JP2011237684A - 露光装置、露光方法、及び表示用パネル基板の製造方法 - Google Patents

露光装置、露光方法、及び表示用パネル基板の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】光ビーム照射装置から照射される光ビームの強度分布を均一にして、描画品質を向上させる。
【解決手段】光ビームを受光して、受光した光ビームの強度を検出する検出装置(レーザーパワーメータ51)を、チャック10に取り付け、検出装置により、光ビーム照射装置20から照射される光ビームの照射領域26aの一部の同じ面積の複数の検査領域26bへ照射された光ビームを、検査領域26b毎に受光して、各検査領域26bの光ビームの強度を検出する。そして、検出装置が検出した各検査領域26bの光ビームの強度の違いに応じて、各検査領域26bの光ビームの強度が同じになる様に、描画データを補正する。
【選択図】図10

Description

本発明は、液晶ディスプレイ装置等の表示用パネル基板の製造において、フォトレジストが塗布された基板へ光ビームを照射し、光ビームにより基板を走査して、基板にパターンを描画する露光装置、露光方法、及びそれらを用いた表示用パネル基板の製造方法に関する。
表示用パネルとして用いられる液晶ディスプレイ装置のTFT(Thin Film Transistor)基板やカラーフィルタ基板、プラズマディスプレイパネル用基板、有機EL(Electroluminescence)表示パネル用基板等の製造は、露光装置を用いて、フォトリソグラフィー技術により基板上にパターンを形成して行われる。露光装置としては、従来、レンズ又は鏡を用いてマスクのパターンを基板上に投影するプロジェクション方式と、マスクと基板との間に微小な間隙(プロキシミティギャップ)を設けてマスクのパターンを基板へ転写するプロキシミティ方式とがあった。
近年、フォトレジストが塗布された基板へ光ビームを照射し、光ビームにより基板を走査して、基板にパターンを描画する露光装置が開発されている。光ビームにより基板を走査して、基板にパターンを直接描画するため、高価なマスクが不要となる。また、描画データ及び走査のプログラムを変更することにより、様々な種類の表示用パネル基板に対応することができる。この様な露光装置として、例えば、特許文献1、特許文献2、及び特許文献3に記載のものがある。
特開2003−332221号公報 特開2005−353927号公報 特開2007−219011号公報
光ビームにより基板にパターンを描画する際、光ビームの変調には、DMD(Digital Micromirror Device)等の空間的光変調器が用いられる。DMDは、光ビームを反射する複数の微小なミラーを二方向に配列して構成され、駆動回路が描画データに基づいて各ミラーの角度を変更することにより、光源から供給された光ビームを変調する。DMDにより変調された光ビームは、光ビーム照射装置の照射光学系から基板へ照射される。
光源から空間的光変調器へ光ビームを供給する光学系や、空間的光変調器により変調された光ビームを基板へ照射する照射光学系において、光学部品の光学的特性により光ビームにむらが発生すると、光ビーム照射装置から照射される光ビームの強度分布が均一でなくなる。光ビーム照射装置から照射される光ビームの強度分布が均一でないと、パターンの描画が均一に行われず、描画品質が低下する。そのため、従来は、保守者が、検出装置を用いて人手により光ビームの強度分布を定期的に検査し、光学部品を調整していたが、この検査及び調整には多くの時間と手間が掛かっていた。
本発明の課題は、光ビーム照射装置から照射された光ビームの強度分布を容易に検出することである。また、本発明の課題は、光ビーム照射装置から照射される光ビームの強度分布を均一にして、描画品質を向上させることである。さらに、本発明の課題は、高品質な表示用パネル基板を製造することである。
本発明の露光装置は、フォトレジストが塗布された基板を支持するチャックと、光ビームを変調する空間的光変調器、描画データに基づいて空間的光変調器を駆動する駆動回路、及び空間的光変調器により変調された光ビームを照射する照射光学系を有する光ビーム照射装置と、チャックと光ビーム照射装置とを相対的に移動する移動手段とを備え、移動手段によりチャックと光ビーム照射装置とを相対的に移動し、光ビーム照射装置からの光ビームにより基板を走査して、基板にパターンを描画する露光装置であって、光ビーム照射装置の駆動回路へ描画データを供給する描画制御手段と、チャックに取り付けられ、光ビームを受光して、受光した光ビームの強度を検出する検出装置とを備え、検出装置が、光ビーム照射装置から照射される光ビームの照射領域の一部の同じ面積の複数の検査領域へ照射された光ビームを、検査領域毎に受光して、各検査領域の光ビームの強度を検出し、描画制御手段が、検出装置により検出した各検査領域の光ビームの強度の違いに応じて、各検査領域の光ビームの強度が同じになる様に、描画データを補正するものである。
