JP2011011523A - 多色成形方法、多色成形装置及び多色成形部品 - Google Patents

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Abstract

【課題】耐久性がよく、形状の自由度が高い成形部品を製造することができる多色成形方法、多色成形装置及び製造された多色成形部品を提供すること。
【解決手段】分離された第1及び第2のキャビティ部材10a及び10bの間に、インモールド層13が形成された基材フィルム14が配置される。これにより1次成形樹脂15が射出される際の基材フィルム14の変形を主に凹部3内に抑えることができ、基材フィルム14の変形量を小さくすることができる。これにより、貫通孔2及び凹部3からなる1次キャビティ8の形状の設定範囲を大きくすることができ、形状の自由度の高い1次成形層15’を成形することができる。また、インモールド層13は、1次成形層15’の接着面17に転写されるので、インモールド層13が露出しないように、2次成形層18’を成形することが容易となる。これにより、耐久性のよい多色成形部品を成形することができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、異なる樹脂材料を用いて一体の成形品を成形する多色成形方法、多色成形装置及び多色成形部品に関する。
従来から、以下のような2色成形法が知られている。まず絵柄層等が形成された基体シートを挟み込むように1次成形用キャビティ型とコア型とが型閉めされ、溶融した1次成形樹脂が射出されることで、表面に絵柄層が転写した1次成形樹脂部が成形される。そして1次成形樹脂部が装着されたコア型と2次成形用キャビティ型とが型閉めされ、2次成形樹脂が射出されることで、1次成形樹脂部の表面を覆うように2次成形樹脂部が成形される(例えば、特許文献1の図9等参照)。この2色成形法で製造された成形部品では、1次成形樹脂部に転写された絵柄層が2次成形樹脂部により保護されるという利点がある。
特許第3472403号公報
しかしながら、絵柄層が1次成形樹脂部と2次成形樹脂部との間に完全に挟み込まれておらず、1次成形樹脂部と2次成形樹脂部との間で露出している部分がある場合には、その部分から絵柄層が剥がれてしまう可能性がある。また、絵柄層が露出している部分から水蒸気等が成形部品の内部に侵入し、1次成形樹脂部と2次成形樹脂部とが分離してしまうことも考えられる。つまり、上記のような場合では、成形部品の耐久性が低くなってしまう。
また特許文献1に記載の2色成形法では、1次成形用キャビティ型の深さが大きいと、1次成形樹脂部が射出成形される際の、基体シートの変形量が大きくなる。基体シートが大きく変形すると、例えば基体シートにしわ等が発生してしまい、1次成形樹脂部へ絵柄層が適正に転写されない場合がある。従って特許文献2に記載の2色成形法では、深さの大きい形状の成形部品を製造することは困難であり、製造される成形部品の形状の自由度が低い。
以上のような事情に鑑み、本発明の目的は、耐久性がよく、形状の自由度が高い成形部品を製造することができる多色成形方法、多色成形装置及び製造された多色成形部品を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の一形態に係る多色成形方法は、貫通孔を有する第1のキャビティ部材と前記貫通孔の一方の開口を塞ぐ第2のキャビティ部材との間に、インモールド層が形成された基材フィルムを、前記インモールド層が前記貫通孔と前記第2のキャビティ部材との間に位置するように挟み込むことを含む。
少なくとも前記貫通孔により形成される1次キャビティ内にコアが配置され、前記1次キャビティ内に第1の成形材料が射出されることで、表面に前記インモールド層が転写された1次成形層が成形される。
2次キャビティ内に、前記1次成形層が設けられている前記コアが配置され、前記2次キャビティ内に第2の成形材料が射出されることで、前記インモールド層を覆う2次成形層が成形される。
この多色成形方法では、基材フィルムが、第1及び第2のキャビティ部材の間に挟みこまれる。従って、1次成形層が成形される際の、基材フィルムの変形量を十分に小さくすることができる。また、インモールド層は1次成形層の表面の一部に転写されることになり、2次成形層によりインモールド層の全体を覆うことが容易となる。以上により、耐久性がよく、形状の自由度が高い成形部品を製造することができる。
前記第2のキャビティ部材は、前記貫通孔の前記開口を塞ぐ凹部を有してもよい。
この場合、前記基材フィルムを挟み込む工程は、前記第1のキャビティ部材と第2のキャビティ部材との間に、前記基材フィルムを、前記インモールド層が前記貫通孔と前記凹部との間に位置するように挟み込んでもよい。
また、前記1次成形層を成形する工程は、前記貫通孔及び前記凹部により形成される1次キャビティ内にコアを配置し、前記1次キャビティ内に第1の成形材料を射出することで、表面に前記インモールド層が転写された1次成形層を成形してもよい。
この多色成形方法では、貫通孔及び凹部により1次キャビティが形成され、基材フィルムが第1及び第2のキャビティ部材の間に挟み込まれる。従って、1次成形層が成形される際の基材フィルムの変形は、1次キャビティ内の主に凹部内で発生する。これにより、基材フィルムの変形量を小さくすることができる。また、凹部の形状を適宜設定することで、形状の自由度が高い1次成形層を製造することができる。
前記インモールド層の少なくとも一部は、前記貫通孔の縁と前記凹部の縁とが当接する部分で、前記第1のキャビティ部材と前記第2のキャビティ部材とにより挟まれてもよい。
この場合、前記1次成形層を成形する工程は、前記貫通孔の縁と前記凹部の縁とが当接する部分で前記インモールド層が切断されるように、前記1次成形層を前記1次キャビティから取り出してもよい。
