JP2005262872A - 成形同時両面加飾用金型および成形同時両面加飾成形品の製造方法 - Google Patents

成形同時両面加飾用金型および成形同時両面加飾成形品の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 ランナー部の樹脂バリを少なくすることができる成形同時両面加飾用金型および成形同時両面加飾成形品の製造方法を提供する
【解決手段】 縦方向に移動可能な第1加飾フィルム100が配置される第1金型1と、横方向に移動可能な第2加飾フィルム110が配置されかつスプルーとランナー部55,56,57を有する第2金型2とを有し、前記両金型1,2が閉じた状態において、型締め時に前記第1加飾フィルム100と直接対向する領域の少なくともランナー部55,56を囲む部分に、前記第2加飾フィルムが通過する領域9aよりも凸に構成された凸状部52aが形成されている。
【選択図】 図1


Description

本発明は、電子機器に搭載されたディスプレイ装置の表面を保護する電子機器表示窓の保護パネルなどに用いられる、両面に加飾がなされた樹脂成形品を製造するための成形同時両面加飾用金型および成形同時両面加飾成形品の製造方法に関する。
成形同時加飾法は、成形同時加飾金型の固定側金型と可動側金型との間にベースフィルム上に加飾層を備えた加飾フィルムを配置し、固定側金型と可動側金型との型閉めにより形成した成形用空間内に溶融樹脂を注入して樹脂成形品を形成すると同時に樹脂成形品の表面に加飾層を一体化接着させる方法である。そして、最近では、意匠性の向上や樹脂成形品表面の物性向上のニーズから、特開平6−99457号公報(特許文献1)に開示されているように、樹脂成形品の片面のみならず、両面に加飾を設ける成形同時両面加飾法が脚光を浴びている。
このような成形同時両面加飾法においては、2枚の加飾フィルムを挟むように金型を閉じた状態において溶融樹脂を当該金型により画定されるキャビティ内に注入する。このとき、2枚の加飾フィルムの間に溶融樹脂を射出する必要があり、2枚の加飾フィルムに非重なり部分を形成するために、図17に示すように、可動側金型201側の加飾フィルム100は上下に、固定側金型202側の加飾フィルム110は左右に移動するように、可動側金型121および固定側金型222のそれぞれに配置し、2枚の加飾フィルム100,110が重なっていない部分に設けられたスプルー254から溶融樹脂を射出して、ランナー部256を通してキャビティ228,258とで形成される成形用空間に溶融樹脂を送り込むように構成されている。
また、成形同時両面加飾法においては、型締めした時に加飾フィルム100,110を入れ子220,250で挟みこみ、加飾フィルムの伸縮を妨げてしまうと、射出成形の際に加飾フィルムに皺が発生したり、加飾フィルムが破けるなどの問題が発生する。この問題を防止するため、成形同時両面加飾用金型内には固定側金型および可動側金型の両方に加飾フィルム100,110を通すための所定のクリアランスAが設けられている(図18A参照)。このクリアランスAは、2枚の加飾フィルムに型締め力が及ばないように、概ね2枚の加飾フィルムの厚み寸法となるように構成されている。
特開平6−99457号公報
しかし、両金型のキャビティ228,258の近傍部分においては、2枚の加飾フィルム100,110が重なって配置されているので、当該クリアランスA内に2枚の加飾フィルムが隙間なく配置されることとなるが、スプルー254からキャビティに溶融樹脂60を送り込むためのランナー部256の近傍では、1枚の加飾フィルムしか配置されておらず、当該クリアランスAによって金型の表面に隙間が生じることになる(図18B、図19参照)。その結果、溶融樹脂60はランナー部256から漏れだし、図20に示すように、成形品260のランナー部260cの周囲に樹脂バリ260dが発生しやすくなる。この樹脂バリ260dは、連続して成形品を製造していく工程において、キャビティ内に紛れ込み、不良品を発生させる原因となっていた。
従って、本発明の目的は、上記問題を解決することにあって、ランナー部の樹脂バリを少なくすることができる成形同時両面加飾用金型および成形同時両面加飾成形品の製造方法を提供することにある。
そこで、本発明者は、前記課題を解決するために次のような発明をした。本発明の第1態様によれば、第1キャビティが形成され、第1の方向に移動可能な第1加飾フィルムが前記第1キャビティ上を通過し前記第1キャビティが形成されている第1キャビティ形成面に平行に配置される第1金型と、
第2キャビティが形成され、前記第1の方向と交差する第2の方向に移動可能な第2加飾フィルムが、前記第2キャビティ上を通過し前記第2キャビティが形成されている第2キャビティ形成面に平行に配置されかつ前記第2キャビティ形成面の前記第2加飾フィルムの非通過領域に、ランナー部が形成された凸状部を有し、前記第1金型に対向配置され前記第1金型と型閉じされるように前記第1金型に相対的に接離可能な第2金型と、を備え、
前記第1及び第2金型が型閉じしたときに、前記凸状部の上面と前記第1加飾フィルムが近接することによって、前記ランナー部に、溶融樹脂の漏れを防止して前記第1及び第2加飾フィルムの間を通るように前記溶融樹脂を移動させる溶融樹脂移動空間が形成され、前記溶融樹脂を前記第1及び第2のキャビティ内に射出して前記第1及び第2加飾フィルムが一体化接着した成形品を成形する成形同時両面加飾用金型を提供する。
また、本発明の第2態様によれば、前記第2金型の前記第2加飾フィルムの非通過領域に形成された凸状部の高さ寸法は、前記第2加飾フィルムの厚み寸法と大略同一に構成されている、第1態様の成形同時両面加飾用金型を提供する。
また、本発明の第3態様によれば、前記凸状部は、前記第2加飾フィルムの非通過領域に設けられた挿入穴と前記挿入穴に挿入される凸部形成ブロックとで形成され、
前記凸部形成ブロックは、前記ランナー部が上面に設けられ、前記挿入穴にその上方部分が突出するように挿入されることで前記突出部分が前記凸状部を構成する第1又は第2態様の成形同時両面加飾用金型を提供する。
また、本発明の第4態様によれば、前記第1及び第2金型は、型閉じ状態において互いの対向面が前記キャビティ形成面として構成された入れ子と、それぞれ前記入れ子を嵌め込むように保持しかつ互いの対向面が型締め力受け部として構成されているダイセットとを有する、第1態様の成形同時両面加飾用金型を提供する。
