JP2009137213A - 成形金型の位置決め構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】入れ子に設けられたキャビティとコアの位置決め精度を高めて高精度のインモールド成形を実現することができる成形金型の位置決め構造を提供する。
【解決手段】固定側型板と可動側型板に成形用の入れ子が対向する状態で組み込まれており、固定側入れ子と可動側入れ子の間に加飾フィルムを挟み込み、その加飾フィルムに予め印刷されている図柄を成形と同時に成形品表面に付与するインモールド成形用の成形金型において、両入れ子の位置決めを行なう位置決めブロック6,9を有し、この位置決めブロックは、加飾フィルムと干渉しない位置で、固定側入れ子4および可動側入れ子7に接続または一体化された状態で対向配置され、一方の位置決めブロックから少なくとも2本のテーパーピン16が突設され、他方の位置決めブロックにテーパーピンと係合するテーパーピン係合孔9aが穿設されていることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、キャビティやコアが形成されている入れ子の位置決め精度を高めることにより、高精度の成形を可能にする成形金型の位置決め構造に関するものである。
従来、成形金型の固定側型板に対して可動側型板を位置決めするための位置決め部品として、複数のガイドピンや位置決めブロックが使用されている。
例えば、図10の平面図に示すように、入れ子50にキャビティ51が加工されている成形金型では、その入れ子50が組み込まれる下型52の四隅に円柱状のガイドピン53を立設し、それらのガイドピン53をガイドとして上型が固定側型板に接近し、型締めが行なわれるようになっている。なお、図中、54は入れ子ポケットであり、55は入れ子50を入れ子ポケット54内に位置決めするためのテーパーウエッジである。
また、上記位置決めブロックとしては、例えばストレートブロックが市販されている。
この種のストレートブロックは、図11に示すように、下型56の外周縁部に複数取り付けられた凸形部品57(図11(a)参照)と、上型58の下面に、それら凸形部品57と対向する位置に配設された凹形部品59(図11(b)参照)とを係合させることにより下型と上型とが型締めされるようになっている。
しかしながら、従来の金型位置決め構造では、入れ子と入れ子ポケットとの間にクリアランスがあり、さらに、ガイドピンとガイドピンブッシュ(または凸形部品57と凹形部品59)との間にもクリアランスがあるため、下型および上型に組み込まれる入れ子同士の位置決め精度を高めるのに限界があった。
金型の位置決めは、本来、下型および上型の入れ子同士を位置決めするためのものであるから、ガイドピンまた位置決めブロックを、入れ子に直接、設ければ位置決め精度を高めることができる。
ところが、インモールド成形を行なう成形金型では、入れ子より若干広い範囲で加飾フィルムが下型と上型の間を通過することになるため、加飾フィルムが通過する範囲内にガイドピンや凸形部品を配置することはできない。これを解消するために、ガイドピンや位置決めブロック等の摺動部を上記範囲外に配置することも考えられるが、そうした場合であっても、摺動部から発生する金属粉末等が混入して転写不良の原因となるという問題が依然として残る。
したがって、入れ子と独立(分離)しているガイドピンまたは位置決めブロックを用いて下型と上型の位置決めを行なうことにより、間接的に入れ子の位置決めを行なっているのが現状である。
本発明は以上のような従来の金型位置決め構造における課題を考慮してなされたものであり、キャビティが形成されている入れ子同士の位置決め精度を高め、高精度、高品質のインモールド成形を実現することができる成形金型の位置決め構造を提供するものである。
本発明は、固定側型板と可動側型板に成形用の入れ子が対向する状態で組み込まれており、固定側入れ子と可動側入れ子の間に加飾フィルムを挟み込み、その加飾フィルムに予め印刷されている図柄を成形と同時に成形品表面に付与するインモールド成形用の成形金型において、
上記両入れ子の位置決めを行なう位置決めブロックを有し、この位置決めブロックは、上記加飾フィルムと干渉しない位置で、上記固定側入れ子および上記可動側入れ子に接続または一体化された状態で対向配置され、
