JP2011015143A - Rfidタグ - Google Patents

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Abstract

【課題】RFIDタグにおいてアンテナの有効面積を拡大する。
【解決手段】非接触通信型のICチップがその内部に封入され、ICチップが信号を送受信するための信号端子を含む複数の接続端子T1〜T12がその外部に配設されたICパッケージ10と、上面にICパッケージ10が実装される基板20と、基板20の上面と平行な面に少なくとも形成され、信号端子と電気的に接続する平板状のアンテナパターン111,112とを有する。基板20の上面と平行に形成されたアンテナパターン111,112の領域の一部は、ICパッケージ10の下側領域の少なくとも一部と重なっており、これによりアンテナの有効面積がICパッケージ10の下側領域に対して拡大される。
【選択図】図1

Description

本発明は、非接触通信型の半導体チップが内部に封入された半導体パッケージを備えたRFIDタグに関する。
近年、非接触で外部との情報の受け渡しが可能なIC(Integrated Circuit)チップが注目されている。例えば、このような非接触型ICチップにID(IDentification)を記憶させ、商品などの識別や管理に利用することが考えられている。このような用途の非接触型ICチップは、RFID(Radio Frequency ID)タグなどと呼ばれる。また、RFIDタグには、非接触型ICチップのメモリへの書き込みが可能なものや、外部装置との間の認証処理など、受信した情報や記憶している情報を用いた各種の処理を実行できるものもある。
非接触型ICチップには、外部との通信のためのアンテナが接続される。ベアチップ実装方式を採る場合、アンテナが形成された樹脂基板上に、非接触型ICチップを実装して、非接触型ICチップの端子とアンテナとを接続することが多い(例えば、特許文献1参照)。また、コイル状のアンテナを用いたICカードでは、アンテナコイルを跨ぐように非接触型ICチップを搭載し、アンテナコイルの両端と非接触型ICチップの端子とを接続したものがあった(例えば、特許文献2参照)。また、同じくアンテナコイルを用いた無線タグとしては、非接触型ICチップとアンテナコイルとを直接貼り合わせたものもあった(例えば、特許文献3参照)。
ところで、最近では、RFIDタグ用の非接触型ICチップをSMD(Surface Mount Device)パッケージに封入した状態で使用することもある。非接触型ICチップをSMDパッケージとして提供することで、例えば、アンテナが形成された基板に接続する際の接合部の信頼性が向上するといった効果が得られる。
特開2001−143037号公報 特開2000−113144号公報 特開2005−229098号公報
上記のように、非接触型ICチップをSMDパッケージに封入した場合、そのSMDパッケージには、アンテナに接続されない複数の接続端子が存在する場合が多い。このとき、必要がない接続端子を基板上のアンテナに接続させないために、SMD基板においては、SMDパッケージが実装された領域を除く領域にアンテナを形成していた。しかし、SMDパッケージの実装面積は非接触型ICチップより大きくなるため、相対的に基板上のアンテナ形成面積が小さくなってしまい、例えば通信距離が短くなるといった問題が生じていた。また、通信距離を長くするためには、基板を含むRFIDタグ全体の大きさを大きくする必要があった。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、アンテナの有効面積が拡大されたRFIDタグを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、非接触通信型の半導体チップがその内部に封入され、前記半導体チップに電気的に接続されて前記半導体チップが信号を送受信するための信号端子と前記半導体チップと電気的に絶縁されているダミー端子とを含む複数の接続端子が、その外部に配設された半導体パッケージと、上面に前記半導体パッケージが実装される基板と、前記基板の上面と平行な面に少なくとも形成され、前記信号端子と電気的に接続する平板状のアンテナパターンと、を有するRFIDタグが提供される。このRFIDタグでは、前記アンテナパターンは、前記ダミー端子を含む前記半導体パッケージの下側領域の少なくとも一部と重なって延設されている。
開示のRFIDタグによれば、アンテナの有効面積が半導体パッケージの下側領域に対して拡大される。
第1の実施の形態のRFIDタグの構成を示す図である。 ダミー端子独立型のICパッケージの断面図である。 アンテナパターンの形状を示す図である。 RFIDタグの参考例を示す図である。 ダミー端子接続型のICパッケージの構成例を示す断面図である。 第2の実施の形態のRFIDタグの構成を示す図である。 第3の実施の形態のRFIDタグの構成を示す図である。 第4の実施の形態のRFIDタグの構成を示す図である。 配線パターンの形状を示す図である。 第4の実施の形態のRFIDタグの断面図である。 第5の実施の形態のRFIDタグの構成を示す平面図である。 配線パターンの形状を示す図である。 第6の実施の形態のRFIDタグの構成を示す図である。 配線パターンの形状を示す図である。 第6の実施の形態のRFIDタグの断面図である。 第7の実施の形態のRFIDタグの構成を示す図である。 配線パターンの形状を示す図である。 第7の実施の形態のRFIDタグの断面図である。 第8の実施の形態のRFIDタグの構成を示す図である。 配線パターンの形状を示す図である。 第8の実施の形態のRFIDタグの断面図である。 第9の実施の形態のRFIDタグの構成を示す図である。 配線パターンの形状を示す図である。 第9の実施の形態のRFIDタグの断面図である。
以下、実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
〔第1の実施の形態〕
図1は、第1の実施の形態のRFIDタグの構成を示す図である。図1(A)は、平面図、図1(B)は正面図、図1(C)は側面図である。
図1に示すRFIDタグ100は、ICパッケージ10と、このICパッケージ10が上面側に実装された基板20とを備えている。ICパッケージ10は、その内部にICチップなどの回路部品を封入してパッケージ化したものであり、例えば、SMDパッケージである。本実施の形態では、ICパッケージ10の内部には、非接触型のICチップが封入されている。また、ICパッケージ10の外部には、例として12個の接続端子T1〜T12が設けられている。接続端子T1〜T6は、ICパッケージ10の一方の側部に設けられ、接続端子T7〜T12は、ICパッケージ10の対向する他方の側部に設けられている。
基板20は、例えば、ガラスエポキシ、ポリイミドなどの絶縁材料によって形成されている。基板20は、例えば、フレキシブル基板であってもよい。基板20の上面には、アンテナパターン111,112がそれぞれ平板状に形成されている。後述するように、アンテナパターン111,112は、ダイポールアンテナとして動作する。
図2は、ダミー端子独立型のICパッケージの断面図である。
図2は、図1中の側面図におけるA−A矢視から見たICパッケージ10の断面を示している。ICパッケージ10の外装11の内部には、非接触型のICチップ12およびリードフレーム13が封入されている。
ICチップ12は、外部装置からの電波を基に駆動電力を発生して、この外部装置との間で通信し、内部に設けられた記憶回路に記憶された情報を外部装置に送信する機能を有する。また、ICチップ12としては、例えば、外部装置から送信された情報を内部の記憶回路に記憶できるものであってもよく、外部装置との間の認証処理など、受信した情報や記憶している情報を用いた各種の処理を実行できるものであってもよい。
本実施の形態では、例として、ICチップ12は、UHF(Ultra High Frequency)帯の電波を用いて動作するものとする。なお、RFIDタグによって使用可能なUHF帯の周波数は国によって異なっている。例えば、日本における使用周波数は952MHz〜954MHz、米国における使用周波数は902MHz〜928MHz、欧州における使用周波数は869.4MHz〜869.65MHzである。
また、ICチップ12には、アンテナと接続するための入出力(I/O)用信号端子12a,12bが設けられている。そして、本実施の形態では、入出力用信号12aと接続端子T9とがボンディングワイヤ14aによって電気的に接続され、入出力用信号12bと接続端子T10とがボンディングワイヤ14bによって電気的に接続されている。すなわち、本実施の形態では、接続端子T9,T10のみが通信用の信号端子として利用され、その他の接続端子T1〜T8,T11,T12は、ICチップ12と電気的に絶縁されているダミー端子となっている。
さらに、ICパッケージ10内のリードフレーム13は、接続端子T1〜T12とは離間しており、リードフレーム13と接続端子T1〜T12との間は電気的に絶縁されている。従って、ダミー端子である接続端子T1〜T8,T11,T12は、ICパッケージ10内の回路とは電気的に絶縁されている。ここでは、このようにダミー端子が内部回路と絶縁されてそれぞれ独立している構成のICパッケージを、“ダミー端子独立型”と呼ぶことにする。ダミー端子は、内部回路と絶縁されているため、後述するアンテナパターンに半田などで接合されることで、アンテナパターン間がショートすることなく、接合部の信頼性を向上させることができる。
図3は、アンテナパターンの形状を示す図である。
