JP2011020656A - ホームドア確認システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 ホームドア付近における利用者の混雑状態や物体の有無を確実に判定することができ、ホームドア付近の安全性を著しく高めることのできるホームドア確認システムを提供する。
【解決手段】 距離画像センサ7から入力されるホームドア6付近の二次元領域における各画素の距離値に基づいて背景画像および差分画像を生成する画像生成部50と、この差分画像に基づいて固体画像を抽出する固体抽出部51とを備え、密度検出部52により検出された背景画像に対する差分画像の密度および固体移動速度検出部53により検出された固体の移動速度のうち少なくとも一方に基づいてホームドア装置3のホームドア6付近における混雑状態および物体の有無を判定する判定部54を備えている。
【選択図】 図1

Description

本発明はホームドア確認システムに係り、特に、プレーナ型アクチュエータなどの二次元スキャナを用いた距離画像センサによりホームドア装置近傍の利用者の混雑状態を検出することを可能としたホームドア確認システムに関するものである。
近年、列車が停車するプラットホームには、プラットホームからの落下などを防止して、列車への安全な乗降を行うことができるように、列車の列車ドアと同期して開閉動作されるホームドアを備えたホームドア装置が設置されている。
しかしながら、ホームドア装置によりプラットホームの端縁部分が遮蔽されてしまうので、プラットホームの安全確認を行う際に見通しが悪く、ホームドア装置のホームドア付近、特に、ホームドアと列車との間隙に、利用者やカバンなどの物体が存在している状態で、ホームドアが閉じてしまうと、極めて危険であり、ホームドア付近における物体の検出技術が重要となっている。
そのため、従来から、ホームドア装置のホームドアが開放した状態で、このホームドアを通過する利用者を検知することができるように、光ビームを照射しておき、この光ビームを遮断する時間に応じて利用者の混雑の程度を検出するようにした技術が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
また、その他の技術として、測距センサをホームドア装置とプラットホームの端縁との間に設置し、この測距センサによるプラットホームの端縁までの基準距離と、そのホームドア装置とプラットホームの端縁との間に利用者が存在した場合における距離との差から利用者の有無を検出するようにした技術が開示されている(例えば、特許文献2参照。)。
特開2006−168451号公報 特開2007−204003号公報
しかしながら、前記特許文献1に記載の技術においては、光ビームにより利用者の混雑状態を検出するものであるが、光ビームの高さが一定であることから、光ビームが照射されない位置にある物体などを検出することができず、例えば、カバンなどの物体がホームドアと列車ドアとの間に存在していることは検出することができないという問題を有している。
また、前記特許文献2に記載の技術においては、測距センサにより、基準距離とホームドア装置とプラットホームの端縁との間に利用者が存在した場合における距離との差から利用者の有無を検出するものであるため、プラットホームの端縁部分における利用者や物体の有無の検出を行うことは可能であるが、ホームドア付近における利用者などの混雑状態や物体の有無を検出することはできないという問題を有している。
本発明は前記した点に鑑みてなされたものであり、ホームドア付近における利用者の混雑状態や物体の有無を確実に判定することができ、ホームドア付近の安全性を著しく高めることのできるホームドア確認システムを提供することを目的とするものである。
本発明は前記目的を達成するために、請求項1の発明に係るホームドア確認システムは、駅のプラットホームに設置されるホームドア装置のホームドア付近の領域に光を二次元領域に走査させてこの二次元領域における各画素の距離値を検出する距離画像センサと、
前記距離画像センサから入力される各画素の距離値に基づいて背景画像を生成するとともにこの背景画像の距離値に基づいて差分画像を生成する画像生成部と、前記画像生成部により生成された差分画像に基づいて固体画像を抽出するための固体抽出部と、前記差分画像に基づいて前記背景画像に対する差分画像の密度を検出する密度検出部と、前記固体抽出部の固体画像に基づいて固体の移動速度を検出する固体移動速度検出部と、前記密度検出部により検出された密度または前記固体移動速度検出部により検出された固体速度のうち少なくとも一方に基づいて前記ホームドア装置のホームドア付近における混雑状態および物体の有無を判定する判定部とを備えた画像データ処理装置と、
