JP2008058477A - 描画装置 - Google Patents

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    • G03F7/70691Handling of masks or workpieces
    • G03F7/70775Position control, e.g. interferometers or encoders for determining the stage position

Abstract

【課題】短時間で基板等の被描画体の基準マークの位置を正確に計測する。
【解決手段】回路パターンを描画する描画装置において、Y方向(主走査方向)に沿って移動可能なカメラを配置し、X方向(副走査方向)に沿って移動可能な基板を搭載する描画テーブルを設ける。そして、基板スケール16をY方向に沿って配置し、基台に対して固定させる。また、カメラ11に、赤色光L1、緑色光L2を選択的に放射する光源ユニット13を取り付け、カメラ11の下方に、ダイクロイックミラー15を設ける。赤色光L1は、そのまま基板SWに到達しアライメント穴の位置を検出する。緑色光L2は、反射によって基準スケール16へ導かれ、ステージ位置を検出する。
【選択図】図3

Description

本発明は、原版となるフォトマスク(レクチル)、あるいは直接的にプリント基板やシリコンウェハ等の被描画体へ回路パターン等のパターンを形成する描画装置に関する。
基板等の製造工程では、フォトレジスト等の感光材料を塗布した被描画体に対してパターン形成のための描画処理が実行され、現像処理、エッチングまたはメッキ処理、レジスト剥離等の工程を経て、被描画体にパターンが形成される。基板には、マーク、孔などの基準となる指標が所定の場所へ規則的に形成されており、基板が描画テーブル(描画ステージ)に搭載されると、描画テーブルおよびカメラを移動させることによって、基準マークの位置が検出される。そして、検出された位置に基づき、描画パターンを所定エリアへ形成する。
基準マークを計測するときにカメラの正確な位置を知る必要があるため、例えば描画テーブルには基準スケールが取り付けられており、描画テーブルを所定位置に移動させ、基準スケールの目盛りを基準にして基準マークの位置座標を計測する(特許文献1)。そして、計測された基準マークの位置座標に基づいて、基板の変形量、アライメント誤差を算出し、描画位置を補正する。
特開2004−348045号公報
基準スケールが描画テーブルに取り付けられるため、基準スケールのマーク、目盛りを計測する描画テーブルをカメラの所定位置(原点位置)まで移動させる必要がある。そのため、描画テーブルの駆動機構に起因する移動方向に沿った位置決めに誤差がある場合、計測された位置座標にテーブル誤差が生じる。また、基準スケールを使用する度に描画テーブルを所定の原点位置まで復帰させる必要があり、基板の基準マーク位置検出に時間がかかる。
本発明の描画装置は、基板等の被描画体に設けられた計測用のマーク、孔の位置を正確かつ短時間で計測可能であり、位置計測用の基準マークが設けられた被描画体が搭載され、基台に対して相対的に第1の走査方向に沿って移動可能な描画テーブルと、基台に対し第1の走査方向に直交する第2の走査方向に沿って移動可能に取り付けられ、基準マークの位置を計測するカメラを備える。ここでの基準マークは、印、孔などを含み、例えば基板等の被描画体の四隅に形成される。描画テーブル、カメラは、例えば、それぞれ副走査方向、主走査方向(あるいはその逆)に沿って移動させるように構成すればよい。
本発明の描画装置は、基台に取り付けられ、第2の走査方向に沿って延びる基準スケールを備え、また、基準マークの位置を計測するため第1の照明光を照射する第1の光源と、基準スケールを照明するため第1の照明光とは異なる波長領域をもつ第2の照明光を照射する第2の光源と、第1の照明光を被描画体へ導き、その反射光をカメラへ導くとともに、第2の照明光を基準スケールへ導き、その反射光をカメラへ導く計測用光学系とを備える。
計測用光学系は、第1の照明光、第2の照明光を選択して基準マーク、被描画体へそれぞれ導く。設計データに含まれる描画データの位置座標に基づいてカメラを第2の走査方向に沿って移動させると、カメラをその場所で停止させた状態で、第2の光源から放射される第2の照明光によって基準スケールが計測可能となる。そして、第1の照明光によって基準マークの位置をそのまま計測可能となる。基準スケールの形状、構成は任意であるが、例えば微細な孔を等間隔で規則的に配列させたスケールを用いればよい。マーク、目盛りのピッチは描画装置の構成に従って定めればよいが、カメラを移動させる駆動機構の駆動誤差を考慮して、駆動誤差が目盛りのピッチを超えないようにピッチを定めればよい。そして描画装置は、基準マークの位置を計測する計測手段と、計測された基準マークの位置に基づいて、描画位置を補正する補正手段とを備える。
