JP6216501B2 - 電気掃除機 - Google Patents
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Description
(1)集塵室はその円筒の中心軸が水平となる姿勢で配置されるので、空気の旋回流による遠心分離性能(サイクロン性能)が低下する。
図1は、この発明の実施形態に係る電気掃除機の外観斜視図、図2と図3は、図1に示す電気掃除機の掃除機本体の上面図と側面図である。
また、図3の側面図に示すようにリング状車輪140の中央開口を介して集塵ユニット500の集塵状況が目視による確認が可能である。
また、掃除機本体100の軽量化を図るために、図4に示す台車101と第2筐体103は、PP(ポリプロピレン)をベースに化学発泡剤を配合した材料で成型した発泡性樹脂を使用している。発泡性樹脂で成形された部品の形状が、複雑化、薄肉化などの形状により軽量化の値にバラツキが発生するが、発泡性樹脂を使用しない場合に比べて、約5〜8%の軽量化ができる。
したがって、部品の肉厚等を変更することなく、製作された金型をそのまま使用し発泡性樹脂の材料を使用することで軽量化が図れる。
そして、発泡性樹脂の場合、表面に樹脂の流れた跡が目立ちやすく、縞模様になる場合があるので、外観上の見栄えを損なわせないために、台車101(図4参照)の外観表面上にシボ加工をしている。なお、第2筐体103は、外観上目立たない個所であるが、シボ加工をしてもよい。
また、今回はPP(ポリプロピレン)をベースに化学発泡剤を配合した材料を使用したが、他の材料を使用してもよい。
ここで、集塵ユニット500の旋回気流の中心軸が重力方向を向くとは、旋回気流の中心軸が真下を向いている必要はなく、集塵ユニット500が縦方向にて掃除機本体100に配置されていればよい。
同図に示すように、吸引ホース301からの空気流は、接続部306を介して電動送風機106の上方を通って集塵ユニット500へ流入する。
このリング状車輪140の大きさを占める割合が、通常の電気掃除機本体の全体の大きさに対して大半を占めるように形成されている。これは、電気掃除機本体100の高さと略同じ長さの直径を有するリング状車輪140が形成されている。そして、リング状車輪140が電気掃除機本体100全体の略中央部分に配置されており、このリング状車輪140が大きいことにより安定感を感じて見え、略中央部分にリング状車輪140があるので常に目につきやすく両サイドにあるリング状車輪140の中央部分から集塵ユニット500に集積された塵埃の状況を目視確認することができる。
本実施形態においては、リング状車輪140がその中央部において中央開口141を有する場合について説明したが、本発明は、それだけに限定されない。例えば、リング状車輪カバー112の代わりに、中央に開口を有さず掃除機本体100側面の中央部を覆うように構成された車輪カバーを用いてもよい。この場合には、該車輪カバーの内少なくとも一部を、例えば透明性を有する樹脂等で形成することによって、本実施形態と同様に、集塵ユニット500の集塵状況を目視可能とすることができる。また、このように構成することによって、掃除機本体100の横幅を小さく保ったまま、掃除機本体100の長手方向の剛性を補強することができる。
電気掃除機1の使用時においては、例えば被掃除面に存在する段差を乗り越える際、掃除機本体100には、下方より衝撃が加わる。そして、掃除機本体100の下方側に構成されている台車101側にプリント配線基板120が取り付けられていると衝撃が直接加わることになるが、プリント配線板120が吊り下げ部材143によって配線板ケース102a内で吊り下げられている場合には、掃除機本体100に下方より加えられた衝撃は、掃除機本体100の台車101及び配線板ケース102aに加えて、吊り下げ部材143を介してプリント配線板120に伝わることになる。したがって、加えられた衝撃は減衰されてプリント配線板120に伝わることになり、プリント配線板120の損傷を防止することができる。なお、吊り下げ部材143には、弾性部材を用いてもよい。この場合には、弾性部材によって、プリント配線板120に伝わる衝撃をさらに減縮することができる。
このように構成された配線板ケース102aにおいて、電動送風機106から流出した空気流れは、図15の紙面より見て左側よりフィルター121を通って、配線板ケース102a内に流入する。さらに詳細に現した図18に示すように配線板ケース102a内に流入した空気流れは、プリント配線板120の表面に沿うようにして流れ、配線板ケース102aの通風孔から紙面より見て右側に流出する(図13参照)。また、配線板ケース102a内に流入した空気流れの一部は、プリント配線板120及びケース底板119の隙間を通過すると共に、ケース底板119からも流出する。したがって、プリント配線板120は、配線板ケース102a内に流入した上記空気流れによって十分に冷却することができる。また、プリント配線板120の表面(図面では上面)には、空気流れの途中に、放熱フィン120aが設けられているので、プリント配線板120からの放熱がさらに促進される。
図18に示すように、電気掃除機本体100の後部には、イオン発生装置146が取り付けられており、電動送風機106からの送風と集塵ユニットによりろ過された空気流に沿って、イオン発生装置146より放出されたイオンが図19に示すようにイオン放出口139より外部へ放出される。
