JP2012149557A - 電気掃除機 - Google Patents
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Abstract
【課題】発熱する電気部品を、電動送風機を流れる空気の一部で効果的に空冷することが可能な電気掃除機を提供する。
【解決手段】掃除機本体2に、電動送風機3を内蔵し、かつ、電動送風機の吸気側に位置して集塵袋を配設する。電動送風機は、ステータ12及びロータ13が内蔵されたモータケース11、ロータに連結されたファン17を覆ってモータケースに取付けられたファンカバー18を備える。更に、電動送風機3は、ファンから吐き出されてモータケース内を流通した空気を外部に流出させる排出口16、及び排出口より上流側でファンから吐き出された空気の一部を外部に流出させる通気口を有する。空冷チャンバ21を通気口と電動送風機3の吸気側とに連通して設ける。空冷チャンバ21を流通する気流に晒されるように放熱部材41の少なくとも一部を空冷チャンバ21内に設ける。発熱する電気部品を放熱部材41に取付けたことを特徴としている。
【選択図】図2
【解決手段】掃除機本体2に、電動送風機3を内蔵し、かつ、電動送風機の吸気側に位置して集塵袋を配設する。電動送風機は、ステータ12及びロータ13が内蔵されたモータケース11、ロータに連結されたファン17を覆ってモータケースに取付けられたファンカバー18を備える。更に、電動送風機3は、ファンから吐き出されてモータケース内を流通した空気を外部に流出させる排出口16、及び排出口より上流側でファンから吐き出された空気の一部を外部に流出させる通気口を有する。空冷チャンバ21を通気口と電動送風機3の吸気側とに連通して設ける。空冷チャンバ21を流通する気流に晒されるように放熱部材41の少なくとも一部を空冷チャンバ21内に設ける。発熱する電気部品を放熱部材41に取付けたことを特徴としている。
【選択図】図2
Description
本発明の実施形態は、電動送風機を備える電気掃除機に関する。
電気掃除機の吸塵は電動送風機を駆動することで行われる。一般的に、電動送風機は、そのファンカバーの吸気口から吸い込んだ空気をファンから吐き出し、この吐き出された空気を電動機部の内部に流通させることにより、電動機部のステータやロータ等を空冷するように構成されている。
こうした電動機部の空冷だけではなく、電動機部の周部近傍に、この電動機部の駆動回路叉は電動機部にDC電源を供給する整流回路を配設し、ファンから電動機部に至る空気流の一部を電動機部外に流出させて、この流出した空気を前記回路に吹き当てることにより、回路を空冷できるように構成された電気掃除機が、従来技術として知られている。
ところで、電動送風機の駆動中における電動機部でのステータ等の発熱は、電動機部の周部近傍に配設された回路の発熱より遥かに大きい。このため、既述のように空冷が二系統である場合、電動機部を空冷する風量の方が回路を空冷する風量より圧倒的に多くなるように構成されている。この風量差によって回路側の空気圧が電動機部側の空気圧より高くなるので、回路側に空気が円滑に流れ難く、そのため、回路の冷却が十分ではなかった。
特に、電動送風機を電動送風機ケースで覆って、この電動送風機の駆動音が外部に漏れ難くして、静音化を図る構成とした場合は、なお更である。即ち、電動送風機ケースの内圧は、電動送風機の電動機部から排出される空気によって大気圧より高く保持され、この高圧雰囲気内に回路が配設される。このため、回路側に対して空気が流れ難くなって、回路の空冷効果が低下せざるを得なくなる。なお、これを回避するために、電動送風機ケースに内圧の高まりを防ぐことができる面積の開口を開けてしまうと、静音化の目的が損なわれてしまう。
実施形態は、発熱する電気部品を、電動送風機を流れる空気の一部で効果的に空冷することが可能な電気掃除機を提供することにある。
