JP2011033226A - レールユニットおよびこのレールユニットを用いた加熱調理器 - Google Patents

レールユニットおよびこのレールユニットを用いた加熱調理器 Download PDF

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達彦 中村
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Abstract

【課題】スムーズに,安全に,安価に,確実に可動レールの停止位置決めと保持と解除とを行う。
【解決手段】レールユニット12aは、固定レール22と可動レール23と固定レール取付部材24を含む。可動レール23は固定レール22内に進退可能に装着される。固定レール取付部材24は、固定レール22の後端部が固定され、固定体に取り付けられる。固定レール取付部材24にはラッチ27が回動可能に取り付けられ、バネ28で引き上げられる。可動レール23にはローラ31が回転自在に取り付けられている。可動レール23が後退してローラ31がラッチ27の前端部に当接すると、ローラ31が案内面33で案内されて回転し、ラッチ27を押し下げて突部27dを乗り越え、引込面32により凹部27a内に引き込まれる。こうして、ローラ31とラッチ27とバネ28の簡単且つ安価な機構で、スムーズに、可動レールの停止位置決めと保持と解除とが行われる。
【選択図】図5

Description

この発明は、固定レールとこの固定レールに対して進退可能に設けられた可動レールとを含むレールユニット、および、このレールユニットを用いて加熱庫の扉を開閉する加熱調理器に関する。
加熱庫の前面に設けられた開口部を、レールユニットに沿って前後にスライドするドアによって開閉する加熱調理器として、特開2008‐25903号公報(特許文献1)に開示された加熱調理器がある。この特許文献1に開示された加熱調理器においては、ロースター庫側に設けられた一対のスライドレールの先端を連結部材で連結し、この連結部材にロースター扉を着脱可能に係合している。そして、上記ロースター扉を前方に引出すことによってロースター皿を前方に引出すことができるようになっている。
さらに、上記スライドレールの可動レールには可動側永久磁石を取付ける一方、固定レールに固定された保持部材に固定側永久磁石を取付けている。そして、上記ロースター扉を押込むと、上記可動側永久磁石が上記固定側永久磁石に部分的に対向するようになり、上記固定側永久磁石によって上記可動側永久磁石が後方に向かって吸引され、上記ロースター扉は、上記可動側永久磁石と上記固定側永久磁石とが完全に対向する閉鎖位置に引き寄せられると共に、その閉鎖位置で上記永久磁石同士の吸引力によって保持されるようになっている。
また、加熱庫の前面に設けられた開口部を、レールユニットに沿って前後にスライドするドアによって開閉する加熱調理器として、特開2007‐97800号公報(特許文献2)に開示されたグリルがある。この特許文献2に開示されたグリルにおいては、皿受け枠を、ガイドレールに支持されて前後方向に移動可能な本体枠と、この本体枠に対して所定の後退位置と前進位置との間で前後方向に相対移動が可能であって、前端にグリル扉が連結された可動枠とで構成している。更に、上記可動枠を後退位置で上記本体枠にロックするロック機構と、グリル庫からの上記本体枠の引き出しを所定の停止位置で規制するストッパ機構とを備えている。
上記ストッパ機構は、上記本体枠に設けられて下方にU字状に湾曲するばね板製のストッパ片と、上記グリル庫の底壁における前端近傍に形成されて、前後に隣接する一対の突条とで構成され、上記ストッパ片が両突条間の谷部に落ち込むことによって、上記本体枠の移動が停止される。また、上記ロック機構は、上記本体枠が停止位置に到達した場合に上記可動枠のロックを解除するように構成されている。
しかしながら、加熱庫の前面に設けられた開口部を、レールユニットに沿って前後にスライドするドアによって開閉する上記従来の加熱調理器には、以下のような問題がある。
上記特許文献1に開示された加熱調理器においては、上記可動レールに取付けられた上記可動側永久磁石と固定レールに取付けられた上記固定側永久磁石との吸引力によって、上記ロースター扉を前面開口部の閉鎖位置に位置決めし保持するようにしている。通常、永久磁石は温度に弱いため、高温の加熱調理器に用いる場合には、高温耐性を有する高価な永久磁石を使用することになる。そのためにコストアップに繋がるという問題がある。さらに、永久磁石には磁力のバラツキがあり、上記ロースター扉を上記前面開口部の閉鎖位置に保持する際の保持力にバラツキが生じてしまうという問題もある。
また、上記特許文献2に開示されたグリルにおいては、上記グリル庫からの上記本体枠の引き出し位置を所定の位置に規制するストッパ機構を備えてはいるが、上記本体枠の引き込み位置を所定の位置に規制するストッパ機構は無い。そのために、上記引用文献2においては、上記グリル扉を上記グリル庫の前面開口の閉鎖位置に位置決め固定することができないという問題がある。