図3は、ICパッケージ10が実装される前のRFIDタグ100の平面図を示している。なお、図3では、ICパッケージ10の外形を点線で表している。図3に示すように、アンテナパターン111,112は、それぞれ、縦方向、横方向の長さがともに同じ長方形の形状を有し、基板20の中央部で離間している。また、アンテナパターン111,112は、基板20の上面の略全面を覆うように形成されており、これにより、アンテナとしての有効面積を大きくしている。
なお、アンテナパターン111,112は、例えば、銅、アルミニウムなどの導電材料を用いて、エッチング、印刷、接着などによって基板20に形成される。アンテナパターン111,112は、例えば、基板20の一方の面の全面に銅箔が貼付された後、その銅箔にエッチングを施すことにより形成される。また、アンテナパターン111,112の形成領域は、互いに離間した離間領域を除き、基板20の上面の周縁部まで拡大されていてもよい。
以下、図1に戻って説明する。
ICパッケージ10は、接続端子T1〜T3,T7〜T9がアンテナパターン111の上に接触し、接続端子T4〜T6,T10〜T12がアンテナパターン112の上に接触するように、基板20に実装されている。接続端子とアンテナパターンとは、例えば、半田などの導電材料により固着される。
ICパッケージ10内のICチップ12は、信号端子である接続端子T9,T10を介して、それぞれアンテナパターン111,112と電気的に接続する。そして、ICチップ12は、アンテナパターン111,112を介して、外部装置から電力の供給を受けるとともに、外部装置との間で信号を送受信する。また、アンテナパターン111,112は、ダイポールアンテナとして動作する。すなわち、アンテナパターン111は、接続端子T9との接続部を給電点とするダイポールアンテナの一方のエレメントとして機能し、アンテナパターン112は、接続端子T10との接続部を給電点とするダイポールアンテナの他方のエレメントとして機能する。
ここで、比較のために、別の形状のアンテナパターンを有するRFIDタグの参考例を挙げる。図4は、RFIDタグの参考例を示す図である。図4(A)は、ICパッケージを搭載した状態のRFIDタグを、図4(B)は、ICパッケージを搭載していない状態のRFIDタグをそれぞれ示している。なお、図4では、図1に対応する構成要素には同じ符号を付して示している。
図4に示すRFIDタグ900では、図1の例と同様に、基板20の上面に、中央部で離間した平板状のアンテナパターン911,912が形成されている。ただし、図4のRFIDタグ900では、アンテナパターン911,912は、ICパッケージ10aが実装された領域と重ならないように形成されている。すなわち、アンテナパターン911,912の形成領域のうち、基板20の中央部側の接続領域911a,912aは、ICパッケージ10aの実装領域と重ならないように、他の領域より狭く形成されている。そして、接続領域911a,912aの端部が、それぞれ信号端子である接続端子T9,T10とそれぞれ接続されている。
このRFIDタグ900では、ダミー端子である接続端子T1〜T8,T11,T12は、アンテナパターン911,912と接触していない。このような構成は、ダミー端子同士が内部で電気的に接続している構成を有するICパッケージ10aを、基板20上に実装可能にするために採用されている。ここでは、ダミー端子同士が内部で電気的に接続している構成を有するICパッケージを、“ダミー端子接続型”と呼ぶことにする。
図5は、ダミー端子接続型のICパッケージの構成例を示す断面図である。なお、図5では、図2に対応する構成要素には同じ符号を付して示している。
図5に示すICパッケージ10aでは、図2のICパッケージ10と同様に、信号端子である接続端子T9,T10は、リードフレーム13aとは電気的に絶縁されている。そして、接続端子T9,T10は、ICチップ12の入出力用信号12a,12bにそれぞれボンディングワイヤ14a,14bを介して電気的に接続されている。
しかしながら、ICパッケージ10aでは、ダミー端子である接続端子T1〜T8,T11,T12は、リードフレーム13aと一体に形成されている。このため、ダミー端子がアンテナパターン911,912に接触してしまうと、アンテナパターン911,912がショートしてしまい、アンテナパターン911,912はダイポールアンテナとして機能しなくなる。図4に示したRFIDタグ900では、このような事態を回避できる。
これに対して、図1に示した本実施の形態のRFIDタグ100では、ダミー端子と内部回路とが絶縁されたダミー端子独立型のICパッケージ10が実装されている。これにより、アンテナパターン111,112の形成領域を、ICパッケージ10の下側領域に対して拡大することができる。特に、アンテナパターン111,112の形成領域は、ICパッケージ10の外装11およびダミー端子の設置領域の下側領域に拡大される。従って、アンテナパターン111,112のアンテナとしての有効面積が拡大され、RFIDタグ全体の大きさを大きくすることなく、ICチップ12が通信可能な距離を長くすることができる。
なお、上記の第1の実施の形態では、接続端子T9,T10を信号端子とした場合を例示したが、適用可能なICパッケージはこのような構成に限らない。すなわち、隣接する2つの接続端子を信号端子としたICパッケージを適用可能である。例えば、上記の接続端子T1〜T12のうち、接続端子T5,T6を信号端子としたICパッケージを適用することが可能である。この場合、例えば、接続端子T5,T6がそれぞれアンテナパターン111,112に接触するように、ICパッケージが基板20に実装される。
〔第2の実施の形態〕
図6は、第2の実施の形態のRFIDタグの構成を示す図である。図6(A)は、ICパッケージを搭載した状態のRFIDタグを、図6(B)は、ICパッケージを搭載していない状態のRFIDタグをそれぞれ示している。なお、図6では、図1に対応する構成要素には同じ符号を付して示している。
図6に示すRFIDタグ150は、第1の実施の形態と同様の基板20を備え、基板20の上面にはICパッケージ10bが実装されている。ICパッケージ10bは、第1の実施の形態のICパッケージ10と同様に、ダミー端子が内部回路と絶縁されたダミー端子独立型のICパッケージである。ただし、第1の実施の形態のICパッケージ10とは異なる点は、ICパッケージ10bでは、内部の非接触型のICチップが通信するための2つの信号端子が、ICパッケージ10bにおける対向する側部にそれぞれ設けられていることである。図6では例として、接続端子T3,T9が信号端子となっており、その他の接続端子T1,T2,T4〜T8,T10〜T12がダミー端子となっている。
基板20の上面には、アンテナパターン161,162が平板状に形成されている。アンテナパターン161,162の材料やその形成方法は、第1の実施の形態のアンテナパターン111,112と同様である。アンテナパターン161,162は、それぞれ、縦方向、横方向の長さがそれぞれ同じ長方形領域を有する。さらに、アンテナパターン161,162のそれぞれの長方形領域における対向する端部には、凸部161a,162aがそれぞれ互い違いに形成されている。
アンテナパターン161,162は、基板20の上面の略全面を覆うように形成され、これによりアンテナとしての有効面積を大きくしている。なお、アンテナパターン161,162の形成領域は、それらの間の離間領域を除き、基板20の上面の周縁部まで拡大されていてもよい。
ICパッケージ10bは、接続端子T1,T2,T7〜T9がアンテナパターン161に接触し、接続端子T3〜T6,T10〜T12がアンテナパターン162に接触するように、基板20に実装されている。特に、信号端子である接続端子T9,T3は、それぞれアンテナパターン161,162の凸部161a,162aに接触する。これにより、ICパッケージ10b内のICチップは、接続端子T9,T3を介してそれぞれアンテナパターン161,162と接続し、アンテナパターン161,162を介して、電力の供給を受けるとともに、信号を送受信する。
また、アンテナパターン161,162は、ダイポールアンテナとして動作する。すなわち、アンテナパターン161は、接続端子T9との接続部を給電点とするダイポールアンテナの一方のエレメントとして機能し、アンテナパターン162は、接続端子T3との接続部を給電点とするダイポールアンテナの他方のエレメントとして機能する。
以上の第2の実施の形態では、アンテナパターン161,162を凸部161a,162aを有する形状とし、凸部161a,162aに対してICパッケージ10bの信号端子を電気的に接続するようにした。このような構成としたことで、アンテナとしての有効領域がICパッケージ10bの下側領域に対して拡大されるので、RFIDタグ全体の大きさを大きくすることなく、ICチップが通信可能な距離を長くすることができる。
なお、上記の第2の実施の形態では、接続端子T3,T9を信号端子とした場合を例示したが、適用可能なICパッケージはこのような構成に限らない。すなわち、ICパッケージにおける対向する側部に配置された接続端子を信号端子としたICパッケージを適用可能である。例えば、上記の接続端子T1〜T12のうち、接続端子T1,T7を信号端子としたICパッケージを適用することが可能である。この場合、例えば、接続端子T7,T1がそれぞれアンテナパターン161,162の凸部161a,162aに接触するように、ICパッケージが基板20に実装される。
〔第3の実施の形態〕
図7は、第3の実施の形態のRFIDタグの構成を示す図である。図7(A)は、ICパッケージを搭載した状態のRFIDタグを、図7(B)は、ICパッケージを搭載していない状態のRFIDタグをそれぞれ示している。なお、図7では、図1に対応する構成要素には同じ符号を付して示している。
