JP2011004808A - キャビネット - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 トイレ空間で用いられる収納用キャビネットであって、前記キャビネットは長辺と短辺を有する上面視長方形状をなし、長辺方向側面の一方に収納物を出し入れする開口部を有し、開口部と相対する側面は板部材によって覆われており、前記キャビネットの底部のうち、片方の短辺側に台足を、逆の短辺側にはキャスターを、前記キャビネットの短辺方向側面のうち、少なくとも前記台足を供える短辺方向側面に取っ手を備えていることを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
近年、トイレ空間内においてインテリアの自由が求められており、壁や床に固定せずに自由にキャビネットを移動させたいという要望が高まっている。また、使い勝手の面からも、掃除用具などを収納したキャビネットを便器近傍に移動させたいという要望がある。した
例えば、特許文献3ではフットペダルを操作することによってキャスターを固定できるキャビネットが提案されている。このようなキャスター固定構造を採用することで、移動による使い勝手の向上と、固定による使い勝手の維持を両立させることが可能となる。しかしながら、移動、固定のたびにキャスター固定操作を行わなければならず、またキャスターの構造も複雑になるという課題がある。
一方、特許文献4ではキャスターを箱体の内部に出し入れすることによって移動・固定を制御する構造が提案されている。しかしながら、この方法では構成が複雑になることに加えて、キャビネット内部にキャスターを収納する空間を形成する必要があり、キャビネットの収納容積が減少するという問題がある。
これによれば、移動させるときは側面の把手を掴み、持ち上げることで台足が地面から離れ、自由に移動させることができる。また、キャビネットを床面に置くことで台足と床面が接触し、キャスターの固定操作などを行わずとも、軽い力で不意に動いてしまうことが防止できる。
これによれば、キャスターが平面方向に回転してしまうことによる蛇行移動や、二つのキャスターが互いに近寄る方向に回転してしまいバランスを崩してしまうことによる転倒などを防止できる。
これによれば、トイレ空間のレイアウトに応じて、台足とキャスターを入替えることで、左勝手、右勝手のどちらにも対応することが可能となる。
これによれば、外部からキャビネット内部が見えず意匠性に優れると共に、把手を掴んだ際に手が収納物に触れてしまうことを防ぐことができる。
これによれば、台足とキャスターの入替えに応じて、台足が装着された側の側面に把手を、キャスター側の側面に目隠しキャップを、それぞれ取り付けることで、底面を確認せずとも容易に台足側の側面を持ち上げることが可能となる。
これによれば、使用者の位置する上方から見た場合に、台足やキャスターを隠すことが可能となり、意匠性が向上する。
図1は本発明の実施例におけるキャビネット1の斜視図を示す。キャビネット1は上面氏略長方形状の略直方体からなり、その片面に開口部2が形成されている。この開口部2から様々な物品を出し入れすることで収納できるように形成されている。
また、キャビネット1の天板3はその角部が曲線的に加工されており、壁面と接触した際に傷をつけてしまうことや、使用者が怪我をしてしまうことを防止する効果がある。
また、キャビネット1の側板11、裏板8は、床面近くまで伸びて、はかま部を形成しており、キャスター1及び台足10を隠蔽し意匠性を向上させると共に、使用者が誤って足や指などを挟み込んでしまうことを防止する効果を持っている
また、この取っ手12は取替え可能な構成となっており、両側面に取っ手12を取り付けることも可能であるが、片方の面には目隠し部材13を取り付けて、片側取っ手とすることも可能となっている。
物品の出し入れを行う際には、使用者はキャビネット1は台足10側の取っ手12を掴んで持ち上げることで、キャスター9によってのみ床面と接触する状態となり、回転・摺動させることが可能となる。つまり、使用者は台足10側の取っ手12を掴んで持ち上げながら、回転・摺動させることによって開口部2を使用者側に露呈させ、物品の収納を行う。
本発明においれは、キャスター9と台足10をそれぞれ互いに位置を入替えて装着することが出来る構成としているため、左右勝手のどちらにも対応できるキャビネットとなっている。また、キャスター9と台足10はそれぞれネジ固定されており、特別な工具を用いずとも、一般的な使用者でも取り替えることが可能となっているため、使用者は気分によってトイレルーム内におけるキャビネット1の配置を換えた際にも、使いやすい方向に取り替えることが可能である。
また、キャスター9の車輪が固定されていることによって、キャビネット1を移動させる際に蛇行することも防止できる。
例えば、実施例ではキャビネットに台足を二つ設けたが、三つ以上でも問題なく、幅の広いひとつであってもよい。キャビネット内部の収納についても、全て固定式の棚であってもよいし、引き出しなどを設けることも出来る。
2…開口部
3…天板
4…縦仕切り
5…棚板
6…掃除ブラシ
7…収納容器
8…裏板
9…キャスター
10…台足
11…側板
12…取っ手
13…目隠し部材
Claims (6)
- トイレ空間で用いられる収納用キャビネットであって、前記キャビネットは長辺と短辺を有する上面視長方形状をなし、長辺方向側面の一方に収納物を出し入れする開口部を有し、開口部と相対する側面は板部材によって覆われており、前記キャビネットの底部のうち、片方の短辺側に台足を、逆の短辺側にはキャスターを、前記キャビネットの短辺方向側面のうち、少なくとも前記台足を供える短辺方向側面に取っ手を備えていることを特徴とするトイレルーム用キャビネット。
- 前記キャスターは、車輪の回動を抑制された固定式キャスターであることを特徴とする請求項1に記載のトイレルーム用キャビネット。
- 前記キャスターと、前記台足はそれぞれ着脱可能であり、両者の取り付け位置を取り替えることが可能であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のトイレルーム用キャビネット。
- 前記取っ手は着脱可能に構成され、前記台足が取り付けられる短辺方向の側面に取っ手を取り付け、前記取っ手を相対する側面には目隠し部材を取り付けることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のトイレルーム用キャビネット。
- 前記取っ手は埋め込み式であり、かつ側板を貫通していないことを特徴とする請求項4に記載のトイレルーム用キャビネット。
- 前記キャビネット底面に四方を囲むはかま部を設けたことを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のトイレルーム用キャビネット。
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