JP2018133943A - ブラシ付き電動モータ - Google Patents

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白石 浩明
Hiroaki Shiraishi
浩明 白石
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Abstract

【課題】摩耗粉を捕獲して電動モータ10から摩耗粉を排出することを抑制する。
【解決手段】電動モータ10は、回転軸12と共に回転する整流子14と、整流子14に接触するブラシ17a、17bと、サイクロン構造19a〜19dを備える。サイクロン構造19a〜19dは、整流子14とブラシ17a、17bとの間の摩耗によって生じる摩耗粉を冷却風とともに吸い込む吸入口40aを有し、この吸入口40aから吸い込んだ冷却風を摩耗粉とともに旋回させつつ、この旋回によって生じる遠心力によって摩耗粉を冷却風から分離して摩耗粉を貯める。
【選択図】図1

Description

本発明は、ブラシ付き電動モータに関するものである。
従来、車載空調装置用の遠心送風機において、モータ回転軸と共に回転する整流子、および整流子に接触させられているブラシを有するブラシ付き電動モータを備えるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
このものにおいて、モータ回転軸と一体的に回転する主板、および主板に連結されている複数枚のブレードを有し、電動モータによって回転させられることにより径方向外側へ空気を吹き出す羽根車が設けられている。
主板は、主板の厚み方向における電動モータ側に一方面を有し、一方面には電動モータの内部を通過した空気が接触すると共に、一方面は、凸凹の表面形状を成す凸凹部を有する。
これにより、電動モータの整流子およびブラシの摩耗によって生じる摩耗粉である銅粉を羽根車の主板の凸凹部において捕捉することが可能である。
このため、エバポレータやドアのシール部のゴム材に銅粉が悪影響を与えることを未然に防ぐことができる。
特開2015−175279号公報
上記特許文献1の遠心送風機では、羽根車の主板のうち電動モータ側に凸凹部を設けることにより、銅粉を捕捉することができるものの、遠心送風機と羽根車の主板との間の隙間が狭い場合には、羽根車の主板に凸凹部を十分に設けることが困難となる。このため、羽根車の主板で十分な銅粉を捕捉することができない。
本発明は上記点に鑑みて、羽根車では摩耗粉の捕獲量に限界があることに着目し、電動モータで摩耗粉を捕獲して電動モータから摩耗粉を排出することを抑制するブラシ付き電動モータ、およびブラシ付き電動モータに適した製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、回転軸(12)と、回転軸と共に回転する整流子(14)と、整流子に接触するブラシ(17a、17b)とを備えるブラシ付きの電動モータであって、
整流子とブラシとの間の摩耗によって生じる摩耗粉を空気流とともに吸い込む吸入口(40a)を有し、この吸入口から吸い込んだ空気流を旋回させつつ、空気流の旋回によって生じる遠心力によって摩耗粉を空気流から分離して摩耗粉を貯めるサイクロン構造(19a、19b、19c、19d)を備える。
以上により、電動モータから摩耗粉を排出することを抑制するブラシ付き電動モータを提供することができる。
請求項4に記載の発明では、ブラシ付きの電動モータの製造方法において、ケーシング(11)と、回転軸(12)と、ケーシング内に配置されて回転軸に回転力を与えるロータ(13)と、回転軸と共に回転する整流子(14)と、整流子に接触するブラシ(17a、17b)と、ブラシを保持し、かつ回転軸を貫通させる貫通孔(18a)が形成されているブラシホルダ(18)と、を備えるブラシ付きの電動モータの製造方法であって、
整流子とブラシとの間の摩耗によって生じる摩耗粉を空気流とともに吸い込む吸入口(40a)を有し、この吸入口から吸い込んだ空気流を旋回させつつ、空気流の旋回によって生じる遠心力によって摩耗粉を空気流から分離して摩耗粉を貯めるサイクロン構造(19a、19b、19c、19d)とブラシホルダとを一体に成形した一体成形物を用意する第1工程(100)と、
