JP5180157B2 - レール装置、該レール装置を有するワイヤハーネス配索装置 - Google Patents

レール装置、該レール装置を有するワイヤハーネス配索装置 Download PDF

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Description

本発明は、例えば、レール内に移動部材がスライド自在に取り付けられ、かつ、前記レール内に埃や異物が入ることを防止する覆い部が設けられたレール装置、及び、該レール装置を有し、自動車の床などの車体と、この車体に対しスライド自在に設けられたシートなどのスライド体とに亘ってワイヤハーネスを配索するワイヤハーネス配索装置に関するものである。
自動車には、車体としての乗員室の床などに対してスライド自在なスライド体としてのシートが設けられていることがある。また、前記シートには、例えば乗員が着座しているか否かを検出する着座センサ等の電子機器が取り付けられている。このため、前述したスライド自在なシートを有した自動車には、前記シートに取り付けられた電子機器と前記床に固定された電子機器とを接続するために、前記床と前記シートとに亘ってワイヤハーネスを配索する種々のワイヤハーネス配索装置が用いられてきた(例えば特許文献1を参照。)。
特許文献1に記載された上記ワイヤハーネス配索装置100は、図9に示すように、自動車の車体としての乗員室の床102と、床102にスライド自在に設けられたスライド体としてのシートとに亘ってワイヤハーネスを配索する装置である。このワイヤハーネス配索装置100は、床102に固定されたレール103と、前記シートに連動してレール103内をスライドする移動部材としてのプロテクタ107と、レール103に取り付けられた一対のモール104,105と、前記モール104をレール103に取り付けるブラケット106と、で構成されたレール装置101を有している。
上記レール103は、前記シートのスライド方向に沿って延びた筒状のレール本体131と、このレール本体131の内部に設けられ、ワイヤハーネスを保持したプロテクタ107をスライド自在に取り付ける摺動レール132と、を有している。また、前記レール本体131は、ワイヤハーネスを保持したプロテクタ107を収容するプロテクタ収容部131aと、前記ワイヤハーネスの余長部分を収容する余長収容部131bと、を有している。また、レール本体131には、プロテクタ107の上部をレール本体131内からレール本体131外に導くための、前記シートのスライド方向に沿って延びたスリット130が設けられている。
上記プロテクタ107は、前記ワイヤハーネスを保持するワイヤハーネス取付部171と、このワイヤハーネス取付部171に連なりL字の筒状に形成され、内側にワイヤハーネスを通す筒部173と、この筒部173の外表面に設けられ、前記摺動レール132内にスライド自在に取り付けられる摺動部172と、を有している。また、筒部173は、その上部がスリット130を通されてレール本体131外に位置付けられており、前記ワイヤハーネスの一端部を前記シートに導く。
上記一対のモール104,105は、レール本体131の外表面に取り付けられる重なり部104a,105aと、重なり部104a,105a各々から立設し、スリット130を覆う覆い部104b,105bと、を有している。これら覆い部104b,105bは、弾性変形可能な柔軟性を有する合成樹脂で構成されている。また、覆い部104b,105bは、スリット130の幅方向の両端部から当該スリット130の中心に向かって互いに近付く方向に延びており、プロテクタ107の筒部173の外表面に当接している。このような覆い部104b,105bは、スリット130からレール本体131内に異物が侵入することを防止する。
特開2006−42457号公報
しかしながら、図9に示されたワイヤハーネス配索装置100のレール装置101は、図10に示すように、覆い部104b,105bの先端が内側に巻き込まれてスリット130からレール本体131内に入り込んでしまうことがあるという問題があった。そして、覆い部104b,105bがこのように内側に巻き込まれてスリット130からレール本体131内に入り込んだ状態になると、プロテクタ107の円滑な移動の妨げとなってしまうという問題があった。また、このように覆い部104b,105bが内側に巻き込まれてスリット130からレール本体131内に入り込んだ状態になると、ユーザーが自ら元の状態に復元させる以外、覆い部104b,105bを復元させる手段がなかった。