仮に、上記本体枠の引き出し位置を規制するための上記ストッパ機構を、引き込み位置を規制するためのストッパ機構としても使用した場合には、以下のような問題が生ずる。すなわち、上記ストッパ機構は、U字状に湾曲するばね板製の上記ストッパ片が、円弧状をなす一対の突条間の谷部に落ち込むことによって、上記本体枠の停止位置の位置決め保持がなされる。そのため、上記グリル扉を上記前面開口の閉鎖位置に保持する際の保持力は、上記ストッパ片の弾性力,U字状を成す上記ストッパ片の曲率,円弧状を成す上記突条の半径,対を成す上記両突条間の距離等の種々の要素によって決定されることになり、安定した上記保持力を得るための上記種々の要素の設定が困難である。
さらには、上記本体枠の引き出し位置を規制するための上記ストッパ機構は、機能した場合に上記可動枠のロックが解除されるようになっている。そのために、上記可動枠を上記本体枠にロックするロック機構を、上記本体枠の引き出し位置を規制するための上記ストッパ機構が機能した場合には解除される一方、上記本体枠の引き込み位置を規制するための上記ストッパ機構が機能した場合には解除されないようなロック機構に変更する必要があるという問題もある。
ところで、近年、過熱蒸気によって食材を加熱調理することによって脱油,脱塩およびビタミン保存の効果が得られるとして、過熱蒸気を用いた加熱調理器が健康志向の消費者から注目されている。しかしながら、通常、このような過熱蒸気を用いた加熱調理器においては、調理中に100℃を超える過熱蒸気が加熱庫の前面開口部から漏れないように、過熱蒸気の蒸気圧に抗して扉を上記前面開口部に密着させて、上記加熱庫内を密閉しておく必要がある。
そこで、過熱蒸気を用いた加熱調理器に、上記特許文献1および上記特許文献2に開示された「加熱庫の前面に設けられた開口部をレールユニットに沿って前後にスライドするドアによって開閉する機構」を適用させた場合には、上記特許文献1においては、上記可動側永久磁石と上記固定側永久磁石との磁力のバラツキに起因して、扉を前面開口部の閉鎖位置に保持する際の保持力にバラツキが生ずる一方、上記特許文献2においては、上記ストッパ機構では安定した保持力を得ることが困難である。したがって、簡単な機構で、安定して、過熱蒸気の蒸気圧に抗して、扉を前面開口部に密着させることができず、上記扉の隙間から高温の過熱蒸気が漏れて危険であったり、空気が侵入してビタミンが破壊されたりするという問題が生ずる。
特に、上記特許文献1において、上記保持力が弱い場合には、上記扉の密閉性を高めるために上記扉側あるいは上記前面開口部側にパッキンを設置すると、上記パッキンの弾性力によって上記扉が押し戻されて所定の位置まで閉まらず、上記扉が上記前面開口部を密閉したことを検知するスイッチがオフとなって、加熱調理ができない場合が生ずるという問題もある。
尚、固定側に固定フックを設ける一方、可動レール等の可動側に可動フックを設けて、上記固定フックと上記可動フックとの係合によって扉を前面開口部の閉鎖位置に位置決め保持することも考えられる。しかしながら、その場合には、上記位置決めのための引き込み力を強くすると、逆に扉を開く場合には大きな引き出し力が必要となり、上記引き出し力が上記引き込み力を超えて上記固定フックと上記可動フックとの係合が解除された瞬間に、勢い余って上記扉に設置された受け皿から食品が飛び出したり、受け皿をひっくり返したりして、火傷や怪我の危険性があるという問題がある。
特開2008‐25903号公報 特開2007‐97800号公報
そこで、この発明の課題は、可動レールの固定レールに対する停止位置決めと停止位置の保持とこの保持の解除とをスムーズに,安全に,確実にそして安価に行うことができるレールユニット、および、このレールユニットを用いて加熱庫の扉を開閉する加熱調理器を提供することにある。
上記課題を解決するため、この発明のレールユニットは、
固定レールと、
上記固定レールに対して進退可能に設けられた可動レールと、
上記可動レールに設けられた回転係止体と、
上記回転係止体に対して係脱可能に揺動する揺動アームを含み、上記可動レールが上記固定レールに沿って奥側に所定の位置まで後退した場合に、上記揺動アームが上記回転係止体を係止して上記可動レールを奥側に付勢する付勢装置と
を備えたことを特徴としている。
上記構成によれば、可動レールが固定レールに沿って奥側に所定位置まで後退すると、付勢装置の揺動アームが係脱可能に揺動して上記可動レールに設けられた回転係止体を係止する。こうして、上記可動レールの上記固定レールに対する停止位置が正確に決められる。その場合に、上記揺動アームによって係止される係止体は、上記可動レールに対して回転可能に設けられた回転係止体である。したがって、上記揺動アームの揺動を規制する力を強くして上記揺動アームの係止力を高めた場合であっても、上記回転係止体が回転することによって、上記揺動アームによる上記回転係止体の係脱がスムーズに行われる。