前記課題を解決するために、実施形態の電気掃除機は、掃除機本体に、電動送風機を内蔵するとともに、この電動送風機の吸気側に位置して集塵手段を配設する。電動送風機は、ステータ及びロータが内蔵されたモータケース、ロータに連結されたファンを覆ってモータケースに取付けられたファンカバーを備える。更に、電動送風機は、ファンから吐き出されてモータケース内を流通した空気を外部に流出させる排出口、及びこの排出口より上流側でファンから吐き出された空気の一部を外部に流出させる通気口を有する。空冷チャンバを通気口と電動送風機の吸気側とに連通して設ける。この空冷チャンバを流通する気流に晒されるように放熱部材の少なくとも一部を空冷チャンバ内に設ける。発熱を伴う電気部品を放熱部材に取付けたことを特徴としている。
以下、第1実施形態の電気掃除機について、図1〜図4を参照して詳細に説明する。
図1は例えばキャニスタ型の電気掃除機全体を示す斜視図であり、この電気掃除機1は、掃除機本体2と、電動送風機3と、集塵手段例えば集塵袋4と、吸塵ホース5と、延長管6と、吸込み口体7等を備えている。
掃除機本体2には、被掃除面である屋内の床面を自在に移動可能とする車輪が取付けられている。掃除機本体2はその前部上面をなすとともに開閉可能な集塵室蓋2aを有している。掃除機本体2内に、集塵室蓋2aの真下に対向する集塵手段収容室例えば集塵室2b(図2参照)が設けられているとともに、この集塵室2bの後側、言い換えれば、掃除機本体2に吸い込まれて通過する気流を基準に集塵室2bの下流側に位置する送風機室2c(図2参照)が設けられている。
図2中符号8は掃除機本体2内に設けられた仕切り壁を示しており、この仕切り壁8を境に集塵室2bと送風機室2cとが仕切られている。仕切り壁8は多数の通気孔を有しているので、これらの通気孔を通じて集塵室2bと送風機室2cとは連通されている。仕切り壁8の下流側面つまり送風機室2cに臨んだ面にインデユーサ9が取付けられている。インデユーサ9は、仕切り壁8に固定された周部から中央の出口開口9aに向けて仕切り壁8から次第に離れるように略漏斗状をなして形成されている。
掃除機本体2の例えば前面に吸塵口2d(図1参照)が設けられている。集塵室2bに集塵袋4が収容されている。集塵室2bに収容された集塵袋4の内側は吸塵口2dに連通されている。この集塵袋4は集塵室蓋2aが開かれた状態で集塵室2bに出し入れ可能である。なお、集塵袋4に代えて集塵手段としてサイクロン式の塵分離装置を集塵手段収容室に配設することもできる。
送風機室2cに電動送風機3が収容されている。電動送風機3の運転により生成される吸込み負圧は、電動送風機3を基準にその上流側、つまり吸気側に波及するとともに、電動送風機3の内部を流通して電動送風機3の下流側に排出された空気は、掃除機本体2の後部に設けられた図示しない排気部を通って掃除機本体2外に排出される。掃除機本体2での電動送風機3の吸気側には、インデユーサ9と仕切り壁8との間の空間、及びこの空間に仕切り壁8の通気孔を通じて連通されている集塵室2bが含まれている。
吸塵口2dに吸塵ホース5の一端部が着脱可能に挿入して接続されている。この吸塵ホース5の他端部に延長管6の一端部が挿入して着脱可能に接続され、更に延長管6の他端部に吸込み口体7が着脱可能に接続されている。吸塵ホース5及び延長管6は、集塵室2bと吸込み口体7とを連通する吸塵管をなしている。図1に示された吸込み口体7は床面清掃に好適なものであって、その下面に吸込み開口を有している。吸塵ホース5の他端部は、吸込み口体7を移動操作するために掃除作業者により把持されるハンドル5aを有している。このハンドル5aに操作パネルが設けられている。
この操作パネルでのキー操作により指定された運転モードで、電気掃除機1の電動送風機3は駆動される。それによる電動送風機3の吸い込み力で、吸込み口体7から被掃除面上の塵埃を吸込んで、延長管6及び吸塵ホース5を経由させて掃除機本体2の集塵室2bに導き、この集塵室2b内の集塵袋4で塵埃をろ過してこの袋内に捕捉する。そして、集塵袋4を通過した空気は、集塵室2b及びインデユーサ9を通って電動送風機3に吸込まれ、かつ、この電動送風機3を通過した後、掃除機本体2の排気部を通って掃除機本体2外に排出される。したがって、こうした吸塵によって被掃除面を掃除することができる。