図7に示すRFIDタグ200は、第1の実施の形態と同様の基板20を備え、基板20の上面にはICパッケージ10が実装されている。ICパッケージ10は、第1の実施の形態と同じ構成を有するダミー端子独立型のICパッケージであり、接続端子T9,T10が信号端子となっている。ただし、本実施の形態では、ICパッケージ10は、基板20の上方向から見て、第1の実施の形態の場合とは90度分だけ右方向に回転された状態で、基板20に実装されている。
基板20の上面には、アンテナパターン211,212が平板状に形成されている。アンテナパターン211,212の材料やその形成方法は、第1の実施の形態のアンテナパターン111,112と同様である。アンテナパターン211は、長方形の一端に凹部211aが形成された形状を有している。アンテナパターン212は、長方形の一端に凸部212aが付加された形状を有している。アンテナパターン211の凹部211aが形成された側の端部と、アンテナパターン212の凸部212aが形成された側の端部とは、離間領域を挟んで対向している。そして、凸部212aは、その先端部が凹部211aの内部に位置するように形成されている。
なお、アンテナパターン211,212は、基板20の上面の略全面を覆うように形成され、これによりアンテナとしての有効面積を大きくしている。また、アンテナパターン211,212の形成領域は、それらの間の離間領域を除き、基板20の上面の周縁部まで拡大されていてもよい。
ICパッケージ10は、対向する接続端子が、アンテナパターン211とアンテナパターン212との離間領域を跨ぐように、基板20に実装されている。すなわち、ICパッケージ10の接続端子のうち、ダミー端子である接続端子T1〜T6は、アンテナパターン212に接触する。一方、ダミー端子である接続端子T7,T8,T11,T12は、アンテナパターン211に接触する。
また、一方の信号端子である接続端子T9も、アンテナパターン211に接触する。これに対して、他方の信号端子である接続端子T10は、アンテナパターン212の凸部212aに接触する。ここで、接続端子T9,T10がアンテナパターン211,212に接触する位置が、基板20の長手方向に対するアンテナパターン211,212の全体の長さの中央となるように、アンテナパターン211,212が形成されることが望ましい。
以上の構成により、ICパッケージ10内のICチップは、接続端子T9,T10を介してそれぞれアンテナパターン211,212と接続し、アンテナパターン211,212を介して、電力の供給を受けるとともに、信号を送受信する。また、アンテナパターン211,212は、ダイポールアンテナとして動作する。すなわち、アンテナパターン211は、接続端子T9との接続部を給電点とするダイポールアンテナの一方のエレメントとして機能し、アンテナパターン212は、接続端子T10との接続部を給電点とするダイポールアンテナの他方のエレメントとして機能する。
以上の第3の実施の形態では、アンテナパターン211を凹部211aを有する形状とし、アンテナパターン212を凸部212aを有する形状とした。そして、凸部212aに対してICパッケージ10の一方の信号端子を電気的に接続するとともに、凸部212aに隣接するアンテナパターン211の領域に他方の信号端子を電気的に接続するようにした。このような構成としたことで、アンテナとしての有効領域がICパッケージ10の下側領域に対して拡大されるので、RFIDタグ全体の大きさを大きくすることなく、ICチップが通信可能な距離を長くすることができる。
なお、上記の第3の実施の形態では、接続端子T9,T10を信号端子とした場合を例示したが、適用可能なICパッケージはこのような構成に限らない。すなわち、ICパッケージにおける同じ端部側に設けられた接続端子のうちの2つを信号端子としたICパッケージを適用可能である。
〔第4の実施の形態〕
上記の第1〜第3の実施の形態では、ICパッケージとして、ダミー端子が内部回路と絶縁された構成を有するダミー端子独立型のものを用いた場合のRFIDタグを示した。これに対して、以下の第4の実施の形態では、ICパッケージとして、ダミー端子独立型だけでなく、ダミー端子同士が内部で電気的に接続している構成を有するダミー端子接続型のものも実装できるようにしたRFIDタグについて説明する。
図8は、第4の実施の形態のRFIDタグの構成を示す図である。図8(A)は平面図、図8(B)は正面図を示す。なお、図8では、図1に対応する構成要素には同じ符号を付して示している。
図8に示すように、RFIDタグ300は、互いに貼り合わされた2層の基板20a,20bを備え、上側の基板20aの上面にICパッケージ10cが実装されている。基板20a,20bは、ともに第1〜第3の実施の形態の基板20と同様の絶縁材料により形成されている。本実施の形態では、例として、基板20aの上面の配線層L1と、基板20a,20bの間の配線層L2に、アンテナパターンや実装パッドなどの平板上の配線パターンが形成される。また、本実施の形態では、配線層L2は、基板20bの上面に形成されるものとする。配線層L1,L2の各配線パターンは、例えば、銅、アルミニウムなどの導電材料によって形成される。
なお、配線層L1,L2の各配線パターンは、例えば、銅、アルミニウムなどの導電材料を用いて、エッチング、印刷、接着などによって基板20a,20bにそれぞれ形成される。配線層L1,L2の各配線パターンは、例えば、基板20a,20bのそれぞれの一方の面の全面に銅箔が貼付された後、その銅箔にエッチングを施すことにより形成される。
ICパッケージ10cは、12個の接続端子T1〜T12を備えている。本実施の形態では、接続端子T9,T10が信号端子となっており、その他の接続端子T1〜T8,T11,T12がダミー端子となっている。ICパッケージ10cとしては、ダミー端子独立型またはダミー端子接続型のどちらのタイプが適用されてもよい。例えば、ICパッケージ10cの内部構成は、図2に示したダミー端子独立型のICパッケージ10と同じであってもよいし、または、図5に示したダミー端子接続型のICパッケージ10aと同じであってもよい。
図9は、配線パターンの形状を示す図である。図9(A)は第1の配線層(L1)の配線パターンを、図9(B)は第2の配線層(L2)の配線パターンをそれぞれ示す。さらに、図10は、第4の実施の形態のRFIDタグの断面図である。図10(A)は図8中のC−C矢視の断面図を、図10(B)は図8中のD−D矢視の断面図をそれぞれ示す。
まず、配線層L1に形成される配線パターンについて説明する。基板20aの上面の配線層L1には、配線パターンとして、アンテナパターン311,312と、信号端子接続用の実装パッド321,322と、ダミー端子接続用の実装パッド331〜340とが形成されている。アンテナパターン311,312は、ともに長方形または正方形の形状を有し、少なくとも基板20aの短手方向の長さがともに同じとされている。アンテナパターン311,312は、基板20aの上面の中央に位置する中間領域21を挟んで、その両側に形成される。また、アンテナパターン311,312は、基板20aの上面のうち中間領域21を除く領域の略全面を覆うように形成され、これによりアンテナとしての有効面積を大きくしている。なお、アンテナパターン311,312の形成領域は、中間領域21を除き、基板20aの上面の周縁部まで拡大されていてもよい。
また、アンテナパターン311の形成領域のうち、中間領域21側の端部領域には、配線層L2と電気的に接続するためのビアホール351が形成されている。また、アンテナパターン312の形成領域のうち、中間領域21側の端部領域には、同様に配線層L2と電気的に接続するためのビアホール352が形成されている。
中間領域21には、ICパッケージ10cが実装される。そして、実装パッド321,322,331〜340は、中間領域21に形成されている。実装パッド321,322は、ICパッケージ10cが中間領域21に実装されたとき、信号端子である接続端子T9,T10とそれぞれ電気的に接続する。また、実装パッド331〜340は、ICパッケージ10cが中間領域21に実装されたとき、ダミー端子である接続端子T1〜T8,T11,T12とそれぞれ電気的に接続する。実装パッド331〜340は、例えば、ICチップのグランド配線として使用される。なお、実装パッド331〜336は、一体に形成されていてもよい。また、実装パッド337,338、および、実装パッド339,340も、それぞれ一体に形成されていてもよい。
これらの実装パッドのうち、実装パッド321,322には、配線層L2と電気的に接続するためのビアホール353,354が形成されている。なお、図9の例では、実装パッド321,322は、それぞれ接続端子T9,T10との接触部からICパッケージ10cの外側方向に延伸された形状となっているが、実装パッド321,322はこのような形状に限定されるものではない。例えば、実装パッド321,322は、それぞれ接続端子T9,T10との接触部からICパッケージ10cの下側方向に延伸されてもよい。この場合、ビアホール353,354は、ICパッケージ10cの下側に形成されていてもよい。
次に、配線層L2に形成される配線パターンについて説明する。基板20bの上面の配線層L2には、配線パターンとして、アンテナパターン361,362が形成されている。アンテナパターン361,362は、ともに長方形または正方形の形状を有し、少なくとも、基板20bの短手方向の長さはともに同じとされている。アンテナパターン361,362は、基板20bの中央部付近に形成され、基板20bの中央部で互いに離間している。なお、アンテナパターン361,362の形成領域は、基板20bの上面において、その短手方向、すなわち図9の上下方向の端部まで拡大されていてもよい。
