JP2011020372A - 多層フィルム - Google Patents
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Abstract
層間接着性に優れた、エチレン系重合体層と、プロピレン系重合体及びエチレン系重合体とを含む層からなる多層フィルムを提供する。
【解決手段】
少なくとも(A)層と(A)層に隣接する(B)層の2層からなる多層フィルムであって、(A)層がエチレン系重合体(A)、(B)層がエチレン系重合体(B)及びプロピレン系重合体(C)から成る組成物で構成され、下記(a)〜(b)要件を満たすことを特徴とする多層フィルムを用いる。
(a)エチレン系重合体(B)のJIS K7121(1987年)により測定された結晶化温度[TC、PE(℃)]とプロピレン系重合体(C)のJIS K7121(1987年)により測定された結晶化温度[TC、PP(℃)]が下式(1)を満たす。
TC、PE>TC、PP−10 (1)
(b)(B)層に用いられる組成物中に含まれるエチレン系重合体(B)の含有量が1重量%以上、7重量%未満である。
【選択図】 なし
Description
さらに、(A)層に用いられるエチレン系重合体(A)が低圧法エチレン単独重合体(A)、若しくはエチレン・α−オレフィン共重合体(A)から構成されることを特徴とする多層フィルムに関するものである。
(i)密度が890kg/m3以上970kg/m3以下である。
(ii)MFRが0.1g/10分以上200g/10分以下である。
(iii)g’値が0.1以上0.97未満である。
)ジルコニウムジクロリド、ジメチルシランジイル(テトラメチルシクロペンタジエニル)(2,4,7−トリメチルインデニル)ジルコニウムジクロリド、ジメチルシランジイル(テトラメチルシクロペンタジエニル)(2,4,7−トリメチルインデニル)ジルコニウムジクロリド、(1,1,3,3−テトラメチルジシロキサン−1,3−ジイル−ビスシクロペンタジエニル)ジルコニウムジクロライド、(1,1,3,3−テトライソプロピルジシロキサン−1,3−ジイル−ビスシクロペンタジエニル)ジルコニウムジクロライド、(1,1,3,3−テトラフェニルジシロキサン−1,3−ジイル−ビスシクロペンタジエニル)ジルコニウムジクロライド、(1,1−ジメチル−1−シラエタン−1,2−ジイル−ビスシクロペンタジエニル)ジルコニウムジクロライド、(1,1−ジイソプロピルチル−1−シラエタン−1,2−ジイル−ビスシクロペンタジエニル)ジルコニウムジクロライド、(1,1−ジフェニル−1−シラエタン−1,2−ジイル−ビスシクロペンタジエニル)ジルコニウムジクロライド、(プロパン−1,3−ジイル−ビスシクロペンタジエニル)ジルコニウムジクロライド、(1,1,3,3−テトラメチルプロパン−1,3−ジイル−ビスシクロペンタジエニル)ジルコニウムジクロライド、(2,2−ジメチルプロパン−1,3−ジイル−ビスシクロペンタジエニル)ジルコニウムジクロライド、(ブタン−1,4−ジイル−ビスシクロペンタジエニル)ジルコニウムジクロライド、(ペンタン−1,5−ジイル−ビスシクロペンタジエニル)ジルコニウムジクロライド、(1,1,2,2−テトラメチルジシラン−1,2−ジイル−ビスシクロペンタジエニル)ジルコニウムジクロライド、(1,1,2,2−テトラフェニルジシラン−1,2−ジイル−ビスシクロペンタジエニル)ジルコニウムジクロライド等を例示することができる。また上記遷移金属化合物のX2をフッ素原子、臭素原子またはヨウ素原子に置換した化合物も例示することができる。さらに、上記遷移金属化合物のM2をチタン原子またはハフニウム原子に置換した化合物も例示することができる。これらの化合物は複数混合して用いることもできる。
溶媒:1,2,4−トリクロロベンゼン
流速:1mL/分
温度:140℃
