JP2011007975A - 露光装置、露光方法、及び表示用パネル基板の製造方法 - Google Patents

露光装置、露光方法、及び表示用パネル基板の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】光ビームにより基板を走査して、新たなパターンを下地パターンに合わせて精度良く露光する。
【解決手段】チャック10に位置検出用マークを設け、チャック10の位置を検出しながら、ステージによりチャック10を移動して、各画像取得装置51によりチャック10の位置検出用マークの画像を取得し、検出したチャック10の位置及び画像処理装置50が検出したチャック10の位置検出用マークの位置から、各画像取得装置51の位置ずれを検出して、各移動機構により各画像取得装置51の位置ずれを修正する。各画像取得装置51により基板1の下地パターンの位置検出用マークの画像を取得し、画像処理装置50が検出した基板1の下地パターンの位置検出用マークの位置に応じて、ステージによりチャック10を移動して、光ビーム照射装置20からの光ビームにより基板1を走査する前の基板1の位置決めを行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、液晶ディスプレイ装置等の表示用パネル基板の製造において、フォトレジストが塗布された基板へ光ビームを照射し、光ビームにより基板を走査して、基板にパターンを描画する露光装置、露光方法、及びそれらを用いた表示用パネル基板の製造方法に係り、特に下地パターンが形成された基板上に新たなパターンを露光するのに好適な露光装置、露光方法、及びそれらを用いた表示用パネル基板の製造方法に関する。
表示用パネルとして用いられる液晶ディスプレイ装置のTFT(Thin Film Transistor)基板やカラーフィルタ基板、プラズマディスプレイパネル用基板、有機EL(Electroluminescence)表示パネル用基板等の製造は、露光装置を用いて、フォトリソグラフィー技術により基板上にパターンを形成して行われる。露光装置としては、従来、レンズ又は鏡を用いてマスクのパターンを基板上に投影するプロジェクション方式と、マスクと基板との間に微小な間隙(プロキシミティギャップ)を設けてマスクのパターンを基板へ転写するプロキシミティ方式とがあった。
近年、フォトレジストが塗布された基板へ光ビームを照射し、光ビームにより基板を走査して、基板にパターンを描画する露光装置が開発されている。光ビームにより基板を走査して、基板にパターンを直接描画するため、高価なマスクが不要となる。また、描画データ及び走査のプログラムを変更することにより、様々な種類の表示用パネル基板に対応することができる。この様な露光装置として、例えば、特許文献1、特許文献2、及び特許文献3に記載のものがある。
特開2003−332221号公報 特開2005−353927号公報 特開2007−219011号公報
例えば、液晶ディスプレイ装置のカラーフィルタ基板の製造において、基板上に形成されたブラックマトリクスの上に着色パターンを露光する際の様に、下地パターンが形成された基板上に新たなパターンを露光する場合、新たに露光するパターンが下地パターンからずれない様に、基板の位置決めを精度良く行う必要がある。従来、主に大型の基板の露光に用いられるプロキシミティ方式では、マスク及び基板の下地パターンに複数のアライメントマークをそれぞれ設け、CCDカメラ等の画像取得装置によりマスク及び基板の下地パターンのアライメントマークの画像を取得し、画像処理により両者の位置ずれを検出して、マスクと基板との位置合わせを行っていた。アライメントマークの位置は基板の大きさ及び種類によって異なり、アライメントマークの画像を取得する画像取得装置は、アライメントマークの位置に応じて移動される。基板の下地パターンのアライメントマークの位置は、下地パターンを形成したときの露光条件によりばらつきが発生するので、画像取得装置の位置は、マスクのアライメントマークの位置を基準に決定される。
一方、基板にパターンを直接描画する方式では、マスクを使用しないので、画像取得装置により基板の下地パターンのアライメントマークの画像を取得し、基板の下地パターンのアライメントマークの位置に応じて、光ビームにより基板を走査する前の基板の位置決めを行う必要がある。しかしながら、プロキシミティ方式と異なり、画像取得装置の位置の基準と成るマスクのアライメントマークが存在しないため、画像取得装置の位置ずれが起こり、基板の下地パターンのアライメントマークの位置を精度良く検出することができなかった。そのため、下地パターンの位置に応じて基板の位置決めを精度良く行うことができず、新たなパターンを下地パターンに合わせて精度良く露光することができなかった。
本発明の課題は、光ビームにより基板を走査して、新たなパターンを下地パターンに合わせて精度良く露光することである。また、本発明の課題は、高品質な表示用パネル基板を製造することである。
