JP5637224B2 - 成形部品、電子機器及び成形部品の製造方法 - Google Patents
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Description
上記一次成形層は、基体部と突出部とを含む。上記基体部は、全体的に箱状である。上記突出部は、上記基体部の周縁から突出する。
上記二次成形層は、上記一次成形層の上に積層され、光透過性の樹脂材料からなる。
上記インモールド層は、上記一次成形層と上記二次成形層との間に形成される。
また、上記成形部品は、基体部が略箱状を有しているので、筐体の構成部品、電子部品の保護パネルなどに用いることができる。
このように、基体部が空間部を形成する第2の面を有しているので、筐体の構成部品、電子部品の保護パネルなどに用いることができる。
これにより、金型のキャビティを形成する壁面でのインモールド箔の絞り率を低くすることができるため、インモールド層形成時の皺や破れの発生を抑えることができる。また、美観に優れた加飾層を安定して形成することができる。
これにより、見る位置で加飾層の視覚効果を異ならせ、デザインに奥行き感を付与することが可能となる。
さらに、上記二次成形層が一次成形層と同等の幅及び長さで形成されると、当該成形部品の外周縁部に落下衝撃や過度なストレスが作用しても、一次成形層と二次成形層の間で界面剥離が生じることを効果的に防ぐことが可能である。
上記第1の筐体は、一次成形層と、二次成形層と、インモールド層とを有する。上記一次成形層は、基体部と突出部とを含む。上記基体部は、全体的に箱状である。上記突出部は、上記基体部の周縁から突出する。上記二次成形層は、上記一次成形層の上に積層され、光透過性の樹脂材料からなる。上記インモールド層は、上記一次成形層と上記二次成形層との間に形成される。
上記第2の筐体は、上記第1の筐体を収納する収納部を有する。
上記一次成形層は、基体部と突出部とを含む。上記基体部は、全体的に箱状であり、上記インモールド層が転写された転写面を有する。上記突出部は、上記基体部の周縁から突出する。
上記可動コアと、上記一次成形層を収容する第2のキャビティとの間に、光透過性を有する溶融樹脂を射出、充填することで、二次成形層が形成される。上記二次成形層は、上記インモールド層を挟んで上記一次成形層の上に積層される。
図1及び図2は、本発明の実施の形態による電子機器の全体構成を示している。本実施の形態では、電子機器として携帯型ビデオカメラ(以下単に「ビデオカメラ」という。)を例に挙げて説明する。
次に、表示部14の筐体部(第1の筐体部品22)の詳細について説明する。
一次成形層31は、全体的に略浅皿形状(箱状)のプラスチック材料の射出成形体であり、第1の方向(X軸方向)に幅方向、第2の方向(Y軸方向)に長さ方向、第3の方向(Z軸方向)に高さ方向をそれぞれ有する。図5及び図6に示すように、一次成形層31は、基体部310と、台座部320とを有する。
台座部320は、基体部310の周縁から外方側に向かって、幅方向(X軸方向)及び長さ方向(Y軸方向)にフランジ状に突出する。本実施の形態において、台座部320は、空間部31sに臨む凹面312側の開口部318の外周縁部であって、取付部材19に固定される側壁部315を除く側周部全域に一様な形状で連続的に形成されている。
二次成形層32は、一次成形層31の上に積層される。更に詳しくは、二次成形層32は、基体部310の凸面311側の表面と、台座部320の同じく凸面311側の表面に積層される。これにより、二次成形層32は、図4及び図6に示すように、一次成形層31と同等の幅(W)及び長さ(L)に形成される。
インモールド層33は、一次成形層31と二次成形層32の間に形成される。インモールド層33は、典型的には、一次成形層31を加飾する、図柄や文字等が表された印刷層である。インモールド層33は、一次成形層31の凸面311にインモールド成形法によって形成された、転写層である。インモールド層33の形成範囲は、一次成形層31の凸面311の一部または全域とされる。台座部320の表面にインモールド層33が形成されていてもよい。本実施の形態では、凸面311のほぼ中央部にインモールド層33が形成されている。