第1の照明光、第2の照明光を選択的に分けるため、計測用光学系に、第1の照明光およびその反射光を透過し、第2の照明光およびその反射光を反射する分光光学系を設けるのがよい。例えば、計測用光学系には、第1および第2の照明光を被描画体へ反射させ、その反射光をそのまま透過する第1の光学系と、第1の照明光およびその反射光を透過し、第2の照明光を基準スケールへ反射させるとともにその反射光をカメラへ反射させる第2の光学系が設けられる。あるいは、第1の照明光を被描画体へ反射させ、その反射光をそのまま透過する第3の光学系と、第1の照明光およびその反射光を透過し、基準スケールを介して入射する第2の照明光をカメラへ反射させる第4の光学系が設けられる。第1、第3の光学系としては、例えばプリズムが設けられる。分光光学系、第2、第4の光学系として、例えばダイクロイックミラーが設けられる。
分光光学系の構成としては、例えばカメラへ一体的に取り付けてもよく、計測用光学系およびカメラが基準スケールに対して相対的に移動する。あるいは、基準スケールに沿って延びるように基準スケールに取り付けてもよく、カメラが、計測用光学系および基準スケールに対して相対的に移動する。
本発明の描画装置の計測機構は、基台に対し描画テーブルが相対的に移動する第1の走査方向に直交する第2の走査方向に沿って移動可能に取り付けられ、描画テーブルに搭載される被描画体に設けられた基準マークの位置を計測するカメラと、基台に取り付けられ、第2の走査方向に沿って延びる基準スケールと、基準マークの位置を計測するため第1の照明光を照射する第1の光源と、基準スケールを照明するため第1の照明光とは異なる波長領域をもつ第2の照明光を照射する第2の光源と、第1の照明光を被描画体へ導き、その反射光をカメラへ導くとともに、第2の照明光を基準スケールへ導き、その反射光をカメラへ導く計測用光学系とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、短時間で基板等の被描画体の基準マークの位置を正確に計測することができる。
以下では、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態である描画システムを模式的に示した斜視図である。
描画システムの描画装置10は、フォトレジスト等の感光材料を表面に塗布した基板SWへ光を照射することによって回路パターンを形成する装置であり、描画ユニット30が接続されている。描画ユニット30は、描画ユニット30A、キーボード30B、モニタ30Cを備え、回路パターンに応じたCAMデータ(ベクタデータ)に基づいてラスタデータを生成するとともに、描画装置10の動作を制御する。
描画装置10は、ゲート状構造体12、基台14を備える。基台14には、描画テーブル18が配置されており、描画テーブル18上には、それぞれ基板SWが設置されている。描画テーブルは、一対のガイドレール19に載せられ、ガイドレール19に沿って移動可能である。
基台12に固定されたゲート状構造体12には、基板SWの表面に回路パターンを形成するための露光ユニット20が設けられている。露光ユニット20は、一対のガイドレール17上に搭載され、ガイドレール17に沿って移動可能である。基板SWは、例えばシリコンウェハ、フィルム、ガラス基板、あるいは銅貼積層板であり、プリペーグ処理、フォトレジストの塗布等の処理が施されたブランクスの状態で描画テーブル18に搭載される。ここでは、ネガ型のフォトレジストが基板表面に形成されている。
基板SWの四隅には、描画位置を調整するためのアライメント孔AM1〜AM4が形成されており、ゲート状構造体12には、アライメント孔の位置を検出するカメラ11が取り付けられている。ゲート状構造体12の底面には、ガイドレール17に平行なガイドレール(図示せず)が設けられており、カメラ11は、ガイドレールに沿って移動可能である。描画テーブル18に対し、互いに直交なX−Y座標系が規定されており、X−Y座標系に基づいて基板SWが走査される。ここでは、露光ユニット20の移動する方向である主走査方向をY方向、描画テーブルの移動する方向である副走査方向をX方向とする。