1次成形層が射出成形される際に、仮に基材フィルムが切断されてしまうと1次成形層に対するインモールド層の位置合わせが困難となる。しかしながら、本形態の多色成形方法では、基材フィルムの変形量が小さいので、貫通孔の縁と凹部の縁とが当接する部分においてインモールド層のみが切断されるような貫通孔及び凹部の形状を採用することができる。これにより、形状の自由度が高い1次成形層を成形することができる。
前記貫通孔は、前記貫通孔の内面から突出する突出孔を有してもよい。この場合、前記1次成形層を成形する工程は、前記突出孔に対応した突出部を有する前記1次成形層を成形してもよい。
従来では、一般的な1次キャビティの形状として、基材フィルムが切断されないようなものが求められており、このため成形される1次成形層の形状が制限されていた。しかしながら、本形態の多色成形方法では、基材フィルムが貫通孔の内面には配置されないので、貫通孔の内面に突出孔を形成し、突出部を有する1次成形層を成形することができる。
前記第1のキャビティ部材は、前記貫通孔と接続されたゲートを有してもよい。この場合、前記1次成形層を成形する工程は、前記ゲートを介して、前記第1の成形材料を前記1次キャビティ内に射出してもよい。
基材フィルムが第1及び第2のキャビティ部材の間に挟み込まれているので、第2のキャビティ部材の所望の位置にゲートを設けることができ、コア型にゲートを設ける必要がない。これにより、ゲートを簡単な構造にすることができる。
前記第1のキャビティ部材は、前記突出孔に接続されたゲートを有してもよい。この場合、前記1次成形層を成形する工程は、前記ゲートを介して、前記第1の成形材料を前記1次キャビティ内に射出してもよい。
基材フィルムが第1及び第2のキャビティ部材の間に挟み込まれているので、第2のキャビティ部材の所望の位置にゲートを設けることができる。本形態の多色成形方法のように突出孔に接続されるゲートを形成すれば、突出孔に十分に第1の成形材料を射出することができ、突出部を有する1次成形層を確実に成形することができる。
前記第1のキャビティ部材は複数の前記貫通孔を有してもよい。
この場合、前記基材フィルムを挟み込む工程は、前記第1のキャビティ部材と前記複数の貫通孔の一方の各開口を塞ぐ前記第2のキャビティ部材との間に、前記基材フィルムを、前記インモールド層が前記複数の貫通孔と前記第2のキャビティ部材との間に位置するように挟み込んでもよい。
また、前記1次成形層を成形する工程は、少なくとも前記各貫通孔により形成される複数の前記1次キャビティ内に、複数の前記コアをそれぞれ配置し、前記複数の1次キャビティ内に前記第1の成形材料を射出することで、表面に前記インモールド層が転写された複数の前記1次成形層をそれぞれ成形してもよい。
さらに、前記2次成形層を成形する工程は、複数の前記2次キャビティ内に、前記1次成形層が設けられた前記各コアを配置し、前記複数の2次キャビティ内に前記第2の成形材料を射出することで、前記インモールド層を覆う複数の2次成形層を成形してもよい。
従来では、複数の1次成形層が共に成形される場合には、複数の1次キャビティ内で基材フィルムが変形されるので、基材フィルムの変形量が大きくなる。しかしながら、本形態の多色成形方法は、基材フィルムの変形量を小さくすることができるので、複数の1次成形層を共に成形するのに有効である。
本発明の一形態に係る多色成形装置は、1次成形用キャビティ型と、コア型と、2次成形用キャビティ型とを具備する。
前記1次成形用キャビティ型は、1次キャビティの一部となる貫通孔を有する第1のキャビティ部材と、前記貫通孔の一方の開口を塞ぐ第2のキャビティ部材とを有し、前記第1のキャビティ部材と前記第2のキャビティ部材とを分割することが可能である。
前記コア型は、前記1次キャビティ内に配置されるコアを有し、1次成形層の射出成形のために前記1次成形用キャビティ型とクランプされる。
前記2次成形用キャビティ型は、前記1次成形層が設けられている前記コアが配置される2次キャビティを有し、前記1次成形層を覆う2次成形層の成形のために、前記コア型とクランプされる。
前記第2のキャビティ部材は、前記1次キャビティの一部となり前記貫通孔の前記開口を塞ぐ凹部を有してもよい。
前記貫通孔は、突出部を有する前記1次成形層が射出成形されるように、前記貫通孔の内面から突出する突出孔を有してもよい。
前記第1のキャビティ部材は、前記貫通孔と接続されたゲートを有してもよい。また、前記第1のキャビティ部材は、前記突出孔に接続されたゲートを有してもよい。
本発明の一形態に係る多色成形部品は、1次成形層と、インモールド層と、2次成形層とを具備する。
前記インモールド層は、前記1次成形層の表面の一部に転写される。
前記2次成形層は、前記1次成形層の表面に形成され、前記インモールド層が露出することがないように、前記インモールド層の全体を覆う。
以上のように、本発明によれば、耐久性がよく、形状の自由度が高い成形部品を製造することができる。
第1の実施形態に係る多色成形装置の要部を示した模式的な断面図である。 第1の実施形態に係る多色成形装置の要部を示した模式的な断面図である。 第1の実施形態に係る1次成形層の成形工程を順に示す模式的な断面図である。 各実施形態に係る基材フィルムを示す模式的な断面図である。 第1の実施形態に係る1次成形層を覆う2次成形層の成形工程を順に示す模式的な断面図である。 第1の実施形態に係る多色成形方法により成形された多色成形部品を示す模式的な斜視図である。 第2の実施形態に係る多色成形部品を示した模式的な斜視図である。 第2の実施形態に係る多色成形部品の成形工程の一部を示す模式的な断面図である。 第3の実施形態に係る多色成形部品を示す模式的な斜視図である。 第4の実施形態に係る多色成形方法により成形された1次及び2次成形層を示す模式的な斜視図である。 第4の実施形態に係る多色性部品を示す模式的な斜視図である。 第5の実施形態に係る多色成形部品の成形工程を示す模式的な断面図である。 第1の実施形態に係る多色成形方法、多色成形装置、及び多色成形部品の変形例である。 第1の実施形態に係る多色成形方法、多色成形装置、及び多色成形部品の変形例である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。
