JP2011010933A - 電気掃除機 - Google Patents
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Abstract
制御部をとコードリールを効率よく冷却すると共に、制御部を電動送風機の排気に含まれる塵埃から保護する。
【解決手段】
前側には塵埃を蓄積する塵埃室が、後側には少なくとも制御部とコードリールと電気送風機を搭載する電気送風機室が形成される下ケースと、前記下ケースの上部を覆う上ケースを有し、電動送風機は、少なくともファン部とモーター部と該モーター部を覆うモーターカバーを有し、該ファン部には空気を吸引する吸引口が開口し、該モーターカバーには吸引した空気を排気する第1の排気口と第2の排気口が開口し、第1の排気口から排出された排気は制御部を冷却し、第2の排気口から排出された排気はコードリールを冷却するように電気掃除機の本体を構成する。
【選択図】図1
Description
また、排気風路内部の回路基板を保護する為に、基板の排気風路側の表面をシートで覆うものがある(例えば、特許文献1)。
また、排気風側の表面をシートで覆う構成も開示されているが、風路内部は気流が複雑であり、かつ、風圧が強いことから、シートの隙間からの微細塵の進入や基板面からシートが剥離する恐れがある。
更に、電源コードを冷却する排気は、放熱板の下流側で分岐した部分から導入することから、放熱板を冷却して温度が上昇した排気が、電源コードを冷却する為、電源コードを効率よく冷却することが難しい。
図10を参照すると、電気掃除機Cは、本体1とホース51と延長パイプ52と床用吸引具53から構成されている。
本体1の前側には、塵埃を本体1に案内する蛇腹状のホース51がホース差込口に接続されている。このホース51には、塵埃を本体1に案内する延長パイプ52と結合部で結合接続されている
そして、延長パイプ52の先端に形成された接続部には、被清掃面から直接塵埃を吸引する床ブラシ等を有する床用吸引具53が着脱自在に取り付けられる。
本体1の外郭は、合成樹脂により形成される下ケース7と上ケース8と蓋体6から成り、本体下ケース7の内部に各部が組み込まれた状態で、本体上ケース8と蓋体6が本体下ケース7を覆うように構成されている。
本体下ケース7には、内壁7cを設けて内部を仕切ることにより、前側に吸引した塵埃を集塵する集塵室2が形成され、後ろ側に吸引力を発生させる為の電動送風機3や制御部11等を搭載する電動送風機室4が形成される。
尚、集塵室2には、吸引した空気と塵埃を分離し、塵埃を貯める為の除塵部2aとして、サイクロン部や紙パックを取り付けて使用する。また、集塵室2に対して除塵部2aを着脱するための開口部7kの上部は、蓋体6により開閉自在に覆われている。
そして、この円筒部7jの下側には、内壁7cの一部を後方に突出させることにより、後述する電動送風機3の前部に取付けられる前側防振材9を上方より受けて支持する防振支持体7aが形成されている。
これにより、防振支持体7aの後端壁面7nの所定の部分が、円筒部7jの周縁7mより前側に入り込んだ位置関係となる。つまり、円筒部7jの下側と防振支持体7aに囲まれた、空間が形成される。
コードリール部16は、下ケース7に対して回転自在に軸支された巻取り部16aの外周に、電源コード16b巻回することで、電源コード16bを収納するものであり、下ケース7の底部7gに設けられている。
尚、排気取込口16cは、掃除機を後方より見た場合、中心より左側で、後述する制御部11と上下に重ならない位置に開口している。また、排気排出口16dは、制御部11より、後方に位置する。
この放熱板12は、印刷配線基板11aの面に対して略垂直に設けられ、一辺に対して平行な向きで、一辺側に設けられている、また、先端部分を斜めにカットすることで斜面12aが形成されている。
これは、後述する基板上カバー5cを基板下カバー11bに組み付ける際、基板上カバー5cの開口部5fに放熱板12を通す時に、引っかかり難くするためのものである。
また、印刷配線基板11aの上側は、後述するモーターカバー5に一体に形成されている基板上カバー5cにより覆い、基板下カバーに形成された爪部11cが基板上カバー5cに嵌合することで、制御部11を保護するカバーを構成される。
この時、放熱板12は、後述する電動送風機3の右側に位置するように、開口部5f及び印刷配線基板11a上の放熱板12の位置が構成される。
このファン部Fは、電動送風機3の前側に位置し、吸引力により空気を吸引する吸引口3aが、ファン部Fの前面、つまり電動送風機3の前面に開口している。
また、モーターカバー5は有底の円筒形状であり、底部に凹部5aが形成され、下側には上述した基板上カバー5cが下側に開口を向けた状態で、合成樹脂により一体成型で形成される。
