えたお焦げを形成するのに有効なレベルの加熱量(t以上の斜線領域を参照)を適度な時間内、間欠的に加えることにより、ムラのない均一な焦げ目の形成を可能とすることができる。
特開2003−325331号公報
ところで、以上のような或る設定温度を基準として加熱手段をON,OFFするお焦げ制御の場合、以上の説明からも理解されるように、ご飯に対して有効に焦げ目を付けるためには、図7中に斜線部で示す設定温度t以上の加熱量が一定量以上必要であり、そうでない場合にはトータルのお焦げ制御時間を長くしなければ有効な焦げ目レベルを実現することができない。
しかし、お焦げ制御時間を長くすると、結局炊飯時間も長くなり、利便性に欠けるとともに、省エネ性にも反する。
もちろん、この場合、上述の設定温度t自体を高くすることも考えられる。
しかし、炊き上げ検知後の水が少なくなったむらし前の段階で、高い温度で加熱することは、折角のご飯自体を硬くしてしまうことになり、好ましくない。
本願発明は、このような事情に基いてなされたもので、或る設定温度を基準としてお焦げ加熱制御を開始するとともに同お焦げ加熱制御開始後、上記お焦げ加熱制御開始時の設定温度とは異なる設定温度でお焦げ加熱制御を行うようにすることによって、加熱制御時間を長くすることなく、またお焦げ加熱制御のための設定温度を可能な限り低く維持できるようにした電気炊飯器を提供することを目的とするものである。
本願発明は、上記の目的を達成するために、次のような有効な課題解決手段を備えて構成されている。
(1) 請求項1の発明
この発明の電気炊飯器は、内鍋を加熱する内鍋加熱手段と、お焦げ加熱制御モードを設定するお焦げ加熱制御モード設定手段と、上記内鍋を通常の炊飯加熱制御モードにおける加熱温度よりも高いお焦げ加熱温度で加熱するお焦げ加熱制御手段とを備えてなる誘導加熱式電気炊飯器、上記お焦げ加熱制御手段は、或る設定温度を基準としてお焦げ加熱制御を開始するとともに、同お焦げ加熱制御開始後、上記お焦げ加熱制御開始時の設定温度とは異なる設定温度でお焦げ加熱制御を行うように構成されていることを特徴としている。
このような構成によると、お焦げ加熱制御開始時における設定温度を低くすることが可能となり、以後のお焦げ加熱制御の設定温度を複数の段階で変えることにより、トータルとして焦げ目を付けるのに必要な加熱量を確保しながら、しかも平均の設定温度を低くすることが可能となる。
したがって、お焦げ加熱制御開始時のオーバーシュートによる極端な焦げ付きを確実に回避しながら、トータルの制御時間を長くする必要もなく、もちろん設定温度も高くならないので、ご飯の硬化も生じない。
特に、上記のようにお焦げ加熱制御開始時の設定温度を低くすることができると、蓄熱量の大きいヒータプレートを有するヒータ式電気炊飯器の場合のオーバーシュートを小さくすることができ、ムラのない焦げ目を形成することができる。
その結果、お焦げ加熱制御時間を長くすることなく、かつ設定温度をも高くすることなく、良効な焦げ目を付けることが可能となる。
(2) 請求項2の発明
この発明の電気炊飯器は、上記請求項1の発明の構成において、上記複数の設定温度は、それぞれ判定された炊飯量に応じて可変設定されるようになっていることを特徴としている。
炊飯量が多い時は、少ない時に比べて水量も多く、必要とする加熱量も大きい。
したがって、上述したお焦げ加熱制御工程における複数の設定温度も同炊飯量に応じた適切な温度に設定される。
(3) 請求項3の発明
この発明の電気炊飯器は、上記請求項1又は2の発明の構成において、上記お焦げ加熱制御を行うお焦げ加熱制御時間は、判定された炊飯量に応じて設定されるようになっていることを特徴としている。
炊飯量が多い時は、少ない時に比べて水量も多く、必要とする加熱量も大きい。
したがって、上述したお焦げ加熱制御工程におけるお焦げ加熱制御時間も同炊飯量に応じた適切な時間に設定される。
(4) 請求項4の発明
この発明の電気炊飯器は、上記請求項1,2又は3の発明の構成において、上記複数の設定温度間の温度差は、設定された焦げ目レベルに応じて可変設定されるようになっていることを特徴としている。
複数の設定温度間の温度差を、設定された焦げ目レベルに合わせて適切に可変設定するようにすると、より高精度な焦げ目レベルの調節が可能となる。
以上の結果、本願発明によると、より短時間かつ低温度で炊飯量に応じた適切なお焦げ加熱制御を実現することが可能となる。