ブラシホルダの貫通孔に回転軸が貫通し、ブラシホルダによってブラシが保持され、かつブラシを整流子に接触させた状態で一体成形物をケーシングに対して組み付ける第2工程(102)と、を備える。
以上により、電動モータで摩耗粉を捕獲して電動モータから摩耗粉を排出することを抑制するブラシ付き電動モータに適した製造方法を提供することができる。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
本発明の一実施形態における車載空調装置用送風機の断面構成を示す図であって、図2中I−I断面図である。 図2中A矢視図である。 図1中III−III断面図である。 上記一実施形態において車載空調装置用送風機の製造工程を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、説明の簡略化を図るべく、図中、同一符号を付してある。
図1〜図4に本発明のブラシ付き電動モータ10が適用される車載空調装置用送風機1の一実施形態を示す。
車載空調装置用送風機1は、ブラシ付き電動モータ10、羽根車20、およびモータホルダ30を備える。
ブラシ付き電動モータ10は、ケーシング11、回転軸12、ロータ13、整流子14、ステータ15、軸受け16a、16b、ブラシ17a、17b、ブラシホルダ18、およびサイクロン構造19a、19b、19c、19dを備える。
ケーシング11は、鉄等の磁性材料により円筒状に形成されて磁気回路を構成するヨークである。ケーシング11のうち軸線方向一方側(図中下側)は、底部11aによって塞がれている。ケーシング11のうち軸線方向他方側(図中上側)は、開口部が形成されている。
なお、ケーシング11の軸線方向一方側を天地方向下側に一致させ、かつケーシング11の軸線方向他方側を天地方向上側に一致させた状態で、車載空調装置用送風機1が車両に搭載される。
本実施形態のケーシング11の底部11aは、後述する冷却風が流入する空気流入口11bが設けられている。
回転軸12は、その軸線方向がケーシング11の軸線方向に一致するように配置されている。回転軸12は、その軸線方向一方側がケーシング11内に収納されて、回転軸12の軸線方向他方側がケーシング11から突出している。
回転軸12は、軸受け16a、16bにより軸線Sを中心として回転自在に支持されている。軸受け16aは、ケーシング11内に収納されて、底部11aにて支持されている。軸受け16bは、ブラシホルダ18によって支持されている。
ロータ13は、回転軸12に支持されている。ロータ13は、ロータコアにコイルが巻かれて構成されている。このため、ロータ13は、回転軸12とともに回転することになる。
本実施形態のロータ13は、その大半がケーシング11内に収納されて、ロータ13のうち軸線方向の他方側がケーシング11の開口部から軸線方向の他方側に出ている。
整流子14は、回転軸12の軸線方向において軸受け16bおよびロータ13の間に配置されている。整流子14は、複数の電極材14aを備えている。複数の電極材14aは、回転軸12に対してその軸線Sを中心とする径方向外側に配置されている。
複数の電極材14aは、軸線Sを中心とする円周方向に並べられている。複数の電極材14aのそれぞれには、ロータ13を構成する複数のコイルのうち対応するコイルの端部が接続されている。本実施形態の複数の電極材14aは、銅等の導電性金属材料から構成されている。
ステータ15は、複数の永久磁石から構成されている。複数の永久磁石は、それぞれ、ロータ13に対して軸線Sを中心とする径方向外側に配置されている。複数の永久磁石は、それぞれ、円周方向に並べられている。
複数の永久磁石は、それぞれ、ケーシング11の内周面に支持されている。複数の永久磁石は、それぞれ磁極が軸線Sを中心とする径方向内側(すなわち、ロータ13)に向くように配置されている。
ブラシ17a、17bは、ロータ13に対して軸線方向他方側に配置されている。ブラシ17a、17bは、軸線Sを中心とする円周方向にオフセットして配置されている。ブラシ17a、17bは、それぞれ、銅等によって構成されている。
