JPH08238976A - 荷物監視装置 - Google Patents

荷物監視装置

Info

Publication number
JPH08238976A
JPH08238976A JP4411695A JP4411695A JPH08238976A JP H08238976 A JPH08238976 A JP H08238976A JP 4411695 A JP4411695 A JP 4411695A JP 4411695 A JP4411695 A JP 4411695A JP H08238976 A JPH08238976 A JP H08238976A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
time
reference image
image
state
luggage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP4411695A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisanori Yasuki
寿教 安木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Ten Ltd
Original Assignee
Denso Ten Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Ten Ltd filed Critical Denso Ten Ltd
Priority to JP4411695A priority Critical patent/JPH08238976A/ja
Publication of JPH08238976A publication Critical patent/JPH08238976A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】車両に搭載された荷物の落下,盗難を監視する
荷物の監視システムを構築する。 【構成】車両の荷物室に収容された荷物の状態を撮影す
る撮影手段と、撮影手段により第1の時刻に撮影された
基準画像の状態と、第1の時刻から所定時間経過した第
2の時刻に撮影された現画像の状態を比較する比較手段
と、異常を報知する警報手段と、比較手段により基準画
像の状態と現画像の状態の差が所定の値を超えた時に、
警報手段を動作させる警報作動手段により構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両に搭載された荷物
の監視装置に係り、特に、運搬中あるいは集配中に生ず
る荷物の落下、盗難を監視する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の車両に搭載された荷物の監視方法
としては、荷物室に設置したカメラで荷物室の様子を撮
影してその画像を運転席に設置されたモニタで確認する
方法、荷物室の扉に扉の開閉状態を検出するセンサを設
け扉が開いた状態になると警報装置を作動させる方法、
荷物室に超音波センサを設置して荷物からの反射波の到
達時間のずれから荷物の移動を検出して警報装置を作動
させる方法等が採られていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】カメラでモニタする方
法では、搭乗者が常にモニタを監視しておく必要があ
り、また、車両を停止して荷物の集配時には搭乗者が車
両を離れるためモニタできない。また、扉の開閉を検出
して警報を発する方法では、荷物の積み卸し中は扉を開
くために、扉の開閉状態を検出するセンサの機能を停止
させなければならず、その間の盗難を防止することはで
きない。また、超音波で荷物を監視する方法では、荷物
の高さを検出しているために最も高い荷物しか監視でき
ない等の問題があった。
【0004】本発明は、搭乗者が常にモニタを監視して
いる必要がなく、荷物の状態が変化したことを検出し
て、自動的に警報を発することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、車両の荷物室に収容された荷物の状態を撮
影する撮影手段と、前記撮影手段により第1の時刻に撮
影された基準画像の状態と、前記第1の時刻から所定時
間経過した第2の時刻に撮影された現画像の状態を比較
する比較手段と、異常を報知する警報手段とを備え、前
記比較手段による比較結果に基づき、前記基準画像の状
態と前記現画像の状態の差が所定の値を超えた時に、前
記警報手段を動作させる警報作動手段を有することを特
徴とするものである。
【0006】また、前記基準画像と前記現画像が複数の
画素で構成され、前記基準画像と前記現画像の対応する
前記各画素の状態の差の総和が所定の値を超えた時に、
前記警報作動手段が動作することを特徴とするものであ
る。また、前記基準画像と前記現画像が複数の画素で構
成され、前記基準画像と前記現画像の対応する前記各画