次に、電動送風機3を図2〜図4を参照して説明する。電動送風機3は、電動機部3aとファン部3bとを備えている。
電動機部3aは、例えば、モータケース11に、ステータ12及びロータ13が内蔵されるとともに、整流子14に接するカーボンブラシ15aを有したブラシ装置15が取付けられた構成の整流子電動機からなる。ステータ12は図示しないステータ巻線を有している。図示しない電機子巻線を有したロータ13はモータケース11に回転自在に支持されていて、そのロータ軸に整流子14が取付けられている。更に、ロータ軸の一端はモータケース11外に突出されてファン部3bに挿入されている。
モータケース11は、その一端に図示しない吸入口を有しているとともに、この吸入口と対向するモータケース11の端壁11a側の部位に排出口16を複数有している。この構成により、ファン部3bから流出した空気が、吸入口からモータケース11内に流入し、更に、ステータ12、ロータ13、及びブラシ装置15等を空冷しつつ排出口16を通ってモータケース11外に流出されるようになっている。
ファン部3bは、遠心型のファン17とファンカバー18を備えている。ファン17はモータケース11外に突出されたロータ軸の端部に連結されている。ファンカバー18はモータケース11にこのケースの吸入口側の端部11b(図3参照)に嵌合して取付けられていて、ファン17及び後述のディフューザ19を覆っている。ファンカバー18はその中央部に吸気口18aを有している。又、モータケース11とファン17との間には、モータケース11の吸入口を覆ってディフューザ19が配設され、これはモータケース11にねじ止めされている。
ロータ13とともにファン17が回転されると、ファンカバー18の吸気口18aから空気が吸込まれるとともにファン17の周部から空気が吐出され、この空気は、ディフューザ19を通って静圧化されながらモータケース11内に送り込まれるようになっている。ディフューザ19は、ファン17の吐出し口を囲む上流側静翼と、モータケース11の吸入口に対向する下流側静翼を有している。
電動送風機3は、その排出口16より上流側に、ファン17から吐き出された空気の一部を電動送風機3の外部に流出させるための通気口20を有している。通気口20は、例えばファン17の吐出し口を囲んでいる前記上流側静翼の一部に対向してファンカバー18の周部一箇所に設けられた開口からなる。なお、これに代えて、通気口20は、ディフューザ19が固定されたモータケース11の張り出しフランジ部11c(図3参照)に設けてもよく、或いは、これより下流側に位置するモータケース11の周壁部に設けることも可能である。通気口20の開口面積は、これを流通する空気の量が、電動機部3aを空冷する空気量に比較して遥かに少なくなるように設定されている。
電動送風機3には、これとともに電動送風機ユニットをなす空冷チャンバ21が取付けられている。空冷チャンバ21は、モータケース11の組み立て用のねじ22を利用してモータケース11に固定されたサポート板23に支持されていて、ファンカバー18の周部外面に接するように配置されている。
図3に示すように空冷チャンバ21は通気口20に対向する入口21aを有しているとともに、これから離れた位置に出口21bを有している。入口21aは通気口20に重なり合っていて、それにより、互に連通された入口21aと通気口20とは、電動送風機3の内部と空冷チャンバ21を連通する流入通路P(図2参照)をなしている。これら入口21aと通気口20は例えば同じ大きさであるが、互に異なる大きさであってもよい。
空冷チャンバ21の出口21bに流出通路をなす戻し管24が接続されている。戻し管24は、図4に示すように一端部外周にフランジ24aを有し、かつ、この一端部側部位がテーパ状をなすとともに、それ以外の部位が直管状をなして形成されている。戻し管24の一端部は、フランジ24aが空冷チャンバ21の外面に当たるまで出口21bに挿入されている。戻し管24の通路断面積の中で直管状部位の通路断面積は最小で、かつ、この直管状部位の通路断面積は前記流入通路Pをなした通気口20及び入口21aの通路断面積より小さい。なお、戻し管24は空冷チャンバ21と一体に形成することも可能である。