露光ユニット20は、光源、DMD(Digital Micro-mirror Device)を備え(ここでは図示せず)、また、照明光学系、結像光学系(いずれも図示せず)を備えている。光源は、半導体レーザなどの光を一定の強度で連続的に放射する。放射された光は、照明光学系によってDMDを全体的に照明する光束からなる光に成形され、DMDに導かれる。
DMDは、微小のマイクロミラーがマトリクス状に配列された空間光変調器であり、各マイクロミラーは、静電界作用により回転変動する。各マイクロミラーは、光源からのビームを基板SWの露光面の方向へ反射させる第1の姿勢と、露光面外の方向へ反射させる第2の姿勢いずれかの姿勢で位置決めされ、制御信号に従って姿勢が切り替えられる。DMDではマイクロミラーがそれぞれ独立してON/OFF制御され、DMD全体に照射する光は、各マイクロミラーにおいて選択的に反射された光の光束から構成される光となる。その結果、露光面上においてその場所に形成すべき回路パターンに応じた光が照射される。
描画テーブル18の移動によって基板SWが描画開始位置へ位置決めされると、露光ユニット20がY方向に沿って移動する。露光ユニット20が移動する間、DMDの照射スポット(露光エリア)の位置に応じたパターンが形成されるように、DMDの各マイクロミラーがON/OFF制御される。1つの走査領域(走査バンド)に沿った露光エリア20の移動が終了すると、次の走査バンドに沿って描画処理を行うため描画テーブル18が所定距離移動する。そして、次の走査バンドを走査するため、露光ユニット20は反対方向に沿って一定速度で移動し、その間、DMDが描画パターンに応じて制御される。
このような走査が繰り返されることにより、基板全体に回路パターンが形成される。描画処理が終了された基板SWに対しては、現像処理、エッチング又はメッキ、レジスト剥離処理などが施され、回路パターンが形成された基板が製造される。
図2は、カメラを含む計測機構の一部を概略的に示した斜視図である。図3は、計測機構の平面図である。
ゲート状構造体12の内部空間12Aには、Y方向に沿って延びる基準スケール16が設置されており、支持部材(図示せず)によってゲート状構造体12に取り付けられている。基準スケール16には、微細な孔(目盛り)が一定間隔(ここでは数ミリ程度の間隔)で形成されている。カメラ11の先端部にはカメラレンズ11Aが設けられており、カメラレンズ11Aの下方、すなわち被描画体側には、ダイクロイックミラー15が設けられている。ダイクロイックミラー15は、支持部材(図示せず)を介してカメラ11に一体的に取り付けられており、カメラ11の移動に従い、ダイクロイックミラー15はY方向、すなわち基準スケール16に沿って移動する。
図3に示すように、カメラレンズ11Aの先端部には、光ファイバ(図示せず)光源ユニット13(図2では、図示せず)が水平方向に沿って取り付けられており、光ファイバは光源ユニット13の光をカメラレンズ11A内部へ伝達する。光源ユニット13は、第1の光源部13Aと第2の光源部13Bとを備え、第1の光源部13Aは、およそ660nmの波長をもつ赤色光L1を発光し、第2の光源部はおよそ525nmの波長をもつ緑色光L2を発光する。
第1の光源部13Aから放射される赤色光は、カメラレンズ11A内に設けられたプリズム11Bによって偏向され、カメラレンズ11Aの光軸Eに沿ってダイクロイックミラー15の方向へ導かれる。また、第2の光源部13Aから放射される緑色光も、プリズム11Bによってダイクロイックミラー15へ導かれる。
ダイクロイックミラー15は、緑色に応じた波長領域(500〜600nm)の光を反射し、赤色に応じた長波長領域(600nm〜)の光を透過する。したがって、第1の光源部13Aからの赤色光L1は、そのまま基板SWに到達し、第2の光源部13Bからの緑色光L2は、反射によって基準スケール16へ導かれる。
基板SWに到達した赤色光は反射し、反射光がダイクロイックミラー15へ入射する。ダイクロイックミラー15は、反射した赤色光をそのまま透過させ、プリズム11Bも反射光をそのまま透過させる。これにより、赤色光L1の反射光はカメラ11に入射する。一方、基準スケール16に到達した緑色光は反射し、反射光がダイクロイックミラー15へ入射する。ダイクロイックミラー15は反射した緑色光を反射し、緑色光L2の反射光はプリズム11Bを通ってカメラ11へ入射する。
図4は、描画装置10および描画制御部30Aのブロック図である。