素の状態の差が所定の値を超えた画素の数が所定の個数
を超えた時に、前記警報作動手段が動作することを特徴
とするものである。
【0007】また、前記基準画像と現画像の状態が画素
の輝度であることを特徴とするものである。また、前記
基準画像と現画像の状態が画素の色度であることを特徴
とするものである。また、前記基準画像と現画像の状態
が画像中の物体の形状であることを特徴とするものであ
る。
【0008】また、前記警報作動手段は、前記比較手段
により前記基準画像の状態と前記現画像の状態に差があ
ると所定の回数継続して判定された時に、前記警報手段
を動作させることを特徴とするものである。また、特定
のコードを発信するコード発信手段と、前記発信手段か
らのコードを受信して検出するコード検出手段とを備
え、前記コード検出手段が前記コードを検出できなくな
った時点、または、該時点から一定時間経過後を、前記
第1の時刻とすることを特徴とするものである。
【0009】また、前記荷物室の扉の開閉状態を検出す
る開閉検出手段を備え、前記開閉検出手段が前記扉が開
いた状態にあることを検出した時点、または、該時点か
ら所定時間経過後を、前記第1の時刻とすることを特徴
とするものである。また、前記車両の速度を検出する車
速検出手段を備え、該車速検出手段が前記車両の速度が
予め設定されたゼロを含む所定の速度以下になったこと
を検出した時点、または、該時点から所定時間経過後
を、前記第1の時刻とすることを特徴とするものであ
る。
【0010】また、荷物の監視を指示するスイッチ手段
を備え、該スイッチ手段が操作された時点を、前記第1
の時刻とすることを特徴とするものである。また、特定
の音声を認識する音声認識手段を備え、該音声認識手段
が前記特定の音声を認識した時点を、前記第1の時刻と
することを特徴とするものである。また、特定のマーク
を識別するマーク識別手段を備え、該マーク検出手段が
前記マークを識別できなくなった時点、または、該時点
から所定時間経過後を、前記第1の時刻とすることを特
徴とするものである。
【0011】また、特定の光信号を検出する光信号検出
手段を備え、該光信号検出手段が前記特定の光信号を検
出できなくなった時点、または、該時点から所定時間経
過後を、前記第1の時刻とすることを特徴とするもので
ある。また、前記車両の速度を検出する車速検出手段を
備え、該車速検出手段が前記車両の速度が予め設定され
た値以上であることを検出した時には、前記警報手段を
動作させないことを特徴とするものである。
【0012】また、前記荷物室の扉の開閉状態を検出す
る開閉検出手段を備え、前記開閉検出手段が前記荷物室
の扉が閉じた状態にあることを検出した時には、前記警
報手段を動作させないことを特徴とするものである。ま
た、車両の荷物室に収容された荷物を撮影する撮影手段
と、前記撮影手段により第1の時刻に撮影された基準画
像の状態と、前記第1の時刻から所定時間経過した第2
の時刻に撮影された画像の状態を比較する比較手段と、
前記撮影手段により撮影された画像を記録する記録手段
を備え、前記比較手段による比較結果に基づき、前記基
準画像と前記現画像の状態の差が所定の値を超えた時
に、前記記録手段を動作させる記録開始手段を有するこ
とを特徴とするものである。
【0013】また、前記比較手段により前記第1の時刻
に撮影された基準画像と、前記第2の時刻に撮影された
現画像の状態の差が所定の値以下であると判定された時
には、前記第2の時刻に撮影された現画像を前記第1の
時刻に撮影された基準画像と置き換える基準画像置換手
段を備えたことを特徴とするものである。また、前記比
較手段により前記基準画像の状態と前記現画像の状態に
差があると判定された時には、前記基準画像を前記現画
像と置き換える第2の基準画像置換手段を備えたことを
特徴とするものである。
【0014】
【作用】撮影手段により荷物室の荷物の状態を撮影す
る。比較手段が第1の時刻に荷物の状態を撮影した基準
画像と、それからある時間経過した後の第2の時刻に荷
物の状態を撮影した現画像を比較する。比較結果に変動
範囲を考慮した許容値を超える変化が生じていたら、そ
の間に紛失、盗難等の異常が発生したと判断できるの
で、警報作動手段が警報手段を動作させる。
【0015】また、画像が複数の画素で構成され、基準
画像と現画像の各対応する画素について、画素の状態を
比較手段が比較して差の総和が所定の値を超えると、そ
の間に紛失、盗難等の異常が発生したと判断できるの
で、警報作動手段が警報手段を動作させる。また、画像
が複数の画素で構成され、基準画像と現画像の各対応す
る画素について、画素の状態を比較手段が比較して差が
所定の値を超えた画素の数が基準値を超えると、その間
に紛失、盗難等の異常が発生したと判断できるので、警
報作動手段が警報手段を動作させる。
【0016】また、比較手段が画像の状態として画像の
輝度の状態を比較して、比較結果に許容値を超える変化
が生じていたら異常が発生したと判断できる。また、比
較手段が画像の状態として画像の色度の状態を比較し
て、比較結果に許容値を超える変化が生じていたら異常
