JP2011007944A - 蓋体の開閉機構及び撮像装置 - Google Patents

蓋体の開閉機構及び撮像装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 蓋体の開閉動作に関し良好な操作性の確保及び動作の円滑化を図る。
【解決手段】 外筐2に対して傾斜されて閉塞位置と傾斜位置との間で移動され外筐に対して直線動作されて傾斜位置と開放位置の間で移動される蓋体9と、蓋体を傾斜位置と開放位置の間でスライド自在に支持すると共に蓋体を開放位置にロックするスライドベース8と、スライドベースを初期位置と傾動位置の間で傾動自在に支持するチルトベース7とを設け、閉塞位置において蓋体を押圧操作したときに、スライドベースが傾動位置まで移動されると共に蓋体が傾斜位置を通って外筐の内部に収納され開放位置まで移動されてロックされ、開放位置において蓋体を押圧操作したときに、ロックが解除されて蓋体が傾斜位置を通って閉塞位置まで移動されると共にスライドベースが傾動位置から初期位置まで移動されるようにした。
【選択図】 図11

Description

本発明は蓋体の開閉機構及び撮像装置についての技術分野に関する。詳しくは、蓋体を所定の方向へ押圧操作して蓋体を外筐の内外で移動させて開閉し蓋体の開閉動作に関し良好な操作性の確保及び動作の円滑化を図る技術分野に関する。
ビデオカメラやスチルカメラ等の各種の撮像装置には、開閉可能な蓋体が設けられているものがある。
このような撮像装置は、蓋体が外筐の前面においてスライド可能とされ、外筐の前面に配置された撮影レンズや発光部を開閉するようにされたものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−98415号公報
ところが、特許文献1に記載された撮像装置にあっては、蓋体が外筐の外面側に位置され、蓋体をスライドさせるためのスライド機構が外筐の内部に配置されているため、蓋体とスライド機構の間に外筐の前面部が介在されている。
従って、蓋体のスライド動作時に、蓋体とスライド機構の両者が外筐の前面部に摺動可能な状態とされているため、蓋体のスライド動作の円滑化が阻害されるおそれがある。
また、蓋体のスライド動作においては、例えば、蓋体の上面を下方へ押圧して開放し、蓋体の下面を上方へ押圧して閉塞すると言う2方向への押圧操作を必要とし、一般に、上方と下方への押圧操作を異なる指で行うことになる。
従って、使用者においては、開放時と閉塞時で異なる方向及び異なる指での押圧操作が必要となり、押圧操作に関し良好な操作性が確保されているとは言い難い。
そこで、本発明蓋体の開閉機構及び撮像装置は、上記した問題点を克服し、蓋体の開閉動作に関し良好な操作性の確保及び動作の円滑化を図ることを課題とする。
蓋体の開閉機構は、上記した課題を解決するために、撮像装置の外筐に対して傾斜されて閉塞位置と傾斜位置との間で移動され前記外筐に対して直線動作されて前記傾斜位置と開放位置の間で移動されると共に押圧操作部と被ロック部を有する蓋体と、前記蓋体を前記傾斜位置と前記開放位置の間でスライド自在に支持すると共に前記被ロック部に係合して前記蓋体を前記開放位置にロックするロック部を有するスライドベースと、前記スライドベースを初期位置と傾動位置の間で傾動自在に支持するチルトベースとを備え、前記蓋体が前記閉塞位置に位置されているときに前記スライドベースが前記初期位置に位置され、前記閉塞位置において前記蓋体の押圧操作部を所定の押圧方向へ押圧操作したときに、前記スライドベースが前記傾動位置まで移動されると共に前記蓋体が前記傾斜位置を通って前記外筐の内部に収納され前記開放位置まで移動されてロックされ、前記開放位置において前記蓋体の押圧操作部を前記押圧方向へ押圧操作したときに、前記ロックが解除されて前記蓋体が前記傾斜位置を通って前記閉塞位置まで移動されると共に前記スライドベースが前記傾動位置から前記初期位置まで移動されるようにしたものである。
従って、蓋体の開閉機構にあっては、閉塞位置から開閉位置及び開閉位置から閉塞位置の何れの動作時にも同一方向へ押圧操作されて蓋体が外筐の内外で移動される。
上記した蓋体の開閉機構においては、前記スライドベースを前記傾動位置から前記初期位置へ向けて付勢する第1の付勢バネと、前記蓋体を前記開放位置から前記閉塞位置へ向けて付勢する第2の付勢バネとを設け、前記第2の付勢バネの弾力を前記第1の付勢バネの弾力より大きくすることが望ましい。
第2の付勢バネの弾力を第1の付勢バネの弾力より大きくすることにより、蓋体及びスライドベースの傾動動作と蓋体のスライド動作とが各別に行われる。
上記した蓋体の開閉機構においては、前記スライドベースに前記ロック部を有するカム溝を形成し、前記蓋体に前記カム溝に摺動自在に係合するカム係合部を有するカムアームを設け、前記カムアームを前記カム係合部が前記カム溝に押し付けられる方向への付勢力を有する板バネによって形成することが望ましい。
カムアームをカム係合部がカム溝に押し付けられる方向への付勢力を有する板バネによって形成することにより、カム係合部がカム溝に押し付けられた状態で摺動される。