この左右開口部5d、5eは、開口部3aから電動送風機3内部に取り込んだ空気を排気するための開口である。
尚、右開口部5dは、放熱板12が臨む開口部5fより、前側に位置している。
この筒部5gは、コードリール部16に形成された排気取込口16cと連通することで、基板上カバー5c内部に排気が流入しないように、電動送風機3からの排気をモーターカバー5の左下方向に導き、コードリール16の内部に電動送風機の排気を送る排気風路を形成する。
尚、この筒部5gも遮蔽壁5bもモーターカバー5に一体成型されたものである。これにより、モーターカバー5にこれらの機能部品を一体成型してあるので、各部の位置関係を決めることができ、また、部品点数を低減することが可能となる。
そして、電動送風機3の前部には、その外周面3rと前面3sにまたがる断面形状がL字形であるリング状の前側防振材9が設けられる。
また、本体搭載時に、遮蔽壁5bを下から見ると、遮蔽壁5bが前側防振材9の下側に位置する面9aの一部を覆った状態となる。
また、上ケース8の後部には、左右方向に広がる帯状の領域に、複数の開口を形成することにより、電動送風機3の排気を本体1の外部に排出する為の排気口13が形成されている。尚、この排気口13は、下ケース7の後部に形成しても良い。
図4を参照すると、電動送風機3は、後方から見て電動送風機室4の中心の位置に、搭載される。そして、モーターカバー5に右側に開口する右開口部5dから本体後部に位置する排気口13に至る部分であって、下ケース7と上ケース8と基板上カバー5cに囲まれた空間に、排気風路14が形成される。
また、この排気風路14内には、本体の前後方向に対して平行な向きを向いた状態で、放熱板12が位置している。
この時、排気風は、基板上カバー5cの上方を流れるので、制御部11が直接排気風にさらされない。従って、排気風に混入する塵埃から制御部11を保護した状態で、制御部11に実装される電子部品の冷却を行うことが可能である。
また、放熱板12は、排気風の流下方向と同じ、本体の前後方向に対して平行な向きで取り付けられているので、排気風の流れを大きく妨げることなく、冷却を行うことが可能である。
そして、この筒部5gの下側開口部と、コードリール部16に形成された排気取込口16cが連通するように、モーターカバー5が下ケース7に取付けられることで、電動送風機3の排気を直接コードリール部16の内部に流下させる排気風路15を形成している。
そして、コードリール部16内部を流下した排気風は、排気排出口16dよりコードリール部16から電動送風機室4へ排出され、排気口13から本体外部に排出される。
また、排気風路15は、制御部11から隔絶して形成されているので、排気風による制御部11の汚染を防止できる。
また、左右開口部5d、5e近傍や放熱板12を臨ませる開口部5f近傍や制御部11の電子部品近傍等、モーターカバー6の各部に、温度が異なる部位があっても、モーターカバー6が1つの部品で構成されているので、熱伝導によりモーターカバー6全体的に温度を均一に近づけることが可能である。
これにより、モーターカバー6の熱変形を防止することが可能となる。
7 本体下ケース、7a 防振材支持体、7b 切り欠き部、 7c 内壁、
8 本体上ケース、 9 電動送風機の前側防振材、10 電動送風機の後側防振材、
11 制御基板、 12 放熱板、 12a 斜面、 13 本体排気口、
16 電源コードリール、16a 電源コード、51 ホース、 52 延長パイプ、 53 吸い込み口体
Claims (3)
- 前側には塵埃を蓄積する塵埃室が、後側には制御部と電源コードと電気送風機を搭載する電気送風機室が形成される下ケースと、前記下ケースの上部を覆う上ケースを有し、
前記電動送風機は、少なくともファン部とモーター部と該モーター部を覆うモーターカバーを有し、該ファン部には空気を吸引する吸引口が開口し、該モーターカバーには吸引した空気を排気する第1の排気口と第2の排気口が開口し、
前記第1の排気口から排出された排気は前記制御部を冷却し、前記第2の排気口から排出された排気は前記電源コードを冷却することを特徴とする電気掃除機。 - 前記制御部は、印刷配線基板と該印刷配線基板に実装される電子部品と該電子部品の熱を放熱する放熱板を有し、周囲を基板カバーにより覆われており、前記放熱板の一部は該基板カバーで覆われた空間から外部に露出していることを特徴とする請求項1に記載の電気掃除機。
- 前記基板カバーは、前記制御部を上方から覆う基板上カバーと下方から覆う基板下カバーから成り、前記モーターカバーと前記基板上カバーは一体成型により形成されたことを特徴とする請求項1又は2のいずれかの電気掃除機。
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