また、本発明の第5態様によれば、前記第1及び第2金型は、前記入れ子の前記第1及び第2キャビティ形成面が、前記ダイセットの型締め力受け部よりも凹状に設けられることにより形成される第4態様の成形同時両面加飾用金型を提供する。
また、本発明の第6態様によれば、それぞれ第1及び第2のキャビティが形成された第1及び第2のキャビティ形成面を有する第1金型及び第2金型を有する金型を用いて、成形同時両面加飾成形品を製造する方法において、
前記第1金型に第1の方向に移動可能に第1加飾フィルムを前記第1キャビティ上を通過するように前記第1キャビティ形成面に平行に配置し、
溶融樹脂をキャビティへ送るランナー部を第2キャビティ形成面に有し、前記第2キャビティ形成面の型締め時に前記第1加飾フィルムと直接対向する領域のランナー部を囲むように凸状部が形成されている第2金型に、前記第1の方向と交差する第2の方向に移動可能に第2加飾フィルムを前記第2キャビティ上を通過するように前記第2キャビティ形成面に平行にかつ前記凸状部に重ならないように配置し、
前記2枚の加飾フィルムを両金型で挟むようにして、前記第1金型と前記第2金型とを型閉めし、
前記型締めによって、前記第1加飾フィルムのみが設けられている領域において、前記凸状部の上面と前記第1加飾フィルムとを接触させ、
前記ランナー部を介して前記第1及び第2のキャビティに溶融樹脂を射出するときに、前記凸状部の上面と前記第1加飾フィルムとの接触によって前記第2キャビティ形成面と前記第1加飾フィルムとの間から前記溶融樹脂が前記ランナー部の外部へ漏れ出すことを防止しつつ、樹脂成形品を形成すると同時に樹脂成形品表面に前記第1及び第2加飾フィルムを一体化接着させる成形同時両面加飾成形品の製造方法を提供する。
また、本発明の第7態様によれば、前記凸状部の高さ寸法を第2加飾フィルムの厚み寸法と略同一にして、前記型締めした場合に前記凸状部と前記第1加飾フィルムを接触させ、前記第2キャビティ形成面と前記第1加飾フィルムとが密着する、第6態様の成形同時両面加飾成形品の製造方法を提供する。
本発明の成形同時両面加飾用金型は、溶融樹脂をキャビティに送るためのランナー部が設けられている。そして、当該キャビティに合わせて配置される第2加飾フィルムの通過領域部分を除く第2加飾フィルムの非通過領域内の少なくとも前記ランナー部の周囲が凸状部として形成されることによって、金型間に形成される隙間内の2枚の加飾フィルムの非重なり部分において、凸状部の上面と第1加飾フィルムとを近接させて溶融樹脂移動空間が画定される。溶融樹脂移動空間では、凸状部の上面と第1加飾フィルムとが近接しているので、溶融樹脂が凸状部に設けられているランナー部から漏れ出すことを防止することができる。したがって、ランナー部の周囲に樹脂バリが生じることはない。よって、連続して成形同時両面加飾成形品を製造する場合において、先に生成した樹脂バリがキャビティ内に紛れ込み、不良品を発生させるのを防止することができる。
図1は、本発明の一実施形態にかかる成形同時両面加飾用金型が搭載される成形同時両面加飾装置の概略構成を示す図である。図1に示すように、成形同時両面加飾装置120は、可動側金型1を取付ける可動盤121と、固定側金型2を取り付ける固定盤122と、両金型の間に画定される成形用空間に溶融樹脂を射出する射出ノズル125を備える。
この実施の形態では固定盤122は架台126に固定され、この固定盤122に固定されたタイバー124によって可動盤121が案内され固定盤122に離接可能に移動する。
可動盤121を移動することで固定側金型2のパーティング面と可動側金型1のパーティング面が圧接し、固定側金型2の第2キャビティ58と可動側金型1の第1キャビティ28とで成形用空間を画定した型閉じ状態と、両金型のパーティング面が離隔した型開き状態となる。
また、基本的には固定側金型2と可動側金型1を用い当該2つの金型で成形用空間を形成するが、例えば、両金型に挟まれて成形用空間を形成する中間金型などの附随的な部材を用いることもできる。
前記可動盤121には縦方向フィルム送り出し装置127と縦方向フィルム巻取り装置128が設けられている。また、固定盤122にも、図示しない横方向フィルム送り出し装置と横方向フィルム巻取装置が設けられている。
縦方向フィルム送り出し装置127と縦方向フィルム巻取り装置128は、第1加飾フィルム100を可動側金型1の第1キャビティ28に対して縦方向(鉛直方向)に移動させる。横方向フィルム送り出し装置と横方向フィルム巻取装置は、第2加飾フィルム110を固定側金型2の第2キャビティ58に対して第1加飾フィルム100と交差する方向(水平方向)に移動させる。
第1加飾フィルム100は可動側金型1のパーティング面と離隔し、かつ平行となるように縦方向に移動される。一方、第2加飾フィルム110は、固定側金型2のパーティング面と離隔し、かつ平行となるように横方向に移動される。すなわち、第1及び第2加飾フィルム100,110は、可動側金型1及び固定側金型2の間に交差するように配置され、その交差部分は、2枚の加飾フィルムの重なり部分となる。重なり部分は、両金型の成形用空間の近傍において形成される。それぞれの加飾フィルムは、図示しない吸引機構により両金型のキャビティに密着し、この状態で、溶融樹脂が射出され、後述するように、両加飾フィルムの間を通って成形用空間に送られ、射出成形体の両面に加飾するのに用いられる。
なお、可動側金型側及び固定側金型側のフィルム送り出し装置とフィルム巻取り装置の取りつけ位置は、図1に示すものに限るものではない。縦方向フィルム送り出し装置127を可動盤121の下部に設け、縦方向フィルム巻取り装置128を可動盤121の上部に設けるようにしてもよい。あるいは、可動側金型側のフィルム送り出し装置127とフィルム巻取り装置128を左右側部に取付け、固定側金型側のフィルム送り出し装置とフィルム巻取り装置を固定盤122の上部又は下部に取付けても良い。さらに、フィルム送り出し装置、フィルム巻取り装置を架台に直接取付けてもよい。
つまり、第1及び第2加飾フィルム100,110が、成形同時両面加飾を行う前に金型のパーティング面(固定側金型2のパーティング面又は可動側金型1のパーティング面)に対して交差する状態で配置されるように、両加飾フィルム100,110を移動可能である構成であればよい。
次に加飾フィルムについて説明する。図2Aに示すように、成形同時両面加飾装置において用いられる第1及び第2加飾フィルムは、上述のように、フィルム送り方向が異なるため、配置されている模様の向きが異なることを除いて、同様の層構成を有する。よって、以下、第2加飾フィルムを例にとって説明する。第2加飾フィルム110は、フィルム送り出し装置に巻き取られたロールの状態から固定側金型のパーティング面上を移動するように送り出され、成形同時両面加飾がなされた後、フィルム巻き取り装置でロール状に巻き取られる。