また、このような問題は、ワイヤハーネス配索装置100以外に用いられるレール装置においても同様に生じ得る問題であった。
したがって、本発明は、レール内に入り込んだ覆い部を復元させることが可能なレール装置、及び、該レール装置を有するワイヤハーネス配索装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1に記載された発明は、長尺の筒状に形成され、当該筒状の長手方向に沿って伸びたスリットを有するレールと、前記レール外に配置されて前記スリットを覆う弾性変形可能な覆い部と、前記レールに対してスライド自在なスライド体に連動して前記レール内をスライドする移動部材と、を有するレール装置において、
前記移動部材に、前記スリットを通って前記レール内に入り込んだ状態に弾性変形した前記覆い部に当接することで当該覆い部を前記レール外に押し上げる押し上げ部が設けられていることを特徴とするレール装置である。
請求項2に記載された発明は、請求項1に記載された発明において、前記押し上げ部が、前記移動部材のスライド方向に沿って延びるとともに前記スライド方向に沿った一端部から他端部に向かうにしたがって徐々に前記覆い部に近付く方向に傾斜したリブ状に形成されていることを特徴とするものである。
請求項3に記載された発明は、請求項1または請求項2に記載された発明において、前記レール外に位置付けられて前記スライド体に取り付けられるシート取付部と、前記スリットから前記レール内に通され、前記レール内にスライド自在に収容されるスライド部と、を有する、前記スライド体を支える前記移動部材としての支持体を有していることを特徴とするものである。
請求項4に記載された発明は、請求項1または請求項2に記載された発明において、前記レールの一方の開口部から当該レール内に引き込まれたワイヤハーネスを保持するとともに当該ワイヤハーネスを前記スリットから前記レール外に引き出して前記スライド体に導く前記移動部材としてのプロテクタを有していることを特徴とするものである。
請求項5に記載された発明は、請求項4に記載されたレール装置と、前記レールの一方の開口部から前記レール外に引き出された前記ワイヤハーネスの余長部分を出し入れ自在に収容する余長収容部と、を有し、前記レール及び前記余長収容部が車体に固定されており、前記車体と前記スライド体とに亘って前記ワイヤハーネスを配索することを特徴とするワイヤハーネス配索装置である。
請求項6に記載された発明は、請求項5に記載された発明において、前記レール外に位置付けられて前記スライド体に取り付けられるシート取付部と、前記スリットから前記レール内に通され、前記レール内にスライド自在に収容されるスライド部と、を有する、前記スライド体を支える支持体を有していることを特徴とするものである。
請求項1に記載された発明によれば、前記移動部材に、前記スリットを通って前記レール内に入り込んだ状態に弾性変形した前記覆い部に当接することで当該覆い部を前記レール外に押し上げる押し上げ部が設けられているので、前記移動部材がスライドすることで前記押し上げ部が前記レール内に入り込んだ前記覆い部に当接して、この覆い部を復元させることができる。
請求項2に記載された発明によれば、前記押し上げ部が、前記移動部材のスライド方向に沿って延びるとともに前記スライド方向に沿った一端部から他端部に向かうにしたがって徐々に前記覆い部に近付く方向に傾斜したリブ状に形成されているので、前記押し上げ部の一端部が前記覆い部の前記レール内に入り込んだ部分に当接して、前記移動部材がスライドするにしたがって前記押し上げ部の一端部から他端部が順に前記覆い部の前記レール内に入り込んだ部分に当接することで、前記覆い部の前記レール内に入り込んだ部分を確実に前記レール外に押し上げることができる。
請求項3に記載された発明によれば、前記レール外に位置付けられて前記スライド体に取り付けられるシート取付部と、前記スリットから前記レール内に通され、前記レール内にスライド自在に収容されるスライド部と、を有する、前記スライド体を支える前記移動部材としての支持体を有しているので、前記レール内に入り込んだ前記覆い部を前記レール外に押し上げるためだけの専用の部材を設ける必要がなく、レール装置を最小限の簡素な構成にすることができる。
請求項4に記載された発明によれば、前記レールの一方の開口部から当該レール内に引き込まれたワイヤハーネスを保持するとともに当該ワイヤハーネスを前記スリットから前記レール外に引き出して前記スライド体に導く前記移動部材としてのプロテクタを有しているので、前記レール内に入り込んだ前記覆い部を前記レール外に押し上げるためだけの専用の部材を設ける必要がなく、レール装置を最小限の簡素な構成にすることができる。