本発明の露光装置は、下地パターンが形成され、下地パターンの上にフォトレジストが塗布された基板を搭載するチャックと、チャックを移動するステージと、チャックに搭載された基板へ光ビームを照射する光ビーム照射装置とを備え、ステージによりチャックを移動しながら、光ビーム照射装置からの光ビームにより基板を走査して、下地パターンが形成された基板上にパターンを描画する露光装置であって、基板の下地パターンに設けられた複数の位置検出用マークの画像を取得して、画像信号を出力する複数の画像取得装置と、各画像取得装置が出力した画像信号を処理して、位置検出用マークの位置を検出する画像処理装置と、各画像取得装置を移動する複数の移動機構と、チャックの位置を検出する位置検出手段と、チャックに設けられた位置検出用マークと、ステージ及び複数の移動機構を制御する制御手段とを備え、制御手段が、ステージによりチャックを移動して、各画像取得装置によりチャックの位置検出用マークの画像を取得させ、位置検出手段が検出したチャックの位置及び画像処理装置が検出したチャックの位置検出用マークの位置から、各画像取得装置の位置ずれを検出して、各移動機構により各画像取得装置の位置ずれを修正し、各画像取得装置が基板の下地パターンの位置検出用マークの画像を取得したとき、画像処理装置が検出した基板の下地パターンの位置検出用マークの位置に応じて、ステージによりチャックを移動して、光ビーム照射装置からの光ビームにより基板を走査する前の基板の位置決めを行うものである。
また、本発明の露光方法は、下地パターンが形成され、下地パターンの上にフォトレジストが塗布された基板をチャックに搭載し、ステージによりチャックを移動しながら、光ビーム照射装置からの光ビームにより基板を走査して、下地パターンが形成された基板上にパターンを描画する露光方法であって、基板の下地パターンに設けられた複数の位置検出用マークの画像を取得して、画像信号を出力する複数の画像取得装置と、各画像取得装置が出力した画像信号を処理して、位置検出用マークの位置を検出する画像処理装置と、各画像取得装置を移動する複数の移動機構とを設け、チャックに位置検出用マークを設け、チャックの位置を検出しながら、ステージによりチャックを移動して、各画像取得装置によりチャックの位置検出用マークの画像を取得し、検出したチャックの位置及び画像処理装置が検出したチャックの位置検出用マークの位置から、各画像取得装置の位置ずれを検出して、各移動機構により各画像取得装置の位置ずれを修正し、各画像取得装置により基板の下地パターンの位置検出用マークの画像を取得し、画像処理装置が検出した基板の下地パターンの位置検出用マークの位置に応じて、ステージによりチャックを移動して、光ビーム照射装置からの光ビームにより基板を走査する前の基板の位置決めを行うものである。
チャックに位置検出用マークを設け、チャックの位置を検出しながら、ステージによりチャックを移動して、各画像取得装置によりチャックの位置検出用マークの画像を取得し、検出したチャックの位置及び画像処理装置が検出したチャックの位置検出用マークの位置から、各画像取得装置の位置ずれを検出して、各移動機構により各画像取得装置の位置ずれを修正するので、位置ずれの無い各画像取得装置を用いて、基板の下地パターンの位置検出用マークの位置が精度良く検出される。そして、基板の下地パターンの位置検出用マークの位置に応じて、ステージによりチャックを移動して、光ビーム照射装置からの光ビームにより基板を走査する前の基板の位置決めを行うので、下地パターンの位置に応じて基板の位置決めが精度良く行われ、新たなパターンが下地パターンに合わせて精度良く露光される。
さらに、本発明の露光装置は、位置検出手段が、レーザー光を発生する光源と、チャックに取り付けられたミラーと、光源からのレーザー光とミラーにより反射されたレーザー光との干渉を測定する干渉計とを含むレーザー測長系を有するものである。また、本発明の露光方法は、レーザー光を発生する光源と、チャックに取り付けられたミラーと、光源からのレーザー光とミラーにより反射されたレーザー光との干渉を測定する干渉計とを含むレーザー測長系を用いて、チャックの位置を検出するものである。レーザー測長系を用いてチャックの位置が精度良く検出されるので、検出したチャックの位置及び画像処理装置が検出したチャックの位置検出用マークの位置から、各画像取得装置の位置ずれが精度良く検出され、各画像取得装置の位置ずれが正確に修正される。
さらに、本発明の露光装置は、チャックの位置検出用マークが、基板の下地パターンの位置検出用マークと同じ高さに設けられたものである。また、本発明の露光方法は、チャックの位置検出用マークを、基板の下地パターンの位置検出用マークと同じ高さに設けるものである。各画像取得装置の焦点を移動することなく、チャックの位置検出用マークの画像が短時間で取得され、各画像取得装置の位置ずれが短時間で修正される。
本発明の表示用パネル基板の製造方法は、上記のいずれかの露光装置又は露光方法を用いて基板の露光を行うものである。上記の露光装置又は露光方法を用いることにより、新たなパターンが下地パターンに合わせて精度良く露光されるので、高品質な表示用パネル基板が製造される。
本発明の露光装置及び露光方法によれば、チャックに位置検出用マークを設け、チャックの位置を検出しながら、ステージによりチャックを移動して、各画像取得装置によりチャックの位置検出用マークの画像を取得し、検出したチャックの位置及び画像処理装置が検出したチャックの位置検出用マークの位置から、各画像取得装置の位置ずれを検出して、各移動機構により各画像取得装置の位置ずれを修正することにより、位置ずれの無い各画像取得装置を用いて、基板の下地パターンの位置検出用マークの位置を精度良く検出することができる。そして、基板の下地パターンの位置検出用マークの位置に応じて、ステージによりチャックを移動して、光ビーム照射装置からの光ビームにより基板を走査する前の基板の位置決めを行うことにより、下地パターンの位置に応じて基板の位置決めを精度良く行うことができ、新たなパターンを下地パターンに合わせて精度良く露光することができる。