一方の上記位置決めブロックから少なくとも2本のテーパーピンが突設され、他方の上記位置決めブロックに上記テーパーピンと係合するテーパーピン係合孔が穿設されている成形金型の位置決め構造である。
本発明によれば、位置決めブロックが固定側入れ子および可動側入れ子と一体化されているため、一方の位置決めブロックから突設された2本のテーパーピンを、他方の位置決めブロックに設けられたテーパーピン係合孔に係合させれば、両入れ子をクリアランス無しで位置決めすることができる。
本発明において、加飾フィルムと干渉しない位置とは、帯状の加飾フィルムを間欠的に成形金型内に供給して成形を行なうインモールド成形では、加飾フィルムの幅方向外側を意味し、また、加飾フィルムを毎葉で成形金型にセットし成形を行なうインモールド成形では、加飾フィルムシートの周囲を意味する。
本発明において、上記入れ子の外周部にコ字状の切欠部を形成し、この切欠部に上記位置決めブロックを圧入すれば、上記位置決めブロックと上記入れ子とを一体に接続することができる。
本発明において、上記入れ子と上記位置決めブロックを第二のテーパーピンによって一体に接続することもできる。
本発明において、上記入れ子と上記位置決めブロックとを連結ピンによって一体に接続することもできる。
本発明において、上記固定側型板および上記可動側型板に形成されている入れ子ポケットと上記入れ子の隙間に、テーパーウエッジを差し込むように構成することができる。
本発明において、上記入れ子の対向する外周部にそれぞれ上記コ字状の切欠部を形成し、それらの切欠部に上記位置決めブロックをそれぞれ圧入することができる。
本発明によれば、キャビティが形成されている入れ子同士の位置決め精度を高め、高精度、高品質のインモールド成形を可能にする、成形金型の位置決め構造を提供することができる。
以下、図面に示した実施の形態に基づいて本発明を詳細に説明する。
図1は、本発明に係る成形金型の位置決め構造を示す斜視図である。
同図において、成形金型1は、固定側型板2と、この固定側型板2に対向する状態で配置される可動側型板3とを備えている。なお、説明の都合上、固定側型板2と可動側型板3は上下に配置されているものとする。
固定側型板2のパーティング面には、入れ子を組み込むための入れ子ポケットが形成され、その入れ子ポケットに固定側入れ子4が設けられている。この固定側入れ子4は、複数のテーパーウエッジ8および後述するテーパーピンブロック(位置決めブロック)6によって入れ子ポケット内に位置決めされている。
また、可動側型板3のパーティング面にも、入れ子を組み込むための入れ子ポケットが形成され、その入れ子ポケットに可動側入れ子7が設けられている。この可動側入れ子7についても、複数のテーパーウエッジ8および後述するテーパーピンブロック(位置決めブロック)9によって入れ子ポケット内に位置決めされている。
図中、符号10は、テーパーウエッジ8cを、位置決め後に固定側型板2(または可動側型板3)に固定するための六角孔付きボルトであり、符号11は、テーパーピンブロック6を、位置決め後に固定側型板2に固定するための六角孔付きボルトである。
また、符号12はテーパーウエッジ8a,8bを、位置決め後に可動側型板3に固定するための六角孔付きボルト、符号13は、テーパーピンブロック9を、位置決めされた後に可動側型板3に固定するための六角孔付きボルトである。
図2は、上記可動側型板3を外して固定側型板2のパーティング面を露出させた状態を示したものである。
パーティング面2aには入れ子ポケット2bが形成され、この入れ子ポケット2bの側壁と固定側入れ子4の側壁との間に、第1テーパーウエッジ8a、第2テーパーウエッジ8b、第3テーパーウエッジ8cがそれぞれ差し込まれて固定側入れ子14の三方が位置決めされ、さらに、残りの側壁間にテーパーピンブロック6が差し込まれることによって固定側入れ子4が四方向から位置決めされるようになっている。
図3は、上記固定側入れ子4およびその周辺を拡大して示したものである。
同図において、第1テーパーウエッジ8aおよび第2テーパーピンウエッジ8bは、固定側入れ子4を位置決めした後、六角孔付きボルト12によって固定側型板2に固定される。第3テーパーウエッジ8cは、固定側入れ子4を位置決めした後、六角孔付きボルト10によって固定側型板2に固定される。