キーボード30Bに接続された描画制御部30Aは、システムコントロール回路32、DMD制御部34、ステージ制御部38、ステージ位置検出部40、光源制御部44を備える。CPU、RAM、ROM等を含むシステムコントロール回路32は、描画装置10の動作全体を制御し、DMD制御部34に対して露光タイミングを制御するための制御信号を出力する。DMD制御部34は、あらかじめROMに格納された描画処理用プログラムに従ってDMD20Bを制御する。
ベクタデータ(CAMデータ)である回路パターンデータは、ワークステーション(図示せず)から描画制御部30aのラスタ変換部42へ入力される。入力されたベクタデータは、ラスタ走査に応じたラスタデータに変換され、DMD制御部34に送られる。
DMD制御部34では、ラスタデータが露光エリアの相対位置に合わせて所定のタイミングで順次読み出される。すなわち、読み出された2次元ドットデータとステージ位置検出部40から送られてくる露光エリアの相対位置情報に基づいて、マイクロミラーをON/OFF制御する制御信号がビットマップメモリ43から読み出され、DMD20Bへ出力される。
Xステージ機構37Aは、モータ(図示せず)を備え、描画テーブル18をX方向へ移動させる。Yステージ機構37Bもモータ(図示せず)を備え、光源20A、DMD20Bを備えた露光ユニット20をY方向に沿って移動させる。ステージ制御部38は、Xステージ機構37A、Yステージ機構37Bのモータ(図示せず)を制御し、露光ユニット20、および描画テーブル18の位置決めを制御する。
ステージ位置検出部40は、カメラ11に設けられたCCD(図示せず)から送られてくる画像信号、すなわち光検出信号と、ステージ制御部38から送られてくるXステージ機構37Aのモータ回転位置を示す位置検出信号に基づき、基板SWのアライメント穴AM1〜AM4の位置座標を検出する。カメラ11のY方向に沿った移動は、モータ(図示せず)を備えたカメラ駆動機構39によって制御されており、ステージ制御部38はカメラ駆動機構39を制御する。
システムコントロール回路32は、ステージ位置検出部40から送られてくるアライメント孔AM1〜AM4の位置座標から、あらかじめ定められた描画データの位置座標と実測した基板SWの位置座標との差を示すアライメント誤差を算出する。そして、DMD制御部34へ描画位置を補正する制御信号を出力する。DMD制御部34では、ビットマップメモリ43におけるラスタデータの格納位置がアライメント誤差に応じて所定量シフトされる。
光源制御部44は、露光ユニット20内の光源20Aを駆動し、光源20Aからレーザ光を放射させる。また、システムコントロール回路32は、カメラ11に取り付けられた光源ユニット21を駆動し、図3に示した第1の光源部13A、第2の光源部13Bを選択的に点灯させる。システムコントロール回路32は、カメラ11から送られてくる光検出信号に基づき、モニタ30Cへアライメント穴の画像を表示するように信号処理を実行し、映像信号をモニタ30Cへ出力する。
図5は、基板SWを示した平面図である。図6は、基準スケール16のアライメント孔の位置を示した図である。図7は、アライメント穴の撮影画面を示した図である。図5〜図7を用いて、アライメント穴の計測手順について説明する。
基板SWの四隅に設けられたアライメント穴AM1〜AM4の位置は、基板SWの変形によってX,Y方向にずれる場合があり、また、アライメント穴AM1〜AM4のいずれかの孔の位置をあらかじめオフセットさせて形成することがある。図5では、アライメント穴AM1の位置がアライメント穴AM2に対してY方向にずれている。
アライメント穴AM1〜AM4の位置を計測する場合、X,Y方向別々に位置計測される。ベクタデータである回路パターンデータには、アライメント穴AM1〜AM4の位置座標データが含まれており、カメラ11のY方向に沿った移動量、描画テーブル18の移動量がアライメント穴AM1〜AM4の位置座標データに基づいて定められる。さらにY座標に関しては、以下に示すように、基準スケール16を用いてアライメント穴AM1〜AM4の位置が計測される。
基板SWが初期位置(原点位置)に配置されると、移動させるため、計測するアライメント穴のY座標データに基づき、カメラ11が所定距離Y方向に沿って移動する。ただし、カメラ11は、初期状態においてY=0の位置にある。例えばアライメント穴AM1を計測する場合、距離Y1だけカメラ11が移動する。
カメラ11の駆動機構には送り誤差が生じ、実際にカメラが移動した位置座標と描画データに含まれたアライメント穴の位置座標との間にずれが生じる。ここでは、基準スケール16に配列される孔のピッチ(数ミリ)の範囲内で誤差が生じる。カメラ11が移動した後、光源ユニット21の第2の光源部13Bが点灯され、基準スケール16に緑色光L2が照射される。送り誤差が生じる場合、基準スケール16の計測されるアライメント穴に応じた孔の位置が、カメラの視野の中心位置からずれる。図6では、送り誤差がない状態における基準スケール16の孔をT1、送り誤差の生じた実際の孔をT2で表す。