さらに、本発明の露光装置及び露光方法によれば、レーザー光を発生する光源と、チャックに取り付けられたミラーと、光源からのレーザー光とミラーにより反射されたレーザー光との干渉を測定する干渉計とを含むレーザー測長系を用いて、チャックの位置を検出することにより、チャックの位置を精度良く検出することができるので、検出したチャックの位置及び画像処理装置が検出したチャックの位置検出用マークの位置から、各画像取得装置の位置ずれを精度良く検出して、各画像取得装置の位置ずれを正確に修正することができる。
さらに、本発明の露光装置及び露光方法によれば、チャックの位置検出用マークを、基板の下地パターンの位置検出用マークと同じ高さに設けることにより、各画像取得装置の焦点を移動することなく、チャックの位置検出用マークの画像を短時間で取得して、各画像取得装置の位置ずれを短時間で修正することができる。
本発明の表示用パネル基板の製造方法によれば、新たなパターンを下地パターンに合わせて精度良く露光することができるので、高品質な表示用パネル基板を製造することができる。
本発明の一実施の形態による露光装置の概略構成を示す図である。 本発明の一実施の形態による露光装置の側面図である。 本発明の一実施の形態による露光装置の正面図である。 光ビーム照射装置の概略構成を示す図である。 レーザー測長系の動作を説明する図である。 基板の位置検出用マークを示す図である。 受け渡し位置にあるチャックの上面図である。 受け渡し位置にあるチャックの側面図である。 図9(a)はカメラユニット移動機構の上面図、図9(b)は同側面図である。 カメラユニットの位置ずれを検出する動作を説明する図である。 カメラユニットの位置ずれを検出する動作を説明する図である。 カメラユニットの位置ずれを検出する動作を説明する図である。 カメラユニットの位置ずれを検出する動作を説明する図である。 描画制御部の概略構成を示す図である。 光ビームによる基板の走査を説明する図である。 光ビームによる基板の走査を説明する図である。 光ビームによる基板の走査を説明する図である。 光ビームによる基板の走査を説明する図である。 液晶ディスプレイ装置のTFT基板の製造工程の一例を示すフローチャートである。 液晶ディスプレイ装置のカラーフィルタ基板の製造工程の一例を示すフローチャートである。
図1は、本発明の一実施の形態による露光装置の概略構成を示す図である。また、図2は本発明の一実施の形態による露光装置の側面図、図3は本発明の一実施の形態による露光装置の正面図である。露光装置は、ベース3、Xガイド4、Xステージ5、Yガイド6、Yステージ7、θステージ8、チャック10、ゲート11、光ビーム照射装置20、リニアスケール31,33、エンコーダ32,34、レーザー測長系、レーザー測長系制御装置40、画像処理装置50、カメラユニット51、カメラユニット移動機構、ステージ駆動回路60、及び主制御装置70を含んで構成されている。なお、図1では、カメラユニット移動機構が省略されている。また、図2及び図3では、レーザー測長系のレーザー光源41、レーザー測長系制御装置40、画像処理装置50、カメラユニット移動機構、ステージ駆動回路60、及び主制御装置70が省略されている。露光装置は、これらの他に、基板1をチャック10へ搬入し、また基板1をチャック10から搬出する基板搬送ロボット、装置内の温度管理を行う温度制御ユニット等を備えている。
なお、以下に説明する実施の形態におけるXY方向は例示であって、X方向とY方向とを入れ替えてもよい。
図1及び図2において、チャック10は、基板1の受け渡しを行う受け渡し位置にある。受け渡し位置において、図示しない基板搬送ロボットにより基板1がチャック10へ搬入され、また図示しない基板搬送ロボットにより基板1がチャック10から搬出される。チャック10は、基板1の裏面を真空吸着して支持する。基板1の表面には下地パターンが形成され、下地パターンの上にはフォトレジストが塗布されている。
基板1の露光を行う露光位置の上空に、ベース3をまたいでゲート11が設けられている。ゲート11には、複数の光ビーム照射装置20が搭載されている。なお、本実施の形態は、8つの光ビーム照射装置20を用いた露光装置の例を示しているが、光ビーム照射装置の数はこれに限らず、7つ以下又は9つ以上の光ビーム照射装置を用いてもよい。
図4は、光ビーム照射装置の概略構成を示す図である。光ビーム照射装置20は、光ファイバー22、レンズ23、ミラー24、DMD(Digital Micromirror Device)25、投影レンズ26、及びDMD駆動回路27を含んで構成されている。光ファイバー22は、レーザー光源ユニット21から発生された紫外光の光ビームを、光ビーム照射装置20内へ導入する。光ファイバー22から射出された光ビームは、レンズ23及びミラー24を介して、DMD25へ照射される。DMD25は、光ビームを反射する複数の微小なミラーを二方向に配列して構成された空間的光変調器であり、各ミラーの角度を変更して光ビームを変調する。DMD25により変調された光ビームは、投影レンズ26を含むヘッド部20aから照射される。DMD駆動回路27は、主制御装置70から供給された描画データに基づいて、DMD25の各ミラーの角度を変更する。
図2及び図3において、チャック10は、θステージ8に搭載されており、θステージ8の下にはYステージ7及びXステージ5が設けられている。Xステージ5は、ベース3に設けられたXガイド4に搭載され、Xガイド4に沿ってX方向へ移動する。Yステージ7は、Xステージ5に設けられたYガイド6に搭載され、Yガイド6に沿ってY方向へ移動する。θステージ8は、Yステージ7に搭載され、θ方向へ回転する。Xステージ5、Yステージ7、及びθステージ8には、ボールねじ及びモータや、リニアモータ等の図示しない駆動機構が設けられており、各駆動機構は、図1のステージ駆動回路60により駆動される。