入れ子ポケット2bの側壁はテーパ面2cに形成されており、このテーパ面2cにそれぞれテーパーウエッジ8a,8b,8cのテーパ面を当接させ、テーパーウエッジ8a〜8cを軽く打ち込むことにより、固定側入れ子4の位置決めが行なわれる。
固定側入れ子4におけるテーパーウエッジ8a,8b側と反対側の面にはコ字状切欠部4aが形成されており、このコ字状切欠部4aに、水平方向に配置されたテーパーピンブロック6が嵌め込まれるようになっている。
直方体からなるこのテーパーピンブロック6の上面6aは、固定側入れ子4の上面と面一になるように形成されており、コ字状切欠部4aに嵌め込むことによって固定側入れ子4と一体化するようになっている。
なお、このテーパーピンブロック6は、軽く押し込んで入れるか、柔らかい金属の棒で軽くたたくことによって収まる状態が好ましい。嵌め込んでもコ字状切欠部4aから脱落するものや強くたたかなければ入らないものは、安定せず、或いは、変形する虞れがあるため避けるべきである。
テーパーピンブロック6における長手方向各端部には、テーパーピン16を挿入するために2つの貫通孔が垂直方向に形成され、各貫通孔にテーパーピン16が植設され、植設されたテーパーピン16の先細側端部16aは、テーパーピンブロック6の上面6aから突出するようになっている。
なお、テーパーピン16の本数は少なくとも二本あればよいが、入れ子の大きさが例えば300mm×100mmを超えるような大きいサイズの場合には、それ以上の本数を設けることもできる。
テーパーピンブロック6付きの固定側入れ子4は、入れ子ポケット2b内で位置決めされた後、六角孔付きボルト17によって固定側型板2に固定される。
なお、図中Fは、固定側入れ子4上を移動する加飾フィルムを示しており、テーパーピンブロック6は、その加飾フィルムFの幅方向縁部に沿ってその近傍に配置されている。
図4は固定側型板2に固定されるテーパーピンブロック6と可動側型板3に固定されるテーパーピンブロック9との接続動作を示したものである。
同図(a)において、テーパーピンブロック9はテーパーピンブロック6と同一サイズ、同一形状からなり、テーパーピン16の先細側端部16aと係合し得るテーパーピンブッシュ(テーパーピン係合孔)9aが貫通した状態で形成されている。
それにより、型締め時において、可動側型板3を固定側型板2に当接させると、上記先細側端部16aが上記テーパーピンブッシュ9aに挿入され(図4(b)参照)、固定側入れ子4と可動側入れ子7が位置決めされるようになっている。
図5は、固定側型板2と固定側入れ子4とテーパーピンブロック6とテーパーウエッジ8a〜8cの配置を平面から示したものである。
同図において、符号S1およびS2は入れ子位置決めのための基準面を示しており、テーパーピンブロック6付きの固定側入れ子4を、基準面S1およびS2とに押圧することにより、位置決めが行なわれるようになっている。
以下、固定側入れ子4の位置決め方法について説明する。
まず、固定側入れ子4のコ字状切欠部14aに、予め、テーパーピンブロック6を嵌合させて一体化させる。
このテーパーピンブロック6付き固定側入れ子4を入れ子ポケット2b内に載置する。
次に、第1テーパーウエッジ8a、第2テーパーウエッジ8b、第3テーパーウエッジ8cをそれぞれ入れ子ポケット2b側壁と固定側入れ子4側壁との間に差し込む。
この状態で、テーパーウエッジ8aおよび8bを打ち込むと、テーパーウエッジ8aおよび8bが、入れ子ポケット2bのテーパー面上を摺動し、楔効果によって固定側入れ子4が矢印B方向に押圧され、テーパーピンブロック6を介して基準面S2と密着する。
また、テーパーウエッジ8cを打ち込むと、楔効果によって固定側入れ子4が矢印C方向に押圧され、基準面S1と密着する。
なお、図中、符号2dは上記基準面S1を提供する基準ブロックであり、固定側型板2に組み付けられるようになっている。
また、図中d1およびd2は、コ字状切欠部4aの対向面とテーパピンブロック6の長手方向端面との間に形成されたクリアランスであるが、これらの隙間d1およびd2は、コ字状切欠部4aの加工誤差を吸収するものであり、成形される成形品の精度に影響しない。