前記電動送風機ユニットは、これを覆う電動送風機ケース31内に収容されかつ防振的に支持されている。電動送風機ケース31は、電動送風機3の駆動音の外部への伝播を抑制して電気掃除機1の運転の静音化を図るために用いられている。
この電動送風機ケース31は、第1サポートゴム32と第2サポートゴム33を介して電動送風機ユニットを支持している。即ち、第1サポートゴム32は、ファンカバー18の外周と、電動送風機ケース31の上流側端壁31a及びこれに連続された円筒状の周壁31bの内周とで挟まれて、ファン部3bを支持している。第1サポートゴム32は完全な環状ではなく切り離し用の空隙Gを有していて、この空隙Gに空冷チャンバ21が収められている。第2サポートゴム33は、モータケース11の端壁11aと周壁31bに連続された電動送風機ケース31の下流側端壁31cとで挟まれて、電動機部3aを支持している。
電動送風機ケース31の上流側端壁31aの中央部に開口34が開けられている。この開口34に電動送風機3の吸気口18aが近接して対向されている。上流側端壁31aとファンカバー18との間に環形でかつ開口34及び吸気口18aを囲む大きさのシール35が挟まれている。更に、戻し管24は上流側端壁31aを貫通している。又、電動送風機ケース31の下流側端壁31cには複数の通孔36が設けられていて、これら通孔36を通じて電動送風機ケース31内は送風機室2cに連通されている。
以上のように電動送風機ユニットが内蔵された電動送風機ケース31は、送風機室2cに防振的に支持されている。この支持は例えば複数本の防振ばね(図示しない)で吊持することでなされている。この支持状態で、上流側端壁31aとインデユーサ9の出口開口9aとが連通されている。
そのため、電動送風機3が駆動されると、集塵室2bの空気が仕切り壁8の通孔及びインデユーサ9を通って電動送風機3内に吸込まれ、この電動送風機3の排出口16から電動送風機ケース31内に排出された空気は、この電動送風機3の通孔36を通って送風機室2cに流出し、その後に掃除機本体2外に排出される。こうした空気の流れによって、電動送風機3の電動機部3aが空冷されるとともに、電動送風機ケース31内は送風機室2cより高圧に維持されるようになっている。
電動送風機ケース31外に突出された戻し管24の先端部は仕切り壁8にこの壁を貫通するように支持されている。これにより、空冷チャンバ21の出口21bは、掃除機本体2内で、かつ、電動送風機3の吸気側である集塵室2bに連通されている。なお、この連通に代えて、戻し管24を曲げて、その先端部をインデユーサ9に接続して、空冷チャンバ21の出口21bを掃除機本体2内での電動送風機3の吸気側例えばインデユーサ9の内側に連通させることも可能であり、この連通によれば、集塵室2b内に集塵された塵により戻し管24が塞がれる恐れがない点で好ましい。又、戻し管24をゴム製にしてもよい。この場合、仮に、電動送風機3が動揺することがあっても、それを戻し管24の可撓変形で吸収して、仕切り壁8等に接続部に負荷が掛かることを抑制可能である。
空冷チャンバ21には金属例えばアルミニウムの板等からなる放熱部材41が空冷チャンバ21を流通する気流に晒されるように内蔵されている。この放熱部材41は、その周囲を空気が流通できるように図示しない支持部材を介して空冷チャンバ21の内面から離された状態に支持されているとともに、その一部は入口21aに対向している。この放熱部材41には発熱を伴う電気部品例えばトライアック等の電気部品42が熱伝導可能に固定されており、又、必要に応じて図示しない各種の電気部品が固定される。なお、発熱する電気部品42は入口21aに対向するように配設することが好ましい。
