JP2011035209A - 半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】大規模な容量素子を搭載した半導体装置において、容量素子内部に短絡故障が生じた場合でも、装置としての機能を維持して信頼性を確保する半導体装置を提供する。
【解決手段】半導体装置は、第1電圧と第2電圧との間に並列に接続される複数の容量ユニットを備える。複数の容量ユニットの各々は、容量素子と、容量遮断回路とを含む。容量素子の一方のノードは第1電圧に接続される。容量遮断回路は、第2電圧と容量素子の他方のノードとの間に接続される。容量遮断回路は、容量素子から流入するリーク電流によって閾値電圧が変動する不揮発性メモリセルを有し、容量素子から流入するリーク電流が所定値を超える場合に、不揮発性メモリセルの閾値電圧の上昇によって容量素子から第2電圧へ流出するリーク電流を遮断する。
【選択図】図3

Description

本発明は、大規模な容量素子を搭載する半導体装置に関する。
近年のプロセス微細化に伴い、フラッシュなどの不揮発性メモリ製造に必要な工程数は増加の一途をたどっている。製造工程における成膜やエッチング、露光の回数の増大は半導体基板上により多くの欠陥を生じる原因となり、半導体上のゲート酸化膜を含む容量素子の信頼性を確保することが困難になってきている。
例えば、特開平2−76251号公報には、チャージポンプ回路等の大規模な容量を含む装置において、絶縁破壊による動作不良を自動的に防ぐ技術が開示されている。半導体基板面上には、複数に分割されたポリシリコン電極PSiと、これと半導体基板との間に酸化膜が存在し、ポリシリコン電極PSiと半導体基板間に容量が構成している。ポリシリコン相互間は、細いアルミ配線Alで結線されている。
通常の状態においては、ポリシリコン電極は全て同じ配線で結線されているため、複数の電極が一体の容量素子として動作することができる。ここで、基板と電極との間に電位差が設けられ動作している際に、特定のポリシリコン電極にて容量を構成する酸化膜が破壊された場合、破壊した電極部に集中してリーク電流が流れる。このとき、電極相互間を接続している配線が細くしてあるので、破壊した電極部に接続している配線は絶縁破壊による異常なリーク電流によって溶断し、破壊したポリシリコン電極は装置から切り離される。
この技術においては、不良デバイスを除くためのヒューズ機能を配線が受け持っている。しかし、近年の微細化したプロセスにおいては、ヒューズとなるようなプロセスノードとして細い配線を安定して作成することは加工法上困難となっている。微細化したプロセスノードにおいては、配線幅に対するばらつきの影響が大きく、ヒューズが接続を切断する電流値を任意の値に揃えることは難しい。
また、特開2003−338553号公報には、破壊された静電保護素子へのリーク電流を遮断する不揮発性メモリを備えた半導体装置に関する技術が開示されている。
特開平2−76251号公報 特開2003−338553号公報
本発明は、大規模な容量素子を搭載した半導体装置において、容量素子内部に短絡故障が生じた場合でも、装置としての機能を維持して信頼性を確保する半導体装置を提供する。
以下に、[発明を実施するための形態]で使用される番号・符号を用いて、課題を解決するための手段を説明する。これらの番号・符号は、[特許請求の範囲]の記載と[発明を実施するための形態]との対応関係を明らかにするために付加されたものである。ただし、それらの番号・符号を、[特許請求の範囲]に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
本発明の観点では、半導体装置は、第1電圧(Vcap)と第2電圧(GND)との間に並列に接続される複数の容量ユニット(40)を備える。複数の容量ユニット(40)の各々は、容量素子(41)と、容量遮断回路(43)とを含む。容量素子(41)の一方のノードは第1電圧に接続される。容量遮断回路(43)は、第2電圧(GND)と容量素子(41)の他方のノードとの間に接続される。容量遮断回路(43)は、容量素子(41)から流入するリーク電流によって閾値電圧が変動する不揮発性メモリセル(50、51/52)を有し、容量素子(41)から流入するリーク電流が所定値を超える場合に、不揮発性メモリセル(50、51/52)の閾値電圧の上昇によって容量素子(41)から第2電圧(GND)へ流出するリーク電流を遮断する。
本発明の他の観点では、チャージポンプ回路は、第1電圧(Vcap)と第2電圧(GND)との間に並列に接続される複数の容量ユニット(40)と、第3電圧(VDD)に基づいて、所定の電圧まで昇圧して出力する昇圧回路(11)とを具備する。複数の容量ユニット(40)の各々は、一方のノードを第1電圧に接続される容量素子(41)と、第2電圧と容量素子の他方のノードとの間に接続される容量遮断回路(43)とを備える。容量遮断回路(43)は、容量素子(41)から流入するリーク電流によって閾値電圧が変動する不揮発性メモリセル(50、51/52)を有し、容量素子(41)から流入するリーク電流が所定値を超える場合に、不揮発性メモリセル(50、51/52)の閾値電圧の上昇によって容量素子(41)から第2電圧(GND)へ流出するリーク電流を遮断する。複数の容量ユニット(40)は、昇圧回路(11)の出力電圧を平滑化する。
本発明の他の観点では、半導体装置の機能維持方法は、第1電圧と第2電圧との間に並列に接続される複数の容量素子を備える半導体装置の機能維持方法であり、充放電ステップと、切り離すステップと、初期化ステップとを具備する。充放電ステップでは、複数の容量素子は充放電される。切り離すステップでは、複数の容量素子のうちの不良容量素子に所定の値を超えたリーク電流が流れたことを検知して、リーク電流を遮断するスイッチが開放され、不良容量素子は切り離される。初期化ステップでは、半導体装置を使用する前に、スイッチは、回路を閉成するように初期化される。
本発明によれば、容量素子内部に短絡故障が生じた場合でも、装置としての機能を維持して信頼性を確保する容量素子を搭載する半導体装置を提供することができる。
