JP2003063402A - 駅プラットホームの安全監視装置 - Google Patents

駅プラットホームの安全監視装置

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JP2003063402A JP2001256277A JP2001256277A JP2003063402A JP 2003063402 A JP2003063402 A JP 2003063402A JP 2001256277 A JP2001256277 A JP 2001256277A JP 2001256277 A JP2001256277 A JP 2001256277A JP 2003063402 A JP2003063402 A JP 2003063402A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明の目的は、安全柵と車両の間に利用客の
居残りや鞄などの支障物の残留を正確に検出できる駅プ
ラットホームの安全監視装置を提供することにある。 【解決手段】本発明は、安全柵1の線路側領域(プラッ
トホーム3)を撮影するカメラ4を設置する。画像処理
装置5に利用客の乗降終了後にカメラ4で撮影された入
力画像を取込み、支障物のない状態で撮影した基準画像
との変化分画像によって支障物を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、駅のプラットホー
ムに設置されている安全柵と車両の間に支障物や利用客
の存在有無を監視して乗務員の負担を軽減し車両の運行
を円滑に行うための駅プラットホームの安全監視装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、駅のプラットホームには利用客の
安全を確保するため、線路側のプラットホーム端部に安
全柵を設けている。安全柵は車両停止時に車両のドアの
位置に一致して対向する位置になる扉を備えている。車
両が停止してドアが開いているときに安全柵の扉を開い
て利用者が乗降できるようにして、車両が走行するため
ドアを閉じると安全柵の扉も閉じるようにしている。
【0003】鉄道用の駅プラットホームは、車両の乗車
客が身体を乗り出しても危険がないように安全面から、
プラットホーム端部の安全柵の線路側(以下、安全柵裏
側と称する)において、安全柵から所定距離(約20cm〜
40cm)以内には何も設置できない建築限界上の制約があ
る。
【0004】しかしながら、安全柵裏側において安全柵
から約20cm〜40cmの距離があると、安全柵の扉が閉じて
車両のドアも閉じた状態において、利用客が安全柵と車
両の空間(安全柵裏側のプラットホーム上)に居残る可
能性がある。また、鞄などの支障物も落下して残る可能
性もある。
【0005】このように利用客が居残っていたり鞄など
の支障物が残っている状態で車両を発車させると、非常
に危険であり重大事故につながる可能性がある。特に、
利用客が居残っていた場合には人身事故を到る危険性が
高くなる。
【0006】従来、プラットホーム端部の安全柵と車両
の空間に利用客の居残りや鞄などの支障物の残留を検出
するには、検出距離範囲の異なる複数個のPSDセンサ
(距離検出器)を同一個所に設けて、プラットホームの
安全柵と車両の間に支障物や利用客の存在有無を確認す
るようにしている。このことは、例えば、特開平7-1739
3号公報に記載されている。
【0007】また、特開平7-17393号公報にはホーム側
に設置したカメラにより車両のドア付近を撮影した画像
をモニタして車両側部分の乗降客や支障物の存在有無を
確認するということも記載されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来技術は、直線的に
距離を検出するPSDセンサによってプラットホーム端部
の安全柵と車両の空間に利用客の居残りや鞄などの支障
物の残留を検出している。プラットホームが直線である
場合には安全柵裏側も直線であり、PSDセンサでもほぼ
確実に検出できる。
【0009】しかし、プラットホームにはカーブも多
く、安全柵もプラットホームのカーブに沿って設置され
るので、安全柵裏側もカーブとなる。このような安全柵
裏側がカーブしている場合には、PSDセンサの機能上か
ら複数個を設けたとしても検出不可能な領域が発生して
利用客の居残りや鞄などの支障物の残留を正確に検出で
きないという問題点を有する。
【0010】特に、安全柵裏側がカーブしていると、安
全柵からプラットホーム端部までの距離も約40cm以上と
大きくなることが多く、安全柵とプラットホーム端部の
間に利用客の居残りが発生し易くなるのでPSDセンサの
検出に限界があり実用に適さないという問題がある。
【0011】また、ホーム側に設置したカメラにより車
両のドア付近を撮影した画像をモニタして乗降客や支障
物の存在有無を確認するだけでは、安全柵裏側の下部
(足元)やカーブしている安全柵裏側がカメラの死角に
なり利用客の居残りや鞄などの支障物の残留を正確に検
出できないという問題点を有する。
