JP6223702B2 - 物体検知システム - Google Patents

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Description

本発明は物体検知システムに係り、特に、車両の混雑時やホームドアの線路側に利用者の一部がはみ出した場合など、物体ではないものを物体として検知してしまい、ホームドア装置を閉動作させることができずに車両を運行することができないといった通常の物体検知では不都合となるような場合に、適正に検知結果に基づく処理を行うことを可能とした物体検知システムに関するものである。
近年、列車が停車するプラットホームには、プラットホームからの落下などを防止して、列車への安全な乗降を行うことができるように、列車の列車ドアと同期して開閉動作されるホームドアを備えたホームドア装置が設置されている。
しかしながら、ホームドア装置によりプラットホームの端縁部分が遮蔽されてしまうので、プラットホームの安全確認を行う際に見通しが悪く、ホームドア装置のホームドア付近、特に、ホームドアと列車との間隙に、利用者やカバンなどの物体が存在している状態で、ホームドアが閉じてしまうと、極めて危険であり、ホームドア付近における物体の検出技術が重要となっている。
そのため、従来から、ホームドア装置付近の物体を検出するシステムが開発されている。このようなシステムとして、例えば、対象物までの距離および対象物からの反射光量を測定する三次元距離画像センサと、三次元距離画像センサの測定結果に基づいて、検知空間における対象物の位置および大きさを特定するとともに、当該対象物を位置および大きさの閾値に基づいて物体として検知するか否かを判断する検知制御部とを備え、検知制御部は、所定の検知空間を、三次元距離画像センサからの距離に応じた複数の検知エリアに区分するとともに、当該検知エリアごとに物体を検知する閾値を変更するようにした技術が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
この特許文献1に記載の技術においては、三次元距離画像センサからの距離に応じた複数の検知エリアにおける物体を検知するものであるが、この特許文献1における検知エリアは、最初に設定された大きさの領域に固定されており、三次元距離画像センサの計時変化などにより三次元距離画像センサの特性が変化した場合でも、その検知エリアはそのままで、物体の検知を行うものである。
特開2011−016421号公報
しかしながら、前記特許文献1に記載の技術においては、三次元距離画像センサからの距離に応じた複数の検知エリアの大きさは固定した状態で、物体を検知するものである。そのため、検知エリアを車両ドアを含む領域に設定した場合、例えば、ラッシュ時など車両が混雑して乗客が車両に乗り込む際に、ドアを閉動作する場合に正常に乗り込める程度の条件で検知エリアに物体があると検出することになり、ホームドアが閉動作できないなどの不具合があるという問題を有している。
また、ホームドアに利用者の手が乗り上げたり、ホームドアの下部隙間から利用者の足がはみ出た場合など、利用者の体の一部が線路側にはみ出した場合にも、検知エリアにおける物体があると検出することになるが、このような状態で、ホームドアを開動作させると危険であるという問題を有している。そして、このような場合に、従来、利用者に対して注意を喚起することは行っていなかった。
そのため、状況に応じて検知エリアを自由に選択することができるシステムが望まれていた。
本発明は前記した点に鑑みてなされたものであり、車両の混雑時やホームドアの線路側に両者の一部がはみ出した場合など、通常の物体検知では不都合となるような場合に、適正に検知結果に基づく処理を行うことのできる物体検知システムを提供することを目的とするものである。
本発明は前記目的を達成するために、請求項1の発明に係る物体検知システムは、駅に停車する車両のドアとプラットホームに設置されたホームドアとの間に設定される検知領域における物体の有無を検知する検知部を備え、
記検知部は、前記停車する車両のドア付近に設定された特定検知領域と乗客の混雑状態とに応じて、又は、前記ホームドア付近に設定された特定検知領域と前記ホームドアの開閉状態とに応じて、前記特定検知領域における物体の検知結果を利用するか否かを選択可能としたことを特徴とする。