ブラシホルダ18は、軸線方向他方側に突起する略円錐状に形成されて、ブラシ17a、17bを支える。ブラシホルダ18は、ロータ13に対して軸線方向他方側に配置されている。
具体的には、ブラシホルダ18は、ケーシング11の開口部を軸線方向他方側から塞ぐ蓋部18aと、ブラシ17a、17bを軸線方向他方側から覆う被覆部18bとを備える。
被覆部18bは、蓋部18aよりも軸線方向他方側に凸になるように形成されている。ブラシホルダ18には、軸線方向に貫通する貫通孔18cを備える。ブラシホルダ18の貫通孔18cには、回転軸12の軸線方向他方側が貫通している。本実施形態のブラシホルダ18は、樹脂材料によって形成されている。
サイクロン構造19a、19b、19c、19dは、それぞれ、ブラシ17a、17bと整流子14の複数の電極材14aとの間の摩耗によって生じる摩耗粉を回収する。サイクロン構造19a、19b、19c、19dは、それぞれ、回転軸12の軸線Sを中心とする円周方向に並べられている。
サイクロン構造19a、19b、19c、19dは、回転軸12の軸線Sを中心とする円周方向において、ブラシ17a、17bに対してオフセットしている。
以下、サイクロン構造19a、19b、19c、19dのうちサイクロン構造19aを代表例としてその構造の詳細について説明する。
サイクロン構造19aは、摩耗粉分離部40、排気部41、および摩耗粉回収部42を備える。
摩耗粉分離部40は、空気流とともに摩耗粉を吸入する吸入口40aを有して、吸入口40aを通して吸入された空気流の旋回流を軸線方向一方側に進行させる空気流路40bを形成する。
吸入口40aは、複数の電極材14aに対して軸線Sを中心とする径方向外側に配置されて、複数の電極材14aのうちいずれかの電極材14aに向けて開口されている。
摩耗粉分離部40は、逆円錐形状に形成されて、軸線方向他方側から軸線方向一方側に向かうほど空気流路40bの断面積が小さくなるように形成されている。空気流路40bの断面積は、空気流路40bにおいて、軸線Sに直交する断面の面積のことである。
排気部41は、摩耗粉分離部40の空気流路40b内に配置されている。排気部41は、軸線方向に延びる筒状に形成されている。排気部41のうち軸線方向一方側には、摩耗粉分離部40内に開口する空気吸入口が形成されている。排気部41のうち軸線方向他方側には、摩耗粉分離部40の外側に開口する空気出口が形成されている。
摩耗粉回収部42は、摩耗粉分離部40に対して軸線方向一方側に配置されて、摩耗粉分離部40の空気流路40bに連通して、摩耗粉を貯める収納室42aを形成する。
サイクロン構造19b、19c、19dは、それぞれ、サイクロン構造19aと同一構造を有している。
このように構成されているサイクロン構造19a、19b、19c、19dとブラシホルダ18とは、樹脂材料によって一体に形成されている。
図1の羽根車20は、ブラシ付き電動モータ10の回転軸12の軸線方向他方側端部に接続されている。羽根車20は、軸線Sを中心とする回転によって、軸線方向他方側から吸い込んだ空気流を軸線Sを中心とする径方向外側に流通させる遠心ファンである。
モータホルダ30は、ブラシ付き電動モータ10のケーシング11を支持するとともに、空気流入口31からケーシング11の空気流入口11bに冷却風を導く空気流路33を形成する。空気流入口31は、羽根車20に対して軸線Sを中心とする径方向外側に配置されて、羽根車20から吹き出される空気流を流通させる空気流路32内に開口されている。
次に、本実施形態の車載空調装置用送風機1の作動について説明する。
まず、ブラシ17a、17bの間に直流電源の電源電圧が与えられる。すると、直流電源の正極電極から直流電流が→ブラシ17a→複数の電極材14aのうちブラシ17aに接触する電極材14a→複数のコイルのうちいずれかのコイル→複数の電極材14aのうちブラシ17bに接触する電極材14a→ブラシ17b→直流電源の負極電極に流れる。
このとき、ロータの複数のコイルには、ステータ15からの磁界が与えられる。このため、複数のコイルのうち電流が流れるコイルには、ステータ15からの磁界と電流によって回転力が発生する。したがって、ロータ13が回転軸12に回転力を与える。これに伴い、回転軸12がロータ13および整流子14とともに回転する。