【0012】本発明は上記点に対処して成されたもの
で、その目的とするところは安全柵と車両の間に利用客
の居残りや鞄などの支障物の残留を正確に検出できる駅
プラットホームの安全監視装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴とするとこ
ろは、安全柵の線路側領域を撮影するカメラを設置し、
利用客の乗降終了後にカメラで撮影された入力画像を取
込み、支障物のない状態で撮影した基準画像との変化分
画像によって支障物を検出するようにしたことにある。
【0014】本発明の支障物は車両の運行に支障のある
ものであり、特に車両の利用客であるが他の物体であっ
ても予め定めたものは支障物とする。
【0015】本発明は利用客の乗降終了後にカメラで撮
影した安全柵の線路側領域画像(入力画像)と支障物の
ない状態で撮影した基準画像との変化分画像によって支
障物を検出するようにしているので、安全柵の線路側を
領域監視しているので安全柵と車両の間に利用客の居残
りや鞄などの支障物の残留を正確に検出できる。特に、
安全柵の線路側がカーブしていても領域監視しているの
で支障物を正確に検出できる。
【0016】また、入力画像と基準画像の変化分画像の
特徴量から支障物が利用客であるか他の物体であるかを
即座に判別することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面を
用いて説明する。
【0018】図1に本発明の一実施例を示す。
【0019】図1において、プラットホーム3の端部の
線路2R側(図2に図示)に安全柵1が設置されてい
る。安全柵1は、固定部1と開閉可能な扉(可動部)1
Aから構成され、図2に示すように安全柵1の線路2R
側領域3Aを撮影するカメラ4が設けられている。
【0020】カメラ4は、安全柵1の可動部1A毎の線
路2R側に設置されて、支障物の有無をチェックする監
視領域(撮影視野範囲)4Aを撮影している。撮影視野
範囲4Aはプラットホーム3の安全柵1の線路側領域3
Aになる。カメラ4は、演算処理装置(MPU)6、画
像処理装置5および送受信制御装置7とが一体構成にな
っている。
【0021】MPU6は安全柵制御装置10から送受信
制御装置7を経由して画像処理装置5にカメラ画像を入
力するタイミング信号等が入力される。MPU6は、タ
イミング信号を入力すると画像処理装置5に画像処理を
行わせ、支障物が存在するときにその結果を送受信制御
装置7を経由して乗務員端末9に送信する。
【0022】車両2の乗務員室には乗務員8が車両2運
転に支障のある支障物の有無をチェックする乗務員端末
9が設けられている。乗務員端末9には支障物データが
表示されるので、乗務員8は、安全柵1と線路2R側に
車両2の運転に支障のある支障物の有無を運転席に居な
がら確認できる。
【0023】乗務員8は支障物の存在を確認すると異常
を報告する異常表示灯12が安全柵1に設置されてい
る。また、プラットホーム3には、車両2の発車可否を
表示する出発表示器11があり、出発表示器11に車両
2を停止させておく表示を行う。
【0024】図3に画像処理装置5の一例詳細構成図を
示す。
【0025】図3において、MPU6は安全柵制御装置
10から可動部(扉)1Aの扉の開信号を入力すると、
画像入力手段15にカメラ4で撮影している監視領域4
Aの画像の取り込みを指示する。この画像は利用客の乗
降開始前に撮影された基準画像となる。
【0026】機器不良チェック手段17は基準画像を用
いてカメラ4の電源が切れている等の機器不良チェック
を行い、また、映像不良チェック手段18は基準画像を
用いてカメラ4が覆われたりずれたりしていないか等の
映像不良チェックを行う。両不良チェック手段17、1
8のチェック結果はMPU6に送信される。
【0027】映像不良や機器不良の何れか一方でも発生
すると、MPU6は、支障物検知手段16の検知処理を
無効にする制御を行うとともに、乗務員端末9に映像不
良や機器不良を表示して乗務員8にも報知する。
【0028】一方、映像不良や機器不良の何れも発生し
ていない場合には、支障物検知手段16が検知処理を実
行する。支障物検知手段16が支障物を検知すると、M
PU6から乗務員端末9に通知する。
【0029】この構成において車両2の状態、ドア2D
と安全柵1の扉1Aの開閉状態に対する画像処理装置5
の処理タイミングについて図4を参照して説明する。
【0030】車両2が図4(a)に示すように駅に到着
してプラットホーム3に入ると時刻t0で停止操作を開
始し時刻t1で停止する。車両2が停止するとドア2D
を時刻t3で開け始めて時刻t4で全開にする。
【0031】車両2のドア2Dが時刻t3で開け始める
と車両2のドア開信号により安全柵1の扉1Aが時刻t
3の直後に開き始めて時刻t5で全開する。安全柵1の
可動部(扉)1Aが時刻t3の直後に開き始めると、安
全柵制御装置10から扉1Aの扉開信号が送受信制御装
置7を経由してMPU6に送信される。
【0032】MPU6は可動部1Aの扉開信号を入力すると
画像入力手段15に画像の取り込みを時刻t2で行わせ