請求項5に記載された発明によれば、請求項4に記載されたレール装置と、前記レールの一方の開口部から前記レール外に引き出された前記ワイヤハーネスの余長部分を出し入れ自在に収容する余長収容部と、を有し、前記レール及び前記余長収容部が車体に固定されており、前記車体と前記スライド体とに亘って前記ワイヤハーネスを配索するので、前記レール内に入り込んだ前記覆い部を前記レール外に押し上げることが可能な最小限の簡素な構成のワイヤハーネス配索装置を提供することができる。
請求項6に記載された発明によれば、前記レール外に位置付けられて前記スライド体に取り付けられるシート取付部と、前記スリットから前記レール内に通され、前記レール内にスライド自在に収容されるスライド部と、を有する、前記スライド体を支える支持体を有しているので、部品点数が少なくコンパクトなワイヤハーネス配索装置を提供することができる。また、本ワイヤハーネス配索装置が自動車の乗員室のマットの下に配置される場合に、このマットに設けられた、前記支持体を乗員室側に突出させるための切れ目に前記ワイヤハーネスを通すことができ、そのために、前記マットに設けられる切れ目の数を少なくすることができるワイヤハーネス配索装置を提供することができる。
本発明の第1の実施形態に係るワイヤハーネス配索装置を示す斜視図である。 図1中のA−A線に沿った断面図である。 図1に示されたワイヤハーネス配索装置の概略説明図である。 図1に示されたワイヤハーネス配索装置の余長収容部の分解図である。 図1に示されたワイヤハーネス配索装置のプロテクタを示す斜視図である。 図5に示されたプロテクタの平面図である。 図5に示されたプロテクタの平面図である。 本発明の第2の実施形態に係るワイヤハーネス配索装置を構成する支持体及びプロテクタを示す斜視図である。 従来のワイヤハーネス配索装置を示す断面図である。 図9に示された従来のワイヤハーネス配索装置における問題点を説明する説明図である。
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態に係るワイヤハーネス配索装置を図1ないし図7を用いて説明する。
上記ワイヤハーネス配索装置1Aは、自動車の「車体」としての乗員室の床11(図2中に一点鎖線で示す。)と、この床11に対してスライド自在に設けられた「スライド体」としてのシートとに亘ってワイヤハーネス4を配索する装置である。また、床11の上にはマット12が敷かれている(図2中に一点鎖線で示す。)。
上記シートには、シートに乗員が着座しているか否かを検出する着座センサや、シートに着座した乗員がシートベルトをしているか否かを検出するシートベルトセンサなどの電子機器が取り付けられている。また、前記シートは、図2において、床11及びマット12の矢印Y方向に沿った上方に配置されている(図示は省略する。)。
上記ワイヤハーネス4は、1本または複数本の電線5と、これら電線5を収容したコルゲートチューブ6と、で構成されている。前記電線5は、周知の被覆電線であり、シートに取り付けられた前記電子機器と、床11即ち前記車体に取り付けられたECU(Electronic Control Unit)などの電子機器とを電気接続している。コルゲートチューブ6は、ポリプロピレンなどの合成樹脂で構成され、かつ、小径の谷部と大径の山部とが交互に連続した蛇腹状の筒状に設けられており、内側に電線5を通すことで、この電線5を保護している。
上記ワイヤハーネス配索装置1Aは、図1に示すように、レール装置15と、ワイヤハーネス4の余長部分を出し入れ自在に収容する合成樹脂製の余長収容部3と、を有している。前記レール装置15は、前記シートを支える支持体7と、「移動部材」としてのプロテクタ8と、支持体7及びワイヤハーネス4を保持したプロテクタ8をスライド自在に取り付ける金属製のレール2と、一対のモール9,10と、を有している。
また、図1〜3中の矢印Zは、シートのスライド方向、即ちレール2の長手方向、を表している。また、本実施形態では、矢印Zは自動車の前後方向と平行である。さらに、レール2の長手方向の一端部2aは自動車の前側に位置し、レール2の長手方向の他端部2bは自動車の後ろ側に位置する。また、矢印Xは、レール2の幅方向を表している。また、本実施形態では、矢印Xは自動車の幅方向と平行である。また、矢印Yは、鉛直方向を表している。