第2加飾フィルム110は、図2Bに示すように、図柄131が長手方向に間隔を置いて設けられている。第2加飾フィルム110は、ベースフィルム135と加飾層132とを備え、加飾層132は剥離保護層134と、その上に図柄131を構成する図柄インキ層131aが設けられる。また、図柄インキ層131aの上には、接着層133が設けられており、成形同時両面加飾時に溶融樹脂と接触してこれに接着し、図柄インキ層131aが剥離保護層134と共にベースフィルム135から剥離して加飾層132が樹脂成形品151に転写される。
成形同時転写時においては、ベースフィルム135上に、剥離保護層134、図柄インキ層131a、接着層133などからなる加飾層132を形成した第1及び第2加飾フィルム100,110を用い、この第1及び第2加飾フィルムを成形金型内に挟み込み、キャビティ内に樹脂を射出充満させ、冷却して樹脂成形品を得るのと同時にその面に第1及び第2加飾加飾フィルムを接着させた後、ベースフィルムを剥離して、樹脂成形品151のそれぞれの表面に加飾層132をそれぞれ転移して装飾を行う(図3A〜図3C参照)。
ベースフィルム135の材質としては、ポリカーボネート系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリイミド系樹脂、ポリエステル系樹脂、アクリル系樹脂、オレフィン系樹脂、ウレタン系樹脂、アクリロニトリルブタジエンスチレン系樹脂等から選択される単層フィルム、または上記の中から選択された2種以上の樹脂による積層フィルムまたは共重合フィルムなど、通常の加飾フィルムのベースフィルムとして用いられるものを使用することができる。
ベースフィルム135の厚みとしては、5〜500μmが好ましい。5μm未満のシートでは、金型に配置した時のハンドリングが悪く成形工程が不安定となり、500μmを越えるシートでは、剛性が大きくなりすぎ、成形工程に適切に用いることができない。
ベースフィルム135からの加飾層132の剥離性が良い場合には、ベースフィルム135上に加飾層132を直接設ければよい。ベースフィルム135からの加飾層132の剥離性を改善するためには、ベースフィルム135上に加飾層132を設ける前に、離型層(図示なし)を全面的に形成してもよい。離型層は、成形同時両面加飾後にベースフィルム135を剥離した際に、ベースフィルム135とともに加飾層132から離型するが、場合によっては層間離型を起こし、一部が加飾層132の最外面に残存することもある。離型層の材質としては、アクリル系樹脂、硝化綿系樹脂、ポリウレタン系樹脂、塩化ゴム系樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリエステル系樹脂、エポキシ系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、オレフィン系樹脂、アクリロニトリルブタジエンスチレン樹脂系の離型剤およびこれらの複合型離型剤などを用いることができる。
離型層の厚みは、0.5〜50μmが好ましい。膜厚が0.5μmより薄いと、十分な接着性が得られないという問題があり、50μmより厚いと、印刷後に乾燥し難いという問題が生じる。離型層の形成方法としては、ロールコート法、スプレーコート法などのコート法、グラビア印刷法、スクリーン印刷法などの印刷法がある。
剥離保護層134は、ベースフィルム135又は離型層上に全面的または部分的に形成される。剥離保護層134は、図4に示すように、成形同時両面加飾後にベースフィルム135を剥離した際に、ベースフィルム135または離型層から剥離して成形同時両面加飾成形品150の最外面となる。
なお、剥離保護層134が層間剥離を起こす場合には、層間剥離した面が最外面となる。また、離型層が層間離型を起こしている場合には、加飾層132の表面に残存している離型層が、成形同時両面加飾成形品150の最外面となる。剥離保護層134の材質としては、アクリル系樹脂、硝化綿系樹脂、ポリウレタン系樹脂、塩化ゴム系樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリエステル系樹脂、エポキシ系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、オレフィン系樹脂、アクリロニトリルブタジエンスチレン樹脂等を用いるとよい。剥離保護層134に硬度が要求される場合には、紫外線硬化性樹脂などの光硬化性樹脂、電子線硬化性樹脂などの放射線硬化性樹脂、熱硬化性樹脂などを選定して用いるとよい。
剥離保護層134の厚みは、0.5〜50μmが好ましい。膜厚が0.5μmより薄いと、十分な接着性が得られないという問題があり、50μmより厚いと、印刷後に乾燥し難いという問題があるためである。剥離保護層134は、着色したものでも、未着色のものでもよい。剥離保護層134の形成方法としては、グラビアコート法、ロールコート法、コンマコート法などのコート法、グラビア印刷法、スクリーン印刷法などの印刷法がある。
図柄インキ層131aは、剥離保護層134の上に、通常は印刷層として形成する。印刷層の材質としては、アクリル系樹脂、硝化綿系樹脂、ポリウレタン系樹脂、塩化ゴム系樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリエステル系樹脂、エポキシ系樹脂などなどの樹脂をバインダーとし、適切な色の顔料または染料を着色剤として含有する着色インキを用いるとよい。印刷層の形成方法としては、オフセット印刷法、グラビア印刷法、スクリーン印刷法などの通常の印刷法などを用いるとよい。特に、多色刷りや階調表現を行うには、オフセット印別法やグラビア印刷法が適している。また、単色の場合には、グラビアコート法、ロールコート法、コンマコート法などのコート法を採用することもできる。印刷層は、表現したい図柄に応じて、全面的に設ける場合や部分的に設ける場合もある。