図9および図10に示すように、アンテナパターン361の形成領域のうち、アンテナパターン362と対向する側とは反対側の端部領域は、ビアホール351が形成された領域を含む。そして、アンテナパターン361は、ビアホール351を介して、配線層L1のアンテナパターン311と電気的に接続している。また、アンテナパターン361の形成領域のうち、アンテナパターン362と対向する側の端部領域は、ビアホール353が形成された領域を含む。そして、アンテナパターン361は、ビアホール353を介して、配線層L1の実装パッド321と電気的に接続している。
一方、アンテナパターン362の形成領域のうち、アンテナパターン361と対向する側とは反対側の端部領域は、ビアホール352が形成された領域を含む。そして、アンテナパターン362は、ビアホール352を介して、配線層L1のアンテナパターン312と電気的に接続している。また、アンテナパターン362の形成領域のうち、アンテナパターン361と対向する側の端部領域は、ビアホール354が形成された領域を含む。そして、アンテナパターン362は、ビアホール354を介して、配線層L1の実装パッド322と電気的に接続している。
ここで、基板20aの上面方向から見たとき、アンテナパターン311,361を含む領域と、アンテナパターン312,362を含む領域とは、それぞれの基板20a,20bの長手方向の長さが同じになることが望ましい。
以上の構成により、ICパッケージ10c内のICチップは、信号端子である接続端子T9を介して、アンテナパターン361,311と電気的に接続する。また、ICチップは、信号端子である接続端子T10を介して、アンテナパターン362,312と電気的に接続する。そして、ICチップは、アンテナパターン311,312,361,362を介して、外部装置から電力の供給を受けるとともに、外部装置との間で信号を送受信する。また、アンテナパターン311,312,361,362は、ダイポールアンテナとして動作する。すなわち、アンテナパターン311,361は、ビアホール353を給電点とするダイポールアンテナの一方のエレメントとして機能し、アンテナパターン312,362は、ビアホール354を給電点とするダイポールアンテナの他方のエレメントとして機能する。
以上の第4の実施の形態では、アンテナパターンを配線層L1,L2に分離して形成した。そして、配線層L1では、ICパッケージ10cが実装される領域を除く領域に、アンテナパターン311,312を形成して、ICパッケージ10cのダミー端子がアンテナパターン311,312に接触しなくなるようにした。これにより、ICパッケージ10cとして、ダミー端子独立型またはダミー端子接続型のどちらのタイプのものも使用可能になり、汎用性が高まる。
また、配線層L2には、ICパッケージ10cの下側となる領域にアンテナパターン361,362を形成した。そして、アンテナパターン361,362を、それぞれ配線層L1のアンテナパターン311,312とビアホール351,352を介して電気的に接続するとともに、ビアホール353,354を介してICパッケージ10cの信号端子と電気的に接続した。これにより、アンテナとしての有効領域は、ICパッケージ10cの下側領域に対して拡大される。特に、アンテナとしての有効領域は、ICパッケージ10cの外装およびダミー端子の下側領域に拡大される。従って、RFIDタグ全体の大きさを大きくすることなく、ICチップが通信可能な距離を長くすることができる。
なお、上記のRFIDタグ300において、ICパッケージ10cのダミー端子と接続するための実装パッド331〜340は、必ずしも形成されなくてもよい。ただし、特に、ICパッケージ10cとして、ダミー端子接続型のものが適用される場合には、実装パッド331〜340が形成されていることが望ましい。ダミー端子接続型のICパッケージでは、ダミー端子の電位がグランドとされることが要求される場合が多い。このような場合に、ダミー端子を接続するための実装パッド331〜340を形成しておくことで、これらの実装パッド331〜340を介して、ダミー端子の電位をグランドとすることができる。実装パッド331〜340は、例えば、RFIDタグ300の外部のグランド端子や、RFIDタグ300の基板に形成されたグランド配線などに接続されることが望ましい。
また、上記の第4の実施の形態では、配線層L2を基板20bの上面に形成していたが、例えば、配線層L2を基板20aの下面に形成してもよい。この場合、アンテナパターン361,362が、基板20aの下面に形成される。また、この場合には、RFIDタグは、基板20bを備えていなくてもよい。
また、上記の第4の実施の形態では、接続端子T9,T10を信号端子とした場合を例示したが、適用可能なICパッケージはこのような構成に限らない。例えば、上記と同様の基板および配線パターンの基本構成に対して、同じ端部側に設けられた接続端子のうちの2つを信号端子としたICパッケージを適用可能である。この場合、信号端子とした接続端子やダミー端子とした接続端子の位置に応じて、信号端子接続用の実装パッドやダミー端子接続用の実装パッドの位置が適宜設定される。さらに、次の第5の実施の形態に示すように、対向する端部にそれぞれ配置された接続端子を信号端子としたICパッケージを適用することも可能である。
〔第5の実施の形態〕
図11は、第5の実施の形態のRFIDタグの構成を示す平面図である。また、図12は、配線パターンの形状を示す図である。図12(A)は第1の配線層(L1)の配線パターンを、図12(B)は第2の配線層(L2)の配線パターンをそれぞれ示す。なお、図11,図12では、図8,図9に対応する構成要素には同じ符号を付して示している。
本実施の形態のRFIDタグ300aにおいて、基板20aに実装されるICパッケージ10dは、12個の接続端子T1〜T12を備えている。そして、本実施の形態では、接続端子T3,T9が信号端子となっており、その他の接続端子T1,T2,T4〜T8,T10〜T12がダミー端子となっている。第4の実施の形態と同様に、ICパッケージ10dとしては、ダミー端子独立型またはダミー端子接続型のどちらのタイプが適用されてもよい。
また、RFIDタグ300aは、第4の実施の形態と同様に、互いに貼り合わされた基板20a,20bを備え、基板20aの上面にICパッケージ10dが実装される。また、基板20aの上面の配線層L1には、中間領域21を挟んで、それぞれ長方形または正方形のアンテナパターン311,312が形成されている。アンテナパターン311,312は、少なくとも基板20aの短手方向の長さがともに同じとされている。アンテナパターン311,312のそれぞれの中間領域21側の端部領域には、基板20bの上面の配線層L2と電気的に接続するためのビアホール351,352がそれぞれ形成されている。
中間領域21には、信号端子と接続するための実装パッド371,372と、ダミー端子と接続するための実装パッド381〜390とが形成されている。ICパッケージ10dが基板20aに実装されたとき、実装パッド371,372は、信号端子である接続端子T3,T9にそれぞれ電気的に接続する。また、実装パッド381〜390は、ダミー端子である接続端子T1,T2,T4〜T8,T10〜T12にそれぞれ電気的に接続し、例えば、ICチップのグランド配線として使用される。さらに、実装パッド371,372には、配線層L2と電気的に接続するためのビアホール371a,372aが形成されている。なお、第4の実施の形態と同様に、ダミー端子と接続するための実装パッド381〜390は、必須の構成要素ではない。
配線層L2には、アンテナパターン391,392が形成されている。アンテナパターン391,392は、第4の実施の形態のアンテナパターン361,362と同様に、基板20bの中央部付近に形成され、基板20bの中央部で互いに離間している。また、アンテナパターン391,392は、少なくとも基板20bの短手方向に対する長さがともに同じとされている。
アンテナパターン391における、アンテナパターン392と対向する側とは反対側の端部領域は、ビアホール351が形成された領域を含む。そして、アンテナパターン391は、ビアホール351を介して配線層L1のアンテナパターン311と電気的に接続している。また、アンテナパターン392における、アンテナパターン391と対向する側とは反対側の端部領域は、ビアホール352が形成された領域を含む。そして、アンテナパターン392は、ビアホール352を介して配線層L1のアンテナパターン312と電気的に接続している。
アンテナパターン391,392は、少なくとも基板20bの短手方向の長さが同じ長方形または正方形の領域を有する。さらに、それらの長方形または正方形の領域における対向する端部には、凸部391a,392aが互い違いに形成されている。凸部391aは、ビアホール371aが形成された領域を含む。そして、アンテナパターン391は、ビアホール371aを介して配線層L1の実装パッド371と電気的に接続している。また、凸部392aは、ビアホール372aが形成された領域を含む。そして、アンテナパターン392は、ビアホール372aを介して配線層L1の実装パッド372と電気的に接続している。
ここで、ビアホール371a,372aが形成される位置は、基板20a,20bの長手方向に対するアンテナパターン311,312,391,392の全体の長さの中央とされることが望ましい。
以上の構成により、ICパッケージ10d内のICチップは、信号端子である接続端子T9を介して、アンテナパターン391,311と電気的に接続する。また、ICチップは、信号端子である接続端子T3を介して、アンテナパターン392,312と電気的に接続する。そして、ICチップは、アンテナパターン311,312,391,392を介して、外部装置から電力の供給を受けるとともに、外部装置との間で信号を送受信する。また、アンテナパターン311,312,391,392は、ダイポールアンテナとして動作する。すなわち、アンテナパターン311,391は、ビアホール371aを給電点とするダイポールアンテナの一方のエレメントとして機能し、アンテナパターン312,392は、ビアホール372aを給電点とするダイポールアンテナの他方のエレメントとして機能する。