<第1の実施形態>
本発明に係る第1の実施形態に係る多色成形方法、この方法に用いられる多色成形装置及び製造された多色成形部品について説明する。
[多色成形装置の構成]
図1及び図2は、本発明の第1の実施形態に係る多色成形装置の要部を示した模式的な断面図である。図1に示すように、本実施形態に係る多色成形装置100は、1次成形用キャビティ型10と、1次成形用キャビティ型10と対向するように配置され、1次成形用キャビティ型10とクランプされるコア型20とを有する。コア型20は、コア1を有している。
1次成形用キャビティ型10は、貫通孔2が形成された第1のキャビティ部材10aと、凹部3が形成された第2のキャビティ部材10bとを有する。第1のキャビティ部材10aは、コア型20と対向して配置され、第1のキャビティ部材10aの、コア型20が位置する側と反対側に第2のキャビティ部材10bが配置される。第1及び第2のキャビティ部材10a及び10bは、第1のキャビティ部材10aの貫通孔2と、第2のキャビティ部材10bの凹部3とが対向するように配置される。また、第1のキャビティ部材10aの貫通孔2のコア型20に対向する開口4の縁には、フランジ部形成用のフランジ領域6が形成されている。
第1及び第2のキャビティ部材10a及び10bは、図示しないガイド機構により相対的に離接移動するように構成されている。第1及び第2のキャビティ部材10a及び10bが連結された際には、貫通孔2の開口4の反対側の開口7が凹部3に覆われる。この貫通孔2と凹部3とにより、コア型20のコア1を収容する1次キャビティ8が形成される。また、第1のキャビティ部材10aには、貫通孔2のフランジ領域6と接続されたゲート9が形成されている。また、コア型20及び1次成形用キャビティ型10(及び後述する2次成形用キャビティ型30)も、図示しないガイド機構により相対的に離接移動するように構成されている。このコア型20及び1次成形用キャビティ型10が相対移動するときに、上記の第1及び第2のキャビティ部材10a及び10bがそれに連動して相対移動するようになっている。
後に説明する基材フィルムを第1及び第2のキャビティ部材10a及び10bの間に配置するために、以上説明したように第1及び第2のキャビティ部材10a及び10bは分割可能な構造となっている。
図2に示すように、多色成形装置100は、コア型20とクランプされる2次成形用キャビティ型30を有している。2次成形用キャビティ型30は、後に説明する1次成形層が設けられたコア1を収容する2次キャビティ11を有している。また、2次成形用キャビティ型30には、2次キャビティ11に接続されたゲート12が形成されている。
第1のキャビティ部材10a、第2のキャビティ部材10b、コア型20、及び2次成形用キャビティ型30の材料としては、例えばステンレス、鉄、又はアルミニウム等の金属や、プラスチック材料等が用いられる。
本実施形態の多色成形装置100では、コア型20を、1次成形用キャビティ型10に対向する位置と2次成形用キャビティ型30に対向する位置との間で移動させることが可能な構造を有している。このような構造としては、例えば、図示しない回転可能な回転テーブルの上にコア型20が設置され、この回転テーブルが回転することにより、コア型20が移動するロータリー方式の構造が挙げられる。しかしながら、この構造に限られず、コア型20を、1次成形用キャビティ型10と2次成形用キャビティ型30との間でスライドさせる、スライド方式の構造でもよい。
また、本実施形態の多色成形装置は、横型の成形装置として用いられているが、縦型の成形装置として用いられてもよい。
[多色成形方法]
上記の構成でなる多色成形装置100が用いられた多色成形方法を説明する。図3は、1次成形層の成形工程を順に示す模式的な断面図である。
図3(A)に示すように、分離された第1及び第2のキャビティ部材10a及び10bの間に、インモールド層13が形成された基材フィルム14が配置される。基材フィルム14は、インモールド層13が第1のキャビティ部材10aの貫通孔2と対向するように配置される。また、本実施形態では、貫通孔2の開口7と第2のキャビティ部材10bの凹部3との間に、インモールド層13が位置するように、基材フィルム14が配置される。基材フィルム14は、例えばロール・ツー・ロール方式によって、図示しない巻き取り装置及び送り出し装置により、多色成形装置100の外部から供給される。
図4は、基材フィルム14を示す模式的な断面図である。基材フィルム14は、ベースフィルム141、第1の接着層142、インモールド層13、及び第2の接着層144の積層構造となっている。ベースフィルムの材料としては、例えばPET(ポリエチレンテレフタレート)やアクリル等が用いられる。インモールド層13は、第1の接着層142によりベースフィルム141に接着されている。
インモールド層13は、例えば図柄や文字等を、1次成形層の表面に転写するための印刷層である。この他、インモールド層13として、各種配線層、情報記録層、太陽電池セル等の電気素子や光学素子が用いられてもよい。インモールド層13の表面に形成された第2の接着層144は、例えば感熱性又は感圧性の樹脂等でなる。
図3(B)に示すように、コア型20と1次成形用キャビティ型10とがクランプされ、また、第1及び第2のキャビティ部材10a及び10bが連結される。貫通孔2及び凹部3により1次キャビティ8が形成され、この1次キャビティ8内にコア1が配置される。基材フィルム14は、1次キャビティ8内に配置されることになる。