カメラ11に設けられたCCDには緑色光L2の反射光が入力され、反射光の入力位置を示す画像信号、すなわち光検出信号がCCDから出力される。そして、検出信号に基づき、基準スケール16の穴の位置ずれ量が検出される。その後、描画テーブル18が所定量だけX方向に沿って移動し、カメラ11がアライメント穴の頭上に位置決めされる。描画テーブル18が停止すると、光源ユニット21の第1の光源部13Aが点灯して赤色光L1が基板SWに照射し、第2の光源部13Bが消灯する。なお、X方向に関しては、Xステージ駆動機構37Aのモータに取り付けられたエンコーダから出力される位置検出信号に基づいて、描画テーブル18の移動量が検出される。基板SWは、X=0の原点位置を初期位置として駆動される。
アライメント穴の位置が変形等によってずれた場合、アライメント穴がカメラ11の視野中心位置からずれる。この場合、オペレータのキーボード操作により、アライメント穴の中心位置がカメラ11の視野中心位置にくるようにカメラ11を移動させる(図7参照)。カメラ11を移動させた場合、第1の光源部13Aが消灯し、再び第2の光源部13Bから緑色光L2が基準スケール16に照射する。そして、基準スケール16のアライメント穴に対応する孔の位置のずれ量が計測される。
システムコントロール回路32では、カメラ11の送り誤差によって生じる位置ずれ量、そしてアライメント穴の位置調整によって生じる位置ずれ量に基づき、描画位置座標の補正量が検出される。そして、補正量に基づきラスタデータが修正され、基板SWの正確な描画位置に向けて光が照射される。
以上のように本実施形態によれば、カメラ11がY方向(主走査方向)に沿って移動可能であり、基板SWを載せた描画テーブル18がX方向(副走査方向)に沿って移動可能な描画装置において、基板スケール16がY方向に沿って配置されており、基台12に対して固定されている。また、カメラ11には、赤色光L1、緑色光L2を選択的に放射する光源ユニット21が取り付けられ、カメラ11の下方には、ダイクロイックミラー15が設けられている。
基準スケール16が描画テーブル18と一体的に動かないため、描画テーブルを駆動することなく、基板に対するカメラの位置を維持したままで基準スケールの目盛りを計測することができ、描画テーブル18の駆動量の誤差が影響することなく正確なアライメント穴の位置情報を測定することができる。
次に、図8を用いて、第2の実施形態である描画システムについて説明する。第2の実施形態では、基準スケール用の光源とアライメント穴計測用の光源が独立して設けられている。それ以外の構成は、第1の実施形態と同じである。
図8は、第2の実施形態における計測機構の平面図である。
光源ユニット21’には、第1の光源部13’Aのみが設けられており、基準スケール16の後方に第2の光源部13’Bが設けられている。第2の光源部13’Bから緑色光が放射されると、基準スケール16の穴を通過した緑色光がダイクロイックミラー15に入射し、ダイクロイックミラー15によって緑色光はカメラ11の方向へ反射される。
次に、図9を用いて、第3の実施形態である描画システムについて説明する。第3の実施形態では、ダイクロイックミラーがカメラとともに移動しない。それ以外の構成については、第1の実施形態と同じである。
図9は、第3の実施形態における計測機構の一部を概略的に示した斜視図である。ダイクロイックミラー15’は、基準スケールと平行に延びており、ゲート状構造体12に対して指示部材(図示せず)によって固定されている。カメラ11は、ダイクロイックミラー15’に沿って移動する。
基準スケール16のピッチ、形状は、任意であり、他の構成による基準スケールを使用してもよい。ただし、基準スケール16の孔のピッチは、カメラの駆動機構の送り誤差、アライメント穴の位置ずれ量などを考慮しながら定め、特定した基準スケールの孔がカメラ視野から外れないようにするため、計測した時の孔のずれがピッチの半分以下になるようにピッチを定めればよい。また、基準スケールを副走査方向にも設ける構成にしてもよい。
ダイクロイックミラー、プリズム以外の光学系によって赤色光、緑色光を選択的に基板、基準スケールへ導くように構成してもよい。また、赤色光、緑色光の代わりに、基板の感光材料に反応しない波長領域の光を使用すればよく、互いに波長領域の異なった光を適用すればよい。