て基準画像を入力させる。基準画像の取り込み時にはま
だ可動部1Aの扉開の動作は開始していない。これは、
画像入力手段15での画像の取り込みが瞬時であり、可
動部1Aの扉開は機械的動作のため時間遅れがあること
による。
【0033】なお、画像の取り込み時に可動部1Aの扉
が開いてしまう場合には、画像の取り込みが終了してか
ら可動部1Aの扉を開くようにすることもできる。即
ち、可動部1Aの扉が閉まった状態で基準画像を取り込
むようにする。
【0034】時刻t5で可動部1Aである扉が全開する
と、車両2へ利用客が乗降を開始して乗降が終了する
と、時刻t6で可動部1Aを閉める信号が安全柵制御装
置10へに加えられる。時刻t7で可動部1Aである扉
は全閉となる。
【0035】時刻t7で安全柵制御装置10から車両2
へのドア閉信号が与えられ、ドア2Dは時刻t8で全閉
する。車両2のドア2Dが全閉した後、時刻t9で安全
柵制御装置10から可動部1Aの扉閉信号や車両2のド
ア閉信号が送受信制御装置7を経由してMPU6に送信さ
れる。MPU6は画像入力手段15に画像の取り込みを時
刻t9で行わせて入力画像を得る。
【0036】映像不良チェック手段18は基準画像を用
いて時刻t9までの間に後述する図8に示す処理によっ
て、また、機器不良チェック手段17は後述する図9に
示す処理によってチェックを実行する。
【0037】支障物検知手段16は映像不良や機器不良
の何れも発生していない場合に後述する図5、図6、図
7に示す処理を時刻t9からt10の間に実行して車両
2の運転に支障のある支障物の有無をチェックする。
【0038】万一、支障物が検知された場合には乗務員
端末9に表示して何れの可動部1Aに設置したカメラ4
で検知した支障物であるか等を乗務員8に報知したり、
出発表示器11に車両2を停止させておく表示を行った
り、異常表示灯12を点灯したりする。
【0039】支障物が検知されない場合には、車両2を
時刻t12で発車させる信号をMPU6に送信すると、送
受信制御装置7を経由して安全柵制御装置10へ送信さ
れる。これにより、車両2を発車する。支障物検知手段
16は、図5、図6、図7に示す処理を時刻t10から
時刻t11の間に車両2の運転に支障のある支障物の有
無を2回続けて行っている。
【0040】次に支障物検知手段16の検知処理につい
て図5を参照して説明する。
【0041】まず、ステップS1において可動部1Aの
開信号(図4に示す時刻t2)の取り込み有無をチェッ
クする。ステップS1で安全柵扉1Aの開信号を取り込
むと、ステップS2に移行して入力した画像を基準画像
として取り込む処理を実行する。ステップS3では可動
部1Aの閉信号(図4に示す時刻t7)の取り込み有無
をチェックする。
【0042】ステップS3で可動部1Aの閉信号を取り
込むと、ステップS4に移りカメラ4で撮影した画像を
入力画像として取り込む処理を実行する。ステップS5
では、ステップS2で取り込んだ基準画像とステップS
4で取り込んだ入力画像を用いて後述する図6に示す処
理を行い運転に支障のある支障物候補の有無をチェック
する。ステップS5で支障物候補が存在しない場合、ス
テップS9で支障物なしと判定して処理を終了する。
【0043】図6に図5におけるステップS5の詳細フ
ロー図を示す。
【0044】ステップS11においてステップS2で取
り込んだ基準画像の輪郭部を抽出する。また、ステップ
12ではステップS4で取り込んだ入力画像の輪郭部を
抽出する。ステップ12からステップS13に移行し
て、ステップS11で作成した基準画像の輪郭部とステ
ップS12で作成した入力画像での輪郭部の画素毎の差
分を行い、ステップS14が異なる輪郭部の画素数を算
出する。
【0045】ステップS15で異なる輪郭部の画素数を
チェックして閾値以上であると判定すると、ステップS
16では支障物候補ありと判定する。一方、ステップS
15におけるチェックで閾値未満の場合には、ステップ
S17において支障物候補なしと判定する。
【0046】ここで、安全柵1の線路2R側領域を撮影
するカメラ4の視野範囲4Aのシーン(画像)は、輪郭
が不鮮明であったり、輪郭が無かったりすることがあ
る。その場合には、輪郭部を利用しないで、例えば、図
5における、ステップS2の基準画像とステップS4の
入力画像の画素毎の差分を行い、差分画像を2値化して
ノイズ除去等を行った後、所定以上の画素数があれば支
障物候補ありとし、所定未満の画素数ならば支障物候補
なしと判定することもできる。
【0047】さて、図5のステップS5で支障物候補が
存在した場合には、ステップS6で図7に示す処理を行
い候補物体の判定処理を行う。ステップS6の判定処理
で支障物候補が支障物でない場合、ステップS9で支障
物なしと判定して終了する。
【0048】図7にステップS6における支障物候補の
物体判定処理の詳細フロー図を示す。
【0049】図7のステップS21において支障物候補
か否かのチェックを行い、支障物候補の場合にはステッ
プS22へ進み、また、支障物候補でない場合にはステ
ップS27で支障物体でないと判定する。ステップS2