さらに、上記揺動アームが上記回転係止体を係止した際に、上記付勢装置によって、上記可動レールが奥側に付勢される。したがって、上記固定レールに沿って奥側に所定の位置まで後退した上記可動レールが、外力により意に反して前進することが防止され、上記所定の位置(上記回転係止体の係止位置)に保持される。
また、1実施の形態のレールユニットでは、
上記回転係止体は、上記可動レールに回転軸によって回転可能に取り付けられたローラであり、
上記揺動アームは、固定部材に揺動軸によって揺動可能に取り付けられて、一側からこの一側とは反対側の他側に向って付勢されると共に、上記他側には、先端から上記揺動軸に向かって順に、複数の傾斜面によって定義される突部と上記ローラが係止される凹部とが形成されており、上記複数の傾斜面のうち上記凹部側の傾斜面は上記ローラを上記凹部内に引き込む引込面を成す一方、上記先端側の傾斜面は上記ローラを上記突部の頂上に案内する案内面を成し、
上記ローラが上記引込面によって上記凹部内に引き込まれることによって、上記可動レールが奥側に付勢されるようになっている。
この実施の形態によれば、可動レールが固定レールに沿って奥側に所定位置まで後退すると、上記可動レールの回転可能に取り付けられたローラが、固定部材に揺動可能に取り付けられた揺動アームの先端の案内面に当接する。そして、上記ローラの回転と上記揺動アームの付勢に抗した揺動とによって、上記ローラが上記案内面によってスムーズに案内されて上記案内面と引込面とで形成される突部の頂上に至る。さらに、こうして、相対的に上記突部の頂上を超えた上記ローラは、上記引込面によって凹部内に相対的に引き込まれて上記凹部に係止される。こうして、上記可動レールの上記固定レールに対する停止位置が、簡単に、スムーズに、確実に、決められる。
さらに、上記揺動アームの上記凹部に係止された上記ローラは上記引込面によって凹部内に相対的に引き込まれているため、上記可動レールが奥側に付勢されている。したがって、上記固定レールに沿って奥側に所定の位置まで後退した上記可動レールが、外力により意に反して前進することが防止され、上記所定の位置(上記回転係止体の係止位置)に保持される。
さらに、上記ローラの上記揺動アームに対する係止位置の保持を強固に行うために、上記揺動アームに対する付勢力を強くした場合であっても、上記可動レールが上記固定レールに沿って手前側に前進する際に、上記引込面が上記ローラが上記突部を相対的に乗り越える場合の前進時の案内面として機能するため、上記ローラが上記前進時の案内面によってスムーズに案内されて上記突部を相対的に乗り越えることができる。こうして、簡単且つスムーズに、上記揺動アームによる上記ローラの係止位置の保持を解除することができるのである。
また、1実施の形態のレールユニットでは、
上記付勢装置に含まれると共に、上記揺動アームを上記一側から上記他側に向って付勢する弾性部材を備えている。
この実施の形態によれば、上記ローラと上記揺動アームと弾性部材との簡単且つ安価な機構によって、上記可動レールの上記固定レールに対する停止位置決めと停止位置の保持とこの保持の解除とを、スムーズに,安全にそして確実に行うことができる。
また、1実施の形態のレールユニットでは、
上記揺動アームは、弾性体で形成されており、当該弾性体自体の弾性力によって上記一側から上記他側に向って付勢されている。
この実施の形態によれば、上記ローラと上記揺動アームとのより簡単且つ安価な機構によって、上記可動レールの上記固定レールに対する停止位置決めと停止位置の保持とこの保持の解除とを、スムーズに,安全にそして確実に行うことができる。
また、1実施の形態のレールユニットでは、
上記固定レールは、上記揺動アームが取り付けられた上記固定部材に取り付けられており、
上記固定部材に対する上記固定レールの取付位置が、上記固定レールの長手方向に移動可能になっている。
上記揺動アームを付勢する力と、上記揺動アームが上記ローラを係止する上記凹部の形状との兼ね合いで、上記可動レールの上記固定レールに対する停止位置がずれる場合が生ずる。この実施の形態によれば、上記固定部材に対する上記固定レールの取付位置を、上記固定レールの長手方向に移動させることによって、上記可動レールに設けられた上記ローラと上記揺動アームの上記凹部との係止位置を修正することができる。したがって、上記可動レールの上記固定レールに対する停止位置を修正することができる。
また、この発明の加熱調理器は、
開口を有すると共に、内部に収納された被調理物を加熱調理するための加熱庫と、
上記加熱庫の上記開口を開閉する扉と、
この発明の一対のレールユニットと
を備え、
上記扉は上記一対のレールユニットにおける上記可動レールに取り付けられており、上記扉は上記開口に対して略垂直方向に開閉される
ことを特徴としている。