請求項に係る発明は、請求項において、前記特定検知領域は、前記車する車両のドア付近に設定され、前記検知部は、混雑時に、前記特定検知領域における物体の検知結果を利用しないことを特徴とする。
請求項に係る発明は、請求項において、前記特定検知領域は、前記ホームドア付近に設定され、前記検知部は、前記ホームドアが閉時に、前記特定検知領域における物体の検知結果を利用することを特徴とする。
請求項に係る発明は、請求項において、前記検知部が、前記ホームドアが閉時に前記特定検知領域における物体を検知した場合、外部に報知する報知手段を備えていることを特徴とする。
請求項に係る発明は、請求項1から請求項のいずれか一項において、前記検知領域における各画素の距離値を検知する距離画像センサを備え、前記検知部は、前記距離画像センサから出力される各画素の距離値に基づいて前記検知領域および前記特定検知領域における物体の有無を検知することを特徴とする。
請求項に係る発明は、請求項において、前記距離画像センサは、前記検知領域および前記特定検知領域に光を走査させるスキャナを備えていることを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、知部により、停車する車両のドア付近に設定された特定検知領域と乗客の混雑状態とに応じて、又は、ホームドア付近に設定された特定検知領域とホームドアの開閉状態とに応じて、特定検知領域における物体の検知結果を利用するか否かを選択可能としているので、使用状況に応じて特定検知領域における物体の検知結果を選択することにより、使い勝手の向上を図ることができる。
請求項に係る発明によれば、特定検知領域を、プラットホームに停車する車両のドア付近に設定し、検知部により、混雑時に、特定検知領域における物体の検知結果を利用しないようにしているので、混雑時に乗客が乗降する際に、車両のドアを閉動作する場合に正常に乗り込める程度であるにもかかわらず、車両のドア付近に乗客が存在して検知領域に物体があると検知してしまい、車両のドアを閉動作することができなくなるという事態を確実に防止することができる。
請求項に係る発明によれば、特定検知領域を、ホームドア付近に設定し、検知部により、ホームドアが閉時に、特定検知領域における物体の検知結果を利用するようにしているので、例えば、ホームドアが閉時に、利用者の体の一部が線路側にはみ出した場合でも、検知部により、特定検知領域における物体の検知結果を利用することにより、物体の有無を確実に検知することができ、著しく安全性を高めることができる。
請求項に係る発明によれば、検知部により、ホームドアが閉時に特定検知領域における物体を検知した場合、外部に報知する報知手段を設けるようにしているので、報知手段により報知することにより、物体を検知したことを利用者に適正に知らせることができる。
請求項に係る発明によれば、検知領域における各画素の距離値を検知する距離画像センサを設け、検知部により、距離画像センサから出力される各画素の距離値に基づいて検知領域および特定検知領域における物体の有無を検知するようにしているので、距離画像センサによる距離値に基づいて生成された距離画像に基づいて物体を検知することができ、使用状況に応じて検知領域における物体の検知結果を選択することにより、使い勝手の向上を図ることができる。
請求項に係る発明によれば、距離画像センサが、検知領域内および検知領域の外側に光を走査させるスキャナを備えるようにしているので、距離画像センサによる光の走査により、検知領域内および検知領域の外側における物体を適正に検知することができる。

本発明に係る物体検知システムの実施形態を示す概略構成図である。 本発明に係る物体検知システムに用いられる距離画像センサの実施形態を示す構成図である。 本発明に係る物体検知システムの距離画像センサに用いられる二次元スキャナの実施形態を示す概略図である。 本発明に係る物体検知システムにおける検知領域の設定例を示す説明図である。 本発明に係る物体検知システムにおける混雑時の特定検知領域の設定例を示す説明図である。 本発明に係る物体検知システムにおけるホームドア閉時の特定検知領域の設定例を示す説明図である。 本発明に係る物体検知システムにおける物体検知動作を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
