JP2011025743A - ワイヤハーネス配索装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】コネクタの破損を防止でき、容易に車体へ組み付けることができるワイヤハーネス配索装置を提供する。
【解決手段】自動車の床11とシートとに亘ってワイヤハーネス4を配索するワイヤハーネス配索装置1Aは、床11に固定されるレール2と、シートに連動してレール2内をスライドするプロテクタ8Aと、ワイヤハーネス4と、を有している。プロテクタ8Aは、ワイヤハーネス4のコルゲートチューブ6の一端部を取り付けるワイヤハーネス取付部80と、コルゲートチューブ6の一端部から引き出された電線5をその内側に通して、この電線5の端末に取り付けられたコネクタ13をシートに導く導出部84と、導出部84のシート寄りの端部に設けられ、コネクタ13を保持するコネクタ保持部87Aと、を一体に有している。
【選択図】図2

Description

本発明は、例えば、自動車の床などの車体と、この車体に対してスライド自在に設けられたシートなどのスライド体とに亘ってワイヤハーネスを配索するワイヤハーネス配索装置に関するものである。
自動車には、車体としての乗員室の床などに対してスライド自在なスライド体としてのシートが設けられていることがある。また、前記シートには、例えば乗員が着座しているか否かを検出する着座センサ等の電子機器が取り付けられている。このため、前述したスライド自在なシートを有した自動車には、前記シートに取り付けられた電子機器と前記床に固定された電子機器とを接続するために、前記床と前記シートとに亘ってワイヤハーネスを配索する種々のワイヤハーネス配索装置が用いられてきた(例えば特許文献1を参照。)。
特許文献1に記載された上記ワイヤハーネス配索装置201は、図12及び図13に示すように、自動車の車体としての乗員室の床と、矢印K2方向に沿ってスライド自在に設けられたスライド体としてのシート240と、に亘ってワイヤハーネス210を配索する装置である。このワイヤハーネス配索装置201は、床に固定されたレール202と、レール202に取り付けられた一対のモール207a,207bと、モール207aをレール202に取り付けるモールブラケット208と、シート240に連動してレール202内をスライドする移動部材としてのプロテクタ209と、レール202内に収容され、プロテクタ209に取り付けられてシート240に導かれるワイヤハーネス210と、を有している。
上記レール202は、シート240のスライド方向K2に沿って延びた箱状のレール本体205と、このレール本体205の内部に設けられ、ワイヤハーネス210を保持したプロテクタ209をスライド自在に取り付ける摺動レール206と、を有している。また、レール本体205は、アッパケース203とロアケース204とがボルト固定されて形成されている。また、レール本体205には、プロテクタ209の上部をレール本体205内からレール本体205外に導くための、シート240のスライド方向K2に沿って延びたスリット214が設けられている。
上記一対のモール207a,207bは、弾性変形可能な柔軟性を有する合成樹脂で構成されている。また、一対のモール207a,207bは、スリット214の幅方向の両端部から当該スリット214の中心に向かって互いに近付く方向に延びており、プロテクタ209の外表面に当接している。このような一対のモール207a,207bは、スリット214からレール本体205内に異物が侵入することを防止する。
上記ワイヤハーネス210は、電線211と、この電線211の端末に取り付けられ、シート240に設けられた相手側コネクタに接続されるコネクタ212と、電線211を内側に通して該電線211を保護するコルゲートチューブ213と、を有している。
上記プロテクタ209は、コルゲートチューブ213の一端部を取り付けるワイヤハーネス取付部291と、このワイヤハーネス取付部291に連なりL字の筒状に形成され、内側にコルゲートチューブ213の一端部から引き出された電線211を通す導出部292と、この導出部292の外表面に設けられ、摺動レール206にスライド自在に取り付けられる摺動部293と、を有している。また、導出部292は、その上部がスリット214を通されてレール本体205外に位置付けられており、ワイヤハーネス210の一端部、即ちコネクタ212、をシート240に導く。
また、図12中の符号220は、床に固定され、レール202と平行に配置された支持レールであり、符号221は、シート240を支えて該シート240を支持レール220にスライド自在に取り付ける支持体であり、符号230は、シート240に取り付けられるシートブラケットである。上述したプロテクタ209は、紐215によってこのシートブラケット230に連結されている。
特開2006−42457号公報
しかしながら、図12及び図13に示された従来のワイヤハーネス配索装置201は、以下に示す問題があった。即ち、ワイヤハーネス配索装置201は、部品工場から自動車組立工場への輸送時や車体への組み付け時などにおいて、ワイヤハーネス210のコネクタ212が固定されていないため、該コネクタ212が何かにぶつかって破損する恐れがあった。そのため、コネクタ212を破損させないように、その取り扱いに注意を払わなくてはならないという問題があった。