空冷チャンバ21には中継基板44が内蔵されている。この中継基板44にトライアックからなる電気部品42の端子が接続されているとともに、図4中符号43で示したリード線の一端が接続されている。リード線43は空冷チャンバ21を貫通して配線されていて、その他端は図示しない制御用の回路基板に接続されている。この回路基板と、放熱部材41に固定された各電気部品とは、電動送風機3の駆動を制御するモータ制御回路を形成している。
なお、放熱部材41はその一部を空冷チャンバ21内に挿入して設けるとともに、空冷チャンバ21の外部に突出された部位に電気部品42等を実装してもよい。この場合、発熱する電気部品42が電動送風機ケース31内に排気された冷却後の空気に晒されないように、発熱する電気部品42が実装された部位を電動送風機ケース31の外部に配置すると更に良い。
掃除において電動送風機3のファン17から吐き出された空気の大部分は、電動機部3aを流通して、そのステータ12及びロータ13等を空冷する。この一方で、ファン17から吐き出された空気の一部が、モータ制御回路の放熱部材41及び電気部品42等が内蔵された空冷チャンバ21を流通するので、放熱部材41及び電気部品42が空冷される。
この場合、空冷チャンバ21は、ファンカバー18の通気口20に単に連通しているだけではなく、掃除機本体2内でかつ電動送風機3の吸込側である集塵室2bに戻し管24を介して連通されている。そのため、ファン17から吐き出された空気の一部が通気口20及び入口21aを通って空冷チャンバ21内に流入する一方で、空冷チャンバ21内の空気が戻し管24を通って圧力が低い集塵室2bに吸出される。
これにより、電動機部3a内を流通する空気量が多いにも拘らず、空冷チャンバ21内に空気が確実に流通されるに伴い、放熱部材41及び電気部品42は、電動機部3aを空冷する前の空気に晒されて冷却される。したがって、発熱する電気部品42を効果的に空冷することができる。
更に、空冷チャンバ21に対する流入通路Pの通路断面積より流出通路を成した戻し管24の通路断面積が小さいので、通気口20及び入口21aを通って空冷チャンバ21内に流入した空気が、最短距離を通って出口21bに向けて急速に流動することが抑制され、同空気を放熱部材41及び電気部品42の周りに流動させてから集塵室2bに吸込ませることが可能である。これにより、空冷チャンバ21を通る空気と放熱部材41及び電気部品42との接触の機会が多く確保されるので、この点からも発熱する電気部品42をより効果的に空冷できる。しかも、既述の急速な流通があると、空冷チャンバ21内の空気が薄くなり気味となるが、こうした事態に実施形態1の構成では至らないので、この点においても電気部品42を空冷する効果が高い。
なお、発熱する電気部品42が入口21aに対向している場合には、この入口21aを通った空気が、電気部品42に吹き付けられるので、電気部品42をより効果的に空冷することができる。
又、電動送風機3の駆動音は流出通路をなした戻し管24を通って電動送風機ケース31の外部に漏れるが、漏れる先が集塵室2bであるので、掃除機本体2外に音が漏れ難い。
図5及び図6は第2実施形態を示している。第2実施形態は以下説明する事項が第1実施形態とは相違しており、それ以外の構成は第1実施形態と同じであるため、第1実施形態と同一ないしは同様の機能を奏する構成及び作用については、第1実施形態と同じ符号を付してその説明を省略する。
第2実施形態の電気掃除機1は、電動送風機ユニットが、空冷チャンバ21内の空気を、電動送風機3の吸気側のうちで、最も電動送風機3の吸気口18aに最も位置でファンカバー18に直接的に吸込むことができるように構成されている。
即ち、ファンカバー18には、電動送風機3の吸気側部材である吸気筒体45がその一端部を吸気口18aに嵌入して取付けられている。吸気筒体45の他端部はファンカバー18外に突出されている。この吸気筒体45は、ファンカバー18外の位置で側方に突出された接続管45aを有している。