図1は本発明に係る物体検知システムをホームドアシステムに適用した場合の実施形態を示したものであり、車両1が停車するプラットホーム2には、ホームドア装置3が設置されており、ホームドア装置3は、プラットホーム2と車両1とを仕切る仕切り壁4と、車両ドア5に対応する位置に開閉自在に設置されたホームドア6とから構成されている。
本実施形態においては、物体検知システムを構成する距離画像センサ7は、ホームドア装置3の仕切り壁4と車両1との間に設置されており、距離画像センサ7により、ホームドア6付近の状態などプラットホーム2の側方から検知するようになっている。また、距離画像センサ7には、検知部8が接続されており、検知部8には、外部に報知する報知手段9が接続されている。
次に、距離画像センサ7について説明する。
図2に示すように、距離画像センサ7は、二次元スキャナ10を備えており、本実施形態においては、二次元スキャナ10として、プレーナ型アクチュエータを用いている。なお、プレーナ型アクチュエータの他、ポリゴンミラーやガルバノミラーなどを用いるようにしてもよい。
本実施形態の二次元スキャナ10は、図3に示すように、図示しないデバイス基板上に設置された枠状の固定部11を備えている。この固定部11の内側には、第2トーションバー12を介して枠状の第2可動部13が揺動自在に支持されており、この第2可動部13の内側には、第1トーションバー14を介して第1可動部15が揺動自在に支持されている。すなわち、第1可動部15と第2可動部13とは、第2トーションバー12を介して互いに直交する方向に揺動自在とされており、第1可動部15と第2可動部13とは、異なる駆動周波数で駆動されるように構成されている。なお、これら固定部11、第2可動部13、第1可動部15、第1トーションバー14および第2トーションバー12は、一体的に形成されている。
第1可動部15上には、第1可動部15を駆動するための図示しない駆動コイルが、第2可動部13上には、第2可動部13を駆動するための図示しない駆動コイルがそれぞれ設けられており、固定部11の周囲には、第1可動部15を挟んで互いに反対磁極を対向させて配置される二対の静磁界発生部材(図示せず)が配置されている。なお、静磁界発生部材は、永久磁石でも電磁石でもよい。
また、図2に示すように、距離画像センサ7は、制御部20を備えており、この制御部20には、レーザ光およびスキャナを制御するためのレーザコントローラ21が設けられている。制御部20には、レーザコントローラ21からの内軸駆動信号および外軸駆動信号が入力されるスキャナドライバ22が設けられており、このスキャナドライバ22は、二次元スキャナ10に対して、レーザコントローラ21から出力される内軸駆動信号および外軸駆動信号に基づいて、第1可動部15を駆動させるための内軸駆動パルスを出力するとともに、第2可動部13を駆動させるための外軸駆動パルスを出力するように構成されている。制御部20のレーザコントローラ21には、二次元スキャナ10の図示しない検出装置から第1可動部15および第2可動部13の駆動位置を検出するためのスキャナ同期信号がフィルタ23を介して送られるように構成されている。
また、距離画像センサ7は、レーザ投光部24を備えており、レーザ投光部24には、レーザ光を発光するためのレーザ素子25が設けられている。レーザ投光部24には、レーザコントローラ21から送られるレーザ放射タイミング信号に基づいてレーザ素子25に投光駆動パルスを出力するレーザドライバ26が設けられている。レーザ投光部24には、レーザ素子25から出射されるレーザ光をビームスプリッタ27を介して二次元スキャナ10に投光させるための、例えば、ミラーやレンズなどで構成される投光光学装置28が設けられている。さらに、投光光学装置28には、レーザ光の投光タイミングを監視する発光モニタ29が接続されている。発光モニタ29は、図示しない受光素子を備えており、この受光素子により、投光光学装置28から投光されるレーザ光を受光することにより、投光光学装置28による投光タイミングを監視するようになっている。