を備えていることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1において、前記距離画像センサは、プレーナ型アクチュエータからなり、前記二次元領域に光を走査させる二次元スキャナを備えていることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1または請求項2において、前記光は、レーザ光であることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項1から請求項3のいずれか一項において、前記距離画像センサは、前記ホームドア装置のホームドア付近の上方に設置されていることを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項1から請求項3のいずれか一項において、前記距離画像センサは、前記ホームドア装置のホームドアと前記プラットホームに停車する列車のとの間に設置されていることを特徴とする。
請求項6に係る発明は、請求項1から請求項5のいずれか一項において、前記固体抽出部の固体画像に基づいて利用者の人数を計数する人数計数部を備え、前記判定部は、前記人数計数部により検出された利用者の人数に基づいて前記ホームドア装置のホームドア付近における混雑状況を判定するものであることを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、画像生成部により、距離画像センサから入力される各画素の距離値に基づいて背景画像および差分画像を生成するとともに、この差分画像に基づいて、固体抽出部により固体画像を抽出し、差分画像から密度検出部により検出された密度および固体画像から固体移動速度検出部により検出された固体速度の内少なくとも一方に基づいて、判定部により、ホームドア装置のホームドア付近における混雑状態および物体の有無を判定するようにしているので、確実に利用者の混雑状態および物体の有無の判定を行うことができる。その結果、混雑状態または物体の有無を確認してホームドアの開閉動作を行うことができ、安全性を著しく高めることができる。
請求項2に係る発明によれば、距離画像センサは、プレーナ型アクチュエータからなり、二次元領域に光を走査させる二次元スキャナを備えているので、光の走査を高速にかつ確実に行うことができる。
請求項3に係る発明によれば、距離画像センサによりレーザ光を照射してその反射光を受光することにより、距離画像を生成するものであるため、例えば、距離画像センサの受光素子に太陽光などの外光が入射した場合でも、確実にレーザ光の受光を行うことができ、外部要因に影響を受けることなく、正確な距離画像を生成することができる。
請求項4に係る発明によれば、距離画像センサを、ホームドア装置のホームドア付近の上方に設置するようにしているので、ホームドア付近の混雑状態などを上方から判定することができる。
請求項5に係る発明によれば、距離画像センサを、ホームドア装置のホームドアとプラットホームに停車する列車のとの間に設置するようにしているので、ホームドア付近の混雑状態などを側方から検出することができる。
請求項6に係る発明によれば、固体抽出部の固体画像に基づいて利用者の人数を計数する人数計数部を設け、判定部により、人数計数部により検出された利用者の人数に基づいてホームドア装置のホームドア付近における混雑状態を判定するようにしているので、確実に利用者の混雑状態および物体の有無の判定を行うことができ、安全性を著しく高めることができる。
本発明に係るホームドア確認システムの実施形態を示す概略構成図である。 本発明に係るホームドア確認システムに用いられる距離画像センサの実施形態を示す構成図である。 本発明に係るホームドア確認システムの距離画像センサに用いられる二次元スキャナの実施形態を示す概略図である。 本発明に係るホームドア確認システムに用いられる画像データ処理装置の実施形態を示す構成図である。 本発明に係るホームドア確認システムにおける混雑状態の判定基準の例を示す説明図である。 本発明に係るホームドア確認システムの画像処理動作を示すフローチャートである。 本発明に係るホームドア確認システムの変形例を示す概略構成図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