また、ワイヤハーネス210のコネクタ212とシート240に設けられた相手側コネクタとを接続する接続作業はシート240を傾けた状態で行うが、コネクタ212と相手側コネクタとを接続するのに両手を使うので、シート240を支えながらコネクタ同士を接続する作業を作業員一人で行うことが困難であるという問題があった。
したがって、本発明は、コネクタの破損を防止でき、容易に車体へ組み付けることができるワイヤハーネス配索装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1に記載された発明は、車体に固定されるレールと、前記車体に対してスライド自在なスライド体に連動して前記レール内をスライドする移動部材と、電線の端末に前記スライド体に接続されるコネクタが取り付けられたワイヤハーネスと、を有し、前記車体と前記スライド体とに亘って前記ワイヤハーネスを配索するワイヤハーネス配索装置において、前記移動部材に、前記コネクタを保持するコネクタ保持部が設けられていることを特徴とするワイヤハーネス配索装置である。
請求項2に記載された発明は、請求項1に記載された発明において、前記移動部材に前記コネクタ保持部が一体に設けられていることを特徴とするものである。
請求項3に記載された発明は、請求項1に記載された発明において、前記移動部材に、当該移動部材と別体で設けられた前記コネクタ保持部が取り付けられていることを特徴とするものである。
請求項4に記載された発明は、請求項1ないし請求項3のうち1項に記載された発明において、前記コネクタ保持部が、前記コネクタと前記スライド体に設けられた相手側コネクタとの嵌合方向が前記移動部材のスライド方向と平行になる向きで前記コネクタを保持するように設けられていることを特徴とするものである。
請求項5に記載された発明は、請求項1ないし請求項4のうち1項に記載された発明において、前記レールが、当該レールの長手方向の一端部に開口部が設けられた筒状に形成され、かつ、前記長手方向に延びるとともに前記スライド体側に開口したスリットを有しており、前記開口部から前記レール内に引き込まれた前記ワイヤハーネスの前記電線を取り付けるワイヤハーネス取付部と、該ワイヤハーネス取付部に連なりかつ前記スリットを通されて前記レール外に導出され、内側に前記電線を通すことで当該電線の端末に取り付けられた前記コネクタを前記スライド体に導く導出部と、当該導出部の前記スライド体寄りの端部に設けられた前記コネクタ保持部と、を有する前記移動部材としてのプロテクタを有していることを特徴とするものである。
請求項6に記載された発明は、請求項1ないし請求項4のうち1項に記載された発明において、前記スライド体を支えて前記レールにスライド自在に取り付ける前記移動部材としての支持体に、前記コネクタ保持部が設けられていることを特徴とするものである。
請求項1に記載された発明によれば、前記移動部材に、前記コネクタを保持するコネクタ保持部が設けられているので、本ワイヤハーネス配索装置の輸送時や車体への組み付け時などにおいて、前記ワイヤハーネスのコネクタが何かにぶつかって破損することを防止できる。また、前記コネクタを前記スライド体に接続する際、この接続作業を片手で容易に行うことができる。よって、コネクタの破損を防止でき、容易に車体へ組み付けることができるワイヤハーネス配索装置を提供することができる。
請求項2に記載された発明によれば、前記移動部材に前記コネクタ保持部が一体に設けられているので、本ワイヤハーネス配索装置の部品点数の増加及び組立工数の増加を抑えることができる。
請求項3に記載された発明によれば、前記移動部材に、当該移動部材と別体で設けられた前記コネクタ保持部が取り付けられているので、本ワイヤハーネス配索装置の既存の部品に加える設計変更を最小限にとどめることができる。
請求項4に記載された発明によれば、前記コネクタ保持部が、前記コネクタと前記スライド体に設けられた相手側コネクタとの嵌合方向が前記移動部材のスライド方向と平行になる向きで前記コネクタを保持するように設けられているので、前記コネクタを前記スライド体に接続する接続作業をさらに容易に行うことができる。
請求項5に記載された発明によれば、前記開口部から前記レール内に引き込まれた前記ワイヤハーネスの前記電線を取り付けるワイヤハーネス取付部と、該ワイヤハーネス取付部に連なりかつ前記スリットを通されて前記レール外に導出され、内側に前記電線を通すことで当該電線の端末に取り付けられた前記コネクタを前記スライド体に導く導出部と、当該導出部の前記スライド体寄りの端部に設けられた前記コネクタ保持部と、を有する前記移動部材としてのプロテクタを有しているので、前記ワイヤハーネスの前記レールへの出し入れ、即ち前記レール内での移動、を円滑に行うことができ、また、前記ワイヤハーネスが傷付くことを防止できる。
請求項6に記載された発明によれば、前記スライド体を支えて前記レールにスライド自在に取り付ける前記移動部材としての支持体に、前記コネクタ保持部が設けられているので、前記コネクタを前記スライド体に接続する接続作業を容易に行うことができる。