また、本発明の露光方法は、フォトレジストが塗布された基板をチャックで支持し、チャックと、光ビームを変調する空間的光変調器、描画データに基づいて空間的光変調器を駆動する駆動回路、及び空間的光変調器により変調された光ビームを照射する照射光学系を有する光ビーム照射装置とを、相対的に移動し、光ビーム照射装置からの光ビームにより基板を走査して、基板にパターンを描画する露光方法であって、光ビームを受光して、受光した光ビームの強度を検出する検出装置を、チャックに取り付け、検出装置により、光ビーム照射装置から照射される光ビームの照射領域の一部の同じ面積の複数の検査領域へ照射された光ビームを、検査領域毎に受光して、各検査領域の光ビームの強度を検出し、検出装置が検出した各検査領域の光ビームの強度の違いに応じて、各検査領域の光ビームの強度が同じになる様に、描画データを補正するものである。
光ビームを受光して、受光した光ビームの強度を検出する検出装置を、チャックに取り付け、検出装置により、光ビーム照射装置から照射される光ビームの照射領域の一部の同じ面積の複数の検査領域へ照射された光ビームを、検査領域毎に受光して、各検査領域の光ビームの強度を検出するので、光ビーム照射装置から照射された光ビームの強度分布が、チャックに取り付けた検出装置により容易に検出される。そして、検出装置が検出した各検査領域の光ビームの強度の違いに応じて、各検査領域の光ビームの強度が同じになる様に、描画データを補正するので、光ビーム照射装置から照射される光ビームの強度分布が均一になり、描画品質が向上する。
さらに、本発明の露光装置は、描画制御手段が、各検査領域へ光ビームを照射させる検査用の描画データを、光ビーム照射装置の駆動回路へ順番に供給して、光ビーム照射装置から照射される光ビームの照射領域を、同じ面積の複数の検査領域に分割するものである。また、本発明の露光方法は、各検査領域へ光ビームを照射させる検査用の描画データを、光ビーム照射装置の駆動回路へ順番に供給して、光ビーム照射装置から照射される光ビームの照射領域を、同じ面積の複数の検査領域に分割するものである。検査用の描画データを用いて、光ビーム照射装置から照射される光ビームの照射領域が、同じ面積の複数の検査領域に容易に分割される。
あるいは、本発明の露光装置は、光ビーム照射装置と検出装置との間に設けられ、1つの検査領域へ照射された光ビームを透過させ、他の検査領域へ照射された光ビームを遮断して、光ビーム照射装置から照射された光ビームの照射領域を、同じ面積の複数の検査領域に分割するスリットを備えたものである。また、本発明の露光方法は、1つの検査領域へ照射された光ビームを透過させ、他の検査領域へ照射された光ビームを遮断するスリットを、光ビーム照射装置と検出装置との間に設けて、光ビーム照射装置から照射された光ビームの照射領域を、同じ面積の複数の検査領域に分割するものである。スリットを用いて、光ビーム照射装置から照射される光ビームの照射領域が、同じ面積の複数の検査領域に容易に分割される。
本発明の表示用パネル基板の製造方法は、上記のいずれかの露光装置又は露光方法を用いて基板の露光を行うものである。上記の露光装置又は露光方法を用いることにより、光ビーム照射装置から照射される光ビームの強度分布が均一になり、描画品質が向上するので、高品質な表示用パネル基板が製造される。
本発明の露光装置及び露光方法によれば、光ビームを受光して、受光した光ビームの強度を検出する検出装置を、チャックに取り付け、検出装置により、光ビーム照射装置から照射される光ビームの照射領域の一部の同じ面積の複数の検査領域へ照射された光ビームを、検査領域毎に受光して、各検査領域の光ビームの強度を検出することにより、光ビーム照射装置から照射された光ビームの強度分布を、チャックに取り付けた検出装置により容易に検出することができる。そして、検出装置が検出した各検査領域の光ビームの強度の違いに応じて、各検査領域の光ビームの強度が同じになる様に、描画データを補正することにより、光ビーム照射装置から照射される光ビームの強度分布を均一にして、描画品質を向上させることができる。
さらに、本発明の露光装置及び露光方法によれば、各検査領域へ光ビームを照射させる検査用の描画データを、光ビーム照射装置の駆動回路へ順番に供給することにより、検査用の描画データを用いて、光ビーム照射装置から照射される光ビームの照射領域を、同じ面積の複数の検査領域に容易に分割することができる。
あるいは、本発明の露光装置及び露光方法によれば、1つの検査領域へ照射された光ビームを透過させ、他の検査領域へ照射された光ビームを遮断するスリットを、光ビーム照射装置と検出装置との間に設けることにより、スリットを用いて、光ビーム照射装置から照射される光ビームの照射領域を、同じ面積の複数の検査領域に容易に分割することができる。
本発明の表示用パネル基板の製造方法によれば、光ビーム照射装置から照射される光ビームの強度分布を均一にして、描画品質を向上させることができるので、高品質な表示用パネル基板を製造することができる。