が発生したと判断できる。また、比較手段が画像の状態
として画像の形状の状態を比較して、比較結果に許容値
を超える変化が生じていたら異常が発生したと判断でき
る。
【0017】また、比較手段により比較される画像の状
態の差が1回生じただけで異常と判断すると、ノイズ等
で誤判定をする場合があるので、複数回連続したときを
異常とすることにより信頼性が向上する。また、正規の
運搬者が特定のコードを発信するコード発信手段を携帯
し、車両に備えられたコード検出手段がコードを検出で
きなくなった時は、荷物を監視するものがいなくなった
ので、その時点、または、その時点から所定時間経過し
た後を荷物の自動監視を開始する第1の時刻とする必要
がある。
【0018】また、荷物室の扉の開閉状態を検出する開
閉検出手段が、荷物室の扉が開いた状態にあることを検
出した時は、荷物の落下または盗難の恐れがあるので、
その時点、または、その時点から所定時間経過した後を
荷物の自動監視を開始する第1の時刻とする必要があ
る。また、車両の速度を検出する車速検出手段が車両の
速度が予め設定されたゼロを含む所定の速度以下になっ
たことを検出した時は、犯人が車両に乗り込んで荷物の
盗難の恐れがあるので、その時点、または、その時点か
ら所定時間経過した後を荷物の自動監視を開始する第1
の時刻とする必要がある。
【0019】また、スイッチ手段を操作することによ
り、必要に応じてマニュアルで荷物の自動監視が開始で
きる。また、搭乗者の音声を検出する音声認識手段が運
転席に設置され、搭乗者が音声で監視開始を指示すると
音声認識手段が識別して、荷物の自動監視を開始する第
1の時刻とする。手により指示するスイッチ操作が不要
となる。
【0020】また、正規の運搬者が特定の識別マークを
付け、車両に備えられたマーク識別手段がマークを検出
できなくなった時は、荷物を監視するものがいなくなっ
たので、その時点、または、その時点から所定時間経過
した後を荷物の自動監視を開始する第1の時刻とする必
要がある。また、正規の運搬者が特定の光信号の発信器
を付け、車両に備えられた光検出手段が特定の光信号を
検出できなくなった時は、荷物を監視するものがいなく
なったので、その時点、または、その時点から所定時間
経過した後を荷物の自動監視を開始する第1の時刻とす
る必要がある。
【0021】また、車両の速度を検出する車速検出手段
が車両の速度が予め設定された値以上であることを検出
すると、移動している車両に侵入することは不可能であ
るので、警報手段を作動させる必要はない。また、荷物
室の扉の開閉状態を検出する開閉検出手段が荷物室の扉
が閉じた状態にあることを検出した時には、荷物の落
下、盗難の恐れがなく、警報手段を作動させる必要はな
い。
【0022】撮影手段により荷物室の荷物の状態を撮影
する。比較手段が第1の時刻に荷物の状態を撮影した基
準画像と、それからある時間経過した後の第2の時刻に
荷物の状態を撮影した現画像を比較する。比較結果に変
動範囲を考慮した許容値を超える変化が生じていたら、
その間に荷物の紛失、盗難等の異常が発生したと判断で
きるので、記録開始手段が記録手段に記録を開始させ
る。
【0023】また、撮影手段により荷物室の荷物の状態
を撮影する。比較手段が第1の時刻に撮影した荷物の状
況と、それからある時間経過した後の第2の時刻に撮影
した荷物の状態を比較する。比較結果が許容値を超えて
いないときは、紛失、盗難等の異常ではなく車両の振動
等による荷物の移動と判断できる。しかし、長時間にわ
たって僅かずつの移動が累積して比較結果が許容値を超
えて異常と判断されるのを防止するために、基準画像置
換手段が基準画像を直前に撮影された画像と置き換える
ことにより、誤動作が防止できる。尚、盗難,落下等の
場合は短時間で画像に許容値を超える変化が生ずるので
区別できる。
【0024】また、撮影手段により荷物室の荷物の状態
を撮影する。比較手段が基準画像の状態と現画像の状態
を比較する。比較結果に差があると判定しても、車両の
振動等による荷物の移動が原因の場合もあるので、第2
の基準画像置換手段が基準画像を現画像と置き換えるこ
とにより、基準画像が毎回更新されるので、長時間にわ
たる僅かずつの移動が累積して基準画像と現画像に大き
な差が生ずるのを防止できる。
【0025】
【実施例】図1は本発明の一実施例の荷物監視装置の構
成を示すブロック図である。以下、図に従って説明す
る。1はCCDカメラ等からなる画像入力部で、荷物室
全体を視野に収めるように設置されている。2は荷物の
監視動作の開始すべき時点を検出する監視開始信号部
で、荷物室の扉の開閉状態を検出する扉スイッチ21、
車両の走行速度(既設のスピードメータ等のデータ)と
予め設定された速度を比較する車速比較器22、運転席
に設置され搭乗者の音声を認識する音声認識装置23、
正規の取扱者が携帯するマーク(例えば、バーコード、
特定の文字,図形等予め登録されたもの)を識別するマ
ーク識別装置24、正規の取扱者が携帯する光信号発生
器からの光信号(例えば、コード化された光信号)を識