第2のキャビティ部材10bに形成されたゲート9を介して、図示しないスプルーやランナーから高温で溶かされた1次成形樹脂15が、コア1が配置された1次キャビティ8内に射出される。1次成形樹脂15としては、例えばABS(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン)樹脂等の汎用樹脂、PC(ポリカーボネート)樹脂、ABSとPCの混合樹脂等のエンジニアリングプラスチックが用いられる。また、1次成形樹脂15の色は特に限定されず、非透明であってもよいし、透明又は半透明であってもよい。
1次成形樹脂15は、1次キャビティ8の内面、つまり、貫通孔2の内面5及び凹部3の内面16を押圧するように、1次キャビティ8内に射出される。この際、1次キャビティ8内に設けられた基材フィルム14も1次成形樹脂15により押圧され、主に凹部3の内面16に押し付けられるように変形する。1次成形樹脂15の熱によりインモールド層13の表面に設けられた第2の接着層144が溶かされ、これにより、凹部3を押圧する1次成形樹脂15の表面にインモールド層13が接着する。
このように、本実施形態の多色成形方法では、基材フィルム14が第1及び第2のキャビティ部材10a及び10bの間に挟み込まれているので、1次成形樹脂15が射出される際の基材フィルム14の変形は、主に凹部3内で発生する。すなわち、基材フィルム14が、貫通孔2の内面5に押し付けられるように変形することはない。これにより、基材フィルム14の絞り量が小さくなるので、基材フィルム14の変形量を小さくすることができる。
また、例えばコア型20及び1次成形用キャビティ型10がクランプされる方向での、第1のキャビティ部材10aの厚みを大きくして、貫通孔2の内面5の長さ(深さ)を長くしても、基材フィルム14の変形量はほとんど変わらない。従って、1次キャビティ8の深さを大きくすることも可能となり、これにより形状の自由度が高い成形部品を製造することができる。
スプルーやランナーの構成は特に限定されないが、本実施形態の多色成形方法及び多色成形装置100では、基材フィルム14が第1及び第2のキャビティ部材10a及び10bの間に挟み込まれているので、第2のキャビティ部材10bの所望の位置にゲート9を設けることができる。従って、コア型20にゲートを設ける必要がないので、ゲート9や、ゲート9に接続される上記ランナー及びスプルー等を簡単な構造にすることができる。
1次成形用キャビティ型10及びコア型20は冷却され、図3(C)に示すように、クランプが解除される。1次キャビティ8から取り出されたコア1には、1次成形樹脂15が固まってできた1次成形層15’が設けられる。この際、第1のキャビティ部材10aの貫通孔2の開口7と、第2のキャビティ部材10bの凹部3に挟み込まれたインモールド層13bが切断される。そして、1次成形層15’の表面の一部であり、第2のキャビティ部材10bの凹部3の形状となる面17(以後、この面を接着面17という)に、基材フィルム14から剥がれたインモールド層13aが転写される。基材フィルム14は切断されない。
1次成形層15’が射出成形される際に、仮に基材フィルム14が切断されてしまうと、例えば基材フィルム14の送り出し等ができなくなり、次に成形される1次成形層に対するインモールド層13の位置合わせが困難となる。従って、従来では、基材フィルムが押し付けられる1次キャビティの内面の形状に、例えばR(曲率半径)の小さい部分を設けることができなかった。しかしながら、本実施形態の多色成形方法では、基材フィルム14の変形量が小さいので、貫通孔2の縁と凹部3の縁とが当接する部分においてインモールド層13のみが切断されるような範囲で、貫通孔2及び凹部3の形状を適宜設定することができる。例えば貫通孔2及び凹部3の形状を適宜設定し、貫通孔2の縁と凹部3の縁とが当接する部分のR(曲率半径)を小さくすることができる。これにより、形状の自由度が高い1次成形層15’を成形することができる。
また、図3(C)に示すように、第1及び第2のキャビティ部材10a及び10bが分離され、基材フィルム14が送り出される。従来のように、基材フィルム14が、1次キャビティ8の内面全体を押し付けるように変形したとする。この場合、1次キャビティ8の深さが大きいと、基材フィルム14を1次キャビティ8から取り出すのが困難となり、基材フィルム14を送り出すことができなくなってしまう。しかしながら、本実施形態では、基材フィルム14は、第2のキャビティ部材10bの凹部3内で変形し、その変形量は小さい。従って、凹部3から基材フィルム14を取り出すことは容易であり、従来のような問題は起こらない。
図3(B)及び図3(C)において、第1及び第2のキャビティ部材10a及び10bの連結及び分離のタイミング、及び分離された際の距離は適宜設定されてよい。例えば、1次成形用キャビティ型10及びコア型20のクランプが完了する前に、第1及び第2のキャビティ部材10a及び10bが連結されてもよい。また、1次成形層15’が設けられたコア1が1次キャビティ8から取り出された後に、第1及び第2のキャビティ部材10a及び10bが分離されてもよい。
図5は、1次成形層15’を覆う2次成形層の成形工程を順に示す模式的な断面図である。図5(A)に示すように、1次成形層15’が設けられたコア1が、2次成形用キャビティ型30と対向する位置に移動され、コア型20及び2次成形用キャビティ型30がクランプされる。本実施形態では、1次成形層15’全体を収容する2次キャビティ11が設けられている。
2次キャビティ11と接続するゲート12を介して、2次成形樹脂18が2次キャビティ11内に射出される。2次成形樹脂18としては、例えば、PMMA(ポリメタクリル酸メチル(アクリル))、PC、PS(ポリスチレン)等の光透過性の樹脂が用いられる。
2次成形用キャビティ型30及びコア型20は冷却され、図5(B)に示すように、クランプが解除される。2次キャビティ11から取り出されたコア1には、1次成形層15’全体を覆う2次成形層18’が形成されている。2次成形層18’は、インモールド層13aが露出することがないように、インモールド層13a全体を覆っている。
