JP2007152619A - 射出成形用金型及びレンズ鏡筒 - Google Patents

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Abstract

【課題】一方向からねじを螺出入する操作で可動側及び固定側のキャビティ部材を正確に調芯する。
【解決手段】固定側Lの端面部に位置する固定側型板6の凹部6b内には、駆動部材21と従動部材22とから構成した調整手段20X,20X及び20Y,20Yによって、固定側キャビティ部材7が軸線Cと直交するXY2軸方向に所定量移動可能に装着されており、駆動用ボルト24を固定側型板6に対して螺出入すると、駆動部材21が押動されて、従動部材22と共に固定側キャビティ部材7が軸線Cと直交する方向に移動する。
【選択図】図6

Description

本発明は、レンズ鏡筒等の精密部品を高精度に製造できるようにした射出成形用金型、及びこの種の射出成形用金型を用いて成形される製品としてのレンズ鏡筒に関するものである。
レンズ鏡筒等の精密部品を射出成形により製造するために用いられる金型は、少なくともコア部材とキャビティ部材とを備えているが、キャビティ部材は可動側と固定側とに分割して設けられる。キャビティ部材は型板に固定して設けられており、この型板を駆動することによって、型締め及び型開きが行われる。レンズ鏡筒等のように、概略円筒形状の成形品を製造する場合には、キャビティ部材とコア部材とを必要とするが、コア部材はキャビティ部材とは別個の部材として構成する場合と、キャビティ部材にコア部を一体的に設ける場合とがある。ここで、対物光学系として用いるにしろ、また他の光学系として用いるにしろ、複数のレンズが装着されるレンズ鏡筒は、各レンズの光軸が正確に一致するように組み付けられなければならない。従って、レンズ鏡筒を高精度に製造しなければならず、このレンズ鏡筒を成形する等の金型としては、可動側及び固定側のキャビティ部材を極めて厳格に調芯させる必要がある。
金型は複数の部材を組み立てたものであり、これら各部材は高精度に寸法管理がなされ、かつ正確に組み付けられることになる。しかしながら、僅かでも寸法誤差や組み付け誤差等があると、両キャビティ部材間の調芯性が損なわれ、製品としてのレンズ鏡筒の精度に大きな影響を与える結果となる。このために、組み立て後においても、一方側のキャビティ部材を相手方に対してアライメントする機構を備えることが望まれる。
ここで、特許文献1には、ガラス素材をプレス成形する装置において、上下の金型のうちの上金型に芯出し機構を備える構成としたものが開示されている。この芯出し機構は、上金型にスライド板を連結し、このスライド板を案内板に対して水平方向に位置調整可能としている。このスライド板の位置調整は、スライド板の4つの端面に対面させて、このスライド板の長さ方向に斜めの面を持ったガイドブロックを設け、このガイドブロックとスライド板との間にクサビを装着して、このクサビを移動ネジによってスライド板の長さ方向に位置調整するように構成している。
特開平2−307831号公報
ところで、前述した特許文献1の位置調整方式によれば、クサビ及びこのクサビを移動させる移動ネジはスライド板の4辺に設けられ、従ってこれら移動ネジはスライド板と平行な4方向から螺出入しなければならず、このために位置調整が面倒になるだけでなく、周囲に障害となる部材が設けられていないことが条件となる。また、特許文献1にはスライド板の2辺にクサビ及び移動ネジを設ける構成とした実施例もあるが、他の2辺には弾性部材が当接させるように構成されており、スライド板の固定性が損なわれることになる。従って、プレス成形の場合には適用可能であるにしても、射出成形用金型にこのような位置調整方式を採用するのは実際上困難である。
本発明は以上の点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、一方向からねじを螺出入する操作で可動側及び固定側のキャビティ部材を正確に調芯できるようにすることにある。
