JP2007126025A - 物体検出ユニット、物体検出装置、横断路の移動物体検知装置及びプログラム - Google Patents
物体検出ユニット、物体検出装置、横断路の移動物体検知装置及びプログラム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007126025A JP2007126025A JP2005320939A JP2005320939A JP2007126025A JP 2007126025 A JP2007126025 A JP 2007126025A JP 2005320939 A JP2005320939 A JP 2005320939A JP 2005320939 A JP2005320939 A JP 2005320939A JP 2007126025 A JP2007126025 A JP 2007126025A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- laser beam
- object detection
- moving object
- monitoring area
- crossing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Abstract
【解決手段】物体検出部20a〜20dが読み出された固定物体の位置データ中から距離の測定値を示す信号のあるレーザ光線の照射角度ごとに、そのレーザ光線の照射角度に対応する監視領域内に存在する物体の位置データ中から受光なしを示す信号のあるレーザ光線の照射角度を抽出する(S125)。そして、抽出されたレーザ光線の照射角度がある場合には、物体検出部20a〜20dがそのレーザ光線の照射角度の位置には、レーザ光線を反射しない移動物体が存在すると判断する。一方、抽出されたレーザ光線の照射角度がない場合には、物体検出部20a〜20dが監視領域内にレーザ光線を反射しない移動物体が存在しない、と判断する(S130)。
【選択図】図8
Description
なお、このような問題は、軌道に設置された踏切道だけでなく、例えば道路に設置された横断歩道や、工場などの構内道路に設置された横断路などの走行路に設置された横断路においても同様の問題が生じるおそれがある。
(イ)レーザ光線発射・受光手段(10)を制御して前記監視領域内の固定物体へレーザ光線を走査しながら発射させ、前記固定物体によって反射されたレーザ光線を受光させ、レーザ光線発射・受光手段(10)から出力された第1の距離データを記憶部(20)へ記憶する。
上述のように、本発明の物体検出ユニット(3)は、表面が滑らかで光沢のある黒い物体例えば黒い自動車の車体などレーザ光線の反射率が低い物体の位置を検出できる。
(ホ)前記第2の距離データを読み出し、その読み出した第2の距離データ中から距離の計測値が示されている監視領域内の走査位置を抽出し、その抽出された走査位置ごとに、その走査位置に対応する前記第1の距離データを読み出し、その読み出した第1の距離データが距離の計測値を示す場合には、前記第2の距離の計測値と前記第1の距離の計測値との差分を算出し、その差分が所定値以上ある走査位置を選定し、さらに前記読み出した第1の距離データが受光なしを示す場合には、その走査位置を選定する。
(ト)前記(ニ)による移動物体の検出結果と、前記(ヘ)による移動物体の検出結果とを統合し、統合した結果に基づいて移動物体の位置を検出する。
によって、タイヤが検出される。つまり、例えば検出された黒い車体の検出結果とタイヤの検出結果とを統合すれば、移動物体例えば黒い自動車の位置をより正確に検出できる。
この場合、物体検出統合手段(30)が、複数の物体検出ユニット(3)それぞれによる移動物体の検出結果を統合し、統合した結果に基づいて移動物体の位置を検出するとともに、移動物体の形状を推定するとよい。
なお、物体検出ユニット(3)が設置される横断路によっては、固定物体となる標識、柵、縁石などが少ない場合がある。固定物体が少ない場合には、当然固定物体から反射されるレーザ光線も少なくなるため、距離の測定値を示す距離データが少なくなり、受光なしを示す距離データが多くなる。そのため、移動物体の受光なしと比較するための固定物体の距離の測定値を有する走査位置が減少し、表面が滑らかで光沢のある黒い物体例えば黒い自動車の車体などレーザ光線の反射率が低い物体の検出精度が十分得られない場合も考えられる。そこで、請求項6に記載のようにするとよい。
なお、横断路を含むよう設定された監視領域内に走行路が複数存在する場合には、請求項9に記載のように、物体検出ユニット(3)が走行路それぞれの間に、且つ横断路の側方に設置されているとよい。
また、請求項4または請求項7に記載の物体検出装置(4)においても横断路を含むよう設定された監視領域内に走行路が複数存在する場合には、請求項11に記載のように、物体検出ユニット(3)が走行路それぞれの間に、且つ横断路の側方に設置されているとよい。