本発明の第1の実施形態に係るワイヤハーネス配索装置を示す斜視図である。 図1に示されたワイヤハーネス配索装置の概略構成図である。 図1中のA−A線に沿った断面図である。 図1に示されたワイヤハーネス配索装置の余長収容部の分解図である。 図1に示されたワイヤハーネス配索装置の支持体及びプロテクタを示す斜視図である。 図5に示されたプロテクタを示す斜視図である。 本発明の第2の実施形態に係るワイヤハーネス配索装置を示す斜視図である。 図7に示されたワイヤハーネス配索装置の平面図である。 本発明の第3の実施形態に係るワイヤハーネス配索装置を示す斜視図である。 図9に示されたワイヤハーネス配索装置の平面図である。 本発明の第4の実施形態に係るワイヤハーネス配索装置を示す斜視図である。 従来のワイヤハーネス配索装置を示す斜視図である。 図12に示されたワイヤハーネス配索装置の分解図である。
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態に係るワイヤハーネス配索装置を図1ないし図6を用いて説明する。
上記ワイヤハーネス配索装置1Aは、自動車の「車体」としての乗員室の床11(図3中に一点鎖線で示す。)と、この床11に対してスライド自在に設けられた「スライド体」としてのシートと、に亘ってワイヤハーネス4を配索する装置である。また、床11の上にはマット12が敷かれている(図3中に一点鎖線で示す。)。
上記シートには、シートに乗員が着座しているか否かを検出する着座センサや、シートに着座した乗員がシートベルトをしているか否かを検出するシートベルトセンサなどの電子機器が取り付けられている。また、前記シートは、図3において、床11及びマット12の矢印Y方向に沿った上方に配置されている(図示は省略する。)。
上記ワイヤハーネス配索装置1Aは、図1及び図2に示すように、床11に固定される金属製のレール2と、一対のモール9,10と、前記シートを支えて該シートをレール2にスライド自在に取り付ける支持体7と、前記シート及び支持体7に連動してレール2内をスライドする「移動部材」としてのプロテクタ8Aと、プロテクタ8Aに取り付けられる前記ワイヤハーネス4と、ワイヤハーネス4の余長部分を出し入れ自在に収容する合成樹脂製の余長収容部3と、を有している。
また、図1〜3中の矢印Zは、シートのスライド方向、即ちレール2の長手方向、を表している。また、本実施形態では、矢印Zは自動車の前後方向と平行である。さらに、レール2の長手方向の一端部2aは自動車の前側に位置し、レール2の長手方向の他端部2bは自動車の後ろ側に位置する。また、矢印Xは、レール2の幅方向を表している。また、本実施形態では、矢印Xは自動車の幅方向と平行である。また、矢印Yは、鉛直方向を表している。
上記ワイヤハーネス4は、1本または複数本の電線5と、これら電線5を収容したコルゲートチューブ6と、電線5の端末に取り付けられ、前記シートに設けられた相手側コネクタ14に接続されるコネクタ13と、で構成されている。前記電線5は、周知の被覆電線であり、シートに取り付けられた前記電子機器と、床11即ち前記車体に取り付けられたECU(Electronic Control Unit)などの電子機器とを電気接続している。コルゲートチューブ6は、ポリプロピレンなどの合成樹脂で構成され、かつ、小径の谷部と大径の山部とが交互に連続した蛇腹状の筒状に設けられており、内側に電線5を通すことで、この電線5を保護している。前記コネクタ13は、各電線5の端末に取り付けられた端子金具と、この端子金具を収容する合成樹脂製のコネクタハウジングと、で構成されている。
上記支持体7は、金属板にロール成形加工やプレス加工等が施されて得られるものであり、図3及び図5に示すように、前記シートに取り付けられるシート取付部70と、レール2の内部に位置付けられてレール2の後述の支持体収容部30内に矢印Z方向に沿ってスライド自在に収容されるスライド部71と、を有している。前記スライド部71は、シート取付部70の下端部に連なり、断面U字状に形成された第1スライド部72と、同じくシート取付部70の下端部に連なり、断面U字状に形成された第2スライド部73と、で構成されている。また、これら第1スライド部72と第2スライド部73とは、矢印Yと平行な仮想軸に対して線対称形状に形成されている。
上記レール2は、床11に固定されかつマット12の下に配置されている。このレール2は、長尺の帯状金属板が所定の長さで切断され、切断された金属板にロール成形加工等が施されることにより得られるものである。このレール2は、図3に示すように、床11に重ねられる平らな底壁20と、底壁20の幅方向(矢印X方向)の両端部それぞれからシート側、即ち上側、に立設した一対の側壁21と、各側壁21の上端から互いに離れる方向に延びて床11と相対する一対の下壁22と、各下壁22の側壁21から離れた端部それぞれからシート側、即ち上側、に立設した一対の第2側壁23と、各第2側壁23の上端から互いに近付く方向に延びて下壁22と相対する一対の上壁24と、各上壁24の第2側壁23から離れた端部それぞれから底壁20側に延びた一対の内壁25と、を有している。