さらに、距離画像センサ7は、レーザ受光部30を備えており、レーザ受光部30には、レーザ光を受光するための受光素子31が設けられている。レーザ受光部30には、レーザ素子25から投光光学装置28を介して投光され二次元スキャナ10で反射されたレーザ光を受光素子31に受光させるための、例えば、ミラーやレンズなどで構成される受光光学装置32が設けられている。レーザ受光部30には、受光素子31からの受光信号を増幅するプリアンプ33が設けられている。
距離画像センサ7は、測距計測部34を備えており、この測距計測部34には、レーザ受光部30のプリアンプ33から送られる受光信号を検出するための共振回路35および立ち上がり回路36がそれぞれ設けられている。共振回路35は、主として測定する距離が比較的長い場合に用いられ、立ち上がり回路36は、主として測定する距離が比較的短い場合に用いられるものである。測距計測部34には、共振回路35および立ち上がり回路36を介して送られる受光信号に基づいて受光素子31により受光したタイミングを生成するストップタイミング生成回路37,37が設けられている。測距計測部34には、ストップタイミング生成回路37により生成された受光タイミングと、発光モニタ29から送られる投光タイミングとから、投光タイミングから受光タイミングまでの時間を計測するための時間計測回路38,38が設けられている。
また、制御部20には、距離値算出回路39が設けられており、時間計測回路38による時間データは、A/D変換器40,40を介して距離値算出回路39に送られるようになっている。そして、距離値算出回路39は、時間計測回路38による時間データに基づいて、距離値を取得することができるように構成されており、取得した距離値は、外部インタフェース41を介して後述する画像データ処理装置8に出力されるように構成されている。すなわち、二次元スキャナ10の第1可動部15および第2可動部13を動作させながら、この二次元スキャナ10にレーザ投光部24からレーザ光を投光させることにより、二次元領域でレーザ光を走査させ、二次元スキャナ10から投光されて物体で反射されたレーザ光を二次元スキャナ10で反射されてレーザ受光部30により受光することにより、二次元スキャナ10により走査した範囲における各画素における距離値を取得することができるものである。なお、レーザ受光部30には、プリアンプ33から出力される受光信号をA/D変換して受光量として距離値算出回路39に送るA/D変換器42が設けられている。
さらに、制御部20には、制御部20および測距計測部34に電源を供給するための主電源43が設けられており、さらに、主電源43からの電源供給を受けてレーザドライバ26、プリアンプ33およびスキャナドライバ22に電源を供給するHV電源44が設けられている。
また、検知部8は、距離画像センサ7から出力される距離値に基づいて二次元のフレーム画像を生成するとともに、フレーム画像の各画素における距離値の最も大きい値、すなわち最も遠い距離値により生成される画像を背景画像として記憶し、この背景画像を基準として、新たに取得された距離値との差分を求めることにより、差分画像を生成するように構成されている。そして、検知部8は、生成された差分画像に基づいて物体画像を抽出し、物体の有無を検知するように構成されている。
そして、本実施形態においては、距離画像センサ7により検知する範囲をあらかじめ検知領域として設定しておくように構成されている。例えば、図4に示すように、ホームドア6と、車両1との間の任意の領域を検知領域として設定するものであり、この検知領域における距離値に基づいて物体の有無を検知するように構成されている。
この場合に、本実施形態においては、状況に応じて検知領域とは別個に、所定の領域を特定検知領域として設定するようになっており、検知部8は、特定検知領域における物体の検知結果を利用するか否かを選択することができるように構成されている。
具体的には、図5に示すように、混雑時においては、特定検知領域を、プラットホーム2に停車する車両ドア5付近に設定するように構成されており、この場合には、検知部8は、特定検知領域における物体の検知結果を利用しないように構成されている。すなわち、混雑時においては、車両が混雑して乗客が乗降する際に、車両ドア5を閉動作する場合に正常に乗り込める程度であるにもかかわらず、車両ドア5付近に乗客が存在して検知領域に物体があると検知してしまうおそれがある。そのため、混雑時において、検知部8により、特定検知領域における物体の検知結果を利用しないように構成することにより、乗客などの物体を検知して車両ドア5を閉動作することができなくなるという事態を防止することができるものである。
