JP3181758U - ダイニングテーブル - Google Patents
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Abstract
【課題】マガジンラック付きの側脚に調味料や香辛料を入れた容器やリモコン等の収納機能を持たせることができ、これを簡単な構成で安価に実現可能にしたダイニングテーブルを提供する。
【解決手段】マガジンラック付き側脚13を、マガジンラックの上方であって、脚板24、25および背面板27によって囲まれた領域に水平に取り付けられた支持板と、この支持板の上方であって、脚板24、25および背面板27によって囲まれた領域を左右の2室P、Qに隔成する仕切り板と、仕切り板と側板25との間に着脱可能に設置される可動ラック30とによって構成した。
【選択図】図1
【解決手段】マガジンラック付き側脚13を、マガジンラックの上方であって、脚板24、25および背面板27によって囲まれた領域に水平に取り付けられた支持板と、この支持板の上方であって、脚板24、25および背面板27によって囲まれた領域を左右の2室P、Qに隔成する仕切り板と、仕切り板と側板25との間に着脱可能に設置される可動ラック30とによって構成した。
【選択図】図1
Description
本考案は、食事用のテーブルに係り、特に方形や長方形の天板を、側脚とマガジン付きの側脚とによって支えるダイニングテーブルに関するものである。
従来のダイニングテーブルは、食事の際に、冷蔵庫や収容棚の中から取り出した漬物などの食品を入れた食器、醤油などの液体調味料や香辛料を入れた容器、飲料水を入れたコップなどが載置される。一方、食事が済めばこれらの食器や容器は冷蔵庫や収納棚などの元の場所に仕舞うのであるが、食事の度にかかる食器や容器を冷蔵庫や収納棚から出したり入れたりする作業が面倒である。このため、毎日の生活においては、これら容器などの一部をダイニングテーブルの上に出しっ放しにすることが多くなり、このダイニングテーブル上を占有する面積が大きくなり、テーブル上が煩雑になり、食事がしづらくなるという不都合があった。
これに対し、ダイニングテーブルを構成する天板に開口部を設け、この開口部の下部にこの開口部の上下に昇降可能な収納部を設け、この収納部が前記開口部の上方に突出した状態で収納部として機能させ、下方に収納した状態でその収納部の上方に前記天板とほぼ同面一となる蓋板を覆設したものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
これによれば、前記収納部を天板に対し昇降させることで、その収納部の上昇時には、調味料等の小物類をその収納部にその場で収納したり取り出したりすることができ、非使用時は収納部自体を天板の下方に収納することで、前記小物類をテーブル上に置き去りにすることなくスッキリと整頓でき、ダイニングテーブルの天板全面を広く使うことができる。
これによれば、前記収納部を天板に対し昇降させることで、その収納部の上昇時には、調味料等の小物類をその収納部にその場で収納したり取り出したりすることができ、非使用時は収納部自体を天板の下方に収納することで、前記小物類をテーブル上に置き去りにすることなくスッキリと整頓でき、ダイニングテーブルの天板全面を広く使うことができる。
また、ダイニングテーブルは、食事の前後にこれの上に新聞や雑誌を置いて読む道具(机など)として一般に利用され、読んだ後にこれらの新聞や雑誌がそのダイニングテーブル上に放置される場合がある。これに対し、ダイニングテーブルの側脚にマガジンラックを取り付けて、読んだ後の新聞や雑誌をこのマガジンラックに収納可能にするものも、従来から提案されている。
しかしながら、引用文献1に記載の、前者のダイニングテーブルにあっては、ダイニングテーブルを構成する天板付近に収納部の昇降機構を設置しなければならず、その昇降機構の構成および動作が複雑で、故障や、メンテナンスに留意した使用が要請され、また高価になるという不都合があった。
一方、マガジンラックが取り付けられた前述のダイニングテーブルにあっては、調味料や香辛料を入れた容器等の収納にはその容器等の設置空間を確保する上でその構造上無理があり、これらの調味料や香辛料を入れた容器等の収納を簡単な構成で実現可能にするダイニングテーブルの出現が望まれていた。
本考案は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、マガジンラック付き側脚に調味料や香辛料を入れた容器等の収納機能を持たせることができ、これを簡単な構成で安価に実現可能にするダイニングテーブルを提供することにある。