図1は本発明に係るホームドア確認システムの実施形態を示したものであり、列車1が停車するプラットホーム2には、ホームドア装置3が設置されており、ホームドア装置3は、プラットホーム2と列車1とを仕切る仕切り壁4と、車両ドア5に対応する位置に開閉自在に設置されたホームドア6とから構成されている。
本実施形態においては、ホームドア確認システムを構成する距離画像センサ7は、ホームドア装置3のホームドア6の上方に設けられており、距離画像センサ7により、ホームドア6付近の混雑状態などをプラットホーム2の上方から検出するようになっている。また、距離画像センサ7には、画像データ処理装置8が接続されており、画像データ処理装置8には、ホームドア装置3の制御を行うホームドア制御装置9が接続されている。
次に、距離画像センサ7について説明する。
図2に示すように、距離画像センサ7は、二次元スキャナ10を備えており、本実施形態においては、二次元スキャナ10として、プレーナ型アクチュエータを用いている。
本実施形態の二次元スキャナ10は、図3に示すように、図示しないデバイス基板上に設置された枠状の固定部11を備えている。この固定部11の内側には、第2トーションバー12を介して枠状の第2可動部13が揺動自在に支持されており、この第2可動部13の内側には、第1トーションバー14を介して第1可動部15が揺動自在に支持されている。すなわち、第1可動部15と第2可動部13とは、第2トーションバー12を介して互いに直交する方向に揺動自在とされており、第1可動部15と第2可動部13とは、異なる駆動周波数で駆動されるように構成されている。なお、これら固定部11、第2可動部13、第1可動部15、第1トーションバー14および第2トーションバー12は、一体的に形成されている。
第1可動部15上には、第1可動部15を駆動するための図示しない駆動コイルが、第2可動部13上には、第2可動部13を駆動するための図示しない駆動コイルがそれぞれ設けられており、固定部11の周囲には、第1可動部15を挟んで互いに反対磁極を対向させて配置される二対の静磁界発生部材(図示せず)が配置されている。なお、静磁界発生部材は、永久磁石でも電磁石でもよい。
また、図2に示すように、距離画像センサ7は、制御部20を備えており、この制御部20には、レーザ光およびスキャナを制御するためのレーザコントローラ21が設けられている。制御部20には、レーザコントローラ21からの内軸駆動信号および外軸駆動信号が入力されるスキャナドライバ22が設けられており、このスキャナドライバ22は、二次元スキャナ10に対して、レーザコントローラ21から出力される内軸駆動信号および外軸駆動信号に基づいて、第1可動部15を駆動させるための内軸駆動パルスを出力するとともに、第2可動部13を駆動させるための外軸駆動パルスを出力するように構成されている。制御部20のレーザコントローラ21には、二次元スキャナ10の図示しない検出装置から第1可動部15および第2可動部13の駆動位置を検出するためのスキャナ同期信号がフィルタ23を介して送られるように構成されている。
また、距離画像センサ7は、レーザ投光部24を備えており、レーザ投光部24には、レーザ光を発光するためのレーザ素子25が設けられている。レーザ投光部24には、レーザコントローラ21から送られるレーザ放射タイミング信号に基づいてレーザ素子25に投光駆動パルスを出力するレーザドライバ26が設けられている。レーザ投光部24には、レーザ素子25から出射されるレーザ光をビームスプリッタ27を介して二次元スキャナ10に投光させるための、例えば、ミラーやレンズなどで構成される投光光学装置28が設けられている。さらに、投光光学装置28には、レーザ光の投光タイミングを監視する発光モニタ29が接続されている。発光モニタ29は、図示しない受光素子を備えており、この受光素子により、投光光学装置28から投光されるレーザ光を受光することにより、投光光学装置28による投光タイミングを監視するようになっている。
さらに、距離画像センサ7は、レーザ受光部30を備えており、レーザ受光部30には、レーザ光を受光するための受光素子31が設けられている。レーザ受光部30には、レーザ素子25から投光光学装置28を介して投光され二次元スキャナ10で反射されたレーザ光を受光素子31に受光させるための、例えば、ミラーやレンズなどで構成される受光光学装置32が設けられている。レーザ受光部30には、受光素子31からの受光信号を増幅するプリアンプ33が設けられている。