上記した蓋体の開閉機構においては、前記蓋体と前記スライドベースを連結しそれぞれ前記スライドベースに回動自在に支持された複数の回動アームを設け、前記複数の回動アームを互いに回動可能に連結し、前記蓋体の押圧操作部を前記押圧方向へ押圧操作したときに前記複数の回動アームが同期して前記スライドベースに対して回動されるようにすることが望ましい。
スライドベースに回動自在に支持された複数の回動アームを互いに回動可能に連結することにより、押圧操作部に対する押圧力が回動アームに均等にかかり易い。
上記した蓋体の開閉機構においては、前記蓋体と前記スライドベースを連結しそれぞれ前記スライドベースに回動自在に支持された複数の回動アームを設け、前記複数の回動アームを互いに回動可能に連結し、前記チルトベースを前記外筐に固定し、前記チルトベースと前記スライドベースの間に前記第1の付勢バネを支持し、前記チルトベースと前記回動アームの間に前記第2の付勢バネを支持するようにすることが望ましい。
蓋体の開閉機構を上記のような構成にすることにより、簡素な機構によってスライドベース及び蓋体が動作される。
上記した蓋体の開閉機構においては、前記スライドベースに、前記押圧操作部が押圧操作され前記蓋体がスライドベースに対してスライドされるときに前記押圧操作部の経路となる操作用凹部を形成することが望ましい。
押圧操作部の経路となる操作用凹部を形成することにより、指を操作用凹部に挿入した状態で操作することが可能となる。
撮像装置は、上記した課題を解決するために、内部に所定の各部が配置された外筐と、前記外筐に対して傾斜されて閉塞位置と傾斜位置の間で移動され前記外筐に対して直線動作されて前記傾斜位置と開放位置の間で移動されると共に押圧操作部と被ロック部を有する蓋体と、前記蓋体を前記傾斜位置と前記開放位置の間でスライド自在に支持すると共に前記被ロック部に係合して前記蓋体を前記開放位置にロックするロック部を有するスライドベースと、前記スライドベースを初期位置と傾動位置の間で傾動自在に支持するチルトベースとを備え、前記蓋体が前記閉塞位置に位置されているときに前記スライドベースが前記初期位置に位置され、前記閉塞位置において前記蓋体の押圧操作部を所定の押圧方向へ押圧操作したときに、前記スライドベースが前記傾動位置まで移動されると共に前記蓋体が前記傾斜位置を通って前記外筐の内部に収納され前記開放位置まで移動されてロックされ、前記開放位置において前記蓋体の押圧操作部を前記押圧方向へ押圧操作したときに、前記ロックが解除されて前記蓋体が前記傾斜位置を通って前記閉塞位置まで移動されると共に前記スライドベースが前記傾動位置から前記初期位置まで移動されるようにしたものである。
従って、撮像装置にあっては、閉塞位置から開閉位置及び開閉位置から閉塞位置の何れの動作時にも同一方向へ押圧操作されて蓋体が外筐の内外で移動される。
本発明蓋体の開閉機構は、撮像装置の外筐に対して傾斜されて閉塞位置と傾斜位置との間で移動され前記外筐に対して直線動作されて前記傾斜位置と開放位置の間で移動されると共に押圧操作部と被ロック部を有する蓋体と、前記蓋体を前記傾斜位置と前記開放位置の間でスライド自在に支持すると共に前記被ロック部に係合して前記蓋体を前記開放位置にロックするロック部を有するスライドベースと、前記スライドベースを初期位置と傾動位置の間で傾動自在に支持するチルトベースとを備え、前記蓋体が前記閉塞位置に位置されているときに前記スライドベースが前記初期位置に位置され、前記閉塞位置において前記蓋体の押圧操作部を所定の押圧方向へ押圧操作したときに、前記スライドベースが前記傾動位置まで移動されると共に前記蓋体が前記傾斜位置を通って前記外筐の内部に収納され前記開放位置まで移動されてロックされ、前記開放位置において前記蓋体の押圧操作部を前記押圧方向へ押圧操作したときに、前記ロックが解除されて前記蓋体が前記傾斜位置を通って前記閉塞位置まで移動されると共に前記スライドベースが前記傾動位置から前記初期位置まで移動されるようにしている。
従って、蓋体が閉塞位置から開放位置へ移動されて外筐の内部に収納されるため、蓋体とスライドベースの間に外筐の前面部が存在せず、蓋体の動作の円滑化を図ることができる。
また、蓋体の開放位置と閉塞位置の間での移動を常に押圧操作部に対する一方向への押圧操作によって行うことができるため、押圧操作に関し良好な操作性を確保することができる。
請求項2に記載した発明にあっては、前記スライドベースを前記傾動位置から前記初期位置へ向けて付勢する第1の付勢バネと、前記蓋体を前記開放位置から前記閉塞位置へ向けて付勢する第2の付勢バネとを設け、前記第2の付勢バネの弾力を前記第1の付勢バネの弾力より大きくしている。
従って、簡素な機構により、スライドベース及び蓋体の動作の後に蓋体のスライド動作を確実に行うことができる。
請求項3に記載した発明にあっては、前記スライドベースに前記ロック部を有するカム溝を形成し、前記蓋体に前記カム溝に摺動自在に係合するカム係合部を有するカムアームを設け、前記カムアームを前記カム係合部が前記カム溝に押し付けられる方向への付勢力を有する板バネによって形成している。
従って、カム係合部のカム溝からの脱落を防止することができる。