2では、支障物候補に対し、面積、縦横比、分散値、平
均輝度、輪郭部面積、輪郭日位置等の特徴量を算出す
る。
【0050】ステップS23に移行して、ステップS2
2で算出した面積をチェックし、面積が小さい場合には
ステップS27で支障物でないと判定し、また、面積が
大きい場合にはステップS24の処理に移行する。ステ
ップS24では、ステップS22で算出した支障物候補
の面積の縦横比をチェックする。
【0051】ステップS24において縦横比が閾値以上
(極端に細長い等)と判定すると、ステップS27で支
障物でないと判定する。ステップS24で縦横比が閾値
以下と判定するとステップS25に移行する。
【0052】ステップS25では、ステップS22で算
出した分散値と輪郭部面積をチェックし、分散値が閾値
以上に加えて輪郭部面積が閾値以上の場合にはステップ
S26において支障物が人物(利用客)であると判定す
る。また、ステップS25において両者が閾値以上でな
い場合と判定すると、ステップS28で人物以外の支障
物であると判定する。
【0053】ステップS25において支障物があると判
定した場合には乗務員端末9に送信して乗務員8に報知
し、支障物がない場合には車両2を発車させて問題なし
として、乗務員8に報知しないようにする。
【0054】図5のステップS6で支障物候補が真に支
障物である場合には、ステップS7において物体の特徴
量(面積、縦長、横長、暗い支障物、明るい支障物
等)、や対策方法等、及び検出した可動部1Aに設置し
てあるカメラ4番号や検出時刻等のデータを格納し、ス
テップS8で支障物ありと判定して終了する。
【0055】図8に映像不良チェック手段18の処理フ
ロー図を示す。
【0056】映像不良チェック手段18は、まず、ステ
ップS31においてカメラ4の起動時に取り込んだ画像
をマスター画像とする。ステップS32に移りステップ
S31で取り込んだマスター画像をブロックに分割(例
えば、縦×横=8×6)し、ブロック毎の分散値やエッジ
画像を作成して格納する。
【0057】ステップS33では、図5のステップS2
で取り込んだ基準画像に対して、マスター画像と同様に
ブロックに分割し、ブロック毎の分散値やエッジ画像を
作成して格納する。
【0058】ステップS34では、ステップS33で処
理した基準画像のブロック毎に分散値をチェックして、
大部分のブロックが閾値未満の場合にステップS36に
移行してカメラ4をマスクしてある状態等として、映像
不良が発生したと判定する。ステップS34において大
部分のブロックが閾値以上であると判定するとステップ
S35に移行する。
【0059】ステップS35では、マスター画像と基準
画像の同一ブロック間でブロック毎のエッジ画像を比較
し、エッジが異なるブロックが所定数未満の場合にステ
ップS37において映像不良の発生なしと判定する。ス
テップS38では、図5のステップS2で取り込んだ基
準画像をマスター画像として更新する。
【0060】ステップS35において、エッジの異なる
ブロックが所定数以上であると判定すると、ステップS
39でカメラ4の位置ずれあり状態等として映像不良が
発生したと判定する。
【0061】図9に機器不良チェック手段17の処理フ
ロー図を示す。
【0062】機器不良チェック手段17はステップS4
1でステップS2の基準画像に対して、ブロックに分割
(例えば、縦×横=8×6)し、ブロック毎の分散値や平
均輝度を算出する。
【0063】ステップS41からステップS42に移行
してステップ41における基準画像のブロック毎の分散
値をチェックして、大部分のブロックが閾値以上の場合
にステップS45で機器不良の発生なしと判定して終了
する。
【0064】ステップS42において大部分のブロック
が閾値未満であると判定すると、ステップS43で基準
画像のブロック毎の平均輝度をチェックする。また、ス
テップS42において大部分のブロックが閾値以上であ
ると判定すると、ステップS45で機器不良の発生なし
と判定して処理を終了する。
【0065】また、ステップS43の平均輝度チェック
で大部分のブロックが閾値未満であると判定すると、ス
テップS44で機器不良の発生ありと判定して処理を終
了する。
【0066】図10は、プラットホーム3がカーブの場
合の支障物検知可否を示す説明図である。
【0067】カメラ4で撮影した画像を用いてプラット
ホーム3における支障物有無の検知しているが、プラッ
トホーム3がカーブしている場合でも、カメラ4は、カ
ーブしている安全柵1の可動部1Aの線路2R側領域を
充分撮影範囲としてカバーできるためカーブしていても
支障物の検知可否が可能である。
【0068】カメラ4の視野範囲4Aにおける支障物2
0や21を識別可能であるが、支障物21が車両2の運
転に影響しない(例えば、紙片等)場合には、乗務員8
は車両2を発車させて問題なく、その都度、支障物21
有りと乗務員8に報知する必要がない。
【0069】支障物が人物20か紙片21かの区別をす
ることにより、人物20であれば人命の安全確保等のた
め車両を絶対発車させてはならず、乗務員8に迅速に報