上記支持体7は、金属板にロール成形加工やプレス加工等が施されて得られるものであり、図2に示すように、前記シートに取り付けられるシート取付部70と、レール2の内部に位置付けられてレール2の後述の支持体収容部30内に矢印Z方向に沿ってスライド自在に収容されるスライド部71と、を有している。前記スライド部71は、シート取付部70の下端部に連なり、断面U字状に形成された第1スライド部72と、同じくシート取付部70の下端部に連なり、断面U字状に形成された第2スライド部73と、で構成されている。また、これら第1スライド部72と第2スライド部73とは、矢印Yと平行な仮想軸に対して線対称形状に形成されている。
上記レール2は、床11に固定されかつマット12の下に配置されている。このレール2は、長尺の帯状金属板が所定の長さで切断され、切断された金属板にロール成形加工等が施されることにより得られるものである。このレール2は、図2に示すように、床11に重ねられる平らな底壁20と、底壁20の幅方向(矢印X方向)の両端部それぞれからシート側、即ち上側、に立設した一対の側壁21と、各側壁21の上端から互いに離れる方向に延びて床11と相対する一対の下壁22と、各下壁22の側壁21から離れた端部それぞれからシート側、即ち上側、に立設した一対の第2側壁23と、各第2側壁23の上端から互いに近付く方向に延びて下壁22と相対する一対の上壁24と、各上壁24の第2側壁23から離れた端部それぞれから底壁20側に延びた一対の内壁25と、を有している。
また、上述した一対の内壁25は、互いに間隔を空けているとともに、底壁20との間に間隔を空けている。このため、一対の内壁25間には、自動車の乗員室側、即ちシート側に向かって開口し、レール2の長手方向に沿って延びたスリット26が形成されている。また、前記スリット26の矢印X方向に沿った両側には、前述したそれぞれの下壁22と第2側壁23と上壁24と内壁25とで囲まれた一対の空間27,28が形成されている。また、前記スリット26及び一対の空間27,28の下側には、これらスリット26と一対の空間27,28同士を連通させる空間29が形成されている。本発明では、前述した一対の空間27,28と空間29とを合わせて「支持体収容部」と称し、符号30を付す。また、レール2は、図1に示すように、長手方向(矢印Z方向)の一端部2aから他端部2bに亘って断面形状が等しく形成されている。
また、上述した支持体7のスライド部71は、上述したスリット26を通されて上述した支持体収容部30内に収容されているとともに、この支持体収容部30内にレール2の長手方向、即ちシートのスライド方向、に沿ってスライド自在に収容されている。さらに、スライド部71の幅方向(矢印X方向)の両端部72a,73aのうち前記第1スライド部72を構成する一方の端部72aは、上述した一方の空間27内に収容されており、前記第2スライド部73を構成する他方の端部73aは、上述した他方の空間28内に収容されている。また、上述したシート取付部70は、スリット26の上側、即ちレール2の外部、に配置されており、マット12に設けられた切れ目12aを通されて乗員室側に突出している。
また、下壁22と第2側壁23と上壁24と内壁25とで囲まれた前記「他方の空間28」には、余長収容部3から引き出されたワイヤハーネス4と、このワイヤハーネス4を構成するコルゲートチューブ6の一端部6aを取り付けたプロテクタ8の後述のワイヤハーネス取付部80と、がレール2の長手方向に沿ってスライド自在に収容されている。本発明では、前記「他方の空間28」を形成する下壁22と第2側壁23と上壁24と内壁25と、空間28とを「ハーネス収容部」と称し、符号13を付す。このハーネス収容部13は、四角筒状の形状をなしている。また、余長収容部3から引き出されたワイヤハーネス4は、四角筒状のハーネス収容部13の、レール2の一端部2aに位置する開口部からハーネス収容部13内に引き込まれている。
このように、空間28、即ちハーネス収容部13内、には、スライド部71の他方の端部73aの他に、ワイヤハーネス4と、後述のワイヤハーネス取付部80と、がスライド自在、即ち出し入れ自在、に収容されている(図2を参照。)。即ち、ハーネス収容部13は、支持体収容部30の一部を構成している。
また、本発明では、一対の空間27,28とスリット26とがレール2の幅方向に沿って互いに位置ずれしているので、スリット26を介してレール2内に侵入した異物が、一対の空間27,28に詰まって支持体7やワイヤハーネス4やプロテクタ8の移動の妨げとなることを防止できる。また、スリット26を介して杖などの異物がレール2内に侵入しても、該異物が空間28即ちハーネス収容部13内に収容されたワイヤハーネス4及び後述のワイヤハーネス取付部80に接触することを防止でき、ワイヤハーネス4及びワイヤハーネス取付部80が破損することを防止できる。