本実施の形態の第1の筐体部品22において、二次成形層32は、光学的に透明または半透明な材料で形成されているため、外部からのインモールド層33の視認を可能とし、かつ、当該インモールド層33を損傷や摩滅から効果的に保護することが可能となる。
次に、以上のように構成される第1の筐体部品22の製造方法について説明する。
図7は、第1の筐体部品22を構成する成形部品を製造するための金型装置であって、一次成形層31を成形する金型部分の概略断面図である。この金型装置は、3プレート方式で構成されており、固定側である第1の金型プレート51及び第2の金型プレート52と、可動側である第3の金型プレート53とを有する。
図12は、第1の筐体部品22を構成する成形部品を製造するための金型装置であって、二次成形層32を成形する金型部分の概略断面図である。
11 本体部
14 表示部
17 表示素子
18 収納部
21 第2の筐体部品
22 第1の筐体部品
31 一次成形層
32 二次成形層
33、303 インモールド層
300 インモールド箔
310 基体部
311 凸面(第1の面)
312 凹面(第2の面
320 台座部
522 第1のキャビティ
524 第2のキャビティ
532 コア(可動コア)
Claims (3)
- 所定の方向を高さ方向として前記高さ方向に突出する第1の面とその反対側に空間部を形成する第2の面とを有する全体的に箱状の基体部と、前記基体部の周縁から突出し前記第1の面との境界が曲面形状となるように形成された突出部とを含む一次成形層と、
前記一次成形層の上に積層され、光透過性の樹脂材料からなる二次成形層と、
前記一次成形層と前記二次成形層の間に形成された、インモールド成形法により前記一次成形層の形成時に転写用フィルムから前記一次成形層へ転写されたインモールド層と
を具備し、
前記第1の面は、前記基体部の側面となる側面部を有し、
前記インモールド層は、前記第1の面上の一部の領域に、前記側面部の少なくとも一部を覆うように形成され、
前記二次成形層は、前記第1の面上の前記インモールド層が形成された領域の全体を覆うように、かつ前記第1の面上の前記インモールド層が形成されない領域の少なくとも一部を覆うように積層される
成形部品。 - (a)所定の方向を高さ方向として前記高さ方向に突出する第1の面とその反対側に空間部を形成する第2の面とを有する全体的に箱状の基体部と、前記基体部の周縁から突出し前記第1の面との境界が曲面形状となるように形成された突出部とを含む一次成形層と、
前記一次成形層の上に積層され、光透過性の樹脂材料からなる二次成形層と、
前記一次成形層と前記二次成形層の間に形成された、インモールド成形法により前記一次成形層の形成時に転写用フィルムから前記一次成形層へ転写されたインモールド層と
を具備し、
前記第1の面は、前記基体部の側面となる側面部を有し、
前記インモールド層は、前記第1の面上の一部の領域に、前記側面部の少なくとも一部を覆うように形成され、
前記二次成形層は、前記第1の面上の前記インモールド層が形成された領域の全体を覆うように、かつ前記第1の面上の前記インモールド層が形成されない領域の少なくとも一部を覆うように積層される
第1の筐体と、
(b)前記第1の筐体を収納する収納部を有する第2の筐体と
を具備する電子機器。 - 第1のキャビティに、インモールド層を支持する転写用フィルムを配置し、
可動コアと前記第1のキャビティとの間に前記可動コア側から溶融樹脂を射出、充填することで、所定の方向を高さ方向として前記高さ方向に突出する第1の面とその反対側に空間部を形成する第2の面とを有する全体的に箱状の基体部と、前記基体部の周縁から突出し前記第1の面との境界が曲面形状となるように形成された突出部とを含む一次成形層であって、前記インモールド層が、前記第1の面上の一部の領域に前記基体部の側面となる側面部の少なくとも一部を覆うように転写された一次成形層を形成し、
前記可動コアと、前記一次成形層を収容する第2のキャビティとの間に、光透過性を有する溶融樹脂を射出、充填することで、前記第1の面上の前記インモールド層が転写された領域の全体を覆うように、かつ前記第1の面上の前記インモールド層が転写されていない領域の少なくとも一部を覆うように前記一次成形層の上に積層された二次成形層を形成する
成形部品の製造方法。
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