JP2009085141A - 電動送風機及びこれを備えた電気掃除機 - Google Patents

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文清 中澤
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Abstract

【課題】ファンカバーの吸気口を通して空気を吸引する第1のファン部から吐出された空気が、第1のファン部と背中合わせに設けられて電動機部を冷却する空気を吸引する第2のファン部に逆流しないようにした電動送風機を提供する。
【解決手段】電動機部22の回転軸35aに連結されたファン41及びこのファン41を覆うファンカバー51を備える。ファン41は、ファンカバー51の吸気口52を通して空気を吸引する第1のファン部41aと、この第1のファン部41aと背中合わせに設けられて電動機部22を冷却する空気を電動機部22側から吸引する第2のファン部41bを有している。第1のファン部41aから吐出された空気と第2のファン部41bから吐出された空気とを仕切る仕切り体61を備えている。この仕切り体61により、両ファン部41a,41bから吐出された空気が通る経路を互いに独立させ、前記二系統の空気を第1のファン部41a用の第1の排気部53と第2のファン部41b用の第2の排気部56とに別々に導くようにしている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば電気掃除機などの電気機器に搭載され、電動機部で得られる回転力によりファンを回転させて送風作用を営む電動送風機、及びこの電動送風機を備えたウェット・アンド・ドライ型の電気掃除機に関する。
従来、電動機部の出力軸に取付けられた回転ファンを、送風用回転ファンと、これに対して互いに背合わせとなる冷却用回転ファンとで形成し、送風用回転ファンから吐出される出力風、及び固定子と回転子を冷却して冷却用ファンから吹出される風を、回転ファンを覆うファンケースの周壁に複数設けられた共通の風穴から排出させる電動送風機が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2002−31090号公報(段落0010−0021、図1)
特許文献1の電動送風機では、吐出し口が形成された回転ファンの外周部をファンケースの周壁内面に接触させることはできないので、これらの間には環状の隙間が確保されている。そのため、送風用回転ファンの吐出し口と冷却用回転ファンの吐出し口が前記環状の隙間により連通されていて、送風用回転ファン及び冷却用回転ファンから吐出された空気は、前記環状の隙間で混じりながら両回転ファンに対して共通に使用されるファンファンケースの風穴を通って排出されるようになっている。
ところで、送風用回転ファンから吐出される出力風の風量は多くその圧力は高く確保される。これに対して、電動機部を空冷する空気を移動させる冷却用回転ファンから吐出される空気については、大風量は必要とせずその圧力も低くてよい。
そのため、以上のように送風用回転ファンと冷却用回転ファンが形成されていて、これらファンから吐出される空気の圧力に差がある場合には、回転ファンの回転速度の変化等に伴って、送風用回転ファンから吐出された高圧の空気の一部が、前記環状の隙間を経由して冷却用回転ファン内に逆流する蓋然性が高い。それにより、冷却用回転ファンによる電動機部の冷却性能が低下することがある。
しかも、電動送風機がウェット・アンド・ドライ型の電気掃除機に搭載されるものである場合、水分を含んだ空気が送風機用ファンに吸引されるので、以上のような逆流が生じると、水分が電動機部の固定子及び回転子に到達する恐れがあり好ましくない。
又、送風用回転ファンと冷却用回転ファンの送風能力が同じであるとすると、冷却用回転ファンによる送風過多により電動機部に過剰な空気が通るので、それに伴い流通空気中に含まれる塵が固定子や回転子に付着し易くなる。それだけではなく、送風用回転ファン側の吸塵の抵抗が一時的に増えた場合等、両ファンから吐出される空気のバランスが変わると、それに伴い送風用回転ファンによる出力風が風穴から排出し難くなって、所定風量の出力風を確保する上では不利となる。
本発明の目的は、ファンカバーの吸気口を通して空気を吸引する第1のファン部から吐出された空気が、第1のファン部と背中合わせに設けられて電動機部を冷却する空気を吸引する第2のファン部に逆流しないようにした電動送風機、及びこれを備えた電気掃除機を提供することにある。