距離画像センサ7は、測距計測部34を備えており、この測距計測部34には、レーザ受光部30のプリアンプ33から送られる受光信号を検出するための共振回路35および立ち上がり回路36がそれぞれ設けられている。共振回路35は、主として測定する距離が比較的長い場合に用いられ、立ち上がり回路36は、主として測定する距離が比較的短い場合に用いられるものである。測距計測部34には、共振回路35および立ち上がり回路36を介して送られる受光信号に基づいて受光素子31により受光したタイミングを生成するストップタイミング生成回路37,37が設けられている。測距計測部34には、ストップタイミング生成回路37により生成された受光タイミングと、発光モニタ29から送られる投光タイミングとから、投光タイミングから受光タイミングまでの時間を計測するための時間計測回路38,38が設けられている。
また、制御部20には、距離値算出回路39が設けられており、時間計測回路38による時間データは、A/D変換器40,40を介して距離値算出回路39に送られるようになっている。そして、距離値算出回路39は、時間計測回路38による時間データに基づいて、距離値を取得することができるように構成されており、取得した距離値は、外部インタフェース41を介して後述する画像データ処理装置8に出力されるように構成されている。すなわち、二次元スキャナ10の第1可動部15および第2可動部13を動作させながら、この二次元スキャナ10にレーザ投光部24からレーザ光を投光させることにより、二次元領域でレーザ光を走査させ、二次元スキャナ10から投光されて物体で反射されたレーザ光を二次元スキャナ10で反射されてレーザ受光部30により受光することにより、二次元スキャナ10により走査した範囲における各画素における距離値を取得することができるものである。なお、レーザ受光部30には、プリアンプ33から出力される受光信号をA/D変換して受光量として距離値算出回路39に送るA/D変換器42が設けられている。
さらに、制御部20には、制御部20および測距計測部34に電源を供給するための主電源43が設けられており、さらに、主電源43からの電源供給を受けてレーザドライバ26、プリアンプ33およびスキャナドライバ22に電源を供給するHV電源44が設けられている。
次に、ホームドア確認システムの画像データ処理装置8について図4を参照して説明する。
画像データ処理装置8は、前述の距離画像センサ7から入力される距離値に基づいて画像を生成する画像生成部50を備えている。この画像生成部50は、二次元スキャナ10により走査された各画素において取得された距離値から二次元のフレーム画像を生成することができるものであり、二次元領域を1回走査することで1つのフレーム画像を取得することができるものである。画像生成部50は、これら各画素における距離値を、二次元スキャナ10による各走査毎に記憶するように構成されており、各画素において距離値の最も大きい値、すなわち最も遠い距離値により生成される画像を背景画像として記憶するように構成されている。そして、画像生成部50は、各画素における最も遠い距離値を基準として、この距離値と、新たに取得された距離値との差分を求めることにより、差分画像を生成するように構成されている。
また、画像データ処理装置8には、画像生成部50により生成された差分画像に基づいて固体画像を抽出するための固体抽出部51が設けられている。固体抽出部51は、差分画像のうち、一定の距離値の画素が集中している箇所を固体として抽出するものであり、この抽出した固体画像の距離値と座標位置とを記憶するように構成されている。ここで、固体とは、プラットホーム2に存在する利用者およびかばんなどの物体を意味する。
さらに、画像データ処理装置8には、差分画像に基づいて、背景画像に対する差分画像の密度を検出する密度検出部52が設けられており、密度検出部52は、全画素に対する差分画像の割合を算出することにより密度を検出するものである。
また、画像データ処理装置8には、固体抽出部51の固体画像に基づいて固体の移動速度を検出する固体移動速度検出部53が設けられており、固体移動速度検出部53は、抽出した固体画像の座標位置をフレームごとに比較し、時間あたりの移動量を算出することにより、固体の速度を検出するものである。また、固体画像の座標位置をフレームごとに比較するものであるため、固体の速度方向も同時に検出することができ、この固体の速度方向を検出することにより、例えば、固体がホームドア6から車両ドア5に向かう方向に移動しているか、逆に車両ドア5からホームドア6に向かう方向に移動しているかを判断することができるものである。