以上の第5の実施の形態では、第4の実施の形態と同様に、ICパッケージ10dとして、ダミー端子独立型またはダミー端子接続型のどちらのタイプのものも使用可能になり、汎用性が高まる。また、アンテナとしての有効領域がICパッケージ10dの下側領域に対して拡大されたことにより、RFIDタグ全体の大きさを大きくすることなく、ICチップが通信可能な距離を長くすることができる。
なお、上記の第5の実施の形態では、配線層L2を基板20bの上面に形成していたが、例えば、配線層L2を基板20aの下面に形成してもよい。この場合、アンテナパターン391,392が、基板20aの下面に形成される。また、この場合には、RFIDタグは、基板20bを備えていなくてもよい。
〔第6の実施の形態〕
図13は、第6の実施の形態のRFIDタグの構成を示す図である。図13(A)は平面図、図13(B)は正面図を示す。また、図14は、配線パターンの形状を示す図である。図14(A)は第1の配線層(L1)の配線パターンを、図14(B)は第2の配線層(L2)の配線パターンをそれぞれ示す。さらに、図15は、第6の実施の形態のRFIDタグの断面図である。この図15は、図13中のE−E矢視の断面図を示している。なお、図13〜図15では、図8〜図10に対応する構成要素には同じ符号を付して示している。
本実施の形態のRFIDタグ400は、第4の実施の形態と同様に、互いに貼り合わされた2層の基板20a,20bを備え、上側の基板20aの上面にICパッケージ10cが実装されている。ただし、本実施の形態では、ICパッケージ10cは、基板20aの上方向から見て、第4の実施の形態の場合とは90度分だけ右方向に回転された状態で、基板20aに実装されている。
ICパッケージ10cは、第4の実施の形態で適用されたものと同じ構成を有する。すなわち、ICパッケージ10cは、12個の接続端子T1〜T12を備えており、接続端子T9,T10が信号端子となっており、その他の接続端子T1〜T8,T11,T12がダミー端子となっている。また、ICパッケージ10cとしては、ダミー端子独立型またはダミー端子接続型のどちらのタイプが適用されてもよい。
基板20aの上面の配線層L1には、配線パターンとして、アンテナパターン411,412と、信号端子接続用の実装パッド421と、ダミー端子接続用の実装パッド431〜440とが形成されている。アンテナパターン411,412は、基板20aの中間領域22を挟んで、その両側に形成される。アンテナパターン411は、長方形の中間領域22側の端部に凸部411aが形成された形状を有している。アンテナパターン412は、長方形または正方形の形状を有している。アンテナパターン411,412の基板20aの短手方向に対する長さは、ともに同じとされている。
なお、アンテナパターン411,412は、基板20aの上面のうち中間領域22を除く領域の略全面を覆うように形成され、これによりアンテナとしての有効面積が大きくされている。また、アンテナパターン411,412の形成領域は、中間領域22を除き、基板20aの上面の周縁部まで拡大されていてもよい。
また、アンテナパターン411において、凸部411aは、その領域の一部が実装パッド438と実装パッド439との間の領域を含み、なおかつ、隣接する実装パッド438,421と接触しないように形成される。凸部411aは、ICパッケージ10cが基板20aに実装されたときに、信号端子である接続端子T9と電気的に接続する。一方、アンテナパターン412の形成領域のうち、中間領域22側の端部領域には、配線層L2と電気的に接続するためのビアホール451が形成されている。
中間領域22には、ICパッケージ10cが実装される。そして、実装パッド421,431〜440は、中間領域22に形成されている。実装パッド421は、ICパッケージ10cが中間領域22に実装されたとき、信号端子である接続端子T10と電気的に接続する。また、実装パッド421の形成領域の一部には、配線層L2と電気的に接続するためのビアホール452が形成されている。一方、実装パッド431〜440は、ICパッケージ10cが中間領域22に実装されたとき、ダミー端子である接続端子T1〜T8,T11,T12とそれぞれ電気的に接続し、例えば、ICチップのグランド配線として使用される。
なお、実装パッド431〜436は、一体に形成されていてもよい。また、実装パッド437,438、および、実装パッド439,440も、それぞれ一体に形成されていてもよい。また、第4の実施の形態と同様に、ダミー端子との接続用の実装パッド431〜440は、必須の構成要素ではない。
また、基板20bの上面の配線層L2には、配線パターンとして、アンテナパターン461が形成されている。アンテナパターン461は、基板20aの中間領域22の下側に形成され、その形成領域には、ビアホール451,452が形成された領域が含まれている。そして、アンテナパターン461は、ビアホール451を介して、配線層L1のアンテナパターン412と電気的に接続し、ビアホール452を介して、配線層L1の実装パッド421と電気的に接続している。なお、アンテナパターン461の形成領域は、基板20bの上面において、その短手方向、すなわち図14の上下方向の端部まで拡大されていてもよい。
ここで、凸部411aおよび実装パッド421は、接続端子T9,T10との各接触点が、基板20a,20bの長手方向に対するアンテナパターン411,412,461の全体の長さの中央となるように形成されることが望ましい。
以上の構成により、ICパッケージ10c内のICチップは、信号端子である接続端子T9を介して、アンテナパターン411と電気的に接続する。また、ICチップは、信号端子である接続端子T10を介して、アンテナパターン461,412と電気的に接続する。そして、ICチップは、アンテナパターン411,412,461を介して、外部装置から電力の供給を受けるとともに、外部装置との間で信号を送受信する。また、アンテナパターン411,412,461は、ダイポールアンテナとして動作する。すなわち、アンテナパターン411は、接続端子T9との接続部を給電点とするダイポールアンテナの一方のエレメントとして機能し、アンテナパターン412,461は、ビアホール452を給電点とするダイポールアンテナの他方のエレメントとして機能する。
以上の第6の実施の形態では、第4の実施の形態と同様に、ICパッケージ10cとして、ダミー端子独立型またはダミー端子接続型のどちらのタイプのものも使用可能になり、汎用性が高まる。また、アンテナとしての有効領域がICパッケージ10cの下側領域に対して拡大されたことにより、RFIDタグ全体の大きさを大きくすることなく、ICチップが通信可能な距離を長くすることができる。
なお、上記の第6の実施の形態では、配線層L2を基板20bの上面に形成していたが、例えば、配線層L2を基板20aの下面に形成してもよい。この場合、アンテナパターン461が、基板20aの下面に形成される。また、この場合には、RFIDタグは、基板20bを備えていなくてもよい。
〔第7の実施の形態〕
本実施の形態では、第4の実施の形態で示した配線層L1,L2における配線パターンの構成を用いたループアンテナを備えるRFIDタグについて説明する。
図16は、第7の実施の形態のRFIDタグの構成を示す図である。図16(A)は平面図、図16(B)は正面図、図16(C)は底面図を示す。また、図17は、配線パターンの形状を示す図である。図17(A)は第1の配線層(L1)の配線パターンを、図17(B)は第2の配線層(L2)の配線パターンをそれぞれ示す。さらに、図18は、第7の実施の形態のRFIDタグの断面図である。図18(A)は、図16中のF−F矢視の断面図を示し、図18(B)は、図16中のG−G矢視の断面図を示している。なお、図16〜図18では、図8〜図10に対応する構成要素には同じ符号を付して示している。
本実施の形態のRFIDタグ500は、例として、互いに貼り合わされた3層の基板20a〜20cを備え、最も上側の基板20aの上面にICパッケージ10cが実装されている。基板20a〜20cは、第1〜第3の実施の形態の基板20と同様の絶縁材料により形成されている。基板20aの上面、基板20a,20bの間、基板20b,20cの間、基板20dの下面に、それぞれ配線層L1,L2,L3,L4が形成されている。
本実施の形態では、例として、配線層L2は、基板20bの上面に形成されているものとし、配線層L1,L2,L4に、アンテナパターンや実装パッドなどの平板上の配線パターンが形成される。さらに、本実施の形態では、基板20a〜20cの側面にも、アンテナの一部を構成する平板状の導電材料が配設される。
ICパッケージ10cは、12個の接続端子T1〜T12を備えている。本実施の形態では、第4の実施の形態と同様に、接続端子T9,T10が信号端子となっており、その他の接続端子T1〜T8,T11,T12がダミー端子となっている。ICパッケージ10cとしては、ダミー端子独立型またはダミー端子接続型のどちらのタイプが適用されてもよい。
配線層L1,L2には、配線パターンとして、第4の実施の形態と同様のアンテナパターン、実装パッドおよびビアホールが形成される。すなわち、アンテナパターン511,512,561,562は、第4の実施の形態のアンテナパターン311,312,361,362にそれぞれ対応する。そして、アンテナパターン511,561は、ビアホール551を介して電気的に接続し、アンテナパターン512,562は、ビアホール552を介して電気的に接続している。ただし、アンテナパターン511,512のそれぞれの一端は、基板20aの長手方向の端部まで達している。