本発明の第1の実施の形態に係るチャージポンプ回路の構成を示す図である。 押上容量ユニットの構成を示す図である。 安定化容量ブロックの構成を示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係る容量ユニットの構成を示す回路図である。 本発明の第2の実施の形態に係るチャージポンプ回路の構成を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係る容量ユニットの構成を示す回路図である。 本発明の第2の実施の形態に係る容量遮断回路のセル構成例を示す平面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る容量遮断回路のセル構成例を示す断面図Aである。 本発明の第2の実施の形態に係る容量遮断回路のセル構成例を示す断面図Bである。 本発明の第2の実施の形態に係る容量ユニットの構成の変形例を示す回路図である。 本発明の第2の実施の形態に係る容量ユニットの構成の変形例を示す回路図である。 本発明の第3の実施の形態に係る安定化部の構成を示す図である。 本発明の第3の実施の形態に係る容量ユニットの構成を示す回路図である。 本発明の第3の実施の形態に係る容量ユニットの構成を示す回路図である。 本発明の第3の実施の形態に係るリフレッシュ動作を説明するフローチャートである。
(第1の実施の形態)
図を参照して、第1の実施の形態を説明する。大規模な容量素子を搭載する半導体装置として、チャージポンプ回路を有する半導体装置を例として説明する。図1に、半導体装置に搭載されるチャージポンプ回路の構成が示される。チャージポンプ回路は、電源電圧から所望の電圧に昇圧する昇圧部11と、昇圧された電圧を安定化する安定化部21とを具備する。
昇圧部11は、種々の構成が知られているが、ここでは、押上容量ユニット31〜3n、抵抗素子14〜15、比較器16、発振器17、クロックドライバ18、トランジスタ19を備える。押上容量ユニット31〜3nは、図2に示されるような押上容量ユニット3kがn段縦続接続されている。
押上容量ユニット3kは、容量素子130と、クロック信号CLKおよびその反転信号であるクロック信号CLKNによって駆動されるトランジスタ131〜134とを備える。クロック信号CLKは、トランジスタ131およびトランジスタ132のゲートに接続される。クロック信号CLKNは、トランジスタ133および134のゲートに接続される。1段分の押上電圧となる電源電圧VDDと出力電圧Vcapoとの間にトランジスタ131および134が直列に接続される。前段の押上容量ユニットから出力された入力電圧Vcapiと接地電圧GNDとの間にトランジスタ133および132が直列に接続される。トランジスタ131とトランジスタ134との接続ノードと、トランジスタ133とトランジスタ132との接続ノードとの間に容量素子130が接続されている。
クロック信号CLKによりトランジスタ131および132がオン状態になり、クロック信号CLKNによりトランジスタ133および134がオフ状態になると、電源電圧VDD−トランジスタ131−容量素子130−トランジスタ132−接地電圧GNDの経路が形成される。このとき、容量素子130は電圧Vddになるように充電される。クロック信号CLKによってトランジスタ131および132がオフ状態になり、クロック信号CLKNによってトランジスタ133および134がオン状態になると、入力電圧Vcapi−トランジスタ133−容量素子130−トランジスタ134−出力電圧Vcapoの経路が形成される。したがって、押上容量ユニット3kは、入力電圧Vcapiに容量素子130の電圧Vddを加えた電圧を出力電圧Vcapoとして出力する。
ここで、押上容量ユニット31〜3n中の容量素子130が絶縁破壊を起こしていた場合の動作を考える。クロック信号CLKによってトランジスタ131、132がオン状態のとき、容量素子130は電源電圧VDDと接地電圧GNDとに接続される。このとき、容量素子130にてリーク電流が流れるが、前段の押上容量ユニットから出力された入力電圧Vcapi、および後段の押上容量ユニットに出力する出力電圧Vcapoに対しては、トランジスタ133、134によって遮断されているため、リーク電流の影響はない。クロック信号CLKNによってトランジスタ133、134がオン状態になるとき、容量素子130は導通状態であるため、電圧Vcapiと電圧Vcapoとが同電圧となり、期待される昇圧は無いことになる。しかし、電源電圧VDD、接地電圧GNDに接続する経路はトランジスタ131、132によって遮断されているため、昇圧電圧の低下はあるものの装置動作に対しての致命的な故障は発現しない。
このように、押上容量ユニット3kは、入力電圧Vcapiに容量素子130に充電される電圧を加えて出力する。昇圧部11はこれを必要数だけ縦続接続して所望の電圧を生成する。なお、本実施の形態では、初段の押上容量ユニット31の入力電圧Vcapiは、電源電圧VDDである。また、最終段の押上容量ユニット3nの出力電圧Vcapoは、間欠的に出力されることになり、これを平滑化する大容量の安定化容量素子が必要である。安定化容量素子は、平滑化する電圧が高いために高耐圧である必要があり、大容量とするために大面積となる。この安定化容量素子は安定化部21により実現される。昇圧部11の押上容量ユニット3nの出力電圧Vcapoは、安定化部21により平滑化されてチャージポンプ回路の出力電圧CPOになる。
チャージポンプ回路の出力電圧CPOは、抵抗素子14、15によって分圧され、比較器16に入力される。比較器16は、その分圧された電圧と基準電圧Vrefとを比較し、比較結果を発振器17に出力する。発振器17は、分圧された電圧が基準電圧Vrefを超えると発振を止め、分圧された電圧が基準電圧Vrefを下回ると発振を開始する。クロックドライバ18は、発振器17の出力に基づいて、クロック信号CLKおよびCLKNを生成して押上容量ユニット31〜3nに供給する。したがって、出力電圧CPOが所定の電圧より低くなると、クロック信号CLK/CLKNが供給されて押上容量ユニット31〜3nが動作し、出力電圧CPOは上昇する。出力電圧CPOが所定の電圧を超えると、クロック信号CLK/CLKNは停止し、出力電圧CPOは放電によって徐々に低下する。このようにして、昇圧部11は、出力電圧CPOを一定に保つように動作する。なお、トランジスタ19は、信号CPPに応答して昇圧部11の昇圧動作を制御するスイッチとして機能する。昇圧部11は、トランジスタ19がオン状態で昇圧動作を行い、オフ状態で動作を停止する。
安定化部21は、安定化容量ブロック24、レギュレータ26、トランジスタ27〜28を備える。安定化容量ブロック24は、図3に示されるように、電圧Vcapと接地電圧GNDとの間に、複数の容量ユニット40が並列に接続されている。容量ユニット40は、直列に接続される容量素子41と容量遮断回路43とを含む。並列に接続された容量ユニット40は、一つの容量素子のごとく働く。並列に接続された複数の容量ユニット40のうちの1つの容量ユニット40に含まれる容量素子41が絶縁破壊により電圧Vcapと接地電圧GNDとの間を短絡しても、容量遮断回路43によりその不良容量素子41を接地電圧GNDから遮断することにより、安定化容量ブロック24の機能は維持される。