また、画像データ処理装置8には、密度検出部52により検出された密度および固体移動速度検出部53により検出された固体速度を入力してホームドアシステムのホームドア6付近における混雑状況を判定する判定部54が設けられている。この判定部54は、例えば、図5に示すように、固体速度を0〜2m/s、2〜4m/s、4m/s以上の3段階に分類するとともに、密度を0%、30%、60%の3段階に分類し、これら固体速度と密度との組合せにより、A、B、Cのランク付けを行うものである。すなわち、判定部54は、このランク付けに基づいて、ランクAであれば、ほとんど混雑のない「軽混雑」、ランクBであれば、やや混雑のある「中混雑」、ランクCであれば、かなり混雑している「重混雑」というように、判定を行うものである。なお、固体速度および密度の分類およびランク付けに関しては、適用するホームにおける乗降客量などに応じて、適宜設定することができるものである。
また、画像データ処理装置8の判定部54による判定結果は、ホームドア制御装置9に出力されるように構成されている。ホームドア制御装置9においては、例えば、判定部54による判定結果が「軽混雑」でなければ、ホームドア6の閉動作を行うことができないように制御するように構成されている。また、画像データ処理装置8の判定部54による判定結果を表示するための通知用表示装置を設けるようにしてもよい。この場合には、通知用表示装置を、ホームドア6を開閉操作する駅係員、車両の運転者または車掌が視認することができるように配置されるものである。
次に、本実施形態の作用について説明する。
まず、レーザコントローラ21からスキャナドライバ22に内軸駆動信号および外軸駆動信号を出力させることにより、スキャナドライバ22から二次元スキャナ10に内軸駆動パルスおよび外軸駆動パルスを出力させることにより、二次元スキャナ10の駆動コイルに通電させ、これにより、第1可動部15および第2可動部13を揺動動作させる。
この状態で、レーザコントローラ21からレーザ投光部24にレーザ放射タイミング信号を出力させ、レーザドライバ26から投光駆動パルスをレーザ素子25に出力させることにより、レーザ素子25から投光光学装置28を介してレーザ光が二次元スキャナ10に投光される。
そして、二次元スキャナ10により二次元領域でレーザ光を走査させ、二次元スキャナ10から投光されて物体で反射されたレーザ光は、二次元スキャナ10で反射されて受光光学装置32を介してレーザ受光部30により受光される。この受光信号は、共振回路35または立ち上がり回路36を介してストップタイミング生成回路37に出力され、時間計測回路38により、ストップタイミング生成回路37により生成された受光タイミングと、発光モニタ29から送られる投光タイミングとから、投光タイミングから受光タイミングまでの時間が計測されて距離値算出回路39に出力される。そして、距離値算出回路39により、時間計測回路38による時間データに基づいて、二次元スキャナ10により走査した範囲における各画素における距離値を算出し、この距離値は、画像データ処理装置8に送られる。
次に、画像データ処理装置8による画像処理動作について図6に示すフローチャートを参照して説明する。
画像データ処理装置8により距離値が取得されると(ST1)、画像生成部50により、各画素における距離値から背景画像を生成する(ST2)。そして、画像生成部50により、各画素における最も遠い距離値を基準として、この距離値と、新たに取得された距離値との差分を求めることにより、差分画像を生成する(ST3)。
その後、差分画像におけるノイズを除去した後(ST4)、密度検出部52により、全画素に対する差分画像の割合を算出する(ST5)。一方、固体抽出部51により、差分画像に基づいて固体画像を抽出し(ST6)、その固体座標を検出し記憶しておく(ST7)。
そして、固体移動速度検出部53により、抽出した固体画像の座標位置をフレームごとに比較し、時間あたりの移動量を算出することにより、固体の移動速度を検出する(ST8)。そして、判定部54により、密度検出部52による密度および固体移動速度検出部53による固体速度に基づいて、混雑状態および物体の有無を判定する(ST9)。
また、画像データ処理装置8の判定部54による判定結果は、ホームドア制御装置9に出力され、ホームドア制御装置9により、例えば、判定部54による判定結果が「軽混雑」でなければ、ホームドア6の閉動作を行うことができないように制御するものである。
以上述べたように、本実施形態においては、距離画像センサ7による距離値に基づいて生成された距離画像に基づいて個体の密度および移動速度を検出することにより、利用者の混雑状態および物体の有無を判定するようにしているので、確実に利用者の混雑状態および物体の有無の判定を行うことができる。その結果、混雑状態または物体の有無を確認してホームドア6の開閉動作を行うことができ、安全性を著しく高めることができる。