上記余長収容部3は、図3に示すように、ワイヤハーネス4の余長部分をU字状に曲げた状態で出し入れ自在に収容する、レール2に平行に沿わされた角筒状の平行部31と、この平行部31の一端部31aに連なるとともに平行部31の一端部31aから引き出されたワイヤハーネス4をU字状に曲げてハーネス収容部13の開口部に案内する案内部58を有する接続部32と、を一体に有している。また、前記平行部31は、レール2の一方の空間27に隣接している。また、平行部31の一端部31aは、レール2の一端部2aに隣接しており、平行部31の他端部31bは、レール2の他端部2bに隣接している。また、接続部32は、平行部31の一端部31aから離れた側の部分が、ハーネス収容部13の開口部に隣接している。この余長収容部は、床11に固定されかつマット12の下に配置されている。
また、上記余長収容部3は、図4に示すように、箱状の収容部本体50と、蓋状に形成され収容部本体50の上面を覆う収容部蓋体40と、で構成されている。
上記収容部本体50は、床11に重ねられる板状の底壁51と、底壁51の幅方向(矢印X方向)の両端部それぞれから立設した一対の側壁52,53と、これら底壁51及び側壁52,53の一端部に連なり略半円柱状に形成された本体部57と、本体部57の上面から凹に形成され、内部にワイヤハーネス4を収容することが可能な溝状の上記案内部58と、本体部57の外表面から突出し、レール2の一端部2aに固定される固定部59と、案内部58に案内されて平行部31内(即ち側壁52と側壁53との間の空間)に引き込まれて平行部31内でU字状に折り返されたワイヤハーネス4を、案内部58と上下に違った高さで交差させて余長収容部3外に引き出す第2案内部60と、一対の側壁52,53の他端部同士を繋いだ、平行部31の他端部31bに位置する側壁54と、側壁54の外表面に設けられた、床11への取付用の取付片55と、を一体に有している。
また、上記案内部58は、ハーネス収容部13の開口部から引き出されたワイヤハーネス4の余長部分をU字状に曲げて、平行部31の一端部31a、即ち側壁52と側壁53との間の空間、に案内するとともに、ワイヤハーネス4をレール2から離れた側壁53の内面に当接するように案内する。また、案内部58に案内されて平行部31の一端部31a内に引き込まれたワイヤハーネス4は、平行部31内でさらにU字状に折り返され、かつ、当該折り返された部分がコルゲートチューブ6の弾性復元力によってレール2寄りの側壁52の内面に当接している。即ち、ワイヤハーネス4は、同一の曲げ方向に二回曲げられることによりコルゲートチューブ6に生じる弾性復元力によって、平行部31内で拡がり、側壁53の内面及び側壁52の内面に張り付いている。また、本発明において、「曲げ方向が同一である」とは、複数箇所で曲げられたものが全体として螺旋方向に曲げられていることを意味する。
また、上記第2案内部60は、平行部31の一端部31aに位置付けられたコルゲートチューブ6の他端部6bから引き出された電線5を余長収容部3外に引き出す。また、この第2案内部60から余長収容部3外に引き出された電線5は、上述したように、床11即ち前記車体に取り付けられた前記電子機器と直接、または他の電線等を介して電気接続している。
上記収容部蓋体40は、収容部本体50に取り付けられた状態で底壁51と相対する上壁41aと、上壁41aの幅方向の両端部それぞれから立設した一対の側壁42,43aと、上壁41aの一端部に連なり、上記本体部57の上面を覆う第2上壁41bと、前記側壁43aの一端部に連なるとともに第2上壁41bの端部から立設した側壁43bと、を一体に有している。
即ち、図4に示すように、底壁51、側壁52,53,54、上壁41a、側壁42,43aが本発明の「平行部31」を構成している。また、本体部57、案内部58、第2案内部60、第2上壁41b、側壁43bが本発明の「接続部32」を構成している。
また、本発明では、案内部58によって、ハーネス収容部13の開口部から引き出されたワイヤハーネス4の余長部分を平行部31のレール2から離れた側壁53の内面に当接するように案内しているので、ワイヤハーネス4の配索経路が大周りになり、即ち曲げ半径が大きくなり、ワイヤハーネス4の移動が円滑に行われるとともに、ワイヤハーネス4にきつい曲げ癖がつくことを防止できる。さらに、このワイヤハーネス4が平行部31内でさらに案内部58による曲げ方向と同一の曲げ方向でU字状に折り返されているので、ワイヤハーネス4にS字状の曲げ癖がつくことを防止できる。