また、図6に示すように、ホームドア6が閉時においては、特定検知領域を、ホームドア6付近に設定するように構成されており、この場合には、検知部8は、ホームドア6が閉時に、特定検知領域における物体の検知結果を利用するように構成されている。すなわち、ホームドア6が閉時に、ホームドア6に利用者の手が乗り上げたり、ホームドア6の下部隙間から利用者の足がはみ出た場合など、利用者の体の一部が線路側にはみ出した場合に、適正に物体を検知することができないと極めて危険である。そのため、ホームドア6が閉時に、検知部8により、特定検知領域における物体の検知結果を利用することにより、利用者の一部がはみ出したことを検知することができるものである。
この場合に、検知部8により、ホームドア6が閉時に特定検知領域における物体を検知した場合、報知手段9により外部に報知して、ホームドア6付近の利用者に注意を喚起するように構成されている。
なお、図5に示す場合において、特定検知領域は、高さ方向の領域を、例えば、車両ドア5の高さ付近までとするなど、任意の領域を設定することができる。また、特定検知領域において、検知結果を利用しない場合に限るものではなく、例えば、検知結果を図示しないホームドア装置3の管理システムに知らせるようにしてもよい。
また、図6に示す場合においては、ホームドア6が閉時には、検知領域における物体の検知を行わず、特定検知領域のみにおける物体の検知を行うようにしてもよい。図5および図6のいずれの場合においても、混雑時やホームドア6閉時に、システムとして、特定検知領域以外に、報知領域や注意喚起領域を追加するようにしてもよい。
次に、本実施形態の作用について説明する。
まず、レーザコントローラ21からスキャナドライバ22に内軸駆動信号および外軸駆動信号を出力させることにより、スキャナドライバ22から二次元スキャナ10に内軸駆動パルスおよび外軸駆動パルスを出力させることにより、二次元スキャナ10の駆動コイルに通電させ、これにより、第1可動部15および第2可動部13を揺動動作させる。
この状態で、レーザコントローラ21からレーザ投光部24にレーザ放射タイミング信号を出力させ、レーザドライバ26から投光駆動パルスをレーザ素子25に出力させることにより、レーザ素子25から投光光学装置28を介してレーザ光が二次元スキャナ10に投光される。
そして、二次元スキャナ10により二次元領域でレーザ光を走査させ、二次元スキャナ10から投光されて物体で反射されたレーザ光は、二次元スキャナ10で反射されて受光光学装置32を介してレーザ受光部30により受光される。この受光信号は、共振回路35または立ち上がり回路36を介してストップタイミング生成回路37に出力され、時間計測回路38により、ストップタイミング生成回路37により生成された受光タイミングと、発光モニタ29から送られる投光タイミングとから、投光タイミングから受光タイミングまでの時間が計測されて距離値算出回路39に出力される。そして、距離値算出回路39により、時間計測回路38による時間データに基づいて、二次元スキャナ10により走査した範囲における各画素における距離値を算出し、この距離値は、検知部8に送られる。
次に、検知部8による動作について図6に示すフローチャートを参照して説明する。
まず、検知部8により、距離画像センサ7から出力される距離値に基づいて背景画像を生成し、この背景画像を基準として差分画像を生成して物体画像を抽出し、物体の有無を検知する。
そして、ホームドア6が閉時の場合は(ST1:YES)、検知部8により、特定検知領域において、物体の検知を行い(ST2)、特定検知領域に物体を検知した場合には(ST2:YES)、物体があると認定する。また、物体を検知しない場合は(ST2:NO)、物体がないと認定する。
また、ホームドア6が開時の場合は(ST1:NO)、混雑時であるか否か判定し、混雑時である場合には(ST3:YES)、検知部8により、特定検知領域における物体の検知結果は利用しないことから、特定検知領域以外の領域において、物体を検知した場合には(ST4:YES)、物体があると認定する。また、物体を検知しない場合は(ST4:NO)、物体がないと認定する。