このようにして、固定側入れ子4はそれぞれ基準面S1とS2に押圧されて固定されるため、クリアランスがゼロの状態で、入れ子ポケット2b内に位置決めすることができる。
なお、可動側型板に設けられる可動側入れ子7についても、上記固定側入れ子4の位置決め構造と同じ構造であり、クリアランスがゼロの状態で可動側型板の入れ子ポケット内に位置決めすることができる。
図6は図5のA−A矢視断面に、可動側入れ子7を重ねた状態で示したものである。
テーパーピンブロック6から突出している、テーパピン16の先細側端部16aが、可動側テーパーピンブロック9に形成されているテーパーピンブッシュ9aに挿入されることにより、固定側入れ子4と可動側入れ子7が位置決めされ、その結果、固定側入れ子4に形成されているキャビティEと可動側入れ子7に形成されているコアGとが正確に位置決めされるようになっている。
上記構成を有する成形金型の位置決め構造によれば、加飾フィルムFの搬送経路と干渉しない部位で、且つ入れ子に最も近い位置で固定側入れ子4と可動側入れ子7を位置決めするため、金型位置決め時に、入れ子と入れ子ポケットとの間に生じるクリアランスと、固定側型板と可動側型板とを接続するガイドピンとガイドピンブッシュ(または図11に示した凸形部品と凹形部品)との間に生じるクリアランスが加算されていた従来の位置決め構造に比べ、位置決め精度を高めることが可能になる。その結果、高精度のインモールド成形を実現することができる。
図7〜図9は本発明に係る成形金型の位置決め構造の変形例を示したものである。
図7は示す第一の変形例であり、同図(a)は位置決め構造の平面図、同図(b)はその斜視図を示している。
両図に示す位置決め構造は、入れ子にコ字状の切欠部を設けず、固定側入れ子および可動側入れ子の基準面S2側に、入れ子の長さと同じ長さからなるテーパーピンブロック20および21を、第二のテーパピン22を介して装着したものである。
図中、符号8a′は上記テーパーウエッジ8aに、8b′は上記テーパーウエッジ8b′に、8c′は上記テーパーウエッジ8cに、また、9a′は上記テーパーピンブッシュ9aに相当する。なお、G′はキャビティを示している。
なお、上記テーパーピンブロック20および21は、入れ子の基準面S2側を、膨出させることにより一体に形成したものであってもよい。
また、図8は示す第二の変形例であり、同図(a)は位置決め構造の平面図、同図(b)はその斜視図を示している。なお、以下の説明において、図中7と同じ構成要素については同一符号を付してその説明を省略する。
図8に示す位置決め構造も、図7の構成と同様に、入れ子にコ字状の切欠部を設けず、固定側入れ子および可動側入れ子の基準面S2側に、入れ子の長さと同じ長さからなるテーパーピンブロック23および24を装着しているが、テーパーピン22に代えて連結ピン25を介してテーパーピンブロックと入れ子を接続したものである。
また、図9は第三の変形例であり、同図(a)は位置決め構造の平面図、同図(b)はその斜視図を示している。
図9に示す位置決め構造では、テーパーウエッジを使用せず、入れ子の両側を一対のテーパーピンブロックで挟み込むようにして位置決めを行なっている。
詳しくは、固定側入れ子4′および可動側入れ子7′の長手方向と直交する方向の各側壁には、それぞれコ字状切欠部4a′が形成されている。
一方のコ字状切欠部4a′にはテーパーピンブロック26,27が装着され、他方のコ字状切欠部4a′にはテーパーピンブロック28,29が装着されている。
テーパーピンブロック26に対してはテーパーピンブロック27から突出されたテーパーピン16′が、また、テーパーピンブロック28に対してはテーパーピンブロック29から突出されたテーパーピン16′がそれぞれ挿入され、それにより、固定側入れ子4′と可動側入れ子7′が位置決めされるようになっている。
なお、本変形例において、テーパーピン16′の先細側端部16a′は、テーパーピンブロック27および29から垂下するように構成されている。
また、可動側入れ子7′におけるテーパーピンブロック27配置側と反対側には、通常、加飾フィルムFの送りを制御するためのセンサが内蔵されたセンサボックスが配置されているが、加飾フィルムFの送りに高度な制御を必要としない場合には、センサボックスを可動側入れ子7′から離れた位置に設けることができる。