また、本発明では、平行部31内に収容されたワイヤハーネス4を案内部58と上下に違った高さで交差させて余長収容部3外に引き出す第2案内部60を有しているので、ワイヤハーネス4が余長収容部3から出し入れされる際に、これらワイヤハーネス4の交差した部分同士が擦れ合うことを防止できる。また、本実施形態では、第2案内部60が案内部58の下側に設けられている。
上記一対のモール9,10は、図2に示すように、上記一対の上壁24の外表面にそれぞれ取り付けられている。これら一対のモール9,10は、矢印Z方向に延びた長尺状に形成され、かつ、矢印Yと平行な仮想軸に対して線対称形状に形成されている。これら一対のモール9,10は、各上壁24の外表面に重ねられる重なり部9a,10aと、各第2側壁23の外表面に重ねられる第2重なり部9b,10bと、レール2の幅方向の外側からレール2の幅方向の中心に向かって延び、スリット26を覆って、スリット26からレール2内に塵や埃などの異物が侵入することを防止する覆い部9c,10cと、を一体に有している。また、覆い部9c,10cは、支持体7やプロテクタ8に当接した際に弾性変形し易いように、柔軟性を有する合成樹脂で構成されている。
上記プロテクタ8は、合成樹脂で構成されており、図2、図5ないし図7に示すように、板状に形成されその中央に丸穴88aが設けられかつボルト74c及びナット76(図8を参照。)によって支持体7のスライド部71の先端に取り付けられる連結部88と、レール2の他方の空間28、即ちハーネス収容部13、にスライド自在に収容され、かつ、余長収容部3から引き出されて開口部からハーネス収容部13内に引き込まれたワイヤハーネス4即ちコルゲートチューブ6の一端部6aを取り付けるワイヤハーネス取付部80と、このワイヤハーネス取付部80から略L字状に延び、レール2のスリット26及びマット12の切れ目12aを通されて乗員室側に突出し、かつ、ワイヤハーネス取付部80に取り付けられたコルゲートチューブ6の一端部6aから引き出された電線5をその内側に通して、この電線5をシートに導く導出部84と、この導出部84の外表面に設けられた一対の押し上げ部90と、を有している。
上記連結部88は、支持体7のスライド部71の矢印Z方向の先端に取り付けられている。即ち、支持体7とプロテクタ8とは矢印Z方向に沿って並ぶ配置となっている。さらに、本発明では、連結部88が支持体7に取り付けられることで、プロテクタ8がレール2の内表面に非接触となっている。よって、プロテクタ8とレール2とが擦れ合うことがなく、プロテクタ8の移動を円滑に行うことができる。
上記ワイヤハーネス取付部80は、図6に示すように、上下方向に相対して互いの間にコルゲートチューブ6の一端部6aを挟む一対の挟持板81,82と、これら一対の挟持板81,82の一端部同士を連結したヒンジ83と、を有している。一対の挟持板81,82各々の内面には、コルゲートチューブ6の前記谷部、即ち隣り合う前記山部同士の間、に入り込む複数の爪81a,82aが設けられている。また、一対の挟持板81,82には、互いに係止し合う係止部81b,82bが設けられている。
上記導出部84は、上記挟持板81に連なり、ワイヤハーネス取付部80に取り付けられたワイヤハーネス4の長手方向と直交する方向に樋状に延びた第1導出部85と、第1導出部85のワイヤハーネス取付部80から離れた端部から上側に向かって四角筒状に立設した第2導出部86と、第2導出部86の上端から棒状に延びた第3導出部87と、を有している。前記第1導出部85は、下側に開口部85aが設けられた樋状に形成されており、レール2内の空間29に収容されている。この第1導出部85は、コルゲートチューブ6の一端部6aから引き出された電線5をその内側に位置付けて第2導出部86に導く。前記第2導出部86は、その上端に位置する開口部からその下端に位置する開口部に亘って当該第2導出部86を切り欠いた切り欠き86aを有している。この第2導出部86は、レール2のスリット26内に位置付けられている。この第2導出部86は、第1導出部85から導かれた電線5をその内側に通して第3導出部87に導く。前記第3導出部87はレール2の外部に位置付けられており、第2導出部86の上端の開口部から引き出された電線5の外表面に沿うとともにこの電線5をシートに導く。