ところで、例えば踏切などに設置させる横断路の移動物体検知装置(2)においては、物体検出ユニット(3)などの当該横断路の移動物体検知装置(2)の各構成部位が正常に作動中であることを診断することにより、各構成部位の故障を検出して車両運行の安全性を確保している。このような診断手法としては、例えば柱などの固定物体を監視領域内に設置して物体検出ユニット(3)によって検出し、その検出した固定物体が同一位置に検出されるときには、当該横断路の移動物体検知装置(2)の各構成部位が正常に作動中であると判断する手法が知られている。しかし、このような判断手法においては、例えば柱などの診断用の固定物体を監視領域内に設置する必要がある、といった問題があった。
なお、以下の説明において説明を容易とするために複数ある構成要素につては、例えば4つの物体検出ユニット3を物体検出ユニット3a〜3dのように、物体検出ユニット3の符号に「a〜d」を付加して区別する。
図1に示す警報発生装置1は、N個の物体検出ユニット3a〜3nと、情報統合部30と、識別部40と、位置・速度算出部51と、停滞・脱出予側部53と、発光制御部54と、音声制御部55と、特殊信号発光機60と、音声発生部70と、健全性自己診断部80と、から構成されている。なお、上述の情報統合部30には、N個の物体検出ユニット3a〜3nが接続可能である。そして、物体検出ユニット3a〜3nには、それぞれ1つのセンサー10a〜10nと、このセンサー10a〜10nに接続可能な物体検出部20a〜20nと、から構成されている。なお、本実施形態における警報発生装置1は、上述の情報統合部30に4個の物体検出ユニット3a〜3dが接続されており、踏切内に設置される(図2参照)。そして、物体検出ユニット3a〜3dには、それぞれ1つのセンサー10a〜10dと、このセンサー10a〜10dにはそれぞれ1つの物体検出部20a〜20dが接続されている。また、上述の識別部40、位置・速度算出部51、停滞・脱出予側部53、発光制御部54、音声制御部55および健全性自己診断部80は、それぞれCPU,ROM,RAM,I/O及びこれらの構成を接続するバスラインなどからなる周知のマイクロコンピュータを中心に構成されている。
そして、上述の警報発生装置1を構成する各部位ののうち、N個の物体検出ユニット3a〜3nと、情報統合部30と、識別部40と、位置・速度算出部51と、停滞・脱出予側部53と、健全性自己診断部80とは、障害物検知装置2を構成する。
センサー10は、図3(a)に例示するように、レーザ光線照射式のセンサーである。具体的には、センサー10は、踏切道を含む監視領域へ向けてレーザ光線を照射する照射部110aと、照射部110aを水平方向に回転させる駆動部110bと、照射部110aから照射されたレーザ光線の進行方向を変更するための反射ミラー110c,110d、照射部110aによって照射された後に物体によって反射されたレーザ光線を受光するための受光部110eと、を備えている。なお、反射ミラー110cは、物体によって反射されたレーザ光線を透過させて受光部110eに導く機能も有している。
物体検出部20a〜20dは、センサー10a〜10dからの出力信号に基づき、踏切道に存在する移動物体の位置を検出する機能を有する。具体的には、物体検出部20a〜20dは、センサー10a〜10dからの出力信号である距離の測定値を示す信号もしくは受光なしを示す信号をレーザ光線の照射角度に関連付けて、物体検出部20a〜20dが有するメモリ(図示せず)に記録する。
[固定物体の位置データの記憶手法の説明]
物体検出部20a〜20dが、例えば数秒間などの所定時間の間、レーザ光線の照射角度に関連つけて記憶されている距離の測定値を示す信号もしくは受光なしを示す信号が変化するか否かを判断し、変化なしと判断された場合に「固定物体」と識別して、物体検出部20a〜20dが有するメモリに固定物体の位置データとして記憶する。
次に、反射率の低い物体の検出手法を説明する。
固定物体の位置データと監視領域内に存在する物体の位置データとは、物体検出部20a〜20dが有するメモリに記録されているのであるが、この物体検出部20a〜20dが有するメモリに記録されている固定物体の位置データと監視領域内に存在する物体の位置データとを物体検出部20a〜20dが読み出す。そして、物体検出部20a〜20dが読み出された固定物体の位置データ中から距離の測定値を示す信号のあるレーザ光線の照射角度ごとに、そのレーザ光線の照射角度に対応する監視領域内に存在する物体の位置データ中から受光なしを示す信号のあるレーザ光線の照射角度を選定する。そして、その選定されたレーザ光線の照射角度がある場合には、物体検出部20a〜20dがそのレーザ光線の照射角度の位置には、レーザ光線を反射しない移動物体が存在すると判断する。一方、選定されるレーザ光線の照射角度がない場合には、物体検出部20a〜20dが監視領域内にレーザ光線を反射しない移動物体が存在しないと判断する。
次に、反射する物体の検出手法を説明する。