このとき、複数の電極材14aのうちブラシ17a、17bに接触する電極材14aが順次切り替わる。これにより、複数のコイルのうち通電して回転力が発生するコイルが切り替わることになる。したがって、ロータ13は、回転軸12に継続して回転力を出力する。
これに伴い、回転軸12が羽根車20を回転させる。このため、羽根車20は、軸線方向他方側から空気流を吸い込んで径方向外側に吹き出す。このため、この吹き出された空気流が空気流路32内に流れる。
このとき、空気流路32内の空気流の一部の空気流が冷却風として、矢印Rの如く、モータホルダ30の空気流路33内に流入る。この流入した冷却風は空気流路33を通過してケーシング11の空気流入口11bに入る。この冷風はケーシング11内を軸線方向他方側に流れる。
一方、複数の電極材14aとブラシ17a、17bとは摩耗して摩耗粉が発生する。冷却風は、摩耗粉とともに、サイクロン構造19a、19b、19c、19dのそれぞれにおいて、摩耗粉分離部40に吸入口40aに流入する。
この流入した冷却風および摩耗粉は、摩耗粉分離部40の空気流路40b内において、排気部41の周りを旋回する旋回流として軸線方向一方側(すなわち、天地方向下側)に流れる。この際に、摩耗粉は、その遠心力によって冷却風から分離されて、摩耗粉回収部4の収納室42a内に貯まる。
このように摩耗粉が分離された冷却風は、摩耗粉分離部40の空気流路40bから排気部41を通して排出される。
以上により、サイクロン構造19a、19b、19c、19dの摩耗粉回収部4の収納室42a内に摩耗粉に貯まる。これにより、ブラシ付き電動モータ10から摩耗粉が排出することを抑制することができる。
次に、本実施形態の車載空調装置用送風機1の製造工程について説明する。
まず、ステップ100の準備工程において、回転軸12、ロータ13、および整流子14を一体化したアッセンブリ(以下、ロータアッセンブリという)を準備する。これに加えて、ブラシホルダ18およびサイクロン構造19a、19b、19c、19dを一体に成形した一体成形物としてのブラシホルダアセンブリを準備する。
次に、ステップ101の組み付け工程において、ブラシホルダアセンブリにブラシ17a、17bと軸受け16bとを組み付ける。これに加えて、ケーシング11にステータ15と軸受け16aとを組み付ける。
次に、ステップ102の固定工程において、ブラシホルダ18の貫通孔18cに回転軸12の軸線方向他方側を貫通させた状態で、ブラシホルダ18、およびブラシ17a、17bをケーシング11に組み付ける。これにより、ブラシ17a、17bを複数の電極材14aに接触させた状態にして、ブラシホルダ18をケーシング11に対してカシメにより固定する。
次に、ステップ103の固定において、羽根車20を回転軸12に固定する。これにより、送風機1の組み立てが終わる。
以上説明した本実施形態によれば、ブラシ付きの電動モータ10は、回転軸12と、回転軸12と共に回転する整流子14と、整流子14に接触するブラシ17a、17bとを備える。ブラシ付きの電動モータ10は、サイクロン構造19a、19b、19c、19dを備える。
サイクロン構造19a、19b、19c、19dは、整流子14とブラシ17a、17bとの間の摩耗によって生じる摩耗粉を冷却風とともに吸い込む吸入口40aを有し、この吸入口40aから吸い込んだ冷却風を摩耗粉とともに旋回させつつ、この旋回によって生じる遠心力によって摩耗粉を冷却風から分離して摩耗粉を貯める。
以上により、サイクロン構造19a、19b、19c、19dで摩耗粉を捕獲して電動モータ10から摩耗粉を排出することを抑制するブラシ付き電動モータ10、およびブラシ付き電動モータ10に適した製造方法を提供することができる。
本実施形態では、サイクロン構造19a、19b、19c、19dの吸入口40aは、整流子14に対して回転軸12の軸線Sを中心とする径方向外側に配置されている。
これにより、サイクロン構造19a、19b、19c、19dによって摩擦粉を良好に回収することができる。
本実施形態では、ブラシ付き電動モータ10は、ブラシ17a、17bを保持するブラシホルダ18を備え、サイクロン構造19a、19b、19c、19dは、ブラシホルダ18と一体になるように接合されている。