本発明の一実施の形態による露光装置の概略構成を示す図である。 本発明の一実施の形態による露光装置の側面図である。 本発明の一実施の形態による露光装置の正面図である。 光ビーム照射装置の概略構成を示す図である。 レーザー測長系の動作を説明する図である。 描画制御部の概略構成を示す図である。 チャックの上面図である。 チャックの背面図である。 光ビームの照射領域と検査領域の一例を示す図である。 レーザーパワーメータの上面図である。 チャックに取り付けたスリットを示す図である。 光ビームによる基板の走査を説明する図である。 光ビームによる基板の走査を説明する図である。 光ビームによる基板の走査を説明する図である。 光ビームによる基板の走査を説明する図である。 液晶ディスプレイ装置のTFT基板の製造工程の一例を示すフローチャートである。 液晶ディスプレイ装置のカラーフィルタ基板の製造工程の一例を示すフローチャートである。
図1は、本発明の一実施の形態による露光装置の概略構成を示す図である。また、図2は本発明の一実施の形態による露光装置の側面図、図3は本発明の一実施の形態による露光装置の正面図である。露光装置は、ベース3、Xガイド4、Xステージ5、Yガイド6、Yステージ7、θステージ8、チャック10、ゲート11、光ビーム照射装置20、リニアスケール31,33、エンコーダ32,34、レーザー測長系、レーザー測長系制御装置40、レーザーパワーメータ51、増幅器52、ステージ駆動回路60、及び主制御装置70を含んで構成されている。なお、図2及び図3では、レーザー測長系のレーザー光源41、レーザー測長系制御装置40、増幅器52、ステージ駆動回路60、及び主制御装置70が省略されている。露光装置は、これらの他に、基板1をチャック10へ搬入し、また基板1をチャック10から搬出する基板搬送ロボット、装置内の温度管理を行う温度制御ユニット等を備えている。
なお、以下に説明する実施の形態におけるXY方向は例示であって、X方向とY方向とを入れ替えてもよい。
図1及び図2において、チャック10は、基板1の受け渡しを行う受け渡し位置にある。受け渡し位置において、図示しない基板搬送ロボットにより基板1がチャック10へ搬入され、また図示しない基板搬送ロボットにより基板1がチャック10から搬出される。チャック10は、基板1の裏面を真空吸着して支持する。基板1の表面には、フォトレジストが塗布されている。
基板1の露光を行う露光位置の上空に、ベース3をまたいでゲート11が設けられている。ゲート11には、複数の光ビーム照射装置20が搭載されている。なお、本実施の形態は、8つの光ビーム照射装置20を用いた露光装置の例を示しているが、光ビーム照射装置の数はこれに限らず、本発明は1つ又は2つ以上の光ビーム照射装置を用いた露光装置に適用される。
図4は、光ビーム照射装置の概略構成を示す図である。光ビーム照射装置20は、光ファイバー22、レンズ23、ミラー24、DMD(Digital Micromirror Device)25、投影レンズ26、及びDMD駆動回路27を含んで構成されている。光ファイバー22は、レーザー光源ユニット21から発生された紫外光の光ビームを、光ビーム照射装置20内へ導入する。光ファイバー22から射出された光ビームは、レンズ23及びミラー24を介して、DMD25へ照射される。DMD25は、光ビームを反射する複数の微小なミラーを二方向に配列して構成された空間的光変調器であり、各ミラーの角度を変更して光ビームを変調する。DMD25により変調された光ビームは、投影レンズ26を含むヘッド部20aから照射される。DMD駆動回路27は、主制御装置70から供給された描画データに基づいて、DMD25の各ミラーの角度を変更する。
図2及び図3において、チャック10は、θステージ8に搭載されており、θステージ8の下にはYステージ7及びXステージ5が設けられている。Xステージ5は、ベース3に設けられたXガイド4に搭載され、Xガイド4に沿ってX方向へ移動する。Yステージ7は、Xステージ5に設けられたYガイド6に搭載され、Yガイド6に沿ってY方向へ移動する。θステージ8は、Yステージ7に搭載され、θ方向へ回転する。Xステージ5、Yステージ7、及びθステージ8には、ボールねじ及びモータや、リニアモータ等の図示しない駆動機構が設けられており、各駆動機構は、図1のステージ駆動回路60により駆動される。
θステージ8のθ方向への回転により、チャック10に搭載された基板1は、直交する二辺がX方向及びY方向へ向く様に回転される。Xステージ5のX方向への移動により、チャック10は、受け渡し位置と露光位置との間を移動される。露光位置において、Xステージ5のX方向への移動により、各光ビーム照射装置20のヘッド部20aから照射された光ビームが、基板1をX方向へ走査する。また、Yステージ7のY方向への移動により、各光ビーム照射装置20のヘッド部20aから照射された光ビームによる基板1の走査領域が、Y方向へ移動される。図1において、主制御装置70は、ステージ駆動回路60を制御して、θステージ8のθ方向へ回転、Xステージ5のX方向への移動、及びYステージ7のY方向への移動を行う。