物体検出部20a〜20dが読み出された監視領域内に存在する物体の位置データ中から距離の測定値を示す信号のあるレーザ光線の照射角度ごとに、そのレーザ光線の照射角度に対応する固定物体の位置データが距離の測定値を示す信号の場合には、それぞれの距離の測定値を示す信号から距離の差分を計算する。そして、物体検出部20a〜20dがその差分が所定値例えばセンサー10a〜10dに固有の分解能の値より大きい場合には、そのレーザ光線の照射角度を選定する。一方、そのレーザ光線の照射角度に対応する固定物体の位置データが受光なしを示す信号の場合には、物体検出部20a〜20dがそのレーザ光線の照射角度を選定する。そして、選定されたレーザ光線の照射角度がある場合には、物体検出部20a〜20dがそのレーザ光線の照射角度の位置には、レーザ光線を反射する移動物体が存在すると判断する。また、物体検出部20a〜20dのセンサー10a〜10dから移動物体までの距離は、物体検出部20a〜20dがその選定されたレーザ光線の照射角度に対応する監視領域内に存在する物体の位置データ中の距離の測定値を示す信号から読み出す。一方、この処理によって選定されるレーザ光線の照射角度がない場合には、物体検出部20a〜20dが監視領域内にレーザ光線を反射する移動物体が存在しないと判断する。
上述した[反射率の低い物体の検出]によって選定された受光なしを示す信号のあるレーザ光線の照射角度がある場合や[反射する物体の検出処理]によって選定されたレーザ光線の照射角度がある場合には、物体検出部20a〜20dが監視領域に移動物体があると判断する。一方、「反射率の低い物体の検出処理」によって選定されるレーザ光線の照射角度がなく、且つ「反射する物体の検出処理」によって選定されるレーザ光線の照射角度もない場合には、物体検出部20a〜20dが監視領域に移動物体がないと判断する。
情報統合部30は、N個の物体検出部20a〜20nからの出力信号を統合し、その統合された物体の位置を示す情報を識別部40へ出力する機能を有する。なお、本実施形態のように警報発生装置1が4個のセンサー10a〜10dおよび4個の物体検出部20a〜20dを備える場合には、情報統合部30は、4個の物体検出部20からの出力信号を統合して識別部40へ出力する。
上述した[反射率の低い物体の検出処理]によって選定された受光なしを示す信号のあるレーザ光線の照射角度がある場合には、情報統合部30が次のように移動物体の存在エリアの絞込みを行なう。図5(a)に例示するようにセンサー10によって照射したレーザ光線が反射率の少ない障害物に当たった場合には障害物に当たったレーザ光線が反射されにくいが、障害物を除いたレーザ光線を反射する背景にレーザ光線が当たった場合にはレーザ光線が反射される。したがって、レーザ光線が反射されにくいレーザ光線の照射角度には、反射率の少ない障害物が存在すると判断できる。しかし、反射率の少ない障害物が存在するレーザ光線の照射角度を検出できるが、距離を検出できないために正確な位置を検出できない。しかし、図5(b)に例示するように、反射率の少ない障害物を挟んで互いに対向するように設置された2つのセンサー10a,10bによって反射率の少ない障害物にレーザ光線を照射した場合には、センサー10aから反射率の少ない障害物の外縁を結んだ2つの直線とセンサー10bから反射率の少ない障害物の外縁を結んだ2つの直線が交差する間の領域に反射率の少ない障害物が存在すると絞り込める。また、図6(a)は、踏切に存在する障害物としての自動車91と、軌道にそって設置されている固定物体としての柵90a〜90dとを上方から鳥瞰した様子を示す説明図である。そして、図6(b)は、踏切に存在する自動車91の車体を4つの物体検出ユニット3a〜3dによって検出する状態を示す説明図である。この図6(b)において、自動車91の車体が反射率の少ない黒色の場合には、物体検出ユニット3bのセンサー10b(図示せず)によって照射されたレーザ光線は自動車91の車体から反射されにくい。しかし、背景となっている固定物体としての柵90dがレーザ光線を反射する物体の場合には、物体検出ユニット3bのセンサー10bによって照射されたレーザ光線は柵90dから反射される。そこで、物体検出ユニット3bのセンサー10bから反射されるレーザ光線の照射角度と反射されにくいレーザ光線の照射角度の境界を結んだ直線を2本引けばその直線の間のレーザ光線の照射角度間に反射率の少ない黒色の自動車91が存在すると判断する。同様に物体検出ユニット3cのセンサー10cから反射されるレーザ光線の照射角度と反射されにくいレーザ光線の照射角度の境界を結んだ直線を2本引けばその直線の間のレーザ光線の照射角度間に反射率の少ない黒色の自動車91が存在すると判断する。そして、物体検出ユニット3bのセンサー10bから引いた2本の直線と物体検出ユニット3cのセンサー10cから引いた2本の直線が交差する間の領域に反射率の少ない黒色の自動車91が存在すると判断する。