また、図柄インキ層131aは、金属薄膜層からなるもの、あるいは印刷層と金属薄膜層との組み合わせからなるものでもよい。金属薄膜層は、図柄インキ層131aとして金属光沢を表現するためのものであり、真空蒸着法、スパッターリング法、イオンプレーテイング法、鍍金法などで形成する。この場合、表現したい金属光沢色に応じて、アルミニウム、ニッケル、金、白金、クロム、鉄、銅、スズ、インジウム、銀、チタニウム、鉛、亜鉛などの金属、これらの合金又は化合物を使用する。部分的な金属薄膜層を形成する場合の一例としては、金属薄膜層を必要としない部分に溶剤可溶性樹脂層を形成した後、その上に全面的に金属薄膜を形成し、溶剤洗浄を行って溶剤可溶性樹脂層と共に不要な金属薄膜を除去する方法がある。この場合によく用いられる溶剤は、水又は水溶液である。また、別の一例としては、全面的に金属薄膜を形成し、次に金属薄膜を残しておきたい部分にレジスト層を形成し、酸又はアルカリでエッチングを行ったあと、残ったレジスト層を除去する方法がある。なお、金属薄膜層を設ける際に、他の転写層と金属薄膜層との密着性を向上させるために、前アンカー層や後アンカー層を設けてもよい。前アンカー層および後アンカー層の材質としては、2液性硬化ウレタン樹脂、熱硬化ウレタン樹脂、メラミン系樹脂、セルロースエステル系樹脂、塩素含有ゴム系樹脂、塩素含有ビニル系樹脂、ポリアクリル系樹脂、エポキシ系樹脂、ビニル系共重合体樹脂などを使用するとよい。前アンカー層および後アンカー層の形成方法としては、グラビアコート法、ロールコート法、コンマコート法などのコート法、グラビア印刷法、スクリーン印刷法などの印刷法がある。
図柄インキ層131aの膜厚は0.5μm〜50μmが好ましい。膜厚が0.5μmより薄いと、十分な意匠性が得られないという問題があり、50μmより厚いと、印刷後に乾燥し難いという問題があるためである。但し、金属膜層の場合は50〜1200μmが好ましい。金属膜層の膜厚が50μmより薄いと、十分な金属光沢感が得られないという問題があり、1200μmより厚いと、クラックが生じやすいという問題があるためである。
接着層133は、樹脂成形品151の面に上記の各層を接着するものである。接着層133は、接着させたい部分に形成する。すなわち、接着させたい部分が全面的なら、図柄インキ層131a上に接着層133を全面的に形成する。また、接着させたい部分が部分的な場合は、図柄インキ層131a上に接着層133を部分的に形成する。接着層133としては、樹脂成形品151の素材に適した感熱性あるいは感圧性の樹脂を適宜使用する。たとえば、樹脂成形品151の材質がポリアクリル系樹脂の場合はポリアクリル系樹脂を用いるとよい。また、樹脂成形品の材質がポリフェニレンオキシド共重合体ポリスチレン系共重合体樹脂、ポリカーボネート系樹脂、スチレン系樹脂、ポリスチレン系ブレンド樹脂の場合は、これらの樹脂と親和性のあるポリアクリル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリアミド系樹脂などを使用すればよい。さらに、樹脂成形品の材質がポリプロピレン樹脂の場合は、塩素化ポリオレフィン樹脂、塩素化エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂、環化ゴム、クマロンインデン樹脂が使用可能である。
接着層133の厚みは、0.5〜50μmが好ましい。膜厚が0.5μmより薄いと、十分な接着性が得られないという問題があり、50μmより厚いと、印刷後に乾燥し難いという問題が生じる。接着層133の形成方法としては、グラビアコート法、ロールコート法、コンマコート法などのコート法、グラビア印刷法、スクリーン印刷法などの印刷法がある。
なお、加飾層132の構成は、上記した態様に限定されるものではなく、たとえば、図柄インキ層131aの材質として樹脂成形品151との接着性に優れたものを使用する場合には、接着層133を省略することができる。
樹脂成形品151は、透明、半透明、不透明のいずれでもよい。ただし、樹脂成形品の両面に加飾を行うため、樹脂成形品の用途などに応じて透明のものを用いることが好ましい場合がある。また、樹脂成形品は、着色されていても、着色されていなくてもよい。樹脂としては、アクリル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、スチレン系樹脂、ポリアミド系樹脂、ノリル(商標)系樹脂、ポリエステル系樹脂、オレフィン系樹脂、ウレタン系樹脂、アクリロニトリルブタジエンスチレン系樹脂といった熱可塑性樹脂を挙げることができる。また、ポリフェニレンオキシド・ポリスチレン系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリアセタール系樹脂、ポリアクリル系樹脂、ポリカーボネート変性ポリフェニレンエーテル樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂、超高分子量ポリエチレン樹脂などの汎用エンジニアリング樹脂やポリスルホン樹脂、ポリフェニレンサルファイド系樹脂、ポリフェニレンオキシド系樹脂、ポリアリレート樹脂、ポリエーテルイミド樹脂、ポリイミド樹脂、液晶ポリエステル樹脂、ポリアリル系耐熱樹脂などのスーパーエンジニアリング樹脂を使用することもできる。
次に、加飾フィルムを用い、射出成形による成形同時転写法を利用して樹脂成形品の面に加飾を行う方法について説明する。図3Aから図3Cは、樹脂の流れの理解のために、模式的な樹脂の流れを示している。まず、図3Aに示すように、可動側金型1と固定側金型2とからなる成形用金型内に第1及び第2加飾フィルム100,110を間欠的に送り込む。また、第1及び第2加飾フィルム100,110を間欠的に送りこむ際に、第1及び第2加飾フィルム100,110の位置をセンサー(図示なし)で検出した後に第1及び第2加飾フィルム100,110を可動側金型1と固定側金型2とで挟んで固定するようにすれば、常に同じ位置で第1及び第2加飾フィルム100,110を固定することができ、図柄インキ層131aの位置ずれが生じない。図3Bに示すように、成形用金型1,2を閉じた後、固定側金型2に設けたゲートより溶融樹脂をキャビティ内に射出充満させ、樹脂成形品151を形成するのと同時にその面に第1及び第2加飾フィルム100,110を接着させる。このとき、図1に示す冷却水供給装置123より両金型の成形用空間を冷却するための冷媒を両金型1,2のキャビティに供給し、キャビティを冷却することにより溶融樹脂を短時間で固化することができ、成形に要する時間を短くすることができる。
次いで、図3Cに示すように、成形同時両面加飾成形品150を冷却した後、成形用金型1,2を開いて成形同時両面加飾成形品150を取り出す。このとき、第1及び第2加飾フィルムは、樹脂成形品151に一体的に接着されている。最後に、ベースフィルム135を剥がすことにより、射出された樹脂成形品151の表面に加飾層132が残り、成形同時両面加飾が完了する。