DMDなどの空間光変調器の代わりに、ポリゴンミラーなどを利用するレーザビーム走査の描画装置に適用してもよい。
本実施形態である描画システムを模式的に示した斜視図である。 カメラを含む計測機構の一部を概略的に示した斜視図である。 計測機構の平面図である。 描画装置および描画制御部のブロック図である。 基板を示した平面図である。 基準スケールのアライメント孔の位置を示した図である。 アライメント穴の撮影画面を示した図である。 第2の実施形態における計測機構の平面図である。 第3の実施形態における計測機構の一部を概略的に示した斜視図である。
符号の説明
10 描画装置
11 カメラ
11B プリズム
13A 第1の光源部
13B 第2の光源部
15 ダイクロイックミラー
16 基準スケール
18 描画テーブル
20 露光ユニット
20A 光源
20B DMD
21 光源ユニット
30A 描画制御部
32 システムコントロール回路
34 DMD制御部
38 ステージ制御部
40 ステージ位置検出部
SW 基板(被描画体)
X 副走査方向
Y 主走査方向

Claims (7)

  1. 位置計測用の基準マークが設けられた被描画体が搭載され、基台に対して相対的に第1の走査方向に沿って移動可能な描画テーブルと、
    前記基台に対し前記第1の走査方向に直交する第2の走査方向に沿って移動可能に取り付けられ、前記基準マークの位置を計測するカメラと、
    前記基台に取り付けられ、前記第2の走査方向に沿って延びる基準スケールと、
    前記基準マークの位置を計測するため第1の照明光を照射する第1の光源と、
    前記基準スケールを照明するため前記第1の照明光とは異なる波長領域をもつ第2の照明光を照射する第2の光源と、
    前記第1の照明光を前記被描画体へ導き、その反射光を前記カメラへ導くとともに、前記第2の照明光を前記基準スケールへ導き、その反射光を前記カメラへ導く計測用光学系と、
    前記基準マークの位置を計測する計測手段と、
    計測された前記基準マークの位置に基づいて、描画位置を補正する補正手段と
    を備えたことを特徴とする描画装置。
  2. 前記計測用光学系が、
    前記第1および第2の照明光を前記被描画体へ反射させ、その反射光をそのまま透過する第1の光学系と、
    前記第1の照明光およびその反射光を透過し、前記第2の照明光を前記基準スケールへ反射させるとともにその反射光を前記カメラへ反射させる第2の光学系とを有することを特徴とする請求項1に記載の描画装置。
  3. 前記計測用光学系が、
    前記第1の照明光を前記被描画体へ反射させ、その反射光をそのまま透過する第3の光学系と、
    前記第1の照明光およびその反射光を透過し、前記基準スケールを介して入射する前記第2の照明光を前記カメラへ反射させる第4の光学系とを有することを特徴とする請求項1に記載の描画装置。
  4. 前記計測用光学系が、前記第1の照明光およびその反射光を透過し、前記第2の照明光およびその反射光を反射する分光光学系を有することを特徴とする請求項1に記載の描画装置。
  5. 前記分光光学系が、前記カメラへ一体的に取り付けられており、前記計測用光学系および前記カメラが前記基準スケールに対して相対的に移動可能であることを特徴とする請求項4に記載の描画装置。
  6. 前記分光光学系が、前記基準スケールに沿って延びるように前記基準スケールに取り付けられ、
    前記カメラが、前記計測用光学系および前記基準スケールに対して相対的に移動可能であることを特徴とする請求項4に記載の描画装置。
  7. 基台に対し描画テーブルが相対的に移動する第1の走査方向に直交する第2の走査方向に沿って移動可能に取り付けられ、前記描画テーブルに搭載される被描画体に設けられた基準マークの位置を計測するカメラと、
    前記基台に取り付けられ、前記第2の走査方向に沿って延びる基準スケールと、
    前記基準マークの位置を計測するため第1の照明光を照射する第1の光源と、
    前記基準スケールを照明するため前記第1の照明光とは異なる波長領域をもつ第2の照明光を照射する第2の光源と、
    前記第1の照明光を前記被描画体へ導き、その反射光を前記カメラへ導くとともに、前記第2の照明光を前記基準スケールへ導き、その反射光を前記カメラへ導く計測用光学系と
    を備えたことを特徴とする描画装置の計測機構。
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