上述した[反射する物体の検出]によって選定されたレーザ光線の照射角度がある場合には、情報統合部30が次のように移動物体の位置と形状を推定する。図6(c)は、踏切に存在する自動車91のタイヤを4つの物体検出ユニット3a〜3dによって検出する状態を示す説明図である。この図6(c)において、自動車91のタイヤがレーザ光線を反射する物体である場合には、物体検出ユニット3bのセンサー10bによって照射されたレーザ光線は自動車91のタイヤから反射される。そこで、読み出された監視領域内に存在する物体の位置データ中から選定されたレーザ光線の照射角度ごとの距離の測定値から物体検出ユニット3bのセンサー10bからの距離を読み出して自動車91のタイヤの位置を検出する。また、同様に物体検出ユニット3cのセンサー10cによって照射されたレーザ光線は自動車91のタイヤから反射されるので、読み出された監視領域内に存在する物体の位置データ中から選定されたレーザ光線の照射角度ごとの距離の測定値から物体検出ユニット3cのセンサー10cからの距離を読み出して自動車91のタイヤの位置を検出する。物体検出ユニット3bのセンサー10bと物体検出ユニット3cのセンサー10cとによって検出された自動車91のタイヤの位置は、異なる方向から検出されたものであるから例えば自動車91のタイヤの一方向からの形状だけなく他方向からの形状も検出できるので、自動車91のタイヤの位置と形状を推定できる。
識別部40は、遮断棹を上げ下ろしさせるなどの踏切制御を実行する外部の踏切制御装置100に接続されており、この踏切制御装置100から踏切が鳴動中であることを示す情報を取得可能である。そして、識別部40は、踏切制御装置100から踏切が鳴動中であることを示す情報を取得した場合には、監視領域に移動物体が存在するか否かを判断するとともに、その移動物体が小型の移動物体であるのか大型の移動物体であるのかを識別する機能を有する。そして、識別部40は、移動物体が小型の移動物体である場合にはその旨を位置・速度算出部51へ出力し、一方、移動物体が大型の移動物体である場合にはその旨を発光制御部54へ出力する機能を有する。
位置・速度算出部51は、識別部40から出力された監視領域に存在する小型の移動物体に関する情報に基づき、その小型の移動物体の位置および移動速度を算出する機能を有する。また、算出した小型の移動物体の位置および移動速度に基づき、各小型の移動物体を追跡する機能を有する。また、小型の移動物体についての追跡結果を停滞・脱出予測部53へ出力する機能を有する。また、小型の移動物体が監視領域内で突然消失してから一定時間以上追跡できなくなった場合には、この小型の移動物体についての追跡を中断するとともに、この小型の移動物体についての追跡を中断した旨を発光制御部54へ出力する機能を有する。
また、停滞・脱出予測部53は、位置・速度算出部51から出力された小型の移動物体についての追跡結果に基づき、その小型の移動物体が監視領域に停滞しているのか、または小型の移動物体が監視領域から脱出しようとしているのかを判断する機能を有する。また、停滞・脱出予測部53は、小型の移動物体が監視領域に停滞しているか、低速であるため脱出することが困難と予測する場合には、その旨を発光制御部54へ出力する機能および音声制御部55へ出力する機能を有する。
[特殊信号発光機60および音声発生部70の構成の説明]
特殊信号発光機60は、踏切道に接近中の列車の運転者に対して特殊信号を発光する機能を有する。また、音声発生部70は、踏切の踏切道に存在する通行人などに対して警報音を発生させる機能を有する。
発光制御部54は、識別部40や位置・速度算出部51や停滞・脱出予測部53からの出力信号を受信した場合には、特殊信号発光機60を制御して特殊信号を発光させることにより、踏切に接近中の列車の運転者に対して、踏切の踏切道に障害物が存在する旨を知らせて注意喚起する機能を有する。
健全性自己診断部80は、警報発生装置1が正常に作動中であるか否かを判断する機能を有する。具体的には、健全性自己診断部80は、上述の固定物体の一つを常時監視し、その監視結果に基づいてその特定の固定物体が同一位置に検出される場合には警報発生装置1の各構成部位が正常に作動中であると判断する。
次に、警報発生装置1の物体検出部20a〜20d、情報統合部30、識別部40、位置・速度算出部51、停滞・脱出予側部53、発光制御部54および音声制御部55が実行する警報発生処理を、図8のフローチャートを参照して説明する。なお、この処理は、警報発生装置1が踏切に設置されてその電源が投入された際に実行される。なお、電源投入後の警報発生装置1については、メンテナンス時以外は停止させずに継続して作動させる。
そして、識別部40が、踏切が鳴動中か否かを判断する(S112)。具体的には、踏切が鳴動中であることを示す情報を外部の踏切制御装置100から取得した場合には、識別部40が、踏切が鳴動中であると判断する。そして、踏切が鳴動中ではないと判断された場合には(S112:NO)、踏切が鳴動中であると判断されるまでS112の処理を繰り返し実行して待機する。一方、踏切が鳴動中であると判断された場合には(S112:YES)、監視領域の監視を開始する(S115)。