請求項4に記載した発明にあっては、前記蓋体と前記スライドベースを連結しそれぞれ前記スライドベースに回動自在に支持された複数の回動アームを設け、前記複数の回動アームを互いに回動可能に連結し、前記蓋体の押圧操作部を前記押圧方向へ押圧操作したときに前記複数の回動アームが同期して前記スライドベースに対して回動されるようにしている。
従って、押圧操作部が蓋体の何れの位置に形成されていても、押圧操作部に対する押圧力が回動アームに均等にかかり易く、スライドベース及び蓋体の円滑な動作を確保することができる。
請求項5に記載した発明にあっては、前記蓋体と前記スライドベースを連結しそれぞれ前記スライドベースに回動自在に支持された複数の回動アームを設け、前記複数の回動アームを互いに回動可能に連結し、前記チルトベースを前記外筐に固定し、前記チルトベースと前記スライドベースの間に前記第1の付勢バネを支持し、前記チルトベースと前記回動アームの間に前記第2の付勢バネを支持するようにしている。
従って、簡素な機構によってスライドベース及び蓋体の動作を円滑かつ確実に行うことができる。
請求項6に記載した発明にあっては、前記スライドベースに、前記押圧操作部が押圧操作され前記蓋体がスライドベースに対してスライドされるときに前記押圧操作部の経路となる操作用凹部を形成している。
従って、指を操作用凹部に挿入した状態で操作することができ、押圧操作部に対する押圧操作時における良好な操作性を確保することができる。
本発明撮像装置は、内部に所定の各部が配置された外筐と、前記外筐に対して傾斜されて閉塞位置と傾斜位置の間で移動され前記外筐に対して直線動作されて前記傾斜位置と開放位置の間で移動されると共に押圧操作部と被ロック部を有する蓋体と、前記蓋体を前記傾斜位置と前記開放位置の間でスライド自在に支持すると共に前記被ロック部に係合して前記蓋体を前記開放位置にロックするロック部を有するスライドベースと、前記スライドベースを初期位置と傾動位置の間で傾動自在に支持するチルトベースとを備え、前記蓋体が前記閉塞位置に位置されているときに前記スライドベースが前記初期位置に位置され、前記閉塞位置において前記蓋体の押圧操作部を所定の押圧方向へ押圧操作したときに、前記スライドベースが前記傾動位置まで移動されると共に前記蓋体が前記傾斜位置を通って前記外筐の内部に収納され前記開放位置まで移動されてロックされ、前記開放位置において前記蓋体の押圧操作部を前記押圧方向へ押圧操作したときに、前記ロックが解除されて前記蓋体が前記傾斜位置を通って前記閉塞位置まで移動されると共に前記スライドベースが前記傾動位置から前記初期位置まで移動されるようにしている。
従って、蓋体が閉塞位置から開放位置へ移動されて外筐の内部に収納されるため、蓋体とスライドベースの間に外筐の前面部が存在せず、蓋体の動作の円滑化を図ることができる。
また、蓋体の開放位置と閉塞位置の間での移動を常に押圧操作部に対する一方向への押圧操作によって行うことができるため、押圧操作に関し良好な操作性を確保することができる。
以下に、本発明の実施の形態を添付図面に従って説明する。
以下に示した実施の形態は、本発明撮像装置をデジタルスチルカメラに適用したものであり、本発明蓋体の開閉機構をこのデジタルスチルカメラに備えられた蓋体の開閉機構に適用したものである。
尚、本発明の適用範囲はデジタルスチルカメラ及びデジタルスチルカメラに備えられた蓋体の開閉機構に限られることはない。本発明は、例えば、ビデオカメラや銀塩カメラ等の他の撮像装置、携帯電話に付属された撮像装置、パーソナルコンピューター等の情報処理装置や通信端末装置やゲーム機器に付属された各種の撮像装置及びこれらの各種の撮像装置に備えられた蓋体の開閉機構に広く適用することができる。
以下の説明にあっては、スチルカメラの撮影時において撮影者(使用者)から見た方向で前後上下左右の方向を示すものとする。従って、被写体側を前方とし、撮影者側を後方とする。
尚、以下に示す前後上下左右の方向は説明の便宜上のものであり、本発明の実施に関しては、これらの方向に限定されることはない。
[全体構成]
撮像装置(デジタルスチルカメラ)1は、例えば、前後に扁平な箱状に形成され、外筐2の内部に所要の各部が配置されている(図1参照)。外筐2の上面には撮影用釦3が配置され、外筐2の後面にはズーム摘子等の図示しない各種の操作部や図示しない表示パネル等が配置されている。
外筐2はフロントキャビネット4とリアパネル5が前後で結合されて成る(図2参照)。フロントキャビネット4の前面部における上端部には配置用開口4aが形成されている。
[開閉機構の構成]
外筐2の内部には開閉機構6が配置されている(図2及び図3参照)。開閉機構6はチルトベース7とスライドベース8と蓋体9を有している。
チルトベース7は上下方向を向く天面部10と該天面部10の左右両側縁からそれぞれ下方へ突出された支持面部11、11とから成る。
天面部10の下面にはバネ掛け突部10aが設けられている。
支持面部11、11の外面にはそれぞれ支持軸11a、11aが設けられている。支持面部11、11の前縁は、それぞれ下方へ行くに従って後方へ変位するように緩やかに傾斜された角度規制縁11b、11bとして形成されている。
一方の支持面部11の上端部にはバネ配置孔11cが形成され、該バネ配置孔11cの後側にバネ掛け孔11dが形成されている。