なお、本実施の形態では、Xステージ5によりチャック10をX方向へ移動することによって、光ビーム照射装置20からの光ビームによる基板1の走査を行っているが、光ビーム照射装置20を移動することにより、光ビーム照射装置20からの光ビームによる基板1の走査を行ってもよい。また、本実施の形態では、Yステージ7によりチャック10をY方向へ移動することによって、光ビーム照射装置20からの光ビームによる基板1の走査領域を変更しているが、光ビーム照射装置20を移動することにより、光ビーム照射装置20からの光ビームによる基板1の走査領域を変更してもよい。
図1及び図2において、ベース3には、X方向へ伸びるリニアスケール31が設置されている。リニアスケール31には、Xステージ5のX方向への移動量を検出するための目盛が付けられている。また、Xステージ5には、Y方向へ伸びるリニアスケール33が設置されている。リニアスケール33には、Yステージ7のY方向への移動量を検出するための目盛が付けられている。
図1及び図3において、Xステージ5の一側面には、リニアスケール31に対向して、エンコーダ32が取り付けられている。エンコーダ32は、リニアスケール31の目盛を検出して、パルス信号を主制御装置70へ出力する。また、図1及び図2において、Yステージ7の一側面には、リニアスケール33に対向して、エンコーダ34が取り付けられている。エンコーダ34は、リニアスケール33の目盛を検出して、パルス信号を主制御装置70へ出力する。主制御装置70は、エンコーダ32のパルス信号をカウントして、Xステージ5のX方向への移動量を検出し、エンコーダ34のパルス信号をカウントして、Yステージ7のY方向への移動量を検出する。
図5は、レーザー測長系の動作を説明する図である。なお、図5においては、図1に示したゲート11、光ビーム照射装置20、及び増幅器52が省略されている。レーザー測長系は、公知のレーザー干渉式の測長系であって、レーザー光源41、レーザー干渉計42,44、及びバーミラー43,45を含んで構成されている。バーミラー43は、チャック10のY方向へ伸びる一側面に取り付けられている。また、バーミラー45は、チャック10のX方向へ伸びる一側面に取り付けられている。
レーザー干渉計42は、レーザー光源41からのレーザー光をバーミラー43へ照射し、バーミラー43により反射されたレーザー光を受光して、レーザー光源41からのレーザー光とバーミラー43により反射されたレーザー光との干渉を測定する。この測定は、Y方向の2箇所で行う。レーザー測長系制御装置40は、主制御装置70の制御により、レーザー干渉計42の測定結果から、チャック10のX方向の位置及び回転を検出する。
一方、レーザー干渉計44は、レーザー光源41からのレーザー光をバーミラー45へ照射し、バーミラー45により反射されたレーザー光を受光して、レーザー光源41からのレーザー光とバーミラー45により反射されたレーザー光との干渉を測定する。レーザー測長系制御装置40は、主制御装置70の制御により、レーザー干渉計44の測定結果から、チャック10のY方向の位置を検出する。
図4において、主制御装置70は、光ビーム照射装置20のDMD駆動回路27へ描画データを供給する描画制御部を有する。図6は、描画制御部の概略構成を示す図である。描画制御部71は、メモリ72,76、バンド幅設定部73、中心点座標決定部74、座標決定部75、描画データ作成部77、及び強度分布補正部78を含んで構成されている。
メモリ76には、設計値マップが格納されている。設計値マップには、描画データがXY座標で示されている。描画データ作成部77は、メモリ76に格納された設計値マップから、各光ビーム照射装置20のDMD駆動回路27へ供給する描画データを作成する。メモリ72は、描画データ作成部77が作成した描画データを、そのXY座標をアドレスとして記憶する。また、メモリ72は、後述する光ビームの強度分布を検出するための検査用の描画データを格納している。
バンド幅設定部73は、メモリ72から読み出す描画データのY座標の範囲を決定することにより、光ビーム照射装置20のヘッド部20aから照射される光ビームのY方向のバンド幅を設定する。
レーザー測長系制御装置40は、露光位置における基板1の露光を開始する前のチャック10のXY方向の位置を検出する。中心点座標決定部74は、レーザー測長系制御装置40が検出したチャック10のXY方向の位置から、基板1の露光を開始する前のチャック10の中心点のXY座標を決定する。図1において、光ビーム照射装置20からの光ビームにより基板1の走査を行う際、主制御装置70は、ステージ駆動回路60を制御して、Xステージ5によりチャック10をX方向へ移動させる。基板1の走査領域を移動する際、主制御装置70は、ステージ駆動回路60を制御して、Yステージ7によりチャック10をY方向へ移動させる。図6において、中心点座標決定部74は、エンコーダ32,34からのパルス信号をカウントして、Xステージ5のX方向への移動量及びYステージ7のY方向への移動量を検出し、チャック10の中心点のXY座標を決定する。