本願発明の実施の形態に係る電気炊飯器本体の全体的な構成を示す断面図である。 同電気炊飯器本体の操作パネル部分を示す正面図である。 同電気炊飯器本体内の要部であるマイコン制御ユニットを中心とする制御回路図である。 同電気炊飯器の炊飯制御全体の内容を示すタイムチャートである。 同電気炊飯器の「おこげ炊飯」制御の内容を示すフローチャートである。 同おこげ炊飯制御の内容を示すタイムチャートである。 従来の電気炊飯器における図6と同様のタイムチャートである。
1は外ケース、2は蓋ユニット、3は内鍋、6は内ケース、9はヒータプレート、H1はヒータ、40はマイコン式制御ユニットである。
以下、図1〜図6を参照して、本願発明の実施の形態に係る電気炊飯器の構成および作用を説明する。
<炊飯器本体の構造>
先ず図1には、例えば内鍋加熱手段として電気ヒータを採用した電気炊飯器の炊飯器本体部分の構造が示されている。
この電気炊飯器は、例えば炊飯と保温とを兼用する所謂炊飯ジャータイプのものに構成されている。そして、内部に内鍋3をセットし得るように構成された有底筒状の外ケース1と、該外ケース1の上部を覆蓋する蓋ユニット2とからなる容器本体を備えて構成されている。
上記外ケース1は、例えば合成樹脂からなる有底筒状のカバー部材4と、該カバー部材4の上端部に結合一体化された合成樹脂製の肩部材5とによって構成されており、その内部には、上記内鍋3を取り出し可能にセットするための有底筒状の内ケース6が設けられている。
該内ケース6は、例えば有底筒状の金属板よりなり、上記肩部材5の断面コ字状の内周縁部5aに対してその上端側外周縁部6aが嵌合され、その側壁部6bの外周面上下方向略中央部には保温ヒータ(サブヒータ)H2が備えられている。また、該内ケース6の底壁部6cの中央部には、上記内鍋3の底部3aの下面中央部に対して接触するセンタセンサ7が設けられている。
該センタセンサ7は、上記内鍋3の底部3aの温度(つまりは、ごはんの温度)を検知する飯器温度検出手段として作用するものであり、温度検知素子としてサーミスタが採用されている。
また、上記内ケース6の底壁部6cの上方側には、上記センタセンサ7のサーミスタ部分を包囲するように飯器加熱手段としての炊飯ヒータ(メインヒータ)H1を備えたヒータプレート9が配設されている。このヒータプレート9は、上記内ケース6内にセットされた内鍋3の底部3aの下面から側部面に対応して隙間なく密着され、内鍋3の底部3aおよびその側面部を伝熱性良く加熱するようになっている。
一方、上記蓋ユニット2は、その外周面を構成する合成樹脂製の外カバー部10Aと、該外カバー部10Aの外周縁部内側における内枠部10Bと、該内枠部10Bの下面側に断熱材13を介して取り付けられた蓋ヒータH3付きの放熱板11と、該放熱板11の下方に着脱可能に設けられた内カバー12とによって図示のような中空構造に形成されている。そして、この蓋ユニット2は、上記肩部材5の後端側に対してヒンジ機構14を介して上下方向に回動自在に取り付けられており、その開放端側には、該蓋ユニット2の前端側所定の位置に対して係合して、該蓋ユニット2の閉塞状態を維持するロック機構15が設けられている。
また、符号16は、上記蓋ユニット2の中央部に設けられた蒸気逃がし通路、17は該蒸気逃がし通路16の下部に着脱可能に設けられたおねば戻し機能を有する蒸気放出パイプである。
さらに、炊飯器本体前部側の上記内ケース6と外ケース1との間の空間内には、上記炊飯ヒータH1、保温ヒータH2、蓋ヒータH3各々への通電制御を行うためのマイコン式の制御ユニット(後述する図3中の符号40を参照)を具備した制御基盤24Aが上下に延びる形で保持されている。
また、同じく炊飯器本体の外ケース前面部21には、当該炊飯器の操作部を構成する操作パネル21A,21Bが、上下2段に区分して設けられている。下方側操作パネル21Aには、例えば図2に示されるようにタイマー炊飯用の予約スイッチ22a、炊飯スイッチ22b、保温取消スイッチ22cが、また上方側の操作パネル21Bには、炊飯メニュー(例えば白米、早炊き、おこわ、おかゆ、玄米その他)を指定するメニュースイッチ22d、時計及びタイマーの時刻時設定スイッチ22e、同じく時計及びタイマーの時刻分設定スイッチ22f、液晶ディスプレイ29等が設けられている。
一方、同操作パネル21A,21Bの裏側には、上記液晶ディスプレイ29のディスプレイ駆動部および上記各種スイッチ22a〜22fのスイッチ部品を設けた操作基板24Bが設けられている。
なお、この実施の形態の場合、後述するように「お焦げ制御」機能が付加されているが、同お焦げ制御機能は、例えば上記炊飯スイッチ22bを連続して2回押すことにより設定されるようになっており、設定されると例えば図2に示すように、液晶ディスプレイ29の画面上に設定状態が表示される。