また、上述した一対の内壁25は、互いに間隔を空けているとともに、底壁20との間に間隔を空けている。このため、一対の内壁25間には、自動車の乗員室側、即ちシート側に向かって開口し、レール2の長手方向に沿って延びたスリット26が形成されている。また、前記スリット26の矢印X方向に沿った両側には、前述したそれぞれの下壁22と第2側壁23と上壁24と内壁25とで囲まれた一対の空間27,28が形成されている。また、前記スリット26及び一対の空間27,28の下側には、これらスリット26と一対の空間27,28同士を連通させる空間29が形成されている。本発明では、前述した一対の空間27,28と空間29とを合わせて「支持体収容部」と称し、符号30を付す。また、レール2は、長手方向(矢印Z方向)の一端部2aから他端部2bに亘って断面形状が等しく形成されている。即ち、レール2は、長手方向の一端部2aに開口部が設けられた筒状に形成されている。
また、上述した支持体7のスライド部71は、上述したスリット26を通されて上述した支持体収容部30内に収容されているとともに、この支持体収容部30内にレール2の長手方向、即ちシートのスライド方向、に沿ってスライド自在に収容されている。さらに、スライド部71の幅方向(矢印X方向)の両端部72a,73aのうち前記第1スライド部72を構成する一方の端部72aは、上述した一方の空間27内に収容されており、前記第2スライド部73を構成する他方の端部73aは、上述した他方の空間28内に収容されている。また、上述したシート取付部70は、スリット26の上側、即ちレール2の外部、に配置されており、マット12に設けられた切れ目12aを通されて乗員室側に突出している。
また、下壁22と第2側壁23と上壁24と内壁25とで囲まれた前記「他方の空間28」には、余長収容部3から引き出されたワイヤハーネス4と、このワイヤハーネス4を構成するコルゲートチューブ6の一端部6aを取り付けたプロテクタ8Aの後述のワイヤハーネス取付部80と、がレール2の長手方向に沿ってスライド自在に収容されている。本発明では、前記「他方の空間28」を形成する下壁22と第2側壁23と上壁24と内壁25と、空間28とを「ハーネス収容部」と称し、符号15を付す。このハーネス収容部15は、四角筒状の形状をなしている。また、余長収容部3から引き出されたワイヤハーネス4は、四角筒状のハーネス収容部15の、レール2の一端部2aに位置する開口部からハーネス収容部15内に引き込まれている。
このように、空間28、即ちハーネス収容部15内、には、スライド部71の他方の端部73aの他に、ワイヤハーネス4と、後述のワイヤハーネス取付部80と、がスライド自在、即ち出し入れ自在、に収容されている(図2を参照。)。即ち、ハーネス収容部15は、支持体収容部30の一部を構成している。
また、本発明では、一対の空間27,28とスリット26とがレール2の幅方向に沿って互いに位置ずれしているので、スリット26を介してレール2内に侵入した異物が、一対の空間27,28に詰まって支持体7やワイヤハーネス4やプロテクタ8Aの移動の妨げとなることを防止できる。また、スリット26を介して杖などの異物がレール2内に侵入しても、該異物が空間28即ちハーネス収容部15内に収容されたワイヤハーネス4及び後述のワイヤハーネス取付部80に接触することを防止でき、ワイヤハーネス4及びワイヤハーネス取付部80が破損することを防止できる。
上記一対のモール9,10は、図3に示すように、上記一対の上壁24の外表面にそれぞれ取り付けられている。これら一対のモール9,10は、矢印Z方向に延びた長尺状に形成され、かつ、矢印Yと平行な仮想軸に対して線対称形状に形成されている。これら一対のモール9,10は、各上壁24の外表面に重ねられる重なり部9a,10aと、各第2側壁23の外表面に重ねられる第2重なり部9b,10bと、レール2の幅方向の外側からレール2の幅方向の中心に向かって延び、スリット26を覆って、スリット26からレール2内に塵や埃などの異物が侵入することを防止する覆い部9c,10cと、を一体に有している。また、覆い部9c,10cは、支持体7やプロテクタ8Aに当接した際に弾性変形し易いように、柔軟性を有する合成樹脂で構成されている。
上記プロテクタ8Aは、合成樹脂で構成されており、図3、図5及び図6に示すように、板状に形成されその中央に丸穴88aが設けられかつボルト74c及びナットによって支持体7のスライド部71の先端に取り付けられる連結部88と、レール2の他方の空間28、即ちハーネス収容部15、にスライド自在に収容され、かつ、余長収容部3から引き出されて開口部からハーネス収容部15内に引き込まれたワイヤハーネス4即ちコルゲートチューブ6の一端部6aを取り付けるワイヤハーネス取付部80と、このワイヤハーネス取付部80から略L字状に延び、レール2のスリット26及びマット12の切れ目12aを通されて乗員室側に導出され、かつ、ワイヤハーネス取付部80に取り付けられたコルゲートチューブ6の一端部6aから引き出された電線5をその内側に通して、この電線5の端末に取り付けられたコネクタ13をシートに導く導出部84と、この導出部84のワイヤハーネス取付部80から離れた端部、即ちシート寄りの端部、に設けられ、コネクタ13を保持するコネクタ保持部87Aと、を一体に有している。また、マット12の切れ目12aには、前述した支持体7と、プロテクタ8Aの導出部84との双方が通される。