容量遮断回路43は、図4に示されるように、フラッシュメモリセル50を備える。フラッシュメモリセル50は、CHE(Channel Hot Electron)書き込み可能なフラッシュメモリセルであり、容量素子41のヒューズとして使用される。したがって、動作時には、フラッシュメモリセル50のコントロールゲートに電圧Vcgが印加される。このフラッシュメモリセル50は、チャージポンプ回路が出力を供給するフラッシュメモリセルと同一の工程、あるいは少ない追加工程にて製造することができる。フラッシュメモリセル50は、そのソース/ドレイン/ウェルプロファイル、ゲート長、拡散層幅を、動作が好適に行われるように適宜調整して製造される。
レギュレータ26は、この容量遮断回路43を動作させる電圧Vcgを供給する。トランジスタ29、27は、信号CPPに応答して安定化容量ブロック24の動作を制御するスイッチとして機能する。トランジスタ29は、オン状態でレギュレータ26に電圧VDDを供給する。レギュレータ26は、電圧VDDから電圧Vcgを生成し、トランジスタ27を介して安定化容量ブロック24に供給する。トランジスタ28は、安定化容量ブロック24の初期化時等に容量遮断回路43の初期化(消去)電圧Versを電圧Vcgとして印加するためのスイッチとして機能する。外部から直接一時的に電圧Versを印加する場合、トランジスタ28を省略することは可能である。トランジスタ27は、レギュレータ26に電圧VDDが供給されていないときに、消去用の電圧Versがレギュレータ26に印加されないように保護する。
安定化容量ブロック24を実使用に供する際に、容量ユニット40を初期化する。製造直後、容量ユニット40内のフラッシュメモリセル50は、どのような状態であるか不定であり、初期化としてフラッシュメモリセル50の消去処理が行われる。消去処理によって、フラッシュメモリセル50は、閾値電圧Vtが下がって低抵抗の状態になる。この初期化は、ウェルテストやチップ選別の際に、外部から所要電圧を供給することで行われても良い。
消去処理を行う時、信号CPPは不活性を示し、昇圧部11のトランジスタ19、安定化部21のトランジスタ27、29はオフ状態になる。昇圧部11は動作せず、電圧Vcapは0となっている。消去動作を指示する信号ERSおよび消去用の電圧Versを外部から供給する。信号ERSが活性化すると、電圧Versが、レギュレータ26から出力される電圧の代わりに安定化容量ブロック24に供給される。なお、トランジスタ28を設けずに、消去用の電圧Versを安定化容量ブロック24に直接供給してもよい。
フラッシュメモリセル50の昇圧部11側のノードは、昇圧部11が動作していないためオープン状態になっており(以降ドレイン側ノードと呼ぶ)、反対側のノードは接地電圧GNDに接続されている(以降ソース側ノードと呼ぶ)。この状態において、外部から電圧Vers(例えば−20ボルトほどの負の電圧)がコントロールゲート電圧Vcgとしてコントロールゲートに印加されると、浮遊ゲートの中に存在している電子がFNトンネリングによってソース側ノードに引き抜かれる。このようにしてフラッシュメモリセル50の初期化(消去)が行われる。
安定化部21の動作時には、フラッシュメモリセル50のコントロールゲートに電圧Vcgが印加される。この状態でソース・ドレイン間に大きな電流が流れると、ホットエレクトロンが発生し、ゲート電界に吸引されて浮遊ゲートに入る(CHE書き込み)。浮遊ゲートに十分電子が入るとその電圧は下がり、フラッシュメモリセル50の閾値電圧Vtが上がることになる。しかし、通常の動作時においては、容量素子41を通過するリーク電流値は十分小さいため、フラッシュメモリセル50の閾値電圧Vtはほとんど変動しない。フラッシュメモリセル50のチャネル部は低抵抗を保ち、安定化部21は通常の容量素子として動作する。
ここで、動作中に容量素子41の絶縁(例えば、MOSプロセスにおけるゲート酸化膜で作成されるもの)が何らかの原因で破壊されたとする。このとき、破壊された容量素子41に直列に接続されるフラッシュメモリセル50のソース・ドレイン間に、大電流(異常リーク電流)が流れる。適切なコントロールゲート電圧(Vcg)が与えられていると、この異常リーク電流によるCHE書き込みが起きる。CHE書き込みによってフラッシュメモリセル50の閾値電圧Vtが上昇し、メモリセルのチャネル部が高抵抗化する。フラッシュメモリセル50において、容量素子41に印加される電圧に対して適切なソース・ドレイン耐圧を持つようなウェルプロファイルが形成されていれば、このCHE書き込みによって異常リーク電流を外部の検出回路無しに自律的に止めることができる。そして絶縁破壊された容量素子41は、安定化容量ブロック24から半永久的に切り離される。安定化部21全体の動作は、複数用意された他の正常な容量素子41により、継続することができる。
このように、容量素子の絶縁破壊に対するヒューズとしてフラッシュメモリセルを用いることにより、通常のプロセスと同程度の微細加工によって、耐欠陥性を持つ高信頼性の容量素子を含む半導体装置を提供することができる。
(第2の実施の形態)
図5を参照して、第2の実施の形態が説明される。半導体装置に内蔵されるチャージポンプ回路は、図5に示されるように、昇圧部11と安定化部22とを具備する。昇圧部11は、第1の実施の形態で説明された昇圧部11と同じであるため、説明を省略する。
安定化部22は、安定化容量ブロック240と、レギュレータ261〜262と、トランジスタ251、271〜272、281〜282、291〜292とを備える。安定化容量ブロック240は、昇圧部11の押上容量ユニット3nから出力される電圧Vcapを平滑化するため、電圧Vmid、電圧Vcg1、電圧Vcg2が印加される。安定化容量ブロック240の詳細は後述される。
トランジスタ251は、通常動作時に、安定化容量ブロック240に電圧Vmidを供給するスイッチである。本実施の形態では、電圧Vmidとして電源電圧VDDが供給される。トランジスタ291〜292は、通常動作時に信号CPPに応答してそれぞれレギュレータ261〜262に電源電圧VDDを供給するスイッチである。レギュレータ261は、電源電圧VDDから電圧Vcg1を生成し、レギュレータ262は電源電圧VDDから電圧Vcg2を生成して安定化容量ブロック240に供給する。トランジスタ281〜282は、消去動作時に消去信号ERSに応答して電圧Versを電圧Vcg1〜Vcg2として安定化容量ブロック240に供給するスイッチである。トランジスタ271〜272は、消去動作時に逆流を防止してレギュレータ261〜262を保護する。