<制御回路の構成>
上記電気炊飯器の制御回路は、例えば図3に示すように、炊飯ヒータH1、保温ヒータH2を駆動するトライアックTr1、蓋ヒータH3を駆動するトライアックTr2、これらトライアックTr1,Tr2を駆動(トリガー)するトライアック駆動回路32、炊飯ヒータH1をON,OFFさせるリレー(リレー接点RS、リレーコイルRL)、同リレーを駆動するリレー駆動回路33、AC電源回路からのAC電源電圧を電源トランス30を介して入力し、所定の直流電源電圧に整流する整流回路31、AC電源電圧のゼロクロス信号を基に必要な周波数同期信号を得る周波数同期信号発生回路34、上記整流回路31からの直流電源電圧を動作電圧とするとともに周波数同期信号発生回路34からの周波数同期信号をクロック信号として動作し、上記トライアック駆動回路32、リレー駆動回路33を作動制御するマイコン式の制御ユニット40、このマイコン式制御ユニット40に制御に必要な情報(内鍋3の温度、各種操作スイッチ22a〜22fの操作情報)を入力するセンタセンサ7および操作スイッチ22a〜22f、上記マイコン式制御ユニット40によって駆動制御されて、ユーザーに必要な情報を示す液晶ディスプレイ29、炊飯の完了等を報知するブザー19等により構成されている。
すなわち、同電気炊飯器では、センタセンサ7の感熱部からの温度検知信号と電源部からの周波数同期信号がマイコン式制御ユニット40へ入力され、それらの信号により炊飯量の判定およびそれに見合った加熱時間の制御を行う。ほかに保温温度の制御やタイマーの計時を行い、それぞれの状況によって液晶ディスプレイ29に必要な情報の表示を行ない、またブザー19を鳴らして必要な報知を行う。
(i) 炊飯ヒータの制御
炊飯ヒータH1の制御は、上記マイコン式制御ユニット40によりリレー(RS,RL)をON−OFFすることで行う。マイコン式制御ユニット40は、例えば図4のタイムチャートに示すように、炊飯開始後、初期水温を検知し、吸水工程を経て、センタセンサ7の感熱部により炊き上げ工程における温度上昇の勾配(ある温度T1からT2になるまでの時間)から炊飯量(例えば大量,中量,小量)を判定し、その判定結果から上記炊飯ヒータH1に通電する時間(通電率)を変え、加熱量を調節しながら炊飯する。そして、炊飯が完了する段階になると、内鍋3内の水が無くなり、センタセンサ7の感熱部の温度が100℃から急激に上昇するため、これを検知(炊き上げ検知)してお焦げ工程に入り、上記炊飯量に対応して制御時間が設定されているお焦げタイマー(設定時間T0)を駆動して「お焦げ制御」を行ない、さらにむらしタイマー(設定時間Tm)を駆動して「お焦げむらし制御」を行った後、炊飯ヒータH1等への通電を停止して炊飯を終了し、保温工程に進む。
(ii) 保温ヒータの制御
次に保温工程における保温ヒータH2の制御は、上記マイコン式制御ユニット40によりトライアックTr2をON−OFFすることにより行う。マイコン式制御ユニット40には、あらかじめユーザーにより目標とする保温温度が設定されており、センタセンサ7の感熱部の温度が同設定温度より低いと保温ヒータH2に通電され、高いと通電を停止して保温温度を一定に保つ。
(iii) 炊飯タイマー機構の制御
タイマーには必要に応じて減算式や時計式のものが任意に採用されるが、いずれも周波数同期信号発生回路34からの信号を基準としており、減算式のものでは炊飯が完了するまでの所要時間を、また時計式のものでは炊飯が完了する時刻を計時してスイッチをONするようにする。なお、必要により上記液晶ディスプレイ29に炊飯が完了するまでの時間や時刻を表示することも可能である。
<お焦げ制御>
ところで、この実施の形態のお焦げ制御の場合、例えば図4に示すように、上述の炊き上げ検知を行った後、所定の設定時間T0内、従来のような単一の固定温度ではなく、同従来の設定温度よりも低い最初の設定温度tから順次高くなる複数の設定温度t+αを基準として、炊飯ヒータH1のON,OFF(OFF)によるおこげ制御を行ない、それによって炊飯量が大量,中量,小量と異なっても、常に一定の焦げ度合のお焦げごはんを炊き上げることができるようになっている。
このようなお焦げ炊飯制御の内容(制御プログラム)を図5のフローチャートおよび図6のタイムチャートに示している。
すなわち、同制御では、上記炊き上げ検知によりお焦げ制御が開始されると、先ず予じめ設定されている図5のおこげ制御時間T0に対応したお焦げタイマーの計時動作をスタートさせる(ステップS1)。そして、続いて内鍋3の温度が図7の従来の設定温度よりも低い第1の設定温度(最初の設定温度)t以上に上昇しているか否かを判定する(ステップS2)。