本発明は、ファンカバーの吸気口を通して第1のファン部に吸引されてこの第1のファン部から吐出された空気と、第1のファン部と背中合わせに設けられた第2のファン部から吐出されるとともに電動機部を冷却した空気とを仕切る仕切り体を備え、この仕切り体で前記二系統の空気を第1のファン部用の第1の排気部と第2のファン部用の第2の排気部とに別々に導くようにしたことを特徴としている。
本発明では、第1のファン部から吐出された空気と第2のファン部から吐出された空気が通る経路が互いに独立しているので、これら吐出し空気が混ざることがなく、第1のファン部から吐出された空気が第2のファン部に逆流することを防止できる。
本発明の電動送風機によれば、ファンカバーの吸気口を通して空気を吸引する第1のファン部から吐出された空気が、第1のファン部と背中合わせに設けられて電動機部を冷却する空気を吸引する第2のファン部に逆流しないようにできる、という効果がある。
図1〜図5を参照して本発明の一実施形態を説明する。
図5中符号1はウェット・アンド・ドライ型の電気掃除機を示している。この電気掃除機1は、有底円筒状をなす下部ケース2と、この下部ケース2の上側に図示しないクランプを介して着脱可能に連結された上部ケース3を有する掃除機本体を備えている。図5中符号4は上部ケース3を受ける下部ケースの上端開口縁部に取付けられたリング状のシールパッキングを示している。
下部ケース2は、その内部に吸引した塵及び水を溜めることができるタンクとして用いられていて、下部に車輪5が取付けられている。下部ケース2の側壁外面に吸込み口6が突設されているとともに、この吸込み口6の出口に対向して下部ケース2の側壁内面にガイド7が取付けられている。ガイド7は、吸込み口6から吸込まれた塵や水分を下向きに導くために設けられている。
上部ケース3内には、第1の仕切板8〜第3の仕切板10が設けられている。第1の仕切板8は、上部ケース3の下面開口を閉じるように設けられていて、その中央部には吸気口部8aが下向きに突設されている。吸気口部8aは吸込み口6及びガイド7より上方に位置している。吸気口部8aにフィルター8bが取付けられている。第2の仕切板9は第1の仕切板8に連結してこの第1の仕切板8の上側に取付けられている。第3の仕切板10は第2の仕切板9の上方に配設されている。
電動機部22と送風部23とを有した電動送風機21が、第1の仕切板8〜第3の仕切板10に支持されて上部ケース3に内蔵されている。第1の仕切板8は環状をなした第1防振ゴム11を介して送風部23を支持し、同様に第2の仕切板9も環状をなす第2の防振ゴム12を介して送風部23を支持している。又、第3の仕切板10は電動機部22を支持している。
上部ケース3には、第1の仕切板8と第2の仕切板9とで仕切られた空間に連通する第1の排気口13と、第2の仕切板9と第3の仕切板10とで仕切られた空間に連通する第2の排気口14とが設けられている。更に、第3の仕切板10と上部ケース3の上部とで仕切られた空間に連通して、上部ケースには外気導入口15が設けられている。
又、図1中符号18は上部ケース3の外面に取付けられたハンドルを示している。
次に図1〜図4を参照して電動送風機21について詳しく説明する。
電動送風機21の電動機部22は、金属製のフレーム25と、固定子31と、回転子35と、整流子37と、一対のブラシ装置38を備えている。
図1に示すようにフレーム25は、一端が閉鎖壁26aで閉じられた有底円筒状のフレーム本体26の他端に、この他端の開口を横切ってフレーム端板27を連結してなる。フレーム本体26はその他端開口を囲んで外側に張り出す円環状のフランジ26bを有している。このフランジ26bに平面形状が短冊状をなしたフレーム端板27の両端部が連結されている。
フレーム本体26の閉鎖壁26aの中央部に軸受28が取付けられているとともに、フレーム端板27の中央部にも軸受29が取付けられている。更に、フレーム本体26には電動機部22を冷却する空気を取り込むための複数の通気孔26c,26d(図1、図2参照)が開けられている。通気孔26cは閉鎖壁26aに設けられ、通気孔26デャフレーム本体26の側壁に閉鎖壁26aに寄せて設けられている。フレーム25の内外は、フランジ26bとフレーム端板27との間の開口(図示しない)及びフレーム端板27に開けた孔27aを通じて通気可能である。
固定子31は、枠状の固定子鉄心と、これに巻き付けられた固定子巻線を有している。更に、固定子31は、閉鎖壁26aに対向する絶縁材製の端子ホルダ32を有しているとともに、この端子ホルダ32に取付けられた複数の端子金具33(一個のみ図示する。)を有している。端子金具33の端子ホルダ32に埋め込まれた部分に固定子巻線が電気的に接続されている。
複数の端子金具33の内で、フレーム本体26の周方向に180度隔たるように対応して配置された一対の端子金具33は、端子ホルダ32外に配置された部位を有していて、この部位はフレーム本体26の内周面に向けて突出するように折り曲げられている。