別する光識別装置25、マニュアル操作で荷物の監視の
開始を指示するスイッチ26、正規の取扱者が携帯し、
受信部からの指示により特定のコードを発信するタグ2
7aからの信号(コード)を識別するタグ識別装置27
で構成される。3は画像入力部1のカメラ等で撮影され
た画像を所定の方法により処理して画像の状態を比較す
る画像処理部で、現画像,基準画像を記録するメモリ3
1a,31b、基準画像と現画像の差分の基準値(許容
値)が記憶されたメモリ32、基準画像と現画像の差を
とる差分器33、メモリ32に記憶されている基準値
と、基準画像と現画像の差を比較する比較器34で構成
される。4はカメラで撮影された画像を表示する液晶デ
ィスプレイ、CRTディスプレイ等で構成される表示部
で運転席等に設置されている。5は搭乗者等に異常の発
生を知らせるブザー、回転灯等の警報装置である。6は
異常が発生した時以降の荷物室の状態を記録するVTR
等の記録装置である。
【0026】次に、荷物の監視方法(マイクロコンピュ
ータを用いて処理)について、図2の(a)フローチャ
ート、(b)条件表1を用いて説明する。荷物室の状態
は常時画像入力部1のカメラで撮影されており、その画
像は画像処理部3に入力されると共に、運転席の表示部
4に表示されている。ステップS1では、フラッグF=
1か否かを判断する。F=1ならばステップS5に移
り、F=1でなければステップS2に移る。ここで、F
=1とは表1の条件を満たした状態にあることをいう。
つまり、F=1ならば以前に表1の条件が満たされてお
り、既に基準画像の取り込みが完了しているので、基準
画像を取り込む必要がない。
【0027】ステップS2では、表1に条件のいずれか
1つ(信頼性を高める場合は複数の条件を満たす)を満
たしているか否かを判断する。条件を満たしておればス
テップS3に移り、満たしていなければ、ステップS1
4に移る。つまり、表1の条件(後述する)では荷物の
盗難または落下の恐れがあるので監視を行う必要があ
る。
【0028】ステップS3では、フラッグF=1にして
ステップS4に移る。つまり、表1の条件を満たしてい
るので、監視すべき状態になったことを意味する。ステ
ップS4では、監視を開始するために基準画像Aの取り
込みを行い、ステップS5に移る。即ち、その時点(表
1の条件が満たされた時)において、カメラで撮影した
画像を比較する基準画像Aとしてメモリ31bに記憶す
る。
【0029】ステップS5では、基準画像Aを取り込ん
でから所定時間経過後にカメラで撮影した画像を現画像
Bとしてメモリ31aに記憶し、ステップS6に移る。
ステップS6では、比較器33において基準画像Aと現
画像Bの差分をとり、ステップS7に移る。つまり、メ
モリ31bから基準画像Aを読み出し、また、メモリ3
1aから現画像Bを読み出して、形状、輝度、色度につ
いて差分をとる(差分の取り方については後述する)。
【0030】ステップS7では、差分が基準値を超えて
いるか否かの判断を行う。超えておればステップS8に
移り、超えていなければステップS9に移る。即ち、差
分が基準値を超えておれば、A画像とB画像の間に明ら
かに差があると判断する。ステップS8では、CNT=
CNT+1として、ステップS10に移る。つまり、A
画像とB画像の間に連続して明らかに差が生じた回数を
カウントするためにカウンタを1つ進める。
【0031】ステップS9では、CNT=0として、ス
テップS10に移る。つまり、A画像とB画像の間に明
らかな差がなければ、カウンタを0に戻す(カウンタリ
セット)。ステップS10では、現画像Bを基準画像A
と置換して、ステップS11に移る。即ち、現画像Bを
メモリ31bに記憶させて、基準画像Aとする。これは
車両の振動等のために荷物室内で荷物が僅かずつ移動し
たような場合でも、長時間経過すると始めの状態(基準
画像)から大きく離れて異常と判定されるのを防止する
ためで、毎回取り込んだ直前の画像と比較するように基
準画像の更新を行う。
【0032】ステップS11では、表1に条件のいずれ
か1つ(信頼性を高める場合は複数の条件を満たす)を
満たしているか否かを判断する。条件を満たしておれば
ステップS12に移り、満たしていなければ、ステップ
S14に移る。つまり、表1の条件(後述する)が継続
的に満たされているかどうかを判断する。条件を満たし
ていなければ監視を行う必要がなくなったので、ステッ
プS14に移りカウンタを0に戻す(カウンタリセッ
ト)。
【0033】ステップS12では、CNT≧設定値であ
るか否かを判断する。CNT≧設定値であれば、ステッ
プS13に移り、CNT≧設定値でなければ処理を終え
る。つまり、ステップS8で基準画像Aと現画像Bの間
に連続して明らかに差があると判断された回数をカウン
タが計数しており、このカウンタの値が予め設定された
回数以上になったことは明らかに荷物がなくなったこと
(異常が発生したこと)を意味している。尚、この予め
設定された値は1回でもよい。
【0034】ステップS13では、警報部5を作動させ