次に金型1,2について説明する。図5は本実施形態にかかる可動側金型1及び固定側金型2とが閉じた状態を示す斜視図である。両金型1,2は、接合状態において型締め力受け部10a,10bにより型締め力を受け、両者の接触面がパーティング面として機能する。この成形同時両面加飾用金型1,2は、薄板状の樹脂成形品の両表面に成形と同時に加飾を施す成形同時両面加飾装置に用いられる金型である。
以下、それぞれの金型1,2の構成について説明する。図5に示す可動側金型1及び固定側金型2は、それぞれ、第1及び第2加飾フィルム100,110を挿入すべき成形用のキャビティ28,58が2個分設けられた入れ子20,50と、当該入れ子20,50を固定するダイセット3,4とを備えている(図6A,図9A参照)。
まず、固定側金型2について説明する。固定側金型2は、図6A、図6B、図7に示すように、固定ダイセット4の他の金型1との対向面に凹加工を施すことによって設けられたポケット13に、入れ子50が挿入されて固定される構成を有する。入れ子50の固定には、例えば、図示しない固定用ネジなどを用いることができる。固定用ネジで入れ子50を固定する場合には、ダイセット4のポケット13の周囲壁6bの可動側金型1と対向しない面にネジ穴を設けることが好ましい。固定側金型2は、ダイセット4のポケット13の周囲壁6bによって、型閉じ状態において可動側金型1と接触するパーティング面として機能する型締め力受け部10bを構成する。また、入れ子50には、第2加飾フィルム110を保持する2つのクランプ12が取り付けられている。
入れ子50は、後述するように、第2のキャビティ形成面51に第2のキャビティ58が設けられており、当該キャビティ形成面51の裏面は平滑に構成され、入れ子50をダイセット4に取り付ける時にダイセット4のポケット13内の取り付け面と接触する。
ダイセット4の対向面の4つのコーナー部には、可動側金型との型締め位置を一定にするために、ガイドピン11が設けられている。
クランプ12は、図6Aに示すように、第2加飾フィルム110を入れ子50の第2のキャビティ形成面51に押圧するように保持するためのものであり、第2加飾フィルム110の長手方向に対し直交する向きに延在し、2本平行になるように配置される。各クランプ12は、図7に示すように、細長い板状のフィルム押さえ部とフィルム押さえ部の両端部近傍からそれぞれ垂設された2本の脚部とを備える。脚部は、入れ子50に設けられたクランプ用貫通穴51bを貫通し、ダイセット4に固定された状態でダイセット4の取り付け面に設けられたクランプ用挿入穴12aに挿入される。ダイセット4には、クランプ用挿入穴12aに挿入されたクランプの脚部と連結し、クランプ12を上下移動させるためのクランプ移動機構5b(図5参照)が設けられており、クランプ12を上下させて、第2加飾フィルム110の保持と開放を切り替え可能に構成されている。
クランプ12が上昇している場合は、第2加飾フィルム110は、クランプ12から開放され当該長手方向に移動可能である。一方、クランプ12が下降している場合は、第2加飾フィルム110は、クランプにより入れ子50の第2キャビティ形成面51に押圧され、その位置が保持される。クランプが上昇している場合は、主に両金型1,2が型開き状態にあり、第2加飾フィルム110の送りが行われる場合であり、クランプが下降している場合は、第2加飾フィルム110の位置合わせが終了し、金型を閉じて溶融樹脂を射出する場合など、当該位置に第2加飾フィルム110を保持する必要がある場合である。
次に、当該固定側金型2に用いられる入れ子について説明する。図6B,図7に示すように、入れ子50は、扁平形状の板状体であり、扁平面の一方の面は、第2キャビティ58が形成された第2キャビティ形成面51であり、他面は、ダイセット4に取り付けられる場合の固定面を構成する。第2キャビティ形成面51には、第2キャビティ58に溶融樹脂を送り込むためのランナー部55,56及び、射出ノズル125から射出された溶融樹脂を第2キャビティ形成面51側に送り込むためのスプルー54が設けられている。
入れ子50の第2キャビティ形成面51には、可動側金型1と固定側金型2が閉じた場合に、可動側金型1のクランプ16と干渉しないようにクランプ16に対向する位置に切り欠き53が設けられている
第2キャビティ58には、ダイセット4のポケット13に設けられたスプルブッシュ14及び入れ子50のスプルー54を通って溶融樹脂が射出される。図6Bに示すように、固定側金型2の第2キャビティ形成面51上には、横方向に第2加飾フィルム110が通過するように構成され、当該第2加飾フィルム110が通過する領域が第2加飾フィルム通過領域9aとなっている。一方、当該第2加飾フィルム110が通過しない領域は、第2加飾フィルム非通過領域9bとなっている。第2キャビティ58は第2加飾フィルム通過領域9aに設けられており、スプルー54は、第2加飾フィルム非通過領域9bに設けられている。したがって、スプルー54と第2キャビティ58を接続するランナー部55,56,57は、その一部分57が第2加飾フィルム通過領域9aに、残りの部分55,56が第2加飾フィルム非通過領域9bに存在することとなる。
また、入れ子50には、上述のように、クランプ用貫通穴51bがそれぞれコーナー部に設けられており、それぞれクランプの脚部が挿入される。また、裏面(固定面)には第2キャビティ形成面51に連通する吸引穴(図示なし)が設けられており、後述するようにダイセット4に取り付けられたとき、第2加飾フィルム110を入れ子50の第2キャビティ形成面51に吸引する。
第2キャビティ形成面51のスプルー54とランナー部55,56が設けられている領域は、凸状部52aを構成している。凸状部52aは、図8Cに示すように、第2加飾フィルム非通過領域9bにのみ設けられており、その高さ寸法D1は、第2加飾フィルム110の厚み寸法D2と略等しくなるように構成されている。
凸状部52aは、入れ子50の第2加飾フィルム非通過領域9bに入れ子50を貫通するように設けられた挿入穴51aに凸部形成ブロック52が挿入されることにより形成される。凸部形成ブロック52の厚み寸法は入れ子50の厚み寸法よりもわずかに厚く構成されており、当該厚み寸法の差分が凸状部52aの高さ寸法D1となる。また、例えば凸状部52aの高さ寸法D1を調整したい場合は、凸部形成ブロック52を削ったり、凸部形成ブロック52の挿入穴51aに薄いフィルムなどを挟むことにより、調整することができる。