安定化容量ブロック240は、図3に示されるように、電圧Vcapと接地電圧GNDとの間に複数の容量ユニット40が並列に接続されている。容量ユニット40の各々は、容量の容量素子41と容量遮断回路43とが直列に接続されている。並列に接続されている複数の容量ユニット40は、一つの容量素子のごとく働く。本実施の形態の容量遮断回路43は、第1の実施の形態で説明された容量遮断回路43と異なり、浮遊ゲートを共有するフラッシュメモリセル51〜52を含むため、電圧Vcg1、電圧Vcg2、電圧Vmidが供給される。
各容量ユニットは、図6に示されるように、容量素子41、浮遊ゲートを共有するフラッシュメモリセル51〜52、MOSトランジスタ54、抵抗素子58を含む。電圧Vcapと接地電圧GNDとの間に、容量素子41−フラッシュメモリセル51−MOSトランジスタ54が直列に接続され、電圧Vmidと接地電圧GNDとの間に、フラッシュメモリセル52−抵抗素子58が直列に接続される。フラッシュメモリセル52と抵抗素子58との接続ノードがMOSトランジスタ54のゲートに接続され、MOSトランジスタ54のバイアス電圧を与える。MOSトランジスタ54は、容量素子41に印加される電圧以上のソース・ドレイン耐圧を持つ。電圧Vcg1はフラッシュメモリセル51のコントロールゲートに、電圧Vcg2はフラッシュメモリセル52のコントロールゲートに、電圧Vmidはフラッシュメモリセル52のドレインにそれぞれ印加される。
図7は、容量遮断回路43のセル構成例を示す平面図である。図7の右側に抵抗素子58(抵抗ポリシリコンゲート2d)、図7中央にMOSトランジスタ54、図7左下側にフラッシュメモリセル51、図7左上側にフラッシュメモリセル52が配置されている。図7左中央に共有される浮遊ゲートとなるポリシリコンゲート2dが配置されている。
フラッシュメモリセル51からMOSトランジスタ54、抵抗素子58に至る部分の断面Aが、図8Aに示される。フラッシュメモリセル51は、フラッシュメモリのウェル6上に、ゲート絶縁膜8、浮遊ゲート2aとなるポリシリコン層2、ゲート絶縁膜8、コントロールゲート2bとなるポリシリコン層2が積層され、その両側のウェル6には拡散層3が形成されている。一方の拡散層3は、コンタクト5により第1メタル配線4により容量素子41に接続される。他方の拡散層3は、MOSトランジスタ54の拡散層3に接続している。MOSトランジスタ54は、ロジックトランジスタのウェル7上にゲート絶縁膜8、MOSトランジスタのゲート2cとなるポリシリコン層2が積層され、両側のウェル7には拡散層3が形成されている。フラッシュメモリセル54に接続される拡散層3の反対側の拡散層3は、コンタクト5により第1メタル配線4に接続され、さらにコンタクト5を介して抵抗素子58となる抵抗ポリシリコンゲート2dに接続される。
図8Bには、フラッシュメモリセル51、52の共有浮遊ゲートを含む断面Bが示される。フラッシュメモリセル51、52は、フラッシュメモリのウェル6上に、ゲート絶縁膜8、共有浮遊ゲート2aとなるポリシリコン層2、ゲート絶縁膜8、コントロールゲート2bとなるポリシリコン層2が積層され、素子分離層1により他の素子と分離されている。図8B中央に示されるように、コントロールゲート2bがフラッシュメモリ51、52間で分離されているが、同電圧で制御可能であれば分離する必要はなく、製造プロセスも簡単になる。
通常の動作状態では、フラッシュメモリセル51〜52の共有浮遊ゲートは消去状態にあり、コントロールゲートに適切な電圧Vcg1〜Vcg2が印加されていれば、フラッシュメモリセル51〜52は低抵抗になっている。電圧Vmidが供給されているフラッシュメモリセル52は電流を流し、抵抗素子58に発生する電圧降下によってMOSトランジスタ54はオン状態になる。したがって、容量ユニット40、その集合体である安定化容量ブロック240は、通常の容量素子として動作する。
容量素子41の絶縁が破壊された場合、フラッシュメモリセル51が低抵抗であるため、そのドレイン・ソース間に大きな電流が流れ、フラッシュメモリセル51においてCHE書き込みが起きる。浮遊ゲートに電荷が蓄積されると、浮遊ゲートが共有されているため、フラッシュメモリセル52の閾値電圧Vtも上昇して高抵抗化が起こる。これによりMOSトランジスタ54にバイアスを与えていた抵抗素子58の電圧降下が減少し、MOSトランジスタ54がオフ状態になる。したがって、不良となった容量素子41が安定化容量ブロック240から切り離されることになる。
このように、本実施の形態の容量ユニット40は、容量素子41の絶縁不良を自律的に検知するフラッシュメモリセル51と、リーク電流を遮断するMOSトランジスタ54とを備える。そのため、フラッシュメモリセル51のドレイン・ソース間耐圧が容量素子41に印加される電圧に対して不足する場合においても、不良容量素子41の切り離し動作が可能になる。フラッシュメモリセル51と高耐圧MOSトランジスタ54とを直列に配置することにより、半導体装置の入出力レベルを超えるような高電圧(例えば、13ボルト)で定常動作するチャージポンプ回路においても、外部の検出回路無しに不良デバイスの自律的な切り離し、異常リーク電流の遮断を確実に行うことができる。不良デバイスを切り離した安定化容量ブロック240は、他の正常な容量素子41により、動作を継続することができる。
上記では、浮遊ゲートを共有するフラッシュメモリセル51〜52は、それぞれのコントロールゲートに別の電圧が供給されるように説明された。ソース/ドレイン/ウェルプロファイル、ゲート長、拡散層幅を調整することにより、同じ電圧を印加できるようにすることは可能である。その場合、コントロールゲートを結合することができ、本半導体装置を製造するプロセスにとってより好適である。
このように、容量素子の絶縁破壊に対するヒューズとしてフラッシュメモリセルを用いることにより、難易度の高い微細加工を必要とせず、不良素子の遮断を安定して行うことができる。不良容量素子を遮断したフラッシュメモリセルは、消去動作を行わない限り、半永久的にオフ状態を保持することができる。このようなヒューズを用いて、対欠陥性を持つ高信頼性の容量を含む半導体装置を提供することができる。特に、フラッシュメモリおよびそれを含む半導体装置の場合、チャージポンプ回路等のモジュールとして使用されるこのような大容量の容量素子は、記憶素子として使用されるフラッシュメモリセルが製造されるのと同時に形成され、容易である。