前述した目的を達成するために、本発明は、固定側キャビティ部材及び可動側キャビティ部材と、これら各キャビティ部材を装着した固定側及び可動側の型板とからなり、型締め状態では両キャビティ部材間に成形部が形成されて、前記固定側キャビティ部材から溶融樹脂を前記成形部に供給する構成とした射出成形用金型であって、前記固定側の型板に凹部を形成して、この凹部内で前記固定側キャビティ部材を金型の軸線と直交する方向に位置調整可能な構成としたものにおいて、前記固定側キャビティ部材には、その周囲の4つの辺に前記金型の軸線方向に向く側面が形成されており、また前記凹部の4つの立ち上がり壁がこれら各側面と平行に設けられ、その間は所定の空間を隔てて対向配設しており、これら各空間には、前記立ち上がり壁に当接する駆動部材と、前記側面に当接する従動部材とからなる調整手段が装着され、これら駆動部材と従動部材とは前記軸線方向に向けて傾斜するテーパ面により面接触させ、駆動用ボルトにより前記駆動部材を前記軸線方向に移動させ、前記従動部材は前記軸線方向に移動しないように保持することによって、前記固定側キャビティ部材を前記軸線と直交する方向に移動させる構成としたことをその特徴とするものである。
成形部により製造される製品がレンズ鏡筒である場合には、全体が円筒形状であることからコアを設けるが、コア部材は固定側,可動側のいずれか一方または両方に設ける。また、コア部材はキャビティ部材とは独立に設けることもでき、またキャビティ部材に一体的にコア部を形成することもできる。可動側のキャビティ部材を所定の位置に組み込んだ状態で、固定側キャビティ部材を金型の軸線と直交する方向に位置調整される。このように、固定側キャビティ部材は位置調整可能なものであるから、固定側のコアはキャビティ部材と一体的に設けるのが望ましい。また、キャビティ部材の側面部に当接する従動部材と、型板側に当接する駆動部材との当接面の傾斜方向としては、凹部の底面に向けて鋭角となる傾斜面とし、駆動側部材はこのテーパ面と面接触するテーパ面を形成するのが望ましい。ただし、この逆であっても良い。いずれにしろ、4箇所設けられているねじを螺出入するのは、キャビティ部材の表面側、つまり相手方のキャビティ部材に当接する面側から全て操作することができるようにする。
金型を組み立てた後、型開き状態として4箇所設けたねじを適宜螺出入する操作で、一方側のキャビティ部材を他方側のキャビティ部材に対してアライメントするように、容易に、しかも微細に位置調整することができる。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態について説明する。図1及び図2は射出成形用金型の主要部を示す断面図であって、図1は型締め状態、図2は型開き状態にして示している。
まず、図1に示したように、Lは固定側、Pは可動側の部材である。固定側Lは第1の固定側ユニットL1,第2の固定側ユニットL2及び第3の固定側ユニットL3から構成され、第1の固定側ユニットL1と第2の固定側ユニットL2との間及び第2の固定側ユニットL2と第3の固定側ユニットL3との間は分離可能となっている。また、可動側Pでは、第1の可動側ユニットP1と第2の可動側ユニットP2とが、相互に分離可能に設けられている。
図1及び図2において、第1の固定側ユニットL1は、固定側取付板1を有し、この固定側取付板1には射出成形機のノズル部材2が挿脱可能に接続されるスプルブッシュ3が固定して設けられている。スプルブッシュ3にはノズル部材2から射出される溶融樹脂を供給するためのスプル4が穿設されている。固定側取付板1には第2の固定側ユニットL2を構成するランナストリッパ部材5が当接して設けられており、このランナストリッパ部材5は固定側取付板1に対して接離可能となっている。スプルブッシュ3には、そのスプル4が形成されている部位が突出しており、この突出している部分はランナストリッパ部材5を貫通している。
6は固定側型板、7は固定側コア部7aを備えた固定側キャビティ部材、8はランナ形成部材であり、これらの部材で第3の固定側ユニットL3が構成される。固定側型板6はランナストリッパ部材5に接離可能となっておりスプル4を形成した部位を含む所定の大きさの四角形状の開口部6aとこの開口部6aより大きな凹部6bとを有する段付き枠状の形状となっている。ランナ形成部材8はこの開口部6aに遊嵌状に嵌合されており、また固定側キャビティ部材7は段差形状の凹部6bに嵌合されている。そして、固定側キャビティ部材7には複数のボルト9が設けられて、これらのボルト9によって固定側型板6に固定されており、またランナ形成部材8は固定側キャビティ部材7に複数のボルト10で固定されている(図4参照)。