イオン発生装置は、電動送風機106から電気掃除機本体100より外部に排気されるまでの空気通路に配される。イオン発生装置は空気通路に面したイオン発生面上に複数の電極を有している。電極には交流波形またはインパルス波形から成る電圧が印加される。電極の印加電圧が正電圧の場合はイオンが空気中の水分と結合して主としてH+(H2O)mから成るプラスイオンを発生する。電極の印加電圧が負電圧の場合はイオンが空気中の水分と結合して主としてO2 -(H2O)nから成るマイナスイオンを発生する。ここで、m、nは任意の自然数である。H+(H2O)m及びO2 -(H2O)nは空気中の浮遊菌や臭い成分の表面で凝集してこれらを取り囲む。
そして、式(1)〜(3)に示すように、衝突により活性種である[・OH](水酸基ラジカル)やH2O2(過酸化水素)を微生物等の表面上で凝集生成して浮遊菌や臭い成分を破壊する。ここで、m’、n’は任意の自然数である。プラスイオン及びマイナスイオンを発生して空気通路12内に放出することにより、イオンが室内に送出される。これにより、室内の殺菌及び脱臭を行うことができる。
H+(H2O)m+O2 -(H2O)n→・OH+1/2O2+(m+n)H2O ・・・(1)
H+(H2O)m+H+(H2O)m’+O2 -(H2O)n+O2 -(H2O)n’
→ 2・OH+O2+(m+m’+n+n’)H2O ・・・(2)
H+(H2O)m+H+(H2O)m’+O2 -(H2O)n+O2 -(H2O)n’
→ H2O2+O2+(m+m’+n+n’)H2O ・・・(3)
また、図19に示すように差込みプラグ131を引き出した際のコードが、差込みプラグ131が収納されてコードが収まっているコード引出し口から急激に屈曲したときに、コードがうける負荷を軽減するために、差込み口付近に壁部150を形成している。
また、図20は、プリント基板120に設けられたコネクタ120bが見えるように掃除機本体100からリング状車輪カバー112を取り外した状態を示す。電気掃除機1の制御プログラムをバージョンアップするときや、電気掃除機の性能検査などをするときにこのコネクタ120bを利用して行うようになっている。そして、図21は、図21より第2筐体103を取り外した状態を示し、プリント基板120とコネクタ120bの配置関係を表したものである。
(2)吸引ホース部300は、吸引ホース301と、吸引ホース301を掃除機本体100に接続する接続部306と、吸引ホース301を延長する延長パイプ302と、延長パイプ302の先端に設けられた吸引部303とを備える。
(5)吸引ホース部300は、台車101の長手方向に沿って伸びるように集塵ユニット500に接続され、電動送風機106はその送風方向が重力方向を向くように、集塵ユニット500はその旋回気流の軸が重力方向を向くように台車101に設置される。
(6)台車101は、中央に中央開口141を有するリング状車輪140を備え、集塵ユニット500の集塵状況が開口141を介して目視可能である。
(9)集塵ユニット500の集塵状況が窓103bを介して外から目視可能である。
(14)掃除機本体100は、吸引ホース部300からの空気を集塵ユニット500から電動送風機106へ導き、集塵ユニット500の下を通ってコードリール108を介して排出させる流路を備える。
(16)吊り下げ部材143は弾性部材から構成される。
(18)手提げハンドル115は弾性変形可能で、その弾性変形により凹部144が回転支軸145にはまり込み可能である。
100 掃除機本体
101 台車
102 下部第1筐体
102a 配線板ケース
103 第2筐体
103b 窓(第1窓部)
106 電動送風機
107 第3筐体
108 コードリール
115 手提げハンドル
140 リング状車輪
141 中央開口(第2窓部)
300 吸引ホース部
301 吸引ホース
302 延長パイプ
303 吸入部
304 手元ハンドル
305 操作部
306 接続部
500 集塵ユニット
501 ダストカップ
Claims (5)
- 吸引ホース部と掃除機本体とを備え、前記掃除機本体は、前記吸引ホース部が接続され旋回気流によって集塵する集塵ユニットと、前記吸引ホース部から前記集塵ユニットを介して空気を吸引する電動送風機と、前記電動送風機へ電力を供給するためのコードを引き出し可能に収容するコードリールと、前記電動送風機を収容する第1筐体と、前記集塵ユニットを収容し側面に第1窓部を有する第2筐体と、前記コードリールを収容する第3筐体と、第2窓部を有するリング状車輪とを備え、前記第2筐体は、前記集塵ユニットの旋回気流の軸が重力方向を向き、かつ、前記集塵ユニットの集塵状況が前記第1窓部および第2窓部を介して外から目視可能であるように配置される電気掃除機。
- 前記第1窓部および第2窓部は、少なくとも一部が対向するように構成された請求項1記載の電気掃除機。
- 前記第1および第2窓部は、前記第2筐体の側面および前記リング状車輪の中央部にそれぞれ設けられた開口である請求項1又は2に記載の電気掃除機。
- 前記第1、第2および第3筐体は、前記掃除機本体に一列に配置される請求項1から3のいずれか1つに記載の電気掃除機。
- 前記第2筐体は、前記第1および第3筐体の間に挟まれるように配置される請求項1から4のいずれか1つに記載の電気掃除機。
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