前述した目的を達成するために、本考案に係るダイニングテーブルは、側脚およびマガジンラック付き側脚によって天板の両端部付近を支持する構成のダイニングテーブルであって、前記マガジンラック付き側脚は、台座上に設立された一対の脚板と、これらの脚板下部間の前部に設けられた前部仕切り部材と、前記脚板間の後部に取り付けられて、該脚板および前記前部仕切り部材とともにマガジンラックを形成する背面板と、該マガジンラックの上方であって、前記脚板および背面板によって囲まれた領域に水平に取り付けられた支持板と、この支持板の上方であって、前記脚板および背面板によって囲まれた領域を左右の2室に隔成する仕切り板と、該仕切り板およびこれに対向する前記脚板のそれぞれに装着された複数個のダボに係合可能な凹所を有し、前記仕切り板と前記脚板との間に着脱可能に設置される可動ラックと、を備えることを特徴とする。
この構成により、マガジンラックの上方には支持板と仕切り板と可動ラックとによって作られた3個の小領域に調味料、香辛料、食品などを収納した容器を設置可能にしている。従って、食事前にはこれらの小領域から前記容器を取り出してテーブル上に簡単に載置でき、食事中にテーブル上に置いて使用された前記容器等を、食事後に前記の小領域に挿し入れる(片付ける)ことで、テーブル上をスッキリした状態に保つことができる。
また、かかるマガジンラック付き側脚は、木材からなる一対の脚板、仕切り部材、背面板、支持板、仕切り板をそれぞれねじを用いて天板に簡単、迅速に組み付け可能であり、対向するもう一方の側脚とともに、ダイニングテーブルの側脚として十分な強度を維持させることができる。さらに、前記可動ラックが有する凹所は、可動ラックが不用意に各ダボ上で移動するのを防止でき、そのダボ上に安定的に支持させることができる。
また、可動ラックは脚板と仕切り板との間に出し入れ可能で、しかも一つの小領域を形成するため、この小領域内には醤油、調味油などの液体収納容器の設置が可能である。従って、仮に調味油などの液状物が容器から漏れ出るようなことがあっても、その可動ラックを脚板および仕切り板間から分離して取り外し、単独で洗浄することができる。また、食事時に、調味料等の複数の容器を収納した可動ラックをそのままダイニングテーブル上に設置することもでき、この場合には調味料等の利用がより便利になる。
本考案によれば、マガジンラック付き側脚に調味料や香辛料を入れた容器等の収納機能を持たせることができ、かかる機能を簡単な構成で安価に実現することができる。
以上、本考案について簡潔に説明した。更に、本考案を実施するための最良の形態を、添付の図面を参照して詳細に説明する。
以下、本考案の一実施の形態にかかるダイニングテーブルを、図1乃至図5を参照して説明する。
本実施形態のダイニングテーブルAは、天板11と、側脚12と、マガジンラック付き側脚13と、を備えて構成される。これらのうち、天板11は木材の一枚板や加工板を矩形状に成形したものからなり、主板11aと、これに複数のヒンジ部材14を介して連設した補助板11bとからなる。補助板11bは主板11aに対しヒンジ部材14を介して垂直下方に折り曲げ可能になっている。また、主板11aおよび補助板11bの下面には、これらの各板11a、11bが平らなテーブル面を形成可能とするための、補助板支持部材15等が取り付けられている。
主板11aの下面には後述の側脚12およびマガジンラック付き側脚13の取り付けに利用する矩形の取り付け枠16と、主板11a自体を補強するための矩形の補強枠17とが、接着剤やねじなどの締結部材を用いて取り付けられている。一方、補助板11bの裏面には、この補助板11b自体を補強する角棒状の補強棒18が接着剤やねじなどの締結部材を用いて取り付けられている。
前記側脚12は台座19およびテーブル支持板20を脚板21の両端に固定したものからなり、これらも木材の板材を加工して、所定サイズ、形状に作られている。台座19は、テーブルの荷重を受けて床面に伝えるものであり、その下面は平坦に加工されている。一方、テーブル支持板20は、天板11の主板11aを下面から支持するように、上面が平坦に加工されている。また、このテーブル支持板20の一側面が前記取り付け枠16の外側面に当接されて、ボルトナットやねじなどの締結具22を用いて、その取り付け枠16に着脱可能に固定されている。