スライドベース8は前後方向を向くベース面部12と該ベース面部12の左右両側縁からそれぞれ後方へ突出された左側面部13、右側面部14とベース面部12の上縁から後方へ突出された上面部15とから成る。
ベース面部12の上側の半部は蓋体9によって開閉される被開閉部16として設けられている。被開閉部16には複数の配置孔16a、16a、・・・が形成され、該配置孔16a、16a、・・・にはそれぞれ図示しない撮影レンズや発光部等が配置される。被開閉部16の左右方向における一端部、例えば、右端部には上下に延びる操作用凹部16bが形成され、該操作用凹部16bは前方及び上方に開口されている。
ベース面部12の下側の半部には上下に延びる支持孔12a、12aが左右に離隔して形成されている。ベース面部12には支持孔12a、12aの間の位置に後方へ突出された支持ピン12b、12bが左右に離隔して設けられている。
左側面部13には上下に延びる案内孔13aが形成されている。左側面部13の上端部には後方へ突出された被支持突部13bが設けられている。被支持突部13bには支持孔13cが形成されている。
右側面部14には上下に延びる案内孔14aが形成されている。右側面部14の上端部には後方へ突出された被支持突部14bが設けられている。被支持突部14bには支持孔14cが形成されている。右側面部14の上端部にはバネ支持孔14dが形成されている。
右側面部14の下側の半部には後方へ突出されたカム形成面部17が設けられている。カム形成面部17の外面にはカム溝18が形成されている。
カム溝18は、図3及び図4に示すように、第1の上側傾斜部19、第1の垂直部20、第1の下側傾斜部21、第2の下側傾斜部22、第2の垂直部23及び第2の上側傾斜部24が順に連続して環状に形成されている。第1の上側傾斜部19は下方へ行くに従って後方へ変位するように傾斜され、第1の垂直部20は上下に延び、第1の下側傾斜部21は上方へ行くに従って前方へ変位するように傾斜されている。第2の下側傾斜部22は下方へ行くに従って前方へ変位するように傾斜され、第2の垂直部23は上下に延び、第2の上側傾斜部24は上方へ行くに従って後方へ変位するように傾斜されている。
第1の垂直部20の下端寄りの位置、第1の下側傾斜部21の上端寄りの位置、第2の下側傾斜部22の下端寄りの位置及び第2の上側傾斜部24の上端寄りの位置にはそれぞれ戻り防止用段差18a、18a、・・・が形成されている。戻り防止用段差18a、18a、・・・によって、第1の垂直部20は下端寄りの部分が下端部より外側に位置され、第1の下側傾斜部21は上端寄りの部分が上端部より外側に位置され、第2の下側傾斜部22は下端寄りの部分が下端部より外側に位置され、第2の上側傾斜部24は上端寄りの部分が上端部より外側に位置されている。
第1の上側傾斜部19の上端部は上側ロック部19aとして形成され、第1の下側傾斜部21の上端部は下側ロック部21aとして形成されている。
スライドベース8は、図2及び図3に示すように、左側面部13と右側面部14にそれぞれ形成された支持孔13c、14cに、それぞれ支持面部11、11の支持軸11a、11aが内側から挿入されてチルトベース7に傾動自在(回動自在)に支持される。
スライドベース8がチルトベース7に支持された状態において、チルトベース7の支持面部11に形成されたバネ掛け孔11dとスライドベース8の右側面部14に形成されたバネ支持孔14cとの間に第1の付勢バネ25が支持される。第1の付勢バネ25は支持面部11に形成されたバネ配置孔11cに配置される。第1の付勢バネ25は、例えば、引張コイルバネである。従って、スライドベース8は第1の付勢バネ25によってチルトベース7に近付く方向、即ち、後方へ付勢される。
蓋体9は前後方向を向く開閉面部26と該開閉面部26の左右両側縁からそれぞれ後方へ突出された被支持面部27、27と開閉面部26の上縁から後方へ突出された折り曲げ縁28とを有している。
開閉面部26には下縁から下方へ突出された被支持突部26a、26aが設けられ、該被支持突部26a、26aは左右に離隔して位置されている。被支持突部26a、26aにはそれぞれ後方へ突出された連結軸26b、26bが設けられている。
被支持面部27、27の内面にはそれぞれ上下に離隔して二つずつの被支持ピン27a、27a、・・・が設けられている。
一方の被支持面部27の外面にはカムアーム29が回動自在に支持されている。カムアーム29はL字状に形成され上端部が回動支点とされ、下端部における内面にカム係合部29aを有している。カムアーム29は左右方向への弾性を有する板バネによって形成されている。
折り曲げ縁28の左右方向における一端部、例えば、右端部には後方へ突出された押圧操作部28aが設けられている。押圧操作部28aはスライドベース8のベース面部12に形成された操作用凹部16bに対応して位置される。
蓋体9は被支持面部27、27の被支持ピン27a、27a、・・・がそれぞれ左側面部13と右側面部14にそれぞれ形成された案内孔13a、14aに外側から挿入されてスライドベース8にスライド自在に支持される。蓋体9がスライドベース8に支持された状態において、カムアーム29のカム係合部29aがスライドベース8のカム溝18に摺動自在に係合される。