その結果、NOの未だ内鍋3の温度が同第1の設定温度t以上に上昇していない時には、上述した炊飯ヒータH1、保温ヒータH2、蓋ヒータH3への通電状態を継続し(通電率も同一のままで)、内鍋3の温度を上記第1の設定温度tまで上昇させる(ステップS3)。他方、YESの内鍋3の温度が第1の設定温度t以上になった時は、上記各ヒータH1,H2,H3への通電を停止(OFFに)し、内鍋3の温度を上記第1の設定温度tよりも低く低下させる(ステップS4:図6のタイムチャートのa部参照)。
次に、それにより内鍋3の温度が上記第1の設定温度tよりも低くなったか否かを判定する(ステップS5)。その結果、NOの内鍋3の温度が上記第1の設定温度t以上の場合には、同判定結果がYESとなるまで、ステップS4の各ヒータH1,H2,H3の通電停止動作を継続する。他方、同判定の結果がYESの場合には、先ず次回のお焦げOFF制御のための設定温度を上記第1の設定温度tよりもα度高い第2の設定温度t+αに設定する(ステップS6)。
そして、その上で、現在の内鍋3の温度が、同第1の(最初又は前回の)設定温度tよりもα度高い第2の設定温度t+α以上になっているか否かを判定する(ステップS7)。
その結果、NOの未だ内鍋3の温度が同第2の設定温度t+α以上に上昇していない時には、上述した炊飯ヒータH1、保温ヒータH2、蓋ヒータH3への通電状態を継続し(通電率も同一のままで)、内鍋3の温度を同第2の設定温度t+α以上に上昇させる(ステップS8)。他方、YESの第2の設定温度t+α以上になっている時は、上記各ヒータH1,H2,H3への通電を停止(OFFに)し、内鍋3の温度を上記第2の設定温度t+αよりも低く低下させる(ステップS9:図6のb部参照)。
その後、上述したお焦げタイマーの設定時間T0のカウントアップ状態、すなわち同設定時間T0の経過を判定し、NOの場合にはYESとなるまで、上述のお焦げ制御を繰り返す一方(例えば図6のa〜b〜a〜のように)、YESの場合には、図4のタイムチャートに示すお焦げレベルのアップをも考慮したお焦げ制御後のむらし工程、すなわちお焦げむらし工程に進み、例えば予じめ設定された通常よりも長いお焦げむらし時間Tm内むらしを行う(ステップS11)。
そして、同お焦げむらし時間Tmが経過すると、最終的に炊飯終了のブザー報知を行って、保温工程に入る。
なお、以上の場合において、上記お焦げ制御時間T0は、例えば上述の炊飯量判定制御で判定された炊飯量(大量、中量、少量)に応じて炊飯量が大きい時ほど長くするようにしても良い。そのようにすると、より炊飯量に影響されることなく、一定のお焦げレベルを実現することができる。
以上のように、本実施の形態では、おこげ制御工程におけるオフ温度を異なる温度として複数(t,t±α・・・)もたせるようにし、しかも同オフ温度は従来よりも低く設定した最初のオフ温度を基準にして、同基準温度よりも所定温度αだけ高くするか(t+α)、または低くするようにしている(t−α)。例えば焦げ色強では同設定温度を上げ、焦げ色弱では同設定温度を下げる。
また、それにより、低くする温度によっては焦げを付けないようにすることもでき、通常の炊飯加熱制御の炊き上げ検知後の工程にも採用することができる。
そして、必要に応じ、設定された焦げ具合(焦げ色の強弱)によって、おこげ制御時間(タイマー時間)をも変更するようにしている。例えば焦げ色強では時間を延ばし、焦げ色弱では時間を短縮する。
このような構成によれば、従来に比べて、初期オーバーシュートによる焦げ付きを回避して、よりON,OFF回数の多い細かな温度制御で焦げムラを少なくし、炊飯量にかかわらず、常に一定のレベルのお焦げを加熱効率良く付けることができるようになる。
また、従来のようにお焦げ制御時間T0内、最後まで一定の均一なオフ温度で加熱制御する場合に比べて、お焦げの付き具合が良くなるので、お焦げ制御時間の短縮が可能となり、省エネ性能も向上する。また、必要以上の本体温度の上昇も抑えることができ、安全性の確保にもつながる。
さらにオフ温度が複数設けられたことで、センサーの感知やヒーターの電力差、電源事情等のバラツキ要因を吸収することが可能となる。
(他の実施の形態)
以上の実施の形態では、メインの加熱手段としてヒータH1を採用した場合について説明したが、これは例えばワークコイル等の電磁誘導加熱式のものである場合にも全く同様に適用することができる。