回転子35は、回転軸35aに回転子鉄心35bを取付け、この回転子鉄心35bに回転子巻線35cを巻き付けて形成されている。回転子35は、その回転軸35aを軸受28,29に回転自在に支持して固定子31の内側に配設されている。回転軸35aは軸受29を貫通している。
整流子37は、回転子巻線35cと軸受28との間に位置して回転軸35aに取付けられている。整流子37には回転子巻線35cの端末部が接続されている。
各ブラシ装置38は、絶縁ベース38aに、金属製のばね受け38bとブラシホルダ38cとを取付けるとともに、ピッグテール38dを介してばね受け38bに電気的に接続されたカーボンブラシ38eをブラシホルダ38c内に移動自在に配設し、このカーボンブラシ38eをコイルばね38fで付勢して形成されている。
これらのブラシ装置38は、フレーム本体26に設けた孔に挿入されてねじ39でフレーム25に取付けられている。取付けられたブラシ装置38のカーボンブラシ38eは、コイルばね38fの付勢力で整流子37の周面に押付け保持されている。又、ブラシ装置38の前記固定に伴って、ばね受け38bから一体に折れ曲がった端子受け部38gが、固定子31の端子金具33に接触保持されて、これらは電気的に接続されている。
送風部23は、遠心型でかつ金属製のファン41と、金属製のファンカバー51と、ファン41から吐出された空気を静圧化するデフューザを兼ねた合成樹脂製の仕切り体61とを備えている。
ファン41は、互いに背合わせに配置された第1のファン部41aと第2のファン部41bを有している。このファン41の直径はフレーム25のフランジ26bの外径より小さい。
第1のファン部41aは、円形のベース板42と、このベース板42の一面に対向して配置された第1のシュラウド43と、これらを連結した複数の第1の羽根44(一枚のみ図示する。)とで形成されている。第1のシュラウド43を正面から見た形状はリング状であり、それにより、第1のファン部41aはその中央部に第1の空気入口43aを有している。
第2のファン部41bは、ベース板42を第1のファン部41aと共用しており、このベース板42と、ベース板42の他面に対向して配置された第2のシュラウド45と、これらを連結した複数の第2の羽根46(一枚のみ図示する。)とで形成されている。第2の羽根46の長さは第1の羽根44より短い。第2のシュラウド45を正面から見た形状はリング状であり、それにより、第2のファン部41bはその中央部に第2の空気入口45aを有している。
回転子35の回転軸35aはベース板42の中心部を貫通しており、この回転軸35aに螺合されたナット47により、ファン41が回転軸35aに連結されている。第2のファン部41bはフレーム25のフレーム端板27に対向して配置され、第1のファン部41aはその第1の空気入口43aが電動機部22とは反対側に指向するように配置されている。第1のファン部41aから吐出される風量及び圧力は、第2のファン部41bから吐出される風量及び圧力より大きくなるようになるように設定されている。
ファンカバー51は、その円筒状をなす側壁51aをレーム25のフランジ26bの外周に嵌合して取付けられて、ファン41を覆っている。ファンカバー51はその中央部に吸気口52を有し、この吸気口52はファン41の第1の空気入口43aに対向し連通している。
ファンカバー51の側壁51aには第1の排気部53が側壁51aの周方向に沿って間隔的に設けられている。これら第1の排気部53は例えば側壁51aの周方向に延びる横長な角孔からなる。
又、電動送風機21は、第1の排気部53とは異なる位置でかつこれら第1の排気部53からの排気の方向とは異なる方向に排気をする孔からなる第2の排気部56を有している。図2に示すように第2の排気部56は、例えば電動機部22のフランジ26bにその周方向に沿って間隔的に複数設けられている。なお、一部の第2の排気部56にフレーム端板27が重なる場合、その重なり部位に図1に示すように第2の排気部56に対向する孔27bが設けられる。
仕切り体61は、図3及び図4に示すように環状をなしているとともに、図2において略水平状に配置された第1の仕切り壁62と、この第1の仕切り壁62の外周縁から図2において上下方向に折れ曲がった第2の仕切り壁63を備えている。
第1の仕切り壁62の一面に、この壁に対して第2の仕切り壁63が突出された方向とは反対向きに複数の第1のデフューザ羽根64が仕切り体61の径方向に二重に突設されている。これら第1のデフューザ羽根64は図3に示すように夫々円弧状をなしていて、隣接した第1のデフューザ羽根64間に、仕切り体61の内周から外周に行くに従い次第に広がる第1のデフューザ風路が形成されている。このデフューザ風路の入口及び出口は仕切り体61の内周及び外周に開放されている。