蓋体9は連結軸26b、26bがそれぞれスライドベース8の支持孔12a、12aに前方から挿入されて貫通される。
スライドベース8の後面には回動アーム30、31がそれぞれ回動自在に支持されている。回動アーム30、31には、長手方向における略中央部にそれぞれ軸支持孔30a、31aが形成され、長手方向における一端部にそれぞれ長手方向に延びる連結孔30b、31bが形成されている。
回動アーム30の長手方向における他端部には後方へ突出された連結用ピン30cが設けられている。
回動アーム31の長手方向における他端部には長手方向に延びる連結用孔31cが形成されている。回動アーム31の連結孔31bの近傍の位置にはバネ掛け部31dが設けられている。
回動アーム30と回動アーム31は連結用ピン30cが連結用孔31cに挿入されて摺動自在に係合された状態で連結される。
回動アーム30、31はベース面部12の支持ピン12b、12bがそれぞれ軸支持孔30b、31bに挿入されてスライドベース8に回動自在に支持される。回動アーム30、31は互いに連結されているため、同期して回動される。
回動アーム30、31がスライドベース8に支持された状態において、連結孔30b、31bにそれぞれスライドベース8の支持孔12a、12aに挿入された蓋体9の連結軸26b、26bがそれぞれ挿入され、蓋体9と回動アーム30、31が連結される。連結軸26b、26bはそれぞれ連結孔30b、31bに摺動自在に係合される。従って、蓋体9がスライドベース8に対して上下方向へスライドされると、回動アーム30、31が同期して回動される。
回動アーム30、31がスライドベース8に支持された状態において、天面部10に設けられたバネ掛け突部10aと回動アーム31に設けられたバネ掛け部31dとの間に第2の付勢バネ32が支持される。第2の付勢バネ32は、例えば、引張コイルバネである。従って、回動アーム30、31は第2の付勢バネ32によって連結孔30bと連結孔31b側の各端部が互いに近付く方向へ付勢される。
第2の付勢バネ32の弾力は第1の付勢バネ25の弾力より大きくされている。
蓋体9は第1の付勢バネ25によって後方へ付勢されたスライドベース8に支持されると共に第2の付勢バネ32によって付勢された回動アーム31に支持されているため、スライドベース8を介して第1の付勢バネ25によって後方へ付勢されると共に回動アーム31を介して第2の付勢バネ32によって上方付勢されている。
[開閉機構の動作]
以下に、開閉機構6の動作について説明する(図5乃至図17参照)。
先ず、蓋体9が閉塞位置に保持されている状態について説明する。
蓋体9はスライドベース8を介して第1の付勢バネ25によって後方へ付勢されると共に回動アーム31を介して第2の付勢バネ32によって上方付勢され、閉塞位置に保持されている。
閉塞位置においては、図5に示すように、蓋体9は移動方向における上端に位置され、開閉面部26が垂直な状態とされ、スライドベース8の被開閉部16が閉塞されている(図1参照)。従って、被開閉部16の配置孔16a、16a、・・・に配置された撮影レンズや発光部等が閉塞されている。
蓋体9のカムアーム29に設けられたカム係合部29aは、スライドベース8のカム溝18に形成された上側ロック部19aに係合され、蓋体9が閉塞位置にロックされている。
蓋体9は移動方向における上端に位置されているため、被支持ピン27a、27a、・・・はそれぞれスライドベース8の案内孔13a、14aにおける上端側に係合されている。
蓋体9の開閉面部26が垂直な状態とされているため、蓋体9を支持するスライドベース8のベース面部12も垂直な状態とされ初期位置に保持されている。
蓋体9が上方の移動端に位置されているため、連結軸26b、26bがそれぞれスライドベース8のベース面部12に形成された支持孔12a、12aの上端に係合されている。従って、連結軸26b、26bに連結された回動アーム30、31はV字状を為すように保持されている(図6参照)。
次に、蓋体9の閉塞位置から開放位置への動作について説明する(図7乃至図13参照)。
蓋体9が閉塞位置に保持されている状態において、蓋体9の押圧操作部28aが下方へ押圧されると、押圧操作部28aがスライドベース8のチルトベース10に対する回動支点である支持軸11aから一定の距離だけ離隔して位置されているため、スライドベース8及び該スライドベース8に支持された蓋体9に回転モーメントが発生する。従って、スライドベース8及び蓋体9が一体となってチルトベース7に対して支持軸11a、11aを支点として第1の付勢バネ25の付勢力に抗して回動(傾動)される(図7及び図8参照)。
上記のようにスライドベース8及び蓋体9が傾動されたときには、スライドベース8のベース面部12の内面がチルトベース7の支持面部11、11に形成された角度規制縁11b、11bに接触され、スライドベース8と蓋体9がそれぞれ傾動位置と傾斜位置に保持される。
このとき第1の付勢バネ25が第2の付勢バネ32より弾力が小さくされているため、第1の付勢バネ25が伸長され、第2の付勢バネ32はほとんど伸長されず、スライドベース8が傾動位置まで傾動され、蓋体9が傾斜位置まで傾動される。
蓋体9が傾斜位置まで傾動されると、蓋体9の下端部が外筐2の前面部より内側に位置される。