θステージ8のθ方向への回転により、チャック10に搭載された基板1は、直交する二辺がX方向及びY方向へ向く様に回転される。Xステージ5のX方向への移動により、チャック10は、受け渡し位置と露光位置との間を移動される。露光位置において、Xステージ5のX方向への移動により、各光ビーム照射装置20のヘッド部20aから照射された光ビームが、基板1をX方向へ走査する。また、Yステージ7のY方向への移動により、各光ビーム照射装置20のヘッド部20aから照射された光ビームによる基板1の走査領域が、Y方向へ移動される。図1において、主制御装置70は、ステージ駆動回路60を制御して、θステージ8のθ方向へ回転、Xステージ5のX方向への移動、及びYステージ7のY方向への移動を行う。
図1及び図2において、ベース3には、X方向へ伸びるリニアスケール31が設置されている。リニアスケール31には、Xステージ5のX方向への移動量を検出するための目盛が付けられている。また、Xステージ5には、Y方向へ伸びるリニアスケール33が設置されている。リニアスケール33には、Yステージ7のY方向への移動量を検出するための目盛が付けられている。
図1及び図3において、Xステージ5の一側面には、リニアスケール31に対向して、エンコーダ32が取り付けられている。エンコーダ32は、リニアスケール31の目盛を検出して、パルス信号を主制御装置70へ出力する。また、図1及び図2において、Yステージ7の一側面には、リニアスケール33に対向して、エンコーダ34が取り付けられている。エンコーダ34は、リニアスケール33の目盛を検出して、パルス信号を主制御装置70へ出力する。主制御装置70は、エンコーダ32のパルス信号をカウントして、Xステージ5のX方向への移動量を検出し、エンコーダ34のパルス信号をカウントして、Yステージ7のY方向への移動量を検出する。
図5は、レーザー測長系の動作を説明する図である。なお、図5においては、図1に示したゲート11、光ビーム照射装置20、画像処理装置50、及びカメラユニット51が省略されている。レーザー測長系は、公知のレーザー干渉式の測長系であって、レーザー光源41、レーザー干渉計42,44、及びバーミラー43,45を含んで構成されている。バーミラー43は、チャック10のY方向の一側面に取り付けられている。また、バーミラー45は、チャック10のX方向の一側面に取り付けられている。
レーザー干渉計42は、レーザー光源41からのレーザー光をバーミラー43へ照射し、バーミラー43により反射されたレーザー光を受光して、レーザー光源41からのレーザー光とバーミラー43により反射されたレーザー光との干渉を測定する。この測定は、Y方向の2箇所で行う。レーザー測長系制御装置40は、主制御装置70の制御により、レーザー干渉計42の測定結果から、チャック10のX方向の位置及び回転を検出する。
一方、レーザー干渉計44は、レーザー光源41からのレーザー光をバーミラー45へ照射し、バーミラー45により反射されたレーザー光を受光して、レーザー光源41からのレーザー光とバーミラー45により反射されたレーザー光との干渉を測定する。レーザー測長系制御装置40は、主制御装置70の制御により、レーザー干渉計44の測定結果から、チャック10のY方向の位置を検出する。
図6は、基板の位置検出用マークを示す図である。基板1の表面には、下地パターンが形成され、下地パターンには、基板1の位置及び回転を検出するための位置検出用マーク(アライメントマーク)1aが4箇所に設けられている。位置検出用マーク(アライメントマーク)1aの位置は、基板1の大きさ及び種類によって異なる。
図7は、受け渡し位置にあるチャックの上面図である。また、図8は、受け渡し位置にあるチャックの側面図である。図7及び図8に示す様に、受け渡し位置にあるチャック10の上空には、4つのカメラユニット51が設置されている。各カメラユニット51は、基板1の位置検出用マーク(アライメントマーク)1aの位置に応じて、図示しないカメラユニット移動機構により、位置検出用マーク(アライメントマーク)1aの真上の所定の位置へそれぞれ移動される。
図9(a)はカメラユニット移動機構の上面図、図9(b)は同側面図である。カメラユニット移動機構は、Yガイド54、Yステージ55、Xガイド56、Xステージ57、リブ58,59,93、モータ81,86,96、軸継手82,87,97、軸受83,88,98、ボールねじ84a,89a,99a、ナット84b,89b,99b、Zベース90、Zガイド91、Zステージ92、取り付けベース94、及びモータ台95を含んで構成されている。
受け渡し位置の上空には、カメラユニット移動機構が設置されるトップフレーム53が設けられており、トップフレーム53には、開口53aが形成されている。トップフレーム53の上面には、Yガイド54が設けられており、Yガイド54には、Yステージ55が搭載されている。また、トップフレーム53の上面には、モータ81が設置されており、モータ81は、図1の主制御装置70により駆動される。モータ81の回転軸は、軸継手82によりボールねじ84aに接続されており、ボールねじ84aは、軸受83により回転可能に支持されている。Yステージ55の下面には、ボールねじ84aにより移動されるナット84bが取り付けられており、Yステージ55は、モータ81の回転により、Yガイド54に沿ってY方向へ移動される。