また、混雑時でない場合には(ST3:NO)、検知部8により、特定検知領域を考慮しないことから、検知領域の全域において物体の検知を行い(ST5)、物体を検知した場合には(ST5:YES)、物体があると認定する。また、物体を検知しない場合は(ST5:NO)、物体がないと認定する。
以上述べたように、本実施形態においては、特定検知領域を設定し、混雑時においては、検知部8により、特定検知領域における物体の検知結果を利用しないようにしているので、混雑時に乗客が乗降する際に、車両ドア5を閉動作する場合に正常に乗り込める程度であるにもかかわらず、車両ドア5付近に乗客が存在して検知領域に物体があると検知してしまい、車両ドア5を閉動作することができなくなるという事態を確実に防止することができる。
また、ホームドア6が閉時においては、特定検知領域における物体の検知結果を利用するようにしているので、例えば、ホームドア6が閉時に、利用者の体の一部が線路側にはみ出した場合でも、検知部8により、特定検知領域における物体の検知結果を利用することにより、物体の有無を確実に検知することができ、著しく安全性を高めることができる。この場合に、報知手段9により報知することにより、利用者に適正に知らせることができる。
なお、前記実施形態においては、距離画像センサ7と検知部8とを別体に構成した場合について説明したが、距離画像センサ7に検知部8を内蔵させて一体に構成するようにしてもよい。また、前記実施形態においては、距離画像センサ7を用いて物体を検知する場合について説明したが、距離画像センサ7に限定されるものではなく、赤外線センサなど各種センサを用いるようにしてもよい。
さらに、前記実施形態においては、物体検知システムを物体検知システムに適用した場合の例について説明したが、例えば、建物の自動ドアシステムなどドアの管理を行うシステムであれば、いずれのシステムに適用してもよい。
また、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々の変形が可能である。
1 列車
2 プラットホーム
3 ホームドア装置
4 仕切り壁
5 車両ドア
6 ホームドア
7 距離画像センサ
8 検知部
9 報知手段
10 二次元スキャナ
11 固定部
13 第2可動部
15 第1可動部
20 制御部
21 レーザコントローラ
22 スキャナドライバ
24 レーザ投光部
25 レーザ素子
26 レーザドライバ
28 投光光学装置
29 発光モニタ
30 レーザ受光部
31 受光素子
32 受光光学装置
34 測距計測部

Claims (6)

  1. 駅に停車する車両のドアとプラットホームに設置されたホームドアとの間に設定される検知領域における物体の有無を検知する検知部を備え、
    記検知部は、前記停車する車両のドア付近に設定された特定検知領域と乗客の混雑状態とに応じて、又は、前記ホームドア付近に設定された特定検知領域と前記ホームドアの開閉状態とに応じて、前記特定検知領域における物体の検知結果を利用するか否かを選択可能としたことを特徴とする物体検知システム。
  2. 前記特定検知領域は、前記車する車両のドア付近に設定され、前記検知部は、混雑時に、前記特定検知領域における物体の検知結果を利用しないことを特徴とする請求項に記載の物体検知システム。
  3. 前記特定検知領域は、前記ホームドア付近に設定され、前記検知部は、前記ホームドアが閉時に、前記特定検知領域における物体の検知結果を利用することを特徴とする請求項に記載の物体検知システム。
  4. 前記検知部が、前記ホームドアが閉時に前記特定検知領域における物体を検知した場合、外部に報知する報知手段を備えていることを特徴とする請求項に記載の物体検知システム。
  5. 前記検知領域における各画素の距離値を検知する距離画像センサを備え、
    前記検知部は、前記距離画像センサから出力される各画素の距離値に基づいて前記検知領域および前記特定検知領域における物体の有無を検知することを特徴とする請求項1から請求項のいずれか一項に記載の物体検知システム。
  6. 前記距離画像センサは、前記検知領域および前記特定検知領域に光を走査させるスキャナを備えていることを特徴とする請求項に記載の物体検知システム。
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