知しなければならない。この時、乗務員8は、出発表示
器11に表示させる信号を送信したり、異常表示灯12
を点灯させる信号を送信する操作を行う。
【0070】一方、支障物21が車両2の運転に影響し
ない(例えば、紙片等)場合に、逐一乗務員8に報知す
れば、乗務員8の確認作業手間も煩わしく、加えて、分
刻みの車両の運行に遅延が発生して問題となる。カメラ
4は、人物20か紙片等21かの区別が可能であるた
め、真に、車両2の運転に影響する人物20等の場合に
のみ乗務員8に報知するので、安全が確保できる効率の
良い駅プラットホームの安全監視装置になる。
【0071】図11に本発明の他の実施例を示す。
【0072】図11において図1の実施例と異なるとこ
ろは乗務員支援装置13を設けたことである。
【0073】乗務員支援装置13は図12に示すように
画像処理装置5からMPU6を介して加えられる支障物
データを支障物データ格納部25に格納する。表示画面
生成手段26は、支障物データ格納部25のデータから
図13に示すような乗務員8が目視で一目瞭然に確認で
きるような表示画面(対策画面)を生成して再構築した
データとして支障物データ格納部25に格納する。
【0074】MPU6は支障物データ格納部25に格納
された対策画面を送受信制御装置7を介して乗務員端末
9に送信して表示する。
【0075】このようにすることにより、支障物が存在
した場合、乗務員8は運転席に居ながらにして、安全柵
nに支障物ありの表示31とともに、支障物を検知した
カメラ4が撮影している現場のリアルタイム映像32と
支障物の存在を示す矩形33が表示される。
【0076】また、支障物を検知したのでその対策内
容、例えば、出発表示器11を消灯するスイッチ35を
表示して、車両2を絶対発車させないように車両を停止
させるスイッチ36を表示して最優先に操作を行わせ、
安全柵1の可動部1Aの扉を開ける。また、異常表示灯
12を点灯させろスイッチ38を表示させたり、非常解
錠ボタンを押して緊急脱出機構を開くスイッチ39を表
示させ、乗務員8が行う対策を支援する。
【0077】図14に本発明の他の実施例を示す。
【0078】図1、11に示す実施例はカメラ4と画像
処理装置5、MPU6、送受信制御装置7が一体型にな
っているが、安全柵1にカメラ4のみを取付け乗務員端
末9で画像処理を行い支障物検知を行うようにしたもの
である。乗務員端末9には、プラットホーム3に設置さ
れている安全柵制御装置10から安全柵扉1Aの開閉タ
イミング信号が与えられている。
【0079】図14の実施例においても安全柵と車両の
間に利用客の居残りや鞄などの支障物の残留を正確に検
出できる。
【0080】図15にカメラ4の他の構成を示す。図1
5は画像処理一体型カメラ4に複数の赤外線LEDの照
明装置37を装着している。
【0081】このような赤外線LED付カメラ4を用い
ると図16示すようにカメラ4の撮影視野範囲4Aに光
再帰性材料からなる複数のマーク38を付しておき、こ
のマーク38によって支障物の有無を検知することがで
きる。
【0082】マーク38によって支障物の有無を検知す
る場合の支障物検知手段16の処理の一例を図17を用
いて説明する。
【0083】ステップS51において車両停止し利用客
の乗降開始前に赤外線LED37をオン(照明オン)し
てカメラ4で撮影する。カメラ4で撮影された撮影視野
範囲4Aの複数のマーク38は光再帰性材料から構成さ
れているので高輝度(目視で白色)に撮影される。マー
ク38が高輝度(目視で白色)で撮影されることを星印
で図示している。
【0084】ステップS52ではステップS51と同様
に車両停止し利用客の乗降開始前に赤外線LED37を
オフ(照明オフ)してカメラ4で撮影する。カメラ4で
撮影された撮影視野範囲4Aの複数のマーク38は低輝
度画像になり目視で黒色に撮影される。
【0085】このようにして撮影した2枚の基準画像の
画素毎の差分をステップS53で算出すると、基準差分
画像として輝度差として照明オフ時の複数(3個)のマ
ーク画像が得られる。
【0086】また、ステップS54では利用客の乗降終
了後に赤外線LED37をオン(照明オン)してカメラ
4で撮影し、ステップS55で赤外線LED37をオフ
(照明オフ)してカメラ4で撮影する。このようにして
撮影した2枚の入力画像の画素毎の差分をステップS5
6で算出すると、支障物が存在すると入力差分画像とし
て照明オフ時の1個のマーク画像が得られる。
【0087】支障物がないと基準差分画像と入力差分画
像のマーク38の数は等しくなり、支障物があると入力
差分画像のマーク38の数が少なくなる。ステップS5
7において基準差分画像と入力差分画像のマーク38数
の差分を採り、ステップS58でマーク38数を算出す
る。
【0088】ステップS58からステップS59に移行
してマーク38が有るか判定し、有る場合にはステップ
S60で支障物候補ありとして処理を終了し、無いばあ
いにはステップS61で支障物候補なしとして処理を終
了する。
【0089】なお、支障物候補有りの場合には前述した
図7の処理が行われる。