可動側Pを構成する第1の可動側ユニットP1は、可動側型板11と可動側キャビティ部材12とから構成され、これら可動側型板11と可動側キャビティ部材12とは図示しないボルトで固定されている。また、第2の可動側ユニットP2は可動側受板13と可動側コア部材14とから構成されており、可動側コア部材14は可動側受板13に固定されている。
型締めした状態では、図3に示したように、固定側コア部7aを一体に設けた固定側キャビティ部材7と、可動側キャビティ部材12と、可動側コア部材14とにより成形部15が形成される。この成形部15には、ランナ16が接続されており、ランナ16はランナストリッパ部材5とランナ形成部8との間の接続部分を介してスプル4と連通している。また、ランナ16はランナ形成部8と固定側キャビティ部材7とに分割されており、このランナ16の成形部15への接続部がゲート17である。
成形部15は固定側コア部7aを含む固定側キャビティ部材7と可動側キャビティ部材12及び可動側コア部材14との間に形成され、成形部15により形成される成形品18は、本実施の形態においてはレンズ鏡筒である。成形品18は全体が円筒形状となっており、その内面にはレンズ位置決め用の突条18aを有している。この成形品18を高精度に製造するために、固定側コア部7aを設けた固定側キャビティ部材7は図1に示した金型全体の軸線C方向と直交する方向に位置調整されて、可動側キャビティ部材12に対して、具体的には成形品18における内径を規定する固定側コア部7aと可動側コア部材14の同軸度を確保するようにアライメントすることができる。そこで、以下に図4乃至図8を参照して、この固定側キャビティ部材7の位置調整機構について説明する。
図4には、図1に示した固定側Lと可動側Pとを分離して、固定側Lの端面部の構成が示されている。同図から明らかなように、固定側型板6の凹部6bは概略四角形の形状をしており、この凹部6b内には固定側キャビティ部材7が軸線Cと直交するXY2軸方向に所定量移動可能に装着されており、かつ固定側キャビティ部材7の4辺部に収容空間が形成されて、これら各収容空間には調整手段20X,20X及び20Y,20Yが設けられている。従って、図4において、紙面の左右の調整手段20X,20Xを操作することによって、固定側キャビティ部材7をX軸方向に位置調整され、また紙面の上下の調整手段20Y,20Yを操作することによって、固定側キャビティ部材7をY軸方向に位置調整されることになる。
調整手段20X及び20Yは同じ構造のものであり、図5及び図6に示したように、駆動部材21と従動部材22とから構成されている。駆動部材21の一面は固定側型板6の凹部6bにおける立ち上がり壁と当接し、従動部材22は固定側キャビティ部材7の側面部に当接しており、これらの当接面は軸線Cと平行な平面である。また、駆動部材21と従動部材22とが当接しており、この当接面は軸線Cに対して傾斜するテーパ面21T,22Tとなっている。ここで、テーパ面21T,22Tの傾斜方向は凹部6bの底面に向けて軸線Cから離れる方向となっている。
図7に示したように、従動部材22は、止着ボルト23,23によって固定側型板6に固定されている。ただし、この従動部材22に設けたボルト挿通孔22aは止着ボルト23を遊嵌させており、ボルト挿通孔22aと止着ボルト23との径差分だけ従動部材22は軸線Cと直交する方向に移動可能となっている。そして、従動部材22の端面は固定側型板6の凹部6bの底面に当接しており、従って従動部材22は凹部6bの底面方向に対しては、つまり押し上げ方向には移動不能となっている。また、駆動部材21には駆動用ボルト24が挿通されており、この駆動用ボルト24も凹部6bの底面に螺挿されている。そして、駆動用ボルト24の頭部24aは駆動部材21に設けた第1の係合面21aと当接しており、かつこの駆動部材21は凹部6bに対して所定の間隔だけ離間して押し上げ及び引き下げ方向に対して移動可能となっている。また、駆動部材21には駆動用ボルト24を螺出入するための治具を接続するための治具挿入孔21bが形成されている。さらに、この治具挿入孔21bを形成した側の内面部は駆動用ボルト24の頭部24aが当接可能な第2の係合面21cとなっている。