上記構成によれば、上記可動レールの上記固定レールに対する停止位置を正確に決めることができ、上記揺動アームによる上記回転係止体の係脱をスムーズに行うことができ、上記停止位置を保持できる一対のレールユニットにおける上記可動レールの先端に、上記加熱庫の上記開口をこの開口に対して略直角方向に開閉する扉を取り付けている。したがって、上記加熱庫の上記開口を上記扉によって、簡単に、スムーズに、確実に閉鎖することができる。その結果、パッキンの弾性力や蒸気圧に抗して上記開口を上記扉で密閉することができる。
以上より明らかなように、この発明のレールユニットは、可動レールが固定レールに沿って所定位置まで後退すると、付勢装置の揺動アームが係脱可能に揺動して上記可動レールの回転係止体を係止するので、上記可動レールの上記固定レールに対する停止位置を正確に決めることができる。また、上記揺動アームによって係止される係止体は回転係止体であるので、上記揺動アームの揺動を規制する力を強くして上記揺動アームの係止力を高めても、上記回転係止体が回転することによって、上記揺動アームによる上記回転係止体の係脱をスムーズ且つ安全に行うことができる。
さらに、上記揺動アームが上記回転係止体を係止した際に、付勢装置によって、上記可動レールを奥側に付勢するので、上記固定レールに沿って奥側に所定の位置まで後退した上記可動レールが、外力により意に反して前進することを防止して上記所定の位置に保持することができる。
また、この発明の加熱調理器は、加熱庫の開口を開閉する扉を、可動レールの固定レールに対する停止位置を正確に決めることができ、揺動アームによる回転係止体の係脱をスムーズに行うことができ、上記停止位置を保持できる一対のレールユニットの上記可動レールの先端に取り付けて、上記扉を上記開口に対して略直角方向に開閉するようにしたので、上記加熱庫の上記開口を上記扉によって、簡単に、スムーズに、確実に閉鎖することができる。その結果、パッキンの弾性力や蒸気圧等に抗して上記開口を上記扉で密閉することができる。
したがって、上記加熱庫の熱源として過熱蒸気を用いる場合に、上記扉の隙間から過熱蒸気が漏れたり、上記加熱庫内に空気が進入してビタミンが破壊されたりすることを防止できる。さらに、上記扉を開く場合に上記回転係止体と上記揺動アームとの係合が解除された瞬間に、勢い余って上記扉に設置された受け皿から食品が飛び出したり、上記受け皿をひっくり返したりすることを回避することができる。
この発明の加熱調理器の一例としてのグリルにおける前方斜視図である。 本グリルの後方斜視図である。 図1および図2におけるA‐A'矢視断面図である。 扉を引き出した状態における前方斜視図である。 右側のレールユニットにおける五面図である。 左側のレールユニットにおける五面図である。
以下、この発明を図示の実施の形態によって詳細に説明する。図1は、本実施の形態のレールユニットを用いた加熱調理器の一例としてのグリルにおける前方斜視図である。また、図2は、本グリルにおける後方斜視図である。また、図3は、図1および図2におけるA‐A'矢視断面図である。また、図4は、図1において扉を引き出した状態を示す図である。但し、図1,図2および図4では、本グリルの外殻を成すキャビネットの一部を取り去った状態を示しており、図3では蒸気の供給経路のみを示している。
本グリルは、図1〜図4に示すように、受け皿21に載置された被加熱物を加熱調理するための加熱庫7と、この加熱庫7上に載置されて加熱庫7内を上側から加熱すると共に過熱蒸気を生成する上ヒータ収納部8と、加熱庫7下に取り付けられて加熱庫7内を下側から加熱する下ヒータ収納部36と、上ヒータ収納部8の横に設置されて飽和水蒸気を生成する蒸気発生装置4と、加熱庫7の横であって蒸気発生装置4の前方下方に設置されて蒸気発生用の水を蓄えるタンク1と、このタンク1の後方に設置されてタンク1内の水を蒸気発生装置4に供給するポンプ2とを有している。
また、本グリルの正面には、図4に示すように、加熱庫7の開口側を「前側」、上記開口側とは反対側を「後側」として、前後方向と直交する左右方向両側に設けられた一対のレールユニット(図4では片方のみが現れている)12に沿って前後にスライドして、加熱庫7の前面開口部13を開閉する扉14を設けている。以下、一対のレールユニットを総称する場合には「レールユニット12」と称し、個別に言う場合には「レールユニット12a」および「レールユニット12b」と称することにする。また、図1に示すように、扉14の右側には操作部15および液晶表示部16を設け、扉14の下部には取っ手17を設けると共に、扉14の略中央に耐熱ガラス製の窓18を設けている。
上記操作部15は、同軸上に設置されたつまみ19および決定ボタン20を含んで構成されている。つまみ19は回転可能に取り付けられており、ユーザは、つまみ19を回転させることにより、液晶表示部16に表示される複数の調理メニューから所望の調理メニューを選択することができる。そして、決定ボタン20を押圧することによって、つまみ19によって現在選択されている調理メニューが確定される。