測定濃度:30mg/30mL
注入量:100μL
カラム:東ソー製 TSKgel GMH HR−H 3本
また、このようなエチレン・α−オレフィン共重合体(A’)及び低圧法エチレン単独重合体(A’)は、GPC/固有粘度計によって評価した収縮因子(以下単にg’値と略す)が0.1以上0.97未満であると成形性に優れるため好ましく、さらに好ましくは0.3以上0.95未満、最も好ましくは0.4以上0.9未満である。なお、本発明におけるg’値とは、長鎖分岐の程度を表すパラメータであり、上記GPCにより求めた分子量30万(g/mol)の成分の固有粘度法により測定された本エチレン系重合体の固有粘度と、分岐が全くない直鎖状ポリエチレンの同じ分子量における固有粘度との比である。
また、本発明を構成するエチレン系重合体(A)には、高圧法低密度ポリエチレンやポリプロピレンなどの他のポリオレフィンを配合してもよく、これらの他のポリオレフィンの配合比は1〜30重量%がラミネート成形性の点から好ましい。
さらに、本発明の多層フィルムを構成するエチレン系重合体(B)の(B)層を構成する組成物中における含有量は、(A)層との接着性に優れることから、1重量%以上、7重量%未満である。更に(A)層との接着性に優れることから、エチレン系重合体(B)の(B)層中における含有量は2〜5重量%が好ましい。エチレン系重合体(B)の(B)層中における含有量が1重量%未満、若しくは7重量%以上では、(A)層との接着性が低下することから好ましくない。
(i)密度が890kg/m3以上970kg/m3以下である。
(ii)MFRが0.1g/10分以上200g/10分以下である。
(iii)g’値が0.1以上0.97未満である。
本発明の(B)層の厚みは、本発明の目的が達成される限りにおいて特に限定はなく、柔軟性に優れ、破損などの問題が小さいことから、1μm〜5mmの厚みであることが好ましく、経済性の観点から、5μm〜100μmの範囲が最も好適である。
(1)密度
密度は、JIS K6922−1(1997年)に準拠して測定した。
(2)エチレン系重合体のメルトマスフローレート(MFR)
MFRは、JIS K6922−1(1997年)に準拠して測定した。
(3)プロピレン系重合体のメルトマスフローレート(MFR−P)
MFR−Pは、JIS K7210(1999年)に準拠して荷重2.16kg、温度230℃の条件で測定した。
(4)結晶化温度(DSC)
JIS K7121(1987年)に準拠し、測定した。
(5)長鎖分岐数
長鎖分岐数は、Varian製 VNMRS−400型核磁気共鳴装置を用いて、13C−NMRによって炭素数6(ヘキシル基)以上の分岐数を測定した。溶媒はテトラクロロエタン−d2である。主鎖メチレン炭素1000個当たりの個数として下記式(15)から求めた。なお、式中、IAαはヘキシル基以上の分岐のα−炭素ピーク(化学シフト:34.6ppm)の積分強度であり、IAtotは主鎖メチレン炭素のピーク(30.0ppm)の積分強度である。
(6)分子量分布
分子量分布(Mw/Mn)は、ゲル・パーミエーション・クロマトグラフィー(GPC)によって測定した。GPC装置としては東ソー(株)製 HLC−8121GPC/HTを用い、カラムとしては東ソー(株)製 TSKgel GMHhr−H(20)HTを用い、カラム温度を140℃に設定し、溶離液として1,2,4−トリクロロベンゼンを用いて測定し、重量平均分子量(Mw)、数平均分子量(Mn)を求めた。測定試料は1.0mg/mlの濃度で調製し、0.3ml注入して測定した。なお、分子量の検量線は、分子量既知のポリスチレン試料を用いて校正したものであり、MwおよびMnは直鎖状ポリエチレン換算の値として求めた。
(7)収縮因子(g’値)