このような成形金型の場合、テーパーピンブロック27と対向させてテーパーピンブロック29を配置することができる。
なお、上記実施形態で可動側入れ子(または固定側入れ子)が単一の部品で構成されている場合を例に取り説明したが、これに限らず、入れ子ポケット内に位置決めされる入れ子については2つの入れ子から構成されるものであってもよい。
また、上記実施形態では、テーパーピンブロック6のテーパーピン16について、その軸と直交する方向の断面が円形である場合について説明したが、これに限らず、テーパーピン16は、断面十字形の軸体であってもよく、また、角柱であってもよい。要するに、基準面S1およびS2に対しそれぞれ直交する方向に位置決めできる形状を有するものであれば、任意の断面形状のものを使用することができる。
本発明に係る成形金型の位置決め構造を示す斜視図である。 図1の固定側型板の構成を示す斜視図である。 図2の固定側入れ子およびその周辺構造を示す拡大斜視図である。 (a)および(b)は、テーパーピンブロック同士の接続動作を説明する斜視図である。 固定側成形金型における入れ子位置決め方法を説明するための平面図である。 図5のA−A矢視縦断面図である。 (a)は本発明に係る成形金型の第一変形例を示す平面図、(b)はその斜視図である。 (a)は本発明に係る成形金型の第二変形例を示す平面図、(b)はその斜視図である。 (a)は本発明に係る成形金型の第三変形例を示す平面図、(b)はその斜視図である。 従来の成形金型の位置決め構造を説明する平面図である。 (a)および(b)は、従来の位置決めブロックの構成を示す斜視図である。
符号の説明
1 成形金型
2 固定側型板
2a パーティング面
2b 入れ子ポケット
2c テーパ面
2d 基準ブロック
3 可動側型板
4 固定側入れ子
4a コ字状切欠部
5 テーパーウエッジ
6 テーパーピンブロック
6a 上面
7 可動側入れ子
8 テーパーウエッジ
8a 第1テーパーウエッジ
8b 第2テーパーウエッジ
8c 第3テーパーウエッジ
9 テーパーピンブロック
10〜13 六角孔付きボルト
16 テーパーピン
16a 先細側端部
17 六角孔付きボルト
20,21 テーパーピンブロック
22 テーパーピン
23,24 テーパーピンブロック
25 連結ピン
26,27 テーパーピンブロック
28,29 テーパーピンブロック

Claims (6)

  1. 固定側型板と可動側型板に成形用の入れ子が対向する状態で組み込まれており、固定側入れ子と可動側入れ子の間に加飾フィルムを挟み込み、その加飾フィルムに予め印刷されている図柄を成形と同時に成形品表面に付与するインモールド成形用の成形金型において、
    上記両入れ子の位置決めを行なう位置決めブロックを有し、この位置決めブロックは、上記加飾フィルムと干渉しない位置で、上記固定側入れ子および上記可動側入れ子に接続または一体化された状態で対向配置され、
    一方の上記位置決めブロックから少なくとも2本のテーパーピンが突設され、他方の上記位置決めブロックに上記テーパーピンと係合するテーパーピン係合孔が穿設されていることを特徴とする成形金型の位置決め構造。
  2. 上記入れ子の外周部にコ字状の切欠部が形成され、この切欠部に上記位置決めブロックを圧入することによって上記位置決めブロックと上記入れ子が一体に接続されるように構成されている請求項1記載の成形金型の位置決め構造。
  3. 上記入れ子と上記位置決めブロックが第二のテーパーピンによって一体に接続されている請求項1記載の成形金型の位置決め構造。
  4. 上記入れ子と上記位置決めブロックが連結ピンによって一体に接続されている請求項1記載の成形金型の位置決め構造。
  5. 上記固定側型板および上記可動側型板に形成されている入れ子ポケットと上記入れ子の隙間に、テーパーウエッジが差し込まれるように構成されている請求項1〜4のいずれか1項に記載の成形金型の位置決め構造。
  6. 上記入れ子の対向する外周部にそれぞれ上記コ字状の切欠部が形成され、それらの切欠部に上記位置決めブロックがそれぞれ圧入されている請求項2記載の成形金型の位置決め構造。
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