【0090】このように、利用客の乗降開始前に撮影さ
れた2枚の基準画像と利用客の乗降終了後に撮影された
2枚の入力画像のそれぞれの差分画像である基準差分画
像と入力差分画像を求め、基準差分画像と入力差分画像
のマーク数によって支障物候補の有無を判定する。
【0091】そして、支障物候補の有の際には図7の差
分画像の特徴量から利用客を検出することによって安全
柵と車両の間に利用客の居残りや鞄などの支障物の残留
を正確に検出できる。
【0092】上述の実施例はプラットホーム3に設置さ
れている安全柵制御装置10から安全柵扉1Aの開閉タ
イミング信号を与えるようにしている。しかし、一般
に、プラットホーム3には図18に示すように車両2の
ドア2Dの開閉を監視する車側カメラ41が複数設置さ
れている。
【0093】既設の車側カメラ41で撮影した画像を用
いてプラットホーム3に設置されている安全柵制御装置
10の代わりに車両2のドア2Dの開閉つまり安全柵扉
1Aの開閉タイミング信号を得ることができる。
【0094】以上のようにして安全柵の線路側に支障物
があるのかを監視するのであるが、利用客の乗降終了後
にカメラで撮影した安全柵の線路側領域画像(入力画
像)と支障物のない状態で撮影した基準画像との変化分
画像によって支障物を検出するようにしているので、安
全柵の線路側を領域監視しているので安全柵と車両の間
に利用客の居残りや鞄などの支障物の残留を正確に検出
できる。特に、安全柵の線路側がカーブしていても領域
監視しているので支障物を正確に検出できる。
【0095】また、入力画像と基準画像の変化分画像の
特徴量から支障物が利用客であるか他の物体であるかを
即座に判別することができる。
【0096】なお、上述の実施例は基準画像の良否を判
定し不良の場合には支障物検知手段の処理を阻止するよ
うにしているので誤判定によって乗務員に支障物有りと
誤報して車両の運行に影響を与えるのを防止することが
できる。
【0097】また、支障物検知手段は車両の運転に支障
のある支障物を検出した場合のみ乗務員に報知するよう
にしているので、乗務員の負担を軽減することができ
る。
【0098】ここで、本発明はカメラを雲台付きにして
首振り構成にしてのよく、また、例えば焦電センサある
いは従来技術として挙げたPSDセンサを用いて支障物
を検出するものと組み合わせて使用するようにしてもよ
いことは勿論のことである。
【0099】また、カメラは安全柵でない他のところに
取付けてもよいことは明らかなことである。
【0100】
【発明の効果】本発明は利用客の乗降終了後にカメラで
撮影した安全柵の線路側領域画像(入力画像)と支障物
のない状態で撮影した基準画像との変化分画像によって
支障物を検出するようにしているので、安全柵の線路側
を領域監視しているので安全柵と車両の間に利用客の居
残りや鞄などの支障物の残留を正確に検出できる。特
に、安全柵の線路側がカーブしていても領域監視してい
るので支障物を正確に検出できる。
【0101】また、入力画像と基準画像の変化分画像の
特徴量から支障物が利用客であるか他の物体であるかを
即座に判別することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例を示す構成図である。
【図2】 本発明におけるカメラの視野範囲の説明図で
ある。
【図3】 図1における画像処理装置の一例を示す詳細
構成図である。
【図4】 本発明の動作を説明するためのタイムチャー
トである。
【図5】 本発明の動作を説明するためのフロー図であ
る。
【図6】 本発明の動作を説明するためのフロー図であ
る。
【図7】 本発明の動作を説明するためのフロー図であ
る。
【図8】 本発明の動作を説明するためのフロー図であ
る。
【図9】 本発明の動作を説明するためのフロー図であ
る。
【図10】 本発明におけるカメラの視野範囲の説明図
である。
【図11】 本発明の他の一実施例を示す構成図であ
る。
【図12】 図11における乗務員支援装置の一例を示
す詳細構成図である。
【図13】 本発明における乗務員端末の表示画面の一
例図である。
【図14】 本発明の他の一実施例を示す構成図であ
る。
【図15】 本発明におけるカメラの他の例を示す構成
図である。
【図16】 本発明における支障物検知の他の例の説明
図である。
【図17】 図16に示す支障物検知の動作を説明する
ためのフロー図である。
【図18】 本発明における安全柵扉と車両ドアの監視
説明図である。
【符号の説明】
1…安全柵、1A…安全柵の扉、2…車両、2D…車両
のドア、2R…線路、3…駅のプラットホーム、4…カ
メラ、5…画像処理装置、6…演算処理装置(MP
U)、7…送受信装置、8…乗務員、9…乗務員端末、
10…安全柵制御装置、11…出発表示器、15…画像
入力手段、16…支障物検知手段、17…機器不良チェ