Claims (4)

  1. 内鍋を加熱する内鍋加熱手段と、お焦げ加熱制御モードを設定するお焦げ加熱制御モード設定手段と、上記内鍋を通常の炊飯加熱制御モードにおける加熱温度よりも高いお焦げ加熱温度で加熱するお焦げ加熱制御手段とを備えてなる電気炊飯器であって、上記お焦げ加熱制御手段は、或る設定温度を基準としてお焦げ加熱制御を開始するとともに、同お焦げ加熱制御開始後、上記お焦げ加熱制御開始時の設定温度とは異なる設定温度でお焦げ加熱制御を行うように構成されていることを特徴とする電気炊飯器。
  2. 上記複数の設定温度は、それぞれ判定された炊飯量に応じて可変設定されるようになっていることを特徴とする請求項1記載の電気炊飯器。
  3. 上記お焦げ加熱制御を行うお焦げ加熱制御時間は、判定された炊飯量に応じて設定されるようになっていることを特徴とする請求項1又は2記載の電気炊飯器。
  4. 上記複数の設定温度間の温度差は、設定された焦げ目レベルに応じて可変設定されるようになっていることを特徴とする請求項1,2又は3記載の電気炊飯器。
JP2009186279A 2009-08-11 2009-08-11 電気炊飯器 Pending JP2011036400A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009186279A JP2011036400A (ja) 2009-08-11 2009-08-11 電気炊飯器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009186279A JP2011036400A (ja) 2009-08-11 2009-08-11 電気炊飯器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2011036400A true JP2011036400A (ja) 2011-02-24