Yステージ55の上面には、Xガイド56が設けられており、Xガイド56には、Xステージ57が搭載されている。また、Yステージ55の上面には、モータ86が設置されており、モータ86は、図1の主制御装置70により駆動される。モータ86の回転軸は、軸継手87によりボールねじ89aに接続されており、ボールねじ89aは、軸受88により回転可能に支持されている。Xステージ57の下面には、ボールねじ89aにより移動されるナット89bが取り付けられており、Xステージ57は、モータ86の回転により、Xガイド56に沿ってX方向へ移動される。Xステージ57の側面には、リブ58,59により、Zベース90が取り付けられており、Zベース90は、トップフレーム53の開口53a内に挿入されている。
Zベース90には、Zガイド91が設けられており、Zガイド91には、Zステージ92が搭載されている。また、Zベース90に取り付けたモータ台95には、モータ96が設置されており、モータ96は、図1の主制御装置70により駆動される。モータ96の回転軸は、軸継手97によりボールねじ99aに接続されており、ボールねじ99aは軸受98により回転可能に支持されている。Zステージ92には、ボールねじ99aにより移動されるナット99bが取り付けられており、Zステージ92は、モータ96の回転により、Zガイド91に沿ってZ方向へ移動される。また、Zステージ92には、リブ93により、取り付けベース94が取り付けられており、取り付けベース94には、カメラユニット51が取り付けられている。カメラユニット51は、CCDカメラ51aと、レンズ51bとを含んで構成されている。
Xステージ57のX方向への移動及びYステージ55のY方向への移動により、カメラユニット51はXY方向へ移動される。図1の主制御装置70は、基板1の位置検出用マーク(アライメントマーク)1aの位置に応じ、モータ81,86を制御して、各カメラユニット51を所定の位置へそれぞれ移動する。また、Zステージ92のZ方向への移動により、カメラユニット51はZ方向へ移動される。主制御装置70は、基板1の厚さに応じ、モータ96を制御して、各カメラユニット51の焦点が基板1の表面に合う様に、各カメラユニット51をZ方向へそれぞれ移動する。
以下、本実施の形態による露光装置の動作を説明する。基板1の露光を開始する前、主制御装置70は、各カメラユニット51の位置ずれを検出して、各カメラユニット移動機構により各カメラユニット51の位置ずれを修正する。図7において、チャック10の表面には、カメラユニット51の位置ずれを検出するための位置検出用マーク10aが設けられている。位置検出用マーク10aは、基板1の位置検出用マーク(アライメントマーク)1aと同じ高さに設けられている。
図10〜図13は、カメラユニットの位置ずれを検出する動作を説明する図である。主制御装置70は、レーザー測長系制御装置40の検出結果に基づき、ステージ駆動回路60を制御して、Xステージ5及びYステージ7によりチャック10を移動し、図10〜図13に示す様に、チャック10に設けられた位置検出用マーク10aを、順番に、各カメラユニット51の真下に位置させる。各カメラユニット51は、チャック10の位置検出用マーク10aの画像を取得し、画像信号を画像処理装置50へ出力する。画像処理装置50は、各カメラユニット51が出力した画像信号を処理し、予め登録した画像と各カメラユニット51により取得した画像とを比較して、チャック10の位置検出用マーク10aの位置を検出する。
このとき、各カメラユニット51が所定の位置にあれば、レーザー測長系制御装置40により検出したチャック10の位置と、画像処理装置50により検出したチャック10の位置検出用マーク10aの位置とは、一定の相関関係にある。しかしながら、各カメラユニット51が所定の位置からずれると、画像処理装置50により検出したチャック10の位置検出用マーク10aの位置には、各カメラユニット51の位置ずれによる誤差が含まれ、両者の相関関係が崩れる。主制御装置70は、レーザー測長系制御装置40が検出したチャック10の位置及び画像処理装置50が検出したチャック10の位置検出用マーク10aの位置から、各カメラユニット51の位置ずれを検出する。そして、主制御装置70は、検出した各カメラユニット51の位置ずれに基づき、モータ81,86を制御して、各カメラユニット移動機構により各カメラユニット51の位置ずれを修正する。
レーザー測長系を用いてチャック10の位置が精度良く検出されるので、検出したチャック10の位置及び画像処理装置50が検出したチャック10の位置検出用マーク10aの位置から、各カメラユニット51の位置ずれが精度良く検出され、各カメラユニット51の位置ずれが正確に修正される。また、チャック10の位置検出用マーク10aを、基板1の下地パターンの位置検出用マーク(アライメントマーク)1aと同じ高さに設けるので、各カメラユニット51の焦点を移動することなく、チャック10の位置検出用マーク10aの画像が短時間で取得され、各カメラユニット51の位置ずれが短時間で修正される。