信号端子接続用の実装パッド521,522は、第4の実施の形態の実装パッド321,322にそれぞれ対応する。また、ダミー端子接続用の実装パッド531〜540は、第4の実施の形態の実装パッド331〜340にそれぞれ対応する。なお、第4の実施の形態と同様に、ダミー端子接続用の実装パッド531〜540は、必須の構成要素ではない。
実装パッド521,522は、ICパッケージ10cが中間領域21に実装されたとき、信号端子である接続端子T9,T10とそれぞれ電気的に接続する。また、実装パッド531〜540は、ICパッケージ10cが中間領域21に実装されたとき、ダミー端子である接続端子T1〜T8,T11,T12とそれぞれ電気的に接続する。さらに、実装パッド521とアンテナパターン561とは、ビアホール553を介して電気的に接続し、実装パッド522とアンテナパターン562とは、ビアホール554を介して電気的に接続している。
また、本実施の形態では、配線層L4には、平板状のアンテナパターン571が形成されている。アンテナパターン571は、基板20cの下面の長手方向の一端から他端まで達する領域に形成されている。さらに、基板20a〜20cの長手方向に位置するそれぞれの側面には、平板状のアンテナパターン572,573が形成されている。アンテナパターン572,573は、基板20a〜20cの厚さ方向に対して上端から他端まで達する領域に形成されている。そして、アンテナパターン572の一端は配線層L1のアンテナパターン511に電気的に接続され、他端は配線層L4のアンテナパターン571に電気的に接続されている。また、アンテナパターン573の一端は配線層L1のアンテナパターン512に電気的に接続され、他端は配線層L4のアンテナパターン571に電気的に接続されている。
なお、アンテナパターン572,573は、例えば、銅、アルミニウムなど、配線層L1,L2,L4の各配線パターンと同様の導電材料によって形成される。また、アンテナパターン571は、基板20cの下面の全面に形成されていてもよい。また、アンテナパターン572,573は、それぞれ、基板20a〜20cの長手方向に位置する側面の全面に形成されていてもよい。
また、配線層L1,L2,L4の各配線パターンは、例えば、基板20a〜20cのそれぞれの一方の面の全面に銅箔が貼付された後、その銅箔にエッチングを施すことにより形成される。そして、アンテナパターン572,573は、例えば、アンテナパターン511,512,571が基板20a〜20cに形成され、基板20a〜20cが貼り合わされた後、基板20a〜20cの側面に形成される。あるいは、アンテナパターン511,512,571〜573は、例えば、一体の平板状導電材料として形成されて、貼り合わされた基板20a〜20cの周囲に固着されてもよい。
以上の構成により、アンテナパターン511,512,561,562,571〜573は、ビアホール553,554を給電点とするループアンテナとして動作する。そして、ICパッケージ10c内のICチップは、信号端子である接続端子T9,T10を介して、ループアンテナの両端と電気的に接続する。ICチップは、ループアンテナを介して、外部装置から電力の供給を受けるとともに、外部装置との間で信号を送受信する。
以上の第7の実施の形態では、第4の実施の形態と同様に、ICパッケージ10cとして、ダミー端子独立型またはダミー端子接続型のどちらのタイプのものも使用可能になり、汎用性が高まる。また、ループアンテナの端部領域を、ICパッケージ10cの実装面とは異なる配線層L2に形成し、ICパッケージ10cとループアンテナとをビアホールを介して結線した。これにより、ループアンテナの有効領域がICパッケージ10cの下側領域に対して拡大された。従って、RFIDタグ全体の大きさを大きくすることなく、ICチップが通信可能な距離を長くすることができる。
なお、上記の第7の実施の形態において、配線層L2に形成した配線パターンは、例えば、基板20aの下面、基板20bの下面、基板20cの上面のいずれかに形成されてもよい。また、上記の第7の実施の形態では、例として3層の積層基板を用いたが、上記のようなループアンテナの構成は、3層以上の配線層を備える2層以上の積層基板によって実現することが可能である。
また、上記の第7の実施の形態では、同じ端部側に設けられた2つの接続端子を信号端子としたICパッケージを用いた場合について示したが、その他に例えば、対向する端部にそれぞれ配置された接続端子を信号端子としたICパッケージを適用することも可能である。この場合、例えば、第7の実施の形態における配線層L1,L2の配線パターンに代えて、図11,図12に示した配線層L1,L2の配線パターンを適用すればよい。
〔第8の実施の形態〕
本実施の形態では、第6の実施の形態で示した配線層L1,L2における配線パターンの構成を用いたループアンテナを備えるRFIDタグについて説明する。
図19は、第8の実施の形態のRFIDタグの構成を示す図である。図19(A)は平面図、図19(B)は正面図、図19(C)は底面図を示す。また、図20は、配線パターンの形状を示す図である。図20(A)は第1の配線層(L1)の配線パターンを、図20(B)は第2の配線層(L2)の配線パターンをそれぞれ示す。さらに、図21は、第8の実施の形態のRFIDタグの断面図である。この図21は、図19中のH−H矢視の断面図を示している。なお、図19〜図21では、図13〜図15および図16〜図18に対応する構成要素には同じ符号を付して示している。
本実施の形態のRFIDタグ600は、例として、第7の実施の形態と同様に、互いに貼り合わされた3層の基板20a〜20cを備え、最も上側の基板20aの上面にICパッケージ10cが実装されている。本実施の形態では、特に、配線層L1,L2,L4に、平板状の導電材料による配線パターンが形成される。さらに、基板20a〜20cの側面にも、アンテナパターンの一部を構成する平板状の導電材料が形成される。
ICパッケージ10cは、12個の接続端子T1〜T12を備えている。本実施の形態では、第4の実施の形態と同様に、接続端子T9,T10が信号端子となっており、その他の接続端子T1〜T8,T11,T12がダミー端子となっている。ICパッケージ10cとしては、ダミー端子独立型またはダミー端子接続型のどちらのタイプが適用されてもよい。
配線層L1,L2には、配線パターンとして、第6の実施の形態と同様のアンテナパターン、実装パッドおよびビアホールが形成される。すなわち、アンテナパターン611,612,661は、第6の実施の形態のアンテナパターン411,412,461にそれぞれ対応する。アンテナパターン611の中間領域22側の端部には凸部611aが形成されており、凸部611aは、第6の実施の形態の凸部411aに対応する。また、アンテナパターン612,661は、ビアホール651を介して電気的に接続している。ただし、アンテナパターン611,612のそれぞれの一端は、基板20aの長手方向の端部まで達している。
信号端子接続用の実装パッド621は、第6の実施の形態の実装パッド421に対応する。また、ダミー端子接続用の実装パッド631〜640は、第6の実施の形態の実装パッド431〜440にそれぞれ対応する。アンテナパターン611の凸部611aは、実装パッド621と実装パッド638との間に配置される。なお、第6の実施の形態と同様に、ダミー端子接続用の実装パッド631〜640は、必須の構成要素ではない。
ICパッケージ10cが中間領域22に実装されたとき、アンテナパターン611の凸部611aは、信号端子である接続端子T9と電気的に接続し、実装パッド621は、信号端子である接続端子T10と電気的に接続する。また、実装パッド631〜640は、ICパッケージ10cが中間領域22に実装されたとき、ダミー端子である接続端子T1〜T8,T11,T12とそれぞれ電気的に接続する。さらに、実装パッド621とアンテナパターン661とは、ビアホール652を介して電気的に接続している。
また、本実施の形態では、配線層L4には、平板状のアンテナパターン671が形成されている。さらに、基板20a〜20cの長手方向に位置するそれぞれの側面には、平板状のアンテナパターン672,673が形成されている。これらのアンテナパターン671〜673は、第7の実施の形態のアンテナパターン571〜573に対応する。アンテナパターン672の一端は配線層L1のアンテナパターン611に電気的に接続され、他端は配線層L4のアンテナパターン671に電気的に接続されている。また、アンテナパターン673の一端は配線層L1のアンテナパターン612に電気的に接続され、他端は配線層L4のアンテナパターン671に電気的に接続されている。
以上の構成により、アンテナパターン611,612,661,671〜673は、接続端子T9と凸部611aとの接続点およびビアホール652をそれぞれ給電点とするループアンテナとして動作する。そして、ICパッケージ10c内のICチップは、信号端子である接続端子T9,T10を介して、ループアンテナの両端と電気的に接続する。ICチップは、ループアンテナを介して、外部装置から電力の供給を受けるとともに、外部装置との間で信号を送受信する。
以上の第8の実施の形態では、第6の実施の形態と同様に、ICパッケージ10cとして、ダミー端子独立型またはダミー端子接続型のどちらのタイプのものも使用可能になり、汎用性が高まる。また、ループアンテナの一方の端部領域を、ICパッケージ10cの実装面とは異なる配線層L2に形成し、ICパッケージ10cとループアンテナとをビアホールを介して結線した。これにより、ループアンテナの有効領域がICパッケージ10cの下側領域に対して拡大された。従って、RFIDタグ全体の大きさを大きくすることなく、ICチップが通信可能な距離を長くすることができる。