凸部形成ブロック52に設けられているランナー部56の途中には、図8A,8Bに示すように、成形後の成形同時両面加飾樹脂成形品150を取り出すためのエジェクターピン59を挿入するための挿入穴59aが設けられている。エジェクターピン59は、ダイセット4のポケットに設けられている図7に示す挿入穴30を通って延在し、ダイセット4に設けられている図示しない駆動部に接続する。当該駆動部を駆動させて、エジェクターピン59をランナー部56から突出させ、成形品を第2キャビティ58からつきだすことにより、成形された成形同時両面加飾成形品150を取り出すことができる。
次に、当該固定側金型2に用いられるダイセット4について説明する。図6A、図7に示すように、固定側ダイセット4は、成形同時両面加飾装置120の固定盤122との固定を行うための連結部と、入れ子50を挿入するためのポケット13が形成された固定部とを備える。連結部には、入れ子50に設けられたクランプ12やエジェクターピン59を駆動させるための機構が搭載される。
次に、可動側金型1について説明する。可動側金型1は、図9A、図9Bに示すように、可動側ダイセット3の固定側金型2との対向面に凹加工を施すことによって設けられたポケット17に、入れ子20が挿入されて固定される構成を有する。入れ子20の固定には、例えば、図示しない固定用ネジなどを用いることができる。固定用ネジで入れ子を固定する場合には、可動側ダイセット3のポケット17の周囲壁6aの固定側金型2と対向しない面にネジ穴を設けることが好ましい。可動側金型1は、ダイセット3のポケット17の周囲壁6aによって、型閉じ状態において固定側金型2と接触するパーティング面として機能する型締め力受け部10aを構成する。また、入れ子20には、第1加飾フィルム100を保持する2つのクランプ16が取り付けられている。
入れ子20は、後述するように、第1キャビティ形成面21に第1キャビティ28が設けられており、当該第1キャビティ形成面21の裏面は平滑に構成され、入れ子20をダイセット3に取り付ける時にダイセット3のポケット17内の取り付け面と接触する。
ダイセット3の対向面の4つのコーナー部には、型締め時において固定側金型のガイドピン11が挿入され、型締め位置を一定にするためのガイドブッシュ15が設けられている。
クランプ16は、図9Bに示すように、第1加飾フィルム100を入れ子20の第1キャビティ形成面21に押圧するように保持するためのものであり、第1加飾フィルム100の長手方向に対し直交する向きに延在し、2本平行になるように配置される。各クランプ16は、図9Bに示すように、細長い板状のフィルム押さえ部とフィルム押さえ部の両端部近傍からそれぞれ垂設された2本の脚部とを備える。脚部は、入れ子20に設けられたクランプ用貫通穴29を貫通し、ダイセット3に固定された状態でダイセット3の取り付け面に設けられたクランプ用挿入穴16aに挿入される。ダイセット3には、クランプ用挿入穴16aに挿入されたクランプ16の脚部と連結し、クランプ16を上下移動させるためのクランプ移動機構5a(図5参照)が設けられており、クランプ16を上下させて、第1加飾フィルム100の保持と開放を切り替え可能に構成されている。
クランプ16が上昇している場合は、第1加飾フィルム100は、クランプ16から開放され当該長手方向に移動可能である。一方、クランプ16が下降している場合は、第1加飾フィルム100は、クランプ16により入れ子20の第1キャビティ形成面21に押圧され、その位置が保持される。クランプ16が上昇している場合は、主に両金型が型開き状態にあり、第1加飾フィルム100の送りが行われる場合であり、クランプが下降している場合は、第1加飾フィルム100の位置合わせが終了し、金型1,2を閉じて溶融樹脂を射出する場合など、当該位置に第1加飾フィルム100を保持する必要がある場合である。
次に、当該可動側金型1に用いられる入れ子20について説明する。図9A,図9Bに示すように、入れ子20は、扁平形状の板状体であり、扁平面の一方の面は、第1キャビティ28が形成された第1キャビティ形成面21であり、他面は、ダイセット3に取り付けられる場合の固定面を構成する。第1キャビティ形成面21には、固定側金型2のスプルー54から高圧で射出される溶融樹脂を2枚の加飾フィルム100,110に確実に送り込むための溝25が設けられている。溝25は、型閉じ状態において、固定側金型2のランナー部55に対向するような位置に設けられている。
入れ子20の第1キャビティ形成面21には、可動側金型1と固定側金型2が閉じた場合に、固定側金型2のクランプ12と干渉しないようにクランプ12に対向する位置に切り欠き23が設けられている。
図9Aに示すように、可動側金型1の第1キャビティ形成面21上には、縦方向に第1加飾フィルム100が通過するように構成され、当該第1加飾フィルム100が通過する領域が第1加飾フィルム通過領域19aとなっている。一方、当該第1加飾フィルム100が通過しない領域は、第1加飾フィルム非通過領域19bとなっている。第1キャビティ28は第1加飾フィルム通過領域19aに設けられていることが必要である。
また、入れ子20には、上述のように、クランプ用貫通穴29がそれぞれコーナー部に設けられており、それぞれクランプ16の脚部が挿入される。また、裏面(固定面)には第1キャビティ形成面21に連通する吸引穴(図示なし)が設けられており、後述するようにダイセット3に取り付けられたとき、第1加飾フィルム100を入れ子20の第1キャビティ形成面21に吸引する。
次に、当該可動側金型1に用いられるダイセット3について説明する。図9A、図9Bに示すように、可動側ダイセット3は、成形同時両面加飾装置120の可動盤121との固定を行うための連結部と、入れ子20を挿入するためのポケット17が形成された固定部とを供える。連結部には、入れ子20に設けられたクランプ16を駆動させるための機構が搭載される。
次に、上記実施形態にかかる金型1,2を用いて、成形同時両面加飾成形品を製造する工程について説明する。図10は、図5の成形同時両面加飾用金型と第1及び第2加飾フィルム100,110の位置関係を概念的に示す斜視図である。なお、図10においては、理解しやすいようにそれぞれの金型1,2の入れ子20,50のみを表示しているが、実際には、ダイセット3,4に固定されて、成形同時両面加飾装置120に取り付けられることはいうまでもない。