図1において、基板1の露光を行う際、各カメラユニット51は、受け渡し位置にある基板1の位置検出用マーク(アライメントマーク)1aの画像を取得し、画像信号を画像処理装置50へ出力する。画像処理装置50は、各カメラユニット51が出力した画像信号を処理し、予め登録した画像と各カメラユニット51により取得した画像とを比較して、基板1の位置検出用マーク(アライメントマーク)1aの位置を検出する。主制御装置70は、画像処理装置50が検出した基板1の位置検出用マーク(アライメントマーク)1aの位置から、チャック10に搭載された基板1の下地パターンの位置及び回転を検出する。主制御装置70は、検出した基板1の下地パターンの位置に基づき、ステージ駆動回路60を制御して、基板1の下地パターンの中心点が露光を開始する前の所定の位置へ来る様に、Xステージ5及びYステージ7によりチャック10を露光位置へ移動させる。また、主制御装置70は、検出した基板1の下地パターンの回転に基づき、ステージ駆動回路60を制御して、基板1の下地パターンの直交する二辺がX方向及びY方向へ向く様に、θステージ8をθ方向へ回転させる。
チャック10に位置検出用マーク10aを設け、チャック10の位置を検出しながら、Xステージ5及びYステージ7によりチャック10を移動して、各カメラユニット51によりチャック10の位置検出用マーク10aの画像を取得し、検出したチャック10の位置及び画像処理装置50が検出したチャック10の位置検出用マーク10aの位置から、各カメラユニット51の位置ずれを検出して、各カメラユニット移動機構により各カメラユニット51の位置ずれを修正するので、位置ずれの無い各カメラユニット51を用いて、基板1の下地パターンの位置検出用マーク(アライメントマーク)1aの位置が精度良く検出される。そして、基板1の下地パターンの位置検出用マーク(アライメントマーク)1aの位置に応じて、Xステージ5及びYステージ7によりチャック10を移動して、光ビーム照射装置20からの光ビームにより基板1を走査する前の基板1の位置決めを行うので、下地パターンの位置に応じて基板1の位置決めが精度良く行われ、新たなパターンが下地パターンに合わせて精度良く露光される。
図1において、主制御装置70は、光ビーム照射装置20のDMD駆動回路27へ描画データを供給する描画制御部を有する。図14は、描画制御部の概略構成を示す図である。描画制御部71は、メモリ72、バンド幅設定部73、中心点座標決定部74、及び座標決定部75を含んで構成されている。メモリ72は、各光ビーム照射装置20のDMD駆動回路27へ供給する描画データを、そのXY座標をアドレスとして記憶している。
バンド幅設定部73は、メモリ72から読み出す描画データのY座標の範囲を決定することにより、光ビーム照射装置20のヘッド部20aから照射される光ビームのY方向のバンド幅を設定する。
レーザー測長系制御装置40は、露光位置における基板1の露光を開始する前のチャック10のXY方向の位置を検出する。中心点座標決定部74は、レーザー測長系制御装置40が検出したチャック10のXY方向の位置から、基板1の露光を開始する前のチャック10の中心点のXY座標を決定する。図1において、光ビーム照射装置20からの光ビームにより基板1の走査を行う際、主制御装置70は、ステージ駆動回路60を制御して、Xステージ5によりチャック10をX方向へ移動させる。基板1の走査領域を移動する際、主制御装置70は、ステージ駆動回路60を制御して、Yステージ7によりチャック10をY方向へ移動させる。図14において、中心点座標決定部74は、エンコーダ32,34からのパルス信号をカウントして、Xステージ5のX方向への移動量及びYステージ7のY方向への移動量を検出し、チャック10の中心点のXY座標を決定する。
座標決定部75は、中心点座標決定部74が決定したチャック10の中心点のXY座標に基づき、各光ビーム照射装置20のDMD駆動回路27へ供給する描画データのXY座標を決定する。メモリ72は、座標決定部75が決定したXY座標をアドレスとして入力し、入力したXY座標のアドレスに記憶された描画データを、各光ビーム照射装置20のDMD駆動回路27へ出力する。
図15〜図18は、光ビームによる基板の走査を説明する図である。図15〜図18は、8つの光ビーム照射装置20からの8本の光ビームにより、基板1のX方向の走査を4回行って、基板1全体を走査する例を示している。図15〜図18においては、各光ビーム照射装置20のヘッド部20aが破線で示されている。各光ビーム照射装置20のヘッド部20aから照射された光ビームは、Y方向にバンド幅Wを有し、Xステージ5のX方向への移動によって、基板1を矢印で示す方向へ走査する。
図15は、1回目の走査を示し、X方向への1回目の走査により、図15に灰色で示す走査領域でパターンの描画が行われる。1回目の走査が終了すると、Yステージ7のY方向への移動により、基板1がY方向へバンド幅Wと同じ距離だけ移動される。図16は、2回目の走査を示し、X方向への2回目の走査により、図16に灰色で示す走査領域でパターンの描画が行われる。2回目の走査が終了すると、Yステージ7のY方向への移動により、基板1がY方向へバンド幅Wと同じ距離だけ移動される。図17は、3回目の走査を示し、X方向への3回目の走査により、図17に灰色で示す走査領域でパターンの描画が行われる。3回目の走査が終了すると、Yステージ7のY方向への移動により、基板1がY方向へバンド幅Wと同じ距離だけ移動される。図18は、4回目の走査を示し、X方向への4回目の走査により、図18に灰色で示す走査領域でパターンの描画が行われ、基板1全体の走査が終了する。
複数の光ビーム照射装置20からの複数の光ビームにより基板1の走査を並行して行うことにより、基板1全体の走査に掛かる時間を短くすることができ、タクトタイムを短縮することができる。また、光ビーム照射装置20からの光ビームによる基板1の走査を、長方形の基板1の長辺方向へ行うことにより、走査回数を少なくすることができ、また走査領域の変更に要する時間の合計も短くすることができるので、タクトタイムを短縮することができる。