ここで、安定化容量ブロック240の初期化(消去動作)について説明する。製造工程を終えたとき、フラッシュメモリセルの状態は不定であり、半導体装置の運用前に消去状態(閾値電圧Vtが低い状態)にしておく必要がある。フラッシュメモリセルを初期化するためには、高い電圧をフラッシュメモリセルに印加しなければならないが、上記において説明されたチャージポンプ回路の出力電圧は、安定化容量ブロック240の初期化を終わらせなければ使用できない。したがって、初期化に必要な電圧は、半導体装置の外部から供給することになる。
初期化は、ウェルテストやチップ選別の際に行われることが好ましい。初期化時、信号CPPは不活性を示し、昇圧部11のトランジスタ19、安定化部22のトランジスタ251、271〜272、291〜292はオフ状態になる。昇圧部11は動作せず、電圧Vcapは0となっている。消去動作を指示する信号ERSおよび消去用の電圧Versは外部から供給される。信号ERSが活性化すると、電圧Versが、レギュレータ261〜262から出力される電圧の代わりに安定化容量ブロック240に供給される。なお、トランジスタ281、282を設けずに、消去用の電圧Versが安定化容量ブロック240に直接供給されてもよい。
図6から分かるように、フラッシュメモリセル51の昇圧部11側のノードはオープン状態になるが(以降ドレイン側ノードと呼ぶ)、反対側のノードはMOSトランジスタ54に接続されている(以降ソース側ノードと呼ぶ)。MOSトランジスタ54の動作は、フラッシュメモリセル52によって制御され、フラッシュメモリセル52の状態が不定であるため、ソース側ノードの状態も不定となる。したがって、第1の実施の形態で説明された容量ユニットの初期化とは異なる方法によって初期化する必要がある。ここでは以下に二つの方法を示す。
図9に示されるように、フラッシュメモリセル51のドレイン側ノードと接地電圧GNDとの間に信号ERSにより制御されるトランジスタ55が設けられる。トランジスタ55は、信号ERSが活性化している間、フラッシュメモリセル51のドレイン側ノードと接地電圧GNDとを接続する。初期化動作のとき、信号CPPは不活性であるため、電圧Vmidは供給されずフラッシュメモリセル52のドレイン側ノードもオープン状態になっている。さらに信号ERSが活性化し、電圧Vers(−20ボルト程度の負の電圧)がトランジスタ281〜282を介してフラッシュメモリセル51〜52のコントロールゲートに印加される。これによって、浮遊ゲート中の電子がFNトンネリングによって、ソース側ノードへ引き抜かれる。このようにしてフラッシュメモリセル51、52の初期化(消去)が行われる。
また、通常動作時と同じようにフラッシュメモリセル52に電圧Vmidを印加した状態で、フラッシュメモリセル52側において初期化することもできる。この場合、フラッシュメモリセル52には電圧Vmidを印加するため、トランジスタ251は不要となる。すなわち、消去時、フラッシュメモリセル52に電圧Vmid(5ボルト程度の電圧)を印加している状態で、電圧Vcg2として消去用の電圧Vers(−7ボルト程度の負の電圧)がコントロールゲートに印加される。電圧Vmidと電圧Versの電圧差が充分大きいため、電圧Vmid側のノードをソースとして浮遊ゲートの中の電子がFNトンネリングにより引き抜かれる。このようにしてフラッシュメモリセル51、52の初期化(消去)を行うこともできる。このとき、フラッシュメモリセル52のソース・ドレイン間電流による発熱や、ディスターブ的な書き込み等の対策が必要となる場合がある。その場合、図10に示されるように、トランジスタ56をフラッシュメモリセル52と抵抗素子58との間に挿入してもよい。トランジスタ56は、信号CPPに応答してオン状態になるため、消去時はオフ状態となってフラッシュメモリセル52との接続ノードをオープン状態にする。
上述したように、安定化容量ブロック24、240は初期化されるが、初期化の方法は上記に限定されない。例えば、電圧の正負を入れ替え、浮遊ゲート中の電子をコントロールゲート側に引き出すようにしてもよい。
(第3の実施の形態)
上述のように、チャージポンプ回路が動作すると、安定化容量ブロック24、240内に複数ある容量素子41には、微少ながらも電流が流れる。この電流は、容量素子41の絶縁破壊時のリーク電流に比べれば、10−5倍程度と極めて少ない。そのため、フラッシュメモリセル50、51に対する急激な書き込み作用はないものの、半導体装置を長期間にわたって使用した場合には、ある程度の書き込みがなされる。それによって、安定化容量ブロック240の寄生抵抗が増加して性能低下を引き起こす可能性がある。
第3の実施の形態では、図11に示されるように、この対策としてリフレッシュ機能を備える安定化部220が説明される。この安定化部220は、第2の実施の形態において説明された安定化部22を、それぞれ独立に安定化動作可能とするように分割し、消去動作(回復動作)も出来るように回路が追加されている。したがって、通常の動作においては、安定化部22と全く同様に動作する。リフレッシュ動作では、容量絶縁破壊等により所定のレベルを超えて書き込みがなされた遮断フラッシュメモリセルと、通常動作電流によって弱い書き込みを受けた通常フラッシュメモリセルとを判別し、通常フラッシュメモリセルに対して消去を行う。この消去動作を適宜行い、通常フラッシュメモリセルの弱い書き込み状態は初期状態に回復される。
リフレッシュ機能を備える安定化部220は、いくつかの安定化容量ブロック240を具備するが、ここでは、図11に示されるように、安定化容量ブロック240A、240Bを例示する。安定化部220は、安定化容量ブロック240A〜240B、消去コントローラ222、レギュレータ261〜262と、トランジスタ224A〜224B、226A〜226B、251、271A〜271B、272A〜272B、281A〜281B、282A〜282B、291〜292を具備する。
トランジスタ251は、通常動作時に、安定化容量ブロック240A〜240Bに電圧Vmidを供給するスイッチである。ここでは、電圧Vmidとして電源電圧VDDが供給される。トランジスタ291〜292は、通常動作時に信号CPPに応答してそれぞれレギュレータ261〜262に電源電圧VDDを供給するスイッチである。レギュレータ261は、電源電圧VDDから電圧Vcg1を生成する。電圧Vcg1は、安定化容量ブロック240Aにトランジスタ271Aを介して電圧Vcg1Aとして供給され、安定化容量ブロック240Bにトランジスタ271Bを介して電圧Vcg1Bとして供給される。レギュレータ262は、電源電圧VDDから電圧Vcg2を生成する。電圧Vcg2は、安定化容量ブロック240Aにトランジスタ272Aを介して電圧Vcg2Aとして供給され、安定化容量ブロック240Bにトランジスタ272Bを介して電圧Vcg2Bとして供給される。