てるとともに、カメラ1aで撮影した画像を記録部6の
VTR6aに記録して処理を終える。ステップS14で
は、CNT=0として、ステップS15に移る。つま
り、監視を行う必要がなくなったので、カウンタを0に
戻す(カウンタリセット)。ステップS15では、フラ
ッグF=0にして処理を終える。即ち、監視すべき状態
ではないことを意味する。
【0035】このように異常が発生した時のみ荷物室の
状態を画像として記録するので、大容量(長時間)の記
録媒体を必要としない。ここで、監視を開始(基準画像
Aの取り込み)すべき条件(表1の条件)と指示につい
て若干述べる。 正規の取扱者(例えば、搭乗者等)がタグ27a(特
定のコードを発信する発信器)を携帯する。車両に設置
された受信部(タグ認識装置の一部)からのコード読み
出し指示により、タグ27aから発信される特定のコー
ドを、車両に設置したタグ識別装置27が識別できなく
なると、荷物の監視をする者が車両から離れており、監
視が必要な状態にあるので監視開始信号を出力する。
【0036】荷物室の扉スイッチ21は例えば開放状
態では閉状態のスイッチで扉部に設置され、扉が閉まっ
た状態ではスイッチのノブが扉で押されて接点が開き、
扉が開いた状態では開放されて接点が閉じる。扉が開い
た状態では監視が必要な状態にあるので監視開始信号を
出力する。 、車速比較器22は既設の速度計(スピードメー
タ)の出力を予め設定した基準速度(例えば、時速10
km)と比較して、車両の速度が基準速度よりも小さく
なる(速度0、即ち、停止を含む)と、監視が必要な状
態にあるので監視開始信号を出力する。
【0037】搭乗者が必要に応じてマニュアル操作で
監視のためのスイッチ26を操作したときに監視開始信
号を出力する。 音声認識装置23は運転席に設置されたマイクで搭乗
者の音声をピックアップして、予め登録された特定の音
声が認識されたときに監視開始信号を出力する。前項の
マニュアル操作でスイッチ26を操作するのに比べて手
の操作が不要となり運転に専念できる。
【0038】正規の荷物取扱者が特定の光学的に識別
可能なマーク(例えば、バーコード、特定の文字,図形
等予め登録されたもの)をつけ、画像認識装置等で構成
されるマーク識別装置24がこのマークを検出できなく
なると、荷物の監視をする者が車両から離れており、監
視が必要な状態にあるので監視開始信号を出力する。 正規の荷物取扱者が特定の光信号(例えば、コード化
された光信号)を発生する発光器をつけ、光識別装置2
5が発光器からの光信号を検出できなくなると、荷物の
監視をする者が車両から離れており、監視が必要な状態
にあるので監視開始信号を出力する。
【0039】次に、荷物監視に当たり異常か否かの判定
方法について、図3の荷物監視の異常判別方法(画素の
差分による)を用いて若干述べる。先ず、画像を複数の
画素に分け、荷物からの反射光の輝度変化(輝度差分)
で判定する方法を例として述べる。(図3(a)〜
(d)参照)。カメラ1aで撮影された荷物室の画像は
5画素×5画素で構成されており、基準画像及び現画像
の各画素の輝度(撮影された明るさ)は図3(a)〜
(b)のようになっている。この図において、数字の大
きい画素は明るく数字の小さい画素は暗いことを示して
いる。基準画像と現画像の各画素の差は図3(c)のご
とくなる。
【0040】異常判定を差分値の総和で判定する場合 差分の総和は図3(c)の差画像の総和で73となる。
ここで、例えば総和20を基準値すれば本例は異常と判
定される。 基準値を超えた画素数(または、比率)で判定する場
合 基準値を5(ノイズ等で差が0をなるとは限らないの
で、5以下は明らかに差があるとは見做さない)とする
と、図3(d)のごとく×印で示された画素の部分(2
箇所、全画素に占める割合で8%)に明らかに差がある
と判断される。ここで、例えば異常の判定基準を1箇所
(全画素に占める割合で4%)とすると、本例は異常と
判定される。尚、色度の差分を用いる場合も、輝度の場
合と同様にして判定できる。
【0041】また、荷物監視に当たり異常か否かの判定
方法について、図4の荷物監視の異常判別方法(画像の
形状による)を用いて若干述べる。図4(a)の基準画
像における物体の形状(網掛け部)と図4(b)の現画
像における物体の形状(網掛け部)と比較すると、現画
像は基準画像を90度時計回りに回転したもので同一形
状であり、従って異常なしと判定される。つまり、向き
等が異なっていても形状が同じであれば、盗難ではなく
振動等による移動と考えられるので、このような場合は
異常なしと判断する。尚、これらの処理はマイクロコン
ピュータによる画像処理により実現できる。
【0042】以上のように本実施例では、監視の必要が
生じた時に画像の比較を開始し、画像の差が許容量を超
えると警報を発するので、搭乗者は本来の業務に専念で
きる。また、異常発生時点からの荷物室の状態が記録で
きる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では荷物の
状態が変化したことを検出して、自動的に警報を発する