引き続き蓋体9の押圧操作部28aが下方へ押圧されると、蓋体9が第2の付勢バネ32の付勢力に抗してスライドベース8に対してスライドされ下方へ移動されていく(図9及び図10参照)。蓋体9のスライドベース8に対する移動は、被支持ピン27a、27a、・・・がそれぞれスライドベース8の案内孔13a、14aに案内されて行われる。
蓋体9が下方へ移動されていくと、蓋体9は外筐2の内部へ収納されていく。このとき蓋体9はフロントキャビネット4の前面部における内面に略沿って下方へ移動されていく。
蓋体9が下方へ移動されていくと、押圧操作部28aは被開閉部16の操作用凹部16bに沿って下方へ移動されていく。また、蓋体9の下方への移動に伴って連結軸26b、26bがベース面部12の支持孔12a、12aに案内されて下方へ移動されていく。従って、回動アーム30、31が支持ピン12b、12bを支点として同期して回動される。
蓋体9の下方への移動により、カム係合部29aがカム溝18を第1の上側傾斜部19から第1の垂直部20の下端部まで摺動される。このときカムアーム29は板バネとされカム係合部29aがカム溝18に押し付けられる方向へ付勢されているため、カム係合部29aがカム溝18から外れることがない。また、カム溝18には戻り防止用段差18a、18a、・・・が形成されているため、カム係合部29aが所定の経路と反対の経路に移動されることがない。
カム係合部29aがカム溝18を摺動されるときには、カムアーム29はカム係合部29aのカム溝18に対する係合位置に応じて被支持面部27に対して回動される。
カム係合部29aが第1の垂直部20の下端部まで摺動されたときには、押圧操作部28aが外筐2のフロントキャビネット4に形成された配置用開口4aの下端部に位置されており、これ以上押圧操作部28aを下方へ押圧することができない状態とされている。
続いて蓋体9の押圧操作部28aに対する下方への押圧が解除されると、蓋体9が第2の付勢バネ32の付勢力によってスライドベース8に対してスライドされ上方へ移動される(図11及び図12参照)。
蓋体9が上方へ移動されると、カム係合部29aがカム溝18を第1の垂直部20の下端部から第1の下側傾斜部21の上端部まで摺動され、下側ロック部21aにロックされる。従って、蓋体9の上方への移動が停止されて開放位置に保持される。このとき蓋体9は移動範囲における再下端より稍上方まで移動されているため、押圧操作部28aが配置用開口4aの下縁より稍上側に位置され、押圧操作部28aを下方へ押圧可能な状態とされている。
蓋体9が開放位置に保持された状態においては、連結軸26b、26bが支持孔12a、12aの下端寄りの位置に係合され、連結軸26b、26bに連結された回動アーム30、31は逆V字状を為すように保持される(図13参照)。
蓋体9が開放位置に保持された状態においては、被開閉部16が開放され配置孔16a、16a、・・・に配置された撮影レンズや発光部等が使用可能な状態とされる。
次に、蓋体9の開放位置から閉塞位置への動作について説明する(図14乃至図17参照)。
蓋体9が開放位置に保持されている状態において、蓋体9の押圧操作部28aが下方へ押圧されると、蓋体9が第2の付勢バネ32の付勢力に抗してスライドベース8に対してスライドされ下方へ移動される(図14及び図15参照)。蓋体9のスライドベース8に対する移動は、被支持ピン27a、27a、・・・がスライドベース8の案内孔13a、14aに案内されて行われる。
蓋体9の下方への移動により、カム係合部29aがカム溝18を第1の下側傾斜部21の上端部、即ち、下側ロック部21aから第2の下側傾斜部22の下端部まで摺動される。
カム係合部29aが第2の下側傾斜部22の下端部まで摺動されたときには、押圧操作部28aが外筐2のフロントキャビネット4に形成された配置用開口4aの下端部に位置されており、これ以上押圧操作部28aを下方へ押圧することができない状態とされている。
続いて蓋体9の押圧操作部28aに対する下方への押圧が解除されると、蓋体9が第2の付勢バネ32の付勢力によってスライドベース8に対してスライドされ上方へ移動される(図16及び図17参照)。
蓋体9が上方へ移動されたときには、押圧操作部28aは被開閉部16の操作用凹部16bに沿って上方へ移動されていき、蓋体9の上方への移動に伴って連結軸26b、26bがベース面部12の支持孔12a、12aに案内され上方へ移動されていく。従って、回動アーム30、31が支持ピン12b、12bを支点として同期して回動される。
蓋体9が上方へ移動されていくと、カム係合部29aがカム溝18を第2の下側傾斜部22の下端部から第2の垂直部23及び第2の上側傾斜部24を経て第1の上側傾斜部19の上端部まで摺動され、上側ロック部19aにロックされる。従って、蓋体9は傾斜位置まで移動される。
蓋体9が傾斜位置まで移動されたときには、蓋体9はこれ以上上方へ移動不能な状態とされており、スライドベース8及び蓋体9が一体となってチルトベース7に対して支持軸11a、11aを支点として第1の付勢バネ25の付勢力によって回動(傾動)される。従って、スライドベース8と蓋体9がそれぞれ初期位置と閉塞位置に保持される(図1及び図5参照)。