Family

ID=43764835

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009186279A Pending JP2011036400A (ja) 2009-08-11 2009-08-11 電気炊飯器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2011036400A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN117148743A (zh) * 2023-07-24 2023-12-01 佛山联创华联电子有限公司 一种智能电饭煲控制方法、系统、计算机设备及存储介质

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59146614A (ja) * 1984-02-03 1984-08-22 松下電器産業株式会社 炊飯器
JPS6135844B2 (ja) * 1979-05-09 1986-08-15 Tokyo Shibaura Electric Co
JPH1057236A (ja) * 1996-08-19 1998-03-03 Tiger Vacuum Bottle Co Ltd 電気炊飯器
JPH1099193A (ja) * 1996-09-30 1998-04-21 Tiger Vacuum Bottle Co Ltd 電気炊飯器
JP2000037291A (ja) * 1998-07-24 2000-02-08 Zojirushi Corp 圧力炊飯器
JP2003204875A (ja) * 2002-01-16 2003-07-22 Hitachi Hometec Ltd 炊飯器
JP2003325331A (ja) * 2002-05-15 2003-11-18 Tiger Vacuum Bottle Co Ltd 誘導加熱式電気炊飯器

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6135844B2 (ja) * 1979-05-09 1986-08-15 Tokyo Shibaura Electric Co
JPS59146614A (ja) * 1984-02-03 1984-08-22 松下電器産業株式会社 炊飯器
JPH1057236A (ja) * 1996-08-19 1998-03-03 Tiger Vacuum Bottle Co Ltd 電気炊飯器
JPH1099193A (ja) * 1996-09-30 1998-04-21 Tiger Vacuum Bottle Co Ltd 電気炊飯器
JP2000037291A (ja) * 1998-07-24 2000-02-08 Zojirushi Corp 圧力炊飯器
JP2003204875A (ja) * 2002-01-16 2003-07-22 Hitachi Hometec Ltd 炊飯器
JP2003325331A (ja) * 2002-05-15 2003-11-18 Tiger Vacuum Bottle Co Ltd 誘導加熱式電気炊飯器

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN117148743A (zh) * 2023-07-24 2023-12-01 佛山联创华联电子有限公司 一种智能电饭煲控制方法、系统、计算机设备及存储介质
CN117148743B (zh) * 2023-07-24 2024-03-26 佛山联创华联电子有限公司 一种智能电饭煲控制方法、系统、计算机设备及存储介质

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR20000009543A (ko) 전기압력보온밥솥과 그의 요리 제어 방법
JP5233095B2 (ja) 電気炊飯器
JP2011096590A (ja) 加熱調理器
JP2012247092A (ja) 加熱調理器
JP4969991B2 (ja) 加熱調理器
JP2007051806A (ja) 加熱調理器
JP4998177B2 (ja) 加熱調理装置
JP5056129B2 (ja) 加熱調理器
JP5103812B2 (ja) 炊飯器
JP2011036400A (ja) 電気炊飯器
JP2003325331A (ja) 誘導加熱式電気炊飯器
JP2008226750A (ja) 電磁調理器
JP3800191B2 (ja) パン発酵モード付電気炊飯器
JP4579187B2 (ja) 炊飯器
JP2006305048A (ja) 電気炊飯器
JP2007000394A (ja) 炊飯器
JP4102258B2 (ja) 誘導加熱調理器
JP2003334142A (ja) 電磁誘導加熱調理方法とこれに用いる電磁誘導加熱コンロ
JP5877311B2 (ja) 加熱調理器
JP2008307247A (ja) 誘導加熱調理器
JP3841057B2 (ja) パン焼き上げモード付電気炊飯器
JP7281804B2 (ja) ガス炊飯器
JPH0795922A (ja) 炊飯器
JP6899646B2 (ja) 加熱調理器
JP2005296247A (ja) 電気炊飯器

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20120106

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20120220

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120528

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130730

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130806

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20131203