トランジスタ281A〜282Aは、消去動作時に消去信号ERSAに応答して、電圧Versを安定化容量ブロック240Aに電圧Vcg1A〜Vcg2Aとして供給する。トランジスタ281B〜282Bは、消去動作時に消去信号ERSBに応答して、電圧Versを安定化容量ブロック240Bに電圧Vcg1B〜Vcg2Bとして供給する。トランジスタ226Aは、信号SLAに応答してトランジスタ271A〜272Aのオン/オフを制御する。トランジスタ226Bは、信号SLBに応答してトランジスタ271B〜272Bのオン/オフを制御する。トランジスタ271A〜272Aは、トランジスタ226Aにより駆動され、安定化容量ブロック240Aに電圧Vcg1A〜Vcg2Aを供給し、消去動作時に逆流を防止してレギュレータ261〜262を保護する。トランジスタ271B〜272Bは、トランジスタ226Bにより駆動され、安定化容量ブロック240Bに電圧Vcg1B〜Vcg2Bを供給し、消去動作時に逆流を防止してレギュレータ261〜262を保護する。トランジスタ224Aは、信号SLAに応答して、安定化ブロック240Aと昇圧部11の出力とを接続する。トランジスタ224Bは、信号SLBに応答して安定化ブロック240Bと昇圧部11の出力とを接続する。
消去コントローラ222は、外部からの指示或いは自律的に、上記各トランジスタを制御して、安定化容量ブロック240A〜240Bに含まれるフラッシュメモリセルをリフレッシュする。本実施の形態の容量遮断回路43は、図12に示されるように、第2の実施の形態において説明された容量遮断回路にリーク電流判定回路59が追加される。したがって、本実施の形態の容量ユニット40は、容量素子41と、浮遊ゲートを共有するフラッシュメモリセル51、52、リーク電流を遮断するMOSトランジスタ54と、バイアスを与える抵抗素子58と、リーク電流判定回路59とを備える。
MOSトランジスタ54と接地電圧GNDとの間にリーク電流判定回路59が接続され、リーク電流判定回路59は、MOSトランジスタ54を流れるリーク電流を基準電流と比べ、フラッシュメモリセル51、52にどの程度の書き込みがされているかを判定する。このテストモードのとき、フラッシュメモリセル52には、通常動作時の電圧Vmidの代わりに、試験用の電圧Vmid*が印加される。また、容量素子41に通常動作時に印加される電圧Vcapはトランジスタ224A、224Bにより遮断され、フラッシュメモリセル51にはリーク電流テスト用の電圧TMが印加される。リーク電流判定回路59は、容量素子41を切り離すように一定のレベル以上に書き込みがなされたフラッシュメモリセルと、通常動作において弱い書き込みを受けたフラッシュメモリセルとを識別し、その結果を判定結果信号として消去コントローラ222に出力する。
図14を参照して、リフレッシュ動作を説明する。リフレッシュ動作は、安定化容量ブロック240A、240Bが搭載されている半導体装置が通常動作をしていないときに適宜行われることが好ましい。
まず、安定化部220は、テストモードに設定される。信号CPPが不活性になり、通常動作が停止される。消去コントローラ222は、信号SLAおよびSLBを不活性にして安定化容量ブロック240A/Bへの電圧Vcap、電圧Vcg1A/B、Vcg2A/Bの供給を停止する。消去コントローラ222は、信号TM、信号Vmid*を書き込みレベル判定用の電圧としてフラッシュメモリセル51、52に印加する。図12から分かるように、これらの電圧は、容量素子41に影響されずにフラッシュメモリセル51、52に印加される(ステップS110)。
このときのMOSトランジスタ54を流れる電流がリーク電流判定回路59によって測定される。リーク電流判定回路59は、そのリーク電流が所定の基準電流より少ないか否かを判定する(ステップS112)。書き込みレベル判定用の電圧TM、Vmid*は、浮遊ゲートを共有するフラッシュメモリセル51〜52に印加される。そのため、フラッシュメモリセルの書き込みレベルが低ければ、MOSトランジスタ54のドレインおよびゲートに電圧TM、Vmid*に近い電圧が印加されることになる。したがって、MOSトランジスタ54はオン状態になり、所定の基準電流以上の電流が流れることになる。フラッシュメモリセル51、52が充分に書き込まれている場合、MOSトランジスタ54のドレインおよびゲートに低い電圧しか印加されず、MOSトランジスタ54はオン状態にならず、リーク電流判定回路59に基準電流よりも少ない電流しか流れないことになる。したがって、基準電流より少ない電流しか流れないときに、リーク電流判定回路59は、フラッシュメモリセル51〜52が充分な書き込みがなされた不良容量ユニットであると判定し、判定結果信号として消去コントローラ222に出力する。
リーク電流が基準電流より少ないとき(ステップS114−Yes)、上記のように、その容量ユニット40は、フラッシュメモリセル51〜52が充分な書き込みがなされた(静電破壊された)不良容量ユニットとして判定される(ステップS117)。また、リーク電流が基準電流より多いとき(ステップS114−No)、その容量ユニットは、通常の動作による弱い書き込みしかなされていない良好な容量ユニットとして判定される(ステップS116)。消去コントローラ222は、この判定結果をメモリに記憶する(ステップS118)。記憶するメモリは、消去コントローラ222中に設けられても良いし、消去コントローラ222外の半導体装置内に設けられても良い。
この容量ユニット40の書き込みレベルの判定を安定化容量ブロック240A/B内の全ての容量ユニットに対して行う(ステップS120−No)。判定を終えると(ステップS120−Yes)、書き込みレベル判定用の電圧の印加を停止する。
次に、消去コントローラ222は、消去モードに移行する。消去モードでは、昇圧部11は、通常の動作を行って、フラッシュメモリセル51、52の消去に必要な電圧を生成する(ステップS122)。
消去コントローラ222は、書き込みレベル判定の結果を読み出し(ステップS124)、安定化容量ブロック240Aに不良容量ユニットが含まれているか確認する(ステップS126)。不良容量ユニットが含まれる場合(ステップS126−No)、書き込みの消去は必要ないので、消去動作はスキップされる(ステップS130)。安定化容量ブロック240Aが良好容量ユニットの場合(ステップS126−Yes)、安定化容量ブロック240Aのフラッシュメモリセルの書き込み状態を消去する。