蓋体9が閉塞位置に保持された状態においては、連結軸26b、26bが支持孔12a、12aの上端に係合されている。従って、連結軸26b、26bに連結された回動アーム30、31はV字状を為すように保持される(図6参照)。
蓋体9が閉塞位置に保持された状態においては、被開閉部16が閉塞され配置孔16a、16a、・・・に配置された撮影レンズや発光部等が使用不能な状態とされる。
以上に記載した通り、撮像装置1にあっては、蓋体9が閉塞位置から開放位置へ移動されて外筐2の内部に収納されるため、蓋体9とスライドベース8の間に外筐2の前面部が存在せず、蓋体9の動作の円滑化を図ることができる。
また、蓋体9の開放位置と閉塞位置の間での移動を常に押圧操作部28aに対する一方向への押圧操作によって行うことができるため、押圧操作に関し良好な操作性を確保することができる。
さらに、外筐2の前面側において蓋体9がスライドされないため、外筐2の前面から前方へ突出された部分が存在せず、撮像装置1の良好なデザイン性を確保することができる。
また、蓋体9は閉塞位置から傾斜位置まで傾動された後に、フロントキャビネット4の前面部における内面に略沿って移動されて外筐2の内部に収納されるため、外筐2の内部における蓋体9の収納空間が最低限の大きさで済み、撮像装置1の小型化を図ることができる。
さらにまた、蓋体9を開放位置から閉塞位置へ向けて付勢する第2の付勢バネ32の弾力をスライドベース8及び蓋体9を付勢する第1の付勢バネ25の弾力より大きくしている。従って、簡素な機構により、スライドベース8及び蓋体9の傾動動作の後に蓋体9のスライド動作を確実に行うことができる。
また、スライドベース8と蓋体9を連結しそれぞれスライドベース8に回動自在に支持され互いに連結された回動アーム30、31を設けている。従って、押圧操作部28aが蓋体9の左右方向における何れの位置に形成されていても、押圧操作部28aに対する押圧力が回動アーム30、31に均等にかかり易く、スライドベース8及び蓋体9の円滑な動作を確保することができる。
加えて、撮像装置1にあっては、チルトベース7とスライドベース8と蓋体9が設けられ、互いに回動可能に連結された回動アーム30、31がスライドベース8に回動自在に支持され、第1の付勢バネ25及び第2の付勢バネ32が設けられた構成とされている。従って、簡素な機構によってスライドベース8及び蓋体9の動作を円滑かつ確実に行うことができる。
尚、蓋体9が閉塞位置に保持されている状態において、押圧操作部28aを押圧操作したときには、押圧操作した指が被開閉部16に形成された操作用凹部16bに挿入されて案内される。また、蓋体9が開放位置に保持されている状態において、押圧操作部28aを押圧操作するときには、指を被開閉部16に形成された操作用凹部16bに挿入した状態で操作することができる。
従って、被開閉部16に形成された操作用凹部16bによって、押圧操作部28aに対する押圧操作時における良好な操作性を確保することができる。
また、撮像装置1にあっては、カム溝18に摺動自在に係合されるカムアーム29のカム係合部29aが、カム溝18の上側ロック部19a又は下側ロック部21aに係合されて蓋体9を閉塞位置又は開放位置にロックするための被ロック部として機能する。
従って、蓋体9を閉塞位置又は開放位置にロックするための専用の被ロック部を別に設ける必要がなく、部品点数の削減及び機構の簡素化を図ることができる。
尚、上記には、二つの回動アーム30、31を設けた例を示したが、回動アームの数は二つに限られることはなく、三つ以上であってもよい。
また、上記には、蓋体9によって開閉される対象が撮影レンズや発光部等である場合を例として示したが、蓋体9によって開閉される対象は、例えば、液晶パネル等の表示部、釦や摘子等の操作部、コネクター等の接続端子部、記録ディスクやメモリーカード等の記録媒体等の挿入部等であってもよい。
上記した最良の形態において示した各部の具体的な形状及び構造は、何れも本発明を実施する際の具体化のほんの一例を示したものにすぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されることがあってはならないものである。
図2乃至図17と共に本発明の実施の形態を示すものであり、本図は、撮像装置を示す概略斜視図である。 撮像装置の分解斜視図である。 開閉機構の分解斜視図である。 カム溝の形状を示す拡大斜視図である。 図6乃至図17と共に開閉機構の動作を示すものであり、本図は、蓋体が閉塞位置にある状態を示す開閉機構の側面図である。 蓋体が閉塞位置にある状態において、回動アームの状態を示す拡大斜視図である。 図8乃至図13と共に蓋体が閉塞位置から開放位置へ移動されるときの動作を示すものであり、本図は、蓋体が傾斜位置まで傾動された状態を示す概略斜視図である。 スライドベースと蓋体がそれぞれ傾動位置と傾斜位置まで傾動された状態を示す開閉機構の側面図である。 蓋体が再下端までスライドされた状態を示す概略斜視図である。 蓋体が再下端までスライドされた状態を示す開閉機構の側面図である。 蓋体が開放位置に保持された状態を示す概略斜視図である。 蓋体が開放位置に保持された状態を示す開閉機構の側面図である。 蓋体が開放位置にある状態において、回動アームの状態を示す拡大斜視図である。 図15乃至図17と共に蓋体が開放位置から閉塞位置へ移動されるときの動作を示すものであり、本図は、蓋体が再下端までスライドされた状態を示す概略斜視図である。 蓋体が再下端までスライドされた状態を示す開閉機構の側面図である。 蓋体が傾斜位置までスライドされた状態を示す概略斜視図である。 蓋体が傾斜位置までスライドされた状態を示す開閉機構の側面図である。