座標決定部75は、中心点座標決定部74が決定したチャック10の中心点のXY座標に基づき、各光ビーム照射装置20のDMD駆動回路27へ供給する描画データのXY座標を決定する。メモリ72は、座標決定部75が決定したXY座標をアドレスとして入力し、入力したXY座標のアドレスに記憶された描画データを、各光ビーム照射装置20のDMD駆動回路27へ出力する。
図7はチャックの上面図、図8はチャックの背面図である。図7及び図8に示す様に、チャック10の側面には、レーザーパワーメータ51が取り付けられている。レーザーパワーメータ51は、受光面にフォトダイオードやサーモパイル等からなる吸収体を備え、受光面で受光したレーザー光の光エネルギーを電気信号に変換して、レーザー光の強度(パワー又はエネルギー)に応じた検出信号を出力する。本実施の形態では、チャック10に取り付けられたレーザーパワーメータ51を用い、定期的に、各光ビーム照射装置20から照射される光ビームの強度分布を測定する。
図1において、主制御装置70は、各光ビーム照射装置20から照射される光ビームの強度分布を測定する際、ステージ駆動回路60を制御して、Xステージ5をX方向へ移動させ、Yステージ7をY方向へ移動させて、チャック10に取り付けられたレーザーパワーメータ51を、各光ビーム照射装置20のヘッド部20aの下へ移動する。このとき、主制御装置70は、レーザー測長系制御装置40が検出したチャック10のXY方向の位置、及びエンコーダ32,34からのパルス信号をカウントして検出したXステージ5のX方向への移動量及びYステージ7のY方向への移動量に基づき、ステージ駆動回路60を制御して、レーザーパワーメータ51を、各光ビーム照射装置20のヘッド部20aの真下に位置させる。
図7及び図8は、レーザーパワーメータ51を1つの光ビーム照射装置20のヘッド部20aの下へ移動した状態を示している。なお、図7においては、図1に示したゲート11及び光ビーム照射装置20が省略され、各光ビーム照射装置20のヘッド部20aが破線で示されている。
図6において、主制御装置70の描画制御部71は、ヘッド部20aがレーザーパワーメータ51の上空に位置する光ビーム照射装置20のDMD駆動回路27に対して、メモリ72に格納された検査用の描画データを供給する。このとき使用する検査用の描画データは、光ビーム照射装置20から照射される光ビームの照射領域を、同じ面積の複数の検査領域に分割して、検査領域毎に光ビームを照射させるものである。
図9は、光ビームの照射領域と検査領域の一例を示す図である。図9に示した例では、光ビームの照射領域26aが、走査方向(X方向)と直交する方向(Y方向)に、同じ面積の5つの検査領域26bに分割されている。検査用の描画データを供給されたDMD駆動回路27は、DMD25の各ミラーのうち、検査用の描画データで示された検査領域26bに対応するミラーを同じ角度に傾けて、対応するミラーで反射された光ビームを光ビーム照射装置20のヘッド部20aの投影レンズ26へ入射させる。従って、検査用の描画データで示された検査領域26bへ光ビームが照射され、他の検査領域26bへは光ビームが照射されない。検査用の描画データを用いて、光ビーム照射装置20から照射される光ビームの照射領域26aが、同じ面積の複数の検査領域26bに容易に分割される。
図8において、レーザーパワーメータ51は、光ビーム照射装置20のヘッド部20aから照射された光ビームを受光する。図10は、レーザーパワーメータの上面図である。図10では、光ビームの照射領域26aが破線で示され、そのうちの光ビームが照射されている検査領域26bが実線で示されている。レーザーパワーメータ51は、光ビーム照射装置20のヘッド部20aから検査領域26bへ照射された光ビームを受光して、その強度(パワー又はエネルギー)に応じた検出信号を出力する。
主制御装置70の描画制御部71は、各検査領域26bについて、その検査領域26bへ光ビームを照射させる検査用の描画データを、光ビーム照射装置20のDMD駆動回路27へ順番に供給する。図10に示す様に、レーザーパワーメータ51の受光面51aは、光ビーム照射装置20のヘッド部20aから照射される光ビームの照射領域26aより広く、レーザーパワーメータ51は、Xステージ5及びYステージ7により移動されることなく、各検査領域26bへ照射される光ビームを順番に受光して、受光した光ビームの強度をそれぞれ検出する。
図6において、レーザーパワーメータ51の検出信号は、増幅器52で増幅されて、描画制御部71の強度分布補正部78へ入力される。強度分布補正部78は、レーザーパワーメータ51により検出した各検査領域の光ビームの強度の違いに応じて、強度分布補正データを作成し、作成した強度分布補正データにより、DMD25の強度が大きかった検査領域26bに対応するミラーの駆動回数を制限して、各検査領域の光ビームの強度が同じになる様に、メモリ72に記憶された描画データを補正する。