なお、上記の第8の実施の形態において、配線層L2に形成した配線パターンは、例えば、基板20aの下面、基板20bの下面、基板20cの上面のいずれかに形成されてもよい。また、上記の第8の実施の形態では、例として3層の積層基板を用いたが、上記のようなループアンテナの構成は、3層以上の配線層を備える2層以上の積層基板によって実現することが可能である。
〔第9の実施の形態〕
本実施の形態では、平面パッチアンテナを備えたRFIDタグの構成例について説明する。
図22は、第9の実施の形態のRFIDタグの構成を示す図である。図22(A)は平面図、図22(B)は正面図、図22(C)は底面図を示す。また、図23は、配線パターンの形状を示す図である。図23(A)は第1の配線層(L1)の配線パターンを、図23(B)は第2の配線層(L2)の配線パターンをそれぞれ示す。さらに、図24は、第9の実施の形態のRFIDタグの断面図である。この図24は、図22中のI−I矢視の断面図を示している。なお、図19〜図21では、図13〜図18に対応する構成要素には同じ符号を付して示している。
本実施の形態のRFIDタグ700は、例として、互いに貼り合わされた3層の基板20d〜20fを備え、最も上側の基板20aの上面にICパッケージ10cが実装されている。基板20d〜20fは、第7,第8の実施の形態の基板20a〜20cと同様の絶縁材料により形成されている。基板20dの上面、基板20d,20eの間、基板20e,20fの間、基板20fの下面に、それぞれ配線層L1,L2,L3,L4が形成されている。
本実施の形態では、例として、配線層L2は、基板20eの上面に形成されているものとし、配線層L1,L2,L4に、アンテナパターンや実装パッドなどの平板上の配線パターンが形成される。さらに、本実施の形態では、基板20d〜20fの側面の一部にも平板状の導電材料が配設される。
ICパッケージ10cは、12個の接続端子T1〜T12を備えている。本実施の形態では、第7の実施の形態と同様に、接続端子T9,T10が信号端子となっており、その他の接続端子T1〜T8,T11,T12がダミー端子となっている。ICパッケージ10cとしては、ダミー端子独立型またはダミー端子接続型のどちらのタイプが適用されてもよい。
配線層L1には、配線パターンとして、アンテナパターン711と、実装パッド721〜732とが形成されている。基板20dの上面の一端側は、ICパッケージ10cを実装するためのパッケージ実装領域23とされ、アンテナパターン711は、パッケージ実装領域23を回避する領域に形成される。アンテナパターン711は、長方形または正方形の形状を有し、その一端には、配線層L2と電気的に接続するためのビアホール741が形成されている。
実装パッド721〜732は、パッケージ実装領域23に形成される。実装パッド721〜726は、アンテナパターン711の形成領域側に並列配置され、実装パッド727〜732は、その反対側の基板20dの端部付近に並列配置される。そして、パッケージ実装領域23にICパッケージ10cが実装されたとき、実装パッド721〜732は、それぞれ接続端子T1〜T12と電気的に接続する。すなわち、実装パッド729,730は信号端子と電気的に接続し、実装パッド721〜728,731,732はダミー端子と電気的に接続する。実装パッド721〜728,731,732は、例えば、ICチップのグランド配線として使用される。なお、これらの実装パッド721〜728,731,732は、前述の第4の実施の形態と同様に、必須の構成要素ではない。
実装パッド729は、基板20dの端部まで延伸されており、基板20d〜20fの側面に平板状に形成された接続パターン729aと電気的に接続される。また、実装パッド730には、配線層L2と電気的に接続するためのビアホール742が形成されている。
配線層L2には、配線パターンとして、アンテナパターン712が形成されている。アンテナパターン712は、長方形または正方形の形状を有し、ビアホール741,742の形成領域を含むように形成される。そして、アンテナパターン712は、ビアホール741を介して、配線層L1のアンテナパターン711と電気的に接続し、ビアホール742を介して、配線層L1の実装パッド730と電気的に接続する。
配線層L3の全面には、グランド電位とされる平板状のグランドパターン713が形成されている。グランドパターン713は、基板20d〜20fの側面に形成された接続パターン729aを介して、配線層L1の実装パッド729と電気的に接続している。グランドパターン713は、接続パターン729aと接続されていれば、必ずしも配線層L3の全面に形成されなくてもよい。
なお、接続パターン729aは、例えば、実装パッド729およびグランドパターン713がそれぞれ基板20d,20fに形成され、基板20d〜20fが貼り合わされた後、基板20d〜20fの側面に形成される。また、接続パターン729aは、例えば、実装パッド729と一体、あるいは実装パッド729およびグランドパターン713と一体に形成されて、貼り合わされた基板20d〜20fの周囲に固着されてもよい。また、実装パッド729とグランドパターン713とは、接続パターン729aの代わりに、例えば、ビアホールによって電気的に接続されてもよい。
以上の構成により、ICパッケージ10c内のICチップは、接続端子T9、実装パッド729および接続パターン729aを介して、配線層L4のグランドパターン713と電気的に接続する。一方、ビアホール741により電気的に接続されたアンテナパターン711,712は、ビアホール742を給電点とする平面パッチアンテナとして動作する。そして、ICパッケージ10c内のICチップは、接続端子T10、実装パッド730およびビアホール742を介して、平面パッチアンテナと電気的に接続する。ICチップは、平面パッチアンテナを介して、外部装置から電力の供給を受けるとともに、外部装置との間で信号を送受信する。
以上の第9の実施の形態では、ICパッケージ10cとして、ダミー端子独立型またはダミー端子接続型のどちらのタイプのものも使用可能になり、汎用性が高まる。また、平面パッチアンテナの一部領域を、ICパッケージ10cの実装面とは異なる配線層L2に形成し、ICパッケージ10cと平面パッチアンテナの端部とをビアホールを介して結線した。これにより、平面パッチアンテナの有効領域がICパッケージ10cの下側領域に対して拡大された。従って、RFIDタグ全体の大きさを大きくすることなく、ICチップが通信可能な距離を長くすることができる。
なお、上記の第9の実施の形態において、配線層L2に形成した配線パターンは、例えば、基板20dの下面、基板20eの下面、基板20fの上面のいずれかに形成されてもよい。また、上記の第9の実施の形態では、例として3層の積層基板を用いたが、上記のような平面パッチアンテナの構成は、3層以上の配線層を備える2層以上の積層基板によって実現することが可能である。
以上の各実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1) 非接触通信型の半導体チップがその内部に封入され、前記半導体チップに電気的に接続されて前記半導体チップが信号を送受信するための信号端子と前記半導体チップと電気的に絶縁されているダミー端子とを含む複数の接続端子が、その外部に配設された半導体パッケージと、
上面に前記半導体パッケージが実装される基板と、
前記基板の上面と平行な面に少なくとも形成され、前記信号端子と電気的に接続する平板状のアンテナパターンと、
を有し、
前記アンテナパターンは、前記ダミー端子を含む前記半導体パッケージの下側領域の少なくとも一部と重なって延設されていることを特徴とするRFIDタグ。
(付記2) 前記基板は、絶縁基材を介してそれぞれ配設された複数の配線層を備え、
前記アンテナパターンは、
前記基板の上面に配設された第1の配線層の領域のうち前記半導体パッケージが実装された領域を除く領域に形成された第1のパターンと、
前記第1の配線層とは別の第2の配線層の領域のうち少なくとも前記半導体パッケージの下側領域の一部を含む領域に形成され、前記第1のパターンおよび前記信号端子とそれぞれビアホールを介して電気的に接続された第2のパターンと、
を備えることを特徴とする付記1記載のRFIDタグ。
(付記3) 前記第1の配線層には、前記半導体パッケージが実装されたときに前記信号端子と接触する導体パッドが形成され、前記導体パッドと前記第2のパターンとがビアホールを介して電気的に接続されたことを特徴とする付記2記載のRFIDタグ。
(付記4) 前記半導体パッケージは、前記信号端子として第1の信号端子と第2の信号端子とを備え、
前記アンテナパターンは、
前記第1の配線層において、前記半導体パッケージが実装された領域を挟んで前記第1のパターンとは反対側に形成された第3のパターンと、
前記第2の配線層の領域のうち、前記第1のパターンの下側領域の一部と前記半導体パッケージの下側領域の一部とを含む領域に形成され、前記第1のパターンおよび前記第1の信号端子とそれぞれビアホールを介して電気的に接続された前記第2のパターンと、
前記第2の配線層の領域のうち、前記第3のパターンの下側領域の一部と前記半導体パッケージの下側領域の一部とを含む領域に形成され、前記第3のパターンおよび前記第2の信号端子とそれぞれビアホールを介して電気的に接続され、前記第2のパターンと離間した第4のパターンと、
を備えたことを特徴とする付記2記載のRFIDタグ。
(付記5) 前記第1のパターンおよび前記第2のパターンがダイポールアンテナの一方のエレメントとして機能し、前記第3のパターンおよび前記第4のパターンがダイポールアンテナの他方のエレメントとして機能することを特徴とする付記4記載のRFIDタグ。