本実施形態では、2次成形層18’が1次成形層15’全体を覆っているがこれに限られず、種々の形状の2次成形層18’が成形されてもよい。上記したようにインモールド層13aは1次成形層15’の表面の一部である接着面17に設けられているので、インモールド層13a全体を覆う2次成形層18’を成形することが容易である。
[多色成形部品]
図6は、上記の多色成形方法により成形された多色成形部品を示す模式的な斜視図である。図5(B)に示す工程において、1次成形層15’のゲート9の形状に成形された部分と、2次成形層18’のゲート12の形状に成形された部分とを切り取ることで、図6に示す多色成形部品150が製造される。
上記で説明したように、本実施形態の多色成形方法では、深さの大きい1次キャビティ8により成形部品を成形することができる。従って、所望の高さ(図6に示すZ方向での大きさ)の多色成形部品150が得られる。多色成形部品150を所望の高さに成形することができるので、例えば家庭用ゲームのコントローラに搭載されたボタン等の、ユーザの押圧操作に応じてコントローラ内部のタクトスイッチを押す部材として有効に用いられる。
また本実施形態は、インモールド層13aが露出していないので、外部からの衝撃や、他の部品との引っかかり等で、インモールド層13aが剥がれてしまうことがない。また、多色成形部品150の内部に水蒸気等が入り込み、1次成形層15’及び2次成形層18’が分離されることもない。さらに、1次成形層15’の接着面17以外の面にはインモールド層13aが転写されていないので、1次成形層15’と2次成形層18’とが、直接、溶着されている。以上のことから、耐久性のよい多色成形部品150が製造される。このことは、多色成形部品150が上記の例で示したボタン等のユーザの使用頻度が高い部材として用いられる際に有効である。
<第2の実施形態>
本発明の第2の実施形態に係る多色成形方法、多色成形装置及び多色成形部品について説明する。これ以降の説明では、上記の実施形態で説明した多色成形方法、多色成形装置100及び多色成形部品150における構成及び作用と同様な部分については、その説明を省略又は簡略化する。
図7は、本実施形態に係る多色成形部品を示した模式的な斜視図である。多色成形部品250は略立方体の外観形状を有しており、上面221、下面222、側面223a、223b、223c及び223dを有する1次成形層215’を含む。上面221には、インモールド層213が転写されており、すなわち、この上面221が上記の実施形態で説明した接着面となる。
側面223aには、突出部290が形成されている。この突出部290は、例えば多色成形部品250が他の図示しない装置等に取り付けられる際の係合部として機能するものである。突出部290は、側面223aの下面222側の縁240に設けられており、縁240から上面221側に向けて(図7に示すZ方向)に斜めに延びる傾斜下面291を有している。また、突出部290は、傾斜下面291とつながるように、側面223aから上面221側に向けて斜めに延びる傾斜上面292を有する。傾斜下面291と傾斜上面292とがつながる部分は、Rの小さい尖ったエッジ状の形状となっている。
また多色成形部品は、1次成形層215’を覆う2次成形層218’を有している。2次成形層218’は、図7に示すように、上面221の全体、側面223b、223c及び223dの全体を覆い、また、側面223aの突出部290以外の部分を覆っている。2次成形層218’により、インモールド層213全体が覆われる。
図8は、多色成形部品250の成形工程の一部を示す模式的な断面図である。図8では、図7に示す多色成形部品250の、A−A線断面図に相当する部分が図示されている。
図8(A)は多色成形部品250の1次成形層215’が射出成形される工程を示した図である。本実施形態に係る多色成形装置200は、貫通孔202の開口204の縁の一部に形成された突出孔206を有する第1のキャビティ部材210aを含む。突出孔206は、貫通孔202の内面205から突出するように形成されている。この突出孔206に1次成形樹脂215が射出されることで、1次成形層215’の突出部290が形成される。図8(A)に示す、第1の突出孔面261が突出部290の傾斜下面291に対応し、第2の突出孔面262が突出部290の傾斜上面292に対応する。
第1のキャビティ部材210aには、突出孔206と接続されたゲート209が形成されている。このゲート209を介して、1次キャビティ208内に1次成形樹脂215が射出される。ゲート209が突出孔206に接続するように設けられているので、第1の突出孔面261及び第2の突出孔面262がつながっているエッジ状の部分の端部まで、十分に1次成形樹脂215を射出することができる。これにより、突出部290を有する1次成形層215’を確実に成形することができる。
上記の実施形態で説明したように、従来では1次キャビティの形状として基材フィルム214が切断されないようなものが求められており、このため成形される1次成形層215’の形状が制限されていた。しかしながら、本実施形態の多色成形方法では、1次成形用キャビティ型210が、第1のキャビティ部材210aと第2のキャビティ部材210bとに分割され、それらの間に基材フィルム214が挟み込まれる。したがって、基材フィルム214が貫通孔202の内面205には配置されないので、貫通孔202の内面205に突出孔206を形成し、突出部290を有する1次成形層215’を成形することができる。
なお、1次成形用キャビティ型210及びコア型220のクランプが解除された際に、1次成形層215’が設けられたコア201が1次キャビティ208から取り出されるように、突出孔206の形状、突出孔206の形成位置、又は、1次成形用キャビティ型210の構造等が適宜設定される。