次に、S145の処理にて推定した結果に基づいて識別部40がその移動物体が小型の移動物体であるのか大型の移動物体であるのかを識別する移動物体の大きさを推定する(S150)。
従来の踏切障害物検知装置においては、踏切道に存在する表面が滑らかで光沢のある黒色や濃紺色の車などを正確に検出できないといった問題があった。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、以下のような様々な態様にて実施することが可能である。
Claims (13)
- 横断路を含むよう設定された監視領域内へレーザ光線を走査しながら発射し、前記監視領域内の物体によって反射されたレーザ光線を受光した場合には前記物体からレーザ光線を受光した位置までの距離を計測し、この距離の計測値を示す距離データをレーザ光線の走査位置に関連付けて出力し、受光しない場合には受光なしを示す距離データをレーザ光線の走査位置に関連付けて出力可能なレーザ光線発射・受光手段と、
前記レーザ光線発射・受光手段を制御して前記監視領域内へレーザ光線を走査しながら発射させ、前記反射されたレーザ光線を受光させ、前記レーザ光線発射・受光手段から出力された前記監視領域内の距離データに基づいて物体の位置を検出する制御手段と、
を備え、
前記制御手段は、
(イ)前記レーザ光線発射・受光手段を制御して前記監視領域内の固定物体へレーザ光線を走査しながら発射させ、前記固定物体によって反射されたレーザ光線を受光させ、前記レーザ光線発射・受光手段から出力された第1の距離データを記憶部へ記憶し、
(ロ)前記レーザ光線発射・受光手段を制御して前記監視領域内の物体へレーザ光線を走査しながら発射させ、前記物体によって反射されたレーザ光線を受光させ、前記レーザ光線発射・受光手段から出力された第2の距離データを前記記憶部へ記憶し、
(ハ)前記記憶部に記憶された前記第1の距離データを読み出し、その読み出した第1の距離データ中から距離の計測値が示されている監視領域内の走査位置を抽出し、その抽出された走査位置ごとに、その走査位置に対応する前記第2の距離データを前記記憶部から読み出し、その読み出した第2の距離データ中から受光なしが示されている走査位置を選定し、
(ニ)前記選定された走査位置に基づいて移動物体の位置を検出すること
を特徴とする物体検出ユニット。 - 請求項1に記載の物体検出ユニットにおいて、
前記制御手段は、さらに、
(ホ)前記第2の距離データを読み出し、その読み出した第2の距離データ中から距離の計測値が示されている監視領域内の走査位置を抽出し、その抽出された走査位置ごとに、その走査位置に対応する前記第1の距離データを読み出し、その読み出した第1の距離データが距離の計測値を示す場合には、前記第2の距離の計測値と前記第1の距離の計測値との差分を算出し、その差分が所定値以上ある走査位置を選定し、さらに前記読み出した第1の距離データが受光なしを示す場合には、その走査位置を選定し、
(へ)前記選定された走査位置に対応する第2の距離データに基づいて移動物体の位置を検出し、
(ト)前記(ニ)による移動物体の検出結果と、前記(ヘ)による移動物体の検出結果とを統合し、統合した結果に基づいて移動物体の位置を検出すること
を特徴とする物体検出ユニット。 - 請求項1または請求項2に記載の物体検出ユニットと、
走行路を走行する車両が前記走行路に設置された横断路に接近しているか否かを判断する車両接近判断手段と、
前記車両接近判断手段によって前記横断路へ前記車両が接近していると判断された場合には、前記物体検出ユニットによって検出された移動物体が移動中であるか否かを判断する移動物体判断手段と、
前記移動物体判断手段によって前記移動物体が移動中であると判断された場合には、その移動物体の位置変化を予測する位置変化予測手段と、
前記位置変化予測手段によって予測された移動物体の位置変化に基づき、前記移動物体が前記車両の走行を妨げるおそれがあるか否かを予測する妨害予測手段と、
を備えることを特徴とする横断路の移動物体検知装置。 - 請求項1または請求項2に記載の複数の物体検出ユニットと、
前記複数の物体検出ユニットそれぞれによる移動物体の検出結果を統合し、統合した結果に基づいて移動物体の位置を検出するとともに、移動物体の形状を推定する物体検出統合手段と、
を備えることを特徴とする物体検出装置。 - 請求項3に記載の横断路の移動物体検知装置において、
前記物体検出ユニットは複数存在し、
前記複数の物体検出ユニットそれぞれによる移動物体の検出結果を統合し、統合した結果に基づいて移動物体の位置を検出するとともに、移動物体の形状を推定する物体検出統合手段と、
を備えることを特徴とする横断路の移動物体検知装置。 - 請求項1または請求項2に記載の物体検出ユニットにおいて、
レーザ光線発射・受光手段から発射されるレーザ光線の光軸が横断路を含むよう設定された監視領域に平行な角度から、監視領域内の方向へ監視区域内に入らない角度までの間に設定されていることを特徴とする物体検出ユニット。 - 請求項4に記載の物体検出装置において、