これによって、図8に示したように、駆動用ボルト24を固定側型板6に螺入する方向に追い込むと、駆動部材21が凹部6bの底面に近接する方向に移動することになる。ただし、従動部材22は軸線C方向には移動できないので、駆動部材21と従動部材22とのテーパ面21T,22Tが同図に仮想線で示したように摺動変位することになり、その結果従動部材22と共に固定側キャビティ部材7が軸線Cと直交する方向に移動することになる。そして、この方向への固定側キャビティ部材7の動きを許容するために、前述したように、従動部材22におけるボルト挿通孔22aと止着ボルト23との挿入部に隙間が生じており、また固定側キャビティ部材7の固定側型板6への取り付け用のボルト10の挿通孔も、さらにランナ形成部材8の固定側型板6の開口部6aへの嵌合部にも同様の隙間が設けられている。そして、治具挿入孔21bは固定側Lの端面に露出しており、従って固定側Lと可動側Pとの間を離間させた型開き状態としたときに、固定側Lの端面から駆動用ボルト24を螺出入する操作を行えるようになっている。
このように構成することによって、金型を組み立てた後の最終段階として、実際に成形を行い、必要な精度の成形品が得られない場合に、特に図3において、成形品18において、レンズ位置決め用の突条18aを挟んだ固定側コア部7aで成形される側の内径部分と可動側コア部材14で成形される側との内径部分の軸線が一致しない場合に、これらの内径部分の同軸度を測定して、同軸度が出ていないときには、固定側コア部7aが一体に設けられている固定側キャビティ部材7の位置調整を行うようにする。このために、型開き状態となし、固定側Lの端面部分を露出させて、駆動用ボルト24を螺出入させ、固定側キャビティ部材7を金型の軸線Cと直交する方向に位置調整し、もってこの固定側キャビティ部材7を可動側キャビティ部材12に対して正確にアライメントさせる。即ち、左右の調整手段20X,20Xのうち、一方の調整手段を構成する駆動用ボルト24を固定側型板6に螺出する方向に操作し、他方の調整手段を構成する駆動用ボルト24を固定側型板6から螺入する方向に操作することによって、固定側キャビティ部材7をX軸方向に位置調整することができる。また、上下の調整手段20Y,20Yを構成する駆動用ボルト24を同様に操作することによって、Y軸方向に位置調整することができる。この操作によって、固定側キャビティ部材7と一体に設けた固定側コア部7aが可動側コア部材14に倣うことになる。
而して、駆動用ボルト24の頭部24aで駆動部材21の第1の係合面21aを押し上げることによって、テーパ面21T,22Tの作用により固定側キャビティ部材7をX,Y方向に変位させる動きを生じさせることになるが、一対で作動する駆動用ボルト24において、螺出する側を先に行い、これによって固定側キャビティ部材7が軸線Cと直交する方向に移動可能な状態となし、その後に他方の駆動用ボルト24を螺入させて、その頭部24aで駆動部材21を押し上げる。その結果、駆動部材21と従動部材22との間のテーパ面21T,22Tの作用によって、固定側キャビティ部材7が移動し、所定量移動した状態で固定することができる。なお、駆動部材21及び従動部材22は共に金属からなり、駆動用ボルト24が締め込まれたときに、それらのテーパ面21T,22Tは強力な圧接力により固着したまま保持されることになる。従って、螺出させる側においては、単に駆動ボルト24を緩めただけでは、駆動部材21と従動部材22との相対的な動きが可能にならない場合がある。そこで、駆動用ボルト24を螺出させる際に、この駆動用ボルト24の頭部24aで駆動部材21の第2の係合面21cを押し下げることによって、テーパ面21T,22T間の固着を解除させた後に、それに対向する位置の駆動用ボルト24を螺入させるようにする。また、この調整後に再び成形を行ってその成形品18の精度を確認し、必要であれば、再度固定側キャビティ部材7の位置調整を行うこともできる。これによって、必要な精度の成形が行われる状態に調整することができる。この固定側キャビティ部材7の位置調整が終了すると、全ての駆動ボルト24を十分締め付けることによって、固定側キャビティ部材7を確実に固定する。この位置調整は、駆動用ボルト24を螺出入させるための治具を一方から挿入する操作で行うことができるので、操作性が良好となる。また、固定側キャビティ部材7の位置調整時に、ボルト9,10を螺回させることもあるが、図4に示したように、これらのボルト9,10も駆動ボルト24を螺出入する面と同じ面で行うことができる。