同様に、第1の仕切り壁62の他面に、この壁に対して第2の仕切り壁63が突出された方向と同方向に複数の第2のデフューザ羽根65が一重に突設されている。これら第2のデフューザ羽根65も図4に示すように夫々円弧状をなしていて、隣接した第2のデフューザ羽根65間に、仕切り体61の内周から外周に行くに従い次第に広がる第2のデフューザ風路が形成されている。このデフューザ風路の入口は仕切り体61の内周に開放されているが、この入口と反対側の第2のデフューザ風路の端は第2の仕切り壁63で閉じられている。
仕切り体61は、図1に示すようにファン41を囲んでファンカバー51の周部内側に配設されていて、フレーム25のフランジ26bと、ファンカバー51の環状の肩部51bとで挟持されている。肩部51bはファンカバー51の側壁に対して略直角に折れ曲がっている。
仕切り体61の第2の仕切り壁63及び外周側の第1のデフューザ羽根64は、ファンカバー51の側壁51a内面に非接触で、これらの間に環状の隙間Gが形成されている。第2の仕切り壁63は第1の排気部53に対向している。仕切り体61の第1のデフューザ風路の出口もファンカバー51の側壁51aとは非接触である。このため、第1のデフューザ風路は隙間Gを介して第1の排気部53に連通している。第1のデフューザ風路の入口は、第1のファン部41aの外周に対向している。
仕切り体61の第2のデフューザ風路は、第2の仕切り壁63によって隙間Gから仕切られているとともに、第1の仕切り壁62によって第1のデフューザ風路に対しても仕切られている。第2のデフューザ風路の出口は、この風路の第2の仕切り壁63側に位置してファン41の厚み方向一端に開放されている。この出口はフランジ26bに設けた第2の排気部56に接続されている。第2のデフューザ風路の入口は、第2のファン部41bの外周に対向している。
又、図1中符号68は防風リングを示している。防風リング68は、フランジ26bに取付けられて、第2のデフューザ風路の入口の内で、第2のファン部41bの外周と対向しない部位を閉じるようにこの部位に対向している。この防風リング68によって、第2のファン部41bから吐出された空気が、この第2のファン部41bの第2のシュラウド45の外面に沿って第2の空気入口45a側に吸込まれて循環することがないようにしている。なお、防風リング68は仕切り体61に一体に成形することも可能である。
電動送風機21に通電して電気掃除機1が駆動されると、ファン41の回転による送風によって、吸込み口6から水分や塵が混じった空気が下部ケース2に吸込まれるので、ガイド7によって空気と分離された水分や塵は、下部ケース2内に溜められる。この一方で、一部の塵とともに吸気口部8aを通る空気はフィルター8bでろ過された後に電動送風機21の吸気口52に吸込まれる。
こうして吸込まれた空気は、ファン41の第1の空気入口43aから第1のファン部41aを通ってその周囲に吐出された後、仕切り体61とファンカバー51の側壁51aとの間を通リ、更に、第1の排気部53を通ってファンカバー51の側壁51aの周りに排出される。そして、こうして電動送風機21外に排出された空気は、更に、第1の排気部53と連通している上部ケース3の第1の排気口13を通って、上部ケース3の外部に排出される。
以上のファン41の第1のファン部41aでの送風動作によって、電気掃除機1を用いた掃除ができる。この場合、吸込み口6に吸込まれる空気は水分を含んでいても、いなくても良い。
又、ファン41が回転されると、このファン41の第2のファン部41bが第1のファン部41aと同時に送風動作をする。
これにより、上部ケース3の外部から外気導入口15を通った空気が、通気孔26c,26dからフレーム25内に吸込まれて、このフレーム25内の固定子31及び回転子35等の周囲を流通して、これらを冷却する。こうして電動機部22の空冷に供された空気は、ファン41の第2の空気入口45aを通って第2のファン部41bに吸込まれた後、仕切り体61とフレーム25のフランジ26bとの間を通リ、更に、第2の排気部56を通って電動送風機21外に排出される。そして、こうして排出された空気は、更に第2の刃域部56に連通している上部ケース3の第2の排気口14を通って、上部ケース3の外部に排出される。したがって、電動機部22を空冷して、その温度過昇を抑制できる。
以上の運転中における第1のファン部41aの外周の吐出し口から第1の排気部53に至る排気と、第2のファン部41bの外周の吐出し口からの第2の排気部56に至る排気は、仕切り体61の第1の仕切り壁62及び第2の仕切り壁63によって仕切られていて、混ざり合うことがない。