なお、図15〜図18では、基板1のX方向の走査を4回行って、基板1全体を走査する例を示したが、走査の回数はこれに限らず、基板1のX方向の走査を3回以下又は5回以上行って、基板1全体を走査してもよい。
以上説明した実施の形態によれば、チャック10に位置検出用マーク10aを設け、チャック10の位置を検出しながら、Xステージ5及びYステージ7によりチャック10を移動して、各カメラユニット51によりチャック10の位置検出用マーク10aの画像を取得し、検出したチャック10の位置及び画像処理装置50が検出したチャック10の位置検出用マーク10aの位置から、各カメラユニット51の位置ずれを検出して、各カメラユニット移動機構により各カメラユニット51の位置ずれを修正することにより、位置ずれの無い各カメラユニット51を用いて、基板1の下地パターンの位置検出用マーク(アライメントマーク)1aの位置を精度良く検出することができる。そして、基板1の下地パターンの位置検出用マーク(アライメントマーク)1aの位置に応じて、Xステージ5及びYステージ7によりチャック10を移動して、光ビーム照射装置20からの光ビームにより基板1を走査する前の基板1の位置決めを行うことにより、下地パターンの位置に応じて基板1の位置決めを精度良く行うことができ、新たなパターンを下地パターンに合わせて精度良く露光することができる。
さらに、レーザー光を発生するレーザー光源41と、チャック10に取り付けられたバーミラー43,45と、レーザー光源41からのレーザー光とバーミラー43,45により反射されたレーザー光との干渉を測定するレーザー干渉計42,44とを含むレーザー測長系を用いて、チャック10の位置を検出することにより、チャック10の位置を精度良く検出することができるので、検出したチャック10の位置及び画像処理装置50が検出したチャック10の位置検出用マーク10aの位置から、各カメラユニット51の位置ずれを精度良く検出して、各カメラユニット51の位置ずれを正確に修正することができる。
さらに、チャック10の位置検出用マーク10aを、基板1の下地パターンの位置検出用マーク(アライメントマーク)1aと同じ高さに設けることにより、各カメラユニット51の焦点を移動することなく、チャック10の位置検出用マーク10aの画像を短時間で取得して、各カメラユニット51の位置ずれを短時間で修正することができる。
本発明は、プロキシミティ方式による露光で下地パターンが形成された基板に限らず、パターンを直接描画する方式で下地パターンが形成された基板にも適用することができる。
本発明の露光装置又は露光方法を用いて基板の露光を行うことにより、新たなパターンを下地パターンに合わせて精度良く露光することができるので、高品質な表示用パネル基板を製造することができる。
例えば、図19は、液晶ディスプレイ装置のTFT基板の製造工程の一例を示すフローチャートである。薄膜形成工程(ステップ101)では、スパッタ法やプラズマ化学気相成長(CVD)法等により、基板上に液晶駆動用の透明電極となる導電体膜や絶縁体膜等の薄膜を形成する。レジスト塗布工程(ステップ102)では、ロール塗布法等によりフォトレジストを塗布して、薄膜形成工程(ステップ101)で形成した薄膜上にフォトレジスト膜を形成する。露光工程(ステップ103)では、露光装置を用いて、フォトレジスト膜にパターンを形成する。現像工程(ステップ104)では、シャワー現像法等により現像液をフォトレジスト膜上に供給して、フォトレジスト膜の不要部分を除去する。エッチング工程(ステップ105)では、ウエットエッチングにより、薄膜形成工程(ステップ101)で形成した薄膜の内、フォトレジスト膜でマスクされていない部分を除去する。剥離工程(ステップ106)では、エッチング工程(ステップ105)でのマスクの役目を終えたフォトレジスト膜を、剥離液によって剥離する。これらの各工程の前又は後には、必要に応じて、基板の洗浄/乾燥工程が実施される。これらの工程を数回繰り返して、基板上にTFTアレイが形成される。
また、図20は、液晶ディスプレイ装置のカラーフィルタ基板の製造工程の一例を示すフローチャートである。ブラックマトリクス形成工程(ステップ201)では、レジスト塗布、露光、現像、エッチング、剥離等の処理により、基板上にブラックマトリクスを形成する。着色パターン形成工程(ステップ202)では、染色法や顔料分散法等により、基板上に着色パターンを形成する。この工程を、R、G、Bの着色パターンについて繰り返す。保護膜形成工程(ステップ203)では、着色パターンの上に保護膜を形成し、透明電極膜形成工程(ステップ204)では、保護膜の上に透明電極膜を形成する。これらの各工程の前、途中又は後には、必要に応じて、基板の洗浄/乾燥工程が実施される。
図19に示したTFT基板の製造工程では、露光工程(ステップ103)において、図20に示したカラーフィルタ基板の製造工程では、着色パターン形成工程(ステップ202)の露光処理において、本発明の露光装置又は露光方法を適用することができる。
1 基板
1a 位置検出用マーク(アライメントマーク)
3 ベース
4 Xガイド
5 Xステージ
6 Yガイド
7 Yステージ
8 θステージ
10 チャック
10a 位置検出用マーク
11 ゲート
20 光ビーム照射装置
20a ヘッド部
21 レーザー光源ユニット
22 光ファイバー
23 レンズ
24 ミラー
25 DMD(Digital Micromirror Device)