このとき、安定化容量ブロック240B(240A以外のブロック)は、昇圧部11の出力を受けて通常の動作を行い、その安定化された電圧によって、安定化容量ブロック240Aのフラッシュメモリセルの初期化を行う。すなわち、信号CPPがアクティブになって、昇圧部11は通常の昇圧動作を開始する。消去コントローラ222は、信号SLBを活性化して安定化容量ブロック240Bに電圧Vcap、電圧Vmid、電圧Vcg1B、電圧Vcg2Bを供給する。電圧Vcg1B、電圧Vcg2Bは、レギュレータ261〜262により生成された通常動作時の電圧であるから、消去コントローラ222は、電圧VersBが印加されないように信号ERSBを不活性にする。
一方、消去コントローラ222は、信号SLAを不活性に、信号ERSAを活性化して、安定化容量ブロック240Aに消去用の電圧を印加する。安定化容量ブロック240Aには、消去コントローラ222から消去用のコントロールゲート電圧VersAが、通常動作時の電圧Vcg1A、Vcg2Aの代わりに供給され、安定化容量ブロック240A内のフラッシュメモリセルは書き込み状態が消去される(ステップS128)。書き込み状態の消去については、前述の通りであるので詳細は省略する。
ここでは、浮遊ゲートを共有するフラッシュメモリセル51〜52は、弱い書き込みしか受けていないので、MOSトランジスタ54はオン状態になる。そのため、図9、図10に記載されている消去用のトランジスタ55、トランジスタ56を制御しなくても消去は可能であり、図12では省略されている。なお、トランジスタ55が搭載される場合、トランジスタ55は信号ERS(ここでは信号ERSA)により制御されてオン状態になるため、消去処理はより確実に行われる。
以上のステップを全ての安定化容量ブロック240について繰り返す(ステップS130−No)。ここでは、次に判定結果が読み出され(ステップS124)、安定化容量ブロック240Bが良好な容量ユニット40の集合であると確認される(ステップS126−Yes)。
安定化容量ブロック240Aは、昇圧部11の出力を受けて通常の動作を行い、その安定化された電圧によって安定化容量ブロック240Aと同じように、安定化容量ブロック240Bのフラッシュメモリセルの消去動作(リフレッシュ)が行われる(ステップS128)。順次フラッシュメモリセルの消去動作(リフレッシュ)が行われ、良好容量ユニットに対する消去動作(リフレッシュ)が完了すると(ステップS130−Yes)、信号CPPおよび信号SLA/Bは活性化し、信号ERSA/Bは不活性になり、安定化部220は通常動作モードになって安定化動作を行う(ステップS132)。
このように、動作させたチャージポンプ回路で生成した電圧を使用し、良好判定の安定化容量ブロック240A/Bの書き込み状態の消去が行われる。平滑化を行っている安定化容量ブロックは、書き込み状態の消去処理をできない。そのため、安定化容量ブロックの一部を平滑化動作から分離し、その分離された安定化容量ブロックのフラッシュメモリセルの消去動作は、他の安定化容量ブロックにより平滑化された電圧を使って行われる。上述のように複数の容量ユニット毎(安定化容量ブロック240A/B毎)に行うようにしてもよいし、分離する安定化容量ブロックをさらに細分化して容量ユニット40単位で行うこともできる。また、書き込みレベル判定用電圧TMおよび電圧Vmid*は、上記では別の電圧のように説明されているが、同じ電圧であってもよい。
また、第1の実施の形態で説明された容量ユニットの場合、このようなリフレッシュ動作は、図13に示されるように、リーク電流判定回路59を設けることにより行うことが可能である。
このように、本発明によれば、フラッシュメモリを製造するプロセスに親和性の高い手段により、故障の発生した容量素子を高精度かつ自律的に切り離すことができ、装置としての信頼性を確保する半導体装置を提供することができる。特に大容量の容量素子を必要とする半導体装置に好適である。
1 素子分離層
2 ポリシリコンゲート層
2a フラッシュ浮遊ゲート
2b フラッシュコントロールゲート
2c ロジックトランジスタゲート
2d 抵抗ポリシリコンゲート
3 MOSトランジスタ拡散層
4 第1メタル配線
5 コンタクト
6 フラッシュメモリセルウェル
7 ロジックウェル
8 ゲート絶縁膜
11、12 昇圧部
14、15 抵抗素子
16 比較器
17 発振器
18 クロックドライバ
19 トランジスタ
21、22 安定化部
24 安定化容量ブロック
26 レギュレータ
27〜29 トランジスタ
31〜3k〜3n 押上容量ユニット
40 容量ユニット
41 容量素子
43 容量遮断回路
50 フラッシュメモリセル
51、52 共有フローティングゲートを備えるフラッシュメモリセル
54、55、56 トランジスタ
58 抵抗素子
59 リーク電流判定回路
130 容量素子
131〜134 トランジスタ
220 安定化部
222 消去コントローラ
224A、224B トランジスタ
240、240A、240B 安定化容量ブロック
251、271、272、281、282、291、292 トランジスタ
261、262 レギュレータ
271A、271B、272A、272B トランジスタ
281A、281B、282A、282B トランジスタ

Claims (18)

  1. 第1電圧と第2電圧との間に並列に接続される複数の容量ユニットを備え、
    前記複数の容量ユニットの各々は、
    一方のノードが前記第1電圧に接続される容量素子と、
    前記第2電圧と前記容量素子の他方のノードとの間に接続される容量遮断回路と
    を含み、
    前記容量遮断回路は、前記容量素子から流入するリーク電流によって閾値電圧が変動する不揮発性メモリセルを有し、前記容量素子から流入するリーク電流が所定値を超える場合に、前記不揮発性メモリセルの閾値電圧の上昇によって前記容量素子から前記第2電圧へ流出するリーク電流を遮断する
    半導体装置。
  2. 前記容量遮断回路は、さらに遮断トランジスタを備え、
    前記不揮発性メモリセルは、浮遊ゲートを供給する第1メモリセルと第2メモリセルとを含み、
    前記第1メモリセルは、前記容量素子と前記遮断トランジスタとの間に直列に接続され、前記容量素子に前記リーク電流が流れたときに前記書き込み状態になり、
    前記第2メモリセルは、前記遮断トランジスタのゲートに接続され、前記第1メモリセルが書き込み状態になったとき、前記遮断トランジスタを制御して前記リーク電流を遮断する
    請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記容量遮断回路は、前記遮断トランジスタのゲートと前記第2電圧との間に接続されて前記遮断トランジスタにバイアス電圧を与えるバイアス抵抗素子をさらに備える
    請求項2に記載の半導体装置。