したがって、第1のファン部41aから吐出される空気の圧力が第2のファン部41bから吐出される空気の圧力より高いにも拘わらず、ファン41の回転速度の変化等に伴って、第1のファン部41aから吐出された空気の一部が、第2のファン部41b内に逆流することがない。このため、第2のファン部41bによる電動機部22の空冷作用が全うされるので、前記逆流が起こって電動機部22に対する空冷性能が低下されることがない。更に、仕切り体61による既述の逆流防止に伴い、水分を含んだ空気が電動機部22の内部に到達することがないので、ウェット・アンド・ドライ型の電動送風機21の信頼性が高い。
更に、前記両排気系統は、互いに異なる位置に設けられた第1の排気部53と第2の排気部56から互いに異なる方向に別々に排出されるので、第1の排気部53から排出された空気と第2の排気部56から排出された空気が混ざらないようにするための工夫を講じ易い。
しかも、仕切り体61に第1のデフューザ羽根64を設けて、第1のファン部41aから第1の排気部53に至る排気をデフューザ作用により静圧化したので、吸塵のために送風作用に供される送風の効率を向上できる。同様に、仕切り体61に第2のデフューザ羽根65を設けて、第2のファン部41bから第2の排気部56に至る排気をデフューザ作用により静圧化したので、電動機部22を空冷するための送風の効率を向上できる。
更に、仕切り体61でデフューザを兼ねたので、仕切り体61とデフューザを別々に要することがない。そのため、これらを別々に並設する場合に比較して、部品点数が少なく、かつ、電動送風機21の大径化を招くこともない。
なお、本発明の第1実施形態には制約されない。例えば、第1実施形態では第1のファン部41aは一段であるが、吐出し空気の圧力をより高くするために、第1のファン部41aを多段に設けることも可能である。又、ファンカバーの側壁に設けた孔を、この側壁の高さ方向に二分割するように仕切り体を設けることもでき、この場合、第1のファン部から吐出された空気が仕切り体によって導かれる一方の孔部で第1の排気部が形成され、第2のファン部から吐出された空気が仕切り体によって導かれる他方の孔部で第2の排気部が形成される。
本発明の一実施形態に係る電動送風機を一部断面して示す側面図。 図1の電動送風機を示す背面図。 図1の電動送風機が備える仕切り体を正面側から見て示す斜視図。 図1の電動送風機が備える仕切り体を背面側から見て示す斜視図。 図1の電動送風機を備えた電気掃除機を示す断面図。
符号の説明
1…電気掃除機、21…電動送風機、22…電動機部、23…送風部、25…フレーム、26…フランジ、26c,26d…通気孔、31…固定子、35…回転子、35a…回転軸、41…ファン、41a…第1のファン部、41b…第2のファン部、51…ファンカバー、51a…側壁、52…吸気口、53…第1の排気部、56…第2の排気部、61…仕切り体、62…第1の仕切り壁、63…第2の仕切り壁、64…第1のデフューザ羽根、65…第2のデフューザ羽根

Claims (4)

  1. 電動機部の回転軸に連結されたファン及びこのファンを覆うファンカバーを備え、前記ファンが、前記ファンカバーの吸気口を通して空気を吸引する第1のファン部と、この第1のファン部と背中合わせに設けられて前記電動機部を冷却する空気を前記電動機部側から吸引する第2のファン部を有した電動送風機において、
    前記第1のファン部から吐出された空気と前記第2のファン部から吐出された空気とを仕切って、これらの空気を第1のファン部用の第1の排気部と第2のファン部用の第2の排気部とに別々に導く仕切り体を備えたことを特徴とする電動送風機。
  2. 請求項1において、前記ファンカバーの周部の内側に前記ファンを囲んで前記仕切り体を設け、前記第1の排気部と前記第2の排気部を、これらを通って排出される空気の排出方向が異なるように互いに異なる位置に設けたことを特徴とする電動送風機。
  3. 請求項1又は2において、前記仕切り体が、前記第1のファン部と前記第1の排気部の間に配置されるデフューザ羽根を有したデフューザを兼ねていることを特徴とする電動送風機。
  4. ウェット・アンド・ドライ型の電気掃除機において、請求項1から3の内のいずれか一項に記載の電動送風機を備えていることを特徴とする電気掃除機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012533389A (ja) * 2009-07-21 2012-12-27 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 粒子を含むエアをポンピングしてエアから粒子を分離するためのユニット
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