上記一対の押し上げ部90は、上述した第2導出部86の矢印Xに沿って互いに相対する一対の外壁の外表面にそれぞれ設けられている。また、一対の押し上げ部90は、矢印Yと平行な仮想軸に対して線対称形状に形成されている。これら一対の押し上げ部90は、矢印Z、即ちプロテクタ8のスライド方向、に沿って延びるとともに前記スライド方向に沿った一端部90aから他端部90bに向かうにしたがって徐々に、上側に向かう、即ち覆い部9c,10cに近付く方向に傾斜したリブ状に形成されている。また、押し上げ部90の他端部90bの矢印Y方向の位置は、レール2の上壁24が配された位置、即ちレール2の最上部、と等しい。
上記構成の一対の押し上げ部90は、なんらかの原因で先端が内側に巻き込まれてスリット26を通ってレール2内に入り込んだ状態に弾性変形した覆い部9c,10c(図10の覆い部104b,105bと同様の状態である。)に当接することでこれら覆い部9c,10cをレール2外に押し上げる。また、この際、押し上げ部90の一端部90aが覆い部9c,10cのレール2内に入り込んだ部分に当接して、プロテクタ8がスライドするにしたがって押し上げ部90の一端部90aから他端部90bが順に覆い部9c,10cのレール2内に入り込んだ部分に当接することで、覆い部9c,10cのレール2内に入り込んだ部分を確実にレール2外に押し上げる。
このように、本発明では、プロテクタ8に押し上げ部90を設けているので、なんらかの原因で覆い部9c,10cの先端が内側に巻き込まれて当該覆い部9c,10cがスリット26を通ってレール2内に入り込んだ場合でも、プロテクタ8、即ちシート、を何往復かスライドさせることによって覆い部9c,10cが元の状態(図2を参照。)に復元され、ユーザーが自ら元の状態に復元させる必要がない。また、本発明では、この押し上げ部90を既存のプロテクタ8に追加した構成としているので、レール装置15を最小限の簡素な構成にすることができる。
さらに、本発明において、押し上げ部90の最も好ましい形状は、上述したように、一端部90aから他端部90bに向かうにしたがって徐々にレール2の最上部に向かう方向に傾斜したリブ状である。このように形成することで、様々な深さに入り込んだ覆い部9c,10cを確実にすくい上げることができるとともに、これら覆い部9c,10cをレール2外の本来の位置まで確実に押し上げることができる。また、本発明では、「押し上げ部」が少なくともレール2内に入り込んだ覆い部9c,10cの下面に当接する形状であれば良い。例えば、押し上げ部90の一端部90aの矢印Y方向の位置と他端部90bの矢印Y方向の位置とが同じであっても良い。
上記構成のプロテクタ8は、連結部88が支持体7に取り付けられていることから、支持体7、即ちシート、に連動してレール2内をスライドする。また、マット12の切れ目12aには、前述した支持体7と、プロテクタ8の導出部84との双方が通される。
このように、本発明では、プロテクタ8を用いて、ワイヤハーネス4を保護しながら、該ワイヤハーネス4をレール2内を通して「スライド体」としてのシートに導いているので、ワイヤハーネス4のレール2への出し入れ、即ちレール2内での移動、を円滑に行うことができ、また、ワイヤハーネス4がレール2の角の部分(例えば内壁25の下端の縁など)や支持体7などに当たって傷付くことを防止できる。
また、本発明では、支持体7とプロテクタ8とをレール2の長手方向に沿って並ぶ配置とした上で、従来は支持体7のみをスライド自在に収容するものであったレール2内に、プロテクタ8及びワイヤハーネス4をスライド自在に収容しているので、プロテクタ8をスライド自在に取り付けるためのレール等を専用に設ける必要が無く、ワイヤハーネス配索装置1Aを部品点数が少なくコンパクトで簡素な構成にすることができる。また、従来は支持体7のみが通されるマット12の切れ目12aに、支持体7とプロテクタ8の導出部84、即ちワイヤハーネス4、の双方を通すことができ、マット12に設けられる切れ目12aの数を少なくすることができる。
上記構成のワイヤハーネス配索装置1Aは、シート及び支持体7がレール2の一端部2a側から他端部2b側に移動すると、プロテクタ8がこれらシート及び支持体7に連動して移動し、ワイヤハーネス4が余長収容部3から引き出されてハーネス収容部13内に引き込まれる。また、シート及び支持体7がレール2の他端部2b側から一端部2a側に移動すると、プロテクタ8がこれらシート及び支持体7に連動して移動し、ワイヤハーネス4がハーネス収容部13から引き出されて余長収容部3内に引き込まれる。
(第2の実施形態)
続いて、本発明の第2の実施形態に係るワイヤハーネス配索装置を図8を用いて説明する。また、前述した第1の実施形態と同一構成部分には同一符号を付して説明を省略する。