上記連結部88は、支持体7のスライド部71の矢印Z方向の先端に取り付けられている。即ち、支持体7とプロテクタ8Aとは矢印Z方向に沿って並ぶ配置となっている。このように、プロテクタ8Aは、連結部88が支持体7に取り付けられていることから、支持体7、即ちシート、に連動してレール2内をスライドする。さらに、本発明では、連結部88が支持体7に取り付けられることで、プロテクタ8Aがレール2の内表面に非接触となっている。よって、プロテクタ8Aとレール2とが擦れ合うことがなく、プロテクタ8Aの移動を円滑に行うことができる。
上記ワイヤハーネス取付部80は、図5及び図6に示すように、上下方向に相対して互いの間にコルゲートチューブ6の一端部6aを挟む一対の挟持板81,82と、これら一対の挟持板81,82の一端部同士を連結したヒンジと、を有している。一対の挟持板81,82各々の内面には、コルゲートチューブ6の前記谷部、即ち隣り合う前記山部同士の間、に入り込む複数の爪81a,82aが設けられている。また、一対の挟持板81,82には、互いに係止し合う係止部81b,82bが設けられている。このワイヤハーネス取付部80は、一対の挟持板81,82の間にコルゲートチューブ6の一端部6aを挟むことで電線5を取り付ける。
上記導出部84は、上記挟持板81に連なり、ワイヤハーネス取付部80に取り付けられたワイヤハーネス4の長手方向と直交する方向に樋状に延びた第1導出部85と、第1導出部85のワイヤハーネス取付部80から離れた端部から上側に向かって樋状に立設した第2導出部86と、を有している。前記第1導出部85は、表面上に電線5を位置付ける板状の板部85aと、この板部85aの両端部から床11側に立設した一対の立設部85bと、を有し、下側即ち床11側に開口した樋状に形成されており、レール2内の空間29に収容されている。この第1導出部85は、コルゲートチューブ6の一端部6aから引き出された電線5をその内側に位置付けて第2導出部86に導く。前記第2導出部86は、前記板部85aに連なり表面上に電線5を位置付ける板状の第2板部86aと、この第2板部86aの両端部から立設した一対の第2立設部86bと、一方の第2立設部86bに連なり板部85aと間隔をあけて相対する板状の第3板部86cと、を有している。この第2導出部86は、レール2のスリット26内に位置付けられている。この第2導出部86は、第1導出部85から導かれた電線5をその内側に通してコネクタ保持部87Aに導く。
上記コネクタ保持部87Aは、上記第2板部86aに連なり、四角筒状に形成されている。また、コネクタ保持部87Aは、矢印Y方向の下側即ち導出部84側と上側即ちシート側との二方向に開口している。また、コネクタ保持部87Aは、四角筒状の内面にコネクタ13に係止する図示しない係止部が設けられている。このコネクタ保持部87Aは、レール2の外部、即ちマット12の上側の乗員室側、に位置付けられており、第2導出部86から引き出された電線5の端末に取り付けられたコネクタ13をその内側に取り付ける。また、コネクタ保持部87Aに取り付けられた即ち保持されたコネクタ13は、コネクタ保持部87Aのシート側の開口部を通された相手側コネクタ14と接続される。この接続作業の際は、片手で前記シートを傾けて、反対の手で前記シートの下部に設けられた相手側コネクタ14を掴み、この相手側コネクタ14をコネクタ保持部87Aに保持されたコネクタ13に嵌合させるようにすることで、シートを支えながら前記コネクタ同士を接続する作業を作業員一人で行うことができる。
上記構成のプロテクタ8Aにワイヤハーネス4を取り付ける際には、まず、端子付き電線5をコルゲートチューブ6に通し、コルゲートチューブ6の一端部6aから引き出された端子付き電線5を導出部84に通した後、前記端子をコネクタ13のコネクタハウジングに差し込み、このコネクタ13をコネクタ保持部87Aの導出部84側の開口部を通してコネクタ保持部87Aに取り付ける。その後、コルゲートチューブ6の一端部6aをワイヤハーネス取付部80に取り付ける。この手順でプロテクタ8Aにワイヤハーネス4を取り付けることにより、ワイヤハーネス取付部80からコネクタ保持部87Aまでの電線5の余長をゼロにすることができる。
このように、本発明によれば、「移動部材」としてのプロテクタ8Aに、コネクタ13を保持するコネクタ保持部87Aが設けられているので、ワイヤハーネス配索装置1Aの部品工場から自動車組立工場への輸送時や車体への組み付け時などにおいて、コネクタ13が何かにぶつかって破損することを防止できる。また、前述したようにコネクタ13と相手側コネクタ14との接続作業を片手で容易に行うことができる。よって、コネクタ13の破損を防止でき、容易に車体へ組み付けることができるワイヤハーネス配索装置1Aを提供することができる。
さらに、本発明によれば、「移動部材」としてのプロテクタ8Aにコネクタ保持部87Aが一体に設けられているので、ワイヤハーネス配索装置1Aの部品点数の増加及び組立工数の増加を抑えることができる。