ので、搭乗者は常にモニタを監視している必要がなく、
本来の業務に専念できる。また、異常発生時点からの荷
物室の状態が記録されるので盗難のときには犯人の特定
に効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の荷物監視装置の構成を示す
ブロック図である。
【図2】本発明の一実施例の荷物監視装置の監視方法を
示す図で、(a)はフローチャート、(b)は条件表1
である。
【図3】荷物監視の異常判定方法(画素の差分による)
について説明する図である。
【図4】荷物監視の異常判定方法(画像の形状による)
について説明する図である。
【符号の説明】
1・・・画像入力部 2・・・監視開始信号部 3・・・画像処理部 4・・・表示部 5・・・警報部 6・・・記録部

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の荷物室に収容された荷物の状態を
    撮影する撮影手段と、 前記撮影手段により第1の時刻に撮影された基準画像の
    状態と、前記第1の時刻から所定時間経過した第2の時
    刻に撮影された現画像の状態を比較する比較手段と、 異常を報知する警報手段とを備え、 前記比較手段による比較結果に基づき、前記基準画像の
    状態と前記現画像の状態の差が所定の値を超えた時に、
    前記警報手段を動作させる警報作動手段を有することを
    特徴とする荷物監視装置。
  2. 【請求項2】 前記基準画像と前記現画像が複数の画素
    で構成され、前記基準画像と前記現画像の対応する前記
    各画素の状態の差の総和が所定の値を超えた時に、前記
    警報作動手段が動作することを特徴とする請求項1記載
    の荷物監視装置。
  3. 【請求項3】 前記基準画像と前記現画像が複数の画素
    で構成され、前記基準画像と前記現画像の対応する前記
    各画素の状態の差が所定の値を超えた画素の数が所定の
    個数を超えた時に、前記警報作動手段が動作することを
    特徴とする請求項1記載の荷物監視装置。
  4. 【請求項4】 前記基準画像と現画像の状態が画素の輝
    度であることを特徴とする請求項2または請求項3記載
    の荷物監視装置。
  5. 【請求項5】 前記基準画像と現画像の状態が画素の色
    度であることを特徴とする請求項2または請求項3記載
    の荷物監視装置。
  6. 【請求項6】 前記基準画像と現画像の状態が画像中の
    物体の形状であることを特徴とする請求項1記載の荷物
    監視装置。
  7. 【請求項7】 前記警報作動手段は、前記比較手段によ
    り前記基準画像の状態と前記現画像の状態に差があると
    所定の回数継続して判定された時に、前記警報手段を動
    作させることを特徴とする請求項1記載の荷物監視装
    置。
  8. 【請求項8】 特定のコードを発信するコード発信手段
    と、 前記発信手段からのコードを受信して検出するコード検
    出手段とを備え、 前記コード検出手段が前記コードを検出できなくなった
    時点、または、該時点から一定時間経過後を、前記第1
    の時刻とすることを特徴とする請求項1記載の荷物監視
    装置。
  9. 【請求項9】 前記荷物室の扉の開閉状態を検出する開
    閉検出手段を備え、 前記開閉検出手段が前記扉が開いた状態にあることを検
    出した時点、または、該時点から所定時間経過後を、前
    記第1の時刻とすることを特徴とする請求項1記載の荷
    物監視装置。
  10. 【請求項10】 前記車両の速度を検出する車速検出手
    段を備え、 該車速検出手段が前記車両の速度が予め設定されたゼロ
    を含む所定の速度以下になったことを検出した時点、ま
    たは、該時点から所定時間経過後を、前記第1の時刻と
    することを特徴とする請求項1記載の荷物監視装置。
  11. 【請求項11】 荷物の監視を指示するスイッチ手段を
    備え、 該スイッチ手段が操作された時点を、前記第1の時刻と
    することを特徴とする請求項1記載の荷物監視装置。
  12. 【請求項12】 特定の音声を認識する音声認識手段を
    備え、 該音声認識手段が前記特定の音声を認識した時点を、前
    記第1の時刻とすることを特徴とする請求項1記載の荷
    物監視装置。
  13. 【請求項13】 特定のマークを識別するマーク識別手
    段を備え、 該マーク検出手段が前記マークを識別できなくなった時
    点、または、該時点から所定時間経過後を、前記第1の
    時刻とすることを特徴とする請求項1記載の荷物監視装
    置。
  14. 【請求項14】 特定の光信号を検出する光信号検出手
    段を備え、 該光信号検出手段が前記特定の光信号を検出できなくな
    った時点、または、該時点から所定時間経過後を、前記
    第1の時刻とすることを特徴とする請求項1記載の荷物
    監視装置。