上記実施形態にかかる金型においては、第1加飾フィルム100が縦方向に移動可能に配置される可動側金型1と、第2加飾フィルム110が横方向に移動可能に配置される固定側金型2が、それぞれの入れ子20,50に設けられた第1及び第2のキャビティ形成面21,51が対向するように配置される。
可動側金型1が固定側金型2に近づくように移動することによって、両ダイセット3,4の型締め力受け部10a,10bが接触し、型閉じ状態となる。型閉じ状態においては、両入れ子20,50に対向する位置において、可動側金型1に配置された第1加飾フィルム100と固定側金型2に配置された第2加飾フィルム110との間にはクリアランスLが形成されるように構成されている(図11参照)。本実施形態においては、金型1,2のダイセット3,4の周囲壁6a,6bの型締め力受け部10a,10bよりも2つの入れ子20,50の第1及び第2のキャビティ形成面21,51がパーティング面である型締め力受け部10a、10bからみてわずかに低くなるように構成されることにより両金型1,2が閉じたときにクリアランスLが形成される。
クリアランスLの寸法は、両金型1,2の型締め力が第1及び第2加飾フィルム100,110に及ばないような寸法であればよく、たとえば、第1及び第2加飾フィルム100,110が重なった時の厚みと略同じ寸法とすることができる。
また、固定側金型2の第2キャビティ形成面51に設けられる凸状部52aの高さ寸法は、固定側金型2に配置される第2加飾フィルム110の厚みと大略同一に構成されているので、型締めの際、可動側金型1に配置された第1加飾フィルム100と固定側金型2の凸状部52aの上面52bとの間には隙間がほとんど発生しない(図11参照)。
また、図12、図14に示すように、固定側金型2の凸状部52aには、ランナー部55,56が設けられているので、スプルー54を通って射出された溶融樹脂は、第1加飾フィルム100とランナー部55,56により囲まれた溶融樹脂移動空間56aを通って第1及び第2のキャビティ28,58側へ送り込まれ、ランナー部57の部分においては、第1及び第2加飾フィルム100,110の間を通って第1及び第2のキャビティ28,58に到達する。また、上述のように、凸状部52aの表面は第1加飾フィルム100と隙間なく接触しているので、図13に示すように、溶融樹脂移動空間56aから溶融樹脂60が漏れ出すことがなく、ランナー部55,56の周りに樹脂バリが発生することがない。
図15に示すように第1及び第2のキャビティ28,58内に充填された溶融樹脂60が冷却によって固化した後は、可動側金型1が固定側金型2から離れ、型開き状態となる。その後、成形品150aが固定側金型2から離型される。このとき、成形品150aを離型させるために、固定側金型2のダイセット4に設けられている駆動部を駆動させることによって、エジェクターピン59を突き出し、成形品150aを取り出す。離型された成形品150aは、ランナー部に対応する部分を切断し、両面に加飾がなされた成形同時両面加飾成形品150を得ることができる。
図16A,図16Bは、本発明の他の実施形態にかかる金型の固定側金型に用いられる入れ子の構成を示す図である。本実施形態にかかる固定側金型側の入れ子50aは、第2加飾フィルム110が通過する第2加飾フィルム通過領域9aを除く部分である第2加飾フィルム非通過領域9bのほぼ全域に、入れ子50aと一体的に構成された凸状部52bが設けられている点を除き、第1実施形態にかかる固定側金型側の入れ子50と略同じ構成である。このように構成することにより、入れ子の第2加飾フィルム通過領域9aの部分を研磨処理することで凸状部52bを形成することができ、当該研磨部分にキャビティ58aを形成し、キャビティ58aとスプルーを接続するようにランナー部56a,57を設ければよい。よって、入れ子50aを簡単に製造することができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その他種々の態様で実施できる。例えば、本実施形態においては、固定側金型側に溶融樹脂を射出するノズルが配置されるスプルーを付す構成としたが、可動側金型側にスプルーを付す竪型成型機をもちいて実施することもできる。
また、金型はそれぞれ、ダイセットに設けられたポケットに入れ子を嵌め込む構成に限られるものではなく、型閉じ状態において、金型1,2のキャビティ形成面間に加飾フィルムを通すための隙間が形成されるように構成されているものであれば、特にその構成は問わない。
なお、上記様々な実施形態のうちの任意の実施形態を適宜組み合わせることにより、それぞれの有する効果を奏するようにすることができる。
本発明の実施形態にかかる成形同時両面加飾用金型が搭載される成形同時両面加飾装置の概略構成を示す図である。 図1の成形同時両面加飾装置において用いられる加飾フィルムの外観構成を示す図である。 図2AのIIB−IIB断面概略図である。 図1の成形同時両面加飾装置における成形同時両面加飾の工程を示す模式図である。 図1の成形同時両面加飾装置における成形同時両面加飾の工程を示す模式図である。 図1の成形同時両面加飾装置における成形同時両面加飾の工程を示す模式図である。 成形同時両面加飾法により成形された成形同時両面加飾成形品の断面構成を示す図である。 本発明の実施形態にかかる成形同時両面加飾用金型を構成する可動側金型と固定側金型の接合状態を示す斜視図である。 図5の成形同時両面加飾用金型に用いられる固定側金型の構成を示す斜視図である。 図6Aの固定側金型の構成を示す平面図である。 図6Aの成形同時両面加飾用金型の固定側金型の組み立て分解斜視図である。 図6Aの成形同時両面加飾用金型の固定側金型の凸部形成ブロックの構成を示す斜視図である。 図6Aの成形同時両面加飾用金型の固定側金型の凸部形成ブロックの構成を示す平面図である。 図6Aの成形同時両面加飾用金型の入れ子に凸部形成ブロックを挿入した場合の部分拡大斜視図である。 図5の成形同時両面加飾用金型に用いられる可動側金型の構成を示す斜視図である。 図9Aの成形同時両面加飾用金型の可動側金型の組み立て分解斜視図である。 図5の成形同時両面加飾用金型と第1及び第2加飾フィルムの位置関係を概念的に示す斜視図である。 閉じた状態にある図5の成形同時両面加飾用金型を図8Cの線XI−XIで切断した断面図である。 型閉じ状態にある図5の成形同時両面加飾用金型を図8Cの線XII−XIIで切断した断面図である。 図11の断面図において、溶融樹脂が射出されている状態を示す図である。 図12の断面図において、溶融樹脂が射出されている状態を示す図である。 図12の断面図において、型開き状態において、成形品を取り出す状態を示す図である。 本発明の第2実施形態にかかる成形同時両面加飾用金型に用いられる固定側金型用入れ子の構成を示す平面図である。 加飾フィルムの配置した状態における図16Aの線XVIB−XVIBの断面図である。 従来の成形同時両面加飾用金型の模式的な構成を示す斜視図である。 型開き状態にある図17の成形同時両面加飾用金型の断面図である。 型閉じ状態にある図17の成形同時両面加飾用金型の断面図である。 図18Bの部分拡大図である。 図17の成形同時両面加飾用金型で成形された成形品を模式的に示す図である。