主制御装置70は、他の光ビーム照射装置20についても、同様にして、ステージ駆動回路60を制御して、Yステージ7をY方向へ移動させて、チャック10に取り付けられたレーザーパワーメータ51を、光ビーム照射装置20のヘッド部20aの下へ移動する。そして、主制御装置70は、ヘッド部20aがレーザーパワーメータ51の上空に位置する光ビーム照射装置20のDMD駆動回路27に対して、メモリ72に格納された各検査領域26bの検査用の描画データを順番に供給し、レーザーパワーメータ51により検出した各検査領域26bの光ビームの強度の違いに応じて、各検査領域26bの光ビームの強度が同じになる様に、メモリ72に記憶された描画データを補正する。
あるいは、各検査領域26bへ光ビームを照射させる検査用の描画データを、光ビーム照射装置20のDMD駆動回路27へ順番に供給する代わりに、1つの検査領域26bへ照射された光ビームを透過させ、他の検査領域26bへ照射された光ビームを遮断するスリットを、光ビーム照射装置20とレーザーパワーメータ51との間に設けて、光ビーム照射装置20から照射された光ビームの照射領域26aを、同じ面積の複数の検査領域26bに分割してもよい。図11は、チャックに取り付けたスリットを示す図である。図11では、レーザーパワーメータ51の受光面51a及び光ビームの照射領域26aが破線で示されている。
図11に示す実施の形態では、スリット53が、スリット移動機構54によりチャック10に取り付けられ、レーザーパワーメータ51の受光面51aの上方に、受光面51aに接近して設置されている。スリット53には、検査領域26bと同じ大きさの開口が設けられており、スリット53は、1つの検査領域26bへ照射された光ビームを透過させ、他の検査領域26bへ照射された光ビームを遮断する。
制御装置70の描画制御部71は、ヘッド部20aがレーザーパワーメータ51の上空に位置する光ビーム照射装置20のDMD駆動回路27に対して、メモリ72に格納された検査用の描画データを供給する。このとき使用する検査用の描画データは、DMD25の全ミラーを同じ角度に傾けて、各ミラーで反射された光ビームがすべて、光ビーム照射装置20のヘッド部20aの投影レンズ26へ入射される様にするものである。従って、光ビームの照射領域26a全体へ光ビームが照射され、そのうちのスリット53の開口を透過した光ビームだけが、レーザーパワーメータ51の受光面51aで受光される。
スリット移動機構54は、例えば、ボールねじ及びモータを含んで構成されている。主制御装置70は、スリット移動機構54を制御して、スリット53を、光ビームの照射領域26aの各検査領域26bに対応する位置へ順番に移動させる。スリット53を用いて、光ビーム照射装置20から照射される光ビームの照射領域26aが、同じ面積の複数の検査領域26bに容易に分割される。レーザーパワーメータ51は、スリット53を透過して各検査領域26bへ照射される光ビームを順番に受光して、受光した光ビームの強度をそれぞれ検出する。なお、スリット移動機構54を用いてスリット53を移動する代わりに、スリット53をチャック10に固定し、Xステージ5及びYステージ7によりチャック10を移動して、スリット53及びレーザーパワーメータ51を各検査領域26bへ移動してもよい。
なお、以上説明した実施の形態では、光ビームの照射領域26aを5つの検査領域26bに分割していたが、本発明はこれに限らず、光ビームの照射領域26aを、走査方向(X方向)と直交する方向(Y方向)に、同じ面積の任意の数の検査領域に分割してもよい。また、以上説明した実施の形態では、レーザーパワーメータ51を用いて、各検査領域26bの光ビームの強度を検出していたが、光ビームの強度を検出する他の検出装置を用いてもよい。
図12〜図15は、光ビームによる基板の走査を説明する図である。図12〜図15は、8つの光ビーム照射装置20からの8本の光ビームにより、基板1のX方向の走査を4回行って、基板1全体を走査する例を示している。図12〜図15においては、各光ビーム照射装置20のヘッド部20aが破線で示されている。各光ビーム照射装置20のヘッド部20aから照射された光ビームは、Y方向にバンド幅Wを有し、Xステージ5のX方向への移動によって、基板1を矢印で示す方向へ走査する。
図12は、1回目の走査を示し、X方向への1回目の走査により、図12に灰色で示す走査領域でパターンの描画が行われる。1回目の走査が終了すると、Yステージ7のY方向への移動により、基板1がY方向へバンド幅Wと同じ距離だけ移動される。図13は、2回目の走査を示し、X方向への2回目の走査により、図13に灰色で示す走査領域でパターンの描画が行われる。2回目の走査が終了すると、Yステージ7のY方向への移動により、基板1がY方向へバンド幅Wと同じ距離だけ移動される。図14は、3回目の走査を示し、X方向への3回目の走査により、図14に灰色で示す走査領域でパターンの描画が行われる。3回目の走査が終了すると、Yステージ7のY方向への移動により、基板1がY方向へバンド幅Wと同じ距離だけ移動される。図15は、4回目の走査を示し、X方向への4回目の走査により、図15に灰色で示す走査領域でパターンの描画が行われ、基板1全体の走査が終了する。