26 投影レンズ
27 DMD駆動回路
31,33 リニアスケール
32,34 エンコーダ
40 レーザー測長系制御装置
41 レーザー光源
42,44 レーザー干渉計
43,45 バーミラー
50 画像処理装置
51 カメラユニット
51a CCDカメラ
51b レンズ
53 トップフレーム
54 Yガイド
55 Yステージ
56 Xガイド
57 Xステージ
58,59 リブ
60 ステージ駆動回路
70 主制御装置
71 描画制御部
72 メモリ
73 バンド幅設定部
74 中心点座標決定部
75 座標決定部
81,86,96 モータ
82,87,97 軸継手
83,88,98 軸受
84a,89a,99a ボールねじ
84b,89b,99b ナット
90 Zベース
91 Zガイド
92 Zステージ
93 リブ
94 取り付けベース
95 モータ台

Claims (8)

  1. 下地パターンが形成され、下地パターンの上にフォトレジストが塗布された基板を搭載するチャックと、
    前記チャックを移動するステージと、
    前記チャックに搭載された基板へ光ビームを照射する光ビーム照射装置とを備え、
    前記ステージにより前記チャックを移動しながら、前記光ビーム照射装置からの光ビームにより基板を走査して、下地パターンが形成された基板上にパターンを描画する露光装置であって、
    基板の下地パターンに設けられた複数の位置検出用マークの画像を取得して、画像信号を出力する複数の画像取得装置と、
    各画像取得装置が出力した画像信号を処理して、位置検出用マークの位置を検出する画像処理装置と、
    各画像取得装置を移動する複数の移動機構と、
    前記チャックの位置を検出する位置検出手段と、
    前記チャックに設けられた位置検出用マークと、
    前記ステージ及び前記複数の移動機構を制御する制御手段とを備え、
    前記制御手段は、前記ステージにより前記チャックを移動して、各画像取得装置により前記チャックの位置検出用マークの画像を取得させ、前記位置検出手段が検出した前記チャックの位置及び前記画像処理装置が検出した前記チャックの位置検出用マークの位置から、各画像取得装置の位置ずれを検出して、各移動機構により各画像取得装置の位置ずれを修正し、各画像取得装置が基板の下地パターンの位置検出用マークの画像を取得したとき、前記画像処理装置が検出した基板の下地パターンの位置検出用マークの位置に応じて、前記ステージにより前記チャックを移動して、前記光ビーム照射装置からの光ビームにより基板を走査する前の基板の位置決めを行うことを特徴とする露光装置。
  2. 前記位置検出手段は、レーザー光を発生する光源と、前記チャックに取り付けられたミラーと、光源からのレーザー光とミラーにより反射されたレーザー光との干渉を測定する干渉計とを含むレーザー測長系を有することを特徴とする請求項1に記載の露光装置。
  3. 前記チャックの位置検出用マークは、基板の下地パターンの位置検出用マークと同じ高さに設けられたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の露光装置。
  4. 下地パターンが形成され、下地パターンの上にフォトレジストが塗布された基板をチャックに搭載し、ステージによりチャックを移動しながら、光ビーム照射装置からの光ビームにより基板を走査して、下地パターンが形成された基板上にパターンを描画する露光方法であって、
    基板の下地パターンに設けられた複数の位置検出用マークの画像を取得して、画像信号を出力する複数の画像取得装置と、各画像取得装置が出力した画像信号を処理して、位置検出用マークの位置を検出する画像処理装置と、各画像取得装置を移動する複数の移動機構とを設け、
    チャックに位置検出用マークを設け、
    チャックの位置を検出しながら、ステージによりチャックを移動して、各画像取得装置によりチャックの位置検出用マークの画像を取得し、
    検出したチャックの位置及び画像処理装置が検出したチャックの位置検出用マークの位置から、各画像取得装置の位置ずれを検出して、各移動機構により各画像取得装置の位置ずれを修正し、
    各画像取得装置により基板の下地パターンの位置検出用マークの画像を取得し、画像処理装置が検出した基板の下地パターンの位置検出用マークの位置に応じて、ステージによりチャックを移動して、光ビーム照射装置からの光ビームにより基板を走査する前の基板の位置決めを行うことを特徴とする露光方法。
  5. レーザー光を発生する光源と、チャックに取り付けられたミラーと、光源からのレーザー光とミラーにより反射されたレーザー光との干渉を測定する干渉計とを含むレーザー測長系を用いて、チャックの位置を検出することを特徴とする請求項4に記載の露光方法。
  6. チャックの位置検出用マークを、基板の下地パターンの位置検出用マークと同じ高さに設けることを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の露光方法。
  7. 請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の露光装置を用いて基板の露光を行うことを特徴とする表示用パネル基板の製造方法。
  8. 請求項4乃至請求項6のいずれか一項に記載の露光方法を用いて基板の露光を行うことを特徴とする表示用パネル基板の製造方法。
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