また、本発明では、プロテクタ8Aを用いて、ワイヤハーネス4を保護しながら、該ワイヤハーネス4をレール2内を通して「スライド体」としてのシートに導いているので、ワイヤハーネス4のレール2への出し入れ、即ちレール2内での移動、を円滑に行うことができ、また、ワイヤハーネス4がレール2の角の部分(例えば内壁25の下端の縁など)や支持体7などに当たって傷付くことを防止できる。
また、本発明では、支持体7とプロテクタ8Aとをレール2の長手方向に沿って並ぶ配置とした上で、従来は支持体7のみをスライド自在に収容するものであったレール2内に、プロテクタ8A及びワイヤハーネス4をスライド自在に収容しているので、プロテクタ8Aをスライド自在に取り付けるためのレール等を専用に設ける必要が無く、ワイヤハーネス配索装置1Aを部品点数が少なくコンパクトで簡素な構成にすることができる。また、従来は支持体7のみが通されるマット12の切れ目12aに、支持体7とプロテクタ8Aの導出部84、即ちワイヤハーネス4、の双方を通すことができ、マット12に設けられる切れ目12aの数を少なくすることができる。
上記余長収容部3は、図2に示すように、ワイヤハーネス4の余長部分をU字状に曲げた状態で出し入れ自在に収容する、レール2に平行に沿わされた角筒状の平行部31と、この平行部31の一端部31aに連なるとともに平行部31の一端部31aから引き出されたワイヤハーネス4をU字状に曲げてハーネス収容部15の開口部に案内する案内部58を有する接続部32と、を一体に有している。また、前記平行部31は、レール2の一方の空間27に隣接している。また、平行部31の一端部31aは、レール2の一端部2aに隣接しており、平行部31の他端部31bは、レール2の他端部2bに隣接している。また、接続部32は、平行部31の一端部31aから離れた側の部分が、ハーネス収容部15の開口部に隣接している。この余長収容部は、床11に固定されかつマット12の下に配置されている。
また、上記余長収容部3は、図4に示すように、箱状の収容部本体50と、蓋状に形成され収容部本体50の上面を覆う収容部蓋体40と、で構成されている。
上記収容部本体50は、床11に重ねられる板状の底壁51と、底壁51の幅方向(矢印X方向)の両端部それぞれから立設した一対の側壁52,53と、これら底壁51及び側壁52,53の一端部に連なり略半円柱状に形成された本体部57と、本体部57の上面から凹に形成され、内部にワイヤハーネス4を収容することが可能な溝状の上記案内部58と、本体部57の外表面から突出し、レール2の一端部2aに固定される固定部59と、案内部58に案内されて平行部31内(即ち側壁52と側壁53との間の空間)に引き込まれて平行部31内でU字状に折り返されたワイヤハーネス4を、案内部58と上下に違った高さで交差させて余長収容部3外に引き出す第2案内部60と、一対の側壁52,53の他端部同士を繋いだ、平行部31の他端部31bに位置する側壁54と、側壁54の外表面に設けられた、床11への取付用の取付片55と、を一体に有している。
また、上記案内部58は、ハーネス収容部15の開口部から引き出されたワイヤハーネス4の余長部分をU字状に曲げて、平行部31の一端部31a、即ち側壁52と側壁53との間の空間、に案内するとともに、ワイヤハーネス4をレール2から離れた側壁53の内面に当接するように案内する。また、案内部58に案内されて平行部31の一端部31a内に引き込まれたワイヤハーネス4は、平行部31内でさらにU字状に折り返され、かつ、当該折り返された部分がコルゲートチューブ6の弾性復元力によってレール2寄りの側壁52の内面に当接している。即ち、ワイヤハーネス4は、同一の曲げ方向に二回曲げられることによりコルゲートチューブ6に生じる弾性復元力によって、平行部31内で拡がり、側壁53の内面及び側壁52の内面に張り付いている。また、本発明において、「曲げ方向が同一である」とは、複数箇所で曲げられたものが全体として螺旋方向に曲げられていることを意味する。
また、上記第2案内部60は、平行部31の一端部31aに位置付けられたコルゲートチューブ6の他端部6bから引き出された電線5を余長収容部3外に引き出す。また、この第2案内部60から余長収容部3外に引き出された電線5は、上述したように、床11即ち前記車体に取り付けられた前記電子機器と直接、または他の電線等を介して電気接続している。
上記収容部蓋体40は、収容部本体50に取り付けられた状態で底壁51と相対する上壁41aと、上壁41aの幅方向の両端部それぞれから立設した一対の側壁42,43aと、上壁41aの一端部に連なり、上記本体部57の上面を覆う第2上壁41bと、前記側壁43aの一端部に連なるとともに第2上壁41bの端部から立設した側壁43bと、を一体に有している。
即ち、図4に示すように、底壁51、側壁52,53,54、上壁41a、側壁42,43aが本発明の「平行部31」を構成している。また、本体部57、案内部58、第2案内部60、第2上壁41b、側壁43bが本発明の「接続部32」を構成している。
また、本発明では、案内部58によって、ハーネス収容部15の開口部から引き出されたワイヤハーネス4の余長部分を平行部31のレール2から離れた側壁53の内面に当接するように案内しているので、ワイヤハーネス4の配索経路が大周りになり、即ち曲げ半径が大きくなり、ワイヤハーネス4の移動が円滑に行われるとともに、ワイヤハーネス4にきつい曲げ癖がつくことを防止できる。さらに、このワイヤハーネス4が平行部31内でさらに案内部58による曲げ方向と同一の曲げ方向でU字状に折り返されているので、ワイヤハーネス4にS字状の曲げ癖がつくことを防止できる。