ック手段、18…映像不良チェック手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 永野 啓介 茨城県ひたちなか市市毛1070番地 株式会 社日立製作所交通システム事業部水戸交通 システム本部内 (72)発明者 川端 位光 茨城県ひたちなか市市毛1070番地 株式会 社日立製作所交通システム事業部水戸交通 システム本部内 (72)発明者 會田 悟史 東京都千代田区神田駿河台四丁目6番地 株式会社日立製作所内 Fターム(参考) 5H161 AA01 MM05 MM15 NN10 PP01 PP11 QQ03 QQ05

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プラットホームの線路側端部から所定位置
    に安全柵を設置し、前記安全柵からプラットホーム端部
    までの間における支障物の有無を監視するものにおい
    て、前記安全柵の線路側領域を撮影するカメラと、利用
    客の乗降終了後に前記カメラで撮影された入力画像を取
    込み、前記支障物のない状態で撮影した基準画像との変
    化分画像によって前記支障物を検出する支障物検知手段
    と、前記支障物検知手段で車両運転に支障のある支障物
    が検出されると車両の乗務員に通知する演算処理手段と
    を備えることを特徴とする駅プラットホームの安全監視
    装置。
  2. 【請求項2】プラットホームの線路側端部から所定位置
    に扉を備えた安全柵を設置し、前記安全柵からプラット
    ホーム端部までの間における支障物の有無を監視するも
    のにおいて、前記安全柵の線路側領域を撮影するカメラ
    と、利用客の乗降終了後に前記カメラで撮影された入力
    画像を取込み、前記支障物のない状態で撮影した基準画
    像との変化画像領域の大きさによって前記支障物を検出
    する支障物検知手段と、前記支障物検知手段で車両運転
    に支障のある支障物が検出されると車両の乗務員に通知
    する演算処理手段とを備えることを特徴とする駅プラッ
    トホームの安全監視装置。
  3. 【請求項3】プラットホームの線路側端部から所定位置
    に扉を備えた安全柵を設置し、前記安全柵からプラット
    ホーム端部までの間における支障物の有無を監視するも
    のにおいて、前記安全柵の線路側のプラットホームを撮
    影するカメラと、利用客の乗降終了後に前記カメラで撮
    影された入力画像を取込み、前記支障物のない状態で撮
    影した基準画像との変化画像領域の大きさによって前記
    利用客を検出する支障物検知手段と、前記支障物検知手
    段によって前記利用客が検出されると車両の乗務員に通
    知する演算処理手段とを備えることを特徴とする駅プラ
    ットホームの安全監視装置。
  4. 【請求項4】プラットホームの線路側端部から所定位置
    に扉を備えた安全柵を設置し前記扉を開閉して車両に乗
    降するものであって、前記安全柵からプラットホーム端
    部までの間における支障物の有無を監視するものにおい
    て、前記安全柵の線路側のプラットホームを撮影するカ
    メラと、車両停止し利用客の乗降開始前に前記カメラで
    撮影された基準画像と利用客の乗降終了後に前記カメラ
    で撮影された入力画像を取込み、前記基準画像と前記入
    力画像の変化画像領域の大きさによって支障物候補の有
    無を判定し、支障物候補の有の際には前記変化画像の特
    徴量から前記利用客を検出する支障物検知手段と、前記
    支障物検知手段によって前記利用客が検出されると車両
    の乗務員に通知する演算処理手段とを備えることを特徴
    とする駅プラットホームの安全監視装置。
  5. 【請求項5】プラットホームの線路側端部から所定位置
    に扉を備えた安全柵を設置し前記扉を開閉して車両に乗
    降するものであって、前記安全柵からプラットホーム端
    部までの前記プラットホーム上に存在する支障物を監視
    するものにおいて、前記安全柵の線路側のプラットホー
    ムを撮影するカメラと、車両停止し利用客の乗降開始前
    に前記カメラで撮影された基準画像と利用客の乗降終了
    後に前記カメラで撮影された入力画像を取込み、前記基
    準画像と前記入力画像の差分画像の画素数によって支障
    物候補の有無を判定し、支障物候補の有の際には前記差
    分画像の特徴量から前記利用客を検出する支障物検知手
    段と、前記支障物検知手段によって前記利用客が検出さ
    れると前記車両の乗務員端末に通知する演算処理手段と
    を備えることを特徴とする駅プラットホームの安全監視
    装置。
  6. 【請求項6】プラットホームの線路側端部から所定位置
    に扉を備えた安全柵を設置し、車両停止時に車両のドア
    の対向位置にある前記扉を開閉して前記車両に乗降する
    ものにおいて、前記安全柵の線路側のプラットホームを
    撮影する前記安全柵に取付けられたカメラと、車両停止
    し前記安全柵の扉の開操作前に前記カメラで撮影された
    基準画像と前記安全柵の扉の閉操作終了後に前記カメラ
    で撮影された入力画像を取込み、前記基準画像と前記入