また、距離画像センサ7によりレーザ光を照射してその反射光を受光することにより、距離画像を生成するものであるため、例えば、距離画像センサ7の受光素子31に太陽光などの外光が入射した場合でも、確実にレーザ光の受光を行うことができ、外部要因に影響を受けることなく、正確な距離画像を生成することができる。
なお、前記実施形態においては、距離画像センサ7をホームドア装置3のホームドア6の上方に設置した場合について説明したが、図7に示すように、ホームドア装置3の仕切り壁4と列車1との間に設置するようにしてもよい。この場合には、ホームドア6と列車1ドアとの間を複数列の利用者が移動した場合に、死角が生じてしまうことを防止するため、ホームドア6を挟んだ両側に距離画像センサ7をそれぞれ設置するようにしてもよい。
また、前記実施形態においては、固体の密度および移動速度から利用者の混雑状態および物体の有無を判定するようにしたが、例えば、距離画像の各フレームごとの変化から移動する人数を計数する人数計数部を設け、判定部54により、人数計数部により計数された人数から混雑状態を判定するようにしてもよい。この場合に、前述の密度および固体速度と併せて判定することにより、より正確に混雑状態を判定することが可能となる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々の変形が可能である。
1 列車
2 プラットホーム
3 ホームドア装置
4 仕切り壁
5 車両ドア
6 ホームドア
7 距離画像センサ
8 画像データ処理装置
9 ホームドア制御装置
10 二次元スキャナ
11 固定部
13 第2可動部
15 第1可動部
20 制御部
21 レーザコントローラ
22 スキャナドライバ
24 レーザ投光部
25 レーザ素子
26 レーザドライバ
28 投光光学装置
29 発光モニタ
30 レーザ受光部
31 受光素子
32 受光光学装置
34 測距計測部
37 ストップタイミング生成回路
38 時間計測回路
39 距離値算出回路
50 画像生成部
51 固体抽出部
52 密度検出部
53 固体移動速度検出部
54 判定部

Claims (6)

  1. 駅のプラットホームに設置されるホームドア装置のホームドア付近の領域に光を二次元領域に走査させてこの二次元領域における各画素の距離値を検出する距離画像センサと、
    前記距離画像センサから入力される各画素の距離値に基づいて背景画像を生成するとともにこの背景画像の距離値に基づいて差分画像を生成する画像生成部と、前記画像生成部により生成された差分画像に基づいて固体画像を抽出するための固体抽出部と、前記差分画像に基づいて前記背景画像に対する差分画像の密度を検出する密度検出部と、前記固体抽出部の固体画像に基づいて固体の移動速度を検出する固体移動速度検出部と、前記密度検出部により検出された密度または前記固体移動速度検出部により検出された固体速度のうち少なくとも一方に基づいて前記ホームドア装置のホームドア付近における混雑状態および物体の有無を判定する判定部とを備えた画像データ処理装置と、
    を備えていることを特徴とするホームドア確認システム。
  2. 前記距離画像センサは、プレーナ型アクチュエータからなり、前記二次元領域に光を走査させる二次元スキャナを備えていることを特徴とする請求項1に記載のホームドア確認システム。
  3. 前記光は、レーザ光であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のホームドア確認システム。
  4. 前記距離画像センサは、前記ホームドア装置のホームドア付近の上方に設置されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のホームドア確認システム。
  5. 前記距離画像センサは、前記ホームドア装置のホームドアと前記プラットホームに停車する列車1のとの間に設置されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のホームドア確認システム。
  6. 前記固体抽出部の固体画像に基づいて利用者の人数を計数する人数計数部を備え、前記判定部は、前記人数計数部により検出された利用者の人数に基づいて前記ホームドア装置のホームドア付近における混雑状況を判定するものであることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のホームドア確認システム。
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