本実施の形態においては、上述したように、上記扉14は一対のレールユニット12a,12bに沿って前後にスライドして、加熱庫7の前面開口部13を開閉するのであるが、一対のレールユニット12a,12bは、図3に示すように、加熱庫7の下方左右の位置に前後方向に配置されている。ここで、一対のレールユニット12a,12bの構造は特に限定するものではない。例えば、加熱庫7の下方における上記キャビネット(図示せず)の底面上に前後方向に延在して取り付けられた固定レールと、この固定レール内に摺動自在に挿入されて前後方向に移動する可動レールと、上記固定レールと上記可動レールとの間に挿通されて転がり軸受が設けられた中間レールとで構成されている。そして、一対のレールユニット12a,12bにおける上記可動レールの前端部は、連結金具(図示せず)によって連結されており、この連結金具には扉14が着脱自在に取り付けられている。
さらに、図4に示すように、上記連結金具に着脱可能に取り付けられた扉14の裏面や上記連結金具に受け皿21を連結して、受け皿21が連結された引き出し式の扉14を構成している。
上記構成において、上記加熱庫7内において、受け皿21上に載置された被加熱物を、蒸気を用いずに加熱調理する場合には、上ヒータ収納部8内に収納された例えばシーズヒータ等でなる上ヒータ9と、下ヒータ収納部36内に収納された例えばシーズヒータ等でなる下ヒータ37とがオンされて、上ヒータ9および下ヒータ37からの熱によって、上記被加熱物が加熱される。
この場合、上記上ヒータ収納部8の下側にある加熱庫7の天面パネル10は、上ヒータ収納部8内の空間と加熱庫7内の空間とを隔てる隔壁として機能すると共に、上ヒータ9に加熱されて加熱庫7内の被加熱物へ輻射熱を照射する輻射板としても機能する。また、下ヒータ収納部36の上側にある加熱庫7の底面パネル38は、下ヒータ収納部36内の空間と加熱庫7内の空間とを隔てる隔壁として機能すると共に、下ヒータ37に加熱されて加熱庫7内の被加熱物へ輻射熱を照射する輻射板としても機能する。その際に、下ヒータ37は、底面パネル38で完全に覆われて加熱庫7内の空間に露出しないようになっている。したがって、被加熱物から出た油等が滴下して下ヒータ37に付着することに起因する発煙や発火がなく、下ヒータ37の汚れを防止することができる。
これに対し、上記被加熱物を蒸気を用いて加熱調理する場合には、タンク1内の水が、ポンプ2によってチューブ3を介して蒸気発生装置4に供給される。そして、蒸気発生装置4内の水が、蒸気発生装置4内に設置されたU字を90度回転した形状の蒸気発生ヒータ5によって加熱されて、飽和水蒸気が生成される。こうして生成された飽和水蒸気は、加熱庫7上に載置された上ヒータ収納部8に蒸気供給パイプ6を介して吹き出され、内蔵された上ヒータ9によって加熱されて過熱蒸気となる。この過熱蒸気は、下側の加熱庫7の天面パネル10に設けられた複数の蒸気吹出口11から、加熱庫7内に下方に向かって噴き出される。こうして、加熱庫7内に下方に向かって噴き出される過熱蒸気により、受け皿21に載置された被加熱物が加熱調理される。ここで、上記過熱蒸気とは、100℃以上の過熱状態にまで加熱された蒸気を意味する。
図5は、上記一対のレールユニット12a,12bのうち、加熱庫7の右側に配置されるレールユニット12aの五面図である。また、図6は、加熱庫7の左側に配置されるレールユニット12bの五面図である。レールユニット12aとレールユニット12bとは、図4で見た場合左右が反対になっているだけで基本構成は全く同じである。したがって、図5と図6とにおいて、互いに対応する部材には同じ番号を付している。以下、図5に従って、レールユニット12の構成および動作について説明する。
図5は、上記レールユニット12aにおける正面図(図5(a)),上面図(図5(b)),下面図(図5(c)),右側面図(図5(d))および左側面図(図5(e))である。
図5において、上記レールユニット12aは、概略コ字状の断面を有する固定レール22と、概略コ字状の断面を有する可動レール23と、固定レール22を例えば加熱庫7の下方における上記キャビネットの底面上に取り付けるための固定レール取付部材24とを含んで構成されている。ここで、図5および図6においては、固定レール22と可動レール23との間に挿通されて転がり軸受が設けられた上記中間レールは、本願の特徴的な構成とは関係ないので省略している。
コ字状の断面を有する上記可動レール23の幅(図5(e)で上下方向への長さ)および高さ(図5(e)で左右方向への長さ)の何れも、固定レール22の上記幅および上記高さよりも小さく構成されている。そして、可動レール23は、固定レール22内に固定レール22と向かい合わせに挿通されて、固定レール22内を進退可能に装着されている。尚、図5では省略されているが、可動レール23が固定レール22内を進退する際に、上記中間レールの機能により、固定レール22から外れないようになっている。