これにより、ブラシ付き電動モータ10の部品点数を減らすことができる。よって、ブラシ付き電動モータ10の製造を良好に行うことができる。
本実施形態では、サイクロン構造19a、19b、19c、19dは、回転軸12の軸線Sを中心とする周方向において、ブラシ17a、17bに対してオフセットして配置されている。このため、ブラシ付き電動モータ10の軸線方向の寸法を小さくすることができる。
本実施形態では、ブラシ付き電動モータ10のサイクロン構造19a、19b、19c、19dに摩耗粉を回収することができる。このため、送風機1の仕様に関係なく、ブラシ付き電動モータ10から摩耗粉を排出することを抑制する、といった効果を得ることができる。
(他の実施形態)
(1)上記実施形態では、ブラシ付き電動モータ10におけるサイクロン構造(19a、19b、19c、19d)の個数を4つとした例について説明したが、これに限らず、ブラシ付き電動モータ10におけるサイクロン構造の個数を4つ以外の個数としてもよい。
(2)上記実施形態では、ブラシホルダ18とサイクロン構造19a、19b、19c、19dとを一体成形したブラシホルダアッセンブリを用いて
ブラシ付き電動モータ10を製造した例ついて説明したが、これに代えて、(a)、(b)のようにしてもよい。
(a)サイクロン構造19a、19b、19c、19dとしてブラシホルダ18と独立した部品として採用してブラシ付き電動モータ10を製造してもよい。
(b)サイクロン構造19a、19b、19c、19dとブラシホルダ18とを独立した部品として成形した後、サイクロン構造19a、19b、19c、19dとブラシホルダ18とを接着剤とによって接合して一体化したものを用いてブラシ付き電動モータ10を製造する。
(3)上記実施形態では、サイクロン構造19a、19b、19c、19dを回転軸12の軸線方向において、ブラシ17a、17bに対して、同一位置に配置した例について説明したが、これに代えて、サイクロン構造19a、19b、19c、19dとブラシ17a、17bと回転軸12の軸線方向にてオフセットしてもよい。
(4)上記実施形態では、ブラシ付き電動モータ10を送風機1に適用した例について説明したが、これに限らず、ブラシ付き電動モータ10を送風機1以外の機器に適用してもよい。
(5)なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内において適宜変更が可能である。また、上記実施形態および他の実施形態は、互いに無関係なものではなく、組み合わせが明らかに不可な場合を除き、適宜組み合わせが可能である。また、上記各実施形態において、実施形態を構成する要素は、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。また、上記各実施形態において、実施形態の構成要素の個数、数値、量、範囲等の数値が言及されている場合、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではない。また、上記各実施形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に特定の形状、位置関係等に限定される場合等を除き、その形状、位置関係等に限定されるものではない。
(まとめ)
上記実施形態、および他の実施形態の一部または全部に記載された第1の観点によれば、ブラシ付きの電動モータにおいて、回転軸と、回転軸と共に回転する整流子と、整流子に接触するブラシとを備えるブラシ付きの電動モータであって、整流子とブラシとの間の摩耗によって生じる摩耗粉を空気流とともに吸い込む吸入口を有し、この吸入口から吸い込んだ空気流を旋回させつつ、空気流の旋回によって生じる遠心力によって摩耗粉を空気流から分離して摩耗粉を貯めるサイクロン構造を備える。
第2の観点によれば、ブラシ付きの電動モータにおいて、サイクロン構造の吸入口は、整流子に対して回転軸の軸線を中心とする径方向外側に配置されている。
これにより、摩耗粉をサイクロン構造に良好に回収することができる。