側脚12とマガジンラック付き側脚13における後述の背面板27との間には、これらの倒れを防止する補強用桟33が架設されている。マガジンラック付き側脚13は、台座23と、台座23上に設立された一対の脚板24、25と、これらの脚板24、25間の前部に設けられた前部仕切り部材26と、前記脚板24、25間の後部に取り付けられて、脚板24、25および前記前部仕切り部材26とともにマガジンラックMを形成する背面板27と、マガジンラックMの上方であって、前記脚板24、25および背面板27によって囲まれた領域に水平に取り付けられた支持板28と、この支持板28の上方であって、前記脚板24、25および背面板27によって囲まれた領域を左右の2室P、Qに隔成する仕切り板29と、該仕切り板29と一方の前記側板25との間に着脱可能に設置される可動ラック30と、を備える。
これらのうち、台座23は脚板24、25の取り付けが可能な広幅のサイズおよび形状をなし、これがテーブルや可動ラック30等の荷重を受けて床面に伝えるものであり、従って、下面は平坦に加工されている。脚板24、25は同一形状をなして、台座23上に所定間隔をおいて設立されている。この設立は台座2の下面から各脚板24、25の下端部にねじをねじ込むことによりなされ、必要に応じて接着材が併用される。
前記前部仕切り部材26は、脚板24、25間の前部、つまり背面板27側とは反対側の位置に設けられ、複数本の棒材や板材を所定幅の間隙Gをおいて組み付けられている。従って、外部からマガジンラックMの内部がその間隙Gを通して透けて見えるような構成とされている。これにより、前部仕切り部材の内側に収納された雑誌や新聞などの外観が、マガジンラックの外側から看取可能になっている。
前記背面板27は剛性を持つ所定厚みの板材からなり、その上部がボルトナットやねじなどの締結具22を用いて、取り付け枠16に着脱可能に固定されている。
支持板28は棚板として機能し、これの上に長瓶などの背の高い容器なども支持可能となっている。この支持板28の前部には、長瓶などが支持板28の上を滑って前部から下方に落下するのを防止する滑り止め片32が取り付けられている。仕切り板29は支持板28の上部空間を左右の2室(2領域)P、Qに隔成しており、各室P、Qには前述の長瓶などが収納可能になっている。なお、室Pには前述の可動ラック30が着脱可能に装着可能となっている。
また、室Pを隔成している脚板25および仕切り板29の互いに対向する面には、所定の高さ位置であって、水平方向の2箇所にダボ挿入孔Hが穿設されており、これらの各ダボ挿入孔Hにはダボ31が嵌挿可能になっている。このダボ31は円柱状で短寸の鋼材からなり、図5に示すように、脚板25に穿設されたダボ挿入孔Hに嵌挿可能となっている。図示しないが、仕切り板29にも同様のダボ挿入孔Hが設けられて、これらにもダボ31が嵌挿可能となっている。
この可動ラック30は、図3に示すように、略扇形の2枚の側板30a、30bを底板30c、前面板30dおよび2本の背面板30eによって連結したものからなる。これらのうち側板30a、30bは下端部の前後2箇所に半円状の凹部Eを有する。これらの凹部Eは、脚板25および仕切り板29に前述のように取り付けられた各ダボ31上に、可動ラック30が前後方向へ移動しないように係止(載置)可能となっている。なお、前記底板30c上には前述の調味料等を収納した容器が載置可能となっている。
かかる構成になるダイニングテーブルAでは、主板11aに対し補助板11bを、ヒンジ部材14を中心に、図1に示す状態から図2および図4に示す状態に回動させ、さらに補助板支持部材15に支承させることで、補助板11bを主板11aと同一平面内に配置できる。この結果、拡張されたテーブルを形成することができる。従って、テーブル上面の利用面積が広がり、来客時にも対応可能となる。
また、マガジンラック付き側脚13は下部にマガジンラックMを備えるほかに、そのマガジンラックMの上方に仕切り板29によって2室P、Qが隔成されている。このため、これらの各室P、Qのそれぞれに前述の調味料や香辛料、さらには食品などを入れた容器やワインボトルなどの収納が可能になる。従って、食事の前後または食事中に、テーブルのサイド方向に手を延ばしてこれらを手に取り、テーブル上に載せたり使用したりすることができる。また、食事後にはテーブル上から容器やワインボトル等を各室P、Q内へ迅速、かつ容易に収めることができる。この結果、テーブル上を常にスッキリと片付いた状態に維持することができる。
さらに、前記室P内には、図1および図4に示すように、可動ラック30を収納することが可能である。この可動ラック30は底板30cに設けられた凹部Eを、前記脚板25および仕切り板29に取り付けられた各ダボ31に係止させることで、可動ラック30が不用意に各ダボ31上で移動することがなくなり、そのダボ31上に安定的に保持できる。