ここで、金型を組み立てた状態では、固定側キャビティ部材7と可動側キャビティ部材12との間は一応アライメントされていることから、前述した調整は微調整となる。そこで、このような微調整を目的とする場合には、テーパ面21T,22Tの傾斜角を小さくするか、または駆動用ボルト24のねじのピッチ間隔を細かく設定する。一方、テーパ面21T,22Tの傾斜角を大きくしたり、ねじのピッチ間隔を大きく取るようにしたりすれば、駆動用ボルト24の螺回に対する固定側キャビティ部材7の移動量が大きくなる。
以上のようにして位置調整が行われた固定側キャビティ部材7は、固定側型板6に対して、軸線C方向にはボルト9により固定されており、軸線Cと直交する方向は、調整手段20X及び20Yを構成する駆動部材21と従動部材22とが固定側キャビティ部材7の側面部と固定側型板6の凹部6bの立ち上がり壁とに挟持された状態に固定されているので、調整後の固定側キャビティ部材7は確実に固定され、みだりに位置ずれするおそれはない。
本発明の実施の一形態を示す金型を型締めした状態での断面図である。 図1の金型を型開きした状態の断面図である。 成形部を示す拡大断面図である。 固定側の端面図である。 固定側キャビティ部材の調整手段を示す斜視図である。 図4のA−A断面図である。 図4のB−B断面図である。 テーパ面の角度を強調して示す調整手段の作動説明図である。
符号の説明
1 固定側取付板 4 スプル
6 固定側型板 6a 開口部
6b 凹部 7 固定側キャビティ部材
7a 固定側コア部 11 可動側型板
12 可動側キャビティ部材 13 可動側受板
14 可動側コア部材 15 成形部
16 ランナ 18 成形品
20X,20Y 調整手段 21 駆動部材
22 従動部材 21T,22T テーパ面
23 止着ボルト 24 駆動用ボルト

Claims (3)

  1. 固定側キャビティ部材及び可動側キャビティ部材と、これら各キャビティ部材を装着した固定側及び可動側の型板とからなり、型締め状態では両キャビティ部材間に成形部が形成されて、前記固定側キャビティ部材から溶融樹脂を前記成形部に供給する構成とした射出成形用金型であって、前記固定側の型板に凹部を形成して、この凹部内で前記固定側キャビティ部材を金型の軸線と直交する方向に位置調整可能な構成としたものにおいて、
    前記固定側キャビティ部材には、その周囲の4つの辺に前記金型の軸線方向に向く側面が形成されており、また前記凹部の4つの立ち上がり壁がこれら各側面と平行に設けられ、その間は所定の空間を隔てて対向配設しており、
    これら各空間には、前記立ち上がり壁に当接する駆動部材と、前記側面に当接する従動部材とからなる調整手段が装着され、これら駆動部材と従動部材とは前記軸線方向に向けて傾斜するテーパ面により面接触させ、
    駆動用ボルトにより前記駆動部材を前記軸線方向に移動させ、前記従動部材は前記軸線方向に移動しないように保持することによって、前記固定側キャビティ部材を前記軸線と直交する方向に移動させる
    構成としたことを特徴とする射出成形用金型。
  2. 前記成形部はレンズ鏡筒を成形するものであり、固定側及び可動側にコア部が設けられており、固定側コア部は前記固定側キャビティ部材と一体に位置調整される構成としたことを特徴とする請求項1記載の射出成形用金型。
  3. 請求項2の射出成形用金型を用いて成形されたレンズ鏡筒。
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JP2009137213A (ja) * 2007-12-07 2009-06-25 Nissha Printing Co Ltd 成形金型の位置決め構造

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