電動送風機3に取付けられた空冷チャンバ21は、出口21bが開口された出口凸部21cを有している。戻し管24は、その両端部を夫々出口21bと接続管45aに嵌合して取付けられている。これにより、吸気筒体45と空冷チャンバ21内とが連通部材である戻し管24を通じて連通されている。そのため、吸気筒体45を通過してファン17に吸い込まれる空気によって、空冷チャンバ21内の空気が戻し管24を経由して引っ張られて、空冷チャンバ21から流出しファン17に吸い込まれるようになっている。又、吸気筒体45の他端部と電動送風機ケース31の上流側端壁31aとの間にシール35が挟まれている。
第2実施形態の電気掃除機1は、以上説明した事項以外は第1実施形態と同じである。したがって、この第2実施形態においても、第1実施形態で説明した理由によって、前記課題が解決されて、モータ制御回路の発熱する電気部品を、電動送風機3を流れる空気の一部で効果的に空冷することが可能である。
更に、電動送風機ユニットが吸気筒体45及び戻し管24を有していて、空冷チャンバ21内の空気を吸気口18aに吸い出す構成が、電動送風機ユニット自体で完結している。このため、掃除機本体2の送風機室2cに電動送風機ユニットを組み込む際に、戻し管24を電動送風機3の吸気側に連通させるための手間を要することがない点で、好ましい。
なお、前記各実施形態等は、キャニスタ型の電気掃除機だけではなく、アップライト型、ハンディ型等の電気掃除機に適用して実施することが可能である。又、電動機部は整流子電動機ではなくブラシレス型の電動機部であってもよい。更に、前記各実施形態において電動送風機ケース及びその支持手段は省略して実施することも可能である。又、通気口20から流出する空気で冷却される回路は、モータ制御回路に制約されず、例えば整流回路等であってもよい。
又、空冷チャンバ21を仕切り壁8等に接触させて、空冷チャンバ21の出口21bを仕切り壁8等に設けた戻し用の孔に直接連続させることにより、戻し管を省略することが可能である。この場合、流出通路は、仕切り壁8等に設けた戻し用の孔によって形成される。更に、仕切り壁8等に空冷チャンバを一体又は別体に設けるとともに、流入通路をなすパイプを通じて空冷チャンバの入口21aを通気口20に接続することも可能である。
1…電気掃除機、2…掃除機本体、3…電動送風機、3a…電動機部、3b…ファン部、4…集塵袋(集塵手段)、11…モータケース、12…ステータ、13…ロータ、16…排出口、17…ファン、18…ファンカバー、18a…吸気口、20…通気口、21…空冷チャンバ、21a…入口、21b…出口、P…流入通路、24…戻し管(流出通路)、41…放熱部材、42…発熱する電気部品、45…吸気筒体
Claims (3)
- ステータ及びロータが内蔵されたモータケース、前記ロータに連結されたファンを覆って前記モータケースに取付けられたファンカバーを備え、かつ、前記ファンから吐き出されて前記モータケース内を流通した空気が外部に流出する排出口、及びこの排出口より上流側で前記ファンから吐き出された空気の一部が外部に流出する通気口を有した電動送風機と、
この電動送風機が内蔵された掃除機本体と
前記電動送風機の吸気側に位置して前記掃除機本体に配設された集塵手段と、
前記通気口と前記電動送風機の吸気側とに連通して設けられた空冷チャンバと、
この空冷チャンバを流通する気流に晒されるように前記空冷チャンバ内に少なくとも一部を配して設けられた放熱部材と、
この放熱部材に取付けられた発熱を伴う電気部品と、
を具備することを特徴とする電気掃除機。 - 前記空冷チャンバと前記電動送風機の吸気側とを連通する流出通路の通路断面積が、前記電動送風機内と前記空冷チャンバを連通する流入通路の通路断面積より小さいことを特徴とする請求項1に記載の電気掃除機。
- 前記空冷チャンバが前記電動送風機に取付けられているとともに、前記ファンカバーの吸気口に前記ファンカバー外に突出する吸気筒体が嵌合して取付けられていて、この吸気筒体内と前記空冷チャンバ内とが戻し管で連通されていることを特徴とする請求項1叉は2に記載の電気掃除機。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20140401 |