また、本発明では、平行部31内に収容されたワイヤハーネス4を案内部58と上下に違った高さで交差させて余長収容部3外に引き出す第2案内部60を有しているので、ワイヤハーネス4が余長収容部3から出し入れされる際に、これらワイヤハーネス4の交差した部分同士が擦れ合うことを防止できる。また、本実施形態では、第2案内部60が案内部58の下側に設けられている。
上記構成のワイヤハーネス配索装置1Aは、シート及び支持体7がレール2の一端部2a側から他端部2b側に移動すると、プロテクタ8Aがこれらシート及び支持体7に連動して移動し、ワイヤハーネス4が余長収容部3から引き出されてハーネス収容部15内に引き込まれる。また、シート及び支持体7がレール2の他端部2b側から一端部2a側に移動すると、プロテクタ8Aがこれらシート及び支持体7に連動して移動し、ワイヤハーネス4がハーネス収容部15から引き出されて余長収容部3内に引き込まれる。
(第2の実施形態)
続いて、本発明の第2の実施形態に係るワイヤハーネス配索装置を図7及び図8を用いて説明する。また、前述した第1の実施形態と同一構成部分には同一符号を付して説明を省略する。
本実施形態のワイヤハーネス配索装置1Bは、図7に示すように、レール2と、一対のモール9,10と、「移動部材」としての支持体7と、プロテクタ8Bと、ワイヤハーネス4と、余長収容部3と、を有している。
上記支持体7のシート取付部70には、図8に示すように、当該支持体7と別体で設けられたコネクタ13を保持するコネクタ保持部16Bが取り付けられている。また、コネクタ保持部16Bは、四角筒状に形成されており、矢印Z方向の前側即ちレール2の一端部2a側と後ろ側即ちレール2の他端部2b側との二方向に開口している。また、コネクタ保持部16Bは、四角筒状の内面にコネクタ13に係止する図示しない係止部が設けられている。このコネクタ保持部16Bは、レール2の外部、即ちマット12の上側の乗員室側、に位置付けられており、プロテクタ8Bによってレール2外に引き出された電線5の端末に取り付けられたコネクタ13を、矢印Z方向の前側の開口部から受け入れてその内側に取り付ける。また、コネクタ保持部16Bに取り付けられた即ち保持されたコネクタ13は、コネクタ保持部16Bの矢印Z方向の後ろ側の開口部を通された相手側コネクタ14と接続される。即ち、コネクタ保持部16Bは、コネクタ13と相手側コネクタ14との嵌合方向が支持体7のスライド方向(矢印Z)と平行になる向きでコネクタ13を保持するように設けられている。
上記プロテクタ8Bは、前述した連結部88と、ワイヤハーネス取付部80と、導出部84と、この導出部84の第2導出部86のシート寄りの端部から棒状に延び、表面上に電線5を位置付ける第3導出部87Bと、を一体に有している。
このように、本発明によれば、「移動部材」としての支持体7に、当該支持体7と別体で設けられたコネクタ保持部16Bが取り付けられているので、ワイヤハーネス配索装置1Bの既存の部品、即ち支持体7、に加える設計変更を最小限にとどめることができる。
また、本発明によれば、コネクタ保持部16Bが、コネクタ13とシートに設けられた相手側コネクタ14との嵌合方向が「移動部材」としての支持体7のスライド方向と平行になる向きでコネクタ13を保持するように設けられているので、コネクタ13を相手側コネクタ14に接続する接続作業をさらに容易に行うことができる。
(第3の実施形態)
続いて、本発明の第3の実施形態に係るワイヤハーネス配索装置を図9及び図10を用いて説明する。また、前述した第1,2の実施形態と同一構成部分には同一符号を付して説明を省略する。
本実施形態のワイヤハーネス配索装置1Cは、図9に示すように、レール2と、一対のモール9,10と、支持体7と、「移動部材」としてのプロテクタ8Cと、ワイヤハーネス4と、余長収容部3と、を有している。
上記プロテクタ8Cは、図10に示すように、前述した連結部88と、ワイヤハーネス取付部80と、導出部84と、この導出部84の第2導出部86のシート寄りの端部に連なり、矢印X方向に水平に延びた水平部87Cと、を一体に有している。また、プロテクタ8Cの水平部87Cには、当該プロテクタ8Cと別体で設けられたコネクタ13を保持するコネクタ保持部16Cが取り付けられている。また、コネクタ保持部16Cは、四角筒状に形成されており、矢印Z方向の前側即ちレール2の一端部2a側と後ろ側即ちレール2の他端部2b側との二方向に開口している。また、コネクタ保持部16Cは、四角筒状の内面にコネクタ13に係止する図示しない係止部が設けられている。このコネクタ保持部16Cは、レール2の外部、即ちマット12の上側の乗員室側、に位置付けられており、第2導出部86から引き出された電線5の端末に取り付けられたコネクタ13を、矢印Z方向の後ろ側の開口部から受け入れてその内側に取り付ける。また、コネクタ保持部16Cに取り付けられた即ち保持されたコネクタ13は、コネクタ保持部16Cの矢印Z方向の前側の開口部を通された相手側コネクタ14と接続される。即ち、コネクタ保持部16Cは、コネクタ13と相手側コネクタ14との嵌合方向が支持体7のスライド方向(矢印Z)と平行になる向きでコネクタ13を保持するように設けられている。