1…撮像装置、2…外筐、6…開閉機構、7…チルトベース、8…スライドベース、9…蓋体、16b…操作用凹部、18…カム溝、19a…上側ロック部、21a…下側ロック部、25…第1の付勢バネ、28a…押圧操作部、29…カムアーム、29a…カム係合部(被ロック部)、30…回動アーム、31…回動アーム、32…第2の付勢バネ

Claims (7)

  1. 撮像装置の外筐に対して傾斜されて閉塞位置と傾斜位置との間で移動され前記外筐に対して直線動作されて前記傾斜位置と開放位置の間で移動されると共に押圧操作部と被ロック部を有する蓋体と、
    前記蓋体を前記傾斜位置と前記開放位置の間でスライド自在に支持すると共に前記被ロック部に係合して前記蓋体を前記開放位置にロックするロック部を有するスライドベースと、
    前記スライドベースを初期位置と傾動位置の間で傾動自在に支持するチルトベースとを備え、
    前記蓋体が前記閉塞位置に位置されているときに前記スライドベースが前記初期位置に位置され、
    前記閉塞位置において前記蓋体の押圧操作部を所定の押圧方向へ押圧操作したときに、前記スライドベースが前記傾動位置まで移動されると共に前記蓋体が前記傾斜位置を通って前記外筐の内部に収納され前記開放位置まで移動されてロックされ、
    前記開放位置において前記蓋体の押圧操作部を前記押圧方向へ押圧操作したときに、前記ロックが解除されて前記蓋体が前記傾斜位置を通って前記閉塞位置まで移動されると共に前記スライドベースが前記傾動位置から前記初期位置まで移動されるようにした
    蓋体の開閉機構。
  2. 前記スライドベースを前記傾動位置から前記初期位置へ向けて付勢する第1の付勢バネと、
    前記蓋体を前記開放位置から前記閉塞位置へ向けて付勢する第2の付勢バネとを設け、
    前記第2の付勢バネの弾力を前記第1の付勢バネの弾力より大きくした
    請求項1に記載の蓋体の開閉機構。
  3. 前記スライドベースに前記ロック部を有するカム溝を形成し、
    前記蓋体に前記カム溝に摺動自在に係合するカム係合部を有するカムアームを設け、
    前記カムアームを前記カム係合部が前記カム溝に押し付けられる方向への付勢力を有する板バネによって形成した
    請求項1に記載の蓋体の開閉機構。
  4. 前記蓋体と前記スライドベースを連結しそれぞれ前記スライドベースに回動自在に支持された複数の回動アームを設け、
    前記複数の回動アームを互いに回動可能に連結し、
    前記蓋体の押圧操作部を前記押圧方向へ押圧操作したときに前記複数の回動アームが同期して前記スライドベースに対して回動されるようにした
    請求項1に記載の蓋体の開閉機構。
  5. 前記蓋体と前記スライドベースを連結しそれぞれ前記スライドベースに回動自在に支持された複数の回動アームを設け、
    前記複数の回動アームを互いに回動可能に連結し、
    前記チルトベースを前記外筐に固定し、
    前記チルトベースと前記スライドベースの間に前記第1の付勢バネを支持し、
    前記チルトベースと前記回動アームの間に前記第2の付勢バネを支持するようにした
    請求項2に記載の蓋体の開閉機構。
  6. 前記スライドベースに、前記押圧操作部が押圧操作され前記蓋体がスライドベースに対してスライドされるときに前記押圧操作部の経路となる操作用凹部を形成した
    請求項1に記載の蓋体の開閉機構。
  7. 内部に所定の各部が配置された外筐と、
    前記外筐に対して傾斜されて閉塞位置と傾斜位置の間で移動され前記外筐に対して直線動作されて前記傾斜位置と開放位置の間で移動されると共に押圧操作部と被ロック部を有する蓋体と、
    前記蓋体を前記傾斜位置と前記開放位置の間でスライド自在に支持すると共に前記被ロック部に係合して前記蓋体を前記開放位置にロックするロック部を有するスライドベースと、
    前記スライドベースを初期位置と傾動位置の間で傾動自在に支持するチルトベースとを備え、
    前記蓋体が前記閉塞位置に位置されているときに前記スライドベースが前記初期位置に位置され、
    前記閉塞位置において前記蓋体の押圧操作部を所定の押圧方向へ押圧操作したときに、前記スライドベースが前記傾動位置まで移動されると共に前記蓋体が前記傾斜位置を通って前記外筐の内部に収納され前記開放位置まで移動されてロックされ、
    前記開放位置において前記蓋体の押圧操作部を前記押圧方向へ押圧操作したときに、前記ロックが解除されて前記蓋体が前記傾斜位置を通って前記閉塞位置まで移動されると共に前記スライドベースが前記傾動位置から前記初期位置まで移動されるようにした
    撮像装置。
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