上記固定レール取付部材24は、図5(b)に示すように、金属板を折り曲げて、上方から見てコ字状の断面を有するように形成されている。そして、固定レール取付部材24には、固定レール22の後端部が嵌合されると共に、螺子25によって取り付け固定されている。さらに、固定レール取付部材24自体が、上記キャビネットの底面上における後部に取り付けられる。尚、固定レール取付部材24の取り付け方法については、特に限定するものではない。
また、上記固定レール取付部材24における本レンジの中心軸に対して外側に位置する壁26の内面中央部には、板状のラッチ27の一端が揺動可能に取り付けられている。このラッチ27の図中上側には、長さ方向中央部から先端側に向かってU字状の凹部27aが形成されており、凹部27aの直後には板状の突出部27cが設けられている。この突出部27cには、ラッチ27を上方に引き上げるバネ28の下端を係止するバネ係止孔27bが穿たれている。さらに、固定レール取付部材24における壁26の内面上方には、内側に向かって延在すると共に、バネ28の上端を係止するバネ係止孔29aが穿たれたバネ係止片29が設けられている。こうして、ラッチ27は、上端が固定レール取付部材24に固定されたバネ28によって上方に引き上げられている。
図5(a)に示すように、概略コ字状の断面を有する上記可動レール23における側面(図5(a)では垂直方向に延在している面:以下主面と言う)23aの進退方向後端部には、この主面23aに対して垂直な回転軸30が取り付けられ、この回転軸30に樹脂製のローラ31が回転自在に取り付けられている。このローラ31は、可動レール23が固定レール22に対して進退するのに伴って、固定レール22に沿って前後に移動する。そして、後方に移動してラッチ27の前端部に当接した場合に、ローラ31がラッチ27をバネ28の弾性力に抗して下方に向かって回動させることができるような力で可動レール23が押し込まれると、ラッチ27が一時的に下方に押し下げられ、相対的にローラ31がラッチ27の前端部を乗り越えて凹部27a内に収まる。こうして、ローラ31がラッチ27の凹部27a内に係止されることによって、可動レール23の固定レール22に対する停止位置決めとその停止位置の保持とが行われるのである。さらに、ローラ31がラッチ27をバネ28の弾性力に抗して下方に向かって回動させることができるような力で可動レール23が引き出されると、ラッチ27が一時的に下方に押し下げられ、相対的にローラ31がラッチ27の前端部を乗り越えて凹部27aから脱出することができるのである。
ここで、上記ラッチ27の凹部27aにおける前側の壁面は、前方に進むに連れて上方に向かう傾斜面32となっている。さらに、この傾斜面32よりも前側は、前方に進むに連れて下方に向かう傾斜面33となっている。そして、可動レール23を押し込む場合には、ラッチ27の先端部に形成された傾斜面33は、この傾斜面33とこの傾斜面33に続く傾斜面32とで形成される三角状の突部27dをローラ31が前側から相対的に乗り越える際の案内面として機能する。また、傾斜面32は、突部27dを乗り越えたローラ31をいち早く凹部27a内に相対的に引き込むための引込面として機能する。但し、傾斜面(引込面)32は、可動レール23を引き出す場合には、上記案内面として機能することになる。
このように、上記ラッチ27の凹部27aに係止されたローラ31は、バネ28と引込面32との作用によって、常時凹部27a内に相対的に引き込まれている。そのため、可動レール23は常時奥側に付勢されることになる。したがって、固定レール22に沿って奥側に所定の位置まで後退した可動レール23が蒸気圧等の外力により意に反して前進することが防止され、可動レール23は上記所定の位置(ローラ31の係止位置)に確実に保持されるのである。
尚、上記可動レール23の前端部に一列に3個設けられた孔35は、レールユニット12aにおける可動レール23の前端部とレールユニット12bにおける可動レール23の前端部とを上記連結金具で連結する際に、上記連結金具を取り付けるためのネジ孔である。
すなわち、本実施の形態においては、上記回転係止体をローラ31で構成し、上記揺動アームをラッチ27で構成し、上記固定部材を固定レール取付部材24で構成し、上記付勢装置をラッチ27とバネ28とを含んで構成しているのである。
以上のごとく、本実施の形態においては、上記可動レール23の固定レール22に対する停止位置決めとこの停止位置の保持とを、可動レール23に設けられたローラ31で成る可動フックと固定部に設けられたラッチ27で成る固定フックとの係合で行うと見なすことができる。そして、上記可動フックをローラ31で構成すると共に、上記固定フックであるラッチ27に、ローラ31が突部27dを乗り越える際の案内面33,32と突部27dを乗り越えたローラ31を凹部27a内に引き込む引込面32とを設けている。したがって、可動レール23の固定レール22に対する停止位置決めとこの停止位置の保持とこの保持の解除とを、スムーズに且つ確実に行うことができるのである。