本実施形態のワイヤハーネス配索装置を構成するレール装置は、一対の押し上げ部90’が設けられた「移動部材」としての支持体7’と、前述した押し上げ部90が省かれたプロテクタ8’と、前述したレール2と、前述した一対のモール9,10と、を有している。
上記一対の押し上げ部90’は、シート取付部70とスライド部71との中間部に設けられている。また、一対の押し上げ部90’は、矢印Yと平行な仮想軸に対して線対称形状に形成されている。これら一対の押し上げ部90’は、矢印Z、即ちプロテクタ8のスライド方向、に沿って延びるとともに前記スライド方向に沿った一端部90’aから他端部90’bに向かうにしたがって徐々に、上側に向かう、即ち覆い部9c,10cに近付く方向に傾斜したリブ状に形成されている。また、押し上げ部90’の他端部90’bの矢印Y方向の位置は、レール2の上壁24が配された位置、即ちレール2の最上部、と等しい。
このような一対の押し上げ部90’は、第1の実施形態で説明した一対の押し上げ部90と同様に、なんらかの原因で先端が内側に巻き込まれてスリット26を通ってレール2内に入り込んだ状態に弾性変形した覆い部9c,10c(図10の覆い部104b,105bと同様の状態である。)に当接することでこれら覆い部9c,10cをレール2外に押し上げる。
また、上述した実施形態では、レール装置15がワイヤハーネス配索装置1Aに用いられた例を説明したが、本発明のレール装置は、ワイヤハーネス配索装置以外の種々の装置に用いることができる。
なお、前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
1A ワイヤハーネス配索装置
2 レール
3 余長収容部
4 ワイヤハーネス
7 支持体
7’ 支持体(移動部材)
8 プロテクタ(移動部材)
9c,10c 覆い部
11 床(車体)
15 レール装置
26 スリット
70 シート取付部
71 スライド部
90,90’ 押し上げ部

Claims (6)

  1. 長尺の筒状に形成され、当該筒状の長手方向に沿って伸びたスリットを有するレールと、前記レール外に配置されて前記スリットを覆う弾性変形可能な覆い部と、前記レールに対してスライド自在なスライド体に連動して前記レール内をスライドする移動部材と、を有するレール装置において、
    前記移動部材に、前記スリットを通って前記レール内に入り込んだ状態に弾性変形した前記覆い部に当接することで当該覆い部を前記レール外に押し上げる押し上げ部が設けられていることを特徴とするレール装置。
  2. 前記押し上げ部が、前記移動部材のスライド方向に沿って延びるとともに前記スライド方向に沿った一端部から他端部に向かうにしたがって徐々に前記覆い部に近付く方向に傾斜したリブ状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のレール装置。
  3. 前記レール外に位置付けられて前記スライド体に取り付けられるシート取付部と、前記スリットから前記レール内に通され、前記レール内にスライド自在に収容されるスライド部と、を有する、前記スライド体を支える前記移動部材としての支持体を有していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のレール装置。
  4. 前記レールの一方の開口部から当該レール内に引き込まれたワイヤハーネスを保持するとともに当該ワイヤハーネスを前記スリットから前記レール外に引き出して前記スライド体に導く前記移動部材としてのプロテクタを有していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のレール装置。
  5. 請求項4に記載されたレール装置と、前記レールの一方の開口部から前記レール外に引き出された前記ワイヤハーネスの余長部分を出し入れ自在に収容する余長収容部と、を有し、前記レール及び前記余長収容部が車体に固定されており、前記車体と前記スライド体とに亘って前記ワイヤハーネスを配索することを特徴とするワイヤハーネス配索装置。
  6. 前記レール外に位置付けられて前記スライド体に取り付けられるシート取付部と、前記スリットから前記レール内に通され、前記レール内にスライド自在に収容されるスライド部と、を有する、前記スライド体を支える支持体を有していることを特徴とする請求項5に記載のワイヤハーネス配索装置。
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