図8(B)に示すように、2次キャビティ211には、1次成形層215’の突出部290に対応した切り欠き295が形成されている。1次成形層215’が設けられたコア201が2次キャビティ211に配置され、1次成形層215’の表面を覆う2次成形層218’が成形される。
<第3の実施形態>
図9は、本発明の第3の実施形態に係る多色成形部品を示す模式的な斜視図である。本実施形態の多色成形部品350は、フランジ部380と三角柱部385とからなる1次成形層315’を有している。三角柱部385の上面321が本実施形態の接着面となり、この上面321にインモールド層313が転写されている。この1次成形層315’全体を覆うように2次成形層318’が成形されており、インモールド層313全体が2次成形層318’に覆われている。
本実施形態では、1次成形用キャビティ型及びコア型がクランプされる方向から見た、貫通孔の断面形状を略三角状に設定することで、1次成形層315’の三角柱部385が成形される。このように、貫通孔の断面形状を適宜設定することで、種々の形状の1次成形層315’を成形することができる。
本実施形態の変形例として、例えば、貫通孔のコア型に対向する側から、第2のキャビティ部材に対向する側に向けて、貫通孔の開口面積が徐々に小さくなるように、貫通孔が形成されてもよい。そうすると、接着面よりも、接着面の反対側の面の面積が大きい1次成形層が成形され、1次成形層の側面は傾斜するように成形される。
以上のように、本実施形態では、貫通孔全体の形状を適宜設定し、形状の自由度が高い1次成形層を成形することができる。なお、貫通孔全体の形状は、1次成形層315’が成形された後、2次成形層318’が成形される前に、1次成形層が設けられたコアが1次キャビティ内から取り出すことが可能な範囲で設定される。本実施形態では、基材フィルムが貫通孔の内面には配置されないこと、及び第1のキャビティ部材でのゲートの形成位置の自由度が高いことにより、貫通孔全体の形状の設定範囲は大きい。
また、2次成形層の形状も適宜設定することができ、その形状は1次成形層の形状と関係なく設定することができる。つまり、本実施形態では、1次成形層及び2次成形層の形状を組み合わせることにより、意匠性の高い多色成形部品が成形される。同様に、1次成形層及び2次成形層の色の組み合わせも適宜設定できる。例えば、図9に示す多色成形部品350において、1次成形層315’及び2次成形層318’の色を共に透明にすることで、インモールド層313が多色成形部品350の内部で浮いているように見える。つまり、本実施形態では、1次成形層315’及び2次成形層318’の形状、色、材料等を適宜設定し、多色成形部品350の視覚効果を高めることができる。
<第4の実施形態>
本発明の第4の実施形態に係る多色成形方法、多色成形装置及び多色成形部品について説明する。図10は、本実施形態に係る多色成形方法により成形された1次及び2次成形層を示す模式的な斜視図である。図11は、本実施形態に係る多色性部品を示す模式的な斜視図である。
本実施形態に係る多色成形方法では、4つのコアが設けられたコア型と4つの1次キャビティが設けられた1次成形用キャビティ型とが用いられ、図10に示すように、4つの1次成形層415’a〜415’dが共に成形される。各1次成形層415’a〜415’dの上面(接着面)421a〜421dには、インモールド層413a〜413dが転写されている。インモールド層413a〜413dは、それぞれ異なった図柄でなる。これらのインモールド層413a〜413dをそれぞれ覆うように、図10に示すように、2次成形層418’a〜418’dが成形される。
1次成形層415’a及び415’bは、ランナー部470a及びゲート部409aと接続されている。ここでいう「ランナー部」及び「ゲート部」とは、本実施形態で形成された図示しないランナー及びゲートに射出され固まった1次成形樹脂415のことをいう。同様に、以後、本実施形態で形成された図示しないスプルーに射出され固まった1次成形樹脂415のことを「スプルー部」という。
1次成形層415’a及び415’bは、ランナー部470a及びゲート部409aに対応するランナー及びゲートを介して、図示しない1次キャビティに1次成形樹脂415が射出されることで成形される。同様に、1次成形層415’c及び415’dは、ランナー部470b及びゲート部409bに対応するランナー及びゲートを介して、1次キャビティに1次成形樹脂415が射出されることで成形される。
また、本実施形態では、図示しない4つの1次キャビティが位置する中央に、図示しない1つのスプルーが設けられる。そして、このスプルーには、各1次キャビティに接続された図示しない複数のゲートが接続される。4つの1次成形層415’a〜415’dの成形のために、この4つのゲートからも各1次キャビティに1次成形樹脂415が射出される。上記の各実施形態で説明したように、1次成形層415’a〜415’dの成形のためのゲートを、図示しない第1のキャビティ部材の所望の位置に形成することができる。従って、本実施形態のように、1つのスプルーから複数の1次キャビティに1次成形樹脂415が射出されるような構造を容易に実現することができる。これにより多色成形装置の構造が簡単となる。
また、従来では、複数の1次成形層が共に成形される場合には、複数の1次キャビティ内で図示しない基材フィルムが変形されるので、基材フィルムの変形量が大きくなる。しかしながら、本実施形態の多色成形方法は、上記の各実施形態で説明したように、基材フィルムの変形量を小さくすることができるので、複数の1次成形層415’a〜415’dを共に成形するのに有効である。