特に、上記ラッチ27の凹部27aに係止されたローラ31を、バネ28と引込面32との作用によって常時凹部27a内に引き込んでいるので、可動レール23を常時奥側に付勢することができる。したがって、所定の位置まで後退した可動レール23が蒸気圧等によって前進するのを防止し、可動レール23は上記所定の位置に確実に保持することができる。
その場合、上記バネ28の弾性力を強く設定することにより、固定フックに相当するラッチ27における引込面32による引き込み力を強くすると共に、可動フックに相当するローラ31の係止位置を強固に保持することができる。その場合であっても、ローラ31と案内面32との働きによって係止位置の保持の解除をスムーズに行うことができるのである。
すなわち、本実施の形態によれば、上記ローラ31とラッチ27とバネ28との簡単且つ安価な機構で、安定して、過熱蒸気の蒸気圧に抗して、扉14を前面開口部13の周囲の前面パネル34に密着させることができ、扉14の隙間から高温の過熱蒸気が漏れて危険であったり、空気が侵入してビタミンが破壊されたりすることを防止できる。さらに、扉14の密閉性を高めるために扉14側あるいは前面パネル34の前面開口部13側にパッキンを設置しても、扉14が前面パネル34に当接する際におけるローラ31のラッチ27上での停止位置を引込面32上に設定しておけば、常に可動レール23を介して扉14を前面パネル34側に付勢しておくことができ、上記パッキンの弾性力によって扉14が押し戻されて所定の位置まで閉まらなくなるのを防止することができる。したがって、扉14が前面開口部13を密閉したことを検知するスイッチ(図示せず)がオフとなって、加熱調理がスタートできなくなることを回避できる。
ここで、上記可動フックを回転可能なローラ31ではなく円柱棒によって構成した場合には、バネ28の弾性力を強く設定すると、例え、上記固定フックであるラッチ27に案内面33,32と引込面32とが設けられていても、上記可動フックである円柱棒と上記固定フックであるラッチ27の案内面33,32および引込面32との摩擦力が大きく、ラッチ27による上記円柱棒の係止位置決めとその係止位置の保持とをスムーズに行うことはできない。したがって、傾斜面32,33にグリースを塗る等の処置が必要となる。
すなわち、本実施の形態によれば、上記可動フックと上記固定フックとの係合による可動レール23の固定レール22に対する確実な停止位置決めおよびこの停止位置の強固な保持と、この保持のスムーズな解除と、の両立を図ることができる。したがって、可動レール23の先端部に取り付けられた扉14を前面開口部13の周囲の前面パネル34に密着させることができ、扉14の隙間から過熱蒸気が漏れたり、加熱庫7内に空気が進入してビタミンが破壊されたりすることを防止できる。さらに、扉14を開く場合に上記可動フック(ローラ31)と上記固定フック(ラッチ27)との係合が解除された瞬間に、勢い余って扉14に設置された受け皿21から食品が飛び出したり、受け皿21をひっくり返したりすることを回避することができるのである。
ところで、上記バネ28の弾性力とラッチ27の凹部27aの形状と上記パッキンの弾性力や厚みとの兼ね合いで、可動レール23の固定レール22に対する停止位置がずれる場合が生ずる。そこで、本実施の形態においては、固定レール取付部材24に対する固定レール22の取付位置を、可動レール23の進退方向にずらすことを可能にしている。その場合における固定レール22の取付位置をずらす方法については、特に限定するものではない。例えば、固定レール取付部材24に設ける螺子25挿通用の穴を長穴にすれば、簡単な構成で実現することができる。こうすれば、完成された固定レール取付部材24に対して完成された固定レール22を組み付ける際における組み付け位置が、調整可能になる。したがって、本実施の形態によれば、扉14側あるいは前面パネル34の前面開口部13側に設置された上記パッキンの弾性力および過熱蒸気の蒸気圧に抗して、扉14を前面開口部13に密着させることが可能なように、固定レール取付部材24に対する固定レール22の取付位置を、グリル毎に微調整することができるのである。
尚、本実施の形態においては、上記固定レール取付部材24のラッチ27は、バネ28によって垂直方向上側に引き上げられており、可動レール23のローラ31によって垂直方向下側に押し下げられるようになっている。しかしながら、ラッチ27の揺動方向は、水平方向であっても差し支えない。つまり、固定レール取付部材24の上記キャビネットに対する取付姿勢に、特に制限はないのである。