収縮因子(g’値)は、GPCによって分別したポリエチレンの固有粘度([η])を測定する手法で、実施例にて用いたポリエチレン系樹脂(A)の分子量30万における[η]を、分岐が全くない直鎖状ポリエチレンの同一分子量における[η]で除した値である。GPC装置としては東ソー(株)製 HLC−8121GPC/HTを用い、カラムとしては東ソー(株)製 TSKgel GMHhr−H(20)HTを用い、カラム温度を145℃に設定し、溶離液として1,2,4−トリクロロベンゼンを用いて測定した。測定試料は2.0mg/mLの濃度で調製し、0.3mL注入して測定した。粘度計は、Viscotek社製 キャピラリー差圧粘度計210R+を用いた。
(8)層間接着性
実施例により得られた多層フィルムの、エチレン系重合体からなる(A)層とエチレン系重合体及びプロピレン系重合体からなる(B)層の層間接着強度を引張試験機(島津製作所製 オートグラフDCS−500)にて測定した。剥離速度は100mm/分、試験片の巾は50mmとした。
[エチレン・α−オレフィン共重合体(A2)の製造方法]
[変性ヘクトライトの調製]
水3リットルにエタノール3リットルと37%濃塩酸100ミリリットルを加えた後、得られた溶液にN,N−ジメチル−オクタデシルアミン330g(1.1mol)を添加し、60℃に加熱することによって、塩酸塩溶液を調製した。この溶液にヘクトライト1kgを加えた。この懸濁液を60℃で、3時間撹拌し、上澄液を除去した後、60℃の水50Lで洗浄した。その後、60℃、10−3torrで24時間乾燥し、ジェットミルで粉砕することによって、平均粒径5.2μmの変性ヘクトライトを得た。
[触媒(p1)の調製]
前記[変性ヘクトライトの調製]で調製したヘクトライト500gをヘキサン1.7リットルに懸濁させ、ジメチルシランジイル(シクロペンタジエニル)(2−メチルインデニル)ジルコニウムジクロライド8.25g(20.0mmol)とトリイソブチルアルミニウムのヘキサン溶液(0.714M)2.8リットル(2mol)の混合液を添加し、60℃で3時間攪拌した後、静置して上澄み液を除去、さらにトリイソブチルアルミニウムのヘキサン溶液(0.15M)を添加し、室温で一晩攪拌することにより、触媒スラリー(100g/L)を得た。
内容積540リットルの重合器に、ヘキサン300リットルおよび1−ブテンを7.6リットル導入し、オートクレーブの内温を85℃に昇温した。このオートクレーブに前記触媒(p1)を131ミリリットル添加し、エチレンガスをエチレン分圧を1.2MPaになるまで導入して重合を開始した。また、重合温度を85度に制御した。重合中は分圧を1.2MPaに保たれるようにエチレンガスを連続的に導入した。重合開始90分後に重合器の内圧を脱圧し、マクロモノマーを得た。この重合器から抜き出したマクロモノマーのMn=10,950、Mw/Mn=2.61であった。また、長鎖分岐は検出されなかった。
[エチレン・α−オレフィン共重合体(A2)の製造]
上記で製造したマクロモノマーが含まれる内容積540リットルの重合器に、1−ブテンを5.6リットルとトリイソブチルアルミニウムのヘキサン溶液(0.714mol/L)0.75リットルとジフェニルメチレン(1−インデニル)(9−フルオレニル)ジルコニウムジクロリド 3.75mmolを導入し、オートクレーブの内温を85℃に昇温した。エチレンガスを分圧が0.2MPaになるまで導入して重合を開始した。重合中、分圧が0.2MPaに保たれるようにエチレンガスを連続的に導入した。また、重合温度を85℃に制御した。重合開始90分後に、オートクレーブの内圧を脱圧した後、内容物を吸引ろ過した。乾燥後、57kgのエチレン・α−オレフィン共重合体が得られた。得られたエチレン・α−オレフィン共重合体(A2)の密度は924kg/m3、MFRは15g/10分、長鎖分岐数は1000炭素原子当り0.13個、g’は0.89、結晶化温度は103℃であった。