    力画像の差分画像の画素数によって支障物候補の有無を
    判定し、支障物候補の有の際には前記差分画像の特徴量
    から前記利用客を検出する支障物検知手段と、前記支障
    物検知手段によって前記利用客が検出されると前記車両
    の乗務員端末に通知する演算処理手段とを備えることを
    特徴とする駅プラットホームの安全監視装置。
  7. 【請求項7】プラットホームの線路側端部から所定位置
    に扉を備えた安全柵を設置し、前記安全柵からプラット
    ホーム端部までの間における支障物の有無を監視するも
    のにおいて、前記安全柵の線路側のプラットホームを撮
    影するカメラと、車両停止し利用客の乗降開始前に前記
    カメラで撮影された基準画像と利用客の乗降終了後に前
    記カメラで撮影された入力画像を取込み、前記基準画像
    と入力画像の差分画像の大きさによって前記利用客を検
    出する支障物検知手段と、前記支障物検知手段によって
    前記利用客が検出されると車両の乗務員に通知する演算
    処理手段と、前記基準画像の良否を判定し不良の場合に
    は前記支障物検知手段の処理を阻止する画像チェック手
    段とを備えることを特徴とする駅プラットホームの安全
    監視装置。
  8. 【請求項8】プラットホームの線路側端部から所定位置
    に扉を備えた安全柵を設置し前記扉を開閉して車両に乗
    降するものであって、前記安全柵からプラットホーム端
    部までの前記プラットホーム上に存在する支障物を監視
    するものにおいて、前記安全柵の線路側のプラットホー
    ムを撮影するカメラと、車両停止し利用客の乗降開始前
    に前記カメラで撮影された基準画像と利用客の乗降終了
    後に前記カメラで撮影された入力画像を取込み、前記基
    準画像と前記入力画像の差分画像の画素数によって支障
    物候補の有無を判定し、支障物候補の有の際には前記差
    分画像の特徴量から前記利用客を検出する支障物検知手
    段と、前記支障物検知手段によって前記利用客が検出さ
    れると前記車両の乗務員端末に通知する演算処理手段
    と、前記支障物検知手段によって前記利用客が検出され
    ると前記車両の乗務員端末に通知する演算処理手段と前
    記基準画像により画像の良否を判定し不良の場合には前
    記支障物検知手段の処理を阻止する映像不良チェック手
    段と、前記基準画像により機器の良否を判定し不良の場
    合には前記支障物検知手段の処理を阻止する機器不良チ
    ェック手段とを備えることを特徴とする駅プラットホー
    ムの安全監視装置。
  9. 【請求項9】プラットホームの線路側端部から所定位置
    に扉を備えた安全柵を設置し、前記安全柵からプラット
    ホーム端部までの間における支障物の有無を監視するも
    のにおいて、前記安全柵の線路側のプラットホームを撮
    影するカメラと、車両停止し利用客の乗降開始前に前記
    カメラで撮影された基準画像と利用客の乗降終了後に前
    記カメラで撮影された入力画像を取込み、前記基準画像
    と前記入力画像の差分画像の大きさによって支障物候補
    の有無を判定し、支障物候補の有の際には前記差分画像
    の特徴量から前記利用客を検出する支障物検知手段と、
    前記支障物検知手段によって前記利用客が検出されると
    前記車両の乗務員端末に通知する演算処理手段と、前記
    支障物検知手段によって前記利用客が検出されると前記
    車両の乗務員端末に対策画面を表示する乗務員支援手段
    とを備えることを特徴とする駅プラットホームの安全監
    視装置。
  10. 【請求項10】プラットホームの線路側端部から所定位
    置に扉を備えた安全柵を設置し、前記安全柵からプラッ
    トホーム端部までの間における支障物の有無を監視する
    ものにおいて、前記安全柵の線路側のプラットホームを
    撮影する照明付のカメラと、前記カメラの撮影視野範囲
    に付された光再帰性材料からなる複数のマークと、車両
    停止し利用客の乗降開始前に前記カメラで撮影された照
    明オンとオフのときの2枚の基準画像と利用客の乗降終
    了後に前記カメラで撮影された2枚の入力画像とを取込
    み、前記2枚の基準画像における前記複数のマークの基
    準差分画像と前記2枚の入力画像における前記複数のマ
    ークの入力差分画像を求め、前記基準差分画像と前記入
    力差分画像の前記マーク数によって支障物候補の有無を
    判定し、支障物候補の有の際には前記差分画像の特徴量
    から前記利用客を検出する支障物検知手段と、前記支障
    物検知手段によって前記利用客が検出されると前記車両
    の乗務員端末に通知する演算処理手段とを備えることを
    特徴とする駅プラットホームの安全監視装置。
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