第3の観点によれば、ブラシ付きの電動モータにおいて、ブラシを保持するブラシホルダを備え、サイクロン構造は、ブラシホルダと一体になるように接合されている。
これにより、ブラシ付きの電動モータを構成する部品点数を減らすことができる。
第4の観点によれば、ブラシ付きの電動モータにおいて、サイクロン構造は、回転軸の軸線を中心とする周方向においてブラシに対してオフセットして配置されている。
これにより、ブラシ付きの電動モータの軸線方向の寸法を小さくすることができる。
第5の観点によれば、ブラシ付きの電動モータの製造方法において、ケーシングと、回転軸と、ケーシング内に配置されて回転軸に回転力を与えるロータと、回転軸と共に回転する整流子と、整流子に接触するブラシと、ブラシを保持し、かつ回転軸を貫通させる貫通孔が形成されているブラシホルダと、を備えるブラシ付きの電動モータの製造方法であって、
整流子とブラシとの間の摩耗によって生じる摩耗粉を空気流とともに吸い込む吸入口を有し、この吸入口から吸い込んだ空気流を旋回させつつ、空気流の旋回によって生じる遠心力によって摩耗粉を空気流から分離して摩耗粉を貯めるサイクロン構造とブラシホルダとを一体に成形した一体成形物を用意する第1工程と、ブラシホルダの貫通孔に回転軸が貫通し、ブラシホルダによってブラシが保持され、かつブラシを整流子に接触させた状態で一体成形物をケーシングに対して組み付ける第2工程とを備える。
1 車載空調装置用送風機
10 ブラシ付き電動モータ
11 ケーシング
12 回転軸
13 ロータ
14 整流子
15 ステータ
16a、16b 軸受け
17a、17b ブラシ
18 ブラシホルダ
19a、19b、19c、19d サイクロン構造
20 羽根車
30 モータホルダ

Claims (5)

  1. 回転軸(12)と、前記回転軸と共に回転する整流子(14)と、前記整流子に接触するブラシ(17a、17b)とを備えるブラシ付きの電動モータであって、
    前記整流子と前記ブラシとの間の摩耗によって生じる摩耗粉を空気流とともに吸い込む吸入口(40a)を有し、この吸入口から吸い込んだ空気流を旋回させつつ、前記空気流の旋回によって生じる遠心力によって前記摩耗粉を前記空気流から分離して前記摩耗粉を貯めるサイクロン構造(19a、19b、19c、19d)を備えるブラシ付きの電動モータ。
  2. 前記サイクロン構造の前記吸入口は、前記整流子に対して前記回転軸の軸線を中心とする径方向外側に配置されている請求項1に記載のブラシ付きの電動モータ。
  3. 前記ブラシを保持するブラシホルダ(18)を備え、
    前記サイクロン構造は、前記ブラシホルダと一体になるように接合されている請求項1または2に記載のブラシ付きの電動モータ。
  4. 前記サイクロン構造は、前記回転軸の軸線を中心とする周方向において前記ブラシに対してオフセットして配置されている請求項1ないし3のいずれか1つに記載のブラシ付きの電動モータ。
  5. ケーシング(11)と、回転軸(12)と、前記ケーシング内に配置されて前記回転軸に回転力を与えるロータ(13)と、前記回転軸と共に回転する整流子(14)と、前記整流子に接触するブラシ(17a、17b)と、前記ブラシを保持し、かつ前記回転軸を貫通させる貫通孔(18a)が形成されているブラシホルダ(18)と、を備えるブラシ付きの電動モータの製造方法であって、
    前記整流子と前記ブラシとの間の摩耗によって生じる摩耗粉を空気流とともに吸い込む吸入口(40a)を有し、この吸入口から吸い込んだ空気流を旋回させつつ、前記空気流の旋回によって生じる遠心力によって前記摩耗粉を前記空気流から分離して前記摩耗粉を貯めるサイクロン構造(19a、19b、19c、19d)と前記ブラシホルダとを一体に成形した一体成形物を用意する第1工程(100)と、
    前記ブラシホルダの貫通孔に前記回転軸が貫通し、前記ブラシホルダによって前記ブラシが保持され、かつ前記ブラシを前記整流子に接触させた状態で前記一体成形物を前記ケーシングに対して組み付ける第2工程(102)と、
    を備えるブラシ付きの電動モータの製造方法。
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