  15. 【請求項15】 前記車両の速度を検出する車速検出手
    段を備え、 該車速検出手段が前記車両の速度が予め設定された値以
    上であることを検出した時には、前記警報手段を動作さ
    せないことを特徴とする請求項1記載の荷物監視装置。
  16. 【請求項16】 前記荷物室の扉の開閉状態を検出する
    開閉検出手段を備え、 前記開閉検出手段が前記荷物室の扉が閉じた状態にある
    ことを検出した時には、前記警報手段を動作させないこ
    とを特徴とする請求項1記載の荷物監視装置。
  17. 【請求項17】 車両の荷物室に収容された荷物を撮影
    する撮影手段と、 前記撮影手段により第1の時刻に撮影された基準画像の
    状態と、前記第1の時刻から所定時間経過した第2の時
    刻に撮影された画像の状態を比較する比較手段と、 前記撮影手段により撮影された画像を記録する記録手段
    を備え、 前記比較手段による比較結果に基づき、前記基準画像と
    前記現画像の状態の差が所定の値を超えた時に、前記記
    録手段を動作させる記録開始手段を有することを特徴と
    する荷物監視装置。
  18. 【請求項18】 前記比較手段により前記第1の時刻に
    撮影された基準画像と、前記第2の時刻に撮影された現
    画像の状態の差が所定の値以下であると判定された時に
    は、前記第2の時刻に撮影された現画像を前記第1の時
    刻に撮影された基準画像と置き換える基準画像置換手段
    を備えたことを特徴とする請求項1記載の荷物監視装
    置。
  19. 【請求項19】 前記比較手段により前記基準画像の状
    態と前記現画像の状態に差があると判定された時には、
    前記基準画像を前記現画像と置き換える第2の基準画像
    置換手段を備えたことを特徴とする請求項7記載の荷物
    監視装置。
JP4411695A 1995-03-03 1995-03-03 荷物監視装置 Withdrawn JPH08238976A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4411695A JPH08238976A (ja) 1995-03-03 1995-03-03 荷物監視装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4411695A JPH08238976A (ja) 1995-03-03 1995-03-03 荷物監視装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08238976A true JPH08238976A (ja) 1996-09-17

Family

ID=12682641

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4411695A Withdrawn JPH08238976A (ja) 1995-03-03 1995-03-03 荷物監視装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08238976A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1472869A2 (en) * 2002-02-06 2004-11-03 Nice Systems Ltd. System and method for video content analysis-based detection, surveillance and alarm management
JP2006108991A (ja) * 2004-10-04 2006-04-20 Maruhama:Kk セキュリティ装置
JP2008040616A (ja) * 2006-08-02 2008-02-21 Teikyo Univ 暗所における監視方法と監視装置
KR101533250B1 (ko) * 2009-06-02 2015-07-02 엘지전자 주식회사 차량 제어 장치 및 그 방법
JP2016020211A (ja) * 2015-09-29 2016-02-04 東芝アルパイン・オートモティブテクノロジー株式会社 荷室監視装置
JP2017039333A (ja) * 2015-08-17 2017-02-23 株式会社デンソー 車両用防犯システム、車両用防犯方法
JP2017227986A (ja) * 2016-06-20 2017-12-28 大日本印刷株式会社 プログラム及び情報処理方法
KR20190102150A (ko) * 2019-08-14 2019-09-03 엘지전자 주식회사 물체 낙하 감지 장치 및 방법

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1472869A2 (en) * 2002-02-06 2004-11-03 Nice Systems Ltd. System and method for video content analysis-based detection, surveillance and alarm management