2次成形層418’a〜418’dは、上記した1次成形層415’a〜415’dを成形するためのスプルーと同様な構造を有するスプルーにより成形される。このスプルーに対応するのが、図10に示すスプルー部475である。すなわち、スプルー(スプルー部475)は、4つの1次成形層415’a〜415’dの中央の位置に設けられる。またスプルー(スプルー部475)には、それぞれ図示しない2次キャビティに接続された複数のゲート(このゲートに対応するのがゲート部412a〜412dである)と接続される。これにより1つのスプルー(スプルー475)に流された2次成形樹脂418が、各ゲート(ゲート部412a〜412d)を介して射出されることで、4つの2次成形層418’a〜418’dが成形される。このように、1次成形層415’a〜415’dの成形のためのスプルーの構造と、2次成形層418’a〜418’dの成形のためのスプルー(スプルー部475)の構造とを同様なものとして、多色成形装置の構造を簡単にすることができる。
図11に示す多色成形部品450a〜450dは、例えば家庭用ゲームのコントローラに搭載された、4つの選択肢に対応した1組のボタン等として用いられる。なお、多色成形部品450a〜450dの数は4つに限られず、所望の数の多色成形部品を共に成形することができる。
<第5の実施形態>
本発明の第5の実施形態に係る多色成形部品について説明する。図12は、本実施形態に係る多色成形部品の成形工程を示す模式的な断面図である。図12(A)は、1次成形層515’が成形される工程を示す図であり、コア501を有するコア型520と、1次キャビティ508を有する1次成形用キャビティ型510とがクランプされている。
本実施形態で用いられる1次成形用キャビティ型510は、分割可能な第1のキャビティ部材及び第2のキャビティ部材を有していない。1次キャビティ8の形状は後に説明する基材フィルム514が切断されないような形状に設定されている。
コア型520には、1次成形樹脂515を射出するためのサブマリンゲート509が形成されており、サブマリンゲート509は、スプルー595及びランナー596と連通されている。コア型520に形成されるゲートは、サブマリンゲート509に限られず、例えばバナナゲート等が、コア型520に形成されてもよい。
クランプされたコア型520及び1次成形用キャビティ型510の間には、インモールド層513が形成された基材フィルム514が挟み込まれている。基材フィルム514は、インモールド層513全体が1次キャビティ508内に含まれるように配置されている。インモールド層513の面積は、1次キャビティ508内に射出される1次成形樹脂515の表面515sの面積よりも小さく設定されている。
スプルー595及びランナー596に流された1次成形樹脂515が、サブマリンゲート509を介して1次キャビティ508内に射出され、1次成形層515’が成形される。この際、1次成形層515’の表面515’sにインモールド層513が転写されるが、インモールド層513の面積は1次成形層515’の表面515’sの面積よりも小さい。従って、インモールド層513は1次成形層515’の表面515’sに全体が含まれるように転写される。
図12(B)に示すように、コア型520と2次成形用キャビティ型530とがクランプされる。2次成形用キャビティ型530は、1次成形層515’が設けられたコア501全体を収容する2次キャビティ511を有している。また、2次成形用キャビティ型530には、2次キャビティ511に接続されたゲート512と、ゲート512と連通するスプルー575及びランナー576が形成されている。
スプルー575及びランナー576に流された2次成形樹脂518が、ゲート512を介して2次キャビティ511内に射出され、1次成形層515’の表面515’s全体を覆う2次成形層518’が成形される。インモールド層513全体も2次成形層518’により覆われ、インモールド層513が露出する部分はない。このように、基材フィルム514に形成されるインモールド層513の面積を適宜設定することで、本実施形態に係る多色成形部品を成形することができる。
上記した各実施形態では、1次成形層及び2次成形層が成形された多色成形部品について説明した。しかしながら、2つの成形層が成形される場合に限られず、所望の数の成形層が成形された多色成形部品についても、本発明は適用可能である。
<変形例>
本発明は上述の実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更され得る。
例えば、図13及び図14は、本発明の第1の実施形態に係る多色成形方法、多色成形装置、及び多色成形部品の変形例である。図13(A)に示す多色成形装置100では、第2のキャビティ部材10bに形成された凹部3の形状が、上記第1の実施形態のものと異なる。このように、基材フィルム14が凹部3内において切断されない範囲で、凹部3の形状を適宜設定することで、形状の自由度の高い1次成形層15’を成形することができる。
また、図13(B)に示す多色成形装置100では、凹部が形成されていない第2のキャビティ部材10bが用いられている。これにより、接着面17が平坦でなる1次成形層15’が成形される。
図14では、1次成形層15’として金属部材99が成形されている。このように、金属部材99が絞り加工により成形され、その接着面17に基材フィルム14のインモールド層13が転写されてもよい。金属部材99の材料としては、例えばマグネシウム合金、アルミニウム合金、鉄鋼材料等が挙げられる。なおこの変形例では、金属部材99の重量等を考慮して、多色成形装置100を縦型の成形装置として用いている。
1、201…コア
2、202…貫通孔
3…凹部
4、7、204…貫通孔の開口
5、205…貫通孔の内面
8、208…1次キャビティ
9、209…第1のキャビティ部材に形成されたゲート
10、210…1次成形用キャビティ型
10a、210a…第1のキャビティ部材
10b、210b…第2のキャビティ部材
11、211…2次キャビティ
13、213、313、413a〜413d、513…インモールド層
14、214、514…基材フィルム
15、215、415、515…1次成形樹脂
15’、215’、315’、415’、515’…1次成形層
17…接着面
18、418、518…2次成形樹脂