(付記6) 前記第1の配線層には、前記半導体パッケージが実装されたときに前記第1の信号端子および前記第2の信号端子とそれぞれ接触する第1の導体パッドおよび第2の導体パッドが形成され、前記第1の導体パッドと前記第2のパターンとがビアホールを介して電気的に接続され、前記第2の導体パッドと前記第4のパターンとがビアホールを介して電気的に接続されたことを特徴とする付記4記載のRFIDタグ。
(付記7) 前記アンテナパターンは、
前記第2の配線層に対して前記第1の配線層とは反対側に配設された第3の配線層に形成された第5のパターンと、
前記半導体パッケージが実装された領域より前記第1のパターンが形成された方向に位置する前記基板の端面に平板状に形成され、前記第1のパターンと前記第5のパターンとを電気的に接続する第6のパターンと、
前記半導体パッケージが実装された領域より前記第3のパターンが形成された方向に位置する前記基板の端面に平板状に形成され、前記第3のパターンと前記第5のパターンとを電気的に接続する第7のパターンと、
を備え、
前記第1〜第7のパターンがループアンテナとして機能することを特徴とする付記4記載のRFIDタグ。
(付記8) 前記半導体パッケージは、前記信号端子として第1の信号端子と第2の信号端子とを備え、
前記アンテナパターンは、前記第1の配線層において、前記半導体パッケージが実装された領域を挟んで反対側に形成された第1の領域と、前記第1の領域における、前記半導体パッケージが実装された領域側の端部に突出して形成された第2の領域とを含む第3のパターンであって、前記第2の領域が、前記接続端子のうち前記第1の信号端子のみと接触する第3のパターンを備え、
前記第2のパターンは、前記第2の信号端子とビアホールを介して電気的に接続されたことを特徴とする付記2記載のRFIDタグ。
(付記9) 前記第2のパターンの前記第1の領域がダイポールアンテナの一方のエレメントとして機能し、前記第1のパターンおよび前記第2のパターンがダイポールアンテナの他方のエレメントとして機能することを特徴とする付記8記載のRFIDタグ。
(付記10) 前記第1の配線層には、前記半導体パッケージが実装されたときに前記第2の信号端子と接触する導体パッドが形成され、前記導体パッドと前記第2のパターンとがビアホールを介して電気的に接続されたことを特徴とする付記8記載のRFIDタグ。
(付記11) 前記接続端子のうち、前記第1の信号端子および前記第2の信号端子を含む第1の接続端子群は、前記半導体パッケージの一方の端部に配設され、前記接続端子のうち前記第1の接続端子群以外の第2の接続端子群は、前記半導体パッケージの他方の端部に配設され、
前記半導体パッケージは、前記一方の端部が前記第2のパターンが形成された方向を向き、前記他方の端部が前記第1のパターンが形成された方向を向くように、前記基板の前記第1の配線層に実装されることを特徴とする付記8記載のRFIDタグ。
(付記12) 前記アンテナパターンは、
前記第2の配線層に対して前記第1の配線層とは反対側に配設された第3の配線層に形成された第4のパターンと、
前記半導体パッケージが実装された領域より前記第1のパターンが形成された方向に位置する前記基板の端面に平板状に形成され、前記第1のパターンと前記第4のパターンとを電気的に接続する第5のパターンと、
前記半導体パッケージが実装された領域より前記第3のパターンが形成された方向に位置する前記基板の端面に平板状に形成され、前記第3のパターンと前記第4のパターンとを電気的に接続する第6のパターンと、
を備え、
前記第1〜第6のパターンがループアンテナとして機能することを特徴とする付記8記載のRFIDタグ。
(付記13) 前記半導体パッケージは、前記信号端子として第1の信号端子と第2の信号端子とを備え、
前記アンテナパターンは、前記第2の配線層に対して前記第1の配線層とは反対側に配設された第3の配線層に形成され、ビアホール、または、前記基板の側面に形成された導体パターンを介して、前記第1の信号端子と電気的に接続された第3のパターンを備え、
前記第2のパターンは、前記第2の信号端子に対してビアホールを介して電気的に接続され、
前記第3のパターンの電位がグランドとされ、前記第1のパターンおよび前記第2のパターンが平面パッチアンテナとして機能することを特徴とする付記1記載のRFIDタグ。
(付記14) 前記半導体パッケージは、前記信号端子として第1の信号端子と第2の信号端子とを備え、
前記アンテナパターンは、
前記第1の信号端子に接触する第1のパターンと、
前記基板上の前記第1のパターンと同じ面に前記第1のパターンと離間して形成され、前記第2の信号端子に接触する第2のパターンと、
を備え、
前記第1のパターンがダイポールアンテナの一方のエレメントとして機能し、前記第2のパターンがダイポールアンテナの他方のエレメントとして機能することを特徴とする付記1記載のRFIDタグ。
(付記15) 前記ダミー端子は、前記半導体パッケージの内部回路と電気的に絶縁されており、前記第1のパターンまたは前記第2のパターンのいずれか一方と接合されていることを特徴とする付記14記載のRFIDタグ。
(付記16) 前記半導体パッケージにおいて、前記ダミー端子は、前記半導体チップが封入されたパッケージ外装の少なくとも対向する2辺から外側に伸びた状態で配設されていることを特徴とする付記1〜15のいずれか1つに記載のRFIDタグ。
10 ICパッケージ
11 外装
12 ICチップ
13 リードフレーム
14a,14b ボンディングワイヤ
20 基板
100 RFIDタグ
111,112 アンテナパターン
T1〜T12 接続端子

Claims (6)

  1. 非接触通信型の半導体チップがその内部に封入され、前記半導体チップに電気的に接続されて前記半導体チップが信号を送受信するための信号端子と前記半導体チップと電気的に絶縁されているダミー端子とを含む複数の接続端子が、その外部に配設された半導体パッケージと、
    上面に前記半導体パッケージが実装される基板と、
    前記基板の上面と平行な面に少なくとも形成され、前記信号端子と電気的に接続する平板状のアンテナパターンと、
    を有し、
    前記アンテナパターンは、前記ダミー端子を含む前記半導体パッケージの下側領域の少なくとも一部と重なって延設されていることを特徴とするRFIDタグ。
  2. 前記基板は、絶縁基材を介してそれぞれ配設された複数の配線層を備え、
    前記アンテナパターンは、
    前記基板の上面に配設された第1の配線層の領域のうち前記半導体パッケージが実装された領域を除く領域に形成された第1のパターンと、
    前記第1の配線層とは別の第2の配線層の領域のうち少なくとも前記半導体パッケージの下側領域の一部を含む領域に形成され、前記第1のパターンおよび前記信号端子とそれぞれビアホールを介して電気的に接続された第2のパターンと、
    を備えることを特徴とする請求項1記載のRFIDタグ。
  3. 前記半導体パッケージは、前記信号端子として第1の信号端子と第2の信号端子とを備え、
    前記アンテナパターンは、
    前記第1の配線層において、前記半導体パッケージが実装された領域を挟んで前記第1のパターンとは反対側に形成された第3のパターンと、
    前記第2の配線層の領域のうち、前記第1のパターンの下側領域の一部と前記半導体パッケージの下側領域の一部とを含む領域に形成され、前記第1のパターンおよび前記第1の信号端子とそれぞれビアホールを介して電気的に接続された前記第2のパターンと、
    前記第2の配線層の領域のうち、前記第3のパターンの下側領域の一部と前記半導体パッケージの下側領域の一部とを含む領域に形成され、前記第3のパターンおよび前記第2の信号端子とそれぞれビアホールを介して電気的に接続され、前記第2のパターンと離間した第4のパターンと、
    を備えたことを特徴とする請求項2記載のRFIDタグ。
  4. 前記アンテナパターンは、
    前記第2の配線層に対して前記第1の配線層とは反対側に配設された第3の配線層に形成された第5のパターンと、
    前記半導体パッケージが実装された領域より前記第1のパターンが形成された方向に位置する前記基板の端面に平板状に形成され、前記第1のパターンと前記第5のパターンとを電気的に接続する第6のパターンと、
    前記半導体パッケージが実装された領域より前記第3のパターンが形成された方向に位置する前記基板の端面に平板状に形成され、前記第3のパターンと前記第5のパターンとを電気的に接続する第7のパターンと、
    を備え、
    前記第1〜第7のパターンがループアンテナとして機能することを特徴とする請求項3記載のRFIDタグ。
  5. 前記半導体パッケージは、前記信号端子として第1の信号端子と第2の信号端子とを備え、
    前記アンテナパターンは、前記第1の配線層において、前記半導体パッケージが実装された領域を挟んで反対側に形成された第1の領域と、前記第1の領域における、前記半導体パッケージが実装された領域側の端部に突出して形成された第2の領域とを含む第3のパターンであって、前記第2の領域が、前記接続端子のうち前記第1の信号端子のみと接触する第3のパターンを備え、
    前記第2のパターンは、前記第2の信号端子とビアホールを介して電気的に接続されたことを特徴とする請求項2記載のRFIDタグ。
  6. 前記半導体パッケージにおいて、前記ダミー端子は、前記半導体チップが封入されたパッケージ外装の少なくとも対向する2辺から外側に伸びた状態で配設されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のRFIDタグ。
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