このように、本発明によれば、「移動部材」としてのプロテクタ8Cに、当該プロテクタ8Cと別体で設けられたコネクタ保持部16Cが取り付けられているので、ワイヤハーネス配索装置1Cの既存の部品、即ちプロテクタ8C、に加える設計変更を最小限にとどめることができる。
また、本発明によれば、コネクタ保持部16Cが、コネクタ13とシートに設けられた相手側コネクタ14との嵌合方向が「移動部材」としてのプロテクタ8Cのスライド方向と平行になる向きでコネクタ13を保持するように設けられているので、コネクタ13を相手側コネクタ14に接続する接続作業をさらに容易に行うことができる。
(第4の実施形態)
続いて、本発明の第4の実施形態に係るワイヤハーネス配索装置を図11を用いて説明する。また、前述した第1〜3の実施形態と同一構成部分には同一符号を付して説明を省略する。
本実施形態のワイヤハーネス配索装置1Dは、図11に示すように、レール2と、一対のモール9,10と、「移動部材」としてのプロテクタ8Dと、ワイヤハーネス4と、余長収容部3と、支持体7と、床11に固定されかつレール2と平行に配置され、支持体7を矢印Z方向に沿ってスライド自在に取り付ける支持レール2’と、を有している。
上記プロテクタ8Dは、前述したワイヤハーネス取付部80と、導出部84と、この導出部84の第2導出部86のシート寄りの端部に連なり、コネクタ13を保持するコネクタ保持部87Aと、を一体に有している。また、コネクタ保持部87Aは紐などによってシートに連結されており、このことによってプロテクタ8Dがシートに連動してレール2内をスライドする。
このように、本発明のワイヤハーネス配索装置1Dは、支持体7が取り付けられる支持レール2’とプロテクタ8Dが取り付けられるレール2との双方を有している構成であっても良い。また、本発明のワイヤハーネス配索装置は、前述したワイヤハーネス配索装置1Dの支持体7にコネクタ保持部87Aが取り付けられた構成であっても良い。
なお、前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
1A,1B,1C,1D ワイヤハーネス配索装置
2 レール
4 ワイヤハーネス
5 電線
7 支持体(移動部材)
8A,8C,8D プロテクタ(移動部材)
11 床(車体)
13 コネクタ
14 相手側コネクタ
26 スリット
80 ワイヤハーネス取付部
84 導出部
87A,16B,16C コネクタ保持部

Claims (6)

  1. 車体に固定されるレールと、前記車体に対してスライド自在なスライド体に連動して前記レール内をスライドする移動部材と、電線の端末に前記スライド体に接続されるコネクタが取り付けられたワイヤハーネスと、を有し、前記車体と前記スライド体とに亘って前記ワイヤハーネスを配索するワイヤハーネス配索装置において、
    前記移動部材に、前記コネクタを保持するコネクタ保持部が設けられていることを特徴とするワイヤハーネス配索装置。
  2. 前記移動部材に前記コネクタ保持部が一体に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のワイヤハーネス配索装置。
  3. 前記移動部材に、当該移動部材と別体で設けられた前記コネクタ保持部が取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載のワイヤハーネス配索装置。
  4. 前記コネクタ保持部が、前記コネクタと前記スライド体に設けられた相手側コネクタとの嵌合方向が前記移動部材のスライド方向と平行になる向きで前記コネクタを保持するように設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のうち1項に記載のワイヤハーネス配索装置。
  5. 前記レールが、当該レールの長手方向の一端部に開口部が設けられた筒状に形成され、かつ、前記長手方向に延びるとともに前記スライド体側に開口したスリットを有しており、
    前記開口部から前記レール内に引き込まれた前記ワイヤハーネスの前記電線を取り付けるワイヤハーネス取付部と、該ワイヤハーネス取付部に連なりかつ前記スリットを通されて前記レール外に導出され、内側に前記電線を通すことで当該電線の端末に取り付けられた前記コネクタを前記スライド体に導く導出部と、当該導出部の前記スライド体寄りの端部に設けられた前記コネクタ保持部と、を有する前記移動部材としてのプロテクタを有していることを特徴とする請求項1ないし請求項4のうち1項に記載のワイヤハーネス配索装置。
  6. 前記スライド体を支えて前記レールにスライド自在に取り付ける前記移動部材としての支持体に、前記コネクタ保持部が設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のうち1項に記載のワイヤハーネス配索装置。
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