従って、可動ラック30は、自身によるテーブルの揺れなどによってもダボ31上から落下することを未然に回避することができる。この場合において、可動ラック30内には前述のような調味料や香辛料、さらには食品などを入れた容器が収納可能である。また、この可動ラック30は収納した容器から液状の香辛料灯が漏れ出た場合等において、前記室P内から分離して取り出すことができる。従って、この可動ラック30単独でこれの洗浄、清拭を迅速、容易に実施できる。
また、食事前や食事中に調味料等が入った複数の容器ごと、前記室P内から可動ラック10を取り出してテーブル上に載置することにより、テーブル上で必要とする調味料等を、迅速かつ簡単に利用することができる。
以上のように、本実施形態のダイニングテーブルは、マガジンラック付き側脚13を、マガジンラックMの上方であって、脚板24、25および背面板27によって囲まれる領域に水平に取り付けられた支持板28と、この支持板28の上方であって、前記脚板24、25および背面板27によって囲まれた領域を左右の2室P、Qに隔成する仕切り板29と、該仕切り板29およびこれに対向する前記脚板24、25のそれぞれに装着された複数個のダボ31に係合可能な凹所Eを有するとともに、仕切り板29と前記側板25との間に着脱可能に設置される可動ラック30とによって構成することにより、支持板28と仕切り板29と可動ラック30とによって隔成された3個の小領域に調味料、香辛料、食品などを収納した収納容器等が設置可能になり、食事中にテーブル上に置いて使用した前記収納容器等を、食事後に前記の小領域に挿し入れる(片付ける)ことで、テーブル上を常にスッキリした状態に保つことができる。また、可動ラック30を不用意に各ダボ31上で移動するのを防止でき、そのダボ31上に安定的に保持できる。また、調味油が液体収納容器から漏れ出るようなことがあっても、その可動ラック30を脚板25および仕切り板29間から取り外して洗浄することができる。さらに、食事時に、調味料等を入れられた複数の容器を収納した可動ラック30をそのままダイニングテーブル上に設置することで、調味料の利用がより便利になる。
さらに、側脚12およびマガジンラック付き側脚13間に補強用桟33を架設したことで、テーブル自体に上下方向および左右方向の外力が作用しても、必要かつ十分な剛性を各側脚12、13に付与することができる。
本考案のダイニングテーブルは、マガジンラック付きの側脚に調味料や香辛料を入れた容器等の収納機能を持たせることができ、これを簡単な構成で安価に実現できるという効果を有し、天板を、側脚とマガジン付き側脚とによって支える2脚タイプのダイニングテーブル等に有用である。
11…天板、 12…側脚、13…マガジンラック付き側脚、14…ヒンジ部材、15…補助板支持部材、16…取り付け枠、17…補強枠、18…補強棒、19…台座、20…テーブル支持板、21…脚板、22…締結具、23…台座、24,25…脚板、26…前部仕切り部材、27…背面板、28…支持板、29…仕切り板、30…可動ラック、31…ダボ、32…滑り止め片、33…補強用桟、A…ダイニングテーブル、E…凹所、G…間隙、H…ダボ取付孔、M…マガジンラック、P,Q…室
Claims (1)
- 側脚およびマガジンラック付き側脚によって天板の両端部付近を支持する構成のダイニングテーブルであって、
前記マガジンラック付き側脚は、
台座上に設立された一対の脚板と、
これらの脚板下部間の前部に設けられた前部仕切り部材と、
前記脚板間の後部に取り付けられて、該脚板および前記前部仕切り部材とともにマガジンラックを形成する背面板と、
該マガジンラックの上方であって、前記脚板および背面板によって囲まれた領域に水平に取り付けられた支持板と、
この支持板の上方であって、前記脚板および背面板によって囲まれた領域を左右の2室に隔成する仕切り板と、
該仕切り板およびこれに対向する前記脚板のそれぞれに装着された複数個のダボに係合可能な凹所を有し、前記仕切り板と前記脚板との間に着脱可能に設置される可動ラックと、を備えることを特徴とするダイニングテーブル。
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Cited By (1)
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JP2019072187A (ja) * | 2017-10-16 | 2019-05-16 | 株式会社イトーキ | 机 |
-
2012
- 2012-12-07 JP JP2012007410U patent/JP3181758U/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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