18’、218’、318’、418’、518’…2次成形層
20、220…コア型
30…2次成形用キャビティ型
100、200…多色成形装置
150、250、350、450a〜450d…多色成形部品
206…突出孔
290…突出部
321、421a〜421d…1次成形層の上面
409a、409b…ゲート部
515s…1次成形樹脂の表面
515’s…1次成形層の表面

Claims (13)

  1. 貫通孔を有する第1のキャビティ部材と前記貫通孔の一方の開口を塞ぐ第2のキャビティ部材との間に、インモールド層が形成された基材フィルムを、前記インモールド層が前記貫通孔と前記第2のキャビティ部材との間に位置するように挟み込み、
    少なくとも前記貫通孔により形成される1次キャビティ内にコアを配置し、前記1次キャビティ内に第1の成形材料を射出することで、表面に前記インモールド層が転写された1次成形層を成形し、
    2次キャビティ内に、前記1次成形層が設けられている前記コアを配置し、前記2次キャビティ内に第2の成形材料を射出することで、前記インモールド層を覆う2次成形層を成形する
    多色成形方法。
  2. 請求項1に記載の多色成形方法であって、
    前記第2のキャビティ部材は、前記貫通孔の前記開口を塞ぐ凹部を有し、
    前記基材フィルムを挟み込む工程は、前記第1のキャビティ部材と第2のキャビティ部材との間に、前記基材フィルムを、前記インモールド層が前記貫通孔と前記凹部との間に位置するように挟み込み、
    前記1次成形層を成形する工程は、前記貫通孔及び前記凹部により形成される1次キャビティ内にコアを配置し、前記1次キャビティ内に第1の成形材料を射出することで、表面に前記インモールド層が転写された1次成形層を成形する
    多色成形方法。
  3. 請求項2に記載の多色成形方法であって、
    前記インモールド層の少なくとも一部は、前記貫通孔の縁と前記凹部の縁とが当接する部分で、前記第1のキャビティ部材と前記第2のキャビティ部材とにより挟まれ、
    前記1次成形層を成形する工程は、前記貫通孔の縁と前記凹部の縁とが当接する部分で前記インモールド層が切断されるように、前記1次成形層を前記1次キャビティから取り出す
    多色成形方法。
  4. 請求項3に記載の多色成形方法であって、
    前記貫通孔は、前記貫通孔の内面から突出する突出孔を有し、
    前記1次成形層を成形する工程は、前記突出孔に対応した突出部を有する前記1次成形層を成形する
    多色成形方法。
  5. 請求項1に記載の多色成形方法であって、
    前記第1のキャビティ部材は、前記貫通孔と接続されたゲートを有し、
    前記1次成形層を成形する工程は、前記ゲートを介して、前記第1の成形材料を前記1次キャビティ内に射出する
    多色成形方法。
  6. 請求項4に記載の多色成形方法であって、
    前記第1のキャビティ部材は、前記突出孔に接続されたゲートを有し、
    前記1次成形層を成形する工程は、前記ゲートを介して、前記第1の成形材料を前記1次キャビティ内に射出する
    多色成形方法。
  7. 請求項1に記載の多色成形方法であって、
    前記第1のキャビティ部材は複数の前記貫通孔を有し、
    前記基材フィルムを挟み込む工程は、前記第1のキャビティ部材と前記複数の貫通孔の一方の各開口を塞ぐ前記第2のキャビティ部材との間に、前記基材フィルムを、前記インモールド層が前記複数の貫通孔と前記第2のキャビティ部材との間に位置するように挟み込み、
    前記1次成形層を成形する工程は、少なくとも前記各貫通孔により形成される複数の前記1次キャビティ内に、複数の前記コアをそれぞれ配置し、前記複数の1次キャビティ内に前記第1の成形材料を射出することで、表面に前記インモールド層が転写された複数の前記1次成形層をそれぞれ成形し、
    前記2次成形層を成形する工程は、複数の前記2次キャビティ内に、前記1次成形層が設けられた前記各コアを配置し、前記複数の2次キャビティ内に前記第2の成形材料を射出することで、前記インモールド層を覆う複数の2次成形層を成形する
    多色成形方法。
  8. 1次キャビティの一部となる貫通孔を有する第1のキャビティ部材と、前記貫通孔の一方の開口を塞ぐ第2のキャビティ部材とを有し、前記第1のキャビティ部材と前記第2のキャビティ部材とを分割可能な1次成形用キャビティ型と、
    前記1次キャビティ内に配置されるコアを有し、1次成形層の射出成形のために前記1次成形用キャビティ型とクランプされるコア型と、
    前記1次成形層が設けられている前記コアが配置される2次キャビティを有し、前記1次成形層を覆う2次成形層の成形のために、前記コア型とクランプされる2次成形用キャビティ型と
    を具備する多色成形装置。
  9. 請求項8に記載の多色成形装置であって、
    前記第2のキャビティ部材は、前記1次キャビティの一部となり前記貫通孔の前記開口を塞ぐ凹部を有する多色成形装置。
  10. 請求項9に記載の多色成形装置であって、
    前記貫通孔は、突出部を有する前記1次成形層が射出成形されるように、前記貫通孔の内面から突出する突出孔を有する多色成形装置。
  11. 請求項8に記載の多色成形装置であって、
    前記第1のキャビティ部材は、前記貫通孔と接続されたゲートを有する多色成形装置。
  12. 請求項10に記載の多色成形装置であって、
    前記第1のキャビティ部材は、前記突出孔に接続されたゲートを有する多色成形装置。
  13. 1次成形層と、
    前記1次成形層の表面の一部に転写されたインモールド層と、
    前記1次成形層の表面に形成され、前記インモールド層が露出することがないように、前記インモールド層の全体を覆う2次成形層と
    を具備する多色成形部品。
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