EP1472869A4 (en) * 2002-02-06 2008-07-30 Nice Systems Ltd SYSTEM AND METHOD FOR DETECTION, MONITORING AND ALARM MANAGEMENT BASED ON VIDEO CONTENT ANALYSIS
JP2006108991A (ja) * 2004-10-04 2006-04-20 Maruhama:Kk セキュリティ装置
JP2008040616A (ja) * 2006-08-02 2008-02-21 Teikyo Univ 暗所における監視方法と監視装置
JP4578447B2 (ja) * 2006-08-02 2010-11-10 学校法人帝京大学 暗所における複数車両監視方法と監視システム
KR101533250B1 (ko) * 2009-06-02 2015-07-02 엘지전자 주식회사 차량 제어 장치 및 그 방법
JP2017039333A (ja) * 2015-08-17 2017-02-23 株式会社デンソー 車両用防犯システム、車両用防犯方法
JP2016020211A (ja) * 2015-09-29 2016-02-04 東芝アルパイン・オートモティブテクノロジー株式会社 荷室監視装置
JP2017227986A (ja) * 2016-06-20 2017-12-28 大日本印刷株式会社 プログラム及び情報処理方法
KR20190102150A (ko) * 2019-08-14 2019-09-03 엘지전자 주식회사 물체 낙하 감지 장치 및 방법
US11257221B2 (en) 2019-08-14 2022-02-22 Lg Electronics Inc. Apparatus and method for detecting falling object

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8416077B2 (en) Monitoring system and monitoring method which monitor persons and materials passing through monitoring point
EP2442284B1 (en) Graphical bookmarking of video data with user inputs in video surveillance
US6388571B1 (en) Monitoring device comprising a master machine and slave machine
CN101847276A (zh) 定员管理系统及方法
US6166659A (en) Toll collecting system and method including determination of a towed vehicle
JP2006352391A (ja) 車載画像記録装置
JPH08238976A (ja) 荷物監視装置
KR20080044812A (ko) 컴퓨터 영상 분석기술을 이용한 범죄 및 사고예방 자동경비 시스템
CN101176345B (zh) 摄影信息管理系统
CN113422927B (zh) 物料运输监测方法、监测系统及存储介质
CN108961540B (zh) 一种无人售货机以及一种报警方法
JP2003063402A (ja) 駅プラットホームの安全監視装置
JPH11272965A (ja) 画像監視システム
DE102018121110A1 (de) Verfahren und Vorrichtung zur Dokumentation eines Status eines autonomen Roboters
KR102159463B1 (ko) 전자 봉인장치
CN114455414A (zh) 电梯乘客晕倒告警方法及装置、电子设备
JP3874539B2 (ja) 画像監視装置
US20220355838A1 (en) Method, device and rail vehicle
JP7391729B2 (ja) 機械式駐車装置
RU2778895C1 (ru) Способ и устройство, а также рельсовое транспортное средство
KR200414876Y1 (ko) 주차감시시스템
JPH1063999A (ja) 駐車管理方法及び装置
KR20190033489A (ko) 차량 관제 시스템
KR20190059197A (ko) 차량용 차단기, 차량통행 관리시스템 및 그 제어방법
JP4613601B2 (ja) 車両監視装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20020507