レーザ光線発射・受光手段から発射されるレーザ光線の光軸が横断路を含むよう設定された監視領域に平行な角度から、監視領域内の方向へ監視区域内に入らない角度までの間に設定され、
前記物体検出統合手段は、前記複数の物体検出ユニットそれぞれによる移動物体の検出結果に基づいて移動物体の位置を検出することを特徴とする物体検出装置。 - 請求項5に記載の横断路の移動物体検知装置において、
レーザ光線発射・受光手段から発射されるレーザ光線の光軸が横断路を含むよう設定された監視領域に平行な角度から、監視領域内の方向へ監視区域内に入らない角度までの間に設定され、
前記物体検出統合手段は、前記複数の物体検出ユニットそれぞれによる移動物体の検出結果に基づいて移動物体の位置を検出することを特徴とする横断路の移動物体検知装置。 - 請求項1、請求項2及び請求項6の何れかに記載の物体検出ユニットにおいて、
前記横断路を含むよう設定された監視領域内に走行路が複数存在する場合には、前記物体検出ユニットは、前記複数の走行路それぞれの間に、且つ前記横断路の側方に設置されていること
を特徴とする物体検出ユニット。 - 請求項3、請求項5及び請求項8の何れかに記載の横断路の移動物体検知装置において、
前記横断路を含むよう設定された監視領域内に走行路が複数存在する場合には、前記物体検出ユニットは、前記複数の走行路それぞれの間に、且つ前記横断路の側方に設置されていること
を特徴とする横断路の移動物体検知装置。 - 請求項4または請求項7に記載の物体検出装置において、
前記横断路を含むよう設定された監視領域内に走行路が複数存在する場合には、前記物体検出ユニットは、前記複数の走行路それぞれの間に、且つ前記横断路の側方に設置されていること
を特徴とする物体検出装置。 - 請求項3、請求項5及び請求項8の何れかに記載の横断路の移動物体検知装置において、
前記物体検出ユニットによって検出された物体のうち前記移動物体以外の物体である固定物体の一つの位置を常時監視し、その監視結果に基づいてその特定の固定物体が同一位置に検出される場合には当該横断路の移動物体検知装置の各構成部位が正常に作動中であると判断する自己診断手段を備えること
を特徴とする横断路の移動物体検知装置。 - 請求項3、請求項5、請求項8、及び請求項10の何れかに記載の横断路の移動物体検知装置における移動物体判断手段、位置変化予測手段及び妨害予測手段として、または、請求項12に記載の横断路の移動物体検知装置における移動物体判断手段、位置変化予測手段、妨害予測手段及び自己診断手段として、コンピュータを機能させるためのプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005320939A JP4791147B2 (ja) | 2005-11-04 | 2005-11-04 | 物体検出ユニット、物体検出装置、横断路の移動物体検知装置及びプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005320939A JP4791147B2 (ja) | 2005-11-04 | 2005-11-04 | 物体検出ユニット、物体検出装置、横断路の移動物体検知装置及びプログラム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007126025A true JP2007126025A (ja) | 2007-05-24 |
JP4791147B2 JP4791147B2 (ja) | 2011-10-12 |
Family
ID=38149045
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005320939A Expired - Fee Related JP4791147B2 (ja) | 2005-11-04 | 2005-11-04 | 物体検出ユニット、物体検出装置、横断路の移動物体検知装置及びプログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4791147B2 (ja) |
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010042724A (ja) * | 2008-08-11 | 2010-02-25 | Ihi Corp | 踏切障害物検知装置及び検知方法 |
JP2010085293A (ja) * | 2008-10-01 | 2010-04-15 | Ihi Corp | 障害物検出方法及び装置 |
US8280593B2 (en) | 2009-03-03 | 2012-10-02 | Denso Corporation | Vehicle door opening angle control system |
JP2012206608A (ja) * | 2011-03-30 | 2012-10-25 | Nippon Signal Co Ltd:The | 踏切障害物検知装置 |