複数の光ビーム照射装置20からの複数の光ビームにより基板1の走査を並行して行うことにより、基板1全体の走査に掛かる時間を短くすることができ、タクトタイムを短縮することができる。そして、各光ビーム照射装置20から照射される光ビームの強度分布を均一にして、描画品質を安定させることができる。
なお、図12〜図15では、基板1のX方向の走査を4回行って、基板1全体を走査する例を示したが、走査の回数はこれに限らず、基板1のX方向の走査を3回以下又は5回以上行って、基板1全体を走査してもよい。
以上説明した実施の形態によれば、光ビームを受光して、受光した光ビームの強度を検出する検出装置を、チャック10に取り付け、検出装置により、光ビーム照射装置20から照射される光ビームの照射領域26aの一部の同じ面積の複数の検査領域26bへ照射された光ビームを、検査領域26b毎に受光して、各検査領域26bの光ビームの強度を検出することにより、光ビーム照射装置20から照射された光ビームの強度分布を、チャック10に取り付けた検出装置により容易に検出することができる。そして、検出装置が検出した各検査領域26bの光ビームの強度の違いに応じて、各検査領域26bの光ビームの強度が同じになる様に、描画データを補正することにより、光ビーム照射装置20から照射される光ビームの強度分布を均一にして、描画品質を向上させることができる。
さらに、各検査領域26bへ光ビームを照射させる検査用の描画データを、光ビーム照射装置20のDMD駆動回路27へ順番に供給することにより、検査用の描画データを用いて、光ビーム照射装置20から照射される光ビームの照射領域26aを、同じ面積の複数の検査領域26bに容易に分割することができる。
あるいは、1つの検査領域26bへ照射された光ビームを透過させ、他の検査領域26bへ照射された光ビームを遮断するスリット53を、光ビーム照射装置20と検出装置との間に設けることにより、スリット53を用いて、光ビーム照射装置20から照射される光ビームの照射領域26aを、同じ面積の複数の検査領域26bに容易に分割することができる。
本発明の露光装置又は露光方法を用いて基板の露光を行うことにより、光ビーム照射装置から照射される光ビームの強度分布を均一にして、描画品質を向上させることができるので、高品質な表示用パネル基板を製造することができる。
例えば、図16は、液晶ディスプレイ装置のTFT基板の製造工程の一例を示すフローチャートである。薄膜形成工程(ステップ101)では、スパッタ法やプラズマ化学気相成長(CVD)法等により、基板上に液晶駆動用の透明電極となる導電体膜や絶縁体膜等の薄膜を形成する。レジスト塗布工程(ステップ102)では、ロール塗布法等によりフォトレジストを塗布して、薄膜形成工程(ステップ101)で形成した薄膜上にフォトレジスト膜を形成する。露光工程(ステップ103)では、露光装置を用いて、フォトレジスト膜にパターンを形成する。現像工程(ステップ104)では、シャワー現像法等により現像液をフォトレジスト膜上に供給して、フォトレジスト膜の不要部分を除去する。エッチング工程(ステップ105)では、ウエットエッチングにより、薄膜形成工程(ステップ101)で形成した薄膜の内、フォトレジスト膜でマスクされていない部分を除去する。剥離工程(ステップ106)では、エッチング工程(ステップ105)でのマスクの役目を終えたフォトレジスト膜を、剥離液によって剥離する。これらの各工程の前又は後には、必要に応じて、基板の洗浄/乾燥工程が実施される。これらの工程を数回繰り返して、基板上にTFTアレイが形成される。
また、図17は、液晶ディスプレイ装置のカラーフィルタ基板の製造工程の一例を示すフローチャートである。ブラックマトリクス形成工程(ステップ201)では、レジスト塗布、露光、現像、エッチング、剥離等の処理により、基板上にブラックマトリクスを形成する。着色パターン形成工程(ステップ202)では、染色法や顔料分散法等により、基板上に着色パターンを形成する。この工程を、R、G、Bの着色パターンについて繰り返す。保護膜形成工程(ステップ203)では、着色パターンの上に保護膜を形成し、透明電極膜形成工程(ステップ204)では、保護膜の上に透明電極膜を形成する。これらの各工程の前、途中又は後には、必要に応じて、基板の洗浄/乾燥工程が実施される。
図16に示したTFT基板の製造工程では、露光工程(ステップ103)において、図17に示したカラーフィルタ基板の製造工程では、ブラックマトリクス形成工程(ステップ201)及び着色パターン形成工程(ステップ202)の露光処理において、本発明の露光装置又は露光方法を適用することができる。