また、本実施の形態においては、上記加熱庫7の前面開口部13をレールユニット12に沿って前後にスライドする扉14によって開閉する扉開閉機構について、過熱蒸気を用いたグリルに適用した場合を例に説明した。しかしながら、上記扉開閉機構は、上記以外にも、ガスレンジや電子レンジ等にも適用できることは言うまでもない。また、加熱調理器以外にも、開口を前後にスライドして開閉する扉を有する装置であれば、適用することも可能である。
また、本実施の形態においては、上記ラッチ27を、このラッチ27と別体に構成されたバネ28によって、ローラ31に向かって付勢している。しかしながら、この発明はこれに限定されるものではなく、バネ28に換わる他の弾性体を用いても構わない。また、ラッチ27自体を板バネ等の弾性体で構成し、バネ28を省略してより安価に構成することも可能である。
また、本実施の形態においては、上記案内面を1つの傾斜面33で構成し、上記引込面を1つの傾斜面32で構成している。しかしながら、この発明はこれに限定されるものではなく、上記案内面あるいは上記引込面を、傾斜角が異なる複数の傾斜面で構成しても構わない。
また、本実施の形態においては、上記回転係止体をローラ31で構成しているが、可動レール23に転動可能に埋め込まれた球体であっても差し支えない。
また、本実施の形態においては、上記ローラ31を可動レール23の進退方向後端部に設け、ラッチ27を固定レール22の後端部に設けているが、この発明はこれに限定されるものではない。例えば、ローラ31を可動レール23の進退方向中間部に設け、ラッチ27を可動レール23が所定の位置に至った際にローラ31を係止できる位置に設けても差し支えない。
1…タンク、
2…ポンプ、
4…蒸気発生装置、
5…蒸気発生ヒータ、
6…蒸気供給パイプ、
7…加熱庫、
8…上ヒータ収納部、
9…上ヒータ、
10…天面パネル、
11…蒸気吹出口、
12a,12b…レールユニット、
13…前面開口部、
14…扉、
15…操作部、
21…受け皿、
22…固定レール、
23…可動レール、
24…固定レール取付部材、
27…ラッチ、
27a…凹部、
27c…突出部、
27d…突部、
28…バネ、
29…バネ係止片、
31…ローラ、
32…引込面、
33…案内面、
34…前面パネル、
36…下ヒータ収納部、
37…下ヒータ、
38…底面パネル。

Claims (6)

  1. 固定レールと、
    上記固定レールに対して進退可能に設けられた可動レールと、
    上記可動レールに設けられた回転係止体と、
    上記回転係止体に対して係脱可能に揺動する揺動アームを含み、上記可動レールが上記固定レールに沿って奥側に所定の位置まで後退した場合に、上記揺動アームが上記回転係止体を係止して上記可動レールを奥側に付勢する付勢装置と
    を備えたことを特徴とするレールユニット。
  2. 請求項1に記載のレールユニットにおいて、
    上記回転係止体は、上記可動レールに回転軸によって回転可能に取り付けられたローラであり、
    上記揺動アームは、固定部材に揺動軸によって揺動可能に取り付けられて、一側からこの一側とは反対側の他側に向って付勢されると共に、上記他側には、先端から上記揺動軸に向かって順に、複数の傾斜面によって定義される突部と上記ローラが係止される凹部とが形成されており、上記複数の傾斜面のうち上記凹部側の傾斜面は上記ローラを上記凹部内に引き込む引込面を成す一方、上記先端側の傾斜面は上記ローラを上記突部の頂上に案内する案内面を成し、
    上記ローラが上記引込面によって上記凹部内に引き込まれることによって、上記可動レールが奥側に付勢されるようになっている
    ことを特徴とするレールユニット。
  3. 請求項2に記載のレールユニットにおいて、
    上記付勢装置に含まれると共に、上記揺動アームを上記一側から上記他側に向って付勢する弾性部材を備えた
    ことを特徴とするレールユニット。
  4. 請求項2に記載のレールユニットにおいて、
    上記揺動アームは、弾性体で形成されており、当該弾性体自体の弾性力によって上記一側から上記他側に向って付勢されている
    ことを特徴とするレールユニット。
  5. 請求項2から請求項4までの何れか一つに記載のレールユニットにおいて、
    上記固定レールは、上記揺動アームが取り付けられた上記固定部材に取り付けられており、
    上記固定部材に対する上記固定レールの取付位置が、上記固定レールの長手方向に移動可能になっている
    ことを特徴とするレールユニット。
  6. 開口を有すると共に、内部に収納された被調理物を加熱調理するための加熱庫と、
    上記加熱庫の上記開口を開閉する扉と、
    請求項1から請求項5までの何れか一つに記載の一対のレールユニットと
    を備え、
    上記扉は上記一対のレールユニットにおける上記可動レールに取り付けられており、上記扉は上記開口に対して略垂直方向に開閉される
    ことを特徴とする加熱調理器。
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