  4. 前記容量遮断回路は、前記遮断トランジスタに並列に接続される消去用トランジスタをさらに備え、
    前記容量遮断回路を初期化するとき、前記消去用トランジスタは前記第1メモリセルと前記遮断トランジスタとの接続ノードを前記第2電圧にする
    請求項2または請求項3に記載の半導体装置。
  5. 前記容量遮断回路は、前記遮断トランジスタのゲートと前記バイアス抵抗素子との間に直列に挿入される追加トランジスタをさらに備え、
    前記容量遮断回路を初期化するとき、前記追加トランジスタは前記第2メモリセルと前記遮断トランジスタとの接続ノードを開放状態にする
    請求項3に記載の半導体装置。
  6. 前記第1メモリセルおよび第2メモリセルは浮遊ゲートを供給するフラッシュメモリである
    請求項2から請求項5のいずれかに記載の半導体装置。
  7. 前記容量遮断回路は、前記容量遮断回路に測定用電圧が印加されたときに前記不揮発性メモリセルを流れる判定リーク電流が所定の基準電流を超えるか否かを判定するリーク電流判定回路をさらに備え、
    前記リーク電流判定回路によって、前記判定リーク電流が前記基準電流を超えたと判定された前記不揮発性メモリセルを初期化する
    請求項1から請求項6のいずれかに記載の半導体装置。
  8. 第1電圧と第2電圧との間に並列に接続される複数の容量ユニットと、
    第3電圧に基づいて、所定の電圧まで昇圧して出力する昇圧回路と
    を具備し、
    前記複数の容量ユニットの各々は、
    一方のノードを前記第1電圧に接続される容量素子と、
    前記第2電圧と前記容量素子の他方のノードとの間に接続される容量遮断回路とを備え、
    前記容量遮断回路は、前記容量素子から流入するリーク電流によって閾値電圧が変動する不揮発性メモリセルを有し、前記容量素子から流入するリーク電流が所定値を超える場合に、前記不揮発性メモリセルの閾値電圧の上昇によって前記容量素子から前記第2電圧へ流出するリーク電流を遮断し、
    前記複数の容量ユニットは、前記昇圧回路の出力電圧を平滑化する
    チャージポンプ回路。
  9. 前記容量遮断回路は、さらに遮断トランジスタを備え、
    前記不揮発性メモリセルは、浮遊ゲートを供給する第1メモリセルと第2メモリセルとを含み、
    前記第1メモリセルは、前記容量素子と前記遮断トランジスタとの間に直列に接続され、前記容量素子に前記リーク電流が流れたときに前記書き込み状態になり、
    前記第2メモリセルは、前記遮断トランジスタのゲートに接続され、前記第1メモリセルが書き込み状態になったとき、前記遮断トランジスタを制御して前記リーク電流を遮断する
    請求項8に記載のチャージポンプ回路。
  10. 前記容量遮断回路は、前記遮断トランジスタのゲートと前記第2電圧との間に接続されて前記遮断トランジスタにバイアス電圧を与えるバイアス抵抗素子をさらに備える
    請求項9に記載のチャージポンプ回路。
  11. 前記容量遮断回路は、前記遮断トランジスタに並列に接続される消去用トランジスタをさらに備え、
    前記容量遮断回路を初期化するとき、前記消去用トランジスタは前記第1フラッシュメモリセルと前記遮断トランジスタとの接続ノードを前記第2電圧にする
    請求項9または請求項10に記載のチャージポンプ回路。
  12. 前記容量遮断回路は、前記遮断トランジスタのゲートと前記バイアス抵抗素子との間に直列に挿入される追加トランジスタをさらに備え、
    前記容量遮断回路を初期化するとき、前記追加トランジスタは前記第2メモリセルと前記遮断トランジスタとの接続ノードを開放状態にする
    請求項10に記載のチャージポンプ回路。
  13. 前記第1メモリセルおよび第2メモリセルは浮遊ゲートを供給するフラッシュメモリである
    請求項9から請求項12のいずれかに記載のチャージポンプ回路。
  14. 前記容量遮断回路は、前記容量遮断回路に測定用電圧が印加されたときに前記不揮発性メモリセルを流れる判定リーク電流が所定の基準電流を超えるか否かを判定するリーク電流判定回路をさらに備え、
    前記リーク電流判定回路によって、前記判定リーク電流が前記基準電流を超えたと判定された前記不揮発性メモリセルを初期化する
    請求項8から請求項13のいずれかに記載のチャージポンプ回路。
  15. 前記昇圧回路は、第1クロック信号と第2クロック信号とに基づいて動作する複数の昇圧ユニットを備え、
    前記昇圧ユニットの各々は、
    昇圧する電圧を保持する昇圧容量素子と、
    前記昇圧ユニットの入力電圧と前記第2電圧との間に直列に接続される第1および第2トランジスタと、
    前記第3電圧と前記昇圧ユニットの出力電圧との間に直列に接続される第3および第4トランジスタと
    を含み、
    前記第1トランジスタと前記第2トランジスタとの接続ノードと、前記第3トランジスタと前記第4トランジスタとの接続ノードとの間に前記昇圧容量素子が接続され、前記第1トランジスタと前記第4トランジスタとは前記第1クロック信号によって駆動され、前記第3トランジスタと前記第2トランジスタとは前記第2クロック信号によって駆動される
    請求項8から請求項14のいずれかに記載のチャージポンプ回路。
  16. 前記平滑化された出力電圧に基づいて、前記容量遮断回路を初期化する電圧を生成する初期化電圧供給部を具備し、
    前記複数の容量ユニットのうちの前記書き込み状態になっていない容量ユニットを選択して初期化する
    請求項8から請求項15のいずれかに記載のチャージポンプ回路。
  17. 第1電圧と第2電圧との間に並列に接続される複数の容量素子を備える半導体装置の機能維持方法であって、
    前記複数の容量素子に充放電するステップと、
    前記複数の容量素子のうちの不良容量素子に所定の値を超えたリーク電流が流れたことを検知するステップと、
    前記リーク電流が流れたことを検知したときに、前記リーク電流を遮断するスイッチを開放して前記不良容量素子を切り離すステップと、
    前記半導体装置を使用する前に前記スイッチを閉成するように初期化するステップと
    を具備する
    半導体装置の機能維持方法。
  18. 前記スイッチは、フラッシュメモリセルを備える
    請求項17に記載の半導体装置の機能維持方法。
JP2009180984A 2009-08-03 2009-08-03 半導体装置 Pending JP2011035209A (ja)

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