符号の説明
1 可動側金型
2 固定側金型
3 可動側ダイセット
4 固定側ダイセット
9a 第2加飾フィルム通過領域
9b 第2加飾フィルム非通過領域
12,16 クランプ
13,17 ポケット
20,50 入れ子
21 第1キャビティ形成面
28 第1キャビティ
51 第2キャビティ形成面
51a 挿入穴
52 凸部形成ブロック
52a 凸状部
54 スプルー
55,56,57 ランナー部
58 第2キャビティ
59 エジェクターピン
100 第1加飾フィルム
110 第2加飾フィルム
150 成形同時両面加飾成形品

Claims (7)

  1. 第1キャビティ(28)が形成され、第1の方向に移動可能な第1加飾フィルム(100)が前記第1キャビティ(28)上を通過し前記第1キャビティ(28)が形成されている第1キャビティ形成面(21)に平行に配置される第1金型(1)と、
    第2キャビティ(58)が形成され、前記第1の方向と交差する第2の方向に移動可能な第2加飾フィルム(110)が、前記第2キャビティ(58)上を通過し前記第2キャビティ(58)が形成されている第2キャビティ形成面(51)に平行に配置されかつ前記第2キャビティ形成面(51)の前記第2加飾フィルム(110)の非通過領域(9b)に、ランナー部(55,56)が形成された凸状部(52a)を有し、前記第1金型に対向配置され前記第1金型と型閉じされるように前記第1金型に相対的に接離可能な第2金型(2)と、を備え、
    前記第1及び第2金型(1,2)が型閉じしたときに、前記凸状部(52a)の上面と前記第1加飾フィルム(100)が近接することによって、前記ランナー部(55,56)に、溶融樹脂の漏れを防止して前記第1及び第2加飾フィルム(100,110)の間を通るように前記溶融樹脂を移動させる溶融樹脂移動空間(56a)が形成され、前記溶融樹脂を前記第1及び第2のキャビティ(28,58)内に射出して前記第1及び第2加飾フィルム(100,110)が一体化接着した成形品を成形する成形同時両面加飾用金型。
  2. 前記第2金型(2)の前記第2加飾フィルムの非通過領域(9b)に形成された凸状部(52a)の高さ寸法(D1)は、前記第2加飾フィルム(110)の厚み寸法(D2)と大略同一に構成されている、請求項1に記載の成形同時両面加飾用金型。
  3. 前記凸状部(52a)は、前記第2加飾フィルムの非通過領域(9b)に設けられた挿入穴(51a)と前記挿入穴(51a)に挿入される凸部形成ブロック(52)とで形成され、
    前記凸部形成ブロック(52)は、前記ランナー部が上面に設けられ、前記挿入穴(51a)にその上方部分が突出するように挿入されることで前記突出部分が前記凸状部を構成する請求項1又は2に記載の成形同時両面加飾用金型。
  4. 前記第1及び第2金型(1,2)は、型閉じ状態において互いの対向面が前記キャビティ形成面(21,51)として構成された入れ子(20,50)と、それぞれ前記入れ子を嵌め込むように保持しかつ互いの対向面が型締め力受け部(10a,10b)として構成されているダイセット(3,4)とを有する、請求項1に記載の成形同時両面加飾用金型。
  5. 前記第1及び第2金型(1,2)は、前記入れ子(20,50)の前記第1及び第2キャビティ形成面(21,51)が、前記ダイセットの型締め力受け部(10a、10b)よりも凹状に設けられることにより形成される請求項4に記載の成形同時両面加飾用金型。
  6. それぞれ第1及び第2のキャビティ(28,58)が形成された第1及び第2のキャビティ形成面(21,51)を有する第1金型(1)及び第2金型(2)を有する金型を用いて、成形同時両面加飾成形品を製造する方法において、
    前記第1金型(1)に第1の方向に移動可能に第1加飾フィルム(100)を前記第1キャビティ(28)上を通過するように前記第1キャビティ形成面(21)に平行に配置し、
    溶融樹脂をキャビティへ送るランナー部(55,56,57)を第2キャビティ形成面(51)に有し、前記第2キャビティ形成面(51)の型締め時に前記第1加飾フィルム(100)と直接対向する領域のランナー部(55,56)を囲むように凸状部(52a)が形成されている第2金型(2)に、前記第1の方向と交差する第2の方向に移動可能に第2加飾フィルム(110)を前記第2キャビティ(58)上を通過するように前記第2キャビティ形成面(51)に平行にかつ前記凸状部(52a)に重ならないように配置し、
    前記2枚の加飾フィルムを両金型で挟むようにして、前記第1金型(1)と前記第2金型(2)とを型閉めし、
    前記型締めによって、前記第1加飾フィルム(100)のみが設けられている領域において、前記凸状部(52a)の上面と前記第1加飾フィルム(100)とを接触させ、
    前記ランナー部(55,56,57)を介して前記第1及び第2のキャビティ(28,58)に溶融樹脂を射出するときに、前記凸状部(52a)の上面と前記第1加飾フィルム(100)との接触によって前記第2キャビティ形成面(51)と前記第1加飾フィルム(100)との間から前記溶融樹脂が前記ランナー部の外部へ漏れ出すことを防止しつつ、樹脂成形品を形成すると同時に樹脂成形品表面に前記第1及び第2加飾フィルム(100,110)を一体化接着させる成形同時両面加飾成形品の製造方法。
  7. 前記凸状部(52a)の高さ寸法(D1)を第2加飾フィルム(110)の厚み寸法(D2)と略同一にして、前記型締めした場合に前記凸状部(52a)と前記第1加飾フィルム(100)を接触させ、前記第2キャビティ形成面(51)と前記第1加飾フィルム(100)とが密着する、請求項6に記載の成形同時両面加飾成形品の製造方法。


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