1 基板
3 ベース
4 Xガイド
5 Xステージ
6 Yガイド
7 Yステージ
8 θステージ
10 チャック
11 ゲート
20 光ビーム照射装置
20a ヘッド部
21 レーザー光源ユニット
22 光ファイバー
23 レンズ
24 ミラー
25 DMD(Digital Micromirror Device)
26 投影レンズ
26a 光ビームの照射領域
26b 検査領域
27 DMD駆動回路
31,33 リニアスケール
32,34 エンコーダ
40 レーザー測長系制御装置
41 レーザー光源
42,44 レーザー干渉計
43,45 バーミラー
51 レーザーパワーメータ
51a 受光面
52 増幅器
53 スリット
54 スリット移動機構
60 ステージ駆動回路
70 主制御装置
71 描画制御部
72,76 メモリ
73 バンド幅設定部
74 中心点座標決定部
75 座標決定部
77 描画データ作成部
78 強度分布補正部

Claims (8)

  1. フォトレジストが塗布された基板を支持するチャックと、
    光ビームを変調する空間的光変調器、描画データに基づいて空間的光変調器を駆動する駆動回路、及び空間的光変調器により変調された光ビームを照射する照射光学系を有する光ビーム照射装置と、
    前記チャックと前記光ビーム照射装置とを相対的に移動する移動手段とを備え、
    前記移動手段により前記チャックと前記光ビーム照射装置とを相対的に移動し、前記光ビーム照射装置からの光ビームにより基板を走査して、基板にパターンを描画する露光装置であって、
    前記光ビーム照射装置の駆動回路へ描画データを供給する描画制御手段と、
    前記チャックに取り付けられ、光ビームを受光して、受光した光ビームの強度を検出する検出装置とを備え、
    前記検出装置は、前記光ビーム照射装置から照射される光ビームの照射領域の一部の同じ面積の複数の検査領域へ照射された光ビームを、検査領域毎に受光して、各検査領域の光ビームの強度を検出し、
    前記描画制御手段は、前記検出装置により検出した各検査領域の光ビームの強度の違いに応じて、各検査領域の光ビームの強度が同じになる様に、描画データを補正することを特徴とする露光装置。
  2. 前記描画制御手段は、各検査領域へ光ビームを照射させる検査用の描画データを、前記光ビーム照射装置の駆動回路へ順番に供給して、前記光ビーム照射装置から照射される光ビームの照射領域を、同じ面積の複数の検査領域に分割することを特徴とする請求項1に記載の露光装置。
  3. 前記光ビーム照射装置と前記検出装置との間に設けられ、1つの検査領域へ照射された光ビームを透過させ、他の検査領域へ照射された光ビームを遮断して、前記光ビーム照射装置から照射された光ビームの照射領域を、同じ面積の複数の検査領域に分割するスリットを備えたことを特徴とする請求項1に記載の露光装置。
  4. フォトレジストが塗布された基板をチャックで支持し、
    チャックと、光ビームを変調する空間的光変調器、描画データに基づいて空間的光変調器を駆動する駆動回路、及び空間的光変調器により変調された光ビームを照射する照射光学系を有する光ビーム照射装置とを、相対的に移動し、
    光ビーム照射装置からの光ビームにより基板を走査して、基板にパターンを描画する露光方法であって、
    光ビームを受光して、受光した光ビームの強度を検出する検出装置を、チャックに取り付け、
    検出装置により、光ビーム照射装置から照射される光ビームの照射領域の一部の同じ面積の複数の検査領域へ照射された光ビームを、検査領域毎に受光して、各検査領域の光ビームの強度を検出し、
    検出装置が検出した各検査領域の光ビームの強度の違いに応じて、各検査領域の光ビームの強度が同じになる様に、描画データを補正することを特徴とする露光方法。
  5. 各検査領域へ光ビームを照射させる検査用の描画データを、光ビーム照射装置の駆動回路へ順番に供給して、光ビーム照射装置から照射される光ビームの照射領域を、同じ面積の複数の検査領域に分割することを特徴とする請求項4に記載の露光方法。
  6. 1つの検査領域へ照射された光ビームを透過させ、他の検査領域へ照射された光ビームを遮断するスリットを、光ビーム照射装置と検出装置との間に設けて、光ビーム照射装置から照射された光ビームの照射領域を、同じ面積の複数の検査領域に分割することを特徴とする請求項4に記載の露光方法。
  7. 請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の露光装置を用いて基板の露光を行うことを特徴とする表示用パネル基板の製造方法。
  8. 請求項4乃至請求項6のいずれか一項に記載の露光方法を用いて基板の露光を行うことを特徴とする表示用パネル基板の製造方法。
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