[エチレン・α−オレフィン共重合体(B2)の製造方法]
[触媒(p2)の調製]
前記変性ヘクトライト500gをヘキサン1.8リットルに懸濁させ、トリイソブチルアルミニウムのヘキサン溶液(0.714M)2.9リットルを添加し、室温で1時間攪拌することにより、変性ヘクトライトとトリイソブチルアルミニウムの接触生成物を得た。一方、ジメチルシランジイルビス(シクロペンタジエニル)ジルコニウムジクロリド6.97g(20mmol)をトルエンに溶解させたものを添加して触媒前駆体スラリー(100g/L)とした。
[エチレン・α−オレフィン共重合体(B2)の製造]
内容積540リットルの重合器に、1−ブテンを0.22リットルと触媒(p2)を135ミリリットル導入し、オートクレーブの内温を85℃に昇温した。エチレン/水素混合ガス(水素22,000ppm)を分圧が0.2MPaになるまで導入して重合を開始した。重合中、分圧が0.2MPaに保たれるようにエチレンガスを連続的に導入した。また、重合温度を85℃に制御した。重合開始90分後に、オートクレーブの内圧を脱圧した後、内容物を吸引ろ過した。乾燥後、54kgのポリエチレン系樹脂粉末を得た。得られたエチレン・α−オレフィン共重合体(B2)の密度は948kg/m3、MFRは30g/10分、長鎖分岐数は1000炭素原子当り0.15個、g’は0.82、結晶化温度は113℃であった。
[エチレン単独重合体(B3)の製造方法]
[エチレン単独重合体(B3)の製造]
1−ブテンを添加しなかった以外は[エチレン・α−オレフィン共重合体(B2)の製造方法]と同様の方法で重合を行い、50kgのエチレン単独重合体(B3)を得た。得られたエチレン単独重合体(B3)の密度は963kg/m3、MFRは15g/10分、長鎖分岐数は1000炭素原子当り0.12個、g’は0.88、結晶化温度は114℃であった。
エチレン系重合体(A)として、MFRが8g/10分、密度が920kg/m3、結晶化温度が101℃であるエチレン・α−オレフィン共重合体(東ソー(株)製 商品名ニポロンL M55)(A1)を、エチレン系重合体(B)として、MFRが8g/10分、密度が953kg/m3、結晶化温度が116℃であるエチレン・α−オレフィン共重合体(東ソー(株)製 商品名ニポロンハード 2400)(B1)を、プロピレン系樹脂としてMFRが25g/10分、密度が900kg/m3、結晶化温度が111℃であるプロピレン系重合体(日本ポリプロ製 商品名ノバテックPP FL03H)(C1)を用いた。
エチレン系重合体(A)として、エチレン・α−オレフィン共重合体(A2)を使用した以外は実施例1と同様にして、ラミネート成形を行い、多層フィルムの層間接着強度を評価した。接着性評価の結果を表1に示す。
エチレン系重合体(B)として、エチレン・α−オレフィン共重合体(B2)を使用した以外は実施例2と同様にして、ラミネート成形を行い、多層フィルムの層間接着強度を評価した。接着性評価の結果を表1に示す。
エチレン系重合体(B)として、エチレン単独重合体(B3)を使用し、(B3)2重量%及び(C1)98重量%となるようにドライブレンドした以外は実施例2と同様にして、ラミネート成形を行い、多層フィルムの層間接着強度を評価した。接着性評価の結果を表1に示す。
エチレン系重合体(B)として、エチレン単独重合体(B3)を使用した以外は実施例2と同様にして、ラミネート成形を行い、多層フィルムの層間接着強度を評価した。接着性評価の結果を表1に示す。
エチレン系重合体(B)として、エチレン・α−オレフィン共重合体(A2)を使用した以外は実施例2と同様にして、ラミネート成形を行い、多層フィルムの層間接着強度を評価した。接着性評価の結果を表1に示す。
エチレン系重合体(A)として、エチレン・α−オレフィン共重合体(B2)を使用した以外は実施例3と同様にして、ラミネート成形を行い、多層フィルムの層間接着強度を評価した。接着性評価の結果を表1に示す。