JP2012533281A (ja) * | 2009-07-14 | 2012-12-20 | コンダクティクス−バンプフラー ゲーエムベーハー | 電気エネルギーの誘導伝送のための装置 |
JP2013217873A (ja) * | 2012-04-12 | 2013-10-24 | Hitachi Information & Telecommunication Engineering Ltd | シミュレータ |
RU2529732C1 (ru) * | 2013-04-09 | 2014-09-27 | Открытое акционерное общество "Национальный центр лазерных систем и комплексов "Астрофизика" | Система обнаружения объектов |
JP2014215075A (ja) * | 2013-04-23 | 2014-11-17 | 富士通株式会社 | 検出システム、検出装置、検出プログラムおよび検出方法 |
JP2018107578A (ja) * | 2016-12-26 | 2018-07-05 | 株式会社デンソーウェーブ | 監視装置 |
JP2018118595A (ja) * | 2017-01-24 | 2018-08-02 | 大同信号株式会社 | 踏切障害物検知装置 |
WO2020084943A1 (ja) | 2018-10-24 | 2020-04-30 | コニカミノルタ株式会社 | 画像処理装置、制御プログラム、および画像処理方法 |
US11609307B2 (en) | 2018-03-26 | 2023-03-21 | Mitsubishi Electric Corporation | Object detection apparatus, vehicle, object detection method, and computer readable medium |
CN116929227A (zh) * | 2023-09-14 | 2023-10-24 | 钛玛科(北京)工业科技有限公司 | 厚度测量方法及厚度测量装置 |
-
2005
- 2005-11-04 JP JP2005320939A patent/JP4791147B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (16)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010042724A (ja) * | 2008-08-11 | 2010-02-25 | Ihi Corp | 踏切障害物検知装置及び検知方法 |
JP2010085293A (ja) * | 2008-10-01 | 2010-04-15 | Ihi Corp | 障害物検出方法及び装置 |
US8280593B2 (en) | 2009-03-03 | 2012-10-02 | Denso Corporation | Vehicle door opening angle control system |
US9024483B2 (en) | 2009-07-14 | 2015-05-05 | Conductix-Wampfler Gmbh | Device for inductive transmission of electrical energy |
JP2012533281A (ja) * | 2009-07-14 | 2012-12-20 | コンダクティクス−バンプフラー ゲーエムベーハー | 電気エネルギーの誘導伝送のための装置 |
JP2012206608A (ja) * | 2011-03-30 | 2012-10-25 | Nippon Signal Co Ltd:The | 踏切障害物検知装置 |
JP2013217873A (ja) * | 2012-04-12 | 2013-10-24 | Hitachi Information & Telecommunication Engineering Ltd | シミュレータ |
RU2529732C1 (ru) * | 2013-04-09 | 2014-09-27 | Открытое акционерное общество "Национальный центр лазерных систем и комплексов "Астрофизика" | Система обнаружения объектов |
JP2014215075A (ja) * | 2013-04-23 | 2014-11-17 | 富士通株式会社 | 検出システム、検出装置、検出プログラムおよび検出方法 |
JP2018107578A (ja) * | 2016-12-26 | 2018-07-05 | 株式会社デンソーウェーブ | 監視装置 |
JP2018118595A (ja) * | 2017-01-24 | 2018-08-02 | 大同信号株式会社 | 踏切障害物検知装置 |