エチレン系重合体(A)として、エチレン単独重合体(B3)を使用した以外は実施例5と同様にして、ラミネート成形を行い、多層フィルムの層間接着強度を評価した。接着性評価の結果を表1に示す。
(B)層の樹脂として、エチレン系重合体(B)を用いずプロピレン系重合体(C1)のみを使用した以外は実施例2と同様にして、ラミネート成形を行い、多層フィルムの層間接着強度を評価した。接着性評価の結果を表2に示す。層間接着強度は不十分であった。
(B)層の樹脂として、(B3)10重量%及び(C1)90重量%となるようにドライブレンドした以外は実施例4と同様にして、ラミネート成形を行い、多層フィルムの層間接着強度を評価した。接着性評価の結果を表2に示す。層間接着強度は不十分であった。
エチレン系重合体(B)として、MFRが20g/10分、密度が920kg/m3、結晶化温度が101℃であるエチレン・1−ブテン共重合体(東ソー(株)製 ニポロン−L M65)(B4)を使用した以外は実施例2と同様にして、ラミネート成形を行い、多層フィルムの層間接着強度を評価した。接着性評価の結果を表2に示す。層間接着強度は不十分であった。
エチレン系重合体(B)として、MFRが2g/10分、密度が913kg/m3、結晶化温度が96℃であるエチレン・1−ヘキセン共重合体(東ソー(株)製 ニポロン−Z ZF220)(B5)を使用した以外は実施例2と同様にして、ラミネート成形を行い、多層フィルムの層間接着強度を評価した。接着性評価の結果を表2に示す。層間接着強度は不十分であった。
Claims (5)
- 少なくとも(A)層と(A)層に隣接する(B)層の2層からなる多層フィルムであって、(A)層がエチレン系重合体(A)、(B)層がエチレン系重合体(B)及びプロピレン系重合体(C)から成る組成物で構成され、下記(a)〜(b)の要件を満たすことを特徴とする多層フィルム。
(a)エチレン系重合体(B)のJIS K7121(1987年)により測定された結晶化温度[TC、PE(℃)]とプロピレン系重合体(C)のJIS K7121(1987年)により測定された結晶化温度[TC、PP(℃)]が下式(1)を満たす。
TC、PE>TC、PP−10 (1)
(b)(B)層に用いられる組成物中に含まれるエチレン系重合体(B)の含有量が1重量%以上、7重量%未満である。 - 前記エチレン系重合体(A)が低圧法エチレン単独重合体(A)、若しくはエチレン・α−オレフィン共重合体(A)であることを特徴とする請求項1に記載の多層フィルム。
- 前記エチレン系重合体(A)が下記(i)〜(iii)を満たす低圧法エチレン単独重合体(A’)、若しくはエチレン・α−オレフィン共重合体(A’)であることを特徴とする請求項1に記載の多層フィルム。
(i)JIS K6922−1(1997年)により測定した密度が890kg/m3以上970kg/m3以下である。
(ii)JIS K6922−1(1997年)により測定したメルトマスフローレート(以下MFRと略す)が0.1g/10分以上200g/10分以下である。
(iii)ゲル・パーミエーション・クロマトグラフィー(GPC)/固有粘度計によって評価した収縮因子(以下g’値と略す)が0.1以上0.97未満である。 - 前記エチレン系重合体(A)のJIS K7121(1987年)により測定された結晶化温度がTC、PE(℃)と等しいことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の多層フィルム。
- 請求項1〜4のいずれかに記載の多層フィルムが共押出ラミネート成形により基材と貼り合わされていることを特徴とする多層フィルム。
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