US11609307B2 (en) | 2018-03-26 | 2023-03-21 | Mitsubishi Electric Corporation | Object detection apparatus, vehicle, object detection method, and computer readable medium |
WO2020084943A1 (ja) | 2018-10-24 | 2020-04-30 | コニカミノルタ株式会社 | 画像処理装置、制御プログラム、および画像処理方法 |
JPWO2020084943A1 (ja) * | 2018-10-24 | 2021-09-24 | コニカミノルタ株式会社 | 画像処理装置、制御プログラム、および画像処理方法 |
JP7201002B2 (ja) | 2018-10-24 | 2023-01-10 | コニカミノルタ株式会社 | 画像処理装置、制御プログラム、および画像処理方法 |
CN116929227A (zh) * | 2023-09-14 | 2023-10-24 | 钛玛科(北京)工业科技有限公司 | 厚度测量方法及厚度测量装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4791147B2 (ja) | 2011-10-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4791147B2 (ja) | 物体検出ユニット、物体検出装置、横断路の移動物体検知装置及びプログラム | |
JP4375064B2 (ja) | レーダ装置 | |
JP3994941B2 (ja) | 車両用レーダ装置 | |
CN102476619B (zh) | 用于检测机动车周围环境的方法 | |
JP3639190B2 (ja) | 物体認識装置、記録媒体 | |
JP6651031B2 (ja) | 車両ドア衝突防止装置および車両ドア衝突防止方法 | |
JP3966301B2 (ja) | 車両用レーダ装置 | |
JP2009123223A (ja) | 不充分な通過可能高さ又は不充分な通過可能幅を持つ障害物を警告する方法及び装置 | |
CN104515998A (zh) | 激光雷达装置 | |
JP2010249668A (ja) | 車両用物体検知装置 | |
GB2491724A (en) | Vehicle obstacle detection with additional horizontal radiation plane to discriminate between low and elevated obstacles | |
JP5038986B2 (ja) | 衝突予測装置 | |
RU2642017C2 (ru) | Система формирования изображения транспортного средства, способ формирования изображения транспортного средства и устройство | |
JP4960599B2 (ja) | 衝突防止装置及び衝突防止装置搭載車両 | |
US20060111819A1 (en) | System and method for monitoring the external environment of a motor vehicle | |
JP2007010681A (ja) | 検知装置 | |
JP2005300307A (ja) | 車両用物体認識装置及びプログラム | |
JP4561499B2 (ja) | 車両用運転支援装置 | |
JP3812666B2 (ja) | 監視装置 | |
JP4033005B2 (ja) | 車両用障害物検出装置 | |
JP4284652B2 (ja) | レーダ装置 | |
JP4230373B2 (ja) | 検知装置及び検知方法 | |
JP5012665B2 (ja) | 事故予測装置 | |
JP2007131092A (ja) | 障害物検出装置及びこれを含む車両制動システム | |
JPH06289138A (ja) | 障害物検